JP2001259099A - 電動ゴルフカート - Google Patents

電動ゴルフカート

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JP2001259099A
JP2001259099A JP2000071271A JP2000071271A JP2001259099A JP 2001259099 A JP2001259099 A JP 2001259099A JP 2000071271 A JP2000071271 A JP 2000071271A JP 2000071271 A JP2000071271 A JP 2000071271A JP 2001259099 A JP2001259099 A JP 2001259099A
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Japan
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golf cart
engine
power generation
charging
battery
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JP2000071271A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Jikiba
安弘 食場
Tomoaki Uenishi
智明 上西
Takeya Matsushita
丈也 松下
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴルフカートに搭載の発電・充電装置によっ
てプレイ中のコースにて随時かつ任意にバッテリーの充
電を可能にする電動ゴルフカートを提供する。 【解決手段】 発電・充電制御を開始し(S0)、手動
スイッチ又はリモコン操作により発電機のエンジンのO
N/OFF入力の有無を判定し(S1)、エンジンの動
作状態を判定する(S2)。エンジンが動作中であれば
エンジンを強制的に停止し(S3)、バッテリーの充電
電流の大小を判定する(S5)。エンジンが停止中であ
れば、エンジンを強制的に始動し(S4)、充電電流が
大であると判定されると(S5)、充電が必要としてエ
ンジンは運転継続してゴルフカートの走行を待つ。走行
モータの運転開始の信号があると判定されると(S
7)、発電機駆動用のエンジンを自動的に始動する(S
8)。次に、エンジンのON/OFF入力の有無の判定
を行い(S9)、エンジンが動作中であれば(S1
0)、エンジンを強制的に停止し(S11)、S13に
至る。エンジンが動作中でないと(S10)、エンジン
を強制的に始動し(S12)、ステップS13に至る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はゴルフ場でゴルフバ
ック等を運搬する電動ゴルフカートに関する。
【0002】
【従来の技術】ゴルフ場のゴルフカートとしては、従来
から種々のタイプのものが提供されている。例えば、手
押しタイプから電動タイプあるいはエンジンを駆動力と
した非乗用タイプと乗用タイプのものが多用されてい
る。そして、電動ゴルフカートは他の電動車とは異な
り、コースに沿って走行するとはいえ、路面状態の不安
定な広いエリアを、時にはリモコン操作により無人で運
転されるものである。
【0003】図1には本出願人が開発した2人乗りタイ
プの電動乗用ゴルフカートの外観側面図を示す。この電
動ゴルフカートは自動、手動の切り替え手段のある電動
駆動タイプであって、後部にゴルフバツクを積載でき、
上部には日除け、雨よけのためのルーフが設置されてい
る。
【0004】ゴルフカ−ト1は、左右一対の前輪2及び
後輪3により支持された車体フレーム4の上部を、フロ
ントカウル4a及びリアカウル4bにより覆うと共に、
リアカウル4bの前側に着座の座席5aとステップ5b
とを設置して乗車部5を構成し、前記座席5aの前部に
支持されたステアリングコラム6aの上部に突出するス
テアリングシャフト6bの先端部に、座席5aへの着座
姿勢での操作可能にステアリングホイール6を取り付け
て構成されている。車体前部には、地下に埋設された誘
導線8の誘導電流を検出するセンサ7が取り付けられて
いる。
【0005】電動ゴルフカートの制御系統は、概略的
に、コントロールボックスのマイコンと、操作部、ステ
アリング部、センサー部、電源部、モータ部、パーキン
グ部およびメインブレーキ部等から構成される。
【0006】このような構成の電動ゴルフカートを手動
運転を行う場合には自動運転切替レバーを「手動」にす
ると、手動走行モードになり、通常の乗用カートと同じ
ようにハンドル(ステアリング)の操作とアクセル、ブ
レーキの操作によって、プレイヤー自身による操作で前
進、後進の運転ができる。
【0007】次に、自動走行する場合は、自動運転切替
レバーを「自動」にすると、自動操向モードとなる。そ
のとき、走行路に沿って埋設されたループ線に流れる誘
導電流を検知して左右の走行方向の操縦を行ない、同様
に、埋設されたマグネット配列による速度、停止等の制
御情報を読み取ることにより、自動操縦と自動増・減
速、自動停止を行いながら走行路を走行する。そして、
ゴルフカート本体部又はリモコン送信機に設けられた発
進/停止スイッチで任意の場所で発進、停止することも
できる。
【0008】また、自動走行する場合、前方方向の障害
物や停止あるいは走行中のゴルフカ−トのカートガード
アンテナからの出力をカートガード検出手段により検出
したら衝突を防止するために自動的にブレーキをかけて
停止する等、各種安全装置により危険を察知すると緊急
停止する。
【0009】
【発明が解決しようする課題】これら従来の電動ゴルフ
カートは、電源としてはバッテリーのみであって、自己
充電装置を有しないものであった。しかも、ゴルフカー
トのバッテリーも大きさ及び重量の面から自ずと制限が
あり、平均的な1ラウンド終了に要する電源容量に幾分
かの余裕を持たせる程度であって、長時間プレーや特殊
な走行運転時には電源容量に不足が生じることもある
が、コースにはプレー中に動力源であるバッテリーに充
電する場所は設置されていないのが普通であり、電源容
量不足で立ち往生を起こす可能性があった。そのため、
バッテリー電源より動力を継続的に補給し走行をさせる
ために、ゴルフ場において1ラウンド終了時に一旦カー
トハウスに帰り必ず充電する必要があった。
【0010】また、カートハウスで充電するとしても、
通常、カートハウスにはゴルフカートに充電するための
1台1台毎のステーションを設ける必要があり、ゴルフ
場が保有するゴルフカートの全台数分のステーションを
設置するには広い場所を必要とする。また、ステーショ
ンにカートの全台数を収納できない場合は、ステーショ
ン外のゴルフカートを対象に、カートハウス内で充電コ
ードをカートまで引っ張らなければならず、他のカート
が邪魔になり面倒であった。
【0011】更に、全カートを一度に充電するには大容
量の電源を必要とし、分散して充電するには長時間を要
することになる。そして、バッテリー電源に充電するた
めの専任の管理要員を必要とし、ゴルフ場の合理化を進
めるための阻害要因でもあった。そこで、本出願人は、
ゴルフカートに搭載の発電機と充電装置よりなる発電・
充電装置によってプレイ中のコースにて随時充電を行な
うタイプの電動ゴルフカートを提案しているが、それは
発電量、放電量を監視しながら発電機を動作させるもの
であった。
【0012】本発明は、走行中、停止中にかかわらず、
電源であるバッテリーの充電をゴルフ場のカートハウス
で行なうことなく、ゴルフカートに搭載の発電機と充電
装置よりなる発電・充電装置によってプレイ中のコース
にて随時充電を行なうことにより、プレイ中の電源容量
不足を防止すると共に、ゴルフカートが停止・待機中で
あっても放電量を回復して確実な充電を確保し、ゴルフ
場での省力化と合理化を図ることができる電動ゴルフカ
ートを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1に係る電動ゴルフカートは、バッテ
リー電源を充電するための発電装置と充電装置とからな
る発電・充電装置をゴルフカートの本体部に具備する電
動ゴルフカートにおいて、ゴルフカート本体部又はリモ
コン送信機に設けられた発進/停止スイッチの入力信号
による走行モータの運転開始に同期して、発電装置を起
動してバッテリーへの充電を開始するように構成した。
【0014】こうして、ゴルフカートに搭載の発電装置
と充電装置よりなる発電・充電装置によってプレイ中の
コースにて、走行モータが動作する場合は必ず同期して
充電動作を行うので充電不足を防止し、長時間プレーや
特殊な走行運転時の電源容量の不足による走行不能を防
止し、また、カートハウスの大容量の充電装置を省略で
き、スペース効率を高め、充電するための専任の管理要
員を不要とすることができる。
【0015】本発明の請求項2に係る電動ゴルフカート
は、バッテリー電源を充電するための発電装置と充電装
置とからなる発電・充電装置をゴルフカートの本体部に
具備する電動ゴルフカートにおいて、ゴルフカート本体
部又はリモコン送信機に設けられた発進/停止スイッチ
の入力信号による走行モータの運転開始に同期して、発
電装置を起動してバッテリーへの充電を開始し、前記発
電装置を、ゴルフカートの走行停止後に、バッテリーの
所定充電量を検出したら停止するように構成した。
【0016】こうして、ゴルフカートに搭載の発電装置
と充電装置よりなる発電・充電装置によってプレイ中の
コースにて、走行モータが動作する場合は必ず同期して
充電動作を行うので充電不足を防止し、走行すると充電
量より放電量が大きくなるが、ゴルフカートの走行停止
後に、バッテリーの所定充電量になるまで充電を継続す
ることにより充電不足を防止する。
【0017】本発明の請求項3に係る電動ゴルフカート
は、バッテリー電源を充電するための発電装置と充電装
置とからなる発電・充電装置をゴルフカートの本体部に
具備する電動ゴルフカートにおいて、ゴルフカート本体
部又はリモコン送信機に設けられた発進/停止スイッチ
の入力信号による走行モータの運転開始に同期して、発
電装置を起動してバッテリーへの充電を開始し、前記発
電装置は、ゴルフカートの走行中、停止中に関わりな
く、ゴルフカート本体部又はリモコン送信機に設けた発
電装置の始動/停止スイッチにより起動、停止を可能と
なるように構成した。
【0018】こうして、ゴルフカートに搭載の発電装置
と充電装置よりなる発電・充電装置によってプレイ中の
コースにて随時充電を行なうと共に、ゴルフカートの走
行中、停止中に関わらず、テーグランド又はグリーン近
傍等の騒音を嫌う場所では、任意に発電機を停止させる
ことができ、プレイの妨げとなるエンジンを含む発電装
置の騒音を防ぐことができる。
【0019】本発明の請求項4に係る電動ゴルフカート
は、バッテリー電源を充電するための発電装置と充電装
置とからなる発電・充電装置をゴルフカートの本体部に
具備し、自動走行及び手動走行の2つのモードを兼ね備
える電動ゴルフカートにおいて、ゴルフカート本体部又
はリモコン送信機に設けられた発進/停止スイッチの入
力信号による走行モータの運転開始に同期して、発電装
置を起動してバッテリーへの充電を開始し、前記発電装
置を、ゴルフカートの走行停止後に、バッテリーの所定
充電量を検出したら停止するように構成した。
【0020】本発明の請求項5に係る電動ゴルフカート
は、バッテリー電源を充電するための発電装置と充電装
置とからなる発電・充電装置をゴルフカートの本体部に
具備する電動ゴルフカートにおいて、ゴルフカート本体
部又はリモコン送信機に設けられた発進/停止スイッチ
の入力信号による走行モータの運転開始に同期して、発
電装置を起動してバッテリーへの充電を開始し、前記発
電装置は、ゴルフカートの走行停止後にバッテリーの所
定充電量を検出したら、回転数を小さくすることを特徴
とする請求項1記載の電動ゴルフカート。
【0021】こうして、ゴルフカートに搭載の発電装置
と充電装置よりなる発電・充電装置によってプレイ中の
コースにて随時充電を行なうと共に、ゴルフカートの走
行停止後にバッテリーの所定充電量を検出したら、発電
機駆動のエンジンをアイドリング状態に回転数を小さく
下げて、プレイの妨げとなるエンジンを含む発電装置の
騒音を防ぐことができる。
【0022】本発明の請求項6に係る電動ゴルフカート
は、バッテリー電源を充電するための発電装置と充電装
置とからなる発電・充電装置をゴルフカートの本体部に
具備する電動ゴルフカートにおいて、ゴルフカート本体
部又はリモコン送信機に設けられた発進/停止スイッチ
の入力信号による走行モータの運転開始に同期して、発
電装置を起動してバッテリーへの充電を開始し、前記発
電装置は、ゴルフカートの走行中、停止中に関わりな
く、ゴルフカート本体部又はリモコン送信機に設けた発
電装置の始動/停止スイッチにより起動と、回転数を小
さくすることを可能としたことを特徴とする請求項1記
載の電動ゴルフカート。
【0023】こうして、ゴルフカートに搭載の発電装置
と充電装置よりなる発電・充電装置によってプレイ中の
コースにて随時充電を行なうと共に、ゴルフカート本体
部又はリモコン送信機に設けた発電装置の停止スイッチ
により、発電機駆動のエンジンをアイドリング状態に回
転数を小さく下げて、プレイの妨げとなるエンジンを含
む発電装置の騒音を防ぐことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明は、手動運転可能なゴルフ
カートあるいは自動操向可能なゴルフカートのいずれで
も適用対象とするものであるが、ここでは自動操向及び
手動運転が選択可能な電動乗用ゴルフカートに適用した
例を示す。図1は、本発明に係る電動ゴルフカートの外
観を示す側面図、図2は同じく内部の構成を示す平面図
であり、図3は制御系構成を示す。
【0025】以下、本発明をその実施例を図面に沿って
記述する。図1の電動ゴルフカートの外観側面は上記の
通り説明したので省略する。図2において、車体フレー
ム4には、走行モータ13その他のモータ用のバッテリ
ー11が複数個取り付けられている。後輪3の車軸に
は、ミッション12に走行モータ13を取り付けた構成
としている。また、発明の特徴として、走行モータ13
とその他のモータの電源であるバッテリー11の充電用
の発電・充電装置10を搭載している。そして、全体の
制御を行う制御回路部9を車体フレーム4上に配置して
いる。
【0026】電動ゴルフカートの制御系構成を図3によ
り説明する。動力部であるモータ部は、走行モータ1
3、メインブレーキ(MB)モータ14、パーキングブ
レーキ用(PB)モータ15、自動/手動切り替え用
(HM)モータ16、ステアリング制御用(SM)モー
タ17で構成している。
【0027】走行モータ13には、モータ制御部18を
設け電流検出回路を配置している。また、メインブレー
キモータ14には、メインブレーキモータ制御回路部1
9を設け電流検出回路とブレーキ位置センサを配置して
いる。パーキングブレーキモータ15の制御部20を設
け電流検出回路を配置している。自動/手動切り替えモ
ータ16の制御部21には検出回路を配置している。ス
テアリング制御用モータ17には制御部22が設られ、
各モータはメインCPU(マイコン)23により制御を
行なっている。
【0028】電源のバッテリー11は電流検出回路24
を介して動力系に接続されている。バッテリー11の充
電電流、放電電流のいずれかを電流検出回路24で検出
し、メインCPU23の指令により発電・充電装置10
の発電機10aを発電機制御回路25で制御を行ってい
る。
【0029】発電・充電装置10は、動力源であるエン
ジンの出力軸に発電機10aを取り付けた構成であり、
動力源のエンジンを起動するセルモータとチョーク制御
部で構成している。発電機10aから交流電圧から直流
電圧に変換したのち充電器10bの端子に接続されてい
る。また、メインCPU23には、電流検出回路24で
周期的に検出した充電電流値、放電電流値を記憶するた
めのメモリ26が配置されている。
【0030】ステアリング部の制御系は、誘導センサ
ー、ハンドルに連動されたトルクセンサー、図示はして
いないが、ステアリングモータを有し、トルクセンサー
はステアリングの操作量を検出する手段として配置され
ている。
【0031】このような構成の乗用ゴルフカートを手動
運転を行う場合には、自動運転切替レバーを「手動」に
すると、手動走行モードになり、通常の乗用ゴルフカー
トと同じようにハンドルを操作することにより、ハンド
ルの左方向または右方向への回転に応動するトルクセン
サーのステアリングの操作量を検出する手段が作動し、
メインCPU23を介してステアリングモータを左方向
に回転させる。そして、ハンドル(ステアリング)の操
作とアクセル、ブレーキの操作によって、プレイヤー自
身による操作で前進、後進の運転ができる。
【0032】次に、自動操向する場合は、自動運転切替
レバーを「自動」にすると、自動操向モードとなる。そ
のとき、走行路に沿って埋設されたループ線に流れる誘
導電流を誘導信号として左右の誘導センサーで検出し、
増幅、検波した後、差動増幅器を通し、差動出力を得
て、メインCPU23にアナログ入力される。
【0033】メインCPU23の指令により自動操縦と
自動増・減速、自動停止を行いながら走行路を走行す
る。さらに、リモコンまたはゴルフカート本体の発進/
停止ボタンの操作で任意の場所で発進、停止することも
できる。また、カートガード検知手段等の各種安全装置
により危険を察知すると緊急停止する。
【0034】以上の構成において、本発明の電動ゴルフ
カートは、走行中、停止中に関わらず、電源であるバッ
テリー11の放電電流値と充電電流値を電流検出回路2
4で常に監視すると共に、検出した充電電流値、放電電
流値をメモリ26に周期的に記憶する。ここで、充電電
流値、放電電流値に着目するのは、負荷の変動等の外乱
に対しても安定したバッテリー充電、放電状態が検出さ
れることと、バッテリーの過充電を監視し防止できるか
らである。
【0035】そして、ゴルフカートの走行モータ13の
駆動と共に発電・充電装置10の発電機10aを駆動す
るエンジンを始動(ON)し、充電器10bを介してバ
ッテリー11を充電する。その後、充電電流値を電流検
出回路24でチェックし、ゴルフカートの走行停止後に
放電電流値が減少して所定以下になればエンジンを停止
(OFF)して充電動作を終了する。
【0036】このことにより、ゴルフカートに搭載の発
電装置と充電装置よりなる発電・充電装置によってプレ
イ中のコースにて、走行モータが動作する場合は必ず同
期して充電動作を行うので充電不足を防止し、走行する
と充電量より放電量が大きくなるが、ゴルフカートの走
行停止後に、バッテリーの所定充電量になるまで充電を
継続することにより充電不足を防止することができる。
【0037】また、発電・充電装置10のエンジンの駆
動中においては、それなりの騒音を発生するので、プレ
イ中のゴルファーが精神を集中するような場所(例えば
ティーグランド、グリーン付近)では、できるだけ騒音
の発生を抑制することが求められるので、発電・充電装
置10のエンジンを始動/停止するためのスイッチをゴ
ルフカート本体部又はリモコン送信機に設け、コース上
の任意の地点でエンジンをON/OFFする。
【0038】このことにより、ゴルフカートに搭載の発
電装置と充電装置よりなる発電・充電装置によってプレ
イ中のコースにて随時充電を行なうと共に、ゴルフカー
トの走行中、停止中に関わらず、テーグランド又はグリ
ーン近傍等の騒音を嫌う場所では、任意に発電機を停止
させることができ、プレイの妨げとなる発電装置のエン
ジンが発生する騒音を防ぐことができる。
【0039】バッテリーの充電は、発電・充電装置10
によること以外にも、ゴルフカートのブレーキ時での走
行モータ13の回生制動によっても幾分かは行なわれ
る。このように本発明は、バッテリー11の充電をゴル
フ場のカートハウスで行なうことなく、発電・充電装置
25によってコースにて随時行なうことができるもので
ある。また、発電・充電装置としては小型の燃料電池を
利用することもできる。
【0040】次に、図4の発電・充電制御シーケンスの
フローに従って、本発明の電動ゴルフカートの発電・充
電制御を説明する。同図において、ステップS1からス
テップS6まではゴルフカートが停止中であり待機中の
充電動作の制御フローである。
【0041】ステップS0の発電・充電制御の開始によ
り、ステップS1で、ゴルフカート本体部の手動スイッ
チ又はリモコン操作により発電機駆動用のエンジンのO
N/OFF入力があったかどうかの判定を行う。もし、
入力があったらステップS2に至り、エンジンが動作中
であるかどうかを判定する。
【0042】もし、エンジンが動作中であれば、ステッ
プS3において、エンジンを強制的に停止して充電動作
も停止させて、ステップS5に至り、バッテリーの充電
電流の大小を判定する。この場合、充電電流がゼロであ
ることは、充電電流が小の範疇にあるものとして、次段
のステップS6でエンジンを自動停止(実際は既に停止
しているので新たな動作は生じない)して、ステップS
7に至る。
【0043】ステップS2において、エンジンが動作中
でない、即ち停止中であったら、ステップS4でエンジ
ンを強制的に始動し、ステップS5に至り、バッテリー
の充電電流の大小を判定する。もし、充電電流が大であ
ると判定されると、満充電でなく充電が必要と判断され
てエンジンは運転を継続して、ゴルフカートの走行を待
つ。
【0044】ステップS5において、充電電流が小であ
ると判定されると、満充電になりこれ以上の充電は必要
ないと判断されて、次段のステップS6でエンジンを停
止してステップ7に至る。また、ステップS1で、手動
スイッチあるいはリモコン操作により発電機駆動用のエ
ンジンのON/OFF入力がなかったら、上述のステッ
プS5以降の制御動作を行い、ステップS7に至る。
【0045】ステップS7において、走行モータの運転
を開始するための別のスイッチによるトリガ信号がある
かどうかを判定する。もし、スイッチのトリガ信号がな
ければ、ステップS1に戻り同様の待機中の充電動作の
制御フローを繰り返す。
【0046】次のステップS8からステップS13まで
はゴルフカートの走行時の制御フローである。もし、ス
テップS7において、走行モータの運転を開始するトリ
ガ信号があれば、ステップS8に至り、発電機駆動用の
エンジンを自動的に始動する。次に、ステップS9にお
いて、ゴルフカート本体部の手動スイッチあるいはリモ
コン操作により発電機駆動用のエンジンのON/OFF
入力があったかどうかの判定を行う。
【0047】もし、入力があったらステップS10に至
り、エンジンが動作中であるかどうかを判定する。エン
ジンが動作中であれば、ステップS11において、エン
ジンを強制的に停止して充電動作も停止させて、ステッ
プS13に至る。
【0048】ステップS10において、エンジンが動作
中でない、即ち停止中であると判定されたら、ステップ
S12でエンジンを強制的に始動し、ステップS13に
至る。また、ステップS9において、手動スイッチある
いはリモコン操作により発電機駆動用のエンジンのON
/OFF入力がなかった場合も、そのままステップS1
3に至る。
【0049】ステップS13において、走行モータの動
作の判定を行い、走行モータが動作中であれば、再度、
ステップ8に至り、上述の動作を繰り返す。また、ステ
ップS13において、走行モータが停止したと判断すれ
ば、再度、ステップ1に戻り、上述した待機中の制御モ
ードを繰り返す。
【0050】上記実施例では、ステップS6でエンジン
を自動停止、あるいはステップS11において、エンジ
ンを強制的に停止して充電動作も停止させているが、エ
ンジンを完全に停止させずにアイドリング状態などの小
さい回転数に下げても構わない。
【0051】
【発明の効果】以上のように、本発明のゴルフカート
は、ゴルフカートに搭載の発電装置と充電装置よりなる
発電・充電装置によってプレイ中のコースにて、走行モ
ータが動作する場合は必ず同期して充電動作を行うので
充電不足を防止し、長時間プレーや特殊な走行運転時の
電源容量の不足による走行不能を防止し、また、カート
ハウスの大容量の充電装置を省略でき、スペース効率を
高め、充電するための専任の管理要員を不要とすること
ができる。
【0052】また、ゴルフカートに搭載の発電装置と充
電装置よりなる発電・充電装置によってプレイ中のコー
スにて、走行モータが動作する場合は必ず同期して充電
動作を行うので充電不足を防止し、走行すると充電量よ
り放電量が大きくなるが、ゴルフカートの走行停止後
に、バッテリーの所定充電量になるまで充電を継続する
ことにより充電不足を防止できる。
【0053】更に、ゴルフカートに搭載の発電装置と充
電装置よりなる発電・充電装置によってプレイ中のコー
スにて随時充電を行なうと共に、ゴルフカートの走行
中、停止中に関わらず、テーグランド又はグリーン近傍
等の騒音を嫌う場所では、任意に発電装置を停止または
アイドリング状態に回転数を低下させ、発電装置のエン
ジンが発生する騒音を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電動ゴルフカートの外観側面図。
【図2】電動ゴルフカートの平面図。
【図3】電動ゴルフカートの制御系構成図。
【図4】発電・充電制御シーケンスの実施例。
【符号の説明】
1 電動ゴルフカート 2,3 前・後輪 4 車体フレーム 5 乗車部 6 ステアリグホイール 7 誘導センサ 8 誘導線 9 制御回路部 10 発電・充電装置 11 電源(バッテリー) 12 ミッション 13 走行モータ 14〜17 各部制御用モータ 18 モータ制御部 19 メインブレーキモータ制御回路部 20 パーキングブレーキモータ制御部 21 自動/手動切り替えモータ制御部 22 ステアリング制御用モータ制御部 23 メインCPU(マイコン) 24 電流検出回路 25 発電・充電装置 26 発電機制御回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリー電源を充電するための発電装
    置と充電装置とからなる発電・充電装置をゴルフカート
    の本体部に具備する電動ゴルフカートにおいて、ゴルフ
    カート本体部又はリモコン送信機に設けられた発進/停
    止スイッチの入力信号による走行モータの運転開始に同
    期して、発電装置を起動してバッテリーへの充電を開始
    することを特徴とする電動ゴルフカート。
  2. 【請求項2】 前記発電装置を、ゴルフカートの走行停
    止後に、バッテリーの所定充電量を検出したら停止する
    ことを特徴とする請求項1記載の電動ゴルフカート。
  3. 【請求項3】 前記発電装置は、ゴルフカートの走行
    中、停止中に関わりなく、ゴルフカート本体部又はリモ
    コン送信機に設けた発電装置の始動/停止スイッチによ
    り起動、停止を可能としたことを特徴とする請求項1記
    載の電動ゴルフカート。
  4. 【請求項4】 前記ゴルフカートの本体部は、自動走行
    及び手動走行の2つのモードを兼ね備えることを特徴と
    する請求項1記載の電動ゴルフカート。
  5. 【請求項5】 前記発電装置は、ゴルフカートの走行停
    止後にバッテリーの所定充電量を検出したら、回転数を
    小さくすることを特徴とする請求項1記載の電動ゴルフ
    カート。
  6. 【請求項6】 前記発電装置は、ゴルフカートの走行
    中、停止中に関わりなく、ゴルフカート本体部又はリモ
    コン送信機に設けた発電装置の始動/停止スイッチによ
    り起動と、回転数を小さくすることを可能としたことを
    特徴とする請求項1記載の電動ゴルフカート。
JP2000071271A 2000-03-14 2000-03-14 電動ゴルフカート Pending JP2001259099A (ja)

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