JPH03255895A - 車両用熱交換器の製造方法 - Google Patents
車両用熱交換器の製造方法Info
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- JPH03255895A JPH03255895A JP5253390A JP5253390A JPH03255895A JP H03255895 A JPH03255895 A JP H03255895A JP 5253390 A JP5253390 A JP 5253390A JP 5253390 A JP5253390 A JP 5253390A JP H03255895 A JPH03255895 A JP H03255895A
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Landscapes
- Coating With Molten Metal (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本発明は、車両用熱交換器すなわちラジェータの製造方
法に関し、とくにフィンの腐食寿命を向上させることか
でき、しかも十分な強度を保持し得るラジェータの製造
方法に関するものである。
法に関し、とくにフィンの腐食寿命を向上させることか
でき、しかも十分な強度を保持し得るラジェータの製造
方法に関するものである。
[従来の技術]
車両用のエンジン部を冷却する熱交換器、すなわち、ラ
ジェータは、一般には冷却水を流す黄銅製のチューブ、
放熱用の調合金製のフィン、チューブ両端のプレート、
タンク等から構成され、Pb−8nはんだメツキを施し
たチューブとフィンを交互に配列し、さらにプレートを
装着してコアを形成し、この状態でコア類と称する半田
接合のための加熱処理を炉中で施し、さらにタンク等の
必要部材を取付けて製造される。フィンの材質は放熱性
を良くするため、高導電性の銅合金が使用されている。
ジェータは、一般には冷却水を流す黄銅製のチューブ、
放熱用の調合金製のフィン、チューブ両端のプレート、
タンク等から構成され、Pb−8nはんだメツキを施し
たチューブとフィンを交互に配列し、さらにプレートを
装着してコアを形成し、この状態でコア類と称する半田
接合のための加熱処理を炉中で施し、さらにタンク等の
必要部材を取付けて製造される。フィンの材質は放熱性
を良くするため、高導電性の銅合金が使用されている。
しかし、ラジェータは、外気に直接曝されているばかり
でなく、雨水や結露による濡れ、走行中の最高80℃に
達する温度上昇と停車時の冷却といったし一1〜サイク
ル、振動や風圧などそれ自体が腐食を受は易い状態にあ
る。
でなく、雨水や結露による濡れ、走行中の最高80℃に
達する温度上昇と停車時の冷却といったし一1〜サイク
ル、振動や風圧などそれ自体が腐食を受は易い状態にあ
る。
このような状況下において、高温・多湿の海岸地帯の走
行か続いたり、あるいは寒冷地において冬期に道路の凍
結防止剤として塩の散布されている道路を走行したりす
ると、フィン材の表面が走行後2〜3年程度でボロボロ
に腐食し極端な放熱性の低下を招く現象が見られ、大き
な問題となっている。
行か続いたり、あるいは寒冷地において冬期に道路の凍
結防止剤として塩の散布されている道路を走行したりす
ると、フィン材の表面が走行後2〜3年程度でボロボロ
に腐食し極端な放熱性の低下を招く現象が見られ、大き
な問題となっている。
従来、これを解決する方法として、
■ 耐食性銅合金をフィン材に使用する方法■ ラジェ
ータ全面に防錆塗装を施してフィンおよび半田等を防食
する方法 等が取られてきた。
ータ全面に防錆塗装を施してフィンおよび半田等を防食
する方法 等が取られてきた。
[発明が解決しようとする課題]
上記したような従来のフィン腐食による放熱性の低下等
を防ぐ方法によれば、上記■の耐食性銅合金をフィン材
に使用する方法では、銅合金の耐食性を上げるために合
金元素濃度を増加させる必要かあり、これにより熱伝導
性が低下するという問題があった。
を防ぐ方法によれば、上記■の耐食性銅合金をフィン材
に使用する方法では、銅合金の耐食性を上げるために合
金元素濃度を増加させる必要かあり、これにより熱伝導
性が低下するという問題があった。
また、■のラジェータ全面に防錆塗装を施して、フィン
および半田等を防食する方法の場合、効果的な防食を行
なうためには塗装を厚く施す必要があり、放熱性を低下
させると共に、コスト高になる等の不都合かある。
および半田等を防食する方法の場合、効果的な防食を行
なうためには塗装を厚く施す必要があり、放熱性を低下
させると共に、コスト高になる等の不都合かある。
さらに、最近あらかじめフィン表面にZn又はZn合金
の被覆あるいは拡散層を形成させておき、チューブと接
合し熱交換器とする方法が提案され実施されているが、
この場合フィンの耐食性は向上するものの、フィン製造
コストが高くなるという問題かある。
の被覆あるいは拡散層を形成させておき、チューブと接
合し熱交換器とする方法が提案され実施されているが、
この場合フィンの耐食性は向上するものの、フィン製造
コストが高くなるという問題かある。
本発明の目的は、上記したような従来技術の問題点を解
消し、ラジェータの腐食寿命を向上させしかも製造コス
トに余り影響を及ぼずおそれのない新規な車両用熱交換
器の製造方法を提供しようとするものである。
消し、ラジェータの腐食寿命を向上させしかも製造コス
トに余り影響を及ぼずおそれのない新規な車両用熱交換
器の製造方法を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段]
本発明は、フィン材として銅合金条を用い、少くともチ
ューブにはZn基はんだをメツキしておいて、前記フィ
ン、チューブさらには必要なプレートをもって所要パタ
ーンのコアを形成し、当該コアを前記Zn基はんだの融
点以上に加熱することにより、前記フィンとチューブを
接合させる一方、フィンの表面にははんだ溶融時の蒸発
によりZnを付着させ、当該付着したZnをフィン表面
に拡散させるものである。
ューブにはZn基はんだをメツキしておいて、前記フィ
ン、チューブさらには必要なプレートをもって所要パタ
ーンのコアを形成し、当該コアを前記Zn基はんだの融
点以上に加熱することにより、前記フィンとチューブを
接合させる一方、フィンの表面にははんだ溶融時の蒸発
によりZnを付着させ、当該付着したZnをフィン表面
に拡散させるものである。
ここにいうZn基はんだとしては、Znをベースとして
、これにAj、Sn、Ag、Mn、Ni、Pb、Ti、
Cu、Sb、Cr、Mgのなかから一種又は二種以上を
総量で10%程度以下添加した合金が用いられる。はん
だを溶融させる際の加熱雰囲気は非酸化雰囲気とするか
、Znの蒸発を促進させるため真空雰囲気とするのか好
都合である。真空度は0.1から2〜3Torrで十分
である。
、これにAj、Sn、Ag、Mn、Ni、Pb、Ti、
Cu、Sb、Cr、Mgのなかから一種又は二種以上を
総量で10%程度以下添加した合金が用いられる。はん
だを溶融させる際の加熱雰囲気は非酸化雰囲気とするか
、Znの蒸発を促進させるため真空雰囲気とするのか好
都合である。真空度は0.1から2〜3Torrで十分
である。
また、コアを成形する前のチューブには前記Zn基はん
だをメツキしておく必要かあるか、これは溶融メツキ又
は電気メツキ等により行なうことができる。
だをメツキしておく必要かあるか、これは溶融メツキ又
は電気メツキ等により行なうことができる。
1作用]
コア焼はラジェータ製造において不可欠の工程であるが
、このコア焼工稈を利用し、はんだとしてZn基はんだ
を使用してZnを蒸発させ、このZnをフィンに付着さ
せると同時にコア焼の加熱条件下で表面拡散をも行なわ
せれば、予めフィン表面にZnメツキを施して拡散加熱
するという特別工程を用いる既提案方法によることなく
、フィンの表面にZnの拡散層すなわちCu−Zn合金
層を形成することができ、フィンの耐食性をそれによっ
て向上させることかできる。従って、既提案にみられた
ようなコストアップを最小限に止めつつ、同等の耐食性
を発揮させることができる。
、このコア焼工稈を利用し、はんだとしてZn基はんだ
を使用してZnを蒸発させ、このZnをフィンに付着さ
せると同時にコア焼の加熱条件下で表面拡散をも行なわ
せれば、予めフィン表面にZnメツキを施して拡散加熱
するという特別工程を用いる既提案方法によることなく
、フィンの表面にZnの拡散層すなわちCu−Zn合金
層を形成することができ、フィンの耐食性をそれによっ
て向上させることかできる。従って、既提案にみられた
ようなコストアップを最小限に止めつつ、同等の耐食性
を発揮させることができる。
[実施例]
以下に、本発明について実施例及び比較例としての従来
例を参照し、具体的に説明する。
例を参照し、具体的に説明する。
Cu−0,1%S n合金製のコルゲートフィンと、Z
n−3%AJ合金を溶融メツキした黄銅製のチューブを
交互に配列し、コアを紹立てた。このコアを0.5To
rrに減圧した雰囲気にて450°Cで5分間の加熱処
理を行ない、フィンとチューブを接合させると共にZn
基はんだから朶発したZnをフィン表面に付着させた。
n−3%AJ合金を溶融メツキした黄銅製のチューブを
交互に配列し、コアを紹立てた。このコアを0.5To
rrに減圧した雰囲気にて450°Cで5分間の加熱処
理を行ない、フィンとチューブを接合させると共にZn
基はんだから朶発したZnをフィン表面に付着させた。
該コアを冷却後取出し、調査したところ、フィンとチュ
ーブの接合状態は実用上十分に耐え得る程強因であり、
かつフィンには場所により異なるが約3μ以下のZnの
付着及び拡散層の形成か両面に認められた。
ーブの接合状態は実用上十分に耐え得る程強因であり、
かつフィンには場所により異なるが約3μ以下のZnの
付着及び拡散層の形成か両面に認められた。
次に作製したコアからサンプルを切り出し、塩水墳霧を
30分、80℃水蒸気雰囲気7.5時間、大気乾燥16
時間を1サイクルとするフィンの腐食試験を行ない、第
1図に矢印をもって示すように腐食供試品のフィン1を
両側のチューブ2.2間で圧縮し、その時の最大荷重を
測定し、初期値からの残存率を求めることにより耐食性
の評価を行なった。比較のため実施例と同じ板厚のCu
−0,1%Sn合金製のフィンをPb−3nはんだでチ
ューブと接合した従来品を比較例とし、上記同様の方法
により耐食性を評価した。
30分、80℃水蒸気雰囲気7.5時間、大気乾燥16
時間を1サイクルとするフィンの腐食試験を行ない、第
1図に矢印をもって示すように腐食供試品のフィン1を
両側のチューブ2.2間で圧縮し、その時の最大荷重を
測定し、初期値からの残存率を求めることにより耐食性
の評価を行なった。比較のため実施例と同じ板厚のCu
−0,1%Sn合金製のフィンをPb−3nはんだでチ
ューブと接合した従来品を比較例とし、上記同様の方法
により耐食性を評価した。
腐食試験の結果を第2図のグラフに示した。
本発明に係る試供品は、フィン1の表面にZnの被膜が
形成されており防食効果を発揮すると共に、チューブ上
のZn基はんだメツキか犠牲陽極として作用し、フィン
を防食するため、従来品に比較して著しく耐食性が向上
していることを、この第2図によって知ることができる
。
形成されており防食効果を発揮すると共に、チューブ上
のZn基はんだメツキか犠牲陽極として作用し、フィン
を防食するため、従来品に比較して著しく耐食性が向上
していることを、この第2図によって知ることができる
。
上記実施例は、チューブにだけZn基はんだをメツキす
る場合を示したが、事前にフィンへもZn等防食上効果
のある金属を被膜しておいてもよいことはいうまでもな
い。これにより、コアの加熱処理の際に確実にフィンへ
の防食被覆が形成されることになる。
る場合を示したが、事前にフィンへもZn等防食上効果
のある金属を被膜しておいてもよいことはいうまでもな
い。これにより、コアの加熱処理の際に確実にフィンへ
の防食被覆が形成されることになる。
[発明の効果]
以上説明した通り、本発明に係る熱交換器の製造方法に
よれば、Zn基はんだメツキを施したチューブと従来の
フィンを成形し加熱処理することにより、フィンとチュ
ーブの接合およびフィン表面へのZnの被覆および拡散
層の形成が同時に行なわれるため、既提案のように予め
フィンの耐食性を向上させるためのフィンの高耐食合金
化、又はフィンへのZn合金等の被覆処理が不要となり
、製造工程を簡素化できかつコストを低減できる上、熱
伝導性および放熱性を低下させずに腐食寿命を大巾に向
上させることができる。
よれば、Zn基はんだメツキを施したチューブと従来の
フィンを成形し加熱処理することにより、フィンとチュ
ーブの接合およびフィン表面へのZnの被覆および拡散
層の形成が同時に行なわれるため、既提案のように予め
フィンの耐食性を向上させるためのフィンの高耐食合金
化、又はフィンへのZn合金等の被覆処理が不要となり
、製造工程を簡素化できかつコストを低減できる上、熱
伝導性および放熱性を低下させずに腐食寿命を大巾に向
上させることができる。
第1図は腐食試験における強度測定法を示す説明図、第
2図は腐食試験結果を示す線図である。 1:フィン、 2:チューブ。 第1図
2図は腐食試験結果を示す線図である。 1:フィン、 2:チューブ。 第1図
Claims (1)
- (1)フィン材として銅合金条を用い、少くともチュー
ブにはZn基はんだをめっきしておいて、前記フィン、
チューブさらには必要なプレートをもって所要パターン
のコアを形成し、当該コアを前記Zn基はんだの融点以
上に加熱することにより、前記フィンとチューブを接合
させる一方、フィンの表面にははんだ溶融時の蒸発によ
りZnを付着させ、当該付着したZnをフィン表面に拡
散させる車両用熱交換器の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5253390A JPH03255895A (ja) | 1990-03-02 | 1990-03-02 | 車両用熱交換器の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5253390A JPH03255895A (ja) | 1990-03-02 | 1990-03-02 | 車両用熱交換器の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03255895A true JPH03255895A (ja) | 1991-11-14 |
Family
ID=12917405
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5253390A Pending JPH03255895A (ja) | 1990-03-02 | 1990-03-02 | 車両用熱交換器の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03255895A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998017841A1 (en) * | 1996-10-21 | 1998-04-30 | Carrier Corporation | Advanced galvanic corrosion protection |
CN102554491A (zh) * | 2011-12-14 | 2012-07-11 | 河南科技大学 | 一种Zn基高温无铅软钎料及其制备方法 |
-
1990
- 1990-03-02 JP JP5253390A patent/JPH03255895A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998017841A1 (en) * | 1996-10-21 | 1998-04-30 | Carrier Corporation | Advanced galvanic corrosion protection |
CN102554491A (zh) * | 2011-12-14 | 2012-07-11 | 河南科技大学 | 一种Zn基高温无铅软钎料及其制备方法 |
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