JP2007320760A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数枚印字処理時に、用紙先端停止位置に基づいて、常に一定のタイミングで搬送を再開する用紙の搬送速度を可変制御することで、高速機においても、用紙先端と画像情報先端の位置合わせを精度良く行う。
【解決手段】複数枚連続印字処理時、レジストローラR51,R52で一旦停止した搬送用紙の先端停止位置を検出する発光側ラインセンサ70a及び受光側ラインセンサ70bからなる用紙先端検出手段70を備えており、制御部101は、検出された用紙先端停止位置が一定のタイミングに対応して設定されている適正停止位置に対して静電潜像担持体側である場合には、搬送速度を減速するように制御し、検出された用紙先端停止位置が適正停止位置に対して給紙部側である場合には、搬送速度を加速するように制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、搬送用紙をレジストローラで一旦停止させた後、静電潜像担持体上に顕像化された画像情報の先端とレジストローラで停止した用紙の先端とを合致させる予め設定された一定のタイミングで用紙の搬送を再開する搬送制御手段を備えた画像形成装置に係り、より詳細には、転写部への搬送枚数が1分間に100枚を超えるような高速機に対応した画像形成装置に関する。
近年の画像形成装置は、設置スペースの関係で、場所を取らない縦型搬送タイプが主流となっている。すなわち、装置本体の下部に複数の給紙カセットが多段に配置され、その上部に転写部や定着部が配置された構造となっている。このような構造では、給紙カセットから給紙された搬送用紙は、一旦上方に向かって搬送され、転写部の手前で略90度に湾曲されて水平方向への搬送に変換してから転写部に向かって搬送されるようになっている。
図6(a)は、転写部の手前側の用紙搬送路の構成を示している。
上記したように湾曲状に配置されている用紙搬送路28には、一対の搬送ローラR31,R32、レジスト前ローラR41,R42、レジストローラR51,R52が、用紙搬送方向Sに沿って順に配置されており、レジストローラR51,R52は、静電潜像担持体(感光体ドラム)14と転写ローラ17aとの接触部分であるニップ部N1と約50mm程度の距離を開けて対峙している。
図7は、レジストローラR51,R52とレジスト前ローラR41,R42の動作タイミングを示すチャートである。
すなわち、用紙Pが用紙搬送路28をレジストローラR51,R52まで搬送され、用紙先端がレジストローラR51,R52のニップ部N5に当接(挟持)すると、時刻t1においてレジストローラR51,R52がまず停止し、その若干後の時刻t2においてレジスト前ローラR41,R42が停止する。このような時間差による停止によって、レジストローラR51,R52及びレジスト前ローラR41,R42により挟持された用紙Pは、図6(a)に示すように若干湾曲状に撓んだ状態で保持される。
このとき、従来の画像形成装置では、レジストローラR51,R52のニップ部N5から若干突出する用紙Pの先端停止位置X(図6(b)参照)は、常に一定の停止位置(適正停止位置)である、という条件が前提となっている。別言すれば、レジストローラR51,R52のニップ部N5からの用紙Pの飛び出し量L1は、常に一定量である、という条件が前提となっている。
この後、レジストローラR51,R52及びレジスト前ローラR41,R42は、レジストローラR51,R52で停止している用紙Pの先端と、静電潜像担持体(感光体ドラム)14上に顕像化された画像情報の先端とを合致させるタイミング(すなわち、上記の適正停止位置Xを基準として予め設定されている一定のタイミング)になる時刻t3において、再び用紙Pの搬送を再開する。その際、用紙Pを若干撓ませていることで、レジストローラR51,R52からの用紙P先端の送出タイミングを用紙の幅方向で一致させることができ、用紙Pの斜行を防止して、用紙Pの幅方向に対する形成画像の歪みをを無くすようになっている。すなわち、レジストローラR51,R52で一旦停止された用紙Pは、この停止中に、レジストローラR51,R52によって用紙搬送方向Sに平行な方向での先端位置の微調整、搬送用紙のセンター合わせ、搬送時の斜行などが矯正されるようになっている。
ここで、時刻t3において用紙Pの搬送を再開したときのレジストローラR51,R52による用紙の従来の搬送速度制御について説明する。
時刻t3で用紙の搬送を再開すると、図8に示すように、レジストローラR51,R52の回転速度(すなわち、用紙搬送速度)を予め設定された一定の加速度a1で加速し、時刻t5において回転速度が装置のプロセス速度Vpに達すると、その後はこのプロセス速度Vpの状態を維持する。このような速度制御により、静電潜像担持体(感光体ドラム)14上に顕像化された画像情報の先端が転写部(ニップ部N1)に到達した時刻tnに、搬送されてきた用紙の先端が同じく転写部(ニップ部N1)に到達し、両先端部が合致するようになっている。
ところで、近年の画像形成装置は、従来の画像形成装置に比べて印字処理速度の高速化が求められるようになってきている。例えば、従来は60枚/分(A4横搬送の場合)以上が高速機とされていたものが、近年では80枚/分以上のものが高速機と呼ばれるようになり、さらには100〜120枚/分以上の画像形成装置の開発も進んでいる。
このような画像形成装置では、静電潜像担持体(感光体ドラム)上のトナー像を用紙上に転写する際の印字品位の向上を図る必要があるが、この印字品位を確保するためには、上記した静電潜像担持体(感光体ドラム)上に顕像化された画像情報の先端とレジストローラR51,R52で停止している用紙Pの先端との位置合わせの精度を上げることが重要な要素となる。
ところで、従来の画像形成装置では、上記したように、レジストローラR51,R52のニップ部N5から若干突出する用紙Pの先端停止位置Xが、常に一定の停止位置(適正停止位置)となることを前提として、レジストローラR51,R52による用紙の搬送速度制御を行っている。しかし、実際には、レジストローラR51,R52のニップ部N5からの用紙Pの飛び出し量L1は、用紙のサイズ、厚み、用紙の腰、レジストローラR51,R52対の加圧力のバランス等でばらつきが発生する。そのため、従来のレジストローラによる用紙の搬送速度制御では、用紙先端と画像情報先端との位置合わせ精度が十分高いとは言えないといった問題があった。
そこで、このような位置合わせの精度を向上させる技術として、特許文献1に記載の用紙搬送装置が提案されている。
この用紙搬送装置は、タイミングローラの回転開始からセンサーが用紙先端を検出するまでの時間を、予め設定されている基準時間と比較し、両者の差に基づいて、タイミングローラを用紙搬送方向の上流側または下流側に移動させることで、用紙の先端を感光体ドラム上の画像形成領域先端と合致させる構成となっている。
特開平09−156802号公報
しかし、近年の高速機では用紙搬送速度の高速化により、レジストローラでの用紙先端の停止位置のバラツキが大きくなると共に、複数枚の連続印字時には1枚目を除くその後の搬送用紙のタイミング調整が時間的に困難となっている。すなわち、印字1枚目は、装置の初期化工程等で時間余裕があるため、給紙部からの給紙タイミングを早くすることで、レジストローラ部分での調整のための時間余裕を確保することができる。しかし、2枚目以降の用紙搬送タイミングは、印字処理速度すなわち搬送速度に依存し、2枚目以降は用紙先端がレジストローラのニップ部に当接する前に、静電潜像担持体(感光体ドラム)上への画像情報の書き込みが開始されているため、レジストローラ部分での用紙先端位置調整のための時間余裕が全く取れない状態となっている。
本発明はかかる実情に鑑みて創案されたもので、その目的は、複数枚印字処理時に、用紙先端停止位置に基づいて、常に一定のタイミングで搬送を再開する用紙の搬送速度を可変制御することで、高速機においても、用紙先端と画像情報先端の位置合わせを精度良く行うことのできる画像形成装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、静電潜像担持体の直前にレジストローラが配置され、搬送用紙を前記レジストローラで一旦停止させた後、前記静電潜像担持体上に顕像化された画像情報の先端とレジストローラで停止した前記用紙の先端とを合致させる予め設定された一定のタイミングで前記用紙の搬送を再開する搬送制御手段を備えた画像形成装置において、前記レジストローラで一旦停止した前記搬送用紙の先端停止位置を検出する検出手段を備えており、複数枚連続印字処理時、前記搬送制御手段は、前記検出手段により検出された用紙先端停止位置に基づいて、前記一定のタイミングで搬送を再開する前記用紙の搬送速度を制御することを特徴としている。前記検出手段としては、用紙搬送方向に沿って前記レジストローラの前後に配置したラインセンサを用いることができる。ただし、ラインセンサに限定されるものではなく、レジストローラで一旦停止した用紙の先端停止位置が検出できればどのような検出手段でもよい。
前記搬送速度制御手段による用紙搬送速度の制御は、具体的には、前記検出手段により検出された用紙先端停止位置が前記一定のタイミングに対応して設定されている適正停止位置に対して前記静電潜像担持体側である場合には、前記搬送速度を減速するように制御し、前記検出手段により検出された用紙先端停止位置が前記適正停止位置に対して給紙部側である場合には、前記搬送速度を加速するように制御する。
この場合、前記搬送制御手段は、前記用紙が前記静電潜像担持体の転写部に到達するときには装置のプロセス速度に復帰しているように制御することが重要である。加速制御または減速制御により、静電潜像担持体上に顕像化された画像情報の先端と搬送を再開された用紙の先端とが転写部において合致したとしても、その時点でプロセス速度に復帰していなければ、形成される画像自体が崩れてしまうからである。すなわち、実際の用紙搬送速度がプロセス速度より速い場合には画像が擦れて伸びてしまい、プロセス速度より遅い場合には画像が重ね印字されて潰れてしまうからである。
本発明の画像形成装置によれば、複数枚印字処理時に、用紙先端停止位置に基づいて、一定のタイミングで搬送を再開する用紙の搬送速度を可変制御することで、高速機においても、用紙先端と画像情報先端の位置合わせを精度良く行うことができる。
以下、本発明の実施形態に係る画像形成装置について、図面を参照して説明する。
図1は本実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す側面図である。
本実施形態の画像形成装置1は、例えば、コピー、プリンタ、スキャナ、ファックスの各モードを有するデジタル画像形成装置であり、前面側に操作パネル10が設けられている。
画像形成装置1の上面には硬質透明ガラス体の原稿台11が配置されており、原稿台11の上方に自動原稿送り装置12が、原稿台11の下方に光学ユニット13がそれぞれ配置されている。
光学ユニット13の下方には、表面が光導電性材料により構成された感光体ドラム14が回転自在に支持されている。この感光体ドラム14の周囲には、帯電器15、現像器16、転写ユニット17及びクリーナ18が感光体ドラム14の周面に対向した状態で配置されている。
上記構成の画像形成装置1において、操作パネル10の操作によって画像形成プロセスの開始が指示されると、光学ユニット13が原稿台11に載置された原稿の画像面を走査し、光学ユニット13内のコピーランプからの光の原稿画像面における反射光が感光体ドラム14の表面に照射される。
感光体ドラム14の表面は、原稿からの反射光の照射に先立って、帯電器15により単一極性の電荷が均一に帯電されており、原稿からの反射光の照射による光導電作用によって感光体ドラム14の表面に静電潜像が形成される。静電潜像が形成された感光体ドラム14の表面には、現像器16からトナーが供給され、静電潜像が現像剤画像に顕像化される。
感光体ドラム14の下流側には、加熱ローラ及び加圧ローラからなる定着ユニット20が配置されている。この定着ユニット20と感光体ドラム14との間には、上記転写ユニット17の転写ベルト50とペーパーガイド19とが配置されており、これら転写ベルト50とペーパーガイド19とによって、感光体ドラム14から定着ユニット20までの用紙搬送路が形成されている。
画像形成装置1の側面には、排紙トレイ33が設けられており、定着ユニット20と排紙トレイ33との間に排紙搬送路22が形成されている。この排紙搬送路22の一部は、分岐ゲート25を介して感光体ドラム14の下方に配置された自動両面給紙装置23に連続する再搬送路24に分岐している。
画像形成装置1の下方には、画像形成装置1の前面側から着脱自在に装着される4つの給紙カセット26が設けられている。各給紙カセット26はそれぞれ異なるサイズの用紙を収納しており、感光体ドラム14の回転に先立って、4つの給紙カセット26のいずれか1つの給紙カセット26からの用紙が給紙ローラ27を介して給紙される。給紙された用紙は、共通搬送路28を経由して搬送ローラR31,R32にて感光体ドラム14方向に搬送され、後端をレジスト前ローラR41,R42で挟持され、前端をレジストローラR51,R52に当接して停止する。この部分の構成は、図6に示した構成と同じである。また、レジストローラR51,R52とレジスト前ローラR41,R42の動作タイミングも図7に示した動作タイミングと同じである。
また、本実施形態の画像形成装置1は、大容量給紙ユニット(LCC)60を備えている。この大容量給紙ユニット60の構造の詳細は省略するが、大容量給紙ユニット60から給紙された用紙は、搬送ローラR31,R32の手前で共通搬送路28に合流するユニット側搬送路61を経由し、搬送ローラR31,R32にて感光体ドラム14方向に搬送され、後端をレジスト前ローラR41,R42で挟持され、前端をレジストローラR51,R52に当接して停止する。
レジストローラR51,R52は、感光体ドラム14の回転に同期して回転し、用紙を感光体ドラム14と転写ユニット17との間のニップ部(画像形成領域)N5に導く。画像形成領域に導かれた用紙は、転写ユニット17のコロナ放電を受け、感光体ドラム1の表面に担持された現像剤画像が用紙の表面に転写される。
現像剤画像が転写された用紙は、転写ベルト50及びペーパーガイド19に沿って定着ユニット20に搬送され、定着ユニット20において加熱及び加圧を受け、用紙の表面に現像剤画像が溶融して定着する。
用紙の片面に画像を印字する片面印字モード時には、定着ユニット20を通過した用紙は排紙搬送路22を経由して排紙ローラ31により排紙口32から排紙トレイ33上に排出される。このとき、排紙ローラ31は、排紙ローラ駆動部60によって用紙搬送方向に往復駆動される。
用紙の両面に画像を印字する両面印字モード時には、排紙搬送路22の一部に分岐ゲート25が露出し、定着ユニット20を通過した用紙は、搬送ローラ34を備えた再搬送路24を経由して自動両面給紙装置23に搬送される。自動両面給紙装置23に搬送された用紙は、再給紙ローラ35により前後を反転した状態で給紙され、再搬送ローラ36により共通搬送路28を経由して表裏面を反転した状態で再度感光体ドラム14方向に搬送され、後端をレジスト前ローラR41,R42で挟持され、前端をレジストローラR51,R52に当接して停止する。
図2(a),(b)は、レジストローラR51,R52に当接して停止している用紙の先端停止位置を検出する用紙先端検出手段70の一構成例を示している。レジストローラR51,R52は、図2(b)に示すように、4組のレジストローラR51,R52が、幅方向に所定の間隔で配置されており、その幅方向のほぼ中央部に、発光側ラインセンサ70aと受光側ラインセンサ70bとが用紙搬送経路を介して上下に対峙し、かつレジストローラR51,R52と直交する用紙搬送方向Sに沿って配置されている。これらラインセンサ70a,70bは、図2(a)に示すように、レジストローラR51,R52のニップ部N5を介して前後(用紙搬送方向S)に延設するように配置されており、特にニップ部N5より感光体ドラム14側の方が若干長くなるように配置されている。なお、図中の符号81はレジスト前ペーパーガイド、符号82はレジスト後ペーパーガイドである。
次に、上記構成の画像形成装置1における制御系の構成を図3に示すブロック図を参照して説明する。
中央処理装置(制御部)101は、自動原稿送り装置12、光学ユニット13、画像形成部102、及び用紙搬送系103などの画像形成装置1を構成する各駆動機構部をシーケンス制御により管理するとともに、上記用紙先端検出手段70(発光側ラインセンサ70a及び受光側ラインセンサ70b)を含む各種センサ部106の検出値に基づいて各部へ制御信号を出力する。
制御部101には、操作パネル10が相互通信可能な状態に接続されており、その操作パネル10の操作により、ユーザーが設定入力した印字処理条件に従って、画像形成装置1を動作させるようになっている。
また、制御部101には、メモリ104、及び画像データ通信ユニット105が接続されている。メモリ104には、画像形成装置1を構成する各駆動機構部を制御するのに必要な各種制御情報が記憶される。また、メモリ104には、用紙先端検出手段70にて検出された用紙先端停止位置の検出値が記憶される。画像データ通信ユニット105は、画像情報及び画像制御信号などを、他のデジタル画像機器との情報通信を可能にするために設けられた通信ユニットである。
制御部101は、操作パネル10の操作によりユーザーが入力・設定した印字処理条件に従って印字処理制御を行うのであるが、このとき、複数枚連続印字処理時には、レジストローラR51,R52にて一旦停止している用紙を予め設定されている一定のタイミングで搬送再開するとき、用紙先端検出手段70の検出値に基づいて、用紙の搬送速度を制御するようになっている。すなわち、本実施形態の画像形成装置は、レジストローラR51,R52で一旦停止している用紙の搬送再開タイミングが常に一定のタイミング(図8の時刻t3)であることが前提となっている。
以下、レジストローラR51,R52で一旦停止している用紙を予め設定されている一定のタイミングで搬送再開するときの、当該用紙の搬送速度の制御動作について、図4に示すフローチャート、及び図5に示す速度制御の様子を示すグラフを参照して説明する。
操作パネル10の操作により、複数枚連続印字処理の印字要求を受けると(ステップS1)、制御部101は、1つの給紙カセット26から用紙を給紙し(ステップS2)、共通搬送路28を経由して搬送ローラR31,R32にて感光体ドラム14方向に搬送する。この後、用紙先端がレジストローラR51,R52に到達すると(ステップS3でYesと判断されると)、制御部101は、用紙後端をレジスト前ローラR41,R42で挟持し、前端をレジストローラR51,R52に当接(挟持)させて、レジストローラR51,R52の回転を一旦停止する(ステップS4)。このとき、用紙先端検出手段70によって用紙の先端停止位置を検出し(ステップS5)、この検出値(先端停止位置)Aをメモリ104に記憶する。
この後、制御部101は、用紙先端検出手段70により検出された先端停止位置Aと、図示しない制御部101の内部メモリに予め格納されている適正停止位置Xとを比較する(ステップS6,ステップS7)。その結果、先端停止位置Aが適正停止位置Xと一致する場合(ステップS7でYesと判断された場合)には、従来と同様の制御、すなわち図8に実線で示した速度制御を実行する(ステップS8)。すなわち、レジストローラR51,R52を再回転し、加速度a1で加速して用紙搬送速度が装置のプロセス速度Vpとなるように、レジストローラR51,R52の回転速度を制御する。
一方、先端停止位置Aと適正停止位置Xとを比較した結果、両停止位置が一致しない場合(ステップS7でNoと判断された場合)には、次に、先端停止位置Aが適正停止位置Xを超えているか否かを判断する(ステップS11)。その結果、先端停止位置Aが適正停止位置Xを超えている場合(ステップS11でYesと判断された場合)には、用紙の先端停止位置Aが適正停止位置Xより転写部側にあるため、先端停止位置Aと適正停止位置Xとの差分から、プロセス速度Vpに対する低減速度(−β)と低減維持時間Tβとを算出し(ステップS12)、この低減速度(−β)と低減維持時間Tβとを考慮した速度制御を実行する(ステップS13〜ステップS15)。
すなわち、図5に一点鎖線で示すように、時刻t3においてレジストローラR51,R52を再回転し、加速度a2で加速して用紙搬送速度が減速速度(Vp−β)となるように、レジストローラR51,R52の回転速度を制御する(ステップS13)。このとき同時に、制御部101は図示しない内部タイマー部によって時刻t3から低減維持時間Tβの計測を開始し(ステップS14)、低減維持時間Tβが経過すると(ステップS14でYesと判断されると)、用紙搬送速度、すなわちレジストローラR51,R52の回転速度をそれまでの減速速度(Vp−β)から装置のプロセス速度Vpに復帰(加速)させる(ステップS15)。そして、プロセス速度Vpに達すると、その後はこのプロセス速度Vpの状態を維持する。このような速度制御により、静電潜像担持体(感光体ドラム)14上に顕像化された画像情報の先端が転写部(ニップ部N1)に到達した時刻tnに、搬送されてきた用紙の先端が同じく転写部(ニップ部N1)に到達し、両先端部が合致する。
一方、先端停止位置Aと適正停止位置Xとを比較した結果、先端停止位置Aが適正停止位置Xよりも手前である場合(ステップS17でYesと判断された場合)には、用紙の先端停止位置Aが適正停止位置Xより給紙部側にあるため、先端停止位置Aと適正停止位置Xとの差分から、プロセス速度Vpに対する増加速度(+α)と増加維持時間Tαとを算出し(ステップS18)、この増加速度(+α)と増加維持時間Tαとを考慮した速度制御を実行する(ステップS19〜ステップS21)。
すなわち、図5に破線で示すように、時刻t3においてレジストローラR51,R52を再回転し、加速度a3で加速して用紙搬送速度が加速速度(Vp+α)となるように、レジストローラR51,R52の回転速度を制御する(ステップS19)。このとき同時に、制御部101は図示しない内部タイマー部によって時刻t3から増加維持時間Tαの計測を開始し(ステップS120)、増加維持時間Tαが経過すると(ステップS20でYesと判断されると)、用紙搬送速度、すなわちレジストローラR51,R52の回転速度をそれまでの加速速度(Vp+α)から装置のプロセス速度Vpに復帰(減速)させる(ステップS21)。そして、プロセス速度Vpに達すると、その後はこのプロセス速度Vpの状態を維持する。このような速度制御により、静電潜像担持体(感光体ドラム)14上に顕像化された画像情報の先端が転写部(ニップ部N1)に到達した時刻tnに、搬送されてきた用紙の先端が同じく転写部(ニップ部N1)に到達し、両先端部が合致する。
本発明の画像処理装置は、コピー、プリンタ、スキャナ、ファックスの各モードを有し、大量の印刷物を高速印字処理するような高速機のデジタル複合機に好適に利用される。
本発明の画像形成装置の全体構成を示す側面図である。 (a)は用紙先端検出手段の側面図、(b)は同平面図である。 本発明の画像形成装置の制御系の構成を示すブロック図である。 レジストローラによる用紙搬送速度の制御動作を説明するフローチャートである。 本発明の画像形成装置によるレジストローラの用紙搬送速度制御の様子を示すグラフである。 (a)は、転写部の手前側の用紙搬送路の構成を示す説明図、(b)は、レジストローラ部分を拡大して示す説明図である。 レジストローラとレジスト前ローラの動作タイミングを示すチャートである。 従来の画像形成装置によるレジストローラの用紙搬送速度制御の様子を示すグラフである。
符号の説明
1 画像形成装置
10 操作パネル
11 原稿台
12 自動原稿送り装置
13 光学ユニット
14 感光体ドラム
15 帯電器
16 現像器
17 転写ユニット
18 クリーナ
20 定着ユニット
22 排紙搬送路
23 自動両面給紙装置
24 再搬送路
26 給紙カセット
28 共通搬送路
31(31a,31b)排紙ローラ
32 排紙口
33 排紙トレイ
50 転写ベルト
60 大容量給紙ユニット
61 ユニット側搬送路
70 用紙先端検出手段
70a 発光側ラインセンサ
70b 受光側ラインセンサ
81 レジスト前ペーパーガイド
82 レジスト後ペーパーガイド
101 中央処理装置(制御部)
102 画像形成部
103 用紙搬送系
104 メモリ
105 画像データ通信ユニット
R31,R32 搬送ローラ
R41,R42 レジスト前ローラ
R51,R52 レジストローラ

Claims (4)

  1. 静電潜像担持体の直前にレジストローラが配置され、搬送用紙を前記レジストローラで一旦停止させた後、前記静電潜像担持体上に顕像化された画像情報の先端とレジストローラで停止した前記用紙の先端とを合致させる予め設定された一定のタイミングで前記用紙の搬送を再開する搬送制御手段を備えた画像形成装置において、
    前記レジストローラで一旦停止した前記搬送用紙の先端停止位置を検出する検出手段を備えており、
    複数枚連続印字処理時、前記搬送制御手段は、前記検出手段により検出された用紙先端停止位置に基づいて、前記一定のタイミングで搬送を再開する前記用紙の搬送速度を制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記検出手段は、用紙搬送方向に沿って前記レジストローラの前後に配置されたラインセンサであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記搬送制御手段は、前記検出手段により検出された用紙先端停止位置が前記一定のタイミングに対応して設定されている適正停止位置に対して前記静電潜像担持体側である場合には、前記搬送速度を減速するように制御し、前記検出手段により検出された用紙先端停止位置が前記適正停止位置に対して給紙部側である場合には、前記搬送速度を加速するように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記搬送制御手段は、前記用紙が前記静電潜像担持体の転写部に到達するときには装置のプロセス速度に復帰するように制御することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
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