JP2002003518A - 水溶性重合体の製造方法 - Google Patents
水溶性重合体の製造方法Info
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Abstract
高分子量で、水に対する溶解性が高く、しかも未反応単
量体の含有量の低減された水溶性重合体を製造する方法
を提供すること。 【解決手段】 ビニル系単量体の水溶液を用いて光重合
するに当たって、光重合開始剤として10時間半減期温
度が90℃以下のアゾ化合物を用いて、第1段目で0.
5〜7W/m2の照射強度で光照射した後、更に第2段
目以降で第1段目よりも高い照射強度で且つ70,00
0J/m2以上の積算光量で光照射する方法。
Description
方法に関する。より詳細には、本発明はビニル系単量体
の水溶液に光を照射して水溶性重合体を製造する方法で
あり、本発明の製造方法によると、高分子量で且つ水へ
の溶解性が良好であり、しかも未反応単量体(残存モノ
マー)の含有量の低減された水溶性重合体を、効率良く
円滑に製造することができる。本発明により得られる水
溶性重合体は、前記した特性を活かして、高分子凝集剤
をはじめとして種々の用途に有効に使用することができ
る。
水溶性重合体を製造することが従来から広く行われてい
る。特に、高分子量の水溶性重合体は凝集能に優れてい
ることから、各種の廃水を凝集処理するための高分子凝
集剤として広く用いられており、その他にも増粘剤、製
紙用サイズ剤、紙力増強剤、濾過促進剤、繊維改質剤、
染色助剤などの用途にも使用されている。しかしなが
ら、光重合により生成した水溶性重合体では未反応単量
体の含有量が高くなり易い。水溶性重合体中に未反応単
量体が多く含まれると、例えば廃水処理用の高分子凝集
剤として使用した場合に、凝集処理後の廃水中に未反応
単量体が多く含まれるようになり、環境汚染などの点で
問題を生ずる。また、未反応単量体の含有量の多い水溶
性重合体を他の用途に用いた場合にも、安全性やその他
の点で望ましくない結果が生ずることが多く、かかる点
から未反応単量体の含有量の少ない水溶性重合体が求め
られてきた。
(以下単に水溶性重合体ということがある)中の未反応
単量体の含有量を低減する方法としては、(i)光重合
開始剤としてベンジルジメチルケタールを用いて光照射
を行って水溶性重合体を製造する方法(特開昭57−1
15409号公報)、(ii)光重合開始剤としてベンゾ
インアルキルエーテルなどを用いて深さが50mm以下
の容器中で冷却しながら第1段目の光照射を行った後に
冷却を停止し、冷却の停止後所定時間経った後に第2段
目の光照射を行って水溶性重合体を製造する方法(特開
昭63−295604号公報)、(iii)光重合開始剤
としてベンゾインアルキルエーテルなどを用いて深さが
50mm以下の容器中で光照射下に重合してゲル状重合
体を形成させた後に該ゲル状重合体の容器内壁との接触
面に再度光照射を行ってゲル状重合体表面の残存単量体
を重合させる方法(特開昭63−309501号公
報)、(iv)ビニル系単量体の水溶液に多段に光を照射
し第2段目以降の後照射で光強度を漸増しながら重合す
る方法(特開平11−35612号公報)、(v)ビニ
ル系単量体の水溶液に第1段目で特定波長の光を含まな
い光を照射した後、第2段目以降に当該波長を含む光を
照射して水溶性重合体を製造する方法(特開平10−2
79615号公報、特開平10−298215号公報)
などが提案されている。
反応が生じ易く、そのため得られる水溶性重合体の水へ
の溶解性が十分とは言い難く、しかも未反応単量体の含
有量の低減効果の点でも十分に満足のゆくものではな
い。また、前記(ii)および(iii)の方法による場合
は、ある程度の未反応単量体の低減効果はあるものの、
未だ十分ではなく、しかも高重合度の水溶性重合体が得
られにくいという問題がある。そして、前記(iv)の方
法は第2段目以降の後照射で光強度を漸増しながら重合
を行う必要があり、そのため装置および操作が複雑にな
り望ましくない。また、前記(v)の方法では、第1段
目の光照射に当たって特定波長の光を除くためのフィル
ターが必要であり、そのため装置が複雑になると共に光
エネルギーが無駄になり、効率の良い方法ではない。し
かも、この(v)の方法による場合は、フィルターが光
エネルギーの吸収によって極度に加熱され、場合によっ
ては火災の危険があるため望ましくない。
いてビニル系単量体を光重合する方法が従来から知られ
ている(特公昭53−22544号公報、特公昭57−
19121号公報など)。しかしながら、アゾ化合物を
用いるそのような従来法による場合は、高分子量の水溶
性重合体が得られにくいため、その水溶性重合体は凝集
剤などの用途で満足のゆくものではない。さらに、ベン
ゾイン、ベンゾインアルキルエーテル、ベンジル、ベン
ゾフェノン、アンスラキノンなどの光重合開始剤および
アゾ化合物からなる光重合開始剤を含有するカチオン性
(メタ)アクリレート系モノマーまたはそれと他のビニ
ルモノマーとの混合物の水溶液を3〜18mmの厚さで
可動式ベルト上に供給し、特定の波長および光強度で第
1段目の光照射と第2段目の光照射を行った後に、生成
したゴム状の重合体シートを可動式ベルトから取り出
し、更に光照射し、小さく切断し、乾燥して水溶性重合
体を製造する方法が知られている(特公平4−5768
2号公報、特公平7−10895号公報)。しかしなが
ら、この方法による場合は、架橋反応が生じ易いため
に、得られる水溶性重合体の水への溶解性が十分ではな
く、しかも未反応単量体量の低減の点でも十分に満足の
ゆくものではない。
子量で且つ水への溶解性が良好であり、しかも未反応単
量体の含有量の少ない水溶性重合体を効率良く円滑に製
造する方法を提供することである。
本発明者らが検討を重ねた結果、ビニル系単量体の水溶
液に光を照射して水溶性重合体を製造するに当たって、
光重合開始剤として10時間半減期温度が90℃以下で
あるアゾ化合物を特に使用して、特定の照射強度下に第
1段目の光照射を行った後、更に特定の条件下に第2段
目以降の光照射を行うと、高分子量でありながら水溶性
に優れ、しかも未反応単量体の含有量の低減された水溶
性重合体が得られることを見出した。また、本発明者ら
は、前記特定の製法によると、ビニル系単量体の水溶液
の液深を50mm以上として光照射を行った場合にも、
ビニル系単量体の重合が水溶液の全体で十分に行われ
て、高分子量で、水溶性に優れ、しかも未反応単量体の
含有量の低減された前記した水溶性重合体が効率良く円
滑に得られることを見出し、それらの知見に基づいて本
発明を完成した。
液に光を照射して水溶性重合体を製造する方法であっ
て、光重合開始剤として10時間半減期温度が90℃以
下のアゾ化合物を用いて、第1段目で0.5〜7W/m
2の照射強度で光照射した後、更に第2段目以降で第1
段目よりも高い照射強度で且つ70,000J/m2以
上の積算光量で光照射することを特徴とする水溶性重合
体の製造方法である。
達した後に第1段目の光照射を終了して第2段目の光照
射に移行する前記した(1)の水溶性重合体の製造方
法; (3) 重合物の温度が前記アゾ化合物の10時間半減
期温度よりも高い状態で第2段目以降の光照射を行う前
記した(1)または(2)の水溶性重合体の製造方法; (4) 前記ビニル系単量体が、アクリルアミド単独で
あるか、或いはアクリルアミドを10モル%以上の割合
で含むアクリルアミドと他の共重合可能なビニル系単量
体との混合物である前記した(1)〜(3)のいずれか
の水溶性重合体の製造方法;および、 (5) アクリルアミドと他の共重合可能のビニル系単
量体との混合物が、アクリルアミドと共に、ジメチルア
ミノエチル(メタ)アクリレートの4級塩および3級塩
の少なくとも1種を5モル%以上の割合で含有するカチ
オン系単量体混合物である前記した(4)の水溶性重合
体の製造方法;を好ましい態様として包含する。
する。本発明で使用するビニル系単量体は、水溶性で且
つ光重合開始剤の存在下に光照射すると重合し得るビニ
ル系の単量体であればいずれでもよく、例えば、(メ
タ)アクリルアミド、メチロール(メタ)アクリルアミ
ドなどの(メタ)アクリルアミド;ジメチルアミノエチ
ル(メタ)アクリレートなどのジアルキルアミノアルキ
ル(メタ)アクリレート、これらの塩酸塩や硫酸塩など
の3級塩、これらの塩化メチルなどのハロゲン化アルキ
ル付加物および塩化ベンジルなどのハロゲン化アリール
付加物などの4級塩;(メタ)アクリル酸およびこれら
のナトリウム塩などのアルカリ金属塩またはアンモニウ
ム塩;アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸
などのアクリルアミドアルカンスルホン酸およびそのア
ルカリ金属塩またはアンモニウム塩;N−メチル(メ
タ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリ
ルアミド、N−エチル(メタ)アクリルアミド、N,N
−ジエチル(メタ)アクリルアミドなどの(メタ)アク
リルアミドのN置換誘導体;N,N−ジアルキルアミノ
アルキル(メタ)アクリルアミドの塩酸塩や硫酸塩など
の3級塩、これらの塩化メチルなどのハロゲン化アルキ
ル付加物および塩化ベンゾイルなどのハロゲン化アリー
ル付加物などの4級塩;ジメチルジアリルアンモニウム
クロライドなどのジアルキルジアリルアンモニウム塩;
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプ
ロピル(メタ)アクリレートなどのヒドロキシアルキル
(メタ)アクリレートなどを挙げることができる。本発
明では前記したビニル系単量体の1種または2種以上を
用いることができる。
なわない範囲で、前記した水溶性単量体と共に、(メ
タ)アクリロニトリル;(メタ)アクリル酸のメチル、
エチル、プロピルエステルなどの(メタ)アクリル酸エ
ステル;スチレンなどの非水溶性ビニル系単量体の1種
または2種以上を併用してもよい。
リルアミドを単独で用いるか、或いはアクリルアミドを
10モル%以上の割合で含むアクリルアミドと他の共重
合可能なビニル系単量体との混合物(以下「アクリルア
ミド系単量体混合物」という)を用いることが好まし
い。ビニル系単量体としてアクリルアミド系単量体混合
物を用いる場合は、アクリルアミドを10モル%以上の
割合で含み且つN,N−ジアルキルアミノアルキル(メ
タ)アクリレートの4級塩および3級塩の少なくとも1
種を5モル%以上、特に10モル%以上の割合で含む単
量体混合物が好ましく用いられる。その場合のN,N−
ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートの4級
塩および3級塩としては、N,N−ジメチルアミノエチ
ル(メタ)アクリレートの4級塩および3級塩の少なく
とも1種が、凝集性に優れる水溶性重合体が得られる点
から特に好ましく用いられる。前記4級塩および3級塩
は、一般に、塩化メチルなどと反応させて得られる4級
塩、および塩酸塩、硫酸塩、酢酸塩などの3級塩の形態
で用いる。
単量体の濃度は、光重合の円滑な進行、得られる水溶性
重合体の取り扱い性などの点から、20〜90重量%で
あることが好ましく、25〜80重量%であることがよ
り好ましい。
溶液中に、光重合開始剤として10時間半減期温度が9
0℃以下のアゾ化合物[以下これを「アゾ化合物
(A)」ということがある]を存在させて、光重合を行
うことが必要であり、それによって高分子量で、水に対
する溶解性が高く、しかも未反応単量体の含有量の低減
された水溶性重合体を得ることができる。アゾ化合物
(A)を用いずに他の光重合開始剤を用いる場合は、未
反応単量体の含有量の低減された水溶性重合体を得るこ
とができず、しかも光重合開始剤の種類によっては水溶
性重合体の分子量低下や水溶性の低下などを生ずる。
期温度が90℃以下であって且つ光照射によってビニル
系単量体の重合を開始し得るアゾ化合物であればいずれ
も使用できる。本発明で使用するアゾ化合物(A)の具
体例としては、 ・4,4’−アゾビス(4−シアノ吉草酸); ・2,2’−アゾビス[N−(2−カルボキシエチル)
−2−メチルプロピオンアミジン]; ・ジメチル2,2’−アゾビスイソブチレート; ・2,2’−アゾビルイソブチロニトリル; ・2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリ
ル); ・2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトチル); ・1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニ
トリル); ・2,2’−アゾビス{2−メチル−N−[2−(1−
ヒドロキシブチル)]プロピオンアミド}; ・2,2’−アゾビス[2−メチル−N−(2−ヒドロ
キシエチル)プロピオンアミド]; ・2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸
塩; ・2,2’−アゾビス[2−(5−メチル−2−イミダ
ゾリン−2−イル)プロパン]塩酸塩; ・2,2’−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イ
ル)プロパン]塩酸塩; ・2,2’−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イ
ル)プロパン]硫酸塩; ・2,2’−アゾビス[2−(3,4,5,6−テトラ
ヒドロピリミジン−2−イル)プロパン]塩酸塩; ・2,2’−アゾビス{2−[1−(2−ヒドロキシエ
チル)−2−イミダゾリン−2−イル]プロパン}塩酸
塩; ・2,2’−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−
イル)プロパン];などを挙げることができる。
したアゾ化合物を単独で使用してもまたは2種以上を併
用してもよい。そのうちでも、本発明ではアゾ化合物
(A)として、2,2’−アゾビス(2−アミジノプロ
パン)塩酸塩、2,2’−アゾビス[N−(2−カルボ
キシエチル)−2−メチルプロピオンアミジン]および
4,4’−アゾビス(4−シアノ吉草酸)の1種または
2種以上が、未反応単量体の含有量のより低減された水
溶性重合体が得られ、しかも水溶性重合体の分子量が高
くなり且つ水への溶解性が良好であることから好ましく
用いられる。
量体の全重量に基づいて、100〜10,000ppm
であることが好ましく、200〜5,000ppmであ
ることがより好ましく、500〜2,000ppmであ
ることが更に好ましい。
りは、アゾ化合物(A)と共に必要に応じて、他の光重
合開始剤、例えばベンゾフェノン系、ベンゾイン系、ベ
ンゾインアルキルエーテル系、アセトフェノン系、アシ
ルホスフィンオキサイド系などや、光増感剤、例えばト
リエタノールアミン、メチルジエタノールアミン等のア
ミン系光増感剤などの1種または2種を併用してもよ
い。特に、光重合開始剤として、アゾ化合物(A)と共
に1−ベンゾイル−1−ヒドロキシシクロヘキサンなど
の環状アルカノールを有するケトンを併用すると、未反
応単量体の含有量が低減され、しかも高重合度で、水溶
性の高い水溶性重合体を一層円滑に得ることができる。
その場合の環状アルカノールを有するケトンの使用量
は、アゾ化合物(A)の重量に対して、0.5〜30重
量%であることが好ましい。また、本発明では、本発明
の目的を損なわない範囲で、分子量調整剤、水溶性の有
機溶媒、界面活性剤などの他の成分を、必要に応じて使
用してもよい。
以下であるアゾ化合物(A)を光重合開始剤として含む
ビニル系単量体の水溶液に対して、第1段目と第2段目
以降の多段で光を照射してビニル系単量体を重合させ
る。照射する光としては、第1段目および第2段目以降
とも、紫外線および/または可視光線が用いられ、その
うちでも紫外線が好ましく用いられる。光源としては、
ビニル系単量体を光重合させ得る紫外線および/または
可視光線を放出し得るものであればいずれでもよく、例
えば、蛍光ケミカルランプ、蛍光青色ランプ、メタルハ
ライドランプ、高圧水銀ランプなどを使用することがで
きる。
の水溶液に0.5〜7W/m2の照射強度で光を照射し
てビニル系単量体を重合させることが重要である。第1
段目の照射強度が0.5W/m2未満であると、ビニル
系単量体の重合が十分に行われなくなったり、単量体水
溶液の上部と下部で重合度がバラつき均一な物性の水溶
性重合体が得られなくなり、また最終的に得られる水溶
性重合体における未反応単量体の含有量が多くなる。一
方、第1段目の照射強度が7W/m2を超えると、高分
子量の水溶性重合体が得られなくなる。第1段目の照射
強度は、1〜7W/m2であることが好ましく、2〜6
W/m2であることがより好ましい。
溶液の深さは、水溶液の底部まで光が到達して水溶液全
体で重合が円滑に行われるようにするために、一般に、
100mm以下であることが好ましく、20〜65mm
であることがより好ましい。本発明の方法による場合
は、ビニル系単量体の水溶液の液深が50mm以上であ
っても、水溶液中全体でビニル系単量体の重合が円滑に
行われて、目的とする水溶性重合体を効率良く製造する
ことができる。また、第1段目の光照射による重合反応
は、バッチ式で行ってもまたは連続式で行ってもよく、
生産性に優れる点で連続式が好ましい。
ニル系単量体の水溶液の温度を0〜20℃、特に5〜1
5℃の範囲にしておくことが、単量体水溶液の濃度を高
くすることができるうえ、単量体水溶液の突沸を防止で
きる点から好ましい。第1段目の光照射によってビニル
系単量体が重合し、その重合熱によって水溶液の温度は
徐々に上昇する。第1段目の光照射時間は、ビニル系単
量体の水溶液中におけるビニル系単量体の重合率が90
%以上に達する時間が好ましく、95%以上に達する時
間がより好ましく、95〜99.8%に達する時間が特
に好ましい。使用するビニル系単量体の種類などに応じ
て異なり得るが、一般に的には、光照射の開始から10
〜200分経過した時点で90%以上の重合率に達す
る。通常、ビニル系単量体の水溶液の中心部の温度がピ
ーク温度に達すると、ビニル系単量体の重合率は90%
以上となっているので、該中心部の温度がピーク温度に
達した時点またはそれ以後に第1段目の光照射を終了す
るのがよい。例えば、内径300mmの円筒型の重合容
器にビニル系単量体の水溶液を50mmの深さに入れて
光を照射して重合を行う場合は、重合容器の内壁から1
50mmの位置(円の中心)で且つ深さが25mmの地
点が前記した中心部に相当するので、その地点の温度を
測定して、ピーク温度に達した後に第1段目の光照射を
終了する。第1段目の光照射の終了時点には、水溶液中
のビニル系単量体の殆どが重合し、通常含水したゲル状
の重合物が得られる。
て、第2段目以降で第1段目よりも高い照射強度で且つ
70,000J/m2以上の積算光量で光を照射する。
第2段目以降の光照射は、第2段目のみで行っても、或
いは第2段目および3段目、第2段目〜第4段目という
ように多段で行ってもよい。第2段目以降での積算光量
が70,000J/m2未満であると、得られる水溶性
重合体での未反応単量体の含有量が多くなる。第2段目
以降の積算光量は、90,000J/m2以上であるこ
とが好ましく、100,000〜2,000,000J
/m2であることがより好ましい。第2段目以降の積算
光量が2,000,000J/m2を超えると、得られ
る重合体の水への溶解性が低下する場合がある。
溶性重合体での未反応単量体の含有量の低減、水溶性重
合体の高重合度化、生産性などの点から、第1段目の照
射強度よりも高いことが必要であり、一般には、第1段
目の照射強度の1.5倍〜3,000倍とすることが好
ましく、3〜1,000倍とすることがより好ましい。
但し、照射強度があまりに高すぎると、生成した水溶性
重合体の架橋などを生じ易くなるので、第2段目以降の
照射強度は、10,000W/m2以下であることが好
ましい。積算光量(J/m2)は、照射強度(W/m2)
と時間(sec)の積として求められることから、第2
段目以降の光照射時間(sec)は、第2段目以降の積
算光量(J/m2)を第2段目以降の照射強度(W/
m2)で除すことによって求めることができる。
して使用したアゾ化合物(A)の10時間半減期温度よ
りも高い温度で行うことが、未反応単量体の含有量の一
層低減された水溶性重合体が得られる点から好ましい。
第2段目以降の光照射時の温度の制御は、外部からの加
熱によって行っても良いし、または外部から加熱せずに
重合熱による温度上昇を見込んで重合に供するビニル系
単量体の水溶液の初期温度を調整することによって行っ
ても良い。一般的には、第2段目以降の光照射は60〜
100℃の温度で行うことが好ましい。
射とは別の反応器を用いて行ってもよいが、第1段目の
光照射を終了した後に、同じ反応器を用いて第2段目以
降の光照射を継続して行うことが、第2段目以降の光照
射時の温度制御、装置の簡便化、経済性などの点から好
ましい。
照射によって生成した重合物中に含まれる未反応単量体
が重合して、未反応単量体の含有量の低減が行われる。
また、第2段目以降の光照射は、未反応単量体の含有量
の低減の外に、水溶性重合体の高分子量化や、残存光重
合開始剤の分解にも機能する。
重合体は、一般に含水ゲル状を呈している。得られた含
水ゲルはそのままでそれぞれの用途に用いてもよいし、
またはは適当な大きさ(好ましくは1〜5mm程度)に
細断した後に乾燥して用いても良いし、或いはそれを更
に粉砕して粉末状にして用いてもよい。含水ゲルの乾燥
は一般に60〜130℃で行うことが好ましい。これに
より得られる水溶性重合体は、高分子量で且つ水への溶
解性が良好で、しかも未反応単量体の含有量が著しく低
減されている。
合、連続重合方法を採用することが好ましい。連続重合
方法としては、種々の方法が採用でき、そのうちでも、
気密室内に設置された液溜め部を有する連続ベルトと、
気密室上部に固定された光源からなる装置を使用する方
法が好ましく採用される。具体的には、連続ベルトの一
方より、単量体水溶液を目的の深さを維持するように連
続的に供給する。この場合、気密室内には、酸素による
単量体の重合阻害を防止するため、窒素などの不活性ガ
スを連続的に供給することが好ましい。当該ベルトは単
量体水溶液と共に連続的に移動し、固定された光源の下
に単量体水溶液が供給される。単量体水溶液は、当該光
源から照射される光により重合される。この方法におい
ては、光源として、第1段目の照射強度を満足する区間
と、第2段目の照射強度および積算光量を満足する区間
を設けて実施する。それにより得られる重合体シート
は、常法に従い切断、粉砕、乾燥されて粉末製品とな
る。
は、各種の廃水を凝集処理するための高分子凝集剤、増
粘剤、製紙用サイズ剤、紙力増強剤、濾過促進剤、繊維
改質剤、染色助剤、その他の種々の用途に有効に用いる
ことができ、高分子凝集剤として特に適している。
的に説明するが、本発明は以下の実施例に何ら限定され
ない。以下の例において、各例で得られた水溶性重合体
の0.5%塩粘度(mPa・s)、不溶解分(ml)お
よび未反応単量体の含有量は、以下の方法で求めた。
の実施例または比較例で得られた水溶性重合体を、4重
量%塩化ナトリウム水溶液に溶解して0.5重量%濃度
の重合体水溶液を調製し、B型粘度計にて25℃で60
rpmの条件で撹拌し、撹拌を開始して5分後の粘度を
測定した。
または比較例で得られた水溶性重合体をイオン交換水に
溶解して0.1重量%濃度の重合体水溶液400mlを
調製し、この水溶液の全量を直径20cm、83メッシ
ュの篩で濾過した後、篩の上に残った不溶解物を集め
て、その容量(ml)を測定した。
以下の実施例または比較例で得られた水溶性重合体2.
0gを80/20(容量比)のアセトン/水混合溶媒2
0ml中に入れて、25℃で16時間放置して抽出を行
った。抽出後の上澄み液を採取して、ガスクロマトグラ
フィーにて未反応単量体量を測定して、水溶性重合体に
対する未反応単量体の含有量(重量%)を求めた。
ノエチルアクリレートのメチルクロライドによる4級化
塩10モル%からなる単量体混合物に、全重量850g
および単量体濃度32重量%となるように蒸留水を加え
た。これを内径146mmの円筒型ガラス容器(反応
器)に仕込み、塩酸にてpHを4.0に調整した後、水
溶液の温度を10℃に保ちながら30分間窒素バブリン
グを行って、単量体の水溶液を調製した。このときの液
深は55mmであった。 (2) 上記(1)の単量体の水溶液に、単量体純分に
対する重量基準で、光重合開始剤として2,2’−アゾ
ビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩(10時間半減期
温度=56℃)1800ppmおよび1−ベンゾイル−
1−ヒドロキシシクロヘキサン30ppmを添加して、
さらに2分間窒素バブリングを行った。尚、単量体水溶
液中心部には、熱電対を設置し、単量体水溶液又は重合
体の温度をモニタリングした。 (3) 次いで、第1段目の光照射として、反応器の上
方から、10Wケミカルランプ(株式会社東芝製「FL
10BL」)4本を点灯して、4.2W/m2の照射強
度で20分間光照射した(積算光量=5,040J/m
2)。第1段目の光照射を開始すると、単量体水溶液中
の温度が急激に上昇し始め、10分後にはピーク温度
(95℃)に達した。その後、除々に温度が低下し、2
0分後には90℃となった。引き続いて第2段目の光照
射として、400Wブラックライト(株式会社東芝製
「H400BL−L」)を用いて、300W/m2の照
射強度で30分間光照射して(第2段目の積算光量=5
40,000J/m2)、含水ゲル状の重合物を得た。
第2段目の光照射時における重合体温度は、光照射開始
時には90℃で、光照射終了時には75℃であった。 (4) 上記(3)で得られた含水ゲル状の重合物を粒
径3mm程度の粒状に細断した後、熱風乾燥機にて80
℃で5時間乾燥し、それを粉砕して粉末状の水溶性重合
体を製造した。 (5) 上記(4)で得られた水溶性重合体の0.5%
塩粘度、不溶解分および未反応単量体の含有量を上記し
た方法で求めたところ、下記の表1に示すとおりであっ
た。
下記の表1で示す条件で行った以外は実施例1と同様に
して水溶性重合体を製造し、それにより得られた水溶性
重合体の0.5%塩粘度、不溶解分および未反応単量体
の含有量を上記した方法で求めたところ、下記の表1に
示すとおりであった。
−アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩(10時間
半減期温度=56℃)のみを2100ppmの割合で使
用した以外は、実施例3と同様にして水溶性重合体を製
造し、それにより得られた水溶性重合体の0.5%塩粘
度、不溶解分および未反応単量体の含有量を上記した方
法で求めたところ、下記の表1に示すとおりであった。
目の光照射を行った後、第2段目の光照射を行わずに無
点灯の状態で30分間放置して含水ゲル状の重合物を得
た以外は実施例1と同様にして粉末状の水溶性重合体を
製造した。それにより得られた水溶性重合体の0.5%
塩粘度、不溶解分および未反応単量体の含有量を上記し
た方法で求めたところ、下記の表2に示すとおりであっ
た。
2で示す条件で行った以外は実施例1と同様にして水溶
性重合体を製造し、それにより得られた水溶性重合体の
0.5%塩粘度、不溶解分および未反応単量体の含有量
を上記した方法で求めたところ、下記の表2に示すとお
りであった。
−アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩(10時間
半減期温度=56℃)1800ppmと1−ベンゾイル
−1−ヒドロキシシクロヘキサン30ppmを使用する
代わりに、1−ベンゾイル−1−ヒドロキシシクロヘキ
サンのみを240ppmの割合で使用した以外は、実施
例3と同様にして水溶性重合体を製造し、それにより得
られた水溶性重合体の0.5%塩粘度、不溶解分および
未反応単量体の含有量を上記した方法で求めたところ、
下記の表2に示すとおりであった。
−アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩(10時間
半減期温度=56℃)1800ppmと1−ベンゾイル
−1−ヒドロキシシクロヘキサン30ppmを使用する
代わりに、ベンゾインエチルエーテルを240ppmの
割合で使用した以外は、実施例3と同様にして水溶性重
合体を製造し、それにより得られた水溶性重合体の0.
5%塩粘度、不溶解分および未反応単量体の含有量を上
記した方法で求めたところ、下記の表2に示すとおりで
あった。
重合開始剤として10時間半減期温度が90℃以下のア
ゾ化合物を用いて、第1段目で0.5〜7W/m2の範
囲内の照射強度で光照射した後、更に第2段目で第1段
目よりも高い照射強度で且つ70,000J/m2以上
の積算光量で光照射して水溶性重合体を製造した実施例
1〜3では、得られた水溶性重合体の0.5%塩粘度が
高くて高分子量であること、不溶解分が無くて水への溶
解性に優れていること、しかも未反応単量体の含有量が
0.10重量%以下と低くて未反応単量体の含有量が大
幅に低減されていることがわかる。一方、上記の表2の
比較例1の結果から、第1段目の光照射のみを行って第
2段目の光照射を行わなかった比較例1では、得られた
水溶性重合体の未反応単量体の含有量が0.61重量%
であって極めて多いことがわかる。また、上記の表2の
比較例2の結果から、第2段目の光照射における積算光
量が15,000J/m2であって本発明で規定するよ
りも低い比較例2では、得られた水溶性重合体の未反応
単量体の含有量が0.25重量%であって実施例1〜4
に比べて大幅に多いことがわかる。
光重合開始剤としてアゾ化合物(A)(10時間半減期
温度が90℃以下のアゾ化合物)を用いずに1−ベンゾ
イル−1−ヒドロキシシクロヘキサンのみを用いた比較
例3では、得られた水溶性重合体の未反応単量体の含有
量が0.21重量%であって実施例1〜4に比べて大幅
に多いことがわかる。そして、上記の表2の比較例4の
結果から、光重合開始剤としてアゾ化合物(A)(10
時間半減期温度が90℃以下のアゾ化合物)を用いずに
ベンゾインエチルエーテルを用いた比較例4では、得ら
れた水溶性重合体の0.5%塩粘度が62mPa・sと
低くて低分子量であること、不溶解分が80mlもあっ
て水への溶解性に劣っていること、さらに未反応単量体
の含有量が0.35重量%であって実施例1〜4に比べ
て大幅に多いことがわかる。
で、且つ水に対する溶解性に優れ、しかも未反応単量体
(残存モノマー)の含有量の大幅に低減された水溶性重
合体を、ビニルモノマーの水溶液を用いる光重合によっ
て円滑に製造することができる。そして、本発明の方法
による場合は、ビニル系単量体の水溶液の液深を50m
m以上として光照射を行った場合にも、ビニル系単量体
の重合が水溶液全体で十分に行われて、前記した優れた
特性を有する水溶性重合体を効率良く製造することがで
きる。本発明の方法により得られる水溶性重合体は、前
記した優れた特性を活かして、各種の廃水を凝集処理す
るための高分子凝集剤、増粘剤、製紙用サイズ剤、紙力
増強剤、濾過促進剤、繊維改質剤、染色助剤、その他の
種々の用途に有効に用いることができる。
Claims (5)
- 【請求項1】 光重合開始剤を含有するビニル系単量体
の水溶液に光を照射して水溶性重合体を製造する方法で
あって、光重合開始剤として10時間半減期温度が90
℃以下のアゾ化合物を用いて、第1段目で0.5〜7W
/m2の照射強度で光照射した後、更に第2段目以降で
第1段目よりも高い照射強度で且つ70,000J/m
2以上の積算光量で光照射することを特徴とする水溶性
重合体の製造方法。 - 【請求項2】 生成した重合物の中心部の温度がピーク
温度に達した後に第1段目の光照射を終了して第2段目
の光照射に移行する請求項1に記載の水溶性重合体の製
造方法。 - 【請求項3】 重合物の温度が前記アゾ化合物の10時
間半減期温度よりも高い状態で第2段目以降の光照射を
行う請求項1または2に記載の水溶性重合体の製造方
法。 - 【請求項4】 前記ビニル系単量体が、アクリルアミド
単独であるか、或いはアクリルアミドを10モル%以上
の割合で含むアクリルアミドと他の共重合可能なビニル
系単量体との混合物である請求項1〜3のいずれか1項
に記載の水溶性重合体の製造方法。 - 【請求項5】 アクリルアミドと他の共重合可能のビニ
ル系単量体との混合物が、アクリルアミドと共に、ジメ
チルアミノエチル(メタ)アクリレートの4級塩および
3級塩の少なくとも1種を5モル%以上の割合で含有す
るカチオン系単量体混合物である請求項4に記載の水溶
性重合体の製造方法。
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JP2001120624A JP4449247B2 (ja) | 2000-04-21 | 2001-04-19 | 水溶性重合体の製造方法 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008528740A (ja) * | 2005-01-28 | 2008-07-31 | シュトックハウゼン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 水溶性または水で膨潤可能なポリマー、特に低い残留モノマー含量を有する、アクリルアミドおよび少なくとも1種のイオン性コモノマーからなる水溶性または水で膨潤可能なコポリマー |
JP2010519371A (ja) * | 2007-02-23 | 2010-06-03 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | 連続ベルト式反応器上での超吸収性ポリマーの製造 |
JP2011148907A (ja) * | 2010-01-21 | 2011-08-04 | Nippon Shokubai Co Ltd | 紫外線照射装置、ベルト重合機及び重合体の製造方法 |
-
2001
- 2001-04-19 JP JP2001120624A patent/JP4449247B2/ja not_active Expired - Lifetime
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