JP2002020202A - 全量噴射型エアゾールの噴霧処理方法 - Google Patents
全量噴射型エアゾールの噴霧処理方法Info
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Abstract
虫防除効果、及び有効成分中に消臭・防菌剤等を含有す
る場合の消臭、除菌等の各効果をさらに高めることがで
きるようにする。 【解決手段】 有効成分、溶剤を含む原液と噴射剤から
なる内容物を、これを充填した包装用容器より短時間で
空間に全量噴射する全量噴射型エアゾール方法におい
て、有効成分が害虫防除成分、消臭成分、防菌成分、防
黴成分から選択された少なくとも2種以上の異種成分か
らなり、この有効成分の噴射量を1m3当たり0.05
〜1.0ml/秒の範囲で噴霧処理する。
Description
害虫、臭い、細菌、カビ等による被害を除去、消臭、除
菌、防黴する室内処理剤として、有効成分、溶剤を含む
原液と噴射剤からなる内容物を容器より短時間で全量噴
射する全量噴射型エアゾールの噴霧処理方法に関するも
のである。
ための手段に、エアゾール装置や燻蒸装置が使用されて
いるが、燻蒸装置では、燃焼または加熱による火傷事故
の危険性や発生ガスによる汚染性等から敬遠され、最近
はエアゾール装置が多用されている。
分、溶剤及び噴射剤を含有する内容物を容器内に封入
し、容器の押釦を一度押すことで内容物を噴射口から一
挙に全量噴射する全量噴射型のエアゾール装置が種々知
られている。
しては、害虫防除がよく知られており、市販品として衛
生害虫であるゴキブリ、ダニ、ノミ等の棲息害虫を一度
の処理で防除するものが使用されている。そして近年、
使用薬剤において、複数種類の害虫防除剤を用いたも
の、及びこの害虫防除剤と消臭剤や防菌剤とを混入した
ものが用いられるようになった。
射型エアゾール装置にあっては、使用薬剤中に害虫防除
剤を含有する場合における害虫の防除効果、及び、使用
薬剤中に消臭剤や防菌剤を含有する場合における消臭・
防菌効果が、いまひとつ物足りないものがあり、上記各
効果のさらなる向上が望まれている。
ので、有効成分中に害虫防除剤を含有する場合の害虫防
除効果、及び有効成分中に消臭・防菌剤等を含有する場
合の消臭、防菌等の各効果をさらに高めることができる
ようにした全量噴射型エアゾールの噴霧処理方法を提供
することを目的とするものである。
に、本発明に係る全量噴射型エアゾールの噴霧処理方法
は、有効成分、溶剤を含む原液と噴射剤からなる内容物
を、これを充填した包装用容器より短時間で全量噴射す
る全量噴射型エアゾールの噴霧処理方法において、有効
成分が害虫防除成分、消臭成分、防菌成分、防黴成分か
ら選択された少なくとも2種以上の異種成分からなり、
この有効成分を含む内容物の噴射量を1m3当たり0.
05〜1.0ml/秒の範囲で噴霧処理するようにし
た。また、このときの噴霧粒子径を9〜30μmにし
た。
理方法において、有効成分が、害虫防除成分と消臭成分
及び/または防菌・防黴成分からなり、また、上記内容
物の噴射を処理空間の入口近傍より処理空間に向けて行
うようにした。
る内容物中の有効成分が少なくとも2種以上の異種成分
からなっていることにより、家屋内に発生する複数種の
被害を、1本の包装容器からの噴射により解消すること
ができる。
0.05〜1.0ml/秒の範囲で噴霧処理されること
により、また、このときの噴霧粒子径が9〜30μmに
したことにより、有効成分は拡散性がよく、かつ適度な
時間に落下することが可能になり、有効成分中に害虫防
除剤を含有する場合の害虫防除効果、及び有効成分中に
消臭・防菌剤等を含有する場合の消臭、防菌等の各効果
をさらに高めることができる。
する。エアゾール包装容器に充填するエアゾール内容物
は、有効成分、溶剤及び噴射剤からなり、有効成分とし
て、殺虫剤、忌避剤、殺ダニ剤等の害虫防除成分、消臭
剤、芳香性消臭剤、中和・マスキング芳香剤等の消臭成
分、防菌剤、防黴剤等の防菌・防黴成分から選ばれた、
少なくとも2種以上の異種成分の組み合わせからなって
いる。
成分、防黴成分等から選ばれた1種以上の組み合わせ、
または消臭成分、防菌成分、防黴成分等から選ばれた2
種以上の組み合わせが挙げられる。
しては、密閉空間、例えば、一般家庭の部屋、食堂、病
室、自動車の車内等のように衛生管理を必然視した限定
された空間の処理目的に合わせ、しかも処理が全量噴射
であることから、安全性に充分留意して選択することが
重要である。
る。
高いことからピレスロイド系化合物を用いることが好ま
しい。その代表的なものとして、アレスリン、dl・d
−T80−アレスリン、dl・d−T−アレスリン、d
・d−T−アレスリン、d・d−T80−プラレトリ
ン、レスメトリン、dl・d−T80−レスメトリン、
エンペントリン、テラレスリン、トランスフルトリン、
フタルスリン、dl・d−T80−フタルスリン、フラ
メトリン、ペルメトリン、フェノトリン、イミプロスリ
ン、フェンバレレート、シペルメトリン、シフェノトリ
ン、エトフェンプロックス、テフルスリン、フェンプロ
パトリン、フェンフルスリン等が例示できる。
殺虫剤、カーバメイト系殺虫剤や成長制御剤等も挙げる
ことができ、これらには、例えば、ダイアジノン、フェ
ニトロチオン、ピリダフェンチオン、マラチオン、ジク
ロボス、プロペタンホス等の有機リン系殺虫剤、カルバ
リル、プロポキスル等のカーバメイト系殺虫剤、ピリプ
ロキシフェン、メトプレン、ハイドロプレン、フェノキ
シカルプ等が例示できる。
使用することも可能であり、代表的なものとしては、ピ
ペロニルブトキサイド、オクタクロロジプロピルエーテ
ル、チオシアノ酢酸イソポルニル、N−(2−エチルヘ
キシル)−ピシクロ[2.2.1]−ヘプタ−5−エン
−2.3−ジカルボキシイミド等が例示できる。
挙げられる。忌避剤の代表的なものとしては、N.N−
ジエチル−m−トルアミド、ジブチルフタレート、2−
エチル−1.3ヘキサンジオール、ジ−n−プロピルイ
ソシンコメロネート、p−ジクロロベンゼン、ジ−n−
ブチルサクシネート、カプリン酸ジエチルアミド、N−
プロピルアセトアニリド、p−メンテン−3.8−ジオ
ール、シトロネラール、グァニジン、テトラメチルチウ
ラムジサルファイト、ナフタレンクレゾール、シクロヘ
キシミド、1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル
−2.2.3.3−テトラメチルシクロプロパンカルボ
キシレート、1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニ
ル−2.2−ジメチル−3−(2−メチル−1−プロペ
ニル)−シクロプロパンカルボキシレート等が例示でき
る。
フェノトリン、レスメトリン、ペルメトリン等のピレス
ロイド系殺虫剤、安息香酸ベンジル、安息香酸フェニ
ル、サルチル酸ベンジル、サリチル酸フェニル、IBT
A,IBTE等が例示できる。
の種類によって選択された防除成分によって異なるが、
1m3当たり1〜100mgを目安にエアゾール製剤を
調合することが好ましい。また、上記害虫防除成分は発
生害虫の種類に応じて、これらの単独または2種以上組
み合わせて使用する。
ン系消臭剤、緑茶抽出物系消臭剤、両性界面活性剤系消
臭剤、有機酸系消臭剤、オレンジオイル、レモングラス
等が挙げられる。
合いや使用する部屋によって異なるが、1m3当たり1
〜200mgを目安にエアゾール製剤を調合することが
好ましい。また、上記消臭成分は発生臭いの悪臭成分に
応じて、これらの単独または2種以上組み合わせて使用
する。
エチルアルコール、イソプロピルアルコール、塩化セチ
ルピリジニウム、クロルヘキシジン、塩化ベンゼトニウ
ム、塩化デカリニウム、イソプロピルメチルフェノー
ル、トリクロサン、グレープフルーツ種子抽出物、ポリ
リジン、卵白リゾチーム、グリセリン脂肪酸エステル、
茶抽出物、プロタミン、竹エキス、エゴノキ抽出物、カ
ワラヨモギ抽出物、ヒノキチオール、ホオノキ抽出物、
レンギョウ抽出物、ペクチン分解物等が挙げられる。ま
た、エチルアルコール、イソプロピルアルコール等は溶
剤として併用でき非常に好適である。
m3当たり0.1〜10mgを目安に調合することが好
ましい。また、上記防菌・防黴成分は発生した、または
予防する細菌や黴の種類に応じて、これらを単独または
2種以上組み合わせて使用する。
剤としては、有効成分の溶解性が高く、毒性の低いもの
が好ましい。例えば、エタノール、イソプロピルアルコ
ール、n−プロピルアルコール等のアルコール類、エチ
レングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレ
ングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレ
ングリコール、グリセリン等の多価アルコール類、アセ
トン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等
のケトン類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、ミ
リスチン酸イソプロピル等のエステル類、炭化水素系溶
剤、さらに水等が挙げられる。
散や可溶化するために各種の界面活性剤や多価アルコー
ル等を配合する。界面活性剤としては、例えば、ソルビ
タンモノオレート、ソルビタンモノイソステアレート、
ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテー
ト、ソルビタントリオレート等のソルビタン脂肪酸エス
テル類、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエー
テル等の親油性非イオン界面活性剤等が挙げられる。
れている酸化防止剤、紫外線吸収剤、香料、界面活性
剤、防錆剤等の各種添加剤を任意に添加することができ
る。
(DME)、液化石油ガス(L・P・G)、圧縮窒素ガ
ス、圧縮空気、炭酸ガス、改良フロンガス等が利用で
き、これらの単独、または混合使用でもよい。また、ガ
ス圧は20℃で2〜6kg/cm2が好ましい。
効成分と溶剤からなる原液と噴射剤との割合及び原液中
の有効成分と溶剤との割合を特定の範囲に設定して、内
容物の噴射量を1m3当たり0.05〜1.00ml/
秒にすることにより、内容物中の各異種成分相互の効力
を顕著に発揮することができる。そして、この噴射量が
0.05ml/秒より少なくなると内容物の拡散が悪く
なる。また、1.00ml/秒より多くなると、噴霧装
置に特殊なバルブが必要になり、コスト的にも不利であ
る。
径は、空間中の体積積算分布で50%粒子径が30μm
以下であることにより即効性を増すことができ、好まし
くは9〜30μmの範囲にする。噴霧粒子径が30μm
より大きくなると、内容物中の有効成分の拡散性が悪く
なって効力のバラツキが大きくなると共に、部屋の隅々
へ到達しにくくなる。一方9μm未満になると、内容物
中の有効成分の拡散性には問題ないが、噴霧粒子が落下
しにくくなり、特に、噴霧粒子が落下することにより効
力を発揮する害虫防除成分、防菌剤は、これの効力発現
に時間を要し、また充分な効力を発揮しない。
せて以下に示す。なお、本発明はこれらに何ら限定され
るものではない。
害虫防除効力評価試験で、供試虫にチャバネゴキブリを
用いて、このチャバネゴキブリに対する致死効果を調べ
た。この各実施例及び比較例を表1に示す。
さ8畳の無風恒温(25℃)の試験室において、チャバ
ネゴキブリ、メス、オス各10匹を入れたポリカップを
試験室の四隅に配置した。なお上記ポリカップは、上面
直径12cm、底面直径10.5cm、高さ7cm、供
試虫が逃げ出すのを防ぐために内面にワセリンを塗布し
たものを用いた。この後、試験室の扉の位置から対角に
向けて各供試剤を全量(70ml)噴射した。噴射から
2時間後、回収してそのまま25℃の室温下に保存して
24時間後の致死率を調査した。試験は2回繰り返し
た。
は害虫防除効力評価試験で、屋内塵性ダニに対する致死
効果を調べた。この各実施例及び比較例を表2に示す。
畳の無風恒温(25℃)の試験室において、コナヒョウ
ヒダニを内径9cm、高さ6cmの腰高シャーレの中に
入れ、試験室の四隅に配置した。この後、部屋の扉の位
置から対角に向けて各供試剤を全量(100ml)噴射
した。噴射して2時間後にシャーレ上部に濾紙を糊付け
し、飽和塩化ナトリウム溶液で76%に湿度を調節した
容器内に入れて24時間後の致死率を調査した。試験は
2回繰り返した。
これらは消臭、除菌効力評価試験で、各実施例及び比較
例を表3に示す。
(25℃)の試験室において、悪臭源の1種であるトリ
メチルアミンを室内で0.01ppmになるように調整
し、この試験室の扉の位置から対角に向けて各供試剤を
全量(100ml)噴射した。噴射して1時間後に試験
室の臭いについて官能により調査した。表中◎は全く臭
わない、○は少し臭う、×は明らかに臭う、をそれぞれ
示す。
(25℃)の試験室において、普通寒天培地を入れたシ
ャーレ(内径9cm)を四隅に配置し、試験室の壁の位
置から対角に向けて各供試剤を全量(100ml)噴射
した。噴射して1時間後、培地表面に菌液(大腸菌)を
塗布し、24時間培養後、コロニーの形成の有無で除菌
効果を確認した。表中+は菌の抑制効果大、±は菌の抑
制効果あり、−は菌の抑制効果なし、をそれぞれ示す。
これらはチャバネゴキブリに対する致死効果と共に、噴
霧された有効成分の落下率と、消臭、除菌効果を調べた
もので、この各実施例及び比較例を表4に示す。
恒温(25℃)の試験室において、部屋の中央と四隅の
計5個所に濾紙(直径24cm)を設定し、各供試剤を
全量(70ml)噴射した。噴射30分後に濾紙を回収
し、ソニック抽出し、ガスクロマトで害虫防除成分を定
量分析する。得られた定量値及び5枚の濾紙面積の合計
と、試験室の床面積の比較により害虫防除成分の推定落
下量(床面全体)が得られる。噴射前に1缶中に含有し
ていた有効成分薬剤量を100%として推定落下率を求
める。
れは表1に示した実施例1〜7、比較例1〜4のチャバ
ネゴキブリ致死効果試験方法と同じである。
方法] これらは表3に示した実施例15〜21、比較例10〜
14の各例の評価方法と同じである。
分と消臭成分及び/または防菌成分からなる全量噴射型
エアゾールの噴霧処理方法では、内容物の噴射量が1m
3当たり0.05〜1.0ml/秒で、平均粒子径が9
〜30μmの範囲において高い害虫防除効果を示した。
また表1では上記平均粒子径範囲の所定の平均粒子径に
ついて適切な噴射量の範囲を調べたものであるが、内容
物の噴射量が1m3当たり0.05ml/秒未満のもの
[比較例1〜4]は防除効果が低く、さらに、粒子径も
範囲外[比較例2,4]になるとより悪くなった。
及び噴霧粒子の平均粒子径を適切な範囲にすることで、
有効成分の拡散及び均一分布がなされ、かつ、適度な時
間に有効成分が落下することが可能になると考えられ
る。ゴキブリ駆除の場合、有効成分が落下しないと十分
な駆除効果を得ることができない。
/または防菌成分からなる全量噴射型エアゾールの噴霧
処理方法について示したが、表1と同じように、内容物
の噴射量が1m3当たり0.05〜1.0ml/秒で平
均粒子径が9〜30μmの範囲において高い害虫防除効
果を示した。また、表2では上記噴射量範囲の所定の噴
射量について適切な平均粒子径の範囲を調べたものであ
るが、噴射粒子の平均粒子径が9μm未満のもの[比較
例5,8]、30μmより大きいもの[比較例6,7,
9]は防除効果が低下し、さらに、噴射量もこれの範囲
外[比較例7]になるとより悪くなる。
と十分な駆除効果を示すことができず、これについて
も、内容物の噴射量及び噴霧粒子の平均粒子径を適切に
すると拡散性の確保と適度な時間での有効成分の落下が
可能であると考える。
る全量噴射型エアゾールの噴霧処理方法について示した
が、表1で示したものと同様に内容物の噴射量が1m3
当たり0.05〜1.0ml/秒で、平均粒子径が9〜
30μmの範囲において良好な消臭効果及び除菌効果を
示した。また内容物の噴射量が0.05ml/秒未満の
もの[比較例12,13,14]及び噴霧粒子の平均粒
子径が9μm未満のもの[比較例11,12]、30μ
mより大きいもの[比較例10]は消臭効力及び除菌効
力が低下し、さらに、噴射量、平均粒子径の両方がこれ
の範囲外になると効力がなかった。
く有効成分の拡散性と適度な時間での落下が重要にな
る。消臭効果については、拡散性は他の効果と同じく確
保しなければならないが、他と異なるのはある程度の時
間有効成分が浮遊しなければならないことであり、本発
明で示す内容物の噴射量及び平均粒子径にすると、粒子
の浮遊についても適切な時間が確保され、高い消臭効果
を示す。
防菌成分からなる全量噴射型エアゾールの噴霧処理方法
について、有効成分粒子の落下状態を調べると共に、消
臭効果、除菌効果、害虫防除(ゴキブリ)効果も合わせ
て確認した。
0.05ml以上で、噴霧粒子の平均粒子径が9〜30
μmの範囲のもの[実施例22〜27]では、害虫防除
成分の落下率が70%以上であった。しかも、この範囲
[実施例22〜27]では、範囲外[比較例15,1
6]に比べいずれも良好な消臭効果、除菌効果及び害虫
防除効果を示した。
所として、試験室の出入り口付近に設置した場合及び中
央に設置した場合についても試験を行った。その結果、
出入口付近に設置したもの[実施例22〜24]が、中
央に設置したもの[実施例25〜27]に比べて害虫防
除成分の落下率は若干高い傾向を示し、各効果について
もよい効力を示した。しかも、この効力に及ぼす噴射量
及び粒子径の有効範囲が広いことを示唆している。
えば、空気中の悪臭成分との接触消臭、害虫の追い出
し、均一な付着等へ、及び適度な落下時間が、例えば、
床面への均一な付着、有効成分の室外へ漏出することに
よるロスの減少等へ好ましい結果を与えるものと考え
る。また、処理時間の短縮が可能となる。
果の違いは明確でないが、このエアゾール装置の内容物
の噴射量及び平均粒子径が出入口付近で噴霧処理する方
法に適合していると考えられる。
Claims (4)
- 【請求項1】 有効成分、溶剤を含む原液と噴射剤から
なる内容物を、これを充填した包装用容器より短時間で
全量噴射する全量噴射型エアゾールの噴霧処理方法にお
いて、 有効成分が害虫防除成分、消臭成分、防菌成分、防黴成
分から選択された少なくとも2種以上の異種成分からな
り、 この有効成分を含む内容物の噴射量を1m3当たり0.
05〜1.0ml/秒の範囲で噴霧処理することを特徴
とする全量噴射型エアゾールの噴霧処理方法。 - 【請求項2】 内容物の噴霧粒子径が9〜30μmであ
ることを特徴とする請求項1に記載の全量噴射型エアゾ
ールの噴霧処理方法。 - 【請求項3】 有効成分が、害虫防除成分と消臭成分及
び/または防菌・防黴成分からなることを特徴とする請
求項1又は請求項2記載の全量噴射型エアゾールの噴霧
処理方法。 - 【請求項4】 処理空間の出入口近傍より処理空間内に
向けて内容物を噴射するようにしたことを特徴とする請
求項1,2,3のいずれか1項記載の全量噴射型エアゾ
ールの噴霧処理方法。
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