JP2002002039A - 画像形成装置及び紙搬送装置 - Google Patents

画像形成装置及び紙搬送装置

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JP2002002039A
JP2002002039A JP2000191059A JP2000191059A JP2002002039A JP 2002002039 A JP2002002039 A JP 2002002039A JP 2000191059 A JP2000191059 A JP 2000191059A JP 2000191059 A JP2000191059 A JP 2000191059A JP 2002002039 A JP2002002039 A JP 2002002039A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続画像形成工程において、像形成体の移動
方向の倍率を変更する場合に、露光工程及び転写工程を
避けて、像形成体の移動速度を変更していた従来の画像
形成装置では、倍率の変更による画像形成効率の低下が
起こるという問題があった。 【解決手段】 転写工程中に像形成体の移動速度を変更
することにより、倍率変更時の画像形成効率の低下を回
避する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置にお
ける記録紙の搬送に関連した制御に関し、詳しくは、画
像の倍率の変更の際における画像形成体の移動速度及び
記録紙の搬送速度の制御、紙の搬送速度の微調整及び記
録紙のサイズの設定に関連した記録紙の搬送の制御に関
する。
【0002】
【従来の技術】(1)記録紙に形成される画像の倍率、
特に、記録紙の搬送方向における倍率(以下、縦倍率と
言う)を変更する手段としては、像形成体の移動速度を
変更する手段が広く用いられている。即ち、レーザダイ
オードや発光ダイオードアレイにより主走査方向(像形
成体の移動方向に直角な方向)及び副走査方向(像形成
体の移動方向)に一定した速度で行われる走査露光に対
して、像形成体の移動速度を変えることによって、縦倍
率が変更される。
【0003】像形成体上に形成された画像を記録紙に転
写するために、記録紙が転写位置において、像形成体と
同一の速度で搬送される必要があるので、縦倍率の変更
に際しては、像形成体の移動速度とともに、記録紙の搬
送速度が変更される。
【0004】(2)像形成体上に画像を形成した後に、
像形成体から記録紙に画像を転写する画像形成装置にお
いては、像形成体の移動速度に対して、転写位置におけ
る記録紙の搬送速度を一致させることが必要である。こ
のために、転写位置に記録紙を給紙する給紙手段の搬送
速度を微調整することが行われている。転写位置に記録
紙を給紙する給紙手段を駆動する駆動手段としては、通
常ステッピングモータが用いられており、ステッピング
モータを駆動する駆動クロックの周波数を調整すること
により給紙手段の搬送速度の微調整が行われている。
【0005】(3)電子写真方式により画像を形成する
画像形成装置等には、記録紙のサイズの選択に関して、
自動給紙モードで記録紙の給紙を行うものと手動給紙モ
ードで記録紙を給紙するものとがある。自動給紙モード
の画像形成装置では、読み取った原稿のサイズと設定さ
れた倍率とから制御手段が記録紙を選択し、給紙を行
い、画像を形成する。手動給紙モードの画像形成装置で
は、オペレータが給紙部等において設定したサイズに従
って、制御手段が記録紙を選択し、給紙し、画像を形成
する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】(1)縦倍率を変更す
る際に、従来の画像形成装置では、変更のタイミングを
露光が行われている間及び転写が行われている間を避け
て設定していた。
【0007】このために、連続画像形成工程中に縦倍率
の変更が行われると、該変更が行われた時点における画
像間隔は延長されて、延長された分の画像形成効率の低
下が避けられないという問題がある。
【0008】(2)転写位置における記録紙の搬送を確
実に行うために、レジストローラと転写位置との間に転
写前搬送ローラを設けた画像形成装置が提案され実用化
されている。このような画像形成装置の給紙系において
は、レジストローラと転写前給紙ローラとを共通の駆動
手段で駆動している。しかるに、レジストローラは記録
紙の後端が通過した後に、一旦停止して、後行の記録紙
の先端を一時停止させることにより、記録紙のループを
形成する。そして、ループ形成後に後行する記録紙の搬
送を開始する。
【0009】画像形成効率を上げるために、先行する記
録紙の後端と後行する記録紙の先端間の間隔、即ち、紙
間隔を狭くすることが行われるが、その場合に、ループ
形成のために一時停止するレジストローラと転写前給紙
手段を共通の駆動手段で駆動すると転写位置における記
録紙の搬送が不安定になり、転写ずれや転写抜けが起こ
って、画質が低下する場合がある。
【0010】(3)転写位置に記録紙を搬送する給紙手
段のように、他の作動部との同期関係を正確に保持して
作動することが条件とされる搬送装置においては、搬送
速度の微細な調整が要求される。しかるに、従来のよう
に駆動クロックの周波数の調整では十分でなく、従来技
術により微細な調整を行うには、基本クロックの周波数
を上げる等の高コストの手段を取らざるを得なかった。
【0011】また、転写位置に記録紙を搬送する給紙手
段として、レジストローラの他にレジストローラと転写
位置との間に転写前給紙ローラを用いたものがある。こ
のような給紙手段においては、従来、レジストローラと
転写前給紙ローラとを一体にして、これらの記録紙搬送
速度を調整していたが、転写位置により近い転写前給紙
ローラの記録紙搬送速度の調整が十分とは言えなかっ
た。
【0012】(4)記録紙のサイズの設定において、オ
ペレータは常に正しい記録紙サイズの設定を行うとは限
らない。例えば、給紙カセットにB5サイズの設定をし
たにもかかわらず、実際にはA4サイズをセットする場
合もあり得る。このような場合に、制御手段は、オペレ
ータが設定したB5サイズを基準に画像形成の制御やジ
ャムの制御を行うので、ジャムの監視の条件はB5サイ
ズを基準にして設定される。従って、B5サイズに対し
て設定されている時間内に、ジャム監視センサを記録紙
が通過しないという状況が生じて制御手段はジャムの判
断をすることになる。
【0013】このように、従来の画像形成装置において
は、誤操作に起因する誤ったジャムの判断により装置が
停止するという不都合が生ずる。
【0014】本発明は、従来の画像形成装置における記
録紙の搬送上の前述のような問題を解決すること目的と
する。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の前記目的は下記
の発明により達成される。
【0016】1.像形成体、移動する該像形成体上に画
像の走査露光を行う露光手段、該露光手段により形成さ
れた静電潜像を現像する現像手段、前記像形成体上に形
成された画像を記録紙に転写する転写手段及び、前記転
写手段による転写が行われる転写位置に記録紙を搬送す
る給紙手段を有し、前記像形成体の移動速度と、前記給
紙手段の搬送速度とを変更することにより画像の倍率が
変更される画像形成装置において、前記転写手段による
転写中に前記像形成体の移動速度と、前記給紙手段の搬
送速度とを変更して画像の倍率の変更が行われることを
特徴する画像形成装置。
【0017】2.前記転写位置を通過した記録紙に対し
て画像を定着する定着手段を有するとともに、前記転写
位置と前記定着手段との間に、記録紙のループの形成を
許容する記録紙案内手段を設けたことを特徴とする前記
1に記載の画像形成装置。
【0018】3.前記倍率の変更が、前記露光手段によ
る露光が行われていない時に行われることを特徴とする
前記1又は前記2に記載の画像形成装置。
【0019】4.記録紙の表面に画像を形成した後に、
記録紙の表裏を反転して、再度前記転写位置に記録紙を
搬送し、裏面に画像を形成する両面画像形成工程におい
て、裏面画像形成における倍率を表面画像形成における
倍率と異ならせて裏面画像形成を行う際の裏面画像形成
のための倍率変更が、当該倍率変更により形成される裏
面画像に先行して形成された表面画像の転写が完了する
前に行われることを特徴とする前記1〜3のいずれか1
項に記載の画像形成装置。
【0020】5.像形成体、移動する該像形成体上に露
光を行う露光手段、該露光手段により形成された静電潜
像を現像する現像手段、前記像形成体上に形成された画
像を記録紙に転写する転写手段、前記像形成体上での画
像形成と同期して、前記転写手段により画像が記録紙転
写される転写位置に記録紙を搬送する給紙手段及び、該
給紙手段と前記転写手段間に設けられ、記録紙を搬送す
る転写前給紙手段を有し、該転写前給紙手段を前記給紙
手段と独立して駆動することを特徴とする画像形成装
置。
【0021】6.前記転写前給紙手段の搬送速度を前記
給紙手段と独立して調整することが可能であることを特
徴とする前記5に記載の画像形成装置。
【0022】7.前記給紙手段はレジストローラからな
り、前記転写前給紙手段は転写前給紙ローラからなるこ
とを特徴とする前記5又は前記6に記載の画像形成装
置。
【0023】8.前記転写前給紙手段をステッピングモ
ータで駆動することを特徴とする前記5〜7のいずれか
1項に記載の画像形成装置。
【0024】9.前記ステッピングモータを駆動する駆
動手段は、クロック発生手段及び該クロック発生手段か
らのクロックを分周する分周手段を有することを特徴と
する前記8に記載の画像形成装置。
【0025】10.前記駆動手段は、前記ステッピング
モータを駆動する駆動クロックのデューティ比を変える
ことにより、前記ステッピングモータの回転速度を変化
させる調整手段を有することを特徴とする前記9に記載
の画像形成装置。
【0026】11.像形成体、移動する該像形成体上に
露光を行う露光手段、該露光手段により形成された静電
潜像を現像する現像手段、前記像形成体上に形成された
画像を記録紙に転写する転写手段及び、該転写手段によ
る画像の転写が行われる転写位置に記録紙を搬送する給
紙手段を有する画像形成装置において、前記給紙手段を
駆動するステッピングモータ、クロック発生手段、該ク
ロック発生手段からの基本クロックを分周する分周手
段、該分周手段からの速度指令クロックに基づいて、前
記ステッピングモータを駆動する駆動クロックを生成す
る駆動回路及び、前記速度指令クロックのデューティ比
を変えることにより前記ステッピングモータの回転速度
を変化させる調整手段、を有することを特徴とする画像
形成装置。
【0027】12.前記給紙手段が前記像形成体上にお
ける像形成と同期して前記転写位置に記録紙を搬送する
レジストローラからなることを特徴とする前記11に記
載の画像形成装置。
【0028】13.紙を搬送する搬送手段、該搬送手段
を駆動するステッピングモータ及び該ステッピングモー
タを駆動する駆動手段を有する紙搬送装置において、前
記駆動手段は、前記ステッピングモータを駆動する駆動
クロックのデューティ比を変えることにより、前記ステ
ッピングモータの回転速度を変化させる調整手段を有す
ることを特徴とする紙搬送装置。
【0029】14.前記調整手段は、前記駆動クロック
の周波数を変化させることにより、前記ステッピングモ
ータの回転速度を変化させることを特徴とする前記13
に記載の紙搬送装置。
【0030】15.記録紙のサイズの設定を受け付ける
サイズ設定部を有し、該サイズ設定部における設定に基
づいて、記録紙の搬送制御及び画像形成の制御を行う制
御手段を有する画像形成装置において、搬送される記録
紙のサイズを検知するサイズセンサを設けるとともに、
前記制御手段は、設定されたサイズの記録紙の長さと、
前記サイズセンサにより検知された記録紙の長さとが一
致しないときに、前記サイズセンサにより検知された記
録紙の長さに基づいて、前記搬送制御及び前記画像形成
の制御を行うことを特徴とする画像形成装置。
【0031】16.前記サイズセンサが記録紙の搬出部
に設けられたことを特徴とする前記15に記載の画像形
成装置。
【0032】17.前記サイズセンサにより検知された
記録紙の長さが最大サイズの記録紙の長さよりも長い場
合に、前記制御手段は、ジャムの場合の制御を行うこと
を特徴とする前記15又は前記16に記載の画像形成装
置。
【0033】
【発明の実施の形態】(1)実施の形態1 図1は本発明の実施の形態に係る画像形成装置を示す。
【0034】像形成体としての感光体1の周囲には、帯
電手段としての帯電装置2、露光手段としての露光装置
3、現像手段としての現像装置4、転写手段としての転
写分離装置5及びクリーニング手段としてのクリーニン
グ装置8が配置されている。装置下部には記録紙Pが収
納される給紙カセット10が配置され、給紙カセット1
0から搬出された記録紙の搬送路には、給紙部11、レ
ジストセンサS、給紙手段としてのレジストローラ1
2、転写分離装置5、記録紙案内手段としての搬送ベル
ト6及び定着手段としての定着装置7が配置される。
【0035】画像形成時には、感光体1が矢印のように
回転し、感光体1の回転に従って、帯電装置2による帯
電、露光装置3による像露光及び現像装置による現像が
行われて感光体1上に画像が形成される。形成された画
像は転写分離装置5により記録紙Pに転写された後に定
着装置7により記録紙Pに定着される。転写分離装置5
により画像が転写される転写位置Tを通過した感光体1
はクリーニング装置8によりクリーニングされて、残留
トナーが除去される。
【0036】両面画像形成においては、表面に画像が形
成された記録紙Pは定着装置7を通過した後に、裏面用
搬送部13に送り込まれる。記録紙Pは裏面用搬送部1
3において、表裏反転された後に再度レジストローラ1
2に供給され、レジストローラ12により転写位置Tに
搬送される。転写位置Tにおいて、記録紙Pの裏面に画
像が転写された後に、転写された画像が定着装置7によ
り記録紙Pに定着される。
【0037】露光装置3としては、レーザダイオードと
走査光学系からなる走査露光装置や発光ダイオードアレ
イからなる走査露光装置が用いられ、感光体1を主走査
方向及び副走査方向に走査して像露光を行う。また、現
像装置4としては、感光体1上の静電潜像と同極性の現
像バイアスにより、感光体1上の露光部分にトナーを付
着させる反転現像を行う現像装置が用いられる。
【0038】搬送ベルト6は搬送される記録紙Pを支持
し搬送するが、記録紙Pを挟んで搬送するような拘束機
能を持った搬送手段ではない。また、転写位置Tから定
着装置7における記録紙Pの挟持部までの距離は記録紙
Pの最大サイズの長さよりも長く構成されている。従っ
て、後に説明するように、転写位置Tにおける記録紙P
の搬送速度と定着装置7における記録紙Pの搬送速度が
異なった場合にも、両者間の速度の差は搬送ベルト6の
所で吸収されて、倍率の変更が行われた場合にも記録紙
Pは円滑に搬送され、転写ずれ等を生ずることはない。
【0039】倍率変更、即ち、感光体1の移動方向及び
記録紙Pの搬送方向の画像の倍率の変更は、感光体1の
回転速度を変更するとともに、この回転速度の変更に対
応して、レジストローラ12の回転速度を変更すること
により実行される。即ち、露光手段による主走査及び副
走査方向の露光を一定の速度で行う一方、感光体1の回
転速度を変更することにより、縦倍率が変更され、感光
体1の回転速度の変更に同期して、レジストローラ12
の回転速度を変更することにより、記録紙Pに感光体1
からずれを起こすことなく画像が転写される。
【0040】感光体1を駆動するモータ21とレジスト
ローラ12を駆動するモータ22とは、感光体1の周面
の移動速度と記録紙Pの搬送速度が一致するように、制
御手段20により制御されて回転する。
【0041】本発明の実施の形態は、感光体1の移動速
度と記録紙Pの搬送速度の変更による前述のような画像
の縦倍率の変更を記録紙Pが転写位置Tを通過している
間に行うことができるように構成されている。このよう
な倍率変更のタイミングの設定により、倍率変更時の画
像形成効率の低下を防止することができる。
【0042】前記の倍率変更時における画像形成効率の
低下の防止を両面画像形成を行う連続画像形成工程を例
に図2により説明する。
【0043】図2は連続画像形成工程における画像間隔
を示す図であり、図2(a)は従来の画像形成装置にお
ける倍率変更の場合の画像形成のタイミングを、図2
(b)は本発明の実施の形態における倍率変更の場合の
画像形成のタイミングをそれぞれ示す。
【0044】図2において、横軸は時間であり、縦軸は
画像形成工程の距離である。例えば、1枚目の表面画像
H1については、露光位置Exにおいて露光が行われて
静電潜像が形成され、Deにおいて現像が行われて画像
が形成され、転写位置Tへ移動し、転写位置Tにおいて
記録紙Pに転写される。
【0045】図1に示す画像形成装置では、ノンスタッ
ク方式の裏面用搬送部13が設けられており、両面画像
形成工程において、表面に画像が形成された記録紙Pは
裏面用搬送部13において集積されることなく、レジス
トローラ12に供給される。
【0046】このようなノンスタック方式の裏面用搬送
部13を用いた両面画像形成においては、転写位置Tか
ら、裏面用搬送部13を経て、レジストローラ12に至
る搬送路中に存在しうる枚数の記録紙Pを単位に表面画
像形成と裏面画像形成とが繰り返し行われる。図2の例
では、表面画像H1、H2、H3、裏面画像R1、R
2、R3のように、3枚毎に表面画像形成と裏面画像形
成とが繰り返される。
【0047】ところで、裏面画像形成においては、表面
画像形成におけるよりも低い倍率、即ち、表面画像形成
におけるよりも、縮小された画像を感光体1上に形成す
ることが行われる。その理由は次のような現象に対する
対策である。表面画像形成工程において、記録紙Pは定
着装置7による加熱処理で、僅か(数%)ではあるが収
縮する。そのために、記録紙P上に形成された表面画像
も縮小され、裏面画像形成において、この縮小分に対応
した縮小画像形成をしないと、表面画像と裏面画像の間
に画像の倍率に差が生じて好ましくない。
【0048】従来技術においては、このような裏面画像
形成時の倍率の変更を図2(a)に示すようにして行っ
ていた。
【0049】即ち、3枚の記録紙Pに表面画像H1、H
2、H3の露光装置3による露光を露光位置Exにおい
て行い、転写位置Tまで移動させる。転写位置Tにおい
て画像が転写された記録紙Pは裏面用搬送部13に送り
込まれる一方、裏面画像搬送部13から前の表面画像形
成工程において、表面に画像が形成された記録紙Pの裏
面に画像を形成するために、裏面画像R1、R2、R3
の露光が露光位置Exにおいて行われる。その際前述の
ように、裏面画像の倍率を変更するように、感光体1の
回転速度とレジストローラ12及び転写前給紙ローラ1
2aの回転速度を変更して画像形成が行われる。この変
更の時点は、記録紙Pへの表面画像H3の転写が完了す
る時点TR以降の時点に設定される。このために、表面
画像形成と、裏面画像形成との間には、期間Lが挿入さ
れることになり、画像間隔D1がD2で示すように長く
なる。表面画像形成から裏面画像形成へ、及び裏面画像
形成から表面画像形成へ切り替わる度にこのような広い
画像形成間隔D2が設定されることになるので、画像形
成効率を低下させる。
【0050】そして、このような倍率変更時における画
像形成効率の低下は両面画像形成工程に限らず、オペレ
ータの設定操作による倍率変更の際にも生ずる。例え
ば、種々のサイズの原稿を読み取って、一定サイズの記
録紙Pに画像を形成する連続画像形成工程において、原
稿サイズの違いに対応した倍率の変更が行われる際に前
記と同様に画像間隔が延長されて画像形成効率が低下す
る。
【0051】本発明の実施の形態における両面画像形成
時のタイミングを図2(b)に示す。
【0052】本実施の形態では、表面画像形成から、裏
面画像R1を形成するための画像の倍率の変更を、画像
H3の記録紙Pへの画像転写が完了する時点TRの前の
時点において行っている。即ち、表面画像H3が転写位
置Tにある間に、感光体1の回転速度と、記録紙Pの搬
送速度の変更が行われる。この倍率変更の際に、感光体
1と記録紙Pの同期関係は保持されているので、画像が
乱れることはない。このような画像形成工程において
は、図示のように、表面画像H3と裏面画像R1間に余
分な期間Lを介在させることなく画像間隔D1で連続し
て画像形成が実行される。その結果、両面画像形成にお
ける画像形成効率の低下が防止される。
【0053】このような画像形成効率の低下防止の効果
は、両面画像形成に限らず、他の縦倍率の変更の際にも
発揮される。
【0054】本発明の実施の形態における倍率変更に伴
う感光体1の移動速度の変更については、これを画像の
露光期間、即ち、図2におけるH1〜H3及びR1〜R
3の露光位置Exを通過する期間を避けて実行され、記
録紙Pの搬送速度の変更については、これを、レジスト
センサSにより記録紙Pの先端を検知した時点で、レジ
ストローラ12の回転速度を変更することにより実行す
ることが好ましい。また、定着装置7は、常に一定の搬
送速度で記録紙Pを搬送することが好ましい。このため
に、前述のような感光体1及びレジストローラ12の回
転速度を変更した場合に、転写位置Tにおける記録紙P
の走行速度と定着装置7における記録紙Pの走行速度の
違いが転写位置Tと定着装置7との間で吸収されるよう
に、案内手段としての搬送ベルト6には、例えば、記録
紙Pを挟持して搬送するような拘束手段を設けないで記
録紙Pのループが形成されることを許容する構成とする
ことが望ましい。また、転写位置Tと定着装置7の加熱
・加圧ローラによる挟持位置との間の距離は記録紙Pの
最大サイズよりも長いことが望ましい。
【0055】(2)実施の形態2 図3は本発明の実施の形態2に係る画像形成装置を示
す。
【0056】像形成体としての感光体31の周囲には、
帯電手段としての帯電装置32、露光手段としての露光
装置33、現像手段としての現像装置34、転写手段と
しての転写分離装置35及びクリーニング手段としての
クリーニング装置38が配置されている。記録紙Pの搬
送路には、給紙手段としてのレジストローラ41と転写
前給紙手段としての転写前給紙ローラ42、転写手段と
しての転写分離装置35及び定着手段としての定着装置
37が配置される。
【0057】画像形成時には、感光体31が矢印のよう
に回転して感光体31の回転に従って、帯電装置32に
よる帯電、露光装置33による像露光及び現像装置34
による現像が行われて感光体1上に画像が形成される。
形成された画像は転写分離装置35により記録紙Pに転
写された後に定着装置37により記録紙Pに定着され
る。転写分離装置35により画像が転写される転写位置
Tを通過した感光体31はクリーニング装置38により
クリーニングされて、残留トナーが除去される。
【0058】露光装置33としては、レーザダイオード
と走査光学系からなる走査露光装置や発光ダイオードア
レイからなる走査露光装置が用いられ、感光体1を主走
査方向及び副走査方向に走査して像露光を行う。また、
現像装置34としては、感光体31上の静電潜像と同極
性の現像バイアスにより、感光体31上の露光部分にト
ナーを付着させる反転現像を行う現像装置が用いられ
る。
【0059】本実施の形態においては、レジストローラ
41と転写位置Tとの間に転写前給紙ローラ42が設け
られている。転写前給紙ローラ42によって、レジスト
ローラ41により搬送される記録紙Pの先端が正しく規
制されて、転写が安定して行われ、転写ブレや転写抜け
が防止される。転写前給紙ローラ42はレジストローラ
41の駆動モータ50とは別のモータ51により駆動さ
れる。モータ50及び51はステッピングモータで構成
される。モータ51は基本クロックを発生するクロック
発生手段としてのクロック発生回路52、該基本クロッ
クを分周し速度指令クロックを生成する分周手段として
の分周器53及び速度指令クロックに基づいて駆動クロ
ックを生成する駆動回路54を有する駆動手段により駆
動される。
【0060】レジストローラ41は記録紙Pの先端が到
達した時点で一時停止し、記録紙Pのループを形成す
る。レジストローラ41のこの制御はレジストローラ4
1の近傍に設けられたセンサ(図示せず)の記録紙先端
検知信号に基づいて行われる。このような記録紙の搬送
制御において、転写前給紙ローラ42はレジストローラ
41と独立して駆動されるので、レジストローラ41の
前記一時停止時に、停止することなく記録紙Pの搬送を
継続する。転写前給紙ローラ42のこのような搬送制御
により、転写位置Tにおける記録紙Pの搬送が安定し、
転写ずれや転写抜けが防止される。
【0061】モータ50、51は、マイクロコンピュー
タで構成された調整手段としての制御手段56により制
御される。
【0062】即ち、感光体31上に形成された画像の先
頭部と記録紙Pの先頭部とが転写位置Tにおいて合致す
るように、制御手段56はモータ50、51の駆動を開
始して、レジストローラ41と転写前給紙ローラ42と
による記録紙Pの搬送を実行する。
【0063】制御手段56は、また、モータ51の回転
速度の調整を以下に説明する方法により行う。この調整
は転写前給紙ローラ42の搬送速度を感光体31の移動
速度に合致させるために行われる。
【0064】以下に、この制御、即ち、本実施の形態に
おけるモータ51の回転速度の調整を従来の調整と対比
して図4により説明する。
【0065】図4(a)は従来のステッピングモータの
速度調整を示し、図4(b)は本実施の形態におけるモ
ータ51の速度調整を示す。図4において、TMは速度
指令クロックの周期、PLは速度指令クロックのパルス
幅、BLは速度指令クロックのパルス間幅をそれぞれ示
す。なお、図4及び以下の説明においては、周期、パル
ス幅及びパルス間幅をこれらの逆数である周波数Hzで
表す。
【0066】従来の速度調整では、図4(a)に示すよ
うに、分周器53により分周される速度指令クロックの
周期を調整することにより行われる。なお、この駆動系
における周期の最小変化値は100Hzであるとする。
速度指令クロックのデューティ比を50:50として、
周波数1000Hzである周期TMを持つ速度指令クロ
ックを最小変化値を単位として変化させた場合、図4
(a)のイ、ロ、ハに示すように、パルスのパルス幅P
L及びパルス間幅BLを、2000Hz、2100H
z、2200Hzのように調整することができる。
【0067】このような調整によって、形成される速度
指令クロックの周期TMは1000Hz、1050H
z、1100Hzとなって、50Hzを最小変化値とし
て調整される。
【0068】前述の速度の制御に対して、本実施の形態
においては、図4(b)のイ、ロ、ハに示すように、速
度指令クロックの周期TMの最小変化値を更に下げるた
めに、デューティ比を50:50から60:40に変え
て、各パルスを最小変化値で変化させることが行われ
る。
【0069】速度指令クロックを構成するパルスのパル
ス幅PLを2000Hz、2000Hz、2100Hz
のように変化させる一方、パルス間幅BLを2000H
z、2100Hz、2100Hzのように変化させる。
この変化において、デューティ比は、50:50、6
0:40、50:50と変化する。そして、速度指令ク
ロックの周期TMは1000Hz、1025H、105
0Hzのように、25Hzを最小変化値として変化す
る。従って、ステッピングモータ51の回転速度の調整
も5%から2.5%へと微少化することが可能になる。
その結果、転写前給紙ローラ42のより微妙な調整が可
能になって、高画質化を図ることが可能になる。
【0070】本実施の形態における転写前給紙ローラ4
2の回転速度の調整は、大まかな調整段階では、図4
(a)に示すような従来の制御方法による調整が行わ
れ、微細な調整を行う段階において、図(b)に示す制
御方法による調整が行われる。この調整方法により、低
コストで高い精度の速度調整を行うことが可能になる。
【0071】なお、転写前給紙ローラ42を設けない給
紙手段、即ち、給紙手段をレジストローラのみで構成し
た画像形成装置においても、該レジストローラの回転速
度の調整を図4(b)による制御方法により行うことが
可能であり、この調整により、給紙手段の記録紙搬送速
度の微細な調整が可能になる。
【0072】更に、図4(b)に示す給紙手段の回転速
度の調整は、原稿搬送装置のような転写位置に記録紙を
搬送する給紙手段以外の紙の搬送装置にも用いることが
できる。
【0073】(3)実施の形態3 図5は本発明の実施の形態3に係る画像形成装置を示
す。
【0074】像形成体としての感光体61の周囲には、
帯電手段としての帯電装置62、露光手段としての露光
装置63、現像手段としての現像装置64、転写手段と
しての転写分離装置65及びクリーニング手段としての
クリーニング装置68が配置されている。装置下部には
記録紙Pが収納される給紙カセット70a、70b、7
0cが配置され、給紙カセット70a、70b、70c
に収納されている記録紙Pは送り出しローラ73により
送り出された後に、分離搬送ローラ74と捌きローラ7
5とにより1枚に分離され、搬送されて、給紙路76を
経てレジストローラ71に搬送される。記録紙Pの搬送
路には、レジストローラ71、転写前給紙ローラ72、
転写分離装置65及び定着装置67が配置される。
【0075】77は、給紙カセット70a、70b、7
0cの記録紙搬出部に排出され、これらの給紙カセット
から搬出される記録紙の通過を検知するサイズセンサと
してのセンサであり、センサ77により、記録紙Pが給
紙指令に従って搬出されているか否か、記録紙Pの給紙
カセット70a、70b、70cからの搬出タイミン
グ、記録紙Pの長さ等が検知される。80は画像形成装
置船体を制御する制御手段、81a、81b、81cは
給紙カセット0a、70b、70cのそれぞれに設けら
れたサイズ設定部である。これらサイズ設定部の各々
は、例えば、ダイアルで構成され、該ダイアルの角度に
より収納される記録紙のサイズが設定され、設定された
サイズ情報は制御手段80に取り込まれる。制御手段8
0はセンサ77の記録紙検知信号に基づいて、給紙カセ
ット70a、70b、70cの記録紙搬出部におけるジ
ャムの検知を行う。82は画像形成開始釦や枚数設定釦
や各種の表示を行う表示パネルが設けられた表示・設定
部である。
【0076】画像形成時には、感光体61が矢印のよう
に回転し、感光体61の回転に従って、帯電装置62に
よる帯電、露光装置63による像露光及び現像装置64
による現像が行われて感光体61上に画像が形成され
る。形成された画像は転写分離装置65により記録紙P
に転写された後に定着装置67により記録紙Pに定着さ
れる。転写分離装置65により画像が転写される転写位
置Tを通過した感光体61はクリーニング装置68によ
りクリーニングされて、残留トナーが除去される。
【0077】両面画像形成においては、表面に画像が形
成された記録紙Pは定着装置67を通過した後に、裏面
用搬送部63に送り込まれる。記録紙Pは裏面用搬送部
69において、表裏反転された後に、再度レジストロー
ラ71に供給され、レジストローラ71により、転写位
置Tに搬送される。転写位置Tにおいて、記録紙Pの裏
面に画像が転写された後に、転写された画像が定着装置
67により記録紙Pに定着される。
【0078】露光装置63としては、レーザダイオード
と走査光学系からなる走査露光装置や発光ダイオードア
レイからなる走査露光装置が用いられ、感光体61を主
走査方向及び副走査方向に走査して像露光を行う。ま
た、現像装置64としては、感光体61上の静電潜像と
同極性の現像バイアスにより、感光体61上の露光部分
にトナーを付着させる反転現像を行う現像装置が用いら
れる。
【0079】本実施の形態においては、サイズ設定部8
1a、81b又は81cにおいて設定されたサイズ情報
に従って、制御手段80が給紙カセット70a、70b
又は70cを選択し、給紙が行われ、画像形成が行われ
る。
【0080】そして、制御手段80は、画像形成装置内
における記録紙の搬送制御及び画像形成の制御を、サイ
ズ設定部81a、81b又は81cで設定されたサイズ
情報に従って行う。
【0081】図示しないが、ソータ、ステープラ、イン
ターシート、反転排紙、製本等を行う後処理装置が付設
されている画像形成装置においては、制御手段80は、
前記のサイズ情報に従って、後処理における記録紙Pや
カバーシート、仕切シート等の搬送における制御を行
う。
【0082】ところで、サイズ設定部81a、81b、
81cにおけるサイズの設定では、オペレータにより常
に正しく設定が行われるとは限られず、間違ったサイズ
の設置が行われる場合もある。このような間違った設定
が行われた場合に、制御手段80はジャムと判断して、
装置を停止させる場合が少なくない。
【0083】即ち、記録紙ジャムの判断は、記録紙の搬
送路に設けられたセンサ77を初めとする記録紙センサ
による記録紙Pの検知に基づいて行われるが、例えば、
紙サイズに対応してセンサ77を通過する時間が設定さ
れており、設定されたサイズの紙の通過時に、設定され
た時間内に記録紙Pが通過しない場合には、制御手段8
0はジャムと判断して画像形成装置の停止させる。
【0084】オペレータが操作を誤って、実際に搬送さ
れる記録紙のサイズよりも小さなサイズを設定した場合
には、オペレータの設定により指定された時間よりも長
い通過時間がセンサ77により検知されることになる。
このような場合に制御手段80はジャムが発生していな
いにもかかわらず、ジャムと判断してしまう。その結
果、表示・設定部82にはジャムの表示が行われるとと
もに、制御手段80は装置全体を停止させる。
【0085】本実施の形態においては、このような場
合、即ち、オペレータにより設定された記録紙サイズに
対応した記録紙Pの長さ(搬送方向の長さ)とセンサ7
7により検知された記録紙Pの長さ(搬送方向の長さ)
とが一致しない場合に、制御手段80がセンサ77によ
り検知された記録紙Pの長さを採用して、記録紙Pの搬
送を実行し、画像形成を実行する。この制御によって、
画像形成装置が不必要に停止することによる、操作上の
不便さ、記録紙Pの無駄な消費、画像形成効率の低下等
の問題が解消される。
【0086】図6は、本実施の形態における制御手段8
0による制御のフローチャートである。
【0087】制御手段80は以下に説明するような制御
を行う。F2において、給紙カセット70a、70b又
は70cからの給紙が行われる。次に、F3において、
サイズ設定部81a、81b又は81cにおいて設定さ
れたサイズ情報の読込と、センサ77の出力を読み込む
サイズ検知が行われる。
【0088】検知された記録紙Pのサイズがオペレータ
が設定したサイズと一致している場合には(F4の
Y)、オペレータは間違った設定をしていないことが明
らかになったのであり、通常の画像形成、即ち、F5に
おける記録紙Pの搬送制御と画像形成が行われて終了す
る。
【0089】検知された記録紙Pのサイズがオペレータ
が設定したサイズと一致しない場合には(F4のN)、
センサ77により検知された記録紙Pの長さが最大サイ
ズの長さ以下か否かがチェックされる(F7)。最大サ
イズの長さよりも大であるときには、ジャムと判断し
て、ジャムの表示を行い、装置を停止させる(F1
0)。検知された長さが最大サイズの長さ以下であると
こきには、センサ77により検知された記録紙Pのサイ
ズに従った記録紙Pの搬送制御と検知された記録紙Pの
サイズに従った画像形成が行われた後に(F8)、オペ
レータにサイズ設定の訂正を促す表示を行って、装置の
停止処理を行い(F9)終了する。
【0090】このようにオペレータの設定とは異なった
記録紙サイズの選択と、選択した記録紙Pへの画像形成
は、正常な画像形成ではないので、該画像形成が終了し
た後に画像形成装置を停止させ、元に復帰させることが
望ましい。本実施の形態においては、F9において、オ
ペレータにサイズ設定を促す表示を行うとともに、F9
においてフラグをセットして(f=1)している。この
処理により、F8における搬送及び画像形成を行ったと
きには、サイズ設定の警告表示が行われる。そして、次
の画像形成の開始に際してサイズの再設定が行われてい
ないときには、即ち、F1の判断でf=1であるときに
は、サイズの設定を促す表示を行って(F11)、記録
紙の搬送及び画像形成を開始することなく終了する。そ
して、再設定が行われた結果、設定された記録紙サイズ
と検知された記録紙サイズが一致したときには(F1の
N)、F2、F5において、記録紙Pの搬送と画像形成
を行うとともに、F6において、フラグをリセット(f
=0)する。
【0091】
【発明の効果】請求項1の発明により、連続画像形成工
程の途中で像形成体の移動方向の倍率の変更が行われる
場合に、変更により画像間隔を大きく広げることがない
ので、倍率の変更による画像形成効率の低下が防止され
て、高い画像形成効率で連続画像形成を行うことが可能
になる。
【0092】請求項2の発明により、転写位置における
記録紙の搬送速度と定着手段における記録紙の搬送速度
の間に生ずる違いが両者間の記録紙案内手段により吸収
されるので、倍率の変更に伴う記録紙搬送上の不整合の
問題が解消される。
【0093】請求項3の発明により、連続画像形成工程
中で倍率の変更を行っても、画像が乱れる等の不都合が
発生することがなく、良好な画像が形成される。
【0094】請求項4の発明により、定着に起因する表
面画像と裏面画像間にサイズの違いがない両面画像が高
い画像形成効率で形成される。
【0095】請求項5、7、8又は9の発明により、転
写前給紙手段を設けた画像形成装置において、転写位置
における記録紙の搬送が極めて安定して行われ、転写ず
れや転写抜けのない鮮明な画像が形成される。
【0096】請求項6の発明により、転写位置の直前に
設けた転写前給紙手段の搬送速度の微細な調整が可能に
なるので、転写位置における記録紙の搬送速度を正確に
像形成体の移動速度に正確に合致させることが可能にな
り、高画質の画像を形成することが可能になる。
【0097】請求項10の発明により、従来技術に比較
して、更に微少な速度の調整が可能になるので、高画質
の画像を形成することが可能になる。
【0098】請求項11又は12の発明により、像形成
体上での画像形成と同期して記録紙を搬送する給紙手段
の搬送速度を簡単な方法で微調整することができるの
で、転写位置における記録紙の搬送が安定し、高画質の
画像を形成することが可能になる。
【0099】請求項13又は14の発明により、画像形
成装置の転写位置に記録紙を給紙する紙搬送装置や、原
稿読み取り装置の読取位置に原稿を搬送する給紙手段の
搬送速度を微細に調節することができる紙搬送装置が実
現される。
【0100】請求項15又は16の発明により、オペレ
ータが誤った設定をした場合にも、ジャムの判断による
装置の停止が行われず、画像形成が行われるので、不必
要な画像形成装置の停止が無くなって、使いやすい画像
形成装置が実現される。
【0101】請求項17の発明により、オペレータの誤
操作による装置の停止を防止する機能を装備した場合に
も、ジャムに対する制御は常に正しく実行され、更に、
使いやすい画像形成装置が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の全
体を示す図である。
【図2】連続画像形成工程における画像間隔を示す図で
ある。
【図3】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置の全
体を示す図である。
【図4】ステッピングモータの速度制御を説明するため
の図である。
【図5】本発明の実施の形態3に係る画像形成装置の全
体を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態3における制御のフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1、31、61 感光体 2、32、62 帯電装置 3、33、63 露光装置 4、34、64 現像装置 5、35、65 転写分離装置 7、37、67 定着装置 21、22、50、51 モータ 12、41、71 レジストローラ 42、72 転写前給紙ローラ 20、56、80 制御手段 P 記録紙 T 転写位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/14 G03G 21/00 372 (72)発明者 小山 弘 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 (72)発明者 菅野 雅至 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 (72)発明者 中村 英樹 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 2C058 AB15 AC08 AE02 AE09 AF04 GA07 GB13 GB31 GB47 GE03 2H027 DC10 DC14 DE10 ED02 ED04 ED06 ED16 EE01 EE03 EE04 FA05 FA06 FA13 FA35 FB12 2H071 CA05 DA22 DA23 2H072 AA03 AA13 AA29 AA32 AB07 AB15 CA01 CA02 CA05 EA01 3F102 AA01 AB01 BB02 CA00 EA03 FA04

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像形成体、 移動する該像形成体上に画像の走査露光を行う露光手
    段、 該露光手段により形成された静電潜像を現像する現像手
    段、 前記像形成体上に形成された画像を記録紙に転写する転
    写手段及び、 前記転写手段による転写が行われる転写位置に記録紙を
    搬送する給紙手段を有し、前記像形成体の移動速度と、
    前記給紙手段の搬送速度とを変更することにより画像の
    倍率が変更される画像形成装置において、 前記転写手段による転写中に前記像形成体の移動速度
    と、前記給紙手段の搬送速度とを変更して画像の倍率の
    変更が行われることを特徴する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記転写位置を通過した記録紙に対して
    画像を定着する定着手段を有するとともに、前記転写位
    置と前記定着手段との間に、記録紙のループの形成を許
    容する記録紙案内手段を設けたことを特徴とする請求項
    1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記倍率の変更が、前記露光手段による
    露光が行われていない時に行われることを特徴とする請
    求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 記録紙の表面に画像を形成した後に、記
    録紙の表裏を反転して、再度前記転写位置に記録紙を搬
    送し、裏面に画像を形成する両面画像形成工程におい
    て、裏面画像形成における倍率を表面画像形成における
    倍率と異ならせて裏面画像形成を行う際の裏面画像形成
    のための倍率変更が、当該倍率変更により形成される裏
    面画像に先行して形成された表面画像の転写が完了する
    前に行われることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    1項に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 像形成体、 移動する該像形成体上に露光を行う露光手段、 該露光手段により形成された静電潜像を現像する現像手
    段、 前記像形成体上に形成された画像を記録紙に転写する転
    写手段、 前記像形成体上での画像形成と同期して、前記転写手段
    により画像が記録紙転写される転写位置に記録紙を搬送
    する給紙手段及び、 該給紙手段と前記転写手段間に設けられ、記録紙を搬送
    する転写前給紙手段を有し、該転写前給紙手段を前記給
    紙手段と独立して駆動することを特徴とする画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 前記転写前給紙手段の搬送速度を前記給
    紙手段と独立して調整することが可能であることを特徴
    とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記給紙手段はレジストローラからな
    り、前記転写前給紙手段は転写前給紙ローラからなるこ
    とを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の画像形成
    装置。
  8. 【請求項8】 前記転写前給紙手段をステッピングモー
    タで駆動することを特徴とする請求項5〜7のいずれか
    1項に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記ステッピングモータを駆動する駆動
    手段は、クロック発生手段及び該クロック発生手段から
    のクロックを分周する分周手段を有することを特徴とす
    る請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記駆動手段は、前記ステッピングモ
    ータを駆動する駆動クロックのデューティ比を変えるこ
    とにより、前記ステッピングモータの回転速度を変化さ
    せる調整手段を有することを特徴とする請求項9に記載
    の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 像形成体、 移動する該像形成体上に露光を行う露光手段、 該露光手段により形成された静電潜像を現像する現像手
    段、 前記像形成体上に形成された画像を記録紙に転写する転
    写手段及び、 該転写手段による画像の転写が行われる転写位置に記録
    紙を搬送する給紙手段を有する画像形成装置において、 前記給紙手段を駆動するステッピングモータ、 クロック発生手段、 該クロック発生手段からの基本クロックを分周する分周
    手段、 該分周手段からの速度指令クロックに基づいて、前記ス
    テッピングモータを駆動する駆動クロックを生成する駆
    動回路及び、 前記速度指令クロックのデューティ比を変えることによ
    り前記ステッピングモータの回転速度を変化させる調整
    手段、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記給紙手段が前記像形成体上におけ
    る像形成と同期して前記転写位置に記録紙を搬送するレ
    ジストローラからなることを特徴とする請求項11に記
    載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 紙を搬送する搬送手段、 該搬送手段を駆動するステッピングモータ及び該ステッ
    ピングモータを駆動する駆動手段を有する紙搬送装置に
    おいて、 前記駆動手段は、前記ステッピングモータを駆動する駆
    動クロックのデューティ比を変えることにより、前記ス
    テッピングモータの回転速度を変化させる調整手段を有
    することを特徴とする紙搬送装置。
  14. 【請求項14】 前記調整手段は、前記駆動クロックの
    周波数を変化させることにより、前記ステッピングモー
    タの回転速度を変化させることを特徴とする請求項13
    に記載の紙搬送装置。
  15. 【請求項15】 記録紙のサイズの設定を受け付けるサ
    イズ設定部を有し、該サイズ設定部における設定に基づ
    いて、記録紙の搬送制御及び画像形成の制御を行う制御
    手段を有する画像形成装置において、 搬送される記録紙のサイズを検知するサイズセンサを設
    けるとともに、前記制御手段は、設定されたサイズの記
    録紙の長さと、前記サイズセンサにより検知された記録
    紙の長さとが一致しないときに、前記サイズセンサによ
    り検知された記録紙の長さに基づいて、前記搬送制御及
    び前記画像形成の制御を行うことを特徴とする画像形成
    装置。
  16. 【請求項16】 前記サイズセンサが記録紙の搬出部に
    設けられたことを特徴とする請求項15に記載の画像形
    成装置。
  17. 【請求項17】 前記サイズセンサにより検知された記
    録紙の長さが最大サイズの記録紙の長さよりも長い場合
    に、前記制御手段は、ジャムの場合の制御を行うことを
    特徴とする請求項15又は請求項16に記載の画像形成
    装置。
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