JP2001523152A - ローラミル用フィーダモジュール - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、ローラミル用、特に製粉された穀物製品の製造のための製粉ミルに使用されるローラミル用のフィーダモジュールに関する。本発明は、一対のミルローラの上方に配置されるローラミル及び配量装置を有するそれ自体公知のフィーダシステムを基礎としておりかつ特に衛生及びアクセスの改良を図るものである。この改良は、回転軸１４のまわりに枢支され得る枠１３にサブアセンブリとして、配量装置、分配ローラ及びローラミル９、１０を取り付けることによって行われる。

Description

【発明の詳細な説明】 ローラミル用フィーダモジュール 本発明は、ローラミル用フィーダモジュール、特に穀物ミル、飼料ミル及び他 のミル運転における穀物製粉製品等の製造のためのミル−用フィーダモジュール に関する。 特に穀物の製粉の際の製粉製品の製造のためのローラミルは、ミルローラの全 長に製粉されるべき材料をできる限り均一に分配するためのフィーダローラを備 えたフィーダ装置を有する。ヨーロッパ特許第３８０５４号明細書は、穀物では フィーダ室から分配ローラ及びフィーダ又は弛緩ローラへ達する製品フィーダ調 整部が記載されている。これらのローラに、配量スライダによって配量隙間を調 整するために、配量室内の信号発信器と接続している配量スライダが続く。この フィーダ装置へのアクセスは、制御ドアを介しても制御蓋を介しても制限された 程度に与えられる。洗浄及び保守の目的のための良好なアクセスを達成するため に、種々の被覆等が除去されなければならない。例えばドイツ国特許明細書第２ ０１１７８３号、第２４０３５１号、ドイツ国特許出願第２４６２４１４号又は 第３４０４７３２号明細書に記載されている他のフィーダ装置は、この技術水準 を越えるものではない。 本発明は、例えばドイツ国特許第２７３０１６６号明細書又はヨーロッパ特許 第３３４９１９号明細書による技術分野の製粉ローラミルのフィーダ装置を、簡 単かつ機能確実な構成で衛生及びアクセスの本質的な改良が達成されるように構 成することを課題とする。この課題は、請求項１の特徴に基づいて解決される。 本発明によるフィーダ装置は、完全な構造群として旋回可能に配設されたフィー ダモジュールとして形成されている。その際フィーダ又は分配ローラは配量スラ イダ及び相応するガイドプレートと共にセグメント状の枠に収容されている。枠 は上方に位置する回転軸の回りに旋回可能に配設されている。 その上本発明は、従属請求項に示された他の有利な構成を可能にする。それ自 体公知である場合でも、同様に同時に又は別個に残ている前部カバー部又は前部 被覆部を側方に又は上方に（国際出願第９３／１３８５７号）旋回可能に形成す ることが可能である。同様に製粉されるべき製品のための配量又はガイドプレー トは、振動配量部を備えることができ、その際特に通常の配量スライダが置換さ れる。 これに対して補完的に、ドイツ国特許出願第２４０３３５１号明細書によれば 、通常の製粉隙間吸気は、引き込まれた空気が製粉ローラ上で遮断されることが できるように形成されている。 本発明を次に図示の実施例に基づいて詳しく記載する。図面において、 図１は、４つのローラミルの原理図、 図２は、本発明によるフィーダモジュールの作業位置及び旋回された位置を示し 、 図３は、ローラセット（ローラ対）を示す。 ２つの並んで配設されたローラ対１又はローラミルの各半分に渡って２つ毎に 互いに配設されたローラ対１をも備えた技術分野の製粉ローラミルは、枠３を有 し、枠上にはローラ対１がそれ自体公知の方法で（ドイツ国際特許第２７３０１ ６６号明細書等）で支持されている。ローラミルは、更に枠３上に固定された支 持構造７を有し又はこの枠３の部分である。枠３及び支持構造７は、実質的にロ ーラミルのハウジングを形成しかつこの支持構造は、通常の方法で板張り２によ って取り囲まれている。製品供給ダクト４は、ダクトがローラミル中央に通じる ように配設される。両ローラミル半体上には、検査扉５、６及びそれぞれ１つの フィーダ装置が設けられている。板張り２及び全製品フィーダ部４、８は、支持 構造７に収容されている。フィーダ装置８は実質的に１つの分配ローラ９と１つ のフィーダローラ１０並びに製粉材料用の配量スライダ１１（配量装置としての ）と、ガイドプレート１２とを有し、その際これらの要素は、セグメント状の枠 １３に収容されかつ案内されている。枠１３は回転軸１４のまわりに旋回可能で ある。分配ローラ９及びフィーダローラ１０はそれ自体通常の方法でオーバドラ イブ装置及び又は直接駆動装置によって運転される（図示しない）。同様に公知 の方法で、例えば（電気的）空気圧的（従って図示しない）方法で配量スライダ １１の駆動が行われる。枠１３の旋回可能性は、フィーダ装置８の作業位置と並 んで検査等のための少なくとも１つの開放位置をも可能にする。 製品供給ダクト４中の製粉材料が供給されると、図示しないセンサがやってく る製粉材料を確認しかつローラ対１のローラを引き寄せる。手動的に又は自動的 に通常の方法で製粉隙間が調整される。製品が一度製粉されると、検査扉５は開 き、ローラ長さに亘って複数の個所で製品見本が取り出されかつ相応した後調整 か必要な時間間隔で実施されることができる。 本発明によるローラミルの基本的構造及びその機能は、相応したドイツ国特許 第２７３０１６６号又はヨーロッパ特許第３３４９１９号明細書に見られる（通 常４個又は８個のローラミルとして形成されている）。 フィーダモジュールの他の図示しない変形は、従来の配量スライダ１１の省略 にある。配量スライダは振動配量要素によって置換され、振動配量要素は、好ま しくは単軸的に作用しかつ板及び又はピエゾフィルムの形に形成されている。 有利に、それ自体ドイツ国特許第２７３０１６６号明細書から公知のローラセ ットの形の各ローラ対の前記フィーダモジュールを補完して形成されており、そ の際この構成において、二重偏心体２０によって過負荷防止部２１及びチャック 偏心体２２が組合されている。所要スペースはこうして減少され得る。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】平成１０年５月２７日（１９９８．５．２７） 【補正内容】 請求の範囲 １．製粉されるべき製品の収容のための入口（４）と、製粉された製品のための 出口とを備えたハウジングと、製品の製粉のためにハウジングの内方で入口（４ ）と出口との間に配設された少なくとも一対の製粉ローラと、フィーダモジュー ルとを有し、フィーダモジュールは、枠（１３）と、入口から粒状材料を収容し かつ製粉ローラ（１）の長さに亘ってこの粒状材料を分配しかつ分配された粒状 材料を製粉ローラに搬送するためであって、枠（１３）に配設された分配及びフ ィーダ装置（８）とを有し、そして更にフィーダモジュールは、フィーダモジュ ールが作業位置と開放位置との間を旋回可能であるようにハウジングに配設され ており、その際作業位置において分配及びフィーダ装置は入口と製粉ローラとの 間に配置されかつ開放位置においてはフィーダモジュールの要素へのアクセスが 与えられることを特徴とする前記ローラミル。 ２．枠（１３）がセグメント状である、請求項１に記載のローラミル。 ３．ローラミルが、別個の構造群として組み込み可能かつ取り外し可能である、 請求項１又は２に記載のローラミル。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．製粉されるべき製品の収容のための入口（４）と製粉された製品の出口とを 備えたハウジングと、 製品の製粉のためにハウジングの内方で入口（４）と出口との間に配設された 少なくとも１つの対の製粉ローラと、 枠（１３）と、入口からの粒状物の収容し及びこの粒状物を製粉ローラ（１） の長さに亘って分配しかつ分配された粒状物を製粉ローラに供給するために枠（ １３）に配設された分配及びフィーダ装置（８）とを備えたフィーダモジュール とを有し、そして 更にフィーダモジュールは、フィーダモジュールが作業位置と開放位置との間 で旋回可能であるようにハウジングに配設されており、その際作業位置において 分配及びフィーダ装置が入口と製粉ローラとの間に配置されておりかつ開放位置 においてはフィーダモジュールの要素へのアクセスが行われることを特徴とする 前記ローラミル。 ２．枠（１３）がセグメント状である請求項１に記載のフィーダモジュール。 ３．フィーダモジュールが別個の構造群として組み込み及び取り外し可能である 、請求項１又は２に記載のフィーダモジュール。 ４．分配及びフィーダ装置（８）が、製粉ローラ（１）の長さに亘る粒状物の分 配用及び分配された製品の製粉ローラ（１）への搬送用の分配ローラ（９）及び フィーダローラ（１０）を有する、請求項１から３までのうちのいずれか一に記 載のローラミル。 ５．フィーダモジュールが、製粉ローラ（１）への粒状物の制御された供給のた めの配量装置を有する、請求項１から４までのうちのいずれか一に記載のローラ ミル。 ６．配量装置が、配量スライダ（１１）を有する、請求項１から５までのうちの いずれか一に記載のローラミル。 ７．枠（１３）が、ハウジング内に回転軸（１４）のまわりに旋回可能に配設さ れている、請求項１から６までのうちのいずれか一に記載のローラミル。 ８．フィーダ装置（８）が、手動的及び又は自動的に旋回して係入可能及び旋回 して係脱可能である、請求項１から７までのうちのいずれか一に記載のローラミ ル。 ９．ローラミル用フィーダモジュール、特に分配ローラ（９）と、フィーダロー ラ（１０）と、並びに製粉ローラ対（１）の上方で入口（製品供給ダクト）（４ ）の延在部に配設された製粉材料用の配量装置とを備えた穀物製粉製品の製造の ための製粉ローラミル用のフィーダモジュールにおいて、 分配ローラ（９）及びフィーダローラ（１０）が、配量装置と共に、回転軸（ １４）のまわりに旋回可能に配設された枠（１３）に配設されていることを特徴 とする前記フィーダモジュール。