JP2001515967A - 糸制御装置 - Google Patents
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Abstract
Description
nsverse movement)を任意に制御する糸制御装置に関する。
m)における数多くの糸制御装置が公知である。
択される場合にだけ動かされる。即ち、糸は、ヘルド(healds)のアイレットにし
っかりと引き入れられ、ヘルドは、上流のジャガード機、ヘルド織機及びトレッ
ド機を用いて、連結手段を介して、プログラム化された態様で動かされる。この
場合には、糸を選択的に動かすには、多数の構成素子と該構成素子の大きなスト
ロークが必要となることは明らかであり、従って、必然的に、多くの点で特に著
しい欠点が生ずる。かくして、特に、開口機構の速度は、質量の力(mass force)
が大きいので著しい制約を受ける。公知の糸制御装置の別の大きな欠点として、
例えば、磨耗が大きい、振動が強い、騒音が大きい、複雑な装置により大きなス
ペースが必要となる、アーゴノミックスが阻害される、などといったことが挙げ
られる。
の糸制御装置は、持ち上げ装置を有し、持ち上げ装置は、揺動するように駆動す
ることができるとともに、少なくとも1つの糸駆動体と、糸を持ち上げ装置のド
ライバと選択的に係合させるようにアクチュエータにより作動することができる
少なくとも1つの制御手段とを有している。これらの制御手段は、持ち上げ装置
に配置され、ドライバに直接割り当てられ、持ち上げ装置とともに上下するよう
に動かされる。かかる構成は、種々の欠点をもたらす。即ち、持ち上げ装置は、
ドライバだけでなく、特に、制御手段とアクチュエータを含まなければならない
ので、容積が比較的大きくなる。この糸制御装置は、大きい番手のたて糸を用い
る織機にはほとんど適さないものとなる。更にまた、可動部材は、質量が比較的
大きく、しかも持ち上げ装置ストローク全体に亘って動かさなければならない。
アクチュエータを同時に動かすには、可動インターフェースが電力及びプログラ
ムデータの供給とともに必要となるが、これは、比較的複雑であり、高価であり
、しかも磨耗を起こし易い。糸が曲がって機能が損なわれることにより補修費が
かかるのをなくすために、糸は特に入念に引き入れなければならない。アクセス
性が良好であるにも拘わらず、糸を引き入れるには時間とコストがかかる。更に
また、比較的質量の力が大きく、しかも可動部材に一体化される電子系の感度の
問題があるので、かかる糸制御装置は比較的低速度でのみ操作が可能となるだけ
である。
る。
持ち上げ装置は、質量と感受性のある制御素子とから開放され、最適な見地に従
って持ち上げ動作のためにのみ構成することができる。これに対して、制御手段
は、実質上固定して配置されており、即ち、制御手段は持ち上げ装置の持ち上げ
動作を行う必要はなく、ドライバにおいて揺動する態様で糸の出し入れを行うた
めに切り換え変量(switching variable)の実行に専ら制限しかつ集中することが
できる。また、上記固定配置により、駆動エネルギと制御信号を磨耗とは関係な
く簡単な態様で供給することができるとともに、制御の融通性を高めることがで
きる。更に、かかる構成により、持ち上げ装置の駆動モータを小さくすることが
できるとともに、制御手段のアクチュエータを小さくし、かつ、駆動手段のエネ
ルギ消費を少なくすることができるので、製造コストを低減させることができ、
しかも高出力にもかかわらず操作コストを低減させることができるという利点を
得ることができる。また、上記構成により熱の発生が少なくなり、かかる装置を
据え付ける作業室の空調を簡単にすることができるとともに空調の費用を少なく
することができる。更にまた、装置はアクセスが容易であり、糸の取り入れが簡
単となる。これは、構成素子が不感度であることにより更に高められる。
、上記したタイプの装置の利点を実質上提供することができる。
ことができるので、駆動速度を高め、かくして、生産性を高めることができる。
更にまた、特に織機の開口機構の従来の糸制御装置と比べて、摩耗及び騒音や振
動の発生を大幅に低減させることができる。本発明は、特に開口機構の糸制御装
置、従って、該装置が連係する織機を、例えば、5000rpm以上という特に
高速で操作させることができる。
きな効果を得ることができる。本発明に係る糸制御装置を備えた織機は、ジャガ
ード機のような上流の開口機構の組み込み付属部品を必要とせず、織機の据え付
けに必要なスペースを特に小さくすることができ、従って、管理を容易にしかつ
織機全体のアクセス性を改善することができるので、管理及び取り扱いをアーゴ
ノミックスの観点から大きく改善することができ、かくして、糸制御装置、特に
開口機構の糸制御装置の作業場所を改善することができる。従って、調整及び保
守の作業を一層簡単に行うことができるとともに、事故の危険性を少なくするこ
とができる。
数を少なくし、かつ、構成素子を簡単にすることができるので、低く押さえるこ
とができる。
る。
しようとする糸に与えて、切換え変量(switching variable)により糸をドライバ
に向けて離脱させることができる。しかしながら、かかる構成は、糸が電流パル
スに対して反応した場合にのみ可能となる。請求項2に係る実施の形態は、制御
スロットが、糸の特性とは無関係の切り換え変量により糸を自己閉止(self-clos
ed)駆動させることができるので、一層有利である。請求項3に係る構成は、横 方向の動き全体または糸のストロークに亘って案内を行うことができるので、好
都合である。
を行うことができるので、特に織機のたて糸制御に関して制御手段の使用を改善
することができる。この場合、制御手段は、請求項5及び6に従って構成するこ
とができる。
とができる。しかしながら、請求項8の実施の形態は、ドライバのストローク経
路を小さくすることができるだけでなく、制御性を改善することができるので、
より有利である。
によれば、ドライバは、糸の自己閉止駆動の、動きの一方向にのみに有効なドラ
イバフックを有している。もう一方の方向の動きに関しては、復帰は強制閉止の
態様で行うのが好ましく、糸の残留応力を十分なものとすることができる。適宜
の場合には、更に別の張力装置を設けることができる。特定の場合には、糸制御
装置は、請求項10に従って構成することができるとともに、糸の動きの両方向
に自己閉止駆動を可能とするドライバを備えることができる。
至13に記載のドライバが特に好ましい。
の構成が、請求項14乃至16に記載されている。この場合、請求項17に係る
アクチュエータは、駆動方向に起動することができるとともに、バネによりもう
一方の方向に復帰させることができる。
ように配置することができ、制御手段は支持レールに配置するのが好ましい。請
求項19及び20には、回動自在の制御手段の有利な構成が記載されている。
手方向に往復動することができる制御素子により、配置と駆動の点で多くの変更
を行うことができる。かくして、例えば、請求項22によれば、アクチュエータ
は、制御素子の下端に配置することができる。請求項23に従って装置を構成す
ることもできる。かかる糸制御装置は、従来のジャガード装置に類似するが、ア
クチュエータはストローク経路全体を実行する必要はなく、切り換え変量に対応
する一部だけを実行すれば足りるので、従って、装置は、ジャガード装置と比べ
て実質上、一層簡単かつ小型に構成することができるとともに、切り換え経路を
実行するのに必要なエネルギを従来のジャガード装置と比べて著しく少なくする
ことができる。
にすることができる。
が好都合である。
質のよこ糸を有するよこ糸挿入部材を任意に提供する用途に適している。しかし
ながら、請求項26に係る糸制御装置が織機の開口機構の構成素子である場合に
特に有利であり、多数の糸制御装置を配設して、織機のたて糸を制御することが
できる。制御性を最大限に多様化させることができるように、専用のアクチュエ
ータを各制御素子に配設することができる。請求項27に記載の構成は、一層簡
潔にするのに有利である。
る。
出され、張力装置6を介して第1のたて糸ガイド8、更には第2のたて糸ガイド
10に延びており、第1のガイド8と第2のガイドとの間には、たて糸フィーラ
12が配置されている。たて糸4は更に、第2のたて糸ガイド10から、開口機
構13を形成するとともにたて糸4を開いて織りシェッド(weaving shed)16を
形成するように協働する複数の糸制御装置14を介して、織りステーション18
に延びている。たて糸は、織りステーション18において、開放した織りシェッ
ド16に挿入され、織りリード(reed)22を用いてフェル(fell)24においてオ
サ打ちされる。織られたウエブ26は、取り出し装置30の布ガイド28を介し
て布ローラ32に案内され、布ローラに巻回される。
形成され、例えば被駆動偏心器(eccentric)40により連結ロッド38を介して 上下に動かされる持ち上げレール36を有する持ち上げ装置34を備えている。
持ち上げレール36には、ラメラのように構成され、かつ、互いに偏向する側に
ばねトング(tongue)44を有するドライバ42が配列され、各ばねトングの自由
端部には、各たて糸4a、4bを把持する駆動フック46、48がそれぞれ配置
されている。各ドライバフックには、自由端部に、走行ガイド(run-on guide)5
0が設けられ、たて糸の係合を容易にしている。ドライバフック46、48の上
流側には、糸リジェクタ(rejector)52が設けられており、糸リジェクタはドラ
イバフック46、48におけるたて糸の望ましくない係合をなくすように動作を
行う。
6が割り当てられ、制御素子はアクチュエータ58、60により制御されて、割
り当てられたたて糸4a、4bをドライバのドライバフック46、48と係合さ
せる。アクチュエータ58、60は、ライン62を介して制御装置64に接続さ
れ、アクチュエータは制御装置64を、得ようとするウエブのパターンに従って
制御する。かかる制御の態様は公知であるので、これ以上の説明は省略する。制
御素子54、56は、それぞれ2つの制御ラメラ54a、54b及び56a、5
6bを備えている。これらのラメラは、図3に示すように、ドライバ42を介在
包囲するように配設されている。制御素子54、56及び/または制御ラメラ5
4a、54bと56a、56bは、ボルト68を中心に回動することができるよ
うに共通の支持体66に取着されている。回動の経路は、たて糸をドライバ42
に挿入するとともに、たて糸をドライバから取り出すのに必要な切換え変量にの
み対応する。支持体66は、固定された支持レール70に配列されており、制御
ラメラ54aと54bとの間及び56aと56bとの間で配置ストッパ74とと
もに動作を行い、かつ、アクチュエータ58、60に抗して制御ラメラにプリテ
ンション(pretension)を与えるバネアーム72を備えている。
本位置において、狭い制御スロット78として構成されているスロット76を有
しており、狭いスロットは持ち上げ方向で広いガイドスロット80と合流してい
る。
のたて糸ガイド19と布ガイド28との直線的な接続により定められる。この基
本的な位置はまた、たて糸シェッドの高い位置に対応し、この位置から、たて糸
4、4a、4bは、図から明らかなように、低い位置にストロークHだけ選択的
に持ち込まれる。たて糸4、4a、4bは、たて糸が、連係する制御素子54、
56により、連係するドライバフック46、48と高い位置において係合される
場合にだけ駆動される(図5、9及び19)。このため、適宜のアクチュエータ
58、60は制御装置64を介して起動され、連係する制御素子54、56を連
係するドライバフック46、48に抗して回動させ、かくして、ドライバ52が
下方へ動くと、前記制御素子はドライバフック46、48により駆動されて低い
位置に動かされる(図1、2、11及び19)。たて糸は、ドライバ42が主と
してたて糸の残留応力により上方へ動くと、低い位置から高い位置へ戻される。
この上方への動きは、ドライバフックの直下に配置される持ち上げレールにたて
糸を配置することにより更に支持される。ドライバフックは、適宜の場合には、
図2において点線で示すように、ダブルフック48aとして構成することもでき
る。たて糸は、ドライバ42、従って、たて糸4a、4bが基本位置に到達する
と、ドライバフック46、48から外へ向けられる。次いで、アクチュエータ5
8、60は切り換えられて非動となることにより、制御素子54、56は、ばね
アーム72のプリテンションの影響を受けて基本位置へ後方に回動し(図13乃
至16)、この位置においては、たて糸はドライバ42によっては駆動されるこ
とはない。
が配設され、2つの制御素子54、56がこれに対応して割り当てられているの
で、一方のドライバは、特に図4及び制御位相を示す関連する図5乃至20に示
すように、上方のシェッド位置から下方のシェッド位置へ選択的に2つのたて糸
4a、4bを動かすことができる。従って、存在するたて糸の数の半分の数のド
ライバだけを持ち上げレール36に配置するとともに、たて糸の数と対応する数
の制御素子54、56を支持レール70に配置することが必要となる。ラメラ状
に構成されたドライバ42及び制御素子54、56は、対応して薄肉に構成する
ことができ、例えば、0.1乃至0.5mmの厚さとすることができる。適宜の
場合には、2つ以上の持ち上げレール36及び支持レール70に所要数のドライ
バ42及び制御素子54、56を分配することが好都合とすることができる。
は必要ではなく、たて糸を制御するのに必要な構成素子は、たて糸の直接制御に
より最小にすることができる。これにより、従来の装置と比較して、駆動力を著
しく小さくすることができる。これにより、エネルギを大きく節約することがで
きるとともに、例えば、分当たり5000回転以上の著しく大きな速度でかかる
織機を操作することができる。
14aが示されている。しかしながら、この糸制御装置は、たて糸4a、4bに
より形成されるウエブの下方ではなく、ウエブの上方に配置され、かくして、た
て糸の中立位置は一層下方のシェッド位置に対応し、たて糸はドライバ42によ
り上方のシェッド位置に偏位される。
ライバ82は、公知の態様で上下動される金属ヘルドフレーム84の一部を形成
する持ち上げレールに配置される。ドライバは、ドライバフック46、48と、
たて糸の復帰を初期の位置に支持するように作用する突起86、88とを有して
いる。ドライバ82またはドライバフック46、48には、制御素子90、92
が配設され、制御素子90、92は、制御スロット78とガイドスロット80と
を含むスロット76を有し、支持レール94に回動自在に取着されている。各制
御素子は、たて糸4a、4bからそれた側に作動アーム96を有している。各作
動アーム96は、制御ストッパ98と付勢ばね100とを有し、付勢ばねは、電
位が与えられるいわゆる曲げバイブレータである切り換え素子102に抗して、
制御ストッパ98にプリテンションを与える。切り換え素子102が起動されな
い場合には、制御ストッパ98は前記切り換え素子に位置し、制御装置は中立の
基本位置に留まる。しかしながら、切り換え装置102が制御装置によりライン
104を介して起動されると、切り換え素子102は点線で示す位置に回動し、
切り換え装置90は付勢ばね100の影響を受けて回動して被駆動制御ストリッ
プの形態をなすアクチュエータの動きを分担する。被駆動ストリップは、作動ア
ーム96の下端において駆動溝108内に係合している。この駆動溝108は、
駆動アームが切り換え装置102により基本位置において停止したときに、自由
に動くことができる幅を有している。切り換え装置102が起動すると、付勢ば
ね100は制御ストリップ106に抗して作動アーム96にプリテンションをか
け、これにより、作動アームは制御ストリップ106の動きを分担し、制御素子
90または92が、対応するたて糸を連係するドライバフック46、48と係合
させる。図22において点線で示される制御ストッパ98a乃至98nは、制御
素子と対応し、これは専用の切り換え装置(図示せず)と協働する。
ライバ110と112に割り当てられており、ドライバ110と112は、たて
糸を中間シェッド位置に相当するたて糸の中立位置から上部シェッド位置及び下
部シェッド位置へそれぞれ動かす。ドライバ110、112は、対応する持ち上
げレール114、116に配置されており、ばねトング118の端部にドライバ
フック120、122を有している。2つのドライバ110、112に割り当て
られているのは、共通する制御素子124であり、制御素子124は支持レール
126に回動自在に取着されているとともに、たて糸4からそれた側に作動アー
ム128を有し、作動アーム128は、互いに逆に作用するとともに制御素子1
24をドライバ110、112の一方または他方に抗して回動させる2つのアク
チュエータ130、132と協働する。制御素子124はスロット134ととも
に回動してたて糸を制御し、スロット134は、上方及び下方の双方で広いガイ
ドスロット138、140に合流する狭い制御スロット136として、たて糸4
の中立位置に構成される。この糸制御装置は、上記した糸制御装置と同様の機能
を行う。
がそれぞれの側に割り当てられている制御素子140を備えた更に別の糸制御装
置が示されている。ドライバ142、144は、反対方向に走行し、図24に示
す中間位置からそれぞれ下方及び上方へ動く。制御素子140は、中間位置に制
御スロット150として構成され、かつ、両側がガイドスロット152と接合す
るスロット148を有している。制御スロット150は、制御素子140の長手
方向に対して斜めに配置され、制御素子が揺動する態様で長手方向に動いたとき
に、制御素子は、図24において点線で示すように、切換え変量Sだけ動くこと
ができるようになっている。制御素子が図24の実線で示す位置から点線で示す
位置へ動かされると、たて糸4は左側のドライバ144のドライバ領域から右側
のドライバ144のドライバ領域へ移されることにより、(これ以上詳細には説
明しない)持ち上げ装置の持ち上げレール154により持ち上げ動作が行われる
と、右側のドライバ144を中間位置から上部シェッド位置へ移すことができる
。特に図25から明らかなように、制御素子140はラメラ状に構成されるとと
もに、制御ラメラ140a及び140bを備え、制御ラメラは幅の部分に亘って
ドライバ142、144を間挿包囲し、ドライバ142、144もまたラメラ状
に構成される。
おり、制御素子は更なる制御ラメラ140cを有することにより、ドライバ14
2、144は、互いに分離した制御ラメラ140aと140bとの間及び140
bと140cとの間にそれぞれ配置されている。従って、制御ラメラはより広く
構成することができるとともに、適用範囲が一層広くすることができるので、良
好なガイダンスを提供することができる。この場合には、ドライバ142、14
4は、ドライバフック146をカバーするとともに、ダブルフック146aの態
様で協働してたて糸4を上部または下部シェッド位置から復帰させ、かくして、
たて糸の能動制御を支持する部分156を有することができる。図26に示す中
間シェッド位置においては、ドライバ142、144の拡幅部156は、一方の
切り換え位置から他方の切り換え位置へ制御スロット150に沿ってたて糸を移
送させるギャップを形成する。
置の別の構成と駆動の態様が示されており、この場合には、たて糸の制御の際の
操作のサイクルの位相が異なる。図28乃至32に示す制御素子140の場合に
は、制御素子140は、空気圧により駆動されるアクチュエータ160により制
御される。アクチュエータには、アクチュエータ160からコードボード164
を介して制御素子140に案内される通糸162が接続されている。アクチュエ
ータは主として、上方のストロークのために作用し、一方、復帰動は、制御素子
140の下端に連結された復帰ばね166により行われ、制御素子の下端はガイ
ド168により案内される。ドライバ142、144の動きのサイクルは、図3
4の動作ダイヤグラムに示されている。図29によれば、たて糸4は、中間のシ
ェッド位置から図30に従って下部シェッド位置に左側のドライバ142により
動かされる。たて糸は次に、ドライバ142が後方へ動くと、この位置から図3
1に従って中間シェッド位置に再び通され、これにより、たて糸4は制御素子1
40の制御スロット150により右側の制御素子144において移される。前記
ドライバ114は、糸を図32に従って上部シェッド位置に駆動し、糸は、この
位置から図33に従って右側のドライバ144により中間シェッド位置に導かれ
る。
数の糸制御装置14fの配置が示されている。かかる糸制御装置は、製造される
べきウエブ26の打ち込み数(count)または制御されるべきたて糸4a、4bの 番手(count)により、1列にまたは複数列に配置することができる。図35には 、開放シェッド位置にある開口機構が示されており、よこ糸20が織りシェッド
16に挿入され、織りリード22によりフェル24においてオサ打ちされる。開
口機構は、図36においては閉止シェッド位置に示されている。
する織機が、正面図として示されている。図37から明らかなように、織機は、
基体フレーム172を有し、フレーム172には、開口機構170が糸制御装置
14d、14e及び14fとともに配置されており、開口機構は、繰り返しに関
してたて糸(詳細には図示せず)を直接制御するように作用を行う。各制御素子
140には、復帰ばね166を介して下方にプリテンションが与えられるととも
に、制御素子140は、コードボード162を介して案内される通糸162を介
して、アクチュエータ160を含む選択装置174に接続されている。図38は
、更に別の織機を示し、選択装置174aのアクチュエータ160aは、たて糸
の繰り返し(warp repeat)Tに従って複数の制御素子を同時に操作する。
り、この開口機構176は、図24乃至27に示す糸制御装置14d及び14e
の原理に従って構成されているが、アクチュエータが別の態様で構成される糸制
御装置14gを有している。即ち、制御素子140は、ガイド180の下端に配
置され、かつ、接続素子182を介してアクチュエータ178に接続されており
、アクチュエータは下方に配置されている。次いで、これらのアクチュエータが
制御素子を駆動する。図41によれば、かかるアクチュエータ178aは、空気
圧ピストン/シリンダ装置として構成することができる。接続装置182にピス
トン184が接続され、ピストンは復帰ばね188によりシリンダ186の下方
位置においてプリテンションがかけられている。圧縮空気が供給ライン190を
介して供給され、ピストンと制御素子が持ち上げられる。更に別の例のアクチュ
エータ178bが、図42に示されている。この場合、アクチュエータは電磁石
として構成され、ハウジング192内に、制御電流がライン196を介して供給
されるコイル194を有している。永久磁石198が、コイル194に変位自在
に配置され、かつ、接続素子182を介して制御素子140に接続されている。
開口機構は、図39において開放シェッド位置に示されており、図40において
は閉止シェッド位置に示されている。
0は、図24乃至27の糸制御装置の原理に従って構成されているが、更に別の
態様で構成されたアクチュエータ202を有する糸制御装置14hを備えている
。即ち、制御装置140はそれぞれ、下端部に、ガイド206内を上下に動くよ
うに案内されるガイド素子204を有している。上下に動くとともに、制御素子
140に対してドライバの部分210と協働するリース(lease)ナイフ208が 、制御素子を駆動するように配設されている。ガイド206の付勢ばね212が
、リース内部208に抗して制御素子140、従って、ドライバの部分210に
プリテンションを与えることにより、制御素子140はリースナイフの揺動動作
に従うことができる。ガイド206の下側には、圧電切り換え素子216を担持
する制御プレート214が配置されており、圧電切り換え装置は、切り換えられ
ていない状態にあるときには、ガイド素子、従って、制御素子の自由な動きを確
保するとともに、切り換わった状態即ち起動された状態においては、ショルダ2
18と協働することにより、ドライバの部分210、かくして、制御素子140
はリースナイフ208に更に従うことはできない。これにより、制御素子は一方
の切り換え位置に保持されるので、連係するたて糸4を、一方のドライバ142
から他方のドライバ144へ更に通すことはできず、かくして、下方位置から上
方位置へ変わることはできない。
示されている。この装置は、図43及び44の糸制御装置14hに対応するが、
この装置では、アクチュエータ202aは、リースナイフ208の長手方向に見
た場合に上下に配置された2つの切り換え装置216、216aを有する制御プ
レート214aを備えている。従って、ガイド素子204aは、異なって構成さ
れており、適宜偏位した位置にショルダ218、218aを有している。これに
より、糸制御装置の包装密度、従って、センチメートル当たりのポータ(porter)
を高くすることができる。リースナイフは、図45では上方位置に示され、図4
6では下方位置に示されており、個々の切り換え装置216、216aは、ガイ
ド素子204aのショルダ218、218aと協働する起動即ち偏向状態で示さ
れている。
4iを有する図39乃至43に示す開口機構200を備えている。この場合には
、アクチュエータ202を有するガイド206は、機体フレーム222の織り領
域220の下方に配置され、これにより、織り領域は上側から自由にアクセスす
ることができる。
て糸の制御に関して説明を行った。しかしながら、糸制御装置は、他の目的の別
の糸を制御するように、特に、たて糸とは別に供給されあるいはたて糸と同様に
供給されるよこ糸を選択するように動作させることができる。
示す線図である。
って、図示を簡潔にするために制御手段の部分を省略してある。
って、図示を簡潔にするために制御手段の部分を省略してある。
って、図示を簡潔にするために制御手段の部分を省略してある。
であって、図示を簡潔にするために制御手段の部分を省略してある。
って、図示を簡潔にするために制御手段の部分を省略してある。
って、図示を簡潔にするために制御手段の部分を省略してある。
って、図示を簡潔にするために制御手段の部分を省略してある。
であって、図示を簡潔にするために制御手段の部分を省略してある。
って、図示を簡潔にするために制御手段の部分を省略してある。
って、図示を簡潔にするために制御手段の部分を省略してある。
って、図示を簡潔にするために制御手段の部分を省略してある。
であって、図示を簡潔にするために制御手段の部分を省略してある。
って、図示を簡潔にするために制御手段の部分を省略してある。
って、図示を簡潔にするために制御手段の部分を省略してある。
って、図示を簡潔にするために制御手段の部分を省略してある。
であって、図示を簡潔にするために制御手段の部分を省略してある。
ある。
御装置を示す図である。
子を有する第5の糸制御装置を示す図である。
6の糸制御装置を示す図である。
置を示す概略図である。
示す図である。
す図である。
す図である。
を示す図である。
を示す図である。
図である。
する織機の正面図である。
繰り返し駆動する更に別の織機を示す図である。
4乃至27と同様の第8の糸制御装置を示す図である。
アクチュエータを示す図である。
である。
た第9の開口機構を示す。
7のXXXXV−XXXXV線断面図である。
示す正面図である。
Claims (27)
- 【請求項1】揺動する態様で駆動することができる少なくとも1つの持ち上
げ装置(34、36、154)と、糸の少なくとも1つのドライバ(42、82
、110、112、142、144)と、糸をドライバと選択的に係合させるよ
うにアクチュエータ(58、60、106、130、132、160、160a
、178、178a、178b、202、202a)により作動される少なくと
も1つの制御手段(54、56、90、93、124、140)とを備えた糸(
4,4a、4b)、特に、織機のたて糸の横方向揺動運動を適宜制御する糸制御
装置であって、制御手段(54、56、90、93、124、140)は制御手
段(54、56、90、93、124、140)が切り換え変量(S)により揺
動する態様でドライバに選択的に直接接離して糸(4、4a、4b)を動かすよ
うにドライバ(42、82、110、112、142、144)に対して持ち上
げ装置(34)とは独立して配置されていることを特徴とする糸制御装置。 - 【請求項2】制御手段(54、56、90、93、124、140)は糸を
切り換え変量(S)により動かすように制御スロット(78、136、150)
を有することを特徴とする請求項1に記載の糸制御装置。 - 【請求項3】制御手段(54、56、90、93、124、140)は糸(
4、4a、4b)の横方向の動き全体に亘って延びるとともに、制御スロット(
78、136、150)の外側で拡大するのが好ましいスロット(76、134
、148)を有することを特徴とする請求項2に記載の糸制御装置。 - 【請求項4】制御手段(54、56、90、93、124、140)はラメ
ラ状に形成され、かつ、少なくとも一部が幅拡端部が同様にラメラ状に構成され
たドライバ(42、82、110、112、142、144)を覆うことを特徴
とする請求項1に記載の糸制御装置。 - 【請求項5】制御手段(54、56、90、93、124、140)はラメ
ラ状のドライバ(42、82、110、112、142、144)を間挿して包
囲する少なくとも2つの平行なラメラ(54a、54b、56a、56b、14
0a、140b、140c)を有することを特徴とする請求項4に記載の糸制御
装置。 - 【請求項6】制御手段(140)は少なくとも1つの更なるラメラ(140
c)を有するとともに、更なるラメラ(144)を包囲することを特徴とする請
求項5に記載の糸制御装置。 - 【請求項7】ドライバ(42、82)は糸(4、4a、4b)の横方向の動
き全体(H)に亘って動くことができることを特徴とする請求項1乃至6のいず
れかに記載の糸制御装置。 - 【請求項8】ドライバ(110、142)は糸(4)の横方向の動きの第1
のセグメントに沿って動くことができ、第1のドライバに対して反対方向を向く
第2のドライバ(112、144)が糸の横方向の動きの残りの部分に関して存
在し、制御手段(124、140)は第1及び第2のドライバの交点において糸
の選択的な移送に有効であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載
の糸制御装置。 - 【請求項9】ドライバ(42、82、110、112、142、144)は
一方の動きの方向に自己閉止される態様で糸(4、4a、4b)を駆動するドラ
イバフック(46、48、120、122、146)を有し、糸は好ましくは糸
の残留応力により強制閉止の態様で他方の動きの方向に復帰することができるこ
とを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の糸制御装置。 - 【請求項10】ドライバ(49)は動きの両方向に糸を自己閉止駆動させる
ダブルフック(48a、146a)を有することを特徴とする請求項1乃至8の
いずれかに記載の糸制御装置。 - 【請求項11】ドライバフック(46、48、120、122)はばねトン
グ(44)の端部に配置されるとともに、好ましくはドライバの一部の外側に走
行ガイド(50)を有することを特徴とする請求項9または10に記載の糸制御
装置。 - 【請求項12】ドライバフック(42)は自由端部に糸リジェクタを有する
ことを特徴とする請求項9乃至11のいずれかに記載の糸制御装置。 - 【請求項13】ドライバ(42、82)は互いに離隔した方向を向き、かつ
、糸(4、4a、4b)を取り入れる制御手段(54、56、90、92)がそ
れぞれ割り当てられる2つのドライバフック(46、48)を有することを特徴
とする請求項1乃至12のいずれかに記載の糸制御装置。 - 【請求項14】アクチュエータ(106、202)は圧電切り換え装置(1
02、216、216a)を有することを特徴とする請求項1乃至13のいずれ
かに記載の糸制御装置。 - 【請求項15】アクチュエータ(178a)は流体により作動させることが
でき、好ましくは空気圧作動であるピストン/シリンダ装置(184、186)
として構成されることを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の糸制御
装置。 - 【請求項16】アクチュエータ(178b)は電磁石(194、198)と
して構成されていることを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の糸制
御装置。 - 【請求項17】アクチュエータ(58、60、106、160、160a、
178、178a、202)は一方の駆動方向に起動することができるとともに
、ばね(72、100、166、188、212)によりもう一方の方向に復帰
することができることを特徴とする請求項1乃至16のいずれかに記載の糸制御
装置。 - 【請求項18】制御手段(54、56、90、93、124)は切り換え変
量(S)により回動することができ、好ましくは支持レール(70、94、12
6)に配置されている制御素子として構成されていることを特徴とする請求項1
乃至17のいずれかに記載の糸制御装置。 - 【請求項19】対をなして配置される制御素子(54)が、支持レールに固
着されかつアクチュエータ(58、60)に抗して制御素子(54、56)にプ
リテンションを与えるばねアーム(72)を有する共通の支持体(66)に回動
自在に固着されていることを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の糸
制御装置。 - 【請求項20】支持レール(94)に回動自在に取着された制御素子(90
、92)は、制御ストッパ(98)と、制御ストッパ(98)の経路を切り換え
状態において開放するとともに制御素子(90、92)を揺動アクチュエータ(
106)と係合させる好ましくは圧電切り換え装置(102)に抗して制御スト
ッパ(98)にプリテンションをかける付勢ばね(100)とを有することを特
徴とする請求項18に記載の糸制御装置。 - 【請求項21】制御手段(140)は、長手方向に往復動するように配置さ
れた細長い制御素子として構成され、制御スロット(150)は糸(4)の一方
の切り換え位置から糸の他方の切り換え位置へ制御素子の変位方向に対して所定
の角度で制御領域を延びることを特徴とする請求項2乃至17のいずれかに記載
の糸制御装置。 - 【請求項22】長手方向に往復動する制御素子(140)は、下端部がアク
チュエータに直接連結されていることを特徴とする請求項21に記載の糸制御装
置。 - 【請求項23】長手方向に往復動する制御素子(140)は、下端が復帰ば
ね(166)により一方の方向にプリテンションがかけられ、かつ、上端が接続
素子(162)、好ましくは、コードによりアクチュエータ(160、160a
)に接続されていることを特徴とする請求項21に記載の糸制御装置。 - 【請求項24】長手方向に往復動する制御素子(140)は糸制御素子の長
手方向に往復動する駆動素子(208)と協働するようになっており、制御素子
には駆動素子に抗してばね(212)によりプリテンションがかけられ、制御素
子には保持ストッパ(218、218a)が設けられ、制御自在の切り換え装置
(216、216a)、好ましくは、圧電切り換え装置は、切り換え装置が無効
であるときには制御素子(140)が駆動素子(208)の動きに従いかつ切り
換え装置(216、216a)が有効であるときには制御素子(140)が所定
位置に保持されるように保持ストッパと協働することを特徴とする請求項21に
記載の糸制御装置。 - 【請求項25】ドライバ(42、82、110、112、142、144)
は持ち上げ装置(34)の持ち上げレール(36、154)に配置されているこ
とを特徴とする請求項1乃至24のいずれかに記載の糸制御装置。 - 【請求項26】糸制御装置は織機の開口機構(13、170、170a、1
76、200)の構成要素であり、多数の糸制御装置が織機のたて糸を制御する
ように配置されていることを特徴とする請求項1乃至25のいずれかに記載の糸
制御装置。 - 【請求項27】組み合わされてグループをなす制御素子が共通のアクチュエ
ータ(160a)により駆動されることを特徴とする請求項25に記載の糸制御
装置。
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