JP2001512163A - ポリシロキサンポリオール - Google Patents

ポリシロキサンポリオール

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Abstract

(57)【要約】 ポリシロキサンポリオールおよびそのようなポリシロキサンポリオールを含む硬化可能なコーティング組成物が開示される。周囲硬化および熱硬化コーティング組成物の両方に構成成分として存在する場合、ポリシロキサンポリオールは、改良された接着、ポットライフ、タック時間、傷耐性、優れた外観、フィルム硬度および腐食耐性を提供する。そのようなポリシロキサンポリオールを調製するための方法もまた開示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の背景) ポリシロキサンポリオールは、当該分野で周知である。日本国特許公報48−
19941は、ポリシロキサンポリオールを記載しており、これは、水素化ポリ
シロキサンと脂肪族多価アルコールまたはポリオキシアルキレンアルコールとの
間の脱水素反応により、そのアルコール性水酸基をこのポリシロキサン骨格上に
導入することによって得られる。しかし実際は、工業的に有意な収量のこのよう
なポリシロキサンポリオールを得ることは困難である。なぜならば、このような
脱水素反応は容易にゲル化するからである。この脱水素反応が直面する別の問題
は、両方の反応体を溶解し得る溶媒を得ることが困難であることである。ポリグ
リセロール等の強親水性アルコールは、アルコールおよび水に非常に可溶性であ
るが、炭化水素溶媒に不溶性である。しかし、ポリシロキサンは、一般的に、ト
ルエンまたはn−ヘキサン等の炭化水素溶媒にのみ可溶性である。
【0002】 Okazakiらに対する米国特許第4,431,789号は、ポリシロキサ
ンポリオールを開示しており、これは、水素化ケイ素含有ポリシロキサンとその
分子中に脂肪族不飽和結合を有するポリグリセロール化合物との間のデヒドロシ
リル化反応により得られる。このようなポリグリセロール化合物の例には、アリ
ルアルコールとグリシドールとの間の反応、またはジグリセリンとアリルグリシ
ジルエーテルとの間の反応によって得られるものがある。この反応(いわゆるヒ
ドロシリル化反応)は、ケイ素原子に直接結合した水素原子を有する有機ケイ素
化合物(すなわち水素化ポリシロキサン)と、その分子中に脂肪族不飽和を有す
る有機化合物との間の、触媒量の第VIII族貴金属の存在下で行われる、付加
反応である。このヒドロシリル化反応は、両方の反応体を溶解し得るアルコール
性溶媒の存在下で容易に進行し得る。得られるポリシロキサンポリオールは、非
イオン性界面活性剤として有用である。各ポリグリセロール基が1つだけ末端の
一級ヒドロキシルを提供する場合、ポリシロキサンポリオールが硬化剤(例えば
、イソシアネート、無水物およびアミノプラスト)と架橋する能力は、幾分低下
する。
【0003】 米国特許第5,260,469号は、ブトキシル化されたポリシロキサンポリ
オールを開示し、これは化粧品に有用であるものとして開示される。
【0004】 米国特許第5,395,955号は、カルビノール修飾オルガノポリシロキサ
ンの調製のための方法を開示し、この方法は、各分子および有機化合物中に少な
くとも1つのケイ素で結合した水素原子を有するオルガノポリシロキサンの白金
触媒反応を含み、上記有機化合物には少なくとも1つの脂肪族的不飽和の炭化水
素基およびトリオルガノシリルでブロックしたカルビノール基が含まれる。以後
、上記反応生成物における脱シリル化反応は、有機カルボン酸とアルコールとの
基本的に水のない混合物中でのカルビノール基の「脱保護」のために実施される
。これは、少なくとも1つのケイ素原子由来のペンダント(pendant)を
有するオルガノポリシロキサンを提供し、カルビノール基は1つのペンダント基
につき1つの一級ヒドロキシル基を提供する。
【0005】 米国特許第4,460,940号は、とりわけ、α,ω−ケイ素水素化物末端
化ポリジメチルシロキサンとジヒドロキシ末端化モノアリルエーテル(例えば、
トリメチロールプロパンモノアリルエーテル)とのヒドロシリル化反応によって
調製されるポリシロキサンを開示する。好ましくは、ジヒドロキシ末端化アリル
エーテルは、ヒドロシリル化の前にヒドロキシブロッキング剤(例えば、トリメ
チルクロロシラン)と反応する。脱ブロッキング工程は、ヒドロキシル化反応に
続いてヒドロキシル基を脱保護し、このようにしてポリシロキサンポリオールを
生成する。
【0006】 前述のように、参考文献は、ペンダントアルコール性ヒドロキシル基を、ポリ
シロキサンのヒドロシリル化を介してポリシロキサン骨格に導入して、ポリシロ
キサンポリオールを形成することを教示し、上記ポリシロキサンは、多価アルコ
ールまたはポリオキシアルキレンアルコールを有するケイ素水素化物を含有する
。しかし、各ペンダント基は、1つだけ末端の第1級ヒドロキシル基を、そして
必要に応じて少なくとも1つの第2級ヒドロキシル基を、または複数の第1級ヒ
ドロキシル基を提供する。しかし、参考文献には、アルケニルポリオキシアルキ
レンアルコールの混合物(これは、1つより多い末端の第1級ヒドロキシル基を
有するいくつかのペンダント基および1つだけ末端の第1級ヒドロキシル基を有
するいくつかのペンダント基を提供する)を有するケイ素水素化物を含むポリシ
ロキサンをヒドロシリル化することは示されていない。
【0007】 第1級ヒドロキシル基は、第2級ヒドロキシル基よりも硬化剤(例えば、ポリ
イソシアネート、無水物機能材料、アミノプラストおよびブロックされたイソシ
アネート)と、より容易に反応する。それゆえ、複数の末端の第1級ヒドロキシ
ル基を含むポリシロキサンポリオールは、向上した硬化速度および増加した架橋
密度を提供する。架橋密度は、1つだけ末端の第1級ヒドロキシル基を有するい
くつかのペンダント基を含ませることで制御できる。したがって、ペンダント基
の部分が、1つのペンダント基につき1つより多い末端の第1級ヒドロキシル基
を有し、1つの部分が1つだけ末端の第1級ヒドロキシル基を有するポリシロキ
サンポリオールを提供するのが望ましい。
【0008】 (発明の要旨) 本発明は、新規なポリシロキサンポリオールおよびそのようなポリシロキサン
ポリオールの調製のための方法に関する。本発明のポリシロキサンポリオールは
、周囲硬化コーティングおよび熱硬化コーティングの両方での使用に適切であり
、傷耐性(mar resistance)、接着、高光沢のような、優れたコ
ーティング性能特性を提供する。
【0009】 このポリシロキサンポリオールは、以下の一般式を有する:
【0010】
【化8】
【0011】 ここで、nは0〜50であり;mは少なくとも1であり;m’は0〜50であり
;RはOH基およびケイ素原子に結合した1価の炭化水素基からなる群から選択
され;R1はアルキレン、オキシアルキレンまたはアルキレンアリールであり; そして部分XはH、モノヒドロキシ置換されたアルキレンまたはオキシアルキレ
ン、あるいは、 R2−(−CH2−OH)p(ここで、pは2または3である)であり、そして pが2でありかつR3がC1〜C4アルキルである場合、R2
【0012】
【化9】
【0013】 であり、または pが3である場合、R2
【0014】
【化10】
【0015】 であり、そして ここで、部分Xの少なくとも一部は、R2−(−CH2−OH)pである。本発明 の1つの好ましい実施態様では、R1はC36で、pは2である。
【0016】 ポリシロキサンポリオールの調製は、以下の一般式のケイ素水素化物を含むポ
リシロキサン:
【0017】
【化11】
【0018】 (ここで、Rで示される基の少なくとも1つはHであり;Rで示されるその他の
基はOH基およびケイ素原子に結合した1価の炭化水素基からなる群から選択さ
れ;nは0〜100であり;水素結合したケイ素原子と水素結合していないケイ
素原子との比が、約0.1:1〜10:1になるようにする);を以下の一般式
のアルケニルポリオキシアルキレンアルコールを用いてデヒドロシリル化してポ
リシロキサンポリオールを生成する工程を含む: (V) R1−O−X (ここで、R1はアリルであり、XはH、モノヒドロキシ置換されたアルキレン またはオキシアルキレン、あるいはR2−(−CH2−OH)p(ここで、pは2 または3である)であり、そして pが2でありかつR3がC1〜C4アルキルである場合、R2
【0019】
【化12】
【0020】 であり、または pが3である場合、R2
【0021】
【化13】
【0022】 であり、そして ここで、Xの少なくとも一部は、R2−(−CH2−OH)pである)。本発明の 好ましい実施態様では、R1はC36であり、pは2である。
【0023】 式(II)および式(III)は、図式であり、そしてこれは、ブロックは所
望の位置で使用され得るが、括弧をした部分は必ずブロックであることを意味す
るという意図はない。多くの場合、この化合物は多少なりともランダムであり、
特に2、3個より多くのシロキサン単位が使用される場合、および混合物が使用
される場合がそうである。2、3個より多くのシロキサン単位が使用され、ブロ
ックを形成するのが望ましい例において、オリゴマーが最初に形成され、次いで
、これらは結合してブロック化合物を形成する。反応物の賢明な選択によって、
交互の構造または交互の構造のブロックを有する化合物が使用され得る。
【0024】 (発明の詳細な説明) 本発明のポリシロキサンポリオールは一般式(II)または(III)を有し
、ここで、mは少なくとも1であり;m’は0〜50であり;RはOH基および
ケイ素原子に結合した1価の炭化水素基からなる群から選択され;R1はアルキ レン、オキシアルキレンまたはアルキレンアリールであり;nは0〜50、好ま
しくは0〜35、より好ましくは2〜15であり;そしてXはH、モノヒドロキ
シ置換されたアルキレンまたはオキシアルキレン、あるいは、 R2−(−CH2−OH)p(ここで、pは2または3である)であり、そして pが2でありかつR3がC1〜C4アルキルである場合、R2
【0025】
【化14】
【0026】 であり、または pが3である場合、R2
【0027】
【化15】
【0028】 であり、そして ここで、Xの少なくとも一部は、R2−(−CH2−OH)pである。
【0029】 一価の炭化水素基とは、基本的に炭素および水素を含有する有機基を意味する
。この炭化水素基は、脂肪族、芳香族、環式または非環式であり得、1〜24個
(芳香族の場合は3〜24個)の炭素原子を含み得る。必要に応じて、この炭化
水素基は、ヘテロ原子、典型的には酸素原子で置換され得る。このような一価の
炭化水素基の例には、アルキル、アルコキシ、アリール、アルカリール(alk
aryl)またはアルコキシアリール基がある。
【0030】 アルキレンとは、C2〜C25の炭素鎖長を有する非環式または環式アルキレン 基を意味する。適切なアルキレン基の例には、プロペン、ブテン、ペンテン、1
−デセン、イソプレン、ミルセン(myrcene)、および1−ヘンエイコセ
ンに由来するものがある。オキシアルキレンとは、少なくとも1つのエーテル酸
素原子を含有しかつC1〜C25(好ましくはC2〜C4)の炭素鎖長を有するアル キレン基を意味する。適切なオキシアルキレン基の例には、トリメチロールプロ
パンモノアリルエーテル、ペンタエリスリトールモノアリルエーテル、トリメチ
ロールプロパンジアリルエーテル、ポリエトキシル化アリルアルコールおよびポ
リプロポキシル化アリルアルコールに関連したものがある。アルキレンアリール
とは、少なくとも1つのアリール基(好ましくはフェニル)を含有しかつC2〜 C25のアルキレン炭素鎖長を有する非環式アルキレン基を意味する。このアリー
ル基は必要に応じて置換され得る。適切な置換基には、ヒドロキシル、ベンジル
、カルボン酸および脂肪族基が挙げられ得る。適切なアルキレンアリール基の例
には、スチレンおよび3−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシア
ネートが挙げられる。
【0031】 好ましくは、構造(II)および(III)のポリシロキサンポリオールのm
:nの比およびm’:nの比は、少なくとも0.1:1で、好ましくは、0.1
:1〜10:1である。0.1:1より小さい比は好ましくなく、なぜならこれ
らの材料は、典型的には有機材料(すなわち、樹脂および溶媒)とは適合しない
からである。
【0032】 本発明のポリシロキサンポリオールを調製する方法は、式(IV)のケイ素水
素化物を含むポリシロキサン(ここでRは、式(IV)について上記のとおりで
あり;水素結合したケイ素原子と水素結合していないケイ素原子との比は、少な
くとも0.1:1で、好ましくは0.1:1〜10:1である)を;少なくとも
2つの末端の第1級ヒドロキシル基を有するアルケニルポリオキシアルキレンア
ルコール、またはアルケニルポリオキシアルキレンアルコールの混合物(その少
なくとも一部は、少なくとも2つの末端の第1級ヒドロキシル基を有するアルケ
ニルポリオキシアルキレンアルコールであり、かつ、ケイ素水素化物を含む上記
ポリシロキサンをヒドロシリル化することが可能である)を用いてヒドロシリル
化して、ポリシロキサンポリオールを生じる工程を含む。好ましくは、nは約0
〜100であり、より好ましくは約0〜35であり、そしてさらにより好ましく
は2〜15である。
【0033】 好ましい実施態様では、ケイ素水素化物を含むポリシロキサンは、以下の一般
式を有する:
【0034】
【化16】
【0035】 ここで、R基はOH基およびケイ素原子に結合した1価の炭化水素基からなる群
から選択され;nは0〜50であり;mは少なくとも1であり;そしてm’は0
〜50であり、水素結合したケイ素原子と水素結合していないケイ素原子との比
が、約0.1:1〜10:1になるようにしている。
【0036】 ケイ素水素化物を含むポリシロキサンの例には、1,1,3,3−テトラメチ
ルジシロキサン、nが3〜4であるケイ素水素化物を含むポリシロキサン(PP
G Industries,Inc.よりMASILWAXTMBASEとして市
販されている)およびnが34〜40であるケイ素水素化物を含むポリシロキサ
ンがある。本発明の1つの好ましい実施態様では、ケイ素水素化物を含むポリシ
ロキサンは、1,1,3,3−テトラメチルジシロキサンである。
【0037】 ケイ素水素化物を含むポリシロキサンは、2または3個の末端の第1級ヒドロ
キシル基を含有するアルケニルポリオキシアルキレンアルコールまたはアルケニ
ルポリオキシアルキレンアルコールの混合物(この少なくとも一部分は、少なく
とも2つの末端の第1級ヒドロキシル基を有するアルケニルポリオキシアルキレ
ンアルコールである)を用いてヒドロシリル化されることが好ましい。適切なア
ルケニルポリオキシアルキレンアルコールの例には、アリル性ポリオキシアルキ
レンアルコールがあり、トリメチロールプロパンモノアリルエーテルおよびペン
タエリトリトールモノアリルエーテルを含む。本発明の最も好ましい実施態様で
は、少なくとも2つの末端の第1級ヒドロキシル基を有するアルケニルポリオキ
シアルキレンアルコールは、トリメチロールプロパンモノアリルエーテルである
【0038】 典型的には、ポリシロキサンポリオールの調製は、以下の態様で実施される。
アルケニルポリオキシアルキレンアルコールまたはその混合物が、周囲温度で、
窒素ブランケットを維持するための手段を備えた反応容器に加えられる。重炭酸
ナトリウムまたは金属酢酸塩を、約25〜75ppmで同時に添加し、起こりう
る所望でない副反応(例えば、プロペニルエーテル部分を介したアセタール縮合
に関連した反応)を防止する。窒素ブランケット下で温度が約75℃から約80
℃まで上昇し、この時、ケイ素水素化物を含む約5%のポリシロキサンを撹拌下
で添加する。次いで、遷移金属(例えば、ニッケル、ニッケル塩、イリジウム塩
)、そしてより好ましくはVIII族の貴金属(例えば、塩化白金酸)のような
触媒を添加し、この反応は95℃まで発熱し得る。ケイ素水素化物を含むポリシ
ロキサンの残部の添加が完了し、この間反応温度が80〜85℃に維持される。
この反応は、ケイ素水素化物の吸収バンド(Si−H:2150cm-1)の消滅
について、赤外分光計でモニターされる。
【0039】 本発明のポリシロキサンポリオール(これは、少なくともペンダント基の一部
分が複数の末端の第1級ヒドロキシル基を有することを提供する)は、周囲硬化
および熱硬化性コーティング組成物の両方において、ヒドロキシル官能性の成分
として特に有用である。周囲の温度で硬化可能なコーティング組成物では、本発
明のポリシロキサンポリオールは、ポリイソシアネートのような硬化剤で架橋さ
れ得る。熱硬化可能なコーティング組成物では、本発明のポリシロキサンポリオ
ールは、アミノプラスト樹脂のような硬化剤で架橋され得る。ポリシロキサンポ
リオールは、官能基、すなわちOH基(これは硬化剤と反応性である)を有する
唯一の材料として提示され得るか、またはアジュバント材料(すなわち、硬化剤
と反応性であるポリマーまたはオリゴマー(例えば、ヒドロキシ含有アクリルコ
ポリマーおよびヒドロキシ含有ポリエステルポリマーおよびオリゴマー)ととも
に提示され得る。
【0040】 一旦、末端の第1級ヒドロキシル基を含むポリシロキサンポリオールが、ポリ
イソシアネート硬化剤と接触するようになると、コーティング組成物は、周囲条
件で硬化し始める。したがって、2つのパッケージ系の形態で組成物を調製する
のが望ましく、これはすなわち、ポリシロキサンポリオールが含まれる1つめの
パッケージ、およびポリイソシアネート硬化剤が含まれる2つめのパッケージで
ある。
【0041】 さらに、本発明のポリシロキサンポリオールは、熱で硬化したコーティング組
成物に有用で、これは、アミノプラスト樹脂のような硬化剤を利用する。アミノ
プラスト樹脂は、アミン、尿素またはアミドとアルデヒドとの縮合生成物である
。ポリシロキサンポリオールがアミノプラスト硬化剤とともに使用される場合、
コーティング組成物は周囲条件において安定であり、そしてこれらは1成分組成
物として調合され得る。
【0042】 アミノプラスト硬化剤は、CYMELの商標でCYTEC Industri
es,Inc.から、およびRESIMENEの商標でMonsanto Ch
emical Co.から市販されている。
【0043】 さらに、本発明の硬化性コーティング組成物は、ヒドロキシルまたはカルボン
酸含有アクリルコポリマーならびにヒドロキシルまたはカルボン酸含有ポリエス
テルポリマーおよびオリゴマーならびにイソシアネートまたはヒドロキシル含有
ポリウレタンポリマー、または硬化被膜の硬化速度、外観および他の物理的特性
を増強し得るアミンもしくはイソシアネート含有ポリウレアのような、さらなる
成分を包含し得る。
【0044】 使用される場合、このアクリルポリマーは、典型的には、アクリル酸もしくは
メタクリル酸あるいはアクリル酸またはメタクリル酸のヒドロキシルアルキルエ
ステル(例えば、ヒドロキシルエチルメタクリレートまたはヒドロキシルプロピ
ルアクリレート)と、1つまたはそれ以上の他の重合可能なエチレン性不飽和モ
ノマー(例えば、アクリル酸のアルキルエステル(メチルメタクリレートおよび
2−エチルヘキシルアクリレートを含む)およびビニル芳香族化合物(例えば、
スチレン、α−メチルスチレンおよびビニルトルエン))とのコポリマーである
。この反応物の比および反応条件が選択されてペンダントヒドロキシルまたはカ
ルボン酸官能基を有するアクリルポリマーが生じる。
【0045】 アクリルポリマーに加えて、本発明の硬化性コーティング組成物はポリエステ
ルポリマーまたはオリゴマーを含有し得る。このようなポリマーは公知の様式で
多価アルコールとポリカルボン酸との縮合により調製され得る。適切な多価アル
コールには、エチレングリコール、ネオペンチルグリコール、トリメチロールプ
ロパンおよびペンタエリトリトールが挙げられる。
【0046】 適切なポリカルボン酸には、アジピン酸、1,4−シクロヘキシルジカルボン
酸およびヘキサヒドロフタル酸が挙げられる。上記のポリカルボン酸に加えて、
存在する場合には無水物のような酸の官能的に等価物(equivalent)
が使用され得、またはメチルエステルのような酸の低級アルキルエステルが使用
され得る。また、ステアリン酸のような少量のモノカルボン酸が使用され得る。
【0047】 ヒドロキシル含有ポリエステルオリゴマーは、1:2モル比での、ヘキサヒド
ロフタル酸無水物のようなジカルボン酸の無水物とネオペンチルグリコールのよ
うなジオールとの反応により調製され得る。
【0048】 空気乾燥を増強することが所望される場合、適切な乾性油脂肪酸が使用され得
、そしてこれにはアマニ油、ダイズ油、トール油、脱水ヒマシ油またはキリ油に
由来するものが挙げられる。
【0049】 このポリエステルは遊離の末端ヒドロキシルおよび/またはカルボキシル基を
含むように作製され、これはさらなる架橋反応のために利用可能である。
【0050】 末端イソシアネートまたはヒドロキシル基を含有するポリウレタンポリマーも
また、使用され得る。使用され得るポリウレタンポリオールまたはNCO−末端
化ポリウレタンは、ポリオール(ポリマー性ポリオールを含む)をポリイソシア
ネートと反応させることによって調製されたものである。使用され得るポリウレ
ア含有末端イソシアネートあるいは一級または二級アミン基は、ポリアミン(ポ
リマー性ポリアミンを含む)をポリイソシアネートと反応させることによって調
製されたものである。ヒドロキシル/イソシアネートまたはアミン/イソシアネ
ート当量比が調整され、そして反応条件が所望の末端基を得るために選択される
。適切なポリイソシアネートの例には、脂肪族および芳香族ポリイソシアネート
またはそれらの混合物が挙げられる。ジイソシアネートが好ましいが、それらの
より高級のポリイソシアネートが、ジイソシアネートおよび/またはモノイソシ
アネート(monoisoxcyanate)の代わりにまたはそれらと組合せ
て使用され得る。適切な高級ポリイソシアネートの例には、1,2,4−ベンゼ
ントリイソシアネートおよびポリメチレン(polymerthylene)ポ
リフェニルイソシアネートが挙げられる。適切なモノイソシアネートの例には、
シクロヘキシルイソシアネート、フェニルイソシアネートおよびトルエンイソシ
アネートが挙げられる。適切な芳香族ジイソシアネートの例には、4,4’−ジ
フェニルメタンジイソシアネート、1,3−フェニレンジイソシアネート、1,
4−フェニレンジイソシアネートおよびトリレンジイソシアネートが挙げられる
。脂肪族ジイソシアネート(diisoycanates)の適切な例には、1
,4−テトラメチレンジイソシアネートおよび1,6−ヘキサメチレンジイソシ
アネートのような直鎖脂肪族ジイソシアネートが挙げられる。脂環式ジイソシア
ネートもまた有用であり、そしてこれには1,4−シクロヘキシルジイソシアネ
ート、イソホロンジイソシアネート、α,α−キシリレンジイソシアネートおよ
び4,4’−メチレン−ビス−(シクロヘキシルイソシアネート)が挙げられる
。これらおよび他の適切なポリイソシアネートは米国特許第4,046,729
号、第5欄26行〜第6欄28行に詳細に記載される。
【0051】 適切なポリオールの例には、ポリヒドロキシル物質、すなわち、1分子当たり
2つまたはそれ以上のヒドロキシル基を有するもの(例えば、低分子量のジオー
ル、トリオールおよび高級アルコール、低分子量アミド含有ポリオールおよびポ
リマーポリオール(例えば、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール
およびアクリル酸ポリオール))が挙げられる。本発明に有用な低分子量のジオ
ール、トリオールおよび高級アルコールには、脂肪族ポリオール(例えば、エチ
レングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、脂環式
(cycloalliphatic)ポリオール(例えば、1,2−シクロヘキ
サンジオールおよびシクロヘキサンジメタノール)が挙げられる。適切なトリオ
ールおよび高級アルコールの例には、トリメチロールプロパン、グリセロールお
よびペンタエリトリトールが挙げられる。エーテル結合を含むポリオール(例え
ば、ジエチレングリコールおよびトリエチレングリコール)もまた、有用である
。有用なポリエーテルの例には、ポリアルキレンエーテルポリオールがあり、こ
れには以下の構造式を有するものが挙げられる:
【0052】
【化17】
【0053】 ここで置換基Rは水素または1〜5個の炭素原子を有する低級アルキルであり(
これは混合型置換基を包含する)、nは典型的には2〜6の範囲の整数であり、
そしてmは10〜100またはそれより多くさえある範囲の整数である。有用な
ポリアルキレンエーテルポリオールの非限定的な例には、ポリ(オキシテトラメ
チレン)グリコール、ポリ(オキシ−1,2−プロピレン)グリコールおよびポ
リ(オキシ−1,2−ブチレン)グリコールが挙げられる。
【0054】 種々のポリオールのオキシアルキル化から形成されるポリエーテルポリオール
もまた、有用である(例えば、エチレングリコール、1,6−ヘキサンジオール
、ビスフェノールAなどのようなグリコールまたはトリメチロールプロパン、ペ
ンタエリトリトールなどの他の高級ポリオール)。示したように利用され得る高
級な官能基のポリオールは、例えば、ソルビトールまたはショ糖のような化合物
のオキシアルキル化により作製され得る。一般的に利用される1つのオキシアル
キル化方法は、ポリオールをアルキレンオキシド(例えば、エチレンまたはプロ
ピレンオキシド)と、酸性または塩基性触媒の存在下で反応させることによるも
のである。
【0055】 ポリエーテルポリオールを用いる場合、より良好な疎水特性のために、炭素対
酸素重量比が高いことが好ましい。それゆえ、炭素対酸素の比が3:1より高い
ことが好ましく、そして4:1より高いことがより好ましい。
【0056】 適切なポリエステルポリオールは多官能性酸および多価アルコールに由来する
。一般的に、ポリエステルポリオールは本質的にはオイルまたは脂肪酸修飾を含
有しない。すなわち、アルキド樹脂が最も広い意味でのポリエステル型樹脂であ
る一方、これらはオイル修飾されており、それゆえ一般にポリエステル樹脂と称
される。一般に使用される多価アルコールには、1,4−ブタンジオール、1,
6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、エチレングリコール、プロピ
レングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ブチレング
リコール、グリセロール、トリメチロールプロパン、ペンタエリトリトールおよ
びソルビトールが挙げられる。飽和酸は、しばしば所望の特性を提供するために
反応物に含まれる。飽和酸の例には、フタル酸、イソフタル酸、アジピン酸、ア
ゼレン酸(azeleic acid)、セバシン酸およびそれらの無水物が挙
げられる。有用な飽和ポリエステルは、飽和または芳香族多官能性酸(好ましく
はジカルボン酸)および少なくとも2の平均ヒドロキシル官能基を有する多価ア
ルコールの混合物から誘導される。剛性または屈曲性の二酸の混合物は、硬さお
よび屈曲性のバランスを達成するために好ましい。ポリエステルの特性を改善ま
たは分子量もしくは粘度を改変するために、安息香酸のようなモノカルボン酸が
ポリカルボン酸に加えて使用され得る。イソフタル酸、フタル酸無水物、アジピ
ン酸、およびマレイン酸無水物のようなジカルボン酸および無水物が好ましい。
ポリエステルの他の有用な成分には、リシノール酸、12−ヒドロキシステアリ
ン酸、カプロラクトン、ブチロラクトンおよびジメチロールプロピオン酸のよう
なヒドロキシ酸およびラクトンが挙げられ得る。
【0057】 ネオペンチルグリコール、トリメチルペンタンジオールまたは1,6−ヘキサ
ンジオールのような2つのヒドロキシル官能基を有するポリオールが好ましい。
ジオールに加えて、2より多い官能基を有する少量のポリオール(例えば、ペン
タエリトリトール、トリメチロールプロパンまたはグリセロール)およびモノ官
能基アルコール(例えば、トリデシルアルコール)が、ポリエステルの特性を改
善するために使用され得る。反応物の比および反応条件が選択されて所望のヒド
ロキシル官能基を有するポリエステルポリマーが生じる。これらおよび他の適切
なポリオールの調製は、米国特許第4,046,729号、第7欄52行〜第1
0欄35行に記載され、本明細書により参考として援用される。
【0058】 適切なポリアミンの例には、第一級および第二級ジアミンまたはポリアミンが
挙げられ、ここで窒素原子に結合する基は飽和または不飽和の、脂肪族、脂環式
、芳香族、芳香族置換型脂肪族、脂肪族置換芳香族またはヘテロ環式であり得る
。基が異なる(例えば、芳香族および脂肪族)混合アミンが使用され得、そして
他の非反応基(例えば、酸素、硫黄、ハロゲンまたはニトロソ)は炭素原子へと
結合され得る。適切な脂肪族および脂環式ジアミンの例には、以下のものが挙げ
られる:1,2−エチレンジアミン、1,2−プロピレンジアミン、1,8−メ
タンジアミン、イソホロンジアミンおよびプロパン−2,2−シクロヘキシルア
ミン。芳香族ジアミン(例えば、フェニレンジアミンおよびトルエンジアミン)
が同様に使用され得る。前記のアミンに加えて、ヒドラジンおよびヒドラジドが
使用され得る。アミノアルコール、メルカプト−末端化誘導体およびそれらの混
合物、ヒドロキシ酸およびアミノ酸もまた、適切な活性水素含有化合物として使
用され得る。例には、モノエタノールアミン、4−アミノ安息香酸、アミノプロ
ピオン酸、N−(ヒドロキシエチル)エチレンジアミン、ジメチロールプロピオ
ン酸、ヒドロキシステアリン酸およびβ−ヒドロキシプロピオン酸が挙げられる
。これらおよび他の適切なポリアミンは米国特許第4,046,729号、第6
欄61行〜第7欄32行および米国特許第3,799,854号第3欄13行〜
50行、これらは両方とも本明細書によって参考として援用される。
【0059】 本発明のコーティング組成物は着色されてもよいし、または着色されなくても
よい。カラーコートのための適切な顔料には、コート用途での使用のために一般
に公知である、不透明、透明および半透明の顔料が挙げられる。顔料が使用され
る場合、典型的には、顔料対バインダーの比が約0.03〜6.0:1であるよ
うな量で組成物中に存在する。
【0060】 前記の成分に加えて、本発明のコーティング組成物は、1つまたはそれ以上の
任意の成分(例えば、当該分野で周知の可塑化剤、抗酸化剤、光安定化剤、防カ
ビ剤および抗菌剤、界面活性剤ならびに流れ制御添加物または触媒)を含み得る
【0061】 本発明の硬化性コーティング組成物に存在する成分は、一般に有機溶媒中に溶
解または分散される。使用され得る有機溶媒には、例えば、アルコール、ケトン
、芳香族炭化水素、グリコールエーテル、エステルまたはそれらの混合物が挙げ
られ得る。
【0062】 溶媒ベースのコーティング組成物中には、典型的には組成物の全重量に基づい
て5〜80重量%の量で有機溶媒が存在する。
【0063】 ポリシロキサンポリオールは、一般的に、本発明の硬化性コーティング組成物
中に樹脂固体の全重量に基づいて5〜約95重量%、そして好ましくは約10〜
約70重量%の量で存在する。この硬化剤は、一般に、樹脂固体の全重量に基づ
いて5〜約95重量%、および好ましくは約10〜約90重量%の量で存在する
。任意のポリマーまたはオリゴマーが、樹脂固体の全重量に基づいて70重量%
までの量で、そして好ましくは約10〜約60重量%で存在し得る。
【0064】 本発明のコーティング組成物は、任意の従来の方法(例えば、ブラッシング、
ディッピング、フローコーティング、ロールコーティング、従来の噴霧法および
静電噴霧法)で、基板に塗布され得る。典型的には、噴霧法が最も頻繁に適用さ
れる。通常のスプレー技術および空気噴霧および静電噴霧のための装置、ならび
に手動または自動化方法のいずれかが使用され得る。
【0065】 この組成物は、広範な種々の下塗りしたおよび下塗りしていない基板(例えば
、木材、金属、ガラス、布、皮革、プラスチック、発泡体など)の上に、従来の
方法で塗布され得るが、自動車に関連する、下塗りされた金属基板の上が特に有
用である。
【0066】 硬化剤に依存して、コーティング組成物は周囲温度で硬化され得(すなわち、
ポリイソシアネート硬化剤)、または本組成物は熱的に硬化され得る(すなわち
、アミノプラスト硬化剤)。熱硬化は、典型的には、250°F〜450°F(
121℃〜232℃)で20〜60分間である。周囲温度での硬化は、典型的に
は、1日〜2週間である。
【0067】 本発明のコーティング組成物は、プライマーとして、およびカラー−透明複合
コーティングのカラーコートおよび/または透明コートとして特に有用である。
着色された形態での本発明の組成物は、カラーコートを形成するために基板に直
接塗布され得る。カラーコートは続くトップコートの塗布のためのプライマーの
形態であり得るか、または着色したトップコートであり得る。また、本発明のコ
ーティング組成物は、着色されないことも可能であり、これはカラーコート(プ
ライマーコートまたは着色したトップコートのいずれか)の上に塗布する透明コ
ートの形態である。プライマーコーティングとして使用される場合、0.4〜4
.0ミル(mil)の厚さが典型的である。カラートップコートとして使用され
る場合、約0.5〜4.0ミルのコート厚さが通常であり、透明コートとして使
用される場合、約1.5〜4.0ミルのコート厚さが一般に使用される。
【0068】 本発明のコーティング組成物を使用する複合コーティングの塗布において、初
めに塗布されたコーティングは、第2のコートの塗布の前に硬化され得る。また
、コーティングはウエットオンウエット(wet−on−wet)技術で塗布さ
れ得、この技術は、第2のコーティングが第1のコーティングに塗布され(通常
、室温あるいは溶媒または希釈剤を除去するためのわずかに上昇した温度でのフ
ラッシュ時間の後であるが、コーティングが硬化するには不十分な時間である)
、そして2つのコーティングが1つの工程で同時に硬化される。
【0069】 複合コーティングの中の1つのコーティングだけが、本発明のコーティング組
成物に基づいていることを必要とする。他のコーティング組成物は、当該分野で
周知の熱可塑性および/または熱硬化性フィルム形成樹脂(たとえば、セルロー
ス誘導体、アクリル類、ポリウレタン類、アルキド類を含むポリエステル、アミ
ノプラスト、エポキシ類およびそれらの混合物)を含むフィルム形成系に基づき
得る。これらのフィルム形成樹脂は、典型的には種々の他のコーティング成分(
例えば、顔料、溶媒および上記の任意の成分)で調製される。
【0070】 以下の実施例は、本発明を例示するが、それらの範囲を限定するものとして解
釈されるべきではない。他に特に指示がない限り、全てのパーセントおよび量は
、重量によるものである。
【0071】 (実施例) 実施例1から5は、本発明で有用な種々のポリシロキサンポリオールの調製を
記載する。実施例6および比較例7は、それぞれ、実施例1のポリシロキサンポ
リオールを含むクリアコート組成物の調製と、ポリシロキサンポリオールを含ま
ずにポリエステルポリオールのみを含む比較のコーティングを記載する。以下の
表1は、コーティング特性(例えば、ポリシロキサンポリオールの使用に由来す
るタック時間(tack−time)、ポットライフおよび溶媒耐性)における
利点を示す。実施例8および比較例9は、それぞれ、実施例1のポリシロキサン
ポリオールを含むクリアコート組成物の調製(これは、添加剤レベル、すなわち
、全樹脂固体に基づいて10%未満で組成物に使用される)と、ポリシロキサン
ポリオールを含まない比較のクリアコート組成物を記載する。以下の表2は、添
加剤レベルでのポリシロキサンポリオールの使用に由来するクリアコート組成物
の傷耐性(mar resistance)における利点を示す。実施例10は
、実施例2(組成物10B、10Cおよび10D)のポリシロキサンポリオール
を含むクリアコート組成物の調製、ならびに比較の組成物10A(これは、ポリ
シロキサンポリオールを含まない)を記載する。それぞれの組成物は、アミノプ
ラスト硬化剤を含み、熱で硬化される。以下の表3は、ポリシロキサン組成物の
使用に由来するクリアコート組成物の傷耐性における利点を示す。実施例11は
、実施例5のポリシロキサンポリオールおよびアミノプラスト硬化剤を含むクリ
アコート組成物の調製を記載する。コーティングは、画像の明瞭さ(DOI)、
光沢、傷耐性および酸エッチング耐性について評価した。この結果を以下の表4
に報告する。比較のために、アクリルポリオールアミノプラスト硬化およびエポ
キシ−酸硬化に基づく市販のクリアコート組成物もまた報告する。
【0072】 (比較例1) 本比較例はジシロキサンテトロールである、テトラメチル−ジシロキサンのア
ルケニルポリオキシアルキレンアルコールでの脱水生成物の調製を記載する。こ
のジシロキサンテトロールは以下の成分の混合物から調製した:
【0073】
【表1】
【0074】 窒素ブランケットを維持するための手段を備える適切な反応容器に、チャージ
Iおよび全モノマー固体の20〜25ppmに等価な炭酸水素ナトリウムの量を
周囲条件で添加し、そして温度を窒素ブランケット下で75℃まで徐々に増加し
た。この温度では、約5.0%のチャージIIを攪拌下で添加し、続いてチャー
ジIII(全モノマー固体に基づいて10ppmに等価な活性白金)を添加した
。次いで、この反応を95℃まで発熱させ、この時点で温度が95℃を超えない
ような速度でチャージIIの残りを添加した。この添加が完了した後、反応温度
を95℃に維持し、そして水素化ケイ素吸収帯(Si−H,2150cm-1)の
消失について赤外分光法によりモニターした。
【0075】 (比較例2) 本比較例はポリシロキサンテトロールである、ほぼ3〜4の重合度、すなわち
、(Si−O)3〜(Si−O)4を有するMASILWAXBASEシロキサン
のヒドロシリル化の生成物の調製を記載する。このシロキサンテトロールは以下
の材料の混合物から調製した:
【0076】
【表2】
【0077】1 ポリシロキサン含有水素化ケイ素はPPG Industries,Inc.
から市販されている。
【0078】 窒素ブランケットを維持するための手段を備える適切な反応容器に、チャージ
Iおよび全モノマー固体の20〜25ppmに等価な炭酸水素ナトリウムの量を
周囲条件で添加し、そして温度を窒素ブランケット下で75℃まで徐々に増加し
た。この温度で、約5.0%のチャージIIを攪拌下で添加し、続いてチャージ
III(全モノマー固体に基づいて10ppmに等価な活性白金)を添加した。
次いで、この反応を95℃まで発熱させ、この時点で温度が95℃を超えないよ
うな速度でチャージIIの残りを添加した。この添加が完了した後、反応温度を
95℃に維持し、そして水素化ケイ素吸収帯(Si−H,2150cm-1)の消
失について赤外分光法によりモニターした。
【0079】 (比較例3) 本比較例はスチレン化ポリシロキサンポリオールである、約34の重合度を有
するポリシロキサン、すなわち、(Si−O)34のヒドロシリル化の生成物の調
製を記載する。このポリシロキサンポリオールは以下の材料の混合物から調製し
た:
【0080】
【表3】
【0081】1 水素化ケイ素を含むポリシロキサン(Si−O)34
【0082】 窒素ブランケットを維持するための手段を備える適切な反応容器に、チャージ
Iを周囲条件で添加し、続いて135マイクロリットルの7.5%塩化白金酸溶
液(全モノマー固体に基づいて10ppmに等価な活性白金)を添加した。窒素
ブランケット下で、温度を80℃まで徐々に増加させた。次いで、この反応を1
51℃まで発熱させ、次いでその後、80℃まで冷却し、この時点でチャージI
Iを70ppmの酢酸カリウムと共に添加した。反応系を再び約150℃に発熱
させ、この後に95℃まで冷却して維持しつつ、水素化ケイ素吸収帯(Si−H
,2150cm-1)の消失について赤外分光法によりモニターした。
【0083】 (実施例4) 本実施例はポリシロキサンポリオールである、約40の重合度を有するSi−
H官能性ポリシロキサン、すなわち、(Si−O)40のヒドロシリル化の生成物
の調製を記載する。このポリシロキサンポリオールは以下の材料の混合物から調
製した:
【0084】
【表4】
【0085】1 ヨウ素価に基づく当量重量。この物質は244.5g/mol OHのヒドロ
キシル分析に基づく当量重量を有した。2 二塩化水銀測定に基づく当量重量。
【0086】 窒素ブランケットを維持するための手段を備える適切な反応容器に、チャージ
Iおよび全モノマー固体の50ppmに等価な酢酸カリウムの量を周囲条件で添
加し、そして温度を窒素ブランケット下で80℃まで徐々に増加した。この温度
で、約10%のチャージIIを攪拌下で添加し、続いてチャージIII、全モノ
マー固体に基づいて2.5ppmに等価な活性白金を添加した。次いで、この反
応を85℃まで発熱させ、この時点で温度が85.5℃を超えないような速度で
チャージIIの残りを添加した。この添加が完了した後、全モノマー固体に基づ
いて2.5ppmの活性白金に等価な塩化白金酸の第2のチャージを添加し、そ
して少しのさらなる発熱を観察した。反応温度を80℃に8時間の間維持し、そ
してSi−Hの存在について硝酸銀試験によりモニターした。
【0087】 (実施例5) 本実施例はポリシロキサンポリオールである、約55の重合度を有するSi−
H官能性ポリシロキサン:(Si−O)55のヒドロシリル化の生成物の、α−メ
チルスチレン、トリメチロールプロパンモノアリルエーテル、および4モルのア
リルアルコールのエトキシレートを用いての調製を記載する。このポリシロキサ
ンポリオールは以下の材料の混合物から調製した:
【0088】
【表5】
【0089】1 ヨウ素価に基づく当量。この物質は229.5mg/molのヒドロキシル価
による当量を有し、これはいくらかのエチレングリコールの存在を示した。
【0090】 窒素ブランケットを維持するための手段を備える適切な反応容器に、チャージ
Iを窒素ブランケット下で30℃まで加熱した。発熱により温度は約50℃まで
上昇し、この時点でさらなる緩和な加熱により約140℃までの発熱を誘導した
。85℃まで冷却した後、全固体に基づいて50ppmに等価な量の酢酸カリウ
ムをチャ−ジIIに添加し、次いで、チャージIIを攪拌下で添加した。添加速
度は反応温度が93℃と96℃との間を維持するように設定した。添加を進める
と、この反応系は冷却しはじめ、そして全モノマー量に基づいて1.0ppmの
白金に等価な塩化白金酸のさらなるチャージを添加した。この反応系は97℃ま
での二次発熱を示し、この時点でチャージIIの残りを添加した。反応温度を8
5℃に2時間の間維持し、そしてSi−Hの消失について硝酸銀試験によりモニ
ターした。
【0091】 (実施例6) 本実施例は、実施例1のポリシロキサンポリオールを含む2成分クリアコート
組成物の調製を記載する。このクリアコート組成物は周囲条件下で硬化可能であ
り、そして自動車表面再仕上げ塗布に適切である。成分1(これはポリシロキサ
ンポリオールを含有する)および成分2(これはイソシアネート硬化剤を含有す
る)の材料を、スプレー塗布の直前に緩やかな攪拌により共ブレンド(co−b
lended)した。
【0092】
【表6】
【0093】1 11.5/33.7/20.5/34.2の重量比で実施例1のポリシロキサ
ンポリオール、トリメチロールプロパン、イソステアリン酸、1,4−シクロヘ
キシルジカルボン酸からなったシリコン化ポリエステルポリオール。2 Angus ChemicalからZOLDINE RD−20LCとして市
販されているオキサゾリジン。3 BYK Chemie USAからBYK−331として市販されているポリ
シロキサン。4 Ciba−Geigy Corp.からTINUVIN384として市販され
ている。5 Ciba−Geigy Corp.からTINUVIN123として市販され
ている立体障害3級アミン光安定化剤。6 EXXON Chemical Co.からEXXATE600として市販さ
れている。7 Eastman Chemical Co.からEKTASOLVE EBと
して市販されている。8 Eastman Chemical Co.からEKTASOLVE EEP
として市販されている。9 Air Products and Chemicals, Inc.からM
ETACURE T−12として市販されている。10 PPG Industries, Inc.からDCX−61として入手可 能である、ヘキサメチレンジイソシアネートトリマーとイソホロンジイソシアネ
ートのイソシアヌレートとのブレンド。11 PPG Industries, Inc.からDX−84として市販され る2,4−ペンタンジオンの2%活性溶液。
【0094】 (比較例7) 実施例6との比較の目的で、この比較例は、ポリシロキサンポリオールを有さ
ないポリエステルポリオールを含む二成分クリアコート組成物の調製について記
載する。成分1および成分2の成分(イソシアネート硬化剤を含む)を、噴霧塗
布の直前に穏やかな攪拌下にて共ブレンドした。
【0095】
【表7】
【0096】1 トリメチロールプロパン、イソステアリン酸および1,4−シクロヘキシルジ
カルボン酸の縮合物(37.2/38.5/24.3重量比);メチルアミルケ
トン中にて90%の固体。
【0097】 アクリル性下塗り(PPG Industries,Inc.からDELTR
ON(登録商標)Universal Basecoatとして市販される)を
、従来の噴霧装置を使用して下塗りしたパネル(APR24711試験パネル、
ACT Laboratoriesより市販、32ゲージの下塗りした冷間圧延
鋼)に噴霧塗布し、そして周囲条件で20分間フラッシュした。次いで、実施例
6および比較例7のクリアコート組成物を、従来の噴霧装置を使用してベースコ
ートに噴霧塗布した。次いで、このクリアコート試験パネルを、試験前の1週間
、周囲条件で硬化した。
【0098】 二成分クリアコートのポットライフを評価するために、この二成分を共ブレン
ドし、そして再び一時間後に共ブレンドした直後に、60回転/分にて、#3ス
ピンドルを使用して、センチストークス/秒(cps)で報告されるブルックフ
ィールド粘度を、測定した。タックタイム(すなわち、試験パネルへの初期の噴
霧塗布から、塗布したコーティングがもはや手触りで粘着性(sticky o
r tacky)がなくなる時間までの時間である)を、実施例6および比較例
7のクリアコート組成物の各々について測定した。Pacific Scien
tificからのGlossgard IIa 光沢計を使用して周囲温度にお
ける1週間の硬化後に、20°光沢を測定した。周囲での硬化の1週間の硬化後
、コートしたパネルを93オクタンガソリン中に3分間浸漬し、そしてフィルム
の軟化についてコーティングを評点付けし、そして傷つけることによって、ガソ
リン耐性を測定した。上記試験の結果を以下の表1に報告する。
【0099】
【表8】
【0100】 (実施例8) この実施例は、添加剤レベルにて実施例1のポリシロキサンポリオールを含む
二成分クリアコート組成物の調製について記載する。このクリアコート組成物は
、周囲条件において硬化可能であり、そして自動車の表面再仕上げの塗布におい
て適切である。ポリシロキサンポリオールを含む成分1およびイソシアネート硬
化剤を含む成分2の構成要素を、噴霧塗布の直前に穏やかな攪拌下で共ブレンド
した。
【0101】
【表9】
【0102】1 BYK Chemie USAからBYK 300として市販されるポリエー
テル修飾ジメチルポリシロキサンコポリマー。2 ジブチルスズジラウレート。3 Ciba−Geigy Corp.からTINUVIN328として市販され
る2−(2'−ヒドロキシ−3',5'−ジtert−アミルフェニル)ベンゾト リアゾール。4 Ciba−Geigy Corp.からTINUVIN123として市販され
る立体障害性三級アミン光安定剤。5 Arco Chemical Co.からARCOSOLV PM ACET
ATEとして市販されるプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート。 6 Rhone Poulenc, Inc.からHDT−LVとして市販される
ヘキサメチレンジイソシアナートトリマー。7 キシレン中でスチレン、ヒドロキシプロピルアクリレート、イソステアリン酸
、グリシジルメタクリレートおよびメチルメタクリレート(32.4/23.3
/22.4/11.2/10.7重量比)から形成した。8 Ashland Chemical.からの低沸点脂肪族溶媒のブレンド。9 Ashland Chemical.からの中沸点脂肪族溶媒のブレンド。
【0103】 (比較例9) 実施例8との比較の目的で、この比較例は、添加剤レベルにおいてポリシロキ
サンポリオールを含まない二成分クリアコート組成物の調製について記載する。
成分1および成分2の成分(これはイソシアネート硬化剤を含む)を、噴霧塗布
の直前に穏やかな攪拌下で共ブレンドした。
【0104】
【表10】
【0105】 APR24711試験パネルを、PPG Industries,Inc.か
らDELTRON DBU 9700として市販の着色ベースコート、続けてベ
ースコートをスプレー塗布して周囲条件で20分間フラッシュ硬化することによ
り調製した。次いで、実施例8および比較例9のクリアコート組成物を、従来の
スプレー装置を使用してスプレー塗布し、そして試験前の1週間の間、周囲条件
で硬化させた。
【0106】 パネルを20度光沢、ペンシル硬度(pencil hardness)、接
着性、ガソリン耐性および傷耐性について試験した。20度光沢を実施例6のよ
うに測定した;ペンシル硬度をASTM D3363−92aに従って測定した
;接着性をASTM D3359に従って測定した;ガソリン耐性を実施例6の
ように決定した。傷耐性を、被覆の表面に適用される研磨剤粉末を横切って動か
すウールのフェルト布を用いて、被覆したパネルを傷つけることによって決定し
た。光沢測定は、傷ついた領域および傷ついていない領域において行い、傷耐性
は、最初の光沢を維持する割合として決定する。傷耐性に対する試験についての
基本的装置は、Atlas Electrical Devices Comp
anyから入手可能なAtlas AATCC Mar Tester Mod
el CM−5である。使用される研磨剤粉末は、市販のBon−Ami 商標
(Feldspar/Calcite)である。Bon−Amiクレンザーを被
覆したパネルの約半分に適用する。過剰のクレンザーを除去し、クレンザーの薄
いフィルムのみをパネル上に残した。傷テスター(mar tester)を使
用することにより、クレンザー被覆パネルをウール布で10回摩擦する(10ダ
ブル摩擦(10 double rubs))。傷つけ後、このパネルを水で洗
浄してクレンザーを除去し、次いでこのパネルをペーパークロスで乾かす。20
度光沢を、塗装した表面の傷ついた領域および傷ついていない領域の両方のいく
つかの位置で測定する。最大および最小光沢値を取り、そして傷耐性を以下のよ
うに決定する:
【0107】
【数1】
【0108】 より高いこの値は、より良好な傷耐性である。
【0109】 上記試験の結果を、以下の表2に報告する。
【0110】
【表11】
【0111】 (実施例10) 本実施例は、ポリシロキサンを含み、アミノプラスト硬化剤を用いて硬化させ
るクリアコート組成物の調製を記載する。組成物10B、10Cおよび10Dは
実施例2の種々のレベルのポリシロキサンポリオールを含み、そして比較クリア
コート組成物10Aはポリシロキサンポリオールを含まない。APR24711
試験パネルは、PPG Industries,Inc.からのHWB−S−9
517のような市販されている着色ベースコートを、従来のスプレー装置を使用
してスプレー塗布することにより、そして275°F(135℃)で25分間ベ
ースコートしたパネルを硬化することにより、調製した。各クリアコート組成物
の成分を塗布の前に完全に混合した。各組成物を、10ミルのドロー・バーを用
いて硬化したベースコート上にドローダウンし、そしてクリアコートしたパネル
を275°F(135℃)で25分間熱硬化した。
【0112】
【表12】
【0113】1 樹脂固体を基準にして591.6のヒドロキシル当量重量を有する、スチレン
/ラウリルメタクリレート/ヒドロキシエチルメタクリレート/2−エチルヘキ
シルメタクリレート/メチルアクリル酸/アクリル酸ブチル/α−メチルスチレ
ンダイマーポリマー(35:34.2:22:5.2:3.4:0.1:0.1
)、キシレン中の60%固体およびミネラルスピリット(95:5)。2 CYMEL 202としてCytec,Inc.から市販される。3 流れ制御試薬、キシレン中62%固体、分子量=6700。4 フェニル酸性リン酸(phenyl acid phosphate)。
【0114】 この硬化試験パネルを、光沢および傷耐性について実施例9に記載されるよう
に試験した。これらの試験の結果を以下の表3に報告する。
【0115】
【表13】
【0116】 (実施例11) 本実施例は、比較的高分子量のポリシロキサンポリオールを含有し、そしてア
ミノプラスト硬化剤を用いて硬化するクリアコート組成物の調製を記載する。下
塗りした冷間圧延鋼パネルを、DCT−6373としてPPG Industr
ies,Inc.から市販されている着色ベースコートを、従来のスプレー装置
を使用してスプレー塗布することにより、そして200°F(93℃)で10分
間ベースコートしたパネルをフラッシュ硬化することにより、調製した。各透明
な組成物の成分を塗布の前に完全に混合した。各組成物を、従来のスプレー装置
を用いてスプレー塗布し、15分間周囲温度でフラッシュした後、285°F(
141℃)で25分間ベーキングした。硬化したクリアコートをDistinc
tness of Image、20度光沢、傷耐性および酸腐食耐性について
測定した。市販のクリアコートもまた評価し、そしてその結果を以下の表4に報
告する。
【0117】 ポリシロキサンポリオールを含有するクリアコート処方物を、以下の成分とと
もに混合し、そしてメチルアミルケトンを用いてスプレー粘度(25秒、No.
4フォードカップ)まで薄めることにより調製した:
【0118】
【表14】
【0119】1 Exxon Chemical Co.から入手可能な芳香族溶媒のブレンド
【0120】
【表15】
【0121】1 Dorigon II DOI メーターを用いる画像の明確さ(Disti
nctness of Image)(DOI)。100、すなわち、鏡のよう
である。2 実施例6に記載のように測定した。3 実施例8に記載のように測定した。4 アクリル酸ポリオール−アミノプラスト硬化クリアコートは、PPG Ind
ustries,Inc.から入手可能である。5 エポキシ−酸硬化クリアコートは、PPG Industories,Inc
.から入手可能である。6 298部の脱イオン水と15部の0.2N硫酸との溶液を調製した。この酸溶
液を2×4インチパネル上に、それぞれ50マイクロリットルずつ、合計8つの
スポットでスポットした。次いで、このパネルを120°F(49℃)で20分
間オーブンに入れた。このパネルをオーブンから取り出し、そしてスポット/ベ
ーキング手順を2回より多い回数繰り返し、120°F(49℃)で合計60分
行った。3回目のサイクル後、このパネルを石鹸および水で洗浄し、そして乾燥
し、次いで標準試験パネルを基準に0〜10の尺度で酸腐食耐性について評価し
た(0=観測され得る腐食はない;10=激しい腐食)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U Z,VN,YU,ZW (72)発明者 ウォルターズ, デイビッド エヌ. アメリカ合衆国 ペンシルベニア 16057, スリッパリー ロック, メイプル ス トリート 278 (72)発明者 ドネリー, カレン ディー. アメリカ合衆国 ペンシルベニア 15101, アリソン パーク, アンダーソン ド ライブ 2837 (72)発明者 ウォルフ, アンドリュー アール. アメリカ合衆国 イリノイ 60046, レ イク ビラ, コベントリー コーブ レ ーン 57 Fターム(参考) 4J035 BA02 CA01U CA02U CA07M CA08M FB01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の式を有するポリシロキサンポリオール: 【化1】 ここで、nは0〜50であり;mは少なくとも1であり;m’は0〜50であり
    ;RはOH基およびケイ素原子に結合した1価の炭化水素基からなる群から選択
    され;R1はアルキレン、オキシアルキレンまたはアルキレンアリールであり; そしてXは混合した次の置換基である: (a)H、モノヒドロキシ置換されたアルキレンまたはオキシアルキレン、およ
    び (b)R2−(−CH2−OH)p(ここで、pは2または3である)、そして pが2でありかつR3がC1〜C4のアルキルである場合、R2は 【化2】 であり、または pが3である場合、R2は 【化3】 である。
  2. 【請求項2】 R1がC36アルキレンである、請求項1に記載のポリシロ キサンポリオール。
  3. 【請求項3】 mが2である、請求項1に記載のポリシロキサンポリオール
  4. 【請求項4】 pが2である、請求項3に記載のポリシロキサンポリオール
  5. 【請求項5】 以下の(a)と(b)との反応生成物であるポリシロキサン
    ポリオール: (a)以下の一般式で示されるケイ素水素化物を含むポリシロキサン: 【化4】 ここで、R基はOH基およびケイ素原子に結合した1価の炭化水素基からなる群
    から選択され;nは0〜50であり;mは少なくとも1であり;m’は0〜50
    であり;水素結合したケイ素原子と水素結合していないケイ素原子との比が、0
    .1:1〜10:1になるようにしている;および (b)アルケニルポリオキシアルキレンアルコールの混合物であり、少なくとも
    その一部が、少なくとも2つの末端の第1級ヒドロキシル基を有するアルケニル
    ポリオキシアルキレンアルコールである。
  6. 【請求項6】 前記ケイ素水素化物を含むポリシロキサンが、1,1,3,
    3−テトラメチルジシロキサンである、請求項5に記載のポリシロキサンポリオ
    ール。
  7. 【請求項7】 前記ケイ素水素化物を含むポリシロキサンが、3〜4の値の
    n+mおよびn+m’を有する、請求項5に記載のポリシロキサンポリオール。
  8. 【請求項8】 前記少なくとも2つの第1級ヒドロキシル基を有するアルケ
    ニルポリオキシアルキレンアルコールが、トリメチロールプロパンモノアリルエ
    ーテルである、請求項5に記載のポリシロキサンポリオール。
  9. 【請求項9】 前記少なくとも2つの第1級ヒドロキシル基を有するアルケ
    ニルポリオキシアルキレンアルコールが、ペンタエリトリトールモノアリルエー
    テルである、請求項5に記載のポリシロキサンポリオール。
  10. 【請求項10】 以下の一般式のケイ素水素化物を含むポリシロキサン: 【化5】 (ここで、Rで示される基の少なくとも1つはHであり;Rで示されるその他の
    基はOH基およびケイ素原子に結合した1価の炭化水素基からなる群から選択さ
    れ;nは0〜100であり;水素結合したケイ素原子と水素結合していないケイ
    素原子との比が、0.1:1〜10:1になるようにする);を以下の一般式の
    アルケニルポリオキシアルキレンアルコールの混合物を用いてヒドロシリル化す
    る工程を包含する、ポリシロキサンポリオールを調製する方法: R1−O−X (ここで、該アルコールの1つの部分ではR1はアリルでありかつ部分XはH、 モノヒドロキシ置換されたアルキレンまたはオキシアルキレンであり、該アルコ
    ールの別の部分ではR1はアリルでありかつ部分XはR2−(−CH2−OH)p
    ここで、pは2または3である)であり、そして pが2でありかつR3がC1〜C4アルキルである場合、R2は 【化6】 であり、または pが3である場合、R2は 【化7】 である)。
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