JP2001197604A - 走行車両のバッテリの充電方法 - Google Patents

走行車両のバッテリの充電方法

Info

Publication number
JP2001197604A
JP2001197604A JP2000000788A JP2000000788A JP2001197604A JP 2001197604 A JP2001197604 A JP 2001197604A JP 2000000788 A JP2000000788 A JP 2000000788A JP 2000000788 A JP2000000788 A JP 2000000788A JP 2001197604 A JP2001197604 A JP 2001197604A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
traveling
charging
golf cart
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000000788A
Other languages
English (en)
Inventor
Jiro Niwa
二郎 丹羽
Takeshi Fukumoto
健氏 福元
Yasuo Noma
康男 野間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Diesel Engine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Diesel Engine Co Ltd filed Critical Yanmar Diesel Engine Co Ltd
Priority to JP2000000788A priority Critical patent/JP2001197604A/ja
Publication of JP2001197604A publication Critical patent/JP2001197604A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/7072Electromobility specific charging systems or methods for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Landscapes

  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Control Of Charge By Means Of Generators (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】走行車両の使用中にバッテリに対する充電を行
って、バッテリの放電深度が深くなることを防止するこ
とにより、電気容量の小さなバッテリを用いることがで
きる走行車両のバッテリの充電方法を提供する。 【解決手段】ゴルフカート1は、エンジン発電式充電機
2とバッテリ3と電動モータ4とを備えている。エンジ
ン発電式充電機2は、ガソリンエンジン、ガソリンエン
ジンにて駆動される3相交流発電機、3相交流発電機が
発電した3相交流を所定値の直流に整流してバッテリ3
を充電する3相全波整流回路を備えている。バッテリ3
から電動モータ4に電力が供給されると、電動モータ4
の駆動力によりミッション5内の歯車機構を介して各後
輪6が駆動され、ゴルフカート1は走行する。ゴルフカ
ート1はゴルフ場内で短時間走行と走行停止とを繰り返
すように使用され、その使用中においてはバッテリ3が
常時充電される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行車両のバッテ
リの充電方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ゴルフ場において使用される
ゴルフカートでは、ガソリンエンジン等の内燃機関にて
走行するタイプのものと、電動モータで走行するタイプ
(いわゆる電気車)のものが知られている。又、ゴルフ
カートに限らず、フォークリフト(バッテリフォーク)
や電気自動車等、電動モータで走行する走行車両が知ら
れている。これら電動モータで走行する走行車両には、
走行用駆動源となる電動モータに電力を供給するバッテ
リが搭載されており、そのバッテリから電力供給を受け
た電動モータの駆動力により走行が可能となっている。
【0003】このような走行車両は、走行によってバッ
テリが放電するため、その放電量を補うべくバッテリに
対する充電が必要である。例えば、ゴルフカート(電気
車)の場合、クラブハウス等に設けられた充電設備にて
予めバッテリを満充電の状態にした後、ゴルフ場コース
で使用(短時間走行と走行停止との繰り返し)し、プレ
ー後に再びクラブハウスに戻り、そこでゴルフ場コース
内での電力消費量に応じたバッテリの放電量を補うべく
バッテリの充電を行い、次の使用に備えるようにしてい
る。一方、バッテリフォークや電気自動車の場合も同様
に、使用前に充電設備にて予めバッテリを満充電の状態
にしておき、使用後は、走行やフォークでの作業等によ
る電力消費量に応じたバッテリの放電量を補うべく充電
設備にてバッテリの充電を行うようにしている。
【0004】このように電動モータで走行する走行車両
においては、使用中にはバッテリの充電が行われないた
め、一方的に放電されるのみとなり、必然的にバッテリ
の放電深度が深くなることとなり、それに耐えうるバッ
テリ、即ち、サイクルユースのバッテリが一般に搭載さ
れている。バッテリは放電深度が深くなるほど寿命が短
くなることが知られており、サイクルユースのバッテリ
は通常のバッテリに比較して、放電深度が深い状態でも
使用できるように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記した電
動モータで走行するゴルフカート、バッテリフォーク、
電気自動車等の走行車両においては、上記のように予め
使用前にバッテリを充電設備にて満充電の状態にして使
用を行い、使用後に使用中の電力消費量に応じたバッテ
リの放電量を補うための充電を充電設備にて行うように
している。即ち、走行車両の使用中においてはバッテリ
の充電を行わないため、使用形態を想定して必要と思わ
れる電力消費量を決定し、その電力消費量に見合った電
気容量のバッテリを搭載する必要がある。そのため、あ
る程度大きな電気容量のバッテリを搭載する必要があ
り、バッテリの大型化を招いていた。
【0006】又、電動モータで走行する走行車両におい
ては、使用中にはバッテリの充電が行われないことから
放電深度が深くなるため、サイクルユースのバッテリを
使わざるをえないが、このサイクルユースのバッテリは
その特殊性から非常に高価なものとなっており、走行車
両全体のコストアップとなっていた。
【0007】本発明の目的は、走行車両の使用中にバッ
テリに対する充電を行って、バッテリの放電深度が深く
なることを防止することにより、電気容量の小さなバッ
テリを用いることができる走行車両のバッテリの充電方
法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、バッテリから電力供給を受ける
走行用駆動源により走行可能な走行車両のバッテリの充
電方法であって、走行車両の走行中を含む走行車両の使
用中は、バッテリに対して充電手段にて常時充電するこ
とを要旨としている。
【0009】従って、請求項1の発明では、走行車両の
走行中は走行用駆動源に電力が供給されるため、バッテ
リは放電するが、走行中を含む使用中は、バッテリに対
して充電手段にて常時充電されるため、走行中を含む使
用中に充電が行われない走行車両に使用されるバッテリ
に比較して、バッテリの放電深度が深くなることはな
い。又、特別な充電設備によらなくても、走行車両の使
用中に充電手段によって自己充電が行われる。
【0010】請求項2の発明は、請求項1に記載の発明
において、走行車両の走行停止中においても、バッテリ
に対して充電手段にて充電を行うことを要旨としてい
る。従って、請求項2の発明では、前記請求項1の発明
の作用に加えて、走行車両の使用中であって、走行車両
の走行停止中においても、バッテリに対して充電手段に
て充電が行われる。ここで、例えば、バッテリから走行
用駆動源に供給されるバッテリの放電に係る電流値と、
充電手段からバッテリに供給されるバッテリの充電に係
る電流値とを略同じに設定したとしても、放電に要する
時間と充電に要する時間とを比較した場合、一般に充電
の方に多くの時間を要することが知られている。従っ
て、走行車両の使用時間中の走行時間の割合が多いと、
走行中における充電量だけでは、その走行中の放電量は
完全には補われない(バッテリは満充電とはならない)
こともあり得る。
【0011】そして、その後の走行車両の走行停止中に
おいては、バッテリから走行用駆動源への電力の供給は
行われず(放電量は略0)、又、バッテリに対する充電
は継続して行われる。従って、走行停止中においては充
電のみが行われることになり、走行車両の走行中におけ
る充電量だけでは補いきれなかった不足分が充電され、
バッテリは略満充電となるか、或いは、満充電とはなら
なくても放電深度が深くなることはない。
【0012】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載の発明において、前記走行車両は、内燃機関発電
機を充電手段とし、バッテリから電力供給を受ける走行
用駆動源により走行可能なハイブリッド走行車両である
ことを要旨としている。このハイブリッド走行車両は、
シリーズハイブリッド走行車両やパラレルハイブリッド
走行車両を含む。
【0013】従って、請求項3の発明では、前記請求項
1又は請求項2の発明の作用に加えて、内燃機関発電機
を充電手段としたハイブリッド走行車両においては、特
別な充電設備によらなくても、内燃機関発電機によって
自己発電及び自己充電が行われる。
【0014】請求項4の発明は、請求項1〜請求項3の
うち何れか一項に記載の発明において、前記走行車両は
ゴルフカートであることを要旨としている。従って、請
求項4の発明では、前記請求項1〜請求項3のうち何れ
か一項の発明の作用に加えて、ゴルフカートに使用され
るバッテリの放電深度が深くなることはない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を自動走行が可能な
ゴルフカートに具体化した一実施形態を図面に従って説
明する。図1はゴルフカートの電気的構成を示す電気ブ
ロック回路図である。図1において走行車両及びハイブ
リッド走行車両としてのゴルフカート1は、エンジン発
電式充電機2とバッテリ3と電動モータ4とを備えてい
る。充電手段及び内燃機関発電機としてのエンジン発電
式充電機2は、内燃機関としてのガソリンエンジン、同
ガソリンエンジンにて駆動される発電機としての3相交
流発電機、同3相交流発電機が発電した3相交流を所定
値の直流に整流してバッテリ3を充電する3相全波整流
回路(充電手段)を備えている。本実施形態のバッテリ
3は、通常の自動車で使用されている定格電圧がDC1
2Vのバッテリが直列に4個接続されて構成されてお
り、定格電圧がDC48Vとされている。
【0016】走行用駆動源としての電動モータ4はドラ
イブ回路が内蔵された直流モータ(定格電圧はDC48
V)からなり、バッテリ3から電力の供給を受ける。そ
して、ドライブ回路による駆動制御により出力軸4aが
回動され、その回転出力をミッション5内の歯車機構に
伝達可能な構成とされている。ミッション5は歯車機構
を介して駆動輪である左右一対の後輪6を駆動する。即
ち、本実施形態のゴルフカート1は、ガソリンエンジン
にて駆動される3相交流発電機で発電された電力を3相
全波整流回路によってバッテリ3に充電し、バッテリ3
から電動モータ4に電力を供給して、電動モータ4の駆
動力によりミッション5内の歯車機構を介して各後輪6
を駆動するシリーズハイブリッド方式が採用されてい
る。
【0017】このゴルフカート1は自動走行モードでの
自動走行と手動走行モードでの手動走行とが選択的に可
能であり、図示しないクラブハウスを手動走行モードで
発車した後、引き続きゴルフ場内の誘導通路に設けられ
た誘導線Y(図2参照)上まで手動走行を行い、誘導線
Y上で自動走行モードに切り換えて、以後誘導線Yに沿
って自動走行が可能となっている。本実施形態における
ゴルフカート1の使用中とは、ゴルフカート1が自動走
行や手動走行を行っている走行中と、ゴルフプレーを行
うために自動走行や手動走行の途中で自動或いは手動で
停車している走行停止中とを含むこととする。
【0018】即ち、ゴルフカート1の使用中とは、キー
スイッチ44(後記する)が、乗車時のキー操作によっ
て「OFF」から「ON」又は「セルフ」に切り換えら
れ、その後、自動走行モードにおいて発進/停止スイッ
チ46又はリモコン54が操作されるか、或いは手動走
行モードにおいてアクセルペダル13(後記する)が所
定量以上踏み込まれてから、降車時のキー操作によって
キースイッチ44が「ON」又は「セルフ」から「OF
F」に切り換えられるまでの間のことをいう。従って、
クラブハウスを出た後、ゴルフ場内でゴルフカート1を
停車させたとしてもそこでキースイッチ44を「OF
F」にしなければ、使用中が継続されることになる。
【0019】一方、ゴルフ場内でゴルフカート1を停車
させて、そこでキースイッチ44を「OFF」にした場
合、その「OFF」の間は使用中には含まれず、その
後、キースイッチ44を「OFF」から「ON」又は
「セルフ」に切り換えて、その後、自動走行モードにお
いて発進/停止スイッチ46又はリモコン54を操作す
るか、或いは手動走行モードにおいてアクセルペダル1
3を所定量以上踏み込むと、再び使用中となる。前記バ
ッテリ3は、3相全波整流回路による充電が可能な構成
とされており、本実施形態では、ゴルフカート1の走行
中や走行停止中を含む使用中は、3相全波整流回路にて
常時充電されるようになっている。
【0020】前記エンジン発電式充電機2は、キースイ
ッチ44のオン信号(「OFF」から「ON」又は「セ
ルフ」に切り換えられたときに出力される)に基づく、
コントローラ7からの駆動指令信号によりガソリンエン
ジンの駆動が開始され、以後、コントローラ7によるエ
ンジン制御によってガソリンエンジンの駆動が継続され
るようになっている。即ち、ガソリンエンジンの駆動
は、運転者による乗車時のキー操作及び、自動走行モー
ドにおける発進/停止スイッチ46又はリモコン54の
操作(エンジン始動操作)或いは手動走行モードにおけ
るアクセル操作(エンジン始動操作)に基づいて開始さ
れ、以後、コントローラによるエンジン回転数制御によ
って最も効率の高い条件で行われる。
【0021】このガソリンエンジンの駆動は、運転者に
よる降車時のキー操作(エンジン停止操作)が行われる
まで継続され、運転者によるエンジン停止操作に基づい
てガソリンエンジンの駆動が停止される。従って、バッ
テリ3に対する充電は、ガソリンエンジンが駆動されて
いる間、即ち、エンジン始動操作(乗車時のキー操作及
び、発進/停止スイッチ46又はリモコン54の操作或
いはアクセル操作)が行われてからエンジン停止操作
(降車時のキー操作)が行われるまでの間、常時(走行
中、走行停止中(停車中)に関係なく)行われることに
なる。
【0022】又、ゴルフカート1は、操舵輪である左右
一対の前輪11を手動操舵するためのハンドル12、電
動モータ4のモータ回転数を変えるためのアクセルペダ
ル13、車両に制動を付与するためのブレーキペダル1
4とブレーキユニット15、ブレーキペダル14にワイ
ヤ結合されているとともにブレーキユニット15に連結
され、各後輪6、各前輪11にそれぞれ設けられたドラ
ムブレーキ16〜19を備えている。
【0023】前記ブレーキユニット15は常時ブレーキ
構成となっており、図示しないブレーキバネにて前記ド
ラムブレーキ16〜19が制動側に常時付勢されてい
る。ブレーキユニット15は、ブレーキモータ23、電
磁クラッチ24を備えている。ブレーキモータ23は自
動走行モード時において、加減速走行、制動停止に使用
されるものであって、正転により、前記ブレーキバネに
よる制動を解除し、逆転により、前記ブレーキバネによ
る制動を許容する。電磁クラッチ24は、ブレーキモー
タ23及びブレーキペダル14と、図示しないブレーキ
バネとの連結遮断を行うためのものであり、「連結」作
動された際には、ブレーキバネがブレーキモータ23及
びブレーキペダル14と連結され、「遮断」作動された
際には、ブレーキバネがブレーキモータ23及びブレー
キペダル14から分離され、ブレーキバネによる制動が
瞬時に付与される。この電磁クラッチ24の「遮断」作
動は、駐車時及び緊急停止時に行われる。
【0024】前記アクセルペダル13には、ポテンショ
メータからなるアクセルセンサ25が設けられ、アクセ
ルセンサ25はアクセルペダル13のアクセル操作量に
比例したアクセル信号をコントローラ7に出力する。コ
ントローラ7は、キースイッチ44からオン信号を入力
し、且つ、自動走行モードにおいて発進/停止スイッチ
46からオン信号を入力するか或いはリモコン54から
発進信号を入力するか或いは手動走行モードにおいてア
クセル信号が所定値以上であるとき、ガソリンエンジン
を始動するための駆動指令信号を出力する。一方、ブレ
ーキペダル14にはブレーキスイッチ27が設けられ、
ブレーキスイッチ27はブレーキペダル14の踏み込み
操作に応じて、ブレーキ信号をコントローラ7に出力す
る。
【0025】前記ハンドル12はステアリング機構28
に連結されている。ステアリング機構28はラックピニ
オン式とされ、図示しないピニオンがステアリング軸3
0を介してハンドル12によって作動され、図示しない
ラックに連結されたタイロッド28aを介して各前輪1
1の転舵が可能とされている。ステアリング機構28は
操舵モータ29を備えており、操舵モータ29が回転駆
動されると、ステアリング軸30を介して各前輪11が
操舵される。尚、操舵モータ29が回転される際には、
ハンドル12は操舵切換クラッチ31によってステアリ
ング軸30から切り離され、手動操作が不能になってい
る。
【0026】又、ゴルフカート1は通常のマニュアル操
作による手動走行の他、自動走行が可能となっており、
自動走行を行うためのコントローラ7を備えている。同
コントローラ7により、手動走行モード時の車速制御及
び自動走行モード時の操舵制御、車速制御、及び両モー
ド時のモータ回転制御を可能とする。
【0027】前記コントローラ7には、誘導センサ35
a、35b、マグネットセンサ36、人体センサ37等
のセンサ群や、着座スイッチ38、スロットルモータ3
9、スタータモータ40、ブレーキモータ23、電磁ク
ラッチ24、操舵モータ29、操舵切換クラッチ31等
が電気的に接続されている。スロットルモータ39はリ
ニアソレノイドにて構成され、コントローラ7から出力
される開度指示信号に基づいて駆動され、エンジン発電
式充電機2のガソリンエンジンの吸気系に設けられた図
示しないスロットルの開度量を調整する。スタータモー
タ40は、コントローラ7から出力される駆動指令信号
により駆動され、エンジン発電式充電機2のガソリンエ
ンジンを始動する。
【0028】ブレーキモータ23は、内蔵されたドライ
バにコントローラ7から制動指令信号が入力されると、
同ドライバからその信号値に対応した駆動電流が供給さ
れ、この結果、ドラムブレーキ16〜19を駆動し、車
両を制動する。尚、ドラムブレーキ16〜19は、自動
走行モード、手動走行モードを問わず、運転者によって
ブレーキペダル14が踏み込み操作されたときには、ワ
イヤ結合によって直接駆動され、その結果、車両が制動
されるようにもなっている。電磁クラッチ24はコント
ローラ7からのオン/オフ信号に基づいて、ブレーキペ
ダル14及びブレーキモータ23を図示しないブレーキ
バネに対して連結、或いは、遮断する。操舵モータ29
は、自動走行モード時において、内蔵したドライバにコ
ントローラ7から操舵指示信号が入力されると、同ドラ
イバからその信号値に応じた駆動電流が供給され、この
結果、ステアリング軸30を回動する。操舵切換クラッ
チ31は、コントローラ7からのオン/オフ信号に基づ
いて、ハンドル12、ステアリング軸30の両者を連
結、或いは、遮断する。
【0029】誘導センサ35a、35bは、車両の前端
部において支持点を回動中心Oとして水平方向に回動自
在に支持されたT字状アーム32に対して、左右一対取
付けられている。T字状アーム32の基端は、ステアリ
ング軸30に連結されたタイロッド28aに揺動自在に
連結されており、ステアリング機構28の作動に応じ
て、各前輪11の転舵方向と一致するように回動する。
各誘導センサ35a、35bはそれぞれ検出コイルから
構成されて地面と対向するように配置されており、ゴル
フ場コースの誘導通路の下方(地中)に埋設された誘導
線Y(図2参照)を磁気的に検出する。即ち、誘導線Y
には交流電流が流されており、これによって発生する交
番磁界を各誘導センサ35a、35bが検出するように
されている。
【0030】そして、自動走行モード時において、誘導
センサ35a、35bは誘導通路内に埋設した誘導線Y
からの左右ずれ幅(操舵ずれ量)を感知して、そのずれ
幅の検出信号をコントローラ7に出力する。コントロー
ラ7は操舵モータ29に対して、前記ずれ幅の検出信号
に応じた制御、即ち、誘導線Yに対する誘導センサ35
a、35bの位置が正常位置になるように操舵制御を行
う。そして、ステアリング機構28のピニオンを回転駆
動させて各前輪11を旋回させ、この旋回に追従して、
T字状アーム32を回動させる。この結果、コントロー
ラ7は、誘導センサ35a、35bの出力に基づき、車
両が誘導線Y(誘導通路)から逸脱しないように操舵制
御することになる。
【0031】マグネットセンサ36は、地面と対向する
ように車両の所定位置に取り付けられており、前記誘導
線Yの複数箇所に設けられた停点マグネットM(図2参
照)を磁気的に検出するようになっている。停点マグネ
ットMは、自動走行モードでの走行中に、マグネットセ
ンサ36による検出によってゴルフカート1を停車させ
るためのものである。従って、停点マグネットMは、ゴ
ルフ場コースの各ホールのティーグランドT付近、グリ
ーンG付近等、ゴルフカート1を停車させてプレーを行
う必要がある箇所(図2では6箇所を図示)に設けられ
ている。前記各停点マグネットMは磁界を発生するもの
であり、マグネットセンサ36は、それらから発生され
た磁界を検出することにより、その検出した磁界に応じ
た出力信号をコントローラ7に出力する。そして、各停
点マグネットMからの磁界に応じた出力信号に基づい
て、ゴルフカート1が停車されるとともに、ガソリンエ
ンジンの駆動がそのまま継続されるようになっている。
【0032】人体センサ37は焦電型赤外線センサから
なり、ゴルフカート1の周囲に人がいるか否かや、ゴル
フカート1に対する人の乗降を検出するために、ゴルフ
カート1の前端部や後端部、さらには左右両側部等に複
数(図1では1つのみ図示)設けられている。人体セン
サ37は感知した熱に応じた検出信号をコントローラ7
に出力する。着座スイッチ38は運転席シート、助手席
シート、後部座席シート等の座席シートに設けられ、搭
乗者が座席シートに着座したことを検出するためのもの
であって、着座を検出すると検出信号をコントローラ7
に出力する。
【0033】車両の図示しないインストルメントパネル
には、キースイッチ44、手動走行モードと自動走行モ
ードとの切換を指示するための手動操作可能な走行モー
ド切換スイッチ45、自動走行モード時において発進と
停止とを指示する発進/停止スイッチ46等の各種スイ
ッチ類、及び警告表示などを行う各種のランプ47が設
けられている。キースイッチ44は、「ON」、「OF
F」、「セルフ」に選択的に切り換え可能である。キー
スイッチ44が「ON」に設定されているときには、手
動走行モードでの手動走行又は自動走行モードでの自動
走行が可能となっている。又、キースイッチ44が「セ
ルフ」に設定されているときには、自動走行のみが可能
となっている。
【0034】走行モード切換スイッチ45にて自動走行
モードが選択されると、コントローラ7に自動走行モー
ド指示信号が入力され、コントローラ7は車両の走行モ
ードを手動走行モードから自動走行モードに切換え、自
動走行のための制御を行う。一方、手動走行モードが選
択されると、コントローラ7に手動走行モード指示信号
が入力され、コントローラ7は車両の走行モードを自動
走行モードから手動走行モードに切換え、手動走行のた
めの制御を行う。発進/停止スイッチ(スタート/スト
ップSW)46は、走行モード切換スイッチ45が自動
走行モードに設定され、且つ、ゴルフカート1が停車中
のときに操作されると、ゴルフカート1が発進するよう
になっている。一方、発進/停止スイッチ46は、走行
モード切換スイッチ45が自動走行モードに設定され、
且つ、ゴルフカート1が走行中のときに操作されると、
ゴルフカート1が停車するようになっている。
【0035】又、車両の走行状態を検出するためのセン
サ類として、後輪6の車軸には車速を検出する車速セン
サ51、電動モータ4の出力軸4aにはモータ回転数セ
ンサ52、さらに車両の所定位置には、車両の傾斜(平
地走行、上り坂走行、下り坂走行)を検出する傾斜セン
サ53等が設けられ、それぞれのセンサはコントローラ
7に電気的に接続されている。
【0036】コントローラ7は、CPU(中央演算処理
装置)、自動走行及び手動走行を行うための各種制御プ
ログラムを格納したROM(リード・オンリー・メモ
リ)、及び作業用メモリとなるRAM(ランダム・アク
セス・メモリ)とを備えており、前記各種制御プログラ
ムに基づいた前記各走行モードに応じた各種制御を行
う。バッテリ切換部55は、バッテリ3を構成する4個
のバッテリ(12V×4個)のうちの1個のバッテリ
(12V)を切換選択して、そのバッテリ(12V)を
電動モータ4以外の低電圧負荷(コントローラ7等)の
電力供給源とするためのものである。
【0037】又、ゴルフカート1は、リモコン54を用
いた遠隔操作によって、自動走行モード時における発
進、停車等が行えるようになっている。即ち、リモコン
54には発進スイッチ、停車スイッチ(いずれも図示し
ない)等が設けられている。そして、発進スイッチが操
作されてオン作動すると、それに伴う発進信号がゴルフ
カート1に送信され、ゴルフカート1は発進する。一
方、停車スイッチが操作されてオン作動すると、それに
伴う停車信号がゴルフカート1に送信され、ゴルフカー
ト1は停車する。前記発進信号、停車信号等の送信信号
は、ゴルフカート1の受信器56によって受信され、コ
ントローラ7に出力される。
【0038】次に、上記のように構成したゴルフカート
1の作用について図2を用いて説明する。尚、ゴルフカ
ート1を手動走行モードに設定して図示しないクラブハ
ウスから発車させた後、誘導線Y上で自動走行モードに
設定変更して誘導線Y(誘導通路)に沿って自動走行さ
せることとする。ここで、クラブハウスから発車する際
の乗車時のキー操作及び、発進/停止スイッチ46又は
リモコン54の操作或いはアクセルペダル13の踏み込
み操作に基づいて、バッテリ3から電動モータ4に電力
が供給され、電動モータ4の駆動力により各後輪6が駆
動されてゴルフカート1が走行されるとともに、エンジ
ン発電式充電機2のガソリンエンジンの駆動が開始され
る。
【0039】そして、クラブハウスを出たゴルフカート
1が自動走行モードに切り換えられて誘導線Yに沿って
図2に矢印で示す方向に走行されると、まず1番ホール
H1のティーグランドT1付近の停点マグネットMがマ
グネットセンサ36にて検出される。すると、バッテリ
3から電動モータ4への電力の供給が停止され、ゴルフ
カート1は停車する。ここで、ゴルフカート1がクラブ
ハウスを出てからティーグランドT1付近の停点マグネ
ットMが検出されるまでの間、バッテリ3から電動モー
タ4へ電力が供給されることにより、バッテリ3は放電
するが、それと同時にガソリンエンジンの駆動が行われ
ているため、バッテリ3に対する充電が行われる。
【0040】ただし、バッテリ3から電動モータ4に供
給されるバッテリ3の放電に係る電流値と、3相全波整
流回路からバッテリ3に供給されるバッテリ3の充電に
係る電流値とを略同じに設定したとしても、放電に要す
る時間と充電に要する時間とを比較した場合、一般に充
電の方に多くの時間を要することが知られている。従っ
て、ゴルフカート1がクラブハウスを出てからティーグ
ランドT1付近の停点マグネットMが検出されるまでの
間の走行中における充電量だけでは、その間のバッテリ
3の放電量は完全には補われない(バッテリ3は満充電
とはならない)ことになる。
【0041】上記のように、ティーグランドT1付近の
停点マグネットMの検出によりゴルフカート1は停車さ
れるが、この停車ポイントを図2では符号P1で図示す
る。停車ポイントP1ではプレイヤーはゴルフカート1
から降車してティーショットを打つことになる。ここ
で、停車ポイントP1において1パーティー全員(例え
ば、4人)がティーショットを打ち終えるまでの間、ゴ
ルフカート1は停車され、その間、バッテリ3から電動
モータ4への電力の供給は行われず(放電量は略0)、
又、バッテリ3に対する充電は継続して行われる。従っ
て、停車ポイントP1での停車中においては充電のみが
行われることになり、クラブハウスから停車ポイントP
1までの間の充電量だけでは補いきれなかった不足分が
充電され、バッテリ3は略満充電となるか、或いは、満
充電とはならなくても放電深度が深くなることはない。
【0042】次に全員がティーショットを打ち終えてゴ
ルフカート1に乗車し、セカンドショットを打つべく停
車ポイントP2に向かう。尚、本実施形態の1番ホール
H1はパー4(フォー)であり、ティーグランドT1と
グリーンG1との間の位置からセカンドショットを打つ
ことになる。この停車ポイントP2での停車は、搭乗者
が行う発進/停止スイッチ46又はリモコン54の手動
操作によるものであり、そこでバッテリ3から電動モー
タ4への電力の供給が停止され、ゴルフカート1は停車
する。ここで、停車ポイントP1から停車ポイントP2
までの間、停車ポイントP1での停車中に略満充電の状
態、或いは、放電深度が浅い状態とされたバッテリ3か
ら電動モータ4へ電力が供給されることにより、バッテ
リ3は放電するが、それと同時にガソリンエンジンの駆
動が行われているため、バッテリ3に対する充電が行わ
れる。ただし、前記と同様の理由により、停車ポイント
P1から停車ポイントP2までの間の走行中における充
電量だけでは、その間のバッテリ3の放電量は完全には
補われない(バッテリ3は満充電とはならない)。
【0043】上記のように、発進/停止スイッチ46又
はリモコン54の手動操作によりゴルフカート1は停車
ポイントP2で停車され、プレイヤーはそこでゴルフカ
ート1から降車してセカンドショットを打つことにな
る。ここで、停車ポイントP2において1パーティー全
員(例えば、4人)がセカンドショットを打ち終えるま
での間、ゴルフカート1は停車され、その間、バッテリ
3から電動モータ4への電力の供給は行われず(放電量
は略0)、又、バッテリ3に対する充電は継続して行わ
れる。従って、停車ポイントP2での停車中においては
充電のみが行われることになり、停車ポイントP1から
停車ポイントP2までの間の充電量だけでは補いきれな
かった不足分が充電され、バッテリ3は略満充電となる
か、或いは、満充電とはならなくても放電深度が深くな
ることはない。
【0044】その後、同様にして、グリーンG1付近の
停点マグネットMの位置(停車ポイントP3)、2番ホ
ールH2のティーグランドT2付近の停点マグネットM
の位置(停車ポイントP4)、グリーンG2付近の停点
マグネットMの位置(停車ポイントP5)で停車しなが
ら、ゴルフカート1は誘導線Y上を走行して行く。その
後も走行と停車とを繰り返し、やがて最終ホールである
18番ホールH18のティーグランドT18付近の停点
マグネットMの位置(停車ポイントP6)、その先の停
車ポイントP7、P8、グリーンG18付近の停点マグ
ネットMの位置(停車ポイントP9)で停車しながら、
ゴルフカート1は誘導線Y上を走行し、その後、クラブ
ハウスに戻ることになる。
【0045】ここで、各停車ポイント間(P2とP3と
の間、P3とP4との間、P4とP5との間、P6とP
7との間、P7とP8との間、P8とP9との間、P9
とクラブハウスとの間等)においては、バッテリ3から
電動モータ4へ電力が供給されることにより、バッテリ
3は放電するが、それと同時にガソリンエンジンの駆動
が行われているため、バッテリ3に対する充電が行われ
る。ただし、前記と同様の理由により、前記各停車ポイ
ント間の走行中における充電量だけでは、その間のバッ
テリ3の放電量は完全には補われない(バッテリ3は満
充電とはならない)。そして、各停車ポイントP3〜P
9等での停車中に、その不足分が充電され、バッテリ3
は略満充電となるか、或いは、満充電とはならなくても
放電深度が深くなることはない。
【0046】従って、本実施形態によれば、以下のよう
な効果を得ることができる。 (1)本実施形態では、ゴルフカート1の走行中におい
ては、バッテリ3から電動モータ4に電力が供給される
ことによりバッテリ3が放電するとともに、そのバッテ
リ3に対して、エンジン発電式充電機2のガソリンエン
ジンにて駆動される3相交流発電機で発電された電力が
3相全波整流回路によって常時充電される。従って、走
行中に充電が行われない走行車両(例えば、電気自動
車)に使用されるバッテリに比較して、バッテリ3の放
電深度が深くなることはないため、電気容量の小さなバ
ッテリ3を用いることができる。
【0047】又、特別な充電設備によらなくても、ゴル
フカート1の使用中にエンジン発電式充電機2によって
自己充電を行うことができる。 (2)本実施形態では、ゴルフカート1の走行停止中に
おいては、バッテリ3から電動モータ4への電力の供給
は行われず(放電量は略0)、又、バッテリ3に対する
充電は走行中に引き続いて継続して行われる。ここで、
例えば、バッテリ3から電動モータ4に供給されるバッ
テリ3の放電に係る電流値と、3相全波整流回路からバ
ッテリ3に供給されるバッテリ3の充電に係る電流値と
を略同じに設定したとしても、放電に要する時間と充電
に要する時間とを比較した場合、一般に充電の方に多く
の時間を要することが知られている。従って、ゴルフカ
ート1の使用時間中の走行時間の割合が多いと、走行中
における充電量だけでは、その走行中の放電量は完全に
は補われない(バッテリ3は満充電とはならない)こと
もあり得る。
【0048】そして、その後のゴルフカート1の走行停
止中においては、バッテリ3から電動モータ4への電力
の供給は行われず(放電量は略0)、又、バッテリ3に
対する充電は継続して行われる。従って、走行停止中に
おいては充電のみが行われることになり、ゴルフカート
1の走行中における充電量だけでは補いきれなかった不
足分が充電され、バッテリ3は略満充電となるか、或い
は、満充電とはならなくても放電深度が深くなることは
ない。即ち、ゴルフカート1の走行停止中においても、
バッテリ3に対して3相全波整流回路にて充電を行うこ
とにより、走行中の放電量に相当する分を充電すること
ができる。
【0049】(3)本実施形態では、電動モータ4に電
力を供給するバッテリ3に対して、ガソリンエンジンに
て駆動される3相交流発電機で発電された電力を充電す
る3相全波整流回路を備えたゴルフカート1(ハイブリ
ッド走行車両)としたため、特別な充電設備によらなく
ても、3相交流発電機によって自己発電が、3相全波整
流回路によって自己充電がそれぞれ行われる。従って、
特別な充電設備がなくても、エンジン発電式充電機2に
よってバッテリ3を充電することができる。又、ゴルフ
カート1側には、充電設備に伴う受電設備を省略するこ
とができる。
【0050】(4)本実施形態では、ゴルフカート1に
使用されるバッテリ3の放電深度が深くなることはない
ため、ゴルフカート1に、例えば、自動車に通常使用さ
れているバッテリのような電気容量の小さなバッテリ3
を用いることができる。
【0051】(5)本実施形態では、ゴルフカート1の
走行中や走行停止中を含む使用中には、バッテリ3に対
して常時充電が行われるため、走行中における充電量だ
けではその間の放電量は完全には補われないこともあり
得るが、その後の走行停止中における充電量でその不足
分が補われ、バッテリ3は略満充電となるか、或いは、
満充電とはならなくても放電深度が深くなることはな
い。従って、バッテリ3の放電深度が深くなり難くなる
ため、使用中には充電を行わない電気自動車等の走行車
両とは異なり、高価なサイクルユースのバッテリを使用
する必要がなく、安価なゴルフカート1を提供すること
ができる。即ち、通常の自動車で使用されているような
安価なバッテリを使用することができる。又、バッテリ
3の放電深度が深くなり難いため、バッテリ3の寿命を
延ばすことができる。
【0052】(6)本実施形態では、短時間走行と停車
とを繰り返すゴルフカート1であるため、短時間走行に
よる放電量を、その短時間走行中における充電と、走行
時間よりも長い停車中における充電との充電量で補うこ
とになる。従って、停車から再び走行を開始する際には
バッテリ3を略満充電の状態か、或いは、放電深度が浅
い状態にしておくことができる。即ち、ゴルフカート1
に特有の使用(短時間走行と停車との繰り返し)に適切
に合わせた充電方法となる。
【0053】(7)本実施形態では、ゴルフカート1の
使用中は常時自己充電しているため、まとめて多くの放
電量を補うための長時間にわたる充電を行う必要がな
く、又、数台のゴルフカートを使用するゴルフ場におい
て、その多くのゴルフカート全台を一斉に充電する必要
もない。
【0054】なお、前記実施形態は以下のように変更し
てもよい。 ・前記実施形態では、ハイブリッド走行車両としてのゴ
ルフカート1(シリーズハイブリッド走行車両)に搭載
されたバッテリ3の充電方法(使用中における常時充
電)に具体化したが、次のような走行車両のバッテリの
充電方法に具体化してもよい。即ち、ガソリンエンジン
やディーゼルエンジン等の内燃機関と電動モータとが共
に駆動輪を駆動可能なパラレルハイブリッド方式のゴル
フカート等の走行車両(パラレルハイブリッド走行車
両)に搭載されるバッテリの充電方法(使用中における
常時充電)に具体化してもよい。
【0055】・前記実施形態では、ゴルフカート1に搭
載されたバッテリ3の充電方法に具体化したが、ゴルフ
カート以外の走行車両、例えば、バギー車、ゴーカート
等に搭載されるバッテリの充電方法に具体化してもよ
い。
【0056】次に、前記実施形態及び別例から把握でき
る請求項に記載した発明以外の技術的思想について、そ
れらの効果と共に以下に記載する。 (イ)バッテリから電力供給を受ける走行用駆動源によ
り走行可能な走行車両であって、走行車両の走行中を含
む走行車両の使用中は、バッテリに対して常時充電する
充電手段を備えた走行車両。従って、この(イ)に記載
の発明によれば、請求項1に記載の発明の作用効果と同
様の作用効果を奏する。
【0057】(ロ)前記充電手段は、走行車両の走行停
止中においても、バッテリに対して充電を行うものであ
る上記(イ)に記載の走行車両。従って、この(ロ)に
記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の作用効果
と同様の作用効果を奏する。
【0058】(ハ)前記走行車両は、内燃機関発電機を
充電手段とし、バッテリから電力供給を受ける走行用駆
動源により走行可能なハイブリッド走行車両である上記
(イ)又は上記(ロ)に記載の走行車両。従って、この
(ハ)に記載の発明によれば、請求項3に記載の発明の
作用効果と同様の作用効果を奏する。
【0059】(ニ)前記走行車両はゴルフカートである
上記(イ)〜(ハ)のうち何れか一項に記載の走行車
両。従って、この(ニ)に記載の発明によれば、請求項
4に記載の発明の作用効果と同様の作用効果を奏する。
【0060】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、走行車
両の走行中を含む走行車両の使用中は、バッテリに対し
て充電手段にて常時充電することにより、バッテリの放
電深度が深くなることはないため、走行中を含む使用中
に充電が行われない走行車両に使用されるバッテリに比
較して、電気容量の小さなバッテリを用いることができ
る。又、特別な充電設備によらなくても、走行車両の使
用中に充電手段によって自己充電を行うことができる。
【0061】請求項2に記載の発明によれば、前記請求
項1に記載の発明の効果に加えて、走行車両の走行停止
中においても、バッテリに対して充電手段にて充電を行
うことにより、走行中の放電量に相当する分を充電する
ことができる。
【0062】請求項3に記載の発明によれば、前記請求
項1又は請求項2に記載の発明の効果に加えて、内燃機
関発電機を充電手段としたハイブリッド走行車両におい
ては、それに使用されるバッテリに対して自己充電が行
われるため、特別な充電設備がなくても、内燃機関発電
機によってバッテリを充電することができる。
【0063】請求項4に記載の発明によれば、前記請求
項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の発明の効果に
加えて、ゴルフカートに電気容量の小さなバッテリを用
いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ゴルフカートの電気的構成を示す電気ブロッ
ク回路図。
【図2】 ゴルフ場内でのゴルフカートの使用のされ方
を説明するための模式平面図。
【符号の説明】
1…走行車両及びハイブリッド走行車両としてのゴルフ
カート、 2…充電手段及び内燃機関発電機としてのエンジン発電
式充電機、 3…バッテリ、4…走行用駆動源としての電動モータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野間 康男 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ーディーゼル 株式会社内 Fターム(参考) 5G060 AA04 CA13 CA21 5H030 AA03 AA04 BB10 DD20 FF51 5H115 PC06 PG07 PI16 PI24 PI29 PI30 PO01 PO06 PO09 PU02 PU24 PU26 PV07 QA10 QI07 QN03 RE01 RE02 RE06 SE02 SE03 SE05 SE06 SF27 SJ02 SJ03 TB03 TB10 TD03 TD04 TO07 TO21 TO30 UI13 UI23

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリから電力供給を受ける走行用駆
    動源により走行可能な走行車両のバッテリの充電方法で
    あって、 走行車両の走行中を含む走行車両の使用中は、バッテリ
    に対して充電手段にて常時充電することを特徴とする走
    行車両のバッテリの充電方法。
  2. 【請求項2】 走行車両の走行停止中においても、バッ
    テリに対して充電手段にて充電を行う請求項1に記載の
    走行車両のバッテリの充電方法。
  3. 【請求項3】 前記走行車両は、内燃機関発電機を充電
    手段とし、バッテリから電力供給を受ける走行用駆動源
    により走行可能なハイブリッド走行車両である請求項1
    又は請求項2に記載の走行車両のバッテリの充電方法。
  4. 【請求項4】 前記走行車両はゴルフカートである請求
    項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の走行車両のバ
    ッテリの充電方法。
JP2000000788A 2000-01-06 2000-01-06 走行車両のバッテリの充電方法 Pending JP2001197604A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000000788A JP2001197604A (ja) 2000-01-06 2000-01-06 走行車両のバッテリの充電方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000000788A JP2001197604A (ja) 2000-01-06 2000-01-06 走行車両のバッテリの充電方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001197604A true JP2001197604A (ja) 2001-07-19

Family

ID=18530088

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000000788A Pending JP2001197604A (ja) 2000-01-06 2000-01-06 走行車両のバッテリの充電方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001197604A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100391459B1 (ko) * 2001-02-26 2003-07-12 현대자동차주식회사 하이브리드 전기자동차의 비상용 배터리 충전 보조장치 및그 제어방법
WO2011027454A1 (ja) 2009-09-04 2011-03-10 トヨタ自動車株式会社 電気駆動式車両
WO2011058631A1 (ja) 2009-11-12 2011-05-19 トヨタ自動車株式会社 電気駆動式車両
WO2021014488A1 (ja) * 2019-07-19 2021-01-28 ヤマハ発動機株式会社 シリーズハイブリッド式ビークル

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100391459B1 (ko) * 2001-02-26 2003-07-12 현대자동차주식회사 하이브리드 전기자동차의 비상용 배터리 충전 보조장치 및그 제어방법
WO2011027454A1 (ja) 2009-09-04 2011-03-10 トヨタ自動車株式会社 電気駆動式車両
US8296004B2 (en) 2009-09-04 2012-10-23 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Electrically-driven vehicle
WO2011058631A1 (ja) 2009-11-12 2011-05-19 トヨタ自動車株式会社 電気駆動式車両
US8720621B2 (en) 2009-11-12 2014-05-13 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Electrically driven vehicle
WO2021014488A1 (ja) * 2019-07-19 2021-01-28 ヤマハ発動機株式会社 シリーズハイブリッド式ビークル

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2021062640A (ja) 自己充電で走行可能な電動自転車
JPH10309005A (ja) 電気モータ駆動のゴルフカーを制御する動作状態検知
JP2001197604A (ja) 走行車両のバッテリの充電方法
JP3596389B2 (ja) バッテリー式乗用ゴルフカート
JP5021050B2 (ja) ゴルフカート
JP2001190004A (ja) 走行車両
TW458913B (en) Motor driven golf cart
JP2001197606A (ja) 走行車両用電力供給切換装置
KR100436681B1 (ko) 전동 골프카트
JP4475744B2 (ja) 電動ゴルフカート
JP2002345103A (ja) 走行車両
WO1993005977A1 (en) Electric car
JP4140945B2 (ja) 電動車両における発電機の駆動制御装置
JP2002345111A (ja) 走行車両
JP2009213810A (ja) 電磁誘導式ゴルフカートの走行制御方式
JP2883503B2 (ja) 車両の走行制御装置
JP3081193B2 (ja) 車両の走行制御装置
JP2003199202A (ja) 自動走行車の速度制御装置
JP2003256046A (ja) 誘導式車両
JP2005131016A (ja) 電動ゴルフカート
JP2003256044A (ja) 誘導式車両
JP3155042B2 (ja) エンジンの起動装置
JP5067326B2 (ja) 電磁誘導式ゴルフカートの走行制御方式
JP2001079128A (ja) 電動ゴルフカート
JP2002258949A (ja) 自動走行車の制御装置