JP2001514969A - ワークピースの成形,特に,冷間成形のための装置と方法 - Google Patents
ワークピースの成形,特に,冷間成形のための装置と方法Info
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- Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
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Abstract
Description
形型(ダイ)と送りデバイスとを備え,これによって,ワークピースと成形型と
の間の相対運動が実現される装置並びにワークピースと成形型との間の相対運動
が送りデバイスにより行われるワークピースの成形,特に,ワークピースの冷間
成形方法に関するものである。
る必要はない。既知の装置と方法との欠点は,ワークピースの冷間成形を所望の
とおり行うには,大きな送りの力が必要である点である。
ており,冷間成形手段により,ワークピースが所望の輪郭形状になるようになっ
ている。このためには,ワークピースを凹所を開放している凹所に挿入し,該ワ
ークピースが納まっている該凹所の一方の端部を閉止し,他方の端部にアンビル
を配置し,アンビルと前記凹部の壁の間に環状空間を形成し,ついで,該環状空
間を閉ざし,前記ワークピースの選択された領域に第1の圧力を作用させて,前
記ワークピースを前記アンビルを介して押し出し始め,前記凹部を満たす。その
後,前記アンビルと,前記ワークピースが押し出される前記凹部の壁との間の前
記環状空間の体積は,前記メタルの流れ方向と反対の実質的に均一の第2の圧力
が前記ワークピースに作用されて,増加するもので,この場合,第2の圧力のマ
グニチュードは,第1の圧力のそれよりも小さく,これによって,押し出しの間
,メタルは,実質的に均一に流れる。この方法を行うために設けられた装置は,
前記アンビルを後退,前進させる機構を有している。
ことができる改良された装置及び方法を提供することである。
イスと共動する周波数発生デバイスを有し,これにより,送りデバイスによるワ
ークピースとダイとの間の相対運動がモデュレートされて,前記ワークピースと
ダイの少なくとも一方が送り方向に第1のストローク長さ分だけ前進されれば,
ついで逆方向のストロークにおいて,前記ワークピースとダイの少なくとも一方
が第2のストローク長さ分だけ,送り方向と反対の方向へ動かされるようになる
ものである。
押し出しに必要な,そして,ワークピースの定められた最終成形の実現に必要な
送り出す力がコンベンショナルな装置よりもはるかに小さくてすむという有利な
手段が達成される。このことは,この発明によれば,装置の操作に必要なエネル
ギーが少なくてすみ,エネルギーを明らかに節約できることに結び付く。この発
明による装置での成形の間での力が小さくすむことにより,この発明による装置
の構造が簡単になり,したがって,安価になるものであり,これにより,製造コ
ストもまた安くすることができる。冷間成形すべきワークピースに対し,間欠的
なストローク状の送り運動により”ハンマー状”の衝撃力を与えることにより,
有利な手段で容易に且つ摩耗を与えずに高品質の冷間成形が行えるようになる。
他の利点は,前記ワークピースが受ける軸方向の力は,小さいものであるから,
曲がったり,変形したり,さらには,膨れたりする点を大幅に抑えることができ
る。
になっている。
第1の実施例は,ダイ3を有し,これは,送りデバイス5によりワークピース2
に対し相対的に移動できるようになっている。このように,送りデバイス5は,
ダイ3と,クランプ装置7に保持されたワークピース2との間に相対的な動きを
作る。ダイ3がここの例では固定状態にクランプされたワークピース2に向け送
り方向P方向へ送りデバイス5により動かされると,ワークピース2は,ダイ3
内へ入り,当業者に知られた手段で冷間成形される。
いては,送り方向Pにおける動きが周波数発生デバイス10によりモディファイ
されて,ダイ3は,送り方向Pへ均一的に動く代わりに,ストローク状の動きを
行い,第1のストロークの長さ分前進する送り方向Pへの前進ストロークの後,
ダイ3は,引き続いて後退ストロークに入り,第2のストロークの長さ分送りデ
バイス5により後方へ引っ張られる。続く前進ストロークにおいては,ダイ3は
,再び前進し,先の前進ストロークの終点を越える。ダイ3によるワークピース
2へのこの”ハンマー状”の衝撃を介して,次の工程で加工されるワークピース
2の領域へダイが衝撃を加える前に,ダイ3は,連続して衝撃力を与える場合よ
りも大きな運動エネルギーをもつことが容易になり,これは,ダイ3が送り方向
Pへ送りデバイス5により再び加速される前に後退し,さらに,ダイ3は,先の
前進ストロークで既に冷間成形されたワークピース2の領域にそって動き,この
領域をほぼ摩擦無しに通ることができるからである。これに加え,冷間成形操作
の次の工程を行う前にダイ3を後退させることが潤滑剤の改良された供給へつな
がるもので,潤滑剤は,図1に略図的に示すように,潤滑剤供給ユニット8を介
して供給される。
り方向Pへのダイ3の前進運動を変調する周波数は,約5ヘルツから約30ヘル
ツ,好ましくは10ヘルツから20ヘルツの範囲のものであることが好ましい。
の長さの半分程度のものであることがさらに好ましい。
動によるものである。しかしながら,送りデバイス5の送り運動を変調する周波
数を電磁的に発生させることも場合によっては考えられる。
によって,送りデバイス5による送り運動を直接変調させることができる。これ
は,特に送りデバイス5の送りシリンダー5’へのオイル供給をサーボハイドロ
リック又は比例ハイロドリックにコントロールすることで行うことができ,これ
によって,シリンダー5’がダイ3を周期的に振動させて送るようになる。
るもので,同じパーツには,同じ符号を付し,詳細な説明は,省略する。二つの
実施例における主な相違は,装置1’の場合,ダイ3が固定であるのに対し,ワ
ークピース2がダイ3へ向かい軸方向へ動くようになっている点である。したが
って,送りデバイス5と周波数発生デバイス10は,共働して,ワークピース2
又はワークピース2を保持するクランプデバイス7に作用する。
な実施例から推論されるものである。
形型(ダイ)と送りデバイスとを備え,これによって,ワークピースと成形型と
の間の相対運動が実現される装置並びにワークピースと成形型との間の相対運動
が送りデバイスにより行われるワークピースの成形,特に,ワークピースの冷間
成形方法に関するものである。
る必要はない。既知の装置と方法との欠点は,ワークピースの冷間成形を所望の
とおり行うには,大きな送りの力が必要である点である。
ており,冷間成形手段により,ワークピースが所望の輪郭形状になるようになっ
ている。このためには,ワークピースを凹所を開放している凹所に挿入し,該ワ
ークピースが納まっている該凹所の一方の端部を閉止し,他方の端部にアンビル
を配置し,アンビルと前記凹部の壁の間に環状空間を形成し,ついで,該環状空
間を閉ざし,前記ワークピースの選択された領域に第1の圧力を作用させて,前
記ワークピースを前記アンビルを介して押し出し始め,前記凹部を満たす。その
後,前記アンビルと,前記ワークピースが押し出される前記凹部の壁との間の前
記環状空間の体積は,前記メタルの流れ方向と反対の実質的に均一の第2の圧力
が前記ワークピースに作用されて,増加するもので,この場合,第2の圧力のマ
グニチュードは,第1の圧力のそれよりも小さく,これによって,押し出しの間
,メタルは,実質的に均一に流れる。この方法を行うために設けられた装置は,
前記アンビルを後退,前進させる機構を有している。
いては,該メタルの面に十分な圧力が作用して,所定の方向へメタルが流れるよ
うになっている。この圧力は,パルス力を均一な連続した力に重ねるようにした
ような二つの力を互いに重ねた形で作用させるものである。このケースにおいて
は,パルス力のマグニチュードは,コンスタントな推進静的な力よりも僅かなオ
ーダーで小さく,作用するパルス力による機能の前進のみの力は,速くても遅く
ても,送り方向へ240,BArial,0,0,0で作用する。
る装置が知られているが,このケースにおいては,しかしながら,ここでもまた
ワークピースの動きは,送り方向へのみに行われるもので,これは,前記静的な
力のマグニチュードが前記パルス力よりも僅かのオーダーでしか大きくないから
である。
作する動きに振動力が重ねられる装置が知られている。このケースにおいては,
前記ツールをマテリアルに配置し,適当にプレスして,フロープロセスを開始さ
せる。この結果として,前記マテリアルは,その面を広げようとし,これによっ
て,前記マテリアルは,知られているように,ノーマルフォースと摩擦係数から
計算できる摩擦力に実際に抵抗しながら成形ツールの面をスライドし始める。こ
の前記ツールの送り運動における,又は,前記ツールの押し出しの送り運動に対
し直角な角度においての振動力の重ね合わせは,押し出し工程の間のワークピー
スに対し,定期的で,可能な限りの後続の振動力がかからず,その結果,ワーク
ピースの面に近接の領域におけるビルトアップされた剪断ストレスが接触するワ
ークピースとツールの面によって減少される.また,この既知の装置の場合,送
り方向へ連続した静的圧力が与えられる。
ことができる改良された装置及び方法を提供することである。
イスと共動する周波数発生デバイスを有し,これにより,送りデバイスによるワ
ークピースとダイとの間の相対運動がモデュレートされて,前記ワークピースと
ダイの少なくとも一方が送り方向に第1のストローク長さ分だけ前進されれば,
ついで逆方向のストロークにおいて,前記ワークピースとダイの少なくとも一方
が第2のストローク長さ分だけ,送り方向と反対の方向へ動かされるようになる
ものである。
押し出しに必要な,そして,ワークピースの定められた最終成形の実現に必要な
送り出す力がコンベンショナルな装置よりもはるかに小さくてすむという有利な
手段が達成される。このことは,この発明によれば,装置の操作に必要なエネル
ギーが少なくてすみ,エネルギーを明らかに節約できることに結び付く。この発
明による装置での成形の間での力が小さくすむことにより,この発明による装置
の構造が簡単になり,したがって,安価になるものであり,これにより,製造コ
ストもまた安くすることができる。冷間成形すべきワークピースに対し,間欠的
なストローク状の送り運動により"ハンマー状"の衝撃力を与えることにより,有
利な手段で容易に且つ摩耗を与えずに高品質の冷間成形が行えるようになる。他
の利点は,前記ワークピースが受ける軸方向の力は,小さいものであるから,曲
がったり,変形したり,さらには,膨れたりする点を大幅に抑えることができる
。
になっている。
第1の実施例は,ダイ3を有し,これは,送りデバイス5によりワークピース2
に対し相対的に移動できるようになっている。このように,送りデバイス5は,
ダイ3と,クランプ装置7に保持されたワークピース2との間に相対的な動きを
作る。ダイ3がここの例では固定状態にクランプされたワークピース2に向け送
り方向P方向へ送りデバイス5により動かされると,ワークピース2は,ダイ3
内へ入り,当業者に知られた手段で冷間成形される。
いては,送り方向Pにおける動きが周波数発生デバイス10によりモディファイ
されて,ダイ3は,送り方向Pへ均一的に動く代わりに,ストローク状の動きを
行い,第1のストロークの長さ分前進する送り方向Pへの前進ストロークの後,
ダイ3は,引き続いて後退ストロークに入り,第2のストロークの長さ分送りデ
バイス5により後方へ引っ張られる。続く前進ストロークにおいては,ダイ3は
,再び前進し,先の前進ストロークの終点を越える。ダイ3によるワークピース
2へのこの"ハンマー状"の衝撃を介して,次の工程で加工されるワークピース2
の領域へダイが衝撃を加える前に,ダイ3は,連続して衝撃力を与える場合より
も大きな運動エネルギーをもつことが容易になり,これは,ダイ3が送り方向P
へ送りデバイス5により再び加速される前に後退し,さらに,ダイ3は,先の前
進ストロークで既に冷間成形されたワークピース2の領域にそって動き,この領
域をほぼ摩擦無しに通ることができるからである。これに加え,冷間成形操作の
次の工程を行う前にダイ3を後退させることが潤滑剤の改良された供給へつなが
るもので,潤滑剤は,図1に略図的に示すように,潤滑剤供給ユニット8を介し
て供給される。
り方向Pへのダイ3の前進運動を変調する周波数は,約5ヘルツから約30ヘル
ツ,好ましくは10ヘルツから20ヘルツの範囲のものであることが好ましい。
の長さの半分程度のものであることがさらに好ましい。
動によるものである。しかしながら,送りデバイス5の送り運動を変調する周波
数を電磁的に発生させることも場合によっては考えられる。
によって,送りデバイス5による送り運動を直接変調させることができる。これ
は,特に送りデバイス5の送りシリンダー5'へのオイル供給をサーボハイドロ リック又は比例ハイロドリックにコントロールすることで行うことができ,これ
によって,シリンダー5'がダイ3を周期的に振動させて送るようになる。
実施例における主な相違は,装置1'の場合,ダイ3が固定であるのに対し,ワ ークピース2がダイ3へ向かい軸方向へ動くようになっている点である。したが
って,送りデバイス5と周波数発生デバイス10は,共働して,ワークピース2
又はワークピース2を保持するクランプデバイス7に作用する。
Claims (18)
- 【請求項1】 ダイ(3)と送りデバイス(5)とを有し,該手段により
ワークピース(2)とダイ(3)との間に相対運動が実現される,ワークピース
の成形,特に冷間成形又は冷間押し出しのための装置であり,該装置(1;1’
)は,送りデバイス(5)と共動する周波数発生デバイス(10)を有し,これ
により,送りデバイス(5)によって発生されるワークピース(2)とダイ(3
)との間の相対運動がモデュレートされて,前記ワークピース(2)とダイ(3
)の少なくとも一方が送り方向(P)に第1のストローク長さ分だけ前進されれ
ば,ついで逆方向のストロークにおいて,前記ダイ(3)とワークピース(2)
との少なくとも一方が第2のストローク長さ分だけ,送り方向(P)と反対の方
向へ動かされるようになることを特徴とするもの。 - 【請求項2】 周波数発生装置(10)によりもたらされるワークピース
(2)とダイ(3)の少なくとも一方の送り運動のモデュレーションは,送り方
向(P)における前進ストロークでカバーされる第1のストロークの長さが引き
続く逆のストロークにおいてカバーされる第2のストロークの長さ分よりも長い
ことを特徴とする請求項1による装置。 - 【請求項3】 前進ストロークでカバーされる第1のストロークの長さが
前記逆のストロークにおいてカバーされる第2のストロークの長さ分よりもほぼ
2倍であることを特徴とする請求項2による装置。 - 【請求項4】 周波数発生装置(10)により行われる変調(モデュレー
ション)の周波数は,約5Hzから約30Hzの範囲であることを特徴とする先
行請求項の一つによる装置。 - 【請求項5】 周波数発生装置(10)により行われる変調(モデュレー
ション)の周波数は,約10zから約20Hzの間の範囲である請求項4による
装置。 - 【請求項6】 送りデバイス(5)と周波数発生装置(1)とは,互いに
動作してダイ(3)に作用することを特徴とする先行請求項の一つによる装置。 - 【請求項7】 送りデバイス(5)と周波数発生装置(1)とは,互いに
動作して,ワークピース(2)に作用することを特徴とする先行請求項の一つに
よる装置。 - 【請求項8】 送りデバイス(5)と周波数発生装置(1)とは,互いに
動作して,ダイ(3)とワークピース(2)とに作用することを特徴とする請求
項1から5の一つによる装置。 - 【請求項9】 周波数発生装置(10)は,ハイドロリック,ニューマテ
ィック又は電磁的に動作する周波数発生デバイスであることを特徴とする先行請
求項の一つによる装置。 - 【請求項10】 周波数発生装置(10)は,送りデバイス(5)と一体化
されており,送りデバイス(5)により発生の送り運動が直接モデュレートされ
ることを特徴とする先行請求項の一つによる装置。 - 【請求項11】 送りデバイス(5)の送りエレメント(5’)がサーボハ
イドロリック又はプロポーショナルハイドロリック制御されることを特徴とする
請求項10による装置。 - 【請求項12】 送りデバイス(5)によりワークピース(2)とダイ(3
)との間に相対的な運動を発生させるワークピースの成形方法であり,送りデバ
イス(5)により行われる,ワークピース(2)とダイ(3)との間の相対的運
動がモデュレートされて,前記ワークピース(2)とダイ(3)の少なくとも一
方が送り方向(P)に第1のストローク長さ分だけ前進されれば,ついで逆方向
のストロークにおいて,前記ダイ(3)とワークピース(2)との少なくとも一
方が第2のストローク長さ分だけ,送り方向(P)と反対の方向へ動かされるよ
うになることを特徴とするもの。 - 【請求項13】 送り方向(P)における前進ストロークでカバーされる第
1のストロークの長さが引き続く逆のストロークにおいてカバーされる第2のス
トロークの長さ分よりも長いことを特徴とする請求項12による方法。 - 【請求項14】 送り方向における前進ストロークでカバーされる第1のス
トロークの長さが引き続く逆のストロークにおいてカバーされる第2のストロー
クの長さ分のほぼ2倍であることを特徴とする請求項13による方法。 - 【請求項15】 周波数発生装置(10)により行われる変調(モデュレー
ション)の周波数は,約5Hzから約30Hzの範囲,好ましくは,10及び2
0Hzの間であることを特徴とする請求項12から14の一つによる方法。 - 【請求項16】 送りデバイス(5)と,これと共に動作する変調周波数を
発生する周波数発生装置(10)とによりダイ(3)が動かされることを特徴と
する先行請求項の一つによる方法。 - 【請求項17】 送りデバイス(5)と,これと共に動作する周波数発生装
置(10)とによりワークピース(2)が動かされることを特徴とする請求項1
2から15による方法。 - 【請求項18】 送りデバイス(5)と,これと共に動作する周波数発生装
置(10)とによりダイ(3)とワークピース(2)とが動かされることを特徴
とする請求項12から15による方法。
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