JP3986262B2 - 船外機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、チルト操作を行い易くした船外機に関する。
【0002】
【従来の技術】
船外機は、船体の船尾にスターンブラケットを介して操舵可能に、且つ上下動(チルト作動)可能に取付、支持される。
チルト作動は、浅瀬推進、流木等の回避等の際に、船尾に取付、支持された船外機を上昇(チルトアップ作動、上傾)させることで行われる。
このチルト操作を行なうための手掛かり部の構成が、例えば実開昭57−27199号や実開昭59−158000号公報で知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の以上の公報開示の技術において、前者(実開昭57−27199号公報)は、エンジンルームから上方に突出する取っ手のため、美観を損うばかりか、専用部品によるコストアップに繋がる。
【0004】
後者(実開昭59−158000号公報)は、モータカバーアッパの後部を凹ませて形成しているため、船外機が大型化した場合、船体側から遠くなり、操作がしずらい。
【0005】
本発明は、以上の課題に鑑み、これを解決すべくなされたものである。
本発明の目的とする処は、船外機のチルトアップ操作をし易くし、且つ、不必要なコストアップを回避した船外機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために請求項1は、エンジン及びエンジン補機類並びにエンジンの周辺機器類の上面、周囲を覆うエンジンカバーと、これの下方に延設されたアンダーカバーと、これの下方に延設されたエクステンションケースと、これの下方に配設され、スクリューを備えるギヤケースとからなる船外機において、エンジンカバーの上面且つ後半部にトップカバーを設け、該トップカバーの前後方向の前寄り後方にはグリップ用凹部を設け、グリップ用凹部には、手を差し入れるスリットを設け、手掛かり部としたことを特徴とする。
【0007】
請求項1では、エンジンカバー頂部のグリップ用凹部に手を差し入れて把持し、エンジンカバーを含む船外機を手前(船尾方向)の持上げることで、チルトアップ操作が行える。
【0008】
請求項2は、請求項1において、エンジンカバーは、エンジンカバー本体と、該本体と別体であり、該本体の頂部に一体的に結合されるトップカバーとを備え、前記グリップ用凹部は、該トップカバーに設けたことを特徴とする。
【0009】
請求項2では、大型の船外機のエンジンカバーにおいては、トップカバーをエンジンカバーと別体とし、これにグリップ用の凹部を設け、トップカバーをエンジンカバーに一体化するので、グリップ用の凹部の成形が容易であり、グリップ用の凹部を設けたエンジンカバーの製作の容易化、構造の簡素化が図れる。
【0010】
請求項3は、請求項1又は請求項2において、グリップ用凹部は、エンジンカバー頂部の前後方向における後部寄り部分に設けたことを特徴とする。
【0011】
請求項3では、グリップ用凹部がエンジンカバー頂部の前後方向の後部寄り部分に設けたので、重量バランス的にも軽い操作で船外機のチルト操作が行える。
【0012】
請求項4は、エンジン及びエンジン補機類並びにエンジンの周辺機器類の上面、周囲を覆うエンジンカバーと、これの下方に延設されたアンダーカバーと、これの下方に延設されたエクステンションケースと、これの下方に配設され、スクリューを備えるギヤケースとからなる船外機において、エンジンカバーは、エンジンカバー本体と、該本体と別体であり、該本体の頂部に一体的に結合されるトップカバーとを備え、エンジンカバーに凹部を設けるとともに、その上に該トップカバーを設け、トップカバーにグリップ用凹部を設け、その後端部の下方且つ前方への底を設け、トップカバーの後部とエンジンカバーの後部との間に、外気を取り入れる隙間を形成したことを特徴とする。
【0013】
請求項4では、グリップ用凹部への手の差し入れが確実、容易となり、ガイド片で手はスムーズに差込むことができ、玉縁部でグリップ用凹部の強度も高くなる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図中Frは船外機の推進方向前方を、Rrは後方を示す。
図1は、船外機の外観側面図である。
船外機1の外観は、上部のエンジンカバー2、この下方のアンダーカバー3、この下方に延出されたエクステンションケース4、この下方にギヤケース5からなる。ギヤケース5の後方にはスクリュー6が配設され、又船外機の前方で、アンダーカバー3とエクステンションケース4との間には、船外機1を船体の船尾に対し、スイベル軸を中心として回転操舵可能に、又チルト軸7aを中心としてチルト作動(上下動)可能に取付、支持するスターンブラケット7が設けられている。
【0015】
図2は、船外機1の上部のエンジンカバー2の説明的な縦断側面図である。
図は船外機1の上部を示しており、8はエンジンで、前後方向中間部のシリンダブロック9、シリンダブロック3のスカート部9cの前方に配設されたクランクケース10、後方のシリンダヘッド11、これの後方に配置されたシリンダヘッドカバー12からなり、図で明らかなようにクランクシャフト13が縦置きのバーチカルエンジンであって、シリンダブロック9には、上下並びとした水平な軸線のシリンダ9a…(…は複数を表す。以下同じ)が複数、実施の形態では上下に3気筒配設されており、各シリンダ9a…に内装したピストン9b…は、クランクシャフト13にコンロッドを介して連結されており、シリンダヘッド11には、シリンダ9a…と対応するように燃焼室11a…が設けられている。
【0016】
エンジン8は、実施の形態では平面視V型エンジンとし、4ストロークV型6気筒エンジンである。
シリンダヘッド11の後方には、上下方向に延びるようにインテークマニホールド14が設けられており、該インテークマニホールド14の後方には吸気用の外気取入れガイド15が設けられている。
エンジン8の上面で、シリンダヘッド11の上面にはカムシャフトプーリ16が、シリンダブロック9の後部上面にはガイドプーリ17が、又スカート部9cの上面には、クランクシャフト13で駆動される第1駆動プーリ18が夫々設けられ、プーリ16と18との間にはタイミングベルト19を掛け回し、クランクシャフト13でカムシャフトを駆動する。
【0017】
前記したようにエンジンの前部を構成するクランクケース10の上部前面には発電機(交流発電機:ACG)20を駆動軸を縦向きとして取付、支持する。
発電機20の上面には、発電機駆動用の被動プーリ21を備え、一方、前記したクランクシャフト13の上端には第2駆動プーリ22を第1駆動プーリ18と同軸に上下に設け、該第2駆動プーリ22と被動プーリ21とをタイミングベルト23で連結し、クランクシャフト7の動力で発電機20を駆動する。
【0018】
以上のエンジン8の上に配設したベルト・プーリ機構の前後方向中間部〜後部にかけてボックス状の吸気消音装置24を設置し、吸気消音装置24の箱状の前半部24aで前記したプーリ22の上方を覆うカバーを構成し、吸気消音装置24の前半分24bは棚状として発電機20のプーリ21を覆うカバーを構成した。棚状の前半部24bは、箱状部分とH別体として形成して成形上一体化し、コストダウンを図ったものである。
吸気消音装置24の後部には接続管部24cを一体に備え、接続管24cはエンジン8の前部上に配設されたスロットル弁装置25の吸気道の上流部にグロメット26で接続されている。
【0019】
図において27はスロットル弁の開度を制御するコントルールケーブルを示し、コントロールケーブル27は吸気消音装置24の上面の一側部を通って前方に延び、且つ前半部24bから下方に垂下されてクランクケース10一側を通り、船外機1の前方に延出され、28はオイルフィルターを示し、又29は下方に延出された排気管を示す。
以上のエンジン8及びこれに付随して設けた機器類の周りをエンジンカバー2で覆う。エンジンカバー2の前部下部には外気取入れ用のスリット30、外気取入れ用の開口部31、内部に発電機20の冷却通路32,33を備え、通路32,33は水分離機構を構成する。
【0020】
以上の船外機1のエンジンカバー2の上面、且つ後半部に設けたトップカバー40の前後方向の前寄り後方には、グリップ用凹部43を設ける。以下に詳細に説明する。
図3は、グリップ用凹部43を有するトップカバーの平面図、図4は図3の4−4線断面図である。
トップカバー40は平面視が前後方向に長い板状をなし、後部40aが左右方向に幅が大きく、前部40bが幅が狭く、前端部40cはアールとなっていて平面視が前後に長い略三角形である。
【0021】
トップカバー40の前後方向の中間部には後部が幅広で、前部がこれより幅狭の浅い凹段部40dを備え、凹段部40dの後部には幅方向に長い外気取入れスリット41,41が前後方向に離間し、上下方向に貫通するように設けられている。又トップカバー40の前部には、前後方向に離間し、上下方向に貫通するように幅方向に長い外気取入れスリット42,42が設けられている。
スリット41,41は図4に示すように下方に垂下した囲枠部41aを備え、又スリット42,42は下方に若干突出した囲枠部42aを備え、スリット廻りの剛性を高めている。
【0022】
トップカバー40の前後方向の中間部には左右方向に長いグリップ用凹部43を設ける。該凹部43は、前後方向に若干長さを有し、左右方向の幅は手、特に人差し指〜小指が、揃えた状態で差し入れ可能な幅に設定されている。
グリップ用凹部43は、図4に示したように後端部43aが凹段部40dの後部の面と同レベルで、後端部43aから下方、且つ前方に円弧状に弯曲、垂下した底片43b(手の指のガイド片)を備え、底片43bの両側は、左右の側片43cで凹段部40dの面と繋がっている。
【0023】
グリップ用凹部43の底片43bの前端部は切り離されて前後方向に開放したスリット43dを形成し、このスリット43dから手を差し入れ、スリット43dの上端部は凹段部40dの前部40eに連続し、スリット43dの上端部には玉縁部44が設けられ、玉縁部44は、グリップ用凹部43の前端部の幅一杯に設けられ、この部分の剛性を高めている。
【0024】
トップカバー40の前端部の下面には取付ボス部45を、グリップ用凹部43の前端部の下面の左右には取付ボス部46,46を設け、該ボス部46,46部分には前後方向に延びる補強リブ47,47を一体に垂下、設置し、又後部の下面の左右、及び中間部には取付ボス部48…を設け、この部分には前後方向に延びる補強リブ49…を一体に垂下、設置した。
【0025】
図5は、エンジンカバー本体の平面図である。
エンジンカバー2の本体50は、後部50aが幅広で、前部50bがこれより幅狭で、上面50cの幅方向中間部の前後方向に後半部には、一段低い凹段部51が設けられている。
凹段部51の中間部〜後部にかけて矩形の開口部52を設け、開口部52は幅方向中間部に前後方向に架設したブリッジ片52aを備え、ブリッジ片52aの後部左右に開口部52の左右の内周縁の後部と繋がるスティ片52b,52bを備える。
ブリッジ片52aの後部及び左右のスティ片52b,52bには取付ボス部53…を備え、又ブリッジ片52aの中間部には支持孔54を、これの後方の凹段部51の前部には取付ボス部55,55を、前端部には取付ボス部56を備える。
【0026】
図6は、トップカバー40のエンジンカバー2の本体50への取付構造を説明する分解斜視図である。
図において15は前述の外気取入れガイドで、図では斜視図として示し、トップカバー40とともにエンジンカバー本体50に共通結着した。該ガイド15は、図2に示したように側面視略逆L形の薄いボックス状をなし、前方に突出した上部の棚部15aの上面開口周には囲枠部15bを設け、囲枠部15b内の後部には、左右方向に離間して3個の取付ボス部15c…を、又前部の左右方向中間部には、1ヵ所の取付ボス部15dを備える。
【0027】
エンジンカバー本体50の前記した凹段部51の下面に外気取入れガイド15の棚部15aを重ね合せ、一方、凹段部51の上からトップカバー40を重ね合せる。
トップカバー40の取付ボス部48…とエンジンカバー本体50の前記した取付ボス部53…、外気取入れガイド15の取付ボス部15c…を一致させ、ネジ60…でトップカバー40、エンジンカバー本体50、外気取入れガイド15の棚部15aを結合する。この際、エンジンカバー本体50の前記した支持孔54にはゴムブッシュ58を係止し、又エンジンカバー50の取付ボス部57(図5参照)と外気取入れガイド15の取付ボス部15dとをネジ60で結合する。
【0028】
以上により、外気取入れガイド15はエンジンカバー本体50に取付、支持される。
トップカバー40の前部〜前端部の3ヵ所の取付ボス部45,46,46は、エンジンカバー本体50の前記した凹段部51に設けた取付ボス部56,55,55にネジ60…で結合される。
以上により、トップカバー40はエンジンカバー本体50に取付、支持されることとなる。
【0029】
図7は、エンジンカバーにトップカバー及び外気取入れガイドを結合した状態の結合部を含む要部の縦断側面図である。
トップカバー40は、6ヵ所の取付ボス部45,46,48…でエンジンカバー本体50の後部上面に結合され、取付ボス部の周りにはリブ47,49…を備えるの、高い剛性を確保してエンジンカバー本体50に結合、支持される。
エンジンカバー本体50は、トップカバー40の取付部が凹段部であり、開口部53には囲枠部51aを備え、又下面には囲枠部15bを備える外気取入れガイド15の棚部15aと共通結着するので、高剛性が得られる。
【0030】
船外機1をチルトアップ等する際の操作は、手Hの指をグリップ用凹部43に差込み、指先はスリット43dから内部に侵入し、この際、底片43bが円弧状なので指を円滑に挿入することができる。スリット43dの端縁部は玉縁部44なので、指の保護及び剛性上有利である。
このように、エンジンカバー2の前後方向中間部〜前半部に設けたグリップ用凹部43が手掛かりとなり、該凹部に指を揃えて挿入し、把持することで、丸く大きい船外機のエンジンカバーを持上げ、チルトアップ操作することができる。
【0031】
尚、トップカバー40の後部とエンジンカバー本体50の後部との間、及び必要に応じてトップカバー40の周縁とエンジンカバー本体50との間には隙間Sが形成され、外気を取り入れ、外気取入れガイド15に外気を供給する。
そしてここから導入された外気は、吸気消音装置24、スロットル弁25、インテークマニホールド14を経て燃焼室11aへ導入される。
【0032】
以上、実施の形態を説明したが、グリップ用凹部はエンジンカバーの上面に直接設けても良く、又グリップ用凹部は、凹部に左右方向に横断するように把持杆状の部分を設けてもよく、構造は任意である。
【0033】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1は、エンジン及びエンジン補機類並びにエンジンの周辺機器類の上面、周囲を覆うエンジンカバーと、これの下方に延設されたアンダーカバーと、これの下方に延設されたエクステンションケースと、これの下方に配設され、スクリューを備えるギヤケースとからなる船外機において、エンジンカバーの上面且つ後半部にトップカバーを設け、該トップカバーの前後方向の前寄り後方にはグリップ用凹部を設け、グリップ用凹部には、手を差し入れるスリットを設け、手掛かり部とした。
【0034】
請求項1では、エンジンカバー頂部のグリップ用凹部が手掛かりとなり、グリップ用凹部に手を差し入れて把持することができ、エンジンカバーを含む船外機を手前(船尾方向)の持上げることで、チルト軸を中心としたチルトアップ操作が行える。大型の重量の大きい船外機では、左右の手でエンジンカバーのグリップ用凹部に手を差し入れ、例えばハンドルを把持することを併用することで、チルトアップ操作が行え、この結果、チルト操作機構の製作の容易化、重量軽減を図ることができ、コスト的にも有利である。
更に、エンジンカバーの頂部に手を差し入れる凹部を設けるだけなので、構造が簡素で、製作が容易である。
【0035】
請求項2は、請求項1において、エンジンカバーは、エンジンカバー本体と、該本体と別体であり、該本体の頂部に一体的に結合されるトップカバーとを備え、前記グリップ用凹部は、該トップカバーに設けた。
【0036】
請求項2では、請求項1の効果に加えるに、大型の船外機のエンジンカバーにおいては、トップカバーをエンジンカバーと別体とし、これにグリップ用の凹部を設け、トップカバーをエンジンカバーに一体化するので、グリップ用の凹部の成形が容易であり、グリップ用の凹部を設けたエンジンカバーの製作は、エンジンカバーにトップカバーを結合するだけで良く、この点においてグリップ用の凹部を設けたエンジンカバーの製作の容易化、グリップ用の凹部を設けたエンジンカバーの構造の簡素化が図れる。
【0037】
請求項3は、請求項1又は請求項2において、グリップ用凹部は、エンジンカバー頂部の前後方向における後部寄り部分に設けた。
【0038】
請求項3では、請求項1及び請求項2の効果に加えるに、グリップ用凹部がエンジンカバー頂部の前後方向の後部寄り部分に設けたので、チルト操作に際し、腕を延ばし、船外機のチルト操作が行える。
従って、船外機のチルト操作性が良好となる。
【0039】
請求項4は、エンジン及びエンジン補機類並びにエンジンの周辺機器類の上面、周囲を覆うエンジンカバーと、これの下方に延設されたアンダーカバーと、これの下方に延設されたエクステンションケースと、これの下方に配設され、スクリューを備えるギヤケースとからなる船外機において、エンジンカバーは、エンジンカバー本体と、該本体と別体であり、該本体の頂部に一体的に結合されるトップカバーとを備え、エンジンカバーに凹部を設けるとともに、その上に該トップカバーを設け、トップカバーにグリップ用凹部を設け、その後端部の下方且つ前方への底を設け、トップカバーの後部とエンジンカバーの後部との間に、外気を取り入れる隙間を形成した。
【0040】
請求項4では、大型の船外機のエンジンカバーにおいては、トップカバーをエンジンカバーと別体とし、これにグリップ用の凹部を設け、トップカバーをエンジンカバーに一体化するので、グリップ用の凹部の成形が容易であり、グリップ用の凹部を設けたエンジンカバーの製作は、エンジンカバーにトップカバーを結合するだけで良く、この点においてグリップ用の凹部を設けたエンジンカバーの製作の容易化、グリップ用の凹部を設けたエンジンカバーの構造の簡素化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】船外機の外観側面図
【図2】船外機の上部のエンジンカバーの説明的な縦断側面図
【図3】グリップ用凹部を有するトップカバーの平面図
【図4】図3の4−4線断面図
【図5】エンジンカバー本体の平面図
【図6】トップカバーのエンジンカバーの本体への取付構造を説明する分解斜視図
【図7】エンジンカバーにトップカバー及び外気取入れガイドを結合した状態の結合部を含む要部の縦断側面図
【符号の説明】
1…船外機、 2…エンジンカバー、 3…アンダーカバー、 4…エクステンションケース、 5…ギヤケース、 6…スクリュー、 8…エンジン、 40…トップカバー、 40a…後部、 43…グリップ用凹部、 43a…後端部、 43b…ガイド片(底片)、 44…玉縁部、 50…エンジンカバー、 52…エンジンカバー開口部。
Claims (4)
- エンジン及びエンジン補機類並びにエンジンの周辺機器類の上面、周囲を覆うエンジンカバーと、これの下方に延設されたアンダーカバーと、これの下方に延設されたエクステンションケースと、これの下方に配設され、スクリューを備えるギヤケースとからなる船外機において、
前記エンジンカバーの上面且つ後半部にトップカバーを設け、該トップカバーの前後方向の前寄り後方にはグリップ用凹部を設け、
前記グリップ用凹部には、手を差し入れるスリットを設け、手掛かり部とした、
ことを特徴とする船外機。 - 前記エンジンカバーは、エンジンカバー本体と、該本体と別体であり、該本体の頂部に一体的に結合されるトップカバーとを備え、前記グリップ用凹部は、該トップカバーに設けたことを特徴とする請求項1に記載の船外機。
- 前記グリップ用凹部は、エンジンカバー頂部の前後方向における後部寄り部分に設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の船外機。
- エンジン及びエンジン補機類並びにエンジンの周辺機器類の上面、周囲を覆うエンジンカバーと、これの下方に延設されたアンダーカバーと、これの下方に延設されたエクステンションケースと、これの下方に配設され、スクリューを備えるギヤケースとからなる船外機において、
前記エンジンカバーは、エンジンカバー本体と、該本体と別体であり、該本体の頂部に一体的に結合されるトップカバーとを備え、
前記エンジンカバーに凹部を設けるとともに、その上に該トップカバーを設け、
前記トップカバーにグリップ用凹部を設け、その後端部の下方且つ前方への底を設け、
前記トップカバーの後部とエンジンカバーの後部との間に、外気を取り入れる隙間を形成した、
ことを特徴とする船外機。
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