JP2002007410A - 支援サーバ、情報提供システム、およびそれらを利用した情報提供方法 - Google Patents

支援サーバ、情報提供システム、およびそれらを利用した情報提供方法

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JP2002007410A
JP2002007410A JP2001120243A JP2001120243A JP2002007410A JP 2002007410 A JP2002007410 A JP 2002007410A JP 2001120243 A JP2001120243 A JP 2001120243A JP 2001120243 A JP2001120243 A JP 2001120243A JP 2002007410 A JP2002007410 A JP 2002007410A
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Yoshihiko Suzuki
吉彦 鈴木
Takumi Morita
巧 森田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 医薬品情報など、法的に公開範囲が限定され
る情報はインタネット上で閲覧資格のある者に効果的に
提供されていなかった。 【解決手段】 ステップS1で、MR支援サーバはユー
ザ端末からのログインを受け付ける。ステップS2にお
いてユーザID等が認証された場合、ステップS4に進
む。ステップS4で、MR支援サーバは、ユーザプロフ
ァイルに基づき、自己のコンテンツを加工して配信す
る。ステップS5で、MR支援サーバは移動先を判定
し、移動先が他のサイトである場合、ステップS6で、
他のサイトからのコンテンツを取得し、加工した後に配
信する。他のサイトが提携先サーバである場合、提携先
から閲覧制限のある情報を取得して、ユーザに配信す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、公開範囲が限定さ
れた情報をユーザに提供するための情報提供技術に関す
る。例えば、公開する対象者が医師等の医療関係者に制
限されている医療に関連する情報を、インタネットを介
して配信する場合に用いて好適な支援サーバ、情報提供
システム、およびそれらを利用した情報提供方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、製薬会社が自社の薬を宣伝する
ために、インタネット上に開設した自社のホームページ
において、薬に関する情報を公開することがある。ただ
し、市販薬以外の薬に関する情報(効果、用法、副作用
等)の公開は、法律によってその対象者が医師等の医療
関係者に制限されているので、医療関係者以外の人が当
該情報を閲覧できないように、通常、当該市販薬以外の
薬に関する情報が公開されているホームページにはパス
ワード等の閲覧を制限する措置が施されている。
【0003】製薬会社は、当該市販薬以外の薬に関する
情報が公開されているホームページのパスワードを医療
関係者に通知して、当該ホームページを閲覧するように
依頼することになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、医療関係
者が複数の製薬会社が閲覧者を限定して公開している情
報を閲覧するためには、各製薬会社のホームページにア
クセスし、当該製薬会社から通知されたパスワードを入
力して認証された後、薬に関する情報を閲覧するという
一連の処理を、製薬会社の数だけ実行しなければならな
らず、手間がかかる課題があった。
【0005】なお、そのような問題の解決策として、医
療関係者だけがアクセス可能なコンテンツサービスであ
って、各製薬会社が閲覧者を限定して公開している情報
の一覧を表示し、且つ、当該情報にダイレクトにリンク
されているコンテンツサービスが既に存在する。
【0006】しかしながら、当該コンテンツサービスで
は複数の製薬会社の情報が扱われるので、一覧として表
示される情報の数が多く、ユーザ(医療関係者)が閲覧
したい情報を探し出すことが困難である課題があった。
【0007】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、医療関係者が必要とする情報を手間なく閲
覧できるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の情報処理装置
は、予め登録されている登録情報に基づいて、ネットワ
ークを介して接続を要求する端末装置を認証する認証手
段と、認証手段の認証結果に基づき、端末装置とネット
ワークを介して接続する接続手段と、接続した端末装置
が配信を要求する制限情報を取得する取得手段と、接続
した端末装置に対応する登録情報に基づいて、取得手段
が取得した制限情報を加工する加工手段とを含むことを
特徴とする。
【0009】本発明の情報処理装置は、加工手段が加工
した制限情報を接続した端末装置に配信する配信手段を
さらに含むことができる。
【0010】本発明の情報処理装置は、ネットワークを
介して接続を要求する端末装置から送信された登録情報
を登録する登録手段をさらに含むことができる。
【0011】前記加工手段は、接続した端末装置に対応
する登録情報に含まれる端末装置のユーザの属性情報を
判別し、取得手段が取得した制限情報のうちの属性情報
に対応しないものを削除するようにすることができる。
【0012】前記加工手段は、接続した端末装置に対応
する登録情報に含まれる情報発信者識別情報を判別し、
取得手段が取得した制限情報のうちの情報発信者識別情
報に対応するものが優先的に表示されるように加工する
ようにすることができる。
【0013】前記加工手段は、接続した端末装置に対応
する登録情報に含まれる端末装置のユーザの属性情報を
判別し、属性情報に基づいて、取得手段が取得した制限
情報をソートするようにすることができる。
【0014】前記取得手段は、接続した端末装置が配信
を要求する制限情報を、制限情報が記録されているイン
タネット上の他のサーバから取得するようにすることが
できる。
【0015】本発明の情報処理装置は、登録情報が登録
されている第1のユーザが、登録情報が登録されている
第2のユーザ宛に送信したメッセージを保管する保管手
段と、保管手段が保管したメッセージを第2のユーザ宛
に送信する送信手段とをさらに含むことができる。
【0016】前記送信手段は、第2のユーザが予め設定
した通信相手リストに第1のユーザが含まれる場合、メ
ッセージを前記第2のユーザ宛に送信し、通信相手リス
トに第1のユーザが含まれない場合、メッセージを第2
のユーザ宛に送信しないようにすることができる。
【0017】本発明の情報処理方法は、予め登録されて
いる登録情報に基づいて、ネットワークを介して接続を
要求する端末装置を認証する認証ステップと、認証ステ
ップの処理での認証結果に基づき、端末装置とネットワ
ークを介して接続する接続ステップと、接続した端末装
置が配信を要求する制限情報を取得する取得ステップ
と、接続した端末装置に対応する登録情報に基づいて、
取得ステップの処理で取得された制限情報を加工する加
工ステップとを含むことを特徴とする。
【0018】本発明の記録媒体のプログラムは、予め登
録されている登録情報に基づいて、ネットワークを介し
て接続を要求する端末装置を認証する認証ステップと、
認証ステップの処理での認証結果に基づき、端末装置と
ネットワークを介して接続する接続ステップと、接続し
た端末装置が配信を要求する制限情報を取得する取得ス
テップと、接続した端末装置に対応する登録情報に基づ
いて、取得ステップの処理で取得された制限情報を加工
する加工ステップとを含むことを特徴とする。
【0019】本発明の情報処理装置および方法、並びに
記録媒体のプログラムにおいては、予め登録されている
登録情報に基づいて、ネットワークを介して接続を要求
する端末装置が認証され、認証結果に基づき、端末装置
とネットワークを介して接続され、接続した端末装置が
配信を要求する制限情報が取得され、接続した端末装置
に対応する登録情報に基づいて、取得された制限情報が
加工される。
【0020】本発明のさらに別の態様は、情報提供者が
閲覧制限のある情報をユーザに提供するのを支援する支
援サーバと、前記支援サーバと提携関係にあり、前記情
報提供者により管理運営される提携サーバとを含むシス
テムにおける情報提供方法である。この方法は、前記支
援サーバにおいてユーザを認証し、その認証情報をユー
ザの端末に発行する工程と、前記支援サーバにおいて前
記情報提供者が提供する情報に対するユーザからの閲覧
要求がなされた場合に、前記提携サーバにおいて前記ユ
ーザの端末が前記支援サーバから発行された前記認証情
報をもつかどうかを判定する工程と、前記認証情報をも
つ場合に、前記提携サーバが、閲覧制限された情報を前
記支援サーバに返送し、前記支援サーバが、前記提携サ
ーバから返送された情報を前記ユーザの端末に送信する
工程と、前記認証情報をもたない場合に、前記提携サー
バが、閲覧制限のない情報を前記ユーザ端末に直接送信
する工程とを含む。
【0021】前記支援サーバにおいてユーザから受けつ
けた、前記情報提供者の識別コードを前記ユーザに対応
づけて登録する工程と、前記支援サーバにおいて前記識
別コードの登録のあった情報提供者の前記提携サーバへ
のアクセスを事実上ユーザに促す作用をなす工程とをさ
らに含んでもよい。たとえば、提携サーバのバナー広告
が端末に優先的に表示されたり、提携サーバが提供する
情報へのリンクが優先的に表示されるように構成するこ
とにより、実質的にユーザは提携サーバへのアクセスが
促される。
【0022】ユーザを認証したときにユーザの端末に発
行される認証情報は、ユーザが正しく認証されたことを
示すデータであり、そのユーザを認証した者に関する情
報と、認証結果に関する情報を含んでもよい。そのよう
な認証情報の一例は、インターネットのWWW技術の中
で用いられるクッキー(Cookie)であるが、それに限ら
れず、他の認証手段、たとえばIDとパスワードによる
認証や、端末のIPアドレスや端末が接続時に用いる電
話回線の発信電話番号による認証などが用いられてもよ
い。
【0023】本発明の別の態様は、支援サーバである。
この支援サーバは、ユーザを認証し、認証情報をユーザ
の端末に発行する認証部と、情報提供者の識別コードを
ユーザに対応づけて登録する登録部と、ユーザからの情
報の閲覧要求に応じて、情報を提供する通信部とを含
み、前記ユーザの前記閲覧要求が前記登録部に登録され
た前記情報提供者に対するものである場合に、前記通信
部は、前記情報提供者の提携サーバが前記ユーザの端末
に前記認証情報があることを確認した上で返送する閲覧
制限のある情報を受け取り、前記ユーザの端末に送信す
る。
【0024】前記登録部は、情報提供者側の担当者の識
別情報をユーザごとに対応づけて登録し、前記通信部
は、前記担当者指定ファイルに登録された担当者からユ
ーザに宛てられたメッセージを受信してユーザ端末に提
供し、前記担当者指定ファイルに登録されていない担当
者からのメッセージを拒否してもよい。
【0025】前記登録部は、ユーザの属性情報を登録
し、前記ユーザの端末に情報を提供するに先立ち、前記
登録されたユーザの属性情報に基づいて、前記ユーザの
端末に提供すべき情報を加工する加工部をさらに含んで
もよい。前記加工部は、前記提供すべき情報からユーザ
の前記属性情報に適合しない情報を削除してもよい。前
記加工部は、前記登録された識別コードに対応する情報
提供者からの情報が優先的に表示されるように前記提供
すべき情報を加工してもよい。加工される情報は、支援
サーバがもつ情報であっても、提携サーバがもつ閲覧制
限のある情報であってもよい。
【0026】本発明の別の態様は、支援サーバと提携サ
ーバとを含む情報提供システムである。このシステムに
おいて、前記支援サーバは、上述のいずれかの構成であ
り、前記提携サーバは、前記ユーザからの前記閲覧要求
があった場合に、前記ユーザの端末が前記発行された認
証情報をもつかどうかを判定する判定部と、前記認証情
報をもつ場合に、前記情報提供者により閲覧制限が設け
られた情報を前記支援サーバに返送し、前記認証情報を
もたない場合に、閲覧制限のない情報を前記ユーザ端末
に直接送信する提携通信部とを含む。
【0027】提携サーバは、前記閲覧要求をした前記ユ
ーザの端末に支援サーバからの認証情報が発行されてい
ない場合に、前記ユーザの端末を直接認証する認証部を
さらに含んでもよい。
【0028】本発明の別の態様は、医療関係者に公開が
限定される医療関連業者の制限情報の提供を支援する方
法であって、医療関係者からのアクセスのみに制限され
た支援サーバにおいて、前記医療関係者を認証し、認証
情報を前記端末に発行する工程と、前記支援サーバにお
いて、前記医療関係者が医療関連業者側の担当者から入
手したサービスコードを登録することにより、前記サー
ビスコードを登録した前記医療関連業者からの情報が優
先的に案内される工程と、前記支援サーバにおいて、前
記医療関係者によって前記医療関連業者から案内された
情報を閲覧する要求がなされた場合に、前記医療関連業
者の提携サーバにおいて前記医療関係者の端末が前記支
援サーバから発行された前記認証情報をもつかどうかを
判定する工程と、前記認証情報をもつ場合に、前記提携
サーバが、閲覧制限された情報を前記支援サーバに返送
し、前記支援サーバが、前記提携サーバから返送された
情報を前記医療関係者の属性に合わせて加工した上で、
前記端末に送信する工程とを含む。前記認証情報をもた
ない場合に、前記提携サーバが、閲覧制限のない情報を
前記端末に直接送信する工程をさらに含んでもよい。ま
た、前記認証情報をもたない場合に、前記提携サーバが
前記ユーザを直接認証した上で、閲覧制限のある情報を
前記ユーザの端末に直接送信する工程をさらに含んでも
よい。
【0029】前記医療関係者が前記医療関連業者の担当
者の識別情報を登録する工程と、登録された担当者から
前記医療関係者に宛てられたメッセージを受信して前記
端末に提供し、登録されていない担当者からのメッセー
ジを拒否する工程とをさらに含んでもよい。医療関連業
者は、製薬会社、医療機器メーカなどの医療関連業者を
含み、その担当者は、医療関連業者に従事して、医学情
報を医療関係者に伝える情報担当者や、医療製品を医療
関係者に販売する営業担当者を含む。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明を適用したMR支援システ
ムについて説明する。このMR支援システムは、法律に
よって公開する対象者が医師等の医療関係者に制限され
ている情報(以下、制限情報と記述する)を医療関係者
に提供するとともに、製薬会社の医学情報担当者(Medi
cal Representatives、以下、MRと記述する)や医療
機器メーカの営業担当者等が医療関係者と1対1でメッ
セージの通信を行うことができるシステムである。
【0031】図1は、MR支援システムの構成例を示し
ている。このMR支援システムは、インタネット3を介
して接続されるMR支援サーバ1、ユーザ端末4、MR
端末5、および、提携サーバ6から構成される。
【0032】MR支援サーバ1は、医療関係者とMR
(医療機器メーカの営業担当者も含む)だけが利用でき
るコンテンツサービスを管理するサーバであり、パーソ
ナルコンピュータ、ワークステーション等の情報処理装
置がMR支援コンテンツプログラムを実行することによ
り実現される。MR支援サーバ1には、各種の情報等を
記録するデータベース2が接続されている。
【0033】MR支援サーバ1は、ユーザ端末4からの
アクセスに対応し、コンテンツとして様々な報道メディ
アや製薬会社等から取得する制限情報等をユーザ端末4
に提供する。
【0034】MR支援サーバ1はまた、医療関係者とM
Rの相互のメッセージ(電子メールと同等のもの)を管
理する。
【0035】MR支援サーバ1はさらに、提携サーバ6
が配信するコンテンツを加工してユーザ端末4に提供す
る。
【0036】インタネット3を介してMR支援サーバ1
に接続するユーザ端末4は、医療関係者が操作する端末
装置であり、例えば、パーソナルコンピュータがWWW(Wo
rldWide Web)ブラウザを実行することにより実現され
る。ユーザ端末4は、MR支援サーバ1、提携サーバ
6、または非提携サーバ7が開設するホームページを閲
覧することができる。ユーザ端末4はまた、MR端末5
を操作するMRに対し、MR支援サーバ1のホームペー
ジ上においてメッセージを送受信することができる。
【0037】インタネット3を介してMR支援サーバ1
に接続するMR端末5は、MRが操作する端末装置であ
り、例えば、パーソナルコンピュータがWWWブラウザを
実行することにより実現される。MR端末5は、ユーザ
端末4を操作する医療関係者に対して、MR支援サーバ
1が管理するホームページ上においてメッセージを送受
信することができる。MR端末5はまた、MR支援サー
バ1が管理するホームページ上において、MRが送信し
たメッセージに対する医療関係者の反応を営業成績とし
て確認することができる。
【0038】提携サーバ6は、MR支援システムと提携
している製薬会社等のホームページを管理するサーバで
ある。提携サーバ6は、アクセスしてきた端末装置がM
R支援システムの利用者であるか否かを判定し、利用者
であると判定した場合、アクセスしてきた端末装置には
コンテンツを送信せず、MR支援サーバ1にコンテンツ
を送信する。MR支援システムの利用者ではないと判定
した場合、提携サーバ6は、アクセスしてきた端末装置
に対して、提携サーバ6の独自のパスワード等の認証処
理を実行した後、当該端末装置にコンテンツを送信す
る。
【0039】なお、ユーザ端末4乃至提携サーバ6は、
それぞれ複数存在する。また、インタネット3には、当
該MR支援システムと提携していない製薬会社等のホー
ムページを管理する非提携サーバ7も複数存在する。
【0040】MR支援サーバ1を運営する運営者は、当
該MR支援システムの利用契約を結んだ製薬会社から利
用料を徴収したり、ホームページにバナー広告を設ける
ことによってビジネスを成立させる。なお、当該MR支
援システムを利用する医療関係者に対して課金するよう
にしてもよい。
【0041】MR支援サーバ1を運営する運営者は、当
該MR支援システムの利用契約を結んだ各製薬会社に対
して、少なくとも製薬会社を識別することができる情報
を含むサービスコードを割り当てる。
【0042】図2は、MR支援コンテンツプログラムを
実行することにより、MR支援サーバ1を実現するパー
ソナルコンピュータ、ワークステーション等の情報処理
装置の構成例を示している。
【0043】この情報処理装置は、CPU(Central Proces
sing Unit)11を内蔵している。CPU11にはバス14
を介して、入出力インタフェース15が接続されてい
る。入出力インタフェース15には、キーボード、マウ
スなどの入力デバイスよりなる入力部16、処理結果を
出力する出力部17、処理結果として画像を表示する表
示部18、プログラムや各種のデータを記憶するハード
ディスクドライブなどよりなる記憶部19、インタネッ
ト3を介してデータを通信する通信部20、および、磁
気ディスク22乃至半導体メモリ25などの記録媒体に
対してデータを読み書きするドライブ21が接続されて
いる。バス14には、ROM(Read Only Memory)12およ
びRAM(Random Access Memory)13が接続されている。
【0044】この情報処理装置にMR支援サーバ1とし
ての動作を実行させるMR支援コンテンツプログラム
は、磁気ディスク22乃至半導体メモリ25に格納され
た状態で情報処理装置に供給され、ドライブ21によっ
て読み出されて、記憶部19に内蔵されるハードディス
クドライブにインストールされている。記憶部19にイ
ンストールされているMR支援コンテンツプログラムプ
ログラムは、入力部16に入力されるユーザからのコマ
ンドに対応するCPU11の指令によって、記憶部19か
らRAM13にロードされて実行される。
【0045】なお、ユーザ端末4、およびMR端末5を
実現するパーソナルコンピュータ等の情報処理装置の構
成も、図2に示した情報処理装置の構成例と同様である
ので、その説明は省略する。
【0046】次に、医療関係者がMR支援システムを利
用するまでの手続について説明する。MR支援システム
を利用して限定情報を閲覧したい医療関係者は、MR支
援サーバ1の運営者と契約している製薬会社のMRから
サービスコードを入手する必要がある。
【0047】一方、医療関係者との営業活動にMR支援
システムを利用したいMRは、自社のサービスコードを
医療関係者に通知して、MR支援システムの利用を促す
ことになる。
【0048】いずれにしても、サービスコードを知り得
る者は、MR支援サーバ1や提携サーバ6が管理する限
定情報を閲覧することが可能となるので、医療関係者以
外にサービスコードが知られないように、MRはその通
知方法に考慮する必要がある。
【0049】なお、医療関係者にサービスコードを通知
するとき、MRは、自己に対して割り当てられているMR
ID(MRを識別する情報)も通知する。MRIDは、電子メ
ールアドレスと同様に、医療関係者が当該MRにメッセ
ージを送信するときに宛先として用いる情報である。な
お、MRIDは、MRの属性情報に対応付けられてデータベ
ース2に記憶されており、メッセージの宛先としての用
途以外にも用いられる。
【0050】次に、MR支援サーバ1の処理について、
図3のフローチャートを参照して説明する。このサーバ
処理は、MR支援サーバ1がユーザ端末4からのアクセ
スを検知したときに開始される。
【0051】ステップS1において、MR支援サーバ1
は、ユーザIDおよびパスワードの入力を促すログイン
画面を、インタネット3を介してユーザ端末4に送信す
る。ログイン画面には、ユーザIDおよびパスワードの
入力欄、入力したユーザID等の送信を指示する送信ボ
タン、並びに、未登録ユーザであることを通知する通知
ボタン等が設けられている。
【0052】ユーザ端末4に表示されるログイン画面に
対して、ユーザ端末4を操作する医療関係者(以下、ユ
ーザと記述する)は、自己が登録済みのユーザである場
合、ユーザIDおよびパスワードをログイン画面に入力
して送信ボタンをクリックする。反対に、自己が未登録
ユーザである場合、ユーザは通知ボタンをクリックす
る。
【0053】送信ボタンまたは通知ボタンのいずれかが
クリックされることにより、入力されたユーザIDおよ
びパスワード、または未登録ユーザ通知が、ユーザ端末
4からインタネット3を介してMR支援サーバ1に送信
される。
【0054】ステップS2において、MR支援サーバ1
は、ユーザ端末4からのユーザIDおよびパスワード、
または、未登録ユーザ通知を受信し、受信内容に基づい
て、ユーザが登録済みのユーザであるか否かを判定す
る。
【0055】具体的には、ユーザIDおよびパスワード
が受信された場合、データベース2に記録されているユ
ーザプロファイルと照合されて正規のものであるか否か
が判定される。ユーザIDおよびパスワードが正規のも
のではないと判定された場合、ステップS1に戻り、再
度ログイン画面の送信が行われる。
【0056】未登録ユーザ通知が受信された場合、ユー
ザが未登録ユーザであると判定されてステップS3に進
む。
【0057】ステップS3において、MR支援サーバ1
は、ユーザ登録を促すユーザ登録画面をインタネット3
を介してユーザ端末4に送信する。
【0058】ユーザ端末4に表示されるユーザ登録画面
には、ユーザが任意の文字や数字を設定できるユーザI
Dおよびパスワードを入力する欄の他、MRから取得し
たサービスコード、氏名、性別、誕生日、職種(勤務
医、開業医、看護婦、薬剤師、臨床検査技師等)、専門
科(内科、外科等)、勤務地等の入力欄、および、入力
したユーザID等の送信を指示する送信ボタンが設けら
れている。
【0059】ユーザ端末4に表示されたユーザ登録画面
に対し、ユーザがユーザID、パスワード、サービスコ
ード等を入力した後、送信ボタンをクリックすると、入
力されたユーザID、パスワード、サービスコード等が
インタネット3を介してMR支援サーバ1に送信され
る。
【0060】ところで、MRから取得するサービスコー
ドには、上述したように、少なくともMRの製薬会社を
識別する情報が記録されているが、さらに、通知相手の
医療関係者の性別、誕生日、職種、専門科、勤務地等の
情報を含めたサービスコードを医療関係者に通知するよ
うにしてもよい。そのようにすれば、医療関係者がユー
ザ登録画面に対して入力する項目が減少するので、医療
関係者のユーザ登録の手間を減少させることができる。
【0061】MR支援サーバ1は、ユーザ端末4からの
ユーザID等をユーザプロファイルとしてデータベース
2に記録する。これにより、ユーザ端末4のユーザは、
登録済みのユーザとなる。MR支援サーバ1はまた、登
録済みのユーザが操作しているユーザ端末4に対して、
ユーザ端末4のユーザが登録ユーザであることを示す認
証情報(いわゆるクッキ(cookie))を発行する。発行さ
れた認証情報はユーザ端末4に記憶される。MR支援サ
ーバ1はさらに、発行した認証情報をユーザのユーザプ
ロファイルに対応付けてデータベース2に記録する。
【0062】ユーザ登録の後、ユーザは、相互にメッセ
ージを送受信するMRのMRIDを、MR支援サーバ1が管
理する当該ユーザ専用のMR指定フォームに登録する。
MR指定フォームには、複数のMRIDを登録することがで
きる。ユーザは、MR指定フォームにMRIDを登録したM
Rが送信するメッセージだけを受信することができる。
換言すれば、MRは、自己のMRIDをユーザがMR指定フ
ォームに登録してくれなければ、当該ユーザにメッセー
ジを送ることができない。したがって、ユーザは、MR
指定フォームへのMRIDを登録しないことにより、意図し
ないMRからのメッセージの受け取りを拒絶することが
できる。
【0063】ユーザ登録時に入力した内容、およびMR
指定フォームへのMRIDの追加登録、登録解除等は随時可
能とされている。
【0064】なお、ステップS2において、ユーザID
およびパスワードが受信され、且つ、データベース2に
記録されているユーザプロファイルと照合されて正規の
ものであると判定された場合、既に登録済みのユーザで
あると判定されて、ステップS3の処理はスキップされ
る。
【0065】ステップS4において、MR支援サーバ1
は、ユーザプロファイルをデータベース2から読み出
し、それに基づいて、自己が管理するコンテンツを加工
してユーザ端末4に送信する。
【0066】具体的には、サービスコードに含まれる製
薬会社を判別し、当該製薬会社が発表した情報が優先的
に表示されるように加工する。また、ユーザの専門科に
関連する情報が優先的に表示されるように加工したり、
ユーザの職種が看護婦である場合、医師だけにしか公開
できない情報を表示しないように加工したり、例えばま
た、開業医には求人情報を表示しないように加工する。
すなわち、情報を制限し、且つ、ソートする場合、制限
だけする場合、または、ソートだけする場合が存在す
る。
【0067】ユーザ端末4のWWWブラウザウィンドウに
は、登録ユーザのプロファイルに基づいて加工されたコ
ンテンツが表示される。
【0068】図4は、医療関係者である田中明医師が操
作するユーザ端末4に表示されるWWWブラウザウィンド
ウ31の表示例を示す。
【0069】WWWブラウザウィンドウ31のアドレス入
力欄32には、アクセスするホームページのURL(Unifor
m Resource Locator)を入力する。ナビゲーションフレ
ーム33には、メインフレーム34に表示させる情報の
項目が表示される。ナビゲーションフレーム33に表示
された項目をクリックすると、クリックされた項目の情
報の見出しがメインフレーム34に表示される。図4の
例では、メインフレーム34に「最新の話題」および
「お知らせ」の見出しが表示されている。
【0070】メインフレーム34に表示された情報の見
出しの文字列(例えば、「A製薬アニュアル医学情報を
リリース」)は、対応する情報(いまの場合、「アニュ
アル医学情報」)が記載されているページにリンクされ
ている。なお、リンク先のページのURLは、当該サイト
(MR支援サーバ1)の下層ディレクトリであるとは限
られず、他のサイト(提携サーバ6または非提携サーバ
7)であることもある。
【0071】なお、本明細書において「リンク」の用語
は、上述した例を用いれば、文字列「A製薬 アニュア
ル医学情報をリリース」がクリックされた場合、対応す
る「アニュアル医学情報」が表示されることの意味で用
いている。
【0072】スポンサフレーム36は、エリア37乃至
39から成り、それぞれ、ユーザとMRとの間でメッセ
ージの送受信を行う双方向コミュニケーション(後述)
のページにリンクされている。エリア37,38は、そ
れぞれ、所定の製薬会社専用の領域であり、その製薬会
社のMRからユーザ(いまの場合、田中明)にメッセー
ジが送信されている場合、そのメッセージが表示され
る。メッセージが送信されていない場合、製薬会社のマ
ークやロゴタイプ(logotype)等が表示される。
【0073】図4の例では、エリア37はA製薬会社の
専用の領域とされており、A製薬会社のMRである小林
信也から送信されたメッセージ「治験医の会に参加しま
せんか?」が表示されている。同様に、エリア38はB
製薬会社の専用の領域とされており、B製薬会社のMR
である山本伸男から送信されたメッセージ「研究会の日
程が決まりました」が表示されている。
【0074】エリア37,38は、それぞれ、対応する
MRによって設定された情報(例えば、メッセージに関
する詳細な情報等)にリンクされている。
【0075】エリア39には、「待合室、N通の新規メ
ッセージがあります」と表示される。エリア39は、ユ
ーザがMR指定フォームにMRIDを登録したMRからのメ
ッセージが一覧できる待合室のページにリンクされてい
る。
【0076】ユーザは、MR指定フォームにMRIDを登録
したMRの属する製薬会社の中から、エリア37,38
を専有的に使用できる製薬会社を任意に設定することが
できる。
【0077】ユーザ端末4に表示された画面に対し、ユ
ーザがナビゲーションフレーム33に表示されている情
報の項目をクリックしたり、メインフレーム34に表示
されている見出しをクリックしたり、スポンサフレーム
36のエリア37乃至38をクリックしたり、または、
バナー広告40乃至42をクリックしたり、あるいは、
アドレス入力欄32にURLを入力したりすることによっ
て、表示する情報の変更を指示した場合(インタネット
3における移動を指示した場合)、移動先を示す情報と
して、クリックされた箇所にリンクされているURL、ま
たはアドレス入力欄32に入力されたURLが、ユーザ端
末4からインタネット3を介してMR支援サーバ1に送
信される。
【0078】なお、移動先が他のサイト(提携サーバ6
または非提携サーバ7)である場合、通常のアクセス要
求が、ユーザ端末4から当該他サイトにインタネット3
を介して送信される。
【0079】ここで、提携サーバ6が端末装置からアク
セスされたときの処理について、図5のフローチャート
を参照して説明する。ステップS11において、提携サ
ーバ6は、アクセスしてきた端末装置が、MR支援サー
バ4から発行された認証情報(クッキ)を有しているか
否かを判定し、端末装置が認証情報を有していると判定
した場合、ステップS12に進む。
【0080】ステップS12において、提携サーバ6
は、アクセスしてきた端末装置がMR支援システムを利
用するユーザによって操作されるユーザ端末4であると
判断し、ユーザ端末4から認証情報を取得する。提携サ
ーバ6はさらに、アクセスされたURLのコンテンツおよ
びユーザ端末4から取得した認証情報を、インタネット
3を介してMR支援サーバ1に送信する。なお、ユーザ
端末4がアクセスを要求したURLのコンテンツは、MR
支援サーバ1で加工された後、インタネット3を介して
ユーザ端末4に供給される(詳細は後述する)。
【0081】ステップS11において、端末装置が認証
情報を有していないと判定した場合、ステップS13に
進む。ステップS13において、提携サーバ6は、アク
セスしてきた端末装置が当該MR支援システムとは無関
係であると判断し、提携サーバ6専用のパスワード等の
認証処理の後、アクセスされたURLのコンテンツをイン
タネット3を介して当該端末装置に送信する。
【0082】なお、ステップS11,S12における、
端末装置がMR支援システムを利用するユーザによって
操作されるユーザ端末4であるとの判定は、認証情報
(クッキ)の有無に基づくものでなくてもかまわない。
【0083】図3に戻る。ステップS5において、MR
支援サーバ1は、ユーザ端末4からのURLを受信して移
動先を判定する。移動先が他のサイトであると判定され
た場合、ステップS6に進む。ステップS6において、
MR支援サーバ1は、他サイトの情報表示処理を実行す
る。
【0084】他サイトの情報表示処理について、図6の
フローチャートを参照して説明する。ステップS21に
おいて、MR支援サーバ1は、提携サーバ6からの認証
情報およびコンテンツを受信したか否かを判定し、認証
情報およびコンテンツを受信したと判定するまで待機す
る。認証情報およびコンテンツを受信したと判定された
場合、ステップS22に進む。
【0085】ステップS22において、MR支援サーバ
1は、受信した認証情報をデータベース3に照合して、
対応するユーザプロファイル(すなわち、ユーザ端末4
を操作するユーザのユーザプロファイル)を読み出す。
ステップS23において、MR支援サーバ1は、提携サ
イト6がユーザ端末4からのアクセス要求に応じてMR
支援サーバ1に送信したコンテンツの内容を、読み出し
たユーザプロファイルに基づき、制限およびソート等の
加工を施した後、インタネット3を介してユーザ端末4
に送信する。具体的には、上述したステップS4の処理
と同様に、提携サーバ6からのコンテンツに含まれる内
容を、ユーザの職種に応じて削除したり、専門科に関連
する情報が優先的に表示されるようにしたりする。
【0086】加工された提携サーバ6のコンテンツは、
WWWブラウザウィンドウ31のメインフレーム34に表
示される。なお、ユーザ端末4において、新たにWWWブ
ラウザウィンドウが開かれて、当該コンテンツが表示さ
れるようにしてもよい。
【0087】このように、MR支援サーバ1に登録済み
であるユーザは、提携サーバ6に対して提携サーバ6の
専用のパスワード等を入力することなく、提携サーバ6
が管理する限定情報を取得することができる。
【0088】図3に戻る。ステップS5において、移動
先が他のサイトではない、すなわち、移動先はMR支援
サーバ1内であると判定された場合、ステップS7に進
む。ステップS7において、MR支援サーバ1は、移動
先に指定されたURLに格納されている情報をデータベー
ス2から読み出し、インタネット3を介してユーザ端末
4に送信する。ユーザ端末4で受信された当該情報は、
メインフレーム34に表示される。
【0089】なお、ステップS7でデータベース2から
読み出した情報を、ユーザプロファイルに基づいて加工
(表示制限、ソート等)した後、インタネット3を介し
てユーザ端末4に送信するようにしてもよい。
【0090】次に、ステップS4,S5,S7の処理に
よって、ユーザ端末4に送信されたコンテンツの表示例
を図7乃至図9に示す。
【0091】図7は、スポンサフレーム36のエリア3
9がクリックされることによって、メインフレーム34
に表示される待合室の情報の表示例を示している。メイ
ンフレーム34には、MR指定フォームにMRIDが登録さ
れているMRからユーザに宛てて送信されたメッセージ
が表示される。メインフレーム34に表示される各MR
からのメッセージの文字列は、エリア37,38と同様
に、各MRによって設定された当該メッセージに関連す
る情報にリンクされている。
【0092】例えば、この表示例のエリア38、または
メインフレーム34に表示されているB製薬会社のMR
からのメッセージがクリックされた場合、図8に示すよ
うに、メインフレーム34に、B製薬会社のMRによっ
て設定されたリンク先の情報(いまの場合、地図の画
像)が表示される。リンク先の情報が表示されたことに
対応して、B製薬会社が専有していたエリア38の表示
は、同社のマークおよびロゴタイプに切り換えられる。
【0093】なお、MRからのメッセージに関連する情
報を表示させるために、エリア37,38,またはメイ
ンフレーム34に表示されたメッセージの文字列を、ユ
ーザがクリックすると、MR支援サーバ1において、ク
リックされた回数等が統計され、各MRの成績としてデ
ータベース2に記録される。
【0094】図9は、ナビゲーションフレーム33の文
字列「送信」71がクリックされることによって、メイ
ンフレーム34に表示されるメッセージ入力欄76等の
表示例を示している。メインフレーム34の新規ボタン
72は、新規にメッセージを作成するときクリックされ
る。送信ボタン73は、チェックボックス77,78に
より選択した送信相手に、メッセージ入力欄76に入力
したメッセージを送信するときクリックされる。クリア
ボタン74は、メッセージ入力欄76、およびチェック
ボックス77,78のチェックをクリアにするときクリ
ックされる。タイトル入力欄75には、送信するメッセ
ージのタイトルが入力される。メッセージ入力欄76に
は、送信するメッセージが入力される。チェックボック
ス77は、MR指定フォームにMRIDが登録されている全
てのMRを送信相手にするときチェックされる。各MR
に対応して設けられているチェックボックス78は、対
応するMRを送信相手に選択するときチェックされる。
【0095】ところで、以上においては、MR支援サー
バ1が管理するコンテンツの機能についてユーザ端末4
の表示例を用いて説明したが、MR端末5においても、
ユーザ端末4と同様の操作を実行できる。例えば、MR
は、MR端末5を用いて、メッセージを送受信する医療
関係者のユーザIDを、MR支援サーバ1が管理する当
該MR専用の顧客指定フォームに登録することができ
る。MRはまた、医療関係者からのメッセージを受信し
たり、自己のMRIDをMR指定フォームに登録している医
療関係者に対してメッセージを送信することができる。
さらに、MR端末5では、図10に示す表示例のよう
に、MR支援サーバ1のデータベース2に記録されてい
る自身の成績を表示することができる。
【0096】なお、製薬会社において複数のMRを管理
する立場にある人が操作するMR端末5では、各MRの
成績を個別に表示させたり、自己が管理する複数のMR
の成績を一覧表示させることができる。
【0097】次に、医療関係者、製薬会社のMR、MR
支援サーバ1の運営者(プロバイダ等)、提携サーバ6
の運営者(製薬会社等)が、本実施の形態であるMR支
援システムを利用することの有益性について列記する。
【0098】MR支援システムによって医療関係者は、
MR支援サーバ1にユーザ登録をした以降、MR支援サ
ーバ1が管理する限定情報を閲覧することができるだけ
でなく、提携サーバ6の専用の認証処理等を受けること
なく、提携サーバ6が管理する限定情報も閲覧すること
ができる。すなわち、MR支援サーバ1にアクセスする
だけで、複数の製薬会社が発表した情報を閲覧すること
ができる。閲覧する限定情報等は、自己のユーザプロフ
ァイルに基づいてソートされているので、必要とする情
報を素早く見つけだすことができる。
【0099】また、医療関係者は、MRを識別するMRID
をMR指定フォームに登録したり、登録解除したりする
ことにより、メッセージを送受信する相手を選択するこ
とができる。よって、例えば、気に入らないMRからの
ダイレクトメール等の受信を拒絶することが可能とな
る。
【0100】MR支援システムによって製薬会社のMR
は、自己が通知したサービスコードを使って医療関係者
がMR支援サーバ1に登録すれば、自己の属する製薬会
社の情報を他の製薬会社からの情報よりも優先的に、当
該医療関係者の目に触れさせることができる。
【0101】また、MRは、1度の操作を実行するだけ
で、複数の医療関係者に対して同時に同様の情報を提供
することが可能となる。
【0102】さらに、MRは、医療関係者を識別するユ
ーザIDを顧客指定フォームに登録したり、登録解除し
たりすることにより、メッセージを送受信する相手を選
択することができる。よって、例えば、営業の対象とは
ならない医療関係者からのメッセージの受信を拒絶する
ことが可能となる。
【0103】さらに、MRは、送信したメッセージに対
する医療関係者の反応(関連する情報を閲覧するための
クリック動作)を、自己の成績として確認することがで
きる。複数のMRを管理する管理者は、複数のMRの成
績の一覧を確認することができる。
【0104】MR支援サーバ1の運営者にとっては、ユ
ーザ登録時に入力されたサービスコードに対応する製薬
会社からの情報が優先的に表示されることに起因して、
MRが積極的に医療関係者にサービスコードを配布して
MR支援サーバ1へのアクセスを勧めるので、結果的に
MRがユーザ数を拡大してくれることになる。
【0105】提携サーバ6の運営者にとっては、MR支
援サーバ1を経由してアクセスした人に対する認証処理
を省略することができる。
【0106】以上のように、本実施の形態であるMR支
援システムによれば、情報を提供する側と情報を閲覧す
る側の双方に利益をもたらすことができる。
【0107】ところで、本実施の形態においては、医療
業界における営業活動を対象としたMR支援システムに
ついて説明したが、本発明は、例えば法律によって公開
する対象者が制限されている情報を授受するあらゆる業
界の営業活動に適用することが可能である。
【0108】なお、本明細書において、記録媒体に記録
されるプログラムを記述するステップは、記載された順
序に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずし
も時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に
実行される処理をも含むものである。
【0109】また、本明細書において、システムとは、
複数の装置により構成される装置全体を表すものであ
る。
【0110】また、上記の実施形態における説明では、
MR支援サーバ1を実現する情報処理装置のハードウエ
ア構成を図2に示したが、MR支援サーバ1は、機能ブ
ロックとしては、医療関係者を認証して認証情報をユー
ザ端末4に発行する認証部と、医療関係者の属性情報、
製薬会社等のサービスコード、MRの識別情報を医療関
係者ごとに登録する登録部と、医療関係者の属性に合わ
せて情報を加工する加工部と、医療関係者からの情報の
閲覧要求に応じて、情報を送信する通信部とを含む。こ
れらの機能ブロックは、図2の情報処理装置における各
ハードウエアモジュール、およびCPU11にて実行され
るMR支援コンテンツプログラムにおける各ソフトウエ
アモジュールを組み合わせて実現される。
【0111】同様に、提携サーバ6を実現する情報処理
装置のハードウエア構成も図2と同様である。提携サー
バ6は、機能ブロックとしては、医療関係者からの閲覧
要求があった場合に、医療関係者のユーザ端末4にMR
支援サーバ1から認証情報が発行されているかどうかを
調べる判定部と、認証情報があった場合に、閲覧制限の
設けられた情報をMR支援サーバ1に返送し、ユーザ端
末4に認証情報が発行されていない場合に、閲覧制限の
ない情報をユーザ端末4に直接送信する提携用通信部を
含む。これらの機能ブロックも、情報処理装置のハード
ウエアモジュールおよび、情報処理装置にて実行される
プログラムのソフトウエアモジュールを組み合わせて実
現される。
【0112】
【発明の効果】以上のように、本発明の情報提供技術に
よれば、接続した端末装置に対応する登録情報に基づ
き、取得した制限情報を加工するようにしたので、端末
装置のユーザは、必要とする情報を手間なく閲覧するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用したMR支援システムの構成例
を示すブロック図である。
【図2】 MR支援サーバを実現する情報処理装置の構
成例を示すブロック図である。
【図3】 MR支援サーバの動作を説明するフローチャ
ートである。
【図4】 MR支援サーバからユーザ端末に送信された
コンテンツの表示例を示す図である。
【図5】 提携サーバの動作を説明するフローチャート
である。
【図6】 図3の他サイトの情報表示処理の詳細を説明
するフローチャートである。
【図7】 MR支援サーバからユーザ端末に送信された
コンテンツの表示例を示す図である。
【図8】 MR支援サーバからユーザ端末に送信された
コンテンツの表示例を示す図である。
【図9】 MR支援サーバからユーザ端末に送信された
コンテンツの表示例を示す図である。
【図10】 MR支援サーバからMR端末に送信された
コンテンツの表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 MR支援サーバ、 2 データベース、 3 イン
タネット、 4 ユーザ端末、 5 MR端末、 6
提携サーバ、 7 非提携サーバ、 22 磁気ディス
ク、 23 光ディスク、 24 光磁気ディスク、
25 半導体メモリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田 巧 東京都品川区北品川4丁目7番35号 ソニ ーコミュニケーションネットワーク株式会 社内 Fターム(参考) 5B075 KK54 KK63 PP02 PP03 PQ02 UU24 UU26

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報提供者が閲覧制限のある情報をユー
    ザに提供するのを支援する支援サーバと、前記支援サー
    バと提携関係にあり、前記情報提供者により管理運営さ
    れる提携サーバとを含むシステムにおける情報提供方法
    であって、 前記支援サーバにおいてユーザを認証し、その認証情報
    をユーザの端末に発行する工程と、 前記支援サーバにおいて前記情報提供者が提供する情報
    に対するユーザからの閲覧要求がなされた場合に、前記
    提携サーバにおいて前記ユーザの端末が前記支援サーバ
    から発行された前記認証情報をもつかどうかを判定する
    工程と、 前記認証情報をもつ場合に、前記提携サーバが、閲覧制
    限された情報を前記支援サーバに返送し、前記支援サー
    バが、前記提携サーバから返送された情報を前記ユーザ
    の端末に送信する工程と、 前記認証情報をもたない場合に、前記提携サーバが、閲
    覧制限のない情報を前記ユーザ端末に直接送信する工程
    とを含むことを特徴とする情報提供方法。
  2. 【請求項2】 前記支援サーバにおいてユーザから受け
    つけた、前記情報提供者の識別コードを前記ユーザに対
    応づけて登録する工程と、 前記支援サーバにおいて前記識別コードの登録のあった
    情報提供者の前記提携サーバへのアクセスを事実上ユー
    ザに促す作用をなす工程とをさらに含むことを特徴とす
    る請求項1に記載の情報提供方法。
  3. 【請求項3】 ユーザを認証し、認証情報をユーザの端
    末に発行する認証部と、 情報提供者の識別コードをユーザに対応づけて登録する
    登録部と、 ユーザからの情報の閲覧要求に応じて、情報を提供する
    通信部とを含み、 前記ユーザの前記閲覧要求が前記登録部に登録された前
    記情報提供者に対するものである場合に、前記通信部
    は、前記情報提供者の提携サーバが前記ユーザの端末に
    前記認証情報があることを確認した上で返送する閲覧制
    限のある情報を受け取り、前記ユーザの端末に送信する
    ことを特徴とする支援サーバ。
  4. 【請求項4】 前記登録部は、情報提供者側の担当者の
    識別情報をユーザごとに対応づけて登録し、 前記通信部は、前記担当者指定ファイルに登録された担
    当者からユーザに宛てられたメッセージを受信してユー
    ザ端末に提供し、前記担当者指定ファイルに登録されて
    いない担当者からのメッセージを拒否することを特徴と
    する請求項3に記載の支援サーバ。
  5. 【請求項5】 前記登録部は、ユーザの属性情報を登録
    し、 前記ユーザの端末に情報を提供するに先立ち、前記登録
    されたユーザの属性情報に基づいて、前記ユーザの端末
    に提供すべき情報を加工する加工部をさらに含むことを
    特徴とする請求項3に記載の支援サーバ。
  6. 【請求項6】 前記加工部は、前記提供すべき情報から
    ユーザの前記属性情報に適合しない情報を削除すること
    を特徴とする請求項5に記載の支援サーバ。
  7. 【請求項7】 前記加工部は、前記登録された識別コー
    ドに対応する情報提供者からの情報が優先的に表示され
    るように前記提供すべき情報を加工することを特徴とす
    る請求項5に記載の支援サーバ。
  8. 【請求項8】 情報提供者が閲覧制限のある情報をユー
    ザに提供するのを支援する支援サーバと、前記支援サー
    バと提携関係にあり、前記情報提供者により管理運営さ
    れる提携サーバとを含む情報提供システムであって、 前記支援サーバは、 ユーザを認証し、認証情報をユーザの端末に発行する認
    証部と、 情報提供者の識別コードをユーザに対応づけて登録する
    登録部と、 ユーザからの情報の閲覧要求に応じて、情報を提供する
    通信部とを含み、 前記ユーザの前記閲覧要求が前記登録部に登録された前
    記情報提供者に対するものである場合に、前記通信部
    は、前記提携サーバから返送される情報を受け取り、前
    記ユーザの端末に送信し、 前記提携サーバは、 前記ユーザからの前記閲覧要求があった場合に、前記ユ
    ーザの端末が前記発行された認証情報をもつかどうかを
    判定する判定部と、 前記認証情報をもつ場合に、前記情報提供者により閲覧
    制限が設けられた情報を前記支援サーバに返送し、前記
    認証情報をもたない場合に、閲覧制限のない情報を前記
    ユーザ端末に直接送信する提携通信部とを含むことを特
    徴とする情報提供システム。
  9. 【請求項9】 医療関係者に公開が限定される医療関連
    業者の情報の提供を支援する方法であって、 医療関係者からのアクセスのみに制限された支援サーバ
    において、前記医療関係者を認証し、認証情報を前記端
    末に発行する工程と、 前記支援サーバにおいて、前記医療関係者が医療関連業
    者側の担当者から入手したサービスコードを登録するこ
    とにより、前記サービスコードを登録した前記医療関連
    業者からの情報が優先的に案内される工程と、 前記支援サーバにおいて、前記医療関係者によって前記
    医療関連業者から案内された情報を閲覧する要求がなさ
    れた場合に、前記医療関連業者の提携サーバにおいて前
    記医療関係者の端末が前記支援サーバから発行された前
    記認証情報をもつかどうかを判定する工程と、 前記認証情報をもつ場合に、前記提携サーバが、閲覧制
    限された情報を前記支援サーバに返送し、前記支援サー
    バが、前記提携サーバから返送された情報を前記医療関
    係者の属性に合わせて加工した上で、前記端末に送信す
    る工程とを含むことを特徴とする情報提供方法。
  10. 【請求項10】 前記医療関係者が前記医療関連業者の
    担当者の識別情報を登録する工程と、 登録された担当者から前記医療関係者に宛てられたメッ
    セージを受信して前記端末に提供し、登録されていない
    担当者からのメッセージを拒否する工程とをさらに含む
    ことを特徴とする請求項9に記載の情報提供方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009107446A1 (ja) * 2008-02-29 2009-09-03 ブラザー工業株式会社 コンテンツアクセス制御システム
JP2015115026A (ja) * 2013-12-16 2015-06-22 エイザス株式会社 Mr支援装置、mr支援方法及びmr支援システム
JP2017156802A (ja) * 2016-02-29 2017-09-07 株式会社日本アルトマーク 医療製品情報提供装置、医療製品情報提供方法、医療製品情報提供プログラム

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