JP2002004521A - 内樋及び樋カバーの構造 - Google Patents
内樋及び樋カバーの構造Info
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Abstract
さず、且つ、工場生産したものを現場で組み立て可能な
内樋の構造を開発する。 【解決手段】 本願内樋の発明は、軒先より内側に形成
される屋根の内樋において、上面開放の箱形で独立して
雨水を貯留可能な受樋本体10を内樋用凹部に沿って連
設し、隣接する該受樋本体10の間に寒暖差による受樋
本体の熱伸縮を吸収し得る幅寸法を有する断面コの字状
のジョイント部20を上側から跨設し、受樋本体の一部
に貯留した雨水を地下部へと導くドレン30を付設した
ことを特徴として構成される。
Description
びこれらの組み合わせの発明から成り、第1の発明は、
一般住宅、学校、集会所、病院等の大型屋根の内樋の構
造に関し、更に詳細には、寒暖の差による屋根材の伸縮
亀裂を防止し、更に、降雪に対して滑り落ち防止効果を
備えた内樋の構造に関し、次いで、第2の発明は、上記
内樋の開放上面を覆って、上記内樋の施工後でも取り付
けが容易なカバーの構造に関し、更に、第3の発明は、
該カバーが構造が簡潔で且つ雪止め効果を有するカバー
の構造に関する。更に、これら第1〜第3の発明を組み
合わせた発明に関する。
に対し、軒先から若干屋根の上部(内側)に配される樋
をいう。該内樋は、一般に、上側を開放した断面コの字
型で横方向に延長させてトタン材を屈曲させて成形し、
これを接合部で重ね合わせ、その接合部を釘打ち等して
結合させている。そして、その成形は多く、現場施工で
あり、屋根の内樋を設けるべき位置に溝を形成し、そこ
に防水シートを覆う方法に頼っている。又、上記内樋に
は落ち葉等が侵入して詰まりの原因となるので網のキャ
ップを施すのが望ましいが、上記内樋を形成した後に現
場で網体を成形してキャップに加工しなければならず、
極めて面倒な作業とならざるを得ない。
(a)春夏及び昼夜の寒暖の差によって、トタン材等の
金属製素材の屋根部材には熱膨張及び収縮が生じ、結合
部に亀裂が起こり易く、漏水を惹起する大きな原因とな
る。(b)比較的複雑な形状の内樋の溝に合わせて現場
でトタン等を加工することは、熟練した職人の技を必要
とすると共に、作業効率が悪く、施工費が高価なものと
なる等の欠点があった。
放されているので、そこから落ち葉等が侵入して、詰ま
りを起こす原因となるので、上面を覆うカバーを付設さ
せる必要が生じるが、該カバーは上記内樋を取り付けた
後で取り付けねばならず、作業が極めて困難であった。
に、その落下を防止する為に屋根に雪止めが必要であ
り、従来、この雪止めは屋根材の一部に突起を出して滑
動を防ぐのが一般的であるが、構造的に複雑であり、工
事費用が高いものとなっていた。
く本発明はなされたもので、(a)寒暖差による熱収縮
があっても雨漏れを起こさず、且つ、工場生産したもの
を現場で組み立て可能な内樋の構造を開発し、(b)該
内樋の施工後にあっても、取り付けが容易な樋カバーの
構造を開発し、(c)更に、該樋カバーがそれ自身で雪
止め効果を備える樋カバーを開発し、更にこれらを組み
合わせによる相乗的効果を導き出そうとするものであ
る。
は、軒先より内側に形成される屋根の内樋において、上
面開放の箱形で独立して雨水を貯留可能な受樋本体を内
樋用凹部に沿って連設し、隣接する該受樋本の間に寒暖
差による受樋本体の熱伸縮を吸収し得る幅寸法を有する
断面コの字状のジョイント部を上側から跨設し、該受樋
本体の一部に貯留した雨水を地下部へと導くドレンを付
設したことを特徴として構成される。
(a)開放された受樋本体の上部を覆う有孔樋カバー
と、(b)突出部の上側に載って屋根材を上から押さえ
る屋根押止片と、内樋側に入って樋カバーを上側から挟
み込むカバー挟片とから成る押さえ部材上片と、該突出
部の上側に載った屋根押止片と、内樋側に載って樋カバ
ーを下側から挟み込むカバー挟片と、その中間で上記押
さえ部材上片より樋カバーの厚みに対応させて長い段部
を設けた押さえ部材下片とから成る上側押さえ部材と、
(c)屋根材の突出部の下側に沿って、これを下側から
押さえる屋根押さえ片と、上記屋根押さえ片の下側に沿
ってこれを支える押片と、ナットの回転を抑止するナッ
ト抑え片と、中間段部とから成る下側押さえ部材と、
(d)上記上側押さえ部材及び下側押さえ部材の内樋側
には、ボルト用通孔及び位置調整の為の長孔を穿設する
と共に締結用のボルト・ナットを配して成る。
(イ)軒先より内側に形成される屋根の内樋において、
上面開放の箱形で独立して雨水を貯留可能な受樋本体を
内樋用凹部に沿って連設し、隣接する該受樋本の間に寒
暖差による受樋本体の熱伸縮を吸収し得る幅寸法を有す
る断面コの字状のジョイント部を上側から跨設し、該受
樋本体の一部に貯留した雨水を地下部へと導くドレンを
付設し、(ロ)(a)開放された受樋本体の上部を覆う
有孔樋カバーと、(b)突出部の上側に載って屋根材を
上から押さえる屋根押止片と、内樋側に入って樋カバー
を上側から挟み込むカバー挟片とから成る押さえ部材上
片と、該突出部の上側に載った屋根押止片と、内樋側に
載って樋カバーを下側から挟み込むカバー挟片と、その
中間で上記押さえ部材上片より樋カバーの厚みに対応さ
せて長い段部を設けた押さえ部材下片とから成る上側押
さえ部材と、(c)屋根材の突出部の下側に沿って、こ
れを下側から押さえる屋根押さえ片と、上記屋根押さえ
片の下側に沿ってこれを支える押片と、ナットの回転を
抑止するナット抑え片と、中間段部とから成る下側押さ
え部材と、(d)上記上側押さえ部材及び下側押さえ部
材の内樋側には、ボルト用通孔及び位置調整の為の長孔
を穿設すると共に締結用のボルト・ナットを配して成る
内樋の発明を構成する。
したエキスパンドメタルから成り、その菱形が12×3
0.5〜34×76.2mmの範囲で、且つ、菱形の長
手方向が上下縦方向となるよう配設して雪止め効果を有
することを特徴として構成される。
の発明を組み合わせて、(イ)軒先より内側に形成され
る屋根の内樋において、上面開放の箱形で独立して雨水
を貯留可能な受樋本体を内樋用凹部に沿って連設し、隣
接する該受樋本の間に寒暖差による受樋本体の熱伸縮を
吸収し得る幅寸法を有する断面コの字状のジョイント部
を上側から跨設し、該受樋本体の一部に貯留した雨水を
地下部へと導くドレンを付設し、(ロ)(a)開放され
た受樋本体の上部を覆う有孔樋カバーと、(b)突出部
の上側に載って屋根材を上から押さえる屋根押止片と、
内樋側に入って樋カバーを上側から挟み込むカバー挟片
とから成る押さえ部材上片と、該突出部の上側に載った
屋根押止片と、内樋側に載って樋カバーを下側から挟み
込むカバー挟片と、その中間で上記押さえ部材上片より
樋カバーの厚みに対応させて長い段部を設けた押さえ部
材下片とから成る上側押さえ部材と、(c)屋根材の突
出部の下側に沿って、これを下側から押さえる屋根押さ
え片と、上記屋根押さえ片の下側に沿ってこれを支える
押片と、ナットの回転を抑止するナット抑え片と、中間
段部とから成る下側押さえ部材と、(d)上記上側押さ
え部材及び下側押さえ部材の内樋側には、ボルト用通孔
及び位置調整の為の長孔を穿設すると共に締結用のボル
ト・ナットを配して成り、(c)該樋カバーが菱形に形
成したエキスパンドメタルから成り、その菱形が12×
30.5〜34×76.2mmの範囲で、且つ、菱形の
長手方向が上下縦方向となるよう配設して雪止め効果を
有することを特徴とする内樋の構造の発明を構成する。
明すると、前後左右に壁面を形成し、それ単独で雨水を
貯留可能な箱形を形成する受樋本体10と、それを左右
に連続させるべく結合させるジョイント部20と、貯留
した雨水を地下へと導くドレン部30とから成る。
前壁12、後壁13を配し、左右に側壁14,15を配
設して、上面開放の、それ単独で雨水を貯留可能な箱形
に形成する。即ち、横方向に連続させて雨水を流下させ
るべき従来の樋の構造を廃し、受樋本体を幾つかの独立
した箱体に区分させるべき構造とし、そこに雨水を貯留
させて、処理する構造とする。該前壁12と後壁13と
は、屋根の勾配に合わせて高さに差異を設け、側壁1
4,15にも勾配を付す。又、該前壁12,後壁13に
は、内側又は外側に折り曲げて、屋根材との結合を図る
突出部16,突出部17を形成するのが望ましい。図
1、図2には、折曲片を内側に屈曲させた場合を示した
が、図4、図8〜図10には、外側に屈曲させた場合を
例示した。
には、寒暖の差による受樋の伸縮を調整しつつ両者の隙
間埋めて漏水を防止するジョイント部20を形成する。
該ジョイント部20は、先ず、左右の受樋の側壁14,
14の上側を跨ぐべく下向きコの字状の胴体21を形成
し、該胴体21のコの字の幅は、受樋本体10,10の
寒暖の差による熱伸縮を充分に吸収し得る幅寸法とす
る。そして、該胴体21の前に前壁12と当接する当接
片22と、突出部17と接するジョイント折曲片23と
を形成する。
一つでも良いが、望ましくは図1に示す如く、上下二つ
に分割し、コの字型胴体21に若干の太細の違い設け
て、胴体同士が摺動してスライド自在とし、そのスライ
ドによって上下方向に長さ調整が可能な態様とするのが
望ましい。
若干の高低差を付し、その下流の溜まり部に、箱形の受
樋本体10に貯留した雨水を地下部に流下させるドレン
30を連結させる。
て、落ち葉等の侵入を防止する為の孔空き樋カバーの構
造に関する第2の発明の実施の形態を説明する。内樋と
は、図3に示す如くで、軒先から若干屋根側に入った位
置に雨等を収集して排出するトタン等で形成する受樋本
体10を配設する。そのとき、樋の下端側には樋内側に
向けて突き出る突出部16を形成し、例えば図1,図2
の如く折曲片でも良いが、図4に示す如く葺き板16a
に唐草と呼ばれる役物16bをつかみ込んで形成して置
くのが望ましい。又、樋の内側上端部にも、突出部17
を形成するが、例えば図1,2の如く折曲片に形成して
も良いが、図4に示す如く屋根片から延設された上掛止
片17aと、同様に屋根片から一定間隔を保って下側に
並設させる下掛止片17bとから成る突出部17を形成
して置くのが望ましい。上記内樋は、上側が開放されて
いるので、そこから落ち葉等が侵入し、詰まりを起こす
原因となるので、雨水を通しつつこれらを防止する有孔
の樋カバー40を配設する。
屋根部材に固定させる上側押さえ部材50と下側押さえ
部材60を配設する。即ち、上側押さえ部材50は、図
5に示す如く、突出部の上側に載って屋根部材を上から
押さえる屋根押止片51aと、内樋側に入って樋カバー
を上側から挟み込む上カバー挟片51bと、その中間の
段部51cとから成る押さえ部材上片51と、同様に突
出部の上側に載った屋根押止片52aと、内樋側に載っ
て樋カバーを下側から挟み込む下カバー挟片52bと、
その中間で上記押さえ部材上片より長い段部52cを形
成した押さえ部材下片52とから成る。このとき、該押
さえ部材上片51の段部51cは必要に応じて設けるも
のであるが、押さえ部材下片52の段部52cは樋カバ
ーを挟む為に不可欠なものである。
20の下側に沿って、これを下側から押さえる屋根押止
片60aと、上記屋根押止片60aの下側に沿ってこれ
を支える押片60bと、ナットの回転を抑止するナット
抑え片60dと、中間段部60eとから成る。この上部
押さえ部材50及び下側押さえ部材60の内樋側には、
ボルト用通孔を穿設し、該下側押さえ部材60の通孔6
0dは位置調整の為の長孔とする。
及び下側押さえ部材60の通孔には、ボルト70を挿通
させてナット71の締付けによって両者の結合を図る
が、このとき重要なのは、下側押さえ部材60とナット
71との関係である。先ず、図6及び図7に示す如く、
ナット71には、その長径(RA)と短径(RB)とが異
なる形状の異径ナットを用い、少なくとも円形ナットの
使用は排する。そして、そのナット71の中心位置から
ナット抑え片60d迄の距離をLmとしたとき、 RB<Lm<RA の条件を満たすナット抑え片を形成しなければならな
い。
ー40を受ける為の支持片80を配設し、一方が屋根材
と結合し、他方が樋カバー40を嵌入させる形態とす
る。又、折曲片を外側に屈曲させた場合には、前壁12
に添わせて鈎型の掛止片12aを配設し、屋根部材を屈
曲させて雨仕舞いさせるのが望ましい。
したエキスパンドメタルから成り、その菱形が、図11
に示すごとく、12×30.5〜34×76.2mm
(横幅×縦幅)の範囲とし、菱形の長手方向が上下縦方
向となるよう配設する。
を、工場で一定規格の基に量産が可能であり、予め工場
生産によって生産した受樋本体等を建築現場に搬送す
る。そして、それを屋根部材の受樋本体10の内樋用凹
部に形成された屋根の所定位置に据え置く。このとき、
受樋本体10の突出部16及び突出部17と屋根葺きト
タンとを互いに屈曲嵌合させて結合させる。受樋本体1
0が比較的小さい場合には、図6の如く、野地板に釘打
ち等で支えるべく突出部16及び突出部17を外側に屈
曲させ、受樋本体10が大型で重い場合には、図3の如
く、周辺を柱材で支持しつつ突出部16及び突出部17
を内側に屈曲させる。
の並設させた受樋の隣り同士にジョイント部20を介設
させる。該ジョイント部20の取り付けは、断面コの字
状の胴体21を隣接する受樋本体10の側壁14,14
に跨らせて嵌入し、両者間の隙間を上側から傘のように
覆う形態とし、上下に分割させた場合には、二つの胴体
21,21を摺動させつつ、前方の当接片22を受樋本
体10の前壁12に当て、後方の当接片23を受樋本体
10の後壁13に当接させる。最後に、受樋本体10の
ドレン40を所定の地下部へと導いて、本発明内樋の取
り付けは完了する。
った場合、傾斜した屋根から雨水が流下して受樋本体1
0へと流れ込み、これが一旦、箱型で互いに独立した受
樋本体10に貯留される。このとき、受樋本体10の隙
間に流下した雨水は、隣接する受樋本体10の隙間をジ
ョイント部20が塞いで、左右いずれかの受樋本体10
に導かれる。そして、該受樋本体10に貯留された雨水
は、各受樋本体10に個別に配設されたドレン40によ
って地下部へと浸透する。
の違い、又、昼夜の寒暖の差によって、長手方向に熱膨
張及び収縮を数mm〜数cmの単位で繰り返す。する
と、従来の内樋では、その動きによって結合部に亀裂等
が生じてしまい、雨漏れの原因となっていた。しかし、
本発明内樋では、受樋が長手方向に伸びると、受樋本体
10は互いに独立して形成され、両者間に隙間が介在す
るので、該隙間によって収縮分が吸収され、結合部での
亀裂等を起こさない。且つ、その隙間は断面下向きコの
字状のジョイント胴体21が両者間に跨って上から覆う
ので、丁度傘の役割を果たし、如何に受樋本体10に伸
縮があっても、それはジョイント部20の下で伸縮する
だけで、雨水の漏水をまったく起こさない。又、互いに
独立した受樋本体10は、従来の連続した樋のように、
一部の亀裂に対し雨水が集中する弊害も起こさない。
端の役物をつかみ込んだ突出部20を形成し、カバー掛
止部材30を形成する。
に沿って左右の位置を調整しつつ全体を内樋10側へズ
ラして、該下側押さえ部材60を突出部16の下側に潜
らす(図8参照)。樋カバー40の上側先端を、屋根片
から延設された突出部17の上掛止片17a及び下掛止
片17bの間に差し込み、一端上部を掛け止め状態にす
る。この結果、樋カバー40の上側は突出部17によっ
て支持されることになる。
の回転治具で締め付け方向に回転させる。このとき、ナ
ット抑え片60dとナット71とは、 RB<Lm<RA の関係にあるので、ボルト71の回転に従ってナット7
1が従動しても、その長径側がナット抑え片60dに掛
かり、回転が停止される。
1を固定点としてボルト71に刻設されたネジ部螺旋に
従ってナット71が上昇運動し、その上昇に押されて、
下側押さえ部材60全体が上昇する(図9参照)。する
と、中間段部60eの先に形成された屋根押止片60a
が突出部16の葺き板16a及び役物16bの下側から
押さえ、上記上側押さえ部材50の屋根押止片51a,
52aとで突出部16を挟み込んでしっかりとこれを固
定する(図10参照)。
バー40の孔41の形状は、金網系、メッシュ系、パン
チング系鋼板等がある。しかしこの中で降雪に対する効
果を試みたところ、下表1の通りであった。
41にあって、菱形の寸法を変えて雪止め効果の度合い
を実験したところ、下表の通りであった。
×30.5〜34×76.2mmの大きさの菱形が最も
望ましく、最適値は22×50.8mmであることが判
明した。即ち、降雪があると、その底辺部は屋根からの
熱及び自らの加重で一旦溶けて、それが再度の寒さで氷
化することが多い。この時、有孔カバーでは、その孔か
ら雪が潜り込み、そこで溶けたものが再度氷結する等し
て固まり、丁度孔に杭を打ったのと同じ効果が得られる
ものと思料される(図12参照)。そして、上記菱形の
大きさが12×30.5〜34×76.2mmの範囲の
ものは、一旦溶けたものが再度氷化する際に杭状となる
に適した表面張力を有するものと考えられる。この結
果、突起等を設けることなく、菱形の孔そのものに雪の
落下防止効果をもたらすことができる。
明は、 (a)熱膨張及び収縮を繰り返しても、両者間に介在す
る隙間によって吸収され、且つ、その隙間はコの字型の
ジョイントが両者間に跨って上から覆うので、丁度傘の
役割を果たし、雨水漏水の問題を起こさない。 (b)内樋の施工が完了後、下側押さえ部材を長孔に沿
って突出部の下側に潜らし、ボルトを締め付け方向に回
転させると、ナット抑え片とナットとの関係からナット
が固定され、ネジ部螺旋に従ってナットが上昇運動し、
その上昇によって下側押さえ部材が上側押さえ部材との
間で突出部を挟圧し、樋カバーを自動的且つ確実に固定
することができる。 (c)12×30.5〜34×76.2mmの菱形に形
成した樋カバーは、雪の底部融解に伴って杭打ち状とな
り雪の落下防止の効果を奏し、(d)更に、これらは組
み合わされて多重的に効果を奏する。
一部部斜視図。
面図。
組み込んだ状態の一部切欠分解斜視図。
図。
装着する際の断面図で下側押さえ部材を移動させる前の
状態を示す縦断側面図。
示す縦断側面図。
す縦断側面図。
面図。
一部切欠縦断側面図。
Claims (5)
- 【請求項1】 軒先より内側に形成される屋根の内樋に
おいて、 上面開放の箱形で独立して雨水を貯留可能な受樋本体を
内樋用凹部に沿って連設し、隣接する該受樋本体の間に
寒暖差による受樋本体の熱伸縮を吸収し得る幅寸法を有
する断面コの字状のジョイント部を上側から跨設し、 該受樋本体の一部に貯留した雨水を地下部へと導くドレ
ンを付設したことを特徴とする内樋。 - 【請求項2】(a)開放された受樋本体の上部を覆う有
孔樋カバーと、(b)突出部の上側に載って屋根材を上
から押さえる屋根押止片と、内樋側に入って樋カバーを
上側から挟み込むカバー挟片とから成る押さえ部材上片
と、該突出部の上側に載った屋根押止片と、内樋側に載
って樋カバーを下側から挟み込むカバー挟片と、その中
間で上記押さえ部材上片より樋カバーの厚みに対応させ
て長い段部を設けた押さえ部材下片とから成る上側押さ
え部材と、(c)屋根材の突出部の下側に沿って、これ
を下側から押さえる屋根押さえ片と、上記屋根押さえ片
の下側に沿ってこれを支える押片と、ナットの回転を抑
止するナット抑え片と、中間段部とから成る下側押さえ
部材と、(d)上記上側押さえ部材及び下側押さえ部材
の内樋側には、ボルト用通孔及び位置調整の為の長孔を
穿設すると共に締結用のボルト・ナット配して成ること
を特徴とする樋カバーの構造。 - 【請求項3】 (a)軒先より内側に形成される屋根の
内樋において、上面開放の箱形で独立して雨水を貯留可
能な受樋本体を内樋用凹部に沿って連設し、隣接する該
受樋本の間に寒暖差による受樋本体の熱伸縮を吸収し得
る幅寸法を有する断面コの字状のジョイント部を上側か
ら跨設し、該受樋本体の一部に貯留した雨水を地下部へ
と導くドレンを付設し、(b)開放された受樋本体の上
部を覆う有孔樋カバーと、該樋カバーと嵌合するカバー
片と屋根部材を上側から押さえる上部屋根押片とを連設
させた上側押さえ部材と、樋カバーの厚みに対応させて
中間に段を設け、一方に下側から樋カバーを押さえる押
片と、他方に下側から屋根部材を押さえる押片とを連設
させ、該樋カバーの押片側に縦方向に長孔を穿設すると
共に、先にナットを抑えてボルトの回転に連動して樋カ
バーを上下動させるナット抑え片を配設した下側押さえ
部材とから成る内樋。 - 【請求項4】 菱形に形成したエキスパンドメタルから
成り、その菱形が12×30.5〜34×76.2mm
の範囲で、且つ、菱形の長手方向が上下縦方向となるよ
う配設して雪止め効果を有することを特徴とする樋カバ
ー。 - 【請求項5】(イ)軒先より内側に形成される屋根の内
樋において、上面開放の箱形で独立して雨水を貯留可能
な受樋本体を内樋用凹部に沿って連設し、隣接する該受
樋本の間に寒暖差による受樋本体の熱伸縮を吸収し得る
幅寸法を有する断面コの字状のジョイント部を上側から
跨設し、該受樋本体の一部に貯留した雨水を地下部へと
導くドレンを付設し、(ロ)(a)開放された受樋本体
の上部を覆う有孔樋カバーと、(b)突出部の上側に載
って屋根材を上から押さえる屋根押止片と、内樋側に入
って樋カバーを上側から挟み込むカバー挟片とから成る
押さえ部材上片と、該突出部の上側に載った屋根押止片
と、内樋側に載って樋カバーを下側から挟み込むカバー
挟片と、その中間で上記押さえ部材上片より樋カバーの
厚みに対応させて長い段部を設けた押さえ部材下片とか
ら成る上側押さえ部材と、(c)屋根材の突出部の下側
に沿って、これを下側から押さえる屋根押さえ片と、上
記屋根押さえ片の下側に沿ってこれを支える押片と、ナ
ットの回転を抑止するナット抑え片と、中間段部とから
成る下側押さえ部材と、(d)上記上側押さえ部材及び
下側押さえ部材の内樋側には、ボルト用通孔及び位置調
整の為の長孔を穿設すると共に締結用のボルト・ナット
を配し、(ハ)該樋カバーが菱形に形成したエキスパン
ドメタルから成り、その菱形が12×30.5〜34×
76.2mmの範囲で、且つ、菱形の長手方向が上下縦
方向となるよう配設して雪止め効果を有すること、を特
徴とする内樋。
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2000
- 2000-08-28 JP JP2000258236A patent/JP4189552B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
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WO2023150823A1 (en) * | 2022-02-08 | 2023-08-17 | Rain Harvesting Pty Ltd | Gutter mesh installation |
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