JPH03254360A - 熱交換器の製造方法 - Google Patents
熱交換器の製造方法Info
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- JPH03254360A JPH03254360A JP5253490A JP5253490A JPH03254360A JP H03254360 A JPH03254360 A JP H03254360A JP 5253490 A JP5253490 A JP 5253490A JP 5253490 A JP5253490 A JP 5253490A JP H03254360 A JPH03254360 A JP H03254360A
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野1
本発明は、熱交換器すなわちラジェータの製造方法に関
し、とくにフィンの腐食寿命を向上させることかでき、
しかも十分な強度を保持し得るラジェータの製造方法に
関するものである。
し、とくにフィンの腐食寿命を向上させることかでき、
しかも十分な強度を保持し得るラジェータの製造方法に
関するものである。
[従来の技術]
車両用のエンジン部を冷却する熱交換器、すなわち、ラ
ジェータは、一般には冷却水を流す黄銅製のチューブ、
放熱用の調合金製のフィン、チューブ両端のプレート、
タンク等から構成され、Pb−3nはんだメツキを施し
たチューブとフィンを交互に配列し、さらにプレートを
装着してコアを形成し、この状態でコア焼と称する半田
接合のための加熱処理を炉中で施し、さらにタンク等の
必要部材を取付けて製造される。フィンの材質は敢然性
を良くするため、高専電性を有しかつコア焼の加熱の際
に軟化しないようにCuに微IのSn又はCdを添加し
た銅合金が使用されている。
ジェータは、一般には冷却水を流す黄銅製のチューブ、
放熱用の調合金製のフィン、チューブ両端のプレート、
タンク等から構成され、Pb−3nはんだメツキを施し
たチューブとフィンを交互に配列し、さらにプレートを
装着してコアを形成し、この状態でコア焼と称する半田
接合のための加熱処理を炉中で施し、さらにタンク等の
必要部材を取付けて製造される。フィンの材質は敢然性
を良くするため、高専電性を有しかつコア焼の加熱の際
に軟化しないようにCuに微IのSn又はCdを添加し
た銅合金が使用されている。
しかし、ラジェータは、外気に直接曝されているばかり
でなく、雨水や結露による濡れ、走行中の最高80℃に
達する温度上昇と停車時の冷却といったビートサイクル
、振動や風圧などそれ自体が腐食を受は易い状態にある
。
でなく、雨水や結露による濡れ、走行中の最高80℃に
達する温度上昇と停車時の冷却といったビートサイクル
、振動や風圧などそれ自体が腐食を受は易い状態にある
。
このような状況下において、高温・多湿の海岸地帯の走
行が続いたり、あるいは寒冷地において冬期に道路の凍
結防止剤として塩の散布されている道路を走行したりす
ると、フィン材の表面が走行後2〜3年程度でボロボロ
に腐食しあるいはフィンとチューブの接合部の腐食によ
る離脱が生じ、極端な放熱性の低下を招く現象が見られ
、大きな問題となっている。
行が続いたり、あるいは寒冷地において冬期に道路の凍
結防止剤として塩の散布されている道路を走行したりす
ると、フィン材の表面が走行後2〜3年程度でボロボロ
に腐食しあるいはフィンとチューブの接合部の腐食によ
る離脱が生じ、極端な放熱性の低下を招く現象が見られ
、大きな問題となっている。
従来、これを解決する方法として、
■ 耐食性銅合金をフィン材に使用する方法■ ラジェ
ータ全面に防錆塗装を施してフィンおよび半田等を防食
する方法 等が取られてきた。
ータ全面に防錆塗装を施してフィンおよび半田等を防食
する方法 等が取られてきた。
[発明が解決しようとする課題]
上記したような従来のフィン腐食による放熱性の低下等
を防ぐ方法によれば、上記■の耐食性銅合金をフィン材
に使用する方法では、銅合金の耐食性を上げるために合
金元素濃度を増加させる必要があり、これにより熱伝導
性が低下するという問題があった。
を防ぐ方法によれば、上記■の耐食性銅合金をフィン材
に使用する方法では、銅合金の耐食性を上げるために合
金元素濃度を増加させる必要があり、これにより熱伝導
性が低下するという問題があった。
また、■のラジェータ全面に防錆塗装を施して、フィン
および半田等を防食する方法の場合、効果的な防食を行
なうためには塗装を厚く總す必要があり、放熱性を低下
させると共に、コスト高になる等の不都合がある。
および半田等を防食する方法の場合、効果的な防食を行
なうためには塗装を厚く總す必要があり、放熱性を低下
させると共に、コスト高になる等の不都合がある。
さらに、最近あらかじめフィン表面にZn又はZn合金
の被覆あるいは拡散層を形成させておき、チューブと接
合し熱交換器とする方法が提案され実施されているが、
この場合フィンの耐食性は向上するものの、フィン製造
コストが高くなるという問題がある。
の被覆あるいは拡散層を形成させておき、チューブと接
合し熱交換器とする方法が提案され実施されているが、
この場合フィンの耐食性は向上するものの、フィン製造
コストが高くなるという問題がある。
そのようなコストアップを避けるために、フィンにZn
を被覆しコア焼の際に拡散させようとしても、Pb−3
nはんだを用いてコア焼する場合の温度が低く、Znを
十分に拡散させることは困難である。
を被覆しコア焼の際に拡散させようとしても、Pb−3
nはんだを用いてコア焼する場合の温度が低く、Znを
十分に拡散させることは困難である。
このため、従来のPb−3nはんだの接合加熱温度(約
300〜350℃)よりも加熱温度を高くし、400℃
以上としてZnの拡散を十分に行なわせようとすると、
接合に用いているpbSnはんだから主にSnがCu中
に拡散するようになり、脆い金属間化合物を生成し、逆
にフィンの離脱が促進してしまうという問題があった。
300〜350℃)よりも加熱温度を高くし、400℃
以上としてZnの拡散を十分に行なわせようとすると、
接合に用いているpbSnはんだから主にSnがCu中
に拡散するようになり、脆い金属間化合物を生成し、逆
にフィンの離脱が促進してしまうという問題があった。
本発明の目的は、上記したような従来技術の問題点を解
消し、ラジェータの腐食寿命を向上させしかも製造コス
トに余り影響を及ぼすおそれのない新規な熱交換器の製
造方法を提供しようとするものである。
消し、ラジェータの腐食寿命を向上させしかも製造コス
トに余り影響を及ぼすおそれのない新規な熱交換器の製
造方法を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段]
本発明は、Cu合金製のチューブ及びCu又はCu合金
製のフィン等よりなるコルゲートフィンタイプの熱交換
器の製造において、前記フィンとチューブの接合にはZ
n基はんだを用い、フィン材としてCu又はCu合金の
表面にZn又はZn合金を被覆した条材を用い、これら
を組上げて所定パターンのコアを形成し、当該コアを前
記Zn基はんだの融点以上に加熱することにより前記フ
ィンとチューブを接合させる一方、フィンの表面に被覆
したZn又はZn合金をフィン材内部に拡散させ、表面
にCu−Zn合金層を形成させるものである。
製のフィン等よりなるコルゲートフィンタイプの熱交換
器の製造において、前記フィンとチューブの接合にはZ
n基はんだを用い、フィン材としてCu又はCu合金の
表面にZn又はZn合金を被覆した条材を用い、これら
を組上げて所定パターンのコアを形成し、当該コアを前
記Zn基はんだの融点以上に加熱することにより前記フ
ィンとチューブを接合させる一方、フィンの表面に被覆
したZn又はZn合金をフィン材内部に拡散させ、表面
にCu−Zn合金層を形成させるものである。
ここにいうZn基はんだとしては、Znをベースとして
、これにAJ 、Sn、Ag、Mn、Ni、Pb、Ti
、Cu、Sb、Cr、Mgのなかから一種又は二種以
上を総量で10%程度以下添加した合金が用いられる。
、これにAJ 、Sn、Ag、Mn、Ni、Pb、Ti
、Cu、Sb、Cr、Mgのなかから一種又は二種以
上を総量で10%程度以下添加した合金が用いられる。
はんだを溶融させる隙の加熱雰囲気は非酸化雰囲気とす
ることが望ましい。
ることが望ましい。
[作用]
コア焼はラジェータ製造において不可欠の工程であるが
、このコア焼工程を利用し、はんだとしてZn基はんだ
を使用してフィンとチューブを接合させれば、必然的に
コア焼の加熱温度か高くなり、フィン表面に被覆したZ
n又はZn合金をフィン材内に十分拡散させることかで
き、フィンの表面にCu−Zn合金層を形成し、十分な
耐食性を発揮させることができる。しかもZn基はんだ
の接合部の機械的特性はPb−8nはんだより優れてお
り、強度の上でも信頼性と健全性を保有させることがで
きる。
、このコア焼工程を利用し、はんだとしてZn基はんだ
を使用してフィンとチューブを接合させれば、必然的に
コア焼の加熱温度か高くなり、フィン表面に被覆したZ
n又はZn合金をフィン材内に十分拡散させることかで
き、フィンの表面にCu−Zn合金層を形成し、十分な
耐食性を発揮させることができる。しかもZn基はんだ
の接合部の機械的特性はPb−8nはんだより優れてお
り、強度の上でも信頼性と健全性を保有させることがで
きる。
[実斃例]
以下に、本発明について実施例及び比較例としての従来
例を参照し、具体的に説明する。
例を参照し、具体的に説明する。
フィン材として、Cu−0,1%Sn合金(板厚46μ
m、16x巾)の表面にZnメツキを2μm施したもの
を用い、亜鉛基はんだとしてはZn−5AJ(融点的3
80℃)用いて、430℃で2分間加熱してコア焼を行
なった。この時フィン表面のZnは拡散してフィン表面
濃度51%Zn、片面的2μmの拡散合金層が生成され
た。
m、16x巾)の表面にZnメツキを2μm施したもの
を用い、亜鉛基はんだとしてはZn−5AJ(融点的3
80℃)用いて、430℃で2分間加熱してコア焼を行
なった。この時フィン表面のZnは拡散してフィン表面
濃度51%Zn、片面的2μmの拡散合金層が生成され
た。
次に作製したコアからサンプルを切り出し、塩水墳霧を
30分、80℃水蒸気雰囲気7.5時間、大気乾燥16
時間をlサイクルとするフィンの腐食試験を行ない、第
1図に矢印をもって示すように腐食供試品のフィンlを
両開のチューブ2,2間で圧縮し、その時の最大荷重を
測定し、初期値からの残存率を求めることにより耐食性
の評価を行なった。比較のため実施例と同じ板厚のCu
−0,1%Sn合金製のフィンをPb−3nはんだでチ
ューブと接合した従来品を比較例とし、上記同様の方法
により耐食性を評価した。
30分、80℃水蒸気雰囲気7.5時間、大気乾燥16
時間をlサイクルとするフィンの腐食試験を行ない、第
1図に矢印をもって示すように腐食供試品のフィンlを
両開のチューブ2,2間で圧縮し、その時の最大荷重を
測定し、初期値からの残存率を求めることにより耐食性
の評価を行なった。比較のため実施例と同じ板厚のCu
−0,1%Sn合金製のフィンをPb−3nはんだでチ
ューブと接合した従来品を比較例とし、上記同様の方法
により耐食性を評価した。
腐食試験の結果を第2図のグラフに示した。
本発明に係る試供品は、フィン1の表面にCuZn合金
の被膜が形成されており防食効果を発揮すると共に、チ
ューブ上のZn基はんだメツキが犠牲陽極として作用し
、フィンを防食するため、従来品に比較して著しく耐食
性が向上していることを、この第2図によって知ること
ができる。
の被膜が形成されており防食効果を発揮すると共に、チ
ューブ上のZn基はんだメツキが犠牲陽極として作用し
、フィンを防食するため、従来品に比較して著しく耐食
性が向上していることを、この第2図によって知ること
ができる。
また、はんだ接合部については、腐食試験後もフィンと
チューブが離脱するということはなく、実用上十分な強
度を保有することも確認された。
チューブが離脱するということはなく、実用上十分な強
度を保有することも確認された。
[発明の効果]
以上説明した通り、本発明に係る熱交換器の製造方法に
よれば、フィンの表面にZn被膜及びCu−Zn合金層
を有するため、フィンの耐食性を一段と向上させること
ができ、またZn基はんだを使用したことにより、はん
だ接合部の耐食性も向上させることができるばかりでな
く、接合部の強度を十分に保有させることができ、さら
に、フィンへのZnの拡散とはんだ接合を一つの工程で
同時に実施できるためコスト低減をも達成することが可
能となる。
よれば、フィンの表面にZn被膜及びCu−Zn合金層
を有するため、フィンの耐食性を一段と向上させること
ができ、またZn基はんだを使用したことにより、はん
だ接合部の耐食性も向上させることができるばかりでな
く、接合部の強度を十分に保有させることができ、さら
に、フィンへのZnの拡散とはんだ接合を一つの工程で
同時に実施できるためコスト低減をも達成することが可
能となる。
第1図は腐食試験における強度測定法を示す説明図、第
2図は腐食試験結果を示す線図である。 l:フィン、 2:チューブ。 第1図 第2図
2図は腐食試験結果を示す線図である。 l:フィン、 2:チューブ。 第1図 第2図
Claims (1)
- (1)Cu合金製のチューブ及びCu又はCu合金製の
フィン等よりなるコルゲートフィンタイプの熱交換器の
製造において、前記フィンとチューブの接合にはZn基
はんだを用い、フィン材としてCu又はCu合金の表面
に Zn又はZn合金を被覆した条材を用い、これらを組上
げて所定パターンのコアを形成し、当該コアを前記Zn
基はんだの融点以上に加熱することにより前記フィンと
チューブを接合させる一方、フィンの表面に被覆したZ
n又はZn合金をフィン材内部に拡散させ、表面にCu
−Zn合金層を形成させる熱交換器の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5253490A JPH03254360A (ja) | 1990-03-02 | 1990-03-02 | 熱交換器の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5253490A JPH03254360A (ja) | 1990-03-02 | 1990-03-02 | 熱交換器の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03254360A true JPH03254360A (ja) | 1991-11-13 |
Family
ID=12917434
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5253490A Pending JPH03254360A (ja) | 1990-03-02 | 1990-03-02 | 熱交換器の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03254360A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009106980A (ja) * | 2007-10-30 | 2009-05-21 | Denso Corp | ろう付け用金属材料、ろう付け方法、および熱交換器 |
-
1990
- 1990-03-02 JP JP5253490A patent/JPH03254360A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009106980A (ja) * | 2007-10-30 | 2009-05-21 | Denso Corp | ろう付け用金属材料、ろう付け方法、および熱交換器 |
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