JPH049777Y2 - - Google Patents

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JPH049777Y2
JPH049777Y2 JP18014985U JP18014985U JPH049777Y2 JP H049777 Y2 JPH049777 Y2 JP H049777Y2 JP 18014985 U JP18014985 U JP 18014985U JP 18014985 U JP18014985 U JP 18014985U JP H049777 Y2 JPH049777 Y2 JP H049777Y2
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roof
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fixing
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、広域面のコンクリート製屋根を対
象にした屋根下地材に関するものである。
〔従来の技術〕
最近は、極めて広大な建築物が建造されるよう
になつて、当然に広域面の屋根が出現している。
その際前記き建築物がコンクリート製のときは、
その屋根もコンクリート製になるが、一般にコン
クリートは吸湿性が高いので、防水の目的により
このコンクリート製屋根上に垂木に相当する金属
製の固定部材を載置固定したのち、この固定部材
に屋根鈑を直止め等により葺設していた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前記により、従来の屋根下地材には次のような
問題点があつた。
(1) コンクリート製屋根が広域面に構成されてい
るので、この上部に直止め等により葺設される屋
根鈑も雨水の流下方向に対して長尺体になる。従
つてこの屋根鈑が夏期の直射日光を受けた際には
高温により膨張し、また夜間や早朝には温度降下
により収縮するため、この作用の反復によつて前
記の屋根鈑が変形したり、または損傷した。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、前記従来技術の問題点を解決する
ものであり、夏期の直射日光を受けたり、夜間や
早朝の温度降下に見舞われても、屋根鈑が変形や
損傷することなく、現状の機能と美観を堅持でき
るための屋根下地材を提供することにある。この
考案の特徴とするところは、コンクリート製屋根
上へ載置固定する底面部の両側にこの両側間の上
部に空域体を形出する間隔をもつて最上位置には
左右一対のガイド平面部を、またこの各平面部の
下方位置には少なくとも単数のガイド立面部を連
設した固定部材に、前記固定部材の底面部若しく
はガイド平面部に葺設する左右一対のスライド面
部を設け、この各スライド面部の内側方向には屋
根鈑を載置固定する載置部を連設した屋根受部材
を摺動可能に嵌挿したことにある。
〔作用〕
前記の構成による屋根下地材をもつてコンクリ
ート製屋根上に屋根鈑を葺設する場合は、まず屋
根下地材の主体となる固定部材を、コンクリート
製屋根上に雨水の流下方向に平行するように載置
してボルト等により固着したのち、この固定部材
中の少なくとも前後端部近くには屋根受部材を、
前記固定部材の底面部若しくはガイド平面部に対
するスライド面部の装嵌をもつて長手方向の摺動
自在に配置する。そしてこの態様による屋根受部
材の載置部に屋根鈑の端部を載置固定して葺設す
ることにより、コンクリート製屋根上に固着した
固定部材と、屋根受部材に載置固定した屋根鈑と
は直接的に接していないため、例えば屋根鈑が夏
期の直射日光を受けて膨張したり、或いは夜間や
早朝の温度降下で収縮したりしても、この屋根鈑
の少なくとも前後端部に一体的に配置されている
屋根受部材が固定部材中を摺動的に移動するだけ
で済むことになる。従つて屋根鈑は外的条件によ
つて膨張収縮を反復しても変形したり、損傷した
りするのを容易確実に防止できるものである。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
第1図から第3図まではこの考案による屋根下
地材の実施例を示すものである。この実施例によ
る屋根下地材は次のように構成されている。すな
わちこの屋根下地材は、固定部材2と屋根受部材
10とから構成されている。まず固定部材2は次
のように構成されている。例えば金属材等の押出
成形により、後記するコンクリート製屋根1上へ
載置固定が可能な帯状平面板による底面部3の両
側上に、後記する屋根受部材10の収嵌が可能な
幅と高さを有する左右一対の壁面によるガイド立
面部4が長手方向に平行するように立設されてい
る。そしてこのガイド立面部4の各上部縁には、
それまでの両側壁面の延長面を内側の方向に折曲
してその側毎に帯状平面を形出する態様により、
左右一対のガイド平面部5が長手方向に平行状に
連設されている。この場合上部における左右一対
のガイド平面部5間には後記する屋根板14の端
部同士が遊嵌可能となる空域帯6が形出されてい
る。また前記した左右一対によるガイド立面部4
の基方外部には、底面部3の延長状による若干幅
の左右一対による固定面部7が長手方向に平行状
に突設されている。そしてこの各固定面部7には
取付孔8が間隔的に設けられて、全体として長尺
な1体の固定部材2に成形されている。
また屋根受部材10は次のように構成されてい
る。すなわち前記した固定部材2と同様に、金属
材等の押出成形により門形に形成されていて、そ
の両側には前記の固定部材2内に収嵌が可能な左
右一対の壁面によるスライド面部11が立設され
ている。そしてこのスライド面部11の各上部縁
には、それまでの両側壁面の延長面を内側の方向
に屈曲してその側毎に帯状平面を形出する態様に
より、左右一対の平面部12が連設されている。
さらにこの左右一対による平面部12間には、そ
の側毎における平面部12の内側縁を垂下状に延
長し所定深さの位置で平面状に屈曲することで、
この間に左右面を合体した形状によるU字形の載
置部13が連設されて、全体として短尺な1体の
屋根受部材10に成形されている。そしてこの態
様による複数の屋根受部材10は、第1図に示す
ように、前記した固定部材2の少なくとも両端部
内へ収嵌した際に摺動自在となるように構成され
て、全体として1組の屋根下地材に組成されてい
る。
なお第2図、第3図に示す14は、前記屋根下
地材によりコンクリート製屋根1上に葺設する屋
根鈑である。この屋根鈑14は、長手方向の両側
部を下方へ屈曲して垂面部15が形出され、また
この垂面部15の下端には細幅の平面状による嵌
挿縁部16が形出されている。さらに17は、前
記した固定部材2をコンクリート製屋根1上に固
着するための取付ボルトであり、18,19は、
前記の屋根鈑14を屋根受部材10の載置部13
に固着する際の止ボルトとナツトである。
前記の構成による屋根下地材をもつてコンクリ
ート製屋根1上に屋根鈑14を葺設する場合は、
まず屋根下地材の主体となる各固定部材2を、第
2図および第3図に示すように、コンクリート製
屋根1上に雨水の流下方向Eに平行するように次
次に載置して、その位置毎の両側外部に突設して
いる固定面部7に間隔的に設けた各取付孔8から
の取付ボルト17の打込みと螺旋により固着した
のち、この態様による各固定部材2の少なくとも
前後端部近くの内部位置(固定部材2が長尺体の
ときはその間の適宜な各中途を含む位置)には屋
根受部材10を、前記固定部材2の底面部3に帯
するスライド面部11に下端部における接面をも
つて長手方向への摺動自在により収嵌配置する。
そしてこの態様による屋根受部材10の載置部1
3には、屋根鈑14同士の各端部にあたる垂面部
15の下方先端に位置する双方の嵌挿縁部16を
それぞれ重ね合わせるように収嵌載置して、この
態様による前記三層の各面部に対する止ボルト1
8の挿通とナツト19掛けの締付けとにより、各
屋根鈑14をその位置毎の屋根受部材10に載置
固定する態様に葺設することにより、コンクリー
ト製屋根1上に固着した固定部材2と、屋根受部
材10に載置固定した屋根鈑14とは直接的に接
していないため、例えば前記による各屋根鈑14
が夏期の直射日光を受けて膨張したり、或いは夜
間や早朝の温度降下により収縮したりしても、こ
の各屋根鈑14の少なくとも前後端部に一体的に
配置されている複数の屋根受部材10が、その位
置毎における固定部材2の内部で長手方向に摺動
的に移動するだけで済むことになる。従つて各屋
根鈑15が前記の外的条件によつて膨張、収縮を
反復しても、変形したり、損傷したりするのを容
易確実に防止できるものである。
なおこの実施例では、屋根鈑14同士の各端部
にあたる垂面部15の下方先端に位置する双方の
嵌挿縁部16をそれぞれ重ね合わせるようにし
て、屋根受部材10の載置部13上に収嵌載置し
たのち、この態様による前記三層の各面部に対す
る止ボルト18の挿通とナツト19掛けの締付け
とにより、各屋根鈑14をその位置毎の屋根受部
材10に位置固定したが、この態様の屋根鈑14
に雨水を受けた際には、この雨水が前記三層のボ
ルト孔から固定部材2の内部に浸入することにな
る。しかし前記の固定部材2は、底面部3を有す
るうえ、この底面部3の両側にはガイド立面部4
が連面状に立設されているため、この底面部3と
両側のガイド立面部4とが樋の役割を果すことに
なり、これによつて固定部材2内に浸入した雨水
の全量を流下方向Eの図示しない軒下へ円滑容易
に排水することができる。
〔考案の効果〕
この考案は、屋根上へ載置固定する底面部の両
側にこの両側間の上部に空域帯を形出する間隔を
もつて最上位置には左右一対のガイド平面部を、
またこの各平面部の下方位置には少なくとも単数
のガイド立面部を連結した固定部材に、前記固定
部材の底面部若しくはガイド平面部に葺設する左
右一対のスライド面部を設け、この各スライド面
部の内側方向には屋根鈑を載置固定する載置部を
連設した屋根受部材を摺動可能に装嵌したことを
特徴とするものである。従つてこの屋根下地材の
屋根受部材に載置固定した屋根鈑は、夏期の直射
日光を受けたり、夜間や早朝の温度降下に見舞わ
れても、変形したり、損傷することが容易確実に
防止されるため、広域面によるコンクリート製屋
根に対する防水の原状機能と美観を堅持できる等
の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例による屋根下地材の
斜視図、第2図は銅屋根下地材を介してコンクリ
ート製屋根に屋根鈑を葺設した要部断面図、第3
図は第2図の全貌を示す斜視図である。 1……コンクリート製屋根、2……固定部材、
3……底面部、4……ガイド立面部、5……ガイ
ド平面部、6……空域帯、7……固定面部、8…
…取付孔、9……取付片、10……屋根受部材、
11……スライド面部、12……平面部、13…
…載置部、14……屋根鈑。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 屋根上に固定される固定部材と、その固定部材
    の内側に摺動自在に嵌装される屋根受部材とから
    なり、 前記固定部材は、屋根上に載置固定される底面
    部と、その底面部の両側上に立設される一対のガ
    イド立面部と、その一対のガイド立面部の上部を
    空域帯を残した状態で内側に折曲して形成され屋
    根鈑を載置する一対のガイド平面部とを有し、 前記屋根受部材は、前記固定部材の一対のガイ
    ド立面部の内側に摺接される一対のスライド面部
    と、その一対のスライド面部の内側上部に形成さ
    れ前記空域帯に位置する屋根鈑の端部を固定する
    載置部とを有する ことを特徴とする屋根下地材。
JP18014985U 1985-11-22 1985-11-22 Expired JPH049777Y2 (ja)

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JP18014985U JPH049777Y2 (ja) 1985-11-22 1985-11-22

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JPS6288016U JPS6288016U (ja) 1987-06-05
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JPH0446413Y2 (ja) * 1986-04-28 1992-10-30
JP2747981B2 (ja) * 1994-09-30 1998-05-06 元旦ビューティ工業株式会社 縦葺き屋根構造

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