JP2003183398A - ポリシロキサンポリオール - Google Patents

ポリシロキサンポリオール

Info

Publication number
JP2003183398A
JP2003183398A JP2003003513A JP2003003513A JP2003183398A JP 2003183398 A JP2003183398 A JP 2003183398A JP 2003003513 A JP2003003513 A JP 2003003513A JP 2003003513 A JP2003003513 A JP 2003003513A JP 2003183398 A JP2003183398 A JP 2003183398A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polysiloxane
polyol
acid
group
reaction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2003003513A
Other languages
English (en)
Inventor
Truman F Wilt
エフ. ウィルト トルーマン
David N Walters
エヌ. ウォルターズ デイビッド
Karen D Donnelly
ディー. ドネリー カレン
Andrew R Wolff
アール. ウォルフ アンドリュー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PPG Industries Ohio Inc
Original Assignee
PPG Industries Ohio Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PPG Industries Ohio Inc filed Critical PPG Industries Ohio Inc
Publication of JP2003183398A publication Critical patent/JP2003183398A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/04Polysiloxanes
    • C08G77/38Polysiloxanes modified by chemical after-treatment
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/28Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
    • C08G18/40High-molecular-weight compounds
    • C08G18/42Polycondensates having carboxylic or carbonic ester groups in the main chain
    • C08G18/4205Polycondensates having carboxylic or carbonic ester groups in the main chain containing cyclic groups
    • C08G18/423Polycondensates having carboxylic or carbonic ester groups in the main chain containing cyclic groups containing cycloaliphatic groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/28Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
    • C08G18/40High-molecular-weight compounds
    • C08G18/42Polycondensates having carboxylic or carbonic ester groups in the main chain
    • C08G18/46Polycondensates having carboxylic or carbonic ester groups in the main chain having heteroatoms other than oxygen
    • C08G18/4692Polycondensates having carboxylic or carbonic ester groups in the main chain having heteroatoms other than oxygen containing silicon
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/28Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
    • C08G18/40High-molecular-weight compounds
    • C08G18/61Polysiloxanes

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Silicon Polymers (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリシロキサンポリオールおよびそのような
ポリシロキサンポリオールを含む硬化可能なコーティン
グ組成物が開示される。周囲硬化および熱硬化コーティ
ング組成物の両方に構成成分として存在する場合、ポリ
シロキサンポリオールは、改良された接着、ポットライ
フ、タック時間、傷耐性、優れた外観、フィルム硬度お
よび腐食耐性を提供する。 【解決手段】 以下の式を有するポリシロキサンポリオ
ール 【化1】 およびケイ素水素化物を含むポリシロキサンをアルケニ
ルポリオキシアルキレンアルコールの混合物を用いてヒ
ドロシリル化する工程を包含する、ポリシロキサンポリ
オールを調製する方法。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【従来の技術】(発明の背景)ポリシロキサンポリオー
ルは、当該分野で周知である。日本国特許公報48−1
9941は、ポリシロキサンポリオールを記載してお
り、これは、水素化ポリシロキサンと脂肪族多価アルコ
ールまたはポリオキシアルキレンアルコールとの間の脱
水素反応により、そのアルコール性水酸基をこのポリシ
ロキサン骨格上に導入することによって得られる。しか
し実際は、工業的に有意な収量のこのようなポリシロキ
サンポリオールを得ることは困難である。なぜならば、
このような脱水素反応は容易にゲル化するからである。
この脱水素反応が直面する別の問題は、両方の反応体を
溶解し得る溶媒を得ることが困難であることである。ポ
リグリセロール等の強親水性アルコールは、アルコール
および水に非常に可溶性であるが、炭化水素溶媒に不溶
性である。しかし、ポリシロキサンは、一般的に、トル
エンまたはn−ヘキサン等の炭化水素溶媒にのみ可溶性
である。 【0002】Okazakiらに対する米国特許第4,
431,789号は、ポリシロキサンポリオールを開示
しており、これは、水素化ケイ素含有ポリシロキサンと
その分子中に脂肪族不飽和結合を有するポリグリセロー
ル化合物との間のデヒドロシリル化反応により得られ
る。このようなポリグリセロール化合物の例には、アリ
ルアルコールとグリシドールとの間の反応、またはジグ
リセリンとアリルグリシジルエーテルとの間の反応によ
って得られるものがある。この反応(いわゆるヒドロシ
リル化反応)は、ケイ素原子に直接結合した水素原子を
有する有機ケイ素化合物(すなわち水素化ポリシロキサ
ン)と、その分子中に脂肪族不飽和を有する有機化合物
との間の、触媒量の第VIII族貴金属の存在下で行わ
れる、付加反応である。このヒドロシリル化反応は、両
方の反応体を溶解し得るアルコール性溶媒の存在下で容
易に進行し得る。得られるポリシロキサンポリオール
は、非イオン性界面活性剤として有用である。各ポリグ
リセロール基が1つだけ末端の一級ヒドロキシルを提供
する場合、ポリシロキサンポリオールが硬化剤(例え
ば、イソシアネート、無水物およびアミノプラスト)と
架橋する能力は、幾分低下する。 【0003】米国特許第5,260,469号は、ブト
キシル化されたポリシロキサンポリオールを開示し、こ
れは化粧品に有用であるものとして開示される。 【0004】米国特許第5,395,955号は、カル
ビノール修飾オルガノポリシロキサンの調製のための方
法を開示し、この方法は、各分子および有機化合物中に
少なくとも1つのケイ素で結合した水素原子を有するオ
ルガノポリシロキサンの白金触媒反応を含み、上記有機
化合物には少なくとも1つの脂肪族的不飽和の炭化水素
基およびトリオルガノシリルでブロックしたカルビノー
ル基が含まれる。以後、上記反応生成物における脱シリ
ル化反応は、有機カルボン酸とアルコールとの基本的に
水のない混合物中でのカルビノール基の「脱保護」のた
めに実施される。これは、少なくとも1つのケイ素原子
由来のペンダント(pendant)を有するオルガノ
ポリシロキサンを提供し、カルビノール基は1つのペン
ダント基につき1つの一級ヒドロキシル基を提供する。 【0005】米国特許第4,460,940号は、とり
わけ、α,ω−ケイ素水素化物末端化ポリジメチルシロ
キサンとジヒドロキシ末端化モノアリルエーテル(例え
ば、トリメチロールプロパンモノアリルエーテル)との
ヒドロシリル化反応によって調製されるポリシロキサン
を開示する。好ましくは、ジヒドロキシ末端化アリルエ
ーテルは、ヒドロシリル化の前にヒドロキシブロッキン
グ剤(例えば、トリメチルクロロシラン)と反応する。
脱ブロッキング工程は、ヒドロキシル化反応に続いてヒ
ドロキシル基を脱保護し、このようにしてポリシロキサ
ンポリオールを生成する。 【0006】前述のように、参考文献は、ペンダントア
ルコール性ヒドロキシル基を、ポリシロキサンのヒドロ
シリル化を介してポリシロキサン骨格に導入して、ポリ
シロキサンポリオールを形成することを教示し、上記ポ
リシロキサンは、多価アルコールまたはポリオキシアル
キレンアルコールを有するケイ素水素化物を含有する。
しかし、各ペンダント基は、1つだけ末端の第1級ヒド
ロキシル基を、そして必要に応じて少なくとも1つの第
2級ヒドロキシル基を、または複数の第1級ヒドロキシ
ル基を提供する。しかし、参考文献には、アルケニルポ
リオキシアルキレンアルコールの混合物(これは、1つ
より多い末端の第1級ヒドロキシル基を有するいくつか
のペンダント基および1つだけ末端の第1級ヒドロキシ
ル基を有するいくつかのペンダント基を提供する)を有
するケイ素水素化物を含むポリシロキサンをヒドロシリ
ル化することは示されていない。 【0007】第1級ヒドロキシル基は、第2級ヒドロキ
シル基よりも硬化剤(例えば、ポリイソシアネート、無
水物機能材料、アミノプラストおよびブロックされたイ
ソシアネート)と、より容易に反応する。それゆえ、複
数の末端の第1級ヒドロキシル基を含むポリシロキサン
ポリオールは、向上した硬化速度および増加した架橋密
度を提供する。架橋密度は、1つだけ末端の第1級ヒド
ロキシル基を有するいくつかのペンダント基を含ませる
ことで制御できる。したがって、ペンダント基の部分
が、1つのペンダント基につき1つより多い末端の第1
級ヒドロキシル基を有し、1つの部分が1つだけ末端の
第1級ヒドロキシル基を有するポリシロキサンポリオー
ルを提供するのが望ましい。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、新規なポリ
シロキサンポリオールおよびそのようなポリシロキサン
ポリオールの調製のための方法に関する。本発明のポリ
シロキサンポリオールは、周囲の温度で硬化可能なコー
ティングおよび熱硬化コーティングの両方での使用に適
切であり、傷耐性(mar resistance)、
接着、高光沢のような、優れたコーティング性能特性を
提供する。 【0009】 【課題を解決するための手段】1つの局面において、本
発明は、以下の式を有するポリシロキサンポリオールに
関する: 【0010】 【化4】 ここで、nは0〜50であり;mは少なくとも1であ
り;m’は0〜50であり;RはOH基およびケイ素原
子に結合した1価の炭化水素基からなる群から選択さ
れ;Rはアルキレン、オキシアルキレンまたはアルキ
レンアリールであり;そしてXは混合した次の置換基で
ある: (a)H、モノヒドロキシ置換されたアルキレンまたは
オキシアルキレン、および(b)R−(−CH−O
H)(ここで、pは2または3である)、そしてpが
2である場合、R2は 【0011】 【化5】 (R3がC1〜C4のアルキルである)であり、またはp
が3である場合、R2は 【0012】 【化6】 である。 【0013】好ましい実施形態において、RがC
アルキレンであり得る。 【0014】別の好ましい実施形態において、mが2で
あり得る。 【0015】さらに好ましい実施形態において、pが2
であり得る。 【0016】別の局面において、本発明は、以下の
(a)と(b)との反応生成物であるポリシロキサンポ
リオールに関する: (a)以下の一般式で示されるケイ素水素化物を含むポ
リシロキサン: 【0017】 【化7】 ここで、R基はOH基およびケイ素原子に結合した1価
の炭化水素基からなる群から選択され;nは0〜50で
あり;mは少なくとも1であり;m’は0〜50であ
り;水素結合したケイ素原子と水素結合していないケイ
素原子との比が、0.1:1〜10:1になるようにし
ている;および (b)アルケニルポリオキシアルキレンアルコールの混
合物であり、少なくともその一部が、少なくとも2つの
末端の第1級ヒドロキシル基を有するアルケニルポリオ
キシアルキレンアルコールである。 【0018】好ましい実施形態において、上記ケイ素水
素化物を含むポリシロキサンが、1,1,3,3−テト
ラメチルジシロキサンであり得る。 【0019】別の好ましい実施形態において、上記ケイ
素水素化物を含むポリシロキサンが、3〜4の値のn+
mおよびn+m’を有し得る。 【0020】別の好ましい実施形態において、上記少な
くとも2つの第1級ヒドロキシル基を有するアルケニル
ポリオキシアルキレンアルコールが、トリメチロールプ
ロパンモノアリルエーテルであり得る。 【0021】別の好ましい実施形態において、上記少な
くとも2つの第1級ヒドロキシル基を有するアルケニル
ポリオキシアルキレンアルコールが、ペンタエリトリト
ールモノアリルエーテルであり得る。 【0022】さらに別の局面において、本発明は、ポリ
シロキサンポリオールを調製する方法に関し、この方法
は、以下の一般式のケイ素水素化物を含むポリシロキサ
ン: 【0023】 【化8】 (ここで、Rで示される基の少なくとも1つはHであ
り;Rで示されるその他の基はOH基およびケイ素原子
に結合した1価の炭化水素基からなる群から選択され;
nは0〜100であり;水素結合したケイ素原子と水素
結合していないケイ素原子との比が、0.1:1〜1
0:1になるようにする);を以下の一般式のアルケニ
ルポリオキシアルキレンアルコールの混合物を用いてヒ
ドロシリル化する工程を包含する: R−O−X (ここで、該アルコールの1つの部分ではRはアリル
でありかつ部分XはH、モノヒドロキシ置換されたアル
キレンまたはオキシアルキレンであり、該アルコールの
別の部分ではRはアリルでありかつ部分XはR
(−CH−OH) (ここで、pは2または3であ
る)であり、そしてpが2である場合、R2は 【0024】 【化9】 (R3がC1〜C4のアルキルである)であり、またはp
が3である場合、R2は 【0025】 【化10】 である)。 【0026】好ましい実施形態において、部分Xの少な
くとも一部は、R−(−CH−OH)であり得
る。 【0027】本発明のポリシロキサンポリオールは、以
下の一般式を有する: 【0028】 【化11】ここで、nは0〜50であり;mは少なくとも1であ
り;m’は0〜50であり;RはOH基およびケイ素原
子に結合した1価の炭化水素基からなる群から選択さ
れ;Rはアルキレン、オキシアルキレンまたはアルキ
レンアリールであり;そして部分XはH、モノヒドロキ
シ置換されたアルキレンまたはオキシアルキレン、ある
いは、R−(−CH−OH)(ここで、pは2ま
たは3である)であり、そしてpが2でありかつR
〜Cアルキルである場合、Rは 【0029】 【化12】 であり、またはpが3である場合、Rは 【0030】 【化13】 であり、そしてここで、部分Xの少なくとも一部は、R
−(−CH−OH)である。本発明の1つの好ま
しい実施態様では、RはCで、pは2である。 【0031】ポリシロキサンポリオールの調製は、以下
の一般式のケイ素水素化物を含むポリシロキサン: 【0032】 【化14】 (ここで、Rで示される基の少なくとも1つはHであ
り;Rで示されるその他の基はOH基およびケイ素原子
に結合した1価の炭化水素基からなる群から選択され;
nは0〜100であり;水素結合したケイ素原子と水素
結合していないケイ素原子との比が、約0.1:1〜1
0:1になるようにする);を以下の一般式のアルケニ
ルポリオキシアルキレンアルコールを用いてデヒドロシ
リル化してポリシロキサンポリオールを生成する工程を
含む: (V) R−O−X (ここで、Rはアリルであり、XはH、モノヒドロキ
シ置換されたアルキレンまたはオキシアルキレン、ある
いはR−(−CH−OH)(ここで、pは2また
は3である)であり、そしてpが2でありかつRがC
〜Cアルキルである場合、Rは 【0033】 【化15】 であり、またはpが3である場合、Rは 【0034】 【化16】 であり、そしてここで、Xの少なくとも一部は、R
(−CH−OH)である)。本発明の好ましい実施
態様では、RはCであり、pは2である。 【0035】別の局面において、本発明は、以下の
(a)と(b)との反応生成物であるポリシロキサンポ
リオールに関する: (a)以下の一般式で示されるケイ素水素化物を含むポ
リシロキサン: 【0036】 【化17】 ここで、R基はOH基およびケイ素原子に結合した1価
の炭化水素基からなる群から選択され;nは0〜50で
あり;mは少なくとも1であり;m’は0〜50であ
り;水素結合したケイ素原子と水素結合していないケイ
素原子との比が、0.1:1〜10:1になるようにし
ている;および(b)少なくとも2つの第1級ヒドロキ
シル基を有するアルケニルポリオキシアルキレンアルコ
ール、またはアルケニルポリオキシアルキレンアルコー
ルの混合物であり、少なくともその一部が、少なくとも
2つの末端の第1級ヒドロキシル基を有するアルケニル
ポリオキシアルキレンアルコールである、混合物。 【0037】好ましい実施形態において、上記アルケニ
ルポリオキシアルキレンアルコールは、ポリアルコキシ
ル化アリルアルコールとトリメチロールプロパンモノア
リルエーテルの混合物であり得る。 【0038】式(II)および式(III)は、図式で
あり、そしてこれは、ブロックは所望の位置で使用され
得るが、括弧をした部分は必ずブロックであることを意
味するという意図はない。多くの場合、この化合物は多
少なりともランダムであり、特に2、3個より多くのシ
ロキサン単位が使用される場合、および混合物が使用さ
れる場合がそうである。2、3個より多くのシロキサン
単位が使用され、ブロックを形成するのが望ましい例に
おいて、オリゴマーが最初に形成され、次いで、これら
は結合してブロック化合物を形成する。反応物の賢明な
選択によって、交互の構造または交互の構造のブロック
を有する化合物が使用され得る。 【0039】 【発明の実施の形態】本発明のポリシロキサンポリオー
ルは一般式(II)または(III)を有し、ここで、
mは少なくとも1であり;m’は0〜50であり;Rは
OH基およびケイ素原子に結合した1価の炭化水素基か
らなる群から選択され;Rはアルキレン、オキシアル
キレンまたはアルキレンアリールであり;nは0〜5
0、好ましくは0〜35、より好ましくは2〜15であ
り;そしてXはH、モノヒドロキシ置換されたアルキレ
ンまたはオキシアルキレン、あるいは、R−(−CH
−OH)(ここで、pは2または3である)であ
り、そしてpが2でありかつRがC〜Cアルキル
である場合、Rは 【0040】 【化18】 であり、またはpが3である場合、Rは 【0041】 【化19】 であり、そしてここで、Xの少なくとも一部は、R
(−CH−OH)である。 【0042】一価の炭化水素基とは、基本的に炭素およ
び水素を含有する有機基を意味する。この炭化水素基
は、脂肪族、芳香族、環式または非環式であり得、1〜
24個(芳香族の場合は3〜24個)の炭素原子を含み
得る。必要に応じて、この炭化水素基は、ヘテロ原子、
典型的には酸素原子で置換され得る。このような一価の
炭化水素基の例には、アルキル、アルコキシ、アリー
ル、アルカリール(alkaryl)またはアルコキシ
アリール基がある。 【0043】アルキレンとは、C〜C25の炭素鎖長
を有する非環式または環式アルキレン基を意味する。適
切なアルキレン基の例には、プロペン、ブテン、ペンテ
ン、1−デセン、イソプレン、ミルセン(myrcen
e)、および1−ヘンエイコセンに由来するものがあ
る。オキシアルキレンとは、少なくとも1つのエーテル
酸素原子を含有しかつC〜C25(好ましくはC
)の炭素鎖長を有するアルキレン基を意味する。適
切なオキシアルキレン基の例には、トリメチロールプロ
パンモノアリルエーテル、ペンタエリスリトールモノア
リルエーテル、トリメチロールプロパンジアリルエーテ
ル、ポリエトキシル化アリルアルコールおよびポリプロ
ポキシル化アリルアルコールに関連したものがある。ア
ルキレンアリールとは、少なくとも1つのアリール基
(好ましくはフェニル)を含有しかつC〜C25のア
ルキレン炭素鎖長を有する非環式アルキレン基を意味す
る。このアリール基は必要に応じて置換され得る。適切
な置換基には、ヒドロキシル、ベンジル、カルボン酸お
よび脂肪族基が挙げられ得る。適切なアルキレンアリー
ル基の例には、スチレンおよび3−イソプロペニル−
α,α−ジメチルベンジルイソシアネートが挙げられ
る。 【0044】好ましくは、構造(II)および(II
I)のポリシロキサンポリオールのm:nの比および
m’:nの比は、少なくとも0.1:1で、好ましく
は、0.1:1〜10:1である。0.1:1より小さ
い比は好ましくなく、なぜならこれらの材料は、典型的
には有機材料(すなわち、樹脂および溶媒)とは適合し
ないからである。 【0045】本発明のポリシロキサンポリオールを調製
する方法は、式(IV)のケイ素水素化物を含むポリシ
ロキサン(ここでRは、式(IV)について上記のとお
りであり;水素結合したケイ素原子と水素結合していな
いケイ素原子との比は、少なくとも0.1:1で、好ま
しくは0.1:1〜10:1である)を;少なくとも2
つの末端の第1級ヒドロキシル基を有するアルケニルポ
リオキシアルキレンアルコール、またはアルケニルポリ
オキシアルキレンアルコールの混合物(その少なくとも
一部は、少なくとも2つの末端の第1級ヒドロキシル基
を有するアルケニルポリオキシアルキレンアルコールで
あり、かつ、ケイ素水素化物を含む上記ポリシロキサン
をヒドロシリル化することが可能である)を用いてヒド
ロシリル化して、ポリシロキサンポリオールを生じる工
程を含む。好ましくは、nは約0〜100であり、より
好ましくは約0〜35であり、そしてさらにより好まし
くは2〜15である。 【0046】好ましい実施態様では、ケイ素水素化物を
含むポリシロキサンは、以下の一般式を有する: 【0047】 【化20】 ここで、R基はOH基およびケイ素原子に結合した1価
の炭化水素基からなる群から選択され;nは0〜50で
あり;mは少なくとも1であり;そしてm’は0〜50
であり、水素結合したケイ素原子と水素結合していない
ケイ素原子との比が、約0.1:1〜10:1になるよ
うにしている。 【0048】ケイ素水素化物を含むポリシロキサンの例
には、1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン、n
が3〜4であるケイ素水素化物を含むポリシロキサン
(PPG Industries,Inc.よりMAS
ILWAXTMBASEとして市販されている)および
nが34〜40であるケイ素水素化物を含むポリシロキ
サンがある。本発明の1つの好ましい実施態様では、ケ
イ素水素化物を含むポリシロキサンは、1,1,3,3
−テトラメチルジシロキサンである。 【0049】ケイ素水素化物を含むポリシロキサンは、
2または3個の末端の第1級ヒドロキシル基を含有する
アルケニルポリオキシアルキレンアルコールまたはアル
ケニルポリオキシアルキレンアルコールの混合物(この
少なくとも一部分は、少なくとも2つの末端の第1級ヒ
ドロキシル基を有するアルケニルポリオキシアルキレン
アルコールである)を用いてヒドロシリル化されること
が好ましい。適切なアルケニルポリオキシアルキレンア
ルコールの例には、アリル性ポリオキシアルキレンアル
コールがあり、トリメチロールプロパンモノアリルエー
テルおよびペンタエリトリトールモノアリルエーテルを
含む。本発明の最も好ましい実施態様では、少なくとも
2つの末端の第1級ヒドロキシル基を有するアルケニル
ポリオキシアルキレンアルコールは、トリメチロールプ
ロパンモノアリルエーテルである。 【0050】典型的には、ポリシロキサンポリオールの
調製は、以下の態様で実施される。アルケニルポリオキ
シアルキレンアルコールまたはその混合物が、周囲温度
で、窒素ブランケットを維持するための手段を備えた反
応容器に加えられる。重炭酸ナトリウムまたは金属酢酸
塩を、約25〜75ppmで同時に添加し、起こりうる
所望でない副反応(例えば、プロペニルエーテル部分を
介したアセタール縮合に関連した反応)を防止する。窒
素ブランケット下で温度が約75℃から約80℃まで上
昇し、この時、ケイ素水素化物を含む約5%のポリシロ
キサンを撹拌下で添加する。次いで、遷移金属(例え
ば、ニッケル、ニッケル塩、イリジウム塩)、そしてよ
り好ましくはVIII族の貴金属(例えば、塩化白金
酸)のような触媒を添加し、この反応は95℃まで発熱
し得る。ケイ素水素化物を含むポリシロキサンの残部の
添加が完了し、この間反応温度が80〜85℃に維持さ
れる。この反応は、ケイ素水素化物の吸収バンド(Si
−H:2150cm−1)の消滅について、赤外分光計
でモニターされる。 【0051】本発明のポリシロキサンポリオール(これ
は、少なくともペンダント基の一部分が複数の末端の第
1級ヒドロキシル基を有することを提供する)は、周囲
硬化および熱硬化性コーティング組成物の両方におい
て、ヒドロキシル官能性の成分として特に有用である。
周囲の温度で硬化可能なコーティング組成物では、本発
明のポリシロキサンポリオールは、ポリイソシアネート
のような硬化剤で架橋され得る。熱硬化可能なコーティ
ング組成物では、本発明のポリシロキサンポリオール
は、アミノプラスト樹脂のような硬化剤で架橋され得
る。ポリシロキサンポリオールは、官能基、すなわちO
H基(これは硬化剤と反応性である)を有する唯一の材
料として提示され得るか、またはアジュバント材料(す
なわち、硬化剤と反応性であるポリマーまたはオリゴマ
ー(例えば、ヒドロキシ含有アクリルコポリマーおよび
ヒドロキシ含有ポリエステルポリマーおよびオリゴマ
ー)とともに提示され得る。 【0052】一旦、末端の第1級ヒドロキシル基を含む
ポリシロキサンポリオールが、ポリイソシアネート硬化
剤と接触するようになると、コーティング組成物は、周
囲条件で硬化し始める。したがって、2つのパッケージ
系の形態で組成物を調製するのが望ましく、これはすな
わち、ポリシロキサンポリオールが含まれる1つめのパ
ッケージ、およびポリイソシアネート硬化剤が含まれる
2つめのパッケージである。 【0053】さらに、本発明のポリシロキサンポリオー
ルは、熱で硬化したコーティング組成物に有用で、これ
は、アミノプラスト樹脂のような硬化剤を利用する。ア
ミノプラスト樹脂は、アミン、尿素またはアミドとアル
デヒドとの縮合生成物である。ポリシロキサンポリオー
ルがアミノプラスト硬化剤とともに使用される場合、コ
ーティング組成物は周囲条件において安定であり、そし
てこれらは1成分組成物として調合され得る。 【0054】アミノプラスト硬化剤は、CYMELの商
標でCYTEC Industries,Inc.か
ら、およびRESIMENEの商標でMonsanto
Chemical Co.から市販されている。 【0055】さらに、本発明の硬化性コーティング組成
物は、ヒドロキシルまたはカルボン酸含有アクリルコポ
リマーならびにヒドロキシルまたはカルボン酸含有ポリ
エステルポリマーおよびオリゴマーならびにイソシアネ
ートまたはヒドロキシル含有ポリウレタンポリマー、ま
たは硬化被膜の硬化速度、外観および他の物理的特性を
増強し得るアミンもしくはイソシアネート含有ポリウレ
アのような、さらなる成分を包含し得る。 【0056】使用される場合、このアクリルポリマー
は、典型的には、アクリル酸もしくはメタクリル酸ある
いはアクリル酸またはメタクリル酸のヒドロキシルアル
キルエステル(例えば、ヒドロキシルエチルメタクリレ
ートまたはヒドロキシルプロピルアクリレート)と、1
つまたはそれ以上の他の重合可能なエチレン性不飽和モ
ノマー(例えば、アクリル酸のアルキルエステル(メチ
ルメタクリレートおよび2−エチルヘキシルアクリレー
トを含む)およびビニル芳香族化合物(例えば、スチレ
ン、α−メチルスチレンおよびビニルトルエン))との
コポリマーである。この反応物の比および反応条件が選
択されてペンダントヒドロキシルまたはカルボン酸官能
基を有するアクリルポリマーが生じる。 【0057】アクリルポリマーに加えて、本発明の硬化
性コーティング組成物はポリエステルポリマーまたはオ
リゴマーを含有し得る。このようなポリマーは公知の様
式で多価アルコールとポリカルボン酸との縮合により調
製され得る。適切な多価アルコールには、エチレングリ
コール、ネオペンチルグリコール、トリメチロールプロ
パンおよびペンタエリトリトールが挙げられる。 【0058】適切なポリカルボン酸には、アジピン酸、
1,4−シクロヘキシルジカルボン酸およびヘキサヒド
ロフタル酸が挙げられる。上記のポリカルボン酸に加え
て、存在する場合には無水物のような酸の官能的に等価
物(equivalent)が使用され得、またはメチ
ルエステルのような酸の低級アルキルエステルが使用さ
れ得る。また、ステアリン酸のような少量のモノカルボ
ン酸が使用され得る。 【0059】ヒドロキシル含有ポリエステルオリゴマー
は、1:2モル比での、ヘキサヒドロフタル酸無水物の
ようなジカルボン酸の無水物とネオペンチルグリコール
のようなジオールとの反応により調製され得る。 【0060】空気乾燥を増強することが所望される場
合、適切な乾性油脂肪酸が使用され得、そしてこれには
アマニ油、ダイズ油、トール油、脱水ヒマシ油またはキ
リ油に由来するものが挙げられる。 【0061】このポリエステルは遊離の末端ヒドロキシ
ルおよび/またはカルボキシル基を含むように作製さ
れ、これはさらなる架橋反応のために利用可能である。 【0062】末端イソシアネートまたはヒドロキシル基
を含有するポリウレタンポリマーもまた、使用され得
る。使用され得るポリウレタンポリオールまたはNCO
−末端化ポリウレタンは、ポリオール(ポリマー性ポリ
オールを含む)をポリイソシアネートと反応させること
によって調製されたものである。使用され得るポリウレ
ア含有末端イソシアネートあるいは一級または二級アミ
ン基は、ポリアミン(ポリマー性ポリアミンを含む)を
ポリイソシアネートと反応させることによって調製され
たものである。ヒドロキシル/イソシアネートまたはア
ミン/イソシアネート当量比が調整され、そして反応条
件が所望の末端基を得るために選択される。適切なポリ
イソシアネートの例には、脂肪族および芳香族ポリイソ
シアネートまたはそれらの混合物が挙げられる。ジイソ
シアネートが好ましいが、それらのより高級のポリイソ
シアネートが、ジイソシアネートおよび/またはモノイ
ソシアネート(monoisoxcyanate)の代
わりにまたはそれらと組合せて使用され得る。適切な高
級ポリイソシアネートの例には、1,2,4−ベンゼン
トリイソシアネートおよびポリメチレン(polyme
rthylene)ポリフェニルイソシアネートが挙げ
られる。適切なモノイソシアネートの例には、シクロヘ
キシルイソシアネート、フェニルイソシアネートおよび
トルエンイソシアネートが挙げられる。適切な芳香族ジ
イソシアネートの例には、4,4’−ジフェニルメタン
ジイソシアネート、1,3−フェニレンジイソシアネー
ト、1,4−フェニレンジイソシアネートおよびトリレ
ンジイソシアネートが挙げられる。脂肪族ジイソシアネ
ート(diisoycanates)の適切な例には、
1,4−テトラメチレンジイソシアネートおよび1,6
−ヘキサメチレンジイソシアネートのような直鎖脂肪族
ジイソシアネートが挙げられる。脂環式ジイソシアネー
トもまた有用であり、そしてこれには1,4−シクロヘ
キシルジイソシアネート、イソホロンジイソシアネー
ト、α,α−キシリレンジイソシアネートおよび4,
4’−メチレン−ビス−(シクロヘキシルイソシアネー
ト)が挙げられる。これらおよび他の適切なポリイソシ
アネートは米国特許第4,046,729号、第5欄2
6行〜第6欄28行に詳細に記載される。 【0063】適切なポリオールの例には、ポリヒドロキ
シル物質、すなわち、1分子当たり2つまたはそれ以上
のヒドロキシル基を有するもの(例えば、低分子量のジ
オール、トリオールおよび高級アルコール、低分子量ア
ミド含有ポリオールおよびポリマーポリオール(例え
ば、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール
およびアクリル酸ポリオール))が挙げられる。本発明
に有用な低分子量のジオール、トリオールおよび高級ア
ルコールには、脂肪族ポリオール(例えば、エチレング
リコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサン
ジオール、脂環式(cycloalliphatic)
ポリオール(例えば、1,2−シクロヘキサンジオール
およびシクロヘキサンジメタノール)が挙げられる。適
切なトリオールおよび高級アルコールの例には、トリメ
チロールプロパン、グリセロールおよびペンタエリトリ
トールが挙げられる。エーテル結合を含むポリオール
(例えば、ジエチレングリコールおよびトリエチレング
リコール)もまた、有用である。有用なポリエーテルの
例には、ポリアルキレンエーテルポリオールがあり、こ
れには以下の構造式を有するものが挙げられる: 【0064】 【化21】 ここで置換基Rは水素または1〜5個の炭素原子を有す
る低級アルキルであり(これは混合型置換基を包含す
る)、nは典型的には2〜6の範囲の整数であり、そし
てmは10〜100またはそれより多くさえある範囲の
整数である。有用なポリアルキレンエーテルポリオール
の非限定的な例には、ポリ(オキシテトラメチレン)グ
リコール、ポリ(オキシ−1,2−プロピレン)グリコ
ールおよびポリ(オキシ−1,2−ブチレン)グリコー
ルが挙げられる。 【0065】種々のポリオールのオキシアルキル化から
形成されるポリエーテルポリオールもまた、有用である
(例えば、エチレングリコール、1,6−ヘキサンジオ
ール、ビスフェノールAなどのようなグリコールまたは
トリメチロールプロパン、ペンタエリトリトールなどの
他の高級ポリオール)。示したように利用され得る高級
な官能基のポリオールは、例えば、ソルビトールまたは
ショ糖のような化合物のオキシアルキル化により作製さ
れ得る。一般的に利用される1つのオキシアルキル化方
法は、ポリオールをアルキレンオキシド(例えば、エチ
レンまたはプロピレンオキシド)と、酸性または塩基性
触媒の存在下で反応させることによるものである。 【0066】ポリエーテルポリオールを用いる場合、よ
り良好な疎水特性のために、炭素対酸素重量比が高いこ
とが好ましい。それゆえ、炭素対酸素の比が3:1より
高いことが好ましく、そして4:1より高いことがより
好ましい。 【0067】適切なポリエステルポリオールは多官能性
酸および多価アルコールに由来する。一般的に、ポリエ
ステルポリオールは本質的にはオイルまたは脂肪酸修飾
を含有しない。すなわち、アルキド樹脂が最も広い意味
でのポリエステル型樹脂である一方、これらはオイル修
飾されており、それゆえ一般にポリエステル樹脂と称さ
れる。一般に使用される多価アルコールには、1,4−
ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペン
チルグリコール、エチレングリコール、プロピレングリ
コール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、ブチレングリコール、グリセロール、トリメチロー
ルプロパン、ペンタエリトリトールおよびソルビトール
が挙げられる。飽和酸は、しばしば所望の特性を提供す
るために反応物に含まれる。飽和酸の例には、フタル
酸、イソフタル酸、アジピン酸、アゼレン酸(azel
eic acid)、セバシン酸およびそれらの無水物
が挙げられる。有用な飽和ポリエステルは、飽和または
芳香族多官能性酸(好ましくはジカルボン酸)および少
なくとも2の平均ヒドロキシル官能基を有する多価アル
コールの混合物から誘導される。剛性または屈曲性の二
酸の混合物は、硬さおよび屈曲性のバランスを達成する
ために好ましい。ポリエステルの特性を改善または分子
量もしくは粘度を改変するために、安息香酸のようなモ
ノカルボン酸がポリカルボン酸に加えて使用され得る。
イソフタル酸、フタル酸無水物、アジピン酸、およびマ
レイン酸無水物のようなジカルボン酸および無水物が好
ましい。ポリエステルの他の有用な成分には、リシノー
ル酸、12−ヒドロキシステアリン酸、カプロラクト
ン、ブチロラクトンおよびジメチロールプロピオン酸の
ようなヒドロキシ酸およびラクトンが挙げられ得る。 【0068】ネオペンチルグリコール、トリメチルペン
タンジオールまたは1,6−ヘキサンジオールのような
2つのヒドロキシル官能基を有するポリオールが好まし
い。ジオールに加えて、2より多い官能基を有する少量
のポリオール(例えば、ペンタエリトリトール、トリメ
チロールプロパンまたはグリセロール)およびモノ官能
基アルコール(例えば、トリデシルアルコール)が、ポ
リエステルの特性を改善するために使用され得る。反応
物の比および反応条件が選択されて所望のヒドロキシル
官能基を有するポリエステルポリマーが生じる。これら
および他の適切なポリオールの調製は、米国特許第4,
046,729号、第7欄52行〜第10欄35行に記
載され、本明細書により参考として援用される。 【0069】適切なポリアミンの例には、第一級および
第二級ジアミンまたはポリアミンが挙げられ、ここで窒
素原子に結合する基は飽和または不飽和の、脂肪族、脂
環式、芳香族、芳香族置換型脂肪族、脂肪族置換芳香族
またはヘテロ環式であり得る。基が異なる(例えば、芳
香族および脂肪族)混合アミンが使用され得、そして他
の非反応基(例えば、酸素、硫黄、ハロゲンまたはニト
ロソ)は炭素原子へと結合され得る。適切な脂肪族およ
び脂環式ジアミンの例には、以下のものが挙げられる:
1,2−エチレンジアミン、1,2−プロピレンジアミ
ン、1,8−メタンジアミン、イソホロンジアミンおよ
びプロパン−2,2−シクロヘキシルアミン。芳香族ジ
アミン(例えば、フェニレンジアミンおよびトルエンジ
アミン)が同様に使用され得る。前記のアミンに加え
て、ヒドラジンおよびヒドラジドが使用され得る。アミ
ノアルコール、メルカプト−末端化誘導体およびそれら
の混合物、ヒドロキシ酸およびアミノ酸もまた、適切な
活性水素含有化合物として使用され得る。例には、モノ
エタノールアミン、4−アミノ安息香酸、アミノプロピ
オン酸、N−(ヒドロキシエチル)エチレンジアミン、
ジメチロールプロピオン酸、ヒドロキシステアリン酸お
よびβ−ヒドロキシプロピオン酸が挙げられる。これら
および他の適切なポリアミンは米国特許第4,046,
729号、第6欄61行〜第7欄32行および米国特許
第3,799,854号第3欄13行〜50行、これら
は両方とも本明細書によって参考として援用される。 【0070】本発明のコーティング組成物は着色されて
もよいし、または着色されなくてもよい。カラーコート
のための適切な顔料には、コート用途での使用のために
一般に公知である、不透明、透明および半透明の顔料が
挙げられる。顔料が使用される場合、典型的には、顔料
対バインダーの比が約0.03〜6.0:1であるよう
な量で組成物中に存在する。 【0071】前記の成分に加えて、本発明のコーティン
グ組成物は、1つまたはそれ以上の任意の成分(例え
ば、当該分野で周知の可塑化剤、抗酸化剤、光安定化
剤、防カビ剤および抗菌剤、界面活性剤ならびに流れ制
御添加物または触媒)を含み得る。 【0072】本発明の硬化性コーティング組成物に存在
する成分は、一般に有機溶媒中に溶解または分散され
る。使用され得る有機溶媒には、例えば、アルコール、
ケトン、芳香族炭化水素、グリコールエーテル、エステ
ルまたはそれらの混合物が挙げられ得る。 【0073】溶媒ベースのコーティング組成物中には、
典型的には組成物の全重量に基づいて5〜80重量%の
量で有機溶媒が存在する。 【0074】ポリシロキサンポリオールは、一般的に、
本発明の硬化性コーティング組成物中に樹脂固体の全重
量に基づいて5〜約95重量%、そして好ましくは約1
0〜約70重量%の量で存在する。この硬化剤は、一般
に、樹脂固体の全重量に基づいて5〜約95重量%、お
よび好ましくは約10〜約90重量%の量で存在する。
任意のポリマーまたはオリゴマーが、樹脂固体の全重量
に基づいて70重量%までの量で、そして好ましくは約
10〜約60重量%で存在し得る。 【0075】本発明のコーティング組成物は、任意の従
来の方法(例えば、ブラッシング、ディッピング、フロ
ーコーティング、ロールコーティング、従来の噴霧法お
よび静電噴霧法)で、基板に塗布され得る。典型的に
は、噴霧法が最も頻繁に適用される。通常のスプレー技
術および空気噴霧および静電噴霧のための装置、ならび
に手動または自動化方法のいずれかが使用され得る。 【0076】この組成物は、広範な種々の下塗りしたお
よび下塗りしていない基板(例えば、木材、金属、ガラ
ス、布、皮革、プラスチック、発泡体など)の上に、従
来の方法で塗布され得るが、自動車に関連する、下塗り
された金属基板の上が特に有用である。 【0077】硬化剤に依存して、コーティング組成物は
周囲温度で硬化され得(すなわち、ポリイソシアネート
硬化剤)、または本組成物は熱的に硬化され得る(すな
わち、アミノプラスト硬化剤)。熱硬化は、典型的に
は、250°F〜450°F(121℃〜232℃)で
20〜60分間である。周囲温度での硬化は、典型的に
は、1日〜2週間である。 【0078】本発明のコーティング組成物は、プライマ
ーとして、およびカラー−透明複合コーティングのカラ
ーコートおよび/または透明コートとして特に有用であ
る。着色された形態での本発明の組成物は、カラーコー
トを形成するために基板に直接塗布され得る。カラーコ
ートは続くトップコートの塗布のためのプライマーの形
態であり得るか、または着色したトップコートであり得
る。また、本発明のコーティング組成物は、着色されな
いことも可能であり、これはカラーコート(プライマー
コートまたは着色したトップコートのいずれか)の上に
塗布する透明コートの形態である。プライマーコーティ
ングとして使用される場合、0.4〜4.0ミル(mi
l)の厚さが典型的である。カラートップコートとして
使用される場合、約0.5〜4.0ミルのコート厚さが
通常であり、透明コートとして使用される場合、約1.
5〜4.0ミルのコート厚さが一般に使用される。 【0079】本発明のコーティング組成物を使用する複
合コーティングの塗布において、初めに塗布されたコー
ティングは、第2のコートの塗布の前に硬化され得る。
また、コーティングはウエットオンウエット(wet−
on−wet)技術で塗布され得、この技術は、第2の
コーティングが第1のコーティングに塗布され(通常、
室温あるいは溶媒または希釈剤を除去するためのわずか
に上昇した温度でのフラッシュ時間の後であるが、コー
ティングが硬化するには不十分な時間である)、そして
2つのコーティングが1つの工程で同時に硬化される。 【0080】複合コーティングの中の1つのコーティン
グだけが、本発明のコーティング組成物に基づいている
ことを必要とする。他のコーティング組成物は、当該分
野で周知の熱可塑性および/または熱硬化性フィルム形
成樹脂(たとえば、セルロース誘導体、アクリル類、ポ
リウレタン類、アルキド類を含むポリエステル、アミノ
プラスト、エポキシ類およびそれらの混合物)を含むフ
ィルム形成系に基づき得る。これらのフィルム形成樹脂
は、典型的には種々の他のコーティング成分(例えば、
顔料、溶媒および上記の任意の成分)で調製される。 【0081】以下の実施例は、本発明を例示するが、そ
れらの範囲を限定するものとして解釈されるべきではな
い。他に特に指示がない限り、全てのパーセントおよび
量は、重量によるものである。 【0082】 【実施例】実施例1から5は、本発明で有用な種々のポ
リシロキサンポリオールの調製を記載する。実施例6お
よび比較例7は、それぞれ、実施例1のポリシロキサン
ポリオールを含むクリアコート組成物の調製と、ポリシ
ロキサンポリオールを含まずにポリエステルポリオール
のみを含む比較のコーティングを記載する。以下の表1
は、コーティング特性(例えば、ポリシロキサンポリオ
ールの使用に由来するタック時間(tack−tim
e)、ポットライフおよび溶媒耐性)における利点を示
す。実施例8および比較例9は、それぞれ、実施例1の
ポリシロキサンポリオールを含むクリアコート組成物の
調製(これは、添加剤レベル、すなわち、全樹脂固体に
基づいて10%未満で組成物に使用される)と、ポリシ
ロキサンポリオールを含まない比較のクリアコート組成
物を記載する。以下の表2は、添加剤レベルでのポリシ
ロキサンポリオールの使用に由来するクリアコート組成
物の傷耐性(mar resistance)における
利点を示す。実施例10は、実施例2(組成物10B、
10Cおよび10D)のポリシロキサンポリオールを含
むクリアコート組成物の調製、ならびに比較の組成物1
0A(これは、ポリシロキサンポリオールを含まない)
を記載する。それぞれの組成物は、アミノプラスト硬化
剤を含み、熱で硬化される。以下の表3は、ポリシロキ
サン組成物の使用に由来するクリアコート組成物の傷耐
性における利点を示す。実施例11は、実施例5のポリ
シロキサンポリオールおよびアミノプラスト硬化剤を含
むクリアコート組成物の調製を記載する。コーティング
は、画像の明瞭さ(DOI)、光沢、傷耐性および酸エ
ッチング耐性について評価した。この結果を以下の表4
に報告する。比較のために、アクリルポリオールアミノ
プラスト硬化およびエポキシ−酸硬化に基づく市販のク
リアコート組成物もまた報告する。 【0083】(比較例1)本比較例はジシロキサンテト
ロールである、テトラメチル−ジシロキサンのアルケニ
ルポリオキシアルキレンアルコールでの脱水生成物の調
製を記載する。このジシロキサンテトロールは以下の成
分の混合物から調製した: 【0084】 【表1】 窒素ブランケットを維持するための手段を備える適切な
反応容器に、チャージIおよび全モノマー固体の20〜
25ppmに等価な炭酸水素ナトリウムの量を周囲条件
で添加し、そして温度を窒素ブランケット下で75℃ま
で徐々に増加した。この温度では、約5.0%のチャー
ジIIを攪拌下で添加し、続いてチャージIII(全モ
ノマー固体に基づいて10ppmに等価な活性白金)を
添加した。次いで、この反応を95℃まで発熱させ、こ
の時点で温度が95℃を超えないような速度でチャージ
IIの残りを添加した。この添加が完了した後、反応温
度を95℃に維持し、そして水素化ケイ素吸収帯(Si
−H,2150cm−1)の消失について赤外分光法に
よりモニターした。 【0085】(比較例2)本比較例はポリシロキサンテ
トロールである、ほぼ3〜4の重合度、すなわち、(S
i−O)〜(Si−O)を有するMASILWAX
BASEシロキサンのヒドロシリル化の生成物の調製を
記載する。このシロキサンテトロールは以下の材料の混
合物から調製した: 【0086】 【表2】 ポリシロキサン含有水素化ケイ素はPPG Ind
ustries,Inc.から市販されている。 【0087】窒素ブランケットを維持するための手段を
備える適切な反応容器に、チャージIおよび全モノマー
固体の20〜25ppmに等価な炭酸水素ナトリウムの
量を周囲条件で添加し、そして温度を窒素ブランケット
下で75℃まで徐々に増加した。この温度で、約5.0
%のチャージIIを攪拌下で添加し、続いてチャージI
II(全モノマー固体に基づいて10ppmに等価な活
性白金)を添加した。次いで、この反応を95℃まで発
熱させ、この時点で温度が95℃を超えないような速度
でチャージIIの残りを添加した。この添加が完了した
後、反応温度を95℃に維持し、そして水素化ケイ素吸
収帯(Si−H,2150cm−1)の消失について赤
外分光法によりモニターした。 【0088】(比較例3)本比較例はスチレン化ポリシ
ロキサンポリオールである、約34の重合度を有するポ
リシロキサン、すなわち、(Si−O)34のヒドロシ
リル化の生成物の調製を記載する。このポリシロキサン
ポリオールは以下の材料の混合物から調製した: 【0089】 【表3】 水素化ケイ素を含むポリシロキサン(Si−O)
34。 【0090】窒素ブランケットを維持するための手段を
備える適切な反応容器に、チャージIを周囲条件で添加
し、続いて135マイクロリットルの7.5%塩化白金
酸溶液(全モノマー固体に基づいて10ppmに等価な
活性白金)を添加した。窒素ブランケット下で、温度を
80℃まで徐々に増加させた。次いで、この反応を15
1℃まで発熱させ、次いでその後、80℃まで冷却し、
この時点でチャージIIを70ppmの酢酸カリウムと
共に添加した。反応系を再び約150℃に発熱させ、こ
の後に95℃まで冷却して維持しつつ、水素化ケイ素吸
収帯(Si−H,2150cm−1)の消失について赤
外分光法によりモニターした。 【0091】(実施例4)本実施例はポリシロキサンポ
リオールである、約40の重合度を有するSi−H官能
性ポリシロキサン、すなわち、(Si−O)40のヒド
ロシリル化の生成物の調製を記載する。このポリシロキ
サンポリオールは以下の材料の混合物から調製した: 【0092】 【表4】 ヨウ素価に基づく当量重量。この物質は244.5
g/mol OHのヒドロキシル分析に基づく当量重量
を有した。 二塩化水銀測定に基づく当量重量。 【0093】窒素ブランケットを維持するための手段を
備える適切な反応容器に、チャージIおよび全モノマー
固体の50ppmに等価な酢酸カリウムの量を周囲条件
で添加し、そして温度を窒素ブランケット下で80℃ま
で徐々に増加した。この温度で、約10%のチャージI
Iを攪拌下で添加し、続いてチャージIII、全モノマ
ー固体に基づいて2.5ppmに等価な活性白金を添加
した。次いで、この反応を85℃まで発熱させ、この時
点で温度が85.5℃を超えないような速度でチャージ
IIの残りを添加した。この添加が完了した後、全モノ
マー固体に基づいて2.5ppmの活性白金に等価な塩
化白金酸の第2のチャージを添加し、そして少しのさら
なる発熱を観察した。反応温度を80℃に8時間の間維
持し、そしてSi−Hの存在について硝酸銀試験により
モニターした。 【0094】(実施例5)本実施例はポリシロキサンポ
リオールである、約55の重合度を有するSi−H官能
性ポリシロキサン:(Si−O)55のヒドロシリル化
の生成物の、α−メチルスチレン、トリメチロールプロ
パンモノアリルエーテル、および4モルのアリルアルコ
ールのエトキシレートを用いての調製を記載する。この
ポリシロキサンポリオールは以下の材料の混合物から調
製した: 【0095】 【表5】 ヨウ素価に基づく当量。この物質は229.5mg
/molのヒドロキシル価による当量を有し、これはい
くらかのエチレングリコールの存在を示した。 【0096】窒素ブランケットを維持するための手段を
備える適切な反応容器に、チャージIを窒素ブランケッ
ト下で30℃まで加熱した。発熱により温度は約50℃
まで上昇し、この時点でさらなる緩和な加熱により約1
40℃までの発熱を誘導した。85℃まで冷却した後、
全固体に基づいて50ppmに等価な量の酢酸カリウム
をチャ−ジIIに添加し、次いで、チャージIIを攪拌
下で添加した。添加速度は反応温度が93℃と96℃と
の間を維持するように設定した。添加を進めると、この
反応系は冷却しはじめ、そして全モノマー量に基づいて
1.0ppmの白金に等価な塩化白金酸のさらなるチャ
ージを添加した。この反応系は97℃までの二次発熱を
示し、この時点でチャージIIの残りを添加した。反応
温度を85℃に2時間の間維持し、そしてSi−Hの消
失について硝酸銀試験によりモニターした。 【0097】(実施例6)本実施例は、実施例1のポリ
シロキサンポリオールを含む2成分クリアコート組成物
の調製を記載する。このクリアコート組成物は周囲条件
下で硬化可能であり、そして自動車表面再仕上げ塗布に
適切である。成分1(これはポリシロキサンポリオール
を含有する)および成分2(これはイソシアネート硬化
剤を含有する)の材料を、スプレー塗布の直前に緩やか
な攪拌により共同混合(co−blended)した。 【0098】 【表6】 11.5/33.7/20.5/34.2の重量比
で実施例1のポリシロキサンポリオール、トリメチロー
ルプロパン、イソステアリン酸、1,4−シクロヘキシ
ルジカルボン酸からなったシリコン化ポリエステルポリ
オール。 Angus ChemicalからZOLDINE
RD−20LCとして市販されているオキサゾリジ
ン。 BYK Chemie USAからBYK−331
として市販されているポリシロキサン。 Ciba−Geigy Corp.からTINUV
IN384として市販されている。 Ciba−Geigy Corp.からTINUV
IN123として市販されている立体障害3級アミン光
安定化剤。 EXXON Chemical Co.からEXX
ATE600として市販されている。 Eastman Chemical Co.からE
KTASOLVE EBとして市販されている。 Eastman Chemical Co.からE
KTASOLVE EEPとして市販されている。 Air Products and Chemic
als, Inc.からMETACURE T−12と
して市販されている。10 PPG Industries, Inc.から
DCX−61として入手可能である、ヘキサメチレンジ
イソシアネートトリマーとイソホロンジイソシアネート
のイソシアヌレートとのブレンド。11 PPG Industries, Inc.から
DX−84として市販される2,4−ペンタンジオンの
2%活性溶液。 【0099】(比較例7)実施例6との比較の目的で、
この比較例は、ポリシロキサンポリオールを有さないポ
リエステルポリオールを含む二成分クリアコート組成物
の調製について記載する。成分1および成分2の成分
(イソシアネート硬化剤を含む)を、噴霧塗布の直前に
穏やかな攪拌下にて共ブレンドした。 【0100】 【表7】 トリメチロールプロパン、イソステアリン酸および
1,4−シクロヘキシルジカルボン酸の縮合物(37.
2/38.5/24.3重量比);メチルアミルケトン
中にて90%の固体。 【0101】アクリル性下塗り(PPG Indust
ries,Inc.からDELTRON(登録商標)U
niversal Basecoatとして市販され
る)を、従来の噴霧装置を使用して下塗りしたパネル
(APR24711試験パネル、ACT Labora
toriesより市販、32ゲージの下塗りした冷間圧
延鋼)に噴霧塗布し、そして周囲条件で20分間フラッ
シュした。次いで、実施例6および比較例7のクリアコ
ート組成物を、従来の噴霧装置を使用してベースコート
に噴霧塗布した。次いで、このクリアコート試験パネル
を、試験前の1週間、周囲条件で硬化した。 【0102】二成分クリアコートのポットライフを評価
するために、この二成分を共ブレンドし、そして再び一
時間後に共ブレンドした直後に、60回転/分にて、#
3スピンドルを使用して、センチストークス/秒(cp
s)で報告されるブルックフィールド粘度を、測定し
た。タックタイム(すなわち、試験パネルへの初期の噴
霧塗布から、塗布したコーティングがもはや手触りで粘
着性(sticky or tacky)がなくなる時
間までの時間である)を、実施例6および比較例7のク
リアコート組成物の各々について測定した。Pacif
ic ScientificからのGlossgard
IIa 光沢計を使用して周囲温度における1週間の
硬化後に、20°光沢を測定した。周囲での硬化の1週
間の硬化後、コートしたパネルを93オクタンガソリン
中に3分間浸漬し、そしてフィルムの軟化についてコー
ティングを評点付けし、そして傷つけることによって、
ガソリン耐性を測定した。上記試験の結果を以下の表1
に報告する。 【0103】 【表8】 (実施例8)この実施例は、添加剤レベルにて実施例1
のポリシロキサンポリオールを含む二成分クリアコート
組成物の調製について記載する。このクリアコート組成
物は、周囲条件において硬化可能であり、そして自動車
の表面再仕上げの塗布において適切である。ポリシロキ
サンポリオールを含む成分1およびイソシアネート硬化
剤を含む成分2の構成要素を、噴霧塗布の直前に穏やか
な攪拌下で共ブレンドした。 【0104】 【表9】 BYK Chemie USAからBYK 300
として市販されるポリエーテル修飾ジメチルポリシロキ
サンコポリマー。 ジブチルスズジラウレート。 Ciba−Geigy Corp.からTINUV
IN328として市販される2−(2’−ヒドロキシ−
3’,5’−ジtert−アミルフェニル)ベンゾトリ
アゾール。 Ciba−Geigy Corp.からTINUV
IN123として市販される立体障害性三級アミン光安
定剤。 Arco Chemical Co.からARCO
SOLV PM ACETATEとして市販されるプロ
ピレングリコールモノメチルエーテルアセテート。 Rhone Poulenc, Inc.からHD
T−LVとして市販されるヘキサメチレンジイソシアナ
ートトリマー。 キシレン中でスチレン、ヒドロキシプロピルアクリ
レート、イソステアリン酸、グリシジルメタクリレート
およびメチルメタクリレート(32.4/23.3/2
2.4/11.2/10.7重量比)から形成した。 Ashland Chemical.からの低沸点
脂肪族溶媒のブレンド。 Ashland Chemical.からの中沸点
脂肪族溶媒のブレンド。 【0105】(比較例9)実施例8との比較の目的で、
この比較例は、添加剤レベルにおいてポリシロキサンポ
リオールを含まない二成分クリアコート組成物の調製に
ついて記載する。成分1および成分2の成分(これはイ
ソシアネート硬化剤を含む)を、噴霧塗布の直前に穏や
かな攪拌下で共ブレンドした。 【0106】 【表10】APR24711試験パネルを、PPG Indust
ries,Inc.からDELTRON DBU 97
00として市販の着色ベースコート、続けてベースコー
トをスプレー塗布して周囲条件で20分間フラッシュ硬
化することにより調製した。次いで、実施例8および比
較例9のクリアコート組成物を、従来のスプレー装置を
使用してスプレー塗布し、そして試験前の1週間の間、
周囲条件で硬化させた。 【0107】パネルを20度光沢、ペンシル硬度(pe
ncil hardness)、接着性、ガソリン耐性
および傷耐性について試験した。20度光沢を実施例6
のように測定した;ペンシル硬度をASTM D336
3−92aに従って測定した;接着性をASTM D3
359に従って測定した;ガソリン耐性を実施例6のよ
うに決定した。傷耐性を、被覆の表面に適用される研磨
剤粉末を横切って動かすウールのフェルト布を用いて、
被覆したパネルを傷つけることによって決定した。光沢
測定は、傷ついた領域および傷ついていない領域におい
て行い、傷耐性は、最初の光沢を維持する割合として決
定する。傷耐性に対する試験についての基本的装置は、
Atlas Electrical Devices
Companyから入手可能なAtlas AATCC
Mar Tester Model CM−5であ
る。使用される研磨剤粉末は、市販のBon−Ami
商標(Feldspar/Calcite)である。B
on−Amiクレンザーを被覆したパネルの約半分に適
用する。過剰のクレンザーを除去し、クレンザーの薄い
フィルムのみをパネル上に残した。傷テスター(mar
tester)を使用することにより、クレンザー被
覆パネルをウール布で10回摩擦する(10ダブル摩擦
(10 double rubs))。傷つけ後、この
パネルを水で洗浄してクレンザーを除去し、次いでこの
パネルをペーパークロスで乾かす。20度光沢を、塗装
した表面の傷ついた領域および傷ついていない領域の両
方のいくつかの位置で測定する。最大および最小光沢値
を取り、そして傷耐性を以下のように決定する: 【0108】 【数1】 より高いこの値は、より良好な傷耐性である。 【0109】上記試験の結果を、以下の表2に報告す
る。 【0110】 【表11】(実施例10)本実施例は、ポリシロキサンを含み、ア
ミノプラスト硬化剤を用いて硬化させるクリアコート組
成物の調製を記載する。組成物10B、10Cおよび1
0Dは実施例2の種々のレベルのポリシロキサンポリオ
ールを含み、そして比較クリアコート組成物10Aはポ
リシロキサンポリオールを含まない。APR24711
試験パネルは、PPG Industries,In
c.からのHWB−S−9517のような市販されてい
る着色ベースコートを、従来のスプレー装置を使用して
スプレー塗布することにより、そして275°F(13
5℃)で25分間ベースコートしたパネルを硬化するこ
とにより、調製した。各クリアコート組成物の成分を塗
布の前に完全に混合した。各組成物を、10ミルのドロ
ー・バーを用いて硬化したベースコート上にドローダウ
ンし、そしてクリアコートしたパネルを275°F(1
35℃)で25分間熱硬化した。 【0111】 【表12】 樹脂固体を基準にして591.6のヒドロキシル当
量重量を有する、スチレン/ラウリルメタクリレート/
ヒドロキシエチルメタクリレート/2−エチルヘキシル
メタクリレート/メチルアクリル酸/アクリル酸ブチル
/α−メチルスチレンダイマーポリマー(35:34.
2:22:5.2:3.4:0.1:0.1)、キシレ
ン中の60%固体およびミネラルスピリット(95:
5)。 CYMEL 202としてCytec,Inc.か
ら市販される。 流れ制御試薬、キシレン中62%固体、分子量=6
700。 フェニル酸性リン酸(phenyl acid p
hosphate)。 【0112】この硬化試験パネルを、光沢および傷耐性
について実施例9に記載されるように試験した。これら
の試験の結果を以下の表3に報告する。 【0113】 【表13】 (実施例11)本実施例は、比較的高分子量のポリシロ
キサンポリオールを含有し、そしてアミノプラスト硬化
剤を用いて硬化するクリアコート組成物の調製を記載す
る。下塗りした冷間圧延鋼パネルを、DCT−6373
としてPPG Industries,Inc.から市
販されている着色ベースコートを、従来のスプレー装置
を使用してスプレー塗布することにより、そして200
°F(93℃)で10分間ベースコートしたパネルをフ
ラッシュ硬化することにより、調製した。各透明な組成
物の成分を塗布の前に完全に混合した。各組成物を、従
来のスプレー装置を用いてスプレー塗布し、15分間周
囲温度でフラッシュした後、285°F(141℃)で
25分間ベーキングした。硬化したクリアコートをDi
stinctness of Image、20度光
沢、傷耐性および酸腐食耐性について測定した。市販の
クリアコートもまた評価し、そしてその結果を以下の表
4に報告する。 【0114】ポリシロキサンポリオールを含有するクリ
アコート処方物を、以下の成分とともに混合し、そして
メチルアミルケトンを用いてスプレー粘度(25秒、N
o.4フォードカップ)まで薄めることにより調製し
た: 【0115】 【表14】 Exxon Chemical Co.から入手可
能な芳香族溶媒のブレンド。 【0116】 【表15】 Dorigon II DOI メーターを用いる
画像の明確さ(Distinctness of Im
age)(DOI)。100、すなわち、鏡のようであ
る。 実施例6に記載のように測定した。 実施例8に記載のように測定した。 アクリル酸ポリオール−アミノプラスト硬化クリア
コートは、PPG Industries,Inc.か
ら入手可能である。 エポキシ−酸硬化クリアコートは、PPG Ind
ustories,Inc.から入手可能である。 298部の脱イオン水と15部の0.2N硫酸との
溶液を調製した。この酸溶液を2×4インチパネル上
に、それぞれ50マイクロリットルずつ、合計8つのス
ポットでスポットした。次いで、このパネルを120°
F(49℃)で20分間オーブンに入れた。このパネル
をオーブンから取り出し、そしてスポット/ベーキング
手順を2回より多い回数繰り返し、120°F(49
℃)で合計60分行った。3回目のサイクル後、このパ
ネルを石鹸および水で洗浄し、そして乾燥し、次いで標
準試験パネルを基準に0〜10の尺度で酸腐食耐性につ
いて評価した(0=観測され得る腐食はない;10=激
しい腐食)。 【0117】 【発明の効果】本発明のポリシロキサンポリオールは、
周囲硬化コーティングおよび熱硬化コーティングの両方
での使用に適切であり、傷耐性(mar resist
ance)、接着、高光沢のような、優れたコーティン
グ性能特性を提供する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デイビッド エヌ. ウォルターズ アメリカ合衆国 ペンシルベニア 16057, スリッパリー ロック, メイプル ス トリート 278 (72)発明者 カレン ディー. ドネリー アメリカ合衆国 ペンシルベニア 15101, アリソン パーク, アンダーソン ド ライブ 2837 (72)発明者 アンドリュー アール. ウォルフ アメリカ合衆国 イリノイ 60046, レ イク ビラ, コベントリー コーブ レ ーン 57 Fターム(参考) 4J035 BA04 BA06 BA16 CA01 CA05 CA06 FB00 FB01 GA00 GA01 GB05 GB08 LB01

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 以下の式を有するポリシロキサンポリオ
    ール: 【化1】 ここで、nは0〜50であり;mは少なくとも1であ
    り;m’は0〜50であり;RはOH基およびケイ素原
    子に結合した1価の炭化水素基からなる群から選択さ
    れ;Rはアルキレン、オキシアルキレンまたはアルキ
    レンアリールであり;そしてXは混合した次の置換基で
    ある: (a)H、モノヒドロキシ置換されたアルキレンまたは
    オキシアルキレン、および(b)R−(−CH−O
    H)(ここで、pは2または3である)、そしてpが
    2である場合、R2は 【化2】 (R3がC1〜C4のアルキルである)であり、またはp
    が3である場合、R2は 【化3】 である。
JP2003003513A 1997-08-01 2003-01-09 ポリシロキサンポリオール Withdrawn JP2003183398A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/904,598 1997-08-01
US08/904,598 US5916992A (en) 1997-08-01 1997-08-01 Polysiloxane polyols

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000505223A Division JP3438875B2 (ja) 1997-08-01 1998-07-21 ポリシロキサンポリオール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003183398A true JP2003183398A (ja) 2003-07-03

Family

ID=25419410

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000505223A Expired - Fee Related JP3438875B2 (ja) 1997-08-01 1998-07-21 ポリシロキサンポリオール
JP2003003513A Withdrawn JP2003183398A (ja) 1997-08-01 2003-01-09 ポリシロキサンポリオール

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000505223A Expired - Fee Related JP3438875B2 (ja) 1997-08-01 1998-07-21 ポリシロキサンポリオール

Country Status (9)

Country Link
US (1) US5916992A (ja)
EP (1) EP1000111B1 (ja)
JP (2) JP3438875B2 (ja)
AU (1) AU8582898A (ja)
BR (1) BR9810968A (ja)
CA (1) CA2298635C (ja)
DE (1) DE69803771T2 (ja)
ES (1) ES2172906T3 (ja)
WO (1) WO1999006472A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009521574A (ja) * 2005-12-22 2009-06-04 ザ ダウ ケミカル カンパニー 分岐ポリグリコール及び分岐ポリエーテル官能性有機ポリシロキサン、並びにそれを含む被覆
JP2009541542A (ja) * 2006-07-04 2009-11-26 ベーイプシロンカー ヘミー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクター ハフトゥング ポリヒドロキシ官能性ポリシロキサン、その製造法及び用途
JP2017066171A (ja) * 2015-09-28 2017-04-06 理研ビタミン株式会社 熱可塑性樹脂用撥水剤

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7001971B2 (en) * 2000-12-08 2006-02-21 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Polyhydric alcohol-modified silicone and cosmetic material containing same
WO2004024822A1 (en) * 2002-09-11 2004-03-25 Henkel Loctite Corporation High-gloss room temperature curable water-based mold release agent
CN100419001C (zh) * 2003-10-10 2008-09-17 陶氏康宁公司 醇官能的有机硅树脂
US20050196626A1 (en) * 2004-03-04 2005-09-08 Knox Carol L. Photochromic optical article
US7241830B2 (en) * 2004-05-07 2007-07-10 Ppg Industries Ohio, Inc. Organic solvent-free film-forming compositions, multi-layer composite coatings, and related methods
US20050249958A1 (en) * 2004-05-07 2005-11-10 Kania Charles M Film-forming compositions substantially free of organic solvent, multi-layer composite coatings and related methods
EP1984417A2 (de) * 2006-02-03 2008-10-29 Basf Se Durch energieeintrag reparable beschichtungen
DE102007013262A1 (de) * 2007-03-15 2008-09-18 Basf Coatings Ag Beschichtungsmittel enthaltend Addukte mit Silanfunktionalität und daraus hergestellte hochkratzfeste Beschichtungen mit verbesserter Rissbeständigkeit
DE102007013242A1 (de) * 2007-03-15 2008-09-18 Basf Coatings Ag Hochkratzfeste Beschichtung mit guter Witterungs- und Rissbeständigkeit
DE102008032066A1 (de) 2008-07-08 2010-01-14 Byk-Chemie Gmbh Polyhydroxyfunktionelle Polysiloxane als anti-adhäsive und schmutzabweisende Zusätze in Beschichtungen, polymeren Formmassen und Thermoplasten, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung
US8080287B2 (en) * 2009-03-31 2011-12-20 Ppg Industries Ohio, Inc Low temperature curable coating compositions, related methods and coated substrates
JP6613566B2 (ja) * 2015-01-09 2019-12-04 信越化学工業株式会社 ポリオキシアルキレン変性ジオルガノポリシロキサン化合物及びその製造方法並びにオルガノポリシロキサン乳化組成物
TWI662060B (zh) * 2016-12-02 2019-06-11 美商片片堅俄亥俄州工業公司 含聚矽氧之聚酯、含其之塗料組合物及由其形成的塗層
KR102488859B1 (ko) 2017-12-22 2023-01-13 피피지 인더스트리즈 오하이오 인코포레이티드 외관 및 새그 제어 성능에서 이점을 제공하는 열 경화성 필름-형성 조성물
TW202307132A (zh) 2021-04-07 2023-02-16 巴西商布拉斯科股份公司 含有熱塑性胺基甲酸酯之組成物
CN115894851B (zh) * 2022-12-19 2023-11-24 江苏钟山新材料有限公司 一种皮革涂饰用有机硅改性水性聚氨酯的制备方法

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE1193504B (de) * 1964-04-24 1965-05-26 Bundesrep Deutschland Verfahren zur Herstellung von Polysiloxanen mit endstaendigen Diketongruppen
DE1545040A1 (de) * 1964-11-02 1970-07-23 Tondeo Werk Noss A Schneidenueberzug fuer Rasierklingen und Verfahren zur Herstellung der UEberzugssubstanz sowie zu deren Aufbringung auf die Rasierklingen
US3398174A (en) * 1965-02-03 1968-08-20 Dow Corning Method of synthesizing organosilicon compounds
GB1293331A (en) * 1969-01-13 1972-10-18 Union Carbide Corp Addition process for producing siloxane alcohols
US4025456A (en) * 1974-09-20 1977-05-24 Union Carbide Corporation Polysiloxane-polyoxyalkylene block copolymers
JPS57149290A (en) * 1981-03-13 1982-09-14 Shin Etsu Chem Co Ltd Production of glycerol-modified silicone
US4640940A (en) * 1985-08-13 1987-02-03 Loctite Corporation Polyol terminated silicones and derivatives thereof
US4689383A (en) * 1986-03-18 1987-08-25 Thoratec Laboratories Corp. Hydroxyl-functional disiloxanes and polysiloxane oligomers
FR2602776B1 (fr) * 1986-08-12 1988-11-10 Rhone Poulenc Chimie Diorganopolysiloxane a fonction beta-cetoester utile comme stabilisant des polymeres a base de polychlorure de vinyle
US4839443A (en) * 1987-02-04 1989-06-13 Chisso Corporation Polysiloxane containing hydroxyl groups and a silicone-modified polyurethane using the same
LU87127A1 (fr) * 1988-02-08 1989-09-20 Oreal Application cosmetique de polysiloxanes a fonction beta-cetoester et compositions mises en oeuvre
DE68923104T2 (de) * 1988-02-19 1995-11-02 Nippon Paint Co Ltd Harzzusammensetzung zur Verwendung bei Ueberzügen.
JPH0260935A (ja) * 1988-08-29 1990-03-01 Shin Etsu Chem Co Ltd 片末端ジオールシロキサン化合物
JPH02255688A (ja) * 1989-03-29 1990-10-16 Toshiba Silicone Co Ltd ヒドロキシル基含有有機ケイ素化合物
JP3108427B2 (ja) * 1990-07-30 2000-11-13 東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社 カルビノール基含有オルガノポリシロキサンの製造方法
US5248789A (en) * 1992-03-26 1993-09-28 Ppg Industries, Inc. Epoxy silicone
US5260469A (en) * 1992-03-26 1993-11-09 Ppg Industries, Inc. Organo-siloxane with modified solubility
JP2616640B2 (ja) * 1992-07-16 1997-06-04 信越化学工業株式会社 水系塗料用添加剤
AU663967B2 (en) * 1992-09-09 1995-10-26 Nippon Paint Co., Ltd. A curable resin composition, a coating composition and a process for forming a coating film
TW319790B (ja) * 1994-04-19 1997-11-11 Nippon Paint Co Ltd
JPH08259574A (ja) * 1995-03-22 1996-10-08 Toray Dow Corning Silicone Co Ltd 脂環式エポキシ基含有ラジカル重合性オリゴシロキサンおよびその製造方法
JP3661810B2 (ja) * 1996-02-26 2005-06-22 チッソ株式会社 ヒドロキシル基含有シロキサン化合物の製造方法
JPH1017670A (ja) * 1996-07-02 1998-01-20 Chisso Corp ヒドロキシル基含有シロキサン化合物の精製方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009521574A (ja) * 2005-12-22 2009-06-04 ザ ダウ ケミカル カンパニー 分岐ポリグリコール及び分岐ポリエーテル官能性有機ポリシロキサン、並びにそれを含む被覆
JP2009541542A (ja) * 2006-07-04 2009-11-26 ベーイプシロンカー ヘミー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクター ハフトゥング ポリヒドロキシ官能性ポリシロキサン、その製造法及び用途
JP2017066171A (ja) * 2015-09-28 2017-04-06 理研ビタミン株式会社 熱可塑性樹脂用撥水剤

Also Published As

Publication number Publication date
DE69803771D1 (de) 2002-03-21
AU8582898A (en) 1999-02-22
BR9810968A (pt) 2002-02-05
CA2298635A1 (en) 1999-02-11
CA2298635C (en) 2003-06-17
EP1000111A1 (en) 2000-05-17
WO1999006472A1 (en) 1999-02-11
DE69803771T2 (de) 2002-08-22
ES2172906T3 (es) 2002-10-01
EP1000111B1 (en) 2002-02-06
JP3438875B2 (ja) 2003-08-18
JP2001512163A (ja) 2001-08-21
US5916992A (en) 1999-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003183398A (ja) ポリシロキサンポリオール
JP2003183502A (ja) 官能性ポリシロキサンベースの硬化性組成物
US5354808A (en) Polyurethanes including pendant hindered amines and compositions incorporating same
US4598131A (en) Catalysts for curable coating vehicle based upon aminoalkyloxy silanes and organic isocyanates
RU2515742C2 (ru) Композиция покрытия, содержащая алкоксисилан, полисилоксан и множество частиц
JP3493796B2 (ja) 水性ポリウレタン樹脂塗料
CA1266942A (en) Urethane resins containing hydrolyzable moieties from organosilane compounds
US4628076A (en) Curable coating vehicle based upon aminoalkyloxy silanes and organic isocyanates
JP2007508425A (ja) カルビノール官能性シリコーン樹脂を含有するウレタン組成物
JP2000063468A (ja) 新規なポリカルボジイミド重合体、およびそれらの、自動車用コ―ティングにおける接着性中間層としての使用
TW593599B (en) Coating composition
WO2005058997A1 (en) Silane modified two-component polyurethane coating
CA2431815C (en) Combined organic/inorganic polyols in waterborne film-forming compositions
JPH0770515A (ja) 多層コーティングラッカー塗装の方法
TWI251015B (en) Coating composition
JP2000063471A (ja) 親水性ポリウレタン系樹脂の製造方法
EP0205829A1 (en) Non-aqueous poly(urethane-urea)
JP2001503671A (ja) 下塗り処理を施した基材上に架橋性エポキシ化モノヒドロキシル化ジエン重合体コーティング組成物を塗装するための方法
JP2001192636A (ja) 粘着剤およびそれを用いた粘着剤シート
JPH1081826A (ja) 架橋性ポリウレタン樹脂組成物
JPS62263216A (ja) 湿分硬化性組成物
MXPA00001058A (en) Polysiloxane polyols
JPH03160010A (ja) 耐候性に優れた樹脂の製造方法
JPH09122586A (ja) プラスチック基材の塗装方法
WO2017009063A1 (en) Coating compositions

Legal Events

Date Code Title Description
A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20050629