JP2002003797A - エラストマー材の接着方法及び接着構造体 - Google Patents

エラストマー材の接着方法及び接着構造体

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JP2002003797A
JP2002003797A JP2000185663A JP2000185663A JP2002003797A JP 2002003797 A JP2002003797 A JP 2002003797A JP 2000185663 A JP2000185663 A JP 2000185663A JP 2000185663 A JP2000185663 A JP 2000185663A JP 2002003797 A JP2002003797 A JP 2002003797A
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adhesive
primer
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mass
polychloroprene
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Kiyoshi Sunada
潔 砂田
Mikio Yamaguchi
幹夫 山口
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Denka Co Ltd
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Denki Kagaku Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリクロロプレン系水系接着剤を用いたエラ
ストマー材の接着方法及び接着構造体を提供する。 【解決手段】 加硫されたエラストマー材を、これと同
種または異種の被着材と接着する際に、エラストマー材
の表面を塩素化処理する工程と、該塩素化されたエラス
トマー材の表面にプライマーを塗布する工程と、該プラ
イマーが塗布された表面に特定の水系接着剤を塗布する
工程とを備えている接着方法およびその接着方法によっ
て得られる接着構造体。ただし、水系接着剤とは、ポリ
クロロプレン系ラテックスと粘着付与樹脂を必須成分と
する接着剤である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防水布や履き物、
スポーツ用品等の製造で重要となる、エラストマー材に
被着材を接着する接着方法及び接着構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、加硫エラストマー材の接着方法と
しては、エポキシ樹脂系接着剤またはアクリルグラフト
重合ポリクロロプレン系接着剤、ポリウレタン溶剤系接
着剤を用いる接着方法が主流であり、いくつかの方法が
考案されている。例えば、特開平10−95070号公
報(出願人:株式会社アシックス)では、加硫ゴム材の
接着方法として、加硫ゴム材表面を酸化処理した後、イ
ソシアネート化合物と有機塩化化合物を含む下地剤(プ
ライマー)を塗布し、ポリクロロプレン系溶剤系接着剤
を塗布する接着方法が提案されている。『Journa
l of Adhesion誌,Vol.16,No.
2,p77〜95(1983)』では、エポキシ樹脂系
接着剤で加硫ゴム製の被着体を接着する際に、トリクロ
ロイソシアヌル酸で表面の塩素化処理をおこなうことで
接着強度を向上させることができることが報告されてい
る。『Journal of Adhesion Sc
ience and Technology誌,Vo
l.5,No.12,p1065〜1080(199
1)』及び『Rubber Chemistry an
d Technology誌,Vol.64,No.
4,p510〜521(1991)』では、ウレタン系
接着剤で加硫SBR製被着体を接着する際に、トリクロ
ロイソシアヌル酸で表面の塩素化処理をおこなうことで
接着強度を向上させることができることが報告されてい
る。
【0003】しかし、エポキシ樹脂系接着剤は他の接着
剤に比べて、接着強度が高い利点があるものの、比較的
高価であり、可撓性、柔軟性が劣るため用途が限定され
てしまう欠点がある。また、溶剤系接着剤は、トルエン
や酢酸エチルやメチルエチルケトン等の有機溶剤が多量
に用いられているため、接着剤塗工時に有機溶剤が作業
場で揮発し、作業員の安全衛生面、環境面で好ましくな
く、有機溶剤の低減の要求が年々高まってきている。こ
のようなことから、水系接着剤を用いた接着方法が有望
視されるが、水系接着剤は、被着体に対するぬれ性に劣
ることなどから、特に加硫エラストマー製の被着体の場
合には、十分な接着性能を発現させることが非常に困難
であった。特開平11−293215号公報(出願人:
東ソー株式会社)では、グラフト化ポリクロロプレンゴ
ムの有機溶剤溶液をプライマーとして用いる接着方法が
提案されているが、被着体の組成によって耐熱接着力が
不十分な場合があり、必ずしも万能な接着方法とは言え
ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の従来
技術を鑑みてなされたものであり、従来の溶剤系接着剤
を用いた場合のような安全衛生面、環境面での問題点が
少なく、従来の溶剤系接着剤によるものと同等以上に強
固に接着することができる方法を提供することを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく検討を重ねた結果、加硫されたエラストマ
ー材を、これと同種または異種の被着材と接着する際
に、エラストマー材の表面を塩素化処理する工程と、該
塩素化されたエラストマー材の表面にプライマーを塗布
する工程と、該プライマーが塗布された表面にポリクロ
ロプレン系ラテックスと粘着付与樹脂を必須成分とする
水系接着剤を塗布する工程とを備えている接着方法によ
って、上記課題が解決されることを見出し、本発明を完
成させた。 この場合、エラストマー材の表面の塩素化工程として
は、塩素化イソシアヌル酸による塩素化法が好ましく、
プライマーとしては、ポリクロロプレンゴムを有機溶剤
中でグラフト共重合させて得られるグラフト化ポリクロ
ロプレン系ゴムを含有している溶液が好ましく、水系接
着剤としてはポリクロロプレン系ラテックスと粘着付与
樹脂を固形分換算で100質量部対20〜100質量部
の割合で含有することが望ましい。
【0006】本発明で適用されるエラストマー材は、常
温でゴム弾性を示すポリマーの加硫物を含有すれば、そ
の配合組成、架橋密度、形状等は特に限定されない。ま
た、スポーツ用品のグリップ、靴底等の用途は問わな
い。しかし、本発明の接着方法は、ポリマー主鎖に不飽
和炭素結合を有するエラストマー、具体的には、ブタジ
エンゴム(BR)、クロロプレンゴム(CR)、天然ゴ
ム(NR)、イソプレンゴム(IR)、スチレン−ブタ
ジエンゴム(SBR)、ブチルゴム(IIR)、ノルボ
ルネンゴム(NOR)、ニトリルゴム(NBR)、水素
化ニトリルゴム(HNBR)、臭素化ブチルゴム(BI
IR)、塩素化ブチルゴム(CIIR)アクリロニトリ
ル−イソプレン共重合体(NIR)等の加硫物を含有し
たものであれば、効率よく表面の塩素化がおこなえるた
め、最適である。
【0007】本発明における塩素化する工程とは、塩素
化剤を水及び/または有機溶剤に0.01〜20質量%
の濃度で溶解させた溶液を、塗布や浸漬等といった方法
によって加硫エラストマー材の表面に接触させる工程の
ことである。ここで言う塩素化とは、塩素化剤と、被着
体を構成するエラストマーに付加反応または置換反応を
起こさせ、ポリマー鎖中に、塩素または塩素を含有する
官能基を導入することである。塩素化剤とは、分子内に
塩素原子を含む酸化剤であり、その種類は特に限定され
ない。具体的には、塩素酸ナトリウム、亜塩素酸ナトリ
ウム、次亜塩素酸ナトリウム、過塩素酸ナトリウム、さ
らし粉、トリクロロイソシアヌル酸(TCICA)、ジ
クロロイソシアヌル酸(DCICA)が挙げられるが、
トリクロロイソシアヌル酸、ジクロロイソシアヌル酸等
の塩素化イソシアヌル酸であれば、常温雰囲気下で短時
間での塩素化処理が可能であり、最も好適である。塩素
化剤溶液に接触させた後、乾燥させ、必要に応じて、表
面に析出した余剰な塩素化剤を水や有機溶剤で取り除く
ことで塩素化処理は完了する。塩素化の度合いは、エネ
ルギー分散型X線分析装置(EDX)によってエラスト
マー被着体の断面を分析することで計測される塩素化層
の厚さ、すなわち塩素が高濃度に分布している層の厚さ
(接着界面から深さ方向に測定する厚さ)が、0.01
μm以上50μm未満となる程度が好適である。この範
囲を超えた塩素化をおこなうと、被着体の配合組成によ
っては、十分な接着力が得られなかったり、被着体の表
面に亀裂が生じたりする場合がある。
【0008】本発明では、塩素化工程の次に、塩素化さ
れた加硫エラストマー材の表面にプライマーを塗布する
工程を必要とする。本発明におけるプライマーとは、2
−クロロ−1,3−ブタジエン(以下クロロプレンと記
す)の単独重合体またはクロロプレンとクロロプレンと
共重合可能な単量体の1種類以上とを共重合して得られ
る共重合体の有機溶剤溶液である。一般的なポリクロロ
プレン溶剤系接着剤を適当な有機溶剤で希釈しても得る
ことができる。
【0009】本発明のプライマーは、クロロプレンゴム
を有機溶剤に溶解した溶液に、メタクリル酸エステル単
量体及び/またはアクリル酸エステル単量体を加え、ラ
ジカル開始剤存在下でグラフト共重合させた共重合溶液
であれば、加硫エラストマー材に含まれる可塑剤が接着
剤層に移行するのを抑制することができるため、高い接
着性能を発現でき、最も好適である。この場合のアクリ
ル酸エステルとしては、例えば、メタクリル酸メチル、
メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピルなどがあ
り、アクリル酸エステルとしては、アクリル酸メチル、
アクリル酸エチル、アクリル酸プロピルなどがあるが、
反応性の観点からメタクリル酸メチルが好ましく用いら
れる。溶液重合及び固形分調整に用いる有機溶剤は特に
制限されず、クロロプレン系ゴムの溶解性と反応性を考
慮して選択すれば良い。好ましい溶剤としては、トルエ
ン、メチルエチルケトン、酢酸エチル、n−ヘキサン、
シクロヘキサン、アセトン等の単独溶剤または2種類以
上の溶剤の混合物が挙げられる。
【0010】本発明のプライマーは、固形分濃度が0.
5質量%以上10質量%未満であることが好ましい。こ
れは、被着体に対して均一で薄いプライマー層を形成さ
せるためであり、固形分濃度が10質量%よりも高くな
るとプライマーの粘度が高くなり作業性に問題が生じる
だけでなく、接着された製品のコストにも影響が生じる
可能性がある。
【0011】本発明のプライマーは、要求性能に応じて
粘着付与樹脂を配合しても構わない。粘着付与樹脂を配
合する場合に、その種類は特に限定されるものではな
い。具体的には、ロジン樹脂、重合ロジン樹脂、α−ピ
ネン樹脂、β−ピネン樹脂、テルペンフェノール樹脂、
5留分系石油樹脂、C9留分系石油樹脂、C5/C9留分
系石油樹脂、DCPD系石油樹脂、アルキルフェノール
樹脂、キシレン樹脂、クマロン樹脂、クマロンインデン
樹脂などが挙げられる。
【0012】粘着付与樹脂の添加量としては、クロロプ
レン系ゴムを固形分で100質量部に対して20〜80
質量部が好ましい。20重量部以上配合すれば、初期接
着力を向上させることができるが、80重量部を超える
とプライマー皮膜の形成が阻害され初期接着力及び常態
接着力ともに低下する場合がある。
【0013】プライマーの配合方法、溶解方法、手順、
配合薬品の添加順序などには特に制限はなく、また混合
機の種類は現在ゴム分野、接着剤分野で普及しているロ
ール、ニーダー、バンバリー、ボールミルなどいずれを
用いても良い。また、プライマーの塗布方法、乾燥方法
も特に限定されない。塗布方法としては、均一で薄いプ
ライマー層を形成させるために、プライマーを浸したガ
ーゼで加硫エラストマー材の表面を軽く拭く方法、刷毛
やブラシで塗布する方法が簡便で好ましく、乾燥方法と
しては、5℃〜100℃の被着体が変形変質しない温度
で1〜20分間程度乾燥することが好ましい。
【0014】本発明では、プライマー塗布工程の次に、
プライマー被覆面上に水系接着剤を塗布する工程を必要
とする。本発明でいう水系接着剤とは、ポリクロロプレ
ン系ラテックスと粘着付与樹脂を必須成分とする水系接
着剤である。
【0015】本発明で用いられるおけるポリクロロプレ
ン系ラテックスに含まれる重合体は、2−クロロ−1,
3−ブタジエン(以下クロロプレンと記す)の単独重合
体またはクロロプレンとクロロプレンと共重合可能な単
量体の1種類以上とを共重合して得られる共重合体であ
る。クロロプレンと共重合可能な単量体としては、例え
ば、2,3−ジクロロ−1,3−ブタジエン、1−クロ
ロ−1,3−ブタジエン、ブタジエン、イソプレン、ス
チレン、アクリロニトリル、アクリル酸及びそのエステ
ル類、メタクリル酸及びそのエステル類等が挙げられ、
必要に応じて2種類以上用いても構わない。
【0016】本発明におけるポリクロロプレン系ラテッ
クスの乳化重合に使用される乳化剤及び/または分散剤
は特に限定するものではなく、通常クロロプレンラテッ
クスに使用されている各種アニオン型、ノニオン型、カ
チオン型が使用できる。アニオン型の乳化剤としては、
カルボン酸型、硫酸エステル型等があり、例えば、ロジ
ン酸のアルカリ金属塩、炭素数が8〜20個のアルキル
スルホネート、アルキルアリールサルフェート、ナフタ
リンスルホン酸ナトリウムとホルムアルデヒドとの縮合
物等が挙げられる。ノニオン型の具体例としては、ポリ
ビニルアルコールまたはその共重合体(例えば、アクリ
ルアミドとの共重合体)、ポリビニルエーテルまたはそ
の共重合体(例えば、マレイン酸との共重合体)、ポリ
ビニルピロリドンまたはその共重合体(例えば、酢酸ビ
ニルとの共重合体)、あるいは、これら(共)重合体を
化学修飾したもの、あるいは、セルロース系誘導体(ヒ
ドロキシエチルセルロース)等を挙げることができる。
カチオン型の具体例としては、脂肪族アミン塩、脂肪族
4級アンモニウム塩等があり、例えば、オクタデシルト
リメチルアンモニウムクロリド、ドデシルトリメチルア
ンモニウムクロリド、ジラウリルジメチルアンモニウム
クロリド等が挙げられる。
【0017】本発明におけるポリクロロプレン系ラテッ
クス中の乳化剤及び/または分散剤の添加量は、初期仕
込み単量体の合計100質量部に対して0.5〜20質
量部が好ましい。0.5質量部未満の場合には、乳化力
が十分でなく、20質量部を超えると接着剤の耐水接着
力を低下させてしまう。
【0018】本発明におけるポリクロロプレン系ラテッ
クスに含まれるクロロプレン重合体の重合方法は、特に
限定されるものではなく、重合温度、重合触媒、連鎖移
動剤、重合停止剤、最終重合率、脱モノマー、濃縮条件
等を適切に選定、制御することで、固形分濃度、トルエ
ン可溶部の分子量、トルエン不溶分(ゲル含有量)等を
調整することが可能である。
【0019】本発明におけるポリクロロプレン系ラテッ
クスに含まれるクロロプレン重合体の重合温度は特に限
定されるものではないが重合反応を円滑に行うために、
重合温度を10〜50℃とすることが好ましい。重合触
媒は、過硫酸カリウム等の加硫酸塩、第3−ブチルヒド
ロパーオキサイド等の有機過酸化物等であり、特に限定
されるものではない。
【0020】重合に用いる連鎖移動剤の種類は特に限定
されるものではなく、通常クロロプレンの乳化重合に使
用されるものが使用できるが、例えばn−ドデシルメル
カプタンやtert−ドデシルメルカプタン等の長鎖ア
ルキルメルカプタン類、ジイソプロピルキサントゲンジ
スルフィドやジエチルキサントゲンジスルフィド等のジ
アルキルキサントゲンジスルフィド類、ヨードホルム等
の公知の連鎖移動剤を使用することができる。
【0021】ポリクロロプレンの重合停止剤(重合禁止
剤)は特に限定するものでなく、例えば、2,6−ター
シャリーブチル−4−メチルフェノール、フェノチアジ
ン、ヒドロキシアミン等が使用できる。
【0022】ポリクロロプレンの最終重合率は、特に限
定するものではなく、任意に調節することができ、未反
応のモノマーは脱モノマー操作によって除去されるが、
その方法は特に限定するものではない。本発明のポリク
ロロプレン系ラテックスは、濃縮あるいは、水等の添加
で希釈することで、固形分濃度を必要な濃度に制御する
ことができる。濃縮の方法としては、減圧濃縮などがあ
るが、特に限定するものではない。接着剤の乾燥速度、
及び接着剤の貯蔵安定性を考慮すると、ポリクロロプレ
ン系ラテックスの固形分濃度は、40〜65質量%が好
ましい。
【0023】本発明におけるポリクロロプレン系ラテッ
クスに含まれる、(共)重合体のトルエン不溶分(ゲル
含有量)が3〜60質量%であれば、初期接着力と常態
接着力のバランスに優れた接着剤とすることができ、好
ましい。
【0024】本発明の接着剤に配合される粘着付与樹脂
は特に限定されるものではない。具体的には、ロジン樹
脂、重合ロジン樹脂、α−ピネン樹脂、β−ピネン樹
脂、テルペンフェノール樹脂、C5留分系石油樹脂、C9
留分系石油樹脂、C5/C9留分系石油樹脂、DCPD系
石油樹脂、アルキルフェノール樹脂、キシレン樹脂、ク
マロン樹脂、クマロンインデン樹脂などが挙げられる。
十分な初期接着力を得るためには、軟化点温度が80〜
160℃の樹脂が好ましい。
【0025】接着剤に対する粘着付与樹脂の添加方法は
特に限定されるものではないが、粘着付与樹脂を水性エ
マルジョンとしてから添加することが好ましい。さらに
粘着付与樹脂の水性エマルジョンの製法には、トルエン
等の有機溶剤に溶解させたものを乳化剤を用いて水中に
乳化/分散させた後、有機溶剤を減圧しながら加熱して
取り除く方法と、微粒子に粉砕して乳化/分散させる方
法などがあるが、より微粒子のエマルジョンが作成でき
る前者が好ましい。
【0026】粘着付与樹脂の添加量(固形分換算)は、
ポリクロロプレン系ラテックスを固形分で100質量部
に対して、20〜100質量部が好ましい。20質量部
未満では初期接着力が不十分であり、100質量部を越
えると接着剤被膜の形成が阻害され接着不良が起こりや
すくなる。
【0027】本発明における水系接着剤は、ポリクロロ
プレン系ラテックスと粘着付与樹脂を必須成分とする
が、要求性能に合わせて、金属酸化物、増粘剤、充填
剤、造膜助剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、可塑剤、加
硫剤、加硫促進剤、消泡剤等を任意に添加することがで
きる。接着剤の貯蔵安定性を長くするためには、金属酸
化物を添加すればよく、具体的には、酸化亜鉛、酸化マ
グネシウム、酸化鉛等が挙げられる。金属酸化物は、ポ
リクロロプレン共重合体の脱塩酸反応によるpHの低下
を抑制することができる。これらの金属酸化物は、水分
散液の状態としてから配合するのが好ましいが、粉末の
状態のまま添加しても構わない。水分散液を製造する装
置としては、回転式ホモジナイザー、メディアミル、コ
ロイドミル、高圧式ホモジナイザー等があり、特に限定
されない。回転式ホモジナイザー装置の代表例として
は、ホモミキサー(特殊機化工業社製)、クレアミック
ス(エム・テクニック社製)が挙げられ、メディアミル
装置の代表例としては、ダイノミル(シンマルエンター
プライズ社製)が挙げられる。コロイドミル装置の代表
例としては、マスコロイダー(増幸産業社製)が挙げら
れ、高圧式ホモジナイザー装置の代表例として、Mic
rofluidazer(マイクロフルイデックス社
製)、Homogeniser(APV GAULIN
社製)、ULTIMAIZER System(スギノ
マシン社製)、DeBEEシリーズ(日本ビーイーイー
社製)が挙げられる。
【0028】接着剤の粘度を調節する場合には、増粘剤
を添加すれば良く、具体的な増粘剤としては、ポリアク
リル酸ナトリウム、水溶性ポリウレタン、会合型ポリウ
レタン系エマルジョン、アルカリ膨潤型アクリル系エマ
ルジョン、カルボキシメチルセルロース(CMC)、メ
チルセルロース(MC)、ヒドロキシエチルセルロース
(HEC)、ヒドロキシプロピルセルロース(HP
C)、ポリビニルアルコール、合成スメクタイト等が挙
げられる。また、製品コストを下げるためには、主剤に
充填剤を添加することが有効であり、具体的な充填剤と
しては、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、酸化チ
タン、硫酸バリウム、合成シリカ等が挙げられる。造膜
助剤としては、プロピレングリコール、n−ブチルエー
テル、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコ
ール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタジオー
ルモノイソブチレート、2,2,4−トリメチル−1,
3−ペンタジオールジイソブチレート等が挙げられる。
【0029】本発明の水系接着剤は、各種硬化剤と組み
合わせて2液混合型接着剤としても良い。硬化剤として
は、メラミン樹脂、ブロックイソシアネート化合物、水
分散型イソシアネート化合物が挙げられる。硬化剤を使
用する場合には、水中に添加・攪拌すると、水中で微粒
子として分散することが可能な水分散型イソシアネート
化合物が、扱い易く便利である。
【0030】接着剤の粘度は、塗布方法及び塗布装置の
仕様にあわせて調節すれば良いが、1000〜1500
0[mPa・s](B型粘度計,25℃,30rpm)
が好ましい。粘度が1000[mPa・s]未満では、
塗布面の表面でのはじきが問題となる場合があり、粘度
が15000[mPa・s]よりも高いと均一な塗布が
困難になる。
【0031】本発明の水系接着剤を塗布するのに必要
な、塗布方法及び塗布装置仕様は特に限定されない。具
体例としては、スプレー法、カーテンフローコーター
法、バーコーター法、ロールコーター法等が適用可能で
ある。さらにロールコーター法には、グラビアロールコ
ーター法、リバースグラビアロールコーター法等があ
る。しかし、塗布面積が小さい場合には、大型装置を用
いることはできず、刷毛、ブラシで塗布することが確実
で好ましい。塗布量は特に限定されないが、乾燥設備の
能力を考慮する必要があり、20〜200g/m2(ウ
ェット)が好ましい。
【0032】水系接着剤を塗布した後の乾燥条件は特に
限定されず、用途を考慮して選択すれば良い。例えば、
加硫SBR製靴底の接着の場合には、50〜100℃で
2〜15分間が好適である。本発明の接着方法では、接
着剤層が乾燥した状態になった後に、2つの被着材を張
り合わせる方法が最も好ましい。接着剤が乾燥した状態
とは、接着剤層の水分が5割以上蒸発した状態、つまり
塗布する前の接着剤中の水分を100質量%としたとき
に、これが50質量%未満になった状態を指す。乾燥後
に張り合わせるのが適している理由は、接着剤がウェッ
ト状態で張り合わせても、被着材が多孔質でない場合に
は接着剤中の水分が揮発しにくいためである。水系接着
剤の乾燥後の圧着において、その方法及び装置仕様は特
に限定されない。具体的には、ハンドローラー、ロール
プレス等が挙げられる。
【0033】本発明の接着方法は、塩素化処理工程、プ
ライマー塗布工程、接着剤塗布工程の3つの工程を必須
工程とするが、塩素化処理工程の前に下記の表面処理方
法を施せば、さらに接着性能を高めることが可能であ
る。具体的には、加硫エラストマー材の表面に析出また
は付着した離型剤や汚れ等を取り除くために有機溶剤ま
たは洗剤水溶液で表面の脱脂をおこなう方法、投錨効果
(機械的結合力)を高めるためにエラストマー表面をバ
フ研磨加工する方法、塩素化処理とは異なる酸化処理方
法が挙げられる。本発明の接着方法は、これらの表面処
理方法と任意に組み合わせることが可能である。塩素化
処理法とは異なる酸化処理方法としては、火炎処理法、
コロナ放電処理法、電子線照射法、紫外線処理法等が挙
げられ、これらは、材料表面付近の大気をプラズマ状態
として生成した電子や正イオン,負イオンあるいはオゾ
ンをエラストマー材の表面と反応させて主に酸素含有官
能基を生成させるものである。コロナ放電処理装置の具
体例としては、「Plasma Treat−Syst
em」(株式会社サンツール製)、「プラズマ表面処理
装置PX−100」(株式会社サムコインターナショナ
ル製)等が挙げられ、電子線照射装置の具体例として
は、Min−EB(ウシオ電機株式会社製)、EZCu
re(岩崎電気株式会社製)等が挙げられ、紫外線照射
装置としては、フュージョンUVランプシステム(フュ
ージョンUVシステムズ・ジャパン株式会社製)等が挙
げられる。
【0034】
【実施例】以下、実施例及び比較例により本発明の効果
を説明するが、これらの実施例は本発明を限定するもの
ではない。
【0035】ここで、接着剤の調製方法について説明す
る。固形分濃度60質量%のポリクロロプレンラテック
ス(デンカクロロプレンラテックスALX−600/電
気化学工業株式会社製)を固形分で100質量部に、粘
着付与樹脂として固形分濃度53質量%のテルペンフェ
ノール樹脂エマルジョン(タマノルE−100/荒川化
学工業株式会社製)を44質量部(固形分換算)、増粘
剤として固形分濃度17質量%のポリアクリル酸ナトリ
ウム水溶液(アロンA−20L/東亞合成株式会社製)
を0.57質量部(固形分換算)、充填剤として水酸化
アルミニウム粉末(ハイジライトH−42M/昭和電工
株式会社製)を16.7質量部(固形分換算)、受酸剤
として固形分濃度50質量%の酸化亜鉛分散液を1.7
質量部(固形分換算)、硬化剤として固形分濃度100
質量%の水分散型イソシアネート化合物(SBU−07
72/住友バイエルウレタン株式会社製)を6.7質量
部(固形分換算)で配合し、接着剤を調製した。
【0036】塩素化剤溶液の調製方法について説明す
る。トリクロロイソシアヌル酸(ネオクロール/四国化
成工業株式会社製)3質量部を、酢酸エチル97質量部
に溶解させ、塩素化剤溶液(トリクロロイソシアヌル酸
の3質量%酢酸エチル溶液)を調製した。
【0037】プライマーの調製方法について説明する。
表1に示す処方によって、4種類のプライマーA〜Dを
調製した。表中のグラフト共重合体液体溶液の作成方法
を説明する。ポリクロロプレンゴム(電気化学工業株式
会社製、デンカクロロプレンA−90)100質量部
を、トルエン400質量部とメチルエチルケトン(ME
K)200質量部の混合溶剤に溶解したポリクロロプレ
ンゴムの溶剤溶液に、メタクリル酸メチル(MMA)5
0質量部を混合し、攪拌しながら85℃まで昇温した後
に、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール
(BHT)を1.0質量部添加して重合反応を停止させ
た。これより、固形分16.1質量%のグラフト共重合
体溶液を得た。このグラフト共重合体溶液を用いて、表
1に示す処方によって、プライマーC及びプライマーD
を作成した。
【0038】
【表1】
【0039】[実施例1]接着面をバフ加工(表面研
磨)した後、アセトン洗浄により削りかすを除去したス
チレンブタジエンゴム(SBR、糊代部のサイズは幅2
0mm×長さ70mm)2枚各々に、塩素化剤溶液を浸
したガーゼで表面を軽く拭き、23℃室温で10分間乾
燥させた。この上を、プライマーAを浸したガーゼで軽
く拭き、23℃室温で10分間乾燥させ、その上に15
0g(wet)/m2の接着剤を刷毛で塗布し、60℃
雰囲気下で5分間乾燥させた後、張り合わせ、ハンドロ
ーラーで圧着した。この接着方法を接着方法Aとする。
【0040】接着方法Aによって得られた試験片につい
て、以下の評価をおこなった。 [初期接着力評価試験]圧着してから10分後に引張試
験機で引張速度200mm/minでT型剥離強度を測
定した。 [常態接着力評価試験]圧着してから7日後に引張試験
機で引張速度200mm/minでT型剥離強度を測定
した。 [耐熱接着力評価試験(耐熱クリープ特性)]圧着して
から1日後に、80℃雰囲気下でT型剥離試験をおこな
う要領で1kgの荷重を掛け、30分間放置し、その間
にSBR片の剥離した長さ(mm)を測定した。30分
以内に2枚のSBR片が完全に剥離し、重りが落下して
しまった場合には「落下」と表記した。
【0041】[実施例2]実施例1において、プライマ
ーAをプライマーBに変更して、実施例1と同様の評価
をおこなった。この接着方法を接着方法Bとする。
【0042】[実施例3]実施例1において、プライマ
ーAをプライマーCに変更して、実施例1と同様の評価
をおこなった。この接着方法を接着方法Cとする。
【0043】[実施例4]実施例1において、プライマ
ーAをプライマーDに変更して、実施例1と同様の評価
をおこなった。この接着方法を接着方法Dとする。
【0044】[比較例1]接着面をバフ加工(表面研
磨)した後、アセトン洗浄により削りかすを除去したス
チレンブタジエンゴム(SBR、糊代部のサイズは幅2
0mm×長さ70mm)2枚各々の表面を、塩素化剤溶
液を使用せずに、プライマーBを浸したガーゼで軽く拭
き、23℃室温で10分間乾燥させ、その上に150g
(wet)/m2の接着剤を刷毛で塗布し、60℃雰囲
気下で5分間乾燥させた後、張り合わせ、ハンドローラ
ーで圧着した。この接着方法を接着方法Eとする。接着
方法Eによって得られた試験片について、実施例1と同
様の評価をおこなった。
【0045】[比較例2]比較例1において、プライマ
ーAをプライマーBに変更して、実施例1と同様の評価
をおこなった。この接着方法を接着方法Fとする。
【0046】[比較例3]比較例1において、プライマ
ーAをプライマーCに変更して、実施例1と同様の評価
をおこなった。この接着方法を接着方法Gとする。
【0047】[比較例4]比較例1において、プライマ
ーAをプライマーDに変更して、実施例1と同様の評価
をおこなった。この接着方法を接着方法Hとする。
【0048】[比較例5]接着面をバフ加工(表面研
磨)した後、アセトン洗浄により削りかすを除去したス
チレンブタジエンゴム(SBR、糊代部のサイズは幅2
0mm×長さ70mm)2枚各々の表面を、塩素化剤溶
液を浸したガーゼで軽く拭き、23℃室温で10分間乾
燥させ、プライマーを塗布せずに、その上に150g
(wet)/m 2の接着剤を刷毛で塗布し、60℃雰囲
気下で5分間乾燥させた後、張り合わせ、ハンドローラ
ーで圧着した。この接着方法を接着方法Iとする。接着
方法Iによって得られた試験片について、実施例1と同
様の評価をおこなった。実施例1〜4、比較例1〜5の
結果を表2、表3に示した。
【0049】
【表2】
【0050】
【表3】
【0051】
【発明の効果】表2〜3より明らかな如く、本発明の接
着方法により得られる接着構造(実施例1〜4)は、従
来の接着構造(比較例1〜5)に比べて高い接着力を示
す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加硫されたエラストマー材に被着材を接
    着する方法において、前記エラストマー材の表面を塩素
    化する工程と、該塩素化されたエラストマー材の表面に
    ポリクロロプレン系ゴムを含有するプライマーを塗布す
    る工程と、該プライマー被覆面にポリクロロプレン系ラ
    テックスと粘着付与樹脂を必須成分とする水系接着剤を
    塗布する工程とを備えていることを特徴とする接着方
    法。
  2. 【請求項2】 前記エラストマー材の表面を塩素化する
    工程が、塩素化イソシアヌル酸によって塩素化すること
    を特徴とする請求項1記載の接着方法。
  3. 【請求項3】 プライマーが、ポリクロロプレン系ゴム
    を有機溶剤中でグラフト共重合させて得られるグラフト
    化ポリクロロプレン系ゴムを含有していることを特徴と
    する請求項1または2記載の接着方法。
  4. 【請求項4】 水系接着剤がポリクロロプレン系ラテッ
    クスと粘着付与樹脂を固形分換算で100質量部対20
    〜100質量部の割合で含有する接着剤であることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の接着方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項記載の接着
    方法によって接着されたことを特徴とする接着構造体。
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