JP2001259098A - ゴルフカート - Google Patents

ゴルフカート

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JP2001259098A
JP2001259098A JP2000071270A JP2000071270A JP2001259098A JP 2001259098 A JP2001259098 A JP 2001259098A JP 2000071270 A JP2000071270 A JP 2000071270A JP 2000071270 A JP2000071270 A JP 2000071270A JP 2001259098 A JP2001259098 A JP 2001259098A
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JP
Japan
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fuel
golf cart
round
rounds
remaining
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Application number
JP2000071270A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Jikiba
安弘 食場
Tomoaki Uenishi
智明 上西
Takeya Matsushita
丈也 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本体部に搭載されているエンジンの燃料を計
測することにより、残り走行可能なラウンド数を正確に
表示するゴルフカートを提供する。 【解決手段】 ゴルフカートのキーイン(電源ON)を
行い(S20)、燃料タンクの燃料残量の検出を行いF
とする(S21)。次に、(過去5回分の1ラウンド燃
料消費量/5)を演算し、5回平均値F1とし(S2
2)、F/F1を演算して得られた値を走行可能ラウン
ド数として表示する(S23)。次に、ゴルフカートの
走行を開始し(S24)、ラウンドの終了が検出される
と(S25)、燃料の残量を検出してF’とし(S2
8)、上記のF−F’を演算して1ラウンド当たりの燃
料消費量を求めてメモリに記憶する(S29)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はゴルフ場でゴルフバ
ック等を運搬するゴルフカートに関する。
【0002】
【従来の技術】ゴルフ場のゴルフカートとしては、従来
から種々のタイプのものが提供されている。例えば動力
源としては、手押しタイプ、電動タイプあるいはエンジ
ン駆動タイプのものがある。また、乗車形態としては、
非乗用タイプと乗用タイプのものがある。そして最近で
は、乗用タイプであってエンジン駆動タイプや電動タイ
プが広く普及し、リモコン操作や無人誘導運転されるも
のが利用されている。
【0003】図1には本出願人が開発した2人乗りタイ
プのゴルフカートの外観側面図を示す。このゴルフカー
トは自動、手動の切り替え手段のあるタイプであって、
後部にゴルフバツクを積載でき、上部には日除け、雨よ
けのためのルーフが設置されている。
【0004】ゴルフカ−ト1は、左右一対の前輪2及び
後輪3により支持された車体フレーム4の上部を、フロ
ントカウル4a及びリアカウル4bにより覆うと共に、
リアカウル4bの前側に着座の座席5aとステップ5b
とを設置して乗車部5を構成し、前記座席5aの前部に
支持されたステアリングコラム6aの上部に突出するス
テアリングシャフト6bの先端部に、座席5aへの着座
姿勢での操作可能にステアリングホイール6を取り付け
て構成されている。車体前部には、地下に埋設された誘
導線8の誘導電流を検出するセンサ7が取り付けられて
いる。
【0005】ゴルフカートの制御系統は、概略的に、コ
ントロールボックスのマイコンと、操作部、ステアリン
グ部、センサー部、電源部とモータ部あるいは駆動用エ
ンジン、パーキング部およびメインブレーキ部等から構
成される。
【0006】このような構成のゴルフカートを手動運転
を行う場合には自動運転切替レバーを「手動」にする
と、手動走行モードになり、通常の乗用カートと同じよ
うにハンドル(ステアリング)の操作とアクセル、ブレ
ーキの操作によって、プレイヤー自身による操作で前
進、後進の運転ができる。
【0007】次に、自動走行する場合は、自動運転切替
レバーを「自動」にすると、自動操向モードとなる。そ
のとき、走行路に沿って埋設されたループ線に流れる誘
導電流を検知して左右の走行方向の操縦を行ない、同様
に、埋設されたマグネット配列による速度、停止等の制
御情報を読み取ることにより、自動操縦と自動増・減
速、自動停止を行いながら走行路を走行する。そして、
ゴルフカート本体部又はリモコン送信機に設けられた発
進/停止スイッチで任意の場所で発進、停止することも
できる。
【0008】また、自動走行する場合、前方方向の障害
物や停止あるいは走行中のゴルフカ−トのカートガード
アンテナからの出力をカートガード検出手段により検出
したら衝突を防止するために自動的にブレーキをかけて
停止する等、各種安全装置により危険を察知すると緊急
停止する。
【0009】
【発明が解決しようする課題】これら従来のゴルフカー
トは、駆動源としてエンジンを直接利用する場合、又
は、発電機駆動用としてエンジンが用いられ、燃料タン
クの燃料量に走行距離が左右されるため、ラウンドの途
中で燃料不足にならないように十分な注意を払う必要が
あった。
【0010】そのため、燃料タンクの燃料量を知るため
に燃料表示手段が用意されているが、燃料表示は、主
に、燃料の残量表示が多く用いられているだけであり、
残量を見るだけでは、残り何ラウンドできるかが判ら
ず、ラウンド中に燃料不足、所謂、ガス欠に陥ることが
あった。
【0011】また、燃料の残量が判っていても、走行路
の天候による状態、気温やエンジンの状態によっても走
行距離が変化するため、燃料が幾分か少なくなると、ま
だ走行可能であっても燃料補給をしなければならなかっ
た。
【0012】そこで本発明は、所定の走行路に沿って自
動操向可能であって、駆動用エンジンあるいはエンジン
と発電機を有する発電装置と充電器からなる発電・充電
装置で充電されるバッテリーから電源供給される駆動用
モータを本体部に搭載したゴルフカートのエンジンの燃
料を計測することにより、残り走行可能なラウンド数を
正確に判断して表示し、ラウンド途中でのゴルフカート
の燃料切れによる停止事故を防止し、また、燃料補給作
業の効率的な運用ができる電動ゴルフカートを提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1に係るゴルフカートは、所定の走行
路に沿って自動操向可能であって、駆動用エンジンある
いはエンジンと発電機を有する発電装置と充電器からな
る発電・充電装置で充電されるバッテリーから電源供給
される駆動用モータを本体部に搭載したゴルフカートに
おいて、前記エンジンの燃料量を検出し、燃料の残量よ
り残り走行可能なラウンド数を表示するように構成し
た。
【0014】本発明の請求項2に係るゴルフカートは、
所定の走行路に沿って自動操向可能であって、駆動用エ
ンジンあるいはエンジンと発電機を有する発電装置と充
電器からなる発電・充電装置で充電されるバッテリーか
ら電源供給される駆動用モータを本体部に搭載したゴル
フカートにおいて、1ラウンド毎に走行距離を計測する
センサと前記エンジンの燃料消費量を計測するセンサと
を設け、該センサの検出値に基づいて前記残り走行可能
なラウンド数を演算し表示するように構成した。
【0015】こうして、燃料タンクの燃料残量の表示で
はなく、残り何ラウンドの運行が可能であるかを表示す
るので運転に不慣れなプレイヤー、キャディも残り走行
可能ラウンド数を容易に知ることができ、ラウンドの途
中で燃料不足、所謂、ガス欠に陥ることを防止できる。
【0016】また、天候による走行路の状態、気温やエ
ンジンの悪化等の状態による走行距離の変化に対して
も、直前のデータを用いて残り走行可能ラウンド数を求
めるので、不要な燃料補給をするような手間をなくすこ
とができ、ゴルフ場のカート担当者による燃料補給のタ
イミングがわかり易くなる。
【0017】本発明の請求項3に係るゴルフカートは、
所定の走行路に沿って自動操向可能であって、駆動用エ
ンジンあるいはエンジンと発電機を有する発電装置と充
電器からなる発電・充電装置で充電されるバッテリーか
ら電源供給される駆動用モータを本体部に搭載したゴル
フカートにおいて、前記1ラウンドは走行路に配置した
マグネットによって検出され、1ラウンド毎に走行距離
を計測するセンサと前記エンジンの燃料消費量を計測す
るセンサとを設け、該センサの検出値に基づいて前記残
り走行可能なラウンド数を演算するように構成した。
【0018】こうして、1ラウンドの開始、終了を示す
マグネットを走行路に配置することにより、1ラウンド
毎の総走行距離が求められるので、燃料の満タン状態か
らの走行可能ラウンド数を正確に知ることができる。
【0019】本発明の請求項4に係るゴルフカートは、
所定の走行路に沿って自動操向可能であって、駆動用エ
ンジンあるいはエンジンと発電機を有する発電装置と充
電器からなる発電・充電装置で充電されるバッテリーか
ら電源供給される駆動用モータを本体部に搭載したゴル
フカートにおいて、前記エンジンの燃料量を検出し、燃
料の残量より残り走行可能なラウンド数を表示し又は1
ラウンド毎に走行距離を計測するセンサと前記エンジン
の燃料消費量を計測するセンサとを設け、該センサの検
出値に基づいて前記残り走行可能なラウンド数を演算し
表示するように構成し、前記残り走行可能なラウンド数
は、その都度計測される1ラウンド当りの燃料消費量に
よって補正されるように構成した。
【0020】こうして、残り走行可能なラウンド数は、
その都度計測される1ラウンド当りの燃料消費量によっ
て補正されるので、誤差の少ないより正確な表示がなさ
れる。
【0021】本発明の請求項5に係るゴルフカートは、
所定の走行路に沿って自動操向可能であって、駆動用エ
ンジンあるいはエンジンと発電機を有する発電装置と充
電器からなる発電・充電装置で充電されるバッテリーか
ら電源供給される駆動用モータを本体部に搭載したゴル
フカートにおいて、1ラウンド毎に走行距離を計測する
センサと前記エンジンの燃料消費量を計測するセンサと
を設け、前記センサの所定回転数の平均値によって残り
走行可能なラウンド数を演算し表示するように構成し
た。
【0022】こうして、残り走行可能なラウンド数は、
その都度計測される1ラウンド当りの走行距離と燃料消
費量の所定回数を平均した値によって補正されるので、
誤差の少ないより正確な表示がなされる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明は、駆動源としてエンジン
を直接利用する場合、又は、発電機駆動用としてエンジ
ンが用いられる電動ゴルフカートを対象とし、また、手
動運転可能なゴルフカートあるいは自動操向可能なゴル
フカートのいずれでも適用対象とするものであるが、こ
こでは自動操向及び手動運転が選択可能な電動乗用ゴル
フカートに適用した例を示す。図1は、本発明に係る電
動ゴルフカートの外観を示す側面図、図2は同じく内部
の構成を示す平面図であり、図3は制御系構成を示す。
【0024】以下、本発明をその実施例を図面に沿って
記述する。図1のゴルフカートの外観側面は上記の通り
説明したので省略する。図2において、車体フレーム4
には、走行モータ13その他のモータ用のバッテリー1
1が複数個取り付けられている。後輪3の車軸には、ミ
ッション12に走行モータ13を取り付けた構成として
いる。また、発明の特徴として、走行モータ13とその
他のモータの電源であるバッテリー11の充電用の発電
・充電装置10を搭載している。そして、全体の制御を
行う制御回路部9を車体フレーム4上に配置している。
【0025】ゴルフカ−ト1は、左右一対の前輪2及び
後輪3により支持された車体フレーム4の上部を、フロ
ントカウル4a及びリアカウル4bにより覆うと共に、
リアカウル4bの前側に着座の座席5aとステップ5b
とを設置して乗車部5を構成し、前記座席5aの前部に
支持されたステアリングコラム6aの上部に突出するス
テアリングシャフト6bの先端部に、座席5aへの着座
姿勢での操作可能にステアリングホイール6を取り付け
て構成されている。車体前部には、地下に埋設された誘
導線8の誘導電流を検出するセンサ7が取り付けられて
いる。
【0026】図2において、車体フレーム4には、走行
モータ13のモータ用の電源としての複数のバッテリー
11が取り付けられている。後輪3の車軸には、ミッシ
ョン12に走行モータ13を取り付けた構成としてい
る。また、走行モータ13、モータ駆動用電源であるバ
ッテリー11の充電用の発電・充電装置10を搭載して
いる。そして、全体の制御を行う制御回路部9を車体フ
レーム4上に配置している。
【0027】発電・充電装置10の内部には、図示しな
い、燃料タンク、エンジン、発電回路部を有している。
制御回路ボックス9の内部には、マイクロコンピュータ
を搭載したメイン制御基板アセンブリ、リモコン受信機
等が配置してある。また、車体フレーム4の下部中央よ
りややずれた位置に誘導線8の脇に埋設されたマグネッ
ト8aを検出するマグネットセンサ7aが取付けられて
いる。
【0028】電動ゴルフカートの制御系統は、概略的
に、コントロールボックスのマイコンと、操作部、ステ
アリング部、センサ部、電源部、モータ部、パーキング
部およびメインブレーキ部等から構成される。
【0029】動力部であるモータ部は、走行モータ1
3、メインブレーキ(MB)モータ14、パーキングブ
レーキ用(PB)モータ15、自動/手動切り替え用
(HM)モータ16、ステアリング制御用(SM)モー
タ17で構成している。
【0030】走行モータ13には、モータ制御部18を
設け電流検出回路を配置している。また、メインブレー
キモータ14には、メインブレーキモータ制御回路部1
9を設け電流検出回路とブレーキ位置センサを配置して
いる。パーキングブレーキモータ15の制御部20を設
け電流検出回路を配置している。自動/手動切り替えモ
ータ16の制御部21には検出回路を配置している。ス
テアリング制御用モータ17には制御部22が設られ、
各モータはメインCPU(マイコン)23により制御を
行なっている。
【0031】電源の複数のバッテリー11はそれぞれの
バッテリーに接続された電流検出回路24を介して動力
系に接続されている。バッテリー11の充電電圧を電流
検出回路24で検出し、メインCPU23の指令により
発電・充電装置10を発電機制御回路25で制御を行っ
ている。
【0032】発電・充電装置10は、動力源であるエン
ジンの出力軸に発電機10aを取り付けた構成であり、
動力源のエンジンを起動するセルモータ10cとチョー
ク制御部10d、燃料検出センサ10e等で構成してい
る。
【0033】また、発電装置の内部には、図示しない
が、発電機と軸結されたエンジン、燃料タンク及び発電
回路部を有し、燃料タンクには燃料検出センサ10eが
配置されている。この燃料検出センサ10eは、一例と
して、フロート状のものが適当であるが、燃料タンクの
満タンからある一定レベルまでをON、それ以下をOF
Fとするスイッチ式のものでも良い。燃料検出センサ1
0eの検出出力はメインCPU23のメモリ26に記憶
される。
【0034】発電回路部は発電機10aからの交流電圧
を直流電圧に変換したのち充電器10bの端子に供給し
ている。また、メインCPU23には、電流検出回路2
4で周期的に検出した充電電流値あるいは放電電流を記
憶するためのメモリ26が配置されている。
【0035】ステアリング部の制御系は、誘導センサ、
ハンドルに連動されたトルクセンサ、図示はしていない
が、ステアリングモータを有し、トルクセンサはステア
リングの操作量を検出する手段として配置されている。
【0036】このような構成の電動ゴルフカートを手動
運転で操作を行う場合には、自動運転切替レバーを「手
動」にすると、手動走行モードになり、通常の乗用ゴル
フカートと同じようにハンドルを操作することにより、
ハンドルの左方向または右方向への回転に応動するトル
クセンサのステアリングの操作量を検出する手段が作動
し、メインCPU23を介してステアリングモータを左
方向に回転させる。そして、ハンドル(ステアリング)
の操作とアクセル、ブレーキの操作によって、プレイヤ
ー自身による操作で前進、後進の運転ができる。
【0037】次に、自動操向する場合は、自動運転切替
レバーを「自動」にすると、自動操向モードとなる。そ
のとき、カート道(走行路)に沿って埋設されたループ
線に流れる誘導電流を誘導信号として左右の誘導センサ
ーで検出し、増幅、検波した後、差動増幅器を通し、差
動出力を得て、メインCPU23にアナログ入力されて
左右の走行方向の操縦を行ない、同様に、埋設されたマ
グネット配列による速度、停止等の制御情報を読み取る
ことにより、自動操縦と自動増・減速、自動停止を行い
ながらカート道を走行する。そして、リモコンまたは発
進/停止ボタンで任意の場所で発進、停止することもで
きる。
【0038】メインCPU23の指令により自動操縦と
自動増・減速、自動停止を行いながらカート道を走行す
る。さらに、リモコンまたは発進/停止ボタンの操作で
任意の場所で発進、停止することもできる。また、カー
トガード検知手段等の各種安全装置により危険を察知す
ると緊急停止する。特に、カートガード検知手段による
場合は、自動的に停止動作となるため、前車との間隔が
ある一定以上を保って停止することになる。
【0039】また、自動走行する場合、前方方向の障害
物や停止あるいは走行中のゴルフカ−トのカートガード
アンテナからの出力をカートガード検出手段により検出
したら衝突を防止するために自動的にブレーキをかけて
停止する等、各種安全装置により危険を察知すると緊急
停止する。
【0040】以上の構成において、本発明の電動ゴルフ
カートは、ゴルフカートに搭載の発電装置と充電器より
なる発電・充電装置によってプレイ中のコースにてバッ
テリーに随時自己充電を行なうものであり、走行中、停
止中に関わらず、電源である複数のバッテリー11の充
電電圧値を電流検出回路24で常に監視し、その出力に
よりメインCPU23を介して、動力源のエンジンに軸
結された発電機10a及び充電器10bで構成されてい
る発電・充電装置10の発電機制御回路25を制御して
充電制御を行なっている。
【0041】こうして、電動ゴルフカートは誘導線に沿
って自動走行し、走行中において、電流検出回路24で
検出した電流によりバッテリーの充電量の減少がメイン
CPU23で判断されると、エンジン始動用のセルモー
タ10cを起動して、発電・充電装置10の発電機10
aを駆動して充電器10bを介してバッテリー11を随
時充電して効率良く走行する。
【0042】そして、ゴルフカートの駆動源としてエン
ジンを直接利用する場合、又は、発電機駆動用としてエ
ンジンが用るものでは、燃料タンクの燃料量に走行距離
が左右されるため、ラウンドの途中で燃料不足にならな
いように十分な注意を払う必要がある。
【0043】そために、燃料タンクの燃料量を知るため
に燃料表示手段が用意されているが、燃料表示は燃料の
残量表示のみをするものであり、残量を見るだけでは、
残り何ラウンドの運行が可能であるかは判明せず、ラウ
ンドの途中で燃料不足、所謂、ガス欠に陥ることがあ
る。
【0044】また、燃料の残量が判っていても、天候に
よる走行路の状態、気温やエンジンの状態によっても走
行距離が変化するため、燃料が幾分か少なくなると、ま
だ走行可能であっても燃料補給をしなければならない等
の手間がかかることになる。
【0045】そこで、本発明は、燃料の残量表示でな
く、残り走行可能なラウンド数表示を行うために、燃料
検出センサとしては燃料レベルがある値で「H」、
「L」の2値変化するタイプのものを用い、まず、ゴル
フカートが電源スイッチを操作して、キーイン(電源O
N)を行った時に、前回のキーオフ時の燃料検出センサ
の入力状態をメモリから読み出し、燃料タンクの燃料レ
ベルが「L」であるかどうかを判定する。
【0046】前回の燃料レベルが「L」であり、今回の
キーイン(電源ON)時での燃料レベルが「H」であれ
ば燃料満タン補給がなされたとし、走行可能ラウンド数
を、 {総燃料量/(「H」→「L」消費燃料量)}×
(「H」→「L」走行ラウンド数) の式により演算して求め、残り走行可能ラウンド数を表
示する。即ち、エンジンの燃料残量を検出し、メモリに
記憶されている1ラウンド当たりの消費燃料量で割算し
て得られる値を残り走行可能なラウンド数として表示手
段に表示する。
【0047】また、1ラウンド毎に走行距離を計測する
センサと燃料消費量を計測するセンサとを設け、該セン
サの検出値に基づいて残り走行可能なラウンド数を演算
して表示するものである。
【0048】1ラウンドの開始、終了を示すマグネット
を走行路に配置することにより、1ラウンドの総走行距
離が求められるので、燃料の満タン状態からの走行可能
ラウンド数が判ることになる。
【0049】以上の説明では、燃料検出センサとしては
燃料レベルがある値で「H」、「L」の2値変化するタ
イプのものを用いて説明したが、他に、燃料残量をリニ
ヤに計測できる燃料検出センサであれば、1ラウンドの
消費燃料を毎回演算し、過去の1ラウンドの消費燃料を
メモリに記憶しておき、残り燃料/1ラウンドの平均消
費燃料を演算して補正することにより、残り走行可能ラ
ウンド数をより正確に表示できる。
【0050】次に、残り走行可能ラウンド数の表示シー
ケンスについての第1の実施形態を図4のフローに沿っ
て説明する。ステップS0において、ゴルフカートが電
源スイッチを操作して、キーイン(電源ON)を行う。
【0051】ステップS1で、燃料タンクの前回の燃料
レベルが「L」であるかどうかを判定する。もし、レベ
ルが「L」であるなら、次段のステップS2で、今回の
燃料レベルが「H」であるかどうかを判定する。もし、
レベルが「H」であるならば、燃料満タン補給がなされ
たとして次のステップ3に移る。
【0052】ステップS3に至り、燃料量(満タン)
を、メモリに記憶されている所要の数値を用いて、走行
可能ラウンド数を、 {総燃料量/(「H」→「L」消費燃料量)}×
(「H」→「L」走行ラウンド数) の式により演算して求め、ステップS5で、残り走行可
能ラウンド数を表示する。
【0053】また、ステップS1で、前回の燃料レベル
が「L」でない、即ち、レベル「H」であり、ステップ
S2で、今回の燃料レベルが「H」でない、即ち、レベ
ル「L」であり、かつステップS13で、連続走行フラ
グが立てられていたら、ステップ4で前回の可能ラウン
ド数が1ラウンドを減じ、ステップS5でその値を可能
ラウンド数として表示する。
【0054】次に、ステップS6でゴルフカートの走行
を開始する。ステップS7で、連続走行フラグがあるか
どうかが判定される。連続走行フラグがなかったら、ス
テップS8で、走行路に配置されたマグネット等でラウ
ンドスタートが検出されたかどうかを判定する。ラウン
ドスタートが検出された場合、又は、ステップS7で、
連続走行フラグがあると判定された場合は、ステップS
9で、燃料レベルが「H」→「L」に切換ったことが検
出されたかどうかを判定する。
【0055】燃料レベルが「H」→「L」になったこと
が検出された場合は、ステップ10において、燃料レベ
ルが「満タン」状態から「H」→「L」に切換わりまで
の燃料容量に対する走行距離が求められるので、その値
をメモリに記憶する。従って、燃料タンク満タン状態で
の総走行距離が算出可能となる。
【0056】続いて、ステップS9での燃料レベルが
「H」→「L」に切換わってないと判定された場合も含
めて、ステップS11で、ラウンドの終了が検出された
かどうかを判定する。
【0057】ラウンドの終了が検出されると、ステップ
12で、1ラウンドの走行距離をメモリに記憶する。ス
テップS11で、ラウンドの終了が検出されなかった場
合は、ステップ9に戻り同様のシーケンスを繰り返す。
【0058】次に、ステップS14に至り、ラウンドス
タートの検出があるかどうかを判定する。ラウンドスタ
ートが検出されたら、ステップS13で連続走行フラグ
を立てると共に可能ラウンド数を1回減算する。一方、
ラウンドスタートが検出されなかったら、ステップS1
5で、ゴルフカートがキーオフ(電源OFF)であるか
どうかを判定する。
【0059】キーオフ(電源OFF)でなかったら、ス
テップ14に戻り同様のシーケンスを繰り返す。キーオ
フ(電源OFF)であると判定されたら、ステップS1
6で、燃料レベル(「H」又は「L」)をメモリに記憶
し、ステップS17に至り、シーケンスを終了する。
【0060】更に、残り走行可能ラウンド数の表示シー
ケンスについての第2の実施形態を図5のフローに沿っ
て説明する。ステップS20において、ゴルフカートが
電源スイッチを操作して、キーイン(電源ON)を行
う。
【0061】ステップS21で、燃料タンクの燃料残量
の検出を行いFとする。次にステップS22で、(過去
5回分の1ラウンド燃料消費量/5)を演算し、5回平
均値F1とする。ステップS23で、F/F1を演算し
て得られた値を走行可能ラウンド数として表示する。
【0062】次に、ステップS24でゴルフカートの走
行を開始する。ステップS25で、連続走行フラグがあ
るかどうかを判定される。連続走行フラグがなかった
ら、ステップS26で、ラウンドスタートが検出された
かどうかを判定する。ラウンドスタートが検出された場
合、又は、ステップS25で、連続走行フラグがあると
判定された場合は、ステップS27で、ラウンドの終了
が検出されたかどうかを判定する。
【0063】ラウンドの終了が検出されると、ステップ
28で、燃料の残量を検出してF’とする。ステップ2
9で、上記のF−F’を演算して1ラウンド当たりの燃
料消費量を求めてメモリに記憶する。次に、ステップS
31に至り、ラウンドスタートの検出があるかどうかを
判定する。ラウンドスタートが検出されたら、ステップ
S30で連続走行フラグを立てると共に可能ラウンド数
を1回減算する。一方、ラウンドスタートが検出されな
かったら、ステップS32で、ゴルフカートがキーオフ
(電源OFF)であるかどうかを判定する。
【0064】キーオフ(電源OFF)でなかったら、ス
テップ31に戻り同様のシーケンスを繰り返す。キーオ
フ(電源OFF)であると判定されたら、ステップS3
3に至り、シーケンスを終了する。
【0065】
【発明の効果】以上のように、本発明のゴルフカート
は、駆動源としてエンジンを直接利用する場合、又は、
発電機駆動用としてエンジンを用るものであっても、燃
料タンクの燃料残量の表示ではなく、残り何ラウンドの
運行が可能であるかを表示するので運転に不慣れなプレ
イヤー、キャディも残り走行可能ラウンド数を容易に知
ることができ、ラウンドの途中で燃料不足、所謂、ガス
欠に陥ることを防止できる。
【0066】また、天候による走行路の状態、気温やエ
ンジンの悪化等の状態による走行距離の変化に対して
も、直前のデータを用いて残り走行可能ラウンド数を求
めるので、不要な燃料補給をするような手間をなくすこ
とができ、ゴルフ場のカート担当者による燃料補給のタ
イミングがわかり易くなる。
【0067】1ラウンドの開始、終了を示すマグネット
を走行路に配置することにより、1ラウンド毎の総走行
距離が求められるので、燃料の満タン状態からの走行可
能ラウンド数を正確に知ることができる。残り走行可能
なラウンド数は、その都度計測される1ラウンド当りの
燃料消費量によって補正されるので、誤差の少ないより
正確な表示がなされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ゴルフカートの外観側面図。
【図2】電動ゴルフカートの平面図。
【図3】電動ゴルフカートの制御系構成図。
【図4】残り走行可能ラウンド数の表示シーケンスの実
施形態。
【図5】残り走行可能ラウンド数の表示シーケンスの他
の実施形態。
【符号の説明】
1 電動ゴルフカート 2,3 前・後輪 4 車体フレーム 5 乗車部 6 ステアリグホイール 7 誘導センサ 8 誘導線 9 制御回路部 10 発電・充電装置 10a 発電機 10b 充電器 10e 燃料検出センサ 11 バッテリー 12 ミッション 13 走行モータ 14〜17 各部制御用モータ 18 走行モータ制御部 19 メインブレーキモータ制御回路部 20 パーキングブレーキモータ制御部 21 自動/手動切り替えモータ制御部 22 ステアリング制御用モータ制御部 23 メインCPU(マイコン) 24 電流検出回路 25 発電機制御回路 26 メモリ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の走行路に沿って自動操向可能であ
    って、駆動用エンジンあるいはエンジンと発電機を有す
    る発電装置と充電器からなる発電・充電装置で充電され
    るバッテリーから電源供給される駆動用モータを本体部
    に搭載したゴルフカートにおいて、前記エンジンの燃料
    量を検出し、燃料の残量より残り走行可能なラウンド数
    を表示することを特徴とするゴルフカート。
  2. 【請求項2】 1ラウンド毎に走行距離を計測するセン
    サと燃料消費量を計測するセンサとを設け、該センサの
    検出値に基づいて前記残り走行可能なラウンド数を演算
    することを特徴とする請求項1記載のゴルフカート。
  3. 【請求項3】 前記1ラウンドは走行路に配置したマグ
    ネットによって行なうことを特徴とする請求項2記載の
    ゴルフカート。
  4. 【請求項4】 前記残り走行可能なラウンド数は、その
    都度計測される1ラウンド当りの燃料消費量によって補
    正されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
    ゴルフカート。
  5. 【請求項5】 前記センサの所定回転数の平均値によっ
    て残り走行可能なラウンド数を演算することを特徴とす
    る請求項2記載のゴルフカート。
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