JP2002026260A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2002026260A
JP2002026260A JP2000202458A JP2000202458A JP2002026260A JP 2002026260 A JP2002026260 A JP 2002026260A JP 2000202458 A JP2000202458 A JP 2000202458A JP 2000202458 A JP2000202458 A JP 2000202458A JP 2002026260 A JP2002026260 A JP 2002026260A
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    • G05FSYSTEMS FOR REGULATING ELECTRIC OR MAGNETIC VARIABLES
    • G05F1/00Automatic systems in which deviations of an electric quantity from one or more predetermined values are detected at the output of the system and fed back to a device within the system to restore the detected quantity to its predetermined value or values, i.e. retroactive systems
    • G05F1/10Regulating voltage or current
    • G05F1/46Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc
    • G05F1/56Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc using semiconductor devices in series with the load as final control devices

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部電源投入時において、内部電源電位の立
上がりを安定的に高速化できる半導体装置を提供する。 【解決手段】 電圧発生回路100は、元参照電位信号
Vr0および参照電位信号Vr1をそれぞれ生成する元
参照電位信号発生回路110および参照電位信号発生回
路120と、参照電位信号Vr1に基づいて内部電源電
位Vcc1の電位レベルを制御するアクティブVDC1
30とを備える。起動制御回路150−1,150−2
は、外部電源の起動から元参照電位信号Vr0および参
照電位信号Vr1が所定値に到達するまでの期間、電圧
発生回路100を高速に動作させるために制御信号AL
V1,ALV2をそれぞれ活性化する。起動制御回路1
50−1,150−2は、元参照電位信号Vr0および
参照電位信号Vr1を用いずに外部電源の起動を検知す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置に関
し、より特定的には、外部電源から供給された外部電源
電位を内部回路の駆動に用いられる内部電源電位に変換
する電圧発生回路を内蔵する半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置を始めとする、種々の電位レ
ベルで駆動される内部回路群を備える装置においては、
外部電源から供給される外部電源電位を所望の電位レベ
ルの内部電源電位に変換するための電圧発生回路が用い
られる。このような電圧発生回路としては、いわゆるV
DC(Voltage Down Converter)等が用いられる。
【0003】図13は、半導体装置内部における内部電
源電位の生成に一般的に使用される電圧発生回路500
の構成を示す概略ブロック図である。
【0004】図13を参照して、電圧発生回路500
は、外部電源配線505から外部電源電位VDDを受け
て、内部電源電位の設定値に対応する参照電位信号VR
EFを生成するVREF発生回路510と、内部電源電
位Vccを内部電源配線525に生成するVDC520
とを備える。
【0005】VDC520は、内部電源配線525およ
び参照電位信号VREFの電位レベルを比較して、内部
電源配線525の電位レベルが参照電位信号VREFの
電位レベルよりも低い場合に外部電源配線505から内
部配線525に電流を供給することによって、内部電源
電位Vccを目標レベルに保持する。
【0006】したがって、外部電源が起動され、外部電
源配線505において外部電源電位VDDが立上がる
と、まず参照電位信号VREFの電位レベルが立上が
り、参照電位信号VREFに基づいてVDC520によ
る内部電源電位Vcc1の制御が実行される。
【0007】すなわち、電圧発生回路500では、外部
電源の起動時において、外部電源電位→参照電位信号V
REF→内部電源電位Vccの順に起動される。電圧発
生回路500による内部電源電位Vccの設定精度は、
参照電位信号VREFの設定精度に大きく影響を受ける
ことから、過渡的なオーバーシュート等を回避してより
安定的に内部電源電位Vccを生成するために、参照電
位信号VREFを段階的に生成するような構成も使用さ
れている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、半導体
装置においては、外部電源の起動から内部回路動作が実
行されるまでの期間が、仕様に基づく規格値を満足する
必要がある。このため、過渡的な電位変動が生じやすい
外部電源起動時(以下、単に電源起動時ともいう)にお
いて、参照電位信号VREFを安定的に生成する必要が
ある一方で、内部電源電位Vccの立上がりの高速化を
図ることも必要である。
【0009】この際に、内部電源配線の電位レベルを監
視して、内部電源電位Vccの電位レベルが所定値以下
である場合には、VDCの動作速度を通常時よりも高速
化する手法が考えられる。しかし、電源起動時という初
期状態においては、各ノードの電位レベルも過渡状態で
あるため、いずれの内部ノードの電位レベルとの比較に
よって、VDCの動作速度の切換を行なうかが問題とな
る。
【0010】この発明は、このような問題点を解決する
ためになされたものであって、この発明の目的は、電源
起動時において内部回路で使用する内部電源電位を高速
に生成可能な半導体装置の構成を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の半導体装
置は、第1の外部電源から第1の外部電源電位の供給を
受けて動作する半導体装置であって、第1の外部電源電
位を伝達する第1の外部電源配線と、第1の外部電源配
線から受けた第1の外部電源電位を内部電源電位に変換
して内部電源配線に供給する電圧発生回路とを備え、電
圧発生回路は、第1の外部電源配線から第1の外部電源
電位を受けて内部電源電位の設定電位レベルに応じた参
照電位信号を第1の中間ノードに生成する参照電位部
と、内部電源配線の第1の中間ノードに対する電位レベ
ル差に応じた電流量を外部電源配線から内部電源配線に
供給する電圧変換回路と、第1の制御信号の活性化期間
中において、電圧変換回路に対して第1の動作電流を供
給する第1の電流供給回路と、第1の外部電源が起動さ
れてから内部電源配線の電位レベルが所定レベルに到達
するまでの間第1の制御信号を活性化する第1の起動制
御回路とを含み、第1の起動制御回路は、第1の中間ノ
ードとは独立した第1の基準ノードと内部電源配線との
電位レベルの比較によって、第1の外部電源の起動を検
知し、第1の基準ノードは、参照電位信号の生成とは独
立した第1の直流電位を伝達し、内部電源配線から内部
電源電位を受けて動作する内部回路をさらに備える。
【0012】請求項2記載の半導体装置は、請求項1記
載の半導体装置であって、第2の外部電源から第2の外
部電源電位の供給をさらに受けて動作し、第1の基準ノ
ードは、第2の外部電源電位と電気的に結合される。
【0013】請求項3記載の半導体装置は、請求項1記
載の半導体装置であって、第1の制御信号は、活性状態
に対応する第1の電位レベルと、非活性状態に対応する
第1の電位レベルよりも低い第2の電位レベルとを有
し、第1の制御回路は、内部電源配線と電気的に結合さ
れたゲートを有し、第1の基準ノードと第1の内部ノー
ドとの間に電気的に結合される第1の電界効果型トラン
ジスタと、内部電源配線と電気的に結合されたゲートを
有し、第1の内部ノードと第2の電位レベルを供給する
電位供給ノードとの間に電気的に結合される第2の電界
効果型トランジスタと、第1の内部ノードと電気的に結
合されたゲートを有し、第2の内部ノードと電位供給ノ
ードとの間に電気的に結合される第3の電界効果型トラ
ンジスタと、内部電源配線と電気的に結合されたゲート
を有し、第3の内部ノードと電位供給ノードとの間に電
気的に結合される第4の電界効果型トランジスタと、第
2および第3の内部ノードの電位レベルに応じて、第2
および第3の内部ノードの電位レベルを第1および第2
の電位レベルの一方ずつに設定し保持するラッチ回路
と、第3の内部ノードの電位レベルに応じて、第1の制
御信号を生成する信号バッファとを有する。
【0014】請求項4記載の半導体装置は、請求項3記
載の半導体装置であって、第3の電界効果型トランジス
タは、第1の直流電位がゲートに入力された場合に、第
2の内部ノードと電位供給ノードとの間に電流経路を形
成可能である。
【0015】請求項5記載の半導体装置は、請求項3記
載の半導体装置であって、第1の直流電位は、設定電位
レベル以下である。
【0016】請求項6記載の半導体装置は、請求項1記
載の半導体装置であって、電圧発生部は、外部電源配線
から外部電源電位を受けて、参照電位信号を生成するた
めの元参照電位信号を第2の中間ノードに生成する元参
照電位発生回路と、第2の中間ノードと第1の中間ノー
ドとの電位レベル差に応じて第1の中間ノードを充電す
る参照電位発生回路とを含み、電圧発生回路は、参照電
位発生回路に第2の動作電流を供給する第2の電流供給
回路と、第2の制御信号の活性化期間中において、第2
の動作電流よりも大きい第3の動作電流を参照電位発生
回路に供給する第3の電流供給回路と、第1の外部電源
が起動されてから第1の中間ノードの電位レベルが所定
レベルに到達するまでの間、第2の制御信号を活性化す
る第2の起動制御回路とをさらに含み、第2の起動制御
回路は、第2の中間ノードとは独立の第2の基準ノード
と第1の中間ノードとの電位レベルの比較によって、第
1の外部電源の起動を検知し、第2の基準ノードは、元
参照電位信号の生成とは独立した第2の直流電位を伝達
する。
【0017】請求項7記載の半導体装置は、請求項6記
載の半導体装置であって、第2の外部電源から第2の外
部電源電位の供給をさらに受けて動作し、第2の基準ノ
ードは、第2の外部電源電位と結合される。
【0018】請求項8記載の半導体装置は、請求項2ま
たは7に記載の半導体装置であって、第2の外部電源
は、第1の外部電源と同時もしくはそれより早いタイミ
ングで起動される。
【0019】請求項9記載の半導体装置は、請求項6記
載の半導体装置であって、第2の制御信号は、活性状態
に対応する第1の電位レベルと、非活性状態に対応する
第1の電位レベルよりも低い第2の電位レベルとを有
し、第2の制御回路は、第1の中間ノードと電気的に結
合されたゲートを有し、第2の基準ノードと第1の内部
ノードとの間に電気的に結合される第1の電界効果型ト
ランジスタと、第1の中間ノードと電気的に結合された
ゲートを有し、第1の内部ノードと第2の電位レベルを
供給する電位供給ノードとの間に電気的に結合される第
2の電界効果型トランジスタと、第1の内部ノードと電
気的に結合されたゲートを有し、第2の内部ノードと電
位供給ノードとの間に電気的に結合される第3の電界効
果型トランジスタと、第1の中間ノードと電気的に結合
されたゲートを有し、第3の内部ノードと電位供給ノー
ドとの間に電気的に結合される第4の電界効果型トラン
ジスタと、第2および第3の内部ノードの電位レベルに
応じて、第2および第3の内部ノードの電位レベルを第
1および第2の電位レベルの一方ずつに設定し保持する
ラッチ回路と、第3の内部ノードの電位レベルに応じ
て、第2の制御信号を生成する信号バッファとを有す
る。
【0020】請求項10記載の半導体装置は、請求項9
記載の半導体装置であって、第3の電界効果型トランジ
スタは、第2の直流電位がゲートに入力された場合に、
第2の内部ノードと電位供給ノードとの間に電流経路を
形成可能である。
【0021】請求項11記載の半導体装置は、請求項9
記載の半導体装置であって、第2の直流電位は、定常時
における参照電位信号の電位レベル以下である。
【0022】請求項12記載の半導体装置は、第1およ
び第2の外部電源から第1および第2の外部電源電位の
供給をそれぞれ受けて動作する半導体装置であって、第
1の外部電源電位を供給する第1の外部電源配線と、第
2の外部電源電位を供給する第2の外部電源配線と、外
部電源配線から受けた外部電源電位を内部電源電位に変
換して内部電源配線に供給する電圧発生回路と、内部電
源配線から内部電源電位を受けて動作する内部回路とを
備え、電圧発生回路は、外部電源配線から外部電源電位
を受けて、内部電源電位の設定電位レベルに応じた参照
電位信号を第1の中間ノードに生成する参照電位発生回
路と、内部電源配線の第1の中間ノードに対する電位レ
ベル差に応じた電流量を外部電源配線から内部電源配線
に供給する電圧変換回路と、第1の制御信号の活性期間
中において、電圧変換回路に第1の動作電流を供給する
第1の電流供給回路と、外部電源が起動されてから内部
電源配線の電位レベルが所定レベルに到達するまでの
間、第1の制御信号を活性化する第1の起動制御回路と
を含み、第1の起動制御回路は、第1の基準ノードと内
部電源配線との電位レベルの比較によって、外部電源電
位の起動を検知し、半導体装置は、同一の金属配線層に
形成される、第1の基準ノード、第1の中間ノードおよ
び、第2の電源配線とそれぞれ電気的に結合される第
1、第2および第3の金属配線をさらに備え、第1の金
属配線と第2および第3の金属配線のうちの一方とは、
第1の金属配線層において電気的に結合される。
【0023】請求項13記載の半導体装置は、請求項1
2記載の半導体装置であって、参照電位発生部は、第1
の外部電源配線から第1の外部電源電位を受けて、参照
電位信号を生成するための元参照電位信号を第2の中間
ノードに生成する元参照電位発生回路と、第2の中間ノ
ードと第1の中間ノードとの電位レベル差に応じて第1
の中間ノードを充電する参照電位発生回路とを含み、電
圧発生回路は、参照電位発生回路に第2の動作電流を供
給する第2の電流供給回路と、第2の制御信号の活性期
間中において、第2の動作電流よりも大きい第3の動作
電流を参照電位発生回路に供給する第3の電流供給回路
と、外部電源が起動されてから第1の中間ノードの電位
レベルが所定レベルに到達するまでの間、第2の制御信
号を活性化する第2の起動制御回路とを含み、第2の起
動制御回路は、外部電源の起動を第2の基準ノードと第
1の中間ノードとの電位レベルの比較によって検知し、
半導体装置は、同一の金属配線層に形成される、第2の
基準ノードおよび第2の中間ノードとそれぞれ電気的に
結合される第4および第5の金属配線をさらに備え、第
4の金属配線と第3および第5の金属配線のうちの一方
とは、第1の金属配線層において電気的に結合される。
【0024】請求項14記載の半導体装置は、第1の外
部電源から第1の外部電源電位の供給を受けて動作する
半導体装置であって、第1の外部電源電位を供給する外
部電源配線と、外部電源配線から第1の外部電源電位を
受けて、複数の内部電源電位にそれぞれ変換する複数の
電圧発生回路と、複数の電圧発生回路から複数の内部電
源電位の供給を受けて動作する複数の内部回路とを備
え、各電圧発生回路は、複数の内部電源電位のうちの対
応する1つを出力する内部電源配線と、外部電源配線か
ら第1の外部電源電位を受けて、対応する内部電源電位
の設定電位レベルに応じた参照電位信号を第1の中間ノ
ードに生成する参照電位発生部と、内部電源配線の第1
の中間ノードに対する電位レベル差に応じた電流量を外
部電源配線から内部電源配線に供給する電圧変換回路
と、第1の制御信号の活性化に応答して、電圧変換回路
に第1の動作電流を供給する第1の電流供給回路とを含
み、複数の電圧発生回路のうちの1個は、第1の外部電
源が起動されてから、複数の電圧発生回路のうちのいず
れか1個に対応する内部電源配線の電位レベルが所定電
位レベルに到達するまでの間、第1の制御信号を活性化
する第1の起動制御回路を含み、第1の起動制御回路
は、第1の中間ノードとは独立した第1の基準ノードと
複数の電圧発生回路のうちの他のいずれか1個に対応す
る内部電源配線との電位レベルの比較によって、第1の
外部電源の起動を検知し、第1の基準ノードは、参照電
位信号の生成とは独立した第1の直流電位を伝達する。
【0025】請求項15記載の半導体装置は、請求項1
4記載の半導体装置であって、第2の外部電源から第2
の外部電源電位の供給をさらに受けて動作し、第1の基
準ノードは、第2の外部電源電位と結合される。
【0026】請求項16記載の半導体装置は、請求項1
4記載の半導体装置であって、第1の制御信号は、活性
状態に対応する第1の電位レベルと、非活性状態に対応
する第1の電位レベルよりも低い第2の電位レベルとを
有し、第1の制御回路は、複数の電圧発生回路のうちの
他のいずれか1個に含まれる内部電源配線と電気的に結
合されたゲートを有し、第1の基準ノードと第1の内部
ノードとの間に電気的に結合される第1の電界効果型ト
ランジスタと、複数の電圧発生回路のうちの他のいずれ
か1個に含まれる内部電源配線と電気的に結合されたゲ
ートを有し、第1の内部ノードと第2の電位レベルを供
給する電位供給ノードとの間に電気的に結合される第2
の電界効果型トランジスタと、第1の内部ノードと電気
的に結合されたゲートを有し、第2の内部ノードと電位
供給ノードとの間に電気的に結合される第3の電界効果
型トランジスタと、複数の電圧発生回路のうちのいずれ
か1個に含まれる内部電源配線と電気的に結合されたゲ
ートを有し、第3の内部ノードと電位供給ノードとの間
に電気的に結合される第4の電界効果型トランジスタ
と、第2および第3の内部ノードの電位レベルに応じ
て、第2および第3の内部ノードの電位レベルを第1お
よび第2の電位レベルの一方ずつに設定し保持するラッ
チ回路と、第3の内部ノードの電位レベルに応じて、第
1の制御信号を生成する信号バッファとを有する。
【0027】請求項17記載の半導体装置は、請求項1
4記載の半導体装置であって、参照電位発生部は、外部
電源配線から第1の外部電源電位を受けて参照電位信号
を生成するための元参照電位信号を第2の中間ノードに
生成する元参照電位発生回路と、第2の中間ノードと第
1の中間ノードとの電位レベル差に応じて第1の中間ノ
ードを充電する参照電位発生回路とを含み、各電圧発生
回路は、参照電位発生回路に第2の動作電流を供給する
第2の電流供給回路と、第2の制御信号の活性化期間中
において、第2の動作電流よりも大きい第3の動作電流
を参照電位発生回路に供給する第3の電流供給回路とを
含み、複数の電圧発生回路のうちの1個は、第1の外部
電源が起動されてから、複数の電圧発生回路のうちのい
ずれか1個に対応する第1の中間ノードの電位レベルが
所定レベルに到達するまでの間、第2の制御信号を活性
化する第2の起動制御回路をさらに含み、第2の起動制
御回路は、第2の中間ノードとは独立した第2の基準ノ
ードと複数の電圧発生回路のうちの他のいずれか1個に
対応する第1の中間ノードとの電位レベルの比較によっ
て、第1の外部電源の起動を検知し、第2の基準ノード
は、元参照電位信号の生成とは独立した第2の直流電位
を伝達する。
【0028】請求項18記載の半導体装置は、請求項1
7記載の半導体装置であって、第2の外部電源から第2
の外部電源電位の供給をさらに受けて動作し、第2の基
準ノードは、第2の外部電源電位と結合される。
【0029】請求項19記載の半導体装置は、請求項1
7記載の半導体装置であって、第2の制御信号は、活性
状態に対応する第1の電位レベルと、非活性状態に対応
する第1の電位レベルよりも低い第2の電位レベルとを
有し、第2の制御回路は、複数の電圧発生回路のうちの
他のいずれか1個に含まれる第1の中間ノードと電気的
に結合されたゲートを有し、第2の基準ノードと第1の
内部ノードとの間に電気的に結合される第1の電界効果
型トランジスタと、複数の電圧発生回路のうちの他のい
ずれか1個に含まれる第1の中間ノードと電気的に結合
されたゲートを有し、第1の内部ノードと第2の電位レ
ベルを供給する電位供給ノードとの間に電気的に結合さ
れる第2の電界効果型トランジスタと、第1の内部ノー
ドと電気的に結合されたゲートを有し、第2の内部ノー
ドと電位供給ノードとの間に電気的に結合される第3の
電界効果型トランジスタと、複数の電圧発生回路のうち
のいずれか1個に含まれる第1の中間ノードと電気的に
結合されたゲートを有し、第3の内部ノードと電位供給
ノードとの間に電気的に結合される第4の電界効果型ト
ランジスタと、第2および第3の内部ノードの電位レベ
ルに応じて、第2および第3の内部ノードの電位レベル
を第1および第2の電位レベルの一方ずつに設定し保持
するラッチ回路と、第3の内部ノードの電位レベルに応
じて、第2の制御信号を生成する信号バッファとを有す
る。
【0030】
【発明の実施の形態】以下において、図面を参照して本
発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0031】[実施の形態1]図1は、本発明の実施の
形態1に従う半導体装置1の構成を示す概略ブロック図
である。
【0032】図1を参照して、半導体装置1は、複数の
外部電源電位、たとえばVDD1およびVDD2によっ
て駆動される。半導体装置10は、外部電源配線11か
ら外部電源電位VDD1を受けて、内部電源配線15に
内部電源電位Vcc1を生成する電圧発生回路100を
備える。
【0033】電圧発生回路100は、外部電源配線11
から外部電源電位VDD1を受けて元参照電位信号Vr
0を出力する元参照電位信号発生回路110と、元参照
電位信号Vr0に基づいて参照電位信号Vr1を生成す
る参照電位信号発生回路120と、参照電位信号Vr1
および内部電源配線15の電位レベル差に応じて、外部
電源配線11から内部電源配線に電流を供給するアクテ
ィブVDC130とを含む。このように、元参照電位信
号発生回路110および参照電位信号発生回路120に
よって、元参照電位信号Vr0と電位レベルが等しい参
照電位信号Vr1を別ノードに発生させ、これを内部電
源電位Vccの直接の参照電位とする。参照電位信号V
r1が生成されるノードN1は、長距離配線ノードとな
る場合もあるのでノイズの影響を受けやすくなる。しか
し、元参照電位信号Vr0の出力には、長距離配線ノー
ドは不要であるのでノイズを受け難い。以上のように、
最もノイズの影響を受けやすいアナログ中間電位である
元参照電位信号Vr0に対するノイズを最小限に抑制す
る構成が実現される。
【0034】電圧発生回路100は、さらに、制御信号
ALV1およびALV2をそれぞれ生成する起動制御回
路150−1および150−2をさらに含む。起動制御
回路150−1は、電源起動時において参照電位信号V
r1の電位レベルが所定値以下である場合に、制御信号
ALV1を活性状態に設定して、参照電位信号発生回路
110の動作を一時的に高速化する。起動制御回路15
0−2は、電源起動時において内部電源電圧Vcc1の
電位レベルが所定値以下である場合に、アクティブVD
C130を活性化して、内部電源電圧Vcc1の立上り
の高速化を図る。
【0035】半導体装置1は、さらに、アクティブVD
C130と並列に配置されるスタンバイVDC135を
備える。スタンバイVDC135は、アクティブVDC
130と同様に、参照電位信号Vr1および内部電源配
線15の電位レベル差に応じて、外部電源配線11から
内部電源配線15に電流を供給する。スタンバイVDC
135は、内部電源電位Vcc1のスタンバイ時におけ
る緩やかな変動を補償するために配置され、アクティブ
VDC130よりも動作速度が低い。スタンバイVDC
135は、消費電流もアクティブVDC130に比較し
て小さく、電源起動後は基本的に常時活性化される。
【0036】半導体装置1は、さらに、内部電源配線1
5から内部電源電位Vcc1の供給を受けて動作する内
部回路20と、外部電源電位VDD2を供給するための
外部電源配線12とを備える。
【0037】なお、図1においては、半導体装置内の電
源系統として、外部電源電位VDD1を内部電源電位V
cc1に変換する電源系統を代表的に記載しているが、
本願発明の適用は、電源系統が単一である場合に限定さ
れるものではない。すなわち、内部にこのような電源系
統が複数存在する半導体装置に対しても、各電源系統ご
とに本願発明を適用することが可能である。
【0038】[電源起動時に活性化される電圧発生回路
の一般的な構成]実施の形態1に従う電圧発生回路10
0の構成を説明する前に、電圧発生回路100と類似の
構成を有する電圧発生回路600を用いて、電源起動時
において電圧発生回路に生じる問題点を説明する。
【0039】図2は、電源起動時において活性化される
電圧発生回路600の構成を示す回路図である。
【0040】図2を参照して、電圧発生回路600は、
外部電源配線11から外部電源電位VDD1を受けて元
参照電位信号Vr0をノードN0に出力する元参照電位
信号発生回路110と、元参照電位信号Vr0に基づい
てノードN1に参照電位信号Vr1を生成する参照電位
信号発生回路120と、アクティブVDC130を構成
する、差動増幅回路140および電流駆動トランジスタ
QDとを備える。差動増幅回路140は、ノードN1お
よび内部電源配線15の電位レベル差を増幅して出力す
る。電流駆動トランジスタQDは、差動増幅回路140
の出力に応じた電流量を外部電源配線11から内部電源
配線15に供給する。内部電源配線11に付加される容
量はCpで示される。内部電源配線15は、内部電源電
位Vcc1を内部回路20に伝達する。
【0041】電圧発生回路600は、さらに、参照電位
信号発生回路120に動作電流を供給するためのN型M
OSトランジスタQC1およびQC2と、差動増幅回路
130に動作電流を供給するためのN型トランジスタQ
C3と、トランジスタQC3のゲートに制御信号を与え
る論理ゲートLG10とをさらに備える。本願発明の実
施の形態においては、電界効果型トランジスタの代表例
としてMOSトランジスタを適用する。
【0042】元参照電位信号発生回路110は、外部電
源電位VDD1の起動に応じて、所定の元参照電位信号
Vr0を生成する。
【0043】図14は、元参照電位信号発生回路110
の構成を示す回路図である。図14を参照して、元参照
電位信号発生回路110は、ローパスフィルタ112
と、一定電流生成部115と元参照電位調整部117と
を含む。
【0044】ローパスフィルタ112は、外部電源電位
VDD1の高周波ノイズを除去して、配線113に伝達
する。一定電流生成部115は、P型MOSトランジス
タQP10,QP12と、N型MOSトランジスタQN
10,QN12と、抵抗素子116とを有する。N型M
OSトランジスタQN10,QN12は同一サイズに設
計されるが、トランジスタQP10およびQP12のト
ランジスタサイズは異なるように設計される。これによ
り、一定電流生成部115において、トランジスタQP
10およびQN10を流れる電流、およびトランジスタ
QP11およびQN11を流れる電流は、トランジスタ
QP10およびQP12のサブスレッショルド領域にお
ける特性差が反映された、配線113の電位レベルの変
動に依存しない一定電流Iconstとなる。電流Ic
onstに応じてノードNyに生成される中間電位Vm
は、トランジスタQC1のゲートに入力される。
【0045】元参照電位調整部117は、配線113と
元参照電位V0を生成するノードN0との間に電気的に
結合されるP型MOSトランジスタQP14と、ノード
N0とノードNzの間に直列に接続されるP型MOSト
ランジスタQP21〜QP24,QP16と、トランジ
スタQP21〜QP24とそれぞれ並列に結合されるヒ
ューズ素子118−1から118−4と、ノードNzと
接地配線19との間に直列に接続されるP型MOSトラ
ンジスタQP18,QP20とを含む。
【0046】トランジスタQP14をトランジスタQP
12と同一のトランジスタサイズで設計することによっ
て、元参照電位調整部117を流れる電流は、カレント
ミラー115における一定電流Iconstと等しくな
る。
【0047】トランジスタQP16,QP21〜QP2
4のゲートは接地配線19と結合され、これらのトラン
ジスタは、等価的には抵抗素子として作用する。ノード
Nzには、トランジスタQP18およびQP20のしき
い値電圧の和に相当する電位が生じる。したがって、ノ
ードN0の電位、すなわち元参照電位V0の電位レベル
は、ノードNzの電位と、ノードN0とノードNzとの
間において一定電流Iconstによって生じる電圧降
下量とに応じて決定されるので、外部電源電位VDD1
の電位が変動しても、元参照電位V0の電位レベルを一
定に維持できる。
【0048】また、ヒューズカットを施すヒューズ素子
の個数によって、ノードN0とノードNzとの間におけ
る電圧降下量を調整できるので、元参照電位信号Vr0
の電位レベルを微調整することも可能である。調整に使
用するヒューズ素子および抵抗素子として作用するトラ
ンジスタのペアの個数は、図14の例に限られず任意の
複数個とすることができる。
【0049】再び、図2を参照して、トランジスタQC
1は、通常時における動作電流を参照電位信号発生回路
120に供給する。トランジスタQC1のしきい値電圧
を、図14に示されるトランジスタQN10およびQN
12と同程度とすれば、参照電位発生回路120の動作
電流を図14中のIconstレベルに抑制することが
できる。したがって、直流電位信号Vmの電位レベル
は、動作電流を絞るためにトランジスタQC1のしきい
値電圧よりやや高いレベルに設定される。
【0050】トランジスタQC2は、電源起動時におい
て参照電位信号VREFを高速に立上げるために、制御
信号ALV1の活性化(Hレベル)期間中に参照電位信
号発生回路120を高速動作させるための大きな動作電
流を供給する。
【0051】参照電位信号発生回路120は、外部電源
配線11とノードNaおよびNbとの間にそれぞれ電気
的に結合されるP型MOSトランジスタQP1およびQ
P2と、ノードNaおよびNbとノードNcとの間にそ
れぞれ電気的に結合されるN型MOSトランジスタQN
1およびQN2とを有する。トランジスタQP1および
QP2のゲートはノードNaと結合される。ノードNb
は、参照電位信号Vr1が生成されるノードN1すなわ
ちトランジスタQN2のゲートと結合される。
【0052】このような構成とすることにより、参照電
位信号発生回路120は、トランジスタQC1のみ、も
しくはトランジスタQC1およびQC2の両方から動作
電流の供給を受けて、ノードN0およびN1の電位レベ
ル差に応じて、ノードN1を充電する。これにより、ノ
ードN0に生成される元参照電位信号Vr0に基づい
て、参照電位信号Vr1をノードN1に生成することが
できる。なお、図の構成では、元参照電位信号Vr0と
参照電位信号Vr1の電位レベルは等しく、Vr0=V
r1の関係が成立する。
【0053】差動増幅回路140は、外部電源配線11
とノードNdおよびNeとの間にそれぞれ電気的に結合
されるP型MOSトランジスタQP3およびQP4と、
ノードNdおよびNeとノードNfとの間にそれぞれ電
気的に結合されるN型MOSトランジスタQN3および
QN4とを有する。差動増幅回路130は、いわゆるカ
レントミラー構成を有し、ノードN1および内部電源配
線15の電位レベル差を増幅してノードNdに出力す
る。ノードNdは電流駆動トランジスタQDのゲートと
結合される。
【0054】差動増幅回路140は、トランジスタQC
3により動作電流を供給される。トランジスタQC3の
ゲートには、論理ゲートLG10の出力が入力される。
論理ゲートLG10は、制御信号ACTおよびALV2
を受けて、両者のOR論理演算結果を出力する。論理ゲ
ートLG10の出力信号の活性化(Hレベル)期間中に
おいて、アクティブVDC130は、活性化される。
【0055】制御信号ALV1およびALV2は、電源
起動時において、電圧発生回路600を高速動作させて
内部電源電圧Vcc1を高速に立上げるために活性状態
(Hレベル)に設定される。制御信号ACTは、内部電
源電位Vcc1が設定レベルまで立上がった後に、内部
回路20における、たとえば半導体装置におけるセンス
アンプの活性化のような、比較的大きな電流を消費する
イベントの発生に対応して活性化(Hレベル)される。
【0056】図1に示されたスタンバイVDC135
は、アクティブVDC130と同様の構成を有し、トラ
ンジスタQC2と同様の電流供給トランジスタから微小
電流を受けて動作する。また、スタンバイVDC135
を配置する代わりに、アクティブVDC130に対し
て、スタンバイVDC135の活性化期間に対応して微
小電流を供給する新たなトランジスタをトランジスタQ
C3と並列に設ける構成としてもよい、電圧発生回路6
00は、制御信号ALV1およびALV2をそれぞれ生
成する起動制御回路650−1および650−2をさら
に含む。起動制御回路650−1および650−2の各
々は、入力ノードNi、基準ノードNsおよび、制御信
号を生成する出力ノードNoを有する。
【0057】起動制御回路650−1は、電源起動時に
おいて、入力ノードNiの電位レベルすなわち参照電位
信号Vr1の電位レベルが所定値以下である場合に、出
力ノードNoに生成する制御信号ALV1を活性状態に
設定する。
【0058】起動制御回路650−1は、基準ノードN
sと入力ノードNiとの電位レベルの比較によって、外
部電源の起動を検知して制御信号ALV1をHレベルに
立上げて活性化する。したがって、起動制御回路650
−1の基準ノードNsに対して、電源起動時において参
照電位信号Vr1よりも早く立ち上がる直流信号である
元参照電位信号Vr0が入力される。
【0059】同様に、起動制御回路650−2は、電源
起動時において、入力ノードNiの電位レベルすなわち
内部電源電位Vcc1が所定値以下である場合に、出力
ノードNoに生成する制御信号ALV2を活性状態に設
定する。
【0060】起動制御回路650−2においては、外部
電源の起動を検知するための基準ノードNsに対して
は、電源起動時において内部電源電圧Vcc1よりも早
く立ち上がる直流信号である参照電位信号Vr1が入力
される。
【0061】起動制御回路650−1および650−2
は、入力ノードNi、基準ノードNsおよび出力ノード
Noに入出力される電位信号が異なるが、回路構成は同
一である。したがって、代表的に、起動制御回路650
−1の構成について説明する。
【0062】図3は、起動制御回路650−1の構成を
説明する回路図である。図3を参照して、起動制御回路
650−1は、基準ノードNsと内部ノードNgとの間
に結合されるP型トランジスタQP5と、内部ノードN
gと接地電位Vssを供給する接地配線19との間に電
気的に結合されるN型MOSトランジスタQN5とを含
む。トランジスタQN5およびQP5のゲートは、入力
ノードNiと結合される。トランジスタQP5およびQ
N5は、参照電位信号Vr0および接地電位Vssによ
って駆動されるインバータ155を形成する。入力ノー
ドNiは、参照電位信号Vr1が生成されるノードN1
と電気的に結合される。
【0063】起動制御回路650−1においては、基準
ノードNsは、元参照電位信号Vr0が生成されるノー
ドN0と結合される。
【0064】起動制御回路650−1は、さらに、内部
ノードNgと結合されるゲートを有し、内部ノードNh
と接地配線19との間に電気的に結合されるN型MOS
トランジスタQCaと、内部ノードNjと接地配線Vs
sとの間に電気的に結合され、入力ノードNiと結合さ
れるゲートを有するN型MOSトランジスタQCbと、
内部ノードNhおよびNjの電位レベルをラッチするた
めのラッチ回路157を形成するインバータIV10お
よびIV12とを含む。
【0065】起動制御回路650−1は、さらに、内部
ノードNjの電位レベルに応じて、制御信号ALV1を
出力ノードNoに生成するための信号バッファ159を
形成するインバータIV14およびIV16をさらに含
む。インバータIV10,IV12,IV14,IV1
6は、外部電源配線11によって駆動される。したがっ
て、制御信号ALV1のHレベル電位およびLレベル電
位は、外部電源電位VDD1および接地電位Vssにそ
れぞれ相当する。
【0066】次に、起動制御回路の動作を説明する。電
源起動時において、参照電位信号Vr1が接地電位Vs
sレベルから立上がる際においては、基準ノードNsに
伝達される元参照電位信号Vr0は参照電位信号Vr1
よりも早く立上がるため、まずトランジスタQP5がオ
ンして、内部ノードNgの電位レベルは、基準ノードN
sの電位レベル、すなわち参照電位信号Vr0と等しく
なる。
【0067】ノードNgの電位がトランジスタQCaの
しきい値をこえると、トランジスタQCaによって内部
ノードNhと接地配線19との間に電流経路が形成され
て、内部ノードNhの電位レベルはLレベル(接地電位
Vss)に設定される。これにより、ラッチ回路157
によってラッチされる内部ノードNhおよびNjの電位
レベルは、Lレベル(接地電位Vss)およびHレベル
(外部電源電位VDD1)にそれぞれ設定される。これ
に応じて、出力ノードNoの電位レベルもHレベル(外
部電源電位VDD1)に設定される。これにより、制御
信号ALV1が活性化(Hレベルへ)される。ラッチ回
路157によって、内部ノードNhおよびNjの電位レ
ベルは保持されるので、制御信号ALV1の活性状態
(Hレベル)も維持される。
【0068】その後、入力ノードNiの電位レベル、す
なわち参照電位信号Vr1の電位レベルが上昇すると、
トランジスタQCbによって内部ノードNjと接地配線
19との間に放電経路が形成される。これにより、内部
ノードNjの電位レベルは、HレベルからLレベルに変
化する。トランジスタQCbのしきい値電圧や電流駆動
力を適正に調整することにより、入力ノードNiの電位
レベルが所定値に達した時点において、ノードNjの電
位レベルをLレベルに反転して、制御信号ALV2を非
活性化(Lレベルへ)することができる。
【0069】このような構成とすることによって、起動
制御回路650−1は、外部電源の起動に応答して制御
信号ALV1を活性化し、参照電位信号Vr1の電位レ
ベルが所定値に達するまでの間制御信号ALV1の活性
状態を維持する。これにより、電源起動時の所望期間に
おいて参照電位信号発生回路120を高速に動作させる
ことができる。
【0070】しかしながら、参照電位信号Vr0が生成
されるノードN0は、ハイインピーダンスノードである
ため、電源起動後の立上がり時において、参照電位信号
Vr1が中間電位状態にある場合には、基準ノードNs
〜トランジスタQP5〜トランジスタQN5〜接地配線
19の経路に貫通電流が生じ、基準ノードNsの電位レ
ベルすなわち元参照電位信号Vr0の電位レベルが一時
的に低下するおそれがある。この問題は、起動制御回路
650−2においても同様であり、電源起動後の立上が
り時において、参照電位信号Vr0の電位レベルが一時
的に低下してしまうおそれがある。
【0071】図4は、電圧発生回路600の問題点を説
明するためのタイミングチャートである。
【0072】図4を参照して、時刻t0において外部電
源が起動されて外部電源電位VDD1が立上がる。これ
に応じて、内部電源電位Vcc1を設定電位レベルVs
etに整定するための元参照電位信号Vr0および参照
電位信号Vr1の生成が開始される。
【0073】電源起動後の初期状態においては、制御信
号ALV1およびALV2は、いずれも活性化(Hレベ
ルへ)され、参照電位信号発生回路120の高速化およ
びアクティブVDC130の活性化が実行される。
【0074】しかしながら、上述したように、起動制御
回路650−1および650−2において、入力段のイ
ンバータ155に生じる貫通電流によって、基準ノード
Nsの電位レベル、すなわち元参照電位信号Vr0およ
び参照電位信号Vr1の電位レベルが一時的に低下する
現象が生じるため、元参照電位信号Vr0および参照電
位信号Vr1は、時間の経過に沿って単調に上昇せず、
一旦その電位レベルが低下した後に再び上昇を開始す
る。これによって、参照電位信号Vr1の立上りが遅れ
るため、これに対応して内部電源電位Vcc1の立上り
も遅れてしまう。
【0075】ノードN0およびN1に電位レベルを安定
化させるための容量を結合して、元参照電位信号Vr0
および参照電位信号Vr1の電位レベルの低下を防止す
ることも考えられるが、この場合には、電源起動時にお
いてノードN0およびN1の充電に必要な電荷量が大き
くなってしまうため、これらの電位信号の高速な立上が
りをかえって阻害してしまう。
【0076】時刻t1において、参照電位信号Vr1が
所定電位Vtrnに達すると、制御信号ALV1は非活
性化される。これにより、トランジスタQC2による動
作電流の供給は停止され、参照電位信号発生回路120
の高速動作は終了する。同様に、時刻t2において、内
部電源電位Vcc1の電位レベルが所定電位Vtrnに
到達すると、トランジスタQC3による動作電流の供給
は停止されて、アクティブVDC130は非活性化され
る。
【0077】時刻t2以降においては、スタンバイVD
C135のみによる内部電源配線15の緩やかな充電動
作が継続され、時刻t3において、内部電源電位Vcc
1は設定電位Vsetに到達する。所定電位Vtrn
は、内部電源電位Vcc1が設定電位Vsetからオー
バシュートすることを防止するため、およびトランジス
タパラメータ等のプロセスばらつきにより、Vtrnが
ばらついてVtrnが設定電位Vsetよりも大きくな
ることを避けるために、設定電位よりもある程度差をも
った低い値に設定される。一般的には、所定電位Vtr
nは、設定電位Vsetよりも最低でも0.3V程度低
く設定することが望ましい。
【0078】このように、時刻t0から時刻t1の間に
おいて、起動制御回路中のインバータ155に生じる貫
通電流の影響によって、参照電位信号Vr1が一時的に
落ち込む問題点によって、内部電源電位Vcc1の高速
な立上がりが阻害される。
【0079】[実施の形態1に従う電圧発生回路の構
成]図5は、実施の形態1に従う電圧発生回路100の
構成を示す回路図である。
【0080】図5を参照して、電圧発生回路100は、
図2に示される電圧発生回路600と比較して、起動制
御回路650−1,650−2に代えて、起動制御回路
150−1,150−2を備える点で異なる。
【0081】起動制御回路150−1および150−2
は、起動制御回路650−1および650−2と同様の
回路構成を有し、制御信号ALV1およびALV2をそ
れぞれ生成する。しかし、起動制御回路150−1およ
び150−2は、基準ノードNsに対して、元参照電位
信号Vr0および参照電位信号Vr1の生成とは無関係
である独立した外部電源電位VDD2が入力される点
で、起動制御回路650−1および650−2と異な
る。
【0082】その他の元参照電位信号発生回路110、
参照電位信号発生回路120、アクティブVDC13
0、電流制御トランジスタQC1〜QC3、および論理
ゲートLG10については、図2で説明した内容と同様
であるので説明は繰返さない。
【0083】起動制御回路150−1および150−2
は、入力ノードNiおよび基準ノードNsおよび出力ノ
ードNoに入出力される電位信号が異なるが、回路構成
は同一である。したがって、代表的に、起動制御回路1
50−1の構成について説明する。
【0084】図6は、起動制御回路150−1の構成を
示す回路図である。図6を参照して、基準ノードNs
は、独立の外部電源電位VDD2を供給する外部電源配
線12と電気的に結合される。その他の部分の構成およ
び動作については、図3で説明したとおりであるので詳
細な説明は繰返さない。
【0085】このように、起動制御回路150−1の基
準ノードNsに参照電位信号Vr1の生成とは無関係な
電位を入力することによって、電源起動時時の入力ノー
ドNiおよび基準ノードNsの電圧レベルが立上がる初
期状態時において、インバータ155に貫通電流が発生
して基準ノードNsの電位レベルが変動しても、参照電
位信号Vr1の電位レベルに悪影響を与えることがな
い。外部電源電位VDD2のような外部電源による直流
電位を基準ノードNsに割り当てれば、インバータ15
5に貫通電流が生じても基準ノードNsの電位レベルの
保持は、十分に可能である。
【0086】同様に、起動制御回路150−2において
は、内部電源電位Vccの生成とは無関係である独立し
た電位信号を基準ノードNsに入力することによって、
内部電源電位Vccの電位レベルの立上がりが遅れるこ
とを防止できる。たとえば、起動制御回路150−2に
おいても、基準ノードNsを外部電源配線12と電気的
に結合すればよい。
【0087】図7は、電圧発生回路100の動作を説明
するタイミングチャートである。図7を参照して、時刻
t0において、外部電源電位VDD1が起動される。図
7においては、外部電源電位VDD2が外部電源電位V
DD1よりも早く起動される例を示しているが、外部電
源電位VDD2は、元参照電位信号Vr0および参照電
位信号Vr1の生成が開始される時刻t0と同時もしく
はそれ以前において起動されればよい。
【0088】外部電源電位VDD1の起動後、制御信号
ALV1およびALV2が活性化(Hレベルへ)され、
元参照電位信号Vr0および参照電位信号Vr1が立上
がる。これに応じて、内部電源電位Vcc1も制御され
て立上がる。
【0089】電圧発生回路100においては、起動制御
回路150−1,150−2の影響によって、元参照電
位信号Vr0および参照電位信号Vr1の電位レベルが
一時的に低下する現象が生じないので、内部電源電位V
cc1も速やかに立上がる。
【0090】したがって、参照電位信号Vr1が所定電
位Vtrnに到達する時刻t1′および内部電源電位V
cc1が所定電位Vtrnに到達する時刻t2′は、い
ずれも図4に示される時刻t1およびt2よりも早くな
る。これにより、外部電源起動(時刻t0)から内部電
源電位Vcc1が設定電位Vsetに到達する(時刻t
3′)までの時間TD2は、図3に示される時間TD1
よりも短縮される。
【0091】このように、電源起動時における内部電源
電位の立上りを、参照電位信号を段階的に生成すること
によってオーバーシュートを抑制した上で、高速化する
ことができる。
【0092】なお、電圧発生回路100において、起動
制御回路150−1および150−2の基準ノードNs
への入力は、電源起動時において入力ノードNiに入力
される電位信号よりも早く立ちあがり、かつ、元参照電
位信号Vr0および参照電位信号Vr1とは独立である
電位信号であればよく、必ずしも独立の外部電源電位を
入力する必要はない。
【0093】また、基準ノードNsに伝達される電位信
号の電位レベルは、トランジスタQCaのしきい値電圧
よりも大きくなるように設定する必要がある。電源起動
時において制御信号ALV1,ALV2を活性化するた
めには、基準ノードNsの電位レベルをゲートに受ける
トランジスタQCaによって、ノードNhと接地配線1
9とを電気的に結合して、電流経路を形成する必要があ
るからである。
【0094】さらに、定常時において、基準ノードNs
の電位レベルが入力ノードNiの電位レベル以下であれ
ば、インバータ155における定常的な貫通電流の発生
を防止して、起動制御回路150−1,150−2の消
費電流の低減を図ることができるので、定常状態では、
基準ノードNsの電位レベルは、入力ノードNiの電位
レベルよりも小さいことが望ましい。
【0095】[実施の形態2]実施の形態1において
は、起動制御回路150−1および150−2の基準ノ
ードNsを、元参照電位信号Vr0および参照電位信号
Vr1の生成とは無関係な独立の外部電源配線と結合す
ることによって、内部電源電位Vccの立上がり特性を
改善する構成について説明した。
【0096】しかし、電圧発生回路が搭載される半導体
装置の仕様によっては、電源投入時の立上がり時間の規
格がそれほど厳しくないものもあり、この場合において
は、電圧発生回路600で示す構成のように、基準ノー
ドNsを元参照電位信号Vr0や参照電位信号Vr1と
結合する構成としても、仕様を満足することが可能であ
る。
【0097】一方、電圧発生回路100の構成によって
内部電源電位Vcc1の立上がり特性を改善する場合に
は、内部電源電位Vcc1の立上りを正常に制御するた
めには、複数の外部電源電位VDD1およびVDD2の
両方が正常に起動されることが必要となる。したがっ
て、それほど高速な立上がり特性が要求されない場合
等、半導体装置の仕様によっては、単一の外部電源電位
VDD1に基づいて内部電源電位Vcc1を生成する電
圧発生回路600の構成を適用するのが妥当なケースも
存在する。
【0098】図8は、本発明の実施の形態2に従う電圧
発生回路101の構成を示す回路図である。
【0099】図8を参照して、電圧発生回路101は、
実施の形態1に従う電圧発生回路と同様の構成を有する
が、起動制御回路150−1および150−2におい
て、基準ノードNsに対する結合の選択によって、図2
に示した電圧発生回路600および図5に示した電圧発
生回路100のいずれか一方の構成を実現することが可
能である点を特徴とする。
【0100】半導体装置の製造時において、このような
ノードの結合の選択を簡易に実行可能な電圧発生回路1
01の構造について説明する。
【0101】図9は、基準ノードNsに関連する部分の
構造を説明するための断面図である。
【0102】図9においては、代表的に、起動制御回路
150−2中の基準ノードNsの結合に関連するインバ
ータ155部分の断面図が示される。
【0103】図9を参照して、主基板200上に、N型
ウェル210およびP型ウェル220が形成される。N
型ウェル210上にはP型MOSトランジスタQP5が
形成される。トランジスタQP5は、ソース212およ
びドレイン214に相当するp型領域と、ゲート216
とを有する。
【0104】P型ウェル220上には、N型MOSトラ
ンジスタQN5が形成される。トランジスタQN5は、
ソース222およびドレイン224に相当するn型領域
と、ゲート226とを有する。トランジスタQP5のゲ
ート216とトランジスタQN5のゲート226とは、
配線230によって結合される。配線230は入力ノー
ドNiに相当し、内部電源配線15と結合される(図示
せず)。トランジスタQN5とQP5との間には、素子
分離酸化膜215が設けられる。
【0105】金属配線層M1には、配線240、242
および244が設けられる。配線242は、トランジス
タQP5のドレイン214およびトランジスタQN5の
ドレイン224と、層間絶縁層に設けられたスルーホー
ル264および266を介して結合される。配線240
は、スルーホール262を介してトランジスタQP5の
ソース212と電気的に結合される。配線244はスル
ーホール268を介してトランジスタQN5のソース2
22と結合される。
【0106】金属配線層M2には、配線250、25
2、254、256および258が設けられる。配線2
50は、外部電源電位VDD2を伝達する外部電源配線
12と結合される(図示せす)。配線252は、起動制
御回路250−2の基準ノードNsに相当する。配線2
54は、参照電位信号Vr1を伝達するノードN1に相
当する。配線256は、インバータ155の出力ノード
であるノードNgに相当する。配線258は、接地電位
Vssと結合される(図示せず)。
【0107】このような構成とすることにより、配線2
52および250の間の領域280と、配線252およ
び254の間の領域285とのいずれか一方に配線を形
成することにより、電圧発生回路100および600に
おける基準ノードNsの結合態様のいずれか一方を選択
的に実現できる。
【0108】上述した配線形成の選択は、対応する金属
配線層M2に使用されるメタルマスクの切換によって簡
易に実行することができる。これにより、半導体装置の
仕様に対応して、電圧発生回路100および600の構
成のいずれか一方を簡易に選択して半導体基板上に形成
することができる。
【0109】同様の構造は、起動制御回路150−1に
対しても適用可能である。この場合には、起動制御回路
250−2の基準ノードNsに相当する第1の配線と、
参照電位信号Vr0を伝達するノードN0に相当する第
2の配線と、外部電源電位VDD2を伝達する外部電源
配線12と結合される第3の配線とを同一の金属配線層
に設ければ、同様に、メタルマスクの切換によって簡易
に、基準ノードNsと、ノードN0および外部電源配線
12との間の結合態様を選択的に実現できる。
【0110】[実施の形態3]実施の形態3において
は、複数の電源系統を有する半導体装置における電源起
動時における内部電源電位の制御について説明する。
【0111】図10は、本発明の実施の形態3に従う半
導体装置2の構成を示す概略ブロック図である。
【0112】図10を参照して、半導体装置2は、図1
に示した半導体装置1と比較して、内部電源電位Vcc
2を発生する電源系統を具備し、内部電源電位Vcc2
を内部電源配線16に生成する電圧発生回路300と、
内部電源配線16から内部電源電位Vcc2の供給を受
けて動作する内部回路21とをさらに備える。
【0113】電圧発生回路300は、図1に示した電圧
発生回路100と類似の構成を有し、元参照電位信号発
生回路110、参照電位信号発生回路120、アクティ
ブVDC130にそれぞれ対応する元参照電位信号発生
回路310、参照電位信号発生回路320、アクティブ
VDC330とを含む。元参照電位信号発生回路310
は、元参照電位信号Vr0′を生成し、参照電位信号発
生回路320は、参照電位信号Vr2を生成する。ま
た、内部電源電位Vcc1の電源系統と同様に、アクテ
ィブVDC330と並列にスタンバイVDC335が配
置される。
【0114】このように、電圧発生回路300および電
圧発生回路100は、生成する内部電源電位のレベルは
異なるが、内部電源電位を生成するための回路構成は同
様である。
【0115】実施の形態3に従う電圧発生回路102
は、起動制御回路150−1,150−2に代えて、起
動制御回路152−1,152−2を備える点で電圧発
生回路100と異なる。起動制御回路152−1,15
2−2が生成する制御信号ALV1,ALV2は、内部
電源電位Vcc1を生成する電圧発生回路102と、内
部電源電位Vcc2を生成する電圧発生回路300との
間で共有される。
【0116】図11は、本発明の実施の形態3に従う電
圧発生回路102の構成を示す回路図である。
【0117】図11を参照して、電圧発生回路103
は、図5に示した電圧発生回路100と比較して、起動
制御回路150−1および150−2に代えて、起動制
御回路152−1および152−2を備える点で異な
る。起動制御回路152−1および152−2は、制御
信号ALV1およびALV2の活性化および非活性化を
複数の電圧発生回路(電源系統)にまたがって実行する
点が特徴である。
【0118】すなわち、起動制御回路152−1および
152−2は、2つの入力ノードNi1およびNi2を
有し、基準ノードNsおよび入力ノードNi1の電位レ
ベルの関係に応じて制御信号ALV1およびALV2を
それぞれ活性化し、入力ノードNi2の電位レベルに応
じて、対応する制御信号ALV1およびALV2をそれ
ぞれ非活性化する。
【0119】起動制御回路152−1および152−2
も、入力ノードNi、基準ノードNsおよび出力ノード
Noに入出力される電位信号が異なるが、回路構成は同
一であるので、起動制御回路152−2の構成について
代表的に説明する。
【0120】図12は、起動制御回路152−2の構成
を示す回路図である。図12を参照して、起動制御回路
152−2は、図6に示される起動制御回路150−1
と比較して、インバータ155の入力が内部ノードNi
1と結合される点と、トランジスタQCbのゲートが内
部ノードNi2と結合される点とが異なる。その他の構
成および動作については、図6に示した起動制御回路1
50−1と同様であるので説明は繰返さない。
【0121】このような構成とすることにより、電源投
入時におけるノードNgの電位レベル、すなわち出力ノ
ードNoに生成される制御信号ALV2は、ノードNi
1の電位レベルより先に、基準ノードNsの電位レベル
が立上がることによって活性化(Hレベルへ)され、内
部ノードNi2の電位レベルが所定値以上となると非活
性化(Lレベルへ)される。
【0122】再び図11を参照して、起動制御回路15
2−1は、内部電源電位Vcc1に対応する参照電位信
号Vr1を入力ノードNi1に受け、内部電源電位Vc
c2に対応する参照電位信号Vr2を入力ノードNi2
に受ける。同様に、起動制御回路152−2は、入力ノ
ードNi1に電圧発生回路102の生成する内部電源電
位Vcc1を受けて、入力ノードNi2に電圧発生回路
300が生成する内部電源電位Vcc2を受ける。
【0123】各電圧発生回路が生成する内部電源電位に
ついては、その供給先となる負荷の構成や、これらの内
部電源電位が生成されるノードに付加される容量の差異
によって、その立上がり特性は大きく異なってくる。し
たがって、各内部電源電位の立上がり特性の差異に着目
して、たとえば複数の電圧発生回路のうちの立上り特性
が最速もしくは最遅のものに適宜対応して、制御信号A
LV1,ALV2を活性化および非活性化させることに
よって、同一の制御信号を、複数の電圧発生回路間で共
有することができる。すなわち、図10においては、電
源系統が2つであり、内部電源電位および電圧発生回路
も2個である場合を例示しているが、実施の形態3に係
る本願発明は、2系統以上の任意の複数電源系統が存在
する場合に対しても適用可能である。
【0124】これにより、各内部電源電位を電源起動時
において高速化するための起動制御回路を、各電圧発生
回路ごと、すなわち各電源系統ごとに配置する必要がな
くなるので、回路面積を削減することができる。
【0125】なお、本発明の実施の形態1〜3において
は、元参照電位信号110および参照電位信号発生回路
120によって、内部電源電位を制御するための参照電
位を元参照電位信号Vr0および参照電位信号Vr1に
よって2段階で生成する構成を例示した。しかしなが
ら、本願発明の適用は、このような場合に限定されるも
のではなく、3段階以上の多段階で参照電位を生成する
場合においても、段階数の増加に応じて、同様の起動制
御回路をさらに設けることで対応することができる。
【0126】また、参照電位発生回路120を省略し
て、元参照電位信号Vr0をアクティブVDC130、
すなわちノードN1に入力する構成としても、起動制御
回路150−2または152−2による電源起動時にお
けるアクティブVDC130の活性化制御について、本
願発明を適用することができる。
【0127】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0128】
【発明の効果】請求項1から4に記載の半導体装置は、
外部電源の起動時において、内部電源電位を生成する内
部電源配線を高速に充電するための第1の起動制御回路
の動作によって参照電位信号の電位レベルが一時的に低
下することを回避して、内部電源電位の立上りを高速化
できる。
【0129】請求項5記載の半導体装置は、請求項3記
載の半導体装置が奏する効果に加えて、定常時における
第1の起動制御回路での無用な電力消費を抑制できる。
【0130】請求項6から10に記載の半導体装置は、
請求項3記載の半導体装置が奏する効果に加えて、元参
照電位信号に基づいて参照電位信号をより安定的に生成
可能な構成の下で、参照電位信号を生成する第1の中間
ノードを高速に充電するための第2の起動制御回路の動
作によって元参照電位信号の電位レベルが一時的に低下
することを回避して、内部電源電位の立上りを高速化で
きる。
【0131】請求項11記載の半導体装置は、請求項9
記載の半導体装置が奏する効果に加えて、定常時におけ
る第2の起動制御回路での無用な電力消費を抑制でき
る。
【0132】請求項12記載の半導体装置は、立上りの
高速性を重視して複数の外部電源に基づいて内部電源電
位を発生するか、動作の安定性を重視して単一の外部電
源に基づいて内部電源電位を発生するかの選択を、半導
体装置製造時における、第1から第5の金属配線が形成
される金属配線層に対応するメタルマスクの切換えによ
って実行できる。
【0133】請求項13記載の半導体装置は、元参照電
位信号に基づいて参照電位信号をより安定的に生成可能
な構成の下で、請求項12記載の半導体装置と同等の効
果を享受することができる。
【0134】請求項14から16に記載の半導体装置
は、外部電源の起動時において、内部電源電位を生成す
る内部電源配線を高速に充電するための第1の起動制御
回路の動作によって参照電位信号の電位レベルが一時的
に低下することを回避して、内部電源電位の立上りを高
速化できる。また、第1の起動制御回路を複数の電圧発
生回路間で共有するので回路面積の削減が可能である。
【0135】請求項17から19に記載の半導体装置
は、請求項15記載の半導体装置が奏する効果に加え
て、元参照電位信号に基づいて参照電位信号をより安定
的に生成可能な構成の下で、参照電位信号を生成する第
1の中間ノードを高速に充電するための第2の起動制御
回路の動作によって元参照電位信号の電位レベルが一時
的に低下することを回避して、内部電源電位の立上りを
高速化できる。また、第2の起動制御回路を複数の電圧
発生回路間で共有するので回路面積の削減が可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に従う半導体装置1の
構成を示す概略ブロック図である。
【図2】 電源起動時において活性化される電圧発生回
路600の構成を示す回路図である。
【図3】 起動制御回路650−1の構成を説明する回
路図である。
【図4】 電圧発生回路600の問題点を説明するため
のタイミングチャートである。
【図5】 実施の形態1に従う電圧発生回路100の構
成を示す回路図である。
【図6】 実施の形態1に従う起動制御回路150−1
の構成を示す回路図である。
【図7】 電圧発生回路100の動作を説明するタイミ
ングチャートである。
【図8】 本発明の実施の形態2に従う電圧発生回路1
01の構成を示す回路図である。
【図9】 基準ノードNsに関連する部分の構造を説明
するための断面図である。
【図10】 本発明の実施の形態3に従う半導体装置2
の構成を示す概略ブロック図である。
【図11】 本発明の実施の形態3に従う電圧発生回路
102の構成を示す回路図である。
【図12】 起動制御回路152−2の構成を示す回路
図である。
【図13】 一般的な電圧発生回路の構成を示す概略ブ
ロック図である。
【図14】 元参照電位信号発生回路110の構成を示
す回路図である。
【符号の説明】
11,12 外部電源配線、15,16 内部電源配
線、20,21 内部回路、 100,101,10
2,300 電圧発生回路、110,310 元参照電
位信号発生回路、120,320 参照電位信号発生回
路、130,330アクティブVDC、135,335
スタンバイVDC、140 差動増幅回路、150−
1,150−2,152−1,152−2 起動制御回
路、Ni,Ni1,Ni2 入力ノード、No 出力ノ
ード、Ns 基準ノード、QD 電流駆動トランジス
タ、Vr0,Vr0′ 元参照電位信号、Vr1,Vr
2 参照電位信号、Vcc1,Vcc2 内部電源電
位、VDD1,VDD2 外部電源電位。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の外部電源から第1の外部電源電位
    の供給を受けて動作する半導体装置であって、 前記第1の外部電源電位を伝達する第1の外部電源配線
    と、 前記第1の外部電源配線から受けた前記第1の外部電源
    電位を内部電源電位に変換して内部電源配線に供給する
    電圧発生回路とを備え、 前記電圧発生回路は、 前記第1の外部電源配線から前記第1の外部電源電位を
    受けて、前記内部電源電位の設定電位レベルに応じた参
    照電位信号を第1の中間ノードに生成する参照電位発生
    部と、 前記内部電源配線の前記第1の中間ノードに対する電位
    レベル差に応じた電流量を前記外部電源配線から前記内
    部電源配線に供給する電圧変換回路と、 第1の制御信号の活性化期間中において、前記電圧変換
    回路に対して第1の動作電流を供給する第1の電流供給
    回路と、 前記第1の外部電源が起動されてから前記内部電源配線
    の電位レベルが所定レベルに到達するまでの間、前記第
    1の制御信号を活性化する第1の起動制御回路とを含
    み、 前記第1の起動制御回路は、前記第1の中間ノードとは
    独立した第1の基準ノードと前記内部電源配線との電位
    レベルの比較によって、前記第1の外部電源の前記起動
    を検知し、 前記第1の基準ノードは、前記参照電位信号の生成とは
    独立した第1の直流電位を伝達し、 前記内部電源配線から前記内部電源電位を受けて動作す
    る内部回路をさらに備える、半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記半導体装置は、第2の外部電源から
    第2の外部電源電位の供給をさらに受けて動作し、 前記第1の基準ノードは、前記第2の外部電源電位と電
    気的に結合される、請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の制御信号は、活性状態に対応
    する第1の電位レベルと、非活性状態に対応する前記第
    1の電位レベルよりも低い第2の電位レベルとを有し、 前記第1の制御回路は、 前記内部電源配線と電気的に結合されたゲートを有し、
    前記第1の基準ノードと第1の内部ノードとの間に電気
    的に結合される第1の電界効果型トランジスタと、 前記内部電源配線と電気的に結合されたゲートを有し、
    前記第1の内部ノードと前記第2の電位レベルを供給す
    る電位供給ノードとの間に電気的に結合される第2の電
    界効果型トランジスタと、 前記第1の内部ノードと電気的に結合されたゲートを有
    し、第2の内部ノードと前記電位供給ノードとの間に電
    気的に結合される第3の電界効果型トランジスタと、 前記内部電源配線と電気的に結合されたゲートを有し、
    第3の内部ノードと前記電位供給ノードとの間に電気的
    に結合される第4の電界効果型トランジスタと、 前記第2および第3の内部ノードの電位レベルに応じ
    て、前記第2および第3の内部ノードの電位レベルを前
    記第1および第2の電位レベルの一方ずつに設定し保持
    するラッチ回路と、 前記第3の内部ノードの電位レベルに応じて、前記第1
    の制御信号を生成する信号バッファとを有する、請求項
    1記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記第3の電界効果型トランジスタは、
    前記第1の直流電位がゲートに入力された場合に、前記
    第2の内部ノードと前記電位供給ノードとの間に電流経
    路を形成可能である、請求項3記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の直流電位は、前記設定電位レ
    ベル以下である、請求項3記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記参照電位発生部は、 前記外部電源配線から前記外部電源電位を受けて、前記
    参照電位信号を生成するための元参照電位信号を第2の
    中間ノードに生成する元参照電位発生回路と、 前記第2の中間ノードと前記第1の中間ノードとの電位
    レベル差に応じて前記第1の中間ノードを充電する参照
    電位発生回路とを含み、 前記電圧発生回路は、 前記参照電位発生回路に第2の動作電流を供給する第2
    の電流供給回路と、 第2の制御信号の活性化期間中において、前記第2の動
    作電流よりも大きい第3の動作電流を前記参照電位発生
    回路に供給する第3の電流供給回路と、 前記第1の外部電源が起動されてから前記第1の中間ノ
    ードの電位レベルが所定レベルに到達するまでの間、前
    記第2の制御信号を活性化する第2の起動制御回路とを
    さらに含み、 前記第2の起動制御回路は、前記第2の中間ノードとは
    独立の第2の基準ノードと前記第1の中間ノードとの電
    位レベルの比較によって、前記第1の外部電源の前記起
    動を検知し、 前記第2の基準ノードは、前記元参照電位信号の生成と
    は独立した第2の直流電位を伝達する、請求項1記載の
    半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記半導体装置は、第2の外部電源から
    第2の外部電源電位の供給をさらに受けて動作し、 前記第2の基準ノードは、前記第2の外部電源電位と結
    合される、請求項6記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の外部電源は、前記第1の外部
    電源と同時もしくはそれより早いタイミングで起動され
    る、請求項2または7に記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 前記第2の制御信号は、活性状態に対応
    する第1の電位レベルと、非活性状態に対応する前記第
    1の電位レベルよりも低い第2の電位レベルとを有し、 前記第2の制御回路は、 前記第1の中間ノードと電気的に結合されたゲートを有
    し、前記第2の基準ノードと第1の内部ノードとの間に
    電気的に結合される第1の電界効果型トランジスタと、 前記第1の中間ノードと電気的に結合されたゲートを有
    し、前記第1の内部ノードと前記第2の電位レベルを供
    給する電位供給ノードとの間に電気的に結合される第2
    の電界効果型トランジスタと、 前記第1の内部ノードと電気的に結合されたゲートを有
    し、第2の内部ノードと前記電位供給ノードとの間に電
    気的に結合される第3の電界効果型トランジスタと、 前記第1の中間ノードと電気的に結合されたゲートを有
    し、第3の内部ノードと前記電位供給ノードとの間に電
    気的に結合される第4の電界効果型トランジスタと、 前記第2および第3の内部ノードの電位レベルに応じ
    て、前記第2および第3の内部ノードの電位レベルを前
    記第1および第2の電位レベルの一方ずつに設定し保持
    するラッチ回路と、 前記第3の内部ノードの電位レベルに応じて、前記第2
    の制御信号を生成する信号バッファとを有する、請求項
    6記載の半導体装置。
  10. 【請求項10】 前記第3の電界効果型トランジスタ
    は、前記第2の直流電位がゲートに入力された場合に、
    前記第2の内部ノードと前記電位供給ノードとの間に電
    流経路を形成可能である、請求項9記載の半導体装置。
  11. 【請求項11】 前記第2の直流電位は、定常時におけ
    る前記参照電位信号の電位レベル以下である、請求項9
    記載の半導体装置。
  12. 【請求項12】 第1および第2の外部電源から第1お
    よび第2の外部電源電位の供給をそれぞれ受けて動作す
    る半導体装置であって、 前記第1の外部電源電位を供給する第1の外部電源配線
    と、 前記第2の外部電源電位を供給する第2の外部電源配線
    と、 前記外部電源配線から受けた前記外部電源電位を内部電
    源電位に変換して内部電源配線に供給する電圧発生回路
    と、 前記内部電源配線から前記内部電源電位を受けて動作す
    る内部回路とを備え、 前記電圧発生回路は、 前記外部電源配線から前記外部電源電位を受けて、前記
    内部電源電位の設定電位レベルに応じた参照電位信号を
    第1の中間ノードに生成する参照電位発生部と、 前記内部電源配線の前記第1の中間ノードに対する電位
    レベル差に応じた電流量を前記外部電源配線から前記内
    部電源配線に供給する電圧変換回路と、 第1の制御信号の活性期間中において、前記電圧変換回
    路に第1の動作電流を供給する第1の電流供給回路と、 前記外部電源が起動されてから前記内部電源配線の電位
    レベルが所定レベルに到達するまでの間、前記第1の制
    御信号を活性化する第1の起動制御回路とを含み、 前記第1の起動制御回路は、第1の基準ノードと前記内
    部電源配線との電位レベルの比較によって、前記外部電
    源電位の前記起動を検知し、 前記半導体装置は、 同一の金属配線層に形成される、前記第1の基準ノー
    ド、前記第1の中間ノードおよび、前記第2の電源配線
    とそれぞれ電気的に結合される第1、第2および第3の
    金属配線をさらに備え、 前記第1の金属配線と前記第2および第3の金属配線の
    うちの一方とは、前記第1の金属配線層において電気的
    に結合される、半導体装置。
  13. 【請求項13】 前記電圧発生部は、 前記第1の外部電源配線から前記第1の外部電源電位を
    受けて、前記参照電位信号を生成するための元参照電位
    信号を第2の中間ノードに生成する元参照電位発生回路
    と、 前記第2の中間ノードと前記第1の中間ノードとの電位
    レベル差に応じて前記第1の中間ノードを充電する参照
    電位発生回路とを含み、 前記電圧発生回路は、 前記参照電位発生回路に第2の動作電流を供給する第2
    の電流供給回路と、 第2の制御信号の活性期間中において、前記第2の動作
    電流よりも大きい第3の動作電流を前記参照電位発生回
    路に供給する第3の電流供給回路と、 前記外部電源が起動されてから前記第1の中間ノードの
    電位レベルが所定レベルに到達するまでの間、前記第2
    の制御信号を活性化する第2の起動制御回路とを含み、 前記第2の起動制御回路は、前記外部電源の起動を第2
    の基準ノードと前記第1の中間ノードとの電位レベルの
    比較によって検知し、 前記半導体装置は、 前記同一の金属配線層に形成される、前記第2の基準ノ
    ードおよび前記第2の中間ノードとそれぞれ電気的に結
    合される第4および第5の金属配線をさらに備え、 前記第4の金属配線と前記第3および第5の金属配線の
    うちの一方とは、前記第1の金属配線層において電気的
    に結合される、請求項12記載の半導体装置。
  14. 【請求項14】 第1の外部電源から第1の外部電源電
    位の供給を受けて動作する半導体装置であって、 前記第1の外部電源電位を供給する外部電源配線と、 前記外部電源配線から前記第1の外部電源電位を受け
    て、複数の内部電源電位にそれぞれ変換する複数の電圧
    発生回路と、 前記複数の電圧発生回路から前記複数の内部電源電位の
    供給を受けて動作する複数の内部回路とを備え、 各前記電圧発生回路は、 前記複数の内部電源電位のうちの対応する1つを出力す
    る内部電源配線と、 前記外部電源配線から前記第1の外部電源電位を受け
    て、前記対応する内部電源電位の設定電位レベルに応じ
    た参照電位信号を第1の中間ノードに生成する参照電位
    発生部と、 前記内部電源配線の前記第1の中間ノードに対する電位
    レベル差に応じた電流量を前記外部電源配線から前記内
    部電源配線に供給する電圧変換回路と、 第1の制御信号の活性化に応答して、前記電圧変換回路
    に第1の動作電流を供給する第1の電流供給回路とを含
    み、 前記複数の電圧発生回路のうちの1個は、 前記第1の外部電源が起動されてから、前記複数の電圧
    発生回路のうちのいずれか1個に対応する前記内部電源
    配線の電位レベルが所定電位レベルに到達するまでの
    間、前記第1の制御信号を活性化する第1の起動制御回
    路を含み、 前記第1の起動制御回路は、前記第1の中間ノードとは
    独立した第1の基準ノードと前記複数の電圧発生回路の
    うちの他のいずれか1個に対応する前記内部電源配線と
    の電位レベルの比較によって、前記第1の外部電源の前
    記起動を検知し、 前記第1の基準ノードは、前記参照電位信号の生成とは
    独立した第1の直流電位を伝達する、半導体装置。
  15. 【請求項15】 前記半導体装置は、第2の外部電源か
    ら第2の外部電源電位の供給をさらに受けて動作し、 前記第1の基準ノードは、前記第2の外部電源電位と結
    合される、請求項14記載の半導体装置。
  16. 【請求項16】 前記第1の制御信号は、活性状態に対
    応する第1の電位レベルと、非活性状態に対応する前記
    第1の電位レベルよりも低い第2の電位レベルとを有
    し、 前記第1の制御回路は、 前記複数の電圧発生回路のうちの前記他のいずれか1個
    に含まれる前記内部電源配線と電気的に結合されたゲー
    トを有し、前記第1の基準ノードと第1の内部ノードと
    の間に電気的に結合される第1の電界効果型トランジス
    タと、 前記複数の電圧発生回路のうちの前記他のいずれか1個
    に含まれる前記内部電源配線と電気的に結合されたゲー
    トを有し、前記第1の内部ノードと前記第2の電位レベ
    ルを供給する電位供給ノードとの間に電気的に結合され
    る第2の電界効果型トランジスタと、 前記第1の内部ノードと電気的に結合されたゲートを有
    し、第2の内部ノードと前記電位供給ノードとの間に電
    気的に結合される第3の電界効果型トランジスタと、 前記複数の電圧発生回路のうちの前記いずれか1個に含
    まれる前記内部電源配線と電気的に結合されたゲートを
    有し、第3の内部ノードと前記電位供給ノードとの間に
    電気的に結合される第4の電界効果型トランジスタと、 前記第2および第3の内部ノードの電位レベルに応じ
    て、前記第2および第3の内部ノードの電位レベルを前
    記第1および第2の電位レベルの一方ずつに設定し保持
    するラッチ回路と、 前記第3の内部ノードの電位レベルに応じて、前記第1
    の制御信号を生成する信号バッファとを有する、請求項
    14記載の半導体装置。
  17. 【請求項17】 各前記電圧発生部は、 前記外部電源配線から前記第1の外部電源電位を受け
    て、前記参照電位信号を生成するための元参照電位信号
    を第2の中間ノードに生成する元参照電位発生回路と、 前記第2の中間ノードと前記第1の中間ノードとの電位
    レベル差に応じて前記第1の中間ノードを充電する参照
    電位発生回路とを含み、、 各前記電圧発生回路は、 前記参照電位発生回路に第2の動作電流を供給する第2
    の電流供給回路と、 第2の制御信号の活性化期間中において、前記第2の動
    作電流よりも大きい第3の動作電流を前記参照電位発生
    回路に供給する第3の電流供給回路とを含み、 前記複数の電圧発生回路のうちの1個は、 前記第1の外部電源が起動されてから、前記複数の電圧
    発生回路のうちのいずれか1個に対応する前記第1の中
    間ノードの電位レベルが所定レベルに到達するまでの
    間、前記第2の制御信号を活性化する第2の起動制御回
    路をさらに含み、 前記第2の起動制御回路は、前記第2の中間ノードとは
    独立した第2の基準ノードと前記複数の電圧発生回路の
    うちの他のいずれか1個に対応する前記第1の中間ノー
    ドとの電位レベルの比較によって、前記第1の外部電源
    の前記起動を検知し、 前記第2の基準ノードは、前記元参照電位信号の生成と
    は独立した第2の直流電位を伝達する、請求項14記載
    の半導体装置。
  18. 【請求項18】 前記半導体装置は、第2の外部電源か
    ら第2の外部電源電位の供給をさらに受けて動作し、 前記第2の基準ノードは、前記第2の外部電源電位と結
    合される、請求項17記載の半導体装置。
  19. 【請求項19】 前記第2の制御信号は、活性状態に対
    応する第1の電位レベルと、非活性状態に対応する前記
    第1の電位レベルよりも低い第2の電位レベルとを有
    し、 前記第2の制御回路は、 前記複数の電圧発生回路のうちの前記他のいずれか1個
    に含まれる前記第1の中間ノードと電気的に結合された
    ゲートを有し、前記第2の基準ノードと第1の内部ノー
    ドとの間に電気的に結合される第1の電界効果型トラン
    ジスタと、 前記複数の電圧発生回路のうちの前記他のいずれか1個
    に含まれる前記第1の中間ノードと電気的に結合された
    ゲートを有し、前記第1の内部ノードと前記第2の電位
    レベルを供給する電位供給ノードとの間に電気的に結合
    される第2の電界効果型トランジスタと、 前記第1の内部ノードと電気的に結合されたゲートを有
    し、第2の内部ノードと前記電位供給ノードとの間に電
    気的に結合される第3の電界効果型トランジスタと、 前記複数の電圧発生回路のうちの前記いずれか1個に含
    まれる前記第1の中間ノードと電気的に結合されたゲー
    トを有し、第3の内部ノードと前記電位供給ノードとの
    間に電気的に結合される第4の電界効果型トランジスタ
    と、 前記第2および第3の内部ノードの電位レベルに応じ
    て、前記第2および第3の内部ノードの電位レベルを前
    記第1および第2の電位レベルの一方ずつに設定し保持
    するラッチ回路と、 前記第3の内部ノードの電位レベルに応じて、前記第2
    の制御信号を生成する信号バッファとを有する、請求項
    17記載の半導体装置。
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