JPH08199375A - レジストパターンの形成方法 - Google Patents

レジストパターンの形成方法

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JPH08199375A
JPH08199375A JP7006454A JP645495A JPH08199375A JP H08199375 A JPH08199375 A JP H08199375A JP 7006454 A JP7006454 A JP 7006454A JP 645495 A JP645495 A JP 645495A JP H08199375 A JPH08199375 A JP H08199375A
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JP7006454A
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English (en)
Inventor
Atsumi Yamaguchi
敦美 山口
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • ing And Chemical Polishing (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 現像後のベークによるレジストパターンの収
縮を抑制し、現像直後の垂直性の高いパターン形状を維
持できるレジストパターンの形成方法を提供する。 【構成】 レジストパターンが形成された化学増幅架橋
型ネガレジスト6の全体に、塩基性物質7を浸透させ
る。 【効果】 化学増幅架橋型ネガレジストの内部に残存す
る酸が中和されるので、現像後ベーク工程において架橋
反応が進行することが防止されることになり、現像後ベ
ークによるレジストパターンの収縮が抑制され、現像直
後の垂直性の高いパターン形状を維持したレジストパタ
ーンを得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はレジストパターンの形
成方法に関し、特に化学増幅架橋型ネガレジストを用い
てレジストパターンを形成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造工程において、下地層
(半導体基板など)に対してエッチングやイオン注入に
より選択的な加工が施される。その場合まず、下地層の
被加工部分を選択的に保護する目的で、紫外線、X線、
電子線などの活性光線に感光する組成物、いわゆる感光
性レジスト被膜(以後レジストと呼称)を下地層上に形
成する。
【0003】次に、紫外線、X線の場合はマスクを用い
て、電子線の場合は直接描画によって下地層の上にレジ
ストパターンを形成する。レジストにはポジ型とネガ型
があり、前者は露光部が現像液に溶解するが未露光部は
溶解しないレジストであり、後者は逆の特性を有するレ
ジストである。現在、半導体装置の製造には一般にポジ
型レジストの方が多く用いられ、しかもそれはナフトキ
ノンジアジド化合物からなる感光剤とノボラック樹脂の
ようなアルカリ可溶性樹脂からなるベース樹脂とで構成
されるものが主流である。
【0004】ところで、半導体装置の高性能化・高集積
化に伴い、高エネルギーのイオン注入および高精度のエ
ッチング加工が必要となり、さらに回路パターンの微細
化とマスクにデザインされた回路パターンの転写に対し
て高度な正確さが要求されている。高エネルギーのイオ
ン注入を行なう場合、そのイオン阻止材となるレジスト
には従来より厚い膜厚が必要となるが、膜厚が厚くなる
につれて高い解像力と良好な形状すなわち垂直性の高い
パターン形状を得ることは難しくなる。
【0005】以下に、図16〜図19を用いて、ポジ型
レジストを用いた場合の従来のレジストパターンの形成
方法について説明する。まず図16に示す工程におい
て、下地層1の上にポジ型レジスト5を塗布し、85℃
で70秒間プリベークを行なった。この場合、レジスト
膜厚を約5μmとした。
【0006】次に、図17に示す工程において、i線
(波長365nm)を露光するステッパー(縮小投影露
光装置)を用い、所望のパターンを形成したフォトマス
ク4を介して、露光光3を照射する。
【0007】次に、図18に示す工程において、露光後
ベーク(Post Exposure Bake:以後PEBと略記)を1
20℃で90秒間行なった。
【0008】その後、アルカリ性水溶液(2.38重量
%の水酸化テトラメチルアンモニウム)を用いて現像を
行ない、図19に示すようなレジストパターンを得た。
【0009】ここで、図20に市販のi線用ポジ型レジ
ストを用いた場合の、レジストパターンの部分拡大図を
示す。図20において下地層1の上に形成されたポジ型
レジスト5のエッジ部分の傾斜幅Sはパターン寸法が大
きくなるほど広がり、1000μm以上のパターンで
は、傾斜幅Sは約1.8μmであった。
【0010】これに対し、化学増幅架橋型ネガレジスト
を用いてレジストパターンを形成すると、ポジ型レジス
トを用いた場合より垂直性の高いパターン形状を得るこ
とができる。
【0011】次に、図21〜図25を用いて、化学増幅
架橋型ネガレジストを用いた場合の従来のレジストパタ
ーンの形成方法について説明する。まず図21に示す工
程において、下地層1の上に化学増幅架橋型ネガレジス
ト6を塗布し、110℃で70秒間プリベークを行なっ
た。この場合、レジスト膜厚を約5μmとした。
【0012】次に、図22に示す工程において、i線を
露光するステッパーを用い、所望のパターンを形成した
フォトマスク4を介して、露光光3を照射する。
【0013】次に、図23に示す工程において、PEB
を100℃で120秒間行なった。
【0014】その後、アルカリ性水溶液を用いて現像を
行ない、図24に示すようなレジストパターンを得た。
【0015】このレジストパターンも、ポジ型レジスト
と同様にパターン寸法が大きくなるほどエッジ部分の傾
斜幅Sは広くなるが、1000μm以上のパターンでも
その傾斜幅Sはポジ型レジストの2分の1以下で約0.
85μmであった。
【0016】このようにネガ型レジストの方がポジ型レ
ジストよりも、垂直性の高いレジストパターンを得るの
に有利なことがわかる。
【0017】ところが、このネガ型レジストも、図25
に示す工程において、現像後にベークを行なうとレジス
トパターンの収縮が起こり、エッジ部分の傾斜幅Sは現
像直後よりも大きくなることがわかった。一例として
は、150℃で90秒間のベークを行なった場合に、傾
斜幅Sは0.2μm広がった。
【0018】次に、この化学増幅架橋型ネガレジストの
反応メカニズムについて詳細に説明する。ここで説明す
る化学増幅架橋型ネガレジストは、ベース樹脂であるノ
ボラック樹脂と、架橋剤として働くメラミン系化合物お
よび光酸発生剤とで構成される。このようなレジストに
所定の光が照射されると、レジスト中では光酸発生剤か
ら酸が発生する。そして、PEBを施すことで酸を触媒
として架橋剤とベース樹脂との間で架橋反応が起こり、
現像液に対して不溶化するわけであるが、このPEB時
の架橋反応によって露光部のレジストはいくらかの収縮
現象を起こす。当然ながら露光部のレジストの体積が大
きいほどその収縮量も多くなり、レジストパターンのエ
ッジ部分の傾斜幅が大きくなる。さらに、現像後のベー
クにおいても残存する酸によって架橋反応が進むため、
レジストの体積に応じてレジストパターンのエッジ部分
の傾斜幅が大きくなってしまう。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように従
来のレジストパターンの形成方法では、化学増幅架橋型
ネガレジストを用いることで、現像直後においてはポジ
型レジストに比べて垂直性の高いパターン形状を得るこ
とができるが、現像後のベークによりレジストパターン
の収縮が起こり、エッジ部分の傾斜幅は現像直後よりも
大きくなるという問題があった。
【0020】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、現像後のベークによるレジストパ
ターンの収縮を抑制し、現像直後の垂直性の高いパター
ン形状を維持できるレジストパターンの形成方法を提供
する。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載のレジストパターンの形成方法は、酸を触媒として架
橋反応が促進する化学増幅架橋型ネガレジストを、露光
後に選択的に除去する現像工程と、該現像工程を施した
前記化学増架橋幅型ネガレジストをベークする現像後ベ
ーク工程とを備えるレジストパターンの形成方法におい
て、前記現像工程の後であって前記現像後ベーク工程の
前に、(a)前記化学増幅架橋型レジストの内部に塩基性
物質を浸透させる工程を備える。
【0022】本発明に係る請求項2記載のレジストパタ
ーンの形成方法は、前記工程(a)が、前記塩基性物質と
してアンモニアを浸透させる工程を含んでいる。
【0023】本発明に係る請求項3記載のレジストパタ
ーンの形成方法は、化学増幅架橋型ネガレジストを、露
光後に選択的に除去する現像工程と、該現像工程を施し
た前記化学増幅架橋型ネガレジストをベークする現像後
ベーク工程とを備えるレジストパターンの形成方法にお
いて、前記現像工程の後であって前記現像後ベーク工程
の前に、(a)前記化学増幅架橋型レジストの内部に、前
記架橋反応に寄与する架橋剤の架橋点と反応可能な官能
基を有する化合物を浸透させる工程を備える。
【0024】本発明に係る請求項4記載のレジストパタ
ーンの形成方法は、前記工程(a)が、前記架橋剤の架橋
点と反応可能な官能基を有する化合物としてフェノール
を浸透させる工程を含んでいる。
【0025】本発明に係る請求項5記載のレジストパタ
ーンの形成方法は、塩基を触媒として架橋反応が促進す
る化学増幅架橋型ネガレジストを、露光後に選択的に除
去する現像工程と、該現像工程を施した前記化学増幅型
ネガレジストをベークする現像後ベーク工程とを備える
レジストパターンの形成方法において、前記現像工程の
後であって前記現像後ベーク工程の前に、(a)前記化学
増幅架橋型レジストの内部に、酸性物質を浸透させる工
程を備える。
【0026】本発明に係る請求項6記載のレジストパタ
ーンの形成方法は、前記工程(a)が、前記酸性物質とし
て塩化水素を浸透させる工程を含んでいる。
【0027】
【作用】本発明に係る請求項1記載のレジストパターン
の形成方法によれば、前記現像工程の後であって現像後
ベーク工程の前に、(a)化学増幅架橋型レジストの内部
に塩基性物質を浸透させる工程により、化学増幅架橋型
ネガレジストの内部に残存する酸が中和されるので、現
像後ベーク工程において架橋反応が進行することが防止
されることになる。
【0028】本発明に係る請求項2記載のレジストパタ
ーンの形成方法によれば、塩基性物質としてアンモニア
を浸透させることで、化学増幅架橋型ネガレジストの内
部に残存する酸が中和される。
【0029】本発明に係る請求項3記載のレジストパタ
ーンの形成方法によれば、前記現像工程の後であって現
像後ベーク工程の前に、(a)化学増幅架橋型レジストの
内部に前記架橋反応に寄与する架橋剤の架橋点と反応可
能な官能基を有する化合物を浸透させる工程により、化
学増幅架橋型レジストの内部に残存する架橋剤の架橋点
が官能基と反応して消費されるので、現像後ベーク工程
において架橋反応が進行することが防止されることにな
る。
【0030】本発明に係る請求項4記載のレジストパタ
ーンの形成方法によれば、架橋剤の架橋点と反応可能な
官能基を有する化合物としてフェノールを浸透させるこ
とで、化学増幅架橋型レジストの内部に残存する架橋剤
の架橋点が、フェノールの官能基である水酸基と反応し
て消費される。
【0031】本発明に係る請求項5記載のレジストパタ
ーンの形成方法によれば、前記現像工程の後であって現
像後ベーク工程の前に、(a)化学増幅架橋型レジストの
内部に酸性物質を浸透させる工程を備えることにより、
化学増幅架橋型ネガレジストの内部に残存する塩基が中
和されるので、現像後ベーク工程において架橋反応が進
行することが防止されることになる。
【0032】本発明に係る請求項6記載のレジストパタ
ーンの形成方法によれば、酸性物質として塩化水素を浸
透させることで、化学増幅架橋型ネガレジストの内部に
残存する塩基が中和される。
【0033】
【実施例】
<第1の実施例>本発明に係るレジストパターンの形成
方法の第1の実施例を、工程を示す断面図である図1〜
図7を用いて説明する。
【0034】まず図1に示す工程において、下地層1の
上に、光照射により発生する酸を触媒として架橋反応が
促進する化学増幅架橋型ネガレジスト6を塗布し、11
0℃で70秒間プリベークを行なった。この場合、レジ
スト膜厚を約5μmとした。
【0035】次に、図2に示す工程において、i線を露
光するステッパーを用い、所望のパターンを形成したフ
ォトマスク4を介して、露光光3を照射する。
【0036】次に、図3に示す工程において、PEBを
100℃で120秒間行なった。
【0037】その後、アルカリ性水溶液を用いて現像を
行ない、図4に示すようなレジストパターンを得る。
【0038】次に、図5に示す工程において、レジスト
パターンが形成された化学増幅架橋型ネガレジスト6の
全体に、塩基性物質7を浸透させる。
【0039】ここで、塩基性物質7の浸透方法は、気体
の塩基性物質7を用いる場合には、気体の塩基性物質7
に、図4に示す現像工程を経た試料を曝して浸透させる
方法が採られ、液体の塩基性物質7を用いる場合には、
図4に示す現像工程を経た試料の上、すなわちレジスト
パターンが形成された化学増幅架橋型ネガレジスト6の
上に液体の塩基性物質7を塗布し、所定時間放置して浸
透させる方法が採られる。
【0040】また塩基性物質7としては、気体あるいは
液体としてレジストパターンの表面処理が可能なもので
あれば良く、取扱いの容易なものとしてはアンモニアが
挙げられるが、アンモニア以外にトリメチルアミン、ト
リエチルアミン、トリエタノールアミン、N−メチルピ
ロリドン、ピリジン、ヘキサメチルジシラザン、あるい
はそれらの誘導体などがある。
【0041】次に、図6に示す工程において、現像後の
ベークとして150℃で90秒間のベークを行なった。
ここで、図5に示す工程において、塩基性物質7を浸透
させることでレジスト内に残存する酸が中和・矢活して
いるので、現像後のベークによって、さらに架橋反応が
進むことが防止され、レジストパターンの変形は起こら
ず、図7に示すように、現像直後の側壁の垂直性を保っ
たままのレジストパターンを得ることができた。ここ
で、現像直後の側壁の垂直性は、PEB時の架橋反応に
よって多少収縮した状態のレジストの側壁の垂直性であ
り、一例として1000μm以上のパターンに対するエ
ッジ部分の傾斜幅Sが約0.85μmであるようなレジ
スト形状である。
【0042】なお、光照射により発生する塩基性物質を
触媒として架橋反応が促進する化学増幅架橋型ネガレジ
ストを用いる場合には、現像後に例えば塩化水素やフッ
化水素等の酸性物質を浸透させることにより同様にレジ
スト内に残存する塩基性物質を中和・失活させること
で、現像後のベークによるレジストパターンの収縮を防
止することができる。
【0043】<第2の実施例>本発明に係るレジストパ
ターンの形成方法の第2の実施例を、工程を示す断面図
である図8〜図15を用いて説明する。
【0044】まず図8に示す工程において、下地層1の
上に光照射により発生する酸を触媒として架橋反応が促
進する化学増幅架橋型ネガレジスト6を塗布し、110
℃で70秒間プリベークを行なった。この場合、レジス
ト膜厚を約5μmとした。
【0045】次に、図9に示す工程において、i線を露
光するステッパーを用い、所望のパターンを形成したフ
ォトマスク4を介して、露光光3を照射する。
【0046】次に、図10に示す工程において、PEB
を100℃で120秒間行なった。
【0047】その後、アルカリ性水溶液を用いて現像を
行ない、図11に示すようなレジストパターンを得る。
【0048】次に、図12に示す工程において、レジス
トパターンが形成された化学増幅架橋型ネガレジスト6
の全体に、架橋点と反応可能な官能基を有する反応性化
合物、例えばフェノール8を浸透させ、PEBに相当す
る温度以下つまり100℃以下でベークした。
【0049】ここで、フェノール8のような液体の反応
性化合物の浸透方法は、図11に示す現像工程を経た試
料の上、すなわちレジストパターンが形成された化学増
幅架橋型ネガレジスト6の上にフェノール8を塗布し、
所定時間放置して浸透させる方法が採られ、気体の反応
性化合物を用いる場合には、当該反応性化合物が満たさ
れた状態の反応容器内に、図4に示す現像工程を経た試
料を入れて浸透させる方法が採られる。
【0050】次に、図13に示す工程において、現像後
のベークとして150℃で90秒間のベークを行なっ
た。ここで、図12に示す工程において、フェノール8
を浸透させ、100℃以下でベークすることによって、
レジスト中の架橋剤の残存架橋点がフェノールの水酸基
(ベース樹脂も同じ水酸基を有する)と完全に反応し
て、消費されることになるので、現像後のベークによっ
て、さらに架橋反応が進むことが防止され、レジストパ
ターンの変形は起こらず、図14に示すように、現像直
後の側壁の垂直性を保ったままのレジストパターンを得
ることができた。
【0051】なお、レジスト中の架橋剤の残存架橋点を
完全に消費させるためには、フェノール8以外に、気体
あるいは液体としてレジストパターンの表面処理が可能
なものであれば、クレゾール、キシレノール、ベンジル
アルコール、図15(a)に示すフェニルアミン(アニ
リン)、図15(b)に示すジフェニルアミン、図15
(c)に示すフェニルナフチルアミン、あるいはそれら
の誘導体などで架橋剤と反応可能な水酸基、アミノ基な
どの官能基を有する化合物を用いても良い。
【0052】なお、以上説明した本発明に係る第2の実
施例では、光照射により発生する酸を触媒として架橋反
応が促進する化学増幅架橋型ネガレジストの残存架橋点
を消費させる例について説明したが、光照射により発生
する塩基性物質を触媒として架橋反応が促進する化学増
幅架橋型ネガレジストに対しても残存架橋点を消費させ
ることができ、同様の効果を得ることができる。
【0053】
【発明の効果】本発明に係る請求項1記載のレジストパ
ターンの形成方法によれば、化学増幅架橋型ネガレジス
トの内部に残存する酸が中和されるので、現像後ベーク
工程において架橋反応が進行することが防止されること
になり、現像後ベークによるレジストパターンの収縮が
抑制され、現像直後の垂直性の高いパターン形状を維持
したレジストパターンを得ることができる。
【0054】本発明に係る請求項2記載のレジストパタ
ーンの形成方法によれば、化学増幅架橋型ネガレジスト
の内部に残存する酸の中和に、アンモニアを用いるの
で、取扱いが比較的容易であり、本発明の実施により工
程が煩雑になることを抑制でき、コストの増加を抑制で
きる。
【0055】本発明に係る請求項3記載のレジストパタ
ーンの形成方法によれば、化学増幅架橋型レジストの内
部に残存する架橋剤の架橋点が官能基と反応して消費さ
れるので、現像後ベーク工程において架橋反応が進行す
ることが防止され、現像後ベーク工程において架橋反応
が進行することが防止されることになり、現像後ベーク
によるレジストパターンの収縮が抑制され、現像直後の
垂直性の高いパターン形状を維持したレジストパターン
を得ることができる。
【0056】本発明に係る請求項4記載のレジストパタ
ーンの形成方法によれば、架橋剤の架橋点と反応する官
能基として、ベース樹脂と同じ水酸基を有するフェノー
ルを用いるので、架橋剤との反応が確実であり、現像直
後の垂直性の高いパターン形状の維持が確実にできる。
【0057】本発明に係る請求項5記載のレジストパタ
ーンの形成方法によれば、化学増幅架橋型ネガレジスト
の内部に残存する塩基が中和されるので、現像後ベーク
工程において架橋反応が進行することが防止されること
になり、現像後ベークによるレジストパターンの収縮が
抑制され、現像直後の垂直性の高いパターン形状を維持
したレジストパターンを得ることができる。
【0058】本発明に係る請求項6記載のレジストパタ
ーンの形成方法によれば、化学増幅架橋型ネガレジスト
の内部に残存する塩基の中和に、塩化水素を用いるの
で、取扱いが比較的容易であり、本発明の実施により工
程が煩雑になることを抑制でき、コストの増加を抑制で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るレジストパターンの形成方法の
第1の実施例の一工程を示す断面図である。
【図2】 本発明に係るレジストパターンの形成方法の
第1の実施例の一工程を示す断面図である。
【図3】 本発明に係るレジストパターンの形成方法の
第1の実施例の一工程を示す断面図である。
【図4】 本発明に係るレジストパターンの形成方法の
第1の実施例の一工程を示す断面図である。
【図5】 本発明に係るレジストパターンの形成方法の
第1の実施例の一工程を示す断面図である。
【図6】 本発明に係るレジストパターンの形成方法の
第1の実施例の一工程を示す断面図である。
【図7】 本発明に係るレジストパターンの形成方法の
第1の実施例の一工程を示す断面図である。
【図8】 本発明に係るレジストパターンの形成方法の
第2の実施例の一工程を示す断面図である。
【図9】 本発明に係るレジストパターンの形成方法の
第2の実施例の一工程を示す断面図である。
【図10】 本発明に係るレジストパターンの形成方法
の第2の実施例の一工程を示す断面図である。
【図11】 本発明に係るレジストパターンの形成方法
の第2の実施例の一工程を示す断面図である。
【図12】 本発明に係るレジストパターンの形成方法
の第2の実施例の一工程を示す断面図である。
【図13】 本発明に係るレジストパターンの形成方法
の第2の実施例の一工程を示す断面図である。
【図14】 本発明に係るレジストパターンの形成方法
の第2の実施例の一工程を示す断面図である。
【図15】 架橋剤と反応可能な官能基を有する反応性
化合物を示す図である。
【図16】 ポジ型レジストを用いた場合の従来のレジ
ストパターンの形成方法の一工程を示す断面図である。
【図17】 ポジ型レジストを用いた場合の従来のレジ
ストパターンの形成方法の一工程を示す断面図である。
【図18】 ポジ型レジストを用いた場合の従来のレジ
ストパターンの形成方法の一工程を示す断面図である。
【図19】 ポジ型レジストを用いた場合の従来のレジ
ストパターンの形成方法の一工程を示す断面図である。
【図20】 i線用ポジ型レジストを用いた場合の、レ
ジストパターンの部分拡大図である。
【図21】 ネガ型レジストを用いた場合の従来のレジ
ストパターンの形成方法の一工程を示す断面図である。
【図22】 ネガ型レジストを用いた場合の従来のレジ
ストパターンの形成方法の一工程を示す断面図である。
【図23】 ネガ型レジストを用いた場合の従来のレジ
ストパターンの形成方法の一工程を示す断面図である。
【図24】 ネガ型レジストを用いた場合の従来のレジ
ストパターンの形成方法の一工程を示す断面図である。
【図25】 ネガ型レジストを用いた場合の従来のレジ
ストパターンの形成方法の一工程を示す断面図である。
【符号の説明】
1 下地層、6 化学増幅架橋型ネガレジスト、7 塩
基性物質、8フェノール。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸を触媒として架橋反応が促進する化学
    増幅架橋型ネガレジストを、露光後に選択的に除去する
    現像工程と、該現像工程を施した前記化学増架橋幅型ネ
    ガレジストをベークする現像後ベーク工程とを備えるレ
    ジストパターンの形成方法において、 前記現像工程の後であって前記現像後ベーク工程の前
    に、 (a)前記化学増幅架橋型レジストの内部に塩基性物質を
    浸透させる工程を備えることを特徴とするレジストパタ
    ーンの形成方法。
  2. 【請求項2】 前記工程(a)は、前記塩基性物質として
    アンモニアを浸透させる工程を含む請求項1記載のレジ
    ストパターンの形成方法。
  3. 【請求項3】 化学増幅架橋型ネガレジストを、露光後
    に選択的に除去する現像工程と、該現像工程を施した前
    記化学増幅架橋型ネガレジストをベークする現像後ベー
    ク工程とを備えるレジストパターンの形成方法におい
    て、 前記現像工程の後であって前記現像後ベーク工程の前
    に、 (a)前記化学増幅架橋型レジストの内部に、前記架橋反
    応に寄与する架橋剤の架橋点と反応可能な官能基を有す
    る化合物を浸透させる工程を備えることを特徴とするレ
    ジストパターンの形成方法。
  4. 【請求項4】 前記工程(a)は、前記架橋剤の架橋点と
    反応可能な官能基を有する化合物としてフェノールを浸
    透させる工程を含む請求項3記載のレジストパターンの
    形成方法。
  5. 【請求項5】 塩基を触媒として架橋反応が促進する化
    学増幅架橋型ネガレジストを、露光後に選択的に除去す
    る現像工程と、該現像工程を施した前記化学増幅型ネガ
    レジストをベークする現像後ベーク工程とを備えるレジ
    ストパターンの形成方法において、 前記現像工程の後であって前記現像後ベーク工程の前
    に、 (a)前記化学増幅架橋型レジストの内部に、酸性物質を
    浸透させる工程を備えることを特徴とするレジストパタ
    ーンの形成方法。
  6. 【請求項6】 前記工程(a)は、前記酸性物質として塩
    化水素を浸透させる工程を含む請求項5記載のレジスト
    パターンの形成方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100451505B1 (ko) * 2001-12-15 2004-10-06 주식회사 하이닉스반도체 마스크 패턴 형성방법
JP2009194207A (ja) * 2008-02-15 2009-08-27 Tokyo Electron Ltd パターン形成方法、半導体装置の製造方法及び半導体装置の製造装置

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