JP2002006718A - 画像形成装置、カラー画像形成装置及びカラー画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置、カラー画像形成装置及びカラー画像形成方法

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JP2002006718A
JP2002006718A JP2000189095A JP2000189095A JP2002006718A JP 2002006718 A JP2002006718 A JP 2002006718A JP 2000189095 A JP2000189095 A JP 2000189095A JP 2000189095 A JP2000189095 A JP 2000189095A JP 2002006718 A JP2002006718 A JP 2002006718A
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Susumu Okui
進 奥井
Kazuyoshi Kimura
和芳 記村
Masaaki Ikeda
雅昭 池田
Naoto Tokutake
直人 徳武
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 裏面画像形成のための裏面画像形成手段が長
い搬送路を有しているために、記録材の片寄りが大き
く、画像の位置ずれが目立った。 【解決手段】 裏面画像形成手段に片寄り検知センサを
設けて、検知結果に基づいて裏面画像形成における片寄
り補正を行う。また、裏面画像形成における片寄り補正
に表面画像形成における片寄り情報を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真方式により
画像を形成する画像形成技術に関し、特に、画像の位置
の制御及び感光体等の像形成体上における画像形成と記
録材の転写位置への供給とのタイミングの制御に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式による画像形成工程におい
ては、感光体等の像形成体に形成した画像を記録材に転
写することにより記録材に画像が形成される。記録材は
給紙カセット等の収納手段から給紙手段により転写位置
に搬送されて、転写位置において、画像が記録材に転写
される。
【0003】転写位置の前には、レジストローラ等の同
期搬送手段が設けられ、記録材の位置、角度等を規制す
ることによって、常に記録材の正しい位置に画像が形成
される。
【0004】しかしながら、高速化により、記録材の搬
送における片寄りが出やすくなったことや、画像形成装
置の用途の多様化に伴って、記録材上における画像の位
置に対する要求が厳しくなったことに伴って、従来の記
録材上における画像の位置精度では不十分な場合生じて
きている。特に、記録材の搬送方向に直行する方向の記
録材の位置のずれ、即ち、記録材の片寄りによる記録材
上における画像位置のずれが問題になっている。
【0005】このような、問題に対処する技術が開発さ
れており、同期搬送手段による搬送過程における記録材
の片寄りを検知し、検知された片寄りの情報に基づい
て、像形成体上の画像の位置を制御する技術が特許第2
550558号公報や特願平11−77728号明細書
に記載されている。
【0006】このような技術は、画像情報をレーザ等の
光ビームにより感光体を走査露光する画像形成技術を用
いることにより実現されるもので、高精度の画像位置の
制御が可能である。
【0007】画像形成速度を上げるには、像形成体の移
動速度及び対応する記録材の搬送速度を上げる手段と画
像間隔を短縮する手段が用いられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記のような画像位置
の制御による画像位置の片寄りの補正では、少なくとも
画像書込の開始前に記録材の片寄り量が分かっていなけ
ればならないために、画像の書込位置から転写位置まで
の画像の移動時間よりも、片寄りの検知位置から転写位
置までの記録材の移動時間の方が長いことが条件とな
る。
【0009】しかるに、画像形成装置の各部の構成や配
置の如何によっては、画像の書込位置から転写位置まで
の移動時間が長くなって、前記の条件を満たすことが困
難になる場合が少なくない。特に、像形成体に対して、
その移動方向に沿って、複数の画像形成手段が並列して
配置されるカラー画像形成装置においては、最初に画像
を形成する書込位置から転写位置までの距離を短くする
ことが極めて困難であり、前記の条件から外れる場合が
多い。
【0010】本発明の第1は、記録材の片寄りに対する
補正における前記のような問題を解決し、片寄りの補正
における前記の条件が満たされない各部の配置を持つ画
像形成装置においても良好な片寄り補正が行われる画像
形成装置を提供することを目的とする。
【0011】また、画像形成速度を上げるために、画像
間隔を短縮した場合に、次のような問題が生ずる。即
ち、画像間隔を短縮した場合に、記録材の給紙の開始時
点が、給紙された記録材に形成される画像の像形成体上
での形成の開始時点よりも後になるシーケンスをもたら
す各部の配置となる場合がある。その結果、記録材を収
納する収納手段に記録材が無くなって、画像形成を停止
する場合に、記録材が無くなったことが検知されて画像
形成の停止を決定した時点において、既に、像形成体上
に画像の一部が形成されることになる。このような状態
で画像形成を停止するためには、像形成体上の画像を消
去する処理が停止制御の中で行われる必要があり、クリ
ーニング手段の負担を増すことになって、クリーニング
手段を構成するクリーニングブレードの劣化を早める等
の問題が生ずる。また、トナーの消費量が多くなって、
画像形成コストを上昇させる。更に、像形成体、例えば
感光体に余分な露光処理や現像処理が行われる結果、感
光体の劣化を早める。
【0012】特に、複数の画像形成手段が並列して配置
されるカラー画像形成装置においては、最初に画像を形
成する画像形成位置から転写位置までの距離を短くする
ことが極めて困難であり、前記のような問題が生ずる可
能性が高い。
【0013】本発明の第2は、像形成体上における画像
形成のタイミングと給紙の開始タイミングの関係から生
ずる前記のような問題を解決することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記の本発明の目的は下
記の発明により達成される。
【0015】1.像形成体、該像形成体を主走査方向及
び副走査方向に走査して画像を書き込む書込手段、前記
像形成体上に形成された画像を記録材に転写する転写手
段、画像が記録材に転写される転写位置に記録材を搬送
する同期搬送手段、前記転写手段の転写により表面に画
像が形成された記録材を表裏反転して前記同期搬送手段
へ搬送する裏面用給紙手段、前記裏面用給紙手段におい
て搬送される記録材の、画像の書込における前記主走査
方向に対応する方向の位置を検知する裏面画像用片寄り
検知手段及び、前記裏面画像用片寄り検知手段からの検
知情報に基づいて、裏面画像形成における前記書込手段
の前記主走査方向の書込開始位置を制御する制御手段、
を有することを特徴とする画像形成装置。
【0016】2.前記制御手段は、記録材の表面に画像
を形成する際の片寄り情報と前記裏面画像用片寄り検知
手段からの検知情報とに基づいて、裏面画像形成におけ
る前記書込手段の前記主走査方向の書込開始位置を制御
することを特徴とする前記1に記載の画像形成装置。
【0017】3.記録材の表面に画像を形成する際の前
記片寄り情報は、前記同期搬送手段において搬送される
記録材の、画像の書込における前記主走査方向に対応す
る方向の位置を検知する主片寄り検知手段から得られる
ことを特徴とする前記2に記載の画像形成装置。
【0018】4.記録材の表面に画像を形成する際の前
記片寄り情報を記憶する記憶手段を有することを特徴と
する前記2又は前記3に記載の画像形成装置。
【0019】5.前記裏面用給紙手段は、搬送される記
録材の先端を一時的に止める規制手段を有するととも
に、前記裏面画像用片寄り検知手段は、記録材が前記規
制手段により規制されている間に片寄りの検知を行うこ
とを特徴とする前記1〜4のいずれか1項に記載の画像
形成装置。
【0020】6.前記同期搬送手段は、搬送される記録
材の先端を一時的に止めた後に搬送を行うとともに、前
記主片寄り検知手段は、記録材が前記同期搬送手段によ
り規制されている間に記録材の位置の検知を行うことを
特徴とする前記3〜5のいずれか1項に記載の画像形成
装置。
【0021】7.前記書込手段の書込位置から前記転写
位置までの画像の移動時間が、前記同期搬送手段から前
記転写位置までの記録材の移動時間よりも長いことを特
徴とする前記6に記載の画像形成装置。
【0022】8.像形成体、該像形成体を主走査方向及
び副走査方向に走査して画像を書き込む書込手段、前記
像形成体上に形成された画像を記録材に転写する転写手
段、画像が記録材に転写される転写位置に記録材を搬送
する同期搬送手段、前記同期搬送手段を通過する記録材
の前記主走査方向に対応する位置の片寄り情報を記憶し
ている記憶手段及び、前記記憶手段に記憶されている前
記片寄り情報に基づいて、画像形成における前記書込手
段の前記主走査方向の書込開始位置を制御する制御手
段、を有することを特徴とする画像形成装置。
【0023】9.記録材を収納する複数の収納手段を有
するとともに、前記記憶手段は、前記収納手段毎の前記
片寄り情報、記録材のサイズ別の前記片寄り情報、サイ
ズ以外の記録材の属性別の前記片寄り情報及び画像形成
モード別の前記片寄り情報の少なくとも一つ以上を記憶
していることを特徴とする前記8に記載の画像形成装
置。
【0024】10.前記書込手段の書込位置から前記転
写位置までの画像の移動時間が、前記同期搬送手段から
前記転写位置までの記録材の移動時間よりも長いことを
特徴とする前記8又は前記9に記載の画像形成装置。
【0025】11.像形成体、該像形成体を主走査方向
及び副走査方向に走査して画像を書き込む書込手段、前
記像形成体上に形成された画像を記録材に転写する転写
手段、画像が記録材に転写される転写位置に記録材を搬
送する同期搬送手段、前記同期搬送手段において搬送さ
れる記録材の、画像の書込における前記主走査方向に対
応する方向の位置を検知する片寄り検知手段及び、同一
条件の下で複数サイクルの画像形成を実行する画像形成
工程において、前の画像形成サイクルにおける前記片寄
り検知手段からの検知情報に基づいて、後の画像形成サ
イクルにおける前記書込手段の前記主走査方向の書込開
始位置を制御する制御手段、を有することを特徴とする
画像形成装置。
【0026】12.前記画像形成工程が連続画像形成工
程であることを特徴とする前記11に記載の画像形成装
置。
【0027】13.連続画像形成工程における最初の画
像形成サイクルにおいて、前記片寄り検知手段による片
寄りの検知を行い、続く画像形成工程においては、前記
制御手段が前記最初の画像形成サイクルにおいて取得さ
れた片寄り情報に基づいて前記書込開始位置を制御する
ことを特徴とする前記12に記載の画像形成装置。
【0028】14.前記書込手段の書込位置から前記転
写位置までの画像の移動時間が、前記片寄り検知手段に
よる検知位置から前記転写位置までの記録材の移動時間
よりも長いことを特徴とする前記11〜13のいずれか
1項に記載の画像形成装置。
【0029】15.前記制御手段は、連続画像形成工程
において、Q−1枚目の画像形成サイクルにおける前記
片寄り検知手段からの検知情報に基づいて、Q枚目の画
像形成サイクルにおける前記書込手段の前記主走査方向
の書込開始位置を制御することを特徴とする前記11〜
14のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【0030】16.像形成体、該像形成体を主走査方向
及び副走査方向に走査して画像を書き込む書込手段、前
記像形成体上に形成された画像を記録材に転写する転写
手段、画像が記録材に転写される転写位置に記録材を搬
送する同期搬送手段、前記同期搬送手段において搬送さ
れる記録材の、画像の書込における前記主走査方向に対
応する方向の位置を検知する片寄り検知手段及び、前記
片寄り検知手段からの検知情報に基づいて、前記書込手
段の前記主走査方向の書込開始位置を制御する制御手
段、を有する画像形成装置において、前記制御手段によ
る前記書込開始位置の制御の下に画像形成を実行する第
1モードと、前記制御手段による制御を行わずに画像形
成を実行する第2モードを有し、前記第1モードにおけ
る画像間隔を前記第2モードにおける画像間隔よりも長
くしたことを特徴とする画像形成装置。
【0031】17.前記書込手段の書込位置から前記転
写位置までの画像の移動時間が、前記片寄り検知手段に
よる検知位置から前記転写位置までの記録材の移動時間
よりも長いことを特徴とする前記16に記載の画像形成
装置。
【0032】18.像形成体、該像形成体を主走査方向
及び副走査方向に走査して画像を書き込む書込手段、前
記像形成体上に形成された画像を記録材に転写する転写
手段、画像が記録材に転写される転写位置に記録材を搬
送する同期搬送手段、前記同期搬送手段において搬送さ
れる記録材の、画像の書込における前記主走査方向に対
応する方向の位置を検知する片寄り検知手段及び、前記
片寄り検知手段の検知情報に基づいて、前記書込手段の
前記主走査方向の書込開始位置を制御する制御手段、を
有する画像形成装置において、前記制御手段は、連続画
像形成工程における最初の画像形成サイクルでは、前記
片寄り検知手段からの検知情報に基づいて、前記書込手
段の前記主走査方向の書込開始位置を制御し、第2回以
降の画像形成サイクルでは、前記最初の画像形成サイク
ルにおける前記片寄り検知手段からの片寄り情報に基づ
いて、前記書込開始位置の制御を行うことを特徴とする
画像形成装置。
【0033】19.前記書込手段の書込位置から前記転
写位置までの画像の移動時間が、前記片寄り検知手段に
よる検知位置から前記転写位置までの記録材の移動時間
よりも長いことを特徴とする前記16に記載の画像形成
装置。
【0034】20.前記転写手段は、前記像形成体から
直接に画像を記録材に転写することを特徴とする前記1
〜19のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【0035】21.前記像形成体に対して、複数の前記
書込手段が対向して設けられたことを特徴とする前記2
0に記載の画像形成装置。
【0036】22.前記転写手段は、中間転写体、前記
像形成体に形成された画像を前記中間転写体に転写する
第1転写手段及び前記中間転写体から記録材に画像を転
写する第2転写手段を有することを特徴とする前記1〜
19のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【0037】23.複数の前記像形成体及び該複数の像
形成体の各々に設けられた複数の前記書込手段を有する
ことを特徴とする前記22に記載の画像形成装置。
【0038】24.像形成体、該像形成体に対向して配
置され、該像形成体に画像を形成する複数の画像形成手
段、前記像形成体上に形成された画像を記録材に転写す
る転写手段、記録材を収納する収納手段、該収納手段か
ら記録材を搬出し、画像が記録材に転写される転写位置
に向けて記録紙を搬送する給紙手段及び、該給紙手段の
近傍に設けられ、前記収納手段内の記録材の有無を検知
する記録材センサを有し、該記録材センサによる記録材
の有無検知情報に基づいて、画像形成工程の制御が行わ
れるカラー画像形成装置において、前記複数の画像形成
手段のうちの先頭のものの画像形成位置から前記転写位
置まで画像が移動する時間をt1、前記給紙手段による
記録材の搬出開始から、記録材の先端が前記転写位置に
到達するまでの時間をt2、前記記録材センサによる検
知から、前記有無検知情報に基づいて、前記給紙手段が
給紙を開始するまでの時間をt3とするとき、 t1<(t2+t3) の関係を満たすような制御を行う制御手段を有すること
を特徴とするカラー画像形成装置。
【0039】25.前記複数の画像形成手段に対応し
て、複数の前記像形成体が設けられるとともに、前記転
写手段は中間転写体、前記像形成体に対応して設けら
れ、前記像形成体上の画像を前記中間転写体に転写する
第1転写手段及び前記中間転写体上の画像を記録材に転
写する第2転写手段を有することを特徴とする前記24
に記載のカラー画像形成装置。
【0040】26.前記像形成体が感光体からなるとと
もに、前記画像形成手段が前記感光体を帯電する帯電手
段、帯電された前記感光体を露光する書込手段及び前記
感光体上の静電潜像を現像する現像手段を有することを
特徴とする前記24に記載のカラー画像形成装置。
【0041】27.前記複数の画像形成手段のうちの先
頭のものの画像形成位置から前記転写位置までの画像の
移動距離よりも、前記給紙手段から前記転写位置までの
記録材の移動距離の方が長いことを特徴とする前記24
〜26のいずれか1項に記載のカラー画像形成装置。
【0042】28.複数の画像形成手段により感光体上
に画像を形成し、該形成された画像を中間転写体に転写
し、該転写された画像を記録材に転写するカラー画像形
成方法において、前記複数の画像形成手段により形成さ
れる画像の内の最初の画像が、該最初の画像の形成か
ら、画像が記録材に転写される転写位置に到達するまで
の時間をt1、記録材が収納手段から給紙手段により搬
出されて、前記転写位置に到達するまでの時間をt2、
前記収納手段中の記録材の有無を検知した時点から前記
給紙手段により記録材の搬出を開始するまでの時間をt
3とするとき、t1<(t2+t3)という関係を満た
して画像形成を行うことを特徴とするカラー画像形成方
法。
【0043】29.複数の画像形成手段により感光体上
に画像を形成し、該形成された画像を記録材に転写する
カラー画像形成方法において、前記複数の画像形成手段
により形成される画像の内の最初の画像が、該最初の画
像の形成から、画像が記録材に転写される転写位置に到
達するまでの時間をt1、記録材が収納手段から給紙手
段により搬出されて、前記転写位置に到達するまでの時
間をt2、前記収納手段中の記録材の有無を検知した時
点から前記給紙手段により記録材の搬出を開始するまで
の時間をt3とするとき、 t1<(t2+t3) という関係を満たして画像形成を行うことを特徴とする
カラー画像形成方法。
【0044】30.前記複数の画像形成手段のうちの先
頭のものの画像形成位置から前記転写位置までの画像の
移動距離よりも、前記給紙手段から前記転写位置までの
記録材の移動距離の方が長いことを特徴とする前記28
又は前記29に記載のカラー画像形成方法。
【0045】
【発明の実施の形態】(1)実施の形態1 両面画像形成においては、表面画像形成後に、表裏反転
して再度記録材を転写位置に搬送することが行われる。
表裏を反転する反転搬送路を含む裏面用給紙手段は長
く、且つ複雑になるために、記録材の片寄りが大きくな
る傾向がある。本実施の形態はこのような裏面用給紙手
段における記録材の片寄りに対して、書込の制御によ
り、補正を行うものである。図1は本発明の実施の形態
1に係る画像形成装置を示す図である。
【0046】1は像形成体としてのドラム状の感光体で
あり、感光体としてはアルミ等の導電性ドラムに有機光
導電層が形成された有機感光体或いは導電性ドラムにa
−Si光導電層が形成されたa−Si感光体が用いられ
る。2は、制御グリッド及び帯電電極を有するスコロト
ロン帯電器や帯電ローラ等の周知の帯電手段としての帯
電装置であり、感光体1上に一様な電位を形成する。3
は、レーザダイオードを光源とし、ポリゴンミラー、ミ
ラー、レンズで構成される走査光学系を有する書込手段
としての露光装置であり、画像データに従って感光体1
をドット露光し、静電潜像を形成する。なお、露光装置
としては、発光ダイオードアレイと結像性光学繊維を有
する走査露光装置、液晶等の従来周知の任意の走査露光
装置が用いられる。4は、一成分現像剤又は二成分現像
剤を用いて感光体1上の静電潜像を現像する現像手段と
しての現像装置であり、現像スリーブ4SLにより感光
体1上の静電潜像を現像して感光体1上に画像を形成す
る。
【0047】現像スリーブ4SLには感光体1上の静電
潜像と同極性の現像バイアスが印加され感光体1上の露
光部にトナーを付着させる反転現像が行われる。なお、
現像スリーブ4SLに感光体1上の静電潜像と逆極性の
バイアス電位を印加して正規現像を行うことも可能であ
る。5は、記録材Pを感光体1上のトナーと逆極性に帯
電して感光体1上のトナー像を記録材Pに転移する転写
手段としての転写装置である。転写装置5が感光体1と
対向する転写位置Tでは感光体1から記録材Pに画像が
転写される。6は記録材Pを除電し、感光体1から分離
する分離装置である。7は、ハロゲンランプ等の熱源を
有する加熱ローラと該加熱ローラに圧接する加圧ローラ
を有する定着手段としての定着装置であり、記録材Pを
ほぼ水平に搬送しつつ、記録材Pに画像を定着する。8
は、分離装置6を通過した感光体1をクリーニングする
クリーニング手段としてのクリーニング装置である。9
は、表面に画像が形成された記録材Pを表裏反転して転
写位置Tに再給紙する裏面用給紙手段である。11は定
着装置7を通過した記録材Pを案内する切換案内部材で
あり、定着装置7を通過した記録材Pを排紙皿10に導
くか又は裏面用給紙手段9に案内するかの切換が切換案
内部材11により行われる。20は感光体1上における
画像形成と同期して記録材Pを、感光体1と転写装置5
により形成される転写位置Tに搬送する同期搬送手段と
してのレジストローラである。21、22は収納手段と
しての給紙カセットである。
【0048】23、24は給紙手段であり、送り出しロ
ーラ23a、24a、記録材Pを1枚に分離して搬送す
る分離搬送ローラ23b、24b及び捌きローラ23
c、24cを有する。
【0049】感光体1の矢印で示す回転に従って、帯電
装置2による帯電と露光装置3による書込で感光体1上
に静電潜像が形成される。該静電潜像は現像装置4によ
り現像されて感光体1上に画像が形成される。形成され
た画像は転写装置5により転写され、定着装置7により
記録材Pに定着される。定着後の記録材Pは、そのまま
排紙皿10に排紙されるが、両面モードにおいては、切
換案内部材11により案内されて裏面用給紙手段9に搬
送され、裏面用給紙手段9で表裏反転された後に、再び
転写位置Tに搬送されて裏面に画像が転写される。転写
位置Tを通過した感光体1はクリーニング装置8により
クリーニングされる。
【0050】本発明の実施の形態においては、図1,2
に示すように、裏面用給紙手段9に設けた搬送ローラ2
6の直ぐ下流に裏面画像用片寄り検知手段としての片寄
りセンサS2を設けている。片寄りセンサS2により、
規制手段としての搬送ローラ26を通過する記録紙Pの
位置、即ち、画像書込における主走査方向に対応する方
向である、記録材Pの搬送方向に直行する方向(以下搬
送幅方向と言う)の位置が検知される。片寄りセンサS
2はラインCCDからなる受光素子S2Aと、記録材通
路を挟んで配置された発光ダイオードアレイからなる発
光素子S2Bからなり、両者の間を通過する記録材Pの
端縁を検知する。
【0051】受光素子S2Aと発光素子S2Bとして
は、搬送路の一方の側に設けられて、記録材Pからの反
射光を受光する反射タイプを用いてもよい。
【0052】記録材Pを搬送路の一端の基準線BLを基
準として搬送する、即ち、片側基準で搬送する搬送方式
においては、記録材Pの端縁PLの基準線BLからの距
離の差が片寄りとして検知される。
【0053】記録材PをセンターラインCLを基準に搬
送される、即ち、センターライン基準で搬送する搬送方
式においては、各サイズ毎に基準線BL1、BL2・・
・が想定され、検知された記録材の端縁の基準線BL
1、BL2、・・・からの距離の差が片寄りとして演算
される。
【0054】図3は片寄りセンサS2からの片寄り情報
に基づいて片寄り補正を行う制御系と書込制御を示す。
【0055】片寄りセンサS2で検知され、取得された
片寄り情報h1は制御手段CRに取り込まれ、制御手段
CRは該片寄り情報に基づいて露光装置3の主走査方向
の書込開始位置を制御する。即ち、図3(b)に示すよ
うに、水平同期信号HVを基準に、水平同期信号の立ち
上がりから、片寄り情報h1に基づいて演算された書込
開始時間h2で立ち上がる画像信号GSが形成され、主
走査方向の書込が開始される。このようにして画像の記
録材Pに対する位置の補正が行われる。
【0056】両面画像形成において、表面に画像を形成
する工程における記録材Pの転写位置Tまでの給紙路は
比較的短い。従って、表面画像形成における記録材の片
寄りを許容範囲にすることは比較的容易である。これに
対して、裏面画像形成における転写位置Tまでの給紙路
は図からも明らかなように、反転路9a等を含むため
に、長くなることが避けられない。このために、裏面画
像の記録材上の位置の変動が顕著になる傾向がある。
【0057】本実施の形態においては、表面画像形成に
おいては、片寄り補正は行われないが、裏面画像形成に
おいては前記の方法により片寄り補正が行われる。即
ち、裏面用給紙手段9に片寄りセンサS2を設けて、裏
面給紙路9における記録材Pの片寄りを検知し、検知さ
れた片寄り情報に基づいて、露光装置3による主走査方
向の書込開始位置を制御して、記録材P上での画像位置
の補正を行っている。前記書込開始位置の制御による画
像位置の補正では、露光装置3の書込位置Rから転写位
置Tまでの画像の移動時間よりも、片寄り検知位置SH
から転写位置Tまでの記録材Pの移動時間の方が長いこ
とが条件となる。本実施の形態においては、レジストロ
ーラ20の搬送精度を確保するために、転写位置Tの近
くにレジストローラ20を配置している。このために、
書込位置Rから転写位置までの距離よりもレジストロー
ラ20から転写位置Tまでの距離の方が短い構成とな
り、結果として、書込位置Rから転写位置までの画像の
移動時間よりもレジストローラ20から転写位置までの
記録材Pの移動時間の方が短く設定される。しかしなが
ら、裏面用給紙手段9は十分に長いので、片寄りセンサ
S2を前記の条件を満たすように配置することは容易で
あり、本実施の形態では、書込位置Rから転写位置Tま
での画像の移動時間よりも片寄りセンサS2の検知位置
から転写位置Tまでの記録材Pの移動時間が長くなるよ
うに構成している。
【0058】片寄りセンサS2の設置位置としては、裏
面用給紙手段9に設けた搬送ローラ26の直ぐ下流が望
ましい。規制手段としての搬送ローラ26は、該ローラ
に記録材Pの先端が到達すると、先端を一旦停止させて
ループを形成して記録材Pの姿勢を整えた後に、搬送を
開始するものであり、片寄りセンサS2は、このような
記録材Pに対する規制機能を有する搬送ローラ26によ
り規制されている状態の記録材Pの片寄りを検知するこ
とが望ましい。なお、片寄りセンサS2を搬送ローラ2
6の直前に設けて、搬送ローラ26により記録紙のルー
プが形成されたときに、片寄り検知を行うようにしても
よい。
【0059】このように、搬送ローラ26により挟持さ
れ、搬送されているか又は先端部が搬送ローラ26によ
り停止されている規制された状態の記録材Pの搬送幅方
向の位置を検知することが望ましい。
【0060】(2)実施の形態2 実施の形態2は、表面画像の位置と裏面画像の位置との
間に著しい違いが生じないように、裏面画像形成工程に
おける書込位置の制御を行う例である。
【0061】図4は本発明の実施の形態2の要部を示
す。本実施の形態においては、レジストローラ20の直
ぐ下流に主片寄り検知手段としての片寄りセンサS1を
設けるとともに、裏面用給紙手段9に設けた搬送ローラ
26の直ぐ下流に裏面画像用片寄り検知手段としての片
寄りセンサS2を設けている。片寄りセンサS1、S2
はともに、図2に示すように、ラインCCDにより通過
する記録材Pの端縁を検知する。
【0062】本実施の形態では、片寄りセンサS2の検
知位置から転写位置Tまでの記録材Pの移動時間は前述
のように書込位置Rから転写位置Tまでの画像の移動時
間よりも長く設定しているが、片寄りセンサS1の検知
位置から転写位置Tまでの記録材Pの移動時間は書込位
置Rから転写位置Tまでの画像の移動時間よりも短く設
定されている。
【0063】表面画像形成においては、実施の形態1と
同様に片寄り補正を行うことなく画像形成が行われる。
裏面画像形成においては、片寄り補正を伴った画像形成
が行われるが、裏面画像形成時の片寄りセンサS2から
の片寄り情報をNとするとき、次の式により主走査方向
の書込開始位置Yが決定される。 Y=A1−B1+X 但し、A1は裏面画像形成時に片寄りセンサS2により
検知された片寄り量、B1は表面画像形成時の片寄りセ
ンサS1により検知された片寄り量、Xは表面画像形成
時の書込開始位置、である。
【0064】即ち、裏面画像形成時の書込開始位置Y
は、裏面画像形成時の片寄りセンサS2からの片寄り情
報A1の他に、表面画像形成時(裏面画像形成が行われ
る記録紙の表面画像の形成時)の片寄りセンサS1によ
り取得された片寄り情報B1と前記表面画像形成時の書
込開始位置の情報Xを考慮して、設定される。図5はこ
のように、片寄りセンサS2の他にS1からの片寄り情
報を参照して裏面画像形成時の片寄り補正を行う制御系
のブロック図である。
【0065】制御手段CRは片寄りセンサS1、S2か
らの片寄り情報に基づいて、前記式の演算を行い、裏面
画像形成における書込開始位置Yを決定し、露光装置3
を制御する。
【0066】裏面画像形成時の書込開始位置Yを、表面
画像形成時の情報を算入しないで裏面画像形成時の片寄
り情報Nのみにより決定すると、表面画像の位置と裏面
画像の位置とが大きく食い違った文書となる場合があ
る。前記式に従った裏面画像形成における書込開始位置
の制御により、このような問題は解消される。
【0067】(3)実施の形態3 実施の形態3はカラー画像形成装置のように、露光装置
の書込位置から転写位置までの距離が長い画像形成装置
である。このような画像形成装置においては、片寄り検
知手段を前記書込位置よりも転写位置により遠い位置に
配置することは困難である。もし、片寄り検知手段を転
写位置に対してより遠い位置に配置すると、片寄り検知
手段と転写位置間の距離が長すぎて、片寄り検知手段に
より検知された片寄りの情報の信頼性が低下し、画像が
記録材上の正しい位置に精度良く形成されない場合が考
えられる。
【0068】本実施の形態においては、露光装置の書込
位置から転写位置までの画像の移動時間よりも、片寄り
検知手段から転写位置までの記録材の移動時間を短い構
成であり、しかも、片寄り検知手段から得られた片寄り
情報に基づいて、画像の主走査方向の書込位置を制御す
ることにより、画像を記録材上の正しい位置に形成して
いる。
【0069】片寄り検知手段は同期搬送手段の直ぐ下流
に設けられ、レジストローラ20の規制により、先端が
一時停止した後に、同期搬送手段により規制されて搬送
される記録材の片寄りを検知する。
【0070】図6は本発明の実施の形態3に係るカラー
画像形成装置を示し、図7はその制御系を示す。
【0071】図6において、中間転写体30は駆動ロー
ラR1と従動ローラR2に張架され、画像形成時に矢印
のように回動する。中間転写体30に対向して、イエロ
ー画像を形成する画像形成部Y1、マゼンタ画像を形成
する画像形成部M1、シアン画像を形成する画像形成部
C1及び黒画像を形成する画像形成部K1が設けられ
る。各画像形成は像形成体としての感光体31、帯電手
段としての帯電装置32、書込手段としての露光装置3
3及び現像手段としての現像装置34を有する。
【0072】感光体31としてはアルミ等の導電性ドラ
ムに有機光導電層が形成された有機感光体或いは導電性
ドラムにa−Si光導電層が形成されたa−Si感光体
が用いられる。帯電装置32は、制御グリッド及び帯電
電極を有するスコロトロン帯電器からなり、感光体31
上に一様な電位を形成する。露光装置33は、レーザダ
イオードを光源とし、ポリゴンミラー、ミラー、レンズ
で構成される走査光学系を有し、画像データに従って感
光体31をドット露光し、静電潜像を形成する。なお、
露光装置33としては、発光ダイオードアレイと結像性
光学繊維を有する走査露光装置、液晶等の従来周知の任
意の走査露光装置が用いられる。現像装置34は、一成
分現像剤又は二成分現像剤を用いて感光体31上の静電
潜像を現像し、現像スリーブ(図示せず)により感光体
31上の静電潜像を現像して感光体31上に画像を形成
する。
【0073】現像スリーブには感光体31上の静電潜像
と同極性の現像バイアスが印加され感光体31上の露光
部にトナーを付着させる反転現像が行われる。なお、現
像スリーブに感光体31上の静電潜像と逆極性のバイア
ス電位を印加して正規現像を行うことも可能である。第
1転写手段としての転写装置35は、記録材Pを感光体
31上のトナーと逆極性に帯電して感光体31上のトナ
ー像を中間転写体30に転写する。第2転写手段として
の転写装置5は中間転写体30上のトナー像を記録材P
に転写する。
【0074】実施の形態1におけると同一の構成部につ
いては同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0075】本実施の形態においては、第1転写手段と
しての転写装置35、中間転写体30及び第2転写手段
としての転写装置5により転写手段が構成され、画像を
記録材Pに転写する転写位置Tは第2転写手段5により
形成される。
【0076】各画像形成部においては、帯電装置32に
よる帯電、露光装置33による書込及び現像装置34に
よる現像により画像形成が行われるが、これらの画像形
成は、中間転写体30上で重ね合わされてフルカラー画
像が形成されるように、タイミングが制御されて行われ
る。中間転写体30の矢印で示す回動に従って。各画像
形成部において形成されたイエロー画像、マゼンタ画
像、シアン画像及び黒画像が中間転写体30に転写され
て、中間転写体30にフルカラー画像が形成される。中
間転写体30上に形成されたフルカラー画像は転写装置
5により、レジストローラ20により搬送された記録材
Pに転写される。転写されたフルカラー画像は定着手段
としての定着装置7により記録材Pに定着される。定着
処理された記録材Pは片面画像形成モードにおいては、
そのまま排紙皿10に排紙される。両面画像形成モード
においては、表面に画像が形成された記録材Pは切換反
転部材11により案内されて裏面用給紙手段9に送り込
まれる。裏面用給紙手段9に送り込まれた記録材Pは裏
面用給紙手段9において、表裏反転された後に、レジス
トローラ20に搬送される。画像形成部Y1、M1、C
1及びK1において形成された裏面画像は中間転写体3
0に転写されて裏面フルカラー画像が形成され、転写装
置5により記録材Pに転写される。転写によりフルカラ
ー画像が形成された記録材Pは定着装置7で定着処理を
受けた後に、排紙皿11に排紙される。
【0077】各画像形成において、記録材Pの片寄りが
片寄りセンサS1により検知される。この片寄り検知に
より取得された片寄り情報は制御手段CRにより処理さ
れて、記憶手段としての不揮発性のメモリMRに記憶さ
れる。メモリMRには、各画像形成における片寄り情報
が各画像形成の条件に関する情報とともに記憶される。
メモリMRに片寄り情報とともに記憶される画像形成条
件としては、給紙カセット21、22の別、記録材サイ
ズ、記録材の斤量(厚さ)、サイズ、厚さ以外の記録材
の属性(例えばOHT)、画像形成モード(例えば、表
面画像形成、裏面画像形成)等がある。なお、記録材の
サイズ情報としては、大きさのみでなく、例えば、A4
サイズの横とA4サイズの縦のように、記録材Pの縦横
の向きも含まれる。
【0078】メモリMRには、このようにして片寄り情
報が蓄積される。そして、蓄積量が所定値以上になった
後に画像形成において、蓄積された片寄り情報が書込開
始位置の制御に用いられる。
【0079】例えば、給紙カセット21からA4サイズ
記録材Pを縦長で(搬送方向を短辺とする)給紙して、
表面画像を形成するという画像形成の場合には、メモリ
MRに蓄積されている前記の画像形成条件における片寄
り情報が読み出されて、読み出された片寄りに対する補
正を行う書込開始位置の制御が行われる。このように、
制御部CRはメモリMRから蓄積された情報のうちに、
同一又は類似する画像形成における片寄り情報を用いて
露光装置3を制御して片寄り補正を行う。このような片
寄り補正により、信頼性の高い片寄り補正が行われ、常
に記録材P上の正しい位置に画像が形成される。
【0080】前記のような片寄りに対する補正は、画像
形成装置の定期メンテナンス等において、該メンテナン
ス以前における画像形成装置の稼働において蓄積された
片寄り情報を補正用の情報として設定するという方法
や、蓄積量を監視し、所定量以上に達した時点で自動的
に、補正情報として用いるという方法等により行われ
る。
【0081】また、他の補正方法としては、画像形成装
置の製造工程において、組み立てられた各画像形成装置
について、或いは代表的にサンプルについて、ロングラ
ンテストにより前記の各種の画像形成条件における片寄
り情報を取得し、メモリMRに記憶させる方法がある。
【0082】この場合、実際に稼働する画像形成装置に
は、メモリMRに記憶された前記の片寄り情報が記憶さ
れており、片寄りセンサS1は設けられない。各画像形
成装置における片寄り補正はメモリMRに記憶されてい
る片寄り情報に基づいて行われる。
【0083】メモリMRに記憶されている片寄り情報に
基づいて片寄り補正を行う画像形成装置の他の例とし
て、画像形成装置を次のように構成してもよい。
【0084】連続画像形成工程において、最初の1枚の
画像の画像形成において、片寄りセンサS1により記録
材Pの片寄りを測定し、片寄り情報を取得し、メモリM
Rに記憶する。
【0085】2枚目以降の画像の画像形成においては、
片寄りを検知することなく、最初の画像形成工程におい
て取得された片寄り情報を用いて、片寄り補正を行い画
像を形成する。このような制御によって、連続画像形成
において、画像を記録材上の正しい位置に形成すること
が可能になる。
【0086】なお、連続画像形成において、最初に限定
することなく、所定枚数の画像形成毎に、片寄り検知を
行い、検知された片寄り情報をメモリMRに記憶させ
て、片寄り補正を行うことも可能である。更に、連続画
像形成において、Q枚目の画像の形成において、Q−1
枚目に画像の形成工程において取得した片寄り情報を用
いて片寄り補正を行うという方法も可能である。
【0087】連続画像形成工程において、最初の画像形
成における画像位置については、片寄り補正を行うこと
なしに、予め定められた書込開始位置から書込を開始し
て画像形成が行われる。このような書込開始位置に前述
のメモリMRに蓄積されている片寄り情報に基づいた書
込開始位置を用いることも可能である。
【0088】(4)実施の形態4 実施の形態4はカラー画像形成装置の例であるが、像形
成体としてベルト状の感光体を用い、該感光体に対向し
て複数の画像形成手段としての画像形成部を配置したも
のである。本実施の形態においても、実施の形態3と同
様に、露光装置の書込位置から転写位置までの距離が長
い。このような画像形成装置においては、片寄り検知手
段を前記書込位置よりも転写位置に対してより遠い位置
に配置することは困難である。もし、片寄り検知手段を
転写位置より遠い位置に配置すると、片寄り検知手段と
転写位置間の距離が長すぎて、片寄り検知手段により検
知された片寄り情報の信頼性が低下して、画像が記録材
上の正しい位置に精度良く形成されない場合が考えられ
る。
【0089】本実施の形態においては、露光装置の書込
位置から転写位置までの画像の移動時間よりも、片寄り
検知手段から転写位置までの記録材の移動時間を短く設
定し、しかも、片寄り検知手段から得られた片寄り情報
に基づいて、画像の主走査方向の書込位置を制御するこ
とにより、画像を記録材上の正しい位置に形成してい
る。
【0090】図8は本発明の実施の形態4に係るカラー
画像形成装置を示す。制御系については、図7に示すも
のが用いられる。
【0091】S1はレジストローラ20の直ぐ下流に設
けられ、レジストローラ20の規制により、先端が一時
停止した後に、レジストローラ20により規制されて搬
送される記録材Pの搬送幅方向の位置を検知する片寄り
検知手段としての片寄りセンサである。
【0092】図8において、像形成体としての感光体4
0は駆動ローラR1と従動ローラR2に張架され、画像
形成時に矢印のように回動する。感光体40に対向し
て、イエロー画像を形成する画像形成部Y2、マゼンタ
画像を形成する画像形成部M2、シアン画像を形成する
画像形成部C2及び黒画像を形成する画像形成部K2が
設けられる。帯電手段としての帯電装置42、書込手段
としての露光装置43及び現像手段としての現像装置4
4を有する。
【0093】感光体40としては導電性ベルトに有機光
導電層が形成された有機感光体或いは導電性ベルトにa
−Si光導電層が形成されたa−Si感光体が用いられ
る。帯電装置42は、制御グリッド及び帯電電極を有す
るスコロトロン帯電器からなり、感光体40上に一様な
電位を形成する。露光装置43は、レーザダイオードを
光源とし、ポリゴンミラー、ミラー、レンズで構成され
る走査光学系を有し、画像データに従って感光体40を
ドット露光し、静電潜像を形成する。なお、露光装置4
3としては、発光ダイオードアレイと結像性光学繊維を
有する走査露光装置、液晶等の従来周知の任意の走査露
光装置が用いられる。現像装置44は、一成分現像剤又
は二成分現像剤を用いて感光体40上の静電潜像を現像
し、現像スリーブ(図示せず)により感光体40上の静
電潜像を現像して感光体40上に画像を形成する。
【0094】現像スリーブには感光体40上の静電潜像
と同極性の現像バイアスが印加され感光体40上の露光
部にトナーを付着させる反転現像が行われる。なお、現
像スリーブに感光体40上の静電潜像と逆極性のバイア
ス電位を印加して正規現像を行うことも可能である。
【0095】各画像形成部においては、帯電装置42に
よる帯電、露光装置43による書込及び現像装置44に
よる現像により感光体40上にカラー画像を形成する。
これらの画像形成は、感光体40上で重ね合わされてフ
ルカラー画像が形成されるように、タイミングが制御さ
れて行われる。感光体40の矢印で示す回動に従って。
画像形成部Y2によりイエロー画像が、画像形成部M2
によりマゼンタ画像が、画像形成部C2によりシアン画
像が、画像形成部K2により黒画像がそれぞれ形成され
て、感光体40にフルカラー画像が形成される。感光体
40上に形成されたフルカラー画像は転写手段としての
転写装置5によりレジストローラ20により搬送された
記録材Pに転写される。転写されたフルカラー画像は定
着手段としての定着装置7により記録材Pに定着され
る。定着処理された記録材Pは片面画像形成モードにお
いては、そのまま排紙皿10に排紙される。両面画像形
成モードにおいては、表面に画像が形成された記録材P
は切換反転部材11により案内された、裏面用給紙手段
9に送り込まれる。裏面用給紙手段9に送り込まれた記
録材Pは裏面用給紙手段9において、表裏反転された後
に、レジストローラ20に搬送される。画像形成部Y、
M、C及びKにおいて形成された裏面画像は感光体40
から記録材Pに転写されて裏面にフルカラー画像が形成
される。転写によりフルカラー画像が形成された記録材
Pは定着装置7で定着処理を受けた後に、排紙皿11に
排紙される。
【0096】各画像形成において、記録材Pの搬送幅方
向の位置が片寄りセンサS1により検知される。この検
知により取得された片寄り情報は制御手段CRにより処
理されて、不揮発性のメモリMRに記憶される。メモリ
MRには、各画像形成工程における片寄り情報が各画像
形成の条件に関する情報とともに記憶される。
【0097】メモリMRに蓄積される片寄り情報の内容
及び蓄積された片寄り情報の画像形成工程における利用
は実施の形態3と同様である。
【0098】(5)実施の形態5 実施の形態3、4においては、最初の画像形成において
は、基本的に片寄り補正を行っていないので、最初の画
像は片寄りをもって形成される可能性がある。本実施の
形態においては、最初の画像形成工程から片寄り補正を
行った画像を形成している。従って、全ての画像が正し
い位置に形成される。
【0099】本実施の形態は図9に示す部分を除いて図
6に示すものと同一である。実施の形態5の機械的な構
成の要部を図9(a)に示す。図示のように、片寄り検
知手段としての片寄りセンサS1がレジストローラ20
の直ぐ上流に配置される。そして、画像形成部Y1の露
光装置33による書込の開始は、片寄りセンサS1によ
る片寄り検知の後に行われる。図9(b)、図9(c)
に実施の形態5における各部の作動のタイミングを示
す。
【0100】図9(b)のイにおいて給紙カセット21
(又は22)から記録材Pを搬出する給紙手段23(又
は24)による給紙F1が行われる。記録材Pの先端が
片寄りセンサS1を通過し、先端がレジストローラ20
により停止させられた時点ロにおいて、片寄りセンサS
1により記録材Pの搬送幅方向の位置が検知される。片
寄り検知後、記録材Pは停止する。片寄りセンサS1の
検知により取得された片寄り情報に基づいて、ハにおい
て、露光装置33による書込が開始される。書き込まれ
た画像の先端が転写位置Tに到達するタイミングに合わ
せて記録材Pが転写位置Tに到達するように、ニにおい
てレジストローラ20が同期搬送F2を開始して記録材
Pを搬送する。転写位置Tにおいて、画像を中間転写体
30から記録材Pに転写する転写が行われて、記録材P
に画像が形成される。
【0101】前記のように、図9(b)に示すシーケン
スにおいては、画像形成部Y1の露光装置33による書
込開始ハは片寄り検知ロの後に行われ、給紙F1と画像
の書込Y、M、C、Kとは同時並行して実行されること
はなく、時間的に順序を追って実行される。
【0102】実施の形態5においては、画像形成速度を
優先して、片寄り補正を行うことなく画像を形成するモ
ードを有する。図9(c)にこのような速度優先のモー
ドにおける各部の作動のタイミングを示す。図9(c)
の画像形成工程においては、ハから開始する画像の書込
Y、M、C、Kと、イから開始する給紙F1とが同時並
行して実行され、画像形成サイクルE1、E2、・・・
が繰り返される。
【0103】図9(b)のモードと図9(c)に示すモ
ードはオペレータにより選択されて実行される。
【0104】なお、連続画像形成工程においては、図9
(b)に示すモードと図9(c)に示すモードとを組み
合わせて用いることもできる。即ち、最初の画像形成に
おいて、図9(b)のモードを用い、2枚目以降の画像
形成を図9(c)のモードで行う。2枚目以降の画像形
成においては、最初の画像形成で取得された片寄り情報
に基づいた片寄り補正が行われる。これによって、最初
の画像形成の速度は落ちるが、2枚目以降は高速になっ
て、全体として高速で画像形成を行うことが可能にな
る。
【0105】なお、片寄りセンサS1の位置は、図示以
外の位置に限られず、例えば、レジストローラ20の下
流側に設けることも可能である。
【0106】(6)実施の形態6 カラー画像形成装置は通常、感光体や中間転写体に対向
して複数の画像形成手段が並列対向して配置される。こ
のような配置においては、複数数の画像形成手段のうち
の先頭のものの画像形成位置から記録材への画像の転写
位置までの画像の移動距離が長くなる。その結果、この
移動距離が記録材の給紙位置から転写位置までの記録材
の移動距離よりも長くなって、画像形成が記録材の給紙
開始よりも前の時点で行われることになる。
【0107】このような画像形成装置においては、記録
材を収納する収納手段に記録材が無くなって画像形成を
停止する場合に、画像形成を停止した時点で既に、画像
が形成されており、停止制御中で、形成された不要な画
像を消去することが行われる。このために、クリーニン
グ手段の負担を増したり、トナーの消費を増したり、像
形成体の疲労を早めたりする等の望ましくない現象が生
ずる。
【0108】本発明の実施の形態6はこのような問題を
解決したものである。図10は本発明の実施の形態に係
るカラー画像形成装置を示す。
【0109】図10において、中間転写体50は駆動ロ
ーラR1と従動ローラR2に張架され、画像形成時に矢
印のように回動する。中間転写体50に対向して、イエ
ロー画像を形成する画像形成部Y3、マゼンタ画像を形
成する画像形成部M3、シアン画像を形成する画像形成
部C3及び黒画像を形成する画像形成部K3が設けられ
る。各画像形成部は像形成体としての感光体51、帯電
手段としての帯電装置52、書込手段としての露光装置
53及び現像手段としての現像装置54を有する。帯電
装置52と露光装置53と現像装置54とにより画像形
成手段が構成される。
【0110】感光体51としてはアルミ等の導電性ドラ
ムに有機光導電層が形成された有機感光体或いは導電性
ドラムにa−Si光導電層が形成されたa−Si感光体
が用いられる。帯電装置52は、制御グリッド及び帯電
電極を有するスコロトロン帯電器からなり、感光体51
上に一様な電位を形成する。露光装置53は、レーザダ
イオードを光源とし、ポリゴンミラー、ミラー、レンズ
で構成される走査光学系を有し、画像データに従って感
光体51をドット露光し、静電潜像を形成する。なお、
露光装置53としては、発光ダイオードアレイと結像性
光学繊維を有する走査露光装置、液晶等の従来周知の任
意の走査露光装置が用いられる。現像装置54は、一成
分現像剤又は二成分現像剤を用いて感光体51上の静電
潜像を現像し、現像スリーブ(図示せず)により感光体
51上の静電潜像を現像して感光体51上に画像を形成
する。
【0111】現像スリーブには感光体51上の静電潜像
と同極性の現像バイアスが印加され感光体51上の露光
部にトナーを付着させる反転現像が行われる。なお、現
像スリーブに感光体51上の静電潜像と逆極性のバイア
ス電位を印加して正規現像を行うことも可能である。第
1転写手段としての転写装置55は、記録材Pを感光体
51上のトナーと逆極性に帯電して感光体上のトナー像
を中間転写体50に転写する。
【0112】収納手段としての給紙カセット21又は2
2に収納されている記録材Pは給紙手段23又は24に
より搬出され、転写位置Tに向けて搬送される。
【0113】給紙手段23は、送り出しローラ23a、
記録材を1枚に分離して搬送する分離搬送ローラ23
b、捌きローラ23c及び搬送ガイドをそなえ、給紙手
段24は送り出しローラ24a、分離搬送ローラ24
b、捌きローラ24c及び搬送ガイドを備える。
【0114】記録材Pの給紙は送り出しローラ23a又
は24aの回転開始により開始する。図11における給
紙の開始時点f2は、このように送り出しローラ23a
又は24aの回転開始時点である。
【0115】実施の形態1におけると同一の構成部につ
いては同一の符号を付し、その説明を省略する。本実施
の形態においては、第1転写手段としての転写装置5
5、中間転写体50及び第2転写手段としての転写装置
5により転写手段が構成される。
【0116】各画像形成部においては、帯電装置52に
よる帯電、露光装置53による書込及び現像装置54に
よる現像により画像が形成されるが、これらの画像形成
は、中間転写体50上で重ね合わされてフルカラー画像
が形成されるように、タイミングが制御されて行われ
る。中間転写体50の矢印で示す回動に従って。画像形
成部Y3、M3、C3、K31においてそれぞれ形成さ
れたイエロー画像、マゼンタ画像、シアン画像及び黒画
像が中間転写体50に転写されて、中間転写体50にフ
ルカラー画像が形成される。中間転写体50上に形成さ
れたフルカラー画像は第2転写手段としての転写装置5
により、レジストローラ20により搬送された記録材P
に転写される。転写されたフルカラー画像は定着装置7
により記録材Pに定着される。定着処理された記録材P
は片面画像形成モードにおいては、そのまま排紙皿10
に排紙される。両面画像形成モードにおいては、表面に
画像が形成された記録材Pは切換反転部材11により案
内された、裏面用給紙手段9に送り込まれる。裏面用給
紙手段9に送り込まれた記録材Pは裏面用給紙手段9に
おいて、表裏反転された後に、レジストローラ20に搬
送される。画像形成部Y、M、C及びKにおいて形成さ
れた裏面画像は中間転写体50に転写されて裏面フルカ
ラー画像が形成され、転写装置5により記録材Pに転写
される。転写によりフルカラー画像が形成された記録材
Pは定着装置7で定着処理を受けた後に、排紙皿11に
排紙される。
【0117】図10のカラー画像形成装置において、例
えば給紙カセット21に記録材Pが無くなったことが記
録材センサS3により検知されて、画像形成を停止する
停止制御について図11により説明する。図11は図1
0のカラー画像形成装置における感光体51と中間転写
体50での画像形成と記録材Pの給紙のタイムチャート
である。図において、横軸に時間を、縦軸に各工程をそ
れぞれ示す。
【0118】YWにおいて、画像形成部Y3における感
光体51上でのイエロー画像の画像形成が行われる。画
像形成は感光体51にトナーを付着させる処理工程であ
り、YWは現像装置54による現像が行われる時点であ
る。次に、YTにおいて、転写装置55によるイエロー
画像の中間転写体50への転写が行われる。
【0119】前記と同様な工程により、マゼンタ画像、
シアン画像及び黒画像の感光体51上での形成と中間転
写体50への転写が、MW〜KTにおいて行われて、中
間転写体50上にフルカラー画像が形成される。画像は
画像形成位置Gから転写位置Tに到達する時点trまで
時間t1で移動する。
【0120】中間転写体50上に形成されたフルカラー
画像は転写位置Tにおいて、転写装置5により記録材P
に転写される。
【0121】記録材Pは給紙手段23により、給紙の開
始点f2において、給紙カセット21から搬出された後
に、同期搬送手段としてのレジストローラ20により同
期搬送において、一旦停止後転写位置Tに搬送される。
給紙手段23による記録材Pの給紙は時点f2において
行われ、給紙カセット21(又は22)中の記録材Pの
有無を時点f1において記録材センサS3で検知した結
果に基づいて決定された結果実行される。記録材Pがあ
るときには、給紙手段23が作動して記録材Pの搬出が
行われるが、記録材Pが無いときには、給紙手段23は
作動せず、画像形成を停止させる。
【0122】給紙手段23による給紙の開始点f2から
転写位置Tに記録材Pが到達する時点trまでの時間を
t2とし、記録材センサS3による検知点f1から検知
後の給紙における給紙手段23による給紙開始点f2ま
での時間をt3とすると、記録材センサS3による検知
から、検知結果に基づいて搬出された記録材Pが転写位
置Tに到達するまでの時間はt2+t3となる。
【0123】図示のように、転写位置Tにおいて、中間
転写体50上の画像の先端と記録材Pの先端とは時間的
に合致するように制御される。この制御において、連続
画像形成において、E1、E2、・・・で示すように画
像形成サイクルが繰り返されて連続画像形成が行われ
る。像間に間隔を置かずに、即ち、画像と画像間の間隔
V=0とすると、最も効率よく画像が形成される。
【0124】記録材センサS3の検知結果に基づいて画
像形成の停止を行う場合に、t1≧t2+t3である
と、記録材Pが給紙カセット21内に無いことが検知さ
れて、画像形成の停止が決定されたときには、既に感光
体51上に画像が形成されていることになる。その結
果、感光体51及び中間転写体50に不要なトナーが付
着して、クリーニング装置56及び8の負担を増すとと
もに、感光体51の劣化を早める等の結果をもたらす。
【0125】これを防止するためには、画像と画像の間
隔Vを大きく設定する必要があるが、そうすると、画像
形成効率が低下する。
【0126】本実施の形態においては、t1<(t2+
t3)という関係が成り立つように、各部を配置及び各
部の制御を行うことにより、前記の問題を解決した。即
ち、図11に示すように、記録材センサS3による記録
材Pの有無検知点f1が画像形成部Yの画像形成開始点
gよりも前の時点で行われるように、画像形成装置を構
成している。
【0127】時間t2は給紙手段23(24)から転写
位置Tまでの記録材Pの搬送路の長さにより決定され
る。従って、望ましい形態の一つは画像形成部Y3の画
像形成位置G、即ち、現像装置54の現像位置から転写
位置Tまでの画像の移動距離を、給紙手段23(24)
から転写位置Tまでの記録材Pの移動距離よりも短くす
ることである。
【0128】また、時間t3は、主として、記録材セン
サS3の位置により決定される。記録材センサS3に
は、光センサ又は機械的センサが用いられるが、給紙手
段23により搬送されて、記録材Pの後端が給紙カセッ
ト21から離れたときに、給紙カセット21に記録材P
が残っているか否かを検知して、給紙カセット21内の
有無を検知している。従って、給紙カセット21に対し
て、その後端に近い位置に記録材センサS3を配置する
程、有無検知の時点は前になり、t3を大きく設定する
ことができる。しかしながら、給紙カセット21には種
々のサイズの記録材Pが収納されるので、全てのサイズ
について、有無検知を可能にするためには、給紙カセッ
ト21の前の部分に記録材センサS3を配置することが
条件となり、記録材センサS3の配置位置はこのような
要因を考慮して設定され、時間t3も前記の要因を考慮
して設定される。
【0129】従って、望ましい形態の他の一つは、t3
を長くすることであり、t3を長くくするには、記録材
センサS3をできるだけ、給紙カセット21の先頭部、
即ち、給紙手段23から遠い位置に配置することが望ま
しい。
【0130】図12は実施の形態6の制御系を示す。図
において、MOT1は中間転写体50を駆動するモー
タ、MOT2Y、MOT2M、MOT2C、MOT2K
がそれぞれ画像形成部Y3、M3、C3、K3の感光体
51を駆動するモータである。制御手段CRは記録材セ
ンサS3からの情報に基づいて、給紙手段23、24、
レジストローラ20、露光装置5及びモータMOT1、
MOT2Y、MOT2M、MOT2C、MOT2Kを制
御して図11に示すシーケンスで画像形成を行う。
【0131】(7)実施の形態7 実施の形態7は、像形成体としてベルト状の感光体を用
い、感光体上にフルカラー画像を形成して、感光体上に
形成されたフルカラー画像を記録材に転写する例であ
る。図13は実施の形態7を示す。図13において、像
形成体としての感光体61は駆動ローラR1と従動ロー
ラR2に張架され、画像形成時に矢印のように回動す
る。感光体61に対向して、イエロー画像を形成する画
像形成部Y4、マゼンタ画像を形成する画像形成部M
4、シアン画像を形成する画像形成部C4及び黒画像を
形成する画像形成部K4が設けられる。各画像形成部は
帯電手段としての帯電装置62、書込手段としての露光
装置63及び現像手段としての現像装置64を有する。
帯電装置62と露光装置63と現像装置64とは画像形
成手段を構成する。
【0132】感光体61としては導電性ベルトに有機光
導電層が形成された有機感光体或いは導電性ベルトにa
−Si光導電層が形成されたa−Si感光体が用いられ
る。帯電装置62は、制御グリッド及び帯電電極を有す
るスコロトロン帯電器からなり、感光体61上に一様な
電位を形成する。露光装置63は、レーザダイオードを
光源とし、ポリゴンミラー、ミラー、レンズで構成され
る走査光学系を有すし、画像データに従って感光体61
をドット露光し、静電潜像を形成する。なお、露光装置
63としては、発光ダイオードアレイと結像性光学繊維
を有する走査露光装置、液晶等の従来周知の任意の走査
露光装置が用いられる。現像装置64は、一成分現像剤
又は二成分現像剤を用いて感光体61上の静電潜像を現
像し、現像スリーブ(図示せず)により感光体61上の
静電潜像を現像して感光体61上に画像を形成する。
【0133】現像スリーブには感光体61上の静電潜像
と同極性の現像バイアスが印加され感光体61上の露光
部にトナーを付着させる反転現像が行われる。なお、現
像スリーブに感光体61上の静電潜像と逆極性のバイア
ス電位を印加して正規現像を行うことも可能である。
【0134】各画像形成部においては、帯電装置62に
よる帯電、露光装置63による書込及び現像装置64に
よる現像により感光体61上にカラー画像を形成する。
これらの画像形成は、感光体61上で重ね合わされてフ
ルカラー画像が形成されるように、タイミングが制御さ
れて行われる。感光体61の矢印で示す回動に従って、
画像形成部Y4によりイエロー画像が、画像形成部M4
によりマゼンタ画像が、画像形成部C4によりシアン画
像が、画像形成部K4により黒画像がそれぞれ形成され
て、感光体61にフルカラー画像が形成される。感光体
61上に形成されたフルカラー画像は転写手段としての
転写装置5によりレジストローラ20により搬送された
記録材Pに転写される。転写されたフルカラー画像は定
着手段としての定着装置7により記録材Pに定着され
る。定着処理された記録材Pは片面画像形成モードにお
いては、そのまま排紙皿10に排紙されるが、両面画像
形成モードにおいては、表面に画像が形成された記録材
Pは切換反転部材11により案内されて、裏面用給紙手
段9に送り込まれる。裏面用給紙手段9に送り込まれた
記録材Pは裏面用給紙手段9において、表裏反転された
後に、レジストローラ20に搬送される。画像形成部Y
4、M4、C4及びK4において形成された裏面画像は
感光体61から記録材Pに転写されて裏面にフルカラー
画像が形成される。転写によりフルカラー画像が形成さ
れた記録材Pは定着装置7で定着処理を受けた後に、排
紙皿11に排紙される。
【0135】本実施の形態においては、画像形成部Y4
の画像形成位置、即ち、画像形成部Y4の画像形成位置
G、即ち、現像装置64の現像位置から転写位置Tまで
の画像の移動時間t1が、給紙手段23の給紙位置ST
から転写位置Tまでの記録材の移動時間と、記録材セン
サS3による記録材の有無検知から給紙手段23による
給紙開始時点までの時間t3との和、即ち、t2+t3
よりも小であるという条件が満たされるように、画像形
成装置が構成される。
【0136】
【発明の効果】請求項1、20〜23の発明により、記
録材の片寄りが大きくなる傾向が強い裏面画像形成にお
ける片寄り補正が良好に行われる。また、裏面画像形成
における記録材の片寄り検知は比較的容易に出来るの
で、表面画像形成における記録材の片寄りが比較的少な
いことと相俟って、全体として、両面画像形成における
画像の位置ずれが良好に補正されて、品質のよい文書を
作製することができる。
【0137】請求項2の発明により、両面画像形成にお
いて、表面と裏面の画像位置に大きな違いが出ることが
防止されて品質の良い文書を作製することができる。
【0138】請求項3の発明により、表面画像形成にお
ける記録材の片寄りの正確な情報が取得されるので、表
裏面の画像間の位置ずれが極めて良好に補正される。
【0139】請求項4の発明により、表面画像の片寄り
を検知することなく表面画像形成における片寄りの情報
を用いることができるので、簡単な制御で、表裏面間の
画像の位置ずれが良好に補正される。
【0140】請求項5、6の発明により、片寄り検知後
の記録材の片寄りが起こらない搬送状態において片寄り
を検知しているので、正確な片寄り検知が行われ、良好
な片寄り補正を行うことができる。
【0141】請求項7、10、14、17、19の発明
により、例えば、カラー画像形成装置のように、画像形
成装置内部の各部の構成上、画像の書込位置から転写位
置までの距離が長く、片寄り補正が困難な画像形成装置
でも良好な片寄り補正を行うことができる。
【0142】請求項8、20〜23の発明により、記録
材の搬送毎に片寄りを検知することなく、信頼性の高い
片寄り補正を行うことができるので、簡単な制御で良好
に片寄り補正を行うことができる。
【0143】請求項9の発明により、収納手段別に、或
いは記録材の属性別に片寄り補正が行われるので、搬送
される記録材の位置を検知することなく行う片寄り補正
を極めて正確に行うことができる。
【0144】請求項11〜13、15、18、20〜2
3の発明により、連続画像形成のように同一条件で多数
枚の画像を形成する画像形成において、良好に画像の位
置ずれが補正され、且つ、高い画像形成効率で画像を形
成することができる。
【0145】請求項16の発明により、画像形成効率を
重視したモードと画像の位置ずれの補正を重視したモー
ドとで画像を形成することができるので、使いやすく用
途の広い画像形成装置が実現される。
【0146】請求項24〜30の発明により、例えば、
カラー画像形成装置のように、画像の書込位置から転写
位置までの距離が長い画像形成装置においても、記録材
が無くなった時の画像形成装置を停止する停止制御にお
いて、不要な画像形成が行われず、不要な画像形成によ
り生ずる、クリーニング手段の負担の増大、トナーの浪
費、像形成体の疲労等の望ましくない現象が防止され
る。
【0147】請求項25、28の発明により、収納手段
に記録材が無くなったときに行われる停止制御におい
て、不要画像の形成を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置を示
す図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の要
部を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の制
御系を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置の要
部を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置の制
御系を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態3に係るカラー画像形成装
置を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態3に係る画像形成装置の制
御系を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態4に係る画像形成装置を示
す図である。
【図9】本発明の実施の形態5に係る画像形成装置の要
部と各部の作動のタイミングを示す図である。
【図10】本発明の実施の形態6に係る画像形成装置を
示す図である。
【図11】本発明の実施の形態6の各部の作動のタイミ
ングを示す図である。
【図12】本発明の実施の形態6に係る画像形成装置の
制御系を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態7に係る画像形成装置を
示す図である。
【符号の説明】
1、31、40、51、61 感光体 2、32、42、52、62 帯電装置 3、33、43、53、63 露光装置 4、34、44、54、64 現像装置 5、35、55 転写装置 6 分離装置 7 定着装置 8 クリーニング装置 S1、S2 片寄りセンサ S3 記録材センサ CR 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/043 G03G 21/00 372 3F048 15/04 15/04 120 15/16 (72)発明者 徳武 直人 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 2H027 DC03 DC04 DC06 DC19 ED04 EF09 FA11 ZA07 2H028 BA06 BA09 BB04 BB06 2H030 AA01 AB02 AD05 AD17 BB02 BB12 BB42 BB43 BB46 BB56 2H032 AA01 BA09 BA15 BA23 DA27 2H076 AB05 AB12 AB67 3F048 AA01 AB01 BA07 BA08 BB03 BB05 CA08 CA10 EB37

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像形成体、 該像形成体を主走査方向及び副走査方向に走査して画像
    を書き込む書込手段、 前記像形成体上に形成された画像を記録材に転写する転
    写手段、 画像が記録材に転写される転写位置に記録材を搬送する
    同期搬送手段、 前記転写手段の転写により表面に画像が形成された記録
    材を表裏反転して前記同期搬送手段へ搬送する裏面用給
    紙手段、 前記裏面用給紙手段において搬送される記録材の、画像
    の書込における前記主走査方向に対応する方向の位置を
    検知する裏面画像用片寄り検知手段及び、 前記裏面画像用片寄り検知手段からの検知情報に基づい
    て、裏面画像形成における前記書込手段の前記主走査方
    向の書込開始位置を制御する制御手段、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、記録材の表面に画像を
    形成する際の片寄り情報と前記裏面画像用片寄り検知手
    段からの検知情報とに基づいて、裏面画像形成における
    前記書込手段の前記主走査方向の書込開始位置を制御す
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 記録材の表面に画像を形成する際の前記
    片寄り情報は、前記同期搬送手段において搬送される記
    録材の、画像の書込における前記主走査方向に対応する
    方向の位置を検知する主片寄り検知手段から得られるこ
    とを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 記録材の表面に画像を形成する際の前記
    片寄り情報を記憶する記憶手段を有することを特徴とす
    る請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記裏面用給紙手段は、搬送される記録
    材の先端を一時的に止める規制手段を有するとともに、
    前記裏面画像用片寄り検知手段は、記録材が前記規制手
    段により規制されている間に片寄りの検知を行うことを
    特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形
    成装置。
  6. 【請求項6】 前記同期搬送手段は、搬送される記録材
    の先端を一時的に止めた後に搬送を行うとともに、前記
    主片寄り検知手段は、記録材が前記同期搬送手段により
    規制されている間に記録材の位置の検知を行うことを特
    徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の画像形成
    装置。
  7. 【請求項7】 前記書込手段の書込位置から前記転写位
    置までの画像の移動時間が、前記同期搬送手段から前記
    転写位置までの記録材の移動時間よりも長いことを特徴
    とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 像形成体、 該像形成体を主走査方向及び副走査方向に走査して画像
    を書き込む書込手段、 前記像形成体上に形成された画像を記録材に転写する転
    写手段、 画像が記録材に転写される転写位置に記録材を搬送する
    同期搬送手段、 前記同期搬送手段を通過する記録材の前記主走査方向に
    対応する位置の片寄り情報を記憶している記憶手段及
    び、 前記記憶手段に記憶されている前記片寄り情報に基づい
    て、画像形成における前記書込手段の前記主走査方向の
    書込開始位置を制御する制御手段、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 記録材を収納する複数の収納手段を有す
    るとともに、前記記憶手段は、前記収納手段毎の前記片
    寄り情報、記録材のサイズ別の前記片寄り情報、サイズ
    以外の記録材の属性別の前記片寄り情報及び画像形成モ
    ード別の前記片寄り情報の少なくとも一つ以上を記憶し
    ていることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装
    置。
  10. 【請求項10】 前記書込手段の書込位置から前記転写
    位置までの画像の移動時間が、前記同期搬送手段から前
    記転写位置までの記録材の移動時間よりも長いことを特
    徴とする請求項8又は請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 像形成体、 該像形成体を主走査方向及び副走査方向に走査して画像
    を書き込む書込手段、 前記像形成体上に形成された画像を記録材に転写する転
    写手段、 画像が記録材に転写される転写位置に記録材を搬送する
    同期搬送手段、 前記同期搬送手段において搬送される記録材の、画像の
    書込における前記主走査方向に対応する方向の位置を検
    知する片寄り検知手段及び、 同一条件の下で複数サイクルの画像形成を実行する画像
    形成工程において、前の画像形成サイクルにおける前記
    片寄り検知手段からの検知情報に基づいて、後の画像形
    成サイクルにおける前記書込手段の前記主走査方向の書
    込開始位置を制御する制御手段、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記画像形成工程が連続画像形成工程
    であることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装
    置。
  13. 【請求項13】 連続画像形成工程における最初の画像
    形成サイクルにおいて、前記片寄り検知手段による片寄
    りの検知を行い、続く画像形成工程においては、前記制
    御手段が前記最初の画像形成サイクルにおいて取得され
    た片寄り情報に基づいて前記書込開始位置を制御するこ
    とを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記書込手段の書込位置から前記転写
    位置までの画像の移動時間が、前記片寄り検知手段によ
    る検知位置から前記転写位置までの記録材の移動時間よ
    りも長いことを特徴とする請求項11〜13のいずれか
    1項に記載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記制御手段は、連続画像形成工程に
    おいて、Q−1枚目の画像形成サイクルにおける前記片
    寄り検知手段からの検知情報に基づいて、Q枚目の画像
    形成サイクルにおける前記書込手段の前記主走査方向の
    書込開始位置を制御することを特徴とする請求項11〜
    14のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 像形成体、 該像形成体を主走査方向及び副走査方向に走査して画像
    を書き込む書込手段、 前記像形成体上に形成された画像を記録材に転写する転
    写手段、 画像が記録材に転写される転写位置に記録材を搬送する
    同期搬送手段、 前記同期搬送手段において搬送される記録材の、画像の
    書込における前記主走査方向に対応する方向の位置を検
    知する片寄り検知手段及び、 前記片寄り検知手段からの検知情報に基づいて、前記書
    込手段の前記主走査方向の書込開始位置を制御する制御
    手段、 を有する画像形成装置において、 前記制御手段による前記書込開始位置の制御の下に画像
    形成を実行する第1モードと、前記制御手段による制御
    を行わずに画像形成を実行する第2モードを有し、前記
    第1モードにおける画像間隔を前記第2モードにおける
    画像間隔よりも長くしたことを特徴とする画像形成装
    置。
  17. 【請求項17】 前記書込手段の書込位置から前記転写
    位置までの画像の移動時間が、前記片寄り検知手段によ
    る検知位置から前記転写位置までの記録材の移動時間よ
    りも長いことを特徴とする請求項16に記載の画像形成
    装置。
  18. 【請求項18】 像形成体、 該像形成体を主走査方向及び副走査方向に走査して画像
    を書き込む書込手段、 前記像形成体上に形成された画像を記録材に転写する転
    写手段、 画像が記録材に転写される転写位置に記録材を搬送する
    同期搬送手段、 前記同期搬送手段において搬送される記録材の、画像の
    書込における前記主走査方向に対応する方向の位置を検
    知する片寄り検知手段及び、 前記片寄り検知手段の検知情報に基づいて、前記書込手
    段の前記主走査方向の書込開始位置を制御する制御手
    段、 を有する画像形成装置において、 前記制御手段は、連続画像形成工程における最初の画像
    形成サイクルでは、前記片寄り検知手段からの検知情報
    に基づいて、前記書込手段の前記主走査方向の書込開始
    位置を制御し、第2回以降の画像形成サイクルでは、前
    記最初の画像形成サイクルにおける前記片寄り検知手段
    からの片寄り情報に基づいて、前記書込開始位置の制御
    を行うことを特徴とする画像形成装置。
  19. 【請求項19】 前記書込手段の書込位置から前記転写
    位置までの画像の移動時間が、前記片寄り検知手段によ
    る検知位置から前記転写位置までの記録材の移動時間よ
    りも長いことを特徴とする請求項18に記載の画像形成
    装置。
  20. 【請求項20】 前記転写手段は、前記像形成体から直
    接に画像を記録材に転写することを特徴とする請求項1
    〜19のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  21. 【請求項21】 前記像形成体に対して、複数の前記書
    込手段が対向して設けられたことを特徴とする請求項2
    0に記載の画像形成装置。
  22. 【請求項22】 前記転写手段は、中間転写体、前記像
    形成体に形成された画像を前記中間転写体に転写する第
    1転写手段及び前記中間転写体から記録材に画像を転写
    する第2転写手段を有することを特徴とする請求項1〜
    19のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  23. 【請求項23】 複数の前記像形成体及び該複数の像形
    成体の各々に設けられた複数の前記書込手段を有するこ
    とを特徴とする請求項22に記載の画像形成装置。
  24. 【請求項24】 像形成体、 該像形成体に対向して配置され、該像形成体に画像を形
    成する複数の画像形成手段、 前記像形成体上に形成された画像を記録材に転写する転
    写手段、 記録材を収納する収納手段、 該収納手段から記録材を搬出し、画像が記録材に転写さ
    れる転写位置に向けて記録紙を搬送する給紙手段及び、 該給紙手段の近傍に設けられ、前記収納手段内の記録材
    の有無を検知する記録材センサを有し、 該記録材センサによる記録材の有無検知情報に基づい
    て、画像形成工程の制御が行われるカラー画像形成装置
    において、 前記複数の画像形成手段のうちの先頭のものの画像形成
    位置から前記転写位置まで画像が移動する時間をt1、 前記給紙手段による記録材の搬出開始から、記録材の先
    端が前記転写位置に到達するまでの時間をt2、 前記記録材センサによる検知から、前記有無検知情報に
    基づいて、前記給紙手段が給紙を開始するまでの時間を
    t3とするとき、 t1<(t2+t3) の関係を満たすような制御を行う制御手段を有すること
    を特徴とするカラー画像形成装置。
  25. 【請求項25】 前記複数の画像形成手段に対応して、
    複数の前記像形成体が設けられるとともに、前記転写手
    段は中間転写体、前記像形成体に対応して設けられ、前
    記像形成体上の画像を前記中間転写体に転写する第1転
    写手段及び前記中間転写体上の画像を記録材に転写する
    第2転写手段を有することを特徴とする請求項24に記
    載のカラー画像形成装置。
  26. 【請求項26】 前記像形成体が感光体からなるととも
    に、前記画像形成手段が前記感光体を帯電する帯電手
    段、帯電された前記感光体を露光する書込手段及び前記
    感光体上の静電潜像を現像する現像手段を有することを
    特徴とする請求項24に記載のカラー画像形成装置。
  27. 【請求項27】 前記複数の画像形成手段のうちの先頭
    のものの画像形成位置から前記転写位置までの画像の移
    動距離よりも、前記給紙手段から前記転写位置までの記
    録材の移動距離の方が長いことを特徴とする請求項24
    〜26のいずれか1項に記載のカラー画像形成装置。
  28. 【請求項28】 複数の画像形成手段により感光体上に
    画像を形成し、該形成された画像を中間転写体に転写
    し、該転写された画像を記録材に転写するカラー画像形
    成方法において、 前記複数の画像形成手段により形成される画像の内の最
    初の画像が、該最初の画像の形成から、画像が記録材に
    転写される転写位置に到達するまでの時間をt1、 記録材が収納手段から給紙手段により搬出されて、前記
    転写位置に到達するまでの時間をt2、 前記収納手段中の記録材の有無を検知した時点から前記
    給紙手段により記録材の搬出を開始するまでの時間をt
    3とするとき、 t1<(t2+t3) という関係を満たして画像形成を行うことを特徴とする
    カラー画像形成方法。
  29. 【請求項29】 複数の画像形成手段により感光体上に
    画像を形成し、該形成された画像を記録材に転写するカ
    ラー画像形成方法において、 前記複数の画像形成手段により形成される画像の内の最
    初の画像が、該最初の画像の形成から、画像が記録材に
    転写される転写位置に到達するまでの時間をt1、 記録材が収納手段から給紙手段により搬出されて、前記
    転写位置に到達するまでの時間をt2、 前記収納手段中の記録材の有無を検知した時点から前記
    給紙手段により記録材の搬出を開始するまでの時間をt
    3とするとき、 t1<(t2+t3) という関係を満たして画像形成を行うことを特徴とする
    カラー画像形成方法。
  30. 【請求項30】 前記複数の画像形成手段のうちの先頭
    のものの画像形成位置から前記転写位置までの画像の移
    動距離よりも、前記給紙手段から前記転写位置までの記
    録材の移動距離の方が長いことを特徴とする請求項28
    又は請求項29に記載のカラー画像形成方法。
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