JP2002240785A - 船外機 - Google Patents

船外機

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JP2002240785A JP2001035209A JP2001035209A JP2002240785A JP 2002240785 A JP2002240785 A JP 2002240785A JP 2001035209 A JP2001035209 A JP 2001035209A JP 2001035209 A JP2001035209 A JP 2001035209A JP 2002240785 A JP2002240785 A JP 2002240785A
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    • B63H20/08Means enabling movement of the position of the propulsion element, e.g. for trim, tilt or steering; Control of trim or tilt
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for outboard marine engines

Abstract

(57)【要約】 【課題】 船外機のエンジンカバーが大型化すると、チ
ルトアップ時等において手掛かりが遠くなりく、操作し
にくい。 【解決手段】 船外機のエンジンカバー2の上面に一部
に手を差し入れて該エンジンカバーの頂部を把持するグ
リップ用凹部43を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チルト操作を行い
易くした船外機に関する。
【0002】
【従来の技術】船外機は、船体の船尾にスターンブラケ
ットを介して操舵可能に、且つ上下動(チルト作動)可
能に取付、支持される。チルト作動は、浅瀬推進、流木
等の回避等の際に、船尾に取付、支持された船外機を上
昇(チルトアップ作動、上傾)させることで行われる。
このチルト操作を行なうための手掛かり部の構成が、例
えば実開昭57−27199号や実開昭59−1580
00号公報で知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の以上の公報開示
の技術において、前者(実開昭57−27199号公
報)は、エンジンルームから上方に突出する取っ手のた
め、美観を損うばかりか、専用部品によるコストアップ
に繋がる。
【0004】後者(実開昭59−158000号公報)
は、モータカバーアッパの後部を凹ませて形成している
ため、船外機が大型化した場合、船体側から遠くなり、
操作がしずらい。
【0005】本発明は、以上の課題に鑑み、これを解決
すべくなされたものである。本発明の目的とする処は、
船外機のチルトアップ操作をし易くし、且つ、不必要な
コストアップを回避した船外機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1は、エンジン及びエンジン補機類並びにエン
ジンの周辺機器類の上面、周囲を覆うエンジンカバー
と、これの下方に延設されたアンダーカバーと、これの
下方に延設されたエクステンションケースと、これの下
方に配設され、スクリューを備えるギヤケースとからな
る船外機において、エンジンカバーの上面に一部に手を
差し入れて該エンジンカバーの頂部を把持するグリップ
用凹部を設けたことを特徴とする。
【0007】請求項1では、エンジンカバー頂部のグリ
ップ用凹部に手を差し入れて把持し、エンジンカバーを
含む船外機を手前(船尾方向)の持上げることで、チル
トアップ操作が行える。
【0008】請求項2は、請求項1において、エンジン
カバーは、エンジンカバー本体と、該本体と別体であ
り、該本体の頂部に一体的に結合されるトップカバーと
を備え、前記グリップ用凹部は、該トップカバーに設け
たことを特徴とする。
【0009】請求項2では、大型の船外機のエンジンカ
バーにおいては、トップカバーをエンジンカバーと別体
とし、これにグリップ用の凹部を設け、トップカバーを
エンジンカバーに一体化するので、グリップ用の凹部の
成形が容易であり、グリップ用の凹部を設けたエンジン
カバーの製作の容易化、構造の簡素化が図れる。
【0010】請求項3は、請求項1又は請求項2におい
て、グリップ用凹部は、エンジンカバー頂部の前後方向
における後部寄り部分に設けたことを特徴とする。
【0011】請求項3では、グリップ用凹部がエンジン
カバー頂部の前後方向の後部寄り部分に設けたので、重
量バランス的にも軽い操作で船外機のチルト操作が行え
る。
【0012】請求項4は、請求項1、請求項2又は請求
項3において、グリップ用凹部は、エンジンカバーの頂
部に開口する開口部と、該開口部の下方にあって指に沿
って弯曲したガイド片と、開口部の端縁部に設けた玉縁
部とからなるグリップ用凹部であることを特徴とする。
【0013】請求項4では、グリップ用凹部への手の差
し入れが確実、容易となり、ガイド片で手はスムーズに
差込むことができ、玉縁部でグリップ用凹部の強度も高
くなる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図中Frは船外機の推進方向前方を、Rr
は後方を示す。図1は、船外機の外観側面図である。船
外機1の外観は、上部のエンジンカバー2、この下方の
アンダーカバー3、この下方に延出されたエクステンシ
ョンケース4、この下方にギヤケース5からなる。ギヤ
ケース5の後方にはスクリュー6が配設され、又船外機
の前方で、アンダーカバー3とエクステンションケース
4との間には、船外機1を船体の船尾に対し、スイベル
軸を中心として回転操舵可能に、又チルト軸7aを中心
としてチルト作動(上下動)可能に取付、支持するスタ
ーンブラケット7が設けられている。
【0015】図2は、船外機1の上部のエンジンカバー
2の説明的な縦断側面図である。図は船外機1の上部を
示しており、8はエンジンで、前後方向中間部のシリン
ダブロック9、シリンダブロック3のスカート部9cの
前方に配設されたクランクケース10、後方のシリンダ
ヘッド11、これの後方に配置されたシリンダヘッドカ
バー12からなり、図で明らかなようにクランクシャフ
ト13が縦置きのバーチカルエンジンであって、シリン
ダブロック9には、上下並びとした水平な軸線のシリン
ダ9a…(…は複数を表す。以下同じ)が複数、実施の
形態では上下に3気筒配設されており、各シリンダ9a
…に内装したピストン9b…は、クランクシャフト13
にコンロッドを介して連結されており、シリンダヘッド
11には、シリンダ9a…と対応するように燃焼室11
a…が設けられている。
【0016】エンジン8は、実施の形態では平面視V型
エンジンとし、4ストロークV型6気筒エンジンであ
る。シリンダヘッド11の後方には、上下方向に延びる
ようにインテークマニホールド14が設けられており、
該インテークマニホールド14の後方には吸気用の外気
取入れガイド15が設けられている。エンジン8の上面
で、シリンダヘッド11の上面にはカムシャフトプーリ
16が、シリンダブロック9の後部上面にはガイドプー
リ17が、又スカート部9cの上面には、クランクシャ
フト13で駆動される第1駆動プーリ18が夫々設けら
れ、プーリ16と18との間にはタイミングベルト19
を掛け回し、クランクシャフト13でカムシャフトを駆
動する。
【0017】前記したようにエンジンの前部を構成する
クランクケース10の上部前面には発電機(交流発電
機:ACG)20を駆動軸を縦向きとして取付、支持す
る。発電機20の上面には、発電機駆動用の被動プーリ
21を備え、一方、前記したクランクシャフト13の上
端には第2駆動プーリ22を第1駆動プーリ18と同軸
に上下に設け、該第2駆動プーリ22と被動プーリ21
とをタイミングベルト23で連結し、クランクシャフト
7の動力で発電機20を駆動する。
【0018】以上のエンジン8の上に配設したベルト・
プーリ機構の前後方向中間部〜後部にかけてボックス状
の吸気消音装置24を設置し、吸気消音装置24の箱状
の前半部24aで前記したプーリ22の上方を覆うカバ
ーを構成し、吸気消音装置24の前半分24bは棚状と
して発電機20のプーリ21を覆うカバーを構成した。
棚状の前半部24bは、箱状部分とH別体として形成し
て成形上一体化し、コストダウンを図ったものである。
吸気消音装置24の後部には接続管部24cを一体に備
え、接続管24cはエンジン8の前部上に配設されたス
ロットル弁装置25の吸気道の上流部にグロメット26
で接続されている。
【0019】図において27はスロットル弁の開度を制
御するコントルールケーブルを示し、コントロールケー
ブル27は吸気消音装置24の上面の一側部を通って前
方に延び、且つ前半部24bから下方に垂下されてクラ
ンクケース10一側を通り、船外機1の前方に延出さ
れ、28はオイルフィルターを示し、又29は下方に延
出された排気管を示す。以上のエンジン8及びこれに付
随して設けた機器類の周りをエンジンカバー2で覆う。
エンジンカバー2の前部下部には外気取入れ用のスリッ
ト30、外気取入れ用の開口部31、内部に発電機20
の冷却通路32,33を備え、通路32,33は水分離
機構を構成する。
【0020】以上の船外機1のエンジンカバー2の上
面、且つ後半部に設けたトップカバー40の前後方向の
前寄り後方には、グリップ用凹部43を設ける。以下に
詳細に説明する。図3は、グリップ用凹部43を有する
トップカバーの平面図、図4は図3の4−4線断面図で
ある。トップカバー40は平面視が前後方向に長い板状
をなし、後部40aが左右方向に幅が大きく、前部40
bが幅が狭く、前端部40cはアールとなっていて平面
視が前後に長い略三角形である。
【0021】トップカバー40の前後方向の中間部には
後部が幅広で、前部がこれより幅狭の浅い凹段部40d
を備え、凹段部40dの後部には幅方向に長い外気取入
れスリット41,41が前後方向に離間し、上下方向に
貫通するように設けられている。又トップカバー40の
前部には、前後方向に離間し、上下方向に貫通するよう
に幅方向に長い外気取入れスリット42,42が設けら
れている。スリット41,41は図4に示すように下方
に垂下した囲枠部41aを備え、又スリット42,42
は下方に若干突出した囲枠部42aを備え、スリット廻
りの剛性を高めている。
【0022】トップカバー40の前後方向の中間部には
左右方向に長いグリップ用凹部43を設ける。該凹部4
3は、前後方向に若干長さを有し、左右方向の幅は手、
特に人差し指〜小指が、揃えた状態で差し入れ可能な幅
に設定されている。グリップ用凹部43は、図4に示し
たように後端部43aが凹段部40dの後部の面と同レ
ベルで、後端部43aから下方、且つ前方に円弧状に弯
曲、垂下した底片43b(手の指のガイド片)を備え、
底片43bの両側は、左右の側片43cで凹段部40d
の面と繋がっている。
【0023】グリップ用凹部43の底片43bの前端部
は切り離されて前後方向に開放したスリット43dを形
成し、このスリット43dから手を差し入れ、スリット
43dの上端部は凹段部40dの前部40eに連続し、
スリット43dの上端部には玉縁部44が設けられ、玉
縁部44は、グリップ用凹部43の前端部の幅一杯に設
けられ、この部分の剛性を高めている。
【0024】トップカバー40の前端部の下面には取付
ボス部45を、グリップ用凹部43の前端部の下面の左
右には取付ボス部46,46を設け、該ボス部46,4
6部分には前後方向に延びる補強リブ47,47を一体
に垂下、設置し、又後部の下面の左右、及び中間部には
取付ボス部48…を設け、この部分には前後方向に延び
る補強リブ49…を一体に垂下、設置した。
【0025】図5は、エンジンカバー本体の平面図であ
る。エンジンカバー2の本体50は、後部50aが幅広
で、前部50bがこれより幅狭で、上面50cの幅方向
中間部の前後方向に後半部には、一段低い凹段部51が
設けられている。凹段部51の中間部〜後部にかけて矩
形の開口部52を設け、開口部52は幅方向中間部に前
後方向に架設したブリッジ片52aを備え、ブリッジ片
52aの後部左右に開口部52の左右の内周縁の後部と
繋がるスティ片52b,52bを備える。ブリッジ片5
2aの後部及び左右のスティ片52b,52bには取付
ボス部53…を備え、又ブリッジ片52aの中間部には
支持孔54を、これの後方の凹段部51の前部には取付
ボス部55,55を、前端部には取付ボス部56を備え
る。
【0026】図6は、トップカバー40のエンジンカバ
ー2の本体50への取付構造を説明する分解斜視図であ
る。図において15は前述の外気取入れガイドで、図で
は斜視図として示し、トップカバー40とともにエンジ
ンカバー本体50に共通結着した。該ガイド15は、図
2に示したように側面視略逆L形の薄いボックス状をな
し、前方に突出した上部の棚部15aの上面開口周には
囲枠部15bを設け、囲枠部15b内の後部には、左右
方向に離間して3個の取付ボス部15c…を、又前部の
左右方向中間部には、1ヵ所の取付ボス部15dを備え
る。
【0027】エンジンカバー本体50の前記した凹段部
51の下面に外気取入れガイド15の棚部15aを重ね
合せ、一方、凹段部51の上からトップカバー40を重
ね合せる。トップカバー40の取付ボス部48…とエン
ジンカバー本体50の前記した取付ボス部53…、外気
取入れガイド15の取付ボス部15c…を一致させ、ネ
ジ60…でトップカバー40、エンジンカバー本体5
0、外気取入れガイド15の棚部15aを結合する。こ
の際、エンジンカバー本体50の前記した支持孔54に
はゴムブッシュ58を係止し、又エンジンカバー50の
取付ボス部57(図5参照)と外気取入れガイド15の
取付ボス部15dとをネジ60で結合する。
【0028】以上により、外気取入れガイド15はエン
ジンカバー本体50に取付、支持される。トップカバー
40の前部〜前端部の3ヵ所の取付ボス部45,46,
46は、エンジンカバー本体50の前記した凹段部51
に設けた取付ボス部56,55,55にネジ60…で結
合される。以上により、トップカバー40はエンジンカ
バー本体50に取付、支持されることとなる。
【0029】図7は、エンジンカバーにトップカバー及
び外気取入れガイドを結合した状態の結合部を含む要部
の縦断側面図である。トップカバー40は、6ヵ所の取
付ボス部45,46,48…でエンジンカバー本体50
の後部上面に結合され、取付ボス部の周りにはリブ4
7,49…を備えるの、高い剛性を確保してエンジンカ
バー本体50に結合、支持される。エンジンカバー本体
50は、トップカバー40の取付部が凹段部であり、開
口部53には囲枠部51aを備え、又下面には囲枠部1
5bを備える外気取入れガイド15の棚部15aと共通
結着するので、高剛性が得られる。
【0030】船外機1をチルトアップ等する際の操作
は、手Hの指をグリップ用凹部43に差込み、指先はス
リット43dから内部に侵入し、この際、底片43bが
円弧状なので指を円滑に挿入することができる。スリッ
ト43dの端縁部は玉縁部44なので、指の保護及び剛
性上有利である。このように、エンジンカバー2の前後
方向中間部〜前半部に設けたグリップ用凹部43が手掛
かりとなり、該凹部に指を揃えて挿入し、把持すること
で、丸く大きい船外機のエンジンカバーを持上げ、チル
トアップ操作することができる。
【0031】尚、トップカバー40の後部とエンジンカ
バー本体50の後部との間、及び必要に応じてトップカ
バー40の周縁とエンジンカバー本体50との間には隙
間Sが形成され、外気を取り入れ、外気取入れガイド1
5に外気を供給する。そしてここから導入された外気
は、吸気消音装置24、スロットル弁25、インテーク
マニホールド14を経て燃焼室11aへ導入される。
【0032】以上、実施の形態を説明したが、グリップ
用凹部はエンジンカバーの上面に直接設けても良く、又
グリップ用凹部は、凹部に左右方向に横断するように把
持杆状の部分を設けてもよく、構造は任意である。
【0033】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、エンジン及びエンジン補機類並びに
エンジンの周辺機器類の上面、周囲を覆うエンジンカバ
ーと、これの下方に延設されたアンダーカバーと、これ
の下方に延設されたエクステンションケースと、これの
下方に配設され、スクリューを備えるギヤケースとから
なる船外機において、エンジンカバーの上面に一部に手
を差し入れて該エンジンカバーの頂部を把持するグリッ
プ用凹部を設けた。
【0034】請求項1では、エンジンカバー頂部のグリ
ップ用凹部が手掛かりとなり、グリップ用凹部に手を差
し入れて把持することができ、エンジンカバーを含む船
外機を手前(船尾方向)の持上げることで、チルト軸を
中心としたチルトアップ操作が行える。大型の重量の大
きい船外機では、左右の手でエンジンカバーのグリップ
用凹部に手を差し入れ、例えばハンドルを把持すること
を併用することで、チルトアップ操作が行え、この結
果、チルト操作機構の製作の容易化、重量軽減を図るこ
とができ、コスト的にも有利である。更に、エンジンカ
バーの頂部に手を差し入れる凹部を設けるだけなので、
構造が簡素で、製作が容易である。
【0035】請求項2は、請求項1において、エンジン
カバーは、エンジンカバー本体と、該本体と別体であ
り、該本体の頂部に一体的に結合されるトップカバーと
を備え、前記グリップ用凹部は、該トップカバーに設け
た。
【0036】請求項2では、請求項1の効果に加える
に、大型の船外機のエンジンカバーにおいては、トップ
カバーをエンジンカバーと別体とし、これにグリップ用
の凹部を設け、トップカバーをエンジンカバーに一体化
するので、グリップ用の凹部の成形が容易であり、グリ
ップ用の凹部を設けたエンジンカバーの製作は、エンジ
ンカバーにトップカバーを結合するだけで良く、この点
においてグリップ用の凹部を設けたエンジンカバーの製
作の容易化、グリップ用の凹部を設けたエンジンカバー
の構造の簡素化が図れる。
【0037】請求項3は、請求項1又は請求項2におい
て、グリップ用凹部は、エンジンカバー頂部の前後方向
における後部寄り部分に設けた。
【0038】請求項3では、請求項1及び請求項2の効
果に加えるに、グリップ用凹部がエンジンカバー頂部の
前後方向の後部寄り部分に設けたので、チルト操作に際
し、腕を延ばし、船外機のチルト操作が行える。従っ
て、船外機のチルト操作性が良好となる。
【0039】請求項4は、請求項1、請求項2又は請求
項3において、グリップ用凹部は、エンジンカバーの頂
部に開口する開口部と、該開口部の下方にあって指に沿
って弯曲したガイド片と、開口部の端縁部に設けた玉縁
部とからなるグリップ用凹部であることを特徴とする。
【0040】請求項4では、請求項1、請求項2、請求
項3の効果に加えるに、グリップ用凹部が前後方向に空
いた空間なので、凹部への手の差し入れが確実、容易と
なるる。又開口の凹部の下方には、弯曲したガイド片が
配設されているので、手を凹部に差込んだ際のガイド作
用を行い、従って、手をスムーズに差込むことができ、
凹部内へ手を差込んで把持するに際し、把持が容易、確
実になされる。更に、玉縁部でグリップ用凹部の強度も
高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】船外機の外観側面図
【図2】船外機の上部のエンジンカバーの説明的な縦断
側面図
【図3】グリップ用凹部を有するトップカバーの平面図
【図4】図3の4−4線断面図
【図5】エンジンカバー本体の平面図
【図6】トップカバーのエンジンカバーの本体への取付
構造を説明する分解斜視図
【図7】エンジンカバーにトップカバー及び外気取入れ
ガイドを結合した状態の結合部を含む要部の縦断側面図
【符号の説明】
1…船外機、 2…エンジンカバー、 3…アンダーカ
バー、 4…エクステンションケース、 5…ギヤケー
ス、 6…スクリュー、 8…エンジン、 40…トッ
プカバー、 43…グリップ用凹部、 43b…ガイド
片、 44…玉縁部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン及びエンジン補機類並びにエン
    ジンの周辺機器類の上面、周囲を覆うエンジンカバー
    と、これの下方に延設されたアンダーカバーと、これの
    下方に延設されたエクステンションケースと、これの下
    方に配設され、スクリューを備えるギヤケースとからな
    る船外機において、 前記エンジンカバーの上面に一部に手を差し入れて該エ
    ンジンカバーの頂部を把持するグリップ用凹部を設け
    た、 ことを特徴とする船外機。
  2. 【請求項2】 前記エンジンカバーは、エンジンカバー
    本体と、該本体と別体であり、該本体の頂部に一体的に
    結合されるトップカバーとを備え、前記グリップ用凹部
    は、該トップカバーに設けたことを特徴とする請求項1
    に記載の船外機。
  3. 【請求項3】 前記グリップ用凹部は、エンジンカバー
    頂部の前後方向における後部寄り部分に設けたことを特
    徴とする請求項1又は請求項2に記載の船外機。
  4. 【請求項4】 前記グリップ用凹部は、エンジンカバー
    の頂部に開口する開口部と、該開口部の下方にあって指
    に沿って弯曲したガイド片と、開口部の端縁部に設けた
    玉縁部とからなるグリップ用凹部であることを特徴とす
    る請求項1、請求項2又は請求項3に記載の船外機。
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