JP2001524797A - 高電圧固定子コイル用の改良型テイパー電極及び電圧漸変方法 - Google Patents

高電圧固定子コイル用の改良型テイパー電極及び電圧漸変方法

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JP2001524797A JP2000522664A JP2000522664A JP2001524797A JP 2001524797 A JP2001524797 A JP 2001524797A JP 2000522664 A JP2000522664 A JP 2000522664A JP 2000522664 A JP2000522664 A JP 2000522664A JP 2001524797 A JP2001524797 A JP 2001524797A
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Abstract

(57)【要約】 電極の局部領域への電流の集中を最小限に抑えるための、丸みを帯びたタブ部分を有するテイパー電極と、電圧漸変電極とが開示されている。テイパー電極は、ベース部分と、丸みを帯びた端部を有するタブ部分とを有する。電圧漸変電極は、電流がテイパー電極のタブ部分の終端部から離れる方向の勾配を発生させるような幅及び相対抵抗値の異なる領域より成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】
本発明は一般的に発電機に関し、さらに詳細には、高電圧固定子コイルに用い
る改良型テイパー電極及び改良型電圧漸変方法に関する。
【0002】
【発明の背景】
高電力発電機では、コイルを挿入するスロットを固定子コアの表面に形成する
のが一般的である。通常、各固定子スロットに2つの固定子コイルを配置する。
これらのコイルは発電機の運転時に付勢される。
【0003】 固定子コアは一般的にアース電位に維持されるが、固定子スロット内のコイル
または巻線は比較的高い電位にある。単一の固定子スロット内の2つのコイル間
及び固定子コアとコイルの間でアークが発生しないようにするために、各コイル
の表面を外側電極と呼ぶ導電材で覆うのが一般的である。外側電極は、コイルと
固定子コアの間だけでなく上部コイルと下部コイルの間のギャップに放電が起こ
るのを阻止する。外側電極は、アークにより生じるであろう物理的な摩耗からコ
イルを保護する。図1は、固定子コア100のスロット出口106にある上部コ
イル102及び下部コイル104を示す斜視図である。各コイル102、104
には、固定子コア100のスロット部分106の全長にわたって外側電極108
が施され、この外側電極108は、固定子のスロット106の外側のコイル10
2、104上の位置で終端する。外側電極108は、通常、コイル102、10
4に適用される絶縁材料の層131を覆うように適用される。
【0004】 図1に示すように、固定子コイル102、104の片方または両方を、固定子
コア100から延びた任意の箇所で曲げることが普通に行われる。このため、一
方のコイル、即ち、いずれのコイルが曲げられているかにより、上部コイル10
2または下部コイル104の一部は、非常に高い電圧を有する外側電極により覆
われたもう一方のコイルの一部と近接する箇所において、外側電極108により
覆われないという問題が生じる。これと同じ問題は、2つの別個の固定子スロッ
トから出た2つの固定子コイルが互いに近接した箇所で交差するときも生じる。
非常に高い電圧定格、例えば、18kVrmsを超える電圧定格の固定子コイル
では、一方の固定子コイルの外側電極108ともう一方の固定子コイルのコイル
端部の間の電位差が大きくなって、2つのコイル間にアークが発生する可能性が
ある。
【0005】 この問題が発生する状況を、図2A及び2Bに示す。図2Aは、同一の固定子
スロットから出る上部コイル102及び下部コイル104の頂面図である。図示
のように、上部コイル102と下部コイル104は外側電極108の端部近くで
互いに反対方向に曲がっている。斜線部分110の領域に対応する下部コイル1
04の部分は、上部コイル102の外側電極108に近接しているが、外側電極
により覆われていない。上部コイル102の下部についても同じことがいえる。
このように、比較的高い電位差の2つの点が比較的近接すると、アークが発生す
る可能性がある。図2Bは、2つのコイル111が、2つの異なる固定子スロッ
トから出た後互いに近接して交差する状況を示す。上述した状況と同様に、各コ
イル111の一部110は、非常に高い電圧のもう一方のコイルの一部と近接す
る位置にある。一般的に、上述したような状況では共に、コイルにテイパー電極
を適用する。テイパー電極は、斜線110で示す領域に適用されて、もう一方の
コイルの遮蔽部分に近いコイルの非遮蔽部分を遮蔽する。
【0006】 図2Cは、従来型のテイパー電極112を用いて調製した下部コイル104の
斜視図である。下部コイル104のテイパー電極を図示説明するが、テイパー電
極は互いに近接した位置で交差する両方のコイルに適用する必要があることに注
意されたい。テイパー電極112は、コイル104の周囲に巻き付けて導電性外
側電極108の端部とオーバーラップさせることにより、これら2つの電極間の
導通を維持する。テイパー電極112の幅は、コイル104の一方のコーナー1
14の方がもう一方のコーナー116に比べると短い。この電極112は、2つ
のコーナー部分114、116が異なる長さを持つため、「テイパー電極」と呼
ぶことができる。コイルの頂面上のテイパー電極112の形状は、図2Aに示す
斜線領域110の形状にマッチすることがわかる。従って、テイパー電極112
の幾何学的形状は、上部コイル102及び下部コイル104の互いに近接する部
分を電気的に遮蔽する形状である。このテイパー形設計により、高電圧の外側電
極108により覆われた固定子コイルのいかなる部分も遮蔽されない別の固定子
コイルに近接しないようになる。
【0007】 図3は、従来型テイパー電極112の幾何学的形状の詳細図である。分り易く
するために、テイパー電極112を平らな状態で示す。このテイパー電極112
は、ベース部分112と、該部分から延びるタブ部分120とより成る。タブ部
分120は、2つのかど張った点128と130の間の直線部分で終端する。タ
ブ部分120の幅は、電極のベース部分118から離れるにつれて減少する。2
つのテイパー側部124、126が、電極のベース部分118と終端の直線部分
122の間に形成されている。
【0008】 図4Aは、図3の従来型テイパー電極112を固定子コイル104に適用した
状態を示す。テイパー側部124はコイル104の側部に沿って延びて、コイル
の頂面と側面が交差するかど張った点128で終端する。図4Bは、テイパー電
極112を用いて調製した同一のコイル104の底部を示す。前の図と同様、テ
イパー側部126はコイル104の底部に沿って延びて、2つのコイルの側部が
交差するかど張った点130で終端する。
【0009】 図5は、従来型テイパー電極110に流れ込む電流を示す。再び、テイパー電
極112は、図示の目的で平らな状態で示す。矢印はテイパー電極112に流れ
込む電流を示す。図示のごとく、テイパー電極112の幾何学的形状は、電極1
12内に流れ込む電流に影響を与える。詳説すると、電流は直線部分122とテ
イパー側部124、126が交差することにより形成されるかど張った点128
、130に集中する。電流の集中度が高いため、これらの点128、130では
I2R損が過大となる。かかる点128、130は通常、「ホットスポット」と 呼ばれる。
【0010】 図6に示すように、電圧漸変電極132はコイル102、104の外側電極、
テイパー電極(図示せず)及び絶縁材131上に適用される。この電圧漸変電極
132は、ペイントまたはテープより成る非線形抵抗性被覆であり、非線形で、
スロットの出口領域における急激な電圧の変化を阻止する電圧電流特性を与える
。このため、電圧漸変電極132はスロット出口においてコイルにかかる電圧応
力のレベルを減少させる。
【0011】 テイパー電極のホットスポットを包む電圧漸変電極の領域おいて、この電圧漸
変電極は非常に高い温度になる。温度が非常に高くなるため、電圧漸変電極の材
料が焼けて電極の電圧漸変特性が劣化することがある。従って、テイパー電極の
かど張った点へ電流が集中して、コイルの構造及び性能に悪い影響が生じる。
【0012】 従って、テイパー電極の隔離された点への電流の集中を最小限に抑えるテイパ
ー電極及び高電圧固定子コイルの電圧漸変方法を提供することが望ましい。
【0013】
【発明の概要】
従って、本発明の一般的な目的は、テイパー電極上の隔離された点への電流の
集中を最小限に抑えるテイパー電極及び高電圧固定子コイルの電圧漸変方法を提
供することにある。
【0014】 簡単に説明すると、本発明の上記並びに他の目的は、ベース部分と該部分から
延びるタブ部分とより成り、タブ部分の幅が ベース部分から離れるにつれて減
少し、タブ部分が実質的に丸みを帯びた端部を有するテイパー電極により達成さ
れる。このテイパー電極は、導電性の材料、好ましくは抵抗が400ohm/s
q.未満の導電性テープで形成される。
【0015】 本発明の別の特徴点として、電圧漸変電極は第1、第2及び第3の高い抵抗性
のテープ層より成り、これらの層は固定子コイルの周りにほぼ螺旋状に抵抗性テ
ープを巻き付けることにより形成されることである。第1の抵抗性テープ層は、
テイパー電極のテイパー部分がコイルの側壁と出会う固定子コイル上の箇所でス
タートし、外側電極とオーバーラップする終端点まで延びる。第2の抵抗性テー
プ層は第1の層の終端点でスタートし、第1の層の長さの約1.67倍の長さに
わたって外側電極から離れる方向に延びる。第3の抵抗性テープ層は第1の層の
終端点でスタートし、第1の層の長さの約2.56倍の長さにわたって外側電極
から離れる方向に延びる。電圧漸変電極は、炭化珪素を含む1インチ幅のBステ
ージ樹脂の豊富なテープで作のが好ましい。
【0016】 本発明の別の特徴点として、電圧漸変電極を固定子コイルに適用する方法は、
第1の抵抗性テープ層を固定子コイルの周りにほぼ螺旋状に巻き付け、第2の抵
抗性テープ層を固定子コイルの周りにおいて第1の層の反対側にほぼ螺旋状に巻
き付け、第3の抵抗性テープ層を固定子コイルの周りにおいて第1と第2のテー
プの層の上にほぼ螺旋状に巻き付けるするステップより成る。
【0017】 本発明の別の特徴及び利点は、以下の説明から明らかに成るであろう。
【0018】
【好ましい実施例の詳細の説明】
本発明は丸みを帯びたテイパー電極を提供するが、この電極はテイパー電極上
の隔離された点へ電流が集中しないようにしてホットスポットの発生を阻止する
。本発明のテイパー電極は電圧漸変電極により覆われるが、この電圧漸変電極も
同様に電流をテイパー電極に均等に分布させるように作用する本発明の方法によ
り調製される。
【0019】 図7Aは、本発明によるテイパー電極134を示す。従来型のテイパー電極と
は異なり、本発明のテイパー電極のタブ部分136は直線部分で終端しない。図
示のように、このテイパー電極は丸みを帯びたタブ部分を有し、従来型テイパー
電極の特徴であるかど張った点を持たない。図7Bは、コイルに適用された本発
明のテイパー電極134を示す斜視図である。この本発明のテイパー電極は、テ
イパー側部140、142が特別の遮蔽機能を継続して発揮するようにする。し
かしながら、タブ部分136にはかど張った点が存在しないため、本発明のテイ
パー電極の電流の集中度は低く、ホットスポットは発生しない。
【0020】 好ましい実施例によると、導電性の外側電極は、コイルの絶縁性アース壁の周
りに巻き付けた螺旋状の半重なりの導電性テープ層より成る。導電性テープの抵
抗は400ohm/sq.である。この導電性テープは、アース壁テープを適用
する際の張力と同程度またはそれ以下の張力で適用する。
【0021】 テイパー電極も同様に導電性テープにより形成する。好ましい実施例において
、このテイパー電極を約6インチ幅のテープ片から切り取る。テイパー電極は、
図7Aを参照して説明したような形状を有する。テイパー電極は、導電性の外側
電極に約1インチ、オーバーラップさせて、これら2つの電極間の導電性を維持
する。テイパー電極の境界部には、両面接着性のテープ層を適用して、テイパー
電極が導電性の外側電極上の定位置に保持されるようにする。
【0022】 本発明の電圧漸変電極も同様に、テイパー電極上の点への電流の集中を制限す
るように設計されている。電圧漸変電極は、コイル上に抵抗性テープ層を巻き付
けることによりコイルに適用する。コイルの特定部分に適用するテープ層の数は
、テイパー電極への抵抗を調整するように戦略的に変化させる。詳説すると、コ
イル端部から外側のテイパー電極までのコイルに沿う抵抗値は、テイパー電極と
コイル端部の間の電圧差を漸変させるように徐々に増加させる。電極に沿う種々
の点の抵抗を調整することにより、電圧漸変電極はテイパー電極の種々の部分へ
の電流を調整するように作用する。
【0023】 一般的に材料片の抵抗値は、その材料の長さ、材料の断面積、材料の抵抗率に
より決まる。詳説すると、その関係は下式により表わされる。
【0024】 R = ρ ι /A 上式において、ρは材料の抵抗率、ιは材料の長さ、Aは抵抗性材料の断面積
である。材料の断面積を増加させると材料の抵抗が減少する。従って、電圧漸変
電極の抵抗については、テープの層数を増加させればさせるほど、その電極の特
定の位置における抵抗が低くなる。
【0025】 図8A及び図8Bは、本発明のテープによる電圧漸変電極形成方法を示す。図
8Aは、上部コイルの底部または下部コイルの頂部の何れかを示す図である。テ
イパー電極134のテイパー部分の輪郭を破線で示す。図8Bは、図8Aのコイ
ルの線Aに沿う側面図である。電極の丸みを帯びたタブ部分136をコイルの側
面に沿う破線で示す。一般的に、電圧漸変電極はコイルの周りに抵抗性テープの
半重ね層を螺旋状に巻き付けることにより形成する。図8Aの矢印は、螺旋が一
般的に進行するコイルの長さに沿う一般的な方向を示す。
【0026】 第1のテープ層はコイルの周りにおいてテイパー電極134上に巻き付けられ
るが、側壁上の、テイパー電極のテイパー部分が巻き付けられてコイルの側部へ
延びる箇所144からスタートする。矢印で示すように、第1のテープ層はコイ
ルの周りに螺旋状に延びて、導電性の電極108の方へ延びる。第1のテープ層
は、その端部146において、導電性の電極108の端部と約1インチだけオー
バーラップする。現在において好ましい実施例では、第1のテープ層はそのスタ
ート位置144から約4.5インチ螺旋状に延びるが、何れの場合でも、電極1
34のテイパー部分がコイルの側壁の周りに巻き付けられる点から導電性の外側
電極108とオーバーラップする点146まで延びる必要がある。
【0027】 第2のテープ層は、第1のテープ層が終端するコイルに沿う点146、すなわ
ち第1の層が導電性の外側電極108とオーバーラップする箇所で、スタートす
る。好ましい実施例では、第1の層の形成に用いるテープと連続する同じテープ
を用いて第2のテープ層を形成する。これは、第1の層の端部に到達したら、そ
のテープの巻き付け方向を逆転するだけでよい。第2のテープ層はコイルの周り
において外側電極から離れる方向に螺旋状に巻き付け、第1のテープ層のスター
ト位置144を過ぎてそれ自体の終端点まで延びるようにする。発明者等による
と,第2のテープ層の長さは第1のテープ層の長さの約1.67倍必要であるこ とがわかっている。好ましい実施例において、第2のテープ層の長さは約7.5
インチである。第2の層の端部は裏側に接着剤を有するテープを用いてコイルに
テープ付けする。
【0028】 第3のテープ層は、第1の層が終了して、第2の層がスタートするコイルに沿
う同じ点146でスタートする。矢印により示すように、第3の層は、導電性の
外側電極から離れる方向に螺旋状に巻き付け、第2のテープ層の終端点148を
過ぎてそれ自体の終端点150まで延びる。発明者等は、第3のテープ層の長さ
は第1の層の2.56倍であることがわかっている。好ましい実施例において、
この第3の層の長さは約11.50インチである。第3の層の端部は裏側に接着
剤を有するテープによりテープ付けする。
【0029】 現在において好ましい実施例では、電圧漸変電極は炭化珪素を含むBステージ
樹脂の豊富なテープを用いて作成する。このテープの幅は1インチであり、樹脂
によりテープ層間のオーバーラップ部分を封止して、含浸樹脂が層間に侵入して
テープの電気抵抗に影響を与えないように樹脂が十分に増量されている。
【0030】 上述したように、電圧漸変電極の特定部分の抵抗はテープの厚さまたは断面積
により大きな影響を受ける。断面積が大きければ大きいほど、抵抗は低くなる。
電圧漸変電極については、3つのテープ層より成る領域が最も低い抵抗を有し、
2つのテープを巻き付けて覆った領域は次に低い抵抗を有し、単一のテープ層よ
り成る電圧漸変電極の領域は比較的高い抵抗を有する。
【0031】 図9は、本発明の電圧漸変電極152により覆われる本発明のテイパー電極1
34を平らにして示した図である。この電圧漸変電極152は3つの部分A、B
及びCに分けて示すが、これらは電圧漸変電極を構成するテープの層数が異なる
領域を表わす。領域A、すなわちテイパー電極134のベース部分に最も近い領
域は、3つのテープ層より成る電圧漸変電極152の部分を表わす。上述したよ
うに、この3つの層より成る領域は、電圧漸変テープの厚さが比較的厚いため電
圧漸変電極のうち最も低い抵抗を有する。電圧漸変電極のこの領域は比較的低い
抵抗を示すため、電圧漸変電極のこの領域に包まれるテイパー電極部分、すなわ
ちこの電極のテイパー側部へは電流が最も流れ易いはずである。
【0032】 2つのテープ層より成る電圧漸変電極部分に対応する第2の領域Bは、3つの
層より成る領域よりも高い抵抗値を有する。図8から想起されるように、複数の
層を巻き付けた領域Bは、テイパー電極134がコイルの側部の周りに巻き付け
たテイパー電極134の部分でスタートする。この複数層はまたテイパー電極1
34の丸みを帯びた部分を包む。この3つの層より成る領域と比較するとテイパ
ー電極のこの部分上の電圧漸変電極の抵抗率は比較的高いため、電流は電極の丸
みを帯びた先端部に集中せずにテイパー電極のテイパー側部に流れ込むようにな
る。
【0033】 1つのテープ層より成る領域に対応する第3の部分Cは、相対的に最も高い抵
抗を有する。図示のように、単一のテープ層はテイパー電極のいかなる部分も包
まない。しかしながら、2層領域と同様、電圧漸変電極の3層部分の低い相対抵
抗はテイパー電極内に電流勾配が発生するように作用する。高い抵抗値を有する
単一のテープ層により、抵抗値はコイル表面の高い表面抵抗からテイパー電極の
著しく低い抵抗へ変化する。
【0034】 発明者等は、本発明に従ってテイパー電極及び電圧漸変電極を用いて固定子巻
線を製造し、テストした。この巻線に1分間、68.9kVrmsをかけて電圧
接地試験を行った。電圧フラッシュオーバーは発生せず、電圧漸変テープが過度
に加熱されることもなかった。電圧接地試験の直後、電圧漸変領域を点検して、
過熱が生じた形跡の有無をチェックした。その領域に手を触れると暖かく、電流
が流れていたことがわかったが、焼損または破壊は起こっていなかった。これに
より、電圧漸変テープが適正な性能を有することがわかった。
【0035】 本発明は、その精神または本質的特徴から逸脱することなく他の特定の態様で
実施可能である。例えば、テイパー電極は金属箔のような導電性テープ以外のも
ので形成可能である。同様に、電圧漸変電極はペイントのようなテープ以外の電
圧漸変材料で構成することもできる。さらに、電圧漸変電極は漸変材料の層数を
3つ以上または未満にしてもよい。従って、本発明の範囲を示すものとしては、
上述の説明でなくて頭書の特許請求の範囲を参照されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、固定子スロットの出口の外側電極を有する上部及び下部固定子コイ
ルを示す斜視図である。
【図2A】 図2Aは、上部及び下部固定子コイルの頂面図である。
【図2B】 図2Bは、異なる固定子スロットから延びる2つの固定子コイルが互いに近
接交差する態様を示す図である。
【図2C】 図2Cは、従来型のテイパー電極により調製した固定子コイルの斜視図であ
る。
【図3】 図3は、従来型テイパー電極の詳細図である。
【図4A】 図4Aは、従来型テイパー電極により調製した固定子コイルの頂面図である
【図4B】 図4Bは、従来型テイパー電極により調製した固定子コイルの底面図である
【図5】 図5は、従来型テイパー電極に流れ込む電流を示す。
【図6】 図6は、固定子コアのスロット出口に電圧漸変電極を備えた上部及び下部固
定子コイルを示す斜視図である。
【図7A】 図7Aは、本発明のテイパー電極の詳細図である。
【図7B】 図7Bは、固定子コイルに適用した本発明のテイパー電極の斜視図である。
【図8A】 図8Aは、本発明の電圧漸変電極を用いて固定子コイルを調製する方法を示
す図である。
【図8B】 図8Bは、図8Aに示す固定子コイルの側面図である。
【図9】 図9は、本発明のテイパー電極に適用した本発明の電圧漸変電極を平らにし
て示す詳細図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年1月4日(2000.1.4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】 図4Aは、図3の以前使用されたテイパー電極112を固定子コイル104に
適用した状態を示す。テイパー側部124はコイル104の側部に沿って延びて
、コイルの頂面と側面が交差するかど張った点128で終端する。図4Bは、テ
イパー電極112を用いて調製した同一のコイル104の底部を示す。前の図と
同様、テイパー側部126はコイル104の底部に沿って延びて、2つのコイル
の側部が交差するかど張った点130で終端する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】 図5は、以前使用されたテイパー電極110に流れ込む電流を示す。再び、テ
イパー電極112は、図示の目的で平らな状態で示す。矢印はテイパー電極11
2に流れ込む電流を示す。図示のごとく、テイパー電極112の幾何学的形状は
、電極112内に流れ込む電流に影響を与える。詳説すると、電流は直線部分1
22とテイパー側部124、126が交差することにより形成されるかど張った
点128、130に集中する。電流の集中度が高いため、これらの点128、1
30ではI2R損が過大となる。かかる点128、130は通常、「ホットスポ ット」と呼ばれる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】 図6に示すように、電圧漸変電極132はコイル102、104の外側電極、
テイパー電極(図示せず)及び絶縁材131上に適用される。この電圧漸変電極
132は、ペイントまたはテープより成る非線形抵抗性被覆であり、非線形で、
スロットの出口領域における急激な電圧の変化を阻止する電圧電流特性を与える
。このため、電圧漸変電極132はスロット出口においてコイルにかかる電圧応
力のレベルを減少させる。従来型電圧漸変電極の例は、米国特許代4,207, 482号に記載されている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】 テイパー電極も同様に導電性テープにより形成する。好ましい実施例において
、このテイパー電極を約15.24cm幅のテープ片から切り取る。テイパー電
極は、図7Aを参照して説明したような形状を有する。テイパー電極は、導電性
の外側電極に約2.54cm、オーバーラップさせて、これら2つの電極間の導
電性を維持する。テイパー電極の境界部には、両面接着性のテープ層を適用して
、テイパー電極が導電性の外側電極上の定位置に保持されるようにする。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】 図8A及び図8Bは、本発明のテープによる電圧漸変電極形成方法を示す。図
8Aは、上部コイルの底部または下部コイルの頂部の何れかを示す図である。テ
イパー電極134のテイパー部分の輪郭を実線で示す。図8Bは、図8Aのコイ
ルの線Aに沿う側面図である。電極の丸みを帯びたタブ部分136をコイルの側
面に沿う破線で示す。一般的に、電圧漸変電極はコイルの周りに抵抗性テープの
半重ね層を螺旋状に巻き付けることにより形成する。図8Aの矢印は、螺旋が一
般的に進行するコイルの長さに沿う一般的な方向を示す。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】 第1のテープ層はコイルの周りにおいてテイパー電極134上に巻き付けられ
るが、側壁上の、テイパー電極のテイパー部分が巻き付けられてコイルの側部へ
延びる箇所144からスタートする。矢印で示すように、第1のテープ層はコイ
ルの周りに螺旋状に延びて、導電性の電極108の方へ延びる。第1のテープ層
は、その端部146において、導電性の電極108の端部と約2.54cmだけ
オーバーラップする。現在において好ましい実施例では、第1のテープ層はその
スタート位置144から約11.43cm螺旋状に延びるが、何れの場合でも、
電極134のテイパー部分がコイルの側壁の周りに巻き付けられる点から導電性
の外側電極108とオーバーラップする点146まで延びる必要がある。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】 第2のテープ層は、第1のテープ層が終端するコイルに沿う点146、すなわ
ち第1の層が導電性の外側電極108とオーバーラップする箇所で、スタートす
る。好ましい実施例では、第1の層の形成に用いるテープと連続する同じテープ
を用いて第2のテープ層を形成する。これは、第1の層の端部に到達したら、そ
のテープの巻き付け方向を逆転するだけでよい。第2のテープ層はコイルの周り
において外側電極から離れる方向に螺旋状に巻き付け、第1のテープ層のスター
ト位置144を過ぎてそれ自体の終端点まで延びるようにする。発明者等による
と,第2のテープ層の長さは第1のテープ層の長さの約1.67倍必要であるこ とがわかっている。好ましい実施例において、第2のテープ層の長さは約19. 05cm である。第2の層の端部は裏側に接着剤を有するテープを用いてコイル
にテープ付けする。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】 第3のテープ層は、第1の層が終了して、第2の層がスタートするコイルに沿
う同じ点146でスタートする。矢印により示すように、第3の層は、導電性の
外側電極から離れる方向に螺旋状に巻き付け、第2のテープ層の終端点148を
過ぎてそれ自体の終端点150まで延びる。発明者等は、第3のテープ層の長さ
は第1の層の2.56倍であることがわかっている。好ましい実施例において、
この第3の層の長さは約29.21cmである。第3の層の端部は裏側に接着剤
を有するテープによりテープ付けする。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】 本発明は、他の特定の態様で実施可能である。例えば、テイパー電極は金属箔
のような導電性テープ以外のもので形成可能である。同様に、電圧漸変電極はペ
イントのようなテープ以外の電圧漸変材料で構成することもできる。さらに、電
圧漸変電極は漸変材料の層数を3つ以上または未満にしてもよい。従って、本発
明の範囲を示すものとしては、上述の説明でなくて頭書の特許請求の範囲を参照
されたい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM ,HR,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,L U,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO ,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG, SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,U G,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ランクフォード,ジェフリー,ニール アメリカ合衆国 アラバマ州 35967 フ ォート・ペイン ニュー・オレゴン・ドラ イブ 1410 Fターム(参考) 5H604 AA01 BB03 CC01 CC05 CC14 DA11 DB01 DB25 PB02 PB03 PD04 PD06 PD08

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子巻線の端部と固定子コアの間に非対象的な電圧分布を
    与えるテイパー電極であって、 電極のベース部分と、 電極の前記ベース部分から延びるタブ部分とより成り、 前記タブ部分の幅は前記ベース部分から離れるにつれて減少し、前記タブ部分
    は実質的に丸みを帯びた端部を有するテイパー電極。
  2. 【請求項2】 前記テイパー電極は抵抗値が400ohm/sq.未満であ
    る導電性材料で形成されている請求項1のテイパー電極。
  3. 【請求項3】 前記導電性材料は導電性テープである請求項2のテイパー電
    極。
  4. 【請求項4】 固定子巻線の端部と固定子コアの間に非対象的な電圧分布を
    与えるテイパー電極であって、 電極のベース部分と、 電極の前記ベース部分から延びるタブ部分とより成り、 前記タブ部分の幅は前記ベース部分から離れるにつれて減少し、前記タブ部分
    は実質的に丸みを帯びた端部を有し、前記テイパー電極は抵抗値が400ohm
    /sq.未満である導電性材料で形成されているテイパー電極。
  5. 【請求項5】 頂壁、底壁及び2つの側壁を有し、外側電極と、テイパー部
    分を有するテイパー電極とが適用された固定子コイルに適用される電圧漸変電極
    であって、 抵抗性テープを固定子コイルの周りにほぼ螺旋状に巻き付けることにより形成
    され、テイパー電極のテイパー部分が固定子コイルの側壁と出会う固定子コイル
    上の箇所でスタートし、外側電極とオーバーラップする終端点まで延びるような
    長さを有する第1の抵抗性テープ層と、 抵抗性テープを固定子コイルの周りにほぼ螺旋状に巻き付けることにより形成
    され、前記第1の層の終端点でスタートし、外側電極から離れる方向に前記第1
    の層の約1.67倍の長さだけ延びる第2の抵抗性テープ層と、 抵抗性テープの層を固定子コイルの周りにほぼ螺旋状に巻き付けることにより
    形成され、前記第1の層の終端部からスタートし、外側電極から離れる方向に第
    1の層の約2.56倍の長さだけ延びる第3の抵抗性テープ層とより成る電圧漸
    変電極。
  6. 【請求項6】 外側電極と少なくとも1インチだけオーバーラップする請求
    5の電圧漸変電極。
  7. 【請求項7】 前記第1の抵抗性テープ層の長さは約4.5インチであり、
    前記第2の抵抗性テープ層の長さは約7.5インチであり、前記第3の抵抗性テ
    ープ層の長さは約11.5インチである請求項5の電圧漸変電極。
  8. 【請求項8】 珪素を含むBステージ樹脂の豊富なテープで形成されている
    請求項5の電圧漸変電極。
  9. 【請求項9】 抵抗性テープの幅が1インチである請求項5の電圧漸変電極
  10. 【請求項10】 頂壁、底壁及び2つの側壁を有し、外側電極と、テイパー
    部分を有するテイパー電極とが適用された固定子コイルに適用される電圧漸変電
    極であって、 抵抗性テープを固定子コイルの周りにほぼ螺旋状に巻き付けることにより形成
    され、テイパー電極のテイパー部分が固定子コイルの側壁と出会う固定子コイル
    上の箇所でスタートし、外側電極とオーバーラップする終端点まで延びる約4.
    5インチの長さを有する第1の抵抗性テープ層と、 抵抗性テープを固定子コイルの周りにほぼ螺旋状に巻き付けることにより形成
    され、前記第1の層の終端点でスタートし、外側電極から離れる方向に約7.5
    インチの長さだけ延びる第2の抵抗性テープ層と、 抵抗性テープの層を固定子コイルの周りにほぼ螺旋状に巻き付けることにより
    形成され、前記第1の層の終端部からスタートし、外側電極から離れる方向に約
    11.5インチの長さだけ延びる第3の抵抗性テープ層とより成り、 前記電圧漸変電極は外側電極と少なくとも1インチだけオーバーラップし、珪
    素を含むBステージ樹脂の豊富なテープで形成されている電圧漸変電極。
  11. 【請求項11】 頂壁、底壁及び2つの側壁を有し、外側電極と、テイパー
    部分を有するテイパー電極とが適用された固定子コイルに電圧漸変電極を適用す
    る方法であって、 テイパー電極のテイパー部分が固定子コイルの側壁と出会う固定子コイル上の
    箇所でスタートし、外側電極とオーバーラップする終端点まで延びるように、第
    1の抵抗性テープ層を固定子コイルの周りにほぼ螺旋状に巻き付け、 前記第1の層の終端点でスタートし、外側電極から離れる方向に第1の層の約
    1.67倍の長さだけ延びるように、第2の抵抗性テープ層を固定子コイルの周
    りにほぼ螺旋状に巻き付け、 前記第1の層の終端部からスタートし、外側電極から離れる方向に第1の層の
    約2.56倍の長さだけ延びるように、第3の抵抗性テープ層を固定子コイルの
    周りにほぼ螺旋状に巻き付けるステップより成る電圧漸変電極適用方法。
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