JP2001503809A - スラッシュ成形用ポリマー混合物 - Google Patents

スラッシュ成形用ポリマー混合物

Info

Publication number
JP2001503809A
JP2001503809A JP52218998A JP52218998A JP2001503809A JP 2001503809 A JP2001503809 A JP 2001503809A JP 52218998 A JP52218998 A JP 52218998A JP 52218998 A JP52218998 A JP 52218998A JP 2001503809 A JP2001503809 A JP 2001503809A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fraction
composition
mixture
ethylene
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP52218998A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4286908B2 (ja
JP2001503809A5 (ja
Inventor
ヴィットリオ ブラガ
カルロ ムーラス
ウゴー ズッチェリー
Original Assignee
モンテル ノース アメリカ インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by モンテル ノース アメリカ インコーポレーテッド filed Critical モンテル ノース アメリカ インコーポレーテッド
Publication of JP2001503809A publication Critical patent/JP2001503809A/ja
Publication of JP2001503809A5 publication Critical patent/JP2001503809A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4286908B2 publication Critical patent/JP4286908B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L23/00Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L23/00Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L23/02Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
    • C08L23/10Homopolymers or copolymers of propene
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B27/00Layered products comprising a layer of synthetic resin
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L53/00Compositions of block copolymers containing at least one sequence of a polymer obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L2205/00Polymer mixtures characterised by other features
    • C08L2205/02Polymer mixtures characterised by other features containing two or more polymers of the same C08L -group
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L2205/00Polymer mixtures characterised by other features
    • C08L2205/06Polymer mixtures characterised by other features having improved processability or containing aids for moulding methods

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 A)20〜100g/10分にわたるメルトフローレート(ASTM-D 1238、条件Lに従い測定)を有する異相ポリオレフィン組成物(A)を40〜90%;およびB)部分的に動的に架橋された異相ポリオレフィン組成物(B)を10〜60%とからなる(重量パーセント)エラストマー性熱可塑性組成物の混合物。上記混合物の粉体は積層製品の製造用のスラッシュ成形法において使用される。

Description

【発明の詳細な説明】 スラッシュ成形用ポリマー混合物 この発明は、熱可塑性およびエラストマー性ポリオレフィン組成物の混合 物に関する。その混合物は、部分的に架橋され、これにもかかわらず良好なメル トフローレートを有する。 この発明の混合物は、スラッシュ成形法を使用して製造される積層製品の 製造に特に適している。特に、該混合物は例えば自動車の部品のいくつかを覆う ために自動車産業において使用される人工皮革の製造に使用される。 熱可塑性ポリオレフィンから製造された人工皮革は、既に当該分野で知ら れている。例えば、ハイモント社による公表された欧州特許出願第A-633289号に は、人工皮革の製造用スラッシュ成形法において使用される、部分的に架橋され た熱可塑性およびエラストマー性ポリオレフィン組成物の使用を開示している。 該組成物は、高い破断点伸び値のような良好な機械特性を有し、ゆえにそれから 得られる積層物は熱成形プロセスで使用するのに適当である。しかし、該組成物 は低いメルトフローレートを有するという問題を示し、したがって多数のピンホ ールがスラッシュ成形により製造された積層物に生じる。 さらに、ハイモント社による公表された欧州特許出願第A-637610号は、 スラッシュ成形法を使用する非常に柔らかい人工皮革の製造に適している熱可塑 性ポリオレフィン組成物を開示している。該組成物から製造された皮革は、非常 に高い引張強さと弾性回復率値を有していない。 国際特許出願第WO95/35344号(Reydel)も、スラッシュ成 形を使用することによる人工皮革の製造用組成物を開示している。該組成物は、 結晶性プロピレンポリマーと、少含量のエチレンでのプロピレン/エチレンゴム とから作られた異相(heterophasic)マトリックスからなる。皮革を鋳型から除 去するのを容易にし、かつ鋳型を汚すことはもちろん貼りつくことに間連した問 題を引き起こす低分子量ゴム粒子のサーフェシングを防ぐために、該組成物はま た、架橋しているかまたは架橋していなかどちらでもよいゴム、EPRまたはEPDM からなる樹脂も含有している。しかし、完成された製品にあるレベルの柔らかさ やメルトフローレートのような望ましい特性を与えることを達成するために、該 特許出願に列挙された組成物すべては、比較実施例中で我々の分析により立証さ れ証明されたように、エキステンダー油を含有する。 そのうえ、上記特許出願第WO95/35344号に例示された組成物は、我々が行 なった比較実施例で示した測定によると、完全に満足のいくものではない引張強 さおよび破断点伸びを示す。積層物が鋳型から取り除かれる際に積層物が裂ける のを防ぐためには、該特性に関して良好な値が重要である。 ここで、スラッシュ成形法を使用することにより、エキステンダー油を含 有しないのにもかかわらず、良好な度合いの柔らかさを有する積層製品を製造す ることが可能となることを見出した。エキステンダー油なしで、積層物からその うち滲出して付着物や曇りの原因となる低分子量材料の量が著しく減少し、また 該油のサーフェシングにより生じる積層物の望ましくない光沢のある油状の外見 はなくなる。 また、この発明の混合物を使用することにより、表面、特に鋳型と接触し ている表面上と、該積層物の内部部分の両方に、数が減少したピンホールと小さ くなったサイズの該ピンホールを有する積層物を、スラッシュ成形により製造す るのが可能であることも見出している。該結 果を達成するためには、ポリマーの良好なメルトフローレートを必要とする。実 際に、スラッシュ成形法に特有な、ポリマー粉体の良好な流動性と、良好なメル トフローレートにより、鋳型中におけるポリマーの均一性で速い分布が可能とな る。そのため、積層物に様々なサイズのピンホールを形成する原因となる隙間が 形成されることが著しく減り、積層物の外観を向上させる。そうでなければ、積 層物の外観は多数の表面上の大きなピンホールの存在により損なわれる。さらに 、該ピンホールは積層物の内部にも通常生じて、引張強さの低下のような該積層 物の機械特性を減じるので、さらに望ましくない。 該不便さを避けるために、積層物は、部分的に架橋されたゴムの存在に もかかわらず、スラッシュ成形の鋳型を充填する間に、溶融混合物が良好に流れ るのに十分な低い粘性を有するポリマーフラクションを含有するエラストマー性 熱可塑性組成物の混合物の粉末から製造される。そのメルトフローのため、混合 物はより均一に拡がり、そのため積層物中の隙間のサイズおよび数をまず第一に 減少させ、その結果ピンホールのサイズおよび数を減少させる。 この発明の混合物は低い粘度値を有するが、それはわずかな曇りおよび粘 着性がいくらか生じる原因となる。 さらなる利点としては、該混合物から得られた積層物が良好な機械特性を 有することである。特に、それらは積層物を変形耐性にさせると同様それらに良 好な引張強さを与える、引張強さと破断点伸び値とを有する。その特徴により、 積層物を傷つけることなく鋳型から除去可能となる。 そのため、この発明の目的物は、 A)20〜100g/10分、好ましくは30〜60g/10分の範囲のメルトフローレート(ASTM- D 1238、条件Lに従い測定)を有する異相ポリオレ フィン組成物(A)を40〜90%、好ましくは60〜80%、および B)部分的に動的に(dynamically)架橋された異相ポリオレフィン組成物(B )を10〜60%、好ましくは20〜40%、 (重量パーセント)からなるエラストマー性熱可塑性組成物の混合物である。 異相ポリオレフィン組成物は、CH2=CHR オレフィン[式中、Rは水素ま たはC1〜C8アルキル基である]のポリマーからなる組成物を指す。該組成物は、 結晶および非晶性の両方のエラストマー性ポリマーからなる。 定義「部分的に架橋された」とは、架橋前に室温(つまり約25℃)でキシレ ン中のエラストマー性コポリマーの可溶画分の重量に対するゲルの含量に関して 架橋の度合いが、70%より少ないか等しいのが好ましく、50%より少ないのがよ り好ましく、例えば3%から45%であることを意味する。ゲル含量は架橋により 不溶性にされたエラストマー性コポリマーの画分に相当する。 好ましくは、異相組成物(A)と(B)は、以下のポリマー画分(重量部 およびパーセント): a)80より大きい、好ましくは90より大きいアイソタクチック指数を有するアイソ タクチックプロピレンホモポリマー、またはエチレンおよび/もしくは式CH2=C HR[式中、RはC2〜C8アルキル基である]のC4〜C10α−オレフィンとのプロピ レンランダムコポリマー[該コポリマーは80%より大なるプロピレンを含有し、 80より大なる沸騰ヘプタン中のアイソタクチック指数を有する]を10〜40部、好 ましくは20〜40部、 b)室温でキシレンに不溶性な、エチレン含有のコポリマー画分を0〜20部、およ び c)エチレンとプロピレンおよび/または式CH2=CHR[式中、RはC2〜C8アルキ ル基である]のC4〜C10α−オレフィンと、任意に少含量のジエンとのコポリマ ー画分[該画分は室温でキシレンに可溶性で、35%より少ないか等しい、好まし くは15〜30%の量でエチレンを含有する]を40〜95部、好ましくは60〜80部 からなる基本組成物から得られる。 上記の基本組成物の例は、ハイモント社による公表された欧州特許出願第 A-0472946号に記載されている。 画分(b)中のエチレン含量は、(b)の全体の重量に関して、75重量%と 等しいかまたはそれより大なるのが好ましく、80重量%と等しいかまたはそれよ り大なるのがより好ましい。 例えば、画分(b)は半結晶質で、本質的にはエチレンの線状コポリマー であり、好ましくはエチレンに加えて画分(c)に存在するのと同じα−オレフ ィンを含有する。存在する際、該画分の量は1重量部より大なるのが好ましい。 基本組成物中の共重合されたエチレンの全体の量は、例えば15〜35重量% に、変化させてもよい。 画分(c)中のジエンの量は、好ましくは1〜4重量%にわたる。上記ジ エンの特定な例は、1,3-ブタジエン、1,4-ヘキサジエン、1,5-ヘキサジエンおよ び5-エチリデン-2-ノルボルネンである。 上述した基本組成物は、成分(a)、(b)および(c)を溶融状態で、す なわち溶融または軟化温度より高い温度で混合することにより、または高度に立 体特異的なチーグラー−ナッタ触媒の存在下に2またはそれ以上の段階で連続的 に重合することにより製造される。特に、触媒系は、(i)チタン化合物および 電子供与性化合物を、両方ともハロゲン化マグネシウム上に支持して含有する固 形触媒成分ならびに(ii)Al−トリアルキ ル化合物および電子供与性化合物からなる。 連続的重合プロセスの例は、上記欧州特許出願第A-0472946号に記載され ている。該成分(b)が存在するならば、(b)/(c)重量比は0.4より少ないの が好ましく、特に0.1から0.3であるのが好ましい。さらに、異相組成物の全体の 重量に関する画分(c)の重量パーセントは、50〜90%、特に65〜80%にわたる のが好ましい。 上記基本組成物から得られうるこの発明の混合物は、好ましいものである 。該エラストマー性熱可塑性組成物の混合物は、 1)以下のポリマー画分(重量部およびパーセント): a)80より大きい、好ましくは90より大きいアイソタクチック指数を有するア イソタクチックプロピレンホモポリマー、またはエチレンおよび/もしくは 式CH2=CHR[式中、RはC2〜C8アルキル基である]のC4〜C10α−オレフィン とのプロピレンランダムコポリマー[該コポリマーは80%より大なるプロピ レンを含有し、80より大なる沸騰ヘプタン中のアイソタクチック指数を有す る][該画分は、0.8〜1.3dL/gにわたる固有粘度(intrinsicviscosity)を 有する]を10〜40部、好ましくは20〜40部、 b)室温でキシレンに不溶性な、エチレン含有のコポリマー画分を0〜20部、お よび c)エチレンとプロピレンおよび/または式CH2=CHR[式中、RはC2〜C8アルキ ル基である]のC4〜C10α−オレフィンと、任意に少含量のジエンとのコポ リマー画分[該画分は室温でキシレンに可溶性で、35%より少ないか等しい 、好ましくは15〜30%の量でエチレンを含有する]を40〜95部、好ましくは 60〜80部 からなる異相ポリオレフィン組成物(A)と、ならびに 2)以下のポリマー画分(重量部およびパーセント): i)80より大きい、好ましくは90より大きいアイソタクチック指数を有するアイ ソタクチックプロピレンホモポリマー、またはエチレンおよび/もしくは式 CHR[式中、RはC2〜C8アルキル基である]のC4〜C10α−オレフィンとのプ ロピレンランダムコポリマー[該コポリマーは85%より大なる、好ましくは 95%より大なるプロピレンを含有し、80より大なる沸騰ヘプタン中のアイソ タクチツク指数を有する][該画分は、0.15〜0.6dL/gにわたる固有粘度を 有する]を5〜50部、好ましくは5〜35部、 ii)エチレン、プロピレンおよび/または式CH2=CHR[式中、RはC2〜C8アルキ ル基である]のC4〜C10α−オレフィンと、任意に少含量のジエンを含有す る、部分的に架橋され室温で部分的にキシレンに可溶性なエラストマー性ポ リマー画分を50〜95%部、好ましくは65〜95部 からなる、部分的に動的に架橋された異相ポリオレフィン組成物(B)[該画 分(B)は20〜92%、好ましくは40〜80%の室温でキシレンに可溶性な画(I )からなり、エチレン、プロピレンおよび/または式CH =CHR[式中、RはC2 〜C8アルキル基である]のC4〜C10α−オレフィンと、任意に少含量のジエン を含量のジエンを含有する[該エチレンは画分(I)中で35%より少ないか等 しい、好ましくは15〜30%、より好ましくは20〜30%の量で存在する]] とからなる。 組成物(A)の画分(a)が0.9〜1.2dL/gの範囲の固有粘度を有するのが より好ましい。 組成物(B)の画分(a)が0.2〜0.5dL/gの範囲の固有粘度を有するのが より好ましい。 この発明の混合物の粉体のフローレートは、以下により詳しく説 明するように公知の技術[それによってサイズが減少しほぼ均一である、規則正 しく形成された粉体を得る]によっても、この発明の混合物で製造された粉体に より示される粘着性の欠乏によっても得ることができる。 組成物(A)と(B)の所望な固有粘度は、例えば、組成物が付されるポ リマー鎖の化学的熱分解プロセスを使用して得ることができる。化学的熱分解プ ロセスは、公知の技術を使用して行われる。該技術の一つは過酸化物の使用をベ ースにしており、その過酸化物は所望の度合いの粘度および/または分子量を得 るために十分な量でポリマー組成物に添加される。ポリマー組成物の化学的熱分 解プロセスに最も都合よく使用される過酸化物は、好ましくは150〜250℃の分解 温度を有する。該過酸化物の例は、ジ-tert-ブチルパーオキシド、ジクミルパー オキシド、2,5-ジメチル-2,5-ジ(tert-ブチルパーオキシ)ヘキセンおよび商品 名Luperox 101で売られている2,5−ジメチル-2,5-ジ(tert-ブチルパーオキシ )ヘキサンである。熱分解プロセスに必要な過酸化物の量は、ポリマーに関し、 重量で、好ましくは0.05〜5%、より好ましくは0.5〜1%の範囲である。 組成物(B)は、上記基本組成物を架橋することにより得られる。概して 、その分野で知られている架橋剤のいずれも、架橋した組成物(B)の製造に使 用することができる。特に、架橋剤として、例えば、160℃で3〜20分、好まし くは7〜18分の半減期を有する有機過酸化物を使用することができる。過酸化物 の特定な例は、1,1'-ビス(tert-ブチルパ−オキシ)ジイソプロピルベンゼン、ジ クミルパーオキシド、ブチル-4,4'-ビス(tert-ブチルパーオキシ)-バレレート、 2,5-ジ(tert-ブチルパーオキシ)-2,5-ジメチルヘキサンである。過酸化物は、架 橋に付された組成物の全体の重量に対して重量で、0.5%〜5%、好ましくは1〜3 %、の量の範囲で通常使用される。 過酸化物と共に、助補助剤を使用することができる。助補助剤の好ましい 例は、1,2-ポリブタジエン、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレ ート、エチレングリコールジメチルメタクレート、ジビニルベンゼンおよび式: および[式中、Xは-CHO、-COOH、-CHONH、-CN、-NO2、-CH2-CO-CH2-COORまたは-CH(CO OR)2であり、RはC6〜C8アリールまたはC1〜C4アルキルであり、nは1または2 であり、R1およびR2は同一または異なって、水素、C1〜C4アルキル、C5〜C8シク ロアルキルである]のフラン誘導体である。 通常、1,2-ポリブタジエン類は少なくとも1300、好ましくは2400〜13000 の範囲の分子量を有する。立体配置1,2におけるビニル基の含量は、50%と等し いかまたはより大きいのが好ましく、50〜90%が特に好ましい。ある特定な例は Lithene Ph(Revertex製)である。 この発明中で使用される組成物(B)は、動的(dynamic)架橋プロセス に付される。該プロセスは、基本組成物(B)の軟化または溶融 温度と等しいかそれより高い温度で、最初の混合段階の前、最中または後に添加 してもよい架橋剤の存在下に、基本組成物を混合プロセスに付すこと、および該 混合を架橋段階の間をも継続させることからなる。混合は例えば、密閉式ミキサ ー(バンバリータイプ)または二軸スクリューおよび/もしくはバス押出機中、 またはその2つを合わせた系中で行なうことができる。 動的架橋プロセスは様々な、好ましくは40秒〜6分の時間の間、好ましく は140〜220℃の温度で行なうことができる。 架橋の度合いの間接的な評価は、上記のように、最初の組成物の成分(C )の溶解性を減少させる架橋剤により形成するゲルの量により見積もられる。該 量は以下の式: ケル%=(C-X)・(1/C)・100 [式中、Cは最初の組成物中の成分(C)のパーセントであり、一方Xは部分的 に架橋された組成物の可溶画分である]を使用して計算される。該式中で、最初 の組成物中の成分(A)の溶解性寄与は、成分(C)のそれと比べて非常にわず かであるため、見のがされるている。 この発明の混合物の製造用に使用され得るポリオレフィン組成物(B)の 好ましい例は、上記欧州特許出願第A-633289号に記載されており、その記載はこ こに参考として組み込まれる。 この発明のエラストマー性熱可塑性組成物の混合物に、シリカのような粉 体のフローレートをさらに増加させる物質を、O.5〜2重量%の量で添加するのが 好ましい。 さらに、この発明のエラストマー性熱可塑性組成物の混合物は、また、混 合および架橋に付される組成物に添加されるエラストマーから成るポリオレフィ ン組成物中に存在する、例えば無機充填剤、可塑剤、 カーボンブラック、顔料および安定剤のような通常の物質も含有することができ る。 上記異相組成物(A)および(B)、ならびに任意に他の成分は、上記 の割合でバンバリーのような公知の装置、バスまたは一軸スクリューおよび/ま たは2軸スクリュー押出機を使用して混合される。その後、混合物は冷却媒体と して液体窒素を使用して非常に低温で、例えば粉体になるまで微粉砕に付される 。スラッシュ成形法中での使用のためには、この発明のポリオレフィン組成物の 粉体が規則的な形を有することが好ましい。また、それらが狭い粒度分布および 小さい直径を有するのが好ましい。特に、粒子の直径が500μmより小さい、好 ましくは350μmより小さいのが好ましく、5重量%以下の粒子が300μmより大 なるのがより好ましく、より好ましくは250μmより大なる直径を有するのがよ り好ましい。例えば、5重量%以下の粒子が250μmより大なる直径を有し、50 重量%の粒子が150〜160μmの直径を有する粉体を使用することができる。 この発明の混合物から得られる粉体は、スラッシュ成形法で使用される。 使用されるプロセス技術および方法は、例えばポリビニルクロライドの製造にお いて伝統的に知られており使用されるものである。 この発明の混合物が使用されるプロセスを記載する例の一つは、以下の工 程: I)鋳型を200〜280℃の温度まで(例えばオーブン中で)加熱すること、II)ポ リオレフィン組成物粉体を鋳型へ導入し、続いて該粉体を溶融させること、 III)可能性のある表面不整を除去するために、工程(II)の鋳型中で形成した ポリマーシートの外表面を、二次加熱することにより(例えばオーブン中で)さ らに溶融させること、および IV)そのようにして得られた積層物を冷却および除去することからなる。 生成物は、人工皮革の形で使用されるか、または塗装およびラッカー塗布 のようなさらなる処理に付すことができる。 以下の例はこの発明を説明するためのもので、限定するものではない。 実施例および比較実施例で得られた生成物、混合物、組成物および見本の 特性に関するデータは、以下の方法: メルトフローレート(MFR):ASTM−D 1238 キシレン中の溶解性:(以下の注1を参照) 表面単位毎のピンホールの数:(以下の注2を参照) ピンホールの平均直径:(以下の注2を参照) ピンホールの最大直径:(以下の注2を参照) 曲げ弾性率:ASTM D-790 ショアーA硬度:ASTM D-2240 圧縮永久歪:ASTM D-395、方法B 引張強さ:ASTM D-412 破断点伸び:ASTM D-412 曇りテスト:DIN75201 を使用することにより測定された。注1 キシレン中の溶解なパーセントの測定 1%重量濃度でサンプルのキシレン中溶液を調製し、攪拌しながらそのサ ンプルをキシレン中で1時間135℃に保つ。攪拌を持続しながら内容物を95℃に 冷却し、その後その溶液を25℃浴に注入し、そこで攪拌せずに20分間放置し、さ らに10分間攪拌する。次いでその溶液をろ過し、アセトンをろ液部分に添加し、 溶解されたポリマーの沈殿物を 得る。ついで、このようにして得られたポリマーは回収、洗浄、乾燥され、つい でキシレン中の溶解性パーセントを測定するために重量を測定する。注2 表面単位毎のピンホールの数ならびにピンホールの平均および最大直径の 測定 ピンホールの数は、20×拡大の映像でワイルドステレオ顕微鏡を操作し て得られた皮革の写真から、表面単位毎のピンホールを数えることにより測定さ れる。その面積の測定は、ピンホール部分の表面が円形と仮定して行なった。ピ ンホールの最大直径は測定され、平均直径は数学的に計算された。 実施例および比較実施例で使用された組成物は、以下のとおりである: I)a)4.3%のエチレンとの結晶性プロピレンランダムコポリマーを33%[そ のコポリマーの9%は25℃でキシレン中不溶性であり、その固有粘度(η)が1. 5dL/gである]と、 b)25℃でキシレン中に完全に不溶性な、エチレン/プロピレンコポリマーを6 %と、および c)25℃でキシレン中に完全に溶解性で、3.1dL/gの固有粘度(η)を有する、30 %のエチレンとの非晶性エチレン/プロピレンコポリマーを61%と (重量割合)からなる異相組成物[そのMFRは0.6g/10分である]。 その組成物は塩化マグネシウム上に支持された、高収率で高度に立体特異 的なチーグラー−ナッタ触媒の存在下に連続的な重合によって得られた。 II)組成物(I)と同じ量と成分を有するが、40g/10分のMFRと約1の固有粘度 (η)の画分(a)を有する異相組成物。組成物は、組成物 (I)を適当な量のTrigonox101/50過酸化物で化学的に熱分解することにより得 られる。 III)組成物(I)と同じ量と成分を有するが、部分的に架橋されていることが 異なる異相組成物。その架橋は動的架橋プロセスを使用して得られる。画分(a )の固有粘度(η)は約0.35dL/gである。架橋はTrigonox101/50過酸化物と1,2- ポリブタジエン(Lithene PH)の存在下に行なった。記載中先に載せた式に従っ て計算したゲルのパーセントは、約38.4である。組成物は上記欧州特許出願第A- 633289号に記載されているように製造され、その記載は参照としてここに組み込 まれる。 IV)32重量%の動的に架橋されたエチレン/プロピレン/ジエンゴム、Dutral T ER 537 E2タイプ、6.5重量%の結晶性プロピレンホモポリマー、6.5重量%のス チレンポリマーおよび32重量%のエキステンダー油とからなる異相組成物。 V)三井石油化学により市場で売買されている樹脂、参照ミラストマー(Milast omer)6030N[我々の分析によれば、23重量%のエキステンダー油を含有する、 部分的に動的に架橋されたエラストマー性熱可塑性樹脂組成物である]。 VI)三井石油化学により市場で売買されている樹脂、参照ミラストマー9020N樹 脂[我々の分析によれば、エキステンダー油を含有しない、部分的に動的に架橋 されたエラストマー性熱可塑性樹脂組成物である]。 表1に報告されているように上記組成物の特性は、1〜3mmの厚さを有 する120×120mm板を使用して測定された。該板は、最初3分間圧力なしで、つ いで200バールで更に3分間200℃で圧縮成形し、最終的に板を23℃で加圧下に冷 却することにより得られた。実施例1 二軸スクリュー押出し機中で、70重量部の組成物(II)を30重量部の組成 物(III)と180℃で混合して押出した。 230℃/2.16kgで36g/10分のMFRを有する押出された混合物を、ついで-70〜 -100℃の温度で微粉砕し、故に記載中に報告されているものに対応した粒度分布 を有する粉体を得る。 微粉砕された生成物は、ついで0.7重量%のサイボブロック(Sylobloc)4 5H(Grace製)と混合した。 最終的に、粉体はスラッシュ成形法を使用し、230℃で20秒の接触、230℃ の後硬化、続いて冷却し、故に表2に報告した直径とピンホール密度を有する皮 革を得た。 表3に、上記のように製造した圧縮成形板の機械特性を報告する。比較実施例1(1c) 組成物(II)および(III)の代わりに230℃/2.16kgでMFRが40g/10分の組 成物(II)を使用した以外は、実施例1を繰り返した。 このやり方で得られた皮革の面積とピンホールの密度を表2に報告する。 表3に、上記のように製造した圧縮成形板の機械特性を報告する。比較実施例2(2c) 組成物(III)の代わりに組成物(IV)を使用した以外は、実施例1を繰 り返した。得られた混合物は230℃/2.16kgでMFRが28g/10分であった。 このやり方で得られた皮革の面積とピンホールの密度を表2に報告する。 表3に、上記のように製造した圧縮成形板の機械特性を報告する。 板は粘着性のようであった。比較実施例3(3c) 90重量部の組成物(II)と10重量部の組成物(V)を使用した以外は、実 施例1の混合および押出しを繰り返した。 表3に、上記のように製造した圧縮成形板の機械特性を報告する。比較実施例4(4c) 70重量部の組成物(II)と30重量部の組成物(V)を使用した以外は、実 施例3cを繰り返した。 表3に、上記のように製造した圧縮成形板の機械特性を報告する。比較実施例5(5c) 90重量部の組成物(II)と10重量部の組成物(VI)を使用した以外は、実 施例1の混合および押出しを繰り返した。 表3に、上記のように製造した圧縮成形板の機械特性を報告する。比較実施例6(6c) 70重量部の組成物(II)と30重量部の組成物(VI)を使用した以外は、比 較実施例5cを繰り返した。 表3に、上記のように製造した圧縮成形板の機械特性を報告する。1)230℃/2.16kgにて測定;2)230℃/5kgにて測定;3)70℃で22時間;4)ASTM-3、 条件:100℃で166時間、試験の前と後の重量から重量%差として測定
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年11月16日(1998.11.16)) 【補正内容】 請求の範囲 1. 組成物(A)が、以下のポリマー画分(重量部およびパーセント): a)80より大きい、好ましくは90より大きいアイソタクチック指数を有するアイソ タクチックプロピレンホモポリマー、または80より大なる沸騰ヘプタン中のアイ ソタクチック指数を有する、エチレンおよび/もしくは式CH2=CHR[式中 、RはC2〜C8アルキル基である]のC4〜C10α−オレフィンとのプロピレンラン ダムコポリマー[該画分は、0.8〜1.3dL/gにわたる固有粘度を有する]を10〜40 部、 b)室温でキシレンに不溶性な、エチレン含有のコポリマー画分を0〜20部、およ び c)エチレンとプロピレンおよび/または式CH2=CHR[式中、RはC2〜C8アルキル 基である]のC4〜C10α−オレフィンと、任意に少含量のジエンとのコポリマー 画分[該画分は室温でキシレンに可溶性で、35%より少ないか等しいでエチレン を含有する]を40〜95部からなり、 かつ組成物(B)が、以下のポリマー画分(重量部およびパーセント): i)80より大きいアイソタクチック指数を有するアイソタクチツクプロピレンホモ ポリマー、またはエチレンおよび/もしくは式CH2=CHR[式中、RはC2〜C8アル キル基である]のC4〜C10α−オレフィンとのプロピレンランダムコポリマー[ 該コポリマーは85%より大なるプロピレンを含有し、80より大なる沸騰ヘプタン 中のアイソタクチック指数を有する][該画分は、0.15〜0.6dL/gにわたる固有 粘度を有する]を5〜50部、 ii)エチレン、プロピレンおよび/または式CH2=CHR[式中、RはC2〜C8アルキ ル基である]のC4〜C10α−オレフィンと、任意に少含量の ジエンを含有する、部分的に架橋され室温で部分的にキシレンに可溶性なエラス トマー性ポリマー画分を50〜95%部 からなる [該画分(B)は20〜92%の室温でキシレンに可溶性な画分(I)からなり、エ チレン、プロピレンおよび/または式CH2=CHR[式中、RはC2〜C8アルキル基で ある]のC4〜C10α−オレフィンと、任意に少含量のジエンを含有する[該エチ レンは画分(I)中で35%より少ないか等しい量で存在する]]、 A)20〜100g/10分の範囲のメルトフローレート(ASTM-D1238、条件Lに従い測定 )を有する異相ポリオレフィン組成物(A)を40〜90%および B)部分的に動的に架橋された異相ポリオレフィン組成物(B)を10〜60% (重量パーセント)からなるエラストマー性熱可塑性組成物の混合物。 2. 組成物(A)が60〜80重量%の範囲である請求項1の混合物。 3. 組成物(B)が0〜40重量%の範囲である請求項1の混合物。 4.組成物(A)が30〜60g/10分のメルトフローインデックスを有する請求項1の 混合物。 5. 成分(A)の画分(a)が0.9〜1.2dL/gの固有粘度を有する請求項5の混合 物。 6.成分(B)の画分(a)が0.2〜0.5dL/gの固有粘度を有する請求 項5の混合物。 7. 請求項1の混合物から得られる粉体をスラッシュ成形することからなるプロ セス。 8. 粉体粒子の直径が500μmより小さい請求項1のプロセス。 9. 請求項1の混合物の粉体でのスラッシュ成形を使用して得られた積層製品。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ムーラス カルロ イタリア、アイ―31021 モグリアーノ ヴェネト、ヴィア ラグサ、8 (72)発明者 ズッチェリー ウゴー イタリア、アイ―44049 ヴィガラノ マ イナルダ、ヴィア ロンドーナ 40/1

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. A)20〜100g/10分の範囲のメルトフローレート(ASTM-D 1238、条件Lに従 い測定)を有する異相ポリオレフィン組成物(A)を40〜90%および B)部分的に動的に架橋された異相ポリオレフィン組成物(B)を10〜60% (重量パーセント)からなるエラストマー性熱可塑性組成物の混合物。 2. 組成物(A)が60〜80重量%の範囲である請求項1の混合物。 3. 組成物(B)が20〜40重量%の範囲である請求項1の混合物。 4. 組成物(A)が30〜60g/10分のメルトフローインデックスを有する請求項1 の混合物。 5. 異相ポリオレフィン組成物(A)が、以下のポリマー画分(重量部およびパ ーセント): a)80より大きい、好ましくは90より大きいアイソタクチック指数を有するアイソ タクチックプロピレンホモポリマー、または80より大なる沸騰ヘプタン中のアイ ソタクチック指数を有する、エチレンおよび/もしくは式CH2=CHR[式中、Rは C2〜C8アルキル基である]のC4〜C10α−オレフィンとのプロピレンランダム コポリマー[該画分は、0.8〜1.3dL/gにわたる固有粘度を有する]を10〜40部、 b)室温でキシレンに不溶性な、エチレン含有のコポリマー画分を0〜20部、およ び c)エチレンとプロピレンおよび/または式CH2=CHR[式中、RはC2〜C8アルキル 基である]のC4〜C10α−オレフィンと、任意に少含量のジエンとのコポリマー 画分[該画分は室温でキシレンに可溶性で、35%より少ないか等しいでエチレン を含有する]を40〜95部 からなり、 かつ部分的に動的に架橋された異相ポリオレフィン組成物(B)が、以下のポリ マー画分(重量部およびパーセント): i)80より大きいアイソタクチック指数を有するアイソタクチックプロピレンホモ ポリマー、またはエチレンおよび/もしくは式CH2=CHR[式中、RはC2〜C8アル キル基である]のC4〜C10α−オレフィンとのプロピレンランダムコポリマー[ 該コポリマーは85%より大なるプロピレンを含有し、80より大なる沸騰ヘプタン 中のアイソタクチック指数を有する][該画分は、0.15〜0.6dL/gにわたる固有 粘度を有する]を5〜50部、 ii)エチレン、プロピレンおよび/または式CH2=CHR[式中、RはC2〜C8アルキ ル基である]のC4〜C10α−オレフィンと、任意に少含量のジエンを含有する、 部分的に架橋され室温で部分的にキシレンに可溶性なエラストマー性ポリマー画 分を50〜95%部 からなる [該画分(B)は20〜92%の室温でキシレンに可溶性な画分(I)からなり、 エチレン、プロピレンおよび/または式CH2=CHR[式中、RはC2〜C8アルキル基 である]のC4〜C10α−オレフィンと、任意に少含量のジエンを含有する[該エ チレンは画分(I)中で35%より少ないか等しい量で存在する]] 請求項1の混合物。 6. 成分(A)の画分(a)が0.9〜1.2dL/gの固有粘度を有する請求項5の混合 物。 7. 成分(B)の画分(a)が0.2〜0.5dL/gの固有粘度を有する請求項5の混合 物。 8. 請求項1の混合物から得られる粉体をスラッシュ成形することからなるプロ セス。 9. 粉体粒子の直径が500μmより小さい請求項1のプロセス。 10.請求項1の混合物の粉体でのスラッシュ成形を使用して得られた積層製品。
JP52218998A 1996-11-15 1997-11-13 スラッシュ成形用ポリマー混合物 Expired - Fee Related JP4286908B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
IT96A002390 1996-11-15
IT96MI002390A IT1287179B1 (it) 1996-11-15 1996-11-15 Miscela polimerica per slush moulding
PCT/EP1997/006329 WO1998021273A2 (en) 1996-11-15 1997-11-13 Polymer mixture for slush molding

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2001503809A true JP2001503809A (ja) 2001-03-21
JP2001503809A5 JP2001503809A5 (ja) 2005-06-16
JP4286908B2 JP4286908B2 (ja) 2009-07-01

Family

ID=11375228

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52218998A Expired - Fee Related JP4286908B2 (ja) 1996-11-15 1997-11-13 スラッシュ成形用ポリマー混合物

Country Status (16)

Country Link
US (1) US6204330B1 (ja)
EP (1) EP0938523B1 (ja)
JP (1) JP4286908B2 (ja)
KR (1) KR100506024B1 (ja)
CN (1) CN1109067C (ja)
AR (1) AR009610A1 (ja)
BR (1) BR9713361A (ja)
CA (1) CA2271862C (ja)
DE (1) DE69704633T2 (ja)
ES (1) ES2157092T3 (ja)
HU (1) HUP0000287A3 (ja)
IT (1) IT1287179B1 (ja)
PL (1) PL191472B1 (ja)
RU (1) RU2186798C2 (ja)
TW (1) TW442504B (ja)
WO (1) WO1998021273A2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE60012130T2 (de) 1999-06-18 2005-08-18 Basell Poliolefine Italia S.P.A. Zusammensetzung und verfahren zur herstellung von substraten durch pulverformverfahren und damit hergestellte substrate
CN1182165C (zh) 1999-11-12 2004-12-29 波利亚里斯技术有限公司 多相共聚物
US20020115795A1 (en) * 2000-03-16 2002-08-22 Sherwin Shang Autoclavable, non-adherent, heat sealable polymer films for fabricating monolayer and multiple layered films and containers
US6803417B2 (en) * 2001-10-11 2004-10-12 Dupont Dow Elastomers L.L.C. Polyolefin powder, processes for making and using slush molded articles made from the same
MXPA04012896A (es) 2002-06-26 2005-03-31 Avery Dennison Corp Peliculas polimericas orientadas en la direccion de mecanizado y metodos de preparacion de las mismas.
CN101076565A (zh) * 2004-08-18 2007-11-21 巴赛尔聚烯烃意大利有限公司 制造具有改善的红外加热速率的透明的聚丙烯基的吹拉模制容器的方法
BRPI0711963B1 (pt) 2006-06-14 2019-09-17 Avery Dennison Corporation Etiquetas e rótulos conformáveis e destacáveis de orientação direcionada por máquina, e processos para preparação
EP2035226A2 (en) 2006-06-20 2009-03-18 Avery Dennison Corporation Multilayered polymeric film for hot melt adhesive labeling and label stock and label thereof
EP2363433B1 (en) * 2007-12-17 2018-02-07 Borealis Technology OY Heterophasic polypropylene with high flowability and excellent low temperature impact properties
EP2338656A1 (en) * 2009-12-23 2011-06-29 Borealis AG Heterophasic polypropylene with improved balance between stiffness and transparency
US9676532B2 (en) 2012-08-15 2017-06-13 Avery Dennison Corporation Packaging reclosure label for high alcohol content products
CN106794664B (zh) 2014-06-02 2021-06-18 艾利丹尼森公司 耐磨强度、透明度和适形性增强的膜
CN112210163B (zh) * 2019-07-11 2022-01-28 金发科技股份有限公司 一种聚丙烯复合材料及其制备方法和一种应用

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2106414T3 (es) 1993-06-21 1997-11-01 Alkor Gmbh Lamina apta para embuticion profunda, procedimiento para su fabricacion y uso de la misma.
IT1264681B1 (it) * 1993-07-07 1996-10-04 Himont Inc Composizione poliolefiniche parzialmente reticolate
US5414027A (en) * 1993-07-15 1995-05-09 Himont Incorporated High melt strength, propylene polymer, process for making it, and use thereof
IT1264555B1 (it) * 1993-08-03 1996-10-02 Himont Inc Processo di slush moulding di polveri di composizioni poliolefiniche
US5338801A (en) * 1993-10-20 1994-08-16 Himont Incorporated Compositions of propylene polymer materials and olefin polymer materials with reduced gloss
US5552482A (en) 1995-09-08 1996-09-03 Montell North America Inc. Thermoplastic elastomers with improved extrusion performance

Also Published As

Publication number Publication date
RU2186798C2 (ru) 2002-08-10
AR009610A1 (es) 2000-04-26
DE69704633T2 (de) 2001-10-18
US6204330B1 (en) 2001-03-20
WO1998021273A2 (en) 1998-05-22
AU5652898A (en) 1998-06-03
EP0938523B1 (en) 2001-04-18
HUP0000287A2 (hu) 2000-06-28
ITMI962390A1 (it) 1998-05-15
TW442504B (en) 2001-06-23
HUP0000287A3 (en) 2000-08-28
JP4286908B2 (ja) 2009-07-01
ITMI962390A0 (it) 1996-11-15
KR20000053295A (ko) 2000-08-25
PL191472B1 (pl) 2006-05-31
KR100506024B1 (ko) 2005-08-05
CA2271862C (en) 2009-02-17
CA2271862A1 (en) 1998-05-22
IT1287179B1 (it) 1998-08-04
WO1998021273A3 (en) 1998-08-06
PL333417A1 (en) 1999-12-06
CN1109067C (zh) 2003-05-21
AU729746B2 (en) 2001-02-08
DE69704633D1 (de) 2001-05-23
ES2157092T3 (es) 2001-08-01
EP0938523A2 (en) 1999-09-01
CN1244882A (zh) 2000-02-16
BR9713361A (pt) 2000-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1189986B1 (en) Thermoplastic filled membranes of propylene copolymers
DE60225175T2 (de) Hydriertes copolymer
US6750284B1 (en) Thermoplastic filled membranes of propylene copolymers
JP5103391B2 (ja) 動的加硫により熱可塑性エラストマーを調製する方法
CA1140295A (en) Thermoplastic elastomer blends of hydrogenated polybutadiene block copolymers with alpha-olefin polymers and copolymers
US8592524B2 (en) Thermoplastic elastomer compositions
JPH10505621A (ja) 熱硬化エラストマー
JP2001503809A (ja) スラッシュ成形用ポリマー混合物
JPH08127679A (ja) 加硫ポリオレフィン系プラストエラストマー組成物およびその製造方法
US7625980B2 (en) Method for improving extrusion surface smoothness in thermoplastic vulcanizates
JP2003528960A (ja) 熱可塑性エラストマーと極性重合体の混合物
US6465574B1 (en) Process and composition for manufacturing articles by powder moulding and articles thus obtained
CN1134470C (zh) 生产接枝共聚型橡胶的方法和以聚丙烯为主的树脂组合物
JP2006194318A (ja) ポリプロピレン樹脂組成物製パイプ
JP3102851B2 (ja) 熱可塑性エラストマー組成物の製造法
US20050261434A1 (en) Thermoplastic elastomeric blends having enhanced surface appearance
JP2005029681A (ja) 難白化性ポリプロピレン系樹脂組成物
AU729746C (en) Polymer mixture for slush molding
JP2000017141A (ja) 熱可塑性エラストマー組成物及びその製造法
CZ172499A3 (cs) Elastomerní termoplastický materiál
JP2002194145A (ja) 無機物含有ゴム組成物
JPH09208758A (ja) 非極性熱可塑性エラストマーアロイ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041012

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041012

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061107

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061023

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070529

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070827

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071016

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080110

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080304

A72 Notification of change in name of applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A721

Effective date: 20080407

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080407

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080410

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080701

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080717

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080901

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20081128

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20081210

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090226

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090326

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120403

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120403

Year of fee payment: 3

R154 Certificate of patent or utility model (reissue)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R154

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees