JPH07197358A - ジャカードガイド及びジャカードガイドユニット - Google Patents
ジャカードガイド及びジャカードガイドユニットInfo
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- JPH07197358A JPH07197358A JP5353516A JP35351693A JPH07197358A JP H07197358 A JPH07197358 A JP H07197358A JP 5353516 A JP5353516 A JP 5353516A JP 35351693 A JP35351693 A JP 35351693A JP H07197358 A JPH07197358 A JP H07197358A
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- JP
- Japan
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- guide
- yarn
- block
- jacquard
- jacquard guide
- Prior art date
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- Pending
Links
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D04—BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
- D04B—KNITTING
- D04B27/00—Details of, or auxiliary devices incorporated in, warp knitting machines, restricted to machines of this kind
- D04B27/10—Devices for supplying, feeding, or guiding threads to needles
- D04B27/24—Thread guide bar assemblies
- D04B27/32—Thread guide bar assemblies with independently-movable thread guides controlled by Jacquard mechanisms
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Knitting Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 原糸の種類或いはテンションを問わず案内可
能と成すと共に、駆動機構を簡略化する。 【構成】 糸ガイド１を形成する下方板体部に対して上
方板体部を傾斜させることによって、下方板体部の案内
孔は、糸ガイド１の揺動でニードル列方向に移動してジ
ャカード編みを可能と成し、又糸ガイド１は変形せず、
強固な部材を使用して如何なる原糸も案内可能とする様
にし、又上方板体部の連繋部に制御杆の作動ピンを掛合
することによって、糸ガイド１と制御杆は常時掛合で同
一ブロックに取付け、糸ガイド１のニードル列方向への
移動は掛合状態の変化で行って、駆動機構を一体化す
る。
能と成すと共に、駆動機構を簡略化する。 【構成】 糸ガイド１を形成する下方板体部に対して上
方板体部を傾斜させることによって、下方板体部の案内
孔は、糸ガイド１の揺動でニードル列方向に移動してジ
ャカード編みを可能と成し、又糸ガイド１は変形せず、
強固な部材を使用して如何なる原糸も案内可能とする様
にし、又上方板体部の連繋部に制御杆の作動ピンを掛合
することによって、糸ガイド１と制御杆は常時掛合で同
一ブロックに取付け、糸ガイド１のニードル列方向への
移動は掛合状態の変化で行って、駆動機構を一体化す
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、簡易機構で動作し、如
何なる原糸も案内可能とする様にしたジャカードガイド
及びジャカードガイドユニットに関するものである。
何なる原糸も案内可能とする様にしたジャカードガイド
及びジャカードガイドユニットに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、編成生地に柄出しを可能と成した
ラッシェル機、及び近年のトリコット機等の編成機に
は、原糸を所望する柄に合わせて特定のニードルに対し
て選択案内するために、ジャカード装置を装着したもの
が使用されている。
ラッシェル機、及び近年のトリコット機等の編成機に
は、原糸を所望する柄に合わせて特定のニードルに対し
て選択案内するために、ジャカード装置を装着したもの
が使用されている。
【０００３】かかるジャカード装置における糸ガイド部
の代表例としては、図５及び図６に示す様なフランチン
ガイドブロックａに一体化された多数のフランチンガイ
ドピースｂ、b'…の特定ピースに対して、ニードルの上
下動１回毎にドロッパーピンｃを１回当接させて、１本
１本の原糸を制御する様にしたものが使用されて来た。
の代表例としては、図５及び図６に示す様なフランチン
ガイドブロックａに一体化された多数のフランチンガイ
ドピースｂ、b'…の特定ピースに対して、ニードルの上
下動１回毎にドロッパーピンｃを１回当接させて、１本
１本の原糸を制御する様にしたものが使用されて来た。
【０００４】上記フランチンガイドピースｂ、b'…の先
端には原糸導通孔ｄ、d'…を形成すると共に、フランチ
ンガイドピースｂ、b'…はジャカード筬とも称される様
に、ドロッパーピンｃの当接により屈曲可能な材質特性
を有し、又フランチンガイドピースｂ、b'…は編成機の
ニードル列に対応して多数並列され、フランチンガイド
ブロックａはニードルに原糸を投げ掛けるオーバーラッ
ピング及びアンダーラッピング（以下、オーバーラッピ
ングと称する）作用のために、ニードルの周囲を矩形状
又はＵターン状等の動作を自在と成すべく複雑な作動機
構を装備してフランチンガイドブロックａは編成機に装
着されていた。
端には原糸導通孔ｄ、d'…を形成すると共に、フランチ
ンガイドピースｂ、b'…はジャカード筬とも称される様
に、ドロッパーピンｃの当接により屈曲可能な材質特性
を有し、又フランチンガイドピースｂ、b'…は編成機の
ニードル列に対応して多数並列され、フランチンガイド
ブロックａはニードルに原糸を投げ掛けるオーバーラッ
ピング及びアンダーラッピング（以下、オーバーラッピ
ングと称する）作用のために、ニードルの周囲を矩形状
又はＵターン状等の動作を自在と成すべく複雑な作動機
構を装備してフランチンガイドブロックａは編成機に装
着されていた。
【０００５】そして、ニードルへの原糸の投げ掛けを行
うフランチンガイドブロックａのオーバーラッピングに
際して、１ニードルピッチのフランチンガイドブロック
ａの往復横移動時に、ドロッパーピンｃがジャカード装
置からの制御指令及びジャカードヘッドの動作により降
下して、特定のフランチンガイドピースｂ、b'…の屈曲
被当接部ｅに当接接触することにより、全体が横移動す
るフランチンガイドブロックａに対して、選択された特
定のフランチンガイドピースｂ、b'…の先端の横移動を
１ニードル間隔分のピッチだけ阻止して、フランチンガ
イドピースｂ、b'…を選択制御し、編成される個々の原
糸をコントロールして編成生地の柄出しを行っていた。
うフランチンガイドブロックａのオーバーラッピングに
際して、１ニードルピッチのフランチンガイドブロック
ａの往復横移動時に、ドロッパーピンｃがジャカード装
置からの制御指令及びジャカードヘッドの動作により降
下して、特定のフランチンガイドピースｂ、b'…の屈曲
被当接部ｅに当接接触することにより、全体が横移動す
るフランチンガイドブロックａに対して、選択された特
定のフランチンガイドピースｂ、b'…の先端の横移動を
１ニードル間隔分のピッチだけ阻止して、フランチンガ
イドピースｂ、b'…を選択制御し、編成される個々の原
糸をコントロールして編成生地の柄出しを行っていた。
【０００６】上記の様に常時、往復横移動するフランチ
ンガイドブロックａにおける特定のフランチンガイドピ
ースｂ、b'…の横移動阻止は、その中間部に対するドロ
ッパーピンｃの当接によりフランチンガイドピースｂ、
b'…自体が屈曲して、その先端の原糸導通孔ｄ、d'…に
おける１ニードルピッチの横動阻止を行っていたため
に、フランチンガイドピースｂ、b'…自体の材質は上記
の板バネの様な屈曲復元可能な材質特性を必要としてい
た。
ンガイドブロックａにおける特定のフランチンガイドピ
ースｂ、b'…の横移動阻止は、その中間部に対するドロ
ッパーピンｃの当接によりフランチンガイドピースｂ、
b'…自体が屈曲して、その先端の原糸導通孔ｄ、d'…に
おける１ニードルピッチの横動阻止を行っていたため
に、フランチンガイドピースｂ、b'…自体の材質は上記
の板バネの様な屈曲復元可能な材質特性を必要としてい
た。
【０００７】その結果、滑らかな細い原糸は、フランチ
ンガイドピースｂ、b'…の原糸導通孔ｄ、d'…を略無抵
抗で通過して編成生地の柄出しが可能となるが、例えば
太い糸、毛羽立った糸、伸張する糸、或いは張力の高い
原糸を原糸導通孔ｄ、d'…が案内する時には、原糸導通
孔ｄ、d'…の通過に際して大きな抵抗が生じ、瞬時のフ
ランチンガイドブロックａの横移動、特定のフランチン
ガイドピースｂ、b'…の移動阻止においては、軟質材質
のフランチンガイドピースｂ、b'…が振れて原糸導通孔
ｄ、d'…を所望位置に正確に移動出来ず、柄出し不能と
なったり、場合によってはオーバーラッピングするニー
ドルに接触、衝突してニードル破損に繋がる欠点を有し
ていた。
ンガイドピースｂ、b'…の原糸導通孔ｄ、d'…を略無抵
抗で通過して編成生地の柄出しが可能となるが、例えば
太い糸、毛羽立った糸、伸張する糸、或いは張力の高い
原糸を原糸導通孔ｄ、d'…が案内する時には、原糸導通
孔ｄ、d'…の通過に際して大きな抵抗が生じ、瞬時のフ
ランチンガイドブロックａの横移動、特定のフランチン
ガイドピースｂ、b'…の移動阻止においては、軟質材質
のフランチンガイドピースｂ、b'…が振れて原糸導通孔
ｄ、d'…を所望位置に正確に移動出来ず、柄出し不能と
なったり、場合によってはオーバーラッピングするニー
ドルに接触、衝突してニードル破損に繋がる欠点を有し
ていた。
【０００８】又、編成生地の平織り部分と柄出し部分に
おいて、平織り部分では編成機に対してフランチンガイ
ドブロックａが瞬間的な往復移動する運動だけの構成で
あることに対して、柄出し部分ではドロッパーピンｃは
往復移動するフランチンガイドブロックａ中の選択した
特定のフランチンガイドピースｂ、b'…だけに作動する
ために、両者は接触、非接触状態の選択作動であること
により、フランチンガイドブロックａの横移動駆動部と
ドロッパーピンｃの上下運動駆動部は、編成機の機枠に
別々に取付けねばならず、２系統の駆動、制御機構を必
要として、編成機が複雑となって重量が増大する欠点を
有していた。
おいて、平織り部分では編成機に対してフランチンガイ
ドブロックａが瞬間的な往復移動する運動だけの構成で
あることに対して、柄出し部分ではドロッパーピンｃは
往復移動するフランチンガイドブロックａ中の選択した
特定のフランチンガイドピースｂ、b'…だけに作動する
ために、両者は接触、非接触状態の選択作動であること
により、フランチンガイドブロックａの横移動駆動部と
ドロッパーピンｃの上下運動駆動部は、編成機の機枠に
別々に取付けねばならず、２系統の駆動、制御機構を必
要として、編成機が複雑となって重量が増大する欠点を
有していた。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、原糸の種類
を問わず、案内可能と成すと共に、駆動機構を簡略化す
る様にしたジャカードガイド及びジャカードガイドユニ
ットを提供せんとするものである。
を問わず、案内可能と成すと共に、駆動機構を簡略化す
る様にしたジャカードガイド及びジャカードガイドユニ
ットを提供せんとするものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
に基づく、原糸が太くなったりするとフランチンガイド
ピースの本来の動き、案内役割が不能になる課題、及び
フランチンガイドブロックとドロッパーピンの異なる駆
動機構を編成機の機枠に別々に装着せねばならない課題
に鑑み、糸ガイドを形成する下方板体部に対して上方板
体部を傾斜させることによって、下方板体部の案内孔
は、糸ガイドの揺動でニードル列方向に移動し、糸ガイ
ドは変形せず、強固な部材を使用して如何なる原糸も案
内可能とする様にし、又上方板体部の連繋部に制御杆の
作動ピンを掛合することによって、糸ガイドと制御杆は
常時掛合で、糸ガイドのニードル列方向への移動は掛合
状態の変化で行って、駆動機構を一体化する様にして、
上記課題を解決せんとしたものである。
に基づく、原糸が太くなったりするとフランチンガイド
ピースの本来の動き、案内役割が不能になる課題、及び
フランチンガイドブロックとドロッパーピンの異なる駆
動機構を編成機の機枠に別々に装着せねばならない課題
に鑑み、糸ガイドを形成する下方板体部に対して上方板
体部を傾斜させることによって、下方板体部の案内孔
は、糸ガイドの揺動でニードル列方向に移動し、糸ガイ
ドは変形せず、強固な部材を使用して如何なる原糸も案
内可能とする様にし、又上方板体部の連繋部に制御杆の
作動ピンを掛合することによって、糸ガイドと制御杆は
常時掛合で、糸ガイドのニードル列方向への移動は掛合
状態の変化で行って、駆動機構を一体化する様にして、
上記課題を解決せんとしたものである。
【００１１】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
すると、１は本発明に係るジャカード装置（図示せず）
用の糸ガイドであり、該糸ガイド１とジャカード装置の
指令によりドロッパー作動する制御杆２の両者を、係合
状態でブロック３に共に取付けている。
すると、１は本発明に係るジャカード装置（図示せず）
用の糸ガイドであり、該糸ガイド１とジャカード装置の
指令によりドロッパー作動する制御杆２の両者を、係合
状態でブロック３に共に取付けている。
【００１２】４は編成機の機枠（図示せず）に取付ける
ブロックバーであり、該ブロックバー４の適宜位置には
機枠取付用のネジ部５、5aを夫々形成すると共に、ブロ
ックバー４の前面上方側に固定した一対の取付バー６、
6aに垂直方向の案内孔７、7aを夫々貫設している。
ブロックバーであり、該ブロックバー４の適宜位置には
機枠取付用のネジ部５、5aを夫々形成すると共に、ブロ
ックバー４の前面上方側に固定した一対の取付バー６、
6aに垂直方向の案内孔７、7aを夫々貫設している。
【００１３】８はブロックバー４の下方に延設固定した
取付枠であり、該取付枠８の下端前方側に櫛歯状且つ傾
斜状に所定間隔で所定数の取付板９、9a…を突設し、該
取付板９、9a…に水平方向の軸孔10、10a …を、取付板
９、9a…に対して垂直状或いは傾斜状に夫々貫設してい
る。
取付枠であり、該取付枠８の下端前方側に櫛歯状且つ傾
斜状に所定間隔で所定数の取付板９、9a…を突設し、該
取付板９、9a…に水平方向の軸孔10、10a …を、取付板
９、9a…に対して垂直状或いは傾斜状に夫々貫設してい
る。
【００１４】11は制御杆２の上端部に設けたジャカード
装置の駆動部（図示せず）に連結される長孔状の連繋部
であり、該連繋部11を介して上下動される制御杆２を、
取付バー６、6aの案内孔７、7aに挿通して制御杆２を上
下動自在に支持し、又制御杆２の下端部に作動ピン12を
固定している。
装置の駆動部（図示せず）に連結される長孔状の連繋部
であり、該連繋部11を介して上下動される制御杆２を、
取付バー６、6aの案内孔７、7aに挿通して制御杆２を上
下動自在に支持し、又制御杆２の下端部に作動ピン12を
固定している。
【００１５】次にブロック３に取付けられ制御杆２と係
合作動する糸ガイド１の詳細を説明すると、本発明に係
るジャカードガイドである糸ガイド１は硬質板製のもの
から成り、上方部の連繋部20、中間部の取付部21、変位
部22及び下方部の案内部23を一体形成している。
合作動する糸ガイド１の詳細を説明すると、本発明に係
るジャカードガイドである糸ガイド１は硬質板製のもの
から成り、上方部の連繋部20、中間部の取付部21、変位
部22及び下方部の案内部23を一体形成している。
【００１６】上記連繋部20にあっては、糸ガイド１の板
体部24の頂点から下方に向けて、上方垂直溝25、傾斜溝
26及び下方垂直溝27を連続穿設して作動部28を形成し、
傾斜溝26の中間部を板体部24の中心と成し、かかる上方
垂直溝25、傾斜溝26及び下方垂直溝27から成る作動部28
に制御杆２の作動ピン12を嵌合している。
体部24の頂点から下方に向けて、上方垂直溝25、傾斜溝
26及び下方垂直溝27を連続穿設して作動部28を形成し、
傾斜溝26の中間部を板体部24の中心と成し、かかる上方
垂直溝25、傾斜溝26及び下方垂直溝27から成る作動部28
に制御杆２の作動ピン12を嵌合している。
【００１７】29は板体部24の中間部に装着した枢軸ピン
であり、該枢軸ピン29をブロック３の取付板９、9a…に
設けた軸孔10、10a …に嵌挿して糸ガイド１のブロック
３への取付部21と成している。
であり、該枢軸ピン29をブロック３の取付板９、9a…に
設けた軸孔10、10a …に嵌挿して糸ガイド１のブロック
３への取付部21と成している。
【００１８】尚、上記の上方垂直溝25、傾斜溝26及び下
方垂直溝27の開口位置として、傾斜溝26の中間部を板体
部24の中心と成しているが、作動ピン12がこれらの溝2
5、26、27に嵌合状態で降下した時に、板体部24の幅で
ある左右方向移動出来れば良く、制御杆２の構成と共に
変更可能で、板体部24に装着した枢軸ピン29を支点とし
て糸ガイド１の上方部を揺動出来れば良い。
方垂直溝27の開口位置として、傾斜溝26の中間部を板体
部24の中心と成しているが、作動ピン12がこれらの溝2
5、26、27に嵌合状態で降下した時に、板体部24の幅で
ある左右方向移動出来れば良く、制御杆２の構成と共に
変更可能で、板体部24に装着した枢軸ピン29を支点とし
て糸ガイド１の上方部を揺動出来れば良い。
【００１９】上記糸ガイド１の変位部22にあっては、作
動部28を形成する上方板体部30と案内部23を形成する下
方板体部31において、ブロック３に対して一方を垂直状
態、他方を傾斜状態と成す変位部22であり、上方板体部
30と下方板体部31の境界部32において谷折部33及び該谷
折部33の端部を基点とする傾斜させた山折部34を設けて
上方板体部30と下方板体部31間に三角傾斜部35を形成し
ている。
動部28を形成する上方板体部30と案内部23を形成する下
方板体部31において、ブロック３に対して一方を垂直状
態、他方を傾斜状態と成す変位部22であり、上方板体部
30と下方板体部31の境界部32において谷折部33及び該谷
折部33の端部を基点とする傾斜させた山折部34を設けて
上方板体部30と下方板体部31間に三角傾斜部35を形成し
ている。
【００２０】従って、傾斜したブロック３の取付板９、
9a…に取付けられる糸ガイド１の上方板体部30が傾斜す
ることに対し、糸ガイド１の下方板体部31は垂直状態と
成し、又下方板体部31の下端に案内孔36を設けて原糸の
案内部23と成し、該案内孔36を有する垂直状態の下方板
体部31はニードル列に対して直交方向と成している。
9a…に取付けられる糸ガイド１の上方板体部30が傾斜す
ることに対し、糸ガイド１の下方板体部31は垂直状態と
成し、又下方板体部31の下端に案内孔36を設けて原糸の
案内部23と成し、該案内孔36を有する垂直状態の下方板
体部31はニードル列に対して直交方向と成している。
【００２１】尚、上記変位部22を形成する谷折部33と山
折部34の構成において、山折部34を傾斜状態で設けた
が、かかる傾斜は谷折部33と山折部34のどちらか一方又
は両方と成したり、上下位置を変換しても良く、又変位
部22の構成を谷折部33と山折部34で構成せず、その他の
手段で行っても良く、上方板体部30と下方板体部31の連
結状態が傾斜状態であれば良い。
折部34の構成において、山折部34を傾斜状態で設けた
が、かかる傾斜は谷折部33と山折部34のどちらか一方又
は両方と成したり、上下位置を変換しても良く、又変位
部22の構成を谷折部33と山折部34で構成せず、その他の
手段で行っても良く、上方板体部30と下方板体部31の連
結状態が傾斜状態であれば良い。
【００２２】又、ブロック３の取付板９、9a…は傾斜状
と成したものを説明したが、糸ガイド１における枢軸ピ
ン29に対して板体部24を傾斜状に装着したり、ブロック
３における取付板９、9a…の取付枠８を傾斜状にしても
良い。
と成したものを説明したが、糸ガイド１における枢軸ピ
ン29に対して板体部24を傾斜状に装着したり、ブロック
３における取付板９、9a…の取付枠８を傾斜状にしても
良い。
【００２３】次に本発明に係るジャカードガイド及びジ
ャカードガイドユニットの作用について説明すると、ジ
ャカード装置の指令により、選択された糸ガイド１に対
応する制御杆２を下動させると、該制御杆２下端の作動
ピン12は糸ガイド１の上方垂直溝25から順次下方に移動
し、傾斜溝26を通過する時に、糸ガイド１はブロック３
の取付板９、9a…に枢着されているために、糸ガイド１
の上方板体部30は揺動する。
ャカードガイドユニットの作用について説明すると、ジ
ャカード装置の指令により、選択された糸ガイド１に対
応する制御杆２を下動させると、該制御杆２下端の作動
ピン12は糸ガイド１の上方垂直溝25から順次下方に移動
し、傾斜溝26を通過する時に、糸ガイド１はブロック３
の取付板９、9a…に枢着されているために、糸ガイド１
の上方板体部30は揺動する。
【００２４】かかる糸ガイド１の揺動により、糸ガイド
１における下方板体部31の案内孔36も揺動するが、糸ガ
イド１の上方板体部30と下方板体部31は傾斜連結である
ために、両者の軌跡は若干異なり、即ち、糸ガイド１の
境界部32において谷折部33及び山折部34を連続一体形成
しているために、揺動方向の他にブロック３の長手方向
であるニードル列方向にも１ニードルピッチ分移動す
る。
１における下方板体部31の案内孔36も揺動するが、糸ガ
イド１の上方板体部30と下方板体部31は傾斜連結である
ために、両者の軌跡は若干異なり、即ち、糸ガイド１の
境界部32において谷折部33及び山折部34を連続一体形成
しているために、揺動方向の他にブロック３の長手方向
であるニードル列方向にも１ニードルピッチ分移動す
る。
【００２５】尚、制御杆２の作動ピン12は上方垂直溝25
から順次下方に移動する場合を示したが、作動ピン12の
通常嵌合位置を傾斜溝26に成して、制御杆２を上動或い
は下動する様に成しても良い。
から順次下方に移動する場合を示したが、作動ピン12の
通常嵌合位置を傾斜溝26に成して、制御杆２を上動或い
は下動する様に成しても良い。
【００２６】
【発明の効果】要するに本発明は、板体部24を境界部32
で区割する様に上方板体部30と下方板体部31を一体形成
したので、糸ガイド１は板状体と成すことが出来て、従
来と同様に糸ガイド１を簡易に製作することが出来、又
下方板体部31に対して上方板体部30を傾斜状態と成し、
上方板体部30に連繋部20を形成したので、上方板体部30
の連繋部20に制御杆２が作用した時に下方板体部31の案
内部23は揺動すると共に、枢軸方向に移動することが出
来、従って案内部23は柄出しに必要とするニードル列方
向にも１ニードルピッチ移動することが出来、又下方板
体部31に案内部23を形成したので、該案内部23に挿通さ
れる編糸原糸に対して、糸ガイド１が変形せず案内部23
を移動させるために、原糸による案内部23の導通抵抗に
対応可能な様に糸ガイド１を強固なものにすることが出
来、従って如何なる種類の原糸でも、或いは強力な応力
が作用しても糸ガイド１が変形せず、原糸を所望のニー
ドルに案内したり、ニードルとの接触破損を防止するこ
とが出来る。
で区割する様に上方板体部30と下方板体部31を一体形成
したので、糸ガイド１は板状体と成すことが出来て、従
来と同様に糸ガイド１を簡易に製作することが出来、又
下方板体部31に対して上方板体部30を傾斜状態と成し、
上方板体部30に連繋部20を形成したので、上方板体部30
の連繋部20に制御杆２が作用した時に下方板体部31の案
内部23は揺動すると共に、枢軸方向に移動することが出
来、従って案内部23は柄出しに必要とするニードル列方
向にも１ニードルピッチ移動することが出来、又下方板
体部31に案内部23を形成したので、該案内部23に挿通さ
れる編糸原糸に対して、糸ガイド１が変形せず案内部23
を移動させるために、原糸による案内部23の導通抵抗に
対応可能な様に糸ガイド１を強固なものにすることが出
来、従って如何なる種類の原糸でも、或いは強力な応力
が作用しても糸ガイド１が変形せず、原糸を所望のニー
ドルに案内したり、ニードルとの接触破損を防止するこ
とが出来る。
【００２７】又、境界部32を一方を傾斜させた谷折部33
と山折部34で形成して変位部22と成したので、糸ガイド
１の上方板体部30に対する下方板体部31の傾斜変位、即
ち、ニードル列方向への案内部23の移動を、板体部24の
折曲による簡易な構成で達成可能となって、糸ガイド１
の製作コストをダウンすることが出来る。
と山折部34で形成して変位部22と成したので、糸ガイド
１の上方板体部30に対する下方板体部31の傾斜変位、即
ち、ニードル列方向への案内部23の移動を、板体部24の
折曲による簡易な構成で達成可能となって、糸ガイド１
の製作コストをダウンすることが出来る。
【００２８】又、ジャカードガイドの板体部24に設けた
取付部21を介して、ブロック３にジャカードガイドを揺
動自在に取付け、又ブロック３に制御杆２をスライド自
在に装着すると共に、制御杆２の下端に連繋部11を設
け、該連繋部11を上方板体部30の連繋部20に係合したの
で、ジャカード装置で作動される制御杆２は従来と同様
に上下動であるために、従来のジャカード装置に大きな
変更を必要とせず、簡単に本願のものを取付けることが
出来てコストダウンを図ることが出来る。
取付部21を介して、ブロック３にジャカードガイドを揺
動自在に取付け、又ブロック３に制御杆２をスライド自
在に装着すると共に、制御杆２の下端に連繋部11を設
け、該連繋部11を上方板体部30の連繋部20に係合したの
で、ジャカード装置で作動される制御杆２は従来と同様
に上下動であるために、従来のジャカード装置に大きな
変更を必要とせず、簡単に本願のものを取付けることが
出来てコストダウンを図ることが出来る。
【００２９】又、従来は接触、非接触による作動で糸ガ
イド１と制御杆２は別体の取付け構成であったが、ブロ
ック３に糸ガイド１と制御杆２を同時に取付けても、常
時移動する糸ガイド１に対して、制御杆２の常時接触で
接触深さ、圧力による作動であることにより、糸ガイド
１のブロックと制御杆２のブロックを共通のブロック３
と成すと共に、ブロック３の駆動、制御機構を一体と成
して１系統の簡易構成と成すことが出来る
イド１と制御杆２は別体の取付け構成であったが、ブロ
ック３に糸ガイド１と制御杆２を同時に取付けても、常
時移動する糸ガイド１に対して、制御杆２の常時接触で
接触深さ、圧力による作動であることにより、糸ガイド
１のブロックと制御杆２のブロックを共通のブロック３
と成すと共に、ブロック３の駆動、制御機構を一体と成
して１系統の簡易構成と成すことが出来る
【００３０】又、上方板体部30に上方垂直溝25、傾斜溝
26及び下方垂直溝27を形成すると共に、制御杆２の下端
に設けた作動ピン12を上記溝に嵌合したので、糸ガイド
１の揺動を行わせる駆動力は、上方板体部30への溝形成
だけで簡易な構成とすることが出来、又作動ピン12の通
常位置を傾斜溝26に設定すれば、ニードル列方向への移
動を両方向と成すことが出来る等その実用的効果甚だ大
なるものである。
26及び下方垂直溝27を形成すると共に、制御杆２の下端
に設けた作動ピン12を上記溝に嵌合したので、糸ガイド
１の揺動を行わせる駆動力は、上方板体部30への溝形成
だけで簡易な構成とすることが出来、又作動ピン12の通
常位置を傾斜溝26に設定すれば、ニードル列方向への移
動を両方向と成すことが出来る等その実用的効果甚だ大
なるものである。
【図１】本発明に係るジャカードガイドの六面図であ
る。
る。
【図２】ジャカードガイドユニットの側面図である。
【図３】ジャカードガイドユニットの運動軌跡を説明す
る概略図である。
る概略図である。
【図４】図３の他の実施例の概略図である。
【図５】従来のフランチンガイドブロックの斜視図であ
る。
る。
【図６】フランチンガイドピースとドロッパーピンの当
接状態を示す図である。
接状態を示す図である。
２ 制御杆 ３ ブロック 11 連繋部 12 作動ピン 20 連繋部 21 取付部 22 変位部 23 案内部 24 板体部 25 上方垂直溝 26 傾斜溝 27 下方垂直溝 30 上方板体部 31 下方板体部 32 境界部 33 山折部 34 谷折部
Claims (4)
- 【請求項１】 板体部を境界部で区割する様に上方板体
部と下方板体部を一体形成し、下方板体部に対して上方
板体部を傾斜状態と成し、上方板体部に連繋部を、下方
板体部に案内部を夫々形成したことを特徴とするジャカ
ードガイド。 - 【請求項２】 境界部を一方を傾斜させた谷折部と山折
部で形成して変位部と成したことを特徴とする請求項１
のジャカードガイド。 - 【請求項３】 請求項１又は２のジャカードガイドの板
体部に設けた取付部を介して、ブロックにジャカードガ
イドを揺動自在に取付け、又ブロックに制御杆をスライ
ド自在に装着すると共に、制御杆の下端に連繋部を設
け、該連繋部を上方板体部の連繋部に係合したことを特
徴とするジャカードガイドユニット。 - 【請求項４】 上方板体部に上方垂直溝、傾斜溝及び下
方垂直溝を形成すると共に、制御杆の下端に設けた作動
ピンを上記溝に嵌合したことを特徴とする請求項３のジ
ャカードガイドユニット。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5353516A JPH07197358A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | ジャカードガイド及びジャカードガイドユニット |
| US08/363,727 US5491989A (en) | 1993-12-28 | 1994-12-23 | Yarn guide and yarn guide unit for a jacquard knitting machine |
| DE4446953A DE4446953A1 (de) | 1993-12-28 | 1994-12-28 | Garnführung und Garnführungseinheit für eine Jacquard-Strickmaschine |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5353516A JPH07197358A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | ジャカードガイド及びジャカードガイドユニット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07197358A true JPH07197358A (ja) | 1995-08-01 |
Family
ID=18431373
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5353516A Pending JPH07197358A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | ジャカードガイド及びジャカードガイドユニット |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5491989A (ja) |
| JP (1) | JPH07197358A (ja) |
| DE (1) | DE4446953A1 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009102793A (ja) * | 2007-10-24 | 2009-05-14 | Santoni Spa | 織物機械内の糸ガイドを選択的にシフトするためのジャカード装置 |
| CN107268170A (zh) * | 2017-06-08 | 2017-10-20 | 浙江华诗秀新材料科技有限公司 | 组合型任意拉毛的提花针及其选针系统 |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19605117C2 (de) * | 1996-02-12 | 2001-02-01 | Liba Maschf | Kettenwirkmaschine mit Jacquard-Steuerung |
| US5899095A (en) * | 1998-01-21 | 1999-05-04 | Liberty Fabrics | Jacquard fabric and method of manufacturing |
| DE20111066U1 (de) * | 2001-07-04 | 2001-09-20 | Mattes & Ammann GmbH & Co KG, 72469 Meßstetten | Lochnadel für Wirkmaschinen zur Herstellung von Gewirken |
| CN101161896B (zh) * | 2007-11-29 | 2010-06-16 | 王敏其 | 一种经编机的导纱装置 |
| CN101457443B (zh) * | 2008-09-27 | 2011-10-05 | 常州市润源经编机械有限公司 | 经编机花梳导纱器 |
| CN101463529B (zh) * | 2009-01-08 | 2013-03-20 | 郑依福 | 提花移位针的固定方式 |
| CN102108600B (zh) * | 2011-03-21 | 2012-05-02 | 孙嘉良 | 经编机贾卡针块 |
| CN105887307B (zh) * | 2016-06-01 | 2017-08-22 | 江苏明朗星新能源科技发展有限公司 | 一种可独立安装的压电贾卡梳 |
Family Cites Families (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE179853C (ja) * | ||||
| US2857751A (en) * | 1958-10-28 | Yarn carriers for knitting machines | ||
| DE130566C (ja) * | ||||
| US2737794A (en) * | 1954-02-04 | 1956-03-13 | Textile Machine Works | Yarn carrier for full-fashioned knitting machines |
| US3496737A (en) * | 1968-06-12 | 1970-02-24 | Bassist Rudolf G | Knitting machine with independently adjustable thread guide |
| DE2706974C3 (de) * | 1977-02-18 | 1979-11-08 | Karl Mayer Textil-Maschinen-Fabrik Gmbh, 6053 Obertshausen | Kettenwirkmaschine mit mehreren teilschuOlegenden SchuBfadenführern |
| DE2707015A1 (de) * | 1977-02-18 | 1978-08-24 | Mayer Fa Karl | Kettenwirkmaschine mit jacquardkopf |
| DE3321733C2 (de) * | 1983-06-16 | 1985-06-20 | Karl Mayer Textil-Maschinen-Fabrik Gmbh, 6053 Obertshausen | Kettenwirkmaschine mit Jacquard-Lochnadeln |
| JPS60246853A (ja) * | 1984-05-18 | 1985-12-06 | 株式会社 福原精機製作所 | 丸編機における経糸供給装置 |
| IT1222416B (it) * | 1987-07-31 | 1990-09-05 | Luigi Omodeo Zorini | Organo di comando per arpini di tubetti guidafilo in telai per galloni ad uncino |
| DE4114012C3 (de) * | 1991-04-29 | 1996-07-04 | Liba Maschf | Kettenwirkmaschine mit auf einer Legebarre angebrachten individuell bewegbaren Fadenführern |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP5353516A patent/JPH07197358A/ja active Pending
-
1994
- 1994-12-23 US US08/363,727 patent/US5491989A/en not_active Expired - Fee Related
- 1994-12-28 DE DE4446953A patent/DE4446953A1/de not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009102793A (ja) * | 2007-10-24 | 2009-05-14 | Santoni Spa | 織物機械内の糸ガイドを選択的にシフトするためのジャカード装置 |
| CN107268170A (zh) * | 2017-06-08 | 2017-10-20 | 浙江华诗秀新材料科技有限公司 | 组合型任意拉毛的提花针及其选针系统 |
| CN107268170B (zh) * | 2017-06-08 | 2023-04-11 | 浙江华诗秀新材料科技有限公司 | 组合型任意拉毛的提花针及其选针系统 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE4446953A1 (de) | 1995-06-29 |
| US5491989A (en) | 1996-02-20 |
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