JP2002083877A - 半導体集積回路装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置およびその製造方法

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JP2002083877A
JP2002083877A JP2000271382A JP2000271382A JP2002083877A JP 2002083877 A JP2002083877 A JP 2002083877A JP 2000271382 A JP2000271382 A JP 2000271382A JP 2000271382 A JP2000271382 A JP 2000271382A JP 2002083877 A JP2002083877 A JP 2002083877A
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Tadayoshi Takada
忠良 高田
Osamu Kitamura
修 北村
Shigeaki Okawa
重明 大川
Hirotsugu Hata
博嗣 畑
Chikao Fujinuma
近雄 藤沼
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 NPNトランジスタと縦型PNPトランジス
タの誘電体分離型の相補型バイポーラトランジスタにお
いて、トランジスタの高耐圧化を実現するための半導体
集積回路装置およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 本発明の半導体集積回路装置のコレクタ
領域32、33を形成する際、エピタキシャル層を4層
積層することで、高耐圧に耐えうる層厚を有するコレク
タ領域32、33が形成される。そして、双方のトラン
ジスタ21、22間の干渉による影響を低減するため、
および寄生トランジスタを低減するためにに、V溝型エ
ッチングにより深いところまでエッチングされ、その間
を多結晶シリコン42で誘電体分離された半導体集積回
路装置およびその製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘電体分離型の相
補型バイポーラトランジスタにおいて、コレクタ領域を
厚く形成することでトランジスタの高耐化を実現する半
導体集積回路装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、オーディオアンプやディスプレイ
ドライバ等に用いるトランジスタの高耐圧化および高集
積化が要求されている。高耐圧集積回路を高集積化およ
び高速化するには、寄生トランジスタの形成や、素子分
離形成によるチップサイズの増大を防止するため、誘電
体分離技術を採用することが好ましい。
【0003】図15に、従来の一例の半導体集積回路装
置の断面図を示す(例えば、特開平11−354535
号)。そして、図15に示した半導体集積回路装置の製
造方法について、図16〜図22を参照にして以下に示
す。
【0004】図16に、高耐圧縦型NPNトランジスタ
形成領域と高耐圧縦型PNPトランジスタ形成領域を示
す。まず、シリコンからなるN型基板3の表面に、例え
ば熱酸化法により膜厚2μm程度の埋め込み酸化膜2を
形成する。支持基板1にN型基板3を、埋め込み酸化膜
2を介して室温で貼り合わせる。N型基板3は続く工程
により、活性層であるN型埋め込み層4およびP型埋め
込み層5となる。N型基板3としては、例えば、比抵抗
10Ω・cm程度のシリコン基板を用いる。その後、例
えば1100℃で2時間程度、酸素雰囲気中でアニール
を行い埋め込み酸化膜2と支持基板1との貼り合わせ強
度を高める。続いて、例えば機械研磨あるいは化学的機
械研磨(CMP)により、N型基板3を所定の膜厚、例
えば2μmにする。
【0005】次に、N型埋め込み層4を形成するため、
イオン注入を行う。公知のフォトリソグラフィ技術によ
りNPNトランジスタ部分に開口が設けられたフォトレ
ジスト(図示せず)をマスクとしてN型不純物、例え
ば、ヒ素(As)をイオンエネルギー50keV、導入
量3×1015/cm2でイオン注入する。その後、フォ
トレジストを除去する。さらに、P型埋め込み層5を形
成するため、イオン注入を行う。公知のフォトリソグラ
フィ技術によりPNPトランジスタ部分に開口が設けら
れたフォトレジストをマスクとしてP型不純物、例え
ば、ホウ素(B)をイオンエネルギー50keV、導入
量3×1015/cm2でイオン注入する。その後、フォ
トレジストを除去する。
【0006】続いて、例えば1100℃で1時間程度、
水蒸気雰囲気中でアニールすることにより、前工程でN
PNトランジスタ部分に導入されたヒ素、およびPNP
トランジスタ部分に導入されたホウ素をそれぞれ熱拡散
させ、N型埋め込み層4およびP型埋め込み層5を形成
する。このアニール工程において、活性層表面に酸化膜
(図示せず)が形成されるので、アニール後、フッ酸溶
液等を用いたライトエッチングを行って除去する。これ
により、図15に示すような構造となる。
【0007】次に、図17に示すように、活性層である
N型埋め込み層4およびP型埋め込み層5の上層に、例
えば比抵抗10Ω・cm、膜厚15μmのN型エピタキ
シャル層6を成長させる。N型エピタキシャル層6のN
PN型トランジスタ部分はN型コレクタ領域7となり、
N型エピタキシャル層6のPNPトランジスタ部分は続
く工程により、P型コレクタ領域8となる。N型エピタ
キシャル層6上層に、熱酸化法により膜厚50nm程度
の酸化膜9を形成する。公知のフォトリソグラフィ技術
によりPNPトランジスタ部分に開口が設けられたフォ
トレジストをマスクとしてP型不純物、例えば、ホウ素
(B)をイオンエネルギー300keV、導入量8×1
12/cm2でイオン注入する。不活性ガス雰囲気中
で、例えば1200℃、7時間程度アニールすることに
より、PNPトランジスタのP型コレクタ領域8が形成
される。これにより、図16に示すような構造となる。
【0008】次に、公知のフォトリソグラフィ技術によ
り、NPNトランジスタのベース領域上層に開口が設け
られたフォトレジストをマスクとしてP型不純物、例え
ば、ホウ素(B)をイオンエネルギー40keV、導入
量1×1014/cm2でイオン注入する。フォトレジス
トを除去した後、公知のフォトリソグラフィ技術によ
り、PNPトランジスタのベース領域上層に開口が設け
られたフォトレジストをマスクとしてN型不純物、例え
ば、リン(P)をイオンエネルギー60keV、導入量
1×1014/cm2でイオン注入する。フォトレジスト
除去後、不活性ガス雰囲気中で、例えば900℃で30
分程度アニールすることにより、不純物が熱拡散されて
NPNトランジスタのP型ベース領域10およびPNP
トランジスタのN型ベース領域11がそれぞれ形成され
る。
【0009】次に、公知のフォトリソグラフィ技術によ
り、NPNトランジスタのN型エミッタ領域およびN型
コレクタコンタクト上層に開口が設けられたフォトレジ
ストをマスクとしてN型不純物、例えば、ヒ素(As)
をイオンエネルギー110keV、導入量5×1015
cm2でイオン注入する。その後、フォトレジストを除
去する。続いて、公知のフォトリソグラフィ技術によ
り、PNPトランジスタのP型エミッタ領域およびP型
コレクタコンタクト上層に開口が設けられたフォトレジ
ストをマスクとしてP型不純物、例えば、ホウ素(B)
をイオンエネルギー40keV、導入量3×1015/c
2でイオン注入する。フォトレジストを除去後、不活
性ガス雰囲気中で、例えば1000℃で30分程度アニ
ールすることにより、不純物が熱拡散されてNPNトラ
ンジスタのN型エミッタ領域12およびN型コレクタコ
ンタクト13、およびPNPトランジスタのP型エミッ
タ領域14およびP型コレクタコンタクト15がそれぞ
れ形成される。これにより、図18に示すような構造と
なる。
【0010】その後、NPNトランジスタ部分の酸化膜
9、N型コレクタ層7およびN型埋め込み層4を、埋め
込み酸化膜2に達するまでエッチングすることにより、
素子分離用のトレンチ16を形成する。同時に、PNP
トランジスタ部分の酸化膜9、P型コレクタ層8および
P型埋め込み層5を、埋め込み酸化膜2に達するまでエ
ッチングすることにより、素子分離用のトレンチ16を
形成する。トレンチ16の形成は、NPNトランジスタ
およびPNPトランジスタのコレクトコンタクト13、
15の側面が、それぞれトレンチ16内に露出するよう
にして行う。これにより、図19に示すような構造とな
る。
【0011】次に、例えば熱酸化法によりトレンチ16
の内壁に、膜厚500nm程度の酸化膜17を形成す
る。さらに、NPNトランジスタおよびPNPトランジ
スタのコレクトコンタクト13、15に接する部分の酸
化膜17をエッチングにより除去する。これにより、図
20に示すような構造となる。そして、酸化膜17が形
成されたトレンチ16に、例えばCVD法により、ポリ
シリコン18を埋め込みながら堆積させる。その後、ト
レンチから表出したポリシリコン18を、例えばリアク
ティブイオンエッチング(RIE)によりエッチバック
して、表面を平坦化する。これにより、図21に示すよ
うな構造となる。
【0012】NPNトランジスタのN型コレクタコンタ
クト13に接するトレンチ16に埋設されたポリシリコ
ン18にN型不純物を導入する。公知のフォトリングラ
フィ技術を用いて、上記のトレンチのみを開口するフォ
トレジストを形成し、フォトレジストをマスクとしてN
型不純物、例えばリン(P)をイオンエネルギー180
keV、導入量5×1015/cm2でイオン注入する。
次に、PNPトランジスタのP型コレクタコンタクト1
5に接するトレンチ16に埋設されたポリシリコン18
にP型不純物を導入する。公知のフォトリングラフィ技
術を用いて、上記のトレンチのみを開口するフォトレジ
ストを形成し、フォトレジストをマスクとしてP型不純
物、例えばホウ素(B)をイオンエネルギー180ke
V、導入量5×1015/cm2でイオン注入する。
【0013】続いて、不活性ガス雰囲気中で、例えば1
000℃で30分程度アニールすることにより、NPN
トランジスタのトレンチからリン(P)が熱拡散され
て、N型埋め込み層4とN型コレクトコンタクト13を
接続するN型拡散層18nが形成される。同時に、PN
Pトランジスタのトレンチからホウ素(B)が熱拡散さ
れて、P型埋め込み層5とP型コレクトコンタクト15
を接続するP型拡散層18Pが形成される。ポリシリコ
ン中の不純物の拡散速度は、単結晶シリコン中の不純物
拡散速度に比較して数10倍大きいため、トレンチ内の
ポリシリコンからコレクタ領域の単結晶シリコン(エピ
タキシャル層)へ短時間で不純物が拡散する。コレクタ
領域に移動した不純物は、単結晶シリコン中の不純物拡
散速度が律速となり、トレンチとの界面に層状に蓄層さ
れるため、N型拡散層18nおよびP型拡散層18P
(コレクタウォール)が形成される。これにより、図2
2に示すような構造となる。
【0014】次に、例えばCVD法により全面に酸化膜
19を堆積させる。さらに、全面にフォトレジストを堆
積させ、公知のフォトリソグラフィ技術により電極形成
部分のフォトレジストに開口を設ける。フォトレジスト
をマスクとして、例えばRIEを行い、酸化膜19およ
び酸化膜9の電極形成部分に開口を設ける。そして、電
極形成部分に開口が設けられた酸化膜19の全面に、例
えばスパッタリング法によりアルミニウム20を堆積さ
せる。その後、全面にフォトレジストを堆積させ、公知
のフォトリソグラフィ技術により電極部分以外のフォト
レジストを除去する。フォトレジストをマスクとして、
例えばRIE法によりアルミニウム20をパターニング
する。電極形成後、フォトレジストを除去することによ
り、図15に断面を示すような半導体装置が得られる。
【0015】上記の構造の半導体装置においては、誘電
体分離技術を用いて、隣接するNPNトランジスタとP
NPトランジスタの間の電気的な絶縁分離を行ってい
る。これにより、集積密度を高くすることができ、ま
た、各トランジスタのPN接合の寄生容量も低減できる
ため、高速化に有利となる。また、上記の構造の半導体
装置においては、コレクタ領域7,8の不純物濃度を低
くすることによりベース−コレクタ間耐圧を確保してい
るが、コレクタ領域7,8全体を低不純物濃度とする
と、コレクタの直列抵抗が大きくなり特性が低下する。
そのため、図15に示されるように、低不純物濃度のコ
レクタ領域7,8側面に、高不純物濃度の埋め込み層
4、5とコレクタコンタクト13、15とをそれぞれ接
続するコレクタウォール(N型拡散層18n、P型拡散
層18P)を形成する。これにより、バイポーラトラン
ジスタの利点である高速化を生かしながら、バイポーラ
トランジスタの高耐圧化が実現されている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体集積回路
装置においては、高耐圧化を実現するために低不純物濃
度のコレクタ領域7、8、すなわちN型エピタキシャル
層6を厚く形成する必要がある。この場合、上記したよ
うに、N型エピタキシャル層6表層から不純物を拡散さ
せるために、高温長時間の熱処理が必要でありコレクタ
領域を厚膜化することにはプロセス上限界がある。その
ため、単層エピタキシャル層で形成されたコレクタ領域
の膜厚では、高耐圧化にも限界があり、必要とされる耐
圧が得られないという課題があった。
【0017】また、従来の半導体集積回路装置の製造方
法においては、1チップ上に隣接して形成されるNPN
トランジスタと縦型PNPトランジスタとの誘電体分離
型の相補型トランジスタを実現するためにトレンチを用
いて双方のトランジスタを電気的に絶縁分離していた。
しかし、トレンチでは、エッチングする深さにも限界が
あり、また、エッチングの精度にも難点があるため、高
耐圧化を実現するためのエピタキシャル層の厚膜化に伴
う素子間分離のためのエッチングが困難となる課題があ
った。
【0018】また、高耐圧化を実現するために低不純物
濃度のコレクタ領域7、8、すなわちN型エピタキシャ
ル層6を厚く形成する場合、縦型PNPトランジスタの
低不純物濃度のコレクタ領域8の形成にあたり、イオン
注入された不純物を高温長時間の熱処理が必要となり、
N型エピタキシャル層を厚膜化するにはプロセス上限界
があり、コストも高くなる。更に、不純物の拡散深さを
深くするため、高エネルギー、高導入量のイオン注入を
行うと、シリコン基板の結晶欠陥が顕著になるという課
題があった。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した従来
の課題に鑑みてなされたもので、本発明である半導体集
積回路装置では、支持基板と、前記支持基板上に設けた
多結晶半導体層と、前記多結晶半導体層で分離された一
導電型の低濃度不純物拡散層からなる埋め込み層で形成
される第1の島領域と、逆導電型の低濃度不純物拡散層
からなる埋め込み層で形成される第2の島領域と、前記
第1の島領域の前記多結晶半導体層と隣接した周囲に形
成される一導電型の高濃度不純物拡散層からなる第1の
埋め込み層と、前記第2の島領域の前記多結晶半導体層
と隣接した周囲に形成される逆導電型の高濃度不純物拡
散層からなる第2の埋め込み層と、前記第1の島領域お
よび第2の島領域に形成される導電タイプの異なるトラ
ンジスタとを具備し、前記多結晶半導体層と前記第1お
よび第2の島領域との表面を実質的に平坦に形成するこ
とを特徴とする。
【0020】本発明の半導体集積回路装置では、好適に
は、前記第1および第2の島領域は、複数層のエピタキ
シャル層の積層により形成されることで、必要に応じて
前記第1および第2の島領域を厚膜化することができ高
耐圧トランジスタを実現することができる。
【0021】また、上記の目的を達成するために、本発
明の半導体集積回路装置の製造方法は、一導電型の半導
体基板を準備する工程と、前記基板上に複数層の逆導電
型のエピタキシャル層を形成し、前記基板および前記エ
ピタキシャル層に形成した一導電型および逆導電型の埋
め込み層を拡散して連結し、第1および第2の島領域を
形成する工程と、前記第1および第2の島領域の両端部
をV溝型にエッチングする工程と、前記第1および第2
の島領域の表面にイオン注入し、前記第1の島領域には
一導電型の高濃度不純物拡散層からなる第1の埋め込み
層を、また、前記第2の島領域には逆導電型の高濃度不
純物拡散層からなる第2の埋め込み層を形成する工程
と、前記第1の埋め込み層の表面にLOCOS酸化膜
を、また、前記第2の埋め込み層の表面に酸化膜を形成
し、該LOCOS酸化膜および該酸化膜上に多結晶半導
体層を形成する工程と、酸化膜が被覆した支持基板を準
備し、前記多結晶半導体層上に該酸化膜を介して支持基
板を貼り合わせる工程と、前記支持基板を底面とし前記
半導体基板を前記第1および第2の島領域が露出するま
で研磨する工程とを有することを特徴とする。
【0022】本発明の半導体集積回路装置の製造方法で
は、好適には、前記第1および第2の島領域をエッチン
グする工程は、前記第1および第2の島領域を形成する
低濃度不純物拡散層からなる前記埋め込み層と前記エピ
タキシャル層との境界面を完全に除去し、かつ、膜厚化
された前記第1および第2の島領域の底部まで完全にエ
ッチングし、誘電体分離型の相補型バイポーラトランジ
スタを実現するために、V溝型にエッチングする工程で
あることを特徴とする。
【0023】本発明の半導体集積回路装置の製造方法で
は、好適には、基板表面にイオン注入を行ってコレクタ
取り出し拡散層を形成する場合に比較して、エピタキシ
ャル層表面にイオン注入を行うため、明らかに基板にお
ける結晶欠陥の発生を低減させることができる。
【0024】また、上記の目的を達成するために、本発
明の半導体集積回路装置の製造方法は、一導電型の半導
体基板を準備する工程と、前記基板上に複数層の逆導電
型のエピタキシャル層を形成し、前記基板および前記エ
ピタキシャル層に形成した一導電型および逆導電型の埋
め込み層を拡散して連結し、第1および第2の島領域を
形成する工程と、前記第1および第2の島領域の両端部
をV溝型にエッチングし、前記第1の島領域と前記第2
の島領域との間にダミー島領域を形成する工程と、前記
第1の島領域、前記第2の島領域および前記ダミー領域
上に一様に酸化膜を形成する工程と、前記第1の島領
域、前記第2の島領域および前記ダミー領域上に一様に
耐酸化マスク層を形成する工程と、前記第2の島領域お
よび前記ダミー島領域までの前記耐酸化マスク層を選択
的に残し、前記耐酸化マスク層をマスクとして、前記第
1の島領域上の前記酸化膜上から一導電型の高濃度不純
物をイオン注入する工程と、前記一導電型の高濃度不純
物を拡散させると同時に選択酸化してLOCOS酸化膜
を形成する工程と、前記第2の島領域上の前記耐酸化マ
スク層を除去し、前記LOCOS酸化膜を前記第1の島
領域上のマスクとして、前記第2の島領域上の前記酸化
膜上から逆導電型の高濃度不純物をイオン注入する工程
と、前記逆導電型の高濃度不純物を拡散させる工程とを
有することを特徴とする。
【0025】本発明の半導体集積回路装置の製造方法で
は、好適には、前記ダミー島領域は、該ダミー島領域上
に前記一導電型および逆導電型の高濃度不純物の境界面
を形成し、前記第1および第2の島領域への必要でない
前記高濃度不純物の形成を防ぐことで電気的影響を極力
低減することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に本発明の半導体集積回路装
置およびその製造方法の実施の形態について図面を参照
しながら詳細に説明する。
【0027】図1は、高耐圧NPNトランジスタ21お
よび高耐圧縦型PNPトランジスタ22が多結晶シリコ
ン42を介して、誘電体分離型の相補型バイポーラトラ
ンジスタとして形成されたICの断面図である。
【0028】本発明の半導体集積回路装置は、シリコン
酸化膜43が被覆した支持基板44上には多結晶シリコ
ン42が形成されている。ここで、支持基板44は、シ
リコン酸化膜43を介して1100℃〜1200℃で2
時間程度の熱処理を加えることで多結晶シリコン42と
貼り合わせられている。そして、多結晶シリコン42を
介して誘電体分離型の相補型のバイポーラトランジスタ
が形成される。
【0029】高耐圧NPNトランジスタ21では、コレ
クタ領域32を囲むようにシリコン酸化膜39およびN
+型の埋め込み層38が形成さている。そして、コレク
タ領域32にはN+型の拡散領域47がコレクタ導出領
域として、P型の拡散領域45がベース領域としておよ
びN+型の拡散領域49がエミッタ領域として形成され
る。このとき、コレクタ導出領域47がN+型の埋め込
み層38と連結して形成されることでN+型の高濃度層
を形成し、高耐圧NPNトランジスタ21のコレクタ抵
抗を低減した構造を有する。
【0030】高耐圧縦型PNPトランジスタ22では、
コレクタ領域33を囲むようにシリコン酸化膜41およ
びP+型の埋め込み層40が形成さている。そして、コ
レクタ領域33にはP+型の拡散領域48がコレクタ導
出領域として、N+型のウェル領域46がベース領域と
しておよびP+型の拡散領域50がエミッタ領域として
形成される。このとき、コレクタ導出領域48がP+
の埋め込み層40と連結して形成されることでP+型の
高濃度層を形成し、高耐圧PNPトランジスタ22のコ
レクタ抵抗を低減した構造を有する。
【0031】ここで、図には示さなかったが、他の周辺
回路とを一体化してモノリシックに形成する場合は、こ
れらの素子上にAlによる電極配線、ポリイミド系絶縁
膜による層間絶縁膜、ポリイミド系のジャケット・コー
ト等が形成される。
【0032】上記した本発明の半導体集積回路装置で
は、N-型およびP-型のコレクタ領域32、33の周囲
にN+型およびP+型の埋め込み層38、40を形成し、
コレクタ導出領域47、48と連結させる。このこと
で、N+型およびP+型の高濃度層を形成しコレクタ抵抗
を低減させ、コレクタ領域32、33の厚層化を実現す
ることができ、その結果、高耐圧の相補型バイポーラト
ランジスタを形成することができる。
【0033】具体的には、図14に本発明の半導体集積
回路装置の誘電体分離型の相補型トランジスタにおける
コレクタ領域膜厚と耐圧との関係を示した。この特性図
が示すように、コレクタ領域の膜厚が90μmではコレ
クターエミッタ間耐圧Vceoは300Vを得ることがで
き、高耐圧の相補型バイポーラトランジスタを形成する
ことができる。また、コレクターエミッタ間耐圧Vceo
を250V以上得るためにはコレクタ領域の膜厚は60
μm程度以上必要とされ、トレンチを用いた製造方法で
の限界を遙かに超えた膜厚となる。
【0034】更に、本発明の半導体集積回路装置は、上
記したように、NPNトランジスタ21とPNPトラン
ジスタ22とが、多結晶シリコン42を介して確実に誘
電体分離されるため、互いのトランジスタ21、22に
よる影響および寄生トランジスタの発生を抑制すること
ができ、より高周波に適した半導体集積回路装置とな
る。
【0035】更に、結晶軸(100)のP型の単結晶シ
リコン基板23は、比抵抗50Ω・cmの基板を使用
し、この基板23上にエピタキシャル層を積層しトラン
ジスタ形成領域を形成する。このとき、比抵抗の小さい
基板23を用いたことで、空乏層の広がりが大きくなり
この幅をもって高耐圧に耐えることができる。
【0036】次に、図1に示した本発明の半導体集積回
路装置の製造方法について、図2〜図13を参照にして
説明する。
【0037】先ず、図2に示すように、厚さ650μm
程度のP型の単結晶シリコン基板23を準備し、この基
板23の表面を熱酸化して酸化膜を形成し、酸化膜をホ
トエッチングして選択マスクとする。そして、基板23
表面にN-型の第1埋め込み層24を形成するリン
(P)およびP-型の第1埋め込み層25を形成するボ
ロン(B)をイオン注入し、拡散する。
【0038】次に、図3に示すように、選択マスクとし
て用いた酸化膜を全て除去した後、基板23をエピタキ
シャル成長装置のサセプタ上に配置し、ランプ加熱によ
って基板23に1140℃程度の高温を与えると共に反
応管内にSiH2Cl2ガスとH2ガスを導入することに
より、NまたはN-の第1エピタキシャル層26を18
〜22μm成長させる。そして、第1エピタキシャル層
26の表面を熱酸化して酸化膜を形成し、酸化膜をホト
エッチングしてそれぞれの選択マスクとする。そして、
第1エピタキシャル層26表面にN-型の第2埋め込み
層27を形成するリン(P)およびP-型の第2埋め込
み層28を形成するボロン(B)をイオン注入し、拡散
する。
【0039】次に、図4に示すように、選択マスクとし
て用いた酸化膜を全て除去した後、基板23をエピタキ
シャル成長装置のサセプタ上に配置し、ランプ加熱によ
って1140℃程度の高温を与えると共に反応管内にS
iH2Cl2ガスとH2ガスを導入することにより、Nま
たはN-の第2エピタキシャル層29を18〜22μm
成長させる。このとき、同時に、N-型の第1および第
2の埋め込み層24、27、P-型の第1および第2の
埋め込み層25、28を拡散させ、連結させる。そし
て、第1エピタキシャル層26上に第2エピタキシャル
層29、第3エピタキシャル層30および第4エピタキ
シャル層31まで形成するが、上記したように各エピタ
キシャル層についても同様に、N-型およびP-型の埋め
込み層をイオン注入により形成し、およそ1250℃の
高温で16時間程度拡散させ、各々の埋め込み層を連結
させる。その結果、NPNトランジスタ21のN-型の
コレクタ領域32およびPNPトランジスタ22のP-
型のコレクタ領域33が形成される。
【0040】ここで、N型の不純物としてリン(P)、
P型の不純物としてボロン(B)を使用したのは、拡散
速度の速い不純物を用いることで短い熱処理時間で、埋
め込み層の連結を確実にするためである。
【0041】次に、図5に示すように、第4エピタキシ
ャル層31の表面を熱酸化して酸化膜を形成し、酸化膜
をホトエッチングして選択マスクとする。このとき、1
チップに近接して形成されるNPNトランジスタ21と
PNPトランジスタ22との干渉による影響を低減する
ために、また、寄生トランジスタの発生を抑制するため
に、NPNトランジスタ21が形成されるN-型のコレ
クタ領域32とPNPトランジスタ22が形成されるP
-型のコレクタ領域33との素子間分離を実現する必要
がある。また、次工程のセルフアラインメント工程で用
いられる公知のフォトリングラフィ技術との兼ね合いも
あり、N-型のコレクタ領域32とP-型のコレクタ領域
33との間にダミー島領域34が形成される。そして、
第1エピタキシャル層26、第2エピタキシャル層2
9、第3エピタキシャル層30、第4エピタキシャル層
31および基板23のN-型の第1埋め込み層24およ
びP-型の第1埋め込み層25が拡散している部分より
深くエッチングすることにより、素子間分離用のV型の
溝が形成される。
【0042】次に、図6に示すように、選択マスクとし
て用いた酸化膜を全て除去した後、図に示すように全面
にシリコン酸化膜35が堆積され、更に、その上にシリ
コン窒化膜36が全面に堆積される。そして、N-型の
コレクタ領域32の表面にN+型の埋め込み層38を形
成するために、全面にフォトレジスト(図示せず)を堆
積させ、公知のフォトリソグラフィ技術により、P-
のコレクタ領域33およびダミー島領域34上のシリコ
ン窒化膜36およびフォトレジスト37を残して除去さ
れる。
【0043】次に、図7に示すように、N-型のコレク
タ領域32の周囲にN+型の埋め込み層38を形成する
ために、例えば、ヒ素(As)をイオンエネルギー40
keV、導入量3.0×1015/cm2でイオン注入す
る。そして、イオン注入されたヒ素(As)を拡散させ
ることで、N+型の埋め込み層38がN-型のコレクタ領
域32の周囲に形成される。このとき、同時にシリコン
酸化膜も選択的に酸化させ、厚さ0.3〜0.4μm程
度のLOCOS酸化膜39を形成する。その後、選択マ
スクとして用いたシリコン窒化膜36およびフォトレジ
スト37を全て除去する。
【0044】次に、図8に示すように、P-型のコレク
タ領域33の周囲にP+型の埋め込み層40を形成する
ために、例えば、ボロン(B)をイオンエネルギー40
keV、導入量3.0×1015/cm2でイオン注入す
る。このとき、N-型のコレクタ領域32には、LOC
OS酸化膜39がマスクの役割を果たすため、ボロン
(B)はイオン注入されない。
【0045】次に、図9に示すように、イオン注入され
たボロン(B)を拡散させることで、P+型の埋め込み
層40がP-型のコレクタ領域33の周囲に形成され
る。このとき、P-型のコレクタ領域33上にはLOC
OS酸化膜を形成する必要はなく、図に示したように、
LOCOS酸化膜39と酸化膜41とは段差のある形状
のままである。ここで、N+型の埋め込み層38とP+
の埋め込み層40とがダミー島領域34上で接するが、
ダミー島領域34には半導体素子は何も形成されず、ま
た、NPNトランジスタ21とPNPトランジスタ22
とも誘電体分離されるため問題は無い。
【0046】次に、図10に示すように、シリコン酸化
膜39、41上に多結晶シリコン42を1240℃程度
の高温中で1時間程度で150μm程度になるよう堆積
させる。その後、多結晶シリコン42は、膜厚の薄いと
ころでも30μm程度になるように研磨により平坦化さ
れ、酸化膜42が被覆されたウェハを支持基板44とし
て貼り合わせ1100℃〜1200℃で2時間程度の熱
処理を加えることで支持基板44は確実に貼り合わされ
る。ここで、支持基板44は次工程における研磨工程に
耐える事ができる材料であれば良く、特に導電性の材料
で無くても良い。
【0047】次に、図11に示すように、表裏をひっく
り返し単結晶シリコン基板23が表面に支持基板44が
底面になるようにする。そして、シリコン基板23の表
面からN-型のコレクタ領域32およびP-型のコレクタ
領域33が露出するまで580μm程度シリコン基板2
3を研磨する。このとき、N-型のコレクタ領域32、
-型のコレクタ領域33およびダミー島領域34と
は、多結晶シリコン42を介して誘電体分離された構造
となる。また、この工程によりN-型のコレクタ領域3
2およびP-型のコレクタ領域33は、60〜80μm
程度の膜厚に形成される。
【0048】次に、図12に示すように、N-型のコレ
クタ領域32にP型の拡散領域45をベース領域として
形成し、また、P-型のコレクタ領域33にイオン注入
によりN+型のウェル領域46をベース領域として形成
する。
【0049】次に、図13に示したように、N-型のコ
レクタ領域32およびP-型のコレクタ領域33の表面
を熱酸化して酸化膜を形成し、酸化膜をホトエッチング
して選択マスクとする。そして、N-型のコレクタ領域
32にN+型の拡散領域47をコレクタ導出領域として
形成するヒ素(As)およびP+型の拡散領域48をコ
レクタ導出領域として形成するボロン(B)をデポジシ
ョンし、拡散する。そして、同時に、P型の拡散領域4
5にN+型拡散領域49をエッミタ領域として形成する
ことで、NPNトランジスタ21が形成される。また、
+型のウェル領域46にP+型拡散領域50をエッミタ
領域として形成することで、PNPトランジスタ22が
形成される。
【0050】この工程において、N+型の埋め込み層3
8およびP+型の埋め込み層40は、V溝型エッチング
の傾斜に沿って表面まで形成されているので、N+型の
コレクタ導出領域47およびP+型のコレクタ導出領域
48は、短い拡散時間でN+型の埋め込み層38および
+型の埋め込み層40と連結することができる。ま
た、N+型のコレクタ導出領域45およびP+型のコレク
タ導出領域46のマスクずれがあったとしても、N+
の埋め込み層38およびP+型の埋め込み層40は、V
溝型エッチングの傾斜に沿って表面まで形成されている
ので、拡散時間の調整で容易に両者を連結させることが
できる。このことにより、N+型のコレクタ導出領域4
5およびP+型のコレクタ導出領域46は、それぞれN+
型の埋め込み層38およびP+型の埋め込み層と連結
し、コレクタ抵抗が低減された構造となる。
【0051】その後、全面に酸化膜が堆積され、電極形
成部に開口が設けられた酸化上からアルミニウムが堆積
し電極51を形成する。これにより、図1に示すような
半導体集積回路装置の構造となる。
【0052】以上に述べた実施については、エピタキシ
ャル層が4層積層された構造について説明したが、使用
目的に応じて積層されるエピタキシャル層の段数が変わ
っても、上記した半導体集積回路装置と同様な効果を得
ることができる。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、半導体集積回路装置に
おいて、低濃度層のコレクタ領域の周囲に高濃度層の埋
め込み層を形成し、高濃度コレクタ導出領域と連結させ
ることで、高濃度層領域を形成しコレクタ抵抗を低減さ
せることができ、コレクタ領域の厚膜化を実現すること
ができ、高耐圧に富んだ半導体集積回路装置が実現でき
る。具体的には、コレクターエミッタ間耐圧Vceoを2
50V以上得るためにはコレクタ領域の膜厚は60μm
程度以上必要であり、トレンチを用いた製造方法では形
成することができない高耐圧の素子を形成することがで
きる。
【0054】また、本発明の半導体集積回路装置の製造
方法によれば、コレクタ領域を形成する工程において、
エピタキシャル層を多層積層することで形成するため、
コレクタ領域の厚層化が実現することができ、高耐圧に
富んだ半導体集積回路装置の製造方法が実現できる。
【0055】更に、本発明の半導体集積回路装置の製造
方法によれば、コレクタ領域をエッチングする工程にお
いて、V溝型にエッチングすることで深部まで精度よく
エッチングすることができ、多結晶シリコンにより確実
に誘電体分離がされることで、互いのトランジスタの影
響を低減することができる半導体集積回路装置の製造方
法が実現できる。
【0056】更に、本発明の半導体集積回路装置の製造
方法によれば、コレクタ領域をエッチングする工程にお
いて、V溝型にエッチングすることでコレクタ領域の側
面に傾斜をつけることができ、コレクタ領域の周囲に高
濃度の埋め込み層を1度に形成することができ、極めて
量産性に富んだ半導体集積回路装置の製造方法が実現で
きる。
【0057】更に、本発明の半導体集積回路装置の製造
方法によれば、相補型のトランジスタのコレクタ導出領
域の形成する工程において、V溝型にエッチングするこ
とで高濃度埋め込み層が傾斜をもって形成されるので、
コレクタ導出領域をほとんど拡散せずに、該高濃度埋め
込み層と連結させることができ、また、エミッタ領域と
同工程で形成することができ、極めて量産性に富んだ半
導体集積回路装置の製造方法が実現できる。
【0058】更に、本発明の半導体集積回路装置の製造
方法によれば、高濃度の埋め込み層を形成する工程にお
いて、セルフアライメント技術を用いることで、フォト
レジスト工程を1工程省略することができ、極めて量産
性に富んだ半導体集積回路装置の製造方法が実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体集積回路装置を説明する断面図
である。
【図2】本発明の半導体集積回路装置の製造方法を説明
する断図面である。
【図3】本発明の半導体集積回路装置の製造方法を説明
する断図面である。
【図4】本発明の半導体集積回路装置の製造方法を説明
する断図面である。
【図5】本発明の半導体集積回路装置の製造方法を説明
する断図面である。
【図6】本発明の半導体集積回路装置の製造方法を説明
する断図面である。
【図7】本発明の半導体集積回路装置の製造方法を説明
する断図面である。
【図8】本発明の半導体集積回路装置の製造方法を説明
する断図面である。
【図9】本発明の半導体集積回路装置の製造方法を説明
する断図面である。
【図10】本発明の半導体集積回路装置の製造方法を説
明する断図面である。
【図11】本発明の半導体集積回路装置の製造方法を説
明する断図面である。
【図12】本発明の半導体集積回路装置の製造方法を説
明する断図面である。
【図13】本発明の半導体集積回路装置の製造方法を説
明する断図面である。
【図14】本発明の半導体集積回路装置の誘電体分離型
の相補型トランジスタにおけるコレクタ領域膜厚と耐圧
との関係を示す特性図である。
【図15】従来の半導体集積回路装置を説明する断面図
である。
【図16】従来の半導体集積回路装置の製造方法を説明
する断図面である。
【図17】従来の半導体集積回路装置の製造方法を説明
する断図面である。
【図18】従来の半導体集積回路装置の製造方法を説明
する断図面である。
【図19】従来の半導体集積回路装置の製造方法を説明
する断図面である。
【図20】従来の半導体集積回路装置の製造方法を説明
する断図面である。
【図21】従来の半導体集積回路装置の製造方法を説明
する断図面である。
【図22】従来の半導体集積回路装置の製造方法を説明
する断図面である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/73 (72)発明者 大川 重明 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 畑 博嗣 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 藤沼 近雄 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5F003 AP00 AP06 AZ03 BA27 BA96 BC01 BC05 BC08 BG03 BJ03 BP31 BP36 BP48 BP94 5F032 AA09 AA13 AA40 AA44 AA77 AA82 BA05 CA01 CA03 CA11 CA18 CA24 DA12 DA71 DA78 5F082 AA02 AA25 AA26 BA04 BA06 BA11 BA12 BA21 BA23 BC04 CA06 EA10 EA22

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持基板と、 前記支持基板上に設けた多結晶半導体層と、 前記多結晶半導体層で分離された一導電型の低濃度不純
    物拡散層からなる埋め込み層で形成される第1の島領域
    と、 逆導電型の低濃度不純物拡散層からなる埋め込み層で形
    成される第2の島領域と、 前記第1の島領域の前記多結晶半導体層と隣接した周囲
    に形成される一導電型の高濃度不純物拡散層からなる第
    1の埋め込み層と、 前記第2の島領域の前記多結晶半導体層と隣接した周囲
    に形成される逆導電型の高濃度不純物拡散層からなる第
    2の埋め込み層と、 前記第1の島領域および第2の島領域に形成される導電
    タイプの異なるトランジスタとを具備し、 前記多結晶半導体層と前記第1および第2の島領域との
    表面を実質的に平坦に形成することを特徴とする半導体
    集積回路装置。
  2. 【請求項2】 前記第1および第2の島領域は、複数層
    のエピタキシャル層で形成されることを特徴とする請求
    項1記載の半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2の島領域の膜厚は、
    トレンチ形成可能な厚さよりも厚く形成されることを特
    徴とする請求項1記載の半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の島領域に形成される前記一導
    電タイプのトランジスタはNPNトランジスタであり、
    また、前記第2の島領域に形成される前記逆導電タイプ
    のトランジスタは縦型PNPトランジスタであることを
    特徴とする請求項1記載した半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 一導電型の半導体基板を準備する工程
    と、 前記基板上に複数層の逆導電型のエピタキシャル層を形
    成し、前記基板および前記エピタキシャル層に形成した
    一導電型および逆導電型の埋め込み層を拡散して連結
    し、第1および第2の島領域を形成する工程と、 前記第1および第2の島領域の両端部をV溝型にエッチ
    ングする工程と、 前記第1および第2の島領域の表面にイオン注入し、前
    記第1の島領域には一導電型の高濃度不純物拡散層から
    なる第1の埋め込み層を、また、前記第2の島領域には
    逆導電型の高濃度不純物拡散層からなる第2の埋め込み
    層を形成する工程と、 前記第1の埋め込み層の表面にLOCOS酸化膜を、ま
    た、前記第2の埋め込み層の表面に酸化膜を形成し、該
    LOCOS酸化膜および該酸化膜上に多結晶半導体層を
    形成する工程と、 酸化膜が被覆した支持基板を準備し、前記多結晶半導体
    層上に該酸化膜を介して支持基板を貼り合わせる工程
    と、 前記支持基板を底面とし前記半導体基板を前記第1およ
    び第2の島領域が露出するまで研磨する工程とを有する
    ことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 露出した前記第1の島領域および第2の
    島領域に導電タイプの異なるトランジスタを形成するこ
    とを特徴とする請求項5記載の半導体集積回路装置の製
    造方法。
  7. 【請求項7】 前記第1および第2の島領域の両端部を
    V溝型にエッチングする工程は、前記第1の島領域と前
    記第2の島領域との間にダミー島領域を形成することを
    特徴とする請求項5記載の半導体集積回路装置の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 前記半導体基板は、比抵抗の小さい基板
    からなることを特徴とする請求項5記載の半導体集積回
    路装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記第1の島領域にNPNトランジスタ
    を、前記第2の島領域に縦型PNPトランジスタを形成
    することを特徴とする請求項5記載の半導体集積回路装
    置の製造方法。
  10. 【請求項10】 一導電型の半導体基板を準備する工程
    と、 前記基板上に複数層の逆導電型のエピタキシャル層を形
    成し、前記基板および前記エピタキシャル層に形成した
    一導電型および逆導電型の埋め込み層を拡散して連結
    し、第1および第2の島領域を形成する工程と、 前記第1および第2の島領域の両端部をV溝型にエッチ
    ングし、前記第1の島領域と前記第2の島領域との間に
    ダミー島領域を形成する工程と、 前記第1の島領域、前記第2の島領域および前記ダミー
    領域上に一様に酸化膜を形成する工程と、 前記第1の島領域、前記第2の島領域および前記ダミー
    領域上に一様に耐酸化マスク層を形成する工程と、 前記第2の島領域および前記ダミー島領域までの前記耐
    酸化マスク層を選択的に残し、前記耐酸化マスク層をマ
    スクとして、前記第1の島領域上の前記酸化膜上から一
    導電型の高濃度不純物をイオン注入する工程と、 前記一導電型の高濃度不純物を拡散させると同時に選択
    酸化してLOCOS酸化膜を形成する工程と、 前記第2の島領域上の前記耐酸化マスク層を除去し、前
    記LOCOS酸化膜を前記第1の島領域上のマスクとし
    て、前記第2の島領域上の前記酸化膜上から逆導電型の
    高濃度不純物をイオン注入する工程と、 前記逆導電型の高濃度不純物を拡散させる工程とを有す
    ることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
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