JP2001527262A - パイプラインメモリコマンドを処理するための方法およびシステム - Google Patents

パイプラインメモリコマンドを処理するための方法およびシステム

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JP2001527262A
JP2001527262A JP2000525881A JP2000525881A JP2001527262A JP 2001527262 A JP2001527262 A JP 2001527262A JP 2000525881 A JP2000525881 A JP 2000525881A JP 2000525881 A JP2000525881 A JP 2000525881A JP 2001527262 A JP2001527262 A JP 2001527262A
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    • G11C7/1015Read-write modes for single port memories, i.e. having either a random port or a serial port
    • G11C7/1039Read-write modes for single port memories, i.e. having either a random port or a serial port using pipelining techniques, i.e. using latches between functional memory parts, e.g. row/column decoders, I/O buffers, sense amplifiers

Abstract

(57)【要約】 パケット型メモリデバイスにおいてパイプラインコマンドパケットを処理する方法および装置。コマンドパケットは、初めに、複数のコマンドユニットの1つに格納され、続いてコマンドが、実行のために、共通のコマンドプロセッサに接続される。コマンドユニットはそれぞれ、コマンドパケットを格納するラッチ、カウンタ、および開始コマンド生成器を含む。このカウンタは、コマンドがメモリデバイス内のある位置で受け取られるタイミングに対応するカウントでプリロードされる。カウンタは、コマンドパケットと共に受け取られたフラグビットに応答してカウンティングを開始する。開始コマンド生成器は、カウンタのカウントを受け取り、そして、コマンドのタイプ(例えば「読み出し」または「書き込み」)ならびにメモリデバイスの動作を制御するために使用されるクロック信号の速度に基づいて異なるカウントをデコードする。開始コマンド生成器は、カウントをデコードする場合、印加されたコマンドパケットのコマンドビットをラッチし、開始コマンド信号を生成する。したがって、開始コマンド信号は、フラッグ信号の後に、メモリコマンドのタイプに対応する遅延およびクロック速度によって生成される。ラッチされたコマンドビットおよび開始コマンド信号がコマンドプロセッサおよびステートマシンに与えられ、コマンドプロセッサは、シーケンサを用いてパイプライン方式でコマンドを実行し、ステートマシンは、ラッチされたコマンドビットから共通の信号を生成する。使用される特定のタイミング信号は、コマンドビットおよびクロック速度に対応するメモリ動作のタイプの関数である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、コンピュータシステムに用いられるメモリデバイスに関し、より詳
細にはメモリコマンドのパイプライン処理のための方法および装置に関する。
【0002】 (発明の背景) 従来のコンピュータシステムは、伝統的にプロセッサに対する命令を格納する
読み出し専用メモリ(ROM)およびプロセッサがデータを書き込み得たり読み
出し得たりするシステムメモリを含む様々なメモリデバイスに結合されたプロセ
ッサ(図示せず)を含む。またプロセッサは、一般的にスタティックランダムア
クセスメモリ(SRAM)である外部キャッシュメモリとも通信する。またプロ
セッサは、入力デバイス、出力デバイス、およびデータ格納デバイスとも通信す
る。
【0003】 プロセッサは、一般的に比較的高速で動作する。少なくとも200MHzのク
ロック速度で動作するPentium(登録商標)およびPentium Pr
o(登録商標)マイクロプロセッサなどのプロセッサが現在入手可能である。し
かしながら、既存のコンピュータシステムの残りの要素は、SRAMキャッシュ
は例外として、プロセッサの速度で動作することができない。この理由により、
システムメモリデバイスならびに入力デバイス、出力デバイス、およびデータ格
納デバイスは、プロセッサバスに直接結合されない。代わりに、システムメモリ
デバイスは、一般的にメモリコントローラ、バスブリッジ、または同様のデバイ
スを介してプロセッサバスに結合され、入力デバイス、出力デバイス、およびデ
ータ格納デバイスは、バスブリッジを介してプロセッサバスに結合される。メモ
リコントローラは、システムメモリデバイスがより低いクロック周波数で動作す
ることを可能にする。この周波数は、プロセッサのクロック周波数よりも実質的
に低い。同様に、バスブリッジは、入力デバイス、出力デバイス、およびデータ
格納デバイスが実質的により低い周波数で動作することを可能にする。現在では
、例えば、200MHzクロック周波数を有するプロセッサが、66MHzクロ
ック周波数を有するマザーボードに搭載され得、システムメモリデバイスおよび
他の要素を制御する。
【0004】 システムメモリへのアクセスは、プロセッサにとって頻繁に行う動作である。
例えば200MHzのプロセッサが、例えば66MHzで動作するシステムメモ
リデバイスに対してデータを読み出したり書き込んだりするために要する時間は
、プロセッサが動作を遂行できる速度を大幅に遅らせる。従って、システムメモ
リデバイスの動作速度を向上することに多大な努力が傾注されてきた。
【0005】 システムメモリデバイスは、一般的にダイナミックランダムアクセスメモリ(
DRAM)である。当初、DRAMは非同期的であり、従って、マザーボードの
クロック速度でも動作しなかった。実際、非同期的DRAMへのアクセスは、し
ばしば待機状態を発生することを要し、DRAMがメモリ転送を完了するまでプ
ロセッサを停止した。しかしながら、非同期的DRAMの動作速度は、各メモリ
アクセスのためにDRAMにアドレスが供給される必要のないバーストおよびペ
ージモードDRAMなどの革新を通じてうまく向上された。より最近では、同期
ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)が開発され、マザーボード
のクロック速度でのデータのパイプライン転送が可能になった。しかしながら、
SDRAMでも現在入手可能なプロセッサのクロック速度での動作は不可能であ
る。従って、SDRAMは、プロセッサバスには直接接続できず、代わりにメモ
リコントローラ、バスブリッジ、または同様のデバイスを介してプロセッサバス
にインターフェイスしなければならない。プロセッサの動作速度とSDRAMの
動作速度との格差は、システムメモリへのアクセスを必要とする動作をプロセッ
サが完了し得る速度を引き続き制限している。
【0006】 この動作速度格差の解決法が「SyncLink」として知られるコンピュー
タアーキテクチャの形で提案されてきた。SyncLinkアーキテクチャでは
、システムメモリが、プロセッサバスを直接介して、またはメモリコントローラ
を介してプロセッサに結合され得る。SyncLinkメモリデバイスは、シス
テムメモリに別個のアドレスおよび制御信号を提供することを要するよりもむし
ろ、制御およびアドレス情報の両方を含むコマンドパケットを受け取る。Syn
cLinkメモリデバイスは、次にプロセッサバスのデータバス部分に直接結合
されたデータバス上のデータを出力するか、または受け取る。
【0007】 SyncLinkアーキテクチャを用いたコンピュータシステム10の例を図
1に示す。コンピュータシステム10は、3つのパケット化されたダイナミック
ランダムアクセスメモリ、またはSyncLinkDRAM(「SLDRAM」
)デバイス16a〜cに結合されたプロセッサバス14を有するプロセッサ12
を含む。またコンピュータシステム10は、バスブリッジ22、および工業規格
アーキテクチャ(「ISA」)バスまたは周辺コンポーネント相互接続(「PC
I」)バスなどの拡張バス24を介してプロセッサ12に結合されたキーボード
またはマウスなどの1つ以上の入力装置20も含む。入力装置20は、オペレー
タまたは電子装置がコンピュータシステム10にデータを入力することを可能に
する。1つ以上の出力装置30が、プロセッサ12に接続され、プロセッサ12
により生成されるデータを表示または出力する。出力装置30は、拡張バス24
、バスブリッジ22、およびプロセッサバス14を介してプロセッサ12に結合
される。出力装置24の例は、プリンタおよびビデオ表示ユニットを含む。1つ
以上のデータ格納デバイス38が、プロセッサバス14、バスブリッジ22、お
よび拡張バス24を介してプロセッサ12に結合され、格納媒体(図示せず)に
データを格納したり、格納媒体からデータを検索したりする。格納デバイス38
および格納媒体の例は、固定ディスクドライブ、フロッピーディスクドライブ、
テープカセット、およびコンパクトディスク読み出し専用メモリドライブを含む
【0008】 動作において、プロセッサ12は、制御およびアドレス情報の両方を含むコマ
ンドパケットをメモリデバイス16a〜cに送ることにより、プロセッサバス1
4を介してメモリデバイス16a〜cと通信する。データは、プロセッサバス1
4のデータバス部分を介して、プロセッサ12とメモリデバイス16a〜cとの
間で結合される。すべてのメモリデバイス16a〜cがプロセッサバス14の同
一のコンダクタに結合されるが、一度に1つのメモリデバイス16a〜cしかデ
ータを読み出したり書き込んだりしないので、プロセッサバス14上でのバスの
競合が避けられる。独自の識別子を有するバスブリッジ22上では、それぞれの
メモリデバイス16a〜cによるバスの競合は避けられ、コマンドパケットがこ
れらの要素の1つのみを選択する識別コードを含む。
【0009】 SyncLinkパケット化DRAMのための典型的なコマンドパケットを図
2に示す。このコマンドパケットは、それぞれ10ビットのデータを含む4パケ
ットワードにより形成される。第1のパケットワードW1は、コマンドパケット の意図する受け手であるパケット化DRAM16a〜cを識別する7ビットのデ
ータを含む。以下に説明するように、パケット化DRAMのそれぞれは、第1の
パケットワードW1の7IDビットと比較される独自のIDコードを供給される 。従って、すべてのパケット化DRAM16a〜cがコマンドパケットを受け取
るが、第1のパケットワードW1の7IDビットに合致するIDコードを有する パケット化DRAM16a〜cが、唯一コマンドパケットに応答する。
【0010】 第1のパケットワードW1の残りの3ビットおよび第2のパケットワードW2
3ビットは、ともに6ビットのコマンドを含む。典型的なコマンドは、メモリセ
ルのページまたはバンクにアクセスするなど、様々なモードで読み出されたり書
き込まれたりする。第2のパケットワードW2の残りの7ビット、ならびに第3 および第4のパケットワードW3およびW4は、メモリ転送または多重ビットメモ
リ転送の開始のためのバンク、行、および列アドレスを特定する20ビットのア
ドレスを含む。実施形態の1つでは、この20ビットアドレスが、3ビットのバ
ンクアドレス、10ビットの行アドレス、および7ビットの列アドレスに分割さ
れる。
【0011】 図2に示すコマンドパケットは、4パケットワードで構成されており、それぞ
れが最高10ビットを含んでいるが、コマンドパケットは、より少ない、または
より多い数のパケットワードを含み得、各パケットワードが、より少ない、また
はより多い数のビットを含み得る。
【0012】 また、コンピュータシステム10は、簡略化の目的で図1から省略している他
の数々の要素および信号線をもまた含む。例えば、以下に説明するように、メモ
リデバイス16a〜cはマスタクロック信号も受け取り、内部タイミング信号、
メモリデバイス16に出入りするデータクロック信号クロッキングデータ、およ
びコマンドパケットの開始を意味するフラッグ信号を供給する。
【0013】 メモリデバイス16を、ブロック図の形で図3に示す。メモリデバイス16の
それぞれは、マスタクロック信号42を受け取り、メモリデバイス16内の様々
な動作のタイミングを制御する他の多数のクロックおよびタイミング信号を生成
するクロックデバイダおよび遅延回路40を含む。また、メモリデバイス16は
、内部クロックCLK信号、コマンドバス50上のコマンドパケットCA0−C
A9、および線52上のフラッグ信号を受け取るコマンドバッファ46およびア
ドレスキャプチャ回路48も含む。上に説明するように、コマンドパケットは、
それぞれのメモリ転送に対する制御およびアドレス情報を含み、フラッグ信号は
、コマンドパケットの開始を識別する。コマンドバッファ46は、バス50から
コマンドパケットを受け取り、コマンドパケットの少なくとも一部を、IDレジ
スタ56からの識別データと比較し、コマンドパケットがメモリデバイス16a
または他のメモリデバイス16b、cに関係するかどうかを判定する。コマンド
がメモリデバイス16aに関係するとコマンドバッファ46が判定した場合、コ
マンドバッファ46は、次にコマンドデコーダおよびシーケンサ60にコマンド
を供給する。コマンドデコーダおよびシーケンサ60は、多数の内部クロック信
号を生成し、コマンドに対応するメモリ転送の間、メモリデバイス16aの動作
を制御する。
【0014】 アドレスキャプチャ回路48は、コマンドバス50からコマンドパケットも受
け取り、コマンド内のアドレス情報に対応する20ビットアドレスを出力する。
このアドレスは、バス66に対応する3ビットバンクアドレス、バス68に対応
する11ビット行アドレス、およびバス70に対応する6ビット列アドレスを生
成するアドレスシーケンサ64に供給される。
【0015】 従来のDRAMの問題の1つは、DRAMアレイ内の回路を予備荷電し、平衡
化するのに要する時間に起因する比較的遅い速度である。図3に示すパケット化
されたDRAM16aは、複数のメモリバンク80(この場合、8つのメモリバ
ンク80a〜h)を用いることにより、この問題を大きく回避している。1つの
バンク80aからメモリが読み出されたあと、残りのバンク80b〜hがアクセ
スされる間に、バンク80aが予備荷電される。メモリバンク80a〜hのそれ
ぞれは、それぞれの行ラッチ/デコーダ/ドライバ82a〜hから行アドレスを
受け取る。すべての行ラッチ/デコーダ/ドライバ82a〜hがプリデコーダ8
4から同一の行アドレスを受け取ると、次に、プリデコーダ84は、行アドレス
レジスタ86またはリフレッシュカウンタ88のいずれかから、マルチプレクサ
90により判定される行アドレスを受け取る。しかしながら、バンクアドレスレ
ジスタ96からのバンクデータの関数としてのバンク制御論理94により判定さ
れる任意の一時点において、行ラッチ/デコーダ/ドライバ82a〜hの1つの
みしかアクティブではない。
【0016】 バス70上の列アドレスは、列ラッチ/デコーダ100に与えられ、次に、列
ラッチ/デコーダ100は、I/Oゲーティング回路102にI/Oゲーティン
グ信号を供給する。I/Oゲーティング回路102は、センスアンプ104を介
してメモリバンク80a〜hの列にインターフェイスする。メモリバンク80a
〜hに対するデータは、センスアンプ104およびI/Oゲーティング回路10
2を介して読み出しデータ通路110および書き込みデータ通路112を含むデ
ータ通路サブシステム108に対して結合される。読み出しデータ通路110は
、I/Oゲーティング回路102からデータを受け取り格納する読み出しラッチ
120を含む。図2に示すメモリデバイス16aでは、64ビットのデータが読
み出しラッチ120に与えられ格納される。読み出しラッチは、次に4つの16
ビットデータワードをマルチプレクサ122に供給する。マルチプレクサ122
は、続いてそれぞれの16ビットデータワードを読み出しFIFOバッファ12
4に与える。連続する16ビットデータワードは、FIFOバッファ124を介
して、プログラム可能遅延回路126による内部クロックからのクロック信号に
よりクロッキングされる。FIFOバッファ124は、続いてドライバ回路12
8に16ビットワードおよび2つのクロック信号(クロック信号および積分クロ
ック信号)をドライバ回路128に与え、ドライバ回路128は、続いて16ビ
ットデータワードを、プロセッサバス14の一部を形成するデータバス130に
与える。また、ドライバ回路128は、クロックバス132にクロック信号を与
え、これにより、データバス130上のデータを読み出すプロセッサ12のよう
な装置が、データと同期化され得る。
【0017】 書き込みデータ通路112は、データバス130に結合されたレシーババッフ
ァ140を含む。レシーババッファ140は、データバス130からの16ビッ
トデータを4つの入力レジスタ142に連続的に与える。入力レジスタ142の
それぞれは、クロック生成回路144からの信号により選択的にイネーブルされ
る。従って、入力レジスタ142は、4つの16ビットデータワードを連続的に
格納し、それらを組み合わせて、書き込みFIFOバッファ148に与えられる
64ビットデータワードにする。書き込みFIFOバッファ148は、クロック
生成回路144および内部書き込みクロックWCLKからの信号によりクロッキ
ングされ、続いて64ビットデータワードを書き込みラッチおよびドライバ15
0に与える。書き込みラッチおよびドライバ150は、I/Oゲーティング回路
102およびセンスアンプ104を介して、メモリバンク80a〜hの1つに6
4ビットデータワードを与える。
【0018】 上述のように、SyncLinkアーキテクチャの重要な目標は、プロセッサ
とメモリデバイスとの間のデータ転送がかなりの高速で起こるのを可能にするこ
とである。しかしながら、図3に示すパケット化されたDRAMを含め、パケッ
ト化されたDRAMの動作速度は、メモリデバイス16aに与えられるコマンド
パケットの受け取りおよび処理に要する時間により制限される。より詳細には、
コマンドパケットが受け取られ格納されなければならないだけでなく、広範な信
号を生成するために復号されて用いられなければならない。しかしながら、メモ
リデバイス16aがかなりの高速で動作するためには、対応する高速でメモリデ
バイス16aにコマンドパケットが与えられなければならない。メモリデバイス
16aの動作速度が増大するにつれ、コマンドパケットは、コマンドバッファ4
6がコマンドパケットを処理し得る速度を超え得る速度でメモリデバイス16a
に供給される。
【0019】 上述の説明は、パケット化されたDRAMにおけるより速いコマンドバッファ
の必要に関するが、同様の問題は、制御および他の信号を高速で処理しなければ
ならない非同期DRAMおよび同期DRAMなど他のメモリデバイスにもある。
【0020】 (発明の要旨) 本発明の1つの局面によると、メモリデバイスコマンド生成器は、メモリコマ
ンド、行アドレス、および列アドレスを示すコマンドパケットを受け取る。この
コマンド生成器は、複数のコマンドユニットを含む。コマンドユニットの各々は
、イネーブルされた場合に、コマンドユニットによって受け取られたコマンドパ
ケットの複数のコマンドビットを格納し、その後、格納されたコマンドビットを
出力する。コマンドユニットの各々に結合されたコマンドユニットセレクタは、
コマンドユニットのうちいずれのコマンドユニットがコマンドビットを格納する
のにビジーであるかを判定し、ビジーでないコマンドユニットの1つをイネーブ
ルする。コマンドユニットの各々に結合されたコマンドプロセッサは、イネーブ
ルされたコマンドユニットから出力されたコマンドビットを受け取り、それに応
答して、このコマンドビットを処理して、少なくとも1つのコマンド信号を生成
する。コマンドプロセッサは、好適には、コマンドユニットのうちのイネーブル
された1つのコマンドユニットから受け取る開始コマンド信号に応答してタイミ
ング信号のシーケンスを生成するシーケンサを含む。コマンドプロセッサは、ま
た、コマンドユニットからコマンドビットを受け取り、シーケンサからタイミン
グ信号のシーケンスを受け取るように接続された、コマンド信号生成器を含む。
コマンド信号生成器は、複数のタイミング信号のうちの1つに応答して、コマン
ドビットに対応するコマンド信号を生成する。このコマンド信号を生成するのに
用いられるタイミング信号は、コマンド生成器を含むメモリデバイスの動作を制
御するクロック信号の周波数の関数である。コマンドユニットの各々は、好適に
は、カウンタおよび開始コマンド信号を生成する開始コマンド生成器を含む。カ
ウンタは、クロック信号に応答して、第1のカウントから最終カウントまでカウ
ントを行い、このカウンティングは、コマンドユニットによって受け取られたコ
マンドパケットに関連するタイミング信号に応答して開始される。開始コマンド
生成器は、格納されたコマンドビットおよび/またはクロック信号の周波数によ
って示されたコマンドの性質の関数であるカウンタの複数のそれぞれのカウント
の1つにおいて、開始コマンド信号を生成する。開始コマンド信号は、コマンド
ユニットの各々に結合されたコマンドプロセッサに、コマンドビットを処理させ
て、コマンド信号を生成する。
【0021】 (発明の詳細な説明) 本発明によるコマンドバッファ200の1つの実施形態を図4に示す。コマン
ドバッファ200は、図3におけるコマンドバッファ46の代わりに用いられ得
、これにより得られるメモリデバイスは、図1に示すコンピュータシステムにお
いて用いられ得る。図4を参照すると、複数のパケットワードを含むコマンドパ
ケットCAが、コマンドデータバス204を介して、シフトレジスタ202に印
加される。バス204の幅Mはシフトレジスタ202のサイズに対応し、コマン
ドパケット内のパケットワードの数Nはシフトレジスタ202の段の数の約数で
ある整数に対応する。図4に示す実施形態において、シフトレジスタ202はコ
マンドパケットの段の半数の段を有する。即ち、パケットワードが4つあるので
、シフトレジスタ202は2つのシフト段を有する。従って、シフトレジスタ2
02は、クロック信号CLKに応答して、2つの10ビットパケットワードから
なる2つの群を連続して受け取る。4ワードコマンドパケットの開始と同時に、
フラッグ信号が、シフトレジスタ202と共にCLK信号によってクロックされ
る制御回路205に印加される。
【0022】 2つのパケットワードがシフトレジスタ202にシフトされた後、制御回路2
05は、第1の記憶レジスタ206に印加されるLOAD1信号を生成する。そ
の後、第1の記憶レジスタ206は、シフトレジスタ202から最初の2つのパ
ケットワードをロードする。さらに2つのパケットワードがシフトレジスタ20
2にシフトされた後、制御回路205は、第2の記憶レジスタ208に印加され
るLOAD2信号を生成する。その後、第2の記憶レジスタ208は、シフトレ
ジスタ202から残りの2つのパケットワードをロードする。その後、第1およ
び第2のレジスタ206および208は、コマンドバス220上に40ビットの
コマンドワードCOMMANDを集合的に出力する。
【0023】 コマンドバッファ200は、また、ライン222上でCHPSEL信号を選択
的に生成するコンパレータ214を含む。以下に説明するように、CHPSEL
信号は、アクティブハイである場合、コマンドバッファ200を含むメモリデバ
イスに、コマンドバス220上の1つ以上のCOMMAND信号に対応する複数
の関数のうちの1つを行わせる。
【0024】 図4に示す実施形態において、2つの10ビットのコマンドワードからなる2
つの組がシフトレジスタ202にシフトされるが、第1および第2の記憶レジス
タ206および208は、40ビットのコマンドワードを受け取り、そして格納
する。しかし、より一般的な場合、シフトレジスタ202はN/Y個の段を有し
、N/Y段の各段がMビットの幅を有し、そしてY個の記憶レジスタ206およ
び208はそれぞれN/Y個のMビットのコマンドワードをロードする。Mが8
であり、YおよびNが両方とも4である例において、シフトレジスタ202は、
8ビットの幅を有する1つの段を有し、4つの記憶レジスタがそれぞれの1つの
8ビットコマンドワードをロードする。また、図4に示す実施形態において、各
コマンドワードは、各CLKサイクルの間シフトレジスタ202の2つの段を介
してシフトされる。
【0025】 第1の記憶レジスタ206はロードされた後、最初の2つのパケットワードを
初期化デコーダ210、IDレジスタ212、およびコンパレータ214へと連
続的に出力する。デコーダ210、IDレジスタ212、およびコンパレータ2
14の機能は、第1のパケットワードのID部分を調べ、コマンドパケットがコ
マンドバッファ200を含むメモリデバイスのために使用されるものかどうかを
判定する。より詳細には、コマンドバッファ200は、初期化ルーチンの間に初
期化パケットに含まれる独自の識別コードでプログラムされる。記憶レジスタ2
06から出力される初期化パケットのある部分が、デコーダ210に印加され、
他の部分がIDレジスタ212に印加される。初期化パケットのこの部分は、デ
コーダ210によって認識され、その後、デコーダ210がIDレジスタ212
が初期化パケットの他の部分を格納するようにラッチ信号を生成する。その後、
初期化パケットの、IDレジスタ212に格納された部分は、コマンドバッファ
200を含むメモリデバイスを独自に識別する。従って、初期化パケットの、デ
コーダ210によって復号化される部分は、全てのメモリデバイスについて同じ
であるが、初期化パケットの、IDレジスタ212に印加される部分は、各メモ
リデバイスについて異なる。(以下に説明するように、初期化中、全てのメモリ
デバイスが初期化パケットに同時に応答することを防ぐために、手段が提供され
る。)初期化後、IDレジスタ212は、コマンドバッファ200を含むメモリ
デバイスに独自の識別データを含む。
【0026】 初期化中に識別データがIDレジスタ212に格納された後、コマンドバッフ
ァ200を含むメモリデバイスは、コマンドパケットを受け取って、メモリデバ
イスへのおよびメモリデバイスからのデータの移動を行う。メモリデバイスに印
加され、そして記憶レジスタ206に格納されたパケットワードのID部分は、
コンパレータ214に印加される。その後、コンパレータ214は、パケットワ
ードのID部分を、IDレジスタ212に格納された識別データと比較する。適
合した場合、コンパレータ214は、コマンドバス220上のCOMMANDに
対応する動作をメモリデバイスに実行させる、アクティブなCHPSEL信号を
生成する。重要なことには、図2に示すように、ID部分がコマンドパケットの
第1のパケットワード内にあるので、パケットワードのうちの2つのパケットワ
ードのみがシフトレジスタ202にシフトされた後で、コンパレータ214は、
コマンドパケットのID部分をIDレジスタ212に格納された識別データと比
較することができる。さらに、コマンドバッファ200は、最初の2つのパケッ
トワードがシフトレジスタ202にシフトされた後で、最初の3つのコマンドビ
ットの復号化を開始することができる。コマンドパケット全体がコマンドバッフ
ァ200に受け取られる前にコマンドパケットの一部分を処理することにより、
コマンドバッファは、コマンドパケットの処理をより速く完了することができる
【0027】 コマンドバス220上のCOMMANDは、また、行コマンドユニット(「R
CU」)226および列コマンドユニット(「CCU」)228を含むコマンド
ユニット224に印加される。RCU226は、行アドレスおよび行コマンドの
処理を行い、CCU228は、メモリアレイ80(図3)の列に関するコマンド
に加えて、列およびバンクアドレスの処理を行う。
【0028】 CCU228は、列アドレスバス230に列およびバンクアドレスを出力し、
をコマンド実行ユニット232にハイレベルコマンドを出力し、一連のシフトレ
ジスタ234a〜234nから形成されたシーケンサ233にタイミング信号を
出力する。シフトレジスタ234は、CCU228からのコマンド信号に応答し
て、コマンド実行ユニット232によって発信されるEQUILIBRATE、
WRITE、DCLK(データクロック)CONTROL等の列コマンドのタイ
ミングを制御する。
【0029】 RCU226は、部分的に従来の設計と同じでもよく、本発明に対して周辺部
分であるので、詳細には説明しない。CCU228、コマンド実行ユニット23
2、およびシーケンサ233は、図15〜図24を参照して詳細に説明する。
【0030】 シフトレジスタ202、制御回路205、記憶レジスタ206および208、
初期化デコーダ210、IDレジスタ212、ならびにコンパレータ214を、
図5〜図14により詳細に説明する。まず図5を参照すると、制御回路205は
、コマンドバッファ200を含むメモリデバイス内の他の部分からのクロック信
号CLKおよびそのクアドラチュア(quadrature)CLK90を受け
取るクロック回路235を含む。図6のタイミング図に示すように、CLKおよ
びCLK90信号は、CLKおよびCLK90が両方ともローの場合には必ずハ
イを出力するNORゲート236に印加される。NORゲート236の出力は、
第1のインバータ237を介して印加されて、CLK1信号を生成し、その後、
第2のインバータ238を介して印加されて、CLK1*信号を生成する。(本 明細書中、信号名の後の記号「*」は、信号の補数を示すために用いられる。) CLK90およびCLK信号は、NANDゲート240に印加され、NAND
ゲート240は、図6にも示すように、CLKおよびCLK90が両方ともハイ
の場合は必ずローを出力する。NANDゲート240の出力は、インバータ24
2を介して接続されて、CLK0信号を生成し、その後、第2のインバータ24
4を介して接続されて、CLK0*信号を生成する。以下に詳細に説明するよう に、これらの信号は、コマンドバッファ200内全体で用いられる。
【0031】 制御回路205は、8段シフトレジスタを形成するように互いに直列に接続さ
れた一対のシフトレジスタ246および248を含む。シフトレジスタ246は
、フラッグ信号を受け取り、このフラッグ信号を、シフトレジスタ回路246の
4つの段を介して順次シフトし、その後、CLK0、CLK0*、CLK1、お よびCLK1*信号に応答して、シフトレジスタ回路248の4つの段を介して シフトする。フラッグ信号は、CLK信号の各サイクルの間、シフトレジスタ回
路246および248の2つの段を介してシフトされる。従って、フラッグがハ
イになる場合、シフトレジスタ回路246および248の2つの連続したF<7
:0>出力は、各クロックサイクルの間、順次ハイになる。
【0032】 図4に示すシフトレジスタ202は、10個の別個のシフトレジスタ回路25
0a〜250jを含み、各シフトレジスタ回路が入来される10ビットパケット
ワードのそれぞれのビットCA0〜CA9を受け取る。さらに以下で説明するよ
うに、シフトレジスタ回路250a〜250jの各々は、2つのシフトレジスタ
段を含む。従って、各クロックサイクルの後、2つのコマンドビットCAは各シ
フトレジスタ回路250にシフトされており、これらのビットは2ビットワード
B<1:0>として使用可能である。従って、10個のシフトレジスタ回路25
0a〜250jは、20ビットのコマンドパケットを集合的に出力する。
【0033】 コマンドバッファ200の残りの構成要素は、デコーダ210、IDレジスタ
212、記憶レジスタ206および208、ならびにコンパレータ214である
。なお、図5において、記憶レジスタ206および208、ならびにコンパレー
タ214は1つのブロックとして示した。これらの構成要素は、図4を参照して
上述したように動作する。しかし、図5のブロック図は、いくつかのさらなる信
号入力および出力、即ち、SIおよびRESET*入力ならびにS0出力を示す 。これらの信号入力および出力は全て、初期化シーケンスの間に用いられる。詳
細には、初期化の際、RESET*は、メモリデバイスの他の部分の従来の回路 部(図示せず)によってアクティブローに駆動され、所定の識別データ、即ち数
「63」をIDレジスタ212にロードする。以下に説明するように、RESE
*信号は、また、スプリアスCOMMAND信号がコマンドバス220上に現 れないように、各記憶レジスタ206および208の20ビット全てをクリアす
る。IDレジスタ212内の識別データを既知の値、即ち、63に設定すること
によって、プロセッサはその後、コマンドバッファ200を含むメモリデバイス
に独自の識別データで、IDレジスタ212にロードすることができる。上述し
たように、コンパレータ214は、メモリデバイスが様々な機能を行うことを可
能にするように、CHPSEL信号を発生する必要がある。これらの様々な機能
には、デコーダ210がLOADID信号を生成することを可能にするコマンド
ワードのある部分を復号化することが含まれる。従って、プロセッサがIDレジ
スタ212内の識別データを含むコマンドパケットをコマンドバッファ200に
印加できない場合、コンパレータ214は、CHPSEL出力を生成しない。C
HPSEL出力がなければ、デコーダ210が、LOADID出力を生成して識
別データをIDレジスタ212にロードすることはない。しかし、コマンドパケ
ットは当初、コンパレータ214によってIDレジスタ212の初期の識別デー
タ「63」と比較される、63と等価の2進数を含む。従って、この初期化コマ
ンドについて、コンパレータ214は、デコーダ210がLOADID信号を生
成することを可能にするCHPSEL信号を生成する。このLOADID信号は
、コマンドワードの他の部分を、コマンドバッファ200を含むメモリ回路につ
いての独自の識別データとしてIDレジスタ212にラッチする。
【0034】 デコーダ210は、また、コマンドワードビットY<19:5>およびF<5
>信号の所定の組み合わせのそれぞれに応答して、STARTパルスおよび L DEXCTRパルスを生成する。以下に説明するように、STARTパルスは、
コマンドパケット内のコマンドの実行を初期化するために用いられ、LDEXC
TRパルスは、コマンドから様々なコマンド信号を生成する際に用いられるカウ
ンタをロードするために用いられる。
【0035】 初期化ルーチンの間、コンピュータシステム10(図1)内の全てのメモリデ
バイスは、同じコマンドパケットを受け取り、従って、全てのメモリデバイスが
初期化コマンドパケットに同時に応答することを防ぐための何らかの手段がない
場合、同じ識別データをそれぞれのIDレジスタ212にラッチする。SI入力
およびSO出力は、この目的のために提供される。コンピュータシステム10が
、コマンドバッファ200を含む3つのメモリデバイス16を含むと仮定すると
、第1のメモリデバイスのSI入力は、ジャンパーまたは同様の手段(図示せず
)を介して常時ハイに保たれる。ハイであるSI入力は、コマンドデコーダ21
0が、コマンドパケットの一部分を独自の識別データとしてIDレジスタ212
にロードさせる、LOADID出力を生成することを可能にする。第1のメモリ
デバイスのSO出力は、第2のメモリデバイスのSI入力に接続され、第2のメ
モリデバイスのSO出力は、第3のメモリデバイスのSI入力に接続される。各
メモリデバイスのSO出力は、初めはローである。しかし、独自の識別データが
IDレジスタ212にロードされる場合、IDレジスタ212はハイであるSO
出力を生成する。次のメモリデバイスのSI入力に接続された、ハイであるSO
出力は、次のメモリデバイスが識別データでプログラムされることを可能にする
。従って、第1のメモリデバイスについて、識別データがIDレジスタ212に
ロードされた後、そのSO出力がハイになることにより、第2のメモリデバイス
のSI入力をハイに駆動する。その結果、初期化コマンドパケット内の識別デー
タが、第2のメモリデバイスのIDレジスタ212にロードされ、その後、ID
レジスタ212は、ハイであるSO出力を生成する。ハイであるSO出力は、第
3のメモリデバイスのSI入力をハイに駆動し、このことにより、第3のメモリ
デバイスのIDレジスタ212が、第3の初期化コマンドパケット内の識別デー
タを受け取り、そして格納することを可能にする。識別データは、もはや初期化
コマンドパケット内の識別データである「63」ではないので、独自の識別デー
タがIDレジスタ212に一旦格納されると、メモリデバイスは、初期化コマン
ドパケットに応答しない。
【0036】 コマンドバッファ200は、粗調整遊標(coarse vernier)回
路331も含む。以下により詳細に説明するように、粗調整遊標回路331は、
コマンドワードY<20:24,11,9>の一部分から、6ビットの粗調整遊
標ワードCRSE_VERN<5:0>を生成する。以下にさらに説明するよう
に、粗調整遊標ワードCRSE_VERN<5:0>は、列コマンドユニット2
28内のカウンタ(図5には図示せず)をプリロードするために用いられる。
【0037】 図5を参照して上述したように、シフトレジスタ202は、10個の別個のシ
フトレジスタ回路250a〜250jを含み、各シフトレジスタ回路は入力され
る10ビットのパケットワードのそれぞれのビットCA0〜CA9を受け取る。
図7に示すように、シフトレジスタ回路250a〜250jの各々は、2つのシ
フトレジスタ段252aおよび252bを含む。第1の段252aは、パケット
ワードビットCAを受け取り、その出力は、第2の段252bの入力および外部
出力B<0>に接続される。第2の段252bの出力は、外部出力B<1>に接
続される。各段252aおよび252bの入力から出力への移動は、以下でより
詳細に説明するように、4つのクロック信号CLK0、CLK0*、CLK1、 CLK1*に応答して行われる。2クロックサイクルの後、2つのコマンドワー ドビットCAがシフトレジスタ段252aおよび252bにシフトされ、これら
のビットの両方が2ビットワードB<1:0>として使用可能である。従って、
10個のシフトレジスタ回路250a〜250jは、2つの10ビットコマンド
ワードを集合的に出力する。
【0038】 シフトレジスタ段252の各々を、図8により詳細に示す。シフトレジスタ段
252の各々は、第1のトランスファゲート260、第2のトランスファゲート
264、および第2のラッチ266を含む。トランスファゲート260は、CL
K0およびCLK0*信号によって動作する第1のパスゲート270と、第1の パスゲート270と並列であり、CLK1およびCLK1*信号によって動作す る第2のパスゲート272とを含む。第1のラッチ262および第2のラッチ2
66は、それぞれ、入力が出力に接続された一対のインバータ276および27
8によって形成されている。第2のトランスファゲート264は、供給電圧と第
2のラッチ266への入力との間に接続された、3つのPMOSトランジスタ2
80、282、および284によって形成される。第2のトランスファゲート2
64は、第2のラッチ266への入力とグランドとの間に直列に接続された、3
つのNMOSトランジスタ290、292、および294も含む。以下に説明す
るように、第2のトランスファゲート264は、第1のラッチ262からの信号
を反転する。従って、コマンド信号CAの正確なフェーズを復元するために、イ
ンバータ298が第2のラッチ266の出力に提供される。
【0039】 パスゲート270および272の各々は、互いに並列に接続されたNMOSト
ランジスタおよびPMOSトランジスタ(図示せず)によって形成される。NM
OSトランジスタのゲートは、非反転入力に接続され、PMOSトランジスタの
ゲートは反転入力に接続される。
【0040】 図8に示すシフトレジスタ段252の動作は、図9のタイミング図を参照して
、もっとも良く説明される。パスゲート270は、CLK0信号がハイであり、
且つCLK0*信号がローである場合には必ず、導通する。従って、図9の符号 270CONDに隣接するラインセグメントが示すように、パスゲート270は
、各クロックサイクルの間、短期間導通する。同様に、パスゲート272は、C
LK1信号がローであり、且つCLK1*信号がハイである場合には必ず導通す る。図8のラインセグメントが示すように、パスゲート272は、各クロックサ
イクルの間、短期間に導通し、パスゲート270の導通期間は、パスゲート27
2の導通期間と等しい間隔が空けられている。従って、第1のトランスファゲー
ト260は、各クロックサイクル毎に2度導通し、各導通期間の後には、非導通
期間が続く。トランスファゲート260が導通するたびに、コマンドビットCA
の逆のビットが、ラッチ262から第2のトランスファゲート264に出力され
る。
【0041】 第2のトランスファゲート264の機能は、第1のラッチ262の出力での値
に基づく適切な時間に、第2のラッチ266への入力をVccまたはグランドのい
ずれかに接続することである。PMOSトランジスタ280および282は、C
LK0およびCLK1*が両方ともローである場合には必ず導通する。このこと は、図9の符号「PMOS」に隣接するラインセグメントによって指定される時
間に起こる。NMOSトランジスタ292および294は、CLK1およびCL
K0*信号が両方ともハイである場合には必ずともに導通する。このことは、各 クロックサイクルの間、図9の「NMOS」に隣接するラインセグメントによっ
て指定される時間に2度起こる。従って、PMOSトランジスタ280および2
82ならびにNMOSトランジスタ292および294は、全て同時に導通し、
これらの導通期間は、第1のトランスファゲート260の導通期間と交互に起こ
る。第2のラッチ260への入力は、これらの導通期間の間、第1のラッチ26
2の出力がPMOSトランジスタ284またはNMOSトランジスタ290をオ
ンにするかどうかに基づいて、Vccまたはグランドのいずれかに接続される。よ
り詳細には、第1のラッチ262の出力がハイである場合、NMOSトランジス
タ290がオンになることにより、第2のラッチ266の入力にローが印加され
る。第1のラッチ262の出力がローである場合、PMOSトランジスタ284
はオンになることにより、第2のラッチ266の入力にハイが印加される。従っ
て、第2のトランスファゲート264は、第1のラッチ262の反転された出力
を第2のラッチ266の入力に接続する。
【0042】 第2のトランスファゲート264が導通する間、第2のラッチ266は、第1
のラッチ262の出力と同じ信号を出力する。この第1のラッチ262の出力は
、インバータ298を通過した後、入来コマンドビットCAと同じフェーズであ
る。ラッチ回路250の動作は、コマンドビットCAを用いて示される。コマン
ドビットCAは、初めはハイであるが、t0のすぐ後にローになる。時間t1にお
ける第1のトランスファゲート260の次の導通期間の間、ハイであるコマンド
ビットCAは、第1のラッチ262の出力へと、図9に示すような、反転された
形態で移動する。第2のトランスファゲート264の次の導通期間の間、ラッチ
262の出力におけるハイが、ラッチ266の出力に接続されることにより、時
間t2において出力がローになる。その後すぐに、コマンドビットCAはハイに なる。時間t3における第1のラッチ260の次の導通期間で、このハイは第1 のラッチ260を介して接続され、このことにより、第2のラッチ262の出力
をローにする。時間t4での第2のトランスファゲート264の次の導通期間に おいて、第1のラッチ262のハイである出力は、第2のラッチ266の出力に
接続され、このことにより、出力がハイになる。従って、シフトレジスタ段25
2に接続されたコマンドビットは、1クロックサイクルよりも短いサイクルの後
、シフトレジスタ段252の出力へとシフトされる。次の半分のクロックサイク
ルにおいて、コマンドビットは、1クロックサイクルが経過するまでに、次のシ
フトレジスタ段の出力へシフトされる。この時点で2つのコマンドビットが各シ
フトレジスタ回路250にシフトされている。従って、2つのコマンドビットは
、フラッグ信号が、各クロックサイクルの間、シフトレジスタ回路246および
248(図5)の2つの段を介してシフトされるのと同じ様態で各クロックサイ
クルの間、各シフトレジスタ回路250を介してシフトされる。
【0043】 図7に示すシフトレジスタ回路250は、図8に示すシフトレジスタ段を含み
、制御回路206(図5)内のシフトレジスタ246および248としても用い
られる。
【0044】 格納レジスタ206および208ならびにコンパレータ214を図10に示す
。図中、格納レジスタ208についての参照符号および信号名は丸括弧内に示し
、格納レジスタ206についての参照符号および信号名には丸括弧を付さない。
格納レジスタ206および208はそれぞれ、HOLD信号を生成して、2つの
10ビットコマンドワードをシフトレジスタ202から20ビットレジスタ30
2へとロードする制御回路300を含む。制御回路300は、インバータ312
を介してCLK90信号を渡すことにより生成されたCLK90*信号を受け取 るNORゲート310を含む。NORゲート310はまた、遅延回路314の出
力を受け取る。遅延回路314は、CLK信号を受け取るインバータ316の出
力によって駆動される。遅延回路314によって提供された遅延の後、CLK9
0がハイの場合およびCLKがハイの場合には常に、NORゲート310の出力
がハイになる。NORゲート310の出力は、3つの入力を有するNANDゲー
ト318の1つの入力に印加される。NANDゲート318はまた、インバータ
316からのCLK*信号および制御回路206(図5)からのF信号(格納レ ジスタ206の場合はF<1>、格納レジスタ208の場合はF<3>)を受け
取る。NANDゲート318の出力は、その入力の全てがハイである場合、ロー
である。したがって、CLK90信号がハイで、遅延されたCLKがハイで、C
LK信号がローで、且つ、F信号(F<1>またはF<3>)がハイである場合
、NANDゲート318の出力はローである。この信号の組み合わせは、CLK
信号の立ち下がりエッジにおいてF信号がハイである場合に常に存在する。
【0045】 NANDゲート318の出力におけるローが、NANDゲート322に印加さ
れ、その後、NANDゲート322は、2つのインバータ324および326を
介して結合されたハイを出力する。したがって、F信号(F<1>またはF<3
>)がハイになるのに続くCLKの立ち下がりエッジ上で、インバータ324の
出力がアクティブでローのHOLD*を生成し、且つ、インバータ326がアク ティブでハイのHOLD信号を生成する。
【0046】 NANDゲート322への他の入力がローになる場合も、アクティブでローの
HOLD*信号およびアクティブでハイのHOLD信号が生成される。NAND ゲート322への他の入力は、CLK信号、F信号(レジスタ206の場合はF
<1>、レジスタ208の場合はF<3>)、およびNORゲート332の出力
を受け取るNANDゲート330の出力により駆動される。次に、NORゲート
332は、遅延回路334で遅延された後のCLK90信号およびCLK信号を
受け取る。したがって、CLK信号がハイであり、CLK90信号がローであり
、遅延されたCLK信号がローになり、F信号(レジスタ206の場合はF<1
>、レジスタ208の場合はF<3>)がハイになる場合、NANDゲート33
0の出力はローになり、アクティブなHOLDおよびHOLD*信号が生成され る。この信号の組み合わせは、CLK信号の立ち上がりエッジにおいてF信号(
F<1>またはF<3>)がハイである場合に常に存在する。
【0047】 要約すると、F<1>信号が制御回路205(図5)によって生成された後に
、CLK信号の立ち上がりエッジまたは立ち下がりエッジのいずれかにおいて、
アクティブなHOLDおよびHOLD*信号が生成され、そして、格納レジスタ 206についての20ビットレジスタ302に印加される。フラッグ信号が制御
回路205に印加された後、制御回路205は、F<1>信号2クロックエッジ
を生成する。上で説明したように、2クロックエッジ(つまり1クロックサイク
ル)の後、第1の2つの10ビットコマンドワードが、シフトレジスタ202内
にシフトされており、この時点において、HOLDおよびHOLD*信号がこれ らの20ビットをレジスタ302に移動させる。
【0048】 同様に、F<3>信号が制御回路205によって生成された後に、CLK信号
の立ち上がりエッジまたは立ち下がりエッジのいずれかにおいて、アクティブな
HOLDおよびHOLD*信号が生成され、そして、格納レジスタ208につい ての20ビットレジスタ302に印加される。フラッグ信号が制御回路205に
印加された後、制御回路205は、F<3>信号4クロックエッジを生成する。
上で説明したように、4クロックエッジ(つまり2クロックサイクル)の後、第
2の2つの10ビットコマンドワードが、シフトレジスタ202にシフトされて
いる。この時点において、HOLDおよびHOLD*信号が、これらの20ビッ トを格納レジスタ208についてのレジスタ302に移動させる。
【0049】 レジスタ302は、20レジスタセル340a〜340tを含み、これら20
レジスタセル340a〜340tの各々が、アクティブでローのリセット信号R * 、HOLDおよびHOLD*信号、ならびにシフトレジスタ202からの20ビ
ットC<19:0>の1つを受け取る。レジスタセル340bの1つを図11に
詳細に示す。図中、格納レジスタ208内のレジスタ302についての信号を丸
括弧内に示す。レジスタセル340は、それぞれ、第1のパスゲート344、第
1のラッチ346、第2のパスゲート348、および第2のラッチ350を含む
。リセット信号R*がローになってその出力Yをローにする場合には常に、第2 のラッチ350への入力が、PMOSトランジスタ352によって選択的にハイ
に引き上げられる。したがって、リセットされると、格納レジスタ206および
208の出力Yの全てがローに設定される。
【0050】 パスゲート344は、HOLD入力に接続されたゲートを有するNMOSトラ
ンジスタ(図示せず)およびHOLD*入力に接続されたゲートを有するNMO Sトランジスタと並列に接続されたPMOSトランジスタ(図示せず)を含む。
したがって、HOLDおよびHOLD*信号がアクティブである場合、トランス ファゲート344は閉である。第2のパスゲート348はまた、PMOSトラン
ジスタ(図示せず)と並列に接続されたNMOSトランジスタ(図示せず)を用
いるが、それらのゲートは反対の極性を有するHOLDおよびHOLD*信号に 接続される。したがって、HOLDおよびHOLD*がアクティブでない場合、 シフトレジスタ202からのコマンドビットはラッチ346に移動される。その
すぐ後に、HOLDおよびHOLD*信号がアクティブになる場合に、パスゲー ト348が閉になって、コマンドビットを第2のラッチ350に移動させる。シ
フトレジスタ段252(図8)において使用されるラッチについても言えるよう
に、ラッチ346および350の各々は、入力から出力へと接続された1対のイ
ンバータ360および362によって形成される。
【0051】 図10に戻ると、コマンドがコマンドバッファ200を含むメモリデバイスに
よって使用されることを意図したものである場合、コンパレータ214は、6ビ
ットの識別データID<5:0>を格納レジスタ208からの6つのコマンドビ
ットと比較して、アクティブでハイのチップ選択CHPSEL信号を生成する、
1群の論理回路を含む。コンパレータ214の動作は、アクティブでハイのチッ
プ選択CHPSEL出力から逆方向に追跡することにより、最も良く理解される
。CHPSEL出力は、NANDゲート372の出力に結合されたインバータ3
70の出力において生成される。NANDゲート372の出力がローである場合
は常に、CHPSELはアクティブでハイである。このことは、NANDゲート
372への両方の入力がハイである場合に常に起こる。NORゲート374およ
び376の出力において、NANDゲート372への入力が生成される。NOR
ゲート374および376への入力の全てがローである場合、NORゲート37
4および376の出力は両方ともハイである。3つのNORゲート380、38
2、および384のうちのいずれかのNORゲートの出力がハイである場合、N
ORゲート374への入力は全てローである。NORゲート380、382、お
よび384の各々は2つの入力を有し、2つの入力のうちの一方は排他的論理和
(exclusive OR)回路390の出力に接続され、他方は、直接また
はさらなる論理回路を介してのいずれかによって、コマンドビットYの1つに結
合される。
【0052】 排他的論理和回路390の各々は、1対のパスゲート392および394を含
み、これらパスゲート392および394は、インバータ396の出力において
、IDビットおよびその補数ID*によって交互にイネーブルされる。パスゲー ト392は、コマンドビットYを受け取り、それに対して、パスゲート394が
インバータ398からコマンドビットY*の補数を受け取る。コマンドビットY およびIDビットが共にローである場合、パスゲート394がイネーブルされ、
コマンドビットのハイの補数がパスゲート394を介してNORゲート380の
入力に結合される。コマンドビットYおよびIDビットが共にハイである場合、
パスゲート392がイネーブルされ、ハイコマンドビットがNORゲート380
の入力に結合される。したがって、コマンドビットYが識別ビットIDに適合す
る場合、排他的論理和回路390の出力はハイである。
【0053】 コマンドビットYがローであり、識別ビットIDがハイである場合、パスゲー
ト392がイネーブルされ、ローコマンドビットがNORゲート380の入力に
移動される。最終的に、コマンドビットはハイであるが識別ビットIDがローで
ある場合、パスゲート394はイネーブルされ、コマンドビットYのローの補数
がパスゲート394を介してNORゲート380に結合される。したがって、コ
マンドビットYが識別ビットIDに適合しない場合には、排他的論理和回路39
0の出力はローである。
【0054】 したがって、Y<0>コマンドビットがID<0>識別ビットに適合するか、
または、Y<6>コマンドビットがハイであるかのいずれかの場合に、NORゲ
ート380の出力はローである。同様に、Y<1>コマンドビットがID<1>
ビットに適合するか、または、(Y<6>およびY<0>コマンドビットが共に
ハイである場合に、NANDゲート402の出力がローである結果として)イン
バータ400の出力がハイであるかのいずれかの場合、NORゲート382の出
力はローである。同様に、Y<2>コマンドビットがID<2>ビットに適合す
るか、または、NANDゲート402およびインバータ400を介して結合され
た後にY<0>、Y<1>、およびY<6>コマンドビットが全てハイである場
合は常に、NORゲート384の出力はローである。
【0055】 3つのNORゲート410、412、414の各々への入力のいずれかがハイ
である場合、NORゲート376の入力は全てローである。したがって、Y<3
>コマンドビットがID3ビットに適合し、Y<4>コマンドビットがID<4
>ビットに適合し、Y<5>コマンドビットがID<5>ビットに適合する場合
、NORゲート376への入力は全てローである。Y<0>、Y<1>、Y<6
>、Y<2>、Y<3>、およびY<4>コマンドビットが全てハイである場合
も、NORゲート376への3つの入力全てがローである。したがって、Y<5
:0>コマンドビットがID<5:0>識別ビットに適合するか、または、Y<
6:0>コマンドビットが全てハイである場合に、CHPSEL信号が生成され
る。Y<6>コマンドビットがハイであり、Y<5:0>コマンドビットが数6
3に対応する場合は常に、Y<6:0>コマンドビットは全てハイである。上述
のように、パワーアップ時に、識別データID<5:0>は「63」(バイナリ
「111111」)に設定される。したがって、独自の識別データがIDレジス
タ212(図3および図4)内に記録される場合、プロセッサは、Y<6:0>
ビットが全てハイであるコマンドパケットを生成する。その結果、コンパレータ
回路214は、デコーダ210にLOADID信号を出力させるCHPSEL信
号を生成する。独自のY<5:0>ビットがIDレジスタ212に格納された後
、これら独自のY<5:0>ビットはY<5:0>コマンドビットと比較され、
そして、適合した場合には、CHPSEL信号が生成されて、コマンドバッファ
200を含むメモリデバイスがコマンドワードの他のビットに対応する機能を実
行することを可能にする。
【0056】 図12に、デコーダ210(図4および図5)をより詳細に示す。図5に示す
ように、デコーダ210は、3つのデコーダユニット210a〜210cを含み
、これらデコーダユニットの各々は、CHPSELおよびF<5>信号に応答し
て、コマンドワードビットY<19:5>のそれぞれの組み合わせをデコードす
る。デコーダユニット210aはLOADID信号を生成し、デコーダユニット
210bはSTART信号を生成し、デコーダユニット210cはLDEXCT
R信号を生成する。デコーダユニット210a〜210cは、実質的に同じ様態
で動作するので、これらデコーダユニットのうち1つ、デコーダユニット210
aのみを詳細に説明する。
【0057】 デコーダ210aの動作は、アクティブでハイのLOADID出力から回路を
逆に追跡することにより最も良く理解され得る。インバータ420の入力がロー
である場合は常に、LOADID出力はハイである。インバータ420の入力は
、その入力の全てがハイである場合は常に、ローを生成するNANDゲート42
2の出力に結合される。チップCHPSELおよびF<5>入力がハイであり、
Y<19:7>コマンドビットが所定のパターンを有する場合は、NANDゲー
ト422への入力の全てがハイである。より詳細には、制御回路205からのF
<5>入力は、1対のインバータ424および426を介してNANDゲート4
22の1つの入力に結合される。NANDゲート422への別の入力は、NAN
Dゲート432の出力を受け取るインバータ430によって生成される。NAN
Dゲート432の出力はローであり、このことにより、NANDゲート432へ
の入力の全てがハイである場合、インバータ430がNANDゲート422の入
力にハイを印加する。SI入力がハイであり、且つ、2つのNORゲート436
および438への入力が全てローである場合、インバータ432への入力は全て
ハイである。したがって、SI信号がハイであり、且つ、Y<19:13>が全
てローである場合は常に、NANDゲート422への第2の入力はハイである。
NANDゲート442によってインバータ440にローが印加される場合は常に
、NANDゲート422への第3の入力はハイである。NANDゲート442の
出力は、その入力の全てがハイである場合は常に、ローである。NANDゲート
442への第1の入力は、インバータ446からのY<12>コマンドビットの
補数ならびにY<10>およびY<11>コマンドビットを受け取るNORゲー
ト444によって出力される。したがって、Y<10>およびY<11>がロー
であり且つY<12>がハイである場合、NORゲート444の出力はハイであ
る。コマンドパケットが、コマンドバッファ200を含むメモリデバイスによっ
て実行されることを目的とする場合は常に、NANDゲート442への第2の入
力は、上述のようにハイであるCHPSEL信号である。NORゲート450へ
の3つの入力全てがローである場合は常に、NANDゲート442への第3の入
力はハイである。NORゲート450は、Y<7>およびY<8>コマンドビッ
トならびにインバータ452を介してY<9>コマンドビットの補数を受け取る
。したがって、CHPSEL、Y<12>、およびY<9>ハイであり、且つ、
Y<7>、Y<8>、Y<9>、Y<10>、およびY<11>がローである場
合は常に、NANDゲート442の出力はローである。
【0058】 要約すると、SI信号がハイであり、且つ、Y<19:7>が「000000
0100100」としてデコードされる場合は常に、LOADIDパルスが生成
されて、制御回路205(図4および図5)からのF<5>パルスに関して、識
別データをIDレジスタ212(図4および図5)にロードする。上述のように
、SI信号は、開始コマンドパケットに応答して1度に1つのメモリデバイスの
コマンドバッファだけがLOADIDパルスを生成するように、別のメモリデバ
イスのSO出力に結合される。
【0059】 上述のように、デコーダ210はまた、STARTパルスおよびLDEXCT
Rパルスを生成するデコーダユニット210bおよび210cを含む。これらの
デコーダユニット210bおよび210cの各々は、デコーダユニット210a
と実質的に同様の様態で構成され且つ動作する。それぞれの場合において、デコ
ーダユニット210bおよび210cは、アクティブでハイであるF<3>信号
およびCHPSEL信号に応答した、コマンドワードビットY<19:0>のそ
れぞれの組み合わせをデコードするのに応答して、STARTパルスおよびLD
EXCTRパルスを生成する。
【0060】 図13に、IDレジスタ212をより詳細に示す。IDレジスタ212は6つ
のラッチ回路460a〜460fを含み、ラッチ回路460a〜460fの各々
が、それぞれのコマンドビットY<29:Y24>を格納レジスタ208(図4
および図5)から受け取る。ラッチ回路468a〜468fの各々は、インバー
タ462および464を介してアクティブでローのリセット信号RESET*に 結合されたRESET*入力を含む。上述のように、開始コマンドパケットを受 け取るより前に、メモリデバイスがリセットされる。アクティブでローのRES
ET*信号は、全てのラッチ回路460a〜460fにハイを出力させ、このハ イが、識別データID<5:0>の全てのビットをバイナリ数「63」に対応さ
せる。図12を参照して上で説明したように初期化が行われると、このバイナリ
数により、コンパレータ回路214はCHPSEL信号を出力する。その後、各
メモリデバイスに独自の識別データがY<29:24>コマンドビットを介して
ラッチ回路460a〜460fに印加され、そして、上述のようにLOADID
パルスが生成される。LOADIDパルスは、インバータ470を介して、ラッ
チ回路460a〜460fのS*入力に結合され、その一方、インバータ470 の出力は、インバータ472を介してラッチ回路460a〜460fのS入力に
結合される。アクティブでハイのS信号およびアクティブでローのS*信号は、 ラッチ回路460a〜460fに、Y<29:24>コマンドビットを、コマン
ドバッファを含むメモリデバイスについての独自の識別データID<5:0>と
して格納する。
【0061】 IDレジスタ212はまた、SO出力を生成するラッチ回路480およびイン
バータ482を含む。RESET*信号がアクティブでローに駆動される場合、 ラッチ480がリセットされて、インバータ482にローSO信号を出力させる
。しかし、LOADIDパルスはローをラッチ回路480の出力にラッチして、
それにより、インバータ482にSOハイを駆動させる。他のメモリデバイスが
次の初期化コマンドパケットに応答するように、ハイSO信号が、上述のように
、別のメモリデバイス内のデコーダ210のSI入力に印加される。
【0062】 図13のIDレジスタ212において使用されるラッチ回路460a〜460
fを、図14により詳細に示す。ラッチ回路460は、ラッチ346を1つしか
含まないこと、PMOSトランジスタ352を用いて第1のラッチ346への出
力をハイに引き上げること、および、図10のラッチ回路340内で第2のパス
ゲート348およびラッチ350の代わりにインバータ490を用いること以外
は、図11に示したラッチ回路340と同一である。動作中、アクティブでロー
のRESET*信号は、トランジスタ352をオンして、インバータ490の出 力をハイに駆動する。アクティブでハイのS信号およびアクティブでローのS* 信号に応答して、パスゲート344が閉になって、2回反転(ラッチ346によ
り1回、インバータ490により1回)された後にコマンドビットYを出力ID
に結合する。
【0063】 4個全てのパケットワードがシフトレジスタ202にシフトされた後に、図3
に示す格納レジスタ208は、コマンドパケット内の全てのパケットワードを格
納する。しかし、コマンドパケットの全てのパケットワードがシフトレジスタに
シフトされる前に、シフトレジスタにシフトされたパケットワードが1つ以上の
格納レジスタに移動され得ることが理解される。例えば、各コマンドパケットが
4つのパケットワードを含む場合、パケットワードは、2つのパケットワードの
みがシフトレジスタ202にシフトされた後で、2つの格納レジスタの一方に移
動され得る。残りの2つのパケットワードがシフトレジスタ202内にシフトさ
れた後で、これらのパケットワードは、2つの格納レジスタの各々が2つのパケ
ットワードのそれぞれの組を格納するように、同じ格納レジスタまたは第2の格
納レジスタ(図示せず)のいずれかに移動され得る。これと共に、2つの格納レ
ジスタが、図3の格納レジスタ208と同じ様態で、40ビットのコマンドワー
ドを出力する。
【0064】 図4を参照して上で説明したように、コマンドバッファ200はまた、列コマ
ンドユニット228、コマンド実行ユニット232、およびシーケンサを含む。
これらの構成要素を、図15〜図24により詳細に示す。図15を参照すると、
列コマンドユニット228は、8つのコマンドユニット500(図15に1つの
ブロックとして示す)および対応するコマンドユニットセレクタ502(図15
に1つのブロックとして示す)を含む。コマンドユニット500は、格納レジス
タ206および208(図4)に格納されたコマンドワードのビットY<32:
26,19:17,15:12,10:7>を受け取る。コマンドユニットはま
た、粗調整遊標回路331(図5)から粗調整遊標信号(coarse ver
nier signal)CRSE_VERN<5:0>、コマンドデコーダ2
00内の他の場所からクロック速度を示すMBPS400〜800信号、クロッ
ク信号CLKおよびCLK90、データクロック承認信号DCLKACK、およ
び8つの選択信号EXSEL<7:0>を受け取る。以下で説明するように、E
XSEL<7:0>信号は、8つのコマンドユニット500のうちそれぞれをイ
ネーブルする。コマンドユニット500は、列アドレス処理ユニット506に印
加される7ビット列アドレスCOL<6:0>を生成する。列アドレス処理ユニ
ット506は、INC_COL信号に応答してインクリメントされ得る開始列ア
ドレスに対応する列アドレスCOL<6:0>を出力する。最後に、コマンドユ
ニット500は、コマンドユニット500のそれぞれがビジーであることを示す
ビジー信号EXBUSY<7:0>、ならびに、以下で説明する様態で使用され
るさまざまな制御信号STARTCOL*、STARTDCLK*、BNKREG
<2:0>、CMDLAT<3:1>、DCMD<3,2,0>、STARTC
MD<7:0>、CNTHALT*、およびDRVCMD*を出力する。
【0065】 コマンドユニットセレクタ502は、1つのコマンドワードが1個以上のコマ
ンドユニット500に格納されるのを防ぐ様態で、コマンドユニット500a〜
500hの各々へのコマンドワードの格納を制御する。図18を参照して以下で
説明するように、コマンドユニットセレクタ502はまた、コマンドユニットが
格納されたコマンドワードから対応するコマンド信号を生成する前に、コマンド
ワードが、既にコマンドユニット500に格納されたコマンドワードに上書きさ
れることを防ぐ。基本的に、コマンドワードがコマンドユニット500a〜50
0hに格納された場合、各コマンドユニット500は、それぞれのアクティブで
ハイのEXBUSY<7:0>信号を生成する。格納されたコマンドワードから
コマンド信号が生成された後、コマンドワードがコマンドユニット500a〜5
00hに再び格納され得るように、EXBUSY<7:0>信号がインアクティ
ブでローに遷移する。
【0066】 コマンドユニットセレクタ502は、コマンドユニット500a〜500hの
うちのいずれかであって、1度にコマンドユニット500a〜500hの1つの
コマンドユニットのみにアクティブでハイのEXSEL<7:0>信号を発信す
ることにより、格納レジスタ206および208からのコマンドワード出力を格
納する、コマンドユニットを制御する。その後、EXSEL<7:0>信号を受
け取るコマンドユニット500a〜500hは、コマンドワードを格納する。コ
マンドユニットセレクタ502は、全てのコマンドユニット500a〜500h
からのBUSY<7:0>信号を調べることにより、いずれのコマンドユニット
500a〜500hがEXSEL<7:0>信号を受け取るかを決定する。コマ
ンドユニットセレクタ502は、コマンドユニット500a〜500hを階層状
に構成して、第1のコマンドユニット500aから(つまり、コマンドユニット
はいずれも未だコマンドワードを格納していない)最後のコマンドユニット50
0hへと(つまり、コマンドユニット500a〜500gの全てが既にコマンド
ワードを格納している)コマンドワードを格納する。コマンドユニットセレクタ
502は、そのBUSY<7:0>信号がアクティブでローであり、且つ、階層
内のより高い全てのコマンドユニット500についてのそれぞれのBUSY<7
:0>信号がアクティブでハイである場合にのみ、コマンドワードに対してアク
ティブでハイのEXSEL<7:0>信号を発信する。その後、以下でより詳細
に説明するように、選択されたコマンドユニット500が、格納ユニット206
および208からコマンドワードCOMMANDを受け取り、それを処理する。
【0067】 列コマンドユニット228はまた、図4の列実行ユニット232およびシーケ
ンサ233を含む列コマンドプロセッサ508を含む。列コマンドプロセッサ5
08は、クロック信号CLKおよびCLK90ならびに(コマンドユニット50
0a〜500hにも印加される)クロック速度信号MBPS400〜800に加
えて、コマンドユニット500からBNKGEG<2:0>、CMDLAT<3
:1>、およびSTARTCOL*信号を受け取る。その後、列コマンドプロセ ッサ508は、列アドレス処理ユニット506にINC_COL信号を出力し、
STARTCMD<8>、CMDACK、およびCB*<7:0>信号を、コマ ンドユニット500a〜500hに出力する。コマンドユニット500、列アド
レス処理ユニット506、および列コマンドプロセッサ508の動作を、いずれ
も別個に、且つ、互いに関係させて、以下で詳細に説明する。
【0068】 上述のように、コマンド実行ユニット232は、8個の同一のコマンドユニッ
ト500a〜500hを含む。これらのコマンドユニット500の1つを、コマ
ンド実行ユニット232の一部であるさらにいくつかの回路と共に、図16に示
す。コマンドユニット500a〜500hの各々は、格納レジスタ206および
208から受け取られたコマンドワードY<39:0>の所定部分を格納するこ
とができる。対応する関数をメモリデバイス内で実行させるコマンド信号のシー
ケンスを生成するために、格納されたコマンドワードが使用される。コマンドワ
ードは、メモリデバイス16が対応する関数を実行できるよりも速い速度で、コ
マンドユニット500a〜500h内に格納され得る。各々がそれぞれのコマン
ドワードを格納するように、複数のコマンドユニット500a〜500hを使用
することにより、メモリデバイス16の速度を上げるという重要な利点が提供さ
れる。複数のコマンドユニット500a〜500hを使用することにより、前の
コマンドパケットの処理が完了していない場合であっても、メモリデバイス16
はコマンドパケットを受け取り続け得る。実際、コマンドパケットが受け取られ
る平均速度がコマンドパケットを処理してメモリ移動動作を完了するのにかかる
平均時間よりも短かければ、コマンドパケットが受け取られ得る。その結果、コ
マンドバッファ200を用いるメモリデバイスは、比較的速い速度で動作するこ
とができる。
【0069】 コマンド実行ユニット232はまた、ループに接続されたそれぞれの対によっ
て形成される4つのラッチ510、512、514、および516を含む。ラッ
チ510〜516は、それぞれラッチされたDCMD<3,2,0>、COL<
6:0>、BNKREG<0>、およびCMDLAT<3:1>信号を出力する
。コマンド実行ユニット232はまた、STARTCOL*およびSTARTD CLK*信号をそれぞれ生成する1対の同一の論理回路520および522を含 む。STARTCOL*信号は、インバータ530の出力において生成される。 インバータ530は、NANDゲート532によって駆動される。NANDゲー
ト532は、3つのNORゲート534、536、および538によって駆動さ
れ、NORゲート534、536、および538の各々は、STARTCMD<
7:0>信号のそれぞれのビットを受け取る。NANDゲート532は、アクテ
ィブでローのCMDACK信号によってイネーブルされる。CMDACK信号が
ハイである場合、トランジスタ540がオンされて、STARTCOL*を強制 的にハイにする。STARTCOL<7:0>の9つのビット全てがインアクテ
ィブでローである場合、論理回路520は、インアクティブでハイのSTART
COL*信号を生成する。したがって、STARTCOL<7:0>の1つ以上 のビットがアクティブでハイである場合、STARTCOL*はアクティブでロ ーである。アクティブでハイのSTARTCOL<7:0>ビットは、それぞれ
のコマンドユニット500a〜500hによって、列コマンドの開始を示す。し
たがって、アクティブでローのSTARTCOL*信号は、コマンドユニット5 00a〜500hの1つにより、列コマンドの開始を示す。
【0070】 論理回路522は、構造的且つ機能的に論理回路520と同じであるので、そ
の動作は詳細には説明しない。簡単に説明すると、論理回路522は、STAR
TDCLK<7:0>の9つのビット全てがインアクティブでローである場合、
インアクティブでハイのSTARTDCKL*信号を生成する。したがって、S TARTDCLK<7:0>の1つ以上のビットがアクティブでハイである場合
、STARTDCLK*はアクティブでローである。STARTDCLK*信号は
また、DCLKACKがハイであることによって強制的にハイにされ得る。
【0071】 コマンドユニット500a〜500hを図17により詳細に示す。上述のよう
に、コマンドユニット500の各々は、デコーダ210(図5)によって生成さ
れたLDXCTR信号に応答してCRSE_VERN<5:0>ワードをプリロ
ードされたカウンタ550を含む。カウンタ550はまた、デコーダ210によ
って生成されたSTART信号を受け取る。START信号は、カウンタ550
にデクリメントを開始させる。しかし、カウンタ550はインクリメントカウン
タであり得ることも理解される。EXSEL入力がハイである場合にのみ、カウ
ンタ550はCLKおよびCLK90信号に応答してデクリメントされ得る。カ
ウンタ550がデクリメントを開始する場合は常に、カウンタ550は、短い、
アクティブでローのSTART_EN*信号を生成する。カウンタの出力は、6 ビットワードCNT<5:0>である。以下でより詳細に説明するように、カウ
ンタ550の最終カウントに達した場合、カウンタのゼロ最終カウントは、スタ
ートコマンド生成器560によってデコードされて、アクティブでローのCNT
HALT*信号を生成する。CNTHALT*信号は、カウンタ550にデクリメ
ントを停止させ、以下で説明する他の機能を実行させる。カウンタ550のCN
T<5:0>出力がデコードされて、メモリデバイスの他の部分によってさまざ
まなコマンド信号を生成する。
【0072】 図15を参照して上で説明したように、コマンドユニット500の各々はまた
、コマンドユニット500の各々からのEXBUSY信号に応答してそれぞれの
EXSEL信号を生成するそれぞれのコマンドユニットセレクタ502を含む。
EXBUSY信号は、フリップフロップを形成するように接続された1対のNA
NDゲート562および564によって生成される。NANDゲート564の出
力は、2つのインバータ566および568を介して結合されて、インバータ5
68の出力においてEXBUSY信号を生成する。カウンタ550がデクリメン
トを開始する場合、NANDゲート562および564によって形成されたフリ
ップフロップは、START_EN*パルスによってアクティブでハイのEXB USY信号を生成するように設定される。したがってカウンタ550がデクリメ
ントされる場合、アクティブでハイのEXBUSY信号が、カウンタ550がビ
ジーにデクリメントしていないことを示す。NANDゲート562および564
によって形成されたフリップフロップは、アクティブでローのRESET*信号 によってパワーオン時にリセットされる。NANDゲート562および564に
よって形成されたフリップフロップはまた、カウンタ560がゼロ最終カウント
に達した場合、アクティブでローのCNTHALT*信号によってリセットされ る。上述のように、CNTHALT*信号はまた、EXBUSY信号を終了して 、カウンタ560がビジーにデクリメントしていないことを示す。
【0073】 NANDゲート562および564によって形成されたフリップフロップが設
定された場合、NANDゲート564の出力は、1対のインバータ572および
574によって反転された遅延回路570をトリガして、さまざまなラッチ58
0、582、および584に印加された信号をラッチする。ラッチ580は、3
状態インバータ590を介して結合された後に、列アドレスCOL<6:0>を
含むコマンドワードビットY<32:27>を格納する。同様に、ラッチ582
は、マルチプレクサ592から受け取られたバンクまたはレジスタアドレスを格
納し、このバンクまたはレジスタアドレスは、3状態インバータ594によって
反転された後に、バンクアドレスBNKREG<2:0>として出力される。バ
ンクアドレスはY<15:13>であり、メモリアクセスについて、8個のメモ
リバンクから1つのメモリバンクを選択するのに使用される。マルチプレクサ5
92は、Y<12>コマンドワードビットの状態に応じて、Y<15:13>ま
たはY<19:17>のいずれかをバンクアドレスBNKREG<2:0>とし
て選択する。最終的に、コマンドワードビットY<11:7>がラッチ584に
格納されて、ラッチされたコマンドワードCMDLAT*<4:0>を生成する 。ビット1〜3はCMDLAT<4:0>であり、このCMDLAT<4:0>
が3状態インバータ600にCMDLAT*<3:1>として印加されて、CM DLAT<3:1>出力を生成する。同様に、CMDLAT*ビット<3,2, 0>が3状態インバータ602に印加されて、DCMD<3,2,0>出力を生
成する。3状態バッファ590、954、および600は、DRVCMD*信号 とDRVCMD*信号が印加されるインバータ608の出力において生成される その補数DRVCMDとによって、アクティブおよび高インピーダンス状態の間
で切り換えられる。DRVCMD*信号は、以下で説明するように、開始コマン ド生成器560によって生成される。同様に、3状態インバータ602は、ST
ARTDCLK信号とDRVCMD信号が印加されるインバータ610の出力に
おいて生成されるその補数STARTDCLK*とによって、アクティブおよび 高インピーダンス状態の間で切り換えられる。
【0074】 EXBUSY信号がインアクティブでローへと遷移する場合、インバータ56
6の出力におけるローからハイへの遷移が、パルス生成器620をトリガして、
インバータ622の出力においてパルスを生成させる。インバータ622の出力
におけるパルスは、1対のNANDゲート624および626によって形成され
たフリップフロップを設定する。その結果、アクティブでハイのEXPREP信
号が、上で説明した様態で使用されるNANDゲート624の出力において生成
される。NANDゲート624および626によって形成されたフリップフロッ
プは、アクティブでローのRESET*信号またはカウンタ550によって生成 されたアクティブでローのEXACT*信号のいずれかによってリセットされる 。
【0075】 カウンタ550の動作を制御するEXBUSY<7:0>信号に応答してEX
SEL<7:0>信号を生成するコマンドユニットセレクタ502(図15)を
、図18に示す。上述のように、コマンドユニットセレクタ502は、コマンド
ユニット500の各々からのそれぞれのBUSY信号を調べて、それぞれのEX
SEL信号を生成して、コマンドユニット500の各々へのコマンドワードの格
納を制御する。その結果、コマンドユニットセレクタ502は、1つのコマンド
ワードが1を超える個数のコマンドユニット500に格納されるのを防ぎ、そし
て、コマンドワードが、先に格納されたコマンドワードに早まって上書きされる
のを防ぐ。上でも述べたように、コマンドユニットセレクタ502は、コマンド
ユニットの各々およびそれらのそれぞれのEXBUSY信号を階層状に構成する
ことにより、これらの機能を実行する。
【0076】 コマンドユニットセレクタ502は、ラッチ制御回路720によって動作され
る各コマンドユニット500a〜500hに対応するそれぞれのラッチ740を
含む。インバータ722の出力がハイになり、且つ、インバータ724の出力が
ローになる場合、ラッチ710の各々は、ぞれぞれのEXBUSY信号を格納す
る。NORゲート726および728によって形成されたフリップフロップが、
パルス生成器730によって生成されたパルスにより設定される場合は常に、こ
の状態が起こる。パルス生成器730は、その入力においてF<2>信号を受け
取るインバータ732の出力における負への遷移によってトリガされる。F<2
>信号は、フラッグ信号がシフトレジスタ回路246によって受け取られた後に
、第3のCLK信号上で、シフトレジスタ回路246(図5)によって生成され
る。したがって、F<2>信号が生成される場合、EXBUSY信号は、それぞ
れのラッチ710に格納される。NORゲート726および728によって形成
されたフリップフロップは、インバータ736を介して結合された負へと遷移す
るパワーオンリセット信号RESET*、または、F<2>信号の1クロック期 間の後に、F<4>信号に応答して発生するパルス生成器738からのパルスの
いずれかによってリセットされる。したがって、EXSEL<7:0>信号は、
F<3>信号がアクティブである間、つまり、F<2>信号のハイへの変化とF
<4>信号のハイへの変化との間は安定している。この期間に、利用可能なコマ
ンドユニット500が選択され、コマンドワードをロードされ、そして、イネー
ブルされる。F<4>がハイになる場合、選択されたコマンドユニット500の
EXSEL出力はハイになって、選択されたコマンドユニットがビジーであるこ
とを示す。要約すると、コマンドユニット500のビジー状態はF<2>におい
てフリーズされ、利用可能なコマンドユニット500が選択され、ロードされ、
そして、F<3>においてイネーブルされて、F<4>において、選択されたコ
マンドユニットのビジー状態が示される。
【0077】 コマンドユニットセレクタ502の残りの部分は、上述のように、それぞれの
コマンドユニット720からのEXBUSY信号を階層状に構成する論理回路7
40を含む。EXBUSY<0>信号は最も高い階層を有し、それに対して、E
XBUSY<7>信号は最も低い階層を有する。換言すると、EXSEL<0>
信号を受け取るコマンドユニット500は、他のいずれかのコマンドユニット5
00より前にコマンドワードを格納し、EXSEL<7>信号を受け取るコマン
ドユニットは、他のコマンドユニット500の全てがコマンドワードを格納する
まで、コマンドワードを格納しない。EXSEL<0>出力を生成する論理回路
740は、3つのインバータ746、748、および750を含む。他の全ての
EXSEL信号を生成する論理回路は、NORゲート752および1対のインバ
ータ754および756を含む。インバータ760は、以下で説明する理由から
、それぞれのラッチ回路710の出力を、より低い階層を有するNORゲート7
52に結合する。
【0078】 インアクティブでローのEXBUSY<0>信号がラッチ710aに格納され
る場合は常に、アクティブでハイのEXSEL<0>信号が生成されることは、
図18から明らかである。したがって、EXBUSY<0>信号を生成するコマ
ンドユニット500aがカウントを行うのにビジーでない場合、ハイのEXSE
L<0>信号が生成されて、コマンドユニット500aにコマンドワードを格納
させる。インバータ746の出力は、NORゲート752に結合されて、それぞ
れのビジー入力信号EXBUSY<7:1>がインアクティブでローである場合
であっても、EXSEL<7:1>信号がアクティブになるのを防ぐ。より詳細
には、ラッチ710aの出力におけるローのEXBUSY<0>信号が、インバ
ータ746の出力をハイにする。インバータ746の出力におけるハイは、それ
が結合されるNORゲート752をディスエーブルすることにより、EXSEL
<2:1>信号がハイになるのを防ぐ。インバータ746の出力は、インバータ
746の出力におけるハイがNANDゲート770にハイを出力させるように、
インバータ760を介してNANDゲート770に結合される。NANDゲート
770の出力におけるハイは、EXSEL<7:3>信号について、残りのNO
Rゲート752をディスエーブルする。したがって、EXBUSY<0>信号が
ローである場合は常に、アクティブでハイのEXSEL<0>信号が生成され、
EXSEL<7:1>信号が強制的にインアクティブでローにされる。
【0079】 EXBUSY<0>信号がアクティブでハイである場合、インバータ746は
、ローを出力する。インバータ746の出力におけるローは、直接またはNAN
Dゲート770を介してのいずれかにより、NORゲート752の全てをイネー
ブルする。しかし、アクティブでハイのEXSEL<N>信号は、階層内のより
高いEXBUSY<N+1>信号がアクティブでハイである場合にのみ、インア
クティブでローのEXBUSY<N>信号に応答して生成され得る。例えば、E
XBUSY<4>信号がインアクティブでローである場合、アクティブなハイの
EXSEL<4>信号は、EXBUSY<4>信号を生成するNANDゲート7
52がイネーブルされる場合にのみ生成される。ラッチEXBUSY<3>信号
がアクティブでハイであり、NANDゲート770の出力がローである場合にの
み、EXBUSY<2:0>信号がアクティブでハイであることに応答して、N
ANDゲート752がイネーブルされる。EXSEL<4>信号がインアクティ
ブなローのEXBUSY<4>信号から生成される場合、そのラッチ410eの
出力におけるハイがインバータ760を介して結合されて、より低い階層を有す
るNANDゲート752の全てをディスエーブルする。この様態で、コマンドユ
ニットセレクタ502は、各コマンドワードが唯一のコマンドユニット500に
格納されること、および、それぞれのEXBUSY信号がインアクティブでロー
になるまでに、格納されたコマンドをコマンドワードが上書きしないことを確保
する。上述のように、コマンドユニット500についてのEXBUSY信号は、
カウンタ550が最終カウントへとデクリメントされた場合、CNTHALT* 信号に応答して、インアクティブでローになる。
【0080】 EXBUSY信号およびEXSEL信号のループする性質(つまり、EXSE
L信号がEXBUSY信号を制御し、EXBUSY信号がEXSEL信号を制御
すること等)により、EXSEL信号が生成される時間を制御することが重要に
なる。基本的に、F<2>信号が生成される場合、タイミング回路720がEX
BUSY信号の状態をフリーズする。F<2>信号のすぐ後に、F<3>信号が
生成され、この間に、コマンドユニットセレクタ502からのEXSEL出力の
1つがアクティブでハイになり、コマンドユニット500をロードして、そして
イネーブルする。上述のように、F<4>におけるCLK信号の次の遷移におい
て、START信号が生成されて、カウンタ550にデクリメントを開始させる
。F<4>信号はまた、NORゲート726および728によって形成されたフ
リップフロップをリセットすることにより、ラッチ720をアンフリーズする。
その結果、信号の非常駐性が原因で、2つのコマンドユニット500が、同じコ
マンドワードを格納する、または、コマンドワードを別のコマンドワードに上書
きするという競合状態が防がれる。
【0081】 カウンタ550の構造および動作を、図19を参照して説明する。カウンタ5
50は、上述のように制御回路205(図5)によって生成されたクロック信号
CLK0、CLK0*、CLK1、CLK1*に応答して、初めのプリロードされ
たカウントから0へとデクリメントを行う6段直交カウンタ(6−stage
quadrature counter)である。しかし、本明細書中で説明す
る原理は、段数のより多いまたはより少ないカウンタ、および、(デクリメント
カウンタとは異なる)インクリメントカウンタに同様に適用可能である。
【0082】 カウンタ550は6個のレジスタ800a〜800fを含み、これらレジスタ
800a〜800fの各々が、カウントCNT<5:0>の6つのビットのうち
のそれぞれ1つを提供する。これらレジスタの各々は、各クロック期間中に起こ
るクロック信号CLK0、CLK0*、CLK1、およびCLK1*の所定の組み
合わせに応答して、その入力の補数である信号を出力する。これらの特性を有す
るレジスタは従来のものであり、したがって詳細には説明しない。
【0083】 一連のレジスタによって形成される従来のカウンタにおいて、各レジスタは、
直前のレジスタの遷移に応答する。各レジスタが遷移し得る前に、先行するレジ
スタの全てが順に遷移する必要がある。例えば、第3最下位ビットの遷移につい
て、最下位ビットがまず遷移して第2最下位ビットを遷移させ、この第2最下位
ビットが第3最下位ビットを遷移させる。最下位ビットの遷移は、レジスタを介
して「リップル」して、最上位ビットを遷移させる必要があることを、当業者は
理解する。各レジスタは遅延を強制する(impose)ので、カウンタ内の第
3最下位ビットは2つ前のレジスタの遅延によって遅延される。
【0084】 従来のカウンタとは異なり、第1のレジスタ800aを除く、カウンタ500
内のレジスタ800b〜800fの各々は、その出力をそれぞれの論理回路80
4b〜804fを介して、連続するレジスタ800b〜800fに供給する。そ
の後、各論理回路804b〜804fは、先行する全ビットが「0」である時を
判定し、その対応するレジスタ800b〜800fを、次のクロックサイクルの
間遷移するようにイネーブルする。先行するビットが任意の仲裁(interc
eding)レジスタ800b〜800fをバイパスするので、信号の遷移が、
各レジスタ800b〜800fを介して順にリップルする必要はない。
【0085】 さらに図19を参照すると、レジスタ800a〜800bは、インバータ81
0の出力において電力を受け取り、また、インバータ812の出力において接地
電位を受け取る。インバータ810は、1対のインバータ814および816に
よって形成されたラッチによって駆動される。インバータ812および814は
、NMOSトランジスタ820のドレインに結合される。NMOSトランジスタ
820のゲートは、NANDゲート824の全出力およびCNTHALT*信号 を受け取るNANDゲート822によって駆動される。カウンタ550がイネー
ブルされてカウントを行う場合は常に、CNTHALT*信号はハイであり、し たがってNANDゲート822をイネーブルする。NANDゲート824がアク
ティブでローのEXBUSY*信号を検出する場合、NANDゲート824はハ イを出力し、このハイがNANDゲート822にローを出力させ、そのことによ
り、トランジスタ820がオフされる。カウンタ550をイネーブルするのに先
立って、インバータ810の出力はローであり、そのことにより、インバータ8
30にハイを出力させ、このハイがNANDゲート832をイネーブルする。こ
のとき、EXPREP信号もハイであるので、NANDゲート832はローを出
力し、このローがPMOSトランジスタ834をオンする。したがって、STA
RTがハイになる場合、インバータ810の出力はハイになって、レジスタ80
0a〜800fに電力を供給する。START信号はまた、インバータ812の
出力にローを出力させ、そのことにより、レジスタ800a〜800fの接地端
子をグランドに結合する。したがって、インバータ816は、インバータ814
とラッチを形成しているために、ハイを出力し続けるので、インバータ812お
よび814の入力はハイのままである。したがって、レジスタ800a〜800
fは、EXBUSY*信号がアクティブでローである限り、START信号に応 答して、電力およびグランドに結合される。
【0086】 EXBUSY*信号がハイになる場合、NANDゲート824はローを出力し 、そのことにより、NANDゲート822にハイを出力させる。NANDゲート
822の出力におけるハイがトランジスタ820をオンし、そのことにより、イ
ンバータ812および814への入力をローに引き下げる。その後、インバータ
810の出力はローになって、レジスタ800a〜800fから電力を除去し、
そして、インバータ812の出力がハイになって、レジスタ800a〜800f
から接地電位を除去する。ONトランジスタ820によって生成されたローは、
NANDゲート824にフィードバックされ、このNANDゲート824がハイ
を出力して、NANDゲート822にローを出力させる。その後、トランジスタ
820はオフになる。しかし、ラッチされたインバータ816がローを出力し続
けるので、インバータ812および814への入力はローのままである。トラン
ジスタ820をオンするNANDゲート822の出力におけるハイはまた、トラ
ンジスタ840をオンする。その結果、インバータ830の入力はローに引き下
げられ、そのことにより、インバータ830は、NANDゲート832にハイを
印加する。その後、NANDゲート832はローを出力して、PMOSトランジ
スタ834をオンする。
【0087】 カウンタ550の最終カウントに達したのに応答してCNTHALT*信号が アクティブでローになる場合、レジスタ800a〜800fは電力およびグラン
ドから切断される。CNTHALT*信号がローになる場合、この信号は、NA NDゲート822の出力にハイを出力させ、そのことにより、トランジスタ82
0をオンし、そして、上述のように、インバータ812および814への入力を
ローに引き下げる。ローのCNTHALT*信号はまた、PMOSトランジスタ 844をオンして、インバータ810への入力をハイに引き上げ、そのことによ
り、インバータ810にローを出力させる。
【0088】 上述のように、カウンタ550は、そのカウントの開始に先立って、粗調整遊
標ワード(coarse vernier word)CRSE_VERN<5
:0>に対応する値にプリロードされる。粗調整遊標ワードCRSE_VERN
<5:0>の各ビットは、それぞれのインバータ850a〜850fを介して、
それぞれのパスゲート852a〜852fに印加される。マルチプレクサ852
a〜852fは、インバータ856の出力におけるハイ、およびパルス生成器8
60からのパルスに応答して発生するインバータ858の出力におけるローによ
ってイネーブルされる。パルス生成器860は、NANDゲート862の出力に
おけるローによってトリガされることに応答して、パルスを生成する。NAND
ゲート862がハイのEXSEL信号によってイネーブルされる場合は常に、N
ANDゲート862は、LDEXCNTRパルスに応答してパルス生成器860
をトリガする。上述のように、EXSEL信号がハイであり、カウンタ550を
イネーブルする。したがって、カウンタ550がEXSEL信号によってイネー
ブルされる場合、レジスタ800a〜800fは、粗調整遊標ワードCRSE_
VERN<5:0>でプリロードされる。粗調整遊標ワードCRSE_VERN
<5:0>は、本明細書中で参考として援用する米国特許出願番号第*号に記載 された他の回路によって生成される。
【0089】 上でも述べたように、レジスタ800b〜800fは、それぞれの論理回路8
04b〜804fを介して結合された入力を受け取る。最下位ビットCNT<0
>を生成する第1のレジスタ800aは、その入力を、レジスタ800aの出力
から受け取る。したがって、レジスタ800aの出力は、各クロック期間をトグ
ルする。論理回路804bは、1対のNORゲート870および872を含む。
レジスタ800bの出力は、インバータ874を介してNORゲート872の入
力へと直接に印加されるように、NORゲート870に印加される。したがって
、NORゲート870および872は、レジスタ800bの出力によって交互に
イネーブルされる。その結果、レジスタ800aの出力において生成されたロー
は、NORゲート870およびNORゲート872を介して交互に結合される。
レジスタ800aの出力におけるローは、ハイとして、レジスタ800bのA入
力に結合され、それに対して、レジスタ800aの出力におけるローは、ローと
して、インバータ876を介してレジスタ800bのA*入力に結合される。そ の結果、レジスタ800bは、レジスタ800bの出力において生成された各ロ
ーでトグルされる。
【0090】 論理回路804cは、NORゲート870および872が全ての前のレジスタ
、つまりレジスタ800aおよび800b、からの出力を受け取ることを除いて
は、論理回路804bと基本的に同じ様態で動作する。その結果、レジスタ80
0aの出力におけるハイからローへの遷移は、レジスタ800cに達する前に、
レジスタ800bを介して結合される必要はない。
【0091】 論理回路804d〜804fは、直前のレジスタおよびアップストリームのレ
ジスタからの出力を結合するNORゲート880およびインバータ882を含む
ことを除いては、論理回路804bおよび804cと基本的に同じ様態で動作す
る。
【0092】 開始コマンド生成器560(図17)を、図20により詳細に示す。開始コマ
ンド生成器560の基本機能は、クロック信号CLKおよびCLK90の周波数
に基づく適切な時間に、さまざまなコマンド、つまりCNTHALT*、DRV CMD*、およびSTARTCMD、を生成することである。これらのコマンド のタイミングは、クロック速度の関数である。例えば、より高いクロック速度で
より早くコマンドが生成されて、より多くのクロックサイクルでコマンドバッフ
ァを含むメモリデバイスが、コマンドに対応するさまざまな動作を完了すること
を可能にする。図19を参照して上で説明したように、カウンタ550の「00
0000」最終カウントに達した場合、CNTHALT*信号は、クロック55 0がデクリメントし続けるのを防ぐ。DRVCMD*信号が使用されて、開始コ マンド生成器560を含むコマンドユニット500(図17)内のコマンドを生
成し、そして、STARTCMD信号が使用されて、以下に述べるように列コマ
ンドが開始される。
【0093】 カウンタ550の「000000」最終カウントは、カウントCNT<3:0
>の第4最下位ビットの補数を受け取る複数の入力ANDゲート900によって
検出される。それぞれのインバータ(全体を902に示す)にCNT<3:0>
を印加することにより、CNT<3:0>の補数が生成される。ANDゲート9
00はまた、インバータ908の出力を受け取る。インバータ908の出力は、
インバータ912の出力がローである場合には常にハイである。NORゲート9
10に入力されるCNT<4>およびCNT<5>が共にローである場合は常に
、インバータ912の出力はローである。したがって、CNT<5:0>が全て
ローである場合、NORゲート900への入力の全てがハイである。その後、A
NDゲート900は、EXACT*がアクティブでローである場合に常にインバ ータ906の出力におけるハイによってイネーブルされる限り、ハイを生成する
。カウンタ950の最終カウントに達した場合、ANDゲート900は、NAN
Dゲート904によって検出されるハイを出力する。NANDゲート904は、
通常、開始コマンド生成器560に対応するカウンタ550がデクリメントされ
る場合には、ハイのEXBUSY信号によってイネーブルされる。したがって、
最終カウントに達した場合、CNTHALT*信号はアクティブでローになる。
【0094】 図20に示す開始コマンド生成器560の残りは、クロック周波数に基づく適
切な時間に、DRVCMD*およびSTARTCOMD信号を生成する。その後 、開始コマンド生成器560は、コマンドが以下で説明するダウンストリームの
回路によって受け取られたことを承認するCMDACK信号を待つ。
【0095】 STARTCMD信号がハイになる場合は常に、インバータ920の出力にお
けるDRVCMD*信号はローになる。インバータ922の出力におけるSTA RTCMD信号は、6個のNMOSトランジスタ924〜934のいずれか1つ
がオンされることによってその入力がローに引き下げられた場合には常に、ハイ
になる。その後、インバータ922の出力におけるハイは、インバータ938に
よってラッチされる。したがって、DRVCMD*およびSTARTCMD信号 は、トランジスタ924〜934のいずれか1つがオンされるのに応答して生成
される。
【0096】 NMOSトランジスタ924は、ANDゲート940の出力がハイになるのに
応答してオンする。ANDゲート940は、カウンタ550の4個の最下位ビッ
トCNT<3:0>を受け取る。ここで、4個の最下位ビットCNT<3:0>
のうち2つの最下位ビットCNT<1:0>は、インバータ942および944
によって反転される。ANDゲート940はまた、インバータ908の出力を受
け取る。以下で説明するように、インバータ908の出力は、CNT<5:4>
の両方がハイである場合は常にハイである。したがって、ANDゲート940は
、カウンタ550の「001100」カウント、つまりカウント12、をデコー
ドする。ANDゲート940は、NANDゲート948への全ての入力がハイで
ある場合に常に、NANDゲート948の出力がローになることによってイネー
ブルされる。NANDゲート948は、通常、インバータ950の出力における
ハイを受け取る。というのは、CMDACK信号は、通常、上述のように、開始
コマンド生成器560によって開始されたコマンドがダウンストリームの回路に
よって承認されるまではローであるためである。NANDゲート948はまた、
WRITE*信号を受け取る。WRITE*信号は、読み出し動作の間、インアク
ティブでハイである。NANDゲート948はまた、1対のNANDゲート95
4および956によって形成されたフリップフロップの出力を受け取る。フリッ
プフロップは、まず、カウンタ550がデクリメントを開始する前はローである
EXBUSYによって設定される。このフリップフロップは、インバータ958
の出力におけるローに応答してリセットされる。ここで、インバータ958の出
力は、NORゲート960がローのDRVCMD*によってイネーブルされ、且 つ、CMDACKがアクティブでハイになる場合、ローになる。最後に、NAN
Dゲート948は、400MHzのクロック周波数を示すMBPS400信号を
受け取る。したがってトランジスタ924は、400MHzのクロック周波数で
の読み出し動作の間に、カウンタ550のカウント12においてオンする。
【0097】 同様に、トランジスタ926は、ANDゲート970からのハイに応答してオ
ンする。このことは、ANDゲート970は、600MHzのクロック周波数で
の読み出し動作の間に、「001110」のカウントCNT<5:0>、つまり
カウンタ550のカウント14、をデコードする場合に起こる。トランジスタ9
28は、ANDゲート972の出力におけるハイに応答してオンする。ANDゲ
ート972は、CNT<0>、CNT<3:1>の補数、およびNORゲート9
74の出力を受け取る。NORゲート974は、インバータ976を介して、C
NT<5>およびCNT<4>の補数を受け取る。したがって、NORゲート9
74の出力は、CNT<5:4>が「01」の場合にハイになる。したがって、
ANDゲート972は、800MHzのクロック周波数での読み出し動作の間に
、「010001」のカウントCNT<5:0>、つまりカウンタ550のカウ
ント17、をデコードする。したがって、STARTCMDは、MBPS信号に
よって指定されたクロック速度に対応する時間における読み出し動作の間にハイ
になることが理解され得る。ここで、クロック速度が上がると、STARTCM
D信号はカウントダウン内のより早い段階で生成され、クロック速度が下がると
、STARTCMD信号はカウントダウン内のより遅い段階で生成される。より
早いクロック速度でより早くSTARTCMDを生成することにより、メモリデ
バイスは、処理コマンドに割り当てられる時間がクロック速度に関わらず比較的
均一になるように、より多くのクロックサイクルでコマンドに応答する。
【0098】 開始コマンド生成器560は、回路980内のANDゲートがWRITE*で はなくインバータ982の出力におけるWRITE*の補数を受け取る点、およ び、それらがCNT<5:0>の異なるカウントをデコードする点を除いて、構
造的且つ機能的に上述の回路と同一のさらなる回路を含む。したがって、簡潔さ
のために、このさらなる回路は、詳細に説明しない。ANDゲートはWRITE * のハイである補数によってイネーブルされるので、回路980内のANDゲー トは、それぞれのクロック速度に対応するクロックのカウントにおいてSTAR
TCMD信号を生成させる。詳細には、書き込み動作の間、STARTCMD信
号は、400MHzのクロック周波数についてカウンタ550のカウント5にお
いて、600MHzのクロック周波数についてカウンタ550のカウント7にお
いて、そして、800MHzのクロック周波数についてカウンタ550のカウン
ト10において生成される。読み出し動作は書き込み動作よりも多くの時間を要
求し、そのことにより、読み出し動作についてのSTARTCMD信号がより早
く、つまりより高いカウントで、生成されることを要求するので、書き込み動作
についての5、7、および10のこれらのカウントは、読み出し動作についての
カウント12、14、および17よりも後に起こる。
【0099】 図15の列コマンドユニット228内の列コマンドプロセッサ508を、図2
1に詳細に示す。上述のように、列コマンドプロセッサ508の機能は、クロッ
ク速度信号MBPS400〜MBPS800によって示されるクロック速度に対
応する時間において多くのコマンドを生成することである。列コマンドプロセッ
サ508の動作は、STARTCOL*信号がアクティブでローになることによ り開始される。図16を参照して上で説明したように、STARTCOL*信号 は、8個のSTARTCMD<8:0>信号のいずれかがハイになる場合は常に
、論理回路520によって生成される。STARTCOL*のハイからローへの 遷移は、STARTCOL*がローになる前にローを出力するNORゲート10 00によって検出される。NORゲート1000の出力におけるこのローが、制
御回路1002をディスエーブルする。制御回路1002は、NORゲート10
00の出力によってイネーブルされる点を除いては、図10に示す格納レジスタ
206内で使用される制御回路300と基本的に同じである。したがって、簡潔
さのために、制御回路1002の詳細な説明は繰り返さない。基本的に、制御回
路1002は、NORゲート1000の出力がハイになることによりイネーブル
された後で、クロック信号CLKの立ち上がりおよび立ち下がりエッジ上でパル
スを出力する。その結果、STARTCOL*がローになる場合、制御回路10 02は正へと遷移するパルスを、NORゲート1000の他の入力に出力する。
この正へと遷移するパルスはNORゲート1000をすぐにディスエーブルする
。したがってNORゲート1000は、STARTCOL*がローになるのに応 答して、クロック信号CLKの1つの遷移のみについて、ハイまたは論理「1」
信号を生成する。
【0100】 制御回路1002によって生成された正へと遷移するパルスは、コマンド承認
信号CMDACKを生成する。図20を参照して上で説明したように、CMDA
CK信号は、開始コマンド生成器560に対して、STATCMD信号の結果が
ダウンストリームの列コマンドプロセッサ508によって受け取られ、そして処
理されたことを承認するために使用される。
【0101】 NORゲート1000における論理「1」はまた、3個の4ビットシフトレジ
スタ1010、1012、および1014に印加される。シフトレジスタ101
0〜1014は、図5に示したクロック回路235と同一のクロック回路101
8によってクロックされる。やはり簡潔さのために、クロック回路1018の詳
細な説明は繰り返さない。しかし、CLKの各遷移において、つまり、CLKの
各立ち上がりおよび立ち下がりエッジ上で、クロック回路1018がシフトレジ
スタ1010〜1014をクロックすることを思い出されたい。論理「1」信号
がシフトレジスタ1010〜1014を介してシフトされると、12個の列コマ
ンド信号COLCMD<19:8>の各々が、CMDCOL<19>からCMD
COL<8>へと連続してハイになる。以下で説明するように、列コマンド信号
COLCMD<19:8>は、列ステートマシンにおいて、さまざまなコマンド
信号のタイミングを制御するために、タイミング信号として使用される。したが
って、動作中、STARTCOL*がローになる場合は常に、これらの列コマン ド信号COLCMD<19:8>が連続して生成される。制御回路1002は、
CLKの連続的な遷移において、論理「1」がシフトレジスタ1010〜101
4にシフトされるのを防ぐ。しかし、1を超える個数の論理「1」が、CLKの
連続的な遷移においてシフトレジスタ1010にシフトされない限り、シフトレ
ジスタ1010〜1014を介して一度にシフトされ得る。
【0102】 STARTCOL*がローになるのに応答して起こる、NORゲート1000 の出力におけるハイからローへの遷移は、パルス生成器1020に、正へと遷移
するパルスを出力させる。パルス生成器1020は、STARTCOL*がロー になる前にローを出力するNANDゲート1022を含む。このローは、直接N
ANDゲート1024に、ならびに、遅延回路1026およびインバータ102
8を介してNANDゲート1024に印加される。したがって、STARTCO
*がローになる前に、NANDゲート1024は、インバータ1028からハ イを受け取る。STARTCOL*がローになる場合、NANDゲート1022 はハイを出力する。しかし、遅延回路1026によって生成される遅延のために
、インバータ1028は、ローに遷移する前の短期間にハイを出力し続ける。N
ANDゲート1024への両方の入力がハイである期間の間、NANDゲート1
024はローを出力して、NANDゲート1022をディスエーブルする。した
がって、インバータ1030の出力において、正へと遷移するパルスが生成され
る。
【0103】 パルス生成器1020の出力でのパルスは、カウンタ1038および4つの列
ステートマシン1040〜1046に印加される。カウンタ1038の関数は、
「0」〜「3」まで繰り返し増大し、列ステートマシン1040〜1046のそ
れぞれを逐次的にイネーブルする、対応するイネーブル信号E0およびE1を生
成する。この目的のために、NORゲート1050はカウンタ1038の「0」
カウントをデコードし、NORゲート1052およびインバータ1054はカウ
ンタ1038の「1」カウントをデコードし、NORゲート1056およびイン
バータ1058はカウンタ1038の「2」カウントをデコードし、NANDゲ
ート1058およびインバータ1060はカウンタ1038の「3」カウントを
デコードする。以下により詳細に説明するように、ステートマシン1040〜1
046のそれぞれがイネーブルされるとき、ステートマシン1040〜1046
は、列コマンド信号COLCMD<10:8>により指定される様々な時刻に、
数々のコマンド信号を生成する。コマンドを生成するのに使用される特定の列コ
マンド信号は、順番に、クロック速度および生成されたコマンドの種類の関数で
ある。
【0104】 列コマンドプロセッサ508の残りの回路は、適切な時刻にそれぞれの列ステ
ートマシン1040〜1046により生成されるコマンド信号からそれぞれのコ
マンドを生成する4つのマイクロ動作回路1070〜1076である。これらの
コマンドは、列コマンドINC_COL、書き込みコマンドWRITE、開始レ
ジスタコマンドSTARTREG、および平衡化I/OコマンドEQIOである
。INC_COLコマンドは、メモリデバイス内のデータが8列のバーストでア
クセスされるときは常にハイとなる。WRITEコマンドは、メモリアレイ内の
I/O線が、列アドレスにより指示される桁線(digit lines)に結
合されるときハイとなる。STARTREGコマンドはハイとなり、読み出し動
作のためのデータ通路をイネーブルする。最後に、EQIOは、メモリアレイ内
のI/O線が平衡化されるとき常にハイとなる。
【0105】 また、INC_COLコマンドを生成するマイクロ動作回路1070はNAN
Dゲート1080に信号を印加する。NANDゲート1080の入力のいずれか
がローであるときは常に、NANDゲート1080は、NMOSトランジスタ1
082をオンにする。第2のNMOSトランジスタ1084は、インバータ10
86の出力がハイであるとき常にオンとなる。これは、CMDACK信号がロー
であるとき常に発生する。この状況下では、インバータ1088は、インバータ
1090によりラッチされるハイのSTARTCMD<8>信号を出力する。ア
クティブなハイのSTARTCMD<8>信号は、リセット信号RESET*が ローとなりPMOSトランジスタ1092をオンにすることによっても生成され
得る。STARTCMD<8>信号は、8列のバーストを伴ってメモリアクセス
が発生するとき生成される。STARTCMD<8>信号は、4列の第2のバー
ストの開始において生成され、上述のように用いられる。上記にさらに説明した
ように、STARTCMD<8>信号は、承認信号CMDACKがハイとなるこ
とにより終了される。
【0106】 図21に示す4つの列ステートマシン1040〜1046を、図22により詳
細に示す。図22には、(図21のそれぞれの列ステートマシン1040〜10
46の一部として示す)クローズバンク制御回路1100、3つのコマンドラッ
チ信号CMDLAT<3:1>、および駆動信号DRVIN*を生成するのに用 いられる論理回路1102も示してある。図21を参照して上述したように、列
ステートマシン1040〜1046のそれぞれは、カウンタ1038により生成
されたE0、E1信号により逐次的にイネーブルされる。図22を参照して、イ
ネーブル入力が、イネーブル回路1104内のNANDゲート1110に印加さ
れる。NANDゲート1110がINIT信号を受け取るとき、NANDゲート
1110は、NANDゲート対1114、1116により構成されるフリップフ
ロップ1112を設定するローを出力する。図21を参照して説明したように、
STARTCOL*がローとなるのに応答するパルス生成器1020の出力にお いてINIT信号が生成される。イネーブル信号がハイとなるとき、パルス生成
器1120は、インバータ1112を介してトリガされる。インバータ1112
は、インバータ1124により反転されたあと、フリップフロップ1112をリ
セットする。
【0107】 フリップフロップ1112が最初に設定されるとき、フリップフロップ111
2は遅延回路1130をトリガし、これにより、補数パルスがそれぞれのインバ
ータ1132、1134の出力において生成される。これらのパルスは総じて1
140で示される3つのレジスタをトリガする。レジスタ1140は、それぞれ
のコマンドラッチ信号CMDLAT<3:1>をラッチする。図17を参照して
説明したように、CMDLAT<3:1>信号は、コマンドユニット500によ
り、格納レジスタ206、208(図5)からのコマンドワードのY<19:1
7>ビットから生成される。レジスタ1140の出力は、それぞれのインバータ
1142を介して結合され、CMDLAT<3>、CMDLAT<2>、および
CMDLAT<1>のそれぞれに対応するバースト長信号BL8*、書き込み信 号WRITE*、およびクローズ行信号CLROW*を生成する。論理「0」BL
*信号は8列のバーストを指示するが、論理「1」BL8*信号は4列のバース
トを指示する。論理「0」WRITE*信号は書き込み動作を指示するが、論理 「1」WRITE*信号は読み出し動作を指示する。最後に、論理「0」CLR OW*信号は、その時点でのメモリアクセスのあと、その時点でアクセスされた メモリアレイの行がクローズされることを特定する。論理「1」CLROW*信 号は、その時点でアクセスされているメモリアレイがオープンで残されることを
特定し、これにより行からの追加の列がアクセスされ得る。BL8*、WRIT E*、およびCLROW*信号は、(WRITE*およびCLROW*信号の場合は
)直接、または(BL8の場合は)インバータ1150を介して、それぞれのト
ライステートインバータ1148に印加される。インバータ1148は、インバ
ータ1154を介してハイのDRVIN信号によりイネーブルされ、DRVIN * を生成する。DRVN信号は、DRVCMDおよびINC_COLの両方がハ イとなるのに応答してNANDゲート1158がローを出力するとき、インバー
タ1156の出力において生成される。
【0108】 列ステートマシン1040は、開始平衡信号(initiate equil
ibrate signal)INIT_EQIO*を生成する。しかしながら 、INIT_EQIO*信号のタイミングは、クロック速度信号800MBPS の関数である。これらの状況のもとでは、NORゲート1170は、イネーブル
回路1104内のNANDゲート1110がINIT信号に応答してローを出力
するとき、ハイを出力し得るようにイネーブルされる。NORゲート1170の
出力のハイは、NORゲート1172に印加され、次にNORゲート1172が
ローを出力する。NORゲート1172の出力のローは、インバータ1174、
1176により2度反転されたあと、アクティブなローINIT_EQIO*信 号を生成する。
【0109】 INIT_EQIO*信号は、NORゲート1172への他の入力がハイとな るときにも生成される。NORゲート1172への他の入力は、パスゲート11
80がイネーブルされている限りCOLCMD<19>がハイとなるのに応答し
て、ハイとなる。パスゲート1180は、NANDゲート対1184、1186
により構成されるフリップフロップ1182が設定されるときイネーブルされる
。フリップフロップ1182は、ハイのMBPS800信号(即ち、クロック周
波数が800MBPSである)により、NANDゲート1188がイネーブルさ
れるとき、NANDゲート1188により設定され、NANDゲート1110が
、ローを出力し、これによりインバータ1190は、NANDゲート1188に
ハイを出力する。INIT_EQIO*信号がいったん生成されると、2つのイ ンバータ1194、1196を介してNANDゲート1186にINIT_EQ
IO*信号が印加されるので、フリップフロップ1182がリセットされる。ま た、フリップフロップ1182は、NANDゲート1186にインバータ113
4の出力が印加されるので、フリップフロップ1112に応答してリセットされ
る。フリップフロップ1182がリセットされると、NANDゲート1184は
ローを出力し、これによりインバータ1196は、NMOSトランジスタ119
8をオンにするハイを出力する。次にNMOSトランジスタ1198は、NOR
ゲート1172への入力をローに保つ。
【0110】 INIT_WRITE*信号を生成する列ステートマシン1044は、3つの 同一な選択回路1200、1202、1204を含むが、そのうち1つのみ詳細
に説明する。これらの3つの選択回路1200〜1204すべての出力は、NO
Rゲート1210のそれぞれの入力に結合されている。NORゲート1210は
、反転(inverting)バッファ対1212、1214を介してINIT
_WRITE*信号を生成する。
【0111】 選択回路1200は、シフトレジスタ1010〜1014(図21)からCO
LCMD<16>信号を受け取るパスゲート1220を含む。パスゲート122
0がイネーブルされるとき、COLCMD<16>信号は、パスゲート1220
を介して結合され、それによりINIT_WRITE*信号が生成される。パス ゲート1220は、NORゲート1224がハイを出力するとき常にイネーブル
される。NORゲートゲート1224は、MBPS800がハイであるのに応答
してインバータ1226の出力がローであり、インバータ1230の出力がロー
であるとき常に、パスゲート1220をイネーブルする。インバータ1230の
出力は、NANDゲート対1234、1236により構成されるフリップフロッ
プ1232が設定されるとき常にローとなる。フリップフロップ1232は、N
ANDゲート1238の出力でのローにより設定される。NANDゲート123
8でのローは、WRITEがアクティブなハイであり、INIT_EQIO*信 号が生成されるとき常に発生する。これは、INIT_EQIO*信号がインバ ータ1240を介してNANDゲートゲート1238に印加されるからである。
フリップフロップ1232は、フリップフロップ1112がリセットされるか、
INIT_WRITE*信号が生成されるかのいずれかのとき常にリセットされ る。これは、INIT_WRITE*信号が、インバータ対1242、1244 によりNANDゲート1236に印加されるからである。
【0112】 要するに、INIT_WRITE*信号は、COLCMD<16>信号に応答 する800MBPSのクロック周波数での書き込み動作中に生成される。同様の
様態において、選択回路1202は、COLCMD<17>信号に応答する60
0MBPSのクロック周波数での書き込み動作中にINIT_WRITE*信号 の生成を引き起こす。COLCMD<16>信号は、COLCMD<17>信号
が生成されるよりも後で生成されるので、800MBPSでの書き込み動作に対
してより多くの数のクロックサイクルが割り付けられる。選択回路1204は、
400MBPSのクロック周波数での書き込み動作の間、同様の様態で動作し、
INIT_WRITE*信号を生成する。
【0113】 列ステートマシン1044は、列ステートマシン1042と実質的に同様の様
態で動作するが、多少異なる回路を含む。基本的に、列ステートマシンは、80
0MBPSではCOLCMD<16>信号に応答し、600MBPSではCOL
CMD<19>信号に応答し、400MBPSではNANDゲート1110の出
力がローとなるのに応答して、INIT_LDREG*信号を発生させる(これ は、アクティブなハイのWRITE信号が、ゲート1250を無視するために印
加されるからである)。しかしながら、INIT_LDREG*信号が生成され るのを可能にするフリップフロップ1252は、800MBPSのクロック周波
数ではINIT_EQIO*信号に応答し、600MBPSのクロック周波数で はローとなるNANDゲート1110の出力に応答して設定される。
【0114】 列ステートマシン1046は、NEXT_BURST*信号を生成するのと実 質的に同じ様態で動作する。DRVCMDがローになることにより、フリップフ
ロップ1260が設定されるとき、NANDゲート1262がイネーブルされる
。メモリアクセスが8列のバーストで発生する場合、BL8は上述のようにハイ
となる。その結果、列ステートマシン1046内の選択回路のすべてがイネーブ
ルされる。そのような状況のもとでは、800MBPSのクロック周波数でCO
LCMD<16>信号に応答し、600MBPSのクロック周波数でCOLCM
D<17>信号に応答し、400MBPSのクロック周波数でCOLCMD<1
8>信号に応答して、NEXT_BURST*信号が生成される。
【0115】 また、アクティブなローのNEXT_BURST*信号は、NANDゲート対 1272、1274により構成されるフリップフロップ1270をリセットし、
アクティブなハイの駆動コマンド信号DRVCMDを生成する。フリップフロッ
プ1270は、増加列信号INC_COLがハイとなることによりパルス生成器
1278がトリガされるとき常にインバータ1276により設定される。また、
フリップフロップ1270は、INITがハイとなるのに応答するNANDゲー
ト1110の出力でのハイからローへの遷移によっても設定される。DRVCM
D信号は、「バーストオブエイト」メモリアクセスの場合にハイにもたらされ、
これにより、メモリの第1の4列にアクセスするのに用いられるコマンド信号が
メモリの第2の4列にアクセスするのに再び用いられる。
【0116】 クローズバンク制御回路1100を図23により詳細に示す。クローズバンク
制御回路1100は、デコーダ制御回路1300およびデコーダ1302を含む
。デコーダ1302は、図22を参照して上述したように、3つのバンクレジス
タビットBNKREG<2:0>*のラッチングにより獲得される3ビットバン クアドレスADDR*<0:2>に基づく8バンク選択信号CB*<7:0>の1
つを生成する。従って、8メモリバンク80(図3)の1つがバンクアドレスA
DDR<2:0>*に対応するそれぞれのCB<7:0>*によりイネーブルされ
る。
【0117】 デコーダ制御回路1300は、NANDゲート対1312、1314により構
成される第1のフリップフロップ1310を含む。フリップフロップ1310は
、図22を参照して上記説明したように、列ステートマシン1040により生成
される開始平衡信号INIT_EQIO*により設定される。フリップフロップ 1310が設定されるとき、フリップフロップ1310はNANDゲート132
0をイネーブルする。
【0118】 図21を参照して上記説明したようにNANDゲート1320はまた、NOR
ゲート1326の出力、およびSTARTCOL*の立ち下がりエッジの1サイ クルあとでハイとなるCOLCMD<17>信号をも受け取る。BL8信号がロ
ーでありCLROW信号がハイであるとき、NORゲート1326の出力はハイ
である。これは、インバータ1328を介してCLROW信号がNORゲート1
326に印加されるからである。図22を参照して上記説明したように、8列の
バーストにおけるメモリからデータが読み出されるときBL8信号はハイであり
、その時点でアクセスされている行がオープンで残されていることで、その列に
おける追加の行が読み出され得るとき、CLROW*信号はハイとなる。従って 、NANDゲート1320は、INIT_EQIO*がローとなった後COLC MD<17>*信号がハイとなるとき、その時点でアクセスされている行からの 4列のバースト読み出しの間、ローを出力する。
【0119】 NANDゲート1320の出力がローとなるとき、NANDゲート1320は
、フリップフロップ1330を設定する。また、フリップフロップ1330は、
NANDゲート対1332、1334によって構成される。フリップフロップ1
330を設定することでNANDゲート1340がイネーブルされる。NAND
ゲート1340は、COLCMD<14>信号も受け取る。従って、上述の条件
のもとでCOLCMD<17>信号がフリップフロップ1310、1330を設
定した1と1/2クロックサイクル後で、NANDゲート1340はローを出力
する。NAND1340の出力におけるローは、NANDゲート対1352、1
354により構成される別のフリップフロップ1350を設定する。
【0120】 フリップフロップ1330、1350は、ともに6つのNANDゲート136
0〜1370をイネーブルする。フリップフロップ1330は、NANDゲート
1360、1362、1366、1368をイネーブルし、フリップフロップ1
350は、NANDゲート1364、1370をイネーブルする。NANDゲー
ト1360〜1364は、WRITE*信号を受け取り、従って読み出し動作の 間にイネーブルされる。NANDゲート1366〜1370は、WRITEB信
号を受け取り、従って書き込み動作の間にイネーブルされる。NANDゲート1
360および1366は、MBPS400信号を受け取り、従って400MBP
Sのクロック周波数でイネーブルされる。NANDゲート1362、1368は
、MBPS600信号を受け取り、従って600MBPSのクロック周波数でイ
ネーブルされる。NANDゲート1364〜1370は、MBPS800信号を
受け取り、従って800MBPSのクロック周波数でイネーブルされる。NAN
Dゲート1360〜1370のそれぞれは、それぞれの列コマンド信号を受け取
り、従ってイネーブルされた単一のNANDゲート1360〜1370が異なる
時刻にローを出力する。従って、NANDゲート1360〜1370の1つは、
クロック周波数と、メモリアクセスが読み出しまたは書き込み動作のどちらであ
るかとに従って個別の時刻にローを出力する。
【0121】 NANDゲート1360〜1370の1つがローを出力するとき、2つのNA
NDゲート138、1382の1つによりローが検出される。次に、そのNAN
Dゲートは、NORゲート1386にハイを印加する。NANDゲート対139
2、1394により形成されるフリップフロップ1390を設定するローをNO
Rゲート1386が次に出力する。フリップフロップ1390が設定されるとき
、NANDゲート1392は、パルス生成器1396をトリガするハイを出力す
る。次に、パルス生成器1396は、インバータ1398により反転されるパル
スを生成し、フリップフロップ1390をリセットする。従って、フリップフロ
ップ1390が設定されるとき、フリップフロップ1390は、少しの時間の後
自動的にリセットされる。フリップフロップ1390がリセットされるとき、N
ANDゲート1392の出力でのハイからローへの遷移は、パルス生成器140
0をトリガするインバータ1402のローからハイへの遷移により、パルス生成
器1400に結合される。次に、パルス生成器1400は正の方向のパルスを出
力し、これにより、インバータ1410が負の方向のパルスを出力し、インバー
タ1412が正の方向のパルスを出力する。以下に説明するように、インバータ
1410の出力での負の方向のパルスはデコーダ1302からリセットを除去す
るが、インバータ1412での正の方向のパルスは、デコーダ1302にパルス
を印加する。要するにデコーダ制御回路1300は、クロック周波数と、メモリ
アクセスが読み出しまたは書き込み動作のどちらであるかとにより決定される時
刻に、短時間の間デコーダ1302をイネーブルする。
【0122】 デコーダ1302は、それぞれのNMOSトランジスタ1420〜1434の
ドレインにおいて、出力信号CB<7:0>*を生成する。トランジスタ142 0〜1434のゲートは通常、総じて参照符号1440で示すNMOSトランジ
スタのそれぞれによりローに近づく。トランジスタ1440のゲートは、インバ
ータ1410の出力に結合される。上記説明するように、インバータ1410の
出力は通常ハイであるので、トランジスタ1440はオンにされ、これにより、
それぞれのトランジスタ1420〜1434のゲートはローに近づく。トランジ
スタ1420〜1434のゲートは、それぞれのラッチにより設定される何らか
のレベルに維持される。それぞれのラッチは、総じて1450で示されるインバ
ータ対により生成される。
【0123】 トランジスタ1420〜1434は、総じて1460で示される直列接続のP
MOSトランジスタのそれぞれの群を介して選択的に結合されるインバータ14
12の出力において正の方向のパルスにより選択的にオンにされる。PMOSト
ランジスタ1460は、バンクアドレス信号ADDR*<2:0>により、直接 、または総じて1464で示されるインバータを介してオンにされる。
【0124】 デコーダ1302の動作を一例を参照して説明したのは、これにより、デコー
ダ1302の残りがどのように動作するか当業者には明白だからである。例えば
、バンクアドレスADDR*<2:0>が「011」であるとき、ハイのADD R*<1:0>ビットは、インバータ1464を介して結合され、PMOSトラ ンジスタ1470、1472をオンにする。ローのADDR*<2>ビットは、 PMOSトランジスタ1474をオンにし、これにより、インバータ1412の
出力から、PMOSトランジスタ1470〜1474を介して、NMOSトラン
ジスタ1422のゲートに電流路が形成される。その結果、トランジスタ142
2がオンにされ、CB*<1>をローに駆動する。他のNMOSトランジスタ1 420、1424〜1434はすべてオフのままである。残りのクローズバンク
信号CB*<7:2,0>は、同様の様態で、バンクアドレス信号ADDR*<2
:0>の関数として生成される。従って、クロック速度の関数であり、メモリア
クセスが書き込みまたは読み出し動作のいずれかである時刻に、バンクアドレス
ADDR*<2:0>の関数として、クローズバンク制御回路1100は、クロ ーズバンク信号CB*<7:0>を生成する。
【0125】 図21のマイクロ動作回路1070〜1076を図24により詳細に示す。マ
イクロ動作回路1070〜1076のそれぞれは同一であるので、1つのマイク
ロ動作回路1070のみ図24に示し、本明細書において説明する。マイクロ動
作回路1070〜1076の機能は、それぞれの列ステートマシン1040〜1
049からの開始信号INIT*<3:0>の1つに応答するクロック速度に依 存する列コマンド信号CMDCOLにより単一のコマンドパルスをそれぞれ生成
する。
【0126】 開始信号INIT*<3:0>の任意のものがローとなるとき、NANDゲー ト対1502、1504により構成されるフリップフロップ1500を設定する
。フリップフロップ1500が設定されるとき、フリップフロップ1500は、
NANDゲート1510にローを出力させる。これは、以下に説明するように、
NANDゲート1510が最初にイネーブルされるからである。次に、NAND
ゲート1510は、直接、またはインバータ1528を介してパスゲートの組1
520、1522、1524をイネーブルする。パスゲート1520〜1524
は、パスゲート1530〜1534のそれぞれの出力を受け取る。パスゲート1
530〜1534のそれぞれは、パスゲート1530〜1534に、直接、また
はそれぞれのインバータ1540〜1544を介して結合されるそれぞれのクロ
ック速度信号MBPS400〜MBPS800によりイネーブルされる。従って
、アクティブなクロック速度信号は1つのみなので、パスゲート1530〜15
34の1つのみしかイネーブルされない。イネーブルされるパスゲート1530
〜1534は、フリップフロップ1500が設定されるとき、それぞれのパスゲ
ート1520〜1524を介して、それぞれの開始信号START400〜ST
ART800を結合する。図21を参照して上記説明したように、START信
号は、それぞれの列コマンド信号COLCMD<19:6>に、図21に示すよ
うに対応する。具体的には、START400がCOLCMD<17>に対応し
、START600がCOLCMD<15>に対応し、START800がCO
LCMD<13>に対応する。
【0127】 イネーブルされるパスゲート1520〜1524の出力は、パルス生成器15
50のクロック入力に追加される。パルス生成器1550への入力は通常、NM
OSトランジスタ1552によりローに保持される。NMOSトランジスタ15
52は、NANDゲート1510の出力でのハイにより通常オンに保持される。
パルス生成器1550は、格納レジスタ206、208において使用されるパル
ス生成器300(図10)と実質的に同一であるので、その動作を繰り返し説明
しない。簡略には、パルス生成器1550は、パスゲート1520〜1524の
1つからのハイの出力に続くCLKの遷移で、NANDゲート1556またはN
ANDゲート1558のいずれかの出力において負の方向のパルスを生成する。
NANDゲート1556、1558の一方がCLKの第1の遷移でローを出力し
、NANDゲート1556、1558の他方がCLKの次の遷移でローを出力す
る。NANDゲート1556、1558のいずれかの出力でのローは、NAND
ゲート1560にハイを出力させる。NANDゲート1560の出力は、NAN
Dゲート1562、および遅延回路1564と3つのインバータ1566〜15
70との直列の組み合わせに印加される。NANDゲート1560の出力は最初
ローであるので、インバータ1570の出力は最初ハイである。パルス生成器1
550がローを出力し、これにより、NANDゲート1560にハイを出力させ
るとき、遅延回路1564およびインバータ1566〜1570の遅延が原因と
なり、インバータ1570の出力は直ちにローに遷移しない。従って、NAND
ゲート1562は、NANDゲート1560のローからハイへの遷移が遅延回路
1564およびインバータ1566〜1570を介して伝播するまでローを出力
する。次に、インバータ1570の出力はローに遷移し、これにより、NAND
ゲート1562は負の方向のパルスを終了する。インバータ1574は、NAN
Dゲート1562から出力される負の方向のパルスから、正の方向のパルスを出
力する。インバータ1574の出力の正の方向のパルスは、インバータ1576
を介して負の方向のパルスとして結合され、フリップフロップ1500をリセッ
トする。フリップフロップ1500がリセットされると、これにより、NMOS
トランジスタ1552をオンにするハイをNANDゲート1510が出力する。
次に、トランジスタ1552は、フリップフロップ1500が再び設定されるま
で、パルス生成器1550が任意の追加パルスを生成することを不可能にする。
NANDゲート1562の出力での負の方向のパルスは、NANDゲート156
0もディスエーブルにする。
【0128】 要するに、開始信号INIT*<3:0>の1つに応答してマイクロ動作回路 1070〜1076は、クロック速度により決定される時刻に、ローのU_OP
AおよびU_OPB信号、ならびに正の方向のU_OPパルスを出力する。図2
1に示すように、マイクロ動作回路1070のみが、レベル信号U_OPAおよ
びU_PABを利用する。残りのマイクロ動作回路1072〜1076は、正の
方向のパルスU_OPのみを利用する。図21に示すように、マイクロ動作回路
1070〜1076により生成される正の方向のパルスは、それぞれコマンドパ
ルスINC_COL、WRITE、STARTREG、およびEQIOである。
図21を参照して上記説明したように、INC_COL信号は、8メモリアクセ
スのバーストの間、列アドレスを増加し、WRITE信号は、メモリアレイ内の
補数I/O線を列アドレスに対応するそれぞれの桁線に接続し、STARTRE
G信号は、データ通路読み出しレジスタをイネーブルし、EQIO信号は、I/
O線を平衡化させる。図21に示すように、論理レベル信号U_OPAおよびU
_OPBは、STARTCMD<8>を生成させる。
【0129】 図15〜図17を参照して上記説明したように、各パケットワードのビットY
<27:32>は、各コマンドユニット500(図15〜図17)のラッチ58
0(図17)に格納された列アドレスCOL<6:0>を構成する。図15を参
照して上記説明したように、各コマンドユニット500a〜hからの列アドレス
は、それぞれの列アドレス処理ユニット506に印加される。図15に示した列
アドレス処理ユニット506を、図25および図26により詳細に示す。
【0130】 それぞれが個別の列アドレスを格納する多重列アドレス処理ユニット506の
使用は、メモリデバイス16の速度の増加に大きな利点を提供する。従来のDR
AMおよびパケット化されたDRAMに対する公知のアーキテクチャにおいて、
DRAMは、先行する列アドレスが、アドレスのデコードなどによりラッチされ
処理されてしまうまで、メモリ動作のための列アドレスを受け取ることができな
い。多重列アドレス処理ユニット506を使用することにより、たとえ1つ以上
の先行する列アドレスが、列アドレスのデコードなどによりすでにプロセスされ
ていなくても、メモリデバイスは列アドレスを受け取ることができる。
【0131】 図25を参照して、コマンドユニット500a〜hの出力に存在する列アドレ
スCOL<0:6>が、列アドレスラッチ1600に印加される。列アドレスラ
ッチ1600は、列アドレスCOL<0:6>のそれぞれのビットに対する1つ
のラッチ回路1602a〜gで構成される。それぞれのラッチ回路1602は、
インバータ対1606、1608により構成される。インバータ1608の出力
インピーダンスは、コマンドユニット500の出力インピーダンスよりも高いの
で、インバータ1608よりもむしろ、コマンドユニット500がインバータ1
606への入力での論理レベルを制御する。従って、論理レベル(即ち、論理「
1」または「0」)がインバータ1606の1つの入力に印加されるとき、イン
バータ1608の出力で同じ論理レベルが生成され、これにより、以前にイネー
ブルされたコマンドユニット500がもはやイネーブルされなくなったあと、イ
ンバータ1606への入力をその論理レベルに保持する。
【0132】 上述のように、それぞれの列アドレスビットCOL<0:6>に対しひとつの
ラッチ1602が供給される。従って、コマンドユニット500のそれぞれから
のCOL<0>ビットは、ラッチ1602aに結合され、コマンドユニット50
0のそれぞれからのCOL<1>ビットは、ラッチ1602bに結合され、以下
同様となる。しかしながら、さらに上述したように、一度にコマンドユニット5
00のうちの1つしかイネーブルされない。その結果、ラッチ1602a〜gは
、1度に1つのコマンドユニット500のみからの信号を受け取る。
【0133】 次に、列アドレスラッチ1600の出力での列アドレスCOL<0:6>が、
列アドレスCOL<0:6>を列デコーダ100(図3)に印加するなどにより
処理される。
【0134】 列アドレスラッチ1600は、バーストモードの動作で加算器1620とイン
ターフェイスするように適合される。上記説明したように、バーストメモリアク
セスでは、コマンドユニット500の1つからの列アドレスが、メモリアクセス
のための開始アドレスを指示する。それ以降は、コマンドユニット500の1つ
が追加の列アドレスを受け取って列アドレスラッチ1600に印加しなくとも、
メモリセルからの複数のメモリアクセスが発生し、列アドレスから増加する。バ
ーストモードのアクセスでは、ハイのINCR信号が、INC_COLを生成す
るマイクロ動作回路1070(図21)により加算器1620に印加される。次
に、加算器1620は、列アドレスラッチ1600のそれぞれのCOL<0:6
>出力から加算器1620のA<0:6>入力に印加された列アドレスをラッチ
する。次に、加算器1620は、列アドレスを1だけ増加させ、増加された列ア
ドレスをZ<0:6>出力に印加する。加算器1620のZ<0:6>出力は、
それぞれの列アドレスラッチ1600のCOL<0:6>入力に結合される。そ
の結果、列アドレスラッチ1600は、増加された列アドレスを受け取る。
【0135】 加算器1620には、様々な従来回路を使用し得る。従って、簡略化の目的で
、加算器1620の構造および動作を詳細に図示説明しない。簡単に言えば、加
算器1620は、単に1つのビットとそのビットよりも優先度の低いすべてのビ
ットを、そのビットよりも優先度の低いすべてのビットの論理が「1」である場
合に反転することにより、多重ビットデジタルワードを1だけ増加し得る公知の
原理に基づき動作し得る。従って、例えば、列アドレスが「100111」であ
る場合、単にビット3:0を反転し「101000」を獲得することにより、列
アドレスを増加し得る。
【0136】 上述のように、図3〜図25に示すコマンドバッファ200は、図2に示すパ
ケット化DRAM16におけるコマンドシーケンサおよびデコーダ60の代わり
として使用され得る。これによるメモリデバイス16は、図1に示すコンピュー
タシステムに使用され得、より優れた動作速度を提供する。
【0137】 本発明を例示目的で具体的実施形態により本明細書に説明したが、本発明の趣
旨および範囲から逸脱することなく様々な改変を行い得る。従って、本発明は添
付の特許請求の範囲によってのみ限定される。
【0138】 従って、DRVCMD信号がコマンドユニット500により生成されるとき、
列アドレスが列アドレスバス230(図4)上に常に配置されることが見て取れ
る。同時に、列ステートマシン1040〜1046が起動される。次に、クロッ
ク速度またはメモリアクセスの種類に関わらず、常に固有の時点においてアレイ
が促されるような選択をされた時刻に、マイクロ動作回路1070〜1076に
より信号が生成される。さらに、列アドレスは列アドレスバス上に配置され、列
プレートマシン1040〜1046の1つが開始され、これにより、メモリデバ
イスのデータピンは、カウンタ550に印加されるCRSE_VERN<5:0
>信号により設定されるスケジュールに従い、データを送りかつ受け取る。
【0139】 CRSE_VERN<5:0>信号は、ユーザによりプログラムされたメモリ
アクセスの種類および値の関数として、他の回路(図示せず)により生成される
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、SyncLinkアーキテクチャを用いるコンピュータシステムのブ
ロック図である。
【図2】 図2は、SyncLinkパケット型DRAMのための典型的なコマンドパケ
ットを示す図である。
【図3】 図3は、図1のコンピュータシステムに用いられ得るパケット型DRAMのブ
ロック図である。
【図4】 図4は、図3のパケット型DRAMにおいて使用可能な、本発明によるコマン
ド生成器のある実施形態のブロック図である。
【図5】 図5は、図3のパケット型DRAMにおいて使用可能な、本発明によるコマン
ド生成器のより詳細なブロック図である。
【図6】 図6は、図4および図5に示すコマンド生成器の制御回路の一部分において用
いられるクロック信号を示すタイミング図である。
【図7】 図7は、図4および図5に示すコマンド生成器において用いられるシフトレジ
スタ回路のうちの、1つのシフトレジスタの論理図である。
【図8】 図8は、図7のシフトレジスタ回路において用いられるシフトレジスタ段の略
式論理図である。
【図9】 図9は、図8のシフトレジスタ段に存在する様々な信号を示すタイミング図で
ある。
【図10】 図10は、図4および図5に示すコマンド生成器において用いられる記憶レジ
スタおよびコンパレータの略式論理図である。
【図11】 図11は、図10に示す記憶レジスタにおいて用いられるレジスタ回路の論理
図である。
【図12】 図12は、図4および図5に示すコマンド生成器において用いられるデコーダ
の論理図である。
【図13】 図13は、各メモリデバイスに独自の識別データを格納するための、図4およ
び図5に示すコマンド生成器において用いられるIDレジスタの論理図である。
【図14】 図14は、図13のIDレジスタ回路において用いられるラッチ回路の略式図
である。
【図15】 図15は、図4のコマンド生成器において用いられ得るコマンド実行システム
のある実施形態のブロック図である。
【図16】 図16は、図15のコマンド実行システムにおいて用いられるコマンドユニッ
トおよび他の回路のブロック図である。
【図16A】 図16Aは、図15のコマンド実行システムにおいて用いられるコマンドユニ
ットおよび他の回路のブロック図である。
【図16B】 図16Bは、図15のコマンド実行システムにおいて用いられるコマンドユニ
ットおよび他の回路のブロック図である。
【図17】 図17は、図16のコマンドユニットをより詳細に示すブロック論理図である
【図17A】 図17Aは、図16のコマンドユニットをより詳細に示すブロック論理図であ
る。
【図17B】 図17Bは、図16のコマンドユニットをより詳細に示すブロック論理図であ
る。
【図18】 図18は、図15のコマンドユニットセレクタを示す論理図である。
【図19】 図19は、図17のコマンドユニットにおいて用いられるカウンタを示す論理
図である。
【図19A】 図19Aは、図17のコマンドユニットにおいて用いられるカウンタを示す論
理図である。
【図19B】 図19Bは、図17のコマンドユニットにおいて用いられるカウンタを示す論
理図である。
【図19C】 図19Cは、図17のコマンドユニットにおいて用いられるカウンタを示す論
理図である。
【図20】 図20は、図17のコマンドユニットにおいて用いられる開始コマンド生成器
の論理図である。
【図20A】 図20Aは、図17のコマンドユニットにおいて用いられる開始コマンド生成
器の論理図である。
【図20B】 図20Bは、図17のコマンドユニットにおいて用いられる開始コマンド生成
器の論理図である。
【図21】 図21は、図15の列コマンドユニットにおいて用いられる列コマンドプロセ
ッサの論理図である。
【図21A】 図21Aは、図15の列コマンドユニットにおいて用いられる列コマンドプロ
セッサの論理図である。
【図21B】 図21Bは、図15の列コマンドユニットにおいて用いられる列コマンドプロ
セッサの論理図である。
【図21C】 図21Cは、図15の列コマンドユニットにおいて用いられる列コマンドプロ
セッサの論理図である。
【図22】 図22は、図21の列コマンドプロセッサにおいて用いられる列ステートマシ
ンの論理図である。
【図22A】 図22Aは、図21の列コマンドプロセッサにおいて用いられる列ステートマ
シンの論理図である。
【図22B】 図22Bは、図21の列コマンドプロセッサにおいて用いられる列ステートマ
シンの論理図である。
【図22C】 図22Cは、図21の列コマンドプロセッサにおいて用いられる列ステートマ
シンの論理図である。
【図23】 図23は、図22の列ステートマシンにおいて用いられるクローズバンク制御
回路の論理図である。
【図23A】 図23Aは、図22の列ステートマシンにおいて用いられるクローズバンク制
御回路の論理図である。
【図23B】 図23Bは、図22の列ステートマシンにおいて用いられるクローズバンク制
御回路の論理図である。
【図24】 図24は、図21の列コマンドプロセッサにおいて用いられるマイクロ動作回
路の論理図である。
【図25】 図25は、図15の列コマンドユニットにおいて用いられる列アドレス処理ユ
ニット506の論理図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,L U,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO ,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG, SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,U G,UZ,VN,YU,ZW 【要約の続き】 に、メモリコマンドのタイプに対応する遅延およびクロ ック速度によって生成される。ラッチされたコマンドビ ットおよび開始コマンド信号がコマンドプロセッサおよ びステートマシンに与えられ、コマンドプロセッサは、 シーケンサを用いてパイプライン方式でコマンドを実行 し、ステートマシンは、ラッチされたコマンドビットか ら共通の信号を生成する。使用される特定のタイミング 信号は、コマンドビットおよびクロック速度に対応する メモリ動作のタイプの関数である。

Claims (45)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリコマンド、行アドレス、および列アドレスを示すコマ
    ンドパケットを受け取るメモリデバイスコマンド生成器であって、該コマンド生
    成器は、 複数のコマンドユニットであって、該コマンドユニットの各々は、イネーブル
    された場合に、該コマンドユニットによって受け取られたコマンドパケットの複
    数のコマンドビットを格納し、アクティブ化された場合に、該コマンドユニット
    に格納された該コマンドビットを出力する、複数のコマンドユニットと、 該コマンドユニットの各々に接続されたコマンドユニットセレクタであって、
    該コマンドユニットセレクタは、該コマンドユニットのうちいずれのコマンドユ
    ニットがコマンドビットを格納しているかを決定し、そして、コマンドビットを
    格納していない該コマンドユニットの1つをイネーブルして、該コマンドユニッ
    トによって1度目に受け取られたコマンドパケットからの複数のコマンドビット
    を格納し、該コマンドユニットセレクタは、該コマンドユニットの1つをさらに
    アクティブ化して、該1度目とは異なり得る2度目に、該コマンドユニット内に
    格納された該コマンドビットを出力する、コマンドユニットセレクタと、 該コマンドユニットの各々に接続されたコマンドプロセッサであって、該コマ
    ンドプロセッサは、アクティブ化されたコマンドユニットから出力された該コマ
    ンドビットを受け取り、そして、該コマンドビットを処理して、該2度目とは異
    なり得る3度目に、それに応じた少なくとも1つのコマンド信号を生成する、コ
    マンドプロセッサと、 を含む、メモリデバイスコマンド生成器。
  2. 【請求項2】 前記コマンドユニットの各々が、 クロック信号に応答して第1のカウントから最終カウントまで一方向にカウン
    ティングを行うカウンタであって、該コマンドユニットが前記コマンドユニット
    セレクタによってアクティブ化される場合に、該カウントは、該コマンドユニッ
    トによって受け取られた前記コマンドパケットに関連するタイミング信号から得
    られた開始信号に応答して開始される、カウンタと、 前記格納されたコマンドビットによって示された該コマンドの性質の関数であ
    る該カウンタの複数のそれぞれのカウントの1つにおいて、開始コマンド信号を
    生成する開始コマンド生成器であって、該開始コマンド信号は、該コマンドユニ
    ットの各々に接続された前記コマンドプロセッサに、該コマンドビットを処理さ
    せて、該コマンド信号を生成する、開始コマンド生成器と、 を含む、請求項1に記載のコマンド生成器。
  3. 【請求項3】 前記開始コマンド生成器が前記開始コマンド信号を生成する
    前記カウントは、前記クロック信号の周波数を示すクロック速度信号のさらなる
    関数である、請求項2に記載のコマンド生成器。
  4. 【請求項4】 前記コマンドプロセッサが、 前記コマンドユニットに接続されたシーケンサであって、該シ−ケンサは、ク
    ロック信号に応答してタイミング信号のシーケンスを生成し、該シーケンサは、
    該コマンドユニットの1つからの前記開始コマンド信号に応答して該シーケンス
    を開始する、シーケンサと、 該コマンドユニットからの前記コマンドビットおよび該シーケンサからの該シ
    ーケンスを受け取るように接続されたコマンド信号生成器であって、該コマンド
    信号生成器は、複数の該タイミング信号の1つに応答して、該コマンドビットに
    対応するコマンド信号を生成し、該コマンド信号を生成するために用いられる該
    タイミング信号は、該クロック信号の周波数を示すクロック速度信号の関数であ
    る、コマンド信号生成器と、 を含む、請求項1に記載のコマンド生成器。
  5. 【請求項5】 前記コマンドユニットの各々が、それぞれの開始コマンド信
    号を生成して、前記コマンドプロセッサに該コマンドユニットから受け取った前
    記コマンドビットを処理させて、前記コマンド信号を生成し、該コマンド信号生
    成器は、 前記シーケンサからの前記タイミング信号のシーケンスならびに該コマンドユ
    ニットからの該コマンドビットおよび開始コマンド信号を受け取るように接続さ
    れたコマンドステートマシンであって、該コマンドステ−トマシンは、複数の該
    タイミング信号の1つに応答して、少なくとも1つの該コマンドビットに対応す
    る複数の関数信号を生成し、該関数信号の各々を生成するために用いられる該タ
    イミング信号は、前記クロック信号の周波数を示すクロック速度信号によって決
    定される、コマンドステートマシンと、 該シーケンサからの該タイミング信号のシーケンスおよび該コマンドステート
    マシンからの該関数信号を受け取るように接続されたマイクロ動作回路であって
    、該マイクロ動作回路は、複数の該タイミング信号の1つに応答して該コマンド
    信号を生成し、該関数信号を生成するために用いられる該タイミング信号は、該
    クロック速度信号によって決定される、マイクロ動作回路と、 を含む、請求項4に記載のコマンド生成器。
  6. 【請求項6】 前記コマンドステートマシンがクローズバンク回路をさらに
    含むコマンド生成器であって、 前記開始コマンド信号に応答して、クローズバンクイネーブル信号を生成する
    クローズバンク制御回路と、 バンクアドレスおよび該クローズバンクイネーブル信号を受け取るように接続
    されたバンクデコーダであって、該バンクデコーダは、該バンクアドレスの値に
    対応する複数のクローズバンク信号の1つを生成する、バンクデコーダと、 を含む、請求項1に記載のコマンド生成器。
  7. 【請求項7】 前記コマンドユニットの各々は、それぞれの開始コマンド信
    号を生成して、前記コマンドプロセッサに、該コマンドユニットから受け取った
    前記コマンドビットを処理させて、前記コマンド信号を生成し、該コマンドプロ
    セッサは、 該コマンドユニットに接続されたシーケンサであって、該シーケンサは、クロ
    ック信号に応答して、タイミング信号のシーケンスを生成し、該シーケンサは、
    該コマンドユニットの1つからの該開始コマンド信号に応答して該シーケンスを
    開始する、シーケンサと、 該シーケンサからの該タイミング信号のシーケンスならびに該コマンドユニッ
    トからの該コマンドビットおよび該開始コマンド信号を受け取るように、それぞ
    れ接続された複数のコマンドステートマシンであって、該コマンドステ−トマシ
    ンは、複数の該タイミング信号の1つに応答して、該コマンドビットの少なくと
    も1つに対応するそれぞれの関数信号を生成し、該関数信号の各々を生成するた
    めに用いられる該タイミング信号は、前記クロック信号の周波数を示すクロック
    速度信号によって決定される、複数のコマンドステートマシンと、 該関数信号の各々に対応するそれぞれのメモリ動作にそれぞれ関連する複数の
    マイクロ動作回路であって、該マイクロ動作回路の各々は、該シーケンサからの
    該タイミング信号のシーケンスおよび該コマンドステートマシンの各々からの対
    応する該関数信号を受け取るように接続され、該マイクロ動作回路の各々は、複
    数の該タイミング信号の1つに応答して、それぞれのコマンド信号を生成し、該
    関数信号を生成するために用いられる該タイミング信号は、該クロック速度信号
    および該マイクロ動作回路に対応する該メモリ動作の性質によって決定される、
    複数のマイクロ動作回路と、 を含む、請求項1に記載のコマンド生成器。
  8. 【請求項8】 前記コマンドユニットの各々が、 クロック信号に応答して第1のカウントから最終カウントまで一方向にカウン
    トを行うカウンタであって、該コマンドユニットが前記コマンドユニットセレク
    タによってアクティブ化される場合に、該カウンティングは、コマンドユニット
    によって受け取られた該コマンドパケットに関連するタイミング信号から得られ
    た開始信号に応答して開始される、カウンタと、 該クロック信号の周波数を示すクロック速度信号の関数である該カウンタの複
    数のそれぞれのカウントの1つにおいて、開始コマンド信号を生成する開始コマ
    ンド生成器であって、該開始コマンド信号は、該コマンドユニットの各々に接続
    された該コマンドプロセッサに、該コマンド信号を生成するビットを処理させる
    、開始コマンド生成器と、 を含む、請求項1に記載のコマンド生成器。
  9. 【請求項9】 前記カウンタは、カウント停止信号に応答して、カウンティ
    ングを終了し、前記コマンドユニットの各々は、該カウンタの前記カウントを示
    す信号を受け取る最終カウントデコーダをさらに含み、該最終カウンタデコーダ
    は、該カウンタの前記最終カウントを検出し、それに応答して該カウント停止信
    号を生成する、請求項8に記載のコマンド生成器。
  10. 【請求項10】 前記複数のコマンドユニットが、全ての該コマンドユニッ
    トによって共有される共通のバスを介して前記コマンドプロセッサに接続される
    、請求項1に記載のコマンド生成器。
  11. 【請求項11】 前記コマンドユニットの各々が、それぞれの開始コマンド
    信号を生成して、前記コマンドプロセッサに該コマンドユニットから受け取った
    前記ビットを処理させて、前記コマンド信号を生成し、該コマンドユニットの各
    々は、承認信号を受け取るまで該開始コマンド信号を生成し、該コマンドプロセ
    ッサは、該開始コマンド信号の受け取りに応答して、該承認信号を生成し、該承
    認信号を、該コマンドプロセッサが該開始コマンド信号を受け取ったコマンドユ
    ニットに接続する、請求項1に記載のコマンド生成器。
  12. 【請求項12】 前記コマンドプロセッサは、開始コマンド信号に応答して
    、前記コマンドビットの処理を開始し、前記コマンドユニットの各々は、 クロック信号に応答して第1のカウントから最終カウントまで一方向にカウン
    ティングを行うカウンタであって、該コマンドユニットが前記コマンドユニット
    セレクタによってアクティブ化される場合、該カウンティングは、該コマンドユ
    ニットによって受け取られた前記コマンドパケットに関連するタイミング信号か
    ら得られた開始信号に応答して開始される、カウンタと、 該カウンタをロードするように接続されたカウンタプリローダであって、該カ
    ウンタは、前記コマンド生成器内の所定の位置において受け取られた該コマンド
    パケットの前記タイミングに対応する、該第1のカウントの値を有する、カウン
    タプリローダと、 該カウンタの該カウントを受け取るように接続された複数のカウンタデコーダ
    であって、該カウンタデコーダはそれぞれ、該カウントのそれぞれの値のデコー
    ドに応答して該開始コマンド信号を生成し、各デコーダによってデコードされた
    値は、少なくとも1つのクロック速度および該コマンドユニットに印加された該
    コマンドビットによって示された該コマンドの性質の関数である、複数のカウン
    タデコーダと、 該コマンドユニットに印加された該コマンドビットを受け取るラッチであって
    、該ラッチは、該開始コマンド信号に応答して、該コマンドユニット内に該コマ
    ンドビットを格納する、ラッチと、 を含む、請求項1に記載のコマンド生成器。
  13. 【請求項13】 メモリコマンド、行アドレス、および列アドレスを示すコ
    マンドパケットを受け取るメモリデバイスコマンド生成器であって、該コマンド
    生成器は、 各コマンドパケット内の少なくとも1つのパケットワードの少なくとも一部分
    を受け取り、そして格納するコマンドバッファであって、該コマンドバッファは
    、各コマンドパケットの格納された部分をコマンドバスに印加する、コマンドバ
    ッファと、 該コマンドバッファの該コマンドバスに接続された複数のコマンドユニットで
    あって、該コマンドユニットの各々は、イネーブルされた場合、少なくとも1つ
    のパケットワードの複数のコマンドビットを格納し、該コマンドユニットに格納
    された該コマンドビットを出力バスへと出力し、該コマンドユニットの各々は、
    それぞれの選択信号に応答してイネーブルされ、該コマンドユニットがコマンド
    ビットを格納しており、且つ該格納されたコマンドビットを該出力バスへと出力
    していないことを示すそれぞれのビジー信号を生成する、複数のコマンドユニッ
    トであって、該コマンドユニットの各々が、 クロック信号に応答して第1のカウントから最終カウントまで一方向にカウ
    ンティングを行うカウンタであって、該カウンティングは、イネーブルされたコ
    マンドユニットによって受け取られた該コマンドパケットに関連するタイミング
    信号から得られた開始信号に応答して開始され、該クロック信号の周波数を示す
    クロック速度信号の関数である該カウンタの複数のそれぞれのカウントの1つに
    おいて開始コマンド信号を生成する、カウンタと、 を含む複数のコマンドユニットと、 該コマンドユニットのそれぞれから該ビジー信号を受け取って、いずれの該コ
    マンドユニットがパケットワードの一部分を格納しているかを決定する制御回路
    であって、該制御回路は、それぞれの選択信号を、ビジー信号が受け取られたの
    ではない該コマンドユニットの1つに印加して、選択信号を受け取る該コマンド
    ユニットに、該コマンドバッファから受け取られた該パケットワードの該部分を
    格納させる、制御回路と、 該コマンドユニットの該出力バスに接続されたシーケンサであって、該シ−ケ
    エンサは、クロック信号に応答してタイミング信号のシーケンスを生成し、該シ
    ーケンサは、該コマンドユニットの1つからの前記開始コマンド信号に応答して
    該シーケンスを開始する、シーケンサと、 それぞれ該シーケンサからの該タイミング信号のシーケンスならびに該コマン
    ドユニットからの該コマンドビットおよび該開始コマンド信号を受け取るように
    接続された複数のコマンドステートマシンであって、該コマンドステ−トマシン
    は、複数の該タイミング信号の1つに応答して、該コマンドビットの少なくとも
    1つに対応するそれぞれの関数信号を生成し、該関数信号の各々を生成するため
    に用いられる該タイミング信号は、該クロック信号の周波数を示すクロック速度
    信号によって決定される、複数のコマンドステートマシンと、 それぞれが、該関数信号の各々に対応するそれぞれのメモリ動作に関連する複
    数のマイクロ動作回路であって、該マイクロ動作回路の各々は、該シーケンサか
    らの該タイミング信号のシーケンスおよび該コマンドステートマシンの各々から
    の対応する関数信号を受け取るように接続され、該マイクロ動作回路の各々は、
    複数の該タイミング信号の1つに応答してそれぞれのコマンド信号を生成し、該
    関数信号を生成するために用いられる該タイミング信号は、該クロック速度信号
    および該マイクロ動作回路に対応する該メモリ動作の性質によって決定される、
    複数のマイクロ動作回路と、 を含む、メモリデバイスコマンド生成器。
  14. 【請求項14】 前記カウンタは、カウント停止信号に応答して、カウンテ
    ィングを終了し、前記コマンドユニットの各々は、該カウンタの前記カウントを
    示す信号を受け取る最終カウントデコーダをさらに含み、該最終カウンタデコー
    ダは、該カウンタの前記最終カウントを検出し、それに応答して該カウント停止
    信号を生成する、請求項13に記載のコマンド生成器。
  15. 【請求項15】 パケット型ダイナミックランダムアクセスメモリであって
    、 位相コマンド信号によって決定される外部クロック信号に関する位相を有する
    内部クロック信号を生成するクロック生成器回路と、 行アドレスおよび列アドレスによって決定される位置にデータを格納するため
    に調節された、少なくとも1つのメモリセルのアレイと、 該行アドレスを受け取り、デコードし、第1の組のコマンド信号に応答して、
    該行アドレスに対応するメモリセルの行を選択するように調節された、行アドレ
    ス回路と、 データを受け取るか、または、第2の組のコマンド信号に応答して、該列アド
    レスに対応する該選択された行内の該メモリセルの1つにデータを印加するよう
    に調節された列アドレス回路と、 第3の組のコマンド信号に応答して、外部端子と該列アドレス回路との間で、
    データを接続するように調節されたデータパス回路と、 コマンド、行アドレス、および列アドレスを示すコマンドパケットを受け取る
    コマンド生成器であって、該コマンド生成器は、 複数のコマンドユニットであって、該コマンドユニットの各々は、イネーブ
    ルされた場合、該コマンドユニットによって受け取られたコマンドパケットの複
    数のコマンドビットを格納し、アクティブ化された場合、該コマンドユニットに
    格納された該コマンドビットを出力する、複数のコマンドユニットと、 該コマンドユニットの各々に接続されたコマンドユニットセレクタであって
    、該コマンドユニットセレクタは、該コマンドユニットのうち、いずれのコマン
    ドユニットがコマンドビットを格納しているかを決定し、そして、コマンドビッ
    トを格納していない該コマンドユニットの1つをイネーブルして、該コマンドユ
    ニットによって1度目に受け取られたコマンドパケットからの複数のコマンドビ
    ットを格納し、該コマンドユニットセレクタは、該コマンドユニットの1つをさ
    らにアクティブ化して、該1度目とは異なり得る2度目に、該コマンドユニット
    内に格納された該コマンドビットを出力する、コマンドユニットセレクタと、 該コマンドユニットの各々に接続されたコマンドプロセッサであって、該コ
    マンドプロセッサは、アクティブ化されたコマンドユニットから出力された該コ
    マンドビットを受け取り、そして、それに応答して該コマンドビットを処理して
    、該2度目とは異なり得る3度目に、少なくとも1つのコマンド信号を生成する
    、コマンドプロセッサと、 を含むコマンド生成器と、 を含む、パケット型ダイナミックランダムアクセスメモリ。
  16. 【請求項16】 前記コマンドユニットの各々が、 クロック信号に応答して第1のカウントから最終カウントまで一方向にカウン
    ティングを行うカウンタであって、該コマンドユニットがコマンドユニットセレ
    クタによってアクティブ化される場合に、該カウンティングは、コマンドユニッ
    トによって受け取られた該コマンドパケットに関連するタイミング信号から得ら
    れた開始信号に応答して開始される、カウンタと、 前記格納されたコマンドビットによって示された該コマンドの性質の関数であ
    る該カウンタの複数のそれぞれのカウントの1つにおいて、開始コマンド信号を
    生成する開始コマンド生成器であって、該開始コマンド信号は、該コマンドユニ
    ットの各々に接続された前記コマンドプロセッサに、該コマンドビットを処理さ
    せて、該コマンド信号を生成する、開始コマンド生成器と、 を含む、請求項15に記載のパケット型ダイナミックランダムアクセスメモリ。
  17. 【請求項17】 前記開始コマンド生成器が前記開始コマンド信号を生成す
    る前記カウントは、前記クロック信号の周波数を示すクロック速度信号のさらな
    る関数である、請求項16に記載のパケット型ダイナミックランダムアクセスメ
    モリ。
  18. 【請求項18】 前記コマンドプロセッサが、 前記コマンドユニットに接続されたシーケンサであって、該シ−ケンサは、ク
    ロック信号に応答してタイミング信号のシーケンスを生成し、該シーケンサは、
    該コマンドユニットの1つからの前記開始コマンド信号に応答して該シーケンス
    を開始する、シーケンサと、 該コマンドユニットからの前記コマンドビットおよび該シーケンサからの該シ
    ーケンスを受け取るように接続されたコマンド信号生成器であって、該コマンド
    信号生成器は、複数の該タイミング信号の1つに応答して、該コマンドビットに
    対応するコマンド信号を生成し、該コマンド信号を生成するために用いられる該
    タイミング信号は、前記クロック信号の周波数を示すクロック速度信号の関数で
    ある、コマンド信号生成器と、 を含む、請求項15に記載のパケット型ダイナミックランダムアクセスメモリ。
  19. 【請求項19】 前記コマンドユニットの各々が、それぞれの開始コマンド
    信号を生成して、前記コマンドプロセッサに該コマンドユニットから受け取った
    前記コマンドビットを処理させて、前記コマンド信号を生成し、前記コマンド信
    号生成器は、 前記シーケンサからのタイミング信号のシーケンスならびに該コマンドユニッ
    トからの該コマンドビットおよび開始コマンド信号を受け取るように接続された
    コマンドステートマシンであって、該コマンドステ−トマシンは、複数の該タイ
    ミング信号の1つに応答して、少なくとも1つの該コマンドビットに対応する複
    数の関数信号を生成し、該関数信号の各々を生成するために用いられる該タイミ
    ング信号は、前記クロック信号の周波数を示すクロック速度信号によって決定さ
    れる、コマンドステートマシンと、 該シーケンサからの該タイミング信号のシーケンスおよび該コマンドステート
    マシンからの該関数信号を受け取るように接続されたマイクロ動作回路であって
    、該マイクロ動作回路は、複数の該タイミング信号の1つに応答して該コマンド
    信号を生成し、該関数信号を生成するために用いられる該タイミング信号は、該
    クロック速度信号によって決定される、マイクロ動作回路と、 を含む、請求項18に記載のパケット型ダイナミックランダムアクセスメモリ。
  20. 【請求項20】 前記コマンドステートマシンがクローズバンク回路をさら
    に含むパケット型ダイナミックランダムアクセスメモリであって、 前記開始コマンド信号に応答して、クローズバンクイネーブル信号を生成する
    クローズバンク制御回路と、 バンクアドレスおよび該クローズバンクイネーブル信号を受け取るように接続
    されたバンクデコーダであって、該バンクデコーダは、該バンクアドレスの値に
    対応する複数のクローズバンク信号の1つを生成する、バンクデコーダと、 を含む、請求項15に記載のパケット型ダイナミックランダムアクセスメモリ。
  21. 【請求項21】 前記コマンドユニットの各々は、それぞれの開始コマンド
    信号を生成して、前記コマンドプロセッサに、該コマンドユニットから受け取っ
    た前記コマンドビットを処理させて、前記コマンド信号を生成し、該コマンドプ
    ロセッサは、 該コマンドユニットに接続されたシーケンサであって、該シーケンサは、クロ
    ック信号に応答して、タイミング信号のシーケンスを生成し、該シーケンサは、
    該コマンドユニットの1つからの該開始コマンド信号に応答して該シーケンスを
    開始する、シーケンサと、 該シーケンサからの該タイミング信号のシーケンスならびに該コマンドユニッ
    トからの該コマンドビットおよび該開始コマンド信号を受け取るように、それぞ
    れ接続された複数のコマンドステートマシンであって、該コマンドステ−トマシ
    ンは、複数の該タイミング信号の1つに応答して、該コマンドビットの少なくと
    も1つに対応するそれぞれの関数信号を生成し、該関数信号の各々を生成するた
    めに用いられる該タイミング信号は、前記クロック信号の周波数を示すクロック
    速度信号によって決定される、複数のコマンドステートマシンと、 該関数信号の各々に対応するそれぞれのメモリ動作にそれぞれ関連する複数の
    マイクロ動作回路であって、該マイクロ動作回路の各々は、該シーケンサからの
    該タイミング信号のシーケンスおよび該コマンドステートマシンの各々からの対
    応する該関数信号を受け取るように接続され、該マイクロ動作回路の各々は、複
    数の該タイミング信号の1つに応答して、それぞれのコマンド信号を生成し、該
    関数信号を生成するために用いられる該タイミング信号は、該クロック速度信号
    および該マイクロ動作回路に対応する該メモリ動作の性質によって決定される、
    複数のマイクロ動作回路と、 を含む、請求項15に記載のパケット型ダイナミックランダムアクセスメモリ。
  22. 【請求項22】 前記コマンドユニットの各々が、 クロック信号に応答して第1のカウントから最終カウントまで一方向にカウン
    ティングを行うカウンタであって、該コマンドユニットが前記コマンドユニット
    セレクタによってアクティブ化される場合に、該カウンティングは、コマンドユ
    ニットによって受け取られた該コマンドパケットに関連するタイミング信号から
    得られた開始信号に応答して開始される、カウンタと、 該クロック信号の周波数を示すクロック速度信号の関数である該カウンタの複
    数のそれぞれのカウントの1つにおいて、開始コマンド信号を生成する開始コマ
    ンド生成器であって、該開始コマンド信号は、該コマンドユニットの各々に接続
    された該コマンドプロセッサに、該コマンド信号を生成するビットを処理させる
    、開始コマンド生成器と、 を含む、請求項15に記載のパケット型ダイナミックランダムアクセスメモリ。
  23. 【請求項23】 前記カウンタは、カウント停止信号に応答して、カウンテ
    ィングを終了し、前記コマンドユニットの各々は、該カウンタのカウントを示す
    信号を受け取る最終カウントデコーダをさらに含み、該最終カウンタデコーダは
    、該カウンタの前記最終カウントを検出し、それに応答して該カウント停止信号
    を生成する、請求項22に記載のパケット型ダイナミックランダムアクセスメモ
    リ。
  24. 【請求項24】 前記複数のコマンドユニットが、全ての該コマンドユニッ
    トによって共有される共通バスを介して前記コマンドプロセッサに接続される、
    請求項15に記載のパケット型ダイナミックランダムアクセスメモリ。
  25. 【請求項25】 前記コマンドユニットの各々が、それぞれの開始コマンド
    信号を生成して、前記コマンドプロセッサに該コマンドユニットから受け取った
    前記ビットを処理させて、前記コマンド信号を生成し、該コマンドユニットの各
    々は、承認信号を受け取るまで該開始コマンド信号を生成し、該コマンドプロセ
    ッサは、該開始コマンド信号の受け取りに応答して、該承認信号を生成し、該承
    認信号を、該コマンドプロセッサが該開始コマンド信号を受け取ったコマンドユ
    ニットに接続する、請求項15に記載のパケット型ダイナミックランダムアクセ
    スメモリ。
  26. 【請求項26】 前記コマンドプロセッサは、開始コマンド信号に応答して
    、前記コマンドビットの処理を開始し、前記コマンドユニットの各々は、 クロック信号に応答して第1のカウントから最終カウントまで一方向にカウン
    トを行うカウンタであって、該コマンドユニットが該コマンドユニットセレクタ
    によってアクティブ化される場合、該カウンティングは、該コマンドユニットに
    よって受け取られた該コマンドパケットに関連するタイミング信号から得られた
    開始信号に応答して開始される、カウンタと、 該カウンタをロードするように接続されたカウンタプリローダであって、該カ
    ウンタは、前記コマンド生成器内の所定の位置において受け取られた前記コマン
    ドパケットのタイミングに対応する、該第1のカウントの値を有する、カウンタ
    プリローダと、 該カウンタのカウントを受け取るように接続された複数のカウンタデコーダで
    あって、該カウンタデコーダはそれぞれ、該カウントのそれぞれの値のデコード
    に応答して該開始コマンド信号を生成し、各デコーダによってデコードされた値
    は、少なくとも1つのクロック速度および該コマンドユニットに印加された該コ
    マンドビットによって示された該コマンドの性質の関数である、複数のカウンタ
    デコーダと、 該コマンドユニットに印加された該コマンドビットを受け取るラッチであって
    、該ラッチは、該開始コマンド信号に応答して、該コマンドユニット内に該コマ
    ンドビットを格納する、ラッチと、 を含む、請求項15に記載のパケット型ダイナミックランダムアクセスメモリ。
  27. 【請求項27】 プロセッサバスを有するプロセッサと、 データをコンピュータシステムへと入力できるように調節された該プロセッサ
    バスを介して、該プロセッサに接続された入力デバイスと、 データを該コンピュータシステムから出力できるように調節された該プロセッ
    サバスを介して、該プロセッサに接続された出力デバイスと、 データを格納できるように調節された該プロセッサバスに接続され、それぞれ
    の外部からアクセス可能な端子において、複数の入力信号を受け取り、複数の出
    力信号を生成するように調節されたパケット型ダイナミックランダムアクセスメ
    モリと、 を含むコンピュータシステムであって、該パケット型ダイナミックランダムアク
    セスメモリは、 位相コマンド信号によって決定される外部クロック信号に関する位相を有する
    内部クロック信号を生成するクロック生成器回路と、 行アドレスおよび列アドレスによって決定された位置にデータを格納するため
    に調節された、メモリセルの少なくとも1つのアレイと、 該行アドレスを受け取り、デコードし、第1の組のコマンド信号に応答して、
    該行アドレスに対応するメモリセルの行を選択するように調節された、行アドレ
    ス回路と、 データを受け取るか、または、第2の組のコマンド信号に応答して、該列アド
    レスに対応する該選択された行内の該メモリセルの1つにデータを印加するよう
    に調節された列アドレス回路と、 第3の組のコマンド信号に応答して、外部端子と列アドレス回路との間で、デ
    ータを接続するように調節されたデータパス回路と、 コマンド、行アドレス、および列アドレスを示すコマンドパケットを受け取る
    コマンド生成器と、 を含み、該コマンド生成器は、 複数のコマンドユニットであって、該コマンドユニットの各々は、イネーブ
    ルされた場合、該コマンドユニットによって受け取られたコマンドパケットの複
    数のコマンドビットを格納し、アクティブ化された場合、該コマンドユニットに
    格納された該コマンドビットを出力する、複数のコマンドユニットと、 該コマンドユニットの各々に接続されたコマンドユニットセレクタであって
    、該コマンドユニットセレクタは、該コマンドユニットのうち、いずれのコマン
    ドユニットがコマンドビットを格納しているかを決定し、そして、コマンドビッ
    トを格納していない該コマンドユニットの1つをイネーブルして、該コマンドユ
    ニットによって1度目に受け取られたコマンドパケットからの複数のコマンドビ
    ットを格納し、該コマンドユニットセレクタは、該コマンドユニットの1つをさ
    らにアクティブ化して、該1度目とは異なり得る2度目に、該コマンドユニット
    内に格納された該コマンドビットを出力する、コマンドユニットセレクタと、 該コマンドユニットの各々に接続されたコマンドプロセッサであって、該コ
    マンドプロセッサは、アクティブ化されたコマンドユニットから出力された該コ
    マンドビットを受け取り、そして、それに応答して該コマンドビットを処理して
    、該2度目とは異なり得る3度目に、少なくとも1つのコマンド信号を生成する
    、コマンドプロセッサと、を含む、 コンピュータシステム。
  28. 【請求項28】 前記コマンドユニットの各々が、 クロック信号に応答して第1のカウントから最終カウントまで一方向にカウン
    トを行うカウンタであって、該コマンドユニットが該コマンドユニットセレクタ
    によってアクティブ化される場合に、該カウントは、コマンドユニットによって
    受け取られた該コマンドパケットに関連するタイミング信号から得られた開始信
    号に応答して開始される、カウンタと、 該格納されたコマンドビットによって示された該コマンドの性質の関数である
    該カウンタの複数のそれぞれのカウントの1つにおいて、開始コマンド信号を生
    成する開始コマンド生成器であって、該開始コマンド信号は、該コマンドユニッ
    トの各々に接続された該コマンドプロセッサに、該コマンドビットを処理させて
    、該コマンド信号を生成する、開始コマンド生成器と、 を含む、請求項27に記載のコンピュータシステム。
  29. 【請求項29】 前記開始コマンド生成器が前記開始コマンド信号を生成す
    る前記カウントは、前記クロック信号の周波数を示すクロック速度信号のさらな
    る関数である、請求項28に記載のコンピュータシステム。
  30. 【請求項30】 前記コマンドプロセッサが、 前記コマンドユニットに接続されたシーケンサであって、該シ−ケンサは、ク
    ロック信号に応答してタイミング信号のシーケンスを生成し、該シーケンサは、
    該コマンドユニットの1つからの前記開始コマンド信号に応答して該シーケンス
    を開始する、シーケンサと、 該コマンドユニットからの前記コマンドビットおよび該シーケンサからの該シ
    ーケンスを受け取るように接続されたコマンド信号生成器であって、該コマンド
    信号生成器は、複数の該タイミング信号の1つに応答して、該コマンドビットに
    対応するコマンド信号を生成し、該コマンド信号を生成するために用いられる該
    タイミング信号は、前記クロック信号の周波数を示すクロック速度信号の関数で
    ある、コマンド信号生成器と、 を含む、請求項27に記載のコンピュータシステム。
  31. 【請求項31】 前記コマンドユニットの各々が、それぞれの開始コマンド
    信号を生成して、前記コマンドプロセッサに該コマンドユニットから受け取った
    前記コマンドビットを処理させて、前記コマンド信号を生成し、該コマンド信号
    生成器は、 前記シーケンサからのタイミング信号のシーケンスならびに該コマンドユニッ
    トからの該コマンドビットおよび開始コマンド信号を受け取るように接続された
    コマンドステートマシンであって、該コマンドステ−トマシンは、複数の該タイ
    ミング信号の1つに応答して、少なくとも1つの該コマンドビットに対応する複
    数の関数信号を生成し、該関数信号の各々を生成するために用いられる該タイミ
    ング信号は、前記クロック信号の周波数を示すクロック速度信号によって決定さ
    れる、コマンドステートマシンと、 該シーケンサからの該タイミング信号のシーケンスおよび該コマンドステート
    マシンからの該関数信号を受け取るように接続されたマイクロ動作回路であって
    、該マイクロ動作回路は、複数の該タイミング信号の1つに応答して該コマンド
    信号を生成し、該関数信号を生成するために用いられる該タイミング信号は、該
    クロック速度信号によって決定される、マイクロ動作回路と、 を含む、請求項30に記載のコンピュータシステム。
  32. 【請求項32】 前記コマンドステートマシンがクローズバンク回路をさら
    に含むコンピュータシステムであって、 前記開始コマンド信号に応答して、クローズバンクイネーブル信号を生成する
    クローズバンク制御回路と、 バンクアドレスおよび該クローズバンクイネーブル信号を受け取るように接続
    されたバンクデコーダであって、該バンクデコーダは、該バンクアドレスの値に
    対応する複数のクローズバンク信号の1つを生成する、バンクデコーダと、 を含む、請求項27に記載のコンピュータシステム。
  33. 【請求項33】 前記コマンドユニットの各々は、それぞれの開始コマンド
    信号を生成して、前記コマンドプロセッサに、該コマンドユニットから受け取っ
    た前記コマンドビットを処理させて、前記コマンド信号を生成し、該コマンドプ
    ロセッサは、 該コマンドユニットに接続されたシーケンサであって、該シーケンサは、クロ
    ック信号に応答して、タイミング信号のシーケンスを生成し、該シーケンサは、
    該コマンドユニットの1つからの該開始コマンド信号に応答して該シーケンスを
    開始する、シーケンサと、 該シーケンサからの該タイミング信号のシーケンスならびに該コマンドユニッ
    トからの該コマンドビットおよび該開始コマンド信号を受け取るように、それぞ
    れ接続された複数のコマンドステートマシンであって、該コマンドステ−トマシ
    ンは、複数の該タイミング信号の1つに応答して、該コマンドビットの少なくと
    も1つに対応するそれぞれの関数信号を生成し、該関数信号の各々を生成するた
    めに用いられる該タイミング信号は、前記クロック信号の周波数を示すクロック
    速度信号によって決定される、複数のコマンドステートマシンと、 該関数信号の各々に対応するそれぞれのメモリ動作にそれぞれ関連する複数の
    マイクロ動作回路であって、該マイクロ動作回路の各々は、該シーケンサからの
    該タイミング信号のシーケンスおよび該コマンドステートマシンの各々からの対
    応する該関数信号を受け取るように接続され、該マイクロ動作回路の各々は、複
    数の該タイミング信号の1つに応答して、それぞれのコマンド信号を生成し、該
    関数信号を生成するために用いられる該タイミング信号は、該クロック速度信号
    および該マイクロ動作回路に対応する該メモリ動作の性質によって決定される、
    複数のマイクロ動作回路と、 を含む、請求項27に記載のコンピュータシステム。
  34. 【請求項34】 前記コマンドユニットの各々が、 クロック信号に応答して第1のカウントから最終カウントまで一方向にカウン
    トを行うカウンタであって、該コマンドユニットが該コマンドユニットセレクタ
    によってアクティブ化される場合に、該カウンティングは、コマンドユニットに
    よって受け取られた該コマンドパケットに関連するタイミング信号から得られた
    開始信号に応答して開始される、カウンタと、 該クロック信号の周波数を示すクロック速度信号の関数である該カウンタの複
    数のそれぞれのカウントの1つにおいて、開始コマンド信号を生成する開始コマ
    ンド生成器であって、該開始コマンド信号は、該コマンドユニットの各々に接続
    された該コマンドプロセッサに、該コマンド信号を生成するビットを処理させる
    、開始コマンド生成器と、 を含む、請求項27に記載のコンピュータシステム。
  35. 【請求項35】 前記カウンタは、カウント停止信号に応答して、カウンテ
    ィングを終了し、前記コマンドユニットの各々は、該カウンタの前記カウントを
    示す信号を受け取る最終カウントデコーダをさらに含み、該最終カウンタデコー
    ダは、該カウンタの前記最終カウントを検出し、それに応答して該カウント停止
    信号を生成する、請求項34に記載のコンピュータシステム。
  36. 【請求項36】 前記複数のコマンドユニットが、全ての該コマンドユニッ
    トによって共有される共通バスを介して前記コマンドプロセッサに接続される、
    請求項27に記載のコンピュータシステム。
  37. 【請求項37】 前記コマンドユニットの各々が、それぞれの開始コマンド
    信号を生成して、前記コマンドプロセッサに該コマンドユニットから受け取った
    ビットを処理させて、前記コマンド信号を生成し、該コマンドユニットの各々は
    、承認信号を受け取るまで該開始コマンド信号を生成し、該コマンドプロセッサ
    は、該開始コマンド信号の受け取りに応答して、該承認信号を生成し、該承認信
    号を、該コマンドプロセッサが該開始コマンド信号を受け取ったコマンドユニッ
    トに接続する、請求項27に記載のコンピュータシステム。
  38. 【請求項38】 前記コマンドプロセッサは、開始コマンド信号に応答して
    、前記コマンドビットの処理を開始し、前記コマンドユニットの各々は、 クロック信号に応答して第1のカウントから最終カウントまで一方向にカウン
    トを行うカウンタであって、該コマンドユニットが該コマンドユニットセレクタ
    によってアクティブ化される場合、該カウンティングは、該コマンドユニットに
    よって受け取られた該コマンドパケットに関連するタイミング信号から得られた
    開始信号に応答して開始される、カウンタと、 該カウンタをロードするように接続されたカウンタプリローダであって、該カ
    ウンタは、前記コマンド生成器内の所定の位置において受け取られた前記コマン
    ドパケットの前記タイミングに対応する、該第1のカウントの値を有する、カウ
    ンタプリローダと、 該カウンタの該カウントを受け取るように接続された複数のカウンタデコーダ
    であって、該カウンタデコーダはそれぞれ、該カウントのそれぞれの値のデコー
    ドに応答して該開始コマンド信号を生成し、各デコーダによってデコードされた
    値は、少なくとも1つのクロック速度および該コマンドユニットに印加された該
    コマンドビットによって示された該コマンドの性質の関数である、複数のカウン
    タデコーダと、 該コマンドユニットに印加された該コマンドビットを受け取るラッチであって
    、該ラッチは、該開始コマンド信号に応答して、該コマンドユニット内に該コマ
    ンドビットを格納する、ラッチと、 を含む、請求項27に記載のコンピュータシステム。
  39. 【請求項39】 メモリデバイスに印加されたメモリコマンドを処理する方
    法であって、 該メモリコマンドが該メモリデバイスにおいて受け取られると、該メモリコマ
    ンドの各々を複数の記憶レジスタの1つに格納するステップと、 該格納されたメモリコマンドの各々を1つのコマンド実行ユニットにおいて順
    次実行するステップと、 を含む方法。
  40. 【請求項40】 前記メモリデバイスの前記動作速度の関数として、前記格
    納されたメモリコマンドの各々が実行される前記時間を変更するステップをさら
    に含む、請求項39に記載の方法。
  41. 【請求項41】 前記メモリコマンドの性質の関数として、前記格納された
    メモリコマンドの各々が実行される前記時間を変更するステップをさらに含む、
    請求項39に記載の方法。
  42. 【請求項42】 前記格納されたメモリコマンドを実行する前記ステップが
    、メモリデバイス内の信号のタイミングの関数である1クロックサイクルの間の
    ある時間においてコマンド信号を実行するステップをさらに含む、請求項39に
    記載の方法。
  43. 【請求項43】 メモリデバイスに印加されたメモリコマンドを処理する方
    法であって、 該メモリコマンドが該メモリデバイスにおいて受け取られると、該メモリコマ
    ンドの各々を複数の記憶レジスタの1つに格納するステップと、 異なる時間において、該記憶レジスタの各々に格納された該メモリコマンドを
    、1つのコマンド実行ユニットへと移動するステップと、 開始コマンド信号を該コマンド実行ユニットに印加するステップと、 該開始コマンド信号に応答して、該コマンド実行ユニットへと移動された各メ
    モリコマンドを処理して、対応するコマンド信号を生成するステップと、 該コマンド実行ユニットが該メモリコマンドの処理を開始した後に、該開始コ
    マンド信号を終了するステップと、 を含む方法。
  44. 【請求項44】 前記メモリデバイスの前記動作速度の関数として、前記開
    始コマンド信号が前記コマンド実行ユニットに印加される前記時間を変更するス
    テップをさらに含む、請求項43に記載の方法。
  45. 【請求項45】 前記メモリコマンドの性質の関数として、前記開始コマン
    ド信号が前記コマンド実行ユニットに印加される前記時間を変更するステップを
    さらに含む、請求項43に記載の方法。
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