JP2002001817A - 光硬化式管路内面補修用シート及び光硬化式管路内面補修方法 - Google Patents

光硬化式管路内面補修用シート及び光硬化式管路内面補修方法

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JP2002001817A
JP2002001817A JP2000184964A JP2000184964A JP2002001817A JP 2002001817 A JP2002001817 A JP 2002001817A JP 2000184964 A JP2000184964 A JP 2000184964A JP 2000184964 A JP2000184964 A JP 2000184964A JP 2002001817 A JP2002001817 A JP 2002001817A
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pipe
repair
resin
sheet
light
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Mitsuharu Tezuka
光晴 手塚
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Original Assignee
Mitsubishi Kagaku Sanshi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】取り扱い性に優れ、現場での手間の掛かる調製
作業が省略でき且つ完全硬化迄の時間を短縮できる様に
改良された光硬化式管路内面補修用シートを提供する。 【解決手段】繊維強化材および/または充填材と、不飽
和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂および/また
はウレタン(メタ)アクリレート樹脂と、250〜70
0nmの波長で活性な重合開始剤とを含有する半硬化シ
ートから成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光硬化式管路内面
補修用シート及び光硬化式管路内面補修方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、外面からの点検修理が困難な
小口径の水道管やその他の地中管路の管路内の補修方法
に光硬化樹脂を含浸した補修材を使用した方法は、光硬
化式管路内面補修方法として公知である。
【0003】例えば、特開平11−294684号公報
には、「管路内の破損箇所の樹脂被覆を行う樹脂被覆式
管内面補修作業に際し、加圧空気の供給により拡大して
その周面が管路内面に圧着させ得るゴム管体を装備し管
路内を移動自在である管路内壁補修具を使用し、前記管
路内壁補修具のゴム管体の外周面に補修材を取付けたの
ち、管路内を自走・牽引により管路内の破損箇所へ前記
管路内壁補修具を移動させ、ゴム管体に加圧空気を供給
してゴム管体を膨張させて、補修材の外周面を破損箇所
の管路内壁に圧接させて、補修材を所望の補修箇所の管
路内壁に圧接させたのち、補修材を所望の補修箇所の管
路内壁に圧接させた状態で硬化させて、樹脂被覆式管内
面補修作業を完了する樹脂被覆式管内面補修方法」の改
良方法が提案されている。
【0004】すなわち、特開平11−294684号公
報に記載の技術は、上記の補修材が光開始剤を含む光硬
化樹脂を含浸した繊維で構成した光硬化補修剤であり、
上記の硬化が管路内壁補修具の内部に装備された光線照
射装置から管路内壁補修具の周面のゴム管体を通して光
硬化開始用光線を光硬化補修剤に照射することによって
行なわれる樹脂被覆式管内面補修方法の改良に関する
が、光硬化補修材としては、光硬化樹脂とガラス繊維か
ら成る未硬化のシート材料が使用されている。
【0005】しかしながら、未硬化の光硬化補修材は、
取り扱いが困難であるばかりか、現場での調製、例え
ば、ガラス繊維への光硬化樹脂の含浸操作などに手間が
掛かり、また、完全硬化までに長時間要する等の欠点が
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実情に
鑑みなされたものであり、その目的は、上記の従来技術
の問題を一挙に解決し、取り扱い性に優れ、現場での手
間の掛かる調製作業が省略でき且つ完全硬化迄の時間を
短縮できる様に改良された光硬化式管路内面補修用シー
トを提供することにある。そして、本発明の他の目的
は、光硬化補修材として上記のシートを使用した工業的
に有利な光硬化式管路内面補修方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の第1
の要旨は、繊維強化材および/または充填材と、不飽和
ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂および/または
ウレタンアクリレート樹脂と、250〜700nmの波
長で活性な重合開始剤とを含有する半硬化シートから成
ることを特徴とする光硬化式管路内面補修用シートに存
する。
【0008】そして、本発明の第2の要旨は、管路内の
破損箇所の樹脂被覆を行う樹脂被覆式管内面補修作業に
際し、加圧空気の供給により拡大してその周面が管路内
面に圧着させ得るゴム管体を装備し管路内を移動自在で
ある管路内壁補修具を使用し、前記管路内壁補修具のゴ
ム管体の外周面に補修材を取付けたのち、管路内を自走
・牽引により管路内の破損箇所へ前記管路内壁補修具を
移動させ、ゴム管体に加圧空気を供給してゴム管体を膨
張させて、補修材の外周面を破損箇所の管路内壁に圧接
させて、補修材を所望の補修箇所の管路内壁に圧接させ
たのち、補修材を所望の補修箇所の管路内壁に圧接させ
た状態で硬化させて、樹脂被覆式管内面補修作業を完了
する樹脂被覆式管内面補修方法であって、上記の補修材
が光開始剤を含む光硬化樹脂を含浸した繊維で構成した
光硬化補修剤であり、上記の硬化が管路内壁補修具の内
部に装備された光線照射装置から管路内壁補修具の周面
のゴム管体を通して光硬化開始用光線を光硬化補修剤に
照射することによって行なわれる樹脂被覆式管内面補修
方法において、上記補修材として、前記のシートを使用
することを特徴とする光硬化式管路内面補修方法に存す
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
先ず、本発明の光硬化式管路内面補修用シート(以下シ
ートと略記する)について説明する。本発明のシート
は、光硬化式管路内面補修に使用され、この点について
は後述する。
【0010】本発明のシートは、(A)繊維強化材およ
び/または充填材と、(B)不飽和ポリエステル樹脂、
ビニルエステル樹脂および/またはウレタンアクリレー
ト樹脂と、(C)250〜700nmの波長で活性な重
合開始剤とを含有する半硬化シートから成ることを特徴
とする。
【0011】上記の繊維強化材としては、炭素繊維、ア
ルミナ繊維、ガラス繊維などの無機繊維が好適に使用さ
れるが、ポリエステル繊維などの有機繊維であっても
く、無機繊維と有機繊維との積層体であってもよい。特
に、ガラス繊維とポリエステル繊維の積層体は好適であ
る。一方、上記の充填材としては、炭酸カルシウム、タ
ルク、クレー、ガラス粉、シリカ、水酸化アルミニウ
ム、硫酸バリウム、酸化チタン等の無機充填材が好適に
使用される。
【0012】上記の不飽和ポリエステル樹脂としては、
例えば、活性不飽和結合を有していないジカルボン酸と
活性不飽和結合を有しているジカルボン酸とアルコール
成分とから得られる公知の不飽和ポリエステル樹脂が使
用される。そして、活性不飽和結合を有していないジカ
ルボン酸としては、無水フタル酸、イソフタル酸、テレ
フタル酸、テトラヒドロフタル酸、アジピン酸、セバチ
ン酸などが挙げられ、活性不飽和結合を有しているジカ
ルボン酸としては、フマル酸、無水マレイン酸、マレイ
ン酸、イタコン酸などが挙げられ、アルコール成分とし
ては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジ
エチレングリコール、ジプロピレングリコール、1,2
−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,5−
ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、2−メ
チル−1,3−プロパンジオール、2,2−ジメチル−
1,3−プロパンジオール、シクロヘキサン−1,4−
ジメチタノール、ビスフェノールAのエチレンオキサイ
ド付加物、ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付
加物などの多価アルコールが挙げられる。
【0013】上記のビニルエステル樹脂としては、エポ
キシ樹脂とアクリル酸またはメタクリル酸を成分として
得られるエポキシ(メタ)アクリレート、飽和ジカルボ
ン酸および/または不飽和ジカルボン酸と多価アルコー
ルから得られる末端カルボキシル基のポリエステルに
α、β−不飽和カルボンエステル基を含有するエポキシ
化合物を反応させて得られるポリエステル(メタ)アク
リレートが代表的である。
【0014】原料のエポキシ樹脂としては、ビスフェノ
ールAジグリシジルエーテル及びその高分子量同族体、
ノボラック型ポリグリシジルエーテル類などが挙げられ
る。原料の飽和ジカルボン酸および多価アルコールとし
ては、不飽和ポリエステルの場合に列記したのと同様の
化合物がせ挙げられる。一方、α、β−不飽和カルボン
酸エステル基を含有するエポキシ化合物としては、グリ
シジルメタクリレートが代表例として挙げられる。
【0015】上記のウレタン(メタ)アクリレート樹脂
としては、ポリオール成分(ポリエステルポリオール、
ポリエーテルポリオール等)と、ジイソシアネート成分
と、ヒドロキシ基含有(メタ)アクリル酸エステルモノ
マー成分とから得られる公知のものを制限なく使用する
ことが出来る。
【0016】本発明に使用される可視光あるいは近赤外
光領域に感光性を有する光重合開始剤としては、一般式
(1)で表される陽イオン色素と、一般式(2)で表さ
れる4級ホウ素系化合物とを組み合わせた光重合開始剤
が好ましい。
【0017】
【化1】
【0018】一般式(1)中、D+ は可視光あるいは近
赤外光領域に感光性を有するメチン、ポリメチン、キサ
ンテン、オキサジン、チアジン、アリールメタン、ピリ
リウム系色素陽イオンであり、A- は各種の陰イオンを
示す。
【0019】
【化2】
【0020】一般式(2)中、Z+ は任意の陽イオンを
示し、R1 、R2 、R3 及びR4 は、それぞれ独立し
て、アルキル基、アリール基、アラルキル基、アルケニ
ル基、アルキニル基、シリル基、複素環基またはハロゲ
ン原子を示す。
【0021】ここで、一般式(2)のR1 、R2 、R3
及びR4 において、アルキル基、アリール基、アラルキ
ル基、アルケニル基、アルキニル基、シリル基、複素環
基は、任意の置換基を有していてもよい。斯かる置換基
の具体例としては、メチル基、エチル基、n−プロピル
基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル
基、イソブチル基、tert−ブチル基、n−オクチル
基、n−ドデシル基、シクロペンチル基、シクロヘキシ
ル基、フェニル基、トリル基、キシリル基、アニシル
基、ビフェニル基、ナフチル基、ベンジル基、フェネチ
ル基、ジフェニルメチル基、メトキシ基、エトキシ基、
n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ
基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基、メチ
レンジオキシ基、エチレンジオキシ基、フェノキシ基、
ナフトキシ基、ベンジロキシ基、メチルチオ基、フェニ
ルチオ基、2−フリル基、2−チエニル基、2−ピリジ
ル基、フルオロ基などが挙げられる。
【0022】一般式(2)における4級有機ホウ素アニ
オンの具体例としては、n−ブチルトリフェニルボレー
ト、n−オクチルトリフェニルボレート、n−ドデシル
トリフェニルボレート、、sec−ブチルトリフェニル
ボレート、tert−ブチルトリフェニルボレート、ベ
ンジルトリフェニルボレート、n−ブチルトリ(p−ア
ニシル)ボレート、n−オクチルトリ(p−アニシル)
ボレート、n−ドデシルトリ(p−アニシル)ボレー
ト、n−ブチルトリ(p−トリル)ボレート、n−ブチ
ルトリ(o−トリル)ボレート、n−ブチルトリ(4−
tert−ブチルフェニル)ボレート、n−ブチルトリ
(4−フルオロ−2−メチルフェニル)ボレート、n−
ブチルトリ(4−フルオロフェニル)ボレート、n−ブ
チルトリナフチルボレート、トリフェニルシリルトリフ
ェニルボレート、トリメチルシリルトリフェニルボレー
ト、テトラ−n−ブチルボレート、ジ−n−ブチルジフ
ェニルボレート、テトラベンジルボレート等が挙げられ
るが、安定性および硬化性のバランスの観点から、R1
がアルキル基、R2 、R3 及びR4 がアリール基の構造
を有するホウ素アニオンが好適である。
【0023】また、一般式(2)における陽イオン「Z
+ 」の例としては、可視光あるいは近赤外光領域に感光
性を有さない4級アンモニウム陽イオン、4級ピリジニ
ウム陽イオン、4級キノリニウム陽イオン、ジアゾニウ
ム陽イオン、テトラゾリウム陽イオン、スルホニウム陽
イオン、オキソスルホニウム陽イオン、ナトリウム、カ
リウム、リチウム、マグネシウム、カルシウム等の金属
陽イオン、フラビリウム、ピラニウム塩などの酸素原子
上に陽イオン電荷を持つ(有機)化合物、トロピリウ
ム、シクロプロピリウム等の炭素陽イオン、ヨードニウ
ム等のハロゲニウム陽イオン、ひ素、コバルト、パラジ
ウム、クロム、チタン、スズ、アンチモン等の金属化合
物の陽イオン等が挙げられる。
【0024】上記の4級有機ホウ素化合物と可視光ある
いは近赤外光領域に感光波長を有するカチオン色素とを
組み合わせることにより、感光領域の波長の光照射を受
けた色素が励起され、4級有機ホウ素化合物と電子授受
を行うことで色素が消色すると共にラジカルが発生し、
共存する重合性不飽和化合物の重合反応を開始する。こ
の重合反応では、従来の紫外線重合反応などと異なり、
ラジカルの発生をコントロールし易く、樹脂中の不飽和
基の一部をラジカル重合したところで容易に反応を停止
できる。また、可視光あるいは近赤外光領域の長波長を
使用するため、充填材や顔料など添加された系でも容易
に反応を進めることが出来る。
【0025】上記の陽イオン色素と4級ホウ素系化合物
との組み合わせの例は、特開平3−111402号公
報、特開平3−179003号公報、特開平4−146
905号公報、特開平4−261405号公報、特開平
4−261406号公報、特開平5−194619号公
報などに詳細な記載がある。陽イオン色素の中でも好ま
しくはポリメチン系化合物であるシアニン系、スチリル
系化合物およびアリールメタン系化合物であるトリアリ
ールメタン系化合物が使用される。
【0026】一般式(1)で表される陽イオン色素の
[A- ]は、p−トルエンスルホネートイオン、有機カ
ルボキシレートイオン、パークロレートイオン、ハライ
ドイオン等の任意の陰イオンであるが、一般式(3)で
表される4級ホウ素陰イオンが特に好ましい。
【0027】
【化3】
【0028】一般式(3)中、R5 、R6 、R7 及びR
8 は、それぞれ独立して、アルキル基、アリール基、ア
シル基、アラルキル基、アルケニル基、アルキニル基、
シリル基、複素環基またはハロゲン原子を示す。
【0029】上記の4級有機ホウ素化合物と近赤外光あ
るいは可視光吸収性陽イオン色素化合物との組成比(重
量比)は、通常1/5〜1/0.05、好ましくは1/
1〜1/0.1である。4級有機ホウ素化合物と陽イオ
ン色素との組成比(重量比)は、色素の消色反応および
ラジカル発生効率の観点から、1/1以上にすることが
好ましい。
【0030】可視光領域に感光性を有する可視光重合開
始剤としては、例えば、山岡など「表面」、27
(7)、548(1989)、佐藤など「第3回ポリマ
ー材料フォーラム要旨集」、IBP18(1994)に
記載の、カンファーキノン、ベンジル、トリメチルベン
ゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド、メチルチオ
キサントン、ジシクロペンタジエニルチタニウム−ジ
(ペンタフルオロフェニル)等の単独の可視光重合開始
剤の他、有機過酸化物/色素系、ジフェニルヨードニウ
ム塩/色素、イミダゾール/ケト化合物、ヘキサアリー
ルビイミダゾール化合物/水素供与性化合物、メルカプ
トベンゾチアゾール/チオピリリウム塩、金属アレーン
/シアニン色素など、特公昭45−37377号公報に
記載のヘキサアリールビイミダゾール/ラジカル発生剤
などの公知の複合開始剤系などを挙げることが出来る。
【0031】また、紫外光領域から可視光領域まで感光
性を有する公知のビス(2,6−ジメトキシベンゾイ
ル)−2,4,4−トリメチルペンチルホスフィンオキ
サイド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−
メチルフォスフィンオキサイド、2,4,6−トリメチ
ルベンゾイル−ジフェニルホスフィンオキサイド、2,
6−ジメトキシベンゾイル−ジフェニルホスフィンオキ
サイド等のアシルホスフィンオキサイド系化合物を使用
することも出来る。
【0032】例えば、「ocur1173」:チバスペ
シャリティーケミカルズ(株)製)とビス(2,6−ジ
メトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチルペンチ
ルホスフィンオキサイド(チバ・スペシャルティ−・ケ
ミカルズ(株)製)を75/25(重量比)の割合で混
合した商品名「イルガキュア1700」(チバ・スペシ
ャルティ−・ケミカルズ(株)製)、1−ヒドロキシ−
シクロヘキシル−フェニルケトン(商品名「イルガキュ
ア184」:チバ・スペシャルティ−・ケミカルズ
(株)製)とビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−
2,4,4−トリメチルペンチルフォスフィンオキサイ
ド(チバ・スペシャルティ−・ケミカルズ(株)製)を
75%/25%の割合で混合した商品名「イルガキュア
1800」(チバ・スペシャルティ−・ケミカルズ
(株)製)、50%/50%の割合で混合した商品名
「イルガキュア1850」(チバ・スペシャルティ−・
ケミカルズ(株)製)、ビス(2,4,6−トリメチル
ベンゾイル)−フェニルホスフィンオキサイド(商品名
「イルガキュア819」)、2,4,6−トリメチルベ
ンゾイル−ジフェニルホスフィンオキサイド(商品名
「Lucirin TPO」、 BASF(株)製)、2
−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1
−オン(商品名:「Darocur1173」、チバ・
スペシャルティ−・ケミカルズ(株)製)と「Luci
rin TPO」を50/50(重量比)の割合で混合
した商品名「Darocur4265」等がある。
【0033】可視光重合開始剤としては、380〜78
0nmの波長域に感光性を有する光重合開始剤であれば
よく、それらを組み合わせて使用してもよい。可視光領
域光重合開始剤の使用量は、樹脂など100重量部に対
し、通常0.01〜20重量部、好ましくは0.05〜
15重量部である。光重合開始剤の使用量が0.01部
未満では重合が不十分になり易く、また、20重量部を
超える量では経済的に不利な上、硬化物の物性低下など
が起こる。
【0034】紫外光領域から近赤外光領域で感光波長域
を異にする少なくとも2種の光重合開始剤の使用量は、
樹脂など100重量部に対し、通常0.01〜20重量
部、好ましくは0.05〜15重量部である。光重合開
始剤組成物の使用量が0.01部未満では増粘反応や増
粘後の重合が不十分になり易く、また、20重量部を超
える量では硬化物の強度が不足する。半硬化に必要な光
重合開始剤としてBステージ化(プリプレグ化)反応用
の光重合開始剤と本硬化に必要な光重合開始剤とを併用
する場合、その組成比(重量比)は、通常1/50〜5
0/1、好ましくは1/10〜10/1である。
【0035】本発明のシートは、前記の各成分(A)〜
(C)から夫々に選択された1種以上を使用して製造さ
れるが、各成分の配合方法には制限されず、例えば、必
要な成分を混合する方法、成分(A)中の繊維強化材の
シート等(フィルム、織布、不織布など)に他の成分を
含浸させる方法、その他の任意の配合方法を採用するこ
とが出来る。
【0036】各成分の配合割合は、特に制限されない
が、本発明のシート中の成分(A)の割合は、通常20
〜70重量%、好ましくは30〜50重量%で且つは通
常800〜4000g/m2、好ましくは1000〜2
000g/m2とされる。一方、成分(C)の割合は、
成分(B)100重量部に対し、通常0.01〜20重
量部、好ましくは0.05〜16重量部とされる。
【0037】通常、上記の各成分の配合においては、混
練性および含浸性を高め、得られるシートの硬度、強
度、耐薬品性、耐水性を向上させる観点から、反応性希
釈剤が併用される。
【0038】上記の反応性希釈剤としては、スチレンが
代表的であるが、それ以外には、α−メチルスチレン、
p−メチルスチレン、クロロスチレン等の芳香族モノマ
ー、メチルメタクリレート、イソブチル(メタ)アクリ
レート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ジシクロ
ペンテニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル
オキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−
3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒ
ドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ
プロピル(メタ)アクリレート、ポリオキシエチレン
(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリレートモノマ
ー、N,N−ジメチルアクリルアミド、N,N−ジエチ
ルアクリルアミド、N−アクリロイルモルホリン等のN
−置換アクリルアミド等が挙げられる。反応性希釈剤の
使用量は、上記の目的を勘案して適宜選択される。
【0039】本発明のシートは、250〜700nmの
波長で活性な重合開始剤の作用を利用して硬化される
が、完全硬化ではなく半硬化させることが必要である。
半硬化程度は、空中で半硬化シートを垂直に1分間保持
した際に樹脂の液滴がシートから落下しない程度以上で
あるがバーコール硬度を測定した際にその値が3以下と
なる範囲とするのが好ましい。
【0040】上記の様な半硬化状態は、波長500〜1
200nmの光を含んだ光源を使用し、シート表面上に
おいて波長300〜400nmの光を含んだ光線が20
0μW/cm2以下の照度になる様に光線を0.5〜5
分間照射することによって容易に達成することが出来
る。
【0041】本発明のシートは、例えば、特開平11−
294684号に記載された様に、外面からの点検修理
が困難な小口径の水道管やその他の地中管路の管路内の
補修(光硬化式管路内面補修)に使用され、そして、上
記の半硬化状態であるとの特徴により、取り扱い性に優
れ、現場での手間の掛かる調製作業が省略でき且つ完全
硬化迄の時間を短縮でき、しかも、貯蔵安定性にも富む
という各種の利点を有する。なお、上記の光硬化式管路
内面補修方法の詳細は後述する。
【0042】次に、本発明の光硬化式管路内面補修方法
について説明する。本発明の方法は、「管路内の破損箇
所の樹脂被覆を行う樹脂被覆式管内面補修作業に際し、
加圧空気の供給により拡大してその周面が管路内面に圧
着させ得るゴム管体を装備し管路内を移動自在である管
路内壁補修具を使用し、前記管路内壁補修具のゴム管体
の外周面に補修材を取付けたのち、管路内を自走・牽引
により管路内の破損箇所へ前記管路内壁補修具を移動さ
せ、ゴム管体に加圧空気を供給してゴム管体を膨張させ
て、補修材の外周面を破損箇所の管路内壁に圧接させ
て、補修材を所望の補修箇所の管路内壁に圧接させたの
ち、補修材を所望の補修箇所の管路内壁に圧接させた状
態で硬化させて、樹脂被覆式管内面補修作業を完了する
樹脂被覆式管内面補修方法であって、上記の補修材が光
開始剤を含む光硬化樹脂を含浸した繊維で構成した光硬
化補修剤であり、上記の硬化が管路内壁補修具の内部に
装備された光線照射装置から管路内壁補修具の周面のゴ
ム管体を通して光硬化開始用光線を光硬化補修剤に照射
することによって行なわれる樹脂被覆式管内面補修方
法」の改良であり、上記補修材として、前述の本発明の
半硬化シートから成る光硬化式管路内面補修用シートを
使用することを特徴とする。
【0043】上記の樹脂被覆式管内面補修方法それ自体
は、前述の通り、例えば、特開平11−294684号
公報に記載されて公知である。従って、本発明の方法
は、補修材として、本発明の半硬化シートから成る光硬
化式管路内面補修用シートを使用する点を除き、例え
ば、特開平11−294684号公報に記載の発明に従
って行なうことが出来る。
【0044】上記の公開公報に記載された発明は、「前
記管路内壁補修具の内部に、樹脂被覆式管内面補修作業
に際してのテレビカメラの照明用光線その他の照明用光
線の波長と異なる波長領域とする、近赤外光および可視
光のうちの特定波長の光硬化開始用光線を照射する硬化
開始用光線照射装置を装備して、管路内壁補修具の周面
のゴム管体を通して光硬化開始用光線を照射し、前記管
路内壁補修具のゴム管体を、光透過性のある材質として
近赤外光および可視光線のうちの少なくとも光硬化開始
用光線の透過を可能とし、ゴム管体の外周面に取付ける
補修材を、近赤外光および可視光線のうちの特定波長の
前記光硬化開始用光線に作用する光開始剤を含む光硬化
樹脂を含浸した繊維で構成した光硬化補修剤とし、ゴム
管体に加圧空気を供給してゴム管体を膨張させてゴム管
体の外周面を破損箇所の管路内壁に圧接させ所望の補修
箇所の管路内壁に圧接させた光硬化補修材に、前記管路
内壁補修具内の硬化開始用光線照射装置よりゴム管体を
透過した近赤外光および可視光線のうちの前記特定波長
の光硬化開始用光線を照射することで、補修箇所の管路
内壁に圧接させた光硬化補修材を光硬化させて、樹脂被
覆式管内面補修作業を完了するとともに、テレビカメラ
の照明用光線その他の照明用光線では、光硬化補修材が
光硬化作用を生じないことで、管路内に挿入した管路内
壁補修具に装備した光硬化補修材は管路内照明では光硬
化を開始しないことを特徴とする光硬化式管路内面補修
方法」である。
【0045】本発明の方法おいては、上記の公開公報の
図1〜8に記載の管路内補修治具を使用することが可能
である。
【0046】しかしながら、本発明の方法においては、
管路内壁補修具の周面のゴム管体の構成材料として、透
過度が25%以上で且つ厚さが2〜12mmのものを使
用するのが好ましい。
【0047】また、本発明の方法においては、管路内壁
補修具の内部に装備させる硬化開始用光線照射装置とし
ては、その光源が300〜500nmの波長を中心とす
る波長領域のものを使用し、そして、光源と補修材との
距離が2〜15cmとなる様に調整するのが好ましい。
なお、前記の公開公報に記載の発明では、光硬化開始用
光線照射蛍光灯(例えば図7中の符号102)としてU
字管が使用されているが、本発明の方法においては、通
常のI字管を使用することも出来る。
【0048】また、本発明の方法においては、ゴム管体
の内部中央に光反射機能を有する円柱部材を配置するの
が好ましい。
【0049】そして、本発明の方法においては、管路内
壁補修具の周面のゴム管体を通して補修材に、補修材表
面上において、波長300〜400nmの光線が800
μW/cm2以上で且つ360〜500nmの光線が1
00μW/cm2以上の照度になる様に光線を照射する
のが好ましい。
【0050】本発明の方法によれば、取り扱い性に優
れ、現場での手間の掛かる調製作業が省略でき且つ完全
硬化迄の時間を短縮でき、しかも、貯蔵安定性にも富む
という各種の利点を有する、本発明の光硬化式管路内面
補修用シートを使用したことにより、工業的に有利に光
硬化式管路内面補修を行なうことが出来る。
【0051】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。なお、以下の諸例で使
用した材料および評価方法は次の通りである。
【0052】<材料> (1)光硬化性樹脂:ビスフェノールA型ビニルエステ
ル樹脂100重量部に対して、半硬化皿るために必要な
光重合開始剤として、1,1,5,5−テトラキス(p
−ジフェニルアミノフェニル)−2,4−ペンタジエニ
ル・トリフェニル−n−ブチルボレート0.1重量部
と、テトラ−n−ブチルアンモニウム・トリフェニル−
n−ブチルボレート0.5重量部と、2,2’−ビス
(2−クロロフェニル)−4,4’5,5’−テトラフ
ェニル−1,2’ビイミダゾール0.5重量部と、2−
メルカプトベンゾチアゾール0.5重量部とを組み合わ
せた光重合開始剤、および、本硬化させるために必要な
紫外光から可視光領域まで感光性を有するアシルフォス
フィンオキサイド系化合物系重合開始剤1.0重量部を
添加して調製された光硬化性樹脂。この光硬化性樹脂の
感光波長は、上記の重合開始剤の組合せにより、200
〜700nmである。
【0053】
【表1】
【0054】
【表2】
【0055】実施例1 <光硬化式管路内面補修用シートの製造>繊維強化材
(a)及び(c)にそれぞれ光硬化性樹脂を含浸させた
後、両者を重ねて2層積層体となし、更に、2層積層体
同士を重ねて厚さが2.0mmの4層積層体(a/c/
a/c)を得た。次いで、380〜1200nmの波長
の光を含む光源であるAL−スポットライト(ALF−
10)1Kw(アールディエ(株)製)に500nm以
下の波長の光をカットするカットフィルターを併用し、
50cmの距離上記の4層積層体に3分間照射して光硬
化性樹脂を半硬化した後、縦40cm、横85cmの寸
法に切断し、光硬化式管路内面補修用シートとした。硬
化条件の詳細、得られたシートのガラス含量(g/cm
3)及びVf(%)、物性評価の結果を表3に示す。
【0056】<管路内壁補修具>装備されるゴム管体
(直径20cm)の構成材料が厚さ5mmのシリコーン
製ゴム(透過度45%)であり、管路内壁補修具の内部
に装備された光線照射装置の光源が波長420nmの付
近にビークを持つ3本の蛍光灯(I字管)であり且つ装
備される前のゴム管体の円周部より2cmの相当位置に
等間隔で配置されている点を除き、特開平11−294
698号公報に記載されたものと同様の構成を備えた管
路内壁補修具を使用した。
【0057】<光硬化式管路内面補修方法>直径25c
mの下水管に対して、下水管と下水管を直線上に2cm
の間隔をあけて並べる。そして、、一カ所より水の注入
が出来る穴(φ1cm)及び管をつけたプラスチックで
下水管の接続部を覆って2つの下水管を一体化させる。
更に、その接続部に0.7気圧の水圧が掛かる様に水を
流し込む。この状態の下水管内に対し、次の要領で光硬
化式管路内面補修を施した。
【0058】先ず、管路内壁補修具に装備されたゴム管
体に補修材として前記の光硬化式管路内面補修用シート
を取付ける。次いで、管路内を自走・牽引により管路内
の破損箇所へ前記管路内壁補修具を移動させ、ゴム管体
に加圧空気を供給してゴム管体を膨張させて、補修材の
外周面を破損箇所の管路内壁に圧接させて、補修材を所
望の補修箇所の管路内壁に圧接させたのち、補修材を所
望の補修箇所の管路内壁に圧接させた状態で硬化させ
て、管路内壁補修具の内部に装備された光線照射装置か
ら管路内壁補修具の周面のゴム管体を通して光硬化開始
用光線を補修材に照射する。空気圧は1〜1.5気圧と
し、照射時間は20分とした。
【0059】以上の結果、ゴム管体内部の蛍光灯から補
修材までの距離は最大でも9cmになり、ゴム管体の表
面のどこで測定しても300〜400nmの照度が100
0μW/cm2以上、400〜500nmの照度が200μW/c
m2になった。そして、15分の照射時間で15分で補修
材が硬化し、その間の止水、硬化完了、ゴム管体取り外
し後の止水が充分行われた。
【0060】実施例2及び3並びに比較例1 実施例1において、表3に示す様に、光硬化式管路内面
補修用シートの製造条件を変更した以外は、実施例1と
同様の管路内壁補修具を使用して同様に光硬化式管路内
面補修を施した。得られたシートのガラス含量(g/c
2)及びVf(%)、物性測定の結果、管路内面補修
硬化条件およびその結果を表3に示す。
【0061】
【表3】
【0062】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、取り扱い
性に優れ、現場での手間の掛かる調製作業が省略でき且
つ完全硬化迄の時間を短縮できる様に改良された光硬化
式管路内面補修用シート、および、工業的に有利な光硬
化式管路内面補修方法が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09K 3/10 C09K 3/10 R F16L 55/16 F16L 55/16 // B29K 105:06 B29K 105:06 B29L 23:00 B29L 23:00 C08L 67:06 C08L 67:06 Fターム(参考) 3H025 EA01 EB01 EC06 ED02 EE05 4F072 AA01 AA05 AA07 AA09 AB09 AD08 AD09 AD38 AD55 AG03 AG14 AH02 AH22 AJ22 AK05 AK20 AL03 4F211 AD16 AD19 AG03 AG08 AH43 SA13 SC03 SD04 SD11 SD23 SN04 SP13 4H017 AA04 AA20 AB01 AB03 AB13 AC08 AD06 AE02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維強化材および/または充填材と、不
    飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂および/ま
    たはウレタン(メタ)アクリレート樹脂と、250〜7
    00nmの波長で活性な重合開始剤とを含有する半硬化
    シートから成ることを特徴とする光硬化式管路内面補修
    用シート。
  2. 【請求項2】 半硬化シート中の繊維強化材繊維がガラ
    ス繊維であり、その含有量が20〜70重量%で且つ8
    00〜4000g/m2である請求項1に記載のシー
    ト。
  3. 【請求項3】 半硬化シートの硬化程度が、空中で半硬
    化シートを垂直に1分間保持した際に樹脂の液滴がシー
    トから落下しない程度以上であるがバーコール硬度を測
    定した際にその値が3以下となる範囲である請求項1又
    は2に記載のシート。
  4. 【請求項4】 半硬化シートが、波長500〜1200
    nmの光を含んだ光源を使用し、シート表面上において
    波長300〜400nmの光を含んだ光線が200μW
    /cm2以下の照度になる様に光線を0.5〜5分間照
    射することにより得られたものである請求項1〜3の何
    れかに記載のシート。
  5. 【請求項5】 管路内の破損箇所の樹脂被覆を行う樹脂
    被覆式管内面補修作業に際し、加圧空気の供給により拡
    大してその周面が管路内面に圧着させ得るゴム管体を装
    備し管路内を移動自在である管路内壁補修具を使用し、
    前記管路内壁補修具のゴム管体の外周面に補修材を取付
    けたのち、管路内を自走・牽引により管路内の破損箇所
    へ前記管路内壁補修具を移動させ、ゴム管体に加圧空気
    を供給してゴム管体を膨張させて、補修材の外周面を破
    損箇所の管路内壁に圧接させて、補修材を所望の補修箇
    所の管路内壁に圧接させたのち、補修材を所望の補修箇
    所の管路内壁に圧接させた状態で硬化させて、樹脂被覆
    式管内面補修作業を完了する樹脂被覆式管内面補修方法
    であって、上記の補修材が光開始剤を含む光硬化樹脂を
    含浸した繊維で構成した光硬化補修剤であり、上記の硬
    化が管路内壁補修具の内部に装備された光線照射装置か
    ら管路内壁補修具の周面のゴム管体を通して光硬化開始
    用光線を光硬化補修剤に照射することによって行なわれ
    る樹脂被覆式管内面補修方法において、上記の光硬化補
    修材として請求項1〜4の何れかに記載のシートを使用
    を使用することを特徴とする樹脂被覆式管内面補修方
    法。
  6. 【請求項6】 ゴム管体の構成材料として、透過度が2
    5%以上で且つ厚さが2〜12mmのものを使用する請
    求5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 光線照射装置の光源が300〜500n
    mの波長を中心とする波長領域であり、光源と補修材と
    の距離が2〜15cmである請求項5又は6に記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 ゴム管体の内部中央に光反射機能を有す
    る円柱部材を配置する請求項5〜7の何れかに記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 管路内壁補修具の内部に、光線照射装置
    を装備させ、管路内壁補修具の周面のゴム管体を通して
    補修材に、補修材表面上において、波長300〜400
    nmの光線が800μW/cm2以上で且つ360〜5
    00nmの光線が100μW/cm2以上の照度になる
    様に光線を照射する請求項5〜8の何れかに記載の方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008195745A (ja) * 2007-02-08 2008-08-28 Shimizu Corp 光硬化型プリプレグ
JP2010069795A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Anan Denki Kk 部材の補修用シートと部材の補修方法

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