JP2001505724A - 導波管からストリップ線路への移行部 - Google Patents

導波管からストリップ線路への移行部

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マイヤー ヘルマン
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ベーツ トーマス
ミュラー ローラント
オルブリッヒ ヘルベルト
マーティン ジークベルト
ドゥッツィ ヨアヒム
バード ジョン
ネイル ドーソン デヴィッド
ナッシュ コリン
プライム ブライアン
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Abstract

(57)【要約】 このような移行部を、低廉な圧刻プロセス、ダイカストプロセス、コールドフロープロセス、またはプラスチック射出成形プロセスおよびそれに続くメタライジングで製造することができるように、導波管横断面をストリップ線路3に向かって減じてこのストリップ線路3に接触接続された、導波管内に位置する少なくとも1つのウェブ5が、ストリップ線路3に向かって円錐状に先細に延びる横断面形状を有している。

Description

【発明の詳細な説明】 導波管からストリップ線路への移行部 背景技術 本発明は、導波管からストリップ線路への移行部であって、導波管が少なくと も1つのウェブを有しており、該ウェブが、ストリップ線路に向かって導波管横 断面を減じていて、ストリップ線路に接触接続されている形式のものに関する。 このような移行部は、ラインムント・ホフマン(Reinmund Hoffmann)による教 科書「インテグリールテミクロヴェレンシャルトゥング(Integrierte Mikrowell enschaltung)、シュプリンガー・フェアラーク(Springer-Verlag)発行、198 3年刊、第90,91頁」に基づき公知である。この文献の第91頁の図表1. 40.bから判るように、ストリップ線路に接触接続された、段付きウェブが方 形横断面を有しており、別個の部分として導波管内に挿入されている。製造技術 的には、導波管からストリップ線路に移行するこのような公知の移行部は比較的 大きな手間がかかる。 本発明の課題は冒頭で述べた形式の移行部を改良して、できる限り小さな手間 で製造可能であるような移行部を提供することである。 発明の利点 このような利点は、請求項1の特徴に記載されたように、ウェブが、ストリッ プ線路に向かって円錐状に先細に延びる横断面形状を有していることにより解決 される。このような円錐状に成形されたウェブは、このウェブが圧刻(Praegen) 、ダイカストプロセス、コールドフロープロセス(Kaltfliessprozess)、または プラスチック射出成形プロセスおよび引き続いて行われるメタライジングによっ て、一体的に導波管壁に成形することができるという利点を有している。ウェブ の円錐形の形状は、プロセス工具の型抜きを簡単にする。つまりウェブが方形横 断而を有していると、このようなウェブが工具の中に引掛かったままになり、工 具の解離時に場合によってはウェブが導波管壁から折れてしまうおそれが生じる 。ウェブの円錐形の形状により、この円錐形状が、導波管壁における比較的大き な作用面を獲得するので、導波管壁とウェブとの間の結合部は高い強度を得る。 勿論このことは、ウェブが別個の部分として製造されていて、あとから導波管内 に挿入されてこの導波管にろう接されるか、接着されるかまたはねじ締結される 場合にも当てはまる。 請求項2以下に記載の特徴に基づき、ストリップ線路の上方の導波管壁にも、 ストリップ線路の下方の導波管壁にもウェブが設けられていてよい。このウェブ の高さは段状または連続的にストリップ線路に向かって増大してよい。 移行部の上記構造上の構成は、比較的小さな手間で大量生産を可能にするので 、このような移行部は自動車のためのディスタンスレーダ装置(Abstandradarger aet)に有利に使用することができ、これによりこの装置内で、例えばガン発振器 をストリップ線路にカップリングすることができる。 実施例の説明 本発明のいくつかの実施例を図面につき以下に詳しく説明する。 第1図は、段付きウェブを備えた、導波管からストリップ線路への移行部を示 す縦断面図である。 第1a図および第1b図は、ウェブの2つの可能な円錐形横断面形状を示す図 である。 第2図は、一貫して連続的なウェブを備えた移行部の縦断面図である。 第2a図は、第2図の移行部の横断面図である。 第3図は、段部を施された連続的なウェブを有する移行部を示す図である。 第3a図は、第3図の移行部の横断面図である。 第4図は2つのウェブを有する移行部を示す図である。 第4a図は、第4図の移行部の横断面図である。 第1図に、導波管1の横断面が示されている。この導波管は、基板2によって 支持されたストリップ線路3に移行している。導波管1からストリップ線路3へ の移行のために、ストリップ線路3に対向して位置する導波管壁4に、ウェブ5 が位置している。このウェブは導波管1の長手方向で延びており、その高さは、 ストリップ線路3に向かって段状に増大している。横断面変化部を形成するこの ようなウェブ5は、最小の導波管横断面を形成する個所で、ストリップ線路3に 接触接続されている。このような接触接続は種々異なる形式で行われてよい。例 えば図面から判るように、ストリップ線路3を備えた基板2がウェブ5の下方で 導波管1内に導入されて、ウェブ5がストリップ線路3に支持されて、このスト リップ線路3にろう接または接着により接触接続されるようになっていてもよい 。さらにウェブ5は、導電性の帯材を介して、導波管1の手前で終わっているス トリップ線路3に接触接続されてもよい。 第1a図には、導波管1の横断面図A−Aが示されている。この図面からは、 ウェブ5が、ストリップ線路3に向かって円錐状に先細に延びる横断面形状を有 していることが判る。第1a図に示されたウェブ5の場合、各横断面段部が、導 波管壁4への移行部における同じ大きさの大きな出発横断面から、ストリップ線 路3に向いたそれぞれ同じ大きさの小さな横断面に向かって円錐状に先細に延び ている。ウェブ5の若干異なる横断面形状が第1b図に示されている。この第1 b図に示した実施例の場合、全ての横断面段部は円錐 状に延びる共通の2つの側面を有している。 第2図に示した実施例の場合、導波管1には1つのウェブ6が位置している。 このウェブの高さはストリップ線路3に向かって徐々に増大している。このよう な連続的な横断面移行部は、直線的な輪郭(実線)または非直線的な輪郭(破線 )を有していてよい。第2a図に示された、導波管1の横断面B−Bはウェブ6 の円錐形の横断而形状を示している。 第3図に示した、導波管1からストリップ線路3への移行部は、部分的に連続 的な横断面変化部を備えた1つのウェブ7を有している。このウェブ7の円錐形 の横断而形状は、第3a図において、導波管1のC−C線に沿って示した横断面 図から明らかである。 図面に示した、導波管のウェブのための形状とは異なり、最適な横断面変化を 実現するために、ウェブの別の任意の形状が可能である。第4図に示した導波管 1の縦断面図および第4a図に示した導波管1のD−D線に沿った横断面図から 判るように、導波管の横断面変化は、互いに対向して位置する導波管側から出発 する2つのウェブ8,9によって実現することもできる。 両ウェブ8,9は、第1図〜第3図に示した横断面形状または他の横断面形状 を有することができる。いずれの場合にも、両ウェブ8,9はストリップ線路2 ,3に向かって円錐状に先細に延びている(第4a図 参照)。ストリップ線路3を備えた基板2は、両ウェブ8,9の間の1平面内に 位置している。第4図に示したように、ストリップ線路を備えた基板2のための 支持部10が生じるように、導波管1の下側のウェブ9を外方に向かって続けて 形成すると有利である。ストリップ線路3を備えた基板2は、第4図に相応して 、両ウェブ8,9の間に挿入されるか、または、導波管1の手前で突き合わせら れた状態で終わっていてもよい。 大量生産に適した低廉な、導波管およびそのウェブ全体のための製作方法には 、圧刻、ダイカストプロセス、コールドフロープロセス、またはプラスチック射 出成形プロセスおよびこれに続くメタライジングが提供される。冒頭で述べたよ うに、このような製造プロセスにとっては、ウェブの円錐形の横断面形状は有利 である。このような方法によって、導波管はウェブと一緒に一体のものとして製 造することができる。導波管を2つの部分から組み合わせることも有利である。 これらの2つの部分のそれぞれは1つのウェブを有していてよい。勿論、各ウェ ブは別個の部分として製作されて、後で導波管内に挿入され、この導波管内に位 置固定されてもよい。ウェブの円錐形の横断面形状は、導波管壁にこのウェブ自 体を位置固定するための比較的広幅の支持面をもたらす。このことはウェブを接 着、ろう接またはねじ締結によって固定するのに有利 に作用する。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年7月28日(1998.7.28) 【補正内容】 明細書 導波管からストリップ線路への移行部 背景技術 本発明は、請求項1の上位概念に記載の形式の、導波管からストリップ線路へ の移行部に関する。 導波管からストリップ線路への移行部は、ラインムント・ホフマン(Reinmund Hoffmann)による教科書「インテグリールテ ミクロヴェレンシャルトウング(In tegrierte Mikrowellenschaltung)、シュプリンガー・フェアラーク(Springer-V erlag)発行、1983年刊、第90,91頁」に基づき公知である。この文献の 第91頁の図表1.40.bから判るように、ストリップ線路に接触接続された 、段付きウェブが方形横断面を有しており、別個の部分として導波管内に挿入さ れている。製造技術的には、導波管からストリップ線路に移行するこのような公 知の移行部は比較的大きな手間がかかる。 「英抄(Patent Abstracts of Japan)Vol.17,No.434,E1412 1993年8月11 日」に基づき公知の、導波管からストリップ線路への移行部の場合、導波管には 、部分的に連続的な高さ変化部を有するウェブが配置されている。この場合、ウ ェブの横断面形状は、導波管長手方向軸線に対して直角方向に先細にされている 。 FR69008Eに開示された、導波管からストリップ線路への移行部の場合 、導波管に設けられた段付きウェブが方形横断面を有している。特に導波管をウ ェブと一体的にしたい場合には、ウェブのこのような形状は製造を困難にする。 本発明の課題は冒頭で述べた形式の移行部を改良して、できる限り小さな手間 で製造可能であるような移行部を提供することである。 発明の利点 このような利点は、請求項1の特徴に記載されたように、ウェブの横断面形状 が、導波管長手方向軸線に対して直角方向でしかも導波管壁を起点にしてストリ ップ線路に向かって先細になって延びており、ウェブの全ての段部が、ストリッ プ線路に向いたそれぞれ同一の横断面に向かって先細に延びていることにより解 決される。このような円錐状に成形されたウェブは、このウェブが圧刻(Praegen )、ダイカストプロセス、コールドフロープロセス(Kaltfliessprozess)、または プラスチック射出成形プロセスおよび引き続いて行われるメタライジングによっ て、一体的に導波管壁に成形することができるという利点を有している。ウェブ の円錐形の形状は、プロセス工具の型抜きを簡単にする。つまりウェブが方形横 断面を有していると、このようなウェブが工具の中に引掛かったままになり、工 具の解離時に場合によってはウェブが導波管壁から折れ てしまうおそれが生じる。ウェブの円錐形の形状により、この円錐形状が、導波 管壁における比較的大きな作用面を獲得するので、導波管壁とウェブとの間の結 合部は高い強度を得る。勿論このことは、ウェブが別個の部分として製造されて いて、あとから導波管内に挿入されてこの導波管にろう接されるか、接着される かまたはねじ締結される場合にも当てはまる。 請求項2以下に記載の特徴に基づき、ストリップ線路の上方の導波管壁にも、 ストリップ線路の下方の導波管壁にもウェブが設けられていてよい。 請求の範囲 1. 導波管(1)からストリップ線路(2,3)への移行部であって、導波管( 1)が移行部領域に少なくとも1つのウェブ(5,6,7,8,9)を有してお り、該ウェブが、ストリップ線路(2,3)に対向して位置する導波管壁を起点 にして延びてストリップ線路(2,3)に接触接続されており、ウェブ(5)の 高さが、導波管長手方向軸線延在方向でストリップ線路(2,3)に向かって段 状に増大している形式のものにおいて、 ウェブ(5)の横断面形状が、導波管長手方向軸線に対して直角方向でしか も前記導波管壁を起点にしてストリップ線路(2,3)に向かって先細になって 延びており、ウェブ(5)の全ての段部が、ストリップ線路(2,3)に向いた それぞれ同一の横断面に向かって先細に延びていることを特徴とする、導波管か らストリップ線路への移行部。 2. ストリップ線路(2,3)の上方に位置する導波管壁にも、ストリップ線路 (2,3)の下方に位置する導波管壁にも、ウェブ(8,9)が設けられている 、請求項1記載の移行部。 3. ストリップ線路(2,3)が導波管(11)内に突入している、請求項1ま たは2記載の移行部。 4. ストリップ線路(2,3)が導波管(1)の手前 で終わっている、請求項1または2記載の移行部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クラウス フォイクトレンダー ドイツ連邦共和国 D―73117 ヴァンゲ ン リンデンヴェーク 4 (72)発明者 ヘルマン マイヤー ドイツ連邦共和国 D―71665 ファイヒ ンゲン モーンヴェーク 11 (72)発明者 ベルンハルト ルーカス ドイツ連邦共和国 D―74395 ムンデル スハイム ゼールホーフェンシュトラーセ 4 (72)発明者 ゲルト デナーライン ドイツ連邦共和国 D―90471 ニュルン ベルク シュネーフェルナーリング 57 (72)発明者 トーマス ベーツ ドイツ連邦共和国 D―74189 ヴァイン スベルク アウグスト―レプレ―シュトラ ーセ 7 (72)発明者 ローラント ミュラー ドイツ連邦共和国 D―91586 リヒテナ ウ ホルツシューエルシュトラーセ 3 (72)発明者 ヘルベルト オルブリッヒ ドイツ連邦共和国 D―71277 ルーテス ハイム ホルダーシュトラーセ 36 (72)発明者 ジークベルト マーティン ドイツ連邦共和国 D―71570 オッペン ヴァイラー ケーニッヒスベルガーシュト ラーセ 4 (72)発明者 ヨアヒム ドゥッツィ ドイツ連邦共和国 D―71554 ヴァイス ザッハ レルヒェンシュトラーセ 18/2 (72)発明者 ジョン バード イギリス国 エルエヌ1 2アールディー ニア リンカーン ザ ゴールディング ズ バートン ヴィレッジ(番地なし) (72)発明者 デヴィッド ネイル ドーソン イギリス国 エルエヌ5 9ビーワイ ワ ッディントン リンカーン ハリウェル ロード 122 (72)発明者 コリン ナッシュ イギリス国 エルエヌ2 4エーエックス リンカーン グリートウェル ロード 62 (72)発明者 ブライアン プライム イギリス国 エルエヌ6 9アールエック ス リンカーン ラングレイ 3 (72)発明者 シリル エドワード ペティット イギリス国 ディーエヌ20 8ディーワイ ノース リンカーンシャー チャーチル アヴェニュー ブリッグ 19 【要約の続き】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 導波管からストリップ線路への移行部であって、導波管が少なくとも1つの ウェブを有しており、該ウェブが、ストリップ線路に向かって導波管横断面を減 じていて、ストリップ線路に接触接続されている形式のものにおいて、 ウェブ(5,6,7,8,9)が、ストリップ線路(2,3)に向かって円 錐状に先細に延びる横断面形状を有していることを特徴とする、導波管からスト リップ線路への移行部。 2. ストリップ線路(2,3)の上方に位置する導波管壁にも、ストリップ線路 (2,3)の下方に位置する導波管壁にも、ウェブ(8,9)が設けられている 、請求項1記載の移行部。 3. ウェブ(5)の高さがストリップ線路(2,3)の上方および/または下方 で段状にストリップ線路(2,3)に向かって増大している、請求項1または2 記載の移行部。 4. ウェブ(6,7)の高さがストリップ線路(2,3)の上方および/または 下方で、ストリップ線路(2,3)に向かって連続的に増大している、請求項1 または2記載の移行部。 5. ストリップ線路(2,3)が導波管(11)内に突入している、請求項1か ら4までのいずれか1項 記載の移行部。 6. ストリップ線路(2,3)が導波管(1)の手前で終わっている、請求項1 から5までのいずれか1項記載の移行部。
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