JP2001502757A - 発展した電解腐食保護 - Google Patents

発展した電解腐食保護

Info

Publication number
JP2001502757A
JP2001502757A JP10519413A JP51941398A JP2001502757A JP 2001502757 A JP2001502757 A JP 2001502757A JP 10519413 A JP10519413 A JP 10519413A JP 51941398 A JP51941398 A JP 51941398A JP 2001502757 A JP2001502757 A JP 2001502757A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aluminum
constituent material
metal
copper
tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10519413A
Other languages
English (en)
Inventor
ジェイ. ガロッシェン,トーマス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Carrier Corp
Original Assignee
Carrier Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US08/734,146 external-priority patent/US6578628B1/en
Application filed by Carrier Corp filed Critical Carrier Corp
Publication of JP2001502757A publication Critical patent/JP2001502757A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F19/00Preventing the formation of deposits or corrosion, e.g. by using filters or scrapers
    • F28F19/02Preventing the formation of deposits or corrosion, e.g. by using filters or scrapers by using coatings, e.g. vitreous or enamel coatings
    • F28F19/06Preventing the formation of deposits or corrosion, e.g. by using filters or scrapers by using coatings, e.g. vitreous or enamel coatings of metal
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C30/00Coating with metallic material characterised only by the composition of the metallic material, i.e. not characterised by the coating process

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
  • Prevention Of Electric Corrosion (AREA)
  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 互いに接触している異なる金属において、より貴である金属の露出された表面を、より卑である金属とガルバーニ電位的により適合する金属によって被覆することで電解腐食を縮小する方法である。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 発展した電解腐食保護 技術分野 本発明は、主に腐食性の環境からの金属保護に関し、特に銅−アルミニウム熱 交換器を空気中で利用するための保護に関する。 背景技術 電解腐食は、電解質が存在するところで2種類の異なる金属が互いに接触して 、それによってガルバーニ電池対を形成するときに発生する。より貴である金属 (電位列上で高位にある金属)は還元反応をする表面領域を提供し、より卑の金 属(電位列上で低位にある金属)は酸化のプロセスで腐食する。酸化は2つの金 属の界面で最も顕著に起こるが、実際の界面から少し離れた部分でも起こり得る 。海岸地方では、最もありふれた電解質は空気中の塩水である。細かい塩水の霧 は、内陸に海岸から50マイルの場所まで吹き込む。産業汚染からの二酸化硫黄 もまた、空気中の湿気と結合したときに電解質をつくる。 電解腐食を防止する通常の方法は、様々なタイプの塗料によって、金属の露出 した表面を被覆することであった。多数の理由から、これらの保護被覆の技術で はわずかに限られた成功し か得られていない。被覆剤においての重要な問題は、それらの腐食防止効果が紫 外線や酸性雨のような環境に露出することで低下することである。その他のよく ある問題は、被覆材料が多くの場合に金属の基材によく付着せず、結局剥がれ落 ち、または浸食されて金属基材を露出させることである。さらに、そのような保 護被覆剤は多孔性のものであるため、電解質は基材の表面に浸透して電池対と結 合できる。加えて、ある物品の表面上へ保護被覆を適用することはこれらの性能 に悪影響を及ぼす。 装置の有効寿命を延長しようと、従来の銅―アルミニウム熱交換機を様々な材 料で被覆する試みがなされ、大小いろいろの成功が収められた。これらの被覆材 料は多くの場合に装置の熱伝達能力を減少させ、また粘着性が低く、そして悪い 環境にさらされている全ての領域に浸透することができない。 発明の開示 本発明は主に、発展した電解腐食防止方法を提供する。本発明においては、一 方がもう片方よりも貴である2種類の金属から構成された物品において、より貴 である金属の外側の表面に、卑の金属とガルバーニ電位的に(galvanically)適 合性のある金属が処理されており、電池対の還元反応の発生を防止する保護層を 2つの異なる金属間に形成するようにしている。この発明は、電解質の存在下で 2種類の異なる金属が互いに接触している場合に発生する酸化還元プロセスを顕 著に減らす。 図面の簡単な説明 図1は、本発明に従って処理された熱交換チューブを備えた、熱交換器の斜視 図である。 最良な発明の実施の形態 以下に詳細に説明するように、銅―アルミニウム熱交換器の電解腐食防止とし て本発明を説明する。しかし、本発明はこの特定の例に限らず、異なる金属が電 解質の存在下で互いに接触している多数の配置に関して利用できることは当業者 にとって明らかだろう。 図1に、一般的に空気調和装置に使用されるタイプのフィン/チューブ熱交換 器10が例示されている。熱交換器には、冷媒を熱交換器を通して運ぶための1 つあるいは複数の通流回路が備えられている。説明のために、熱交換器10には 、該熱交換器10の一端において90°の曲がりチューブ5によって互いに接続 されている入り口ライン3と出口ライン4からなる1つの通流回路チューブ2が 設けられている。しかし、システムの要求によってさらに回路を加えることが可 能なことは明らかだろう。この装置は、さらに、通流回路の長さに沿って間隔を 開けて配置された部材のように、径方向に配置された板からなる一連のフィン6 を備えている。フィン6は、組立品において1対の端板7,8の間で支持されて おり、チューブ2の延長部の周囲及び間隔を開けて配置されたフィン6の間にガ スが流れるガス流通路を画定している。 上述したように、このタイプの熱交換器は、利用の際、通常は腐食性の環境に さらされている。このタイプの一般的な配置の熱交換器では、通流回路チューブ に銅管が、フィンにアルミニウムが使用される。フィンはチューブと接触してお り、熱伝導によってチューブから熱を取り去り、さらに対流によりチューブ周囲 を流れるガス(通常は空気)に熱が移送されることによってその熱は消費される 。銅は、その良い熱伝導性、腐食への一般的な耐性、修理の容易性のため、チュ ーブ構造に利用される。フィンは、良い熱伝導性、製造の容易性、低コスト性と いう理由から、アルミニウムによって製造される。銅によって全体を構成してい る熱交換器が、アルミニウムによって全体を構成しているものと同様に、電解腐 食を防止するために特定の用途で利用されているが、上述した特性が犠牲となる 。 アルミニウムは、電位列上で銅よりも低位、すなわち卑である。アルミニウム が電解質の存在下で銅と接触すると、酸化あるいは腐食するのはこのためである 。図1に示された構成で、チューブとフィンの界面部分では、ガルバーニ電池対 が形成され、そこでアルミニウムフィンの腐食が起こる。交差部分で腐食が起こ ると、もはやフィンはチューブと接触しなくなり、フィンがチューブから熱を伝 導する能力を失うため、熱交換器の効率は顕著に減少する。 以下のさらに詳細な説明では、本発明に従い、露出されたチューブ2の表面が アルミニウムまたはアルミニウムとガルバーニ電位的により適合できる金属によ って被覆または強化される。 アルミニウム被膜とアルミニウムフィン6の間に電池対は形成されないので、ア ルミニウムは最も良い候補材料である。しかし、亜鉛、スズ、マグネシウム、ガ リウム、カドミウム、鉛のような活性金属もまた電池対の範囲及びフィン材料の 酸化速度を小さくする。 アルミニウムによる銅チューブ2の被覆または表面強化は熱交換機10の組立 前に完了される。銅へのアルミニウム被覆は周知の方法であり、腐食防止目的の 一般の被覆剤で起こる上述の問題を実質上取り除くために、かなり正確に行うこ とができる。銅にアルミニウムを被せるいくつかのプロセスは産業上公知であり 、本発明でよく検討されている。被覆のプロセスには、溶融メッキ、電気メッキ や、アルミニウム入り塗料やスラリーの塗装、熱間溶射がある。表面強化のプロ セスでは、イオン蒸着法、化学蒸着法、物理蒸着法が利用される。 本発明の重要な点は、通流回路チューブ2の表面全体にアルミニウムを均一に 被覆することである。チューブ表面前処理の可変条件についてよく検討してある プロセスであっても、予熱温度やコーティング組成やコーティング厚さは、本発 明において適当な成果を得るために、慎重に制御しなければならない。露出した チューブ表面の前処理では、確実に被覆材料をチューブへ付着させるために、表 面の酸化層を銅から取り除くことが望ましい。多数の表面前処理プロセスが産業 上公知であり、還元ガスの利用、フラックス、ショットブラスティングがある。 チューブの予熱温度は、銅の溶解を防ぎ、被覆プロセス中の金 属間化合物の成長を抑制するために、24℃から600℃の間に調節しなければ ならない。 後で被覆剤に損傷を与えることなく熱交換器を組立て得るように、被覆剤は高 い延性を有するものが望ましい。被覆剤の延性は、被覆剤の組成と被覆膜厚で一 部決定される。上述したように、チューブ材料よりもガルバーニ電位的にフィン 材料と適合性がある金属の組成物はフィン6の酸化速度を小さくし、同時に理想 的な被覆材料はフィン材料と厳密に適合するものである。あるアルミニウム合金 の利用が本発明では考えられており、それらの中には、シリコンと結合したアル ミニウム及び亜鉛と結合したアルミニウムがある。被覆は電解質の浸透を防止す るのに十分なほど、厚くなければならない。しかし、被覆剤は装置の熱交換に悪 影響に与えるため、過度に厚い保護層は避けるべきである。本発明で考えられて いる最適の膜厚の範囲は0.1ミル〜2ミルである。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年11月3日(1998.11.3) 【補正内容】 明細書 発明の名称 発展した電解腐食保護 技術分野 本発明は、主に腐食性の環境からの金属保護に関し、特に銅−アルミニウム熱 交換器を空気中で利用するための保護に関する。 背景技術 電解腐食は、電解質が存在するところで2種類の異なる金属が互いに接触して 、それによってガルバーニ電池対を形成するときに発生する。より貴である金属 (電位列上で高位にある金属)は還元反応をする表面領域を提供し、より卑の金 属(電位列上で低位にある金属)は酸化のプロセスで腐食する。酸化は2つの金 属の界面で最も顕著に起こるが、実際の界面から少し離れた部分でも起こり得る 。海岸地方では、最もありふれた電解質は空気中の塩水である。細かい塩水の霧 は、内陸に海岸から50マイルの場所まで吹き込む。産業汚染からの二酸化硫黄 もまた、空気中の湿気と結合したときに電解質をつくる。 電解腐食を防止する通常の方法は、様々なタイプの塗料によって、金属の露出 した表面を被覆することであった。多数の理由から、これらの保護被覆の技術で はわずかに限られた成功し か得られていない。被覆剤においての重要な問題は、それらの腐食防止効果が紫 外線や酸性雨のような環境に露出することで低下することである。その他のよく ある問題は、被覆材料が多くの場合に金属の基材によく付着せず、結局剥がれ落 ち、または浸食されて金属基材を露出させることである。さらに、そのような保 護被覆剤は多孔性のものであるため、電解質は基材の表面に浸透して電池対と結 合できる。加えて、ある物品の表面上へ保護被覆を適用することはこれらの性能 に悪影響を及ぼす。 装置の有効寿命を延長しようと、従来の銅―アルミニウム熱交換機を様々な材 料で被覆する試みがなされ、大小いろいろの成功が収められた。これらの被覆材 料は多くの場合に装置の熱伝達能力を減少させ、また粘着性が低く、そして悪い 環境にさらされている全ての領域に浸透することができない。 日本の特開昭53−132449号公報には、アッセンブリ全体をアルミニウ ムろうのクラッド(clad)によって被覆されている鉄管とアルミニウムフィンと から形成された熱交換器が開示されている。英国特許公開公報GB228488 2Aでは、望ましくは鉄鋼からなるチューブから形成された、フィン−チューブ 形熱交換器が開示されており、このものではチューブ自体の腐食を防止する腐食 防護層を得るとともにチューブとフィン間の接合性を改善するために、チューブ が金属被覆、特に軟質の可鍛金属被覆剤によって被覆されている。仏国特許公開 公報FR2179317Aでは銅チューブとアルミニウムフィンから作られた熱 交換器が開示されており、上記チューブは溶融 メッキ工程を適用したろう付けによって20〜50マイクロメートルの厚さで被 覆されている。特開昭63−034495号公報ではアルミニウムフィンと、亜 鉛を含むアルミニウム合金ろうによって炎メッキされたアルミニウム合金のチュ ーブとを有する熱交換器が開示されている。 発明の開示 本発明は主に、発展した電解腐食防止方法を提供する。本発明においては、一 方がもう片方よりも貴である2種類の金属から構成された物品において、より貴 である金属の外側表面に、より貴である金属の卑の金属に対するガルバーニ電位 的(galvanically)な適合性よりも、さらに良いガルバーニ電位的な適合性を卑 の金属に対して有する金属が、組立前に処理されており、かつ卑の金属の電解腐 食を減少させる保護層を、より貴である金属表面上に、かつ卑の金属とより貴で ある金属の間に、形成するようにしている。より貴である金属に最適の金属処理 を適用することで、この発明は、例えば電解質の存在下で熱交換器の銅チューブ に取り付けられたアルミニウムフィンのような、卑の金属の腐食を発生させる酸 化還元プロセスを顕著に減らす。 図面の簡単な説明 図1は、本発明に従って処理された熱交換チューブを備えた、熱交換器の斜視 図である。 最良な発明の実施の形態 以下に詳細に説明するように、銅―アルミニウム熱交換器の電解腐食防止とし て本発明を説明する。しかし、本発明はこの特定の例に限らず、異なる金属が電 解質の存在下で互いに接触している多数の配置に関して利用できることは当業者 にとって明らかだろう。 図1に、一般的に空気調和装置に使用されるタイプのフィン/チューブ熱交換 器10が例示されている。熱交換器には、冷媒を熱交換器を通して運ぶための1 つあるいは複数の通流回路が備えられている。説明のために、熱交換器10には 、該熱交換器10の一端において90°の曲がりチューブ5によって互いに接続 されている入り口ライン3と出口ライン4からなる1つの通流回路チューブ2が 設けられている。しかし、システムの要求によってさらに回路を加えることが可 能なことは明らかだろう。この装置は、さらに、通流回路の長さに沿って間隔を 開けて配置された部材のように、径方向に配置された板からなる一連のフィン6 を備えている。フィン6は、組立品において1対の端板7,8の間で支持されて おり、チューブ2の延長部の周囲及び間隔を開けて配置されたフィン6の間にガ スが流れるガス流通路を画定している。 上述したように、このタイプの熱交換器は、利用の際、通常は腐食性の環境に さらされている。このタイプの一般的な配置の熱交換器では、通流回路チューブ に銅管が、フィンにアルミ ニウムが使用される。フィンはチューブと接触しており、熱伝導によってチュー ブから熱を取り去り、さらに対流によりチューブ周囲を流れるガス(通常は空気 )に熱が移送されることによってその熱は消費される。銅は、その良い熱伝導性 、腐食への一般的な耐性、修理の容易性のため、チューブ構造に利用される。フ ィンは、良い熱伝導性、製造の容易性、低コスト性という理由から、アルミニウ ムによって製造される。銅によって全体を構成している熱交換器が、アルミニウ ムによって全体を構成しているものと同様に、電解腐食を防止するために特定の 用途で利用されているが、上述した特性が犠牲となる。 アルミニウムは、電位列上で銅よりも低位、すなわち卑である。アルミニウム が電解質の存在下で銅と接触すると、酸化あるいは腐食するのはこのためである 。図1に示された構成で、チューブとフィンの界面部分では、ガルバーニ電池対 が形成され、そこでアルミニウムフィンの腐食が起こる。交差部分で腐食が起こ ると、もはやフィンはチューブと接触しなくなり、フィンがチューブから熱を伝 導する能力を失うため、熱交換器の効率は顕著に減少する。 以下のさらに詳細な説明では、本発明に従い、露出されたチューブ2の表面が アルミニウムまたはアルミニウムとガルバーニ電位的により適合できる金属によ って被覆または強化される。アルミニウム被膜とアルミニウムフィン6の間に電 池対は形成されないので、アルミニウムは最も良い候補材料である。しかし、亜 鉛、スズ、マグネシウム、ガリウム、カドミウム、鉛の ような活性金属もまた電池対の範囲及びフィン材料の酸化速度を小さくする。 アルミニウムによる銅チューブ2の被覆または表面強化は熱交換機10の組立 前に完了される。銅へのアルミニウム被覆は周知の方法であり、腐食防止目的の 一般の被覆剤で起こる上述の問題を実質上取り除くために、かなり正確に行うこ とができる。銅にアルミニウムを被せるいくつかのプロセスは産業上公知であり 、本発明でよく検討されている。被覆のプロセスには、溶融メッキ、電気メッキ や、アルミニウム入り塗料やスラリーの塗装、熱間溶射がある。表面強化のプロ セスでは、イオン蒸着法、化学蒸着法、物理蒸着法が利用される。 本発明の重要な点は、通流回路チューブ2の表面全体にアルミニウムを均一に 被覆することである。チューブ表面前処理の可変条件についてよく検討してある プロセスであっても、予熱温度やコーティング組成やコーティング厚さは、本発 明において適当な成果を得るために、慎重に制御しなければならない。露出した チューブ表面の前処理では、確実に被覆材料をチューブへ付着させるために、表 面の酸化層を銅から取り除くことが望ましい。多数の表面前処理プロセスが産業 上公知であり、還元ガスの利用、フラックス、ショットブラスティングがある。 チューブの予熱温度は、銅の溶解を防ぎ、被覆プロセス中の金属間化合物の成長 を抑制するために、24℃から600℃の間に調節しなければならない。 後で被覆剤に損傷を与えることなく熱交換器を組立て得るよ うに、被覆剤は高い延性を有するものが望ましい。被覆剤の延性は、被覆剤の組 成と被覆膜厚で一部決定される。上述したように、チューブ材料よりもガルバー ニ電位的にフィン材料と適合性がある金属の組成物はフィン6の酸化速度を小さ くし、同時に理想的な被覆材料はフィン材料と厳密に適合するものである。ある アルミニウム合金の利用が本発明では考えられており、それらの中には、シリコ ンと結合したアルミニウム及び亜鉛と結合したアルミニウムがある。被覆は電解 質の浸透を防止するのに十分なほど、効果的に厚くなければならない。しかし、 被覆剤は装置の熱交換に悪影響に与えるため、過度に厚い保護層は避けるべきで ある。本発明で考えられている最適の膜厚の範囲は0.1〜2ミル(2.5〜5 1マイクロメートル)である。 請求の範囲 1. 組立品が電解質に露出されているときに、前記組立品において第2のより 貴である金属の構成材料と組み立てられている第1のより卑である金属の構成材 料の電解腐食を減少させる方法であって、組み立てられた前記第1のより卑であ る金属の構成材料が前記第2のより貴である金属の表面と接触する表面を有して いるものにおいて、前記第2のより貴である金属の構成材料の露出した表面に、 前記第2の貴である金属の構成材料の前記第1の卑である金属の構成材料とのガ ルバーニ電位的な適合性よりも、より良いガルバーニ電位的適合性を前記第1の 卑である金属に対してもつ金属を、前記第1の構成材料を前記第2の構成材料に 組み込む前に処理するステップを含み、これによって前記第2のより貴である金 属の構成材料の前記露出した表面上に、かつ前記第1の卑である金属の構成材料 と前記第2のより貴である金属の構成材料との間に保護層を形成することを特徴 とする電解腐食を減少させる方法。 2. 前記第2のより貴である金属の構成材料は主に銅からなり、前記第1の卑 である金属の構成材料は主にアルミニウムからなり、前記処理金属は、アルミニ ウム、シリコンを含むアルミニウム合金、亜鉛を含むアルミニウム合金、亜鉛、 スズ、マグネシウム、ガリウム、カドミウム、鉛、そ してそれらの組み合わせからなる群から選択した金属を含むことを特徴とする請 求項1記載の方法。 3. 前記処理ステップは、前記第2の構成材料の前記露出した表面に前記処理 金属層を形成するように、前記第2のより貴である構成材料の前記露出した表面 に前記処理金属を被覆する請求項2記載の方法。 4. 前記被覆処理は、溶融メッキ工程、電気メッキ工程、塗装工程または拡散 被覆処理であることを特徴とする請求項3記載の方法。 5. 外側表面のある少なくとも1つの金属製熱交換チューブと、前記熱交換チ ューブの外側表面に取り付けられた少なくとも1つの金属製フィンとを備えて、 前記少なくとも1つのフィンが前記熱交換チューブの金属よりも卑である金属か ら形成されているとともに、電解質に露出した状態で利用される熱交換器中の前 記フィンの電解腐食を減少させる方法であって、前記のより貴であるチューブの 金属の前記卑のフィンの金属に対するガルバーニ電位的適合性よりも、より良い ガルバーニ電位的適合性を前記卑のフィンの金属に対してもつ金属を、前記少な くとも1つのフィンを前記熱交換チューブの前記外側表面に組み込む前に、前記 熱交換チューブの前記外側表面に処理するステップを含 む電解腐食を減少させる方法。 6. 前記熱交換チューブの金属は主に銅からなり、前記フィンの金属は主にア ルミニウムからなり、前記処理金属は、アルミニウム、シリコンを含むアルミニ ウム合金、亜鉛を含むアルミニウム合金、亜鉛、スズ、マグネシウム、ガリウム 、カドミウム、鉛、そしてそれらの組み合わせからなる群から選択した金属を含 むことを特徴とする請求項5記載の方法 7. 前記処理ステップは、前記熱交換チューブの前記外側表面に前記処理金属 の層を形成するように、前記熱交換チューブの前記外側表面に前記処理金属を被 覆する請求項6記載の方法。 8. 前記被覆処理は、溶融メッキ工程、電気メッキ工程、塗装工程または拡散 被覆処理であることを特徴とする請求項7記載の方法。 9. 前記処理金属の層は厚さが約0.0001インチ〜0.002インチ(2 .5マイクロメートル〜51マイクロメートル)の間であることを特徴とする請 求項3,4,7,8のいずれかに記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),BR,CN,JP,K R,MX

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 第1の構成材料が、第2の構成材料よりも卑の金属で構成され、かつ前記 第1の構成材料が前記第2の金属の表面と接触する表面を有し、前記第2の構成 材料と接触している前記第1の構成材料表面の電解腐食を防止する方法であって 、前記第2の構成材料の露出した表面に卑の金属を処理するステップを含む電解 腐食を防止する方法。 2. 前記処理ステップは、前記第2の構成材料の露出した表面に卑金属層を形 成するように、前記第2の構成材料の露出した表面に卑金属を被覆する請求項1 記載の方法。 3. 前記卑金属層は厚さが約0.0001インチから0.002インチの間で あることを特徴とする請求項2記載の方法。 4. 前記被覆処理は、溶融メッキ工程、電気メッキ工程、塗装工程または拡散 被覆処理であることを特徴とする請求項3記載の方法。 5. 前記処理ステップは表面強化工程であることを特徴とする請求項1記載の 方法。 6. 前記処理ステップは、イオン蒸着、化学蒸着、または物理蒸着であること を特徴とする請求項5記載の方法。 7. 前記第2の構成材料は主に銅からなり、前記第1の構成材料は主にアルミ ニウムからなり、前記卑金属は主にアルミニウムあるいはシリコンか亜鉛を含む アルミニウム合金からなる請求項1記載の方法。 8. 前記第2の構成材料は主に銅からなり、前記第1の構成材料は主にアルミ ニウムからなり、前記卑金属は、亜鉛、スズ、マグネシウム、ガリウム、カドミ ウム、鉛、そしてそれらの組み合わせからなる群から選択したアルミニウムより 卑である成分を含むことを特徴とする請求項1記載の方法。 9. 請求項1記載の方法に従って製造した熱交換器。 10. 前記第1の構成材料はアルミニウムからなるフィンであり、前記第2の 構成材料は銅からなるチューブであり、前記卑金属は、アルミニウム、シリコン とアルミニウムの合金、亜鉛とアルミニウムの合金、亜鉛、スズ、マグネシウム 、ガリウム、カドミウム、鉛、それらの組み合わせからなる群から選択した卑金 属であることを特徴とする請求項9記載の熱交換器。
JP10519413A 1996-10-21 1997-09-30 発展した電解腐食保護 Pending JP2001502757A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US73414596A 1996-10-21 1996-10-21
US08/734,146 1996-10-21
US08/734,145 1996-10-21
US08/734,146 US6578628B1 (en) 1996-10-21 1996-10-21 Article exhibiting increased resistance to galvanic corrosion
PCT/US1997/018122 WO1998017841A1 (en) 1996-10-21 1997-09-30 Advanced galvanic corrosion protection

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001502757A true JP2001502757A (ja) 2001-02-27

Family

ID=27112678

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10519413A Pending JP2001502757A (ja) 1996-10-21 1997-09-30 発展した電解腐食保護

Country Status (12)

Country Link
EP (1) EP0950127B1 (ja)
JP (1) JP2001502757A (ja)
KR (1) KR100334213B1 (ja)
CN (2) CN101063206A (ja)
BR (1) BR9712540A (ja)
DE (1) DE69733317T2 (ja)
EG (1) EG22317A (ja)
ES (1) ES2238731T3 (ja)
ID (1) ID18594A (ja)
SA (1) SA97180556B1 (ja)
WO (1) WO1998017841A1 (ja)
ZA (1) ZA978931B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101400170B1 (ko) * 2013-09-03 2014-05-28 주식회사 안성에이치이산업 격판을 이용한 열교환기용 파손방지 및 보호장치
JP6923099B1 (ja) * 2021-03-23 2021-08-18 秋田県 異種金属接合体およびその製造方法

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6325138B1 (en) * 1996-10-21 2001-12-04 Carrier Corporation Article exhibiting improved resistance to galvanic corrosion
SE524615C2 (sv) 1999-06-30 2004-09-07 Volvo Personvagnar Ab Arrangemang för minskning av galvanisk korrosion mellan metallkomponenter
KR100567801B1 (ko) * 2004-11-01 2006-04-05 엘지전자 주식회사 냉장고용 열 교환기 및 이의 냉매관 제조방법
DK2836783T3 (da) 2012-04-12 2019-09-02 Carrier Corp Ikke-genanvendeligt aluminiumsfinner til fejltilstandsbeskyttelse af en aluminiumsvarmeveksler.
KR101462150B1 (ko) * 2013-09-03 2014-11-14 주식회사 안성에이치이산업 이중격판을 이용한 열교환기용 파손방지 및 보호장치
US10473411B2 (en) 2014-12-17 2019-11-12 Carrier Corporation Aluminum alloy finned heat exchanger
US20210348859A1 (en) * 2018-12-19 2021-11-11 Carrier Corporation Heat exchanger with aluminum alloy clad tube and method of manufacture
WO2020132237A1 (en) * 2018-12-19 2020-06-25 Carrier Corporation Heat exchanger with sacrificial turbulator

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2179317A5 (ja) * 1972-04-06 1973-11-16 Chausson Usines Sa
JPS53132449A (en) * 1977-04-25 1978-11-18 Showa Aluminium Co Ltd Preparation of aluminium finnloaded iron pipe
JPS5777894A (en) * 1980-10-31 1982-05-15 Tsuchiya Mfg Co Ltd Manufacturing of heat exchanger
JPS5849898A (ja) * 1981-09-18 1983-03-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 熱交換器の製造方法
JPS5995397A (ja) * 1982-11-20 1984-06-01 Nippon Radiator Co Ltd アルミニウム製熱交換器コア
JPS59100399A (ja) * 1982-12-01 1984-06-09 Nippon Radiator Co Ltd アルミニウム製熱交換器
JPS60121264A (ja) * 1983-12-06 1985-06-28 Nippon Mining Co Ltd 耐食性に優れたフインを有するラジエ−タ−の製造方法
JPS60194291A (ja) * 1984-03-16 1985-10-02 Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd 熱交換器
JPS60245787A (ja) * 1984-05-18 1985-12-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 熱交換器
JPS6334495A (ja) * 1986-07-29 1988-02-15 Nippon Denso Co Ltd アルミニウム熱交換器
JPS6363567A (ja) * 1986-09-04 1988-03-19 Showa Alum Corp 耐食性の優れた熱交換器の製造方法
JPH03255895A (ja) * 1990-03-02 1991-11-14 Hitachi Cable Ltd 車両用熱交換器の製造方法
JPH04190096A (ja) * 1990-11-24 1992-07-08 Sky Alum Co Ltd 熱交換器
GB2284882A (en) * 1993-11-24 1995-06-21 John Taylor Engineering Limite Coated finned tube heat exchanger

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101400170B1 (ko) * 2013-09-03 2014-05-28 주식회사 안성에이치이산업 격판을 이용한 열교환기용 파손방지 및 보호장치
JP6923099B1 (ja) * 2021-03-23 2021-08-18 秋田県 異種金属接合体およびその製造方法
WO2022202221A1 (ja) * 2021-03-23 2022-09-29 秋田県 異種金属接合体およびその製造方法
JP2022147724A (ja) * 2021-03-23 2022-10-06 秋田県 異種金属接合体およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
SA97180556B1 (ar) 2006-08-06
EG22317A (en) 2002-12-31
BR9712540A (pt) 1999-10-19
DE69733317D1 (de) 2005-06-23
KR100334213B1 (ko) 2002-05-02
ZA978931B (en) 1998-04-17
DE69733317T2 (de) 2006-01-19
KR20000052682A (ko) 2000-08-25
CN101063206A (zh) 2007-10-31
ID18594A (id) 1998-04-23
EP0950127A1 (en) 1999-10-20
EP0950127B1 (en) 2005-05-18
ES2238731T3 (es) 2005-09-01
WO1998017841A1 (en) 1998-04-30
CN1234079A (zh) 1999-11-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4831701A (en) Method of making a corrosion resistant aluminum heat exchanger using a particulate flux
AU757702B2 (en) Brazing sheet product and method of its manufacture
JP4339690B2 (ja) 低温フラックスレスろう付けのための合金組成物および方法
WO2010150727A1 (ja) アルミニウム合金製熱交換器および該熱交換器に使用する冷媒通路管の製造方法
JPS61186164A (ja) アルミニウム製熱交換器の製造方法
JP2001502757A (ja) 発展した電解腐食保護
US6325138B1 (en) Article exhibiting improved resistance to galvanic corrosion
JP3762146B2 (ja) 金属部材の接合構造および接合方法
US6578628B1 (en) Article exhibiting increased resistance to galvanic corrosion
JP5068981B2 (ja) アルミニウム合金クラッド材
CA2493038A1 (en) Brazing product and method of its manufacture
JP6738667B2 (ja) 大気環境における耐食性に優れるアルミニウム合金製熱交換器及びアルミニウム合金製熱交換器の製造方法
KR20050025992A (ko) 브레이징 제품 및 브레이징 제품의 제조 방법
JP3759441B2 (ja) 熱交換器用高強度高耐食性アルミニウム合金押出チューブ及びその製造方法並びに熱交換器
JP3176404B2 (ja) 内面の耐食性に優れた溶接管の製造方法
JPH07164181A (ja) アルミニウム合金製熱交換器およびその製造方法
JP3151152B2 (ja) 耐食性に優れたエバボレータ
JP3819080B2 (ja) 耐食性に優れた熱交換器
MXPA99003645A (en) Advanced galvanic corrosion protection
JPH1081931A (ja) 耐食性に優れた熱交換器
EP0771888A1 (en) Process for the protection against external corrosion in copper-based heat exchangers
JP3538507B2 (ja) 耐アルカリ腐食性に優れた熱交換器用アルミニウム合金クラッド材
JPS60194062A (ja) 銅及び銅合金の表面処理方法
JPH03255895A (ja) 車両用熱交換器の製造方法
KR910006779B1 (ko) 열교환기 핀 및 그 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040730

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070904

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080513

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080812

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080929

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080912

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20081027

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081009

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091201