JP2002022336A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2002022336A
JP2002022336A JP2000201020A JP2000201020A JP2002022336A JP 2002022336 A JP2002022336 A JP 2002022336A JP 2000201020 A JP2000201020 A JP 2000201020A JP 2000201020 A JP2000201020 A JP 2000201020A JP 2002022336 A JP2002022336 A JP 2002022336A
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cooling
refrigerator
temperature
time
room
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JP2000201020A
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Atsushi Kusunoki
敦 楠
Minoru Tenmyo
稔 天明
Kenji Imakubo
賢治 今久保
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2600/00Control issues
    • F25B2600/25Control of valves
    • F25B2600/2511Evaporator distribution valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2700/00Means for sensing or measuring; Sensors therefor
    • F25D2700/02Sensors detecting door opening
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • F25D2700/12Sensors measuring the inside temperature
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2700/00Means for sensing or measuring; Sensors therefor
    • F25D2700/12Sensors measuring the inside temperature
    • F25D2700/122Sensors measuring the inside temperature of freezer compartments

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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷凍室用と冷蔵室用との2つの蒸発器を備
え、冷凍室冷却モードと冷蔵室冷却モードとを交互に実
行するようにしたものにあって、いずれかの室の冷却能
力が不足した際の適切な制御を行なう。 【解決手段】 制御装置は、冷凍室及び冷蔵室が共に各
々の設定温度帯の上限値(Fon,Ron)以上である高負
荷時には、冷凍室冷却モードと冷蔵室冷却モードとを所
定の時間比率で交互に切替える時間交互運転を実行す
る。このとき、時間交互運転を実行する当初において
は、その切替えの時間比率を通常の時間比率とし(S
1)、どちらかの室が、扉スイッチによる扉の開閉を検
知せず、且つ、R室温センサ及びF室温センサの検出温
度Rs,Fsが、Ron,Fonまで低下しない状態が(S
8,S12にてYes)、所定時間(例えば6時間)継
続したときに(S10,S14にてYes)、切替えの
時間比率を、その室側の冷却を優先する冷却不足側優先
時間比率に変更する(S11,S15)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍室用蒸発器と
冷蔵室用蒸発器との2つの蒸発器を備える冷蔵庫に関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、家庭用冷蔵庫に
おいては、冷凍室(製氷室を含む)を冷却するための冷
凍室用蒸発器と、冷蔵室(野菜室を含む)を冷却するた
めの冷蔵室用蒸発器との2つの蒸発器を備えたものが供
されてきている。このものは、圧縮機からの冷媒を、冷
凍室用蒸発器に流す冷凍室冷却モードと、冷蔵室用蒸発
器に流す冷蔵室冷却モードとを、切替弁(三方弁)によ
り交互に切替える構成とされている。そして、冷凍室及
び冷蔵室には、夫々温度センサが設けられ、マイコン等
からなる制御装置は、前記各温度センサの検出温度に基
づいて前記切替弁の切替えを制御するようになってい
る。
【0003】このとき、冷凍室については、例えば、−
18℃(ON温度)〜−21℃(OFF温度)の温度帯
が設定され、冷蔵室については、例えば、5℃(ON温
度)〜2℃(OFF温度)の温度帯が設定されており、
前記制御装置は、例えば、冷却している側の室が、OF
F温度に達したら、他方側の室の冷却モードに切替える
等のモード切替制御を行なうようになっている。また、
両室の検出温度が共にOFF温度以下のときには、圧縮
機が停止されるようになっている。
【0004】ところで、使用者が例えば常温(あるいは
それ以上の温度)の食品を新たに冷凍室及び冷蔵室の双
方に収容したときなど、熱的な負荷が大きくなって両室
共にON温度を越えてしまうことがある。このような場
合には、制御装置は、冷凍室冷却モードと冷蔵室冷却モ
ードとを所定の時間比率(例えば30分:20分)で交
互に切替えるといった制御を行なうようになっていた。
更に、それでも冷却能力が不足して冷凍室の温度が上昇
してしまうときには、従来では、冷凍室内が所定温度
(例えば−12℃)に達したときに、上記時間比率を、
冷凍室側を優先する時間比率(例えば40分:20分)
に変更し、冷凍室の庫内温度の上昇を抑えるようにして
いた。
【0005】しかしながら、上記従来のものでは、冷凍
室内が所定温度(−12℃)に達するまでにはかなりの
時間がかかり、冷凍室側を優先する時間比率に変更され
るまでに長時間を要することが考えられ、この場合、冷
凍室内の食品が比較的高い温度(−18〜−12℃)で
長時間放置されることになり、その食品の鮮度が低下し
たり、状態が劣化したりする虞がある。尚、室内を冷却
する能力が低下する要因として、蒸発器の着霜や冷凍サ
イクル等の機能上の欠陥発生等も考えられるが、従来の
ものでは、それらを要因とした冷却能力不足に速やかに
対処できない不具合もあった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、冷凍室用と冷蔵室用との2つの蒸発器
を備え、冷凍室冷却モードと冷蔵室冷却モードとを交互
に実行するようにしたものにあって、いずれかの室の冷
却能力が不足した際の適切な制御を行なうことができる
冷蔵庫を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の冷蔵庫は、冷凍
室用蒸発器と冷蔵室用蒸発器とを備え、温度検出手段の
検出した各室の温度に基づいて、各室内の温度が各室毎
に設定された設定温度帯を維持するように冷凍室冷却モ
ードと冷蔵室冷却モードとの切替の制御を行なう運転制
御手段を備えるものにあって、その運転制御手段を、冷
凍室及び冷蔵室の双方が共に各々の設定温度帯の上限値
以上であった高負荷時には、冷凍室冷却モードと冷蔵室
冷却モードとを通常の時間比率で交互に切替える時間交
互運転を実行すると共に、その時間交互運転実行時にお
いて、どちらかの室が、扉開閉検知手段により扉の開閉
を検知せず、且つ、設定温度帯の上限値以下を検出しな
い状態が所定時間継続したときに、切替えの時間比率
を、その室側の冷却を優先する冷却不足側優先時間比率
に変更するように構成したところに特徴を有する(請求
項1の発明)。
【0008】これによれば、冷凍室及び冷蔵室の双方が
設定温度帯の上限値以上であった高負荷時には、冷凍室
冷却モードと冷蔵室冷却モードとの時間交互運転が実行
されることにより、両室が共に設定温度帯まで冷却され
るようになる。そして、通常の時間比率での時間交互運
転を所定時間継続したにもかかわらず、設定温度帯の上
限値以下とならない室があるとすると、その室の負荷に
対して冷却能力が不足していると考えられるので、切替
えの時間比率を、その冷却不足側の室の冷却を優先する
冷却不足側優先時間比率に変更することにより、その室
側の冷却能力を高めることができる。ここで、扉の開閉
がないことを条件の一つとした理由は、扉が開閉(開
放)されると、外気の流入による室内の温度上昇が避け
られないため、そのような不安定要素を排除するためで
ある。
【0009】このとき、冷却能力が不足しているかどう
かは、時間交互運転開始から所定時間経過後に判断でき
るので、所定温度に達したときに冷却能力不足と判断す
るため室内の食品が比較的高い温度で長時間放置される
虞のある場合と異なり、極力早期に冷却不足側優先時間
比率に変更することができ、食品の鮮度が低下したり、
状態が劣化したりすることを未然に防止することが可能
となる。
【0010】ところで、蒸発器に対する着霜が大きくな
ると、その蒸発器の熱交換能力ひいては室内を冷却する
能力が低下することになるが、このように蒸発器への着
霜により冷却能力が低下した場合には、上記した切替え
の時間比率を変更しても対応できなくなる。そこで、冷
却不足側優先時間比率に変更した後所定時間が経過した
にもかかわらず、冷却不足側の室の温度が設定温度帯の
上限値以下とならないときには、着霜による冷却能力の
不足と判断して、その蒸発器に対する除霜運転を実行さ
せるように構成することができ(請求項2の発明)、そ
の除霜運転によって蒸発器の冷却能力を回復させること
ができる。
【0011】この場合、上記した除霜運転が終了した後
も、冷却不足側の室の温度が高くなっているので、通常
の時間比率に戻すのではなく、冷却不足側優先時間比率
のままで時間交互運転を実行させるように構成すること
が望ましく(請求項3の発明)、これによれば、より短
時間で冷却不足側の室の温度を低下させることができる
ようになる。
【0012】また、室内を冷却する能力が低下する要因
としては、蒸発器の着霜だけではなく、例えば扉のガス
ケットの欠陥による空気漏れや、冷凍サイクルにおける
ガスリーク、キャピラリチューブの詰り、冷却風送風用
のファン装置のモータロックなど機能上の欠陥の発生等
も考えられる。そこで、除霜運転が終了した後、所定時
間が経過したにもかかわらず、冷却不足側の室の温度が
設定温度帯の上限値以下とならないときに、その旨を報
知する報知手段を設けるようにすれば(請求項4の発
明)、ユーザに異常を知らせることができ、より効果的
となる。
【0013】そして、上記した冷却不足側優先時間比率
での時間交互運転実行中には、冷却不足でない側の室の
冷却能力が相対的に低下するため、その室の温度上昇を
招く虞がある。そこで、一方の室側の冷却を優先する冷
却不足側優先時間比率に変更した際に、他方の室でも設
定温度帯の上限値以下を検出しない状態が所定時間継続
するに至ったときには、除霜運転を実行させるように構
成することもでき(請求項5の発明)、その除霜運転に
より、冷凍室及び冷蔵室の双方について蒸発器の冷却能
力を回復させることができる。
【0014】このときには、冷凍室及び冷蔵室の双方に
ついて、室内の温度が上昇していると考えられるので、
除霜運転が終了した後に、通常の時間比率での時間交互
運転を実行させることが望ましく(請求項6の発明)、
両室を高能力で冷却することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例(請
求項1〜4に対応)について、図1ないし図4を参照し
ながら説明する。まず、図4は、本実施例に係るボトム
フリーザタイプの冷蔵庫の本体1の構成を概略的に示し
ている。ここで、冷蔵庫本体1は、前面が開口した縦長
矩形箱状の断熱箱体2内に、上段から順に、冷蔵室3、
野菜用冷蔵室4、製氷用冷凍室5、冷凍室6を有して構
成されている。また、本体1の前面には、上段から順
に、前記各貯蔵室3〜6を夫々開閉するための、ヒンジ
開閉式の断熱扉7、引出式の断熱扉8,9,10が設け
られている。
【0016】前記冷蔵室3及び野菜用冷蔵室4(これら
2室が本発明にいう「冷蔵室」となる)は、共に例えば
2〜5℃の温度帯とされるようになっており、それら両
冷蔵室3,4の間は仕切板11により上下に区画されて
いる。また、冷蔵室3内は、棚板12により上下に複数
段に区切られると共に、その最下部にチルド・パーシャ
ルルーム13が設けられている。
【0017】図示はしないが、チルド・パーシャルルー
ム13の側部には、後述する自動製氷装置18の製氷皿
に対する給水を行う給水タンク及び給水ユニットが設け
られている。前記野菜用冷蔵室4内には、蓋14a付き
の貯蔵容器14が、前記断熱扉8の裏面側に連結されて
出し入れ可能に設けられている。そして、前記冷蔵室3
には、該冷蔵室3内の温度を検出する温度検出手段たる
R室温センサ15(図2にのみ図示)が設けられてい
る。さらに、本体1には、前記断熱扉7及び8の開閉を
検知するための扉開閉検知手段たるR扉スイッチ21
(図2にのみ図示)が設けられている。
【0018】一方、前記製氷用冷凍室5及び冷凍室6
(これら2室が本発明にいう「冷凍室」となる)は、共
に例えば−18〜−21℃の温度帯とされるようになっ
ており、それら両冷凍室5,6は、前面開口部分のみに
おいて仕切体16が設けられ、本体1の内部において連
通した状態に設けられている。また、前記野菜用冷蔵室
4と製氷用冷凍室5との間は前記断熱箱体2に一体に設
けられた断熱仕切壁17により区画されている。前記製
氷用冷凍室5には、上部に位置して自動製氷装置18が
配設されており、その下部に位置して氷受容器19が前
記断熱扉9の裏面に連結されて出し入れ可能に設けられ
ている。
【0019】前記自動製氷装置18は、周知のように、
前記給水ユニットから製氷皿20に給水し、製氷が完了
した製氷皿20を反転させて離氷を行わせるように構成
されている。また、前記冷凍室6内には、貯蔵容器23
が、前記断熱扉10の裏面側に連結されて出し入れ可能
に設けられている。そして、この冷凍室6には、該冷凍
室6内の温度を検出する温度検出手段たるF室温センサ
24(図2にのみ図示)が設けられている。さらに、本
体1には、前記断熱扉9及び10の開閉を検知するため
の扉開閉検知手段たるF扉スイッチ22(図2にのみ図
示)が設けられている。
【0020】そして、この本体1には、後述する冷凍サ
イクル25が組込まれる。このとき、前記野菜用冷蔵室
4の背面側部分には、冷蔵室用蒸発器室26が設けられ
ており、この冷蔵室用蒸発器室26内には、冷凍サイク
ル25の一部を構成する冷蔵室用蒸発器27(以下「R
エバ27」と略す)が設けられていると共に、その上部
に位置して冷蔵室用ファン28(以下「Rファン28」
と略す)が設けられている。尚、前記Rファン28(フ
ァンモータ)は、可変速にて駆動されるようになってい
る。
【0021】これにて、前記Rファン28が駆動される
ことにより、Rエバ27を通して生成された冷気が、前
記冷蔵室3及び野菜用冷蔵室4に供給され、貯蔵物の冷
却に供された後、再び冷蔵室用蒸発器室26内の下部に
戻されるという循環が行われるようになっている。ま
た、図2にのみ示すように、この冷蔵室用蒸発器室26
内には、冷蔵室用蒸発器除霜ヒータ(Rエバ除霜ヒー
タ)29が設けられていると共に、Rエバ27の除霜完
了を検知するRエバ除霜センサ30が設けられている。
【0022】これに対し、前記製氷用冷凍室5及び冷凍
室6の上下に跨がる背面側部分には、冷凍室用蒸発器室
31が設けられており、この冷凍室用蒸発器室31内に
は、冷凍サイクル25の一部を構成する冷凍室用蒸発器
32(以下「Fエバ32」と略す)が設けられていると
共に、その上部に位置して冷凍室用ファン33(以下
「Fファン33」と略す)が設けられている。また、前
記Fエバ32の下方部には、冷凍室用蒸発器除霜ヒータ
(Fエバ除霜ヒータ)34が設けられていると共に、F
エバ32の除霜完了を検知するFエバ除霜センサ35
(図2にのみ図示)が設けられている。
【0023】これにて、前記Fファン33が駆動される
ことにより、Fエバ32を通して生成された冷気が、前
記製氷用冷凍室5及び冷凍室6に供給され、貯蔵物の冷
却に供された後、再び冷凍室用蒸発器室31内の下部に
戻されるという循環が行われるようになっている。尚、
前記Fファン33(ファンモータ)も、可変速にて駆動
されるようになっている。
【0024】さらに、本体1の下端部背面部には、機械
室36が設けられ、この機械室36内には、冷凍サイク
ル25の一部を構成する圧縮機(コンプレッサ)37が
設けられていると共に、図2にのみ示すように、その機
械室36内には、前記圧縮機37及び後述するコンデン
サを冷却するために冷却ファン38(以下「Cファン3
8」と称する)が設けられている。前記圧縮機37は、
インバータ制御により可変速で駆動されるようになって
おり、また、前記Cファン38も可変速駆動されるよう
になっている。
【0025】尚、図示はしないが、前記冷蔵室用蒸発器
室26内及び冷凍室用蒸発器室31内において生ずる除
霜水は、前記機械室36内に導かれて、前記圧縮機37
の上方部に設けられた除霜水蒸発皿に溜められるように
なっている。そして、除霜水蒸発皿に溜められた除霜水
は、圧縮機37の熱及び蒸発パイプ39の熱により蒸発
して外部に排出されるようになっている。
【0026】図3は、前記冷凍サイクル25の構成を示
している。この冷凍サイクル25は、前記圧縮機37、
前記蒸発パイプ39、コンデンサ(凝縮器)40、クリ
ンパイプ41、ドライヤ42、冷媒流路切替手段たる三
方弁43、この三方弁43の第1出口に接続される第1
のキャピラリチューブ44、前記Rエバ27、前記Fエ
バ32、アキュムレータ45を順に冷媒パイプにより閉
ループに接続すると共に、前記三方弁43の第2出口
と、前記Rエバ27とFエバ32との接続点との間に第
2のキャピラリチューブ46を接続して構成されてい
る。
【0027】これにて、前記三方弁43が第1出口側に
切替えられているときには、圧縮機37の駆動により冷
媒がコンデンサ40等を通った後、第1のキャピラリチ
ューブ44を通ってRエバ27及びFエバ32を順に流
れて圧縮機37に戻されるようになっている(冷蔵室冷
却モード)。これに対し、三方弁43が第2出口側に切
替えられると、圧縮機37の駆動により冷媒がコンデン
サ40等を通った後、第2のキャピラリチューブ46を
通ってFエバ32のみに供給された後、圧縮機37に戻
されるようになっている(冷凍室冷却モード)。
【0028】さて、図2に示すように、本体1には、マ
イコンを主体として構成される制御装置47が設けられ
ている。この制御装置47には、前記R室温センサ1
5、F室温センサ24、Rエバ除霜センサ30、Fエバ
除霜センサ35、R扉スイッチ21、F扉スイッチ22
からの信号が入力されるようになっている。また、制御
装置47は、それら入力信号に基づいて、前記圧縮機3
7、三方弁43、Cファン38、Rファン28、Fファ
ン33、Rエバ除霜ヒータ29、Fエバ除霜ヒータ3
4、自動製氷装置18等を制御するようになっている。
【0029】このとき、後の作用説明でも述べるよう
に、制御装置47は、三方弁43の切替えにより、冷媒
をRエバ27に流して主として冷蔵室3,4を冷却する
冷蔵室冷却モード(R−F流し)と、冷媒をFエバのみ
に流して冷凍室5,6を冷却する冷凍室冷却モード(F
のみ流し)とを交互に切替えながら冷却運転(通常運
転)を実行するようになっている。この場合、制御装置
47は、そのソフトウエア的構成により、冷蔵室3,4
及び冷凍室5,6の夫々について、設定温度に対して所
定幅の温度帯を設定し、R室温センサ15及びF室温セ
ンサ24の検出温度に基づいて、冷蔵室3,4及び冷凍
室5,6が共にその設定温度帯を維持するように三方弁
43の切替制御を行なうようになっている。従って、こ
の制御装置47が運転制御手段として機能するのであ
る。
【0030】具体例をあげると、冷凍室5,6の設定温
度帯は、例えば、その上限値(「ON温度」と称され
る)が−18℃とされ、その下限値(「OFF温度」と
称される)が−21℃とされる。冷蔵室3,4の設定温
度帯は、例えば、その上限値(ON温度)が5℃とさ
れ、その下限値(OFF温度)が2℃とされる。この場
合、三方弁43の切替え(冷凍室冷却モードと冷蔵室冷
却モードとの切替え)は、次のような条件にて行なわれ
る。
【0031】即ち、冷凍室5,6及び冷蔵室3,4の双
方が共に各々のON温度以上であった高負荷時には、後
述するように、冷凍室冷却モードと冷蔵室冷却モードと
を所定の時間比率で交互に切替える時間交互運転が実行
される。また、少なくとも一方の室の温度がON温度以
下となっている通常負荷時には、冷却中の室の検出温度
がOFF温度に達したとき、前回のモード切替から10
分以上が経過し且つ非冷却中の室の検出温度がON温度
に達したとき、前回のモード切替から60分が経過した
とき、のいずれかの場合にモード切替えが行なわれる。
尚、図示はしていないが、両室の検出温度が双方ともO
FF温度以下であるときには、圧縮機37がオフされ
る。
【0032】そして、本実施例では、制御装置47は、
前記時間交互運転を実行する当初においては、その切替
えの時間比率を通常の時間比率(例えば冷凍室冷却モー
ドと冷蔵室冷却モードとの時間比率が30分:20分)
とし、時間交互運転の実行時に、どちらかの室が、扉ス
イッチ21,22による扉の開閉を検知せず、且つ、O
N温度まで低下しない状態が所定時間(例えば6時間)
継続したときに、切替えの時間比率を、その室側の冷却
を優先する冷却不足側優先時間比率に変更するようにな
っている。この冷却不足側優先時間比率は、冷凍室5,
6側を優先する場合には、例えば40分:20分、冷蔵
室3,4側を優先する場合には、例えば30分:25分
とされる。
【0033】尚、詳しい説明は省略するが、制御装置4
7は、R室温センサ15及びF室温センサ24の検出温
度(各室の負荷)等に基づいて、例えば検出温度が高い
場合には回転速度を高める等、圧縮機37の回転数(運
転周波数)の制御を併せて行うようになっていると共
に、Rファン28及びFファン33の回転数も制御する
ようになっている。また、冷蔵室冷却モードから冷凍室
冷却モードに切替えられた際に、Rファン28を短時間
だけ遅延運転させ、冷蔵室冷却モードの実行時にもFフ
ァン33を駆動させるように構成されている。
【0034】さらに、制御装置47は、例えば冷凍室
5,6の積算冷却時間が所定時間(例えば10時間)に
なる毎に、プリクール運転を実行した後、両エバ27,
32に対する除霜運転を実行するようになっている。こ
の除霜運転は、圧縮機37や各ファン28,33,38
を停止した状態で、Rエバ除霜ヒータ29及びFエバ除
霜ヒータ34に通電することにより実行され、Rエバ除
霜センサ30及びFエバ除霜センサ35の検出に基づい
て終了される。
【0035】次に、上記構成の作用について、図1も参
照して述べる。上述のように、制御装置47は、冷蔵室
3,4及び冷凍室5,6の夫々について、設定温度に対
して所定幅の温度帯を設定し、R室温センサ15及びF
室温センサ24の検出温度に基づいて、三方弁43を切
替制御することにより、冷媒をRエバ27に流して主と
して冷蔵室3,4を冷却する冷蔵室冷却モード(R−F
流し)と、冷媒をFエバのみに流して冷凍室5,6を冷
却する冷凍室冷却モード(Fのみ流し)とを交互に切替
えながら冷却運転(通常運転)を実行し、もって、冷蔵
室3,4及び冷凍室5,6が共にその設定温度帯を維持
するようになっている。
【0036】ここで、使用者が例えば常温あるいはそれ
以上の温度の食品を新たに冷凍室5,6及び冷蔵室3,
4の双方に収容したとき(あるいは冷蔵庫本体1の使用
開始時)など、熱的な負荷が大きくて両室共にON温度
を越えている場合には、制御装置47は、冷凍室冷却モ
ードと冷蔵室冷却モードとを所定の時間比率で交互に切
替える時間交互運転を実行する。図1のフローチャート
は、この時間交互運転の実行時において、制御装置47
が実行する上記時間比率の変更の処理の概略手順を示し
ている。
【0037】即ち、時間交互運転が開始されると、ま
ず、通常の時間比率が設定され、例えば冷凍室冷却モー
ドと冷蔵室冷却モードとの時間比率を30分:20分と
して時間交互運転が実行される(ステップS1)。そし
て、ステップS2では、R室温センサ15の検出温度R
s、F室温センサ24の検出温度Fs、R扉スイッチ2
1による扉7,8の開閉検知信号、F扉スイッチ22に
よる扉9,10の開閉検知信号の読込みが行なわれる。
【0038】ステップS3では、F室温センサ24の検
出温度Fsつまり冷凍室5,6の温度が、冷凍室5,6
の設定温度帯の上限値(ON温度)であるFon(例えば
−18℃)よりも高いかどうかが判断される。検出温度
FsがFonよりも高い場合には(ステップS3にてYe
s)、冷凍室冷却タイマTfがスタートされる(ステッ
プS4)。また、ステップS5では、R室温センサ15
の検出温度Rsつまり冷蔵室3,4の温度が、冷蔵室
3,4の設定温度帯の上限値(ON温度)であるRon
(例えば5℃)よりも高いかどうかが判断される。検出
温度RsがRonよりも高い場合には(ステップS5にて
Yes)、冷蔵室冷却タイマTrがスタートされる(ス
テップS6)。
【0039】尚、このフローチャートでは厳密に示すこ
とを省略しているが、検出温度FsがFonよりも高く、
且つ、検出温度RsがRonよりも高い場合には、双方の
タイマTf,Trが共にカウント動作するようになって
いる。また、検出温度FsがFon以下であり、且つ、検
出温度RsがRon以下であるときには(ステップS5に
てNo)、高負荷が解消されて通常の負荷となったと判
断され、通常負荷時における制御が実行されるようにな
る(ステップS7)。
【0040】タイマTfのカウントが開始されると、ス
テップS8にて、検出温度FsがFonより高い状態が維
持され、且つ、冷凍室5,6の扉9,10の開閉がない
かどうかが判断される。検出温度FsがFon以下とな
る、あるいは、扉9,10の開閉があった場合には(ス
テップS8にてNo)、タイマTfがストップされると
共にリセットされ(ステップS9)、ステップS2に戻
る。これに対し、検出温度FsがFonより高く且つ扉
9,10の開閉がない場合には(ステップS8にてYe
s)、ステップS10にて、タイマTfが所定時間Nf
(例えば6時間)をカウントしたかどうかが判断され
る。
【0041】そして、タイマTfがNfをカウントした
場合つまり、冷凍室5,6において扉9,10の開閉を
検知せず、且つ、設定温度帯の上限値(Fon)以下を検
出しない状態が、所定時間Nf継続したときには(ステ
ップS10にてYes)、次のステップS11にて、冷
凍室冷却モードと冷蔵室冷却モードとの時間比率が、冷
凍室5,6側を優先する時間比率(例えば40分:20
分)に変更されるのである。
【0042】一方、タイマTrのカウントが開始される
と、ステップS12にて、検出温度RsがRonより高い
状態が維持され、且つ、冷蔵室3,4の扉7,8の開閉
がないかどうかが判断される。検出温度RsがRon以下
となる、あるいは、扉7,8の開閉があった場合には
(ステップS12にてNo)、タイマTrがストップさ
れると共にリセットされ(ステップS13)、ステップ
S2に戻る。これに対し、検出温度RsがRonより高く
且つ扉7,8の開閉がない場合には(ステップS12に
てYes)、ステップS14にて、タイマTrが所定時
間Nr(例えば6時間)をカウントしたかどうかが判断
される。
【0043】そして、タイマTrがNrをカウントした
場合つまり、冷蔵室3,4において扉7,8の開閉を検
知せず、且つ、設定温度帯の上限値(Ron)以下を検出
しない状態が、所定時間Nr継続したときに(ステップ
S14にてYes)、次のステップS15にて、冷凍室
冷却モードと冷蔵室冷却モードとの時間比率が、冷蔵室
3,4側を優先する時間比率(例えば30分:25分)
に変更されるようになっている。
【0044】これにより、通常の時間比率での時間交互
運転を所定時間継続したにもかかわらず、設定温度帯の
上限値(ON温度)以下とならない室があるとすると、
その室の負荷に対して冷却能力が不足していると考えら
れるので、切替えの時間比率を、その冷却不足側の室の
冷却を優先する冷却不足側優先時間比率に変更すること
により、その室側の冷却能力を高めることができる。こ
こで、扉7〜10の開閉がないことを条件の一つとした
理由は、扉7〜10が開閉(開放)されると、外気の流
入による室内の温度上昇は避けられないため、そのよう
な不安定要素を排除するためである。
【0045】尚、図示は省略するが、上記のように冷却
不足側優先時間比率に変更した後所定時間(例えば4時
間)が経過したにもかかわらず、冷却不足側の室の温度
が設定温度帯の上限値(ON温度)以下とならないとき
には、Rエバ27あるいはFエバ32の着霜による冷却
能力の不足と判断して、Rエバ27及びFエバ32に対
する除霜運転が実行されるようになっており、これにて
Rエバ27及びFエバ32の冷却能力を回復させること
ができるようになっている。
【0046】このとき、除霜運転の終了後も、冷却不足
側の室の温度が高くなっているので、通常の時間比率に
戻すのではなく、冷却不足側優先時間比率のままで時間
交互運転を実行させるように構成されている。さらに
は、除霜運転の終了後に、更に所定時間(例えば6時
間)が経過したにもかかわらず、冷却不足側の室の温度
が設定温度帯の上限値以下とならないときには、冷凍サ
イクル25等の機能上の欠陥の発生等があると判断さ
れ、その旨がブザーや表示等で報知され、ユーザに異常
を知らせるようになっている。
【0047】このように本実施例によれば、冷凍室冷却
モードと冷蔵室冷却モードとを交互に実行するようにし
たものにあって、いずれかの室の冷却能力が不足した際
の適切な制御を行なうことができるという優れた効果を
奏する。そして、このとき、冷却能力が不足しているか
どうかは、時間交互運転開始から所定時間経過後に判断
できるので、所定温度に達したときに冷却能力不足と判
断するため室内の食品が比較的高い温度で長時間放置さ
れる虞のあった従来のものと異なり、極力早期に冷却不
足側優先時間比率に変更することが可能となり、食品の
鮮度が低下したり、状態が劣化したりすることを未然に
防止することが可能となるのである。
【0048】また、特に本実施例では、冷却不足側優先
時間比率に変更した後所定時間が経過したにもかかわら
ず、冷却不足側の室の温度が設定温度帯の上限値(ON
温度)以下とならないときには、除霜運転を実行して各
エバ27,32の冷却能力を回復させるようにし、しか
も、その除霜運転の終了後も、冷却不足側優先時間比率
のままで時間交互運転を実行させるようにしたので、各
エバ27,32における着霜にも対応できて、より一層
適切な制御を行なうことができる。
【0049】さらには、除霜運転の終了後に、更に所定
時間が経過したにもかかわらず、冷却不足側の室の温度
が設定温度帯の上限値以下とならないときには、その旨
を報知するようにしたので、冷凍サイクル等の機能上の
欠陥発生等にも速やかに対処できるという利点も得るこ
とができる。
【0050】図5は、本発明の第2の実施例(請求項
5,6に対応)を示している。この実施例が上記第1の
実施例と異なる点は、制御装置47のソフトウエア的構
成にある。従って、冷蔵庫本体1のハードウエア的構成
等については、上記第1の実施例と共通するので、新た
な図示及び説明を省略し、符号も共通して使用すること
とする。フローチャートにおけるステップを示す符号に
ついても、一部共通して使用する。
【0051】この第2の実施例においては、制御装置4
7は、冷蔵室3,4及び冷凍室5,6の双方が設定温度
帯の上限値以上である高負荷時にあって、やはり冷凍室
冷却モードと冷蔵室冷却モードとを所定の時間比率で交
互に切替える時間交互運転を実行し、その時間交互運転
の当初においては、切替えの時間比率を通常の時間比率
とし、どちらかの室が冷却不足であると判断したとき
に、切替えの時間比率を、その室側の冷却を優先する冷
却不足側優先時間比率に変更するようになっている。そ
して、それに加え、一方の室側の冷却を優先する冷却不
足側優先時間比率に変更した際に、他方の室でも設定温
度帯の上限値以下を検出しない状態が所定時間継続する
に至ったときには、除霜運転を実行させるようになって
いる。
【0052】即ち、通常時間比率での時間交互運転が開
始されて、冷凍室5,6の検出温度Fsがその設定温度
帯の上限値(ON温度)であるFonよりも高い場合に、
冷凍室冷却タイマTfがスタートされると(ステップS
1〜S4)、次のステップS21にて、冷蔵室3,4側
の検出温度RsがRonより高く且つ扉7,8の開閉がな
いかどうかが判断され、RsがRonより高く且つ扉7,
8の開閉がない場合には(ステップS21にてYe
s)、冷蔵室冷却タイマTrがスタートされた上で(ス
テップS22)、検出温度FsがFonより高く且つ、冷
凍室5,6の扉9,10の開閉がないかどうかが判断さ
れる(ステップS8)。
【0053】検出温度FsがFon以下となる、あるい
は、扉9,10の開閉があった場合には(ステップS8
にてNo)、タイマTfがストップされると共にリセッ
トされ、且つタイマTrがストップされ(ステップS2
3)、ステップS2に戻る。これに対し、検出温度Fs
がFonより高く且つ扉9,10の開閉がない場合には
(ステップS8にてYes)、検出温度RsがRonより
高く且つ扉7,8の開閉がないかどうかが判断される
(ステップS24)。検出温度RsがRon以下となる、
あるいは、扉7,8の開閉があった場合には(ステップ
S24にてNo)、タイマTrがストップされると共に
リセットされた上で(ステップS25)、ステップS2
1に戻る。
【0054】これに対し、検出温度RsがRonより高く
且つ扉7,8の開閉がない場合には(ステップS24に
てYes)、ステップS10にて、タイマTfが所定時
間Nf(例えば6時間)をカウントしたかどうかが判断
される。そして、タイマTfがNfをカウントした場合
つまり、冷凍室5,6において扉9,10の開閉を検知
せず、且つ、設定温度帯の上限値(Fon)以下を検出し
ない状態が、所定時間Nf継続したときには(ステップ
S10にてYes)、次のステップS11にて、冷凍室
冷却モードと冷蔵室冷却モードとの時間比率を、冷凍室
5,6側を優先する時間比率(例えば40分:20分)
に変更した上で、ステップS26に進む。タイマTf
が、未だ所定時間Nfに至っていないときには(ステッ
プS10にてNo)、そのままステップS26に進む。
【0055】ステップS26では、タイマTrが所定時
間Nr(例えば6時間)をカウントしたかどうかが判断
される。タイマTrがNrをカウントした場合つまり、
冷蔵室3,4において扉7,8の開閉を検知せず、且
つ、設定温度帯の上限値(Ron)以下を検出しない状態
が、所定時間Nr継続したときに(ステップS26にて
Yes)、次のステップS27にて、除霜運転が開始さ
れるのである。タイマTrが、未だ所定時間Nrに至っ
ていないときには(ステップS26にてNo)、ステッ
プS21に戻る。
【0056】一方、R室温センサ15の検出温度Rsつ
まり冷蔵室3,4の温度が、冷蔵室3,4の設定温度帯
の上限値(ON温度)であるRon(例えば5℃)よりも
高く、冷蔵室冷却タイマTrがスタートされたときには
(ステップS5,S6)、次のステップS28にて、検
出温度FsがFonより高く且つ扉9,10の開閉がない
かどうかが判断され、FsがFonより高く且つ扉9,1
0の開閉がない場合には(ステップS28にてYe
s)、冷蔵室冷却タイマTrがスタートされた上で(ス
テップS29)、検出温度RsがRonより高く且つ、扉
7,8の開閉がないかどうかが判断される(ステップS
12)。
【0057】検出温度RsがRon以下となる、あるい
は、扉7,8の開閉があった場合には(ステップS12
にてNo)、タイマTrがストップされると共にリセッ
トされ、且つタイマTfがストップされ(ステップS3
0)、ステップS2に戻る。これに対し、検出温度Rs
がRonより高く且つ扉7,8の開閉がない場合には(ス
テップS12にてYes)、検出温度FsがFonより高
く且つ扉9,10の開閉がないかどうかが判断される
(ステップS31)。検出温度FsがFon以下となる、
あるいは、扉9,10の開閉があった場合には(ステッ
プS31にてNo)、タイマTfがストップされると共
にリセットされた上で(ステップS32)、ステップS
28に戻る。
【0058】これに対し、検出温度FsがFonより高く
且つ扉9,10の開閉がない場合には(ステップS31
にてYes)、ステップS14にて、タイマTrが所定
時間Nr(例えば6時間)をカウントしたかどうかが判
断される。そして、タイマTrがNrをカウントした場
合つまり、冷蔵室3,4において扉7,8の開閉を検知
せず、且つ、設定温度帯の上限値(Ron)以下を検出し
ない状態が、所定時間Nr継続したときには(ステップ
S14にてYes)、次のステップS15にて、冷凍室
冷却モードと冷蔵室冷却モードとの時間比率を、冷蔵室
3,4側を優先する時間比率(例えば例えば30分:2
5分)に変更した上で、ステップS33に進む。タイマ
Trが、未だ所定時間Nrに至っていないときには(ス
テップS14にてNo)、そのままステップS33に進
む。
【0059】ステップS33では、タイマTfが所定時
間Nfをカウントしたかどうかが判断される。タイマT
fがNfをカウントした場合つまり、冷凍室5,6にお
いて扉9,10の開閉を検知せず且つ、設定温度帯の上
限値(Fon)以下を検出しない状態が、所定時間Nf継
続したときに(ステップS33にてYes)、次のステ
ップS27にて、除霜運転が開始される。タイマTf
が、未だ所定時間Nfに至っていないときには(ステッ
プS33にてNo)、ステップS28に戻る。
【0060】これにより、一方の室を優先した冷却不足
側優先時間比率に変更された際には、他方の室の冷却能
力が相対的に低下するため、その室の温度上昇(冷却能
力の不足)を招く虞があるが、そのような場合に除霜運
転が行なわれることになり、Rエバ27及びFエバ32
の冷却能力を回復させることができるのである。尚、こ
の図5には図示されていないが、除霜運転が行なわれた
後には、冷凍室5,6及び冷蔵室3,4の双方につい
て、室内の温度が上昇していると考えられるので、通常
の時間比率に戻って時間交互運転が実行されるようにな
っている。
【0061】従って、この第2の実施例によっても、冷
凍室冷却モードと冷蔵室冷却モードとを交互に実行する
ようにしたものにあって、いずれかの室の冷却能力が不
足した際に、食品の鮮度が低下したり、状態が劣化した
りすることなく、適切な制御を行なうことができる。そ
して、それに加えて、適切なタイミングで除霜運転を行
なうことができ、Rエバ27及びFエバ32の冷却能力
を回復させることができるという利点を得ることができ
るものである。
【0062】尚、本発明は上記した各実施例に限定され
るものではなく、例えばモード切替の時間比率を各室の
冷却能力の判断に応じて複数段階に変更するようにして
も良く、また上記した各時間比率や所定時間、設定温度
帯などの具体的数値についてはあくまで一例に過ぎず、
適宜設定することができる等、要旨を逸脱しない範囲内
で適宜変更して実施し得るものである。
【0063】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
の冷蔵庫によれば、冷凍室用と冷蔵室用との2つの蒸発
器を備え、冷凍室冷却モードと冷蔵室冷却モードとを交
互に実行するようにしたものにあって、冷凍室及び冷蔵
室の双方が共に各々の設定温度帯の上限値以上であった
高負荷時には、冷凍室冷却モードと冷蔵室冷却モードと
を通常の時間比率で交互に切替える時間交互運転を実行
すると共に、その時間交互運転実行時において、どちら
かの室が、扉開閉検知手段により扉の開閉を検知せず、
且つ、設定温度帯の上限値以下を検出しない状態が所定
時間継続したときに、切替えの時間比率を、その室側の
冷却を優先する冷却不足側優先時間比率に変更するよう
に構成したので、いずれかの室の冷却能力が不足した際
の適切な制御を行なうことができるという優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すもので、時間交互
運転の実行時における時間比率の変更の処理手順を示フ
ローチャート
【図2】制御装置を中心とした電気的構成を示すブロッ
ク図
【図3】冷凍サイクルの構成を示す図
【図4】冷蔵庫本体の構成を概略的に示す縦断側面図
【図5】本発明の第2の実施例を示す図1相当図
【符号の説明】
図面中、1は冷蔵庫本体、3,4は冷蔵室、5,6は冷
凍室、7,8,9,10は扉、15はR室温センサ(温
度検出手段)、21はR扉スイッチ(扉開閉検知手
段)、22はF扉スイッチ(扉開閉検知手段)、24は
F室温センサ(温度検出手段)、25は冷凍サイクル、
27は冷蔵室用蒸発器、29,34は除霜ヒータ、32
は冷凍室用蒸発器、37は圧縮機、43は三方弁(冷媒
流路切替手段)、47は制御装置(運転制御手段)を示
す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今久保 賢治 大阪府茨木市太田東芝町1番6号 株式会 社東芝大阪工場内 Fターム(参考) 3L045 AA02 BA01 CA02 DA02 EA01 HA02 JA15 LA14 LA18 MA02 MA12 NA16 NA19 NA22 PA02 PA03 PA04 PA05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍室を冷却するための冷凍室用蒸発器
    と、 冷蔵室を冷却するための冷蔵室用蒸発器と、 圧縮機の駆動により循環される冷媒を、前記冷凍室用蒸
    発器に流す冷凍室冷却モードと前記冷蔵室用蒸発器に流
    す冷蔵室冷却モードとを切替えるための冷媒流路切替手
    段と、 前記各室の扉の開閉を検知する扉開閉検知手段と、 前記各室の温度を検出する温度検出手段と、 この温度検出手段の検出に基づいて、前記各室内の温度
    が各室毎に設定された設定温度帯を維持するように前記
    冷媒流路切替手段を切替制御する運転制御手段とを具備
    し、 前記運転制御手段は、前記冷凍室及び冷蔵室の双方が共
    に各々の設定温度帯の上限値以上であった高負荷時に
    は、冷凍室冷却モードと冷蔵室冷却モードとを通常の時
    間比率で交互に切替える時間交互運転を実行させると共
    に、 前記時間交互運転実行時において、どちらかの室が、前
    記扉の開閉を検知せず、且つ、前記設定温度帯の上限値
    以下を検出しない状態が所定時間継続したときに、前記
    切替えの時間比率を、その室側の冷却を優先する冷却不
    足側優先時間比率に変更することを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 運転制御手段は、冷却不足側優先時間比
    率に変更した後所定時間が経過したにもかかわらず、冷
    却不足側の室の温度が設定温度帯の上限値以下とならな
    いときには、蒸発器に対する除霜運転を実行させること
    を特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 運転制御手段は、除霜運転が終了した後
    にも、冷却不足側優先時間比率のままで時間交互運転を
    実行させることを特徴とする請求項2記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 除霜運転が終了した後、所定時間が経過
    したにもかかわらず、冷却不足側の室の温度が設定温度
    帯の上限値以下とならないときに、その旨を報知する報
    知手段を備えることを特徴とする請求項2又は3記載の
    冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 運転制御手段は、一方の室側の冷却を優
    先する冷却不足側優先時間比率に変更した際に、他方の
    室でも設定温度帯の上限値以下を検出しない状態が所定
    時間継続するに至ったときには、除霜運転を実行させる
    ことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 運転制御手段は、除霜運転が終了した後
    に、通常の時間比率での時間交互運転を実行させること
    を特徴とする請求項5記載の冷蔵庫。
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