JP2002029495A - 船外機における推進機揺動用スイッチ装置 - Google Patents

船外機における推進機揺動用スイッチ装置

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JP2002029495A
JP2002029495A JP2000215163A JP2000215163A JP2002029495A JP 2002029495 A JP2002029495 A JP 2002029495A JP 2000215163 A JP2000215163 A JP 2000215163A JP 2000215163 A JP2000215163 A JP 2000215163A JP 2002029495 A JP2002029495 A JP 2002029495A
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cowling
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hull
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tilt switch
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Yasuo Suganuma
泰夫 菅沼
Akihiro Onoe
昭博 尾上
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Sanshin Kogyo KK
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    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H20/00Outboard propulsion units, e.g. outboard motors or Z-drives; Arrangements thereof on vessels
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
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    • B63H20/08Means enabling movement of the position of the propulsion element, e.g. for trim, tilt or steering; Control of trim or tilt
    • B63H20/10Means enabling trim or tilt, or lifting of the propulsion element when an obstruction is hit; Control of trim or tilt

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 船体の後部に支持された船外機における推進
機の内燃機関の大形化に伴い、この内燃機関を覆うカウ
リングが大形化させられている場合や、船体の後部に船
外機が左右一対支持された場合でも、カウリングの側壁
に支持されたチルトスイッチへの操作が容易にできるよ
うにする。 【解決手段】 船外機4の推進機8が、船体3の後部に
枢支されるケース12と、このケース12の上端面に載
置されるプロペラ15駆動用の内燃機関13と、この内
燃機関13をその外方から覆うカウリング26と、カウ
リング26の側壁に形成される貫通孔と、この貫通孔に
嵌入されて支持具によりカウリング26に支持され、こ
のカウリング26の外部からの操作によりアクチュエー
タ9の正逆駆動をそれぞれオン、オフ可能とさせる手動
操作式のチルトスイッチ38とを備える。カウリング2
6の左右各側壁33,34にそれぞれ貫通孔35,36
を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、船体の後部に枢支
された推進機を所望姿勢にまで揺動させるための船外機
における推進機揺動用スイッチ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】船外機には、従来、特許第296020
5号公報で示されるものがある。
【0003】上記公報のものによれば、船体の後部に支
持される船外機は、船体の後部に対し揺動自在となるよ
う枢支される推進機と、この推進機を揺動させるよう駆
動するアクチュエータとを備えている。
【0004】また、上記推進機は、上下方向に長く延び
て上記船体の後部に枢支されるケースと、このケースの
上端面に載置されるプロペラ駆動用の内燃機関と、前後
方向にほぼ水平に延びる軸心回りに回転自在となるよう
上記ケースの下端部に支承され上記内燃機関に連動連結
されるプロペラと、上記内燃機関をその外方から覆うカ
ウリングと、上記カウリングの側壁に形成される貫通孔
と、この貫通孔に嵌入されて支持具により上記カウリン
グに支持され、このカウリングの外部からの操作により
上記アクチュエータの正逆駆動をそれぞれオン、オフ可
能とさせる手動操作式のチルトスイッチとを備え、上記
チルトスイッチは、上記カウリングの一側壁にのみ支持
されている。
【0005】そして、船を高速推進させるときや、船を
陸揚げさせる時などの諸条件に対し、推進機の姿勢が合
致するよう、その都度、オペレータが上記チルトスイッ
チを操作して、上記推進機を所望位置にまで揺動させる
ことが行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近時、内燃
機関の出力増大の要求に応じて内燃機関が大形化してお
り、また、これに伴いカウリングも大形化しており、こ
のため、上記チルトスイッチに対する操作が次のように
煩雑になっている。
【0007】即ち、上記チルトスイッチの操作を船体上
からしようとするとき、上記カウリングは大形であるた
め、このカウリングの一側壁に支持されたチルトスイッ
チの視認のため、オペレータは、まず、上記船体の幅方
向で上記一側壁側に大きく移動することが必要となり、
その分、上記チルトスイッチの操作が煩雑になる。
【0008】また、特に、上記船体の後部に左右一対の
船外機を支持させて出力の増大等を図るようにした場
合、船体の幅方向で隣り合う両カウリングの互いに対向
する側壁の間は狭い空間とされる。このため、上記した
互いに対向する側壁にチルトスイッチが支持されている
場合、このチルトスイッチへの操作は、上記空間が狭い
ことから、更に煩雑となる。
【0009】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、船体の後部に支持された船外機における
推進機の内燃機関の大形化に伴い、この内燃機関を覆う
カウリングが大形化させられている場合や、船体の後部
に船外機が左右一対支持された場合でも、上記カウリン
グの側壁に支持されたチルトスイッチへの操作が容易に
できるようにすること課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の船外機における推進機揺動用スイッチ装置
は、次の如くである。
【0011】請求項1の発明は、船体3の後部に対し揺
動自在となるよう枢支される推進機8と、この推進機8
を揺動させるよう駆動するアクチュエータ9とを備え、
上記推進機8が、上記船体3の後部に枢支されるケース
12と、このケース12の上端面に載置されるプロペラ
15駆動用の内燃機関13と、この内燃機関13をその
外方から覆うカウリング26と、上記カウリング26の
側壁に形成される貫通孔と、この貫通孔に嵌入されて支
持具により上記カウリング26に支持され、このカウリ
ング26の外部からの操作により上記アクチュエータ9
の正逆駆動をそれぞれオン、オフ可能とさせる手動操作
式のチルトスイッチ38とを備えた船外機における推進
機揺動用スイッチ装置において、
【0012】上記カウリング26の左右各側壁33,3
4にそれぞれ上記貫通孔35,36を形成したものであ
る。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の発明に加え
て、上記両貫通孔35,36のうち、選択的にいずれか
一方の貫通孔に上記チルトスイッチ38を嵌入させて上
記支持具により上記カウリング26に支持させ、他方の
貫通孔に閉止体50を嵌脱自在に嵌入させて他の支持具
により上記カウリング26に支持させたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0015】図において、符号1は船で、この船1は水
面2に浮かべられる船体3と、この船体3の後部に支持
されて上記船体3を推進可能とさせる左右一対の船外機
4,4とを備え、これら両船外機4,4は船体3の幅方
向で互いに近傍に配置されている。また、図中矢印Fr
は、上記船体3の前方を示し、下記する左右とは、上記
前方に向ってこの船体3の幅方向をいうものとする。
【0016】上記船外機4は、上記船体3の後端部に着
脱自在に支持されるクランプブラケット6と、上記船体
3の後端部の後方近傍に位置して上記クランプブラケッ
ト6に枢支手段7により揺動自在となるよう枢支され上
記船体3を推進可能とさせる推進機8と、上記船体3と
クランプブラケット6に対し、上記枢支手段7を中心と
して上記推進機8を揺動させるよう駆動する油圧式アク
チュエータ9とを備えている。
【0017】図1において、上記推進機8は、その下部
側が後上方に向って往揺動A、復揺動B自在となるよう
上記枢支手段7によりクランプブラケット6を介し船体
3の後部に枢支されている。
【0018】各図において、上記推進機8は、この推進
機8の下部外殻を構成するケース12を備えている。こ
のケース12は上記船体3の後端部の後方近傍に位置し
て上下方向に長く延び、上記ケース12の上部が上記枢
支手段7により上記クランプブラケット6に枢支されて
いる。
【0019】また、上記推進機8は、上記ケース12の
上面に載置されてこのケース12に支持される内燃機関
13と、軸心14が前後方向にほぼ水平に延びてその軸
心14回りに回転自在となるよう上記ケース12の下端
部に支承されるプロペラ15と、上記ケース12の内部
に収容され上記内燃機関13に上記プロペラ15を連動
連結させる動力伝達手段16とを備え、上記ケース12
の下部と上記プロペラ15とは共に上記水面2下に没入
させられている。
【0020】上記内燃機関13は、4サイクルV型多シ
リンダ(6シリンダ)内燃機関である。この内燃機関1
3は、上記ケース12の上面に載置されてこのケース1
2に支持されるクランクケース18と、軸心がほぼ鉛直
方向に延びてその軸心回りに回転自在となるよう上記ク
ランクケース18に支承されるクランク軸19と、上記
クランクケース18から船体3の前後方向での後方に向
って突出する左右シリンダ20,20群とを備えてい
る。
【0021】上記アクチュエータ9は、上記クランプブ
ラケット6と推進機8のケース12との間に架設され圧
油により伸縮自在とされる油圧シリンダ23と、この油
圧シリンダ23に圧油を供給可能とする不図示の電動式
油圧ポンプなどの油圧ユニットとを備えている。
【0022】上記推進機8は、上記内燃機関13をその
外方から全体的に覆う樹脂製のカウリング26を備えて
いる。このカウリング26は上下に分断されて上カウル
27と下カウル28とを備え、この下カウル28は上記
ケース12に支持され上記内燃機関13の下部をその下
方から外嵌するようにして覆っている。また、上記上カ
ウル27は上記内燃機関13にその上方から嵌脱自在に
外嵌されて上記下カウル28の上端縁に着脱自在に固着
され、上記上カウル27と下カウル28との間にはシー
ル材29が介設されている。
【0023】スイッチ操作により上記アクチュエータ9
を駆動させて上記推進機8を所望位置にまで揺動させる
推進機8の揺動用のスイッチ装置32が設けられてい
る。以下、このスイッチ装置32につき説明する。
【0024】図3〜5において、上記カウリング26の
下カウル28の左右各側壁33,34の後部にはそれぞ
れカウリング26の内外を連通させるよう貫通する矩形
の貫通孔35,36が形成され、これら各貫通孔35,
36は互いに同形同大で、各側壁33,34において互
いに前後、上下に同じ位置に位置させられている。
【0025】上記貫通孔35,36に上記カウリング2
6の内方から嵌脱自在とされる手動操作式のチルトスイ
ッチ38が設けられ、この嵌入状態のチルトスイッチ3
8を上記カウリング26の下カウル28の側壁33,3
4に着脱自在に支持可能とさせる左右一対の支持具4
0,41が設けられている。図例では、上記チルトスイ
ッチ38は、一方の船外機4のカウリング26における
両側壁33,34のうち、他の船外機4のカウリング2
6とは反対側の側壁に形成された貫通孔に対し設けられ
ている。
【0026】上記チルトスイッチ38は、上記各貫通孔
35,36に嵌脱自在とされる押しボタン式のスイッチ
本体部43と、このスイッチ本体部43に取り付けられ
このスイッチ本体部43を上記貫通孔35,36に嵌入
させたとき、上記下カウル28の内面に接してそれ以上
の嵌入を阻止する基部44とを備え、この基部44から
カウリング26の内部のバッテリー電源に向って電線4
5が延び、上記カウリング26の内面と基部44との間
にはシール材46が介設されている。
【0027】上記左右各支持具40,41は、互いに同
構成、かつ、互いに同形同大とされ、上記各貫通孔3
5,36の近傍で上記下カウル28の内面側に着脱自在
に締結される締結具48と、一端部がこの締結具48に
より上記下カウル28の内面側に締結され、他端部が自
由端とされて上記チルトスイッチ38に対し解除可能に
弾性的に圧接する板ばね状の弾性体49とを備えてい
る。
【0028】より具体的には、上記両貫通孔35,36
のうち、選択的にいずれか一方の貫通孔35に上記チル
トスイッチ38が嵌入され、このチルトスイッチ38
は、上記両支持具40,41のうち、上記一方の貫通孔
35に対応する支持具40によりカウリング26に支持
されており、他方の貫通孔36には上記チルトスイッチ
38と外形がほぼ同形同大の樹脂製の閉止体50が嵌脱
自在に嵌入されて、上記他方の貫通孔36に対応する支
持具41によりカウリング26に支持されている。上記
の場合、他方の貫通孔36近傍のカウリング26の外面
と、上記閉止体50の嵌入端外面とは互いにほぼ面一と
されている。
【0029】上記チルトスイッチ38のスイッチ本体部
43への手動操作は、上記カウリング26の外部から可
能とされており、この操作により、上記アクチュエータ
9の正逆駆動がそれぞれオン、オフ可能とされている。
具体的には、上記スイッチ本体部43の上部を押さえる
と、その間だけ、上記推進機8が往揺動Aすることとさ
れ、上記スイッチ本体部43の下部を押さえると、その
間だけ、上記推進機8が復揺動Bすることとされてい
る。
【0030】図1において、船1の通常推進時には、推
進機8は図中実線で示すよう、そのプロペラ15の軸心
14がほぼ水平に延びる「通常姿勢」とされる。船1を
高速推進させるときに、船体3の前部は水面2上に浮き
上がりがちとなり、この船体3は全体的に後下がりの姿
勢となる。この場合には、上記チルトスイッチ38を操
作して、推進機8を少し往揺動Aさせ、図中一点鎖線で
示すように「第1チルト姿勢」とさせる。すると、プロ
ペラ15の軸心14がほぼ水平に延びることとなって、
良好な推進力が確保される。
【0031】上記船1を陸揚げするときには、上記チル
トスイッチ38を操作して、推進機8の下端側が上記船
体3の底面よりも十分に高くなるよう上記推進機8を大
きく往揺動Aさせ、図中二点鎖線で示すように「第2チ
ルト姿勢」とさせる。
【0032】上記各姿勢を元に戻す場合には、上記チル
トスイッチ38を操作して、推進機8を復揺動Bさせれ
ばよい。
【0033】上記構成によれば、カウリング26の左右
各側壁33,34にそれぞれ貫通孔35,36を形成し
ている。
【0034】このため、上記カウリング26の左右各側
壁33,34のうち、オペレータが作業し易い側の側壁
に形成された貫通孔に上記チルトスイッチ38を嵌入さ
せて支持させれば、このチルトスイッチ38に対する操
作が容易にできる。
【0035】よって、船体3の後部に支持された船外機
4における推進機8の内燃機関13の大形化に伴い、こ
の内燃機関13を覆うカウリング26が大形化させられ
ている場合や、船体3の後部に船外機4が左右一対支持
された場合でも、上記カウリング26の側壁に支持され
たチルトスイッチ38への操作は容易にできる。
【0036】上記の場合、両貫通孔35,36のうち、
作業し易い側の側壁に形成された貫通孔にのみ上記チル
トスイッチ38を設ければ、このチルトスイッチ38が
1つで足り、かつ、このチルトスイッチ38に対する電
気配線が少なくて足り、よって、スイッチ装置32の構
成を簡単にできる。
【0037】また、この場合、チルトスイッチ38は、
これを電源側に電線45により結線したままで、両貫通
孔35,36のうちのいずれか一方から他方に対し交換
自在とされており、このため、上記チルトスイッチ38
への操作の自由度が向上して、便利である。
【0038】また、上記チルトスイッチ38に関し、図
4中実線と、二点鎖線とで示すように、上記各貫通孔3
5,36にそれぞれチルトスイッチ38を設けて、いず
れのチルトスイッチ38に対する操作をも可能としても
よい。このようにすれば、上記チルトスイッチ38に対
する操作が極めて容易となる。
【0039】また、前記したように、両貫通孔35,3
6のうち、選択的にいずれか一方の貫通孔に上記チルト
スイッチ38を嵌入させて上記支持具により上記カウリ
ング26に支持させ、他方の貫通孔に閉止体50を嵌脱
自在に嵌入させて他の支持具により上記カウリング26
に支持させてある。
【0040】このため、上記各貫通孔35,36に対し
それぞれチルトスイッチ38を設ける場合以外は、前記
構成と同様の効果が生じる。
【0041】一方、上記チルトスイッチ38を設けない
側の貫通孔は閉止体50により閉じられるため、上記貫
通孔がチルトスイッチ38の取り付けに用いられないま
まとされても、上記閉止体50により、カウリング26
の外部から内部への水の浸入が防止されると共に、この
カウリング26の外観上の見栄えが良好に保たれる。
【0042】上記の場合、貫通孔近傍のカウリング26
の外面と、上記閉止体50の嵌入端外面とは、互いにほ
ぼ面一とされており、このため、上記カウリング26の
外観上の見栄えが更に良好に保たれる。
【0043】
【発明の効果】本発明による効果は、次の如くである。
【0044】請求項1の発明は、船体の後部に対し揺動
自在となるよう枢支される推進機と、この推進機を揺動
させるよう駆動するアクチュエータとを備え、上記推進
機が、上記船体の後部に枢支されるケースと、このケー
スの上端面に載置されるプロペラ駆動用の内燃機関と、
この内燃機関をその外方から覆うカウリングと、上記カ
ウリングの側壁に形成される貫通孔と、この貫通孔に嵌
入されて支持具により上記カウリングに支持され、この
カウリングの外部からの操作により上記アクチュエータ
の正逆駆動をそれぞれオン、オフ可能とさせる手動操作
式のチルトスイッチとを備えた船外機における推進機揺
動用スイッチ装置において、
【0045】上記カウリングの左右各側壁にそれぞれ上
記貫通孔を形成している。
【0046】このため、上記カウリングの左右各側壁の
うち、オペレータが作業し易い側の側壁に形成された貫
通孔に上記チルトスイッチを嵌入させて支持させれば、
このチルトスイッチに対する操作が容易にできる。
【0047】よって、船体の後部に支持された船外機に
おける推進機の内燃機関の大形化に伴い、この内燃機関
を覆うカウリングが大形化させられている場合や、船体
の後部に船外機が左右一対支持された場合でも、上記カ
ウリングの側壁に支持されたチルトスイッチへの操作は
容易にできる。
【0048】上記の場合、両貫通孔のうち、作業し易い
側の側壁に形成された貫通孔にのみ上記チルトスイッチ
を設ければ、このチルトスイッチが1つで足り、かつ、
このチルトスイッチに対する電気配線が少なくて足り、
よって、スイッチ装置の構成を簡単にできる。
【0049】また、上記各貫通孔にそれぞれチルトスイ
ッチを設けて、いずれのチルトスイッチに対する操作を
も可能としてもよい。このようにすれば、上記チルトス
イッチに対する操作が極めて容易となる。
【0050】請求項2の発明は、上記両貫通孔のうち、
選択的にいずれか一方の貫通孔に上記チルトスイッチを
嵌入させて上記支持具により上記カウリングに支持さ
せ、他方の貫通孔に閉止体を嵌脱自在に嵌入させて他の
支持具により上記カウリングに支持させてある。
【0051】このため、上記各貫通孔に対しそれぞれチ
ルトスイッチを設ける場合以外は、前記請求項1と同様
の効果が生じる。
【0052】一方、上記チルトスイッチを設けない側の
貫通孔は閉止体により閉じられるため、上記貫通孔がチ
ルトスイッチの取り付けに用いられないままとされて
も、上記閉止体により、カウリングの外部から内部への
水の浸入が防止されると共に、このカウリングの外観上
の見栄えが良好に保たれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】船外機の全体側面図である。
【図2】船の斜視図である。
【図3】推進機の平面断面図である。
【図4】図3の4‐4線矢視拡大断面図である。
【図5】図4の5‐5線矢視図である。
【符号の説明】
1 船 2 水面 3 船体 4 船外機 7 枢支手段 8 推進機 9 アクチュエータ 12 ケース 13 内燃機関 14 軸心 15 プロペラ 26 カウリング 28 下カウル 32 スイッチ装置 33,34 側壁 35,36 貫通孔 38 チルトスイッチ 40,41 支持具 50 閉止体 A 往揺動 B 復揺動

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船体の後部に対し揺動自在となるよう枢
    支される推進機と、この推進機を揺動させるよう駆動す
    るアクチュエータとを備え、上記推進機が、上記船体の
    後部に枢支されるケースと、このケースの上端面に載置
    されるプロペラ駆動用の内燃機関と、この内燃機関をそ
    の外方から覆うカウリングと、上記カウリングの側壁に
    形成される貫通孔と、この貫通孔に嵌入されて支持具に
    より上記カウリングに支持され、このカウリングの外部
    からの操作により上記アクチュエータの正逆駆動をそれ
    ぞれオン、オフ可能とさせる手動操作式のチルトスイッ
    チとを備えた船外機における推進機揺動用スイッチ装置
    において、 上記カウリングの左右各側壁にそれぞれ上記貫通孔を形
    成した船外機における推進機揺動用スイッチ装置。
  2. 【請求項2】 上記両貫通孔のうち、選択的にいずれか
    一方の貫通孔に上記チルトスイッチを嵌入させて上記支
    持具により上記カウリングに支持させ、他方の貫通孔に
    閉止体を嵌脱自在に嵌入させて他の支持具により上記カ
    ウリングに支持させた請求項1に記載の船外機における
    推進機揺動用スイッチ装置。
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