JP2002011127A - ゴルフカート - Google Patents

ゴルフカート

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JP2002011127A
JP2002011127A JP2000197364A JP2000197364A JP2002011127A JP 2002011127 A JP2002011127 A JP 2002011127A JP 2000197364 A JP2000197364 A JP 2000197364A JP 2000197364 A JP2000197364 A JP 2000197364A JP 2002011127 A JP2002011127 A JP 2002011127A
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golf cart
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driving
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Yasuhiro Jikiba
安弘 食場
Tomoaki Uenishi
智明 上西
Takeya Matsushita
丈也 松下
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小型の駆動源を使用しながら、起伏の激しいゴ
ルフ場でも充分に駆動力が得られるゴルフカートを提供
する。 【解決手段】ゴルフバッグを搭載する本体1に、駆動源
となるモータ22及びエンジン10aとを備え、本体1
の傾斜を検知する傾斜センサ20を設け、傾斜センサ2
0の傾斜角度に応じて駆動源をモータ22やエンジン1
0aに切り換え、例えば下り坂や平地の場合はモータ2
2を駆動源とし、上り坂の場合はモータ22とエンジン
10aの両方を駆動源として走行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はゴルフ場でゴルフバ
ック等を運搬するゴルフカートに関する。
【0002】
【従来の技術】ゴルフ場のゴルフカートとしては、従来
から種々のタイプのものが提供されている。例えば、手
押しタイプから電動タイプあるいはエンジンを駆動力と
した非乗用タイプと乗用タイプのものが多用されてい
る。そして、ゴルフカートは他の電動車とは異なり、コ
ースに沿って走行するとはいえ、路面状態の不安定な広
いエリアを、時にはリモコン操作により無人で運転され
るものである。
【0003】図1には本出願人が開発した2人乗りタイ
プの電動乗用ゴルフカートの外観側面図を示す。この電
動ゴルフカートは自動、手動の切り替え手段のある電動
駆動タイプであって、後部にゴルフバツクを積載でき、
上部には日除け、雨よけのためのルーフが設置されてい
る。
【0004】ゴルフカート本体1は、左右一対の前輪2
及び後輪3により支持された車体フレーム4の上部を、
フロントカウル4a及びリアカウル4bにより覆うと共
に、リアカウル4bの前側に着座の座席5aとステップ
5bとを設置して乗車部5を構成し、前記座席5aの前
部に支持されたステアリングコラム6aの上部に突出す
るステアリングシャフト6bの先端部に、座席5aへの
着座姿勢での操作可能にステアリングホイール6を取り
付けて構成されている。車体前部には、地下に埋設され
た誘導線8の誘導電流を検出するセンサ7が取り付けら
れている。また、誘導線8の近傍には速度制御のための
マグネット9が埋設されている。
【0005】ゴルフカートの制御系統は、概略的に、コ
ントロールボックスのマイコンと、操作部、ステアリン
グ部、センサー部、電源部、モータ部、パーキング部お
よびメインブレーキ部等から構成される。
【0006】このような構成のゴルフカートを手動運転
を行う場合には自動運転切替レバーを「手動」にする
と、手動運転モードになり、通常の乗用カートと同じよ
うにハンドル(ステアリング)の操作とアクセル、ブレ
ーキの操作によって、プレイヤー自身による操作で前
進、後進の運転ができる。
【0007】次に、自動運転する場合は、自動運転切替
レバーを「自動」にすると、自動運転モードとなる。そ
のとき、カート道(走行路)に沿って埋設された誘導線
8に流れる誘導電流を検知して左右の走行方向の操縦を
行ない、同様に、埋設されたマグネット9の配列による
速度、停止等の制御情報を読み取ることにより、自動操
縦と自動増・減速、自動停止を行いながらカート道を走
行する。そして、リモコンまたは発進/停止ボタンで任
意の場所で発進、停止することもできる。
【0008】また、自動運転する場合、前方方向の障害
物や停止あるいは走行中のゴルフカ−トのカートガード
アンテナからの出力をカートガード検出手段により検出
したら衝突を防止するために自動的にブレーキをかけて
停止する等、各種安全装置により危険を察知すると緊急
停止する。
【0009】
【発明が解決しようする課題】これら従来の電動ゴルフ
カートは、起伏の激しいゴルフ場を走行するため、登坂
力を充分に備えたモータが必要であり、使用するゴルフ
場の最大傾斜角度に対応した登坂力を得るためのモータ
を採用する必要があるため、自ずとモータが大型化し、
またそれによってバッテリも大型化せざるを得ないとい
った問題があった。
【0010】このような問題を解消するために、ガソリ
ンによるエンジン駆動式のゴルフカートに駆動源を変え
たとしても、登坂力のあるエンジンを用いるためにはエ
ンジンが大型化し、重量が重くなるといった問題があ
る。また、エンジン式の場合、排気ガスなどによる環境
への問題が生じることにもなる。
【0011】そこで、本発明は、小型の駆動源を使用し
ながら、起伏の激しいゴルフ場でも充分に駆動力が得ら
れるゴルフカートを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
ゴルフカートは、ゴルフバッグを搭載する本体と、該本
体を走行させるための駆動輪と、該駆動輪の駆動源とな
るモータ及びエンジンとを備え、前記本体の傾斜を検知
する傾斜センサを設け、該傾斜センサの傾斜角度に応じ
て駆動源を切り換える制御回路を設けたことを特徴とす
る。
【0013】こうして、傾斜センサの傾斜角度に応じ
て、大きな駆動力が必要なときは、駆動源を2つにした
り、駆動力の大きいエンジンに切り換えたりして走行
し、小さな駆動力で良いときは1つの駆動源によって走
行する。そのため、ゴルフカートの走行状態に応じて2
つの駆動源を使い分けるので、効率良く駆動源を使用す
ることができ、上り坂などの駆動力が必要なときは充分
な駆動力によって安定した走行をすることができる。
【0014】本発明の請求項2に係るゴルフカートは、
前記傾斜センサが上り坂を検出したときに前記モータと
前記エンジンの両方を駆動することを特徴とする。それ
によって、上り坂のような登坂力を必要とするときには
自動的に駆動源が2つになるので、手動で切り換えたり
することなく、充分な駆動力で走行することができる。
【0015】本発明の請求項3に係るゴルフカートは、
前記傾斜センサが下り坂を検出したときに前記モータの
みを駆動することを特徴とする。それによって、駆動力
が余り必要でない下り坂の場合にはモータだけを駆動源
として走行することができる。
【0016】本発明の請求項4に係るゴルフカートは、
制御回路は、前記傾斜センサが下り坂を検出していると
きは前記モータによって回生制動を行うことを特徴とす
るので、電気的なブレーキをかけながら制動し、且つバ
ッテリを充電するので、充電する機会が少なくて済む。
【0017】本発明の請求項5に係るゴルフカートは、
前記傾斜センサが平地を検出したときに前記モータのみ
を駆動することを特徴とする。そのため、駆動力が余り
必要でない平地の場合にはモータだけを駆動源とし、必
要最小限のモータを採用することによって走行できる。
【0018】本発明の請求項6に係るゴルフカートは、
前記モータを駆動源として、予め設定した所望の速度に
達しないとき、前記エンジンを動作することを特徴とす
る。このため、モータの駆動力では不足する場合や、バ
ッテリの残量が減少したり、モータの出力が十分に出な
いときでも、エンジンの駆動力によって駆動力が補われ
るので、充分な駆動力を得ることができ、安定した走行
をすることができる。
【0019】本発明の請求項7に係るゴルフカートは、
予め設定した所望の速度になるまで前記エンジンの動作
量を制御することを特徴とする。そのため、モータの駆
動力だけでは駆動力が不足する場合や、バッテリの残量
が減少したり、モータの出力が十分に出ないときでも、
エンジンの駆動力によって駆動力が補われるので、充分
な駆動力を得ることができ、安定した走行をすることが
できる。
【0020】本発明の請求項8に係るゴルフカートは、
前記傾斜センサが上り坂を検出したときに前記モータか
ら前記エンジンに駆動源を切り換えることを特徴とす
る。そのため、上り坂のように大きな駆動力を必要とす
るときには自動的に駆動源が切り換わるので、手動で切
り換えたりすることなく充分な駆動力で走行することが
できる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明は、手動運転可能なゴルフ
カートあるいは自動操向可能なゴルフカートのいずれで
も適用対象とするものであるが、ここでは手動運転及び
自動運転が選択可能な乗用ゴルフカートに適用した例を
示す。図1は、本発明に係るゴルフカートの外観を示す
側面図、図2は同じく内部の構成を示す平面図であり、
図3は制御系構成を示す。また、図4は、動力系統図を
示す。
【0022】以下、本発明の実施例を図面に沿って記述
する。図1のゴルフカートの外観側面は上記の通り説明
したので省略する。
【0023】10は、駆動源となるエンジン10aと、
該エンジン10aのエンジンブレーキによる発電をバッ
テリ11に充電するための発電機10bと、前記エンジ
ン10aを動作させるためのセルモータ10cを一体的
に構成したエンジン駆動装置で、該エンジン駆動装置1
0は車体フレーム4に取り付けられ、ミッション12を
介して後輪3に動力伝達されている。前記エンジン10
aは、ガソリンタンク(図示せず)内に入れられたガソ
リンを燃料として動作する。
【0024】13は、前記エンジン駆動装置10を制御
するためのエンジン制御回路で、該エンジン制御回路1
3は、メインCPU14からの信号によってエンジン駆
動装置10を制御する。
【0025】15は、ゴルフカート本体1の動作をオン
オフするためのキースイッチである。
【0026】16は、ゴルフカート本体1を発進、停止
させるためのスタートストップスイッチで、該スタート
ストップスイッチ16は、前記キースイッチ15がオン
状態である場合に受け付けるようになっている。
【0027】17は、後輪3の車軸18に設けられ、後
輪3の回転と共にパルスが入力されるエンコーダで、該
エンコーダ17はメインCPU14にパルスが入力され
ることで走行方向と走行速度が演算されるようになって
いる。
【0028】18は、誘導走行時に路面に埋設した誘導
線に沿って後述するステアリングモータ29を制御する
ステアリング回路で、該ステアリング回路18は誘導線
を跨ぐセンサ7からの信号を入力し、左右のセンサ7か
ら入力される信号が同じレベルになるように前輪2を操
舵して制御する。
【0029】19は、前記誘導線8の近傍に埋設された
マグネット9の組み合わせによる極性信号を受信し、こ
の信号をメインCPU14に入力するためのマグネット
センサである。このマグネットセンサ19による信号
は、メインCPU14に入力されて、走行速度や停止信
号に変換されて走行制御される。
【0030】20は、振り子等によって構成され、これ
によって検出される角度をゴルフカート本体1の走行時
の傾斜角度としてメインCPU14に入力する傾斜セン
サで、該傾斜センサ20は、車体フレーム4に取り付け
られており、車体フレーム4の前後の傾斜角度を検出す
るようになっている。
【0031】21は、手動操向時にアクセルペダルから
の入力によって検出されるアクセルペダルの踏み量を、
ポテンシオメータ等によってメインCPU14に入力す
るアクセルである。
【0032】22は、車体フレーム4に取り付けられ、
前記エンジン10aと共に駆動源となる走行モータで、
該走行モータ22は車軸に取り付けられたミッション1
2に連結している。そして、走行モータ22が駆動する
と車軸18を介して駆動輪である後輪3に伝達して回転
するようになっている。また、走行モータ22は、バッ
テリ11を電源として駆動され、自動走行時は前記マグ
ネットセンサ19からの信号によって、また、手動操向
時は前記アクセル21からの信号に基づいて、前記メイ
ンCPU14から出力されるパルス信号によって、走行
モータ制御回路23によってPWM制御によって駆動制
御される。
【0033】24は、前記走行モータ22のモータ電流
を検出し、その値をメインCPU14にフィードバック
するモータ電流検出部である。
【0034】25は、前輪2及び後輪3に設けられたメ
インブレーキを動作するためのメインブレーキ(MB)
モータで、該メインブレーキモータ25も走行モータ2
2と同様、メインCPU14からのパルス信号によって
MB制御回路26からPWM制御されて制動力が働くよ
うになっている。
【0035】27は、ミッション12に設けられたパー
キングブレーキ(図示せず)を動作するためのパーキン
グブレーキ(PB)モータで、該パーキングブレーキモ
ータ27も走行モータ22と同様、メインCPU14か
らのパルス信号によってPB制御回路28からのPWM
制御され、制動力が働くようになっている。
【0036】29は、前輪2を左右に操舵するためのス
テアリング(SM)モータで、該ステアリングモータ2
9も走行モータ22と同様、メインCPU14からのパ
ルス信号によってSM制御回路30からのPWM制御に
よって、ステアリングを左右に回転して前輪2を操舵す
る。
【0037】このような構成の乗用ゴルフカートを手動
運転を行う場合には、自動運転切替レバーを「手動」に
すると、手動走行モードになり、通常の乗用ゴルフカー
トと同じようにハンドルを操作することにより、ハンド
ルの左方向または右方向への回転に応動して前輪2を操
舵する。そして、ハンドル(ステアリング)の操作とア
クセル、ブレーキの操作によって、プレイヤー自身によ
る操作で前進、後進の運転ができる。
【0038】次に、自動運転する場合は、自動運転切替
レバーを「自動」にすると、自動運転モードとなる。そ
のとき、カート道(走行路)に沿って埋設された誘導線
8に流れる誘導電流を誘導信号として左右のセンサー7
で検出し、ステアリング回路18によって増幅、検波し
た後、差動増幅器を通し、差動出力を得て、メインCP
U14にアナログ入力される。
【0039】メインCPU14の指令により自動操縦と
自動増・減速、自動停止を行いながらカート道を走行す
る。さらに、スタートストップスイッチ16の操作で任
意の場所で発進、停止することもできる。
【0040】次に、図4の動力系統図、及び図5のフロ
ーチャートに基づいて、ゴルフカート本体1の動作につ
いて説明をする。
【0041】ゴルフカート本体1は、傾斜センサ20か
らの傾斜角度信号をメインCPU14が入力することに
よって走行角度を認識し、エンジン制御回路13及び走
行モータ制御回路23に信号出力する。そして、これら
の信号によって、ミッション12に連結された走行モー
タ22及びエンジン10aが駆動することによって後輪
3が回転駆動するようになる。
【0042】そして、走行モータ22に電気的に接続さ
れたモータ電流検出部24からの信号をみながら走行モ
ータ制御回路23によって所定の駆動が行われているか
どうかをフィードバックし、適正な駆動になるように制
御される。
【0043】更に、エンジン10aに連結された発電機
10bは、エンジンブレーキが動作した時にバッテリ1
1に充電するように動作する。
【0044】次に、自動運転及び手動運転時のメインC
PU14の動作について説明する。
【0045】傾斜センサ20からの傾斜信号が入力され
ると(S1)、その検出角度が上り坂、平地、或いは下
り坂であるかを算出して判断する(S2)。この時、上
り坂或いは平地であると判断されると、まず走行モータ
22だけの駆動力によって駆動され(S3)、それと共
に現在の走行速度が入力され(S4)、その速度がマグ
ネット9或いはアクセル21からの信号による所望速度
であるかどうか判断される(S5)。
【0046】そして、所望速度になっているときは、S
1に戻って今までのルーチンを繰り返し、所望速度にな
っていないときには次のルーチンに進んで、その駆動力
が走行モータ22駆動力の最大値であるかどうかを判断
する(S6)。もし、最大値でないときは、更にモータ
駆動力を増す必要があるのでS1に戻って更に駆動力を
増加する。即ち、PWM制御のデューティーを最大にま
で増加させる。しかし、この時、走行モータ22の駆動
力が最大であるとき、ミッション12に接続されたもう
一つの駆動源であるエンジン10aを始動し、2つの駆
動源によって走行を始める(S7)。そして、走行モー
タ22の駆動力を最大として、エンジン10aの駆動力
を制御しながら所望の走行速度で走行する。
【0047】また、S2において傾斜角度が下り坂であ
ると判断された場合、その時の車速を入力し(S8)、
車速が所望の値になるまで回生制動が制御されて(S
9)、所望速度になるまで繰り返される(S10)。
【0048】本実施例では、走行モータ22による駆動
の後に速度が所望速度にならなかったときにエンジン1
0aによって不足する駆動力を補う制御をしたが、傾斜
センサ20が上り坂を検出したときに、走行モータ22
の駆動を停止し、エンジン10aによる駆動だけに切り
換えるという制御にしても構わない。このように制御す
ることによって、走行モータ22は平地を登るだけの駆
動力で良く、小さな構成のモータを使用することで、全
体構成を小さくでき、またバッテリの大きさも小さくす
ることができる。
【0049】
【発明の効果】以上のように、本発明のゴルフカート
は、本体の傾斜角度に応じて駆動源をモータやエンジン
に切り換えるので、個々の駆動源を小さくすることがで
き、通常走行時には1つの駆動源で走行し、大きな駆動
力が必要になったときだけ2つの駆動源で走行したり、
大きな駆動源のほうに切り換えるので、構成が大型化す
ることがない。また、モータを主の駆動源とした場合、
大きな駆動量が必要なときだけエンジンを動作するの
で、環境にも適しているという効果を奏する。また、走
行状態に応じて2つの駆動源を使い分けるので、効率良
く駆動源を使用することができる。
【0050】また、具体的には、上り坂を検出したとき
にモータとエンジンの両方を駆動するので、個々には小
さな駆動力でしかないが、2つの駆動力によって走行す
るので、充分な駆動力で登坂することができ、モータの
駆動力を平地走行ができるだけの最小限に抑えているの
で、構成の小型化ができるという効果がある。
【0051】更に、下り坂、又は平地を検出したときに
モータのみを駆動するので、駆動力が小さくても良いと
きに、モータにのみによる駆動で走行するので、環境を
配慮した走行ができるという効果がある。
【0052】また、下り坂の時は回生制動を行うので、
バッテリへの充電ができ、バッテリの消費を少なくする
ことができるという効果がある。
【0053】そして、モータを駆動源として予め設定し
た所望の速度に達しないとき、エンジンを動作するの
で、モータのみによる走行によって、所定の速度が得ら
れないときはエンジンによって補助がなされるので、充
分な駆動力で駆動することができ、駆動力が不足してい
るときだけエンジンによって駆動するので、排気ガスが
最小限に抑えられて環境にも配慮できるという効果があ
る。
【0054】更に、予め設定した所望の速度になるまで
前記エンジンの動作量を制御するので、モータの不足分
だけ、エンジンが補うように駆動力が制御されるため、
充分な駆動力で駆動することができ、エンジンの動作量
も最小限に抑えられるので、排気ガスを最小限に抑えら
れるという効果がある。
【0055】また、傾斜センサが上り坂を検出したとき
にモータからエンジンに駆動源を切り換えるという構成
にしたので、走行状態に応じてその状態に適した駆動源
で走行できるので、充分な駆動力で走行することができ
る。また、モータの駆動力は、平地を走行するだけの駆
動力で良いため、モータやバッテリを小型化することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のゴルフカートを示す外観側面図。
【図2】同平面図。
【図3】同制御回路図。
【図4】同動力系統図。
【図5】同動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 本体 3 駆動輪(後輪) 22 走行モータ 10a エンジン 20 傾斜センサ 14 制御回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴルフバッグを搭載する本体と、該本体
    を走行させるための駆動輪と、該駆動輪の駆動源となる
    モータ及びエンジンとを備え、前記本体の傾斜を検知す
    る傾斜センサを設け、該傾斜センサの傾斜角度に応じて
    駆動源を切り換える制御回路を設けたことを特徴とする
    ゴルフカート。
  2. 【請求項2】 前記制御回路は、前記傾斜センサが上り
    坂を検出したときに前記モータと前記エンジンの両方を
    駆動することを特徴とする請求項1記載のゴルフカー
    ト。
  3. 【請求項3】 前記制御回路は、前記傾斜センサが下り
    坂を検出したときに前記モータのみを駆動することを特
    徴とする請求項1記載のゴルフカート。
  4. 【請求項4】 前記制御回路は、前記傾斜センサが下り
    坂を検出しているときは前記モータによって回生制動を
    行うことを特徴とする請求項3記載のゴルフカート。
  5. 【請求項5】 前記制御回路は、前記傾斜センサが平地
    を検出したときに前記モータのみを駆動することを特徴
    とする請求項1記載のゴルフカート。
  6. 【請求項6】 前記制御回路は、前記モータを駆動源と
    して予め設定した所望の速度に達しないとき、前記エン
    ジンを動作することを特徴とする請求項5記載のゴルフ
    カート。
  7. 【請求項7】 前記制御回路は、予め設定した所望の速
    度になるまで前記エンジンの動作量を制御することを特
    徴とする請求項6記載のゴルフカート。
  8. 【請求項8】 前記制御回路は、前記傾斜センサが上り
    坂を検出したときに前記モータから前記エンジンに駆動
    源を切り換えることを特徴とする請求項1記載のゴルフ
    カート。
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