JP2001512108A - ビスイミノ−置換フェニル化合物 - Google Patents

ビスイミノ−置換フェニル化合物

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JP2001512108A
JP2001512108A JP2000505138A JP2000505138A JP2001512108A JP 2001512108 A JP2001512108 A JP 2001512108A JP 2000505138 A JP2000505138 A JP 2000505138A JP 2000505138 A JP2000505138 A JP 2000505138A JP 2001512108 A JP2001512108 A JP 2001512108A
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バイァ,ヘルベルト
ザウター,フーベルト
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レール,フランツ
ゲツ,ノルベルト
アマーマン,エーバーハルト
ハリース,フォルカー
ロレンツ,ギーゼラ
シュトラトマン,ズィークフリート
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Abstract

(57)【要約】 式I: 【化1】 [但し、Zが基A又はB 【化2】 {#がフェニル環との結合を表し、 Raがハロゲン、アルキル又はアルコキシを表す}を表し; Yがハロゲン、アルキル、ハロアルキル又はアルコキシを表し; nが0、1又は2を表し、且つnが2である場合、基Yは相互に異なっていても良く; R1がハロゲン、ハロアルキル又はアルコキシを表し; R2がアルキル、ハロアルキル、アルケニル、ハロアルケニル、アルキニル又はハロアルキニルを表し; R3がシアノ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、シクロアルコキシ、アルコキシアルキル、 非置換又は置換のシクロアルキル、アリール、アリールオキシ、アリールメチレン、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、 C(R3a)=N−OR3b又はC(R3a)=CR3c3d {R3a、R3b、R3c、R3dが相互に独立して、それぞれ水素、アルキル又は非置換若しくは置換のフェニルを表す} を表す] で表されるイミノ−置換フェニル化合物、その製造方法、及びその使用法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、式I:
【0002】
【化13】 [但し、Zが基A又はB
【0003】
【化14】 {#がフェニル環との結合を表し、 Raがハロゲン、C1〜C4アルキル又はC1〜C4アルコキシを表す}を表し; Yがハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル又はC1〜C4アルコ
キシを表し; nが0、1又は2を表し、且つnが2である場合、基Yは相互に異なっていて
も良く; R1がハロゲン、C1〜C4ハロアルキル又はC1〜C4アルコキシを表し; R2がC1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C3〜C4アルケニル、C3
4ハロアルケニル、C3〜C4アルキニル又はC3〜C4ハロアルキニルを表し; R3がシアノ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキ シ、C3〜C6シクロアルコキシ、C2〜C6アルコキシアルキル、 部分的に又は完全にハロゲン化されていても良く、及び/又は1〜3個のC1 〜C4アルキル基を結合状態で有するC3〜C6シクロアルキル、 部分的に又は完全にハロゲン化されていても良く、及び/又は1〜3個の下記
の基:シアノ、ニトロ、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4
ルコキシ及びC1〜C4ハロアルコキシから選択される基を結合状態で有するフェ
ニル、 アリール部分が部分的に又完全にハロゲンされていても良く、及び/又は1〜
3個の下記の基:シアノ、ニトロ、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、
1〜C4アルコキシ及びC1〜C4ハロアルコキシから選択される基を結合状態で
有していても良いアリール、アリールオキシ又はアリールメチレン、 非置換又は置換のヘテロアリール、非置換又は置換のヘテロシクリル、C(R 3a )=N−OR3b又はC(R3a)=CR3c3d {R3a、R3b、R3c、R3dが相互に独立して、それぞれ水素、C1〜C6アルキル
又は非置換若しくは置換のフェニルを表す} を表す] で表されるイミノ−置換フェニル化合物 に関する。
【0004】 さらに本発明は、化合物Iの製造方法及びそのための中間体、また組成物、及
び有害菌類及び有害動物防除用としての化合物Iの使用法に関する。
【0005】 WO−A95/14009には、4−フェニル−2,3−ジヒドロイソキサゾ
ロン及びオルト位にメチレンオキシイミノ基を有する4−フェニル−2,4−ジ
ヒドロトリアゾロンが開示され、WO−A97/02255には、オルト位にビ
スオキシムエーテル基を有するこれら化合物が開示されている。
【0006】 DE−A4020384には、α−フェニルアクリル酸誘導体及びオルト位に
オキシムエーテル基を有するα−フェニル−α−メトキシミノ酢酸誘導体が開示
され、WO−A95/21154にはビスオキシムエーテル基を有するこのよう
な誘導体が開示されている。
【0007】 上述の文献に記載されている化合物は、有害菌類に対する栽培植物保護剤とし
て適当であり、場合により有害動物に対しても適当である。
【0008】 しかしながら、多くの場合、その作用は完全に満足できるものではない。従っ
て、本発明の目的はさらに作用が向上した化合物を見出すことにある。
【0009】 本発明者等は、上記目的が式Iで表されるフェニル化合物により達成されるこ
とを見出した。さらに本発明者等は、化合物Iを製造するための中間体及び方法
、化合物Iの使用法、及び有害菌類及び有害動物防除用としての化合物Iを含む
組成物を見出した。これらの殺菌作用は優れている。
【0010】 式Iの化合物は、上述の文献WO−A97/02255に開示された化合物と
はオキシイミノ基が、二重結合に結合し、且つ特定の性質がある基R1により置 換されているという点で異なる。公知の化合物と比較して、式Iの化合物は有害
菌類及び有害動物に対する作用が向上している。
【0011】 式Iの化合物それ自体は、WO−A95/14009、WO−A97/022
55及びWO−A95/21153に記載されている方法と類似の方法により得
ることができる。
【0012】 化合物Iは、種々の経路から得ることができるが、基Z又はオキシムエーテル
基のいずれかを最初に合成しても、合成に影響を与えない。明確化のため、下記
に示す反応において、記号Z#は基Z又はこの基の適当な前駆体を示し、記号E# はオキシムエーテル基又はその適当な前駆体を示すものとする。
【0013】 R1がハロゲンである化合物Iは、まずカルボン酸エステルIIIaをヒドロキシ ルアミンと反応させて、対応するヒドロキサム酸IIIbを形成し、次いでIIIbをベ
ンジル化合物IIa#と反応させて対応するヒドロキサム酸エステルIVa#を形成し、
そしてIVa#をハロゲン化剤[HAL]と反応させてI#を形成することにより特 に有利に得られる[DE−Anm.No.19708940.2、参照]。
【0014】
【化15】 式IIIaにおいてRxは、慣用の脱離基である。本発明の目的に適する慣用の脱 離基は、特に以下の基:C1〜C4アルキル(特にメチル又はエチル)又はフェニ
ルを意味するものである。
【0015】 式IIa#において、Lは求核置換可能な基である。この反応のために、以下の基
:ハロゲン或いはアルキル−又はアリール−スルホネート、特に塩素、臭素、ヨ
ウ素、メシレート、トシレート及びトリフレートを意味する。
【0016】 1.カルボン酸エステルIIIaとヒドロキシルアミンとの反応は、通常不活性有
機溶剤中、好ましくは塩基の存在下に−20〜50℃、好ましくは0〜20℃で
行われる(Lit. Houben-Weyl, 第4版、 第E5巻、 1141頁以下、参照)。
【0017】 適当な溶剤は、脂肪族炭化水素(例えば、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサ
ン及び石油エーテル)、芳香族炭化水素(例えば、トルエン、o−、m−及びp
−キシレン)、ハロゲン化炭化水素(例えば、塩化メチレン、クロロホルム及び
クロロベンゼン)、エーテル(例えば、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエー
テル、tert−ブチルメチルエーテル、ジオキサン、アニソール及びテトラヒ
ドロフラン)、ニトリル(例えば、アセトニトリル及びプロピオニトリル)、ア
ルコール(例えば、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノ
ール、n−ブタノール及びtert−ブタノール)、ジメチルスルホキシド、ジ
メチルホルムアミド及びジメチルアセトアミドであり、特に好ましくはアルコー
ル、例えばメタノール及びエタノールである。これらの混合物も用いることがで
きる。
【0018】 一般に、適当な塩基は無機化合物、例えばアルカリ金属水酸化物及びアルカリ
土類金属水酸化物(例えば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム及び水酸化カルシウム)、アルカリ金属酸化物及びアルカリ土類金属酸化物(
例えば、酸化リチウム、酸化ナトリウム、酸化カルシウム及び酸化マグネシウム
)、アルカリ金属カルボネート及びアルカリ土類金属カルボネート(例えば、炭
酸リチウム及び炭酸カルシウム)、アルカリ金属アルコキシド及びアルカリ土類
金属アルコキシド(例えば、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カ
リウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシド及びジメトキシマグネシウム
)であり、さらに有機塩基、例えば第三級アミン(例えば、トリメチルアミン、
トリエチルアミン、トリイソプロピルエチルアミン及びN−メチルピペリジン)
、ピリジン、置換ピリジン(例えば、コリジン、ルチジン及び4−ジメチルアミ
ノピリジン)、二環式アミンである。アルカリ金属水酸化物(例えば、水酸化ナ
トリウム及び水酸化カリウム)、アルカリ金属アルコキシド(例えば、ナトリウ
ムメトキシド及びナトリウムエトキシド)が、特に好ましい。
【0019】 一般に、この塩基は等モル量で、又は過剰量で用いられる。
【0020】 一般に、出発材料は、相互に等モル量で反応させる。IIIaに対して過剰量のヒ
ドロキシルアミンを使用することは、収率の点から有利であろう。
【0021】 文献(DE−A2808317;DE−A2265234;J. Chem. Soc. PT
1 (1975), 2340頁以下;Chem. Ber.16 (1883), 2987頁以下;J. Org. Chem. 37
(1972), 139)によりまだ公知となっていない化合物Iの製造に必要なカルボン 酸エステルIIIaは、引用文献に従い製造することができる。
【0022】 2.ヒドロキサム酸IIIbとベンジル化合物IIa#の反応は、通常塩基の存在下に
、不活性有機溶剤中、0〜130℃、好ましくは10〜60℃で行われる(Lieb
igs Ann. Chem. 10 (1992), 997頁以下;Synth. Commun. 19 (1989), 339頁以下
、参照)。
【0023】 適当な溶剤は、脂肪族炭化水素(例えば、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサ
ン及び石油エーテル)、芳香族炭化水素(例えば、トルエン、o−、m−及びp
−キシレン)、ハロゲン化炭化水素(例えば、塩化メチレン、クロロホルム及び
クロロベンゼン)、エーテル(例えば、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエー
テル、tert−ブチルメチルエーテル、ジオキサン、アニソール及びテトラヒ
ドロフラン)、ニトリル(例えば、アセトニトリル及びプロピオニトリル)、ケ
トン(例えば、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン及びtert−
ブチルメチルケトン)、アルコール(例えば、メタノール、エタノール、n−プ
ロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール及びtert−ブタノール)、
ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド及びジメチルアセトアミドであり
、特に好ましくはテトラヒドロフラン、アセトニトリル及びジメチルホルムアミ
ドである。これらの混合物も用いることができる。
【0024】 一般に、適当な塩基は無機化合物、例えばアルカリ金属水酸化物及びアルカリ
土類金属水酸化物(例えば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム及び水酸化カルシウム)、アルカリ金属酸化物及びアルカリ土類金属酸化物(
例えば、酸化リチウム、酸化ナトリウム、酸化カルシウム及び酸化マグネシウム
)、アルカリ金属水素化物及びアルカリ土類金属水素化物(例えば、水素化リチ
ウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム及び水素化カルシウム)、アルカリ金
属アミド(例えば、リチウムアミド、ナトリウムアミド及びカリウムアミド)、
アルカリ金属カルボネート及びアルカリ土類金属カルボネート(例えば、炭酸リ
チウム、炭酸カリウム及び炭酸カルシウム)、アルカリ金属炭酸水素塩(例えば
、炭酸水素ナトリウム)、また有機金属化合物、特にアルキルアルカリ金属(例
えば、メチルリチウム、ブチルリチウム及びフェニルリチウム)、ハロゲン化ア
ルキルマグネシウム(例えば、塩化メチルマグネシウム)、アルカリ金属アルコ
キシド及びアルカリ土類金属アルコキシド(例えば、ナトリウムメトキシド、ナ
トリウムエトキシド、カリウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシド及び
ジメトキシマグネシウム)であり、さらに有機塩基、例えば第三級アミン(例え
ば、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリイソプロピルエチルアミン及び
N−メチルピペリジン)、ピリジン、置換ピリジン(例えば、コリジン、ルチジ
ン及び4−ジメチルアミノピリジン)、二環式アミンである。ナトリウムメトキ
シド、炭酸カリウム及び水素化ナトリウムが、特に好ましい。
【0025】 一般に、この塩基は等モル量で、過剰量で、又は適宜溶剤として用いられる。
【0026】 一般に、出発材料は、相互に等モル量で反応させる。IIa#に対して過剰量のII
Ibを使用することは、収率の点から有利であろう。
【0027】 冒頭における引用文献によりまだ知られていないこの反応に必要なベンジル化
合物は、この文献に従い製造することができる。 3.ヒドロキサム酸エステルIVa#のハロゲン化反応は、通常不活性有機溶剤中、
−20〜100℃、好ましくは−10〜80℃で行われる[Houben-Weyl, 第4版
、 第E5巻、 631頁以下;J. Org. Chem. 36 (1971), 233;Synthesis 9 (1991),
750頁以下;Tetrahedron 52(1) (1996), 233頁以下、参照]。
【0028】 この反応において適当なハロゲン化剤は、慣用の無機及び有機ハロゲン化剤、
例えば塩化チオニル、塩化オキサリル、三臭化燐、三塩化燐、四塩化燐、オキシ
塩化燐、三ヨウ化燐、トリフェニルホスフィン/CCl4、トリフェニルホスフ ィン/CBr4、トリフェニルホスフィン/ヨウ素であり、好ましくは塩化チオ ニル、又は上述のトリフェニルホスフィン試薬である。
【0029】 適当な溶剤は、脂肪族炭化水素(例えば、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサ
ン及び石油エーテル)、芳香族炭化水素(例えば、トルエン、o−、m−及びp
−キシレン)、ハロゲン化炭化水素(例えば、塩化メチレン、クロロホルム及び
クロロベンゼン)、エーテル(例えば、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエー
テル、tert−ブチルメチルエーテル、ジオキサン、アニソール及びテトラヒ
ドロフラン)、ニトリル(例えば、アセトニトリル及びプロピオニトリル)、ケ
トン(例えば、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン及びtert−
ブチルメチルケトン)、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド及びジメ
チルアセトアミドであり、特に好ましくはアセトニトリル、トルエン及びテトラ
ヒドロフランである。これらの混合物も用いることができる。
【0030】 一般に、ハロゲン化剤は少なくとも等モル量で使用される。1モルのIVa#に対
して10モル、好ましくは5モル、特に3モルまでの過剰量で使用することは、
収率の点から有利であろう。
【0031】 4.或いは、化合物IVa#は、カルボン酸IIIcをベンジルヒドロキシルアミンII
b#と反応させることにより得ることができる。
【0032】
【化16】 この反応は、通常活性化試薬の存在下に、不活性有機溶剤中、−10〜120
℃、好ましくは0〜50℃で行われる(Houben-Weyl, 第4版、 第E5巻、 1141頁
以下;J. Antibiot. 39 (1986), 1382、参照)。
【0033】 適当な溶剤は、脂肪族炭化水素(例えば、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサ
ン及び石油エーテル)、芳香族炭化水素(例えば、トルエン、o−、m−及びp
−キシレン)、ハロゲン化炭化水素(例えば、塩化メチレン、クロロホルム及び
クロロベンゼン)、エーテル(例えば、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエー
テル、tert−ブチルメチルエーテル、ジオキサン、アニソール及びテトラヒ
ドロフラン)、ニトリル(例えば、アセトニトリル及びプロピオニトリル)、ケ
トン(例えば、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン及びtert−
ブチルメチルケトン)、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド及びジメ
チルアセトアミドであり、特に好ましくはテトラヒドロフラン及び塩化メチレン
である。これらの混合物も用いることができる。
【0034】 適当な活性化試薬は、酸ハロゲン化物形成体(former)、例えばホスゲン、三
臭化燐、三塩化燐、五塩化燐、オキシ塩化燐、塩化チオニル又は塩化オキサリル
;無水物形成体、例えばクロロ蟻酸エチル又は塩化メタンスルホニル;カルボジ
イミド、例えばN,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド、又は他の慣用の試
薬、例えばN,N’−カルボニルジイミダゾール又はCCl4中のトルフェニル ホスフィンである。塩化チオニル、塩化オサリル及びN,N’−カルボニルジイ
ミダゾールが特に好ましい。
【0035】 一般に、活性化試薬は等モル量又は過剰量で使用される。
【0036】 一般に、出発材料を相互に等モル量で反応させる。IIb#に対して過剰量のIIIc
を使用することは、収率の点で有利であろう。
【0037】 文献(J. Pharm. Sci. 57 (1968), 688頁以下;DE−A2223375;D E−A2265234)にまだ知られていないこの反応に必要なカルボン酸IIIc
は、引用文献に従い得ることができる。
【0038】 5.さらに、化合物IVa#は、IIIaからIIIbへの反応について述べた条件下で、
式IIIaのカルボン酸エステルをベンジルヒドロキシルアミンIIb#と反応させるこ
とによっても得られる。
【0039】
【化17】 他の方法において、化合物Iは、アミドオキシムIIIdをベンジル化合物IIa#
反応させ、対応する式IVb#の化合物に転化し、IVb#のアミノ基をジアゾ化反応に
よりハロゲンと交換することにより有利に得られる。
【0040】
【化18】 アミドオキシムIIIdとベンジル化合物IIa#の反応は、通常塩基の存在下、不活
性有機溶剤中、0〜130℃、好ましくは10〜60℃で行われる(Lit. Heter
ocycles 36 (1993), 1027頁以下、参照)。
【0041】 適当な溶剤は、脂肪族炭化水素(例えば、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサ
ン及び石油エーテル)、芳香族炭化水素(例えば、トルエン、o−、m−及びp
−キシレン)、ハロゲン化炭化水素(例えば、塩化メチレン、クロロホルム及び
クロロベンゼン)、エーテル(例えば、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエー
テル、tert−ブチルメチルエーテル、ジオキサン、アニソール及びテトラヒ
ドロフラン)、ニトリル(例えば、アセトニトリル及びプロピオニトリル)、ケ
トン(例えば、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン及びtert−
ブチルメチルケトン)、アルコール(例えば、メタノール、エタノール、n−プ
ロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール及びtert−ブタノール)、
ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド及びジメチルアセトアミドであり
、特に好ましくはテトラヒドロフラン、アセトニトリル及びジメチルホルムアミ
ドである。これらの混合物も用いることができる。
【0042】 一般に、適当な塩基は無機化合物、例えばアルカリ金属水酸化物及びアルカリ
土類金属水酸化物(例えば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム及び水酸化カルシウム)、アルカリ金属酸化物及びアルカリ土類金属酸化物(
例えば、酸化リチウム、酸化ナトリウム、酸化カルシウム及び酸化マグネシウム
)、アルカリ金属水素化物及びアルカリ土類金属水素化物(例えば、水素化リチ
ウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム及び水素化カルシウム)、アルカリ金
属アミド(例えば、リチウムアミド、ナトリウムアミド及びカリウムアミド)、
アルカリ金属カルボネート及びアルカリ土類金属カルボネート(例えば、炭酸リ
チウム、炭酸カリウム及び炭酸カルシウム)、アルカリ金属炭酸水素塩(例えば
、炭酸水素ナトリウム)、また有機金属化合物、特にアルキルアルカリ金属(例
えば、メチルリチウム、ブチルリチウム及びフェニルリチウム)、ハロゲン化ア
ルキルマグネシウム(例えば、塩化メチルマグネシウム)、アルカリ金属アルコ
キシド及びアルカリ土類金属アルコキシド(例えば、ナトリウムメトキシド、ナ
トリウムエトキシド、カリウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシド及び
ジメトキシマグネシウム)であり、さらに有機塩基、例えば第三級アミン(例え
ば、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリイソプロピルエチルアミン及び
N−メチルピペリジン)、ピリジン、置換ピリジン(例えば、コリジン、ルチジ
ン及び4−ジメチルアミノピリジン)、二環式アミンである。ナトリウムメトキ
シド、炭酸カリウム及び水素化ナトリウムが、特に好ましい。
【0043】 一般に、この塩基は等モル量で、又は過剰量で用いられる。
【0044】 一般に、出発材料を相互に等モル量で反応させる。IIa#に対して過剰量のIIId
を使用することは、収率の点で有利であろう。
【0045】 文献(DE−A4442732;Gazz. Chim. Ital. 55 (1925), 327頁)にま
だ知られていない化合物Iの製造に必要なアミドオキシムIIIdは、引用文献に従
い得ることができる。
【0046】 6.IVb#からI#へのジアゾ化及びハロゲン化反応は、通常水又は水性不活性 有機溶剤中、−20〜50℃、好ましくは0〜20℃で行われる(Lit. J. Org.
Chem. 45 (1980), 4144頁以下;Chem. Ber. 26 (1983), 1567頁以下、参照)。
【0047】 この反応において、ハロゲン化剤として、フッ化水素、塩化水素、臭化水素及
びヨウ化水素、特に塩化水素が使用される。
【0048】 一般に、ハロゲン化剤は、過剰量で、又は適宜溶剤として使用される。
【0049】 適当な溶剤は、脂肪族炭化水素(例えば、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサ
ン及び石油エーテル)、芳香族炭化水素(例えば、トルエン、o−、m−及びp
−キシレン)、ハロゲン化炭化水素(例えば、塩化メチレン、クロロホルム及び
クロロベンゼン)、エーテル(例えば、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエー
テル、tert−ブチルメチルエーテル、ジオキサン、アニソール及びテトラヒ
ドロフラン)、ニトリル(例えば、アセトニトリル及びプロピオニトリル)、ケ
トン(例えば、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン及びtert−
ブチルメチルケトン)、アルコール(例えば、メタノール、エタノール、n−プ
ロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール及びtert−ブタノール)、
ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド及びジメチルアセトアミドであり
、特に好ましくは水の他に、ジオキサンと水及び/又はテトラヒドロフランと水
の混合物である。
【0050】 化合物Iの製造に必要なベンジル化合物IIa#は、文献(WO−A97/022
55)により公知である。このベンジル化合物は、下記の合成経路により得るこ
とができる:
【0051】
【化19】 aがアルキルである式IIAa#の化合物は、US4952573により公知とな
っている経路で反応させることにより、対応するフェニル酢酸エステルIIγから
得られる。
【0052】
【化20】 aがハロゲン又はアルコキシである化合物IBの製造に必要なベンジル化合物I
IB#は、文献(WO−A97/02225参照)により公知であるか、又は引用 文献に記載されている方法により得ることができる。このベンジル化合物は、下
記の合成経路により得ることができる:
【0053】
【化21】
【化22】 aがアルキルである化合物IBの製造に必要なベンジル化合物IIB#は、文献( WO−A96/36229参照)により公知であるか、又は引用文献に記載され
ている方法により得ることができる。このベンジル化合物は、式IIεのカルバメ
ートをオルトエステルと反応させることにより得ることができる:
【0054】
【化23】 この反応経路は、ベンジル化合物IIa#の製造のみならず、概してオキシムエー
テル基E#の各合成段階における基A又はBの合成に適当である。E#が水素であ
る化合物IIα又はIIδの段階で、基Xを合成することが特に好ましい。
【0055】 特に、式I.1
【0056】
【化24】 [但し、R3a及びR3bが相互に独立してそれぞれ水素、C1〜C6メチル又は非置
換若しくは置換のフェニルを表す] で表される化合物を、例えば式IIa#のベンジル化合物と式Vのオキシムを反応さ
せ、得られた式VI#のオキシムエーテルをハロゲン化反応により式VII#のハロゲ ン化合物に転化し、VII#を式VIII’のヒドロキシアミンエーテルと反応させ式IX # のビスオキシムエーテルを形成し、IX#を酸化して式X#のカルボニル化合物を 形成し、そしてX#を式VIIIのヒドロキシルアミンエーテルと反応させることに より得られる。
【0057】
【化25】
【0058】 7.ベンジル化合物IIa#と式Vのオキシムとの反応は、塩基の存在下、不活性
有機溶剤中、−10℃〜100℃、好ましくは10℃〜85℃で、それ自体公知
の方法で行われる(WO−A97/02255参照)。
【0059】 適当な溶剤は、エーテル(例えば、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテ
ル、tert−ブチルメチルエーテル、ジオキサン、アニソール及びテトラヒド
ロフラン)、ニトリル(例えば、アセトニトリル及びプロピオニトリル)、ケト
ン(例えば、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン及びtert−ブ
チルメチルケトン)、アルコール(例えば、メタノール、エタノール、n−プロ
パノール、イソプロパノール、n−ブタノール及びtert−ブタノール)、ジ
メチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド及びジメチルアセトアミドであり、
特に好ましくはテトラヒドロフラン、アセトニトリル及びジメチルホルムアミド
である。これらの混合物も用いることができる。
【0060】 一般に、適当な塩基は無機化合物、例えばアルカリ金属水酸化物及びアルカリ
土類金属水酸化物(例えば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム及び水酸化カルシウム)、アルカリ金属水素化物及びアルカリ土類金属水素化
物(例えば、水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム及び水素化カ
ルシウム)、アルカリ金属カルボネート及びアルカリ土類金属カルボネート(例
えば、炭酸リチウム、炭酸カリウム及び炭酸カルシウム)、アルカリ金属炭酸水
素塩(例えば、炭酸水素ナトリウム)、アルカリ金属アルコキシド及びアルカリ
土類金属アルコキシド(例えば、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド
、カリウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシド及びジメトキシマグネシ
ウム)であり、さらに有機塩基、例えば第三級アミン(例えば、トリメチルアミ
ン、トリエチルアミン、トリイソプロピルエチルアミン及びN−メチルピペリジ
ン)、ピリジン、置換ピリジン(例えば、コリジン、ルチジン及び4−ジメチル
アミノピリジン)、二環式アミンである。ナトリウムメトキシド、炭酸カリウム
及び水素化ナトリウムが、特に好ましい。
【0061】 一般に、この塩基は触媒量で用いられるが、等モル量で、過剰量で又は適宜溶
剤としても用いることができる。
【0062】 一般に、出発材料を相互に等モル量で反応させる。IIa#に対して過剰量のVを
使用することは、収率の点で有利であろう。
【0063】 文献(WO−A95/21153参照)にまだ知られていない式Vのオキシム
は、引用文献に従い得ることができる。
【0064】 8.オキシムエーテルVI#のハロゲン化反応は、通常不活性溶剤中、適宜酸の 存在下、−10℃〜80℃、好ましくは0℃〜65℃で行われる(J. Org. Chem
. (1981), 2532頁;Org. Synth., 第55巻 (1976), 24頁;Tetrahedron (1970),
5611頁、参照)。
【0065】 適当なハロゲン化剤は、臭素、塩素、ピリジン*HBr3、CuBr2及びSO 2 Cl2であり、特に臭素、CuBr2及びSO2Cl2である。一般にこれらは、 等モル量で相互に反応させる。化合物IV#に対して1.2〜2.5倍過剰のハロ ゲン化剤を使用することは、収率の点で有利であろう。
【0066】 適当な溶剤は、芳香族炭化水素(例えば、トルエン、o−、m−及びp−キシ
レン)、ハロゲン化炭化水素(例えば、塩化メチレン、クロロホルム及びクロロ
ベンゼン)、アルコール(例えば、メタノール、エタノール、n−プロパノール
、イソプロパノール、n−ブタノール及びtert−ブタノール)であり、特に
好ましくは、シクロヘキサン、塩化メチレン、クロロホルム、クロロベンゼン及
びメタノールである。これらの混合物も使用することができる。
【0067】 使用される酸及び酸触媒は、無機酸(例えば、塩酸、臭化水素酸及び硫酸)、
ルイス酸(例えば、三フッ化硼素、三塩化アルミニウム、塩化鉄(III)、塩化 錫(IV)、塩化チタン(IV)及び塩化亜鉛(II))であり、また有機酸(例えば
、蟻酸、酢酸、プロピオン酸、蓚酸、クエン酸及びトリフルオロ酢酸)である。
【0068】 一般に、酸は触媒量で使用されるが、等モル量で、過剰量で又は適宜溶剤とし
て使用することもできる。
【0069】 一般に、出発材料は等モル量で相互に反応させる。IV#に対して過剰量のハロ ゲン化剤を使用することは、収率の点で有利であろう。
【0070】 9.オキシムエーテルVII#を式VIII’のヒドロキシルアミンエーテルと反応さ
せビスオキシムエーテルVI#を形成させる反応は、不活性有機溶剤中において0 〜85℃、好ましくは20〜65℃で公知の方法により行われる。
【0071】 10.ビスオキシムエーテルIX#の酸化は、不活性有機溶剤中、適宜塩基の存 在下に20〜160℃、好ましくは20〜100℃で公知の方法により行われる
(Houben-Weyl, Methoden der organischen Chemie (Methodes in organic chem
istry), 第E3巻, 247〜265頁, Georg Thieme Verlag, Stuttgart 1983参照)。
【0072】 適当なオキシダント(oxidant)は、例えばN−メチルモルホリン−N−オキ シド、2−ベンゾイル−1−トリフルオロメタンスルホニルヒドラジン、トリメ
チルアミン−N−オキシド及びピリジン−N−オキシドであり、特にN−メチル
モルホリン−N−オキシド、トリメチルアミン−N−オキシド及びピリジン−N
−オキシドである。
【0073】 一般に、適当な塩基は無機化合物、例えばアルカリ金属水酸化物及びアルカリ
土類金属水酸化物(例えば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム及び水酸化カルシウム)、アルカリ金属カルボネート及びアルカリ土類金属カ
ルボネート(例えば、炭酸リチウム、炭酸カリウム及び炭酸カルシウム)、アル
カリ金属炭酸水素塩(例えば、炭酸水素ナトリウム)であり、さらに有機塩基、
例えば第三級アミン(例えば、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリイソ
プロピルエチルアミン及びN−メチルピペリジン)、ピリジン、置換ピリジン(
例えば、コリジン、ルチジン及び4−ジメチルアミノピリジン)、二環式アミン
である。水酸化ナトリウム、炭酸水素ナトリウム及び炭酸カリウムが、特に好ま
しい。
【0074】 一般に、この塩基は触媒量で用いられるが、等モル量で、過剰量で又は適宜溶
剤としても用いることができる。
【0075】 一般に、出発材料を相互に等モル量で反応させる。IX#に対して過剰量のオキ シダントを使用することは、収率の点で有利であろう。
【0076】 11.カルボニル化合物Xを反応させてトリスオキシムエーテルI.1#を形成 する反応は、通常不活性有機溶剤中、適宜塩基の存在下、10〜120℃、好ま
しくは20〜85℃で行われる(EP−A386561参照)。
【0077】 適当な溶剤は、エーテル(例えば、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテ
ル、tert−ブチルメチルエーテル、ジオキサン、アニソール及びテトラヒド
ロフラン)、ニトリル(例えば、アセトニトリル及びプロピオニトリル)、アル
コール(例えば、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノー
ル、n−ブタノール及びtert−ブタノール)、ジメチルスルホキシド、ジメ
チルホルムアミド及びジメチルアセトアミドであり、特に好ましくはメタノール
及びエタノールである。これらの混合物も用いることができる。
【0078】 一般に、適当な塩基は無機化合物、例えばアルカリ金属カルボネート及びアル
カリ土類金属カルボネート(例えば、炭酸リチウム、炭酸カリウム及び炭酸カル
シウム)、アルカリ金属炭酸水素塩(例えば、炭酸水素ナトリウム)、アルカリ
金属アルコキシド及びアルカリ土類金属アルコキシド(例えば、ナトリウムメト
キシド、ナトリウムエトキシド、カリウムエトキシド、カリウムtert−ブト
キシド及びジメトキシマグネシウム)であり、さらに有機塩基、例えば第三級ア
ミン(例えば、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリイソプロピルエチル
アミン及びN−メチルピペリジン)、ピリジン、置換ピリジン(例えば、コリジ
ン、ルチジン及び4−ジメチルアミノピリジン)、二環式アミンである。炭酸水
素ナトリウム、ピリジン及びトリエチルアミンが、特に好ましい。
【0079】 一般に、この塩基は触媒量で用いられるが、等モル量で、過剰量で又は適宜溶
剤としても用いることができる。
【0080】 一般に、出発材料を相互に等モル量で反応させる。X#に対して過剰量のVIII を使用することは、収率の点で有利であろう。
【0081】 文献[J. Org. Chem. (1991), 2605頁;Bull. Soc. Chim. Fr. (1973), 1452 頁]によりまだ公知となっていない化合物Iの製造に必要な式Vの出発物質は、
引用文献に従い製造することができる。
【0082】 R3a、R3c及びR3dが相互に独立して、それぞれ水素、C1〜C6アルキル又は
置換若しくは非置換のフェニルを表す式I.2の化合物は、例えば式X#のカルボ ニル化合物をウィッティヒ反応の原理に従って燐試薬と反応させて式I.2#の化 合物を形成することにより得られる。
【0083】
【化26】 上記反応式中、式XIの・は、例えばトリフェニルホスホラニル等のホスホラ
ニル基を表す。
【0084】 12.ウィッティヒ反応は、公知方法により、塩基の存在下、不活性有機溶剤
中、−78℃〜85℃、好ましくは−10〜65℃で行われる[EP−A513
580、参照]。
【0085】 R1がC1〜C4アルコキシである式Iの化合物は、例えばR1がハロゲンである
式I#の化合物を、Mがアルカリ金属、例えばリチウム、カリウム又はナトリウ ムから選ばれるカチオンであり、R1がC1〜C4アルコキシである式XIIのアルコ
キシドと反応させることにより得られる。
【0086】
【化27】 13.上記反応は、通常不活性有機溶剤中、20〜120℃、好ましくは20
〜80℃で行われる[J. Org. Chem., 50 (1985), 993頁;Tetrahedron Lett.,
35 (1994), 15頁、参照]。
【0087】 適当な溶剤は、エーテル(例えば、ジオキサン又はテトラヒドロフラン)、ニ
トリル(例えば、アセトニトリル)、アルコール(例えば、メタノール、エタノ
ール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール又はtert−ブ
タノール)、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド及びジメチルアセト
アミドである。これらの混合物も使用することができる。
【0088】 一般に、出発材料を相互に等モル量で反応させる。I#に対して過剰量のXIIを
使用することは、収率の点で有利であろう。
【0089】 さらに、R1がC1〜C4アルコキシである式Iの化合物は、式IIa#のベンジル 化合物をR1がC1〜C4アルコキシである式IIIeのオキシムと、IIa#とIIIdの反 応についてセクション5に記載された条件下で反応させることにより得られる。
【0090】
【化28】 14.一般に、出発材料を相互に等モル量で反応させる。IIa#に対して過剰量
のIIIeを使用することは、収率の点で有利であろう。
【0091】 式IIIeのオキシムは、例えばR1がハロゲンである式IIIfのオキシムを式XIIの
アルコキシドとセクション12に記載された条件下で反応させることにより得ら
れるか[EP−A158153;US4339444、参照]、又は引用文献に
従い製造することができる。
【0092】
【化29】 式IIIfのオキシムは、例えば式IIIf’のケトオキシムを式VIII’のヒドロキシ
ルアミンエーテルと反応させることにより得られる。
【0093】
【化30】 文献[Ber. Dtsch. Chem. Ges. 88 (1955), 130頁;J. Org. Chem. (1987), 4
570頁参照]によりまだ公知となっていない式IIIf’のこれらケトオキシムは、 引用文献に従い製造することができる。
【0094】 反応混合物は、慣用法、例えば水と混合し、層分離し、そして適宜粗生成物を
クロマトグラフィー処理により精製することにより後処理される。数種の中間体
及び最終生成物が、無色の又は淡褐色の粘稠油の形態で得られ、そしてこの粘稠
油は精製されるか、又は減圧下、適度な高温で揮発性成分を除去する。中間体及
び最終生成物が固体として得られた場合、再結晶化又は温浸により精製すること
も可能である。
【0095】 化合物Iの製造によって、化合物IのC=C及びC=N二重結合のために、慣
用法、例えば再結晶化又はクロマトグラフィー処理により個々の化合物に分離す
ることができるE/Z異性体混合物を得ることができる。
【0096】 しかしながら、上記合成により異性体混合物が生成する場合には、個々の異性
体を、使用のための調製中、或いは使用時(例えば、光、酸又は塩基の作用下に
)に相互に転化し得ることもあるので、一般に分離させることは必ずしも必要で
はない。例えば、植物を処理する場合、処理される植物中或いは防除されるべき
有害菌類又は有害動物内への施与後、類似の転化を起こすことも可能である。
【0097】 −N=CR1−C(CR3)=NOR2二重結合に関し、化合物IのE,E異性 体が、一般にその活性の点から好ましい(基−C(CR3)=NOR2の基−CH 2 O−に、又は基−C(R1)−N=OCH2の基−OR2−に対する立体配置)。
【0098】 上記式で述べた記号の定義において、一般に下記の置換基を表す共通の用語が
使用された: ハロゲン:フッ素、塩素、臭素及びヨウ素; アルキル:1〜4個、又は1〜6個の炭素原子を有する直鎖又は分岐の飽和炭
化水素基であり、例えば以下のC1〜C6アルキル、即ち、メチル、エチル、プロ
ピル、1−メチルエチル、ブチル、1−メチルプロピル、2−メチルプロピル、
1,1−ジメチルエチル、ペンチル、1−メチルブチル、2−メチルブチル、3
−メチルブチル、2,2−ジメチルプロピル、1−エチルプロピル、ヘキシル、
1,1−ジメチルプロピル、1,2−ジメチルプロピル、1−メチルペンチル、
2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、4−メチルペンチル、1,1−ジメ
チルブチル、1,2−ジメチルブチル、1,3−ジメチルブチル、2,2−ジメ
チルブチル、2,3−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブチル、1−エチルブ
チル、2−エチルブチル、1,1,2−トリメチルプロピル、1,2,2−トリ
メチルプロピル、1−エチル−1−メチルプロピル及び1−エチル−2−メチル
プロピル; ハロアルキル:1〜4個、又は1〜6個の炭素原子を有する直鎖又は分岐アル
キル基(上述した基)であり、且つこれら基の水素原子の幾つか又は全ては、上
述のハロゲン原子に置き換わっていても良く、このようなハロアルキルの例とし
ては、以下のC1〜C2ハロアルキル、即ち、クロロメチル、ブロモメチル、ジク
ロロメチル、トリクロロメチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トルフル
オロメチル、クロロフルオロメチル、ジクロロフルオロメチル、クロロジフルオ
ロメチル、1−クロロエチル、1−ブロモエチル、1−フロオロエチル、2−フ
ルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、
2−クロロ−2−フルオロエチル、2−クロロ−2,2−ジフルオロエチル、2
,2−ジクロロ−2−フロオロエチル、2,2,2−トリクロロエチル及びペン
タフルオロエチル; アルコキシ:酸素原子(−O−)を介して骨格に結合する、1〜6個の炭素原
子を有する直鎖又は分岐アルキル基(上述した基); アルケニル:任意の位置に二重結合を有し、3〜4個の炭素原子を有する直鎖
又は分岐の不飽和炭化水素基、例えば以下のC3〜C4アルケニル、即ち、1−プ
ロペニル、2−プロペニル、1−メチルエテニル、1−ブテニル、2−ブテニル
、3−ブテニル、1−メチル−1−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル、
1−メチル−2−プロペニル及び2−メチル−2−プロペニル; ハロアルケニル:任意の位置に二重結合を有し、3〜4個の炭素原子を有する
直鎖又は分岐の不飽和炭化水素基(上述した基)であり、且つこれら基の水素原
子の幾つか又は全ては、上述のハロゲン原子、特にフッ素、塩素及び臭素に置き
換わっていても良く; アルキニル:任意の位置に三重結合を有し、3〜4個の炭素原子を有する直鎖
又は分岐の炭化水素基、例えば以下のC3〜C4アルキニル、即ち、エチニル、1
−プロピニル、2−プロピニル、1−ブチニル、2−ブチニル、3−ブチニル及
び1−メチル−2−プロピニル; ハロアルキニル:任意の位置に三重結合を有し、3〜4個の炭素原子を有する
直鎖又は分岐の不飽和炭化水素基(上述した基)であり、且つこれら基の水素原
子の幾つか又は全ては、上述のハロゲン原子、特にフッ素、塩素及び臭素に置き
換わっていても良く; アリール:6〜14個の炭素環員を有する単核〜三核芳香族環基、例えばフェ
ニル、ナフチル及びアントラセニル; アリールオキシ:酸素原子(−O−)を介して骨格に結合する、単核〜三核芳
香族環基(上述した基)。
【0099】 フェニル基に関して、「非置換又は置換」という語は、このフェニル基が部分
的に又は完全にハロゲン化されていても[例えば、この基の水素原子の幾つか又
は全部が、上述の同一又は異なるハロゲン原子(好ましくは、フッ素、塩素又は
臭素、特にフッ素又は塩素)で置き換えることができる]、及び/又は1〜4個
(特に1〜3個)の下記の基:ハロゲン、シアノ、ニトロ、C1〜C4アルキル、
1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜 C4アルキルアミノ、ジ−C1〜C4アルキルアミノ及びC1〜C4アルキルチオか ら選択される基を結合状態で有していても良い旨を表す意図で加えた; ヘテロアリール: 1〜4個の窒素原子、又は1〜3個の窒素原子と1個の硫黄原子又は酸素原子
を含む5員のヘテロアリール:炭素環員とは別に、環員として、1〜4個の窒素
原子、又は1〜3個の窒素原子と1個の硫黄又は酸素原子を有していても良い5
員のヘテロアリール環基、例えば2−フリル、3−フリル、2−チエニル、3−
チエニル、2−ピロリル、3−ピロリル、3−イソオキサゾリル、4−イソオキ
サゾリル、5−イソオキサゾリル、3−イソチアゾリル、4−イソチアゾリル、
5−イソチアゾリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、5−ピラゾリル、2−
オキサゾリル、4−オキサゾリル、5−オキサゾリル、2−チアゾリル、4−チ
アゾリル、5−チアゾリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、1,2,4
−オキサジアゾール−3−イル、1,2,4−オキサジアゾール−5−イル、1
,2,4−チアジアゾール−3−イル、1,2,4−チアジアゾール−5−イル
、1,2,4−トリアゾール−3−イル、1,3,4−オキサジアゾール−2−
イル、1,3,4−チアジアゾール−2−イル、1,3,4−トリアゾール−2
−イル; 1〜3個の窒素原子又は1個の窒素原子及び1個の酸素原子又は硫黄原子を有
する5員のベンゾ縮合ヘテロアリール:炭素環員とは別に、環員として、1〜4
個の窒素原子、又は1〜3個の窒素原子と1個の硫黄又は酸素原子を含み、2個
の隣接する炭素環員又は1個の窒素原子と1個の隣接する炭素環員がブタ−1,
3−ジエン−1,4−ジイル基で橋架けされていても良い5員のヘテロアリール
環基; 窒素原子を介して結合し、1〜4個の窒素原子を含む5員のヘテロアリール、
或いは窒素原子を介して結合し、1〜3個の窒素原子を含む5員のベンゾ縮合ヘ
テロアリール:炭素原子とは別に、環員として1〜4個又は1〜3個の窒素原子
をそれぞれ含んでいても良く、2個の隣接する炭素環員又は1個の窒素原子と1
個の隣接する炭素環員がブタ−1,3−ジエン−1,4−ジイル基で橋架けされ
ていても良く、且つこれら環は窒素環員の1つを介して骨格と結合する、5員の
ヘテロアリール環基; 1〜3個又は1〜4個の窒素原子を含む6員のヘテロアリール:炭素環員とは
別に、環員として、1〜3個又は1〜4個の窒素原子を有していても良い6員の
ヘテロアリール環基、例えば2−ピリジニル、3−ピリジニル、4−ピリジニル
、3−ピリダジニル、4−ピリダジニル、2−ピリミジニル、4−ピリミジニル
、5−ピリミジニル、2−ピラジニル、1,3,5−トリアジン−2−イル及び
1,2,4−トリアジン−3−イル; ヘテロシクリル:炭素環員とは別に、1〜3個の窒素原子及び/又は1個の酸
素原子又は硫黄原子、又は1個若しくは2個の酸素原子及び/又は硫黄原子を含
む5員又は6員のヘテロ環(ヘテロシクリル)、例えば2−テトラヒドロフラニ
ル、3−テトラヒドロフラニル、2−テトラヒドロチエニル、3−テトラヒドロ
チエニル、2−ピロリジニル、3−ピロリジニル、3−イソオキサゾリジニル、
4−イソオキサゾリジニル、5−イソオキサゾリジニル、3−イソチアゾリジニ
ル、4−イソチアゾリジニル、5−イソチアゾリジニル、3−ピラゾリジニル、
4−ピラゾリジニル、5−ピラゾリジニル、2−オキサゾリジニル、4−オキサ
ゾリジニル、5−オキサゾリジニル、2−チアゾリジニル、4−チアゾリジニル
、5−チアゾリジニル、2−イミダゾリジニル、4−イミダゾリジニル、1,2
,4−オキサジアゾリジン−3−イル、1,2,4−オキサジアゾリジン−5−
イル、1,2,4−チアジアゾリジン−3−イル、1,2,4−チアジアゾリジ
ン−5−イル、1,2,4−トリアゾリジン−3−イル、1,3,4−オキサジ
アゾリジン−2−イル、1,3,4−チアジアゾリジン−2−イル、1,3,4
−トリアゾリジン−2−イル、2,3−ジヒドロフラン−2−イル、2,3−ジ
ヒドロフラン−3−イル、2,4−ジヒドロフラン−2−イル、2,4−ジヒド
ロフラン−3−イル、2,3−ジヒドロチエン−2−イル、2,3−ジヒドロチ
エン−3−イル、2,4−ジヒドロチエン−2−イル、2,4−ジヒドロチエン
−3−イル、2,3−ピロリン−2−イル、2,3−ピロリン−3−イル、2,
4−ピロリン−2−イル、2,4−ピロリン−3−イル、2,3−イソオキサゾ
リン−3−イル、3,4−イソオキサゾリン−3−イル、4,5−イソオキサゾ
リン−3−イル、2,3−イソオキサゾリン−4−イル、3,4−イソオキサゾ
リン−4−イル、4,5−イソオキサゾリン−4−イル、2,3−イソオキサゾ
リン−5−イル、3,4−イソオキサゾリン−5−イル、4,5−イソオキサゾ
リン−5−イル、2,3−イソチアゾリン−3−イル、3,4−イソチアゾリン
−3−イル、4,5−イソチアゾリン−3−イル、2,3−イソチアゾリン−4
−イル、3,4−イソチアゾリン−4−イル、4,5−イソチアゾリン−4−イ
ル、2,3−イソチアゾリン−5−イル、3,4−イソチアゾリン−5−イル、
4,5−イソチアゾリン−5−イル、2,3−ジヒドロピラゾール−1−イル、
2,3−ジヒドロピラゾール−2−イル、2,3−ジヒドロピラゾール−3−イ
ル、2,3−ジヒドロピラゾール−4−イル、2,3−ジヒドロピラゾール−5
−イル、3,4−ジヒドロピラゾール−1−イル、3,4−ジヒドロピラゾール
−3−イル、3,4−ジヒドロピラゾール−4−イル、3,4−ジヒドロピラゾ
ール−5−イル、4,5−ジヒドロピラゾール−1−イル、4,5−ジヒドロピ
ラゾール−3−イル、4,5−ジヒドロピラゾール−4−イル、4,5−ジヒド
ロピラゾール−5−イル、2,3−ジヒドロオキサゾール−2−イル、2,3−
ジヒドロオキサゾール−3−イル、2,3−ジヒドロオキサゾール−4−イル、
2,3−ジヒドロオキサゾール−5−イル、3,4−ジヒドロオキサゾール−2
−イル、3,4−ジヒドロオキサゾール−3−イル、3,4−ジヒドロオキサゾ
ール−4−イル、3,4−ジヒドロオキサゾール−5−イル、2−ピペリジニル
、3−ピペリジニル、4−ピペリジニル、1,3−ジオキサン−5−イル、2−
テトラヒドロピラニル、4−テトラヒドロピラニル、2−テトラヒドロチエニル
、3−テトラヒドロピリダジニル、4−テトラヒドロピリダジニル、2−テトラ
ヒドロピリミジニル、4−テトラヒドロピリミジニル、5−テトラヒドロピリミ
ジニル、2−テトラヒドロピラジニル、1,3,5−テトラヒドロ−トリアジン
−2−イル及び1,2,4−テトラヒドロトリアジン−3−イル。
【0100】 その使用目的から、RaがC1〜C2アルキル又はC1〜C2アルコキシである式 Iの化合物が特に好ましい。
【0101】 また、nがゼロ(0)である式Iの化合物が好ましい。
【0102】 Raがメチル又はメトキシである式Iの化合物が特に好ましい。
【0103】 Zが基Bである化合物Iが特に好ましい。
【0104】 さらに、R1がメトキシである化合物Iが特に好ましい。
【0105】 同様に、R1がトリフルオロメチルである化合物Iが特に好ましい。
【0106】 他に、R1が塩素である化合物Iが特に好ましい。
【0107】 同様に、R1がC1〜C2ハロアルキルである化合物Iが好ましい。
【0108】 他に、R1がC1〜C2アルコキシである化合物Iが特に好ましい。
【0109】 特に、R3がメチルである化合物Iが極めて好ましい。
【0110】 さらに、R3がエチルである化合物Iが特に好ましい。
【0111】 また、R3がC1〜C4アルコキシである化合物Iが好ましい。
【0112】 R3がエトキシである化合物Iが特に好ましい。
【0113】 同様に、R3がイソプロポキシである化合物Iが好ましい。
【0114】 他に、R3がトリフルオロメチルである化合物Iが特に好ましい。
【0115】 さらに、R3がシクロペンチルである化合物Iが特に好ましい。
【0116】 さらに、R3がシクロヘキシルである化合物Iが特に好ましい。
【0117】 また、R3がフェニル又はベンジルである化合物Iが特に好ましく、これらフ ェニル及びベンジルの両方は、アリール部分が部分的に又は完全にハロゲン化さ
れていても良く、及び/又は1〜3個の下記の基:シアノ、C1〜C4アルキル、
1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ及びC1〜C4ハロアルコキシから選
択される基を結合状態で有していても良い。
【0118】 同様に、R3が部分的に又は完全にハロゲン化されていても良く、及び/又は 1〜3個の下記の基:シアノ、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C1 〜C4アルコキシ及びC1〜C4ハロアルコキシから選択される基を結合状態で有 していても良いフェノキシである化合物Iが特に好ましい。
【0119】 同様に、R3がピリジルである化合物Iが特に好ましい。
【0120】 さらに、R3がピリミジニルである化合物Iが特に好ましい。
【0121】 さらに、式I.1で表される化合物が好ましい。
【0122】
【化31】 同様に、R1が塩素であり、R3aがメチルであり、Ynが水素であり、そしてR 2 がメチル又はエチルである化合物I.1が特に好ましい。
【0123】 他に、Ynが6−メチルである化合物I.1が特に好ましい。
【0124】 他に、式I.2で表される化合物が好ましい。
【0125】
【化32】 同様に、R3dが水素である化合物I.2が特に好ましい。
【0126】 R3a及びYnが水素であり、R2がメチル又はエチルである化合物I.2が特に好
ましい。
【0127】 さらに、R3aが水素であり、R2がメチル又はエチルであり、そしてYnが6−
メチルである化合物I.2が特に好ましい。
【0128】 これらを使用する観点から、下記の表に列挙された化合物Iが特に好ましい。
さらに、それ自体及び独立に上述の基を組み合わせて用いることにより、表中の
置換基について述べた基は、当該置換基の特に好ましい態様を表す。
【0129】 表1 Raがメチルであり、それぞれの化合物について、基R1、R2及びR3の組み合
わせが表Aの各行に対応する式IAで表される化合物
【0130】
【化33】 表2 Raがメチルであり、それぞれの化合物について、基R1、R2及びR3の組み合
わせが表Aの各行に対応する式IBで表される化合物
【0131】
【化34】 表3 Raがメチル、R1が塩素であり、それぞれの化合物について、基R2、R3a及 びR3bの組み合わせが表Bの各行に対応する式I.1Aで表される化合物
【0132】
【化35】 表4 Raがメトキシ、R1が塩素であり、それぞれの化合物について、基R2、R3a 及びR3bの組み合わせが表Bの各行に対応する式I.1Aで表される化合物 表5 Ra及びR2がメチル、R1が塩素であり、それぞれの化合物について、基R3a 、R3c及びR3dの組み合わせが表Cの各行に対応する式I.2Aで表される化合物
【0133】
【化36】 表6 Raがメトキシ、R1が塩素及びR2がメチルであり、それぞれの化合物につい て、基R3a、R3c及びR3dの組み合わせが表Cの各行に対応する式I.2Aで表さ れる化合物 表7 Raがメチル、R1が塩素であり、それぞれの化合物について、基R2、R3a及 びRdの組み合わせが表Bの各行に対応する式I.1Bで表される化合物
【0134】
【化37】 表8 Raがメトキシ、R1が塩素であり、それぞれの化合物について、基R2、R3a 及びR3bの組み合わせが表Bの各行に対応する式I.1Bで表される化合物 表9 Ra及びR2がメチル、R1が塩素であり、それぞれの化合物について、基R3a 、R3c及びR3dの組み合わせが表Cの各行に対応する式I.2Bで表される化合物
【0135】
【化38】
【0136】 表10 Raがメトキシ、R1が塩素及びR2がメチルであり、それぞれの化合物につい て、基R3a、R3c及びR3dの組み合わせが表Cの各行に対応する式I.2Bで表さ れる化合物 表11 Raがエチル、R1が塩素であり、それぞれの化合物について、基R2、R3a及 びR3bの組み合わせが表Bの各行に対応する式I.1Aで表される化合物 表12 Raがメトキシ、R1がトリフルオロメチルであり、それぞれの化合物について
、基R2、R3a及びR3bの組み合わせが表Bの各行に対応する式I.1Aで表される
化合物 表13 Ra及びR2がメチル、R1がトリフルオロメチルであり、それぞれの化合物に ついて、基R3a、R3c及びR3dの組み合わせが表Cの各行に対応する式I.2Aで 表される化合物 表14 Raがメトキシ、R1がトリフルオロメチル及びR2がメチルであり、それぞれ の化合物について、基R3a、R3c及びR3dの組み合わせが表Cの各行に対応する
式I.2Aで表される化合物 表15 Raがエチル、R1がトリフルオロメチルであり、それぞれの化合物について、
基R2、R3a及びRdの組み合わせが表Bの各行に対応する式I.1Bで表される化 合物 表16 Raがメトキシ、R1がトリフルオロメチルであり、それぞれの化合物について
、基R2、R3a及びR3bの組み合わせが表Bの各行に対応する式I.1Bで表される
化合物 表17 Ra及びR2がメチル、R1がトリフルオロメチルであり、それぞれの化合物に ついて、基R3a、R3c及びR3dの組み合わせが表Cの各行に対応する式I.2Bで 表される化合物 表18 Raがメトキシ、R1がトリフルオロメチル及びR2がメチルであり、それぞれ の化合物について、基R3a、R3c及びR3dの組み合わせが表Cの各行に対応する
式I.2Bで表される化合物 表19 Raがメトキシ、R1が塩素であり、それぞれの化合物について、基R2、R3a 及びR3bの組み合わせが表Bの各行に対応する式I.1Baで表される化合物
【0137】
【化39】 表20 Raがメトキシ、R1が塩素及びR2がメチルであり、それぞれの化合物につい て、基R3a、R3c及びR3dの組み合わせが表Cの各行に対応する式I.2Baで表さ
れる化合物
【0138】
【化40】
【0139】 表21 Ra及びR1がメトキシであり、それぞれの化合物について、基R2、R3a及び R3bの組み合わせが表Bの各行に対応する式I.1Aで表される化合物 表22 Ra及びR2がメチル、R1がメトキシであり、それぞれの化合物について、基 R3a、R3c及びR3dの組み合わせが表Cの各行に対応する式I.2Aで表される化 合物 表23 Ra及びR1がメトキシ、R2がメチルであり、それぞれの化合物について、基 R3a、R3c及びR3dの組み合わせが表Cの各行に対応する式I.2Aで表される化 合物 表24 Raがエチル、R1がメトキシであり、それぞれの化合物について、基R2、R3 及びRdの組み合わせが表Bの各行に対応する式I.1Bで表される化合物 表25 Ra及びR1がメトキシであり、それぞれの化合物について、基R2、R3a及び R3bの組み合わせが表Bの各行に対応する式I.1Bで表される化合物 表26 Ra及びR2がメチル、R1がメトキシであり、それぞれの化合物について、基 R3a、R3c及びR3dの組み合わせが表Cの各行に対応する式I.2Bで表される化 合物 表27 Ra及びR1がメトキシ、R2がメチルであり、それぞれの化合物について、基 R3a、R3c及びR3dの組み合わせが表Cの各行に対応する式I.2Bで表される化 合物 表28 Raがメトキシ、R2がメチルであり、それぞれの化合物について、基R1及び R3eの組み合わせが表Dの各行に対応する式I.3Aで表される化合物
【0140】
【化41】 表29 Raがメトキシ、R2がメチルであり、それぞれの化合物について、基R1及び R3eの組み合わせが表Dの各行に対応する式I.3Bで表される化合物
【0141】
【化42】 表30 Raがメトキシ、R2がエチルであり、それぞれの化合物について、基R1及び R3eの組み合わせが表Dの各行に対応する式I.3Aで表される化合物 表31 Raがメトキシ、R2がエチルであり、それぞれの化合物について、基R1及び R3eの組み合わせが表Dの各行に対応する式I.3Bで表される化合物 表32 Ra及びR2がメチルであり、それぞれの化合物について、基R1及びR3eの組 み合わせが表Dの各行に対応する式I.3Aで表される化合物 表33 Ra及びR2がメチルであり、それぞれの化合物について、基R1及びR3eの組 み合わせが表Dの各行に対応する式I.3Bで表される化合物。
【0142】
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【表6】
【表7】
【表8】
【表9】
【表10】
【0143】 化合物Iは、殺菌剤としての使用が適当である。それらは広範囲の植物病原性
菌類、特に子嚢菌類、不完全菌類、藻菌類及び坦子菌類に対する顕著な効果を有
するため優れている。これらの中には、組織的に活性であるため、栽培植物保護
における茎葉及び土壌の殺菌剤として使用可能なものもある。
【0144】 それらは様々な栽培植物、例えば小麦、ライ麦、大麦、カラス麦、イネ、トウ
モロコシ、芝、バナナ、綿花、大豆、コーヒー、サトウキビ、ブドウ、果実、装
飾用植物及び野菜(例えば、キュウリ、豆、トマト、ジャガイモ及びウリ)、さ
らにこれらの種子の多種細菌の防除に特に重要である。
【0145】 新規化合物は、以下の植物病原性菌類の防除に特に適している: 果実および野菜のアルテルナリア(Alternaria)種、 イチゴ、野菜、装飾用植物およびブドウのボトリチス・キネレア(Botry
tis cinerea;灰色カビ)、 ナンキンマメのセルコスポラ・アラキジコラ(Cercospora ara
chdicola)、 ウリ科のエリシペ・キコラケアラム(Erysiphe cichorace
arum)およびスフェロテカ・フリギネア(Sphaerotheca fu
liginea)、 穀物類のエリシペ・グラミニス(Erysiphe graminis;うど ん粉病)、 種々の植物のフサリウム(Fusarium)およびベルチキルリウム(Ve
rticillium)種、 穀物類のヘルミントスポリウム(Helminthosporium)種、 バナナおよびナンキンマメのマイコスフェレラ(Mycosphaerell
a)種、 ジャガイモおよびトマトのフィトピトラ・インフェスタンス(Phytoph
thora infestans)、 ブドウのプラスモパラ・ビチコラ(Plasmopara viticola
)、 リンゴのポドスフェラ・ロイコトリカ(Podosphaera leuco
tricha)、 コムギおよびオオムギのシュードケルコスポレラ・ヘルポトリコイデス(Ps
eudocercosporella herpotrichoides)、 ホップとキュウリのシュードケルコスポレラ(Pseudocercospo
rella)種、 穀物類のプッキニア(Puccinia)種、 イネのピリクラリア・オリザエ(Pyricularia orizae)、 綿花、シバおよびイネのリゾクトニア(Rhizoctonia)種、 コムギのセプトリア・ノドルム(Septoria nodorum)、 ブドウのウンキヌラ・ネカトル(Uncinula necator)、 穀物類およびサトウキビのウスチラゴ(Ustilago)種、 リンゴおよびセイヨウナシのベンツリア・イネクアリス(Venturia
inaeqalis;腐敗病)。
【0146】 さらに化合物Iは、例えばパエシロミセス・バリオッティ(Paecilom
yces variotii)からの資材保護(例えば木材、紙、塗料分散体、
繊維又は織物の保護)及び備蓄品の保護において有害菌類からの防除に適当であ
る。
【0147】 化合物Iは、有害菌類、或いは菌類の感染から保護されるべき植物、種子、資
材又は土壌を上記有効物質の殺菌活性量で処理することにより施与される。上記
資材、植物又は種子への施与は、有害菌類から被害を受ける前又は後に実施され
る。
【0148】 殺菌剤は、0.1〜95重量%、好ましくは0.5〜90重量%の有効物質を
一般的に含む。
【0149】 所望の効果の形態によって異なるが、栽培植物保護に本発明の有効物質を使用
するための施与率は、1haに対して、0.01〜2.0kgである。
【0150】 種子を処理する場合、必要とされる有効物質の量は、一般に種子1kgに対し
て0.001〜0.1gであり、0.01〜0.05gが望ましい。
【0151】 本発明の有効物質を資材又は備蓄品の保護に使用する場合、有効物質の施与率
は、施与する領域の特性及び所望の効果次第である。資材保護において慣用され
る有効物質の施与率は、例えば処理される資材1m3に対して0.001〜2k g、好ましくは0.005〜1kgである。
【0152】 さらに、式Iの化合物は、昆虫類、蛛形類および線虫類等の有害動物の防除に
特に適している。これらは栽培植物保護、衛生、備蓄品及び獣医学の各分野で有
害動物の防除に使用することができる。特に、下記の有害動物の防除に適してい
る: 鱗翅目(Lepidoptera)の害虫には例えばアグロテス・イプシロン
(Agrotis ypsilon)、アグロテス・セゲタム(Agrotis
segetum)、アラバマ・アルジラセア(Alabama argill
acea)、アンチカルシア・ゲマタリス(Anticarsia gemma
talis)、アルギレスチア・コンジュゲラ(Argyresthia co
njugella)、オートグラファ・ガマ(Autographa gamm
a)、ブパラス・ピニアリウス(Bupalus piniarius)、カコ
エシア・ムリナナ(Cacoecia murinana)、カプア・レチキュ
ラナ(Capua reticulana)、ケイマトビア・ブルマタ(Che
imatobia brumata)、チョリストネウラ・フミフェラナ(Ch
oristoneura fumiferana)、チョリストネウラ・オクシ
デンタリス(Choristoneura occidentalis)、シル
ピス・ウニプンクタ(Cirphis unipuncta)、チデイア・ポモ
ネーラ(Cydia pomonella)、デンドロリマス・ピニ(Dend
rolimus pini)、ダイアファニア・ニチダリス(Diaphani
a nitidalis)、ダイアトラエア・グランディオセーラ(Diatr
aea grandiosella)、エアリアス・インスラナ(Earias
insulana)、エラスモパルパス・リグノセーラス(Elasmopa
lpus lignosellus)、オイポエシリア・アムピグエーラ(Eu
poecilia ambiguella)、エベトリア・ブーリアナ(Eve
tria bouliana)、フェルチア・サブテーラネア(Feltia
subterranea)、ガレリア メロネーラ(Galleria mel
lonella)、グラホリタ・フネブラナ(Grapholita fune
brana)、グラホリタ・モレスタ、(Grapholita molest
a)、ヘリオテス・アルミゲラ(Heliothis armigera)、ヘ
リオテス・ピレセンス(Heliothis virescens)、ヘリオテ
ス・ジー(Heliothis zea)、ヘールラ・アンダリス(Hellu
la undalis)、ヒベルニア・デフォリアリア(Hibernia d
efoliaria)、ヒファントリア・クネア(Hyphantria cu
nea)、ヒポノムータ・マリネラス(Hyponomeuta maline
llus)、ケイフェリア・リコペルシセーラ(Keifferia lyco
persicella)、ラムブディナ・フィセラリア(Lambdina f
iscellaria)、ラフィグマ・エクシグア(Laphygma exi
gua)、ロイコプテラ・カフィーラ(Leucoptera coffeel
la)、ロイコプテラ・シテルラ(Leucoptera scitella)
、リソコレーチス・ブランカルデーラ(Lithocolletis blan
cardella)、ロベシア・ボトラナ(Lobesia botrana)
、ロクソステーゲ・スティクティカリス(Loxostege stictic
alis)、リマントリア・ディスパー(Lymantria dispar)
、リマントリア・モナチャ(Lymantria monacha)、リオネチ
ア・クレルケーラ(Lyonetia clerkella)、マラコソマ・ノ
イストリア(Malacosoma neustria)、マメストラ・ブラシ
ーカエ(Mamestra brassicae)、オルギィア・プソイドツガ
タ(Orgyia pseudotsugata)、オストリニア・ヌビラリス
(Ostrinia nubilalis)、パノリス・フラメア(Panol
is flammea)、ペクチノフォラ・ゴシィピエーラ(Pectinop
hora gossypiella)、ペリドロマ・サウシア(Peridro
ma saucia)、ファレラ・ブスファーラ(Phalera bucep
hala)、フトリマエア・オペルキュレーラ(Phthorimaea op
erculella)、フィロクニティス・シトレーラ(Phyllocnit
is citrella)、ピエリス・ブラシーカ(Pieris brass
icae)、プラティペナ・スカブラ(Plathypena scabra)
、プルテーラ・キシロステーラ(Plutella xylostella)、
スードプルシア・インクルデンス(Pseudoplusia include
ns)、フィアシオニア・フルストラナ(Phyacionia frustr
ana)、スクロビパルプラ・アブソルタ(Scrobipalpula ab
soluta)、シトトロガ・セレレーラ(Sitotroga cerele
lla)、スパルガノティス・ピレリアナ(Sparganothis pil
leriana)、スポドプテラ・フルジペルダ(Spodoptera fr
ugiperda)、スポドプテラ・リトラリス(Spodoptera li
ttoralis)、スポドプテラ・リチュラ(Spodoptera lit
ura)、タウマトポエア・ピティオカムパ(Thaumatopoea pi
tyocampa)、トリトリックス・ビリダナ(Tortrix virid
ana),トリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)、ザイラフ
ェラ・カナデンシス(Zeiraphera canadensis)が属する
【0153】 鞘翅目(Coleoptera)としては例えばアグリラス・シヌアタス(A
grilus sinuatus)、アグリオテス・リネアタス(Agriot
es lineatus)、アグリオテス・オブスキュラス(Agriotes
obscurus)、アンフィマーラス・ソルスティティアリス(Amphi
mallus solstitialis)、アニサンドラス・ディスパー(A
nisandrus dispar),アンソノムス・グランディス(Anth
onomus grandis)、アンソノムス・ポモラム(Anthonom
us pomorum)、アトマリア・リネアリム(Atomaria lin
earis)、ブラストファグス・ピニペルダ(Blastophagus p
iniperda)、ブリトファガ・ウンダタ(Blitophaga und
ata)、ブルカス・ルフィマヌス(Bruchus rufimanus)、
ブルカス・ピソラム(Bruchus pisorum)、ブルカス・レンティ
ス(Bruchus lentis)、ブルカス・ベチュラエ(Bruchus
betulae)、カシィーダ・ネビュローサ(Cassida nebul
osa)、セロトマ・トリフルカタ(Cerotoma trifurcata
)、シュートリーンカス・アッシミリス(Ceuthorrhynchus a
ssimilis)、シュートリーンカス・ナピ(Ceuthorrhynch
us napi)、チャエトクネマ・ティビアリル(Chaetocnema
tibialis)、コノデラス・ベスペルティナス(Conoderus v
espertinus)、クリオセリス・アスパラギー(Crioceris
asparagi)、ダイアブロティカ・ロンジコロニス(Diabrotic
a longicornis)、ダイアブロティカ・12−プンクタタ(Dia
brotica 12−punctata)、ダイアブロティカ・ビルジフェラ
(Diabrotica virgifera)、エピラシュナ・バリベスティ
ス(Epilachna varivestis)、エピトリックス・ヒルティ
ペニス(Epitrix hirtipennis)、オイティノボスラス・ブ
ラシリエンシス(Eutinobothrus brasiliensis)、
ヒロビウス・アビエティス(Hylobius abietis)、ヒペラ・ブ
ルネイペニス(Hypera brunneipennis)、ヒペラ・ポステ
ィカ(Hypera postica)、イプス・ティポグラファス(Ips
typographus)、レマ・ビリネアタア(Lema bilineat
a)、レマ・メラノプス(Lema melanopus)、レプチノタルサ・
デセムリネアタ(Leptinotarsa decemlineata)、リ
モニウス・カリフォルニカス(Limonius californicus)
、リソルホプトラス・オリゾフィラス(Lissorhoptrus oryz
ophilus)、メラノタス・コミュニス(Melanotus commu
nis)、メリゲテス・アエネウス(Meligethes aeneus)、
メロロンタ・ヒポカスタニ(Melolontha hippocastani
)、メロロンタ・メロロンタ(Melolontha melolontha)
、オウレマ・オリガエ(Oulema oryzae)、オルティオリーンカス
・サルカタス(Ortiorrhynchus sulcatus)、オティオ
リーンカス・オバタス(Otiorrhynchus ovatus)、ファエ
ドン・コックレアリア(Phaedon cochleariae)、ピロトレ
タ・クリソセファラ(Phyllotreta chrysocephala)
、フィロフィガ・エスピー(Phyllophaga sp.)、フィロペルサ
・ホルティコラ(Phyllopertha horticola)、フィロト
レタ・ネモラム(Phyllotreta nemorum)、フィロトレタ・
ストリオラタ(Phyllotreta striolata)、ポピーリア・
ジャポニカ(Popillia japonica)、シトナ・リネアタス(S
itona lineatus)、シトフィラス・グラナリア(Sitophi
lus granaria)が属する。
【0154】 双翅目(Diptera)としてはアエデス・アエジプティ(Aedes a
egypti)、アエデス・ベクサンス(Aedes vexans)、アナス
トレファ・ルーデンス(Anastrepha ludens)、アノフェレス
・マクリペニス(Anopheles maculipennis)、セラティ
ティス・カピタタ(Ceratitis capitata)、クリソミヤ・ベ
ジーアナ(Chrysomya bezziana)、クリソミヤ・ホミニポラ
ックス(Chrysomya hominivorax)、クリソミヤ・マセー
ラリア(Chrysomya macellaria)、コンタリニア・ソルジ
ヒコラ(Contarinia sorghicola)、コルディロビア・ア
ンスロポファガ(Cordylobia anthropophaga)、キュ
レックス・ピピエンス(Culex pipiens)、ダカス・キュキュルビ
タエ(Dacus cucurbitae)、ダカス・オレアレ(Dacus
oleae)、ダシネウラ・ブラシーカ(Dasineura brassic
ae)、ファニア・カニキュラリス(Fannia canicularis)
、ガステロフィラス・インティティナリス(Gasterophilus i
ntestinalis)、グロシナ・モルシタンス(Glossina mo
rsitans)、ヘマトビア・イリタンス(Haematobia irri
tans)、ハプロディプロシス・エケストリス(Haplodiplosis
equestris)、ヒーレミア・プラチュラ(Hylemyia pla
tura)、ヒポデルマ・リネアタ(Hypoderma lineata)、
リリオミザ・サチバエ(Liriomyza sativae)、リリオミザ・
トリフォリィ(Liriomyza trifolii)、ルシリア・カプリナ
(Lucilia caprina)、ルシリア・クプリナ(Lucilia
cuprina)、ルシリア・セリカタ(Lucilia sericata)
、リコリア・ペクトラリス(Lycoria pectoralis)、マエテ
ィオラ・デストラクター(Mayetiola destructor)、ムス
カ・ドメスティカ(Musca domestica)、ムシーナ・スタビュラ
ンス(Muscina stabulans)、オエストラス・オビス(Oes
trus ovis)、オッシネーラ・フリット(Oscinella fri
t)、ペゴミア・ヒソシャーミ(Pegomya hysocyami)、フォ
ルビア・アンティカ(Phorbia antiqua)、フォルビア・ブラシ
ーカ(Phorbia brassicae)、フォレビア・コアルクタタ(P
horbia coarctata)、ラゴレティス・セラシ(Rhagole
tis cerasi)、ラゴレティス・ポモネーラ(Rhagoletis
pomonella)、タバナス・ボビヌス(Tabanus bovinus
)、ティプラ・オレラセア(Tipula oleracea)、ティプラ・パ
ルドサ(Tipula paludosa)が属する。
【0155】 総翅目(Thysanoptera)として例えばフランクリニエーラ・フス
カ(Frankliniella fusca)、フランクリニエーラ・オクシ
デンタリス(Frankliniella occidentalis)、フラ
ンクリニエーラ・トリティシ(Frankliniella tritici)
、シルトスリップス・シトリ(Scirtothrips citri)、スリ
ップス・オリザエ(Thrips oryzae)、スリップス・パルミ(Th
rips palmi)、スリップス・タバシ(Thrips tabaci)
が属する。
【0156】 膜翅目(Hymenoptera)としては例えばアサリア・ロザエ(Ath
alia rosae)、アタ・セファロテス(Atta cephalote
s)、アタ・セックスデンス(Atta sexdens)、アタ・テキサナ(
Atta texana)、ホプロカンパ・ミヌタ(Hoplocampa m
inuta)、ホプロカンパ・テスチュディネア(Hoplocampa te
studinea)、モノモリウム・ファラオニス(Monomorium p
haraonis)、ソレノプシス・ゲミナタ(Solenopsis gem
inata)、ソレノプシス・インビクタ(Solenopsis invic
ta)が属する。
【0157】 異翅亜目(Heteroptera)としては例えばアクロステルナム・ヒラ
レ(Acrosternum hilare)、ブリサッス・ロイコプテラス(
Blissus leucopterus)、シルトペルティス・ノタタス(C
yrtopeltis notatus)、ディスデルカス・シングラタス(D
ysdercus cingulatus)、ディスデルカス・インテルメディ
アス(Dysdercus intermedius)、オイリーガスター・イ
ンテグリセプス(Eurygaster integriceps)、オイスチ
スタス・インピクティベントリス(Euschistus impictive
ntris)、レプトグローサス・フィロープス(Leptoglossus
phyllopus)、リーガス・リネオラリス(Lygus lineola
ris)、リーガス・プラテンシス(Lygus pratensis)、ネザ
ラ・ビリデゥラ(Nezara viridula)、ピエズマ・カドラタ(P
iesma quadrata)、ソルベア・インスラリス(Solubea
insularis)、ティアンタ・ペルディトール(Thyanta per
ditor)が属する。
【0158】 同翅亜目(Homoptera)には例えばアシルトシフォン・オノブリーシ
ス(Acyrthosiphon onobrychis)、アデルゲス・ラリ
シス(Adelges laricis)、アフィドラ・ナスチュルティ(Ap
hidula nasturtii)、アフィス・ファバエ(Aphis fa
bae)、アフィス・ポミ(Aphis pomi)、アフィス・サンブシ(A
phis sambuci)、ブラチーカウダス・カルデゥイ(Brachyc
audus cardui)、ブレビコリネ・ブラシイーカ(Brevicor
yne brassicae)、セロシィファ・ゴシィープイ(Cerosip
ha gossypii)、ドレフュシア・ノルドマンニィアナエ(Dreyf
usia nordmannianae)、ドレフュシア・ピセェア(Drey
fusia piceae)、ディサフィス・ラジコラ(Dysaphis r
adicola)、ディサウラコルツム・スードソラニ(Dysaulacor
thum pseudosolani)、エムポアスカ・ファバエー(Empo
asca fabae)、マクロシフム・アベナエ(Macrosiphum
avenae)、マクロシフム・オイフォルビア(Macrosiphum e
uphorbiae)、マクロシフォン・ロザエ(Macrosiphon r
osae)、メグーラ・ビシア(Megoura viciae)、メトポロフ
ィウム・ディルホダム(Metopolophium dirhodum)、ミ
ゾデス・ペルシカエ(Myzodes persicae)、ミザス・セラシー
(Myzus cerasi)、ニラパルバタ・ルゲンス(Nilaparva
ta lugens)、ペムフィガス・バルサリウス(Pemphigus b
ursarius)、ペルキンシェラ・サッカリシダ(Perkinsiell
a saccharicida)、フォロドン・フムリー(Phorodon
humuli)、プシーラ・マリ(Psylla mali)、プシーラ・ピリ
(Psylla piri)、ロパロミーズス・アスカロニカス(Rhopal
omyzus ascalonicus)、ロパロシィフム・マイディス(Rh
opalosiphum maidis)、サパフィス・マラ(Sappaph
is mala)、サパフィス・マリー(Sappaphis mali)、シ
ザフィス・グラミナム(Schizaphis graminum)、シゾネウ
ラ・ラヌジイノサ(Schizoneura lanuginosa)、トリア
ロイロデス・バポラリオラム(Trialeurodes vaporario
rum)、ビテウス・ビティフォリー(Viteus vitifolii)が
属する。
【0159】 等翅目(Isoptera)には例えばカロテルメス・フラビコーリス(Ca
lotermes flavicollis)、ロイコテルミス・フラビペス(
Leucotermes flavipes)、レティキュリテルメス・ルシフ
グス(Reticulitermes lucifuqus)、テルメス・ナタ
レンシス(Termes natalensis)が属する。
【0160】 直翅目(Orthoptera)には例えばアチタ・ドメスチカ(Achet
a domestica)、ブラッタ・オリエンタリス(Blatta ori
entalis)、ブラテラ・ジェルマニカ(Blattella germa
nica)、フォルフィキュラ・アウリキュラリア(Forficula au
ricularia)、グリーロタルパ・グリーロタルパ(Gryllotal
pa gryllotalpa)、ロカスタ・ミグラトリア(Locusta
migratoria)、メラノプラス・ビビタタス(Melanoplus
bivittatus)、メラノプラス・フェムル−ルブラム(Melanop
lus femurrubrum)、メラノプラス・メキシカナス(Melan
oplus mexicanus)、メラノプラス・サングイニペス(Mela
noplus sanguinipes)、メラノプラス・スプレタス(Mel
anoplus spretus)、ノマダリクス・セプテムファシィアータ(
Nomadacris septemfasciata)、ペリプラネタ・アメ
リカーナ(Periplaneta americana)、シストセルサ・ア
メリカーナ(Schistocerca americana)、シストセルサ
・ペレグリナ(Schistocerca peregrina)、スタウロノ
タス・マロッカナス(Stauronotus maroccanus)、タキ
シネス・アシーナモラス(Tachycines asynamorus)が属
する。
【0161】 蛛形類(Acarina)例えばアムブリオンマ・アメリカナム(Ambly
omma americanum)、アムブリオンマ・バリエガタム(Ambl
yomma variegatum)、アルガス・ペルシカス(Argas p
ersicus)、ブーフィラス・アンヌラタス(Boophilus ann
ulatus)、ブーフィラス・デコロラタス(Boophilus deco
loratus)、ブーフィラス・ミクロプラス(Boophilus mic
roplus)、ブレビパルパス・フォエニシス(Brevipalpus p
hoenicis)、ブリオビア・プラエティオサ(Bryobia prae
tiosa)、デルマセントール・シルバラム(Dermacentor si
lvarum)、エオテトラニーカス・カルピニ(Eotetranychus
carpini)、エリオフェス・シエルドニ(Eriphyes shel
doni)、ヒアロムマ・トランカタム(Hyalomma truncatu
m)、イクソデス・リシナス(Ixodes ricinus)、イクソデス・
ルビカンダス(Ixodes rubicundus)、オルニトドラス・マウ
バタ(Ornithodorus moubata)、オトビウス・メグニニ(
Otobius megnini)、パラテラニーカス・ピロサス(Parat
eranychus pilosus)、ダルマニサス・ガリーナエ(Derm
anyssus gallinae)、フィロカプトルタ・オレイボラ(Phy
llocaptruta oleivora)、ポリファゴタルソネムス・ラタ
ス(Polyphagotarsonemus latus)、プソロプテス・
オビス(Psoroptes ovis)、リピセファラス・アペンディキュラ
タス(Rhipicephalus appendiculatus)、リピセ
ファラス・エヴェルトシー(Rhipicephalus evertsi)、
サルコプテス・スカビエイ(Sarcoptes scabiei)、テトラニ
カス・シンナバリナス(Tetranychus cinnabarinus)
、テトラニカス・カンザワイ(Tetranychus kanzawai)、
テトラニカス・パシフィカス(Tetranychus pacificus)
、テトラニカス・テラリウス(Tetranychus telarius)、
テトラニカス・ウルチィカエ(Tetranychus urticae)が属
する。
【0162】 線虫類として例えば根状虫線虫には、例えばメロイドギーネ・ハプラ(Mel
oidogyne hapla)、メロイドギーネ・インコグニタ(Meloi
dogyne incognita)、メロイドギーネ・ジャバニカ(Melo
idogyne javanica)が属する。
【0163】 包嚢形成線虫には、例えばグロボデラ・ロストチーエンシス(Globode
ra rostochiensis)、ヘテロデラ・アベナエ(Heterod
era avenae)、ヘテロデラ・グリシネス(Heterodera g
lycines)、ヘテロデラ・シャツティー(Heterodera sch
atii)、ヘテロデラ・トリフォリー(Heterodera trifol
ii)、幹および葉線虫には、例えばベロノライムス・ロンジカウダタス(Be
lonolaimus longicaudatus)、ジチレンカス・デスト
ラクター(Ditylenchus destructor)、ジチレンカス・
ディプサシ(Ditylenchus dipsaci)、ヘリオコチレンカス
・マルチシンクタス(Heliocotylenchus multicinc
tus)、ロンジドラス・エロンガタス(Longidorus elonga
tus)、ラドフォラス・シミリス(Radopholus similis)
、ロチレンカス・ロブスタス(Rotylenchus robustus)、
トリコドラス・プリミティバス(Trichodorus primitivu
s)、チレンコリーンカス・クレイトニ(Tylenchorynchus c
laytoni)、チレンコリーンカス・ドビウス(Tylenchorync
hus dubius)、プラチーレンカス・ネグレクタス(Pratylen
chus neglectus)、プラチーレンカス・ペネトランス(Prat
ylenchus penetrans)、プラチーレンカス・キュルビタタス
(Pratylenchus curvitatus)、プラチーレンカス・グ
ッディイー(Pratylenchus goodeyi)が属する。
【0164】 施与領域条件下で、有害動物防除のための有効化合物の施与率は、1haに対
して0.1〜2.0kgであり、0.2〜1.0kgが好ましい。
【0165】 化合物Iを、慣用の製剤、例えば溶液、エマルジョン、懸濁液、微粉末、粉末
、ペースト及び顆粒に加工することができる。使用形態は、使用目的に基づいて
決定される。いずれの場合にも、本発明の化合物の可能な限りの微細且つ均一な
分配が保証されるべきである。
【0166】 製剤は公知方法で、例えば有効化合物を溶剤及び/又は坦体で、場合により乳
化剤および分散剤を使用して増量することにより得られるが、この際希釈剤とし
て水を使用する場合には、補助溶媒として別の有機溶媒を使用することができる
。このための助剤としては、主として以下のものが挙げられる: 溶剤、例えば芳香族化合物(例えばキシレン)、塩素化芳香族化合物(例えば
クロロベンゼン)、パラフィン(例えば石油留分)、アルコール(例えばメタノ
ール、ブタノール)、ケトン(例えばシクロヘキサノン)、アミン(例えばエタ
ノールアミン、ジメチルホルムアミド)および水; 坦体、例えば天然岩石粉(例えばカオリン、粘土質土、タルク、白亜)、合成
岩石粉(例えば高分散性シリカ、珪酸塩); 乳化剤、例えば非イオン性および陰イオン性乳化剤(例えばポリオキシエチレ
ン脂肪アルコールエーテル、アルキルスルホナートおよびアリールスルホナート
)、および 分散剤、例えばリグノ−亜硫酸廃液およびメチルセルロースが該当する。 界面活性剤としては次のものが挙げられる。リグノスルホン酸、ナフタレンス
ルホン酸、フェノールスルホン酸及びジブチルナフタレンスルホン酸の各アルカ
リ金属塩、アルカリ土類金属塩及びアンモニウム塩、アルキルアリールスルホナ
ート、アルキルスルファート、アルキルスルホナート、脂肪アルコールスルファ
ート及び脂肪酸、並びにこれらのアルカリ金属塩及びアルカリ土類金属塩、硫酸
化脂肪アルコールグリコールエーテルの塩、スルホン化ナフタレン及びナフタレ
ン誘導体とホルムアルデヒドとの縮合生成物、ナフタレン或いはナフタレンスル
ホン酸とフェノール又はホルムアルデヒドとの縮合生成物、ポリオキシエチレン
オクチルフェノールエーテル、エトキシル化−イソオクチルフェノール、−オク
チルフェノール及び−ノニルフェノール、アルキルフェニルポリグリコールエー
テル、トリブチルフェニルポリグリコールエーテル、アルキルアリールポリエー
テルアルコール、イソトリデシルアルコール、脂肪アルコール/エチレンオキシ
ド縮合物、エトキシル化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、エト
キシル化ポリオキシプロピレン、ラウリルアルコールポリグリコールエーテルア
セタール、ソルビトールエステル、リグノ−亜硫酸廃液およびメチルセルロース
【0167】 直接噴霧可能な水溶液、乳濁液、ペースト又は油性分散液の製造に好適な物質
は、中位乃至高位の沸点の鉱油留分(例えば燈油またはディーゼル油、更にコー
ルタール油等)、並びに植物性または動物性産出源の油、脂肪族、環式および芳
香族炭化水素(例えばベンゼン、トルエン、キシレン、パラフィン、テトラヒド
ロナフタリン、アルキル置換ナフタリンまたはその誘導体、)、メタノール、エ
タノール、プロパノール、ブタノール、クロロホルム、四塩化炭素、シクロヘキ
サノール、シクロヘキサノン、クロロベンゼン、イソホロン、高極性溶剤(例え
ば、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、N−メチルピロリドン、水
)である。
【0168】 粉末、散布剤およびダスト剤は有効物質と固体担体物質とを混合または一緒に
磨砕することにより製造することができる。
【0169】 粒状体(例えば被覆粒状体、含浸粒状体および均質粒状体)は、有効物質を固
体担体物質に結合させることにより製造することができる。固体担体物質の例と
しては、鉱物土(例えばシリカ、シリカゲル、珪酸塩、タルク、カオリン、石灰
石、石灰、白亜、膠塊粒土、石灰質黄色粘土、クレイ、白雲石、珪藻土、硫酸カ
ルシウム、硫酸マグネシウム、酸化マグネシウム、磨砕合成物質)、及び肥料(
例えば硫酸アンモニウム、燐酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、尿素)及び植
物性生成物(例えば穀物粉、樹皮、木材およびクルミ穀粉、セルロース粉末)お
よび他の固形担体物質である。
【0170】 一般に、製剤は0.01〜95重量%、好ましくは0.1〜90重量%の有効
成分を含む。この際有効成分は純度90〜100%、好ましくは95〜100%
(NMRスペクトルによる)で使用される。
【0171】 製剤例を以下に示す: I.5重量部の本発明の化合物を、細粒状カオリン95重量部と密に混和する
。これにより有効物質5重量%を含むダスト剤が得られる。
【0172】 II.30重量部の本発明の化合物を、粉末状シリカゲル92重量部及びこの
シリカゲルの表面上に吹きつけられたパラフィン油8重量部よりなる混合物と密
に混和する。これにより、良好な接着性を有する有効物質の製剤が得られる(有
効物質含有量:23重量%)。
【0173】 III.10重量部の本発明の化合物を、キシレン90重量部、6重量部の、
オレイン酸N−モノエタノールアミド(1モル)のエチレンオキシド(8〜10
モル)付加体、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム2重量部及び2重量部の
、ヒマシ油(1モル)のエチレンオキシド(40モル)付加体よりなる混合物中
に溶解する(有効物質含有量:9重量%)。 IV.20重量部の本発明の化合物を、シクロヘキサノン60重量部、イソブタ
ノール30重量部、5重量部の、イソオクチルフェノール(1モル)のエチレン
オキシド(7モル)付加体及び5重量部の、ヒマシ油(1モル)のエチレンオキ
シド(40モル)付加体よりなる混合物中に溶解する(有効物質含有量:16重
量%)。 V.80重量部の本発明の化合物を、ジイソブチルナフタリン−α−スルホン
酸ナトリウム3重量部、亜硫酸廃液よりのリグノスルホン酸のナトリウム塩10
重量部及び粉末状シリカゲル7重量部と充分に混和し、そして混合物をハンマー
ミル中において磨砕する(有効物質含有量:80重量%)。 VI.90重量部の本発明の化合物を、N−メチル−α−ピロリドン10重量
部と混合する場合、極めて小さい滴の形にて使用するのに適する溶液が得られる
(有効物質含有量:90重量%)。 VII.20重量部の本発明の化合物を、シクロヘキサノン40重量部、イソ
ブタノール30重量部、20重量部の、イソオクチルフェノール(1モル)のエ
チレンオキシド(7モル)付加体及び10重量部の、ヒマシ油(1モル)のエチ
レンオキシド(40モル)付加体よりなる混合物中に溶解させる。この溶液を水
100000重量部に注入し、その中で微細に分散させ、これにより有効物質0
.02重量%を含む水性分散液が得られる。 VIII.20重量部の本発明の化合物を、ジイソブチルナフタリン−α−ス
ルホン酸ナトリウム3重量部、亜硫酸廃液よりのリグノスルホン酸のナトリウム
塩17重量部および粉末状シリカゲル60重量部と充分に混和し、そして混合物
をハンマーミル中において磨砕する。この混合物を水20000重量部に注入し
、その中で微細に分散させ、これにより有効物質0.1重量%を含む噴霧混合液
が得られる。
【0174】 有効成分はそれ自体、例えば直接噴霧可能な水溶液、粉末、懸濁液、分散液、
エマルジョン、油性分散液、ペースト、ダスト剤、散布剤又は顆粒の形で、或い
は噴霧、ミスト法、ダスト法、散布法又は注入法によってこれらの製剤の形態で
、或いはこれらから製造された使用形態で用いることができる。施与形式は、使
用目的に完全に基づいて決定される。いずれの場合にも、本発明の有効化合物の
可能な限りの微細分配が保証されるべきである。
【0175】 水性使用形態は、乳濁液濃縮物、ペースト、または湿潤可能の粉末(噴霧可能
な粉末、油性分散液)から水の添加により製造することができる。乳濁液、ペー
ストまたは油分散液の製造は、物質をそれ自体、或いは油又は溶剤中に溶解して
、湿潤剤、粘着付与剤、分散剤または乳化剤により水中に均質に混合することに
より行うことができる。あるいは有効物質、湿潤剤、粘着付与剤、分散剤または
乳化剤及び適宜溶剤または油よりなる濃縮物を製造することもでき、これは水に
て希釈するのに適する。
【0176】 直ぐに使用可能な生成物の有効成分濃度は、実体的な価値のある範囲内で変化
させることができる。一般に、その濃度は、0.0001〜10%、好ましくは
0.01〜1%である。
【0177】 有効成分は超低量(ULV)法により非常に良好に施与されるが、95重量%
を上回る有効成分を有する調製物または添加剤を全く有していない有効成分を用
いることも可能である。
【0178】 施与直前に、適宜本発明の有効物質に種々の油、或いは除草剤、殺菌剤、他の
殺虫剤又は殺バクテリア剤を添加することが可能である(タンクミックス)。こ
れらの薬剤は、本発明の薬剤と1:10〜10:1の重量比で混合することも可
能である。
【0179】 殺菌剤としての使用形態において、本発明の組成物は他の有効物質、例えば除
草剤、殺虫剤、生長抑制剤、殺菌剤または肥料と共に用いることも可能である。
化合物I又は殺菌剤としての使用形態において化合物Iを含む組成物と各種殺菌
剤を混合することにより、得られる殺菌効果が向上する場合も多い。
【0180】 以下に本発明の化合物と共に使用可能な殺菌剤を列挙するが、これは組み合わ
せの可能性を示すもので、いかなる制限を加えるためのものではない。
【0181】 硫黄 ジチオカルバマート及びその誘導体、例えば 鉄(III)ジメチルジチオカルバマート、 亜鉛ジメチルジチオカルバマート、 亜鉛エチレンビスジチオカルバマート、 マンガンエチレンビスジオカルバマート、 マンガン−亜鉛−エチレンジアミンビスジチオカルバマート、 テトラメチルチウラムジスルフィド、 亜鉛(N,N−エチレンビスジチオカルバマート)のアンモニア錯化合物、 亜鉛(N,N′−プロピレンビスジチオカルバマート)のアンモニア錯化合物
、 亜鉛(N,N′−プロピレンビスジチオカルバマート)、 N,N′−ポリプロピレンビス(チオカルバモイル)ジスルフィド; ニトロ誘導体、例えば ジニトロ(1−メチルヘプチル)フェニルクロトナート、 2−sec−ブチル−4,6−ジニトロフェニル3,3−ジメチルアクリラー
ト、 2−sec−ブチル−4,6−ジニトロフェニルイソプロピルカルボナート、 ジイソプロピル5−ニトロ−イソフタラート; 複素環式物質、例えば 2−ヘプタデシル−2−イミダゾリンアセタート、 2,4−ジクロロ−6−(o−クロロアニリノ)−s−トリアジン、 O,O−ジエチルフタルイミドホスホノチオエート、 5−アミノ−1−〔ビス(ジメチルアミノ)ホスフィニル〕−3−フェニル−
1,2,4−トリアゾール、 2,3−ジシアノ−1,4−ジチオアントラキノン、 2−チオ−1,3−ジチオロ(4,5−b)キノキサリン、 1−(ブチルカルバモイル)−2−ベンゾイミダゾールカルバミン酸メチル、 2−メトキシカルボニルアミノベンゾイミダゾール、 2−(2−フリル)ベンゾイミダゾール、 2−(4−チアゾリル)ベンゾイミダゾール、 N−(1,1,2,2−テトラクロロエチルチオ)テトラヒドロフタルイミド
、 N−トリクロロメチルチオテトラヒドロフタルイミド、 N−トリクロロメチルチオフタルイミド; N−ジクロロフルオロメチルチオ−N′,N′−ジメチル−N−フェニルスル
ホジアミド、 5−エトキシ−3−トリクロロメチル−1,2,3−チアジアゾール、 2−チオシアナトメチルチオベンゾチアゾール、 1,4−ジクロロ−2,5−ジメトキシベンゼン、 4−(2−クロロフェニルヒドラゾノ)−3−メチル−5−イソキサゾロン、 ピリジン−2−チオール1−オキシド、 8−ヒドロキシキノリン又はその銅塩、 2,3−ジヒドロ−5−カルボキシアニリド−6−メチル−1,4−オキサチ
イン、 2,3−ジヒドロ−5−カルボキシアニリド−6−メチル−1,4−オキサチ
イン4,4−ジオキシド、 2−メチル−5,6−ジヒドロ−4H−ピラン−3−カルボキシアニリド、 2−メチルフラン−3−カルボキシアニリド、 2,5−ジメチルフラン−3−カルボキシアニリド、 2,4,5−トリメチルフラン−3−カルボンキシアニリド、 N−シクロヘキシル−N−メトキシ−2,5−ジメチルフラン−3−カルボキ
シアミド、 2−メチルベンズアニリド、 2−ヨードベンズアニリド、 N−ホルミル−N−モルホリン2,2,2−トリクロロエチルアセタール、 ピペラジン−1,4−ジイルビス−1−(2,2,2−トリクロロエチル)ホ
ルムアミド、 1−(3,4−ジクロロアニリノ)−1−ホルミルアミノ−2,2,2−トリ
クロロエタン; アミン、例えば 2,6−ジメチル−N−トリデシルモルホリン又はその塩、 2,6−ジメチル−N−シクロドデシルモルホリン又はその塩、 N−〔3−(p−tert−ブチルフェニル)−2−メチルプロピル〕−シス
−2,6−ジメチルモルホリン、 N−〔3−(p−tert−ブチルフェニル)−2−メチルプロピル〕ピペリ
ジン、 8−(1,1−ジメチルエチル)−N−エチル−N−プロピル−1,4−ジオ
キサスピロ[4.5]デカン−2−メタンアミン; アゾール、例えば 1−〔2−(2,4−ジクロロフェニル)−4−エチル−1,3−ジオキソラ
ン−2−イルエチル〕−1H−1,2,4−トリアゾール、 1−〔2−(2,4−ジクロロフェニル)−4−n−プロピル−1,3−ジオ
キソラン−2−イル−エチル〕−1H−1,2,4−トリアゾール、 N−(n−プロピル)−N−(2,4,6−トリクロロフェノキシエチル)−
N′−イミダゾリル尿素、 1−(4−クロロフェノキシ)−3,3−ジメチル−1−(1H−1,2,4
−トリアゾール−1−イル)−2−ブタノン、 1−(4−クロロフェノキシ)−3,3−ジメチル−1−(1H−1,2,4
−トリアゾール−1−イル)−2−ブタノール、 (2RS,3RS)−1−[3−(2−クロロフェニル)−2−(4−フルオ
ロフェニル)オキシラン−2−イルメチル]−1H−1,2,4−トリアゾール
、 1−[2−(2,4−ジクロロフェニル)ペンチル]−1H−1,2,4−ト
リアゾール、 2,4’−ジフルオロ−α−(1H−1,2,4−トリアゾリル−1−メチル
)ベンズヒドリルアルコール、 1−((ビス−(4−フルオロフェニル)メチルシリル)メチル)−1H−1
,2,4−トリアゾール、 1−[(2RS,4RS;2RS,4SR)−4−ブロモ−2−(2,4−ジ
クロロフェニル)テトラヒドロフリル]−1H−1,2,4−トリアゾール、 2−(4−クロロフェニル)−3−シクロプロピル−1−(1H−1,2,4
−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オル、 (+)−4−クロロ−4−[4−メチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾ
リル−1−イルメチル)−1,3−ジオキソラン−2−イル]フェニル4−クロ
ロフェニルエーテル、 (E)−(R、S)−1−(2,4−ジクロロフェニル)−4,4−ジメチル
−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ペンタ−1−エン−3−
オル、 4−(4−クロロフェニル)−2−フェニル−2−(1H−1,2,4−トリ
アゾリルメチル)ブチロニトリル、 3−(2,4−ジクロロフェニル)−6−フルオロ−2−(1H−1,2,4
−トリアゾール−1−イル)キナゾリン−4−(3H)−オン、 (R、S)−2−(2,4−ジクロロフェニル)−1H−1,2,4−トリア
ゾール−1−イル)ヘキサン−2−オル、 (1RS,5RS;1RS,5SR)−5−(4−クロロベンジル)−2,2
−ジメチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロ
ペンタノール、 (R、S)−1−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチル−3−(1H−
1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)ペンタン−3−オル、 (+)−2−(2,4−ジクロロフェニル)−3−(1H−1,2,4−トリ
アゾリル)プロピル1,1,2,2−テトラフルオロエチルエーテル、 (E)−1−[1−[4−クロロ−2−トリフルオロメチル]フェニル]イミ
ノ)−2−プロポキシエチル)−1H−イミダゾール、 2−(4−クロロフェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−
イルメチル)ヘキサノニトリル; α−(2−クロロフェニル)−α−(4−クロロフェニル)−5−ピリミジン
メタノール、 5−ブチル−2−ジメチルアミノ−4−ヒドロキシ−6−メチルピリミジン、 ビス(p−クロロフェニル)−3−ピリジンメタノール、 1,2−ビス(3−エトキシカルボニル−2−チオウレイド)ベンゼン、 1,2−ビス(3−メトキシカルボニル−2−チオウレイド)ベンゼン; ストロビルリン(strobilurins)、例えば E−メトキシイミノ[α−(o−トリルオキシ)−o−トリル]酢酸メチル、 E−2−{2−[6−(2−シアノフェノキシ)ピリミジン−4−イルオキシ
]フェニル}−3−メトキシアクリル酸メチル、 N−メチル−E−メトキシイミノ−[α−(2−フェノキシフェニル)]アセ
トアミド、 N−メチル−E−メトキシイミノ[α−(2,5−ジメチルフェノキシ)−o
−トリル]アセトアミド; アニリノピリミジン、例えばN−(4,6−ジメチルピリミジン−2−イル)
アニリン、 N−[4−メチル−6−(1−プロピニル)ピリミジン−2−イル]アニリン
、 N−(4−メチル−6−シクロプロピルピリミジン−2−イル)アニリン; フェニルピロール、例えば 4−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−4−イル)ピロー
ル−3−カルボニトリル; シンナムアミド、例えば3−(4−クロロフェニル)−3−(3,4−ジメト
キシフェニル)アクリロイルモルホリン;および 種々の殺菌剤、例えば ドデシルグアニジンアセタート、 3−[3−(3,5−ジメチル−2−オキシシクロヘキシル)−2−ヒドロキ シエチル]グルタルイミド、 N−エチル−(4−トリフルオロメチル−2−[3’,4’−ジメトキシフェ
ニル]ベンズアミド、 ヘキサクロロベンゼン、 メチルN−(2,6−ジメチルフェニル)−N−(2−フロイル)−DL−ア
ラニナート(alaninate)、 DL−N−(2,6−ジメチルフェニル)−N−(2′−メトキシアセシル)
アラニンメチルエステル、 N−(2,6−ジメチルフェニル)−N−クロロアセチル−D,L−2−アミ
ノブチロラクトン、 DL−N−(2,6−ジメチルフェニル)−N−(フェニルアセチル)アラニ
ンメチルエステル、 5−メチル−5−ビニル−3−(3,5−ジクロロフェニル)−2,4−ジオ
キソ−1,3−オキサゾリジン、 3−[3,5−ジクロロフェニル(5−メチル−5−メトキシメチル]−1,
3−オキサゾリジン−2,4−ジオン、 3−(3,5−ジクロロフェニル)−1−イソプロピルカルバモイルヒダント
イン、 N−(3,5−ジクロロフェニル)−1,2−ジメチルシクロプロパン−1,
2−ジカルボキシイミド、 2−シアノ−[N−(エチルアミノカルボニル)−2−メトキシイミノ]アセ
トアミド、 N−(3−クロロ−2,6−ジニトロ−4−トリフルオロメチルフェニル) −5−トリフルオロメチル−3−クロロ−2−アミノピリジン、 が挙げられる。
【0182】 [合成例] 出発化合物を変更し、下記の合成例に示した操作により、さらに他の化合物I
も得た。得られた化合物を、物理データと共に下記の表に記載する。
【0183】 実施例1:下記の化合物の製造
【0184】
【化43】 2.3gのα−メトキシイミノ−N−ヒドロキシ−4−クロロフェニルアセト
アミド及び3gの4−[2−(ブロモメチル)フェニル]−2,4−ジヒドロ−
5−メトキシ−2−メチル−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オン(WO
−A97/00612、参照)を50mlのジメチルホルムアミドに溶解した溶
液を、1.8gのナトリウムメトキシドのメタノール溶液(濃度30%)で処理
した。混合物を20〜25℃で約20時間撹拌した後、氷水に注ぎ、酢酸エチル
で抽出し、有機層を乾燥し、そして濃縮した。シリカゲル上でクロマトグラフィ
ー処理した後、2.0gの標記化合物を得た。
【0185】 1H−NMR(CDCl3):δ=2.45(s);3.2(s);3.9(d
);4.8(m);7.3〜7.6ppm(m)。
【0186】 実施例2:下記の化合物の製造
【0187】
【化44】 実施例1において得た生成物2gを100mlのアセトニトリルに溶解した溶
液を、5.9gのトリフェニルホスフィン及び3.5gのテトラクロロメタンで
処理し、72時間還流した。次いで、溶剤を留去し、残留物をシリカゲル上でク
ロマトグラフィー処理した。これにより260mgの標記化合物を得た。
【0188】 1H−NMR(CDCl3):δ=3.4(d);3.9(s);4.0(s)
;5.2(q);7.0〜7.5ppm(m)。
【0189】 実施例3:下記の化合物の製造
【0190】
【化45】 0.5gのα−メトキシイミノ−4−フルオロフェニルヒドロキシム酸メチル
を20mlのジメチルホルムアミドに溶解した溶液を、58mgの水素化ナトリ
ウムで処理した。溶液を約20〜25℃で30分間撹拌した後、0.52gの4
−[2−(ブロモメチル)フェニル]−2,4−ジヒドロ−5−メトキシ−2−
メチル−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オンを添加した。混合物を約2
0〜25℃で2時間撹拌した後、氷水に注ぎ、メチルtert−ブチルエーテル
で抽出した。有機層を集め、希薄な水酸化ナトリウム溶液、希塩酸及び飽和Na
HCO3溶液で洗浄し、次いで乾燥し、濃縮した。これにより0.8gの標記化 合物を得た。
【0191】 1H−NMR(CDCl3):δ=3.4(s);3.7(s);3.8(s)
;4.0(s);5.0(s);7.0〜7.6ppm(m)。
【0192】 有害菌類に対する作用の例 式Iで表される化合物の殺菌作用を、以下の実験により示した: 有効物質を、70重量%のシクロヘキサノン、20重量%のNekanilR LN(Lut
ensolR AP6、エトキシル化アルキルフェノールを基礎とする乳化作用および分散
作用を有する湿潤剤)及び10重量%のWettolR EM(エトキシル化ひまし油を基
礎とする非イオン性乳化剤)からなる混合物中の濃度10%乳化液として別々に
、或いは一緒に調製し、水で希釈して、所望の濃度を得た。
【0193】 [使用実施例1]小麦のうどん粉病に対する作用 鉢植えに成長した小麦の幼苗(Fruehgold相当種)の葉に、10%の有効成分 、63%のシクロヘキサノン及び27%の乳化剤からなる原液から調製された有
効物質の水性調製液を液が滴り落ちるまで噴霧し、この噴霧による被膜を乾燥さ
せた24時間後、小麦のうどん粉病胞子(Erysiphe graminis forma specialis
tritici)を振りかけた。次いで、被験植物を20〜24℃で相対湿度60〜9 0%の温室内に保管した。7日後、うどん粉病菌の繁殖程度を、葉面全体に対す
る感染割合を(%)として目視にて測定した。 [使用実施例2]小麦のプッキニア・レコンディタ(Puccinia recondita)に対
する作用(小麦のさび病) 鉢植えに成長した小麦の幼苗(Fruehgold相当種)の葉に、さび病(Puccinia
recondita)の胞子を散布した。その後、20〜22℃で高大気湿度(90〜9 5%)のチャンバー内に24時間保管した。この間、胞子が成長し、胚管が葉の
組織に広がった。翌日、感染した植物に、10%の有効成分、63%のシクロヘ
キサノン及び27%の乳化剤からなる原液から調製された有効物質の水性調製液
を液が滴り落ちるまで噴霧した。噴霧による被膜を乾燥させた後、被験植物を2
0〜22℃、相対湿度65〜70%で7日間温室内で栽培した。その後、葉での
さび病菌類の発生割合を評価した。
【0194】 この試験のおいて、63ppmの実施例2及び実施例3による化合物で処理し
た植物は、15%以下の感染であったが、未処理植物は、それぞれ80%及び8
5%感染した。
【0195】 有害動物に対する作用の例 有害動物に対する式Iで表される化合物の作用を以下の実験で示した: 有効物質を (a)アセトン中の0.1%濃度溶液として、又は (b)70重量%のシクロヘキサノン、20重量%のNekanilR LN(LutensolR A
P6、エトキシル化アルキルフェノールを基礎とする乳化作用および分散作用を有
する湿潤剤)及び10重量%のWettolR EM(エトキシル化ひまし油を基礎とする
非イオン性乳化剤)からなる混合物中の濃度10%乳化液として調製し、 (a)の場合はアセトンで、(b)の場合は水で希釈し、所望の濃度を得た。
【0196】 実験の終了後、本発明の化合物を用いて、未処理対照に比較して80〜100
%の阻害率又は致死率が得られる最低濃度(限界又は最低濃度)をそれぞれ測定
した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07D 403/12 C07D 403/12 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AU,BG,BR,BY,CA,CN,CZ,GE, HU,ID,IL,JP,KR,KZ,LT,LV,M X,NO,NZ,PL,RO,RU,SG,SI,SK ,TR,UA,US (72)発明者 ザウター,フーベルト ドイツ、D−68167、マンハイム、ネカル プロメナーデ、20 (72)発明者 グロテ,トーマス ドイツ、D−67105、シファーシュタット、 ブレスラウアー、シュトラーセ、6 (72)発明者 ギプザー,アンドレアス ドイツ、D−68159、マンハイム、べー4. 4 (72)発明者 ミュラー,ベルント ドイツ、D−67227、フランケンタール、 ジャン−ガンス−シュトラーセ、21 (72)発明者 プトック,アルネ ドイツ、D−67067、ルートヴィッヒスハ ーフェン、アイヒェンシュトラーセ、23 (72)発明者 レール,フランツ ドイツ、D−67105、シファーシュタット、 ゼバスティアン−クナイプ−シュトラー セ、17 (72)発明者 ゲツ,ノルベルト ドイツ、D−67547、ヴォルムス、シェフ ァーシュトラーセ、25 (72)発明者 アマーマン,エーバーハルト ドイツ、D−64646、ヘペンハイム、フォ ン−ガーゲルン−シュトラーセ、2 (72)発明者 ハリース,フォルカー ドイツ、D−67227、フランケンタール、 イメンゲルテンヴェーク、29エー (72)発明者 ロレンツ,ギーゼラ ドイツ、D−67434、ノイシュタット、エ ルレンヴェーク、13 (72)発明者 シュトラトマン,ズィークフリート ドイツ、D−67117、リムブルガーホーフ、 ドナースベルクシュトラーセ、9 Fターム(参考) 4C056 AA01 AB01 AC01 AD01 AE03 FA04 FB05 FC02 4C063 AA01 BB08 CC41 CC51 CC52 DD10 DD12 DD29 DD51 EE03 4H011 AA01 AC01 AE01 BA01 BB09 BB10 BC01 BC05 BC06 BC07 BC18 BC20 DA02 DA13 DA15 DA16 DD03 DD04 DE15 【要約の続き】 で表されるイミノ−置換フェニル化合物、その製造方 法、及びその使用法。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式I: 【化1】 [但し、Zが基A又はB 【化2】 {#がフェニル環との結合を表し、 Raがハロゲン、C1〜C4アルキル又はC1〜C4アルコキシを表す}を表し; Yがハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル又はC1〜C4アルコ
    キシを表し; nが0、1又は2を表し、且つnが2である場合、基Yは相互に異なっていて
    も良く; R1がハロゲン、C1〜C4ハロアルキル又はC1〜C4アルコキシを表し; R2がC1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C3〜C4アルケニル、C3
    4ハロアルケニル、C3〜C4アルキニル又はC3〜C4ハロアルキニルを表し; R3がシアノ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキ シ、C3〜C6シクロアルコキシ、C2〜C6アルコキシアルキル、 部分的に又は完全にハロゲン化されていても良く、及び/又は1〜3個のC1 〜C4アルキル基を結合状態で有するC3〜C6シクロアルキル、 部分的に又は完全にハロゲン化されていても良く、及び/又は1〜3個の下記
    の基:シアノ、ニトロ、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4
    ルコキシ及びC1〜C4ハロアルコキシから選択される基を結合状態で有するフェ
    ニル、 アリール部分が部分的に又完全にハロゲンされていても良く、及び/又は1〜
    3個の下記の基:シアノ、ニトロ、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、
    1〜C4アルコキシ及びC1〜C4ハロアルコキシから選択される基を結合状態で
    有するアリール、アリールオキシ又はアリールメチレン、 非置換又は置換のヘテロアリール、非置換又は置換のヘテロシクリル、C(R 3a )=N−OR3b又はC(R3a)=CR3c3d {R3a、R3b、R3c、R3dが相互に独立して、それぞれ水素、C1〜C6アルキル
    又は非置換若しくは置換のフェニルを表す} を表す] で表されるイミノ−置換フェニル化合物。
  2. 【請求項2】R1がハロゲンである請求項1に記載の式Iで表される化合物 の製造方法であって、 式IIa 【化3】 [但し、Lが求核的に置換可能な基である] で表されるベンジル化合物を、式IIIb 【化4】 で表されるオキシムと反応させ、式IVa 【化5】 で表されるヒドロキサム酸エステルに転化し、そしてIVaをハロゲン化剤と反応 させることを特徴とする製造方法。
  3. 【請求項3】R3a及びR3bが相互に独立してそれぞれ水素又はメチルである
    請求項1に記載の式I.1 【化6】 で表される化合物の製造方法であって、 式X 【化7】 で表されるカルボニル化合物を、式VIII H2N−OR3b VIII のヒドロキシルアミンエーテルと反応させることを特徴とする製造方法。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の式I.2 【化8】 で表される化合物の製造方法であって、 請求項2に記載の式IIaのベンジル化合物を、式V 【化9】 で表されるオキシムと反応させ、得られた式VI 【化10】 で表されるオキシムエーテルを、ハロゲン化反応により式VII 【化11】 で表されるハロゲン化合物に転化し、VIIを式VIII’ H2N−OR2 VIII’ で表されるヒドロキシルアミンエーテルと反応させ、式IX 【化12】 で表されるビスオキシムエーテルを得、IXを酸化して式Xのカルボニル化合物と
    し、そしてXをウィッティヒ反応の原理に従ってリン試薬と反応させることを特
    徴とする製造方法。
  5. 【請求項5】固体坦体又は液体坦体と請求項1に記載の式Iの化合物とを含
    む、有害動物又は有害菌類の防除に適当な組成物。
  6. 【請求項6】請求項1に記載の化合物Iの、有害動物又は有害菌類の防除に
    好適な組成物を製造するための使用法。
  7. 【請求項7】有効量の、請求項1に記載の式Iで表される化合物を用いて、
    有害菌類を、或いは有害菌類の感染から保護されるべき資材、植物、土壌又は種
    子を処理することを特徴とする有害菌類の防除方法。
  8. 【請求項8】有効量の、請求項1に記載の式Iで表される化合物を用いて、
    有害動物を、或いはこれらから保護されるべき資材、植物、土壌又は種子を処理
    することを特徴とする有害動物の防除方法。
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