JPH1017670A - ヒドロキシル基含有シロキサン化合物の精製方法 - Google Patents

ヒドロキシル基含有シロキサン化合物の精製方法

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JPH1017670A
JPH1017670A JP19152996A JP19152996A JPH1017670A JP H1017670 A JPH1017670 A JP H1017670A JP 19152996 A JP19152996 A JP 19152996A JP 19152996 A JP19152996 A JP 19152996A JP H1017670 A JPH1017670 A JP H1017670A
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JP
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unsaturated alcohol
siloxane compound
reaction
reaction solution
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JP19152996A
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Inventor
Yuichi Yamamoto
祐一 山元
Kyoichi Ayama
亨一 阿山
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JNC Corp
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Chisso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透明性が良く、純度の高いヒドロキシル基含
有シロキサン化合物を効率良く得ることのできる精製方
法を提供することである。 【解決手段】 ハイドロジェン変性シロキサン化合物と
不飽和アルコール化合物とを上記不飽和アルコール化合
物のヒドロキシル基を保護することなしにヒドロシリル
化反応を行ってヒドロキシル基含有シロキサン化合物を
合成した後、反応液中からヒドロキシル基含有シロキサ
ン化合物を精製する方法において、未反応の不飽和アル
コ−ルおよび着色性不純物を抽出除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒドロキシル基含
有シロキサン化合物の精製方法に関する。さらに詳しく
は、透明性が良く、純度の高いヒドロキシル基含有シロ
キサン化合物を効率良く得ることのできる精製方法に関
する。
【0002】
【背景技術】従来よりポリシロキサン化合物がもつ撥水
性、非粘着性、防汚性などのユニークな界面特性を合成
樹脂に付与する目的で、シリコーン樹脂、シリコーンオ
イル等のポリシロキサン化合物が種々の合成樹脂にブレ
ンドまたは化学的に結合されて用いられている。しか
し、シリコーン樹脂は多くの合成樹脂との相溶性に乏し
いため、単なるブレンドではブリード現象が起きる場合
がある。この場合には反応性官能基を備えたシロキサン
化合物を用いて改質が図られている。
【0003】ポリオールの反応性水酸基の反応により合
成される、例えばポリウレタンやポリエステルなどの高
分子化合物の改質シロキサンとしては、通常、片末端、
両末端または側鎖の部位に水酸基を一つまたは二つ以上
有するヒドロキシル基含有シロキサン化合物が用いられ
ている。これらのヒドロキシル基含有シロキサン化合物
は、一般に、片末端、両末端または側鎖の部位がハイド
ロジェン変性されたシロキサン化合物と不飽和アルコー
ル化合物とのヒドロシリル化反応で合成されるが、シロ
キサン化合物中のSi−H基と不飽和アルコール化合物
中の−OH基との間で、副反応である脱水素反応が生
じ、目的とするヒドロキシル基含有シロキサン化合物の
収率が極端に低下したり、また不純物として製品中に残
存する等の問題が発生する。
【0004】このため、従来では、ヒドロシリル化反応
を行う前に、不飽和アルコール化合物の水酸基を適当な
保護基、例えばトリメチルシリル基やアセチル基で保護
し、ヒドロシリル化反応後に、脱トリメチルシリル化や
脱アセチル化等により保護基を離脱させる方法が採用さ
れている(特開平4−88024号公報、特開昭59−
229524号公報、特開昭62−195389号公
報、特願昭62−23888号)。しかしながら、上記
方法では製造工程が長くなるという欠点があり、また保
護基の離脱の際に副反応が生じ、結果的に収率が向上し
ない場合がある(特開平4−88024号公報)。
【0005】この様な欠点を回避するために、不飽和ア
ルコール化合物の水酸基を保護せずにハイドロジェン変
性シロキサン化合物とヒドロシリル化してヒドロキシル
変性シロキサン化合物を合成する製法が精力的に研究さ
れている。例として、POLYMER,30,553
(1989)並びにPolym.J.,19,1091
(1987)において、不飽和アルコール化合物をハイ
ドロジェン変性シロキサン化合物に対して50〜150
倍モルの大過剰使用する製法が開示されており、特願平
07−325630号において、ジクロロジピリジン白
金(II)型触媒を使用する製法が開示されており、特願
平08−037833号において、白金のビニルシロキ
サン錯体を触媒として用いる製法が開示されている。
【0006】しかし、これらの方法においては、反応後
に、未反応の不飽和アルコール化合物が反応液中に過剰
に存在している。そのため、通常真空蒸留により過剰の
不飽和アルコール化合物の除去を行なわなければならな
い。不飽和アルコール化合物の沸点が低い場合には、真
空蒸留により比較的容易に過剰分の不飽和アルコールを
除去できるが、沸点が高い場合には、真空蒸留等では除
去が実に困難である。また、上記製法においては、ヒド
ロシリル化反応時および反応終了後に反応液から過剰の
不飽和アルコールを真空蒸留により除去する時に、着色
が生じることがあり、用途によっては使用できなくなる
ことがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
従来技術の問題を解決し、透明性が良く、純度の高いヒ
ドロキシル基含有シロキサン化合物を効率良く得ること
のできる精製方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決する為の手段】本願で特許請求される発明
は、以下の通りである。 (1)ハイドロジェン変性シロキサン化合物と不飽和ア
ルコール化合物とを上記不飽和アルコール化合物のヒド
ロキシル基を保護することなしにヒドロシリル化反応を
行ってヒドロキシル基含有シロキサン化合物を合成した
後、反応液中からヒドロキシル基含有シロキサン化合物
を精製する方法において、反応液にアルコ−ルおよび/
または水を添加し、未反応の不飽和アルコ−ルおよび着
色性不純物を抽出除去することを特徴とするヒドロキシ
ル基含有シロキサン化合物の精製方法。
【0009】(2)ハイドロジェン変性シロキサン化合
物と不飽和アルコール化合物とを上記不飽和アルコール
化合物のヒドロキシル基を保護することなしにヒドロシ
リル化反応を行ってヒドロキシル基含有シロキサン化合
物を合成した後、反応液中からヒドロキシル基含有シロ
キサン化合物を精製する方法において、反応液に親水性
樹脂および/または親アルコ−ル性樹脂を添加し、未反
応の不飽和アルコ−ルおよび着色性不純物を吸着除去す
ることを特徴とするヒドロキシル基含有シロキサン化合
物の精製方法。
【0010】(3)ハイドロジェン変性シロキサン化合
物と不飽和アルコール化合物とを上記不飽和アルコール
化合物のヒドロキシル基を保護することなしにヒドロシ
リル化反応を行ってヒドロキシル基含有シロキサン化合
物を合成した後、反応液中からヒドロキシル基含有シロ
キサン化合物を精製する方法において、反応液に吸着剤
を添加し、未反応の不飽和アルコ−ルおよび着色性不純
物を吸着除去することを特徴とするヒドロキシル基含有
シロキサン化合物の精製方法。
【0011】本発明に用いられるハイドロジェン変性シ
ロキサン化合物としては、下記一般式(I)
【0012】
【化1】
【0013】(ただし、式中のlおよびmは、l+mが
0〜1000の範囲であり、Aは水素、メチル基または
ブチル基である。)で表される化合物、具体的には、ペ
ンタメチルジシロキサン等が挙げられる。
【0014】本発明に用いられる不飽和アルコール化合
物としては、下記一般式(II)
【0015】
【化2】
【0016】(ただし、式中のrは0〜7の整数、pは
0〜10の整数、またqは0または1、R1は水素、メ
チル基またはエチル基、R2はヒドロキシル基またはヒ
ドロキシメチル基を意味する。)で表される化合物、具
体的にはアリルアルコ−ル、エチレングリコールモノビ
ニルエーテル、エチレングリコールモノアリルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノアリルエーテル、グリセ
リンモノアリルエーテル、トリメチロールエタンモノア
リルエーテル、トリメチロールプロパンモノアリルエー
テル、ポリエチレングリコールノモアリルエーテル、ポ
リエチレングリコールモノビニルエーテル等が挙げられ
る。
【0017】ハイドロジェン変性シロキサン化合物と不
飽和アルコール化合物とのヒドロシリル化反応において
は、不飽和アルコール化合物は、ハイドロジェン変性シ
ロキサン化合物が有するヒドロシリル基に対して不飽和
アルコール化合物を1.1倍モル以上に用いるのが好ま
しい。不飽和アルコール化合物の量が1.1倍モル未満
では不純物が生成されやすく、高収率および高純度のも
のが得難くなる。過剰の不飽和アルコールを使用しても
反応そのものに悪影響を及ぼすことはないが、必要以上
に使用する理由がない限りは、製造コストを鑑み、おお
むね1.2〜2倍モル程度でよい。
【0018】必要に応じて反応触媒を使用してもよく、
中でもジクロロジピリジン白金(II)や白金のビニルシ
ロキサン錯体等が反応効率を向上させるのに適してい
る。このような反応触媒は、ハイドロジェン変性シロキ
サン化合物に対して、10-7〜10-2倍モルの範囲の量
で用いるのが好ましく、10-6〜10-3倍モルがより好
ましい。
【0019】反応温度は、使用する不飽和アルコール化
合物によって異なるが、反応温度が高すぎる場合には、
副反応が生じる恐れがあるため、好ましくは20℃〜8
0℃で行うのが良い。ハイドロジェン変性シロキサン化
合物のヒドロシリル基濃度が高いと、発熱量が大きくな
り、反応温度は必然的に上昇するが、短時間であれば副
反応は生じることはない。しかしながら、ヒドロシリル
基濃度が高い場合には、より好ましくは反応温度を室温
で行うか、または60℃以上で行う場合には、ハイドロ
ジェン変性シロキサン化合物をフィードして反応させる
とよい。反応の完結は、赤外吸収によりヒドロシリル基
の吸収が認められなくなることで確認できる。
【0020】ヒドロキシル化反応終了後、反応液中から
未反応の不飽和アルコールおよび反応に起因して生じる
着色性不純物を除去し、ヒドロキシル基含有シロキサン
化合物のみを得るために、反応液の精製を行う。本発明
の精製方法においては、反応液にアルコ−ルおよび/ま
たは水(以下、アルコール等と言う。)を添加する方
法、親水性樹脂および/または親アルコ−ル性樹脂(以
下、親水性樹脂等と言う。)を添加する方法、吸着剤と
して活性炭やシリカゲル等を添加する方法のいずれかの
精製方法を用いる。
【0021】アルコール等を添加する方法は、反応液中
に所定量のアルコール等を添加し、攪拌することによ
り、反応液中から未反応の不飽和アルコ−ルおよび反応
に起因する着色性不純物をアルコール等へ抽出した後、
反応液を静置し、生成物であるヒドロキシル基含有シロ
キサン化合物の層とアルコール等の層とを分離し、アル
コール等を未反応の不飽和アルコ−ルと共に除去する方
法である。この時、使用するアルコール等の量は、除去
する不飽和アルコール化合物や生成物の分子量によって
ことなるが、生成物に対して10重量%〜500重量%
が好ましく、20重量%〜100重量%がより好まし
い。
【0022】アルコールの具体例としては、メチルアル
コール、エチルアルコールなどが挙げられる。水を使用
する場合には、水道水、蒸留水、脱イオン水、超純水等
が使用できるが、用途によっては、イオン性不純物が存
在すると不都合が生じる恐れがあるので、好ましくは、
蒸留水、脱イオン水、超純水を用いるのがよい。水単独
で精製を実施しても差し支えないが、ヒドロキシル基含
有シロキサン化合物層と水層との分離に時間がかかるこ
ともあり、好ましくは、水とアルコールの混合物を使用
するのがよい。この場合、水とアルコールの混合重量比
は、5:1〜1:10が好ましく、2:1〜1:5がよ
り好ましい。
【0023】親水性樹脂等を添加する方法は、反応液中
に所定量の親水性樹脂等を添加し、攪拌することにより
反応液中に存在する未反応の不飽和アルコ−ルおよび反
応に起因する着色性不純物を親水性樹脂等に吸着させた
後、反応液を加圧または減圧濾過して、未反応の不飽和
アルコ−ルおよび/または反応に起因する着色性不純物
を除去する方法である。この時、使用する親水性樹脂等
の量は、除去する不飽和アルコール化合物や生成物の分
子量によってことなるが、生成物に対して0.1重量%
〜20重量%が好ましく、0.5重量%〜10重量%が
より好ましい。親水性樹脂等の具体例としては、ポリビ
ニルアルコール、ポリエチレンオキサイド、シリカゲル
などが挙げられる。
【0024】吸着剤を添加する方法は、反応液中に所定
量の吸着剤を添加し、一晩攪拌することにより反応液中
に存在する未反応の不飽和アルコ−ルおよび反応に起因
する着色性不純物を吸着剤に吸着させた後、反応液を加
圧または減圧濾過して、未反応の不飽和アルコ−ルおよ
び/または反応に起因する着色性不純物を除去する方法
である。この方法は、真空蒸留によって、反応液から未
反応の不飽和アルコールを除去する際に発生する着色性
不純物を除去するのに効果的な方法であり、特に、高い
沸点を有する未反応の不飽和アルコールを除去する時に
発生しやすい着色性不純物と未反応の不飽和アルコール
とを除去するのに適した方法である。そのため、この方
法を実施する前に、真空蒸留によってあらかじめ反応液
から未反応の不飽和アルコールを除去しておき、十分に
除去できなかった未反応の不飽和アルコールや着色性不
純物を除去する方法として用いるのが効率的である。
【0025】この時、使用する吸着剤の量は、除去する
不飽和アルコール化合物や生成物の分子量によってこと
なるが、生成物に対して0.1重量%〜20重量%が好
ましく、0.5重量%〜10重量%がより好ましい。吸
着剤としては、活性炭やシリカゲル等の一般的に市販さ
れているのもので十分である。
【0026】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳しく説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例1 (メタノールを用いた精製)攪拌装置と冷却装置を取り
付けた3リットルの四つ口フラスコをN2置換し、片末
端Si−H変性ジメチルシロキサンオリゴマー(水素当
量8100、従って数平均分子量8100であるオリゴ
マー)1300g(0.16mol)、トリメチロール
プロパンモノアリルエーテル42.0g(0.24mo
l)、トルエン650gを仕込む。次に、該フラスコを
内温40℃に保ちながら、下記式(1)に示すビス[ジ
ビニルテトラメチルジシロキサン]白金(0)の3重量
%キシレン溶液60.5μl(5×10-5mol)を白
金触媒として添加した。
【0027】
【化3】
【0028】添加と同時に発熱が起こり、反応が進行し
ていることを確かめた後、内温40℃に保ちながら1時
間熟成を行ない、得られた反応液をIRスペクトルによ
り測定したところ、片末端Si−H変性ジメチルシロキ
サンオリゴマーのSi−Hに由来するピークは全く認め
られなかった。次に、反応液に、メタノール1000g
を添加し、1時間攪拌した後、40分間静置して、反応
液をメタノール層とシリコーン層とに分離した。この2
層に分離した反応液の内、メタノール層のみを除去し、
残ったシリコーン層を70℃、133Paに1時間保ち
ながら、低沸点成分を溜去し、さらに、メンブランフィ
ルターで濾過して、無色透明の液体1280gを得た。
得られた液体をガスクロマトグラフィ分析したところ、
不飽和アルコールに起因するピークは全く認められなか
った。液体は、ヒドロキシル基含有シロキサン化合物で
あり、その収率は96重量%であった。
【0029】実施例2 (メタノールを用いた精製)攪拌装置と冷却装置を取り
付けた3リットルの四つ口フラスコをN2置換し、片末
端Si−H変性ジメチルシロキサンオリゴマー(水素当
量8100、従って数平均分子量8100であるオリゴ
マー)1300g(0.16mol)、グリセリンモノ
アリルエーテル31.7g(0.24mol)を仕込
む。次に、該フラスコを内温40℃に保ちながら、前記
式(1)に示す白金触媒(3重量%キシレン溶液)6
0.5μlを添加した。添加と同時に発熱が起こり、反
応が進行していることを確かめた後、内温40℃に保ち
ながら1時間熟成を行ない、得られた反応液をIRスペ
クトルにより測定したところ、片末端Si−H変性ジメ
チルシロキサンオリゴマーのSi−Hに由来するピーク
は全く認められなかった。次に、反応液に、メタノール
500gを添加し、1時間攪拌した後、24時間静置し
て、反応液をメタノール層とシリコーン層とに分離し
た。この2層に分離した反応液の内、メタノール層のみ
を除去し、残ったシリコーン層を70℃、133Paに
1時間保ちながら、低沸点成分を溜去し、さらに、メン
ブランフィルターで濾過して、無色透明の液体1260
gを得た。得られた液体をガスクロマトグラフィ分析し
たところ、不飽和アルコールに起因するピークは全く認
められなかった。液体は、ヒドロキシル基含有シロキサ
ン化合物であり、その収率は96重量%であった。
【0030】実施例3 (水/メタノールを用いた精製)攪拌装置と冷却装置を
取り付けた1リットルの四つ口フラスコをN2置換し、
片末端Si−H変性ジメチルシロキサンオリゴマー(水
素当量1050、従って数平均分子量1050であるオ
リゴマー)500g(0.48mol)、エチレングリ
コールモノアリルエーテル72.9g(0.71mo
l)を仕込む。次に、該フラスコを内温40℃に保ちな
がら、前記式(1)に示す白金触媒(3重量%キシレン
溶液)17.9μlを添加した。添加と同時に発熱が起
こり、反応が進行していることを確かめた後、内温40
℃に保ちながら1時間熟成を行ない、得られた反応液を
IRスペクトルにより測定したところ、片末端Si−H
変性ジメチルシロキサンオリゴマーのSi−Hに由来す
るピークは全く認められなかった。次に、反応液に、水
/メタノール=1/1溶液を250gを添加し、1時間
攪拌した後、24時間静置して、反応液を水/メタノー
ル層とシリコーン層とに分離した。この2層に分離した
反応液の内、水/メタノール層のみを除去し、残ったシ
リコーン層を70℃、133Paに1時間保ちながら、
低沸点成分を溜去し、さらに、メンブランフィルターで
濾過して、無色透明の液体536gを得た。得られた液
体をガスクロマトグラフィ分析したところ、不飽和アル
コールに起因するピークは全く認められなかった。液体
は、ヒドロキシル基含有シロキサン化合物であり、その
収率は97重量%であった。
【0031】実施例4 (エタノールを用いた精製)攪拌装置と冷却装置を取り
付けた3リットルの四つ口フラスコをN2置換し、片末
端Si−H変性ジメチルシロキサンオリゴマー(水素当
量8100、従って数平均分子量8100であるオリゴ
マー)1300g(0.16mol)、エチレングリコ
ールモノアリルエーテル24.5g(0.24mol)
を仕込む。次に、該フラスコを内温40℃に保ちなが
ら、前記式(1)に示す白金触媒(3重量%キシレン溶
液)60.5μlを添加した。添加と同時に発熱が起こ
り、反応が進行していることを確かめた後、内温40℃
に保ちながら1時間熟成を行ない、得られた反応液をI
Rスペクトルにより測定したところ、片末端Si−H変
性ジメチルシロキサンオリゴマーのSi−Hに由来する
ピークは全く認められなかった。次に、反応液に、エタ
ノール500gを添加し、1時間攪拌した後、24時間
静置して、反応液をエタノール層とシリコーン層とに分
離した。この2層に分離した反応液の内、エタノール層
のみを除去し、残ったシリコーン層を70℃、133P
aに1時間保ちながら、低沸点成分を溜去し、さらに、
メンブランフィルターで濾過して、無色透明の液体12
50gを得た。得られた液体をガスクロマトグラフィ分
析したところ、不飽和アルコールに起因するピークは全
く認められなかった。液体は、ヒドロキシル基含有シロ
キサン化合物であり、その収率は95重量%であった。
【0032】実施例5 (ポリビニルアルコールを用いた精製)攪拌装置と冷却
装置を取り付けた100mlの四つ口フラスコをN2
換し、片末端Si−H変性ジメチルシロキサンオリゴマ
ー(水素当量1320、従って数平均分子量1320で
あるオリゴマー)50g(ヒドロシリル基として0.0
38モル相当)、ポリエチレングリコールモノアリルエ
ーテル(油脂製品株式会社;ユニオックスPKA−50
01;ビニル基当量=217)12.4g(0.057
モル)を仕込む。次に、該フラスコを内温40℃に保ち
ながら、前記式(1)に示す白金触媒(3重量%キシレ
ン溶液)2μlを添加した。添加と同時に発熱が起こ
り、反応が進行していることを確かめた後、内温40℃
に保ちながら1時間熟成を行ない、得られた反応液をI
Rスペクトルにより測定したところ、片末端Si−H変
性ジメチルシロキサンオリゴマーのSi−Hに由来する
ピークは全く認められなかった。次に、反応液を120
℃、133Paに2時間保ちながら、低沸点成分を溜去
し、さらに、メンブランフィルターで濾過して、反応液
中に過剰のポリエチレングリコールモノアリルエーテル
が油滴状に分散した不均一な黄色液体58.2gを得
た。得られた生成物に、ポリビニルアルコール(重合度
500、和光純薬製)1.2gを添加し、1時間攪拌し
た後、メンブランフィルターで減圧濾過して、微黄色透
明の液体57gを得た。得られた液体を観察したとこ
ろ、ポリエチレングリコールモノアリルエーテルに起因
する油滴が全く認められなかった。液体は、ヒドロキシ
ル基含有シロキサン化合物であり、その収率は98重量
%であった。
【0033】実施例6 (ポリエチレンオキサイドを用いた精製)攪拌装置と冷
却装置を取り付けた100mlの四つ口フラスコをN2
置換し、片末端Si−H変性ジメチルシロキサンオリゴ
マー(水素当量1320、従って数平均分子量1320
であるオリゴマー)50g(ヒドロシリル基として0.
038モル相当)、ポリエチレングリコールモノアリル
エーテル(油脂製品株式会社;ユニオックスPKA−5
001;ビニル基当量=217)12.4g(0.05
7モル)を仕込む。次に、該フラスコを内温40℃に保
ちながら、前記式(1)に示す白金触媒(3重量%キシ
レン溶液)2μlを添加した。添加と同時に発熱が起こ
り、反応が進行していることを確かめた後、内温40℃
に保ちながら1時間熟成を行ない、得られた反応液をI
Rスペクトルにより測定したところ、片末端Si−H変
性ジメチルシロキサンオリゴマーのSi−Hに由来する
ピークは全く認められなかった。次に、反応液を120
℃、133Paに2時間保ちながら、低沸点成分を溜去
し、さらに、メンブランフィルターで濾過して、反応液
中に過剰のポリエチレングリコールモノアリルエーテル
が油滴状に分散した不均一な黄色液体58.2gを得
た。得られた生成物に、ポリエチレンオキサイド(Mw
=5000000、ポリサイエンス製)1.2gを添加
し、1時間攪拌した後、メンブランフィルターで減圧濾
過して、微黄色透明の液体56gを得た。得られた液体
を観察したところ、ポリエチレングリコールモノアリル
エーテルに起因する油滴が全く認められなかった。液体
は、ヒドロキシル基含有シロキサン化合物であり、その
収率は97重量%であった。
【0034】実施例7 (シリカゲルを用いた精製)攪拌装置と冷却装置を取り
付けた100mlの四つ口フラスコをN2置換し、片末
端Si−H変性ジメチルシロキサンオリゴマー(水素当
量1320、従って数平均分子量1320であるオリゴ
マー)50g(ヒドロシリル基として0.038モル相
当)、ポリエチレングリコールモノアリルエーテル(油
脂製品株式会社;ユニオックスPKA−5001;ビニ
ル基当量=217)12.4g(0.057モル)を仕
込む。次に、該フラスコを内温40℃に保ちながら、前
記式(1)に示す白金触媒(3重量%キシレン溶液)2
μlを添加した。添加と同時に発熱が起こり、反応が進
行していることを確かめた後、内温40℃に保ちながら
1時間熟成を行ない、得られた反応液をIRスペクトル
により測定したところ、片末端Si−H変性ジメチルシ
ロキサンオリゴマーのSi−Hに由来するピークは全く
認められなかった。次に、反応液を120℃、133P
aに2時間保ちながら、低沸点成分を溜去し、さらに、
メンブランフィルターで濾過して、反応液中に過剰のポ
リエチレングリコールモノアリルエーテルが油滴状に分
散した不均一な黄色液体58.2gを得た。得られた生
成物に、シリカゲル(富士デビソン株式会社;BW3
8)を1.2g添加し、1時間攪拌した後、メンブラン
フィルターで減圧濾過して、微黄色透明の液体57gを
得た。得られた液体を観察したところ、ポリエチレング
リコールモノアリルエーテルに起因する油滴が全く認め
られなかった。液体は、ヒドロキシル基含有シロキサン
化合物であり、その収率は98重量%であった。
【0035】実施例8 (活性炭を用いた精製)攪拌装置と冷却装置を取り付け
た3リットルの四つ口フラスコをN2置換し、片末端S
i−H変性ジメチルシロキサンオリゴマー(水素当量8
100、従って数平均分子量8100であるオリゴマ
ー)2000g(ヒドロシリル基として0.247モル
相当)、エチレングリコールモノアリルエーテル50.
4g(0.494モル)を仕込む。次に、該フラスコを
内温40℃に保ちながら、前記式(1)に示す白金触媒
(3重量%キシレン溶液)92.8μl(1.2×10
-5mol)を添加した。添加と同時に発熱が起こり、反
応が進行していることを確かめた後、内温40℃に保ち
ながら1時間熟成を行ない、得られた反応液をIRスペ
クトルにより測定したところ、片末端Si−H変性ジメ
チルシロキサンオリゴマーのSi−Hに由来するピーク
は全く認められなかった。次に、反応液を100℃、1
33Paに2時間保ちながら、低沸点成分を溜去し、さ
らに、メンブランフィルターで濾過して、黄色液体19
50gを得た。得られた液体をガスクロマトグラフィ分
析したところ、エチレングリゴールモノアリルエーテル
が残存していることが認められたため、該液体に活性炭
(武田薬品工業株式会社;白鷺A)を20.3g添加し
て、一晩攪拌した後、メンブランフィルターで減圧濾過
して、無色透明の液体1930gを得た。得られた液体
をガスクロマトグラフィ分析したところ、エチレングリ
コールモノアリルエーテルに起因するピークは全く認め
られなかった。液体は、ヒドロキシル基含有シロキサン
化合物であり、その収率は95重量%であった。
【0036】比較例 (従来の精製)攪拌装置と冷却装置を取り付けた100
mlの四つ口フラスコをN2置換し、片末端Si−H変
性ジメチルシロキサンオリゴマー(水素当量1320、
従って数平均分子量1320であるオリゴマー)50g
(ヒドロシリル基として0.038モル相当)、グリセ
リンモノアリルエーテル7.52g(0.057モル)
を仕込む。次に、該フラスコを内温40℃に保ちなが
ら、前記式(1)に示す白金触媒(3重量%キシレン溶
液)2μlを添加した。添加と同時に発熱が起こり、反
応が進行していることを確かめた後、内温40℃に保ち
ながら1時間熟成を行ない、得られた反応液をIRスペ
クトルにより測定したところ、片末端Si−H変性ジメ
チルシロキサンオリゴマーのSi−Hに由来するピーク
は全く認められなかった。次に、反応液を150℃、1
33Paに2時間保ちながら、低沸点成分を溜去し、さ
らに、メンブランフィルターで濾過して、黄色不透明の
液体54.0gを得た。得られた液体をガスクロマトグ
ラフィ分析したところ、グリセリンモノアリルエーテル
に起因するピークが認められた。液体は、ヒドロキシル
基含有シロキサン化合物を主成分とするヒドロキシル基
含有シロキサン化合物とグリセリンモノアリルエーテル
との混合液であり、その収率は98重量%であった。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明の精製方法は、従
来の精製方法では十分に除去できなかった未反応の不飽
和アルコールおよび着色性不純物を、ガスクロマトグラ
フィ分析では検出できない程度まで除去することができ
る方法である。そして、これにより純度の高いヒドロキ
シル基含有シロキサン化合物が得られるようになった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハイドロジェン変性シロキサン化合物と不
    飽和アルコール化合物とを上記不飽和アルコール化合物
    のヒドロキシル基を保護することなしにヒドロシリル化
    反応を行ってヒドロキシル基含有シロキサン化合物を合
    成した後、反応液中からヒドロキシル基含有シロキサン
    化合物を精製する方法において、反応液にアルコ−ルお
    よび/または水を添加し、未反応の不飽和アルコ−ルお
    よび着色性不純物を抽出除去することを特徴とするヒド
    ロキシル基含有シロキサン化合物の精製方法。
  2. 【請求項2】ハイドロジェン変性シロキサン化合物と不
    飽和アルコール化合物とを上記不飽和アルコール化合物
    のヒドロキシル基を保護することなしにヒドロシリル化
    反応を行ってヒドロキシル基含有シロキサン化合物を合
    成した後、反応液中からヒドロキシル基含有シロキサン
    化合物を精製する方法において、反応液に親水性樹脂お
    よび/または親アルコ−ル性樹脂を添加し、未反応の不
    飽和アルコ−ルおよび着色性不純物を吸着除去すること
    を特徴とするヒドロキシル基含有シロキサン化合物の精
    製方法。
  3. 【請求項3】ハイドロジェン変性シロキサン化合物と不
    飽和アルコール化合物とを上記不飽和アルコール化合物
    のヒドロキシル基を保護することなしにヒドロシリル化
    反応を行ってヒドロキシル基含有シロキサン化合物を合
    成した後、反応液中からヒドロキシル基含有シロキサン
    化合物を精製する方法において、反応液に吸着剤を添加
    し、未反応の不飽和アルコ−ルおよび着色性不純物を吸
    着除去することを特徴とするヒドロキシル基含有シロキ
    サン化合物の精製方法。
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