JP2001510840A - 2−[ピラゾリル−及びトリアゾリル−3’−オキシメチレン]フェニル−イソオキサゾロン、−トリアゾロン及び−テトラゾロン、その製造並びにその使用 - Google Patents

2−[ピラゾリル−及びトリアゾリル−3’−オキシメチレン]フェニル−イソオキサゾロン、−トリアゾロン及び−テトラゾロン、その製造並びにその使用

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Abstract

(57)【要約】 式I: 【化1】 [但し、Xが基A、B又はC、 【化2】 {#がフェニル環との結合を表し、Raが水素、ハロゲン、アルキル又はアルコキシを表し、Rbがアルキルを表す}を表し;YがN又はCRc{Rcが、水素、ハロゲン又はアルキルを表す}を表し;nが0、1、2、3又は4を表し、且つnが2以上である場合、置換基R1は相互に異なっていても良く;R1がニトロ、シアノ、ハロゲン、置換基を有していても良いアルキル又は置換基を有していても良いアルコキシ、或いはnが2である場合、さらに3個又は4個の炭素原子、2個又は3個の炭素原子及び1個又は2個の窒素、酸素及び/又は硫黄原子を有する3員又は4員の基を含む、2個の隣接環原子に結合する置換基を有していても良いブリッジを表し、且つこのブリッジは、環に結合する前記ブリッジと共に部分不飽和又は芳香族基を形成していても良く;R2が水素、ニトロ、シアノ、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アルキルチオ又はアルコキシカルボニルを表し;R3が、置換基を有していても良いアルキル、置換基を有していても良いシクロアルキル、置換基を有していても良いアリール又は置換基を有していても良いヘテロアリールを表す]で表される2−[ピラゾリル−及びトリアゾリル−3’−オキシメチレン]フェニル−イソオキサゾロン、−トリアゾロン及び−テトラゾロン。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、式I:
【0002】
【化15】 [但し、Xが基A、B又はC
【0003】
【化16】 {#がフェニル環との結合を表し、 Raが水素、ハロゲン、C1〜C4アルキル又はC1〜C4アルコキシを表し、 RbがC1〜C4アルキルを表す}を表し; YがN又はCRc {Rcが、水素、ハロゲン又はC1〜C4アルキルを表す}を表し; nが0、1、2、3又は4を表し、且つnが2以上である場合、置換基R1は 相互に異なっていても良く; R1がニトロ、シアノ、ハロゲン、 置換基を有していても良いC1〜C6アルキル又は置換基を有していても良いア
ルコキシを、或いは nが2である場合、さらに3個又は4個の炭素原子、2個又は3個の炭素原子
及び1個又は2個の窒素、酸素及び/又は硫黄原子を有する3員又は4員の基を
含む、2個の隣接環原子に結合する置換基を有していても良いブリッジを表し、
且つブリッジは、環に結合する前記ブリッジと共に部分不飽和又は芳香族基を形
成していても良く; R2が水素、ニトロ、シアノ、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロア ルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルチオ又はC1〜C4アルコキシカ
ルボニルを表し; R3が、置換基を有していても良いC1〜C6アルキル、置換基を有していても 良いC3〜C6シクロアルキル、置換基を有していても良いアリール又は置換基を
有していても良いヘテロアリールを表す] で表される2−[ピラゾリル−及びトリアゾリル−3’−オキシメチレン]フェ
ニルイソオキサゾロン、−トリアゾロン及びテトラゾロンに関する。
【0004】 さらに本発明は、これら化合物の製造方法、これら化合物を含む組成物及び有
害動物及び有害菌類の防除に使用する方法に関する。
【0005】 WO−A93/15046、WO−A96/01256及びWO−A96/0
1258には、有害動物及び有害菌類防除用としての2−[ピラゾリル−4−オ
キシメチレン]アニリド及び2−[トリアゾリル−4−オキシメチレン]アニリ
ドが開示されている。
【0006】 WO−A95/14009、WO−A96/36229、WO−A96/38
425、WO−A97/05120及びWO−A97/02255には、フェニ
ル基のオルト位に置換基を有する4−フェニル−2,3−ジヒドロイソオキサゾ
ロン、4−フェニル−2,4−ジヒドロトリアゾロン及び2−フェニル−2,5
−ジヒドロテトラゾロンが開示されている。
【0007】 本発明の目的は作用が向上した化合物を見出すことにある。
【0008】 本発明者等は、上記目的が冒頭に定義された化合物により達成されることを見
出した。さらに本発明は、上記化合物を製造する方法、これらを含む組成物及び
この化合物Iを用いて有害動物及び有害菌類を防除する方法を提供することにあ
る。
【0009】 式Iの化合物は、上述の文献WO−A93/15046、WO−A96/01
256及びWO−A96/01258に開示された化合物とは、フェニル環がイ
ソオキサゾロン基、トリアゾロン基又はテトラゾロン基である点で異なり、また
WO−A95/14009、WO−A96/36229、WO−A96/384
25、WO−A97/05120及びWO−A97/02255に開示された化
合物とは、フェニル環がオキシメチレンピラゾリル基又はオキシメチレントリア
ゾリル基である点で異なる。従来技術の化合物と比較して、式Iの化合物は有害
菌類及び有害動物に対する作用が向上している。
【0010】 式Iの化合物は、WO−A95/14009、WO−A96/01256、W
O−A96/01258、WO−A96/36229、WO−A96/3842
5、WO−A97/05120又はWO−A97/02255に記載されている
方法に類似の方法により得ることができる。
【0011】 化合物Iは、種々の経路から得ることができるが、基X又はピラゾリル基若し
くはトリアゾリル基を最初に合成するかどうかは、化合物Iを合成する場合、重
要ではない。従って、下記に示した反応において、記号X#は基X又はこの基の 適当な前駆体に使用し、記号E#はピラゾリル基若しくはトリアゾリル基又はそ の適当な前駆体に使用する。
【0012】 化合物Iは、例えば式II#のベンジル誘導体を、塩基の存在下、式IIIの 3−ヒドロキシピラゾール又は3−ヒドロキシトリアゾールを用いて、対応する
式V#のフェニル誘導体に転化することにより得られる
【0013】
【化17】 式V#における基X#が基A、B又はCである場合、式V#のフェニル化合物は 式Iの化合物と一致する。
【0014】 式IIにおいて、Lは求核置換可能な基、例えばハロゲン(例えば、塩素、臭
素及びヨウ素)、又はアルキル若しくはアリールスルホナート(例えば、メチル
スルホナート、トリフルオロメチルスルホナート、フェニルスルホナート及び4
−メチルフェニルスルホナート)である。
【0015】 化合物II#及びIIIのエーテル化は、通常0℃〜80℃、好ましくは20 ℃〜60℃で行われる。
【0016】 適当な溶剤は、芳香族炭化水素(例えば、トルエン、o−、m−及びp−キシ
レン)、ハロゲン化炭化水素(例えば、塩化メチレン、クロロホルム及びクロロ
ベンゼン)、エーテル(例えば、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、
tert−ブチルメチルエーテル、ジオキサン、アニソール及びテトラヒドロフ
ラン)、ニトリル(例えば、アセトニトリル及びプロピオニトリル)、アルコー
ル(例えば、メタノール、エタノール、n−プロパノール、i−プロパノール、
n−ブタノール及びtert−ブタノール)、ケトン(例えば、アセトン及びメ
チルエチルケトン)、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ジメチル
アセトアミド、1,3−ジメチルイミダゾリジン−2−オン及び1,2−ジメチ
ルテトラヒドロ−2(1H)−ピリミジン、好ましくは塩化メチレン、アセトン
、トルエン、メチルtert−ブチルエーテル及びジメチルホルムアミドである
。上述した溶剤の混合物を用いることもできる。
【0017】 一般に、適当な塩基は無機化合物、例えばアルカリ金属及びアルカリ土類金属
水酸化物(例えば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム及び水
酸化カルシウム)、アルカリ金属及びアルカリ土類金属酸化物(例えば、酸化リ
チウム、酸化ナトリウム、酸化カルシウム及び酸化マグネシウム)、アルカリ金
属及びアルカリ土類金属水素化物(例えば、水素化リチウム、水素化ナトリウム
、水素化カリウム及び水素化カルシウム)、アルカリ金属アミド(例えば、リチ
ウムアミド、ナトリウムアミド及びカリウムアミド)、アルカリ金属及びアルカ
リ土類金属カルボネート(例えば、炭酸リチウム及び炭酸カルシウム)及びアル
カリ金属炭酸水素塩(例えば、炭酸水素ナトリウム)、有機金属化合物、特にア
ルキルアルカリ金属(例えば、メチルリチウム、ブチルリチウム及びフェニルリ
チウム)、ハロゲン化アルキルマグネシウム(例えば、塩化メチルマグネシウム
)、及びアルカリ金属及びアルカリ土類金属アルコキシド(例えば、ナトリウム
メトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムエトキシド、カリウムtert−
ブトキシド及びジメトキシマグネシウム)、さらに有機塩基、例えば第三級アミ
ン(例えば、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリイソプロピルエチルア
ミン及びn−メチルピペリジン)、ピリジン、置換ピリジン(例えば、コリジン
、ルチジン及び4−ジメチルアミノピリジン)、二環式アミンである。水酸化ナ
トリウム、炭酸カリウム及びカリウムtert−ブトキシドが、特に好ましい。
一般に、この塩基は等モル量、若しくは過剰量で、又は適宜溶剤として用いられ
る。
【0018】 反応は、触媒量のクラウンエーテル(例えば、18−クラウン−6又は15−
クラウン−5)を添加することが有利であろう。
【0019】 反応は、アルカリ金属若しくはアルカリ土類金属の水酸化物若しくは炭酸塩の
水溶液及び有機層(例えば、芳香族及び/又はハロゲン化炭化水素)からなる2
層系で行うことができる。この目的に好適な相間移動触媒としては、例えばハロ
ゲン化アンモニウム及びテトラフルオロ硼酸アンモニウム(例えば、塩化ベンジ
ルトリエチルアンモニウム、臭化ベンジルトリブチルアンモニウム、塩化テトラ
ブチルアンモニウム、臭化ヘキサデシルトリメチルアンモニウム又はテトラフル
オロ硼酸テトラブチルアンモニウム)並びにハロゲン化ホスホニウム(例えば、
塩化テトラブチルホスホニウム及び臭化テトラブチルホスホニウム)である。
【0020】 反応は、最初に塩基を用いて3−ヒドロキシピラゾールを、次いでベンジル誘
導体と反応させる、対応するヒドロキシラートに転換させることが有利であろう
【0021】 化合物Iの製造に必要なベンジル化合物II#は、文献(WO−A95/14 009、WO−A96/36229、WO−A97/02255、参照)に開示
されている。この化合物は、以下の合成経路により得ることができる:
【0022】
【化18】 aがアルキルである式IIA#の化合物は、US4952573及びWO−A
96/36229に知られた経路により対応するフェニル酢酸エステルIIh# から得られる。
【0023】
【化19】 式IIB#の化合物は、以下の合成経路により得ることができる(WO−A9 5/14009、WO−A96/36229、参照):
【0024】
【化20】 IIa’#のニトロ基は、通常行われる条件下、好ましくは接触水素化、酸の 存在下における鉄、鉛若しくは亜鉛を用いての還元、塩基の存在下におけるアル
カリ金属を用いての還元、又は酵素接触還元(enzyme-catalyzed reduction)す
ることにより還元することができる(Houben-Weyl, 第IV/1c巻, 第4版, 506頁以
下., Thieme Verlag Stuttgart and New York (1980);ibid. 第IV/1d巻, 第4版
, 473頁以下. (1981);Heterocycles, 第31巻, 2201頁 (1990)、参照)。
【0025】 式IIa’#のニトロベンゼンの幾つかは、文献(WO−A93/15046 、WO−A95/14009)に知られているか、或いは引用文献に従い製造す
ることができる。
【0026】
【化21】 IIa#とホスゲン又はホスゲン等価物、例えばジ−若しくはトリ−ホスゲン 又はクロロ蟻酸フェニルとの反応は、通常塩基又は触媒の存在下、不活性有機溶
剤中、−10℃〜250℃、好ましくは10℃〜110℃で行われる(Chem. Be
r., 第72巻, 457頁 (1972);Chem. Soc. Rev., 第3巻, 209頁 (1974);Angew. C
hem., 第107巻, 2746頁 (1995)、参照)。
【0027】
【化22】 上記式IId#中の“Hal”は、塩素又は臭素等のハロゲン原子である。
【0028】 Raがアルキル又はアルコキシである化合物IBの製造に必要なベンジル化合 物IIB#は、文献(WO−A96/36229、参照)により知られているか 、或いは文献(J. Org. Chem., 第43巻 (1978) 936頁、参照)に公知の方法によ
り得ることができる。このベンジル化合物は、式IIc#のカルバメートをアミ ジンIVb又はオルトエステルIVcと反応させることにより得ることができる
【0029】
【化23】 式IIC#の化合物は、以下の合成経路により得ることができる(WO−A9 5/14009、WO−A96/36229、WO−A97/02255、参照
):
【0030】
【化24】 イソシアナートIIb#とアジドIVdの反応は、通常不活性有機溶剤中、適 宜塩基又は酸の存在下、−10℃〜200℃、好ましくは20℃〜140℃で行
われる(J. Org.Chem., 第45巻, 5130頁 (1980);J. Am. Chem. Soc., 第81巻,
3076頁 (1959);Terahedron, 第31巻, 765頁 (1975);J. Org. Chem., 第38巻,
675頁 (1973)、参照)。
【0031】 式IVdにおいて、Mはアルカリ金属若しくはアルカリ土類金属、トリアルキ
ルシリル又はアルキルから選択されるカチオンである。アジ化トリメチルシリル
が好ましい。
【0032】 テトラゾリノンIIe#をアルキル化してIIC#を得る反応は、通常塩基の存
在下、不活性有機溶剤中、−20℃〜180℃、好ましくは20℃〜120℃で
行われる(Synth. Commun., 第18巻, 2011頁 (1988);J. Chem. Soc. Chem. Com
mun., 735頁 (1987)、参照)。
【0033】 好適なアルキル化剤は、例えばハロゲン化アルキル、アルキルスルホナート、
アルキル−p−トルエンスルホナート、アルキルトリフルオロメタンスルホナー
ト、アルコール、ジアルキルエーテル又はアルキル−p−ブロモフェニルスルホ
ナート、特にヨウ化メチル又は硫酸ジメチルである。
【0034】 式IIA#、IIb#及びIIC#のE#がピラゾールまたはトリアゾール基であ
る場合、化合物IIA#、IIB#及びIIC#は、それぞれ化合物IA、IB及 びICに該当する。
【0035】 これら化合物の合成は、ベンジル化合物II#の製造に好適であるのみならず 、概して基A、B又はCを形成するためのピラゾール又はトリアゾール基の各合
成段階において用いることができる。基Xの合成は、E#が水素又はピラゾール 若しくはトリアゾール基である化合物IIa’#又はIIb#の段階で行うことが
特に好ましい。3−ヒドロキシピラゾールIIIaは、また文献に開示され、又
はそこに記載された方法により製造することができる(J. Heterocycl. Chem. 3 0 , (1993), 49, Chem. Ber. 107, (1974), 1318, Chem. Pharm. Bull. 19, (197
1), 1389, Tetrahedron Lett. 11, (1970), 875, Chem. Heterocycl. Comp. 5,
(1969), 527, Chem. Ber. 102, (1969), 3260, Chem. Ber. 109, (1976), 261,
J. Org. Chem. 31, (1966), 1538, Tetrahedron 43, (1987), 607)。
【0036】 3−ヒドロキシピラゾールIIIaは、WO−A97/03969及びドイツ
特許出願第19652516.0号に記載された方法により得ることが特に有利
である。
【0037】 3−ヒドロキシトリアゾールIIIbは、文献に開示されているか、或いはそ
こに記載された方法により製造することができる(Chem. Ber. 56, (1923), 179
4;DE−A2150169;DE−A2200436;US−A443314 8;J. Med. Chem. 33, (1990), 2772;Synthesis 1987, 986;DE−A226 0015;DE−A2417970)。
【0038】 反応混合物は、慣用法、例えば水と混合し、層分離し、そして適宜粗生成物を
クロマトグラフィー処理して精製することにより後処理される。数種の中間体及
び最終生成物が、無色の又は僅かに淡褐色の粘稠油の形態で得られ、そしてこの
粘稠油は減圧下、適度な高温で揮発性成分を除去するか、又は精製される。 中間体及び最終生成物が固体として得られた場合、再結晶化又は温浸により精製
することも可能である。
【0039】 化合物Iは酸性又は塩基性中心(acidic or basic centers)を含んでいても 良く、そのため酸付加物若しくは塩基付加物又は塩を形成することができる。
【0040】 酸付加物用の酸は、特に鉱酸(例えば、塩酸及び臭化水素酸等のハロゲン化水
素酸、燐酸、硫酸、硝酸)、有機酸(例えば、蟻酸、酢酸、蓚酸、マロン酸、乳
酸、リンゴ酸、琥珀酸、酒石酸、クエン酸、サリチル酸、p−トルエンスルホン
酸、ドデシルベンゼンスルホン酸)、又は他のプロトン酸化合物(例えば、サッ
カリン)である。塩基付加物用の塩基は、特にアルカリ金属又はアルカリ土類金
属の各酸化物、水酸化物、炭酸塩又は炭酸水素塩(例えば、水酸化カリウム、水
酸化ナトリウム、炭酸カリウム又は炭酸ナトリウム)、又はアンモニウム化合物
(例えば、水酸化アンモニウム)である。
【0041】 上記式中において述べた記号の定義の幾つかについて、一般的に下記の置換基
を表す共通の用語が使用された: ハロゲン:フッ素、塩素、臭素及びヨウ素; アルキル:1〜4個、又は1〜6個の炭素原子を有する直鎖又は分岐の飽和炭
化水素基であり、例えばメチル、エチル、プロピル、1−メチルエチル、ブチル
、1−メチルプロピル、2−メチルプロピル及び1,1−ジメチルエチル; ハロアルキル:1〜4個の炭素原子を有する直鎖又は分岐アルキル基(上述し
た基)であり、且つこれら基の水素原子は、上述のハロゲン原子で部分的に又は
完全に置き換わっていても良く、このようなハロアルキルの例としては、以下の
1〜C2ハロアルキル、即ち、クロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチ
ル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トルフルオロメチル、クロロフルオロ
メチル、ジクロロフルオロメチル、クロロジフルオロメチル、1−フロオロエチ
ル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2,2,2−トリフルオ
ロエチル、2−クロロ−2−フルオロエチル、2−クロロ−2,2−ジフルオロ
エチル、2,2−ジクロロ−2−フロオロエチル、2,2,2−トリクロロエチ
ル及びペンタフルオロエチル; アルキルカルボニル:直鎖又は分岐アルキル基、特にカルボニル基(−CO−
)を介して骨格に結合する、1〜10個の炭素原子を有する基(上述した); アルコキシ:酸素原子(−O−)を介して骨格に結合する、1〜4個の炭素原
子を有する直鎖又は分岐アルキル基(上述した基); アルコキシカルボニル:カルボニル基(−CO−)を介して骨格に結合する、
1〜4個の炭素原子を有する直鎖又は分岐アルコキシ基(上述した); アルキルチオ:硫黄原子(−S−)を介して骨格に結合する、1〜4個の炭素
原子を有する直鎖又は分岐アルキル基(上述した基); シクロアルキル:3〜6個の炭素環員を有する単環の飽和炭化水素基、例えば
シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル及びシクロヘキシル; アリール:6〜14個の炭素環員をを有する単核〜三核芳香族環基、例えばフ
ェニル、ナフチル及びアントラセニル; ヘテロアリール:例えば、以下の5員又は6員のヘテロ芳香族化合物、 1〜4個の窒素原子、又は1〜3個の窒素原子と1個の硫黄原子又は酸素原子
を含む5員のヘテロアリール:炭素環員とは別に、環員として、1〜4個の窒素
原子、又は1〜3個の窒素原子と1個の硫黄又は酸素原子を有していても良い5
員のヘテロアリール環基、例えば2−フリル、3−フリル、2−チエニル、3−
チエニル、2−ピロリル、3−ピロリル、3−イソオキサゾリル、4−イソオキ
サゾリル、5−イソオキサゾリル、3−イソチアゾリル、4−イソチアゾリル、
5−イソチアゾリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、5−ピラゾリル、2−
オキサゾリル、4−オキサゾリル、5−オキサゾリル、2−チアゾリル、4−チ
アゾリル、5−チアゾリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、1,2,4
−オキサジアゾール−3−イル、1,2,4−オキサジアゾール−5−イル、1
,2,4−チアジアゾール−3−イル、1,2,4−チアジアゾール−5−イル
、1,2,4−トリアゾール−3−イル、1,3,4−オキサジアゾール−2−
イル、1,3,4−チアジアゾール−2−イル及び1,3,4−トリアゾール−
2−イル; 1〜3個の窒素原子又は1個の窒素原子と1個の酸素原子又は硫黄原子を有す
る5員のベンゾ縮合ヘテロアリール:炭素環員とは別に、環員として、1〜4個
の窒素原子、又は1〜3個の窒素原子と1個の硫黄又は酸素原子を含み、2個の
隣接する炭素環員又は1個の窒素原子と1個の隣接する炭素環員がブタ−1,3
−ジエン−1,4−ジイル基で橋架けされていても良い5員のヘテロアリール環
基; 窒素原子を介して結合し、1〜4個の窒素原子を含む5員のヘテロアリール、
或いは窒素原子を介して結合し、1〜3個の窒素原子を含む5員のベンゾ縮合ヘ
テロアリール:炭素原子とは別に、環員として1〜4個又は1〜3個の窒素原子
をそれぞれ含んでいても良く、2個の隣接する炭素環員又は1個の窒素原子と1
個の隣接する炭素環員がブタ−1,3−ジエン−1,4−ジイル基で橋架けされ
ていても良く、その際これら環は窒素環員の1つを介して骨格と結合する、5員
のヘテロアリール環基; 1〜3個又は1〜4個の窒素原子を含む6員のヘテロアリール:炭素環員とは
別に、環員として、1〜3個又は1〜4個の窒素原子を有していても良い6員の
ヘテロアリール環基、例えば2−ピリジニル、3−ピリジニル、4−ピリジニル
、3−ピリダジニル、4−ピリダジニル、2−ピリミジニル、4−ピリミジニル
、5−ピリミジニル、2−ピラジニル、1,3,5−トリアジン−2−イル及び
1,2,4−トリアジン−3−イル。
【0042】 アルキル、アルケニル及びアルキニル基に関して、用語「置換基を有していて
も良い」とは、これらの基が部分的に又は完全にハロゲン化されていても良く(
即ち、これら基の水素原子が部分的に又は完全に同一又は異なる上述したハロゲ
ン原子(好ましくは、フッ素、塩素及び臭素、特にフッ素及び塩素)で置き換わ
っていても良い)及び/又は1〜3個、特に下記の基の1個を有することを表す
:即ち、 C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C1〜C6アルキルチオ、C1 〜C6ハロアルキルチオ、C1〜C6アルキルアミノ、ジ(C1〜C6)アルキルア ミノ、C2〜C6アルケニルオキシ、C2〜C6ハロアルケニルオキシ、C2〜C6
ルキニルオキシ、C2〜C6ハロアルキニルオキシ、C3〜C6シクロアルキル、C 3 〜C6シクロアルキルオキシ、C3〜C6シクロアルケニル、C3〜C6シクロアル
ケニルオキシ、或いは 炭素原子とは別に、1〜4個の窒素原子、又は1個若しくは2個の窒素原子と
1個の酸素原子若しくは硫黄原子、又は1個の酸素原子を有していても良く、又
は環員として、硫黄原子であっても良く(上述した)、そして直接的に、又は置
換基酸素原子(−O−)、硫黄原子(−S−)に若しくはアミノ基(−NRa− )を介して結合する置換基を有していても良い単核又は二核芳香族環基、例えば
以下のアリール基、即ち、フェニル及びナフチル、好ましくはフェニル又は1−
若しくは2−ナフチル、及びヘテロアリール基、例えば1〜3個の窒素原子及び
/又は1個の酸素原子を含む5員のヘテロ芳香族環基、この例としては2−フリ
ル、3−フリル、2−チエニル、3−チエニル、1−ピロリル、2−ピロリル、
3−ピロリル、3−イソオキサゾリル、4−イソオキサゾリル、5−イソオキサ
ゾリル、3−イソチアゾリル、4−イソチアゾリル、5−イソチアゾリル、1−
ピラゾリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、5−ピラゾリル、2−オキサゾ
リル、4−オキサゾリル、5−オキサゾリル、2−チアゾリル、4−チアゾリル
、5−チアゾリル、1−イミダゾリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、
1,2,4−オキサジアゾール−3−イル、1,2,4−オキサジアゾール−5
−イル、1,2,4−チアジアゾール−3−イル、1,2,4−チアジアゾール
−5−イル、1,2,5−トリアゾール−3−イル、1,2,3−トリアゾール
−4−イル、1,2,3−トリアゾール−5−イル、5−テトラゾリル、1,2
,3,4−チアトリアゾール5−イル及び1,2,3,4−オキサトリアゾール
−5−イル、特に3−イソオキサゾリル、5−イソオキサゾリル、4−オキサゾ
リル、4−チアゾリル、1,3,4−オキサジアゾール−2−イル及び1,3,
4−チアジアゾール−2−イル; ヘテロ原子として1〜4個の窒素原子を含む6員のヘテロ芳香族環基、例えば
、2−ピリジニル、3−ピリジニル、4−ピリジニル、3−ピリダジニル、4−
ピリダジニル、2−ピリミジニル、4−ピリミジニル、5−ピリミジニル、2−
ピラジニル、1,3,5−トリアジン−2−イル、1,2,4−トリアジン−3
−イル及び1,2,4,5−テトラジン−3−イル、特に2−ピリジニル、3−
ピリジニル、4−ピリジニル、2−ピリミジニル、4−ピリミジニル、2−ピラ
ジニル及び4−ピリダジニル。
【0043】 環式基(飽和、不飽和又は芳香族)に関して、用語「置換基を有していても良
い」とは、これら環式基が部分的に又は完全にハロゲン化されていても良く[即
ち、これら基の水素原子が部分的に又は完全に同一又は異なる上述したハロゲン
原子(好ましくはフッ素、塩素又は臭素、特にフッ素又は塩素)で置き換えられ
ていても良い]及び/又は1〜4個(特に、1〜3個)の下記の基を有すること
を表す:即ち、 シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、アミノ、カルボキシル、アミノカルボニル、ア
ルキル、ハロアルキル、アルケニル、ハロアルケニル、アルケニルオキシ、ハロ
アルケニルオキシ、アルキニル、ハロアルキニル、アルキニルオキシ、ハロアル
キニルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ
、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルカルボニル、アルコキシカルボ
ニル、アルキルカルボニルオキシ、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミ
ノカルボニル、アルキルカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ及びア
ルキルカルボニル−N−アルキルアミノ、且つこれら基のアルキル基は、1〜6
個、特に1〜4個の炭素原子を、またこれら基のアルケニル又はアルキニル基は
、2〜8個、好ましくは2〜6個、特に2〜4個の炭素原子を有していて;及び
/又は 1〜3個(特に1個)の下記の基: 慣用基により置換されていても良いシクロアルキル、シクロアルコキシ、シク
ロアルキルチオ、シクロアルキルアミノ、シクロアルキル−N−アルキルアミノ
、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロシクリルチオ、ヘテロシクリ
ルアミノ又はヘテロシクリル−N−アルキルアミノ、且つ環式基は3〜12個、
好ましくは2〜8個、特に3〜6個の環員を、またこれら基のアルキル基は、好
ましくは1〜6個、特に1〜4個の炭素原子を有し; 慣用基により置換されていても良いアリール、アリールオキシ、アリールチオ
、アリールアミノ、アリールN−アルキルアミノ、アリールアルコキシ、アリー
ルアルキルチオ、アリールアルキルアミノ、アリールアルキルN−アルキルアミ
ノ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ、ヘテロアリ
ールアミノ、ヘテロアリールN−アルキルアミノ、ヘテロアリールアルコキシ、
ヘテロアリールアルキルチオ、ヘテロアリールアルキルアミノ及びヘテロアリー
ルアルキルN−アルキルアミノ、且つアリール基は、好ましくは6〜10個、特
に6個の環員(フェニル)を、ヘテロアリール基は特に5又は6個の環員を、こ
れら基のアルキル基は好ましくは1〜6個、特の1〜4個の炭素原子を有し、及
び/又は 1個又は2個(特に1個)の下記の基: ホルミル、 CRiii=NORiv[但し、Riiiが水素、アルキル、シクロアルキル及びアリ
ールを、Rivがアルキル、アルケニル、ハロアルケニル、アルキニル及びアリー
ルアルキル(上述のアルキル基は、好ましくは1〜6個、特に1〜4個の炭素原
子を、上述のシクロアルキル基、アルケニル基及びアルキニル基は、好ましくは
3〜8個、特に3〜6個の炭素原子を有する)を表し、またアリールは特に慣用
基により置換されていても良いフェニルである]、又は NRv−CO−D−Rvi[但し、Rvが水素、ヒドロキシ、C1〜C6アルキル、
2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6アルコキシ、C2〜C6アル
ケニルオキシ、C2〜C6アルキニルオキシ、C1〜C6アルコキシC1〜C6アルキ
ル、C1〜C6アルコキシC1〜C6アルコキシ及びC1〜C6アルコキシカルボニル
を、Rviが水素、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル
、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6シクロアルケニル、アリール、アリールC 1 〜C6アルキル、ヘテロアリール及びヘテロアリールC1〜C6アルキルを、及び
Dが直接結合、酸素又は窒素を表し、且つ窒素原子はRviで述べた基の1個を有
していても良い]、及び/又は 環式基の、2個の隣接する炭素原子は、C3〜C5アルキレン、C3〜C5アルケ
ニレン、オキシC2〜C4アルキレン、オキシC1〜C3アルキレンオキシ、オキシ
2〜C4アルケニレン、オキシC2〜C4アルケニレンオキシ又はブタジエンジイ
ル基を表し、且つこれらブリッジは、それぞれ部分的に又は完全にハロゲン化さ
れていても、及び/又は1〜3個、特に1個又は2個の下記の基:C1〜C4アル
キル、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ及
びC1〜C4アルキルチオを有していても良い。
【0044】 生物学的活性の点から、化合物IAが好ましい。
【0045】
【化25】 さらに式IBの化合物が好ましい。
【0046】
【化26】 同様に、化合物ICが好ましい。
【0047】
【化27】 さらに、Raがメトキシである化合物Iが好ましい。
【0048】 さらに、Raがメチルである化合物Iが好ましい。
【0049】 さらに、Rbがメチルである化合物Iが好ましい。
【0050】 同様に、nが0又は1、特に0である化合物Iが好ましい。
【0051】 さらに、R1が6位にある化合物Iが好ましい。
【0052】 さらに、R1がハロゲン又はメチルである化合物Iが好ましい。
【0053】 同様に、R2が水素である化合物Iが好ましい。
【0054】 さらに、R3が置換基を有していても良いC1〜C6アルキルである化合物Iが 好ましい。
【0055】 特に、R3がフェニル又はベンジルである化合物Iが好ましく、且つこのフェ ニル基は部分的に又は完全にハロゲン化されていても良く、及び/又は1〜3個
の下記の基を有する:即ち、シアノ、ニトロ、C1〜C6アルキル、C1〜C4ハロ
アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4アルコキシ
1〜C4アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C1〜C4アルキルカルボニル、C 1 〜C4アルコキシカルボニル、フェニル、フェノキシ及びフェニルC1〜C4アル
コキシ(上記フェニル環はそれぞれ部分的に又は完全にハロゲン化されていても
、及び/又は1〜3個の下記の基:シアノ、ニトロ、C1〜C4アルキル、C1〜 C2ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C2ハロアルコキシ、C3〜C6シ クロアルキル、C1〜C4アルキルカルボニル又はC1〜C4アルコキシカルボニル
を有していても良い)、及び/又は R’が水素又はC1〜C4アルキル、R”がC1〜C6アルキルである基CR’=
NOR”、及び/又は 上記フェニル環の隣接する2個の炭素原子がオキシC1〜C3アルコキシブリッ
ジ又はオキシC1〜C3ハロアルコキシブリッジを介して結合していても良い。
【0056】 さらにR3がピリジルである化合物Iが特に好ましく、このピリジル環は部分 的に又は完全にハロゲン化されていても、及び/又は1〜3個の下記の基:シア
ノ、ニトロ、C1〜C4アルキル、C1〜C2ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ、
1〜C2ハロアルコキシ、C3〜C6シクロアルキル、C1〜C4アルキルカルボニ
ル又はC1〜C4アルコキシカルボニルを有していても良い。
【0057】 さらにRbが水素である化合物Iが好ましい。
【0058】 さらに、(R1nが水素、6−クロロ又は6−メチル、R2が水素又はメチル 、R3がハロゲン又はC1〜C4ハロアルキルで置換されていても良いシクロヘキ シル、ベンジル、フェニル、ピリジル又はピラジニルである化合物IA.1、I
A.2、IA.3及びIA.4が特に好ましい。
【0059】
【化28】
【0060】 さらに、(R1nが水素、6−クロロ又は6−メチル、Rdがハロゲン、ニト ロ、シアノ、C1〜C9アルキル、C1〜C2ハロアルキル、シクロヘキシル、C1 〜C6アルコキシ、C1〜C2ハロアルコキシ、フェニルC1〜C3アルコキシ若し くはフェニル(このフェニル環は、非置換であっても、又はハロゲン、メチル若
しくはメトキシで置換されていても良い)、ピリジル、C1〜C4アルコキシカル
ボニル、メトキシメチル又は基C(CH3)=N−C1〜C4アルコキシ、指数m が1〜5、特に1又は2である化合物IA.5、IA.6、IA.7、IA.8
、IA.9、IA.10、IA.11及びIA.12が特に好ましい。
【0061】
【化29】
【化30】
【0062】 (R1nが水素、6−クロロ又は6−メチル、R2が水素又はメチル、R3がハ
ロゲン又はC1〜C4ハロアルキルで置換されていても良いシクロヘキシル、ベン
ジル、フェニル、ピリジル又はピラジニルである化合物IB.1、IB.2、I
B.3及びIB.4が特に好ましい。
【0063】
【化31】
【化32】
【0064】 さらに、(R1nが水素、6−クロロ又は6−メチル、Rdがハロゲン、ニト ロ、シアノ、C1〜C9アルキル、C1〜C2ハロアルキル、シクロヘキシル、C1 〜C6アルコキシ、C1〜C2ハロアルコキシ、フェニルC1〜C3アルコキシ若し くはフェニル(このフェニル環は、非置換であっても、又はハロゲン、メチル若
しくはメトキシで置換されていても良い)、ピリジル、C1〜C4アルコキシカル
ボニル、メトキシメチル又は基C(CH3)=N−C1〜C4アルコキシ、指数m が1〜5、特に1又は2である化合物IB.5、IB.6、IB.7、IB.8
、IB.9、IB.10、IB.11及びIB.12が特に好ましい。
【0065】
【化33】
【化34】
【化35】
【0066】 同様に、(R1nが水素、6−クロロ又は6−メチル、R2が水素又はメチル 、R3がハロゲン又はC1〜C4ハロアルキルで置換されていても良いシクロヘキ シル、ベンジル、フェニル、ピリジル又はピラジニルである化合物IC.1及び
IC.2が特に好ましい。
【0067】
【化36】
【0068】 さらに、(R1nが水素、6−クロロ又は6−メチル、Rdがハロゲン、ニト ロ、シアノ、C1〜C9アルキル、C1〜C2ハロアルキル、シクロヘキシル、C1 〜C6アルコキシ、C1〜C2ハロアルコキシ、フェニルC1〜C3アルコキシ若し くはフェニル(このフェニル環は、非置換であっても、又はハロゲン、メチル若
しくはメトキシで置換されていても良い)、ピリジル、C1〜C4アルコキシカル
ボニル、メトキシメチル又は基C(CH3)=N−C1〜C4アルコキシ、指数m が1〜5、特に1又は2である化合物IC.3、IC.4、IC.5及びIC.
6が特に好ましい。
【0069】
【化37】 上述の記号について、中間体の特に好ましい態様は、上記基の記号及び/又は
式Iの基A、B、C、Y、Ra、Rb、(R1n、R2及びR3に対応する。
【0070】 これらを使用する観点から、以下の表に列記された化合物Iが特に好ましい。
さらに、それ自体及び独立に上述の基を組み合わせて用いることにより、表中の
置換基について述べた基は、当該置換基の特に好ましい態様を表す。
【0071】 表1 各化合物の(R1n、R2及びR3が表Aの各行に対応する式IA.1で表され
る化合物。
【0072】 表2 各化合物の(R1n、R2及びR3が表Aの各行に対応する式IA.2で表され
る化合物。
【0073】 表3 各化合物の(R1n、R2及びR3が表Aの各行に対応する式IA.3で表され
る化合物。
【0074】 表4 各化合物の(R1n、R3が表Aの各行に対応する式IA.4で表される化合 物。
【0075】 表5 (R1nが水素であり、各化合物の(Rdmが表Bの各行に対応する式IA.
5で表される化合物。
【0076】 表6 (R1nが6−クロロであり、各化合物の(Rdmが表Bの各行に対応する式
IA.5で表される化合物。
【0077】 表7 (R1nが6−メチルであり、各化合物の(Rdmが表Bの各行に対応する式
IA.5で表される化合物。
【0078】 表8 (R1nが水素であり、各化合物の(Rdmが表Bの各行に対応する式IA.
6で表される化合物。
【0079】 表9 (R1nが6−クロロであり、各化合物の(Rdmが表Bの各行に対応する式
IA.6で表される化合物。
【0080】 表10 (R1nが6−メチルであり、各化合物の(Rdmが表Bの各行に対応する式
IA.6で表される化合物。
【0081】 表11 (R1nが水素であり、各化合物の(Rdmが表Bの各行に対応する式IA.
7で表される化合物。
【0082】 表12 (R1nが水素であり、各化合物の(Rdmが表Bの各行に対応する式IA.
8で表される化合物。
【0083】 表13 (R1nが水素であり、各化合物の(Rdmが表Bの各行に対応する式IA.
9で表される化合物。
【0084】 表14 (R1nが6−クロロであり、各化合物の(Rdmが表Bの各行に対応する式
IA.9で表される化合物。
【0085】 表15 (R1nが6−メチルであり、各化合物の(Rdmが表Bの各行に対応する式
IA.9で表される化合物。
【0086】 表16 (R1nが水素であり、各化合物の(Rdmが表Bの各行に対応する式IA.
10で表される化合物。
【0087】 表17 (R1nが6−クロロであり、各化合物の(Rdmが表Bの各行に対応する式
IA.10で表される化合物。
【0088】 表18 (R1nが6−メチルであり、各化合物の(Rdmが表Bの各行に対応する式
IA.10で表される化合物。
【0089】 表19 (R1nが水素であり、各化合物の(Rdmが表Bの各行に対応する式IA.
11で表される化合物。
【0090】 表20 (R1nが水素であり、各化合物の(Rdmが表Bの各行に対応する式IA.
12で表される化合物。
【0091】 表21 各化合物の(R1n、R2及びR3が表Aの各行に対応する式IB.1で表され
る化合物。
【0092】 表22 各化合物の(R1n、R2及びR3が表Aの各行に対応する式IB.2で表され
る化合物。
【0093】 表23 各化合物の(R1n、R2及びR3が表Aの各行に対応する式IB.3で表され
る化合物。
【0094】 表24 各化合物の(R1n、R2及びR3が表Aの各行に対応する式IB.4で表され
る化合物。
【0095】 表25 (R1nが水素であり、各化合物の(Rdmが表Bの各行に対応する式IB.
5で表される化合物。
【0096】 表26 (R1nが6−クロロであり、各化合物の(Rdmが表Bの各行に対応する式
IB.5で表される化合物。
【0097】 表27 (R1nが6−メチルであり、各化合物の(Rdmが表Bの各行に対応する式
IB.5で表される化合物。
【0098】 表28 (R1nが水素であり、各化合物の(Rdmが表Bの各行に対応する式IB.
6で表される化合物。
【0099】 表29 (R1nが6−クロロであり、各化合物の(Rdmが表Bの各行に対応する式
IB.6で表される化合物。
【0100】 表30 (R1nが6−メチルであり、各化合物の(Rdmが表Bの各行に対応する式
IB.6で表される化合物。
【0101】 表31 (R1nが水素であり、各化合物の(Rdmが表Bの各行に対応する式IB.
7で表される化合物。
【0102】 表32 (R1nが水素であり、各化合物の(Rdmが表Bの各行に対応する式IB.
8で表される化合物。
【0103】 表33 (R1nが水素であり、各化合物の(Rdmが表Bの各行に対応する式IB.
9で表される化合物。
【0104】 表34 (R1nが6−クロロであり、各化合物の(Rdmが表Bの各行に対応する式
IB.9で表される化合物。
【0105】 表35 (R1nが6−メチルであり、各化合物の(Rdmが表Bの各行に対応する式
IB.9で表される化合物。
【0106】 表36 (R1nが水素であり、各化合物の(Rdmが表Bの各行に対応する式IB.
10で表される化合物。
【0107】 表37 (R1nが6−クロロであり、各化合物の(Rdmが表Bの各行に対応する式
IB.10で表される化合物。
【0108】 表38 (R1nが6−メチルであり、各化合物の(Rdmが表Bの各行に対応する式
IB.10で表される化合物。
【0109】 表39 (R1nが水素であり、各化合物の(Rdmが表Bの各行に対応する式IB.
11で表される化合物。
【0110】 表40 (R1nが水素であり、各化合物の(Rdmが表Bの各行に対応する式IB.
12で表される化合物。
【0111】 表41 各化合物の(R1n、R2及びR3が表Aの各行に対応する式IC.1で表され
る化合物。
【0112】 表42 各化合物の(R1n、R2及びR3が表Aの各行に対応する式IC.2で表され
る化合物。
【0113】 表43 (R1nが水素であり、各化合物の(Rdmが表Bの各行に対応する式IC.
3で表される化合物。
【0114】 表44 (R1nが6−クロロであり、各化合物の(Rdmが表Bの各行に対応する式
IC.3で表される化合物。
【0115】 表45 (R1nが6−メチルであり、各化合物の(Rdmが表Bの各行に対応する式
IC.3で表される化合物。
【0116】 表46 (R1nが水素であり、各化合物の(Rdmが表Bの各行に対応する式IC.
4で表される化合物。
【0117】 表47 (R1nが6−クロロであり、各化合物の(Rdmが表Bの各行に対応する式
IC.4で表される化合物。
【0118】 表48 (R1nが6−メチルであり、各化合物の(Rdmが表Bの各行に対応する式
IC.4で表される化合物。
【0119】 表49 (R1nが水素であり、各化合物の(Rdmが表Bの各行に対応する式IC.
5で表される化合物。
【0120】 表50 (R1nが水素であり、各化合物の(Rdmが表Bの各行に対応する式IC.
6で表される化合物。
【0121】
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【表6】
【表7】
【表8】
【0122】 化合物Iは、殺菌剤としての使用が適当である。それらは広範囲の植物病原性
菌類、特に子嚢菌類、不完全菌類、藻菌類及び坦子菌類に対する顕著な効果を有
するため優れている。これらの中には、組織的に活性であるため、栽培植物保護
における茎葉及び土壌の殺菌剤として使用可能なものもある。
【0123】 それらは様々な栽培植物、例えば小麦、ライ麦、大麦、カラス麦、イネ、トウ
モロコシ、芝、バナナ、綿花、大豆、コーヒー、サトウキビ、ブドウ、果実、装
飾用植物及び野菜(例えば、キュウリ、豆、トマト、ジャガイモ及びウリ)、さ
らにこれらの種子の多種細菌の防除に特に重要である。
【0124】 新規化合物は、以下の植物病原性菌類の防除に特に適している: 果実および野菜のアルテルナリア(Alternaria)種、 イチゴ、野菜、装飾用植物およびブドウのボトリチス・キネレア(Botry
tis cinerea;灰色カビ)、 ナンキンマメのセルコスポラ・アラキジコラ(Cercospora ara
chdicola)、 ウリ科のエリシペ・キコラケアラム(Erysiphe cichorace
arum)およびスフェロテカ・フリギネア(Sphaerotheca fu
liginea)、 穀物類のエリシペ・グラミニス(Erysiphe graminis;うど ん粉病)、 種々の植物のフサリウム(Fusarium)およびベルチキルリウム(Ve
rticillium)種、 穀物類のヘルミントスポリウム(Helminthosporium)種、 バナナおよびナンキンマメのマイコスフェレラ(Mycosphaerell
a)種、 ジャガイモおよびトマトのフィトピトラ・インフェスタンス(Phytoph
thora infestans)、 ブドウのプラスモパラ・ビチコラ(Plasmopara viticola
)、 リンゴのポドスフェラ・ロイコトリカ(Podosphaera leuco
tricha)、 コムギおよびオオムギのシュードケルコスポレラ・ヘルポトリコイデス(Ps
eudocercosporella herpotrichoides)、 ホップとキュウリのシュードペロノスポラ(Pseudoperonospo
ra)種、 穀物類のプッキニア(Puccinia)種、 イネのピリクラリア・オリザエ(Pyricularia orizae)、 綿花、シバおよびイネのリゾクトニア(Rhizoctonia)種、 コムギのセプトリア・ノドルム(Septoria nodorum)、 ブドウのウンキヌラ・ネカトル(Uncinula necator)、 穀物類およびサトウキビのウスチラゴ(Ustilago)種、 リンゴおよびセイヨウナシのベンツリア・イネクアリス(Venturia inaeqalis;腐敗病)。
【0125】 さらに化合物Iは、例えばパエシロミセス・バリオッティ(Paecilom
yces variotii)からの資材保護(例えば木材、紙、塗料分散体、
繊維又は織物の保護)及び備蓄品の保護において有害菌類からの防除に適当であ
る。
【0126】 化合物Iは、有害菌類、或いは菌類の感染から保護されるべき植物、種子、資
材又は土壌を上記有効物質の殺菌活性量で処理することにより用いられる。上記
資材、植物又は種子への施与は、有害菌類から被害を受ける前又は後に実施され
る。
【0127】 殺菌剤は、0.1〜95重量%、好ましくは0.5〜90重量%の有効物質を
一般的に含む。
【0128】 所望の効果の形態によって異なるが、栽培植物保護に本発明の有効物質を使用
するための施与率は、1haに対して、0.01〜2.0kgである。
【0129】 種子を処理する場合、必要とされる有効物質の量は、一般に種子1kgに対し
て0.001〜0.1gであり、0.01〜0.05gが望ましい。
【0130】 本発明の有効物質を資材又は備蓄品の保護に使用する場合、有効物質の施与率
は、施与する領域の特性及び所望の効果次第である。資材保護における有効物質
の施与率は、例えば処理される資材1m3に対して0.001〜2kg、好まし くは0.005〜1kgである。
【0131】 さらに、式Iの化合物は、昆虫類、蛛形類および線虫類等の有害動物の防除に
特に適している。これらは栽培植物保護、衛生、備蓄品及び獣医学の各分野で有
害動物の防除に使用することができる。特に、下記の有害動物の防除に適してい
る: 鱗翅目(Lepidoptera)の害虫には例えばアグロテス・イプシロン
(Agrotis ypsilon)、アグロテス・セゲタム(Agrotis segetum)、アラバマ・アルジラセア(Alabama argill
acea)、アンチカルシア・ゲマタリス(Anticarsia gemma
talis)、アルギレスチア・コンジュゲラ(Argyresthia co
njugella)、オートグラファ・ガマ(Autographa gamm
a)、ブパラス・ピニアリウス(Bupalus piniarius)、カコ
エシア・ムリナナ(Cacoecia murinana)、カプア・レチキュ
ラナ(Capua reticulana)、ケイマトビア・ブルマタ(Che
imatobia brumata)、チョリストネウラ・フミフェラナ(Ch
oristoneura fumiferana)、チョリストネウラ・オクシ
デンタリス(Choristoneura occidentalis)、シル
ピス・ウニプンクタ(Cirphis unipuncta)、チデイア・ポモ
ネーラ(Cydia pomonella)、デンドロリマス・ピニ(Dend
rolimus pini)、ダイアファニア・ニチダリス(Diaphani
a nitidalis)、ダイアトラエア・グランディオセーラ(Diatr
aea grandiosella)、エアリアス・インスラナ(Earias insulana)、エラスモパルパス・リグノセーラス(Elasmopa
lpus lignosellus)、オイポエシリア・アムピグエーラ(Eu
poecilia ambiguella)、エベトリア・ブーリアナ(Eve
tria bouliana)、フェルチア・サブテーラネア(Feltia
subterranea)、ガレリア メロネーラ(Galleria mel
lonella)、グラホリタ・フネブラナ(Grapholita fune
brana)、グラホリタ・モレスタ、(Grapholita molest
a)、ヘリオテス・アルミゲラ(Heliothis armigera)、ヘ
リオテス・ピレセンス(Heliothis virescens)、ヘリオテ
ス・ジー(Heliothis zea)、ヘールラ・アンダリス(Hellu
la undalis)、ヒベルニア・デフォリアリア(Hibernia d
efoliaria)、ヒファントリア・クネア(Hyphantria cu
nea)、ヒポノムータ・マリネラス(Hyponomeuta maline
llus)、ケイフェリア・リコペルシセーラ(Keifferia lyco
persicella)、ラムブディナ・フィセラリア(Lambdina f
iscellaria)、ラフィグマ・エクシグア(Laphygma exi
gua)、ロイコプテラ・カフィーラ(Leucoptera coffeel
la)、ロイコプテラ・シテルラ(Leucoptera scitella)
、リソコレーチス・ブランカルデーラ(Lithocolletis blan
cardella)、ロベシア・ボトラナ(Lobesia botrana)
、ロクソステーゲ・スティクティカリス(Loxostege stictic
alis)、リマントリア・ディスパー(Lymantria dispar)
、リマントリア・モナチャ(Lymantria monacha)、リオネチ
ア・クレルケーラ(Lyonetia clerkella)、マラコソマ・ノ
イストリア(Malacosoma neustria)、マメストラ・ブラシ
ーカエ(Mamestra brassicae)、オルギィア・プソイドツガ
タ(Orgyia pseudotsugata)、オストリニア・ヌビラリス
(Ostrinia nubilalis)、パノリス・フラメア(Panol
is flammea)、ペクチノフォラ・ゴシィピエーラ(Pectinop
hora gossypiella)、ペリドロマ・サウシア(Peridro
ma saucia)、ファレラ・ブスファーラ(Phalera bucep
hala)、フトリマエア・オペルキュレーラ(Phthorimaea op
erculella)、フィロクニティス・シトレーラ(Phyllocnit
is citrella)、ピエリス・ブラシーカ(Pieris brass
icae)、プラティペナ・スカブラ(Plathypena scabra)
、プルテーラ・キシロステーラ(Plutella xylostella)、
スードプルシア・インクルデンス(Pseudoplusia include
ns)、フィアシオニア・フルストラナ(Phyacionia frustr
ana)、スクロビパルプラ・アブソルタ(Scrobipalpula ab
soluta)、シトトロガ・セレレーラ(Sitotroga cerele
lla)、スパルガノティス・ピレリアナ(Sparganothis pil
leriana)、スポドプテラ・フルジペルダ(Spodoptera fr
ugiperda)、スポドプテラ・リトラリス(Spodoptera li
ttoralis)、スポドプテラ・リチュラ(Spodoptera lit
ura)、タウマトポエア・ピティオカムパ(Thaumatopoea pi
tyocampa)、トリトリックス・ビリダナ(Tortrix virid
ana),トリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)、ザイラフ
ェラ・カナデンシス(Zeiraphera canadensis)が属する
【0132】 鞘翅目(Coleoptera)としては例えばアグリラス・シヌアタス(A
grilus sinuatus)、アグリオテス・リネアタス(Agriot
es lineatus)、アグリオテス・オブスキュラス(Agriotes obscurus)、アンフィマーラス・ソルスティティアリス(Amphi
mallus solstitialis)、アニサンドラス・ディスパー(A
nisandrus dispar),アンソノムス・グランディス(Anth
onomus grandis)、アンソノムス・ポモラム(Anthonom
us pomorum)、アトマリア・リネアリム(Atomaria lin
earis)、ブラストファグス・ピニペルダ(Blastophagus p
iniperda)、ブリトファガ・ウンダタ(Blitophaga und
ata)、ブルカス・ルフィマヌス(Bruchus rufimanus)、
ブルカス・ピソラム(Bruchus pisorum)、ブルカス・レンティ
ス(Bruchus lentis)、ブルカス・ベチュラエ(Bruchus betulae)、カシィーダ・ネビュローサ(Cassida nebul
osa)、セロトマ・トリフルカタ(Cerotoma trifurcata
)、シュートリーンカス・アッシミリス(Ceuthorrhynchus a
ssimilis)、シュートリーンカス・ナピ(Ceuthorrhynch
us napi)、チャエトクネマ・ティビアリル(Chaetocnema
tibialis)、コノデラス・ベスペルティナス(Conoderus v
espertinus)、クリオセリス・アスパラギー(Crioceris
asparagi)、ダイアブロティカ・ロンジコロニス(Diabrotic
a longicornis)、ダイアブロティカ・12−プンクタタ(Dia
brotica 12−punctata)、ダイアブロティカ・ビルジフェラ
(Diabrotica virgifera)、エピラシュナ・バリベスティ
ス(Epilachna varivestis)、エピトリックス・ヒルティ
ペニス(Epitrix hirtipennis)、オイティノボスラス・ブ
ラシリエンシス(Eutinobothrus brasiliensis)、
ヒロビウス・アビエティス(Hylobius abietis)、ヒペラ・ブ
ルネイペニス(Hypera brunneipennis)、ヒペラ・ポステ
ィカ(Hypera postica)、イプス・ティポグラファス(Ips
typographus)、レマ・ビリネアタア(Lema bilineat
a)、レマ・メラノプス(Lema melanopus)、レプチノタルサ・
デセムリネアタ(Leptinotarsa decemlineata)、リ
モニウス・カリフォルニカス(Limonius californicus)
、リソルホプトラス・オリゾフィラス(Lissorhoptrus oryz
ophilus)、メラノタス・コミュニス(Melanotus commu
nis)、メリゲテス・アエネウス(Meligethes aeneus)、
メロロンタ・ヒポカスタニ(Melolontha hippocastani
)、メロロンタ・メロロンタ(Melolontha melolontha)
、オウレマ・オリガエ(Oulema oryzae)、オルティオリーンカス
・サルカタス(Ortiorrhynchus sulcatus)、オティオ
リーンカス・オバタス(Otiorrhynchus ovatus)、ファエ
ドン・コックレアリア(Phaedon cochleariae)、ピロトレ
タ・クリソセファラ(Phyllotreta chrysocephala)
、フィロフィガ・エスピー(Phyllophaga sp.)、フィロペルサ
・ホルティコラ(Phyllopertha horticola)、フィロト
レタ・ネモラム(Phyllotreta nemorum)、フィロトレタ・
ストリオラタ(Phyllotreta striolata)、ポピーリア・
ジャポニカ(Popillia japonica)、シトナ・リネアタス(S
itona lineatus)、シトフィラス・グラナリア(Sitophi
lus granaria)が属する。
【0133】 双翅目(Diptera)としてはアエデス・アエジプティ(Aedes a
egypti)、アエデス・ベクサンス(Aedes vexans)、アナス
トレファ・ルーデンス(Anastrepha ludens)、アノフェレス
・マクリペニス(Anopheles maculipennis)、セラティ
ティス・カピタタ(Ceratitis capitata)、クリソミヤ・ベ
ジーアナ(Chrysomya bezziana)、クリソミヤ・ホミニポラ
ックス(Chrysomya hominivorax)、クリソミヤ・マセー
ラリア(Chrysomya macellaria)、コンタリニア・ソルジ
ヒコラ(Contarinia sorghicola)、コルディロビア・ア
ンスロポファガ(Cordylobia anthropophaga)、キュ
レックス・ピピエンス(Culex pipiens)、ダカス・キュキュルビ
タエ(Dacus cucurbitae)、ダカス・オレアレ(Dacus
oleae)、ダシネウラ・ブラシーカ(Dasineura brassic
ae)、ファニア・カニキュラリス(Fannia canicularis)
、ガステロフィラス・インティティナリス(Gasterophilus i
ntestinalis)、グロシナ・モルシタンス(Glossina mo
rsitans)、ヘマトビア・イリタンス(Haematobia irri
tans)、ハプロディプロシス・エケストリス(Haplodiplosis equestris)、ヒーレミア・プラチュラ(Hylemyia pla
tura)、ヒポデルマ・リネアタ(Hypoderma lineata)、
リリオミザ・サチバエ(Liriomyza sativae)、リリオミザ・
トリフォリィ(Liriomyza trifolii)、ルシリア・カプリナ
(Lucilia caprina)、ルシリア・クプリナ(Lucilia
cuprina)、ルシリア・セリカタ(Lucilia sericata)
、リコリア・ペクトラリス(Lycoria pectoralis)、マエテ
ィオラ・デストラクター(Mayetiola destructor)、ムス
カ・ドメスティカ(Musca domestica)、ムシーナ・スタビュラ
ンス(Muscina stabulans)、オエストラス・オビス(Oes
trus ovis)、オッシネーラ・フリット(Oscinella fri
t)、ペゴミア・ヒソシャーミ(Pegomya hysocyami)、フォ
ルビア・アンティカ(Phorbia antiqua)、フォルビア・ブラシ
ーカ(Phorbia brassicae)、フォレビア・コアルクタタ(P
horbia coarctata)、ラゴレティス・セラシ(Rhagole
tis cerasi)、ラゴレティス・ポモネーラ(Rhagoletis pomonella)、タバナス・ボビヌス(Tabanus bovinus
)、ティプラ・オレラセア(Tipula oleracea)、ティプラ・パ
ルドサ(Tipula paludosa)が属する。
【0134】 総翅目(Thysanoptera)として例えばフランクリニエーラ・フス
カ(Frankliniella fusca)、フランクリニエーラ・オクシ
デンタリス(Frankliniella occidentalis)、フラ
ンクリニエーラ・トリティシ(Frankliniella tritici)
、シルトスリップス・シトリ(Scirtothrips citri)、スリ
ップス・オリザエ(Thrips oryzae)、スリップス・パルミ(Th
rips palmi)、スリップス・タバシ(Thrips tabaci)
が属する。
【0135】 膜翅目(Hymenoptera)としては例えばアサリア・ロザエ(Ath
alia rosae)、アタ・セファロテス(Atta cephalote
s)、アタ・セックスデンス(Atta sexdens)、アタ・テキサナ(
Atta texana)、ホプロカンパ・ミヌタ(Hoplocampa m
inuta)、ホプロカンパ・テスチュディネア(Hoplocampa te
studinea)、モノモリウム・ファラオニス(Monomorium p
haraonis)、ソレノプシス・ゲミナタ(Solenopsis gem
inata)、ソレノプシス・インビクタ(Solenopsis invic
ta)が属する。
【0136】 異翅亜目(Heteroptera)としては例えばアクロステルナム・ヒラ
レ(Acrosternum hilare)、ブリサッス・ロイコプテラス(
Blissus leucopterus)、シルトペルティス・ノタタス(C
yrtopeltis notatus)、ディスデルカス・シングラタス(D
ysdercus cingulatus)、ディスデルカス・インテルメディ
アス(Dysdercus intermedius)、オイリーガスター・イ
ンテグリセプス(Eurygaster integriceps)、オイスチ
スタス・インピクティベントリス(Euschistus impictive
ntris)、レプトグローサス・フィロープス(Leptoglossus phyllopus)、リーガス・リネオラリス(Lygus lineola
ris)、リーガス・プラテンシス(Lygus pratensis)、ネザ
ラ・ビリデゥラ(Nezara viridula)、ピエズマ・カドラタ(P
iesma quadrata)、ソルベア・インスラリス(Solubea insularis)、ティアンタ・ペルディトール(Thyanta per
ditor)が属する。
【0137】 同翅亜目(Homoptera)には例えばアシルトシフォン・オノブリーシ
ス(Acyrthosiphon onobrychis)、アデルゲス・ラリ
シス(Adelges laricis)、アフィドラ・ナスチュルティ(Ap
hidula nasturtii)、アフィス・ファバエ(Aphis fa
bae)、アフィス・ポミ(Aphis pomi)、アフィス・サンブシ(A
phis sambuci)、ブラチーカウダス・カルデゥイ(Brachyc
audus cardui)、ブレビコリネ・ブラシイーカ(Brevicor
yne brassicae)、セロシィファ・ゴシィープイ(Cerosip
ha gossypii)、ドレフュシア・ノルドマンニィアナエ(Dreyf
usia nordmannianae)、ドレフュシア・ピセェア(Drey
fusia piceae)、ディサフィス・ラジコラ(Dysaphis r
adicola)、ディサウラコルツム・スードソラニ(Dysaulacor
thum pseudosolani)、エムポアスカ・ファバエー(Empo
asca fabae)、マクロシフム・アベナエ(Macrosiphum avenae)、マクロシフム・オイフォルビア(Macrosiphum e
uphorbiae)、マクロシフォン・ロザエ(Macrosiphon r
osae)、メグーラ・ビシア(Megoura viciae)、メトポロフ
ィウム・ディルホダム(Metopolophium dirhodum)、ミ
ゾデス・ペルシカエ(Myzodes persicae)、ミザス・セラシー
(Myzus cerasi)、ニラパルバタ・ルゲンス(Nilaparva
ta lugens)、ペムフィガス・バルサリウス(Pemphigus b
ursarius)、ペルキンシェラ・サッカリシダ(Perkinsiell
a saccharicida)、フォロドン・フムリー(Phorodon humuli)、プシーラ・マリ(Psylla mali)、プシーラ・ピリ
(Psylla piri)、ロパロミーズス・アスカロニカス(Rhopal
omyzus ascalonicus)、ロパロシィフム・マイディス(Rh
opalosiphum maidis)、サパフィス・マラ(Sappaph
is mala)、サパフィス・マリー(Sappaphis mali)、シ
ザフィス・グラミナム(Schizaphis graminum)、シゾネウ
ラ・ラヌジイノサ(Schizoneura lanuginosa)、トリア
ロイロデス・バポラリオラム(Trialeurodes vaporario
rum)、ビテウス・ビティフォリー(Viteus vitifolii)が
属する。
【0138】 等翅目(Isoptera)には例えばカロテルメス・フラビコーリス(Ca
lotermes flavicollis)、ロイコテルミス・フラビペス(
Leucotermes flavipes)、レティキュリテルメス・ルシフ
グス(Reticulitermes lucifuqus)、テルメス・ナタ
レンシス(Termes natalensis)が属する。
【0139】 直翅目(Orthoptera)には例えばアチタ・ドメスチカ(Achet
a domestica)、ブラッタ・オリエンタリス(Blatta ori
entalis)、ブラテラ・ジェルマニカ(Blattella germa
nica)、フォルフィキュラ・アウリキュラリア(Forficula au
ricularia)、グリーロタルパ・グリーロタルパ(Gryllotal
pa gryllotalpa)、ロカスタ・ミグラトリア(Locusta migratoria)、メラノプラス・ビビタタス(Melanoplus bivittatus)、メラノプラス・フェムル−ルブラム(Melanop
lus femurrubrum)、メラノプラス・メキシカナス(Melan
oplus mexicanus)、メラノプラス・サングイニペス(Mela
noplus sanguinipes)、メラノプラス・スプレタス(Mel
anoplus spretus)、ノマダリクス・セプテムファシィアータ(
Nomadacris septemfasciata)、ペリプラネタ・アメ
リカーナ(Periplaneta americana)、シストセルサ・ア
メリカーナ(Schistocerca americana)、シストセルサ
・ペレグリナ(Schistocerca peregrina)、スタウロノ
タス・マロッカナス(Stauronotus maroccanus)、タキ
シネス・アシーナモラス(Tachycines asynamorus)が属
する。
【0140】 蛛形類(Acarina)例えばアムブリオンマ・アメリカナム(Ambly
omma americanum)、アムブリオンマ・バリエガタム(Ambl
yomma variegatum)、アルガス・ペルシカス(Argas p
ersicus)、ブーフィラス・アンヌラタス(Boophilus ann
ulatus)、ブーフィラス・デコロラタス(Boophilus deco
loratus)、ブーフィラス・ミクロプラス(Boophilus mic
roplus)、ブレビパルパス・フォエニシス(Brevipalpus p
hoenicis)、ブリオビア・プラエティオサ(Bryobia prae
tiosa)、デルマセントール・シルバラム(Dermacentor si
lvarum)、エオテトラニーカス・カルピニ(Eotetranychus carpini)、エリオフェス・シエルドニ(Eriphyes shel
doni)、ヒアロムマ・トランカタム(Hyalomma truncatu
m)、イクソデス・リシナス(Ixodes ricinus)、イクソデス・
ルビカンダス(Ixodes rubicundus)、オルニトドラス・マウ
バタ(Ornithodorus moubata)、オトビウス・メグニニ(
Otobius megnini)、パラテラニーカス・ピロサス(Parat
eranychus pilosus)、ダルマニサス・ガリーナエ(Derm
anyssus gallinae)、フィロカプトルタ・オレイボラ(Phy
llocaptruta oleivora)、ポリファゴタルソネムス・ラタ
ス(Polyphagotarsonemus latus)、プソロプテス・
オビス(Psoroptes ovis)、リピセファラス・アペンディキュラ
タス(Rhipicephalus appendiculatus)、リピセ
ファラス・エヴェルトシー(Rhipicephalus evertsi)、
サルコプテス・スカビエイ(Sarcoptes scabiei)、テトラニ
カス・シンナバリナス(Tetranychus cinnabarinus)
、テトラニカス・カンザワイ(Tetranychus kanzawai)、
テトラニカス・パシフィカス(Tetranychus pacificus)
、テトラニカス・テラリウス(Tetranychus telarius)、
テトラニカス・ウルチィカエ(Tetranychus urticae)が属
する。
【0141】 線虫類として例えば根状虫線虫には、例えばメロイドギーネ・ハプラ(Mel
oidogyne hapla)、メロイドギーネ・インコグニタ(Meloi
dogyne incognita)、メロイドギーネ・ジャバニカ(Melo
idogyne javanica)が属する。
【0142】 包嚢形成線虫には、例えばグロボデラ・ロストチーエンシス(Globode
ra rostochiensis)、ヘテロデラ・アベナエ(Heterod
era avenae)、ヘテロデラ・グリシネス(Heterodera g
lycines)、ヘテロデラ・シャツティー(Heterodera sch
atii)、ヘテロデラ・トリフォリー(Heterodera trifol
ii)、幹および葉線虫には、例えばベロノライムス・ロンジカウダタス(Be
lonolaimus longicaudatus)、ジチレンカス・デスト
ラクター(Ditylenchus destructor)、ジチレンカス・
ディプサシ(Ditylenchus dipsaci)、ヘリオコチレンカス
・マルチシンクタス(Heliocotylenchus multicinc
tus)、ロンジドラス・エロンガタス(Longidorus elonga
tus)、ラドフォラス・シミリス(Radopholus similis)
、ロチレンカス・ロブスタス(Rotylenchus robustus)、
トリコドラス・プリミティバス(Trichodorus primitivu
s)、チレンコリーンカス・クレイトニ(Tylenchorynchus c
laytoni)、チレンコリーンカス・ドビウス(Tylenchorync
hus dubius)、プラチーレンカス・ネグレクタス(Pratylen
chus neglectus)、プラチーレンカス・ペネトランス(Prat
ylenchus penetrans)、プラチーレンカス・キュルビタタス
(Pratylenchus curvitatus)、プラチーレンカス・グ
ッディイー(Pratylenchus goodeyi)が属する。
【0143】 施与領域条件下で、有害動物防除のための有効化合物の施与率は、1haに対
して0.1〜2.0kgであり、0.2〜1.0kgが好ましい。
【0144】 化合物Iを、慣用の製剤、例えば溶液、エマルジョン、懸濁液、微粉末、粉末
、ペースト及び顆粒に加工することができる。使用形態は、使用目的に基づいて
決定される。いずれの場合にも、本発明の化合物の可能な限りの微細且つ均一な
分配が保証されるべきである。
【0145】 製剤は公知方法で、例えば有効化合物を溶剤および/または坦体で、場合によ
り乳化剤および分散剤を使用して増量することにより得られるが、この際希釈剤
として水を使用する場合には、補助溶媒として別の有機溶媒を使用することがで
きる。このために適当な助剤としては、主として以下のものが挙げられる: 溶剤、例えば芳香族化合物(例えばキシレン)、塩素化芳香族化合物(例えば
クロロベンゼン)、パラフィン(例えば石油留分)、アルコール(例えばメタノ
ール、ブタノール)、ケトン(例えばシクロヘキサノン)、アミン(例えばエタ
ノールアミン、ジメチルホルムアミド)および水; 坦体、例えば天然岩石粉(例えばカオリン、粘土質土、タルク、白亜)、合成
岩石粉(例えば高分散性珪酸、珪酸塩); 乳化剤、例えば非イオン性および陰イオン性乳化剤(例えばポリオキシエチレ
ン脂肪アルコールエーテル、アルキルスルホナートおよびアリールスルホナート
)、および 分散剤、例えばリグノ−亜硫酸廃液およびメチルセルロースが該当する。 界面活性剤としては次のものが挙げられる。リグノスルホン酸、ナフタレンス
ルホン酸、フェノールスルホン酸及びジブチルナフタレンスルホン酸の各アルカ
リ金属塩、アルカリ土類金属塩及びアンモニウム塩、並びにアルキルアリールス
ルホナート、アルキルスルファート、アルキルスルホナート、脂肪アルコールス
ルファート及び脂肪酸、並びにこれらのアルカリ金属塩及びアルカリ土類金属塩
、硫酸化脂肪アルコールグリコールエーテルの塩、スルホン化ナフタレン及びナ
フタレン誘導体とホルムアルデヒドとの縮合生成物、ナフタレン或はナフタレン
スルホン酸とフェノールおよびホルムアルデヒドとの縮合生成物、ポリオキシエ
チレンオクチルフェノールエーテル、エトキシル化イソオクチルフェノール、オ
クチルフェノール及びノニルフェノール、アルキルフェニルポリグリコールエー
テル、トリブチルフェニルポリグリコールエーテル、アルキルアリールポリエー
テルアルコール、イソトリデシルアルコール、脂肪アルコールエチレンオキシド
縮合物、エトキシル化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、エトキ
シル化ポリオキシプロピレン、ラウリルアルコールポリグリコールエーテルアセ
タール、ソルビトールエステル、リグノ−亜硫酸廃液およびメチルセルロース。
【0146】 直接噴霧可能な水溶液、乳濁液、ペースト又は油性分散液の製造に好適な物質
は、中位乃至高位の沸点の鉱油留分(例えば燈油またはディーゼル油、更にコー
ルタール油等)、並びに植物性または動物性産出源の油、脂肪族、環式および芳
香族炭化水素(例えばベンゼン、トルエン、キシレン、パラフィン、テトラヒド
ロナフタリン、アルキル置換ナフタリンまたはその誘導体、)、メタノール、エ
タノール、プロパノール、ブタノール、クロロホルム、四塩化炭素、シクロヘキ
サノール、シクロヘキサノン、クロロベンゼン、イソホロン、高極性溶剤(例え
ば、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、N−メチルピロリドン、水
)である。
【0147】 粉末、散布剤およびダスト剤は有効物質と固体担体物質とを混合または一緒に
磨砕することにより製造することができる。
【0148】 粒状体(例えば被覆粒状体、含浸粒状体および均質粒状体)は、有効物質を固
体担体物質に結合させることにより製造することができる。固体担体物質の例と
しては、鉱物土(例えばシリカ、シリカゲル、珪酸塩、タルク、カオリン、石灰
石、石灰、白亜、膠塊粒土、石灰質黄色粘土、クレイ、白雲石、珪藻土、硫酸カ
ルシウム、硫酸マグネシウム、酸化マグネシウム、磨砕合成物質)、及び肥料(
例えば硫酸アンモニウム、燐酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、尿素)及び植
物性生成物(例えば穀物粉、樹皮、木材およびクルミ穀粉、セルロース粉末)お
よび他の固形担体物質である。
【0149】 一般に、製剤は0.01〜95重量%、好ましくは0.1〜90重量%の有効
成分を含む。この際有効成分は純度90〜100%、好ましくは95〜100%
(NMRスペクトルによる)で使用される。
【0150】 製剤例を以下に示す: I.5重量部の本発明の化合物を、細粒状カオリン95重量部と密に混和する
。これにより有効物質5重量%を含むダスト剤が得られる。
【0151】 II.30重量部の本発明の化合物を、粉末状シリカゲル92重量部及びこの
シリカゲルの表面上に吹きつけられたパラフィン油8重量部よりなる混合物と密
に混和する。これにより、良好な接着性を有する有効物質の製剤が得られる(有
効物質含有量:23重量%)。
【0152】 III.10重量部の本発明の化合物を、キシレン90重量部、6重量部の、
オレイン酸N−モノエタノールアミド(1モル)のエチレンオキシド(8〜10
モル)付加体、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム2重量部及び2重量部の
、ヒマシ油(1モル)のエチレンオキシド(40モル)付加体よりなる混合物中
に溶解する(有効物質含有量:9重量%)。
【0153】 IV.20重量部の本発明の化合物を、シクロヘキサノン60重量部、イソブ
タノール30重量部、5重量部の、イソオクチルフェノール(1モル)のエチレ
ンオキシド(7モル)付加体及び5重量部の、ヒマシ油(1モル)のエチレンオ
キシド(40モル)付加体よりなる混合物中に溶解する(有効物質含有量:16
重量%)。
【0154】 V.80重量部の本発明の化合物を、ジイソブチルナフタリン−α−スルホン
酸ナトリウム塩3重量部、亜硫酸廃液よりのリグノスルホン酸のナトリウム塩1
0重量部及び粉末状シリカゲル7重量部と充分に混和し、かつハンマーミル中に
おいて磨砕する(有効物質含有量:80重量%)。
【0155】 VI.90重量部の本発明の化合物を、N−メチル−α−ピロリドン10重量
部と混合する場合、極めて小さい滴の形にて使用するのに適する溶液が得られる
(有効物質含有量:90重量%)。
【0156】 VII.20重量部の本発明の化合物を、シクロヘキサノン40重量部、イソ
ブタノール30重量部、20重量部の、イソオクチルフェノール(1モル)のエ
チレンオキシド(7モル)付加体及び10重量部の、ヒマシ油(1モル)のエチ
レンオキシド(40モル)付加体よりなる混合物中に溶解する。この溶液を水1
00000重量部に注入し、その中で微細に分散させ、これにより有効物質0.
02重量%を含む水性分散液が得られる。
【0157】 VIII.20重量部の本発明の化合物を、ジイソブチルナフタリン−α−ス
ルホン酸ナトリウム塩3重量部、亜硫酸廃液よりのリグノスルホン酸のナトリウ
ム塩17重量部および粉末状シリカゲル60重量部と充分に混和し、かつハンマ
ーミル中において磨砕する。この混合物を水20000重量部に注入し、その中
で微細に分散させ、これにより有効物質0.1重量%を含む噴霧混合液が得られ
る。
【0158】 有効化合物はそれ自体、例えば直接噴霧可能な水溶液、粉末、懸濁液、分散液
、エマルジョン、油性分散液、ペースト、ダスト剤、散布剤又は顆粒の形で、或
いは噴霧、ミスト法、ダスト法、散布法又は注入法によってこれらの製剤の形態
で、或いはこれらから製造された使用形態で用いることができる。施与形式は、
使用目的に完全に基づいて決定される。いずれの場合にも、本発明の有効化合物
の可能な限りの微細分配が保証されるべきである。
【0159】 水性使用形態は、乳濁液濃縮物、ペースト、または湿潤可能の粉末(噴霧可能
な粉末、油性分散液)から水の添加により製造することができる。乳濁液、ペー
ストまたは油分散液の製造は、物質をそれ自体、或いは油又は溶剤中に溶解して
、湿潤剤、粘着付与剤、分散剤または乳化剤により水中に均質に混合することに
より行うことができる。あるいは有効物質、湿潤剤、粘着付与剤、分散剤または
乳化剤及び適宜溶剤または油よりなる濃縮物を製造することもでき、これは水に
て希釈するのに適する。
【0160】 直ぐに使用可能な生成物の有効成分濃度は、実体的な価値のある範囲内で変化
させることができる。一般に、その濃度は、0.0001〜10%、好ましくは
0.01〜1%である。
【0161】 有効成分は超低量(ULV)法により非常に良好に施与されるが、95重量%
を上回る有効成分を有する調製物または添加剤を全く有していない有効成分を用
いることも可能である。
【0162】 施与直前に、適宜本発明の有効物質と種々の油、或いは除草剤、殺菌剤、他の
殺虫剤又は殺バクテリア剤を混合することが可能である(タンクミックス)。こ
れらの薬剤は、本発明の組成物と1:10〜10:1の重量比で混合することも
可能である。
【0163】 殺菌剤としての使用形態において、本発明の化合物は、他の有効物質、例えば
除草剤、殺虫剤、生長抑制剤、殺菌剤または肥料と共に用いることも可能である
。化合物I又は殺菌剤としての使用形態において化合物Iを含む組成物と各種殺
菌剤を混合することにより、得られる殺菌効果が向上する場合も多い。
【0164】 以下に本発明の化合物と共に使用可能な殺菌剤を列挙するが、これは組み合わ
せの可能性を示すもので、いかなる制限を加えるためのものではない。
【0165】 硫黄 ジチオカルバマート及びその誘導体、例えば 鉄(III)ジメチルジチオカルバマート、 亜鉛ジメチルジチオカルバマート、 亜鉛エチレンビスジチオカルバマート、 マンガンエチレンビスジオカルバマート、 マンガン−亜鉛−エチレンジアミンビスジチオカルバマート、 テトラメチルチウラムジスルフィド、 亜鉛(N,N−エチレンビスジチオカルバマート)のアンモニア錯化合物、 亜鉛(N,N′−プロピレンビスジチオカルバマート)のアンモニア錯化合物
、 亜鉛(N,N′−プロピレンビスジチオカルバマート)、 N,N′−ポリプロピレンビス(チオカルバモイル)ジスルフィド; ニトロ誘導体、例えば ジニトロ(1−メチルヘプチル)フェニルクロトナート、 2−sec−ブチル−4,6−ジニトロフェニル−3,3−ジメチルアクリラ
ート、 2−sec−ブチル−4,6−ジニトロフェニルイソプロピルカルボナート、 ジイソプロピル5−ニトロ−イソフタラート、 複素環式物質、例えば 2−ヘプタデシル−2−イミダゾリンアセタート、 2,4−ジクロロ−6−(o−クロロアニリノ)−s−トリアジン、 O,O−ジエチルフタルイミドホスホノチオエート、 5−アミノ−1−〔ビス(ジメチルアミノ)ホスフィニル〕−3−フェニル−
1,2,4−トリアゾール、 2,3−ジシアノ−1,4−ジチオアントラキノン、 2−チオ−1,3−ジチオロ(4,5−b)キノキサリン、 1−(ブチルカルバモイル)−2−ベンゾイミダゾールカルバミン酸メチル、 2−メトキシカルボニルアミノベンゾイミダゾール、 2−(フリル−(2))ベンゾイミダゾール、 2−(チアゾリル−(4))ベンゾイミダゾール、 N−(1,1,2,2−テトラクロロエチルチオ)テトラヒドロフタルイミド
、 N−トリクロロメチルチオテトラヒドロフタルイミド、 N−トリクロロメチルチオフタルイミド、 N−ジクロロフルオロメチルチオ−N′,N′−ジメチル−N−フェニルスル
ホジアミド(N-dichlorofluoromethylthio-N',N'-dimethyl-N-phenylsulfuric d
iamide)、 5−エトキシ−3−トリクロロメチル−1,2,3−チアジアゾール、 2−チオシアナトメチルチオベンゾチアゾール、 1,4−ジクロロ−2,5−ジメトキシベンゼン、 4−(2−クロロフェニルヒドラゾノ)−3−メチル−5−イソキサゾロン、 ピリジン2−チオ−1−オキシド、 8−ヒドロキシキノリン又はその銅塩、 2,3−ジヒドロ−5−カルボキシアニリド−6−メチル−1,4−オキサチ
イン、 2,3−ジヒドロ−5−カルボキシアニリド−6−メチル−1,4−オキサチ
イン−4,4−ジオキシド、 2−メチル−5,6−ジヒドロ−4H−ピラン−3−カルボキシアニリド、 2−メチルフラン−3−カルボキシアニリド、 2,5−ジメチルフラン−3−カルボキシアニリド、 2,4,5−トリメチルフラン−3−カルボンキシアニリド、 N−シクロヘキシル−2,5−ジメチルフラン−3−カルボキシアミド、 N−シクロヘキシル−N−メトキシ−2,5−ジメチルフラン−3−カルボキ
シアミド、 2−メチルベンズアニリド、 2−ヨードベンズアニリド、 N−ホルミル−N−モルホリン2,2,2−トリクロロエチルアセタール、 ピペラジン−1,4−ジイル−ビス−[1−(2,2,2−トリクロロエチル
)ホルムアミド]、 1−(3,4−ジクロロアニリノ)−1−ホルミルアミノ−2,2,2−トリ
クロロエタン、 2,6−ジメチル−N−トリデシルモルホリン又はその塩、 2,6−ジメチル−N−シクロドデシルモルホリン又はその塩、 N−〔3−(p−tert−ブチルフェニル)−2−メチルプロピル〕−シス
−2,6−ジメチルモルホリン、 N−〔3−(p−tert−ブチルフェニル)−2−メチルプロピル〕ピペリ
ジン、 1−〔2−(2,4−ジクロロフェニル)−4−エチル−1,3−ジオキソラ
ン−2−イルエチル〕−1H−1,2,4−トリアゾール、 N−(n−プロピル)−N−(2,4,6−トリクロロフェノキシエチル) −N′−イミダゾリル尿素、 1−(4−クロロフェノキシ)−3,3−ジメチル−1−(1H−1,2,4
−トリアゾール−1−イル)−2−ブタノン、 1−(4−クロロフェノキシ)−3,3−ジメチル−1−(1H−1,2,4
−トリアゾール−1−イル)−2−ブタノール、 (2RS,3RS)−1−[3−(2−クロロフェニル)−2−(4−フルオ
ロフェニル)オキシラン−2−イルメチル]−1H−1,2,4−トリアゾール
、 α−(2−クロロフェニル)−α−(4−クロロフェニル)−5−ピリミジン
メタノール、 5−ブチル−2−ジメチルアミノ−4−ヒドロキシ−6−メチルピリミジン、 ビス(p−クロロフェニル)−3−ピリジンメタノール、 1,2−ビス(3−エトキシカルボニル−2−チオウレイド)ベンゼン、 1,2−ビス(3−メトキシカルボニル−2−チオウレイド)ベンゼン、 ストロビルリン(strobilurin)、例えば E−メトキシイミノ[α−(o−トリルオキシ)−o−トリル]酢酸メチル、 E−2−{2−[6−(2−シアノフェノキシ)ピリミジン−4−イルオキシ
]フェニル}−3−メトキシアクリル酸メチル、 N−メチル−E−メトキシイミノ−[α−(2−フェノキシフェニル)]アセ
トアミド、 N−メチル−E−メトキシイミノ[α−(2,5−ジメチルフェノキシ)−o
−トリル]アセトアミド; アニリノピリミジン、例えばN−(4,6−ジメチルピリミジン−2−イル)
アニリン、 N−[4−メチル−6−(1−プロピニル)ピリミジン−2−イル]アニリン
、 N−(4−メチル−6−シクロプロピルピリミジン−2−イル)アニリン、 フェニルピロール、例えば 4−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−4−イル)ピロー
ル−3−カルボニトリル、 桂皮酸アミド、例えば3−(4−クロロフェニル)−3−(3,4−ジメトキ
シフェニル)アクリロイルモルホリン、および 種々の殺菌剤、例えば ドデシルグアニジンアセタート、 3−[3−(3,5−ジメチル−2−オキシシクロヘキシル)−2−ヒドロキ シエチル]グルタルイミド、 ヘキサクロロベンゼン、 メチルN−(2,6−ジメチルフェニル)−N−(2−フロイル)−DL−ア
ラニナート(alaninate)、 DL−N−(2,6−ジメチルフェニル)−N−(2′−メトキシアセシル)
アラニンメチルエステル、 N−(2,6−ジメチルフェニル)−N−クロロアセチル−D,L−2−アミ
ノブチロラクトン、 DL−N−(2,6−ジメチルフェニル)−N−(フェニルアセチル)アラニ
ンメチルエステル、 5−メチル−5−ビニル−3−(3,5−ジクロロフェニル)−2,4−ジオ
キソ−1,3−オキサゾリジン、 3−(3,5−ジクロロフェニル)−5−メチル−5−メトキシメチル−1,
3−オキサゾリジン−2,4−ジオン、 3−(3,5−ジクロロフェニル)−1−イソプロピルカルバモイルヒダント
イン、 N−(3,5−ジクロロフェニル)−1,2−ジメチルシクロプロパン−1,
2−ジカルボキシイミド、 2−シアノ−[N−(エチルアミノカルボニル)−2−メトキシイミノ]アセ
トアミド、 1−[2−(2,4−ジクロロフェニル)ペンチル]−1H−1,2,4−ト
リアゾール、 2,4−ジフルオロ−α−(1H−1,2,4−トリアゾリル−1−メチル)
ベンズヒドリルアルコール、 N−(3−クロロ−2,6−ジニトロ−4−トリフルオロメチルフェニル) −5−トリフルオロメチル−3−クロロ−2−アミノピリジン、 1−((ビス(4−フルオロフェニル)メチルシリル)メチル)−1H−1,
2,4−トリアゾールが挙げられる。
【0166】 [合成例] 以下の合成例に示した手順は、出発材料を適当に部分変更することにより他の
化合物Iを製造するために用いられた。この方法により得られた化合物を、物理
データと共に下記の表に記載する。
【0167】 実施例1:2,4−ジヒドロ−5−メトキシ−2−メチル−4−{2−[1−
(4−フルオロフェニル)−1,2,4−トリアゾリル−3−]オキシメチルフ
ェニル}−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オン[J−1]
【0168】
【化38】 0.6g(3ミリモル)の(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシトリア
ゾールを15mlのジメチルホルムアミドに混合した液を、0.1g(3.6ミ
リモル)の水素化ナトリウムと混合し、20〜25℃で、約5分間撹拌した。次
いで、1g(3.3ミリモル)の4−(2−ブロモメチルフェニル)−2,4−
ジヒドロ−5−メトキシ−2−メチル−3H−1,2,4−トリアゾール−3−
オン(WO−A95/14009)を添加し、混合物を20〜25℃で約14時
間撹拌した。水を添加し、水層をメチルtert−ブチルエーテルで抽出した。
有機層を集め、水で抽出し、乾燥し、そして濃縮した。シクロヘキサン/酢酸エ
チル混合物を用いて残留物をシリカゲルクロマトグラフィー処理し、0.55g
の標題化合物を淡黄色の固体として得た(融点:137〜139℃)。
【0169】 1H−NMR(CDCl3):3.45(s、3H);3.95(s、3H);
5.4(s、2H);7.1〜7.3(m、3H);7.45(m、2H);7
.55(m、2H);7.75(d、br、1H);8.15ppm(s、1H
)。
【0170】 実施例2:2,5−ジヒドロ−2−メチル−5−{2−[1−(4−フルオロ
フェニル)ピラゾール−3−イル]オキシメチルフェニル}テトラゾロン[I−
3]
【0171】
【化39】 1.36g(7ミリモル)の1−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ
ピラゾールを25mlの無水ジメチルホルムアミド(DMF)に溶解した液を、
0.18gの水素化ナトリウムと混合した。混合物を、20〜25℃で、約1時
間撹拌し、1.88g(7ミリモル)の2,5−ジヒドロ−2−メチル−5−(
2−ブロモメチルフェニル)テトラゾロン(WO−A96/36229)を15
mlの無水DMFに溶解した液を添加し、この溶液を20〜25℃でさらに14
時間撹拌した。この溶液を300mlのNaCl希薄溶液を用いて稀釈し、メチ
ルtert−ブチルエーテル(MTBE)で抽出し、有機層を集めて水洗し、乾
燥した。溶剤を留去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(シクロヘキサ
ン/MTBE=1:1)処理して、1.8gの標題化合物を淡黄色の結晶で得た
(融点:89〜93℃)。
【0172】 実施例3:2,4−ジヒドロ−2,5−ジメチル−4−{2−[1−(4−ク
ロロフェニル)ピラゾール−3−イル]オキシメチルフェニル}−3H−1,2
,4−トリアゾール−3−オン[I−46] 実施例3a:2−[1−(4−クロロフェニル)ピラゾール−3−イル]オキ
シメチルアニリン 20〜25℃、水素圧20バールで、30g(90ミリモル)の2−[1−(
4−クロロフェニル)ピラゾール−3−イル]オキシメチルニトロベンゼンと2
gの活性炭素(5%)坦持白金を200mlの酢酸エチルに混合した液を、約2
0時間撹拌しながら水素化した。混合物をAl23によりろ別し、溶剤を蒸留に
よりろ液から除去し、23.3gのアニリンを黄色の結晶として得た(融点:8
1〜83℃)。
【0173】 1H−NMR(CDCl3;δ[ppm]):7.65(d、1H);7.5(
d、2H);7.35(d、2H);7.25(d、1H);7.15(t、b
r、1H);6.7(m、2H);5.9(d、1H);5.25(s、2H)
;4.15(s、br、2H)。
【0174】 実施例3b:2−[1−(4−クロロフェニル)ピラゾール−3−イル]オキ
シメチルカルバミド酸フェニル
【0175】
【化40】 実施例3aのアニリンと12g(0.15モル)のピリジンを200mlの塩
化メチレンに混合させた液を、0℃で、16g(0.1モル)のクロロ蟻酸フェ
ニルと混合し、次いで混合物を20〜25℃で約1.5時間撹拌した。混合物を
、希塩酸及び水で洗浄し、乾燥し、溶剤を留去した。ジイソプロピルエーテル中
において残留物を温浸することにより、41gの標題化合物を淡黄色の結晶とし
て得た(融点:143〜144℃)。
【0176】 1H−NMR(CDCl3;δ[ppm]):8.95(s、br、1H);7
.95(d、br、2H);7.65(d、1H);7.55(d、2H);7
.45(d、1H);7.05〜7.45(m、9H);5.9(d、1H);
5.4(s、2H)。
【0177】 実施例3c:N−{2−[1−(4−クロロフェニル)ピラゾール−3−イル
]オキシメチルフェニル}−N’−メチルセミカルバジド
【0178】
【化41】 実施例3bのエステルと3.5(75ミリモル)のメチルヒドラジンを100
mlの塩化メチレンに混合させた液を、20〜25℃で約15時間撹拌した。溶
剤を留去し、残留物をメチルtert−ブチルエーテル(MTBE)中で温浸し
、6.5gの標題化合物を淡黄色の結晶として得た(融点:152〜154℃)
【0179】 1H−NMR(CDCl3;δ[ppm]):9.3(s、br、1H);8.
1(d、1H);7.7(d、1H);7.65(d、2H);7.35(m、
4H);7.0(t、1H);5.9(d、1H);5.3(s、2H);3.
7(s、2H);3.2(s、3H)。
【0180】 実施例3d:2,4−ジヒドロ−2,5−ジメチル−4−{2−[1−(4−
クロロフェニル)ピラゾール−3−イル]オキシメチルフェニル}−3H−1,
2,4−トリアゾール−3−オン[I−46]
【0181】
【化42】 6g(16ミリモル)の実施例3cによるセミカルバジドとスパチュラ一杯の
p−トルエンスルホン酸を50mlのオルト酢酸トリエチルに混合した液を、約
5時間還流した。溶剤を留去し、残留物をシリカゲル上でクロマトグラフィー処
理(シクロヘキサン/酢酸エチル混合物)し、1.9gの標題化合物を黄色の結
晶として得た(融点:107〜108℃)。
【0182】 1H−NMR(CDCl3;δ[ppm]):7.7(m、2H);7.5(m
、4H);7.35(d、2H);7.2(d、1H);5.85(d、1H)
;5.25(dd、2H);3.45(s、3H);2.0(s、3H)。
【0183】
【表9】
【表10】
【表11】
【表12】
【表13】
【0184】 有害菌類に対する作用の例 式Iで表される化合物の殺菌作用を、以下の実験により示した: 有効物質を、63重量%のシクロヘキサノン及び27重量%の乳化剤からなる
混合物中の濃度10重量%の乳濁液として別々に、或いは一緒に調製し、水で希
釈して所望の濃度を得た。
【0185】 [実施例1]プラスモパラ・ビチコラ(Plasmopara viticola)に対する作用 鉢植えにしたブドウ(Mueller-Thurgau相当種)の蔓に、10%の有効物質、 63%のシクロヘキサノン及び27%の乳化剤からなる原液から調製された有効
物質の水性調製液を液が滴り落ちるまで噴霧した。有効物質の長期有効性を評価
するために、噴霧による被覆が乾燥した後7日間にわたり植物を温室内に保管し
た。次いで、植物の葉をプラスモパラ・ビチコラ(ブドウツユカビ)の水性遊走
子懸濁液のみを用いて感染させた。ブドウをまず24℃、水蒸気の飽和状態のチ
ャンバー内に48時間保管し、次いで20〜30℃で温室に5日間保管した。そ
の後、上記菌類の胞子形成(sporalation)を促進させるために、植物を湿潤す る部屋にさらに16時間保管した。葉の裏面における細菌の発生割合を目視にて
評価した。
【0186】 この実験において、16ppmの化合物No.I−2、I−4、I−6、I−
8、I−10、I−12、I−16、I−18、I−20、I−22、I−24
、I−28、I−32、I−38及びI−44で処理した植物は、最大15%の
感染を示し、一方未処理植物の感染の程度は75%であった。
【0187】 [使用実施例2]小麦のプッキニア・レコンディタ(Puccinia recondita)に対
する作用(小麦のさび病) 鉢植えに成長した小麦の幼苗(Fruehgold相当種)の葉に、小麦のさび病(Puc
cinia recondita)の胞子を散布した。その後、鉢植えを20〜22℃で高湿度 雰囲気下(90〜95%)のチャンバー内に24時間保管した。この間、胞子が
成長し、胚管が葉の組織内に広がった。翌日、感染した植物に、有効物質の水性
調製液を液が滴り落ちるまで噴霧した。噴霧による被膜を乾燥させた後、被験植
物を20〜22℃、相対湿度65〜70%で7日間温室内で培養した。その後、
葉でのさび病菌類の発生割合を評価した。
【0188】 この試験のおいて、16ppmの化合物No.I−2、I−4、I−6、I−
16、I−22、I−24、I−28、I−32及びI−38で処理された植物
は、15%以下の感染であったが、未処理植物は、80%感染した。 [使用実施例3]ピリクラリア・オリザエに対する作用(保護) 鉢植えの稲の幼苗(Tai-Nong 67相当種)の葉に、有効物質の水性調製液を液 が滴り落ちるまで噴霧した。翌日、植物にピリクラリア・オリザエ菌の胞子水性
懸濁液を噴霧した。次いで、被験植物を22〜24℃で相対湿度(95〜99%
)の状態調節室(conditioning chambers)内に6日間保管した。葉における感 染に対する繁殖割合を目視にて評価を行った。
【0189】 この実験で、16ppmの化合物No.I−2、I−6、I−12、I−16
、I−18、I−20、I−21、I−22、I−23、I−24、I−28、
I−30、I−32及びI−40で処理した植物の感染は0〜15%であったが
、未処理植物の感染は90%であった。
【0190】 有害動物に対する作用の例 有害動物に対する式Iで表される化合物の作用を以下の実験で示した: 有効物質を (a)アセトン中の0.1%濃度溶液として、又は (b)70重量%のシクロヘキサノン、20重量%のNekanilR LN(LutensolR A
P6、エトキシル化アルキルフェノールを基礎とする乳化作用および分散作用を有
する湿潤剤)及び10重量%のWettolR EM(エトキシル化ひまし油を基礎とする
非イオン性乳化剤)からなる混合物中の濃度10%乳化液として調製し、 (a)の場合はアセトンで、(b)の場合は水で希釈し、所望の濃度を得た。
【0191】 実験の終了後、本発明の化合物を用いて、それぞれの場合、未処理対照に比較
してまだ80〜100%の阻害率又は致死率が得られる最低濃度(作用の限界又
は最低濃度)を測定した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07D 413/12 C07D 413/12 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AU,BG,BR,BY,CA,CN,CZ,GE, HU,ID,IL,JP,KR,KZ,LT,LV,M X,NO,NZ,PL,RO,RU,SG,SI,SK ,TR,UA,US (72)発明者 バイァ,ヘルベルト ドイツ、D−68159、マンハイム、デー 3・4 (72)発明者 ゲヴェール,マルクス ドイツ、D−56288、カステラウン、ゲー テシュトラーセ、21 (72)発明者 グラメノス,ヴァシリオス ドイツ、D−67063、ルートヴィッヒスハ ーフェン、ボルズィヒシュトラーセ、5 (72)発明者 グロテ,トーマス ドイツ、D−67105、シファーシュタット、 ブレスラウアー、シュトラーセ、6 (72)発明者 ギプザー,アンドレアス ドイツ、D−68159、マンハイム、べー4. 4 (72)発明者 プトック,アルネ ドイツ、D−67067、ルートヴィッヒスハ ーフェン、アイヒェンシュトラーセ、23 (72)発明者 キルストゲン,ラインハルト ドイツ、D−67434、ノイシュタット、カ ロリネンシュトラーセ、51 (72)発明者 ゲツ,ノルベルト ドイツ、D−67547、ヴォルムス、シェフ ァーシュトラーセ、25 (72)発明者 ゲツ,ローラント ドイツ、D−67067、ルートヴィッヒスハ フェン、ザンクト−ヨゼフス−ガセ、18 (72)発明者 レール,フランツ ドイツ、D−67105、シファーシュタット、 ゼバスティアン−クナイプ−シュトラー セ、17 (72)発明者 アマーマン,エーバーハルト ドイツ、D−64646、ヘペンハイム、フォ ン−ガーゲルン−シュトラーセ、2 (72)発明者 ハリース,フォルカー ドイツ、D−67227、フランケンタール、 イメンゲルテンヴェーク、29エー (72)発明者 ロレンツ,ギーゼラ ドイツ、D−67434、ノイシュタット、エ ルレンヴェーク、13 (72)発明者 シュトラトマン,ズィークフリート ドイツ、D−67117、リムブルガーホーフ、 ドナースベルクシュトラーセ、9 Fターム(参考) 4C063 AA01 BB08 CC41 CC47 CC51 DD22 DD41 EE03 4H011 AA01 AC01 AC04 AE01 BA01 BB09 BC01 BC03 BC05 BC06 BC07 BC18 BC20 DA02 DA13 DA15 DA16 DD03 DD04 DE15 DG15 【要約の続き】 水素、ニトロ、シアノ、ハロゲン、アルキル、ハロアル キル、アルコキシ、アルキルチオ又はアルコキシカルボ ニルを表し;R3が、置換基を有していても良いアルキ ル、置換基を有していても良いシクロアルキル、置換基 を有していても良いアリール又は置換基を有していても 良いヘテロアリールを表す]で表される2−[ピラゾリ ル−及びトリアゾリル−3’−オキシメチレン]フェニ ル−イソオキサゾロン、−トリアゾロン及び−テトラゾ ロン。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式I: 【化1】 [但し、Xが基A、B又はC、 【化2】 {#がフェニル環との結合を表し、 Raが水素、ハロゲン、C1〜C4アルキル又はC1〜C4アルコキシを表し、 RbがC1〜C4アルキルを表す}を表し; YがN又はCRc {Rcが、水素、ハロゲン又はC1〜C4アルキルを表す}を表し; nが0、1、2、3又は4を表し、且つnが2以上である場合、置換基R1は 相互に異なっていても良く; R1がニトロ、シアノ、ハロゲン、 置換基を有していても良いC1〜C6アルキル又は置換基を有していても良いア
    ルコキシ、或いは nが2である場合、さらに3個又は4個の炭素原子、2個又は3個の炭素原子
    及び1個又は2個の窒素、酸素及び/又は硫黄原子を有する3員又は4員の基を
    含む、2個の隣接環原子に結合する置換基を有していても良いブリッジを表し、
    且つこのブリッジは、環に結合する前記ブリッジと共に部分不飽和又は芳香族基
    を形成していても良く; R2が水素、ニトロ、シアノ、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロア ルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルチオ又はC1〜C4アルコキシカ
    ルボニルを表し; R3が、置換基を有していても良いC1〜C6アルキル、置換基を有していても 良いC3〜C6シクロアルキル、置換基を有していても良いアリール又は置換基を
    有していても良いヘテロアリールを表す] で表される2−[ピラゾリル−及びトリアゾリル−3’−オキシメチレン]フェ
    ニル−イソオキサゾロン、−トリアゾロン及び−テトラゾロン。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の式Iで表される化合物の製造方法であって、 式II 【化3】 [但し、Lは求核置換可能な基である] で表されるベンジル誘導体を、塩基の存在下に式III 【化4】 で表される3−ヒドロキシピラゾール又は3−ヒドロキシトリアゾールと反応さ
    せることを特徴とする製造方法。
  3. 【請求項3】式IB 【化5】 [但し、RaがC1〜C4アルキル又はC1〜C4アルコキシを表し、Y、Rb、Rc 、R1、n、R2及びR3がそれぞれ請求項1と同義である] で表される化合物の製造方法であって、 式IIa 【化6】 で表されるアニリンを、ホスゲン又はホスゲン等価物と反応させ、式IIb 【化7】 で表されるイソシアナートを得、そしてIIbをC1〜C4アルキルヒドラジンと
    反応させて式IIc 【化8】 で表されるカルバメートを形成し、ホスゲン又はホスゲン等価物を用いてIIc
    を環化して、式IId 【化9】 で表されるトリアゾロンを得、そしてこのIIdを、式IVa Re−OH IVa [但し、ReはC1〜C4アルキルを表す] で表されるアルコールと反応させることによりRaがC1〜C4アルコキシである 式IBのトリアゾロンに転化するか、或いは上記IIdを式IVb 【化10】 [但し、RaはC1〜C4アルキル又はC1〜C4アルコキシを表す] で表されるアミジン、若しくは式IVc Ra−C(OCH33 IVc [但し、RaはC1〜C4アルキル又はC1〜C4アルコキシを表す] で表されるオルトエステルと反応させることによりRaがC1〜C4アルキル又は C1〜C4アルコキシである式IBのトリアゾロンに転化することを特徴とする製
    造方法。
  4. 【請求項4】式IC 【化11】 [但し、Y、Rb、Rc、R1、n、R2及びR3はそれぞれ請求項1と同義である ] で表される化合物の製造法であって、 式IIa 【化12】 で表されるアニリンを、ホスゲン又はホスゲン等価物と反応させ、式IIb 【化13】 で表されるイソシアナートを得、IIbを式IVd M−N3 IVd [但し、Mはアルカリ金属若しくはアルカリ土類金属、トリアルキルシリル又は
    アルキルから選択されるカチオンである] で表されるアジドと反応させ、式IIe 【化14】 で表されるテトラゾロンを形成し、IIeをアルキル化により式ICの化合物に
    転化することを特徴とする製造方法。
  5. 【請求項5】固体坦体又は液体坦体と請求項1に記載の式Iの化合物とを含
    む、有害動物又は有害菌類の防除に適当な組成物。
  6. 【請求項6】請求項1に記載の化合物Iの、有害動物又は有害菌類の防除に
    好適な組成物を製造するための使用法。
  7. 【請求項7】有効量の、請求項1に記載の式Iで表される化合物を用いて、
    有害菌類を、或いは有害菌類の感染から保護されるべき資材、植物、土壌又は種
    子を処理することを特徴とする有害菌類の防除方法。
  8. 【請求項8】有効量の、請求項1に記載の式Iで表される化合物を用いて、
    有害動物を、或いはこれらから保護されるべき資材、植物、土壌又は種子を処理
    することを特徴とする有害動物の防除方法。
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