JP2001515428A - 組込み逆止弁を備えた電磁弁 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、有利には液圧ブロック（３２）の段付孔（３０）に挿入するためのロッド形の基体（１２）を備えた電磁弁であって、前記基体が、弁プランジャ（２２）によって貫通係合されており且つ可動子（２０）とは反対の側の端面に、ポット形のスリーブが取り付けられており、該スリーブの底部に、電磁弁（１０）の弁座が形成されている形式のものに関する。電磁弁（１０）の通流に関して、流れ方向で見て大きな通流横断面を供与するために、本発明は、逆止弁を電磁弁（１０）に組み込み、この目的のために、逆止弁の環状の弁閉鎖体によって閉鎖可能な通流開口を、ポット形のスリーブの底部における仮想円に沿って配置することを提案する。本発明によるこの電磁弁（１０）は、特にスリップ制御された車両ブレーキ装置のホイールブレーキシリンダ用のブレーキ圧形成弁として使用されるために設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】 組込み逆止弁を備えた電磁弁 背景技術 本発明は、請求項１の上位概念に記載の形式の組込み逆止弁を備えた電磁弁に 関する。この電磁弁は、スリップ制御された液圧式の車両ブレーキ装置用の、ホ イールブレーキシリンダに前置されたブレーキ圧形成弁として使用するために設 けられている。 このような形式の電磁弁は、ドイツ連邦共和国特許出願公開第４０３０９７１ 号明細書に基づき公知である。この公知の電磁弁は、軸方向の貫通孔を備えた回 転対称の基体を有している。この基体の一方の端面には、コイルへの給電によっ て作動可能な可動子が配置されている。基体の貫通孔に貫通係合している弁プラ ンジャを介して、前記可動子が、基体の他方の側に設けられた弁閉鎖体を動かす 。この弁閉鎖体の側では、基体にスリーブが取り付けられており、このスリーブ の内室に、前記弁閉鎖体が位置している。前記スリーブには、弁座を備えた通流 開口を有するディスク形の弁座支持体が挿入されており、前記弁座と電磁弁の弁 閉鎖体が協働する。ディスク形の弁座支持体は、前記スリーブの、一種の底部を 形成している。 発明の利点 請求項１の特徴部に記載の構成を有する、本発明による電磁弁には、逆止弁が 組み込まれている。このことは、通流方向で何倍にも拡大された通流横断面が供 与されているという利点を有している。この目的のためには、スリーブがポット 形に、底部を備えて形成されており、この底部は、電磁弁用の弁座を備えた通流 開口と、電磁弁用のこの通流開口の側方に、逆止弁用の少なくとも１つの別の通 流開口を有しており、この通流開口は、前記逆止弁の弁閉鎖体によって閉鎖可能 である。前記スリーブは、有利には底部と一体の薄板深絞り加工部材である。 請求項１に記載の本発明の別の有利な改良は、請求項２以下に記載されている 。 特に経済的なのは、例えば引抜き加工又はプレス加工及び打抜き加工によるポ ット形のスリーブの切削加工無しの製作である（請求項２）。 請求項３によれば、逆止弁の弁閉鎖体は、ポット形のスリーブの、電磁弁の弁 閉鎖体とは反対の側に配置されている。ブレーキ圧形成弁としての、電磁弁の規 定の使用において、前記逆止弁は請求項２に記載の構成に基づき、ホイールブレ ーキシリンダからマスタブレーキシリンダに向かって通流可能であり、つまり、 ブレーキ過程の終了時のホイールブレーキ圧の低下に際して開く。このことは、 ブレーキ過程の終了時のホイールブレーキ圧の低下をより迅速にするという利点 を有している。 図面 以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく説明する。 第１図は、本発明による電磁弁の軸方向断面図であり、 第２図は、第１図に矢印ＩＩで示した箇所の詳細な拡大図であり、 第３図は、第１図及び第２図に示した電磁弁の変化実施例を、第２図に対応さ せて示した図であり、 第４図は、第３図に示した電磁弁の変化実施例を示した図である。 実施例の説明 第１図に示した本発明による電磁弁１０は、軸方向の貫通孔１４と、中央域に 設けられた一体のリングカラー１６とを備えた、ほぼロッド形の基体１２を有し ている。この基体１２の一方の端部には弁ドーム１８が取り付けられており、こ の弁ドーム１８には、可動子２０が軸方向でシフト可能に収容されている。この 可動子２０には弁プランジャ２２が結合されており、この弁プランジャ２２は、 基体１２の貫通孔１４に貫通係合している。 弁ドーム１８は、コイル２４によって包囲されており、このコイル自体は、ポ ット形の肩部２６によって取り囲まれている。この肩部２６の開いた端面には、 穴付きディスク形の肩底部２８が挿入されている。電磁弁１０を作動させるため にはコイル２４が給電され、これにより自体公知の形式で、可動子２０が軸方向 で基体１２に対して接近運動させられる。弁プランジャ２２は、前記可動子２０ と一緒にシフトする。 基体１２のリングカラー１６は肩底部２８から隔てられており、基体１２は、 コイル２４を取り囲む肩部２６及び肩底部２８から軸方向で突出している。基体 １２の突出区分を以て電磁弁１０は、第１図では該電磁弁１０の領域の一部しか 示されていない液圧ブロック３２の段付孔３０に挿入されている。リングカラー １６は、液圧ブロック３２に埋め込まれており、電磁弁１０は、液圧ブロック３ ２内のリングカラー１６に、かしめ締結部３４を介して固定されている。 第１図に示した本発明による電磁弁１０は、スリップ制御された、その他の点 では図示されていない、自体公知の車両ブレーキ装置の圧力形成弁として設けら れている。液圧ブロック３２には、電磁弁又は戻しポンプ等の、車両ブレーキ装 置の別の構成部材（図示せず）が挿入されており、液圧式に互いに、且つ電磁弁 １０に接続されている。軸方向で段付孔３０に開口する流体通路３６を介して、 電磁弁１０が（間接的に）マスタブレーキシリンダ（図示せず）に接続されてお り、半径方向で前記段付孔３０に開口する流体通路３８を介して、ホイールブレ ーキシリンダ（図示せず） が電磁弁１０に接続されている。 第２図には、本発明による電磁弁１０の弁座の周囲の領域が拡大されて示され ている。弁プランジャ２２の、可動子２０とは反対の側の端部には、弁球４０が 弁閉鎖体としてプレス嵌めされている。この弁球４０は、薄板深絞り加工部材と して形成された、ポット形のスリーブ４６の底部４４に設けられた、円錐形の弁 座４２と協働する。前記のポット形のスリーブ４６は、基体１２に圧着されてお り、周面の複数箇所に設けられた縁曲げ部４８（第１図）を介して基体１２に結 合されている。ポット形のスリーブ４６の底部４４の中央で弁座４２に開口する 電磁弁１０の通流開口５０は、絞り箇所５１としての減径部を有している。この 絞り箇所５１は、アンチロックブレーキコントロールのために不可欠であるか、 又は少なくとも有利である。この絞り箇所５１は車両固有であり、つまり、電磁 弁１０を使用しようとする車両に合わせられている。 それぞれ弁流入部及び弁流出部を形成する流体通路３６，３８の間のシールは 、液圧ブロック３２の、止り穴として形成された段付孔３０の内側に向かって突 入する平らな半径方向カラー５２において行われる。この半径方向カラー５２に は、段付孔３０に挿入された電磁弁１０のポット形のスリーブ４６が密着してい る。半径方向カラー５２は、液圧ブロック３２の材料の変形加工部５３によって 、特に形状正確なポンチ（ 図示せず）に対するプレス加工過程に基づき製作されている。このことは、段付 孔３０がアンダカット無しで製作可能であり、半径方向カラー５２の直径が極め て正確に、僅かな製作誤差を以て製作可能であり、且つ該半径方向カラー５２が 、ポット形のスリーブ４６のプレス嵌め時の力を低く抑える短い軸方向長さを有 しているという利点を有している。 ポット形のスリーブ４６の底部４４の外側には、縁部に円形リング形のプラス チック体が周囲を取り囲むように射出成形されたワイヤクロス又はプラスチック クロス（ワイヤメッシュ）から成るフィルタスクリーン５４が配置されている。 前記プラスチック体は、本発明による電磁弁１０に組み込まれた逆止弁の弁閉鎖 体５６を形成している。この弁閉鎖体５６は、電磁弁１０の通流開口５０の周囲 の仮想円に沿ってポット形のスリーブ４６の底部４４に設けられた、複数の通流 開口５８と協働する。逆止弁のシール機能を改善するためには、前記通流開口５ ８は、弁閉鎖体５６に向かって突出している円形のカラー６０を弁座として有し ており、このカラー６０には弁閉鎖体５６が、逆止弁の閉鎖時に密着する。 ポット形のスリーブ４６には、このポット形のスリーブ４６の底部４４を越え て軸方向で突出し且つ逆止弁の弁閉鎖体５６を位置決めする管状のスリーブ５９ が圧着されている。この管状のスリーブ５９は一体の ばね舌片６１を有しており、これらのばね舌片６１は、等間隔で全周にわたって 配分されて配置されており且つ逆止弁の弁閉鎖体５６の、ポット形のスリーブ４ ６とは反対の側において内側に向かって折り曲げられている。ばね舌片６１は、 逆止弁の弁閉鎖体５６を、前記逆止弁の弁座を形成するカラー６０の方へ押圧す る。前記逆止弁は、ばね負荷されている。管状のスリーブ５９は、ばね舌片６１ を以て段付孔３０の基底部６２に載着されているので、ポット形のスリーブ４６ における前記管状のスリーブ５９の特別な固定は不要である。 以下に、本発明による電磁弁１０の機能を説明する。 無電流状態のコイル２４においては、ポット形のスリーブ４６に挿入された弁 ばね６４が、軸方向で弁プランジャ２２の方へ押圧し、電磁弁１０の弁閉鎖体で ある弁球４０を弁座４２から持ち上げる。電磁弁１０は開放されている。コイル ２４が給電されると、可動子２０が軸方向で弁ばね６４の力に抗して基体１２の 方向で、弁球４０が弁座４２に載着されて電磁弁１０を閉鎖するまで牽引される 。 ポット形のスリーブ４６の内部を、底部４４の外側の圧力に関して過圧力が占 めている場合、つまり、本発明による電磁弁１０をアンチロックブレーキ制御さ れた車両ブレーキ装置の圧力形成弁として使用した場 合に、ホイールブレーキシリンダ側の流体通路３８に、マスタブレーキシリンダ 側の流体通路３６における圧力よりも高い圧力が形成されると、前記の過圧力は 逆止弁の弁閉鎖体５６を、弁座として形成されたカラー６０から持ち上げるので 、ブレーキ液は逆止弁の通流開口５８を通って、電磁弁１０の位置とは無関係に 流れることができる。これにより、本発明による電磁弁１０は、ホイールブレー キシリンダからマスタブレーキシリンダに向かう、戻し流と呼ばれる流れのため の、絞り箇所５１の設けられた本来の電磁弁の通流開口よりも何倍も大きな流れ 横断面を提供する。このことは、ブレーキ過程の終了時における迅速なホイール ブレーキ減圧のために有利である。 第３図には、本発明による電磁弁１０の変化実施例が第２図と比較して示され ている。 この実施例では、管状のスリーブ５９は設けられておらず、フィルタスクリー ン５４は、該フイルタスクリーン５４を把持する環状のプラスチック部材６３を 介して、ポット形のスリーブ４６に固定的に取り付けられている。逆止弁の弁閉 鎖体７０としては、第３図に示した本発明による電磁弁は薄板ディスクを有して おり、この薄板ディスクは、１弁行程分だけ軸方向でポット形のスリーブ４６の 底部４４から持ち上がることができるように、プラスチック部材６３に挿入され ている。第３図に示した電磁弁の逆止弁は、ばね無し である。 プラスチック部材６３は、プレス嵌め部６５を介して、止り穴として形成され た段付き孔３０に挿入されており、前記プレス嵌め部６５は、プラスチック部材 ６３をポット形のスリーブ４６に押し当て、これにより、段付孔３０とプラスチ ック部材６３との間でも、該プラスチック部材６３とポット形のスリーブ４６と の間でもシールを保証し、更にプラスチック部材６３を確実に位置固定する。 逆止弁の周面の複数箇所に、プラスチック部材６３において逆止弁の弁閉鎖体 ７０の外縁部を巡って取り囲む通流部６６が設けられており、これらの通流部６ ６は、逆止弁の開放時に弁閉鎖体７０の周流を可能にする。 穴付きディスクとして形成された逆止弁の弁閉鎖体７０は、ポット形のスリー ブ４６の底部４４とは反対の側に突出している低い中空円筒形のカラー６８を穴 縁部に有している。このカラー６８は、本発明による電磁弁１０の自動化された 組込みに際する弁閉鎖体７０の良好な個別化のために役立つ。 その他の点では、第３図に示した電磁弁は、第１図及び第２図に示した電磁弁 １０と同様に構成されており且つ同形式で機能する。従って、反復を避けるため には、適当な実施形態を参照されたい。 第４図には、本発明による電磁弁の別の変化実施例 の詳細が、第３図と比較して示されている。この電磁弁も、やはり逆止弁のディ スク形の弁閉鎖体７０を有している。この弁閉鎖体７０は、電磁弁のための絞り ７２としての小さな直径の穴を中央に有している。これにより、ポット形のスリ ーブ４６の底部４４に設けられた絞り５１（第２図）を考慮せずに済み、このこ とは、スリーブ４６の製作を簡単にする。 多数の弁閉鎖体７０の個別化を改善するためには、これらの弁閉鎖体７０は、 それぞれプレス加工された足７４をスペーサとして有している。その他の点では 、第４図に示した電磁弁もやはり、第３図に示した電磁弁と同様に構成されてお り且つ同形式で機能する。反復を避けるためには、第１〜３図に示した適当な実 施形態を参照されたい。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】平成１０年１２月１１日（１９９８．１２．１１） 【補正内容】 明細書 組込み逆止弁を備えた電磁弁 背景技術 本発明は、請求項１の上位概念に記載の形式の組込み逆止弁を備えた電磁弁に 関する。この電磁弁は、スリップ制御された液圧式の車両ブレーキ装置用の、ホ イールブレーキシリンダに前置されたブレーキ圧形成弁として使用するために設 けられている。 このような形式の電磁弁は、ヨーロッパ特許サーチレポートの公開第０６７３ ８１５号明細書に基づき公知である。この公知の電磁弁のケーシングは、２つの 部分から成る底部を備えたポット形のスリーブとして形成されており、且つ前記 底部には、中央に、可動子により作動される弁閉鎖体のための、上側に配置され た弁座を備えた通流開口を有するディスクが嵌め込まれている。このディスクは 前記通流開口に隣接する側方に、逆止弁のための、下側に配置された弁座を備え た第２の通流開口を有している。両通流開口は、それぞれほぼ同じ直径を有して いる。逆止弁の球形又はプレート形の閉鎖部材は、デイスクの凹所に収容されて いる。更に、該凹所には、肉薄な薄板から製作された、閉鎖部材のための保持部 材が位置している。 この公知の電磁弁は比較的高価である。それという のも、ケーシングと底部側のディスクとを、費用のかかる形式で切削加工して製 作し、逆止弁の閉鎖部材と保持部材とをデイスクに嵌め込み、このようにして完 成されたディスクをケーシングに挿入して、該ケーシングにおいてかしめ結合に より固定しなければならないからである。 ドイツ連邦共和国特許出願公開第４０３０９７１号明細書に基づき公知の電磁 弁は、軸方向の貫通孔を備えた回転対称の基体を有している。この基体の一方の 端面には、コイルへの給電によって作動可能な可動子が配置されている。基体の 貫通孔に貫通係合している弁プランジャを介して、前記可動子が、基体の他方の 側に設けられた弁閉鎖体を動かす。この弁閉鎖体の側では、基体にスリーブが取 り付けられており、このスリーブの内側に、前記弁閉鎖体が位置している。前記 スリーブには、電磁弁の弁閉鎖体と協働する弁座を備えた通流開口を有するディ スク形の弁座支持体が挿入されている。ディスク形の弁座支持体は、前記スリー ブの、一種の底部を形成している。更に、前記弁座支持体の下位には、絞り孔を 備えたディスクと、スクリーンフィルタディスクと、前記の絞り孔を備えたディ スクとスクリーンフィルタディスクとの間に設けられたスペーサディスクとが、 スリーブ内に収容されている。 発明の利点 本発明による電磁弁は、特に経済的に製作可能である。それというのも、底部 と一体に形成されたスリーブが、通流開口及び弁座をも含めて、冒頭で述べた形 式の電磁弁において対応する構成よりもはるかに廉価な形式で切削加工せずに製 作され得るからである。更に、逆止弁の弁閉鎖体の接合が、該弁閉鎖体をポット 形のスリーブの外側に配置することによって簡単にされている。更に、逆止弁の ための複数の通流開口を備えた電磁弁の本発明による構成では、従来の技術と比 べて何倍にも拡大された通流横断面が供与されているという、重要な利点が得ら れる。電磁弁の、ブレーキ圧形成弁としての規定の使用において、逆止弁は、前 記の構成に基づきホイールブレーキシリンダからマスタブレーキシリンダに向か って通流可能であり、つまり、ブレーキ過程の終了時のホイールブレーキ圧の低 下に際して開く。このことは、ブレーキ過程の終了時のホイールブレーキ圧の低 下をより迅速にするという利点を有している。 請求の範囲 １．電磁弁（１０）であって、該電磁弁が、弁閉鎖体（４０）を作動させるた めの可動子（２０）と、該可動子（２０）を作動させるためのコイル（２４）と 、内部に前記弁閉鎖体（４０）が位置しており且つ底部（４４）に弁閉鎖体（４ ０）用の弁座（４２）を有する通流開口（５０）が設けられたポット形のスリー ブ（４６）とを有しており、更に、該ポット形のスリーブ（４６）の底部（４４ ）において、可動子により作動させられる弁閉鎖体（４０）のための通流開口（ ５０）の側方に配置された、逆止弁（６０，５６；７０）のための少なくとも１ つの別の通流開口（５８）が、該通流開口（５８）を閉鎖するための弁閉鎖体（ ５６；７０）と一緒に設けられている形式のものにおいて、 ポット形のスリーブ（４６）が、切削加工せずに製作された薄板成形部材であ り、該スリーブの底部（４４）が、可動子により作動させられる弁閉鎖体（４０ ）のための通流開口（５０）を取り囲む円に配置された、逆止弁（６０，５６； ７０）のための複数の通流開口（５８）を有しており、前記逆止弁（６０，５６ ；７０）の弁閉鎖体（５６；７０）が、リングディスク形に形成されており且つ ポット形のスリーブ（４６）の、可動子により作動させられる弁閉鎖体（４０） とは反対の側において前記底部（４４）に沿って延びており、外周側でポット形 のスリーブ（４６）に取り付けられた構成部材（５９；６３）によって保持され ていることを特徴とする、組込み逆止弁を備えた電磁弁。 ２．逆止弁（６０，５６；７０）のための通流開口（５８）が、当該逆止弁の 弁閉鎖体（５６）に向かって突出するカラー（６０）を弁座として有している、 請求項１記載の電磁弁。 ３．逆止弁（６０，７０）の弁閉鎖体（７０）が薄板部材である、請求項１記 載の電磁弁。 ４．逆止弁（６０，７０）の弁閉鎖体（７０）がスペーサ（６８；７４）を有 している、請求項３記載の電磁弁。 ５．逆止弁（６０，５６）の弁閉鎖体（５６）が、フィルタスクリーン（５４ ）のフレームとして形成されている、請求項１記載の電磁弁。 ６．逆止弁（６０，５６）が、該逆止弁の弁閉鎖体（５６）をポット形のスリ ーブ（４６）の底部（４４）の方に押圧する閉鎖ばね部材（６１）を有している 、請求項１記載の電磁弁。 ７．ポット形のスリーブ（４６）に、内側に向かって突入するばね舌片を逆止 弁（６０，５６）用の閉鎖ばね部材として有している管状のスリーブ（５９）が 取り付けられている、請求項６記載の電磁弁。 ８．電磁弁（１０）が、弁プランジャ（２２）によって貫通係合される軸方向 の貫通孔（１４）を備えたロッド形の基体（１２）を有しており、前記弁プラン ジャが、基体（１２）の一方の端面に位置する可動子（２０）を、前記基体（１ ２）の他方の端面に設けられた弁閉鎖体（４０）に接続しており、ポット形のス リーブ（４６）が、基体（１２）の弁閉鎖体（４０）に面した側に取り付けられ ている、請求項１記載の電磁弁。 ９．ポット形のスリーブ（４６）が、電磁弁（１０）の挿入可能な液圧ブロッ ク（３２）の止り孔（３０）におけるシール用のプレス嵌め部を有している、請 求項１記載の電磁弁。 10．止り孔（３０）が、ポット形のスリーブ（４６）におけるシールのための 半径方向カラー（５２）を有しており、該半径方向カラーが、液圧ブロック（３ ２）の材料の変形加工により製作されている、請求項９記載の電磁弁。 11．ポット形のスリーブ（４６）の底部（４４）に設けられた、可動子により 作動させられる弁閉鎖体（４０）のための通流開口（５０）が、絞り箇所（５１ ）として形成されている、請求項１記載の電磁弁。 12．逆止弁（６０，７０）の弁閉鎖体（７０）が、電磁弁（１０）のための絞 り（７２）を有している、請求項１記載の電磁弁。 13．逆止弁（６０，７０）の弁閉鎖体（７０）が、軸方向の遊びを以てプラス チック部材（６３）内に配置されており、該プラスチック部材がポット形のスリ ーブ（４６）に取り付けられている、請求項１記載の電磁弁。 14．逆止弁（６０，７０）の弁閉鎖体（７０）が弁座（６０）から持ち上げら れた場合に、前記弁閉鎖体の周流を可能にする通流部（６６）をプラスチック部 材（６３）が有している、請求項１３記載の電磁弁。 15．プラスチック部材（６３）が、電磁弁（１０）の挿入可能な液圧ブロック （３２）の止り孔（３０）におけるシール用のプレス嵌め部を有している、請求 項１３記載の電磁弁。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．電磁弁であって、該電磁弁が、弁閉鎖体を作動させるための可動子と、該 可動子を作動させるためのコイルと、内部に前記弁閉鎖体が位置しており且つ底 部に当該電磁弁用の弁座を有する通流開口が設けられたポット形のスリーブとを 有している形式のものにおいて、 ポット形のスリーブ（４６）の底部（４４）が、電磁弁（１０）用の通流開口 （５０）の側方に、逆止弁用の、少なくとも１つの別の通流開口（５８）を有し ており、該通流開口が、逆止弁の弁閉鎖体（５６）によって閉鎖可能であること を特徴とする、組込み逆止弁を備えた電磁弁。 ２．ポット形のスリーブ（４６）が、切削加工無しで製作された薄板成形部材 である、請求項１記載の電磁弁。 ３．逆止弁の弁閉鎖体（５６）が、ポット形のスリーブ（４６）の底部（４４ ）の、電磁弁（１０）の弁閉鎖体（４０）とは反対の側に配置されている、請求 項１記載の電磁弁。 ４．電磁弁（１０）が、軸方向の貫通孔（１４）を備えたロッド形の基体（１ ２）を有しており、前記貫通孔が、弁プランジャ（２２）によって貫通係合され ており、該弁プランジャが、基体（１２）の一方の端 面に位置する可動子（２０）を、前記基体（１２）の他方の端面に設けられた弁 閉鎖体（４０）に接続しており、ポット形のスリーブ（４６）が、基体（１２） の、弁閉鎖体（４０）に面した側に取り付けられている、請求項１記載の電磁弁 。 ５．ポット形のスリーブ（４６）の底部（４４）が、逆止弁用の複数の通流開 口（５８）を有しており、これらの通流開口が、所定の円に沿って電磁弁（１０ ）の通流開口（５０）を取り囲んで配置されている、請求項１記載の電磁弁。 ６．逆止弁用の通流開口（５８）が、当該逆止弁の弁閉鎖体（５６）に向かっ て突出しているカラー（６０）を弁座として有している、請求項１記載の電磁弁 。 ７．逆止弁の弁閉鎖体（５６；７０）が環状に形成されている、請求項１記載 の電磁弁。 ８．逆止弁の弁閉鎖体（７０）が薄板部材である、請求項７記載の電磁弁。 ９．弁閉鎖体（７０）がスペーサ（６８；７４）を有している、請求項８記載 の電磁弁。 10．逆止弁の弁閉鎖体（５６）が、フイルタスクリーン（５４）のフレームと して形成されている、請求項７記載の電磁弁。 11．逆止弁が、該逆止弁の弁閉鎖体（５６）を、ポット形のスリーブ（４６） の底部（４４）の方へ押圧 する閉鎖ばね部材（６１）を有している、請求項１記載の電磁弁。 12．内側に向かって突入しているばね舌片（６１）を逆止弁用の閉鎖ばね部材 として有する管状のスリーブ（５９）が、ポット形のスリーブ（４６）に取り付 けられている、請求項１１記載の電磁弁。 13．ポット形のスリーブ（４６）が、電磁弁（１０）の挿入可能な液圧ブロッ ク（３２）の止り穴（３０）におけるシール用のプレス嵌め部を有している、請 求項１記載の電磁弁。 14．止り穴（３０）が、液圧ブロック（３２）の材料の変形加工により製作さ れた、ポット形のスリーブ（４６）におけるシールのための半径方向カラー（５ ２）を有している、請求項１３記載の電磁弁。 15．ポット形のスリーブ（４６）の底部（４４）に設けられた通流開口（５０ ）が、絞り箇所（５１）として形成されている、請求項１記載の電磁弁。 16．逆止弁の弁閉鎖体（７０）が、電磁弁用の絞り（７２）を有している、請 求項１記載の電磁弁。 17．逆止弁の弁閉鎖体（７０）が、軸方向の遊びを以てプラスチック部材（６ ３）内に配置されており、該プラスチック部材がポット形のスリーブ（４６）に 取り付けられている、請求項１記載の電磁弁。 18．逆止弁の弁閉鎖体（７０）が弁座（６０）から持ち上げられた場合に、前 記弁閉鎖体の周流を可能に する通流部（６６）をプラスチック部材（６３）が有している、請求項１７記載 の電磁弁。 19．プラスチック部材（６３）が、電磁弁（１０）の挿入可能な液圧ブロック （３２）の止り穴（３０）におけるシール用のプレス嵌め部を有している、請求 項１７記載の電磁弁。