JP2002026138A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

Info

Publication number
JP2002026138A
JP2002026138A JP2000206308A JP2000206308A JP2002026138A JP 2002026138 A JP2002026138 A JP 2002026138A JP 2000206308 A JP2000206308 A JP 2000206308A JP 2000206308 A JP2000206308 A JP 2000206308A JP 2002026138 A JP2002026138 A JP 2002026138A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
type
collector
epitaxial layer
buried layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000206308A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Akaishi
実 赤石
Shigeaki Okawa
重明 大川
Hirotsugu Hata
博嗣 畑
Masahiro Ogawa
昌洋 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2000206308A priority Critical patent/JP2002026138A/ja
Publication of JP2002026138A publication Critical patent/JP2002026138A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bipolar Transistors (AREA)
  • Bipolar Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体装置のNPNトランジスタにおいて、
コレクタ導出領域となるN+型拡散領域と第1エピタキ
シャル層と第2エピタキシャル層との間に形成されるN
+型付加埋め込み層とを確実に連結させることで、NP
Nトランジスタにおけるコレクタ−エミッタ間飽和電圧
を低減させることを目的とする。 【解決手段】 この半導体装置では、NPNトランジス
タ31におけるN+型付加埋め込み層45は、拡散速度
の速いリン(P)で形成される。そして、N+型付加埋
め込み層45を他の工程と合わせて拡散するとき、N+
型付加埋め込み層45はより幅広く形成される。そのこ
とで、N+型拡散領域49とN+型付加埋め込み層45と
は確実に連結され、NPNトランジスタ31におけるコ
レクタ−エミッタ間飽和電圧が低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、NPNトランジス
タと縦型PNPトランジスタとを一体化した半導体装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】NPNトランジスタと縦型PNPトラン
ジスタとでコンプリメンタリ回路を形成する半導体装置
は、カーオディオのアンプの出力回路や冷蔵庫等の制御
回路の出力回路等として使用されている。
【0003】このような半導体装置の従来の構造として
示す図11は、その一例の半導体装置の断面図である。
この半導体装置は、P型の半導体基板3上にN-型の第
1エピタキシャル層4、N-型の第2エピタキシャル層
5から成る2層のエピタキシャル層で形成される。そし
て、第1および第2エピタキシャル層をP+型分離領域
6により第1の島領域7および第2の島領域8へと分離
する。この第1の島領域7にはNPNトランジスタ1
が、また、第2の島領域8には縦型PNPトランジスタ
2が一体化してモノリシックに形成される。また、P+
型分離領域6は、P型の半導体基板3の表面から上方向
へ拡散するP+型分離領域9、第1エピタキシャル層と
第2エピタキシャル層との間から上下方向へ拡散するP
+型分離領域10および第2エピタキシャル層の表面か
ら拡散するP+型分離領域11の3者が連結することで
形成される。
【0004】NPNトランジスタ1では、P型の半導体
基板3と第1エピタキシャル層4との間にN+型埋め込
み層12が、また、第1エピタキシャル層4と第2エピ
タキシャル層5との間にN+型埋め込み層14が形成さ
れ、第2エピタキシャル層5をコレクタとしたものであ
る。そして、第2エピタキシャル層5には、N+型拡散
領域19、21およびP型の拡散領域20が形成され
る。N+型拡散領域19はコレクタ取り出し領域として
働き、N+型拡散領域21はエミッタとして働き、P型
拡散領域20はベースとして働くことで、このNPNト
ランジスタ1は形成される。
【0005】縦型PNPトランジスタ2では、P型の半
導体基板3と第1エピタキシャル層4との間にN+型埋
め込み層13が形成され、第1エピタキシャル層4と第
2エピタキシャル層5との間にコレクタ領域となるP+
型の埋め込み層17が形成される。そして、第2エピタ
キシャル層5には、ベース領域としてN+型拡散領域2
3が、また、エミッタ領域としてP+型拡散領域24、
25が形成される。そして、寄生素子防止のためにN+
型埋め込み層16、18、コレクタ領域の取り出し領域
としてP+型拡散領域22、26が形成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体装置は、
カーオディオのアンプの出力回路や冷蔵庫等の制御回路
の出力回路等で用いるコンプリメンタリ回路が組み込ま
れていた。そして、縦型PNPトランジスタ2におい
て、大きな電流能力が必要とされるため、それを満足す
る縦型PNPトランジスタ2のサイズは大きく形成され
た。しかし、この半導体装置では、NPNトランジスタ
1と縦型PNPトランジスタ2とが一体にモノリシック
に形成された。そのため、NPNトランジスタ1の特性
を優先すると縦型PNPトランジスタ2の特性が満たさ
れず、また、その逆のことも言えた。つまり、同時に双
方のトランジスタの特性をバランス良く得られないとい
う課題があった。
【0007】また、上記した課題に伴い、従来の半導体
装置におけるNPNトランジスタ1では、コレクタ領域
として用いられる第2エピタキシャル層5の表面からコ
レクタ導出領域として形成されるN+型拡散領域19
が、第1エピタキシャル層4と第2エピタキシャル層5
との間に形成されるN+型付加埋め込み層14と連結さ
れていなかった。そのため、この回路を流れる電子が抵
抗の大きいN-型の第2エピタキシャル層5を通過しな
ければならなかった。このことにより、NPNトランジ
スタ1におけるコレクタ−エミッタ間飽和電圧が大きく
なり、NPNトランジスタ1と縦型PNPトランジスタ
2との双方の特性が同時に得られないという課題があっ
た。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した従来
の課題に鑑みてなされたもので、本発明である半導体装
置は、NPNトランジスタにおいて、第1エピタキシャ
ル層と第2エピタキシャル層との間に形成されるN+
付加埋め込み層に拡散速度の速いリン(P)を使用し、
+型付加埋め込み層の幅を第2エピタキシャル層表面
から形成されるコレクタ導出領域となるN+型拡散領域
の幅よりも広く形成する。そして、その幅を広く形成さ
れたN+型付加埋め込み層、第2エピタキシャル層表面
から形成されるコレクタ導出領域となるN+型拡散領域
および第1エピタキシャル層と第2エピタキシャル層と
の間に形成されるN+型付加埋め込み層の3者が確実に
連結される構造を有している。
【0009】この結果、コレクタ導出領域となるN+
拡散領域、N+型付加埋め込み層および第1エピタキシ
ャル層と第2エピタキシャル層との間に形成されるN+
型埋め込み層との3者によるN+型の低抵抗領域が形成
されるので、NPNトランジスタにおけるコレクタ−エ
ミッタ間飽和電圧を低減することができる半導体装置を
得ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0011】図1はNPNトランジスタ31と縦型PN
Pトランジスタ32とを組み込んだICの断面図であ
る。P型の単結晶シリコン基板33に気相成長法により
NまたはN-で積層した厚さ12〜15μmの第1エピ
タキシャル層34を形成し、第1エピタキシャル層34
上に気相成長法によりリン(P)ドープで積層した厚さ
11〜15μmの第2エピタキシャル層35を形成す
る。
【0012】第1および第2エピタキシャル層34、3
5は、両者を完全に貫通するP+型分離領域36によっ
てNPNトランジスタ31を形成する第1の島領域37
と、縦型PNPトランジスタ32を形成する第2の島領
域38とに電気的に分離される。この分離領域36は、
P型の単結晶シリコン基板33表面から上下方向に拡散
した第1の分離領域39と、第1および第2エピタキシ
ャル層34、35の境界から上下方向に拡散した第2の
分離領域40と、第2エピタキシャル層35表面から形
成した第3の分離領域41から成り、3者が連結するこ
とで第1と第2のエピタキシャル層34、35を島状に
分離する。
【0013】そして、NPNトランジスタ31では、N
+型拡散領域49はコレクタ導出領域となり、N+型の拡
散領域51はエミッタ領域となり、P+型拡散領域50
はベース領域となることで、このNPNトランジスタ3
1は形成される。
【0014】縦型PNPトランジスタ32は、P型の単
結晶シリコン基板33と第1エピタキシャル層34との
間にN+型埋め込み層43が形成される。第1エピタキ
シャル層34と第2エピタキシャル層35との間にはコ
レクタ導出領域となるP+型埋め込み層47、寄生素子
防止のためのN+型埋め込み層46、48が形成され
る。そして、第2エピタキシャル層35には、縦型PN
Pトランジスタ32のP +型のエミッタ領域55、5
6、P+型のコレクタ領域47、N+型のベース領域54
およびP+型の分離領域53、57等が形成される。
【0015】ここで、図には示さなかったが、他の周辺
回路とを一体化してモノリシックに形成する場合は、シ
リコン酸化膜59上にAlによる電極配線、ポリイミド
系絶縁膜による層間絶縁膜、ポリイミド系のジャケット
・コート等が形成される。
【0016】次に、本発明に関するNPNトランジスタ
31について説明する。
【0017】NPNトランジスタ31は、第1エピタキ
シャル層34と第2エピタキシャル層35との間にN+
型埋め込み層44、N+型付加埋め込み層45が形成さ
れる。そして、第2エピタキシャル層35に形成される
コレクタ導出領域となるN+型拡散領域49、N+型付加
埋め込み層45およびN+型埋め込み層44の3者とが
連結することでN+型の低抵抗領域が形成され、NPN
トランジスタ31のコレクタ−エミッタ間飽和電圧を低
減することができる。上記したように、本発明における
NPNトランジスタ31のN+型付加埋め込み層45
は、拡散速度の速いリン(P)を使用して形成される。
また、N+型付加埋め込み層45のパターン幅は、N+
拡散領域49のパターン幅よりも広く設計される。その
ことにより、同じ拡散条件の下でN+型付加埋め込み層
45は上下幅も左右幅も広く拡散される。そのことによ
り、この半導体装置の製造過程において、多少のエピタ
キシャル層のパターンシフトやマスクずれが起こったと
しても、N+型付加埋め込み層45の幅はコレクタ導出
領域となるN+型拡散領域49の幅より広く形成されて
いるので確実に連結される。
【0018】そして、上記したように、縦型PNPトラ
ンジスタ32において、大きな電流能力が必要とされる
ため、本発明の半導体装置には制約条件が与えられる。
NPNトランジスタ31の制約条件は、コレクタ−エミ
ッタ間飽和電圧が0.7V以下である。縦型PNPトラ
ンジスタ32の制約条件は、コレクタ−エミッタ間飽和
電圧が0.9V以下、コレクタ−エミッタ間耐圧が21
V以上である。これら双方のトランジスタの制約条件が
満足されるコンプリメンタリ回路が組み込まれた半導体
装置が必要とされる。
【0019】縦型PNPトランジスタ32において、図
9は、本発明の半導体装置の縦型PNPトランジスタに
おけるコレクタ−エミッタ間飽和電圧とエピタキシャル
層膜厚との関係を示す特性図である。この特性図より、
コレクタ−エミッタ間飽和電圧が0.9V以下の条件下
では、第2エピタキシャル層膜厚が基準値より約+42
%以下となる。また、図10は、本発明の半導体装置の
縦型PNPトランジスタにおけるコレクタ−エミッタ間
耐圧とエピタキシャル層膜厚との関係を示す特性図であ
る。この特性図より、コレクタ−エミッタ間耐圧が21
V以上の条件下では、第2エピタキシャル層膜厚が基準
値より約+12%以上となる。この結果、縦型PNPト
ランジスタ32の第2エピタキシャル層膜厚は基準値よ
り約+12%〜約+42%の範囲を満足しなければなら
ない。ここで、基準値は8〜12μmとする。
【0020】NPNトランジスタ31において、図8
は、本発明の半導体装置のNPNトランジスタ1におけ
るコレクタ−エミッタ間飽和電圧とエピタキシャル層膜
厚との関係を示す図である。この図に用いられる線は、
+型付加埋め込み層45に使用されるリン(P)の注
入量に応じて分けられている。破線は、リン(P)が全
く注入されていないときのデータである。一点鎖線は、
リン(P)が3.00〜5.00×1015個/cm3
入されているときのデータである。二点鎖線は、リン
(P)が9.00×1015〜1.00×1016個/cm
3注入されているときのデータである。ここでは、一点
鎖線および二点鎖線は、N+型付加埋め込み層45のパ
ターン幅がN+型拡散領域49のパターン幅と同じ幅に
形成され、N+型付加埋め込み層45とコレクタ導出領
域となるN+型拡散領域49とがマスクずれを起こした
ときのデータである。そして、実線は、リン(P)が
9.00×1015〜1.00×1016個/cm3注入さ
れている本発明であるN+型埋め込み層45とコレクタ
導出領域となるN+型拡散領域49とがマスクずれを起
こさないときのデータである。ここで、実線のN+型埋
め込み層45の幅は、コレクタ導出領域となるN+型拡
散領域49の幅より2〜3μm広く形成されている。こ
のことで、N+型付加埋め込み層45とコレクタ導出領
域となるN+型拡散領域49とは、マスクずれを起こさ
ず確実連結される。
【0021】図8が示すように、縦型PNPトランジス
タ32の制約条件による第2エピタキシャル層膜厚が基
準値から約+12%〜約+42%の範囲では、NPNト
ランジスタ31のコレクタ−エミッタ間飽和電圧は、エ
ピタキシャル層を間に挟み2者が連結されないパターン
シフトやマスクずれを起こす条件下では0.6〜1.2
Vの範囲になってしまう。これでは、上記したコレクタ
−エミッタ間飽和電圧が0.7V以下というNPNトラ
ンジスタ31の制約条件を満足できない。
【0022】しかし、本発明のNPNトランジスタ31
では、N+型付加埋め込み層45とコレクタ導出領域と
なるN+型拡散領域49が確実に連結される。そのこと
で、図8が示すように、第2エピタキシャル層膜厚が基
準値より約+42%のとき、NPNトランジスタ31の
コレクタ−エミッタ間飽和電圧が0.7Vとなり、縦型
PNPトランジスタ32の制約条件も満足する。
【0023】その結果、NPNトランジスタ31におけ
るコレクタ−エミッタ間飽和電圧にばらつきが生じるこ
とがなく、また、コレクタ−エミッタ間飽和電圧が低減
され、NPNトランジスタ31と縦型PNPトランジス
タ32との双方のトランジスタの特性を満足する半導体
装置が得られることができる。
【0024】次に、図1に示した本発明の半導体装置の
製造方法を図2〜図7を参照にして説明する。
【0025】先ず、図2に示すように、P型の単結晶シ
リコン基板33の表面を熱酸化して酸化膜を形成し、酸
化膜をホトエッチングしてそれぞれの選択マスクとす
る。そして、P型の単結晶シリコン基板33表面に分離
領域36の第1の分離領域39を形成するボロン(B)
およびN+型埋め込み層42、43を形成するアンチモ
ン(Sb)を拡散する。
【0026】次に、図3に示すように、選択マスクとし
て用いた酸化膜を全て除去した後、P型の単結晶シリコ
ン基板33をエピタキシャル成長装置のサセプタ上に配
置し、ランプ加熱によってP型の単結晶シリコン基板3
3に1140℃程度の高温を与えると共に反応管内にS
iH2Cl2ガスとH2ガスを導入することにより、Nま
たはN-の第1エピタキシャル層34を12〜15μm
成長させる。
【0027】次に、図4に示すように、第1エピタキシ
ャル層34表面を熱酸化して選択マスクを形成する。こ
の熱処理で第1の分離領域39も少し拡散される。次い
で選択マスクを変更し、分離領域36の第2分離領域4
0を形成するボロン(B)、N+型埋め込み層44、4
5、46、48およびP+型埋め込み層47を拡散す
る。ここで、N+型付加埋め込み層45はリン(P)か
ら形成されているため、N+型埋め込み層44よりも速
く、大きく拡散する。そして酸化膜付けを行いながらP
型の単結晶シリコン基板33全体に熱処理を与え、第1
と第2の分離領域39、40を拡散することにより両者
を連結させる。
【0028】次に、図5に示すように、酸化膜を除去し
て第1エピタキシャル層34の上に膜厚11〜15μm
のリンドープの第2エピタキシャル層35を形成する。
そして、第2エピタキシャル層35表面を熱酸化して選
択マスクを形成し、分離領域36の第3分離領域41を
形成するボロン(B)を拡散し、熱処理を加えて第2と
第3の分離領域40、41を連結する。また同時に、N
+型拡散領域49、54およびP+型拡散領域53,57
も拡散する。この工程で第2の分離領域40は上方向へ
4〜5μm、第3の分離領域41は2〜3μm拡散され
る。
【0029】次に、図6に示すように、N+型拡散領域
49およびP+型拡散領域53,57に熱処理を加えて
拡散し、N+型拡散領域49とN+型付加埋め込み層45
とを、また、P+型拡散領域53,57とP+型埋め込み
層47とを連結させる。
【0030】次に、図7に示すように、第1の島領域3
7にN+型拡散領域50、P型拡散領域51を形成し、
NPNトランジスタ31が完成する。そして、第2の島
領域38にP+型拡散領域55、56およびP型拡散領
域52、58を形成し、縦型PNPトランジスタ32が
完成する。その後、図1に示すように、シリコン酸化膜
59形成によって図1の半導体装置の構造となる。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、半導体装置におけるN
PNトランジスタにおいて、第1のエピタキシャル層と
第2エピタキシャル層との間に形成されるN+型付加埋
め込み層の幅は、コレクタ導出領域となるN+型拡散領
域の幅よりも広く形成される。そのことにより、第2エ
ピタキシャル層表面に形成されるコレクタ導出領域とな
るN+型拡散領域とN+型付加埋め込み層とが、多少のエ
ピパターンシフトやマスクずれに関係なく確実に連結さ
れる。その結果、NPNトランジスタのコレクタ−エミ
ッタ間飽和電圧を低減することができ、NPNトランジ
スタと縦型PNPトランジスタとの双方の特性が満足さ
れる半導体装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置を説明する断面図である。
【図2】本発明の製造方法を説明する断図面である。
【図3】本発明の製造方法を説明する断図面である。
【図4】本発明の製造方法を説明する断図面である。
【図5】本発明の製造方法を説明する断図面である。
【図6】本発明の製造方法を説明する断図面である。
【図7】本発明の製造方法を説明する断図面である。
【図8】本発明の半導体装置のNPNトランジスタにお
けるコレクタ−エミッタ間飽和電圧とエピタキシャル層
膜厚との関係を示す特性図である。
【図9】本発明の半導体装置の縦型PNPトランジスタ
におけるコレクタ−エミッタ間飽和電圧とエピタキシャ
ル層膜厚との関係を示す特性図である。
【図10】本発明の半導体装置の縦型PNPトランジス
タにおけるコレクタ−エミッタ間耐圧とエピタキシャル
層膜厚との関係を示す特性図である。
【図11】従来の半導体装置を説明する断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畑 博嗣 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 小川 昌洋 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5F003 AP00 BA25 BA93 BC02 BC05 BC08 BC90 BG03 BJ03 BP08 BP31 BP41 5F082 AA03 BA02 BA12 BA13 BA23 BA47 BC04 EA09 EA22 EA45 FA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一導電型の半導体基板と、 該基板表面に積層された逆導電型の第1および第2のエ
    ピタキシャル層と、 該第1および第2のエピタキシャル層を分離して第1お
    よび第2の島領域を形成する一導電型の分離領域と、 前記第1の島領域に形成される前記第1および第2のエ
    ピタキシャル層間に形成される逆導電型の埋め込み層
    と、 前記第2のエピタキシャル層より形成される逆導電型の
    コレクタ導出領域と前記第2のエピタキシャル層表面に
    形成されるベース領域とエミッタ領域より成る一導電タ
    イプのトランジスタと、 前記第2の島領域に形成される前記第1および第2のエ
    ピタキシャル層に形成される一導電型埋め込みコレクタ
    領域と、 該埋め込みコレクタ領域上の前記第2のエピタキシャル
    層で形成されるベース領域と、 該ベース領域領域表面に形成されるエミッタ領域より成
    る逆導電タイプのトランジスタとを備え、前記第2のエ
    ピタキシャル層を前記逆導電タイプのトランジスタの所
    望の特性を満足する厚みに形成し、前記一導電タイプの
    トランジスタの前記埋め込み層に前記埋め込み層より拡
    散速度の速い不純物で逆導電型の付加埋め込み層を設
    け、該埋め込み層により前記コレクタ導出領域と前記埋
    め込み層との連結を行うことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記付加埋め込み層は、不純物をリンで
    形成されることを特徴とする請求項1に記載した半導体
    装置。
  3. 【請求項3】 前記付加埋め込み層の幅は、前記コレク
    タ導出領域の幅よりも広く形成されることを特徴とする
    請求項1に記載した半導体装置。
JP2000206308A 2000-07-07 2000-07-07 半導体装置 Pending JP2002026138A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000206308A JP2002026138A (ja) 2000-07-07 2000-07-07 半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000206308A JP2002026138A (ja) 2000-07-07 2000-07-07 半導体装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002026138A true JP2002026138A (ja) 2002-01-25

Family

ID=18703255

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000206308A Pending JP2002026138A (ja) 2000-07-07 2000-07-07 半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002026138A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100778984B1 (ko) 2005-12-09 2007-11-22 산요덴키가부시키가이샤 반도체 장치 및 그 제조 방법

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5370677A (en) * 1976-12-06 1978-06-23 Fujitsu Ltd Semiconductor device
JPS54143081A (en) * 1978-04-28 1979-11-07 Toshiba Corp Manufacture of semiconductor integrated circuit
JPS55111156A (en) * 1979-02-20 1980-08-27 Nec Corp Semiconductor device
JPS5660049A (en) * 1980-10-20 1981-05-23 Hitachi Ltd Manufacture of semiconductor integrated circuit device
JPH02112272A (ja) * 1988-10-21 1990-04-24 Olympus Optical Co Ltd 半導体装置
JPH04112539A (ja) * 1990-08-31 1992-04-14 Sharp Corp 半導体装置の製造方法
JPH053293A (ja) * 1991-06-26 1993-01-08 Sanyo Electric Co Ltd 半導体集積回路
JPH07326625A (ja) * 1994-05-31 1995-12-12 Hitachi Ltd 半導体集積回路装置の製造方法および半導体集積回路装置
JPH10172981A (ja) * 1996-12-05 1998-06-26 Sony Corp 半導体装置及びその製造方法
JPH10326836A (ja) * 1997-05-23 1998-12-08 Sony Corp 半導体装置の製造方法

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5370677A (en) * 1976-12-06 1978-06-23 Fujitsu Ltd Semiconductor device
JPS54143081A (en) * 1978-04-28 1979-11-07 Toshiba Corp Manufacture of semiconductor integrated circuit
JPS55111156A (en) * 1979-02-20 1980-08-27 Nec Corp Semiconductor device
JPS5660049A (en) * 1980-10-20 1981-05-23 Hitachi Ltd Manufacture of semiconductor integrated circuit device
JPH02112272A (ja) * 1988-10-21 1990-04-24 Olympus Optical Co Ltd 半導体装置
JPH04112539A (ja) * 1990-08-31 1992-04-14 Sharp Corp 半導体装置の製造方法
JPH053293A (ja) * 1991-06-26 1993-01-08 Sanyo Electric Co Ltd 半導体集積回路
JPH07326625A (ja) * 1994-05-31 1995-12-12 Hitachi Ltd 半導体集積回路装置の製造方法および半導体集積回路装置
JPH10172981A (ja) * 1996-12-05 1998-06-26 Sony Corp 半導体装置及びその製造方法
JPH10326836A (ja) * 1997-05-23 1998-12-08 Sony Corp 半導体装置の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100778984B1 (ko) 2005-12-09 2007-11-22 산요덴키가부시키가이샤 반도체 장치 및 그 제조 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS60194558A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0410562A (ja) BiCMOS半導体集積回路の製造方法
JP2002083876A (ja) 半導体集積回路装置の製造方法
JPH0513426A (ja) 半導体装置
JPS592344A (ja) 半導体集積回路の製造方法
JP2002026138A (ja) 半導体装置
JP3443069B2 (ja) 半導体装置の製造方法
US4144106A (en) Manufacture of an I2 device utilizing staged selective diffusion thru a polycrystalline mask
JP3877459B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0547913A (ja) 半導体装置の製造方法
JPS59124153A (ja) 半導体集積回路装置
JPS60136327A (ja) 半導体装置の製造方法
JPS61134036A (ja) 半導体集積回路の製造方法
JPS59130458A (ja) 半導体集積回路
JP2002083877A (ja) 半導体集積回路装置およびその製造方法
JPS6031107B2 (ja) 半導体集積回路装置
JPH0128508B2 (ja)
JPH0157506B2 (ja)
JP3194286B2 (ja) バイポーラトランジスタの製造方法
JPH0917896A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPH0269974A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH04245674A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH038582B2 (ja)
JPH0878430A (ja) 半導体集積回路及び半導体集積回路製造方法
JPH0472661A (ja) 半導体集積回路装置及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20051226

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070629

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080604

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110412

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110802