JP3506245B2 - 船外機 - Google Patents

船外機

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JP3506245B2
JP3506245B2 JP2001256737A JP2001256737A JP3506245B2 JP 3506245 B2 JP3506245 B2 JP 3506245B2 JP 2001256737 A JP2001256737 A JP 2001256737A JP 2001256737 A JP2001256737 A JP 2001256737A JP 3506245 B2 JP3506245 B2 JP 3506245B2
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oil
flywheel
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outboard motor
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正樹 角田
吉美 渡辺
茂明 久和原
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/16Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
    • F02B75/18Multi-cylinder engines
    • F02B75/20Multi-cylinder engines with cylinders all in one line
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クランク軸を上下方向
に指向させたエンジンを搭載した船外機に関する。
【0002】
【従来技術】従来の船外機では、上下方向に指向したク
ランク軸のエンジンブロックから突出した上端部にフラ
イホイールを設けたエンジン(バーチカルエンジン)を
船外機の本体ケースに搭載し、この本体ケースを防振マ
ウントを介して船体に取り付ける形式のものが一般的で
あり、例えば特開昭63−192917号公報または特開昭63−
192918号公報にこのような船外機が開示されている。
【0003】これらの船外機においては、前記フライホ
イールの外周にリングギヤが設けられており、このリン
グギヤと噛合う始動用のスタータモータがエンジン側部
上方に設けられている。またフライホイール側のクラン
ク軸端の該フライホイールの下方に、動弁用巻掛け伝動
装置の駆動プーリが設けられている。
【0004】通常、フライホイール内には点火用電源コ
イルおよび充電用電源コイルを収容して発電機を構成し
ているため、フライホイールは下向きの椀形をしてい
る。
【0005】
【解決しようとする課題】このような従来の船外機にお
いては、エンジンの重心位置の決定に大きく影響する重
くて慣性モーメントの大きいフライホイールが、防振マ
ウントから遠く上方に離れ、かつフライホイールとは反
対側のクランク軸端が、プロペラに駆動力を伝達する駆
動軸と結合しているので、ねじり振動の要因が増して前
記防振マウントの決定に少なからぬ影響を与え、該防振
マウントの選定に特別の考慮を払わなければならなかっ
た。
【0006】また、始動装置をエンジン上方に設けなく
てはならず、このことが、前記フライホイールの上方配
置とあいまってエンジンの重心位置を高くし、船外機チ
ルトアップ時の所要モーメントを大きくするとともに、
他の補機類の配置、とりわけ3気筒以上の多気筒エンジ
ンにおいて、電装部品やさらに他の補機、例えばCDI
ユニットや複数のコイルを収納する電装箱や吸気系補機
の配置の自由度に制約を与えていた。
【0007】なお、エンジン単体としては、実開平3−
21509 号公報および実開平3−23609 号公報に、クラン
ク軸を上下方向に指向させたエンジンでクランク軸のエ
ンジンブロックから突出した下端部にフライホイールを
設けたものが提案されているが、このエンジンは、クラ
ンク軸のフライホイールを設けた下端側にトランスミッ
ション装置を連結したものであり、そのまま船外機用エ
ンジンとして適用できるものではなく、また上述したよ
うな船外機用エンジンに固有の諸問題を解決できる何等
かの手段を示唆するものでもない。
【0008】
【課題を解決するための手段および効果】本発明は、こ
のような事情に鑑みてなされたものであり、本発明にお
いては、クランク軸を上下方向に指向させたエンジンを
本体ケース上部に搭載し、該本体ケースを防振マウント
を介してチルト運動可能に船体に取り付ける船外機にお
いて、前記エンジン本体部の一方の側部に上下方向に延
びた排気通路を設け、前記クランク軸のエンジン本体部
から突出した下端部にフライホイールを設け、該フライ
ホイールの外周にリングギヤを設け、前記エンジン本体
の、前記排気通路と同じ一方の側方の下方に、前記リ
ングギヤと噛み合う始動装置を下向きに設け、前記エン
ジン本体部のクランクケースの前面にオイルフィルタを
設ける。
【0009】本発明によれば、フライホイールがクラン
ク軸の下端部すなわち該クランク軸に連結されプロペラ
に駆動力を伝達する駆動軸側に設けられるので、よじり
振動の点で有利であるとともに、エンジンの重心が低く
なり船外機チルトアップ時の所要モーメントが小さくな
る。
【0010】
【0011】
【0012】
【実施例】図1は本発明を適用した船外機1の全体側面
図である。1aは、エクステンションケース2、ギヤケ
ース3等から成る船外機本体ケースで、上部にエンジン
4が搭載され、その上方をエンジンカバー5が覆ってい
る。
【0013】船外機1は取付装置6を介して船尾7に取
付けられている。取付装置6は船尾7にボルトを介して
固定されたブラケット8と、該ブラケット8にその前端
に横架されたチルト軸9を介して上下に揺動可能に枢着
されたスイベルケース10とを備え、スイベルケース10に
スイベル軸11が上下方向に指向して回動自在に枢支され
ている。船外機1はこのスイベル軸11に上下の連結部材
12,12aを介して連結されている。従って船外機1はチ
ルト軸9のまわりに上下に揺動できるとともに、スイベ
ル軸11の軸線まわりに左右に回動できる。
【0014】エンジン4のクランク軸13は上下方向に指
向し、該クランク軸13に連結された駆動軸14がエクステ
ンションケース2内を下方に延びてギヤケース3内に達
している。駆動軸14の下端はギヤケース3内において前
後進切換装置15を介してプロペラ軸16に連結され、プロ
ペラ17がクランク軸13,駆動軸14,前後進切換装置15お
よびプロペラ軸16を経て伝達されるエンジン動力により
回転駆動される。18は前後進切換え用の操作軸で、前記
スイベル軸11内を回転自在に貫通して上方へ延びてい
る。
【0015】図2はエンジン4の縦断側面図である。前
述のようにクランク軸13は上下方向に指向している。こ
のエンジン4は、図1から分るように、クランク軸13を
船外機1の前方(船側)寄りに位置させて搭載されてい
る。すなわち図2においては右側が船外機1の前側に相
当する。
【0016】エンジン4の本体部は、主ブロック19,シ
リンダヘッド20およびシリンダヘッドカバー21により構
成されている。主ブロック19は、クランクケースの半部
を形成するスカート部を一体に設けたシリンダブロック
19aと、残りのクランクケース部分19bとを、ボルト22
a(図4,図5)により一体に連結して構成されてい
る。この主ブロック19内には4個のシリンダ23が上下に
一列に配置されている。すなわちエンジン4は直列4気
筒4サイクルエンジンで、それぞれのピストン24が連接
棒25を介して上下方向に指向した1本のクランク軸13に
連結されている。クランク軸13はシリンダブロック19a
側とクランクケース部分19b側とに設けられボルト22b
により締結されて互いに対向する軸受部間に挟まれて主
ブロック19に枢支されている。
【0017】シリンダヘッド20に形成された動弁室26内
にカム軸27が上下方向に配設されている。このカム軸27
は、クランク軸13の主ブロック19から突出した上端部13
aに装着された駆動プーリ28と、カム軸27のシリンダヘ
ッド20から突出した上端部に装着された被駆動プーリ29
と、両プーリ28,29間に巻掛けられたベルト30とから成
る巻掛け伝動装置31を介して、クランク軸13により駆動
される。カム軸27は周知のように各シリンダ23の吸排気
弁にロッカアームを介して係合しており、これらの吸排
気弁の動作を制御する。すなわち前記巻掛け伝動装置31
はエンジン4の動弁装置の一部を構成するものである。
【0018】クランク軸13の主ブロック19から突出した
下端部13bには前記駆動軸14が連結され、前述のように
エクステンションケース2内を下方に延びている。該下
端部13bにはさらに円板状のフライホイール32がねじ33
により締結されて主ブロック19の下面に平行に延在して
いる。一方、クランク軸13の上端部13aには、前記動弁
用の駆動プーリ28の上部にさらに発電機34が装着され、
そのロータ35がねじ36により該上端部13aに締結されて
クランク軸13と一体的に回転するようになっている。
【0019】本実施例においては、フライホイール32を
比較的薄い円板状に形成するとともに、主ブロック19の
下部に下方へ向って開放された高さの低いスカート部分
(上方ケース部分)37を一体に形成し、該スカート部分
37内にフライホイール32を納めてある。そしてスカート
部分37の平坦な下面にマウントケース(下方ケース部
分)38をボルトで取付け、該マウントケース38を介して
エンジン4をエクステンションケース2に搭載してあ
る。スカート部分37にはフライホイール32の外周部を取
巻く囲壁37aが設けられている。
【0020】フライホイール32は基本的に要求される慣
性質量をそれのみで備えているが、ロータ35を含めて慣
性質量を配分することも可能である。
【0021】ロータ35はフライホイール32に比し上下方
向に高いものとなるが、その外径は小さく、慣性質量は
フライホイール32よりはるかに小さいので、ロータ35側
のクランク軸端部13aの径は小径にでき、これに伴な
い、ここに配設される駆動プーリ28も小径とすることが
できる。駆動プーリ28を小径とすればその2倍の径を要
する被駆動プーリ29もこれに応じて小径化でき、エンジ
ンをコンパクトにする上で有利である。
【0022】巻掛け伝動装置31と発電機34は上方からカ
バー部材40によって覆われている。このカバー部材40は
発電機34に相当する部分すなわちエンジン4の前側寄り
の部分を高くし、その後側を巻掛け伝動装置31に沿って
低く形成されている。図示のカバー部材40は全体が一体
に形成されているが、巻掛け伝動装置31を覆う部分と発
電機34を覆う部分とに上下に分割して形成してもよく、
あるいは巻掛け伝動装置31の後側を覆う部分と巻掛け伝
動装置31の前側および発電機34を覆う部分とに前後に分
割して形成してもよい。
【0023】主ブロック19の下方には、前記スカート部
分37の、囲壁37aによってフライホイール32の外周を包
囲した部分が、円形状に両側および前側へ張り出してい
る(図4,5)。この張り出し部分に向い合って、マウ
ントケース38の上部前方にも同様な張出し部分38aが設
けられており(図2,4)、スカート部分37側の張り出
し部分の開口部はマウントケース38側の張り出し部分に
よって下方から閉塞されている。この張り出し形状は、
周囲の剛性を高める結果にもつながる。
【0024】マウントケース38の、前記張り出し部分の
下方かつ後方寄りに形成された平坦な下面に、オイルパ
ン57が取付けられて垂下し、エクステンションケース2
内に納められている。マウントケース38の内部は、前記
囲壁37aの端面に当接する隔壁58によって、フライホイ
ール32の収納室を構成する部分38bと、オイルパン57に
連通する部分38cとに区画されている。
【0025】また図4に示すように、マウントケース38
はその下面において、ボルト76によりエクステンション
ケース2の上端に締結されている。すなわち、エンジン
4はマウントケース38を介してエクステンションケース
2に搭載され、前記エンジンカバー5によって上部を画
成されたエンジンルーム41内に納められているが、エン
ジンルーム41の下部は、下端周縁をマウントケース38に
支持されてエンジン下部を包囲し上方へ向って開口する
アンダケース77(図1,3,4)によって画成されてい
る。なお、図3はエンジン4を覆うカバー部材を縦断し
てエンジンルーム41内を図1、2とは反対側から見た図
であり、エンジン4の下部は図2と同様な断面図で示し
てある。
【0026】そしてこのアンダケース77に、その上方開
口部を覆うように、前記エンジンカバー5が合せ面78を
介して着脱自在に取付けられる。マウントケース38とエ
クステンションケース2との接続部近傍は、アンダケー
ス77にねじ79(図3)で締結されたアンダカバー80によ
って外周を覆われており、アンダケース77、アンダカバ
ー80、エクステンションケース2により船外機本体部1
aになだらかな輪郭形状が与えられている。
【0027】エンジンカバー5の上面は前記カバー部材
40にならった形状に形成されている(図3,6,7)。
すなわち、前方の発電機34に対応する部分5aを高く、
その後方部分5bを低く形成されている。そしてこの低
く形成した後方部分5b上に、左右1対の通路部材43を
有する空気取入れ装置42が配設されている。各通路部材
43は、図7に示すように、エンジンカバー部分5bに設
けられた開口5cの周縁部に連接して上方へ延出し、上
方の開口縁部に切欠き状の空気導入部43aが設けられて
いる。
【0028】通路部材43はその上方を覆い部材45によっ
て覆われている。覆い部材45は左右の通路部材43の中間
前方位置において、エンジンカバー5にボルト44で固定
されている。覆い部材45は通路部材43の上方を覆う上板
部分45aと、その左右両縁部に沿って垂下する側板部分
45bとから成っている。低いエンジンカバー部分5b上
に立設された通路部材43は、発電機34の背後にこれと重
なり合うようにほぼ同じ高さ位置まで延出しているの
で、覆い部材45の上面は前方エンジンカバー部分5aの
上面から突出することなく、該上面と面一に後方へ延び
ている。
【0029】覆い部材45により上方および両側を覆われ
てエンジンカバー部分5b上に形成された空所には、後
方の開口部から外気が自由に流入し、図6に矢印aで示
すように通路部材43を経てエンジンルーム41内に導かれ
て、エンジン4の吸気として用いられ、またエンジン4
の周囲を冷却する。
【0030】図5は、エンジンルーム41内におけるエン
ジン4および補機類の配置を示す概略平面図である。46
は吸気弁、47は排気弁、48,48はロッカアームで、前記
カム軸27によって開閉を制御されるこのような弁機構が
各シリンダ23毎に設けられている。49はシリンダヘッド
20に設けられた吸気ポートで、該吸気ポート49に接続さ
れた吸気管50がエンジン4の側面に沿って前方へ延び、
前記通路部材43を経てエンジンルーム41内に導入された
空気の一部は該吸気管50の前端から吸気管50内に吸込ま
れ、吸気ポート49を経てシリンダ23内に吸入される。51
は気化器、51aは吸気消音箱である。このような吸気管
50が各シリンダ23毎に設けられ、エンジン4の側面に沿
って上下方向に並設されている。
【0031】エンジン4の他方の側部には排気通路52が
上下方向に延びており、この排気通路52に各シリンダ23
に対応する排気ポート53が連通している。排気通路52は
エクステンションケース2内を上下方向に延びる図示し
てない排気管の上端に接続されており、排気はこの排気
管を通ってその下端から水中に放出される。
【0032】エンジン4の排気通路52と同じ側には、前
方に電装品を納めた電装ボックス54が配設され、その下
方にスタータモータ55が配設されている(図3、4参
照)。54aは点火プラグコードであり、シリンダヘッド
20の側面の点火プラグに接続されている。電装ボックス
54内には点火用コイル54b、CDIユニット54c等が納
められているが、本実施例のエンジンは4サイクル4気
筒エンジンであるので、2気筒につき1個、計2個のコ
イル54bで点火を賄うこととし、これらのコイルをスタ
ータモータ55の上方のスペースに合理的に配置するとと
もに、スタータモータ55と干渉しない前寄りにCDIユ
ニット54cを配置している。スタータモータ55の出力軸
55aは前記フライホイール32の外周に設けられたリング
ギヤ56(図2,4)に歯車係合している。
【0033】図2に示すように、下端にストレーナ59を
有するオイル吸入管60がオイルパン57の底部から前記マ
ウントケース38のオイルパン連通部分38cを通って上方
へ延び、主ブロック19の下部に形成されたオイル吸入通
路61に接続されている。このオイル吸入通路61は、カム
軸27の下端に設けられ該カム軸27によって駆動されるオ
イルポンプ62の吸入口63に連通している。
【0034】オイルポンプ62により加圧されたオイルは
カム軸27まわりの各軸受部に送られるとともに、シリン
ダヘッド20,シリンダブロック19a,クランクケース19
bを貫通して設けられた図示してないオイル通路を経
て、クランクケース19bの前面に取付けられたオイルフ
ィルタ68に送られる。該オイルフィルタ68を出たオイル
は、クランクケース19bの前面左右方向中央部に上下方
向に配設されたオイル通路69(図5参照)に流入し、さ
らに油路70を通ってクランク軸13の各主軸受39に達しこ
れらの軸受を潤滑する。
【0035】このオイルはさらに、クランク軸13に穿設
された油路72を通ってクランクピン軸受71およびシリン
ダ23内に達し、クランクピン軸受71およびシリンダ内面
を潤滑する。上下に一列に配設された各シリンダ23はク
ランク室寄りの位置で油口73を通じて互いに連通してい
るので、各シリンダ23内のオイルはこれらの油口73を通
って順次下方へ流下し、最下方の油口73aからクランク
軸13下端部近傍に排出される。しかしこのオイルは前記
フライホイール32を収容した室内に流入することはな
く、下端の主軸受39bとクランク軸オイルシール81との
間のオイルを戻す戻し油路82(図4)、およびフライホ
イール収容室の外側を迂回してオイルを戻す戻し油路83
(図4)を経て、マウントケース38のオイルパン連通部
分38cに達し、次いでオイルパン57内に戻される。
【0036】カム軸27まわりを潤滑したオイルはオイル
通路74を通ってオイル戻り口65に達し、オイル戻し通路
64,オイル戻し管66を経てオイルパン57に戻される。オ
イルパン57はマウントケース38からエクステンションケ
ース2内に垂下しているので、これによってエンジンの
搭載高さが高くなることはない。オイルパン57の底部前
端に設けられたドレンプラグ84は、図3に示すように、
エキステンションケース2に形成された凹所85に臨んで
いる。なお、凹所85をエキステンションケース2の側部
に設けて、これにドレンブプラク84を臨ませてもよい。
【0037】マウントケース38は、左右方向に延びるマ
ウントラバー75を介して左右1対の前記連結部材12(図
1)に連結されている。マウントラバー75は、芯材75a
と、これを取り巻くラバー75bとからなり、連結部材12
は芯材75aにボルト連結されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した船外機の全体側面図である。
【図2】エンジンの縦断側面図である。
【図3】エンジンを覆うカバー部材を縦断してエンジン
ルーム内部を示した側面図である。
【図4】図3のIV−IV線にほぼ沿う断面図である。
【図5】エンジンルーム内におけるエンジンおよび補機
類の配置を示す概略平面図である。
【図6】エンジンカバー上部の中央縦断面図である。
【図7】エンジンカバー上部の側方縦断面図である。
【符号の説明】
1…船外機、1a…船外機本体ケース、2…エクステン
ションケース、3…ギヤケース、4…エンジン、5…エ
ンジンカバー、6…取付装置、7…船尾、8…ブラケッ
ト、9…チルト軸、10…スイベルケース、11…スイベル
軸、12…連結部材、13…クランク軸、14…駆動軸、15…
前後進切換装置、16…プロペラ軸、17…プロペラ、18…
操作軸、19…主ブロック、20…シリンダヘッド、21…シ
リンダヘッドカバー、22…ボルト、23…シリンダ、24…
ピストン、25…連接棒、26…動弁室、27…カム軸、28…
駆動プーリ、29…被駆動プーリ、30…ベルト、31…巻掛
け伝動装置、32…フライホイール、33…ねじ、34…発電
機、35…ロータ、36…ねじ、37…スカート部分、38…マ
ウントケース、39…主軸受、40…カバー部材、41…エン
ジンルーム、42…空気取入れ装置、43…通路部材、44…
ボルト、45…覆い部材、46…吸気弁、47…排気弁、48…
ロッカアーム、49…吸気ポート、50…吸気管、51…気化
器、52…排気通路、53…排気ポート、54…電装ボック
ス、55…スタータモータ、56…リングギヤ、57…オイル
パン、58…隔壁、59…ストレーナ、60…オイル吸入管、
61…オイル吸入通路、62…オイルポンプ、63…吸入口、
64…オイル戻し通路、65…オイル戻り口、66…オイル戻
し管、67…吐出口、68…オイルフィルタ、69…オイル通
路、70…油路、71…クランクピン軸受、72…油路、73…
油口、74…オイル通路、75…マウントラバー、76…ボル
ト、77…アンダケース、78…合せ面、79…ねじ、80…ア
ンダカバー、81…オイルシール、82,83…戻し油路、84
…ドレンプラグ、85…凹所。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−68335(JP,A) 特開 平6−129257(JP,A) 実開 平3−21509(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02B 67/00 F02B 61/06 F02B 77/00 F02B 61/04 F01M 11/03 F02F 7/00 B63H 20/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランク軸を上下方向に指向させたエン
    ジンを本体ケース上部に搭載し、該本体ケースを防振マ
    ウントを介してチルト運動可能に船体に取り付ける船外
    機において、前記エンジン本体部の一方の側部に上下方向に延びた排
    気通路を設け、 前記クランク軸のエンジン本体部から突出した下端部に
    フライホイールを設け、 該フライホイールの外周にリングギヤを設け、 前記エンジン本体部の、前記排気通路と同じ一方の側方
    の下方に、前記リングギヤと噛み合う始動装置を下向き
    に設け、 前記エンジン本体部のクランクケースの前面にオイルフ
    ィルタを設けた船外機。
  2. 【請求項2】 前記エンジン本体部の下側にオイルパン
    を設けた請求項1の船外機。
  3. 【請求項3】 前記エンジン本体部の下側に前記フライ
    ホイールを上方から覆うケース部分と該フライホイール
    を下方から覆うケース部分とを設け、 該下方から覆うケース部分の下面にオイルパンを設ける
    とともに、該オイルパンと前記エンジン本体部とをオイ
    ル通路を介して連通させた請求項1の船外機。
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