JP2001516512A - 圧電アクチュエータ - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
本発明は圧電アクチュエータ(1)に関し、この圧電アクチュエータ(1)では従来技術に対してアクチュエータにおいて亀裂ができる傾向が明らかに低減され、亀裂の橋絡の可能性が改善されている。本発明の圧電アクチュエータ(1)は圧電材料から成る多数のプレート(2)を有し、このプレート(2)の分極方向はプレート平面に対して垂直に経過しており、プレート(2)はこの分極方向において積層方向に互いに上下に積層されており、2つの接続端子(12a、12b)を有する制御電圧源(11)を有し、それぞれ少なくとも2つの外部電極(3、5;4、6)の2つの群を有し、第1の群の外部電極(3、5)は制御電圧源(11)の第1の接続端子(12a)に電気的に接続され、第2の群の外部電極(4、6)は制御電圧源(11)の第2の接続端子(12b)に電気的に接続されており、外部電極(3、5;4、6)はそれぞれ圧電プレート(2)のスタックの異なる側面(16、17、18、19)に設けられており、多数の内部電極(7、8、9、10)を有し、これらの内部電極(7、8、9、10)はそれぞれ圧電プレート(2)の間に設けられており、さらに、内部電極(7、8、9、10)は外部電極(3、4、5、6)に交互に次のように接合されている、すなわち、それぞれ内部電極(7、9)は制御電圧源(11)の第1の接続端子(12a)に電気的に接続され、積層方向において直ぐ次の内部電極(8、10)は前記制御電圧源(11)の第2の接続端子(12b)に電気的に接続され、内部電極(7〜10)は外部電極(3〜6)に周期的な順番で接合されるように接合されている。
Description
【発明の詳細な説明】
圧電アクチュエータ
従来技術
本発明は例えばドイツ特許3713697号公開公報から公知の圧電アクチュ
エータに関する。
図3に概略的に図示されているような圧電アクチュエータは通常は圧電材料か
ら成るスタック状に互いに重なって配置された複数のプレート2、いわゆる圧電
素子から構成され、積層方向はこの圧電プレートの共通の分極方向に選択されて
いる。積層体乃至は圧電スタックの2つの側面にはそれぞれ外部電極3、4が設
けられており、この外部電極3、4は制御電圧源11の接続端子12a,12b
に電気的に接続可能である。圧電プレート2の間にはそれぞれ圧電アクチュエー
タ1の内部電極7、9が設けられている。これらの内部電極7、9はこの場合交
互にそれぞれ外部電極3、4のうちの1つだけと電気的に接合されており、この
結果、互いに隣接して配置される内部電極7及び9はそれぞれ制御電圧源11の
異なる接続端子12a及び12bに電気的に接続されている。
圧電アクチュエータのこの配置において、各圧電素子2は両方のプレート表面
において電極7、9に接合されており、これらの電極7、9には外部電極3、4
を介して電圧が印加される。電圧印加によって、スタック状に重ね合わされて配
置されたプレート状の圧電素子2の各々は電極7、9の間に発生する電界の方向
に伸長する。この電界の方向は圧電プレート2の分極方向と一致する。多数個の
積層された圧電素子2によって同時に比較的小さな制御電圧で装置全体の比較的
大きな変位が得られる。
上記のタイプの圧電アクチュエータは様々な目的に使用され、例えば燃料噴射
バルブのバルブ閉鎖体の操作、液圧バルブの操作、マイクロポンプの駆動、電気
リレーの操作等々に使用される。従来技術からはすでにこのような様々な適用方
法が公知である。
ヨーロッパ特許0361480号公報から例えば内燃機関の燃料噴射ノズルが
公知である。この燃料噴射ノズルではこの噴射ノズルの開閉のためにバルブニー
ドルを変位運動させる。この変位運動の駆動エレメントはこの場合面状電極を有
する圧電的に励起可能なプレートのスタックから構成される。
直接噴射ディーゼルエンジンなどのような内燃機関における燃料噴射システム
のためのその他の噴射バルブはドイツ特許3533085号公開公報から公知で
あり、この噴射バルブも同様にバルブニードルの変位運動乃至はシフトによるバ
ルブの開閉のために圧電操作素子を有する。この圧電操作素子は多数のプレート
状の圧電素子から構成され、印加可能な電圧を介して
非常に短時間にその軸方向に伸長乃至は収縮可能である。
さらに、ドイツ特許3800203号公報には上下に積層された圧電セラミッ
クプレートを有し、各圧電セラミックプレートに電圧供給部を有する圧電セラミ
ックバルブ操作素子を有する燃料噴射バルブが開示されている。この噴射バルブ
で使用される圧電アクチュエータの特別な特徴は、正反対の極性の対になったセ
ラミックプレートが上下に積層されていることであり、この結果、このやり方で
圧電セラミックバルブの操作距離を拡大することができる。
圧電アクチュエータの他の適用方法としてはヨーロッパ特許0477400号
公報から圧電アクチュエータの変位距離変換器ための装置が公知であり、この装
置は圧電アクチュエータの変位距離拡大をもたらす。
それぞれ冒頭に挙げたタイプの圧電アクチュエータに対する可能な適用事例を
開示している上記の例として示した印刷物には、使用される圧電アクチュエータ
の構造及び作動方法は詳しくは記述されていないが、基本的に図3に記述された
アクチュエータに相応する。
従来の圧電アクチュエータにおいては、圧電的に発生される伸長は、両方の外
部電極3、4と積層された圧電素子2及び内部電極7、9との接続が中心領域に
おいてのみ起こるために発生する。この中心領域では
内部電極7と9とが対向配置されている。内部電極7と9とが直接的には対向配
置されていない周縁ゾーン13では電界の変化を有する領域が発生し、従ってま
た引張応力が発生する。この引張応力のためにこのようなアクチュエータではし
ばしば亀裂ができる。このような亀裂の発生は次に図4A及びBで詳しく説明す
る。この場合、図4Aは制御電圧が印加されていないニュートラルな状態におけ
るアクチュエータ1を示し、図4Bは制御電圧が印加されこれにより圧電素子2
が伸長された動作状態のアクチュエータ1を示している。
図4A及び図4Bは、図3の従来の圧電アクチュエータの部分IVの拡大図を
示している。圧電素子2及び内部電極7、9から成るスタックと外部電極3、4
との間の境界領域には2つの領域13、14が区別できる。一方の領域13では
内部電極7が外部電極4にまで接合されておらず、さらに圧電素子2に対して通
常使用されるセラミックがこの領域13では広く焼結されている。他方の領域1
4では内部電極9が外部電極4にまで到達しているが、他方の外部電極3には到
達していない。第2の領域14における、つまり圧電素子2と内部電極9との間
の固着力は、圧電材料内部の領域13における固着力より係数にして1/3から
1/5だけ小さい。制御電圧を印加すればアクチュエータ1の中心部では図4B
に図示されているように外
部電極の境界領域よりも大きい伸長が起こる。アクチュエータ1の領域13、1
4においてこれによって発生する引張応力によってしばしば亀裂15が領域14
における内部電極9と圧電素子2と間の境界に発生する。アクチュエータ1をさ
らに動作すると、この亀裂15は外部電極4にまで至り、これにより内部電極9
の接続は少なくとも部分的に著しく劣化し、又はそれ以上に中断され、従ってア
クチュエータ1の全伸長は減少する。
本発明の利点
請求項1の特徴部分記載の構成を有する圧電アクチュエータは次のような利点
を有する。すなわち、それぞれ少なくとも2つの外部電極の2つの群を有するア
クチュエータの構造によって、外部電極への内部電極の接合を有する領域はこの
アクチュエータの複数の側面に分配され、さらに積層方向において互いに間隔を
おくことができ、同時に各内部電極において3つの周縁ゾーンが広く焼結される
。この手段によってアクチュエータの引張応力は低減され、従って亀裂発生の傾
向は一般的にそしてとりわけ周縁ゾーンにおいて明らかに減少する。本発明の他
の利点は全体として4つの外部電極を使用することによってアクチュエータの熱
伝導が明らかに改善されることである。
とりわけ有利には、内部電極と異なる外部電極との
間の接合が周期的な順番で形成されることである。これによってこの接合の領域
は、同時に相互にできるだけ大きな間隔がある場合には均等にアクチュエータ全
体に分配される。この結果、万一亀裂が発生しても外部電極における亀裂の橋絡
の可能性は明らかに容易になる。本発明の実施形態では、外部電極の外側面にお
けるこのような亀裂の橋絡のために波状電極が設けられる。この波状電極の波長
は2つの隣接する内部電極の間隔の4倍である。従来の圧電アクチュエータでは
、この波長はほんの半分の大きさであろうし、波状電極と外部電極との面状ハン
ダ付けの危険が存在するだろう。
従属請求項記載の構成によって請求項1記載の圧電アクチュエータの有利な改
良実施形態が得られる。
図面
本発明の実施例を図面において簡単に図示し、以下の記述によって詳しく説明
する。
図1は圧電アクチュエータの実施例の図2AのラインI−Iに沿って切断され
た断面図である。
図2A〜Dは図1の圧電アクチュエータのII−IIの切断面における乃至は
この切断面に対してパラレルな内部電極の異なる平面の図である。
図3は従来技術の圧電アクチュエータの部分図である。
図4A及びBは、従来の圧電アクチュエータの亀裂を見えやすくするために図
3の圧電アクチュエータの部分IVを拡大した図である。
図1及び2には例として本発明の圧電アクチュエータ1の有利な実施例が図示
されている。この場合、図1は圧電アクチュエータの実施例の図2AのラインI
−Iに沿って切断された断面図であり、図2A〜Dは図1のII−IIの切断面
における乃至はこの切断面に対してパラレルな内部電極7,8,9及び10の配
置の図である。
従来の圧電アクチュエータの場合のように、この圧電アクチュエータ1は圧電
材料から成る多数のプレート2から構成されている。これらの多数のプレート2
の分極方向はプレート面に対して基本的に垂直方向に経過しており、これらの多
数のプレート2は、いわゆる圧電積層体(圧電スタック)を形成するためにこれ
らの共通の分極方向の方向に互いに積層されている。圧電素子2の圧電材料とし
て例えば石英、チタン酸バリウム(BaTiO3)又は有利にはジルコン酸鉛-チ
タン酸鉛又はPZT系(PbZrO3−PbTiO3)のような特別な圧電セラミ
ックが使用される。しかし、NaK-酒石酸のような有機塩又は他の多数の周知
の圧電材料も適している。
個々の圧電プレート2の間にはそれぞれ内部電極7、8、9、10が設けられ
ている。圧電スタックの側
面16、17、18、19にはそれぞれこの圧電スタックの高さ全体に亘って外
部電極3、4、5、6が取り付けられている。この外部電極3、4、5、6は例
えば側面上に設けられたハンダ層の形式で形成される。各内部電極7、8、9、
10はそれぞれただ1つの外部電極3、4、5、6に接合されている。すなわち
、内部電極7〜10はこの圧電スタックにおいてそれぞれ1つの側面16、17
、18又は19だけに向かって延在しており、他方でこれらの内部電極はその他
の側面16〜19乃至はその他の外部電極3〜6に対して間隔をおいて配置され
ている。これは図2A〜2Dにおいて積層方向に連続して配置されている内部電
極7〜10において示されている。接合されていない領域13において圧電セラ
ミック2はそれぞれ焼結されている。
圧電アクチュエータ1の所望の作用を実現するために、内部電極と外部電極と
の接合は次のように行われる。外部電極3〜6は2つの群3、5及び4、6に分
割され、これら2つの群3、5及び4、6はそれぞれ制御電圧源11の接続端子
12a乃至は12bに電気的に接続される。内部電極7〜10は外部電極3〜6
に接合され、この結果、それぞれ内部電極7、9は制御電圧源11の接続端子1
2aに電気的に接続され、積層方向において直ぐ次の内部電極8、10は制御電
圧源11のもう1つの接続端子12bに電気的に接続
される。これによって各々のプレート状圧電素子2はその両方のプレート表面に
おいて電極7、9乃至は8、10に接合され、これら電極7、9乃至は8、10
には外部電極3、5及び4、6を介して制御電圧源11からの電圧が印加される
。従来の圧電アクチュエータの場合のように、この電圧の印加によってスタック
状に相互に重ねられた圧電素子2の各々は電極7、9と8、10との間に発生す
る電界の方向に伸長し、この電界の方向は圧電プレート2の分極方向に一致する
。多数の積層された圧電素子2によって装置全体の比較的大きな変位が達成でき
、この変位は積層された圧電素子2と外部電極3〜6との固定接合のためにこれ
ら外部電極3〜6の間の中間領域においてのみ起こりうる。
さらに見て取れることは、従来使用された2つの外部電極3、4に対して全部
で4つの外部電極3〜6を使用することによってアクチュエータ1の熱伝導が改
善されることである。すなわち、圧電セラミックスの熱伝導率は金属の熱伝導率
に比べて周知のように小さい。
本発明により図4A及びBにおいて前述のような圧電アクチュエータ1の亀裂
発生の傾向を低減するために、内部電極7〜10と外部電極3〜6との接合をさ
らに次のような規則に従って行う。すなわち、それぞれ内部電極7は外部電極3
に接合され、積層方向にお
いて直ぐ次の内部電極8、9及び10はその他の外部電極4、5乃至は6に接合
される。これと同時に上記のようにぞれぞれ内部電極7、9は制御電圧源11の
接続端子12aに、積層方向において直ぐ次の内部電極8、10は制御電圧源1
1の接続端子12bに電気的に接続されなければならない。この結果発生する電
界によって圧電効果が圧電素子2において惹起される。
図1及び図2A〜2Dに示された実施例ではこれは詳細には次のことを意味す
る。すなわち、第1の内部電極7が圧電スタックの第1の側面16に設けられた
第1の外部電極3と接合されており(図2A)、この外部電極3は制御電圧源1
1の第1の接続端子12aに電気的に接続されている。そして、積層方向におい
て直ぐ次の内部電極8が圧電スタックの第2の側面17に設けられた第2の外部
電極4と接合されており(図2B)、この外部電極4は制御電圧源11の第2の
接続端子12bに電気的に接続されている。そして、積層方向において直ぐ次の
内部電極9が圧電スタックの第3の側面18に設けられた第3の外部電極5と接
合されており(図2C)、この外部電極5は制御電圧源11の第1の接続端子1
2aに電気的に接続されている。そして、積層方向において直ぐ次の内部電極1
0が圧電スタックの第4の側面19に設けられた第4の外部電極6と接合されて
おり(図2D)、この外部
電極6は制御電圧源11の第2の接続端子12bに電気的に接続されている。内
部電極7〜10の配置のこの順番は積層方向において周期的に連続しており、こ
のため圧電スタック全体に亘って均等な接合領域14の分布が達成される。
周期的な接合の順番は上記の一般的な規則の範囲内において原理的には任意に
選択される。群の外部電極3、5及び4、6をそれぞれ圧電スタックの対向配置
された側面16、18及び17、19に設けることは必ずしも必要不可欠ではな
い。しかし、シンメトリ及びこのシンメトリに結びついた均等な電界の分布及び
圧電アクチュエータ1における引張応力の理由から、2つの群の外部電極3〜6
を乃至は圧電スタックの周囲又は側面16〜19に沿った極性を交互に配置する
ことが有利である。
さらに、上記の実施例では圧電プレート2はほぼ正方形の底面を有する。しか
し、本発明はこの実施形式に限定されるものではなく、矩形状、多角形状又は円
形状の形態の底面でも可能である。この場合、外部電極3〜6の個数ならびに外
部電極3〜6と内部電極7〜10との接合は上述の図1及び2の実施例に類似の
やり方で行われる。
図1ではさらに例として外部電極3に波状電極20が取り付けられている乃至
はハンダ付けされている。相応のやり方で他の3つの外部電極4〜6にも波状電
極が設けられる。
波状電極20は、各外部電極3に接合された2つの内部電極7の間の中間部に
ある領域においてそれぞれ外部電極3にハンダ付けされている。内部電極7〜1
0が周期的な順番で配置されている場合には、この波状電極20の波長は2つの
連続する内部電極の間の間隔の4倍の大きさである。図4Bに図示されているよ
うに万一の場合にアクチュエータに亀裂15が発生する場合には、波状電極20
によって外部電極3〜6において発生する亀裂が橋絡され、全ての内部電極7〜
10の確実な接続が保障される。波状電極のために導電材料から成る金属プレー
トが、有利には0.05mmの厚さの真鍮が使用される。
図3に図示されているような従来のアクチュエータの場合には、本発明に対し
て、このような波状電極20の波長は2つの連続する内部電極7、9の間の間隔
の2倍しかない。これにより、波状電極20が外部電極3、4の全面にハンダ付
けされ、このため確実な亀裂の橋絡が保障できない危険がある。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 フリードリッヒ ベッキング
ドイツ連邦共和国 D―70499 シュツツ
トガルト マインツァー シュトラーセ
27
【要約の続き】
レート(2)の間に設けられており、さらに、内部電極
(7、8、9、10)は外部電極(3、4、5、6)に
交互に次のように接合されている、すなわち、それぞれ
内部電極(7、9)は制御電圧源(11)の第1の接続
端子(12a)に電気的に接続され、積層方向において
直ぐ次の内部電極(8、10)は前記制御電圧源(1
1)の第2の接続端子(12b)に電気的に接続され、
内部電極(7〜10)は外部電極(3〜6)に周期的な
順番で接合されるように接合されている。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. 圧電アクチュエータ(1)において、 該圧電アクチュエータ(1)は以下のものを有する、すなわち、 圧電材料から成る多数のプレート(2)を有し、該プレート(2)の分極方向 はプレート平面に対して垂直に経過しており、前記プレート(2)はその分極方 向の方向において積層方向に互いに上下に積層されており、 2つの接続端子(12a、12b)を有する制御電圧源(11)を有し、 それぞれ少なくとも2つの外部電極(3、5;4、6)の2つの群を有し、第 1の群の外部電極(3、5)は前記制御電圧源(11)の第1の接続端子(12 a)に電気的に接続され、第2の群の外部電極(4、6)は前記制御電圧源(1 1)の第2の接続端子(12b)に電気的に接続されており、前記外部電極(3 、4、5、6)はそれぞれ圧電プレート(2)のスタックの異なる側面(16、 17、18、19)に設けられており、 多数の内部電極(7、8、9、10)を有し、該内部電極(7、8、9、10 )はそれぞれ前記圧電プレート(2)の間に設けられており、さらに、前記内部 電極(7、8、9、10)は前記外部電極(3、4、 5、6)に交互に次のように接合されている、すなわち、 それぞれ内部電極(7、9)は前記制御電圧源(11)の第1の接続端子(1 2a)に電気的に接続され、積層方向において直ぐ次の内部電極(8、10)は 前記制御電圧源(11)の第2の接続端子(12b)に電気的に接続され、前記 内部電極(7〜10)は前記外部電極(3〜6)に周期的な順番で接合されるよ うに接合されている、圧電アクチュエータ(1)。 2. 2つの群の外部電極(3、4、5、6)はスタックの周囲に沿って交互に 配置されていることを特徴とする請求項1記載の圧電アクチュエータ。 3. 圧電プレート(2)の底面は正方形の形式を有することを特徴とする請求 項1又は2記載の圧電アクチュエータ。 4. 圧電材料はジルコン酸鉛チタン酸鉛系(PZT系)であることを特徴とす る請求項1〜3までうちの1項記載の圧電アクチュエータ。 5. 外部電極(3〜6)の外側面にはそれぞれ波状電極(20)が設けられる ことを特徴とする請求項2〜4までのうちの1項記載の圧電アクチュエータ。 6. 波状電極(20)の波長は、2つの連続する内部電極(7〜10)の間の 間隔の4倍の大きさであり、 前記波状電極(20)と外部電極(3〜6)との接 合箇所は各外部電極(3〜6)に接合された内部電極(7〜10)の領域の間に それぞれ設けられていることを特徴とする請求項5記載の圧電アクチュエータ。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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