JP2002015971A - パターン形成方法及び半導体装置の製造装置 - Google Patents

パターン形成方法及び半導体装置の製造装置

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JP2002015971A
JP2002015971A JP2000192459A JP2000192459A JP2002015971A JP 2002015971 A JP2002015971 A JP 2002015971A JP 2000192459 A JP2000192459 A JP 2000192459A JP 2000192459 A JP2000192459 A JP 2000192459A JP 2002015971 A JP2002015971 A JP 2002015971A
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pattern
processing chamber
resist
baking
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Shigeo Irie
重夫 入江
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    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/027Making masks on semiconductor bodies for further photolithographic processing not provided for in group H01L21/18 or H01L21/34
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
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    • G03F7/38Treatment before imagewise removal, e.g. prebaking
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    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/26Processing photosensitive materials; Apparatus therefor
    • G03F7/265Selective reaction with inorganic or organometallic reagents after image-wise exposure, e.g. silylation

Abstract

(57)【要約】 【課題】 EUV光をレジスト膜に照射して得られたレ
ジストパターンをマスクとしてドライエッチングを行な
ったときに、被エッチング膜に形成されるパターンの壁
面にラフネスが現われないようにする。 【解決手段】 1.0×10-5Pa程度の真空中におい
て、半導体基板10を加熱してレジスト膜11をプリベ
ークして、レジスト膜11に含まれる溶媒を揮散させる
と共にレジスト膜11からCO2 ガスなどのガスを放出
させる。次に、1.0×10-6Pa程度の真空中におい
て、反射型マスク13により反射されたEUV光14を
反射縮小光学系15により縮小してレジスト膜11に照
射させてパターン露光を行なった後、大気中において、
レジスト膜11を現像して、レジスト膜11の未露光部
11bからなるレジストパターン16を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明に属する技術分野】本発明は、レジスト膜に極端
紫外光をフォトマスクを介して照射して微細なレジスト
パターンを形成する方法及び該方法に用いる半導体装置
の製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路を構成する半導体素子の
微細化に伴って、配線のパターン寸法の微細化が求めら
れている。微細なパターンを加工するためにはリソグラ
フィ技術が不可欠であり、特に、0.07μm以下の配
線幅を有するパターンの形成工程においては、例えば1
3nm帯の波長を持つ極端紫外光(EUV光;ExtremeU
ltra-Violet)を露光光とするリソグラフィ技術が非常
に期待されている。
【0003】EUV光は波長が短いため、従来のクリプ
トンフロライド(KrF)エキシマレーザ(波長:24
8nm帯)又はアルゴンフロライド(ArF)エキシマ
レーザ(波長:193nm帯)を用いるリソグラフィの
ように空気中又は窒素の雰囲気中で露光を行なうと、露
光光が酸素分子又は窒素分子に吸収されてしまう。この
ため、EUV露光は真空中で行なう必要がある。
【0004】従って、EUV光を用いて例えば化学増幅
型レジストからなるレジストパターンを形成する方法は
次のようにして行なわれる。
【0005】まず、大気中において、基板上に化学増幅
型レジスト材料を塗布してレジスト膜を形成した後、レ
ジスト膜をプリベークしてレジスト膜に含まれている溶
媒を揮散させる。
【0006】次に、真空中において、レジスト膜に対し
てEUV光をフォトマスクを介して照射して、フォトマ
スクのパターンをレジスト膜に転写する。
【0007】次に、大気中において、レジスト膜に対し
てポストベーク(露光後ベーク)を行なって、レジスト
膜の露光部又は未露光部において選択的に酸を拡散させ
た後、レジスト膜を現像液により現像してレジストパタ
ーンを形成する。
【0008】尚、非化学増幅型レジストからなるレジス
トパターンを形成する場合には、真空中においてレジス
ト膜にEUV光をフォトマスクを介して照射した後、大
気中において、ポストベークを行なうことなくレジスト
膜を現像して、レジストパターンを形成する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本件発明者
がEUV光をレジスト膜に照射してレジストパターンを
形成した後、該レジストパターンをマスクとして被エッ
チング膜に対してドライエッチングを行なうと、被エッ
チング膜に形成されるパターンの壁面にラフネスが現わ
れてしまうという問題に直面した。
【0010】前記に鑑み、本発明は、EUV光をレジス
ト膜に照射して得られたレジストパターンをマスクとし
てドライエッチングを行なったときに、被エッチング膜
に形成されるパターンの壁面にラフネスが現われないよ
うにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本件発明者は、EUV光
をレジスト膜に照射して得られたレジストパターンをマ
スクとしてドライエッチングを行なったときに、被エッ
チング膜に形成されるパターンの壁面にラフネスが現わ
れる理由について検討した結果、以下のことに気がつい
た。
【0012】まず、EUV露光は、EUV光を真空中に
おいて約100eVという高エネルギーでレジスト膜に
照射するため、レジスト膜に脱ガス現象が起きて、レジ
スト膜から発生するガス(例えばCO2 ガス)から生成
される反応生成物(例えばCOx (x<2))がレジス
トパターンの壁面に付着するので、レジストパターンの
壁面にラフネスが現われる。このため、被エッチング膜
からなるパターンの壁面にもラフネスが現われると考え
られる。
【0013】また、被エッチング膜に対してレジストパ
ターンをマスクとしてプラズマエッチングを行なって被
エッチング膜からなるパターンを形成する場合には、チ
ャンバー内に発生しているプラズマに、レジスト膜から
発生したガス(例えばCO2ガス)が混合されるため、
エッチングの途中でプラズマの状態が変化し、このた
め、被エッチング膜からなるパターンの壁面にラフネス
が現われると考えられる。
【0014】さらに、化学増幅型レジスト材料からなる
レジスト膜を形成する場合には、プリベークされたレジ
スト膜をパターン露光をするための露光装置に搬送する
際に、レジスト膜の表面がアンモニアなどのアルカリ性
物質の影響を受けて、レジスト膜の表面にアルカリ性現
像液に溶解し難い難溶化層が形成されるために、微細な
レジストパターンを形成することができないという問題
もある。
【0015】本発明は、前記の知見に基づいて成された
ものであって、具体的には以下の通りである。
【0016】本発明に係る第1のパターン形成方法は、
基板上にレジスト材料からなるレジスト膜を形成するレ
ジスト膜形成工程と、レジスト膜をプリベークするプリ
ベーク工程と、プリベークされたレジスト膜に極端紫外
光をフォトマスクを介して照射してパターン露光を行な
う露光工程と、パターン露光されたレジスト膜を現像し
てレジストパターンを形成する現像工程とを備えたパタ
ーン形成方法を前提とし、プリベーク工程及び露光工程
は、レジスト膜を大気中に曝すことなく真空中において
行なわれる。
【0017】本発明に係る第2のパターン形成方法は、
大気又は不活性ガスの雰囲気に保たれた第1の処理室に
おいて、基板上にレジスト材料からなるレジスト膜を形
成するレジスト膜形成工程と、内部が真空状態に保たれ
た第2の処理室において、レジスト膜をプリベークする
プリベーク工程と、プリベークされたレジスト膜をイン
ラインで内部が真空状態に保たれた第3の処理室に移送
した後、該第3の処理室において、プリベークされたレ
ジスト膜に極端紫外光をフォトマスクを介して照射して
パターン露光を行なう露光工程と、パターン露光された
レジスト膜を第1の処理室に移送した後、該第1の処理
室において、パターン露光されたレジスト膜を現像して
レジストパターンを形成する現像工程とを備えている。
【0018】第1又は第2のパターン形成方法による
と、プリベーク工程は真空中で行なわれるため、プリベ
ーク工程においてレジスト膜からCO2 ガスなどのガス
が放出されるので、EUV光を真空中において高エネル
ギーでレジスト膜に照射する露光工程を行なっても、露
光工程において脱ガス現象が起き難い。このため、露光
工程においては、レジスト膜から発生するCO2 ガスな
どのガスに起因する反応生成物がレジストパターンの壁
面に付着し難くなるので、レジストパターンの壁面にラ
フネスが現われ難くなり、これによって、被エッチング
膜からなるパターンの壁面にもラフネスが現われ難くな
る。
【0019】特に第2のパターン形成方法によると、プ
リベーク工程と露光工程とを異なる処理室で行なうと共
に、露光工程において脱ガスが少なくなるため、反応生
成物がレジスト膜の表面、フォトマスクの表面又は光学
系ミラーに付着する恐れがなくなるので、レジストパタ
ーンの形状劣化及びEUV光の露光量の低下を防止する
ことができる。
【0020】本発明に係る第3のパターン形成方法は、
基板上に化学増幅型レジスト材料からなるレジスト膜を
形成するレジスト膜形成工程と、レジスト膜をプリベー
クするプリベーク工程と、プリベークされたレジスト膜
に極端紫外光をフォトマスクを介して照射してパターン
露光を行なう露光工程と、パターン露光されたレジスト
膜をポストベークするポストベーク工程と、ポストベー
クされたレジスト膜を現像してレジストパターンを形成
する現像工程とを備えたパターン形成方法を前提とし、
プリベーク工程、露光工程及びポストベーク工程は、レ
ジスト膜を大気中に曝すことなく真空中において行なわ
れる。
【0021】本発明に係る第4のパターン形成方法は、
大気又は不活性ガスの雰囲気に保たれた第1の処理室に
おいて、基板上に化学増幅型レジスト材料からなるレジ
スト膜を形成するレジスト膜形成工程と、内部が真空状
態に保たれた第2の処理室において、レジスト膜をプリ
ベークするプリベーク工程と、プリベークされたレジス
ト膜をインラインで内部が真空状態に保たれた第3の処
理室に移送した後、該第3の処理室において、プリベー
クされたレジスト膜に極端紫外光をフォトマスクを介し
て照射してパターン露光を行なう露光工程と、パターン
露光されたレジスト膜をインラインで第2の処理室に移
送した後、該第2の処理室において、パターン露光され
たレジスト膜をポストベークするポストベーク工程と、
ポストベークされたレジスト膜を第1の処理室に移送し
た後、該第1の処理室において、パターン露光されたレ
ジスト膜を現像してレジストパターンを形成する現像工
程とを備えている。
【0022】第3又は第4のパターン形成方法による
と、プリベーク工程は真空中で行なわれるため、プリベ
ーク工程においてレジスト膜からCO2 ガスなどのガス
が放出されるので、EUV光を真空中において高エネル
ギーでレジスト膜に照射する露光工程を行なっても、露
光工程において脱ガス現象が起き難い。このため、露光
工程においては、レジスト膜から発生するCO2 ガスな
どのガスに起因する反応生成物がレジストパターンの壁
面に付着し難くなるので、レジストパターンの壁面にラ
フネスが現われ難くなり、これによって、被エッチング
膜からなるパターンの壁面にもラフネスが現われ難くな
る。
【0023】また、ポストベーク工程は真空中で行なわ
れるため、ポストベーク工程においてもレジスト膜から
CO2 ガスなどのガスが放出されるので、プラズマエッ
チングを行なって被エッチング膜からなるパターンを形
成する場合、チャンバー内に発生しているプラズマに、
レジスト膜から発生したガスが混合される事態を抑制す
ることができる。このため、エッチング工程の途中でプ
ラズマの状態が変化する事態を防止できるので、被エッ
チング膜からなるパターンの壁面にラフネスが現われ難
くなる。
【0024】また、プリベーク工程、露光工程及びポス
トベーク工程は、レジスト膜を大気中に曝すことなく真
空中において行なわれるため、化学増幅型レジスト材料
からなるレジスト膜が大気中のアンモニアなどのアルカ
リ性物質の影響を受けないので、レジスト膜の表面にア
ルカリ性現像液に溶解し難い難溶化層が形成されず、こ
れによって、微細なレジストパターンを形成することが
できる。
【0025】特に第4のパターン形成方法によると、プ
リベーク工程及びポストベーク工程と、露光工程とを異
なる処理室で行なうと共に、露光工程において脱ガスが
少なくなるため、反応生成物がレジスト膜の表面、フォ
トマスクの表面又は光学系ミラーに付着する恐れがなく
なるので、レジストパターンの形状劣化及びEUV光の
露光量の低下を防止することができる。
【0026】本発明に係る第5のパターン形成方法は、
基板上に化学増幅型レジスト材料からなるレジスト膜を
形成するレジスト膜形成工程と、レジスト膜をプリベー
クするプリベーク工程と、プリベークされたレジスト膜
に極端紫外光をフォトマスクを介して照射してパターン
露光を行なう露光工程と、パターン露光されたレジスト
膜をポストベークするポストベーク工程と、ポストベー
クされたレジスト膜の表面に選択的にシリル化層を形成
するシリル化工程と、表面にシリル化層が形成されたレ
ジスト膜に対してシリル化層をハードマスクとしてドラ
イ現像を行なってレジストパターンを形成するドライ現
像工程とを備えたパターン形成方法を前提とし、プリベ
ーク工程、露光工程、ポストベーク工程及びシリル化工
程及びドライ現像工程は、レジスト膜を大気中に曝すこ
となく真空中において行なわれる。
【0027】本発明に係る第6のパターン形成方法は、
大気又は不活性ガスの雰囲気に保たれた第1の処理室に
おいて、基板上にフォトレジスト材料からなるレジスト
膜を形成するレジスト膜形成工程と、内部が真空状態に
保たれた第2の処理室において、レジスト膜をプリベー
クするプリベーク工程と、プリベークされたレジスト膜
をインラインで内部が真空状態に保たれた第3の処理室
に移送した後、該第3の処理室において、プリベークさ
れたレジスト膜に極端紫外光をフォトマスクを介して照
射してパターン露光を行なう露光工程と、パターン露光
されたレジスト膜をインラインで第2の処理室に移送し
た後、該第2の処理室において、パターン露光されたレ
ジスト膜をポストベークするポストベーク工程と、ポス
トベークされたレジスト膜をインラインで内部が真空状
態に保たれた第4の処理室に移送した後、該第4の処理
室において、ポストベークされたレジスト膜の表面に選
択的にシリル化層を形成するシリル化工程と、表面にシ
リル化層が形成されたレジスト膜をインラインで内部が
真空状態に保たれた第5の処理室に移送した後、該第5
の処理室において、表面にシリル化層が形成されたレジ
スト膜に対してシリル化層をハードマスクとしてドライ
現像を行なってレジストパターンを形成するドライ現像
工程とを備えている。
【0028】第5又は第6のパターン形成方法による
と、プリベーク工程は真空中で行なわれるため、プリベ
ーク工程においてレジスト膜からCO2 ガスなどのガス
が放出されるので、EUV光を真空中において高エネル
ギーでレジスト膜に照射する露光工程を行なっても、露
光工程において脱ガス現象が起き難い。このため、露光
工程においては、レジスト膜から発生するCO2 ガスな
どのガスに起因する反応生成物がレジストパターンの壁
面に付着し難くなるので、レジストパターンの壁面にラ
フネスが現われ難くなり、これによって、被エッチング
膜からなるパターンの壁面にもラフネスが現われ難くな
る。
【0029】また、ポストベーク工程は真空中で行なわ
れるため、ポストベーク工程においてもレジスト膜から
CO2 ガスなどのガスが放出されるので、レジスト膜に
対してシリル化層をハードマスクとしてドライ現像(プ
ラズマエッチング)を行なう現像工程及びプラズマエッ
チングにより被エッチング膜からなるパターンを形成す
る工程において、チャンバー内に発生しているプラズマ
にレジスト膜から発生したガスが混合される事態を抑制
することができる。このため、プラズマエッチングの途
中でプラズマの状態が変化する事態を防止することがで
きる。
【0030】また、プリベーク工程、露光工程、ポスト
ベーク工程及びシリル化工程は、レジスト膜を大気中に
曝すことなく真空中において行なわれるため、化学増幅
型レジスト材料からなるレジスト膜が大気中のアンモニ
アなどのアルカリ性物質の影響を受けないので、レジス
ト膜の表面にアルカリ性現像液に溶解し難い難溶化層が
形成されない。従って、レジスト膜の表面にシリル化層
を良好に形成できるので、微細なレジストパターンを確
実に形成することができる。
【0031】特に、第6のパターン形成方法によると、
プリベーク工程及びポストベーク工程と、露光工程と、
シリル化工程と、ドライ現像工程とを異なる処理室で行
なうと共に、露光工程において脱ガスが少なくなるた
め、反応生成物がレジスト膜の表面、フォトマスクの表
面又は光学系ミラーに付着する恐れがなくなるので、レ
ジストパターンの形状劣化及びEUV光の露光量の低下
を防止することができる。
【0032】第1〜第6のパターン形成方法において、
プリベーク工程は、レジスト膜に該レジスト膜が感光し
ない程度の長波長光を照射しながらレジスト膜を加熱す
る工程を含むことが好ましい。
【0033】このようにすると、プリベーク工程におい
てガスの放出が促進されるので、ガス放出のスループッ
トが向上すると共に露光工程における脱ガス現象を一層
抑制することができる。
【0034】本発明に係る第1の半導体装置の製造装置
は、基板上にレジスト材料からなるレジスト膜を形成す
ると共にパターン露光されたレジスト膜を現像してレジ
ストパターンを形成するための第1の処理室と、内部が
真空状態に保たれており、レジスト膜をプリベークする
ための第2の処理室と、内部が真空状態に保たれてお
り、プリベークされたレジスト膜に極端紫外光をフォト
マスクを介して照射してパターン露光を行なうための第
3の処理室とを備えている。
【0035】第1の半導体装置の製造装置によると、内
部が真空状態に保たれた第2の処理室においてプリベー
クを行なうことができるため、プリベーク工程において
レジスト膜からCO2 ガスなどのガスが放出されるの
で、EUV光を真空中において高エネルギーでレジスト
膜に照射する露光工程を行なっても、露光工程において
脱ガス現象が起き難い。このため、露光工程において
は、レジスト膜から発生するCO2 ガスなどのガスに起
因する反応生成物がレジストパターンの壁面に付着し難
くなるので、レジストパターンの壁面にラフネスが現わ
れ難くなり、これによって、被エッチング膜からなるパ
ターンの壁面にもラフネスが現われ難くなる。
【0036】また、プリベーク工程と露光工程とを異な
る処理室で行なうと共に、露光工程において脱ガスが少
なくなるため、反応生成物がレジスト膜の表面、フォト
マスクの表面又は光学系ミラーに付着する恐れがなくな
るので、レジストパターンの形状劣化及びEUV光の露
光量の低下を防止することができる。
【0037】本発明に係る第2の半導体装置の製造装置
は、基板上に化学増幅型レジスト材料からなるレジスト
膜を形成すると共にパターン露光されたレジスト膜を現
像してレジストパターンを形成するための第1の処理室
と、内部が真空状態に保たれており、レジスト膜をプリ
ベークすると共にパターン露光されたレジスト膜をポス
トベークするための第2の処理室と、内部が真空状態に
保たれており、プリベークされたレジスト膜に極端紫外
光をフォトマスクを介して照射してパターン露光を行な
うための第3の処理室とを備えている。
【0038】第2の半導体装置の製造装置によると、内
部が真空状態に保たれた第2の処理室においてプリベー
クを行なうことができるため、プリベーク工程において
レジスト膜からCO2 ガスなどのガスが放出されるの
で、EUV光を真空中において高エネルギーでレジスト
膜に照射する露光工程を行なっても、露光工程において
脱ガス現象が起き難い。このため、露光工程において
は、レジスト膜から発生するCO2 ガスなどのガスに起
因する反応生成物がレジストパターンの壁面に付着し難
くなるので、レジストパターンの壁面にラフネスが現わ
れ難くなり、これによって、被エッチング膜からなるパ
ターンの壁面にもラフネスが現われ難くなる。
【0039】また、プリベーク工程及びポストベーク工
程と、露光工程とを異なる処理室で行なうと共に、露光
工程において脱ガスが少なくなるため、反応生成物がレ
ジスト膜の表面、フォトマスクの表面又は光学系ミラー
に付着する恐れがなくなるので、レジストパターンの形
状劣化及びEUV光の露光量の低下を防止することがで
きる。
【0040】また、プリベーク工程、露光工程及びポス
トベーク工程を、レジスト膜を大気中に曝すことなく真
空中において行なうため、化学増幅型レジスト材料から
なるレジスト膜が大気中のアンモニアなどのアルカリ性
物質の影響を受けないので、レジスト膜の表面にアルカ
リ性現像液に溶解し難い難溶化層が形成されず、これに
よって、微細なレジストパターンを形成することができ
る。
【0041】本発明に係る第3の半導体装置の製造装置
は、基板上に化学増幅型レジスト材料からなるレジスト
膜を形成するための第1の処理室と、内部が真空状態に
保たれており、レジスト膜をプリベークすると共にパタ
ーン露光されたレジスト膜をポストベークするための第
2の処理室と、内部が真空状態に保たれており、プリベ
ークされたレジスト膜に極端紫外光をフォトマスクを介
して照射してパターン露光を行なうための第3の処理室
と、ポストベークされたレジスト膜の表面に選択的にシ
リル化層を形成するための第4の処理室と、表面にシリ
ル化層が形成されたレジスト膜に対してシリル化層をハ
ードマスクとしてドライ現像を行なってレジストパター
ンを形成するための第5の処理室とを備えている。
【0042】第3の半導体装置の製造装置によると、内
部が真空状態に保たれた第2の処理室においてプリベー
クを行なうことができるため、プリベーク工程において
レジスト膜からCO2 ガスなどのガスが放出されるの
で、EUV光を真空中において高エネルギーでレジスト
膜に照射する露光工程を行なっても、露光工程において
脱ガス現象が起き難い。このため、露光工程において
は、レジスト膜から発生するCO2 ガスなどのガスに起
因する反応生成物がレジストパターンの壁面に付着し難
くなるので、レジストパターンの壁面にラフネスが現わ
れ難くなり、これによって、被エッチング膜からなるパ
ターンの壁面にもラフネスが現われ難くなる。
【0043】また、プリベーク工程及びポストベーク工
程と、露光工程とを異なる処理室で行なうと共に、露光
工程において脱ガスが少なくなるため、反応生成物がレ
ジスト膜の表面、フォトマスクの表面又は光学系ミラー
に付着する恐れがなくなるので、レジストパターンの形
状劣化及びEUV光の露光量の低下を防止することがで
きる。
【0044】また、プリベーク工程、露光工程、ポスト
ベーク工程及びシリル化工程は、レジスト膜を大気中に
曝すことなく真空中において行なわれるため、化学増幅
型レジスト材料からなるレジスト膜が大気中のアンモニ
アなどのアルカリ性物質の影響を受けないので、レジス
ト膜の表面にアルカリ性現像液に溶解し難い難溶化層が
形成されない。また、プリベーク工程において酸の拡散
が十分に行なわれるので、露光部と未露光部とのコンタ
クトが向上する。このため、レジスト膜の表面にシリル
化層を良好に形成できるので、微細なレジストパターン
を確実に形成することができる。
【0045】第1〜第3の半導体装置の製造装置におい
て、第2の処理室は、レジスト膜に対して該レジスト膜
が感光しない程度の長波長光を照射する手段を有してい
ることが好ましい。
【0046】このようにすると、プリベーク工程におい
てガスの放出が促進されるので、露光工程における脱ガ
ス現象を一層抑制することができる。
【0047】第1〜第3の半導体装置の製造装置におい
て、第2の処理室は、レジスト膜から発生するガスを強
制的に外部に排出する手段を有していることが好まし
い。
【0048】このようにすると、プリベーク工程におい
て放出されたガスがレジスト膜の表面に再び付着してレ
ジスト膜が悪影響を受ける事態を防止できる。
【0049】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
の第1の実施形態に係るレジストパターンの形成方法に
ついて、図1(a)〜(d)を参照しながら説明する。
【0050】まず、図1(a)に示すように、スピンコ
ーターにより半導体基板10の上に通常(非化学増幅
型)のフォトレジスト材料を塗布して、例えば130n
mの膜厚を有するレジスト膜11を形成する。
【0051】次に、図1(b)に示すように、1.0×
10-5Pa程度の真空中において、半導体基板10をヒ
ーター12により例えば90℃の温度下で60秒間加熱
してレジスト膜11をプリベークする。このようにする
と、プリベーク工程においてレジスト膜11に含まれる
溶媒が揮散すると共に、レジスト膜11からCO2 ガス
などのガスが放出される。尚、プリベークされたレジス
ト膜11を真空中において300秒間程度放置しておく
と、レジスト膜11からのCO2 ガスなどのガスの放出
が促進される。
【0052】次に、図1(c)に示すように、1.0×
10-6Pa程度の真空中において、図示しないEUV光
源から出射された例えば13nm帯の波長を持つEUV
光を反射型マスク13に導いた後、該反射型マスク13
により反射されたEUV光14を反射縮小光学系15に
より例えば1/5程度に縮小してレジスト膜11に照射
させてパターン露光を行なう。このようにすると、レジ
スト膜11に露光部11aと未露光部11bとが形成さ
れる。
【0053】EUV光としては、波長が13nm帯の光
に限定されず、3nm〜50nm帯の光を適宜用いるこ
とができる。反射型マスク13としては、その種類を特
に問わないが、例えばモリブデン膜とシリコン膜との多
層膜からなるEUV光反射膜の上に、EUV光吸収体で
あるタンタルからなるマスクパターンが形成されたもの
を用いることができる。反射縮小光学系15は、モリブ
デン膜とシリコン膜との多層膜からなる反射面を有する
数枚の反射ミラーにより構成されている。
【0054】次に、図1(d)に示すように、大気中に
おいて、レジスト膜11を例えばキシレンなどの現像液
によりウエット現像して、レジスト膜11の未露光部1
1bからなるレジストパターン16を形成する。
【0055】第1の実施形態によると、プリベーク工程
は真空中で行なわれるため、プリベーク工程においてレ
ジスト膜11からCO2 ガスなどのガスが放出されるの
で、EUV光を真空中において高エネルギーでレジスト
膜11に照射する露光工程を行なっても、露光工程にお
いて脱ガス現象が起き難い。このため、露光工程におい
ては、レジスト膜11から発生するCO2 ガスなどのガ
スに起因する反応生成物がレジストパターン16の壁面
に付着し難くなるので、レジストパターン16の壁面に
ラフネスが現われ難くなる。従って、レジストパターン
16をマスクとして、半導体基板10の上に形成されて
いる被エッチング膜に対してドライエッチングを行なっ
たときに、被エッチング膜からなるパターンの壁面にも
ラフネスが現われ難くなる。
【0056】(第2の実施形態)以下、本発明の第2の
実施形態に係るレジストパターンの形成方法について、
図2(a)〜(c)及び図3(a)、(b)を参照しな
がら説明する。
【0057】まず、図2(a)に示すように、スピンコ
ーターにより半導体基板20の上に化学増幅型のフォト
レジスト材料を塗布して、例えば130nmの膜厚を有
するレジスト膜21を形成する。尚、化学増幅型のフォ
トレジスト材料としては、t−BOC(ターシャルブト
キシカルボニル)からなる保護基を有するポリビニルフ
ェノール樹脂を用いることができる。
【0058】次に、図2(b)に示すように、1.0×
10-5Pa程度の真空中において、半導体基板20をヒ
ーター22により例えば110℃の温度下で60秒間加
熱してレジスト膜21をプリベークする。このようにす
ると、プリベーク工程において、レジスト膜21から溶
媒が揮散すると共に、レジスト膜21からCO2 ガスな
どのガスが放出される。尚、プリベークされたレジスト
膜21を真空中において300秒間程度放置しておく
と、レジスト膜21からのガスの放出が促進される。
【0059】次に、図2(c)に示すように、1.0×
10-6Pa程度の真空中において、図示しないEUV光
源から出射された例えば13nm帯の波長を持つEUV
光を反射型マスク23に導いた後、該反射型マスク23
により反射されたEUV光24を反射縮小光学系25に
より例えば1/5程度に縮小してレジスト膜21に照射
させてパターン露光を行なう。このようにすると、レジ
スト膜21に露光部21aと未露光部21bとが形成さ
れる。尚、EUV光としては、波長が13nm帯の光に
限定されず、3nm〜50nm帯の光を適宜用いること
ができると共に、反射型マスク23及び反射縮小光学系
25としては、第1の実施形態と同様のものを用いるこ
とができる。
【0060】次に、図3(a)に示すように、1.0×
10-5Pa程度の真空中において、半導体基板20をヒ
ーター26により例えば130℃の温度下で60秒間加
熱してレジスト膜21をポストベークする。このように
すると、レジスト膜21の露光部21a及び未露光部2
1bのうちパターン露光により酸が発生している部分に
おいて酸の拡散が促進されると共に、ポストベーク工程
においても、レジスト膜21からCO2 ガスなどのガス
が放出される。
【0061】次に、図3(b)に示すように、大気中に
おいて、レジスト膜21を例えばTMAH(トリメチル
アンモニウムハイドロオキサイド)などの現像液により
ウエット現像して、レジスト膜21の未露光部21bか
らなるレジストパターン27を形成する。
【0062】第2の実施形態によると、プリベーク工程
は真空中で行なわれるため、プリベーク工程においてレ
ジスト膜21からCO2 ガスなどのガスが放出されるの
で、EUV光を真空中において高エネルギーでレジスト
膜21に照射する露光工程を行なっても、露光工程にお
いて脱ガス現象が起き難い。このため、露光工程におい
ては、レジスト膜21から発生するCO2 ガスなどのガ
スに起因する反応生成物がレジストパターン27の壁面
に付着し難くなるので、レジストパターン27の壁面に
ラフネスが現われ難くなる。従って、レジストパターン
27をマスクとして、半導体基板20の上に形成されて
いる被エッチング膜に対してドライエッチングを行なっ
たときに、被エッチング膜からなるパターンの壁面にも
ラフネスが現われ難くなる。
【0063】また、ポストベーク工程も真空中で行なわ
れるため、プラズマエッチングを行なって被エッチング
膜からなるパターンを形成する場合、チャンバー内に発
生しているプラズマに、レジスト膜21から発生したガ
スが混合される事態を低減できる。このため、エッチン
グ工程の途中でプラズマの状態が変化する事態を防止で
きるので、被エッチング膜からなるパターンの壁面にラ
フネスが現われ難くなる。
【0064】(第3の実施形態)以下、本発明の第3の
実施形態に係るレジストパターンの形成方法について、
図4(a)〜(c)及び図5(a)〜(c)を参照しな
がら説明する。
【0065】まず、図4(a)に示すように、スピンコ
ーターにより半導体基板30の上に化学増幅型のフォト
レジスト材料を塗布して、例えば130nmの膜厚を有
するレジスト膜31を形成する。
【0066】次に、図4(b)に示すように、1.0×
10-5Pa程度の真空中において、半導体基板30をヒ
ーター32により例えば110℃の温度下で60秒間加
熱してレジスト膜31をプリベークする。このようにす
ると、プリベーク工程において、レジスト膜31から溶
媒が揮散すると共に、レジスト膜31からCO2 ガスな
どのガスが放出される。尚、プリベークされたレジスト
膜31を真空中において300秒間程度放置しておく
と、レジスト膜31からのガスの放出が促進される。
【0067】次に、図4(c)に示すように、1.0×
10-6Pa程度の真空中において、図示しないEUV光
源から出射された例えば13nm帯の波長を持つEUV
光を反射型マスク33に導いた後、該反射型マスク33
により反射されたEUV光34を反射縮小光学系35に
より例えば1/5程度に縮小してレジスト膜31に照射
させてパターン露光を行なう。このようにすると、レジ
スト膜31においては露光部31aと未露光部31bと
が形成される。尚、EUV光としては、波長が13nm
帯の光に限定されず、3nm〜50nm帯の光を適宜用
いることができると共に、反射型マスク23及び反射縮
小光学系25としては、第1の実施形態と同様のものを
用いることができる。
【0068】次に、図5(a)に示すように、1.0×
10-5Pa程度の真空中において、半導体基板30をヒ
ーター36により例えば130℃の温度下で60秒間加
熱してレジスト膜31をポストベークする。このように
すると、レジスト膜31の露光部31a及び未露光部3
1bのうちパターン露光により酸が発生している部分に
おいて酸の拡散が促進されると共に、ポストベーク工程
においても、レジスト膜31からCO2 ガスなどのガス
が放出される。
【0069】次に、レジスト膜31の表面にシリル化剤
を供給して、図5(b)に示すように、レジスト膜31
の露光部31a及び未露光部31bのうちパターン露光
により酸が発生している部分(図5(b)においては、
未露光部31bに酸が発生している場合の例を示してい
る。)の表面にシリル化層37を形成する。
【0070】次に、レジスト膜31に対してシリル化層
37をハードマスクとしてプラズマエッチングを行なう
ドライ現像を行なって、図5(c)に示すように、レジ
スト膜31の未露光部31bからなるレジストパターン
38を形成する。
【0071】第3の実施形態によると、プリベーク工程
は真空中で行なわれるため、プリベーク工程においてレ
ジスト膜31からCO2 ガスなどのガスが放出されるの
で、EUV光を真空中において高エネルギーでレジスト
膜31に照射する露光工程を行なっても、露光工程にお
いて脱ガス現象が起き難い。このため、露光工程におい
ては、レジスト膜31から発生するCO2 ガスなどのガ
スに起因する反応生成物がレジストパターン38の壁面
に付着し難くなるので、レジストパターン38の壁面に
ラフネスが現われ難くなる。従って、レジストパターン
38をマスクとして、半導体基板30の上に形成されて
いる被エッチング膜に対してドライエッチングを行なっ
たときに、被エッチング膜からなるパターンの壁面にも
ラフネスが現われ難くなる。
【0072】また、ポストベーク工程も真空中で行なわ
れるため、レジスト膜31に対してドライ現像(プラズ
マエッチング)を行なってレジストパターン38を形成
する工程、及びプラズマエッチングにより被エッチング
膜からなるパターンを形成する工程において、チャンバ
ー内に発生しているプラズマに、レジスト膜31から発
生したガスが混合される事態を低減できる。このため、
プラズマエッチングの途中でプラズマの状態が変化する
事態を防止できるので、良好なレジストパターンが得ら
れると共に、被エッチング膜からなるパターンの壁面に
ラフネスが現われ難くなる。
【0073】(第4の実施形態)以下、本発明の第4の
実施形態に係るレジストパターンの形成方法及び該方法
に用いられる半導体装置の製造装置について、図1
(a)〜(d)及び図6を参照しながら説明する。
【0074】まず、図6に示すように、大気圧状態の空
気で満たされている第1の処理室110において、図1
(a)に示すように半導体基板10の上に通常(非化学
増幅型)のフォトレジスト材料を塗布してレジスト膜1
1を形成する。
【0075】次に、半導体基板10を、第1の処理室1
10から、内部が1.0×10-5Pa程度の真空に保た
れている第2の処理室120にインラインで移送した
後、該第2の処理室120の内部において、図1(b)
に示すように、半導体基板10をヒーター12により例
えば90℃の温度下で60秒間加熱してレジスト膜11
をプリベークして、レジスト膜11に含まれる溶媒を揮
散させると共にレジスト膜11からCO2 ガスなどのガ
スを放出させる。
【0076】次に、半導体基板10を、第2の処理室1
20から、内部が1.0×10-6Pa程度の真空に保た
れている第3の処理室130にインラインで移送した
後、該第3の処理室130の内部において、図1(c)
に示すように、例えば13nm帯の波長を持つEUV光
を反射型マスク13に導いた後、該反射型マスク13に
より反射されたEUV光14を反射縮小光学系15によ
り例えば1/5程度に縮小してレジスト膜11に照射さ
せてパターン露光を行なって、レジスト膜11に露光部
11aと未露光部11bとを形成する。
【0077】次に、半導体基板10を、第3の処理室1
30から第1の処理室110にインラインで移送した
後、第1の処理室110の内部において、レジスト膜1
1をウエット現像して、レジスト膜11の未露光部11
bからなるレジストパターン16を形成する。
【0078】第4の実施形態によると、プリベーク工程
は真空中で行なわれるため、プリベーク工程においてレ
ジスト膜11からCO2 ガスなどのガスが放出されるの
で、EUV光を真空中において高エネルギーでレジスト
膜11に照射する露光工程を行なっても、露光工程にお
いて脱ガス現象が起き難い。
【0079】ところで、プリベーク工程及びEUV露光
工程を、真空状態に保たれた同じチャンバー内で行なう
ことも可能であるが、同じチャンバー内で行なうと、プ
リベーク工程においてレジスト膜11から発生したCO
2 ガスなどの反応生成物がレジスト膜11の表面、反射
型マスク13の表面又は光学系ミラーに付着する恐れが
ある。反応生成物がレジスト膜11の表面に付着すると
レジストパターン16の形状劣化が起こり、反応生成物
が反射型マスク13の表面又は光学系ミラーに付着する
と、反射型マスク13又は光学系ミラーにより反射され
るEUV光の露光量が低減する恐れがある。
【0080】これに対して、第4の実施形態のように、
プリベーク工程と露光工程とを異なる処理室で行なう
と、反応生成物がレジスト膜11の表面、反射型マスク
13の表面又は光学系ミラーに付着する恐れがなくなる
ので、レジストパターン16の形状劣化及びEUV光の
露光量の低下を防止することができる。
【0081】(第5の実施形態)以下、本発明の第5の
実施形態に係るレジストパターンの形成方法及び該方法
に用いられる半導体装置の製造装置について、図2
(a)〜(c)、図3(a)、(b)及び図7を参照し
ながら説明する。
【0082】まず、図7に示すように、大気圧状態の空
気で満たされている第1の処理室210において、図2
(a)に示すように半導体基板20の上に化学増幅型の
フォトレジスト材料を塗布してレジスト膜21を形成す
る。
【0083】次に、半導体基板20を、第1の処理室2
10から、内部が1.0×10-5Pa程度の真空に保た
れている第2の処理室220にインラインで移送した
後、該第2の処理室220の内部において、図2(b)
に示すように、半導体基板20をヒーター22により例
えば110℃の温度下で60秒間加熱してレジスト膜2
1をプリベークして、レジスト膜21から溶媒を揮散さ
せると共にレジスト膜21からCO2 ガスなどのガスを
放出させる。
【0084】次に、半導体基板20を、第2の処理室2
20から、内部が1.0×10-6Pa程度の真空に保た
れている第3の処理室230にインラインで移送した
後、該第3の処理室230の内部において、図2(c)
に示すように、例えば13nm帯の波長を持つEUV光
を反射型マスク23に導いた後、該反射型マスク23に
より反射されたEUV光24を反射縮小光学系25によ
り例えば1/5程度に縮小してレジスト膜21に照射さ
せてパターン露光を行なって、レジスト膜21に露光部
21aと未露光部21bとを形成する。
【0085】次に、半導体基板20を、第3の処理室2
30から第2の処理室220にインラインで移送した
後、該第2の処理室220の内部において、図3(a)
に示すように、半導体基板20をヒーター26により例
えば130℃の温度下で60秒間加熱してレジスト膜2
1をポストベークして、レジスト膜21の露光部21a
及び未露光部21bのうちパターン露光により酸が発生
している部分において酸の拡散を促進すると共に、レジ
スト膜21からCO2 ガスなどのガスを放出させる。
【0086】次に、半導体基板20を、第2の処理室2
20から第1の処理室210にインラインで移送した
後、該第1の処理室210の内部において、図3(b)
に示すように、レジスト膜21を例えばTMAHなどの
現像液によりウエット現像して、レジスト膜21の未露
光部21bからなるレジストパターン27を形成する。
【0087】第5の実施形態によると、プリベーク工程
及びポストベーク工程は真空中で行なわれるため、プリ
ベーク工程及びポストベークにおいてレジスト膜21か
らCO2 ガスなどのガスが放出されるので、EUV光を
真空中において高エネルギーでレジスト膜21に照射す
る露光工程を行なっても、露光工程において脱ガス現象
が起き難いと共に、被エッチング膜に対するプラズマエ
ッチングの途中でプラズマの状態が変化する事態を防止
することができる。
【0088】また、プリベーク工程及びポストベーク工
程と、露光工程とを異なる処理室で行なうと共に、露光
工程において脱ガスが少なくなるため、反応生成物がレ
ジスト膜21の表面、反射型マスク23の表面又は光学
系ミラーに付着する恐れがなくなるので、レジストパタ
ーン27の形状劣化及びEUV光の露光量の低下を防止
することができる。
【0089】(第6の実施形態)以下、本発明の第6の
実施形態に係るレジストパターンの形成方法及び該方法
に用いられる半導体装置の製造装置について、図4
(a)〜(c)、図5(a)〜(c)及び図8を参照し
ながら説明する。
【0090】まず、図8に示すように、大気圧状態の空
気で満たされている第1の処理室310において、図4
(a)に示すように半導体基板30の上に化学増幅型の
フォトレジスト材料を塗布してレジスト膜31を形成す
る。
【0091】次に、半導体基板30を、第1の処理室3
10から、内部が1.0×10-5Pa程度の真空に保た
れている第2の処理室320にインラインで移送した
後、該第2の処理室320の内部において、図4(b)
に示すように、半導体基板30をヒーター32により例
えば110℃の温度下で60秒間加熱してレジスト膜3
1をプリベークして、レジスト膜31から溶媒を揮散さ
せると共にレジスト膜31からCO2 ガスなどのガスを
放出させる。
【0092】次に、半導体基板30を、第2の処理室3
20から、内部が1.0×10-6Pa程度の真空に保た
れている第3の処理室330にインラインで移送した
後、該第3の処理室330の内部において、図4(c)
に示すように、例えば13nm帯の波長を持つEUV光
を反射型マスク33に導いた後、該反射型マスク33に
より反射されたEUV光34を反射縮小光学系35によ
り例えば1/5程度に縮小してレジスト膜31に照射さ
せてパターン露光を行なって、レジスト膜31に露光部
31aと未露光部31bとを形成する。
【0093】次に、半導体基板30を、第3の処理室3
30から第2の処理室320にインラインで移送した
後、該第2の処理室320の内部において、図5(a)
に示すように、半導体基板30をヒーター36により例
えば130℃の温度下で60秒間加熱してレジスト膜3
1をポストベークして、レジスト膜31の露光部31a
及び未露光部31bのうちパターン露光により酸が発生
している部分において酸の拡散を促進すると共に、レジ
スト膜31からCO2 ガスなどのガスを放出させる。
【0094】次に、半導体基板30を、第2の処理室3
20から、内部が1.0×10-5Pa程度の真空に保た
れている第4の処理室340にインラインで移送した
後、該第4の処理室340の内部において、レジスト膜
31の表面にシリル化剤を供給して、図5(b)に示す
ように、レジスト膜31の露光部31a及び未露光部3
1bのうちパターン露光により酸が発生している部分の
表面にシリル化層37を形成する。
【0095】次に、半導体基板30を、第4の処理室3
40から、内部が1.0×10-6Pa程度の真空に保た
れている第5の処理室350にインラインで移送した
後、該第5の処理室350の内部において、レジスト膜
31に対してシリル化層37をハードマスクとしてエッ
チングを行なうドライ現像を行なって、図5(c)に示
すように、レジスト膜31の未露光部31bからなるレ
ジストパターン38を形成する。
【0096】第6の実施形態によると、プリベーク工程
は真空中で行なわれるため、プリベーク工程においてレ
ジスト膜31からCO2 ガスなどのガスが放出されるの
で、EUV光を真空中において高エネルギーでレジスト
膜31に照射する露光工程を行なっても、露光工程にお
いて脱ガス現象が起き難い。
【0097】また、ポストベーク工程も真空中で行なわ
れるため、レジスト膜31に対してドライ現像(プラズ
マエッチング)を行なってレジストパターン38を形成
する工程、及びプラズマエッチングにより被エッチング
膜からなるパターンを形成する工程において、チャンバ
ー内に発生しているプラズマに、レジスト膜31から発
生したガスが混合される事態を低減できる。このため、
プラズマエッチングの途中でプラズマの状態が変化する
事態を防止できるので、良好なレジストパターンが得ら
れると共に、被エッチング膜からなるパターンの壁面に
ラフネスが現われ難くなる。
【0098】図9は、第4の実施形態における第2の処
理室120、第5の実施形態における第2の処理室22
0及び第6の実施形態における第3の処理室320の断
面構造を示しており、図9に示すように、第2の処理室
120、220、320の上部には、レジスト膜11、
21、31に対して、レジスト膜11、21、31が感
光しない程度の長波長光(例えば可視光)を照射するラ
ンプ401が設けられている。このため、プリベーク工
程において、レジスト膜11、21、31に対して長波
長光を照射しながら加熱できるので、レジスト膜11、
21、31からのガスの放出が促進される。
【0099】また、図9に示すように、第2の処理室1
20、220、320には、内部に発生したガスを強制
的に排出する手段、例えば大容量の排気量を持つターボ
ポンプ402が設けられている。このため、プリベーク
工程においてレジスト膜11、21、31から放出され
たCO2 ガスなどのガスは、強制的に外部に排出される
ので、レジスト膜11、21、31から放出されたガス
が、レジスト膜11、21、31の表面に再び付着した
り、又は反射型マスク13、23、33の表面若しくは
光学系ミラーに付着したりする事態を防止することがで
きる。
【0100】
【発明の効果】本発明に係るパターン形成方法による
と、プリベーク工程においてレジスト膜からCO2 ガス
などのガスが放出されるため、EUV光を真空中におい
て高エネルギーでレジスト膜に照射する露光工程を行な
っても、露光工程において脱ガス現象が起き難くなるの
で、レジスト膜から発生するガスの反応生成物がレジス
トパターンの壁面に付着しなくなり、これによって、良
好な断面形状を持つレジストパターンを形成することが
できる。
【0101】また、本発明に係る半導体装置の製造方法
によると、プリベーク工程においてレジスト膜からCO
2 ガスなどのガスを放出させることができるため、EU
V光を真空中において高エネルギーでレジスト膜に照射
する露光工程を行なっても、露光工程において脱ガス現
象が起き難くなるので、レジスト膜から発生するガスの
反応生成物がレジストパターンの壁面に付着しなくな
り、これによって、良好な断面形状を持つレジストパタ
ーンを形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(d)は、第1の実施形態に係るレジ
ストパターンの形成方法の各工程を示す断面図である。
【図2】(a)〜(c)は、第2の実施形態に係るレジ
ストパターンの形成方法の各工程を示す断面図である。
【図3】(a)、(b)は、第2の実施形態に係るレジ
ストパターンの形成方法の各工程を示す断面図である。
【図4】(a)〜(c)は、第3の実施形態に係るレジ
ストパターンの形成方法の各工程を示す断面図である。
【図5】(a)〜(c)は、第3の実施形態に係るレジ
ストパターンの形成方法の各工程を示す断面図である。
【図6】第4の実施形態に係るレジストパターンの形成
方法を行なう半導体装置の製造装置である。
【図7】第5の実施形態に係るレジストパターンの形成
方法を行なう半導体装置の製造装置である。
【図8】第6の実施形態に係るレジストパターンの形成
方法を行なう半導体装置の製造装置である。
【図9】第4、第5又は第6の実施形態に係るレジスト
パターンの形成方法を行なう半導体装置の製造装置にお
ける第2の処理室の概略断面図である。
【符号の説明】
10 半導体基板 11 レジスト膜 12 ヒーター 13 反射型マスク 14 EUV光 15 反射縮小光学系 16 ヒーター 17 レジストパターン 20 半導体基板 21 レジスト膜 22 ヒーター 23 反射型マスク 24 EUV光 25 反射縮小光学系 26 ヒーター 27 レジストパターン 30 半導体基板 31 レジスト膜 32 ヒーター 33 反射型マスク 34 EUV光 35 反射縮小光学系 36 レジストパターン 37 シリル化層 38 レジストパターン 110 第1の処理室 120 第2の処理室 130 第3の処理室 210 第1の処理室 220 第2の処理室 230 第3の処理室 310 第1の処理室 320 第2の処理室 330 第3の処理室 340 第4の処理室 350 第5の処理室 401 ランプ 402 ターボポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03F 7/38 G03F 7/38 512 512 H01L 21/30 566 570 Fターム(参考) 2H025 AA00 AA03 AB16 AC04 AD01 AD03 BE00 BG00 FA01 FA03 FA12 FA14 FA19 2H096 AA25 BA20 CA12 DA01 EA03 EA27 FA04 GA02 GA36 2H097 BA02 BA06 CA13 HA02 HA03 HB02 HB03 JA03 LA10 5F046 AA17 BA05 CA07 GA03 GA16 GB01 GD10 KA04 LB01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上にレジスト材料からなるレジスト
    膜を形成するレジスト膜形成工程と、 前記レジスト膜をプリベークするプリベーク工程と、 プリベークされた前記レジスト膜に極端紫外光をフォト
    マスクを介して照射してパターン露光を行なう露光工程
    と、 パターン露光された前記レジスト膜を現像してレジスト
    パターンを形成する現像工程とを備えたパターン形成方
    法において、 前記プリベーク工程及び前記露光工程は、前記レジスト
    膜を大気中に曝すことなく真空中において行なわれるこ
    とを特徴とするパターン形成方法。
  2. 【請求項2】 大気又は不活性ガスの雰囲気に保たれた
    第1の処理室において、基板上にレジスト材料からなる
    レジスト膜を形成するレジスト膜形成工程と、 内部が真空状態に保たれた第2の処理室において、前記
    レジスト膜をプリベークするプリベーク工程と、 プリベークされた前記レジスト膜をインラインで内部が
    真空状態に保たれた第3の処理室に移送した後、該第3
    の処理室において、プリベークされた前記レジスト膜に
    極端紫外光をフォトマスクを介して照射してパターン露
    光を行なう露光工程と、 パターン露光された前記レジスト膜を前記第1の処理室
    に移送した後、該第1の処理室において、パターン露光
    された前記レジスト膜を現像してレジストパターンを形
    成する現像工程とを備えていることを特徴とするパター
    ン形成方法。
  3. 【請求項3】 基板上に化学増幅型レジスト材料からな
    るレジスト膜を形成するレジスト膜形成工程と、 前記レジスト膜をプリベークするプリベーク工程と、 プリベークされた前記レジスト膜に極端紫外光をフォト
    マスクを介して照射してパターン露光を行なう露光工程
    と、 パターン露光された前記レジスト膜をポストベークする
    ポストベーク工程と、ポストベークされた前記レジスト
    膜を現像してレジストパターンを形成する現像工程とを
    備えたパターン形成方法において、 前記プリベーク工程、前記露光工程及び前記ポストベー
    ク工程は、前記レジスト膜を大気中に曝すことなく真空
    中において行なわれることを特徴とするパターン形成方
    法。
  4. 【請求項4】 大気又は不活性ガスの雰囲気に保たれた
    第1の処理室において、基板上に化学増幅型レジスト材
    料からなるレジスト膜を形成するレジスト膜形成工程
    と、 内部が真空状態に保たれた第2の処理室において、前記
    レジスト膜をプリベークするプリベーク工程と、 プリベークされた前記レジスト膜をインラインで内部が
    真空状態に保たれた第3の処理室に移送した後、該第3
    の処理室において、プリベークされた前記レジスト膜に
    極端紫外光をフォトマスクを介して照射してパターン露
    光を行なう露光工程と、 パターン露光された前記レジスト膜をインラインで前記
    第2の処理室に移送した後、該第2の処理室において、
    パターン露光された前記レジスト膜をポストベークする
    ポストベーク工程と、 ポストベークされた前記レジスト膜を前記第1の処理室
    に移送した後、該第1の処理室において、パターン露光
    された前記レジスト膜を現像してレジストパターンを形
    成する現像工程とを備えていることを特徴とするパター
    ン形成方法。
  5. 【請求項5】 基板上に化学増幅型レジスト材料からな
    るレジスト膜を形成するレジスト膜形成工程と、 前記レジスト膜をプリベークするプリベーク工程と、 プリベークされた前記レジスト膜に極端紫外光をフォト
    マスクを介して照射してパターン露光を行なう露光工程
    と、 パターン露光された前記レジスト膜をポストベークする
    ポストベーク工程と、 ポストベークされた前記レジスト膜の表面に選択的にシ
    リル化層を形成するシリル化工程と、 表面に前記シリル化層が形成された前記レジスト膜に対
    して前記シリル化層をハードマスクとしてドライ現像を
    行なってレジストパターンを形成するドライ現像工程と
    を備えたパターン形成方法において、 前記プリベーク工程、前記露光工程、前記ポストベーク
    工程及び前記シリル化工程及び前記ドライ現像工程は、
    前記レジスト膜を大気中に曝すことなく真空中において
    行なわれることを特徴とするパターン形成方法。
  6. 【請求項6】 大気又は不活性ガスの雰囲気に保たれた
    第1の処理室において、基板上にフォトレジスト材料か
    らなるレジスト膜を形成するレジスト膜形成工程と、 内部が真空状態に保たれた第2の処理室において、前記
    レジスト膜をプリベークするプリベーク工程と、 プリベークされた前記レジスト膜をインラインで内部が
    真空状態に保たれた第3の処理室に移送した後、該第3
    の処理室において、プリベークされた前記レジスト膜に
    極端紫外光をフォトマスクを介して照射してパターン露
    光を行なう露光工程と、 パターン露光された前記レジスト膜をインラインで前記
    第2の処理室に移送した後、該第2の処理室において、
    パターン露光された前記レジスト膜をポストベークする
    ポストベーク工程と、 ポストベークされた前記レジスト膜をインラインで内部
    が真空状態に保たれた第4の処理室に移送した後、該第
    4の処理室において、ポストベークされた前記レジスト
    膜の表面に選択的にシリル化層を形成するシリル化工程
    と、 表面に前記シリル化層が形成された前記レジスト膜をイ
    ンラインで内部が真空状態に保たれた第5の処理室に移
    送した後、該第5の処理室において、表面に前記シリル
    化層が形成された前記レジスト膜に対して前記シリル化
    層をハードマスクとしてドライ現像を行なってレジスト
    パターンを形成するドライ現像工程とを備えていること
    を特徴とするパターン形成方法。
  7. 【請求項7】 前記プリベーク工程は、前記レジスト膜
    に該レジスト膜が感光しない程度の長波長光を照射しな
    がら前記レジスト膜を加熱する工程を含むことを特徴と
    する請求項1〜6のいずれか1項に記載のパターン形成
    方法。
  8. 【請求項8】 基板上にレジスト材料からなるレジスト
    膜を形成すると共にパターン露光された前記レジスト膜
    を現像してレジストパターンを形成するための第1の処
    理室と、 内部が真空状態に保たれており、レジスト膜をプリベー
    クするための第2の処理室と、 内部が真空状態に保たれており、プリベークされた前記
    レジスト膜に極端紫外光をフォトマスクを介して照射し
    てパターン露光を行なうための第3の処理室とを備えて
    いることを特徴とする半導体装置の製造装置。
  9. 【請求項9】 基板上に化学増幅型レジスト材料からな
    るレジスト膜を形成すると共にパターン露光された前記
    レジスト膜を現像してレジストパターンを形成するため
    の第1の処理室と、 内部が真空状態に保たれており、レジスト膜をプリベー
    クすると共にパターン露光された前記レジスト膜をポス
    トベークするための第2の処理室と、 内部が真空状態に保たれており、プリベークされた前記
    レジスト膜に極端紫外光をフォトマスクを介して照射し
    てパターン露光を行なうための第3の処理室とを備えて
    いることを特徴とする半導体装置の製造装置。
  10. 【請求項10】 基板上に化学増幅型レジスト材料から
    なるレジスト膜を形成するための第1の処理室と、 内部が真空状態に保たれており、前記レジスト膜をプリ
    ベークすると共にパターン露光された前記レジスト膜を
    ポストベークするための第2の処理室と、 内部が真空状態に保たれており、プリベークされた前記
    レジスト膜に極端紫外光をフォトマスクを介して照射し
    てパターン露光を行なうための第3の処理室と、 ポストベークされた前記レジスト膜の表面に選択的にシ
    リル化層を形成するための第4の処理室と、 表面に前記シリル化層が形成された前記レジスト膜に対
    して前記シリル化層をハードマスクとしてドライ現像を
    行なってレジストパターンを形成するための第5の処理
    室とを備えていることを特徴とする半導体装置の製造装
    置。
  11. 【請求項11】 前記第2の処理室は、前記レジスト膜
    に対して該レジスト膜が感光しない程度の長波長光を照
    射する手段を有していることを特徴とする請求項8〜1
    0のいずれか1項に記載の半導体装置の製造装置。
  12. 【請求項12】 前記第2の処理室は、前記レジスト膜
    から発生するガスを強制的に外部に排出する手段を有し
    ていることを特徴とする請求項8〜10のいずれか1項
    に記載の半導体装置の製造装置。
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