JP2002028844A - テープ研磨装置 - Google Patents

テープ研磨装置

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JP2002028844A
JP2002028844A JP2000214689A JP2000214689A JP2002028844A JP 2002028844 A JP2002028844 A JP 2002028844A JP 2000214689 A JP2000214689 A JP 2000214689A JP 2000214689 A JP2000214689 A JP 2000214689A JP 2002028844 A JP2002028844 A JP 2002028844A
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Japan
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polishing
corner
pair
tape
diameter portion
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JP2000214689A
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English (en)
Inventor
Ko Kikuzawa
効 菊澤
Masahiro Yamaguchi
雅弘 山口
Tadaharu Matsuo
忠晴 松尾
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Kyosan Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kyosan Electric Manufacturing Co Ltd
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ワークの湾曲状のコーナー部全体を均一に研磨
するようにして、コーナー部全体に同一のまたは均一の
面精度が要求されるワークを確実に研磨することがで
き、また、研磨の作業性を高めることができるテープ研
磨装置を提供する。 【解決手段】一対のコーナー接触部材40をワークWの
両方のコーナー部W3を臨むようにそれぞれ配し、研磨
テープTを両側の大径部W2の一方から一対のコーナー
接触部材40の一方と、一対のコーナー接触部材40の
他方とを経由して、両側の大径部W2の他方へ取り回す
ようにし、コーナー部W3全体に研磨テープTが沿うよ
うになり、一対のコーナー部W3を均一に研磨するよう
にした。また、一対のコーナー接触部材40が研磨テー
プTを介して両方のコーナー部W3をそれぞれ押圧する
ようにして、両方のコーナー部W3を一度に研磨するよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸状のワークを回
転可能に装着し、当該ワークの外周面と当該外周面を臨
むように配された接触部材との間の隙間に研磨テープを
取り回し、前記接触部材が研磨テープを介してワークを
押圧して研磨可能にするテープ研磨装置に関する。ここ
で、研磨の対象になるワークは小径部と当該小径部の両
側に位置する大径部とを有するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のテープ研磨装置としては、例え
ば、図3〜図5に示すようなものがある。すなわち、図
3に示すように、研磨の対象になる軸状のワークWは、
クランクシャフトの軸受けやピン部材であり、そのよう
なワークWは、その小径部W1の両端に大径のフランジ
W2が形成され、小径部W1から両端のフランジW2へ
立ち上がる各コーナー部W3は湾曲状にそれぞれ形成さ
れている。また、その湾曲状のコーナー部W3に合うよ
うに接触部材1の両端部が形成されている。
【0003】このような小径部W1の両端部に湾曲状の
コーナー部W3を有するワークWを研磨するには、例え
ば、図3に示すように、ワークWの両方のコーナー部W
3を片側ずつ別個に研磨する。したがって、接触部材1
を一方のコーナー部W3の方へ寄せて、寄せた接触部材
1と一方のコーナー部W3との間の隙間には、ワークW
の軸方向と交差する方向に研磨テープTが通っていて、
接触部材1が研磨テープTの一方の側縁部T1を介して
一方のコーナー部W3を押圧し、ワークWを軸回りに回
転することにより、一方のコーナー部W3を研磨する。
【0004】一方のコーナー部W3を研磨した後に、接
触部材1および研磨テープTを他方のコーナー部W3の
方に寄せて、接触部材1が研磨テープTの他方の側縁部
T1を介して他方のコーナー部W3を押圧し、他方のコ
ーナー部W3を研磨する。このように、両方のコーナー
部W3を別個に研磨した後に、接触部材1および研磨テ
ープTを両方のコーナー部W3の間の中央部に戻して、
接触部材1が研磨テープTの中央部を介して小径部W1
を押圧し、小径部W1を研磨する。
【0005】このように、各コーナー部W3を研磨すべ
く、接触部材1および研磨テープTを各コーナー部W3
の方に寄せ、接触部材1の端部が研磨テープTの側縁部
T1を介してコーナー部W3を押圧するとき、研磨テー
プTの側縁部T1がコーナー部W3にぴったり沿わない
で、しわが生じ易くなるので、しわが生じないように、
図4に示すように、研磨テープTの側縁部T1は、切り
込み部T2が連続していて、鋸歯形に形成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
テープ研磨装置では、研磨テープTの側縁部T1が鋸歯
形に形成されていることから、鋸歯形の切り込み部T2
では、研磨テープTがコーナー部W3に接触しないの
で、研磨テープTがコーナー部W3に接触する面積は、
その鋸歯形の歯底側より歯先側の方が小さくなり、鋸歯
形の歯底側が接触するコーナー部W3の元側W31を過
度に研磨したり、図5に示すように、鋸歯形の歯先側が
接触するコーナー部W3の先側W32に未研磨の部分が
生じたり、湾曲状のコーナー部W3全体を均一に研磨し
難く、コーナー部W3全体に同一のまたは均一の面精度
が要求されるワークWの研磨に、このような従来の装置
を使用し難いという問題点があった。
【0007】また、両方のコーナー部W3を一度でな
く、片側ずつ別個に研磨しているので、研磨工数が嵩
み、研磨の作業性が低下するという問題もある。
【0008】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、ワークの湾曲状のコーナー部全体
を均一に研磨するようにして、コーナー部全体に同一の
または均一の面精度が要求されるワークを確実に研磨す
ることができ、また、研磨の作業性を高めることができ
るテープ研磨装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。 [1]軸状のワーク(W)を回転可能に装着し、当該ワ
ーク(W)の外周面と当該外周面を臨むように配された
接触部材との間の隙間に研磨テープ(T)を取り回し、
前記接触部材が研磨テープ(T)を介してワーク(W)
を押圧して研磨可能にするテープ研磨装置であり、前記
ワーク(W)が小径部(W1)と当該小径部(W1)の
両側に位置する大径部(W2)とを有するものにおい
て、前記ワーク(W)の小径部(W1)から前記両側の
大径部(W2)へ湾曲状にそれぞれ立ち上がる両方のコ
ーナー部(W3)を研磨するためのコーナー研磨機構
(30)を有し、前記コーナー研磨機構(30)は、前
記両方のコーナー部(W3)を臨むようにそれぞれ配さ
れる一対のコーナー接触部材(40)を有し、前記研磨
テープ(T)は、前記両側の大径部(W2)の一方から
前記一対のコーナー接触部材(40)の一方へ取り込ま
れ、前記一対のコーナー接触部材(40)に掛け渡さ
れ、前記一対のコーナー接触部材(40)の他方から前
記両側の大径部(W2)の他方へ取り出されるものであ
り、前記一対のコーナー接触部材(40)は、前記研磨
テープ(T)を介して前記両方のコーナー部(W3)を
それぞれ押圧するものであることを特徴とするテープ研
磨装置。
【0010】[2]前記コーナー研磨機構(30)は、
駆動部(50)を有し、前記駆動部(50)は、前記一
対のコーナー接触部材(40)の間の間隔を広狭調整す
るものであることを特徴とする[1]に記載のテープ研
磨装置。
【0011】[3]軸状のワーク(W)を回転可能に装
着し、当該ワーク(W)の外周面と当該外周面を臨むよ
うに配された接触部材との間の隙間に研磨テープ(T)
を取り回し、前記接触部材が研磨テープ(T)を介して
ワーク(W)を押圧して研磨可能にするテープ研磨装置
であり、前記ワーク(W)が小径部(W1)と当該小径
部(W1)の両側に位置する大径部(W2)とを有する
ものにおいて、前記ワーク(W)の小径部(W1)から
前記両側の大径部(W2)へ湾曲状にそれぞれ立ち上が
る両方のコーナー部(W3)を研磨するためのコーナー
研磨機構(30)を有し、前記コーナー研磨機構(3
0)は、各先端部の間の間隔を広狭すべく開閉可能に支
持された一対のアーム部材(60)と、当該一対のアー
ム部材(60)を開閉動作させる駆動部(50)と、一
対のコーナー接触部材(40)とを有し、前記一対のコ
ーナー接触部材(40)は、前記両方のコーナー部(W
3)を臨むように前記一対のアーム部材(60)の先端
部にそれぞれ支持されており、前記研磨テープ(T)
は、前記両側の大径部(W2)の一方から前記一対のコ
ーナー接触部材(40)の一方へ取り込まれ、前記一対
のコーナー接触部材(40)に掛け渡され、前記一対の
コーナー接触部材(40)の他方から前記両側の大径部
(W2)の他方へ取り出されるものであり、前記駆動部
(50)は、一対のアーム部材(60)の先端部にそれ
ぞれ支持された一対のコーナー接触部材(40)が前記
研磨テープ(T)を介して前記両側のコーナー部(W
3)に当接するまで前記一対のアーム部材(60)を開
くようにしたものであることを特徴とするテープ研磨装
置。
【0012】[4]前記駆動部(50)は、シリンダー
ロッド(51)を出没可能に支持して成り、前記駆動部
(50)は、前記シリンダーロッド(51)によって前
記一対のアーム部材(60)の基端部を前記ワーク
(W)の小径部(W1)の方へ駆動することにより、当
該一対のアーム部材(60)の先端部にそれぞれ支持さ
れた一対のコーナー接触部材(40)が前記研磨テープ
(T)を介して前記両側のコーナー部(W3)に当接す
るまで前記一対のアーム部材(60)を開くようにした
ものであることを特徴とする[3]に記載のテープ研磨
装置。
【0013】[5]前記一対のアーム部材(60)を相
互に閉じる方向に付勢する付勢手段(70)を備え、前
記駆動部(50)は、前記付勢手段(70)の付勢力に
抗して、前記一対のアーム部材(60)を開くようにし
たものであることを特徴とする[3]または[4]に記
載のテープ研磨装置。
【0014】[6]前記コーナー研磨機構(30)は、
ガイド部材(80)を有し、前記ガイド部材(80)
は、前記一対のコーナー接触部材(40)の間の隙間に
配され、当該一対のコーナー接触部材(40)に掛け渡
される前記研磨テープ(T)の中間部をワーク(W)の
小径部(W1)から離した状態で案内するものであるこ
とを特徴とする[1]または[3]に記載のテープ研磨
装置。
【0015】[7]前記テープ研磨装置は、ワーク
(W)の小径部(W1)を研磨するための小径部研磨機
構(100)を備えたことを特徴とする[1]または
[3]に記載のテープ研磨装置。
【0016】[8]前記テープ研磨装置は、ワーク
(W)の小径部(W1)を研磨するための小径部研磨機
構(100)を備え、前記小径部研磨機構(100)
は、ワーク(W)の小径部(W1)を両側から臨むよう
にそれぞれ配された一対の小径部接触部材(110)を
有し、前記コーナー研磨機構(30)側の研磨テープ
(T)は、前記両側の大径部(W2)の一方から前記一
対のコーナー接触部材(40)の一方へ取り込まれ、前
記一対のコーナー接触部材(40)の一方と前記一対の
コーナー接触部材(40)の他方との間に掛け渡され、
前記一対のコーナー接触部材(40)の他方から前記両
側の大径部(W2)の他方へ取り出されることによっ
て、略U字形に取り回されるものであり、前記小径部研
磨機構(100)側の研磨テープ(T)は、前記略U字
形に取り回されるコーナー研磨機構(30)側のテープ
の間の隙間を通過するように取り回されていることを特
徴とする[1]または[3]に記載のテープ研磨装置。
【0017】[9]軸状のワーク(W)を回転可能に装
着し、当該ワーク(W)の外周面と当該外周面を臨むよ
うに配された接触部材との間の隙間に研磨テープ(T)
を取り回し、前記接触部材が研磨テープ(T)を介して
ワーク(W)を押圧して研磨可能にするテープ研磨装置
であり、前記ワーク(W)が小径部(W1)と当該小径
部(W1)の両側に位置する大径部(W2)とを有する
ものにおいて、前記ワーク(W)の小径部(W1)から
前記両側の大径部(W2)へ湾曲状にそれぞれ立ち上が
る両方のコーナー部(W3)を研磨するためのコーナー
研磨機構(30)と、ワーク(W)の小径部(W1)を
研磨するための小径部研磨機構(100)とを備えたこ
とを特徴とするテープ研磨装置。
【0018】次に、前記各項に記載された発明の作用を
説明する。ここで、研磨されるワーク(W)は、小径部
(W1)とその小径部(W1)の両側に位置する大径部
(W2)とを有するものである。また、ワーク(W)の
小径部(W1)と大径部(W2)との間は湾曲状のコー
ナー部(W3)になっている。
【0019】その湾曲状のコーナー部(W3)には、一
対のコーナー接触部材(40)を臨むように配されてい
る。また、研磨テープ(T)は、ワーク(W)の両側の
大径部(W2)の一方から一対のコーナー接触部材(4
0)の一方に取り込まれ、一対のコーナー接触部材(4
0)の間に掛け渡され、前記一対のコーナー接触部材
(40)の他方から前記両側の大径部(W2)の他方へ
取り出されている。
【0020】研磨時において、一対のコーナー接触部材
(40)は、研磨テープ(T)を介して両方のコーナー
部(W3)をそれぞれ押圧する。それにより、各コーナ
ー部(W3)全体に研磨テープ(T)が沿うようにな
り、たとえば、ワーク(W)を回転する一方、コーナー
研磨機構(30)をワーク(W)に対してその軸方向に
振動することにより、一対のコーナー部(W3)を均一
に研磨することができる。また、一対のコーナー接触部
材(40)は、研磨テープ(T)を介して両方のコーナ
ー部(W3)をそれぞれ押圧することにより、両方のコ
ーナー部(W3)を一度に研磨することができ、研磨の
作業性を高めることができる。
【0021】このように、一対のコーナー接触部材(4
0)は、研磨テープ(T)を介して両方のコーナー部
(W3)を押圧するものであり、両方のコーナー部(W
3)の間の間隔に合わせて、一対のコーナー接触部材
(40)の間の間隔を固定してもよいが、駆動部(5
0)が一対のコーナー接触部材(40)の間の間隔を広
狭調整するものであってもよい。
【0022】一対のコーナー接触部材(40)の間の間
隔を広狭調整するための機構としては、種々のものが考
えられるが、駆動部(50)により、一対のアーム部材
(60)の先端部にそれぞれ支持された一対のコーナー
接触部材(40)が前記研磨テープ(T)を介して両側
のコーナー部(W3)に当接するまで一対のアーム部材
(60)を開くようにしたものでは、各ワーク(W)相
互間で生じる寸法のばらつき、すなわち、両方のコーナ
ー部(W3)の間の間隔のばらつきを吸収することがで
きる。
【0023】また、一対のコーナー部(W3)の間の間
隔が多少異なる各種のワーク(W)に対して、1つのテ
ープ研磨装置で対処することができる。すなわち、各コ
ーナー接触部材(40)は研磨テープ(T)を介して、
各種のワーク(W)の一対のコーナー部(W3)全体を
押圧することができる。
【0024】駆動部(50)がシリンダーロッド(5
1)を有し、シリンダーロッド(51)によって一対の
アーム部材(60)の基端部をワーク(W)の小径部
(W1)の方へ駆動するようにしたものでは、シリンダ
ーロッド(51)によって一対のアーム部材(60)の
基端部をワーク(W)の小径部(W1)の方へ駆動する
ことにより、一対のアーム部材(60)が自然に開い
て、一対のアーム部材(60)の先端部にそれぞれ支持
された一対のコーナー接触部材(40)が研磨テープ
(T)を介して両側のコーナー部(W3)に押し当てら
れるようになり、一対のコーナー接触部材(40)の間
の間隔を広狭調整するための機構を簡易に構成すること
ができる。
【0025】付勢手段(70)を備えたものでは、一対
のアーム部材(60)は閉じる方向に付勢されており、
駆動部(50)は、付勢手段(70)の付勢力に抗し
て、一対のアーム部材(60)を開くようにする。付勢
手段(70)は、通常は一対のアーム部材(60)の間
の間隔は狭めになっていて、一対のアーム部材(60)
が両方のコーナー部(W3)の間の隙間に容易に進出す
ることができるようになっている。
【0026】このように、コーナー研磨機構(30)
は、研磨テープ(T)を一対のコーナー接触部材(4
0)に掛け渡されるものであるが、掛け渡された研磨テ
ープ(T)がワーク(W)の小径部(W1)を研磨して
しまうおそれがある。
【0027】そこで、コーナー研磨機構(30)にガイ
ド部材(80)を備え、掛け渡される研磨テープ(T)
の中間部をワーク(W)の小径部(W1)から離した状
態でガイド部材(80)によって案内するように構成す
る。それにより、研磨テープ(T)の中間部がワーク
(W)の小径部(W1)に当たらず、コーナー研磨機構
(30)側の研磨テープ(T)がワーク(W)の小径部
(W1)を研磨するのを防止することができる。
【0028】テープ研磨装置がコーナー研磨機構(3
0)および小径部研磨機構(100)を備えたもので
は、コーナー研磨機構(30)側のテープと小径部研磨
機構(100)側のテープとが相互に干渉しないよう
に、取り回す必要がある。
【0029】すなわち、小径部研磨機構(100)側の
研磨テープ(T)は、コーナー研磨機構(30)側の研
磨テープ(T)と干渉しないように取り回される必要が
ある。すなわち、略U字形に取り回されるコーナー研磨
機構(30)の研磨テープ(T)の間の隙間に小径部研
磨機構(100)側の研磨テープ(T)を通すことで、
相互の干渉を回避することができる。
【0030】また、テープ研磨装置がコーナー研磨機構
(30)および小径部研磨機構(100)を備えたもの
では、ワーク(W)の両側のコーナー部(W3)ばかり
でなく、ワーク(W)の小径部(W1)も一度に研磨す
ることができ、研磨の作業性を高めることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の一形態を説明する。各図は本発明の一実施の形態を示
している。図1〜図2に示すように、ベッドには主軸台
と心押し台とが載置され、主軸台と心押し台とにワーク
Wが回転可能に支持されている。
【0032】ここで、ワークWは、小径部W1とその小
径部W1の両側に位置する大径部W2とを有しており、
ワークWの小径部W1から両側の大径部W2へ立ち上が
るように湾曲状のコーナー部W3が形成されている。
【0033】本テープ研磨装置は、研磨テープTにより
ワークWを研磨するためのものであり、ワークWの両方
のコーナー部W3を研磨するためのコーナー研磨機構3
0および、ワークWの小径部W1を研磨するための小径
部研磨機構100を備えている。研磨テープTには、布
を基材にした研磨布紙またはポリエステルフィルムをベ
ースにした研磨フィルムが使用されている。
【0034】コーナー研磨機構30は、一対のコーナー
接触部材40と、一対のコーナー接触部材40をその先
端部にそれぞれ支持する一対のアーム部材60と、一対
のアーム部材60を開閉動作させる駆動部50と、引っ
張りばねである付勢手段70とを有している。
【0035】一対のコーナー接触部材40は、小径部W
1の外周形状およびコーナー部W3の湾曲形状に合わせ
てそれぞれ成形され、両方のコーナー部W3を臨むよう
に配設されている。
【0036】一対のコーナー接触部材40は、アーム部
材60および駆動部50を介して振動ヘッド20に支持
されている。振動ヘッド20はワークWの軸線方向と平
行な方向に振動可能に本体ベース(図示省略)が支持さ
れている。駆動部50は、コーナー接触部材40が研磨
テープTを介して両側のコーナー部W3に当接するまで
一対のアーム部材60の互いの間隔を広げるように構成
されている。
【0037】具体的には、駆動部50は、シリンダーロ
ッド51、シリンダー52および、シリンダー52内に
あってシリンダーロッド51の基端部を連結したピスト
ン53を有している。また、シリンダーロッド51がシ
リンダー52に対して回転しないように、シリンダーロ
ッド51のロッド軸と、ピストン53のピストン軸とが
偏心した状態で連結されている。シリンダー52は、支
持ブラケット25を介して振動ヘッド20に固設されて
いる。シリンダー52から出没するシリンダーロッド5
1の先端部には略コ字形断面形状の先端ブラケット54
が固設され、先端ブラケット54には枢軸55が架設さ
れ、枢軸55には、一対のアーム部材60の基端部が支
持されている。一対のアーム部材60の中間部には付勢
手段70が架設されている。
【0038】シリンダー52にはガイド部56が設けら
れている。すなわち、シリンダー52の両方の側面部に
は一対の突起片57が形成され、その一対の突起片57
にガイド部56が架設されている。ガイド部56は、コ
ーナー接触部材40へ研磨テープTを繰り出し可能に案
内し、かつ、コーナー接触部材40からの研磨テープT
を繰り込み可能に案内するためのものである。
【0039】シリンダーロッド51の突出によって一対
のアーム部材60の基端部をワークWの小径部W1の方
へ駆動し、一対のアーム部材60の先端部が付勢手段7
0の付勢力に抗して開いて、コーナー接触部材40が研
磨テープTを介して両側のコーナー部W3に当接するよ
うになっている。
【0040】一方のガイド部56へ繰り込まれた研磨テ
ープTは、両側の大径部W2の一方から一対のコーナー
接触部材40の一方を経由し、かつ、一対のコーナー接
触部材40の他方を経由して両側の大径部W2の他方へ
取り回され、他方のガイド部56から繰り出されるもの
である。
【0041】また、コーナー研磨機構30は、ガイド部
材80を有している。ガイド部材80は先端ブラケット
54に設けられていて、一対のコーナー接触部材40の
間の隙間に配されている。図2に示すように、ガイド部
材80は、一対のコーナー接触部材40の一方と前記一
対のコーナー接触部材40の他方とに掛け渡される研磨
テープTの中間部をワークWの小径部W1から離した状
態で案内するものである。
【0042】小径部研磨機構100は、振動ヘッド20
に開閉可能に支持された一対の開閉アーム130と、各
開閉アーム130の先端部に支持された押圧ブロック1
20と、各押圧ブロック120に固定され、ワークWの
小径部W1を両側から臨むようにそれぞれ配された一対
の小径部接触部材110とを有している。小径部接触部
材110は、ワークWの小径部W1の外周形状に合わせ
て成形されている。
【0043】開閉アーム130の先端部131には、ガ
イドローラR1がそれぞれ支持されている。一方のガイ
ドローラR1は、研磨テープTを外方から一方の小径部
接触部材110の方へ繰り込み可能に案内するものであ
り、また、他方のガイドローラR1は、研磨テープTを
他方の小径部接触部110の方から外方へ繰り出し可能
に案内するものである。
【0044】また、支持ブラケット25にもガイドロー
ラR2が設けられている。一方のガイドローラR2は、
ワークWの小径部W1と一対の小径部接触部材110の
一方との間の隙間を経由して、コーナー研磨機構30側
の研磨テープTの両脇の一方を通った研磨テープTを繰
り込み可能に案内するものであり、また、他方のガイド
ローラR2は、繰り込んだ研磨テープTをコーナー研磨
機構30側の研磨テープTの両脇の他方を通し、ワーク
Wの小径部W1と一対の小径部接触部材110の他方と
の間の隙間に通すべく繰り出し可能に案内するものであ
る。研磨テープTは、供給リール(図示省略)から繰り
出され、巻取リール(図示省略)に巻き取られる。
【0045】次に作用を説明する。研磨されるべきワー
クWのコーナー部W3を臨むように一対のコーナー接触
部材40が配されている。また、コーナー研磨機構30
側の研磨テープTは、ワークWの両側の大径部W2の一
方から一対のコーナー接触部材40の一方を経由し、か
つ、一対のコーナー接触部材40の他方とを経由して前
記両側の大径部W2の他方へ取り回されている。したが
って、コーナー研磨機構30側の研磨テープTは、図2
に示すように、略U字形状に取り回されている。
【0046】一方、研磨されるべくワークWの小径部W
1を臨むように一対の小径部接触部材110が配されて
いる。また、小径部研磨機構100側の研磨テープT
は、ワークWの小径部W1と一対の小径部接触部材11
0の一方との間の隙間に通され、かつ、ワークWの小径
部W1と一対の小径部接触部材110の他方との間の隙
間に通される。それにより、研磨テープTを介して一対
の小径部接触部材110がワークWの小径部W1を両側
から挟むようにすることができる。したがって、小径部
研磨機構100側の研磨テープTは、図1に示すよう
に、略逆U字形(あるいは略Ω形)に取り回されてい
る。
【0047】コーナー研磨機構30側の研磨テープTと
小径部研磨機構100側のテープは相互に干渉しないよ
うに取り回されている。すなわち、図2に示すように略
U字形状に取り回されるコーナー研磨機構30側の研磨
テープTは、その下端部において、図1に示すように略
逆U字形に取り回される小径部研磨機構100側の研磨
テープTの間の隙間を通過しており、相互の干渉を回避
している。また、略逆U字形に取り回される小径部研磨
機構100側の研磨テープTは、その上端部において、
略U字形に取り回されたコーナー研磨機構30側の研磨
テープTの間の隙間を通過しており、同じく、相互の干
渉を回避している。
【0048】このようにして取り回されているコーナー
研磨機構30側の研磨テープTは、一対のコーナー接触
部材40の一方と一対のコーナー接触部材40の他方と
に掛け渡され、掛け渡された研磨テープTがワークWの
小径部W1に接触して、小径部W1をも研磨してしまう
おそれがあるが、その渡される研磨テープTの中間部を
ワークWの小径部W1から離した状態でガイド部材80
が案内しているため、コーナー研磨機構30側の研磨テ
ープTの中間部がワークWの小径部W1に当たらず、コ
ーナー研磨機構30側の研磨テープTがワークWの小径
部W1を研磨するのを防止することができる。
【0049】研磨の開始に際し、コーナー研磨機構30
においては、一対のアーム部材60の間の間隔は狭くな
っており、駆動部50のシリンダーロッド51をワーク
Wの方へ突出させると、一対のアーム部材60の先端部
に支持されたコーナー接触部材40が小径部W1をコー
ナー部W3の方へ滑っていくことにより、一対のアーム
部材60の間の間隔が付勢手段70の付勢力に抗して広
がり、やがて、一対のコーナー接触部材40が両方のコ
ーナー部W3に研磨テープTを介して当接するようにな
る。
【0050】それにより、各ワークW相互間で生じる寸
法のばらつき、すなわち、両方のコーナー部W3の間の
間隔のばらつきを吸収することができる。また、一対の
コーナー部W3の間の間隔が多少異なる各種のワークW
に対して、1つのテープ研磨装置で対処することができ
る。
【0051】一方、小径部研磨機構100においては、
一対の開閉アーム130が閉じる方向に揺動すると、小
径部接触部材110がワークWの小径部W1を研磨テー
プTを介して両側から挟むようになる。
【0052】この状態で、駆動モータ(図示省略)が作
動すると、振動ヘッド20がワークWの軸線方向と平行
な方向へ振動する。ワークWは研磨に応じて軸回りに回
転する。コーナー研磨機構30側の研磨テープTおよ
び、小径部研磨機構100側の研磨テープは、共に、そ
の研磨の経過に応じて供給リール(図示省略)から少量
ずつ繰り出され、使用済み研磨テープTは巻取リール
(図示省略)により巻き取られる。このとき、巻取リー
ルに巻き取られる研磨テープTにおいて、一方のコーナ
ー部W3を研磨した研磨テープTを使用済み部分「A」
とし、他方のコーナー部W3を研磨した研磨テープTを
使用済み部分「B」とすると、「A」と「B」とが重な
らないよう、かつ、「A」、「A」、「B」、「B」、
「A」、「A」、「B」、「B」のごとく連続して隙間
(未使用の部分)がないように、研磨テープTの繰り出
し量が考慮されている。
【0053】研磨時において、各コーナー接触部材40
は研磨テープTを介して、各種のワークWの一対のコー
ナー部W3全体を押圧することができ、それにより、コ
ーナー部W3において、未研磨の部分や研磨し過ぎの部
分がなく、コーナー部W3全体を均一に研磨することが
できる。
【0054】このように、コーナー研磨機構30がワー
クWの両側のコーナー部W3を均一に研磨し、かつ、小
径部研磨機構100がワークWの小径部W1も一度に研
磨するようにしたので、ワークWの外周面を一度に研磨
することができ、研磨の作業性を高めることができる。
【0055】なお、前記実施の形態では、一対のコーナ
ー接触部材40は、両者の間隔を広狭調整可能に構成し
たが、ワークWの両方のコーナー部W3の間の間隔に合
わせて、一対のコーナー接触部材40の間の間隔を固定
してもよい。
【0056】また、一対のコーナー接触部材40の両者
の間隔を広狭調整するための機構としては、本実施の形
態のものに限定されない。たとえば、一対のコーナー接
触部材40を調整スクリューにより連結し、調整スクリ
ューを正逆回転することにより、両者の間隔を広狭調整
してもよい。
【0057】さらに、一対のアーム部材60がX形状に
なるように連結して、いわゆるXアームを形成し、一対
のアーム部材の一端部の間の間隔を調整することによ
り、その他端部に支持された一対のコーナー接触部材4
0の間の間隔を広狭調整するようにしてもよい。さら
に、一対のアーム部材の一端部の間の隙間に圧縮ばねを
介装してもよい。それにより、同じく、各ワークW相互
間で生じる寸法のばらつき、すなわち、両方のコーナー
部W3の間の間隔のばらつきを吸収することができる。
【0058】
【発明の効果】本発明に係るテープ研磨装置によれば、
一対のコーナー接触部材をワークの両方のコーナー部を
臨むようにそれぞれ配し、研磨テープを両側の大径部の
一方から一対のコーナー接触部材の一方と、一対のコー
ナー接触部材の他方とを経由して、両側の大径部の他方
へ取り回すようにしたので、コーナー部全体に研磨テー
プが沿うようになり、一対のコーナー部を均一に研磨す
ることができる。また、一対のコーナー接触部材が研磨
テープを介して両方のコーナー部をそれぞれ押圧するよ
うにしたので、両方のコーナー部を一度に研磨すること
ができ、研磨の作業性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るテープ研磨装置の
要部正面図である。
【図2】本発明の実施の一形態に係るテープ研磨装置の
要部側面図である。
【図3】従来例に係るテープ研磨装置の要部側面図であ
る。
【図4】従来例に係る研磨テープの部分平面図である。
【図5】従来例に係るワークの部分断面図である。
【符号の説明】
R1,R2…ガイドローラ T…研磨テープ W…ワーク W1…小径部 W2…大径部 W3…コーナー部 20…振動ヘッド 25…支持ブラケット 30…コーナー研磨機構 40…コーナー接触部材 50…駆動部 51…シリンダーロッド 52…シリンダー 53…ピストン 54…先端ブラケット 55…枢軸 56…ガイド部 57…突起片 60…アーム部材 70…付勢手段 80…ガイド部材 100…小径部研磨機構 110…小径部接触部材 120…押圧ブロック 130…開閉アーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松尾 忠晴 神奈川県横浜市鶴見区平安町2丁目29番地 の1 株式会社京三製作所内 Fターム(参考) 3C058 AA05 AA11 AA16 BC02 CA02 CB01 CB03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸状のワークを回転可能に装着し、当該ワ
    ークの外周面と当該外周面を臨むように配された接触部
    材との間の隙間に研磨テープを取り回し、前記接触部材
    が研磨テープを介してワークを押圧して研磨可能にする
    テープ研磨装置であり、前記ワークが小径部と当該小径
    部の両側に位置する大径部とを有するものにおいて、 前記ワークの小径部から前記両側の大径部へ湾曲状にそ
    れぞれ立ち上がる両方のコーナー部を研磨するためのコ
    ーナー研磨機構を有し、 前記コーナー研磨機構は、前記両方のコーナー部を臨む
    ようにそれぞれ配される一対のコーナー接触部材を有
    し、 前記研磨テープは、前記両側の大径部の一方から前記一
    対のコーナー接触部材の一方へ取り込まれ、前記一対の
    コーナー接触部材に掛け渡され、前記一対のコーナー接
    触部材の他方から前記両側の大径部の他方へ取り出され
    るものであり、 前記一対のコーナー接触部材は、前記研磨テープを介し
    て前記両方のコーナー部をそれぞれ押圧するものである
    ことを特徴とするテープ研磨装置。
  2. 【請求項2】前記コーナー研磨機構は、駆動部を有し、 前記駆動部は、前記一対のコーナー接触部材の間の間隔
    を広狭調整するものであることを特徴とする請求項1に
    記載のテープ研磨装置。
  3. 【請求項3】軸状のワークを回転可能に装着し、当該ワ
    ークの外周面と当該外周面を臨むように配された接触部
    材との間の隙間に研磨テープを取り回し、前記接触部材
    が研磨テープを介してワークを押圧して研磨可能にする
    テープ研磨装置であり、前記ワークが小径部と当該小径
    部の両側に位置する大径部とを有するものにおいて、 前記ワークの小径部から前記両側の大径部へ湾曲状にそ
    れぞれ立ち上がる両方のコーナー部を研磨するためのコ
    ーナー研磨機構を有し、 前記コーナー研磨機構は、各先端部の間の間隔を広狭す
    べく開閉可能に支持された一対のアーム部材と、当該一
    対のアーム部材を開閉動作させる駆動部と、一対のコー
    ナー接触部材とを有し、 前記一対のコーナー接触部材は、前記両方のコーナー部
    を臨むように前記一対のアーム部材の先端部にそれぞれ
    支持されており、 前記研磨テープは、前記両側の大径部の一方から前記一
    対のコーナー接触部材の一方へ取り込まれ、前記一対の
    コーナー接触部材に掛け渡され、前記一対のコーナー接
    触部材の他方から前記両側の大径部の他方へ取り出され
    るものであり、前記駆動部は、一対のアーム部材の先端
    部にそれぞれ支持された一対のコーナー接触部材が前記
    研磨テープを介して前記両側のコーナー部に当接するま
    で前記一対のアーム部材を開くようにしたものであるこ
    とを特徴とするテープ研磨装置。
  4. 【請求項4】前記駆動部は、シリンダーロッドを出没可
    能に支持して成り、 前記駆動部は、前記シリンダーロッドによって前記一対
    のアーム部材の基端部を前記ワークの小径部の方へ駆動
    することにより、当該一対のアーム部材の先端部にそれ
    ぞれ支持された一対のコーナー接触部材が前記研磨テー
    プを介して前記両側のコーナー部に当接するまで前記一
    対のアーム部材を開くようにしたものであることを特徴
    とする請求項3に記載のテープ研磨装置。
  5. 【請求項5】前記一対のアーム部材を相互に閉じる方向
    に付勢する付勢手段を備え、 前記駆動部は、前記付勢手段の付勢力に抗して、前記一
    対のアーム部材を開くようにしたものであることを特徴
    とする請求項3または4に記載のテープ研磨装置。
  6. 【請求項6】前記コーナー研磨機構は、ガイド部材を有
    し、 前記ガイド部材は、前記一対のコーナー接触部材の間の
    隙間に配され、当該一対のコーナー接触部材に掛け渡さ
    れる前記研磨テープの中間部をワークの小径部から離し
    た状態で案内するものであることを特徴とする請求項1
    または3に記載のテープ研磨装置。
  7. 【請求項7】前記テープ研磨装置は、ワークの小径部を
    研磨するための小径部研磨機構を備えたことを特徴とす
    る請求項1または3に記載のテープ研磨装置。
  8. 【請求項8】前記テープ研磨装置は、ワークの小径部を
    研磨するための小径部研磨機構を備え、 前記小径部研磨機構は、ワークの小径部を両側から臨む
    ようにそれぞれ配された一対の小径部接触部材を有し、 前記コーナー研磨機構側の研磨テープは、前記両側の大
    径部の一方から前記一対のコーナー接触部材の一方へ取
    り込まれ、前記一対のコーナー接触部材の一方と前記一
    対のコーナー接触部材の他方との間に掛け渡され、前記
    一対のコーナー接触部材の他方から前記両側の大径部の
    他方へ取り出されることによって、略U字形に取り回さ
    れるものであり、 前記小径部研磨機構側の研磨テープは、前記略U字形に
    取り回されるコーナー研磨機構側のテープの間の隙間を
    通過するように取り回されていることを特徴とする請求
    項1または3に記載のテープ研磨装置。
  9. 【請求項9】軸状のワークを回転可能に装着し、当該ワ
    ークの外周面と当該外周面を臨むように配された接触部
    材との間の隙間に研磨テープを取り回し、前記接触部材
    が研磨テープを介してワークを押圧して研磨可能にする
    テープ研磨装置であり、前記ワークが小径部と当該小径
    部の両側に位置する大径部とを有するものにおいて、 前記ワークの小径部から前記両側の大径部へ湾曲状にそ
    れぞれ立ち上がる両方のコーナー部を研磨するためのコ
    ーナー研磨機構と、ワークの小径部を研磨するための小
    径部研磨機構とを備えたことを特徴とするテープ研磨装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040023854A (ko) * 2002-09-12 2004-03-20 대영기계공업 주식회사 래핑 장치
JP2007007818A (ja) * 2005-07-01 2007-01-18 Nissan Motor Co Ltd 研磨加工方法および研磨加工装置
JP2008284663A (ja) * 2007-05-21 2008-11-27 Nachi Fujikoshi Corp フイルムラップ装置
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