JP2001502245A - 液体金属を移送するためのプラント、このプラントを作動する方法、および耐火体 - Google Patents

液体金属を移送するためのプラント、このプラントを作動する方法、および耐火体

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Abstract

(57)【要約】 本発明は上流コンテナ(2)と下流コンテナ(10)との間で液体金属、特に鋼を移送するための液体金属移送プラントに関し、このプラントは上流コンテナ(2)と、出湯口(28)と、下流コンテナ(10)と、出湯口(28)を通る液体金属の流量を調節するための流量レギュレータ(26)と、上流コンテナと下流コンテナとの間に配置され、出湯口(28)の境界を画成する一組の耐火組立体(8,12,30,32,64,66,74)とを具備し、この出湯口を介して液体金属が上流コンテナ(2)から下流コンテナ(10)へ流れ、出湯口(28)の各耐火組立体は隣接する耐火組立体の対応する面との連結を形成する少なくとも一つの適合面(22)を有し、耐火組立体(8,12,30,32,64,66,74)間の少なくとも一つの適合面(22)近くであって出湯口(28)周りに配置される包囲通路(18,40)を具備し、この包囲通路は材料を導入することを可能とする入口(44)を有し、このプラントには包囲通路(40,18)に密封剤を導入するための手段(32,34;36)が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】 液体金属を移送するためのプラント、このプラントを作動する方法、および耐火 体 本発明は上流コンテナから下流コンテナへ液体金属を移送するための液体金属 移送プラントに関し、該液体金属移送プラントは上流コンテナと、下流コンテナ と、出湯口と、出湯穴を通る液体金属の流量を調節するための流量レギュレータ と、上流コンテナと下流コンテナとの間に配置され、上流コンテナから下流コン テナへ液体金属が流れる時に通る出湯口の境界を画成する一組の耐火組立体とを 具備し、前記出湯口の各耐火組立体は隣接した耐火組立体の対応する面との連結 を形成する少なくとも一つの適合面を有し、前記耐火組立体間の少なくとも一つ の適合面近くであって出湯口周りに配置された包囲通路を具備する。 耐火組立体は例えば金属製のシェルのような他の構成要素を具備することがで きる一つ以上のタイプの耐火体からなるモノリス構成要素を意味する。流量レギ ュレータはストッパロッド、摺動型ゲート弁、およびシンプル抑制装置といった 技術分野において用いられるタイプの装置を意味する。 上記タイプのプラントにおいて出湯口内に流量レギュレータがあることは液体 金属が流れている時に圧力が低下することを意味する。出湯口が完全には密封さ れていないとこの圧力低下により空気が出湯口内に引き込まれてしまう。概して このことは特に出湯口を形成する種々の耐火組立体間の適合面における場合であ り、ここでの出湯口の密封は達成が困難で且つ維持するのも困難である。従って 空気が引き込まれ、結果として金属の質が低下する。 上記問題を解決するために重要な適合面それぞれの近くであって出湯口周りに 過剰圧の不活性ガスを包囲通路により形成することが公知である。ここでの不活 性ガスは出湯される金属の質を悪化させないガスを意味する。通常用いられるガ スにはアルゴンのような希ガスがあるが、その他に窒素または二酸化炭素のよう なガスでもよい。 公知の実施例によれば二つの隣接した耐火組立体間の適合面の少なくとも一方 に溝が形成される。この溝には加圧された不活性ガスが供給され、そして溝は出 湯口を包囲するように配置された閉じた環状の包囲通路を形成する。このような 実施例は例えば米国特許第4555050号または欧州特許第0048641号 で公知である。 連続した耐火組立体が相対的に移動できるような特別な場合にも包囲通路を用 いることが公知である。仏国特許出願第74/14636号には二つのプレート を有する摺動型ゲート弁が開示されており、ここでの各プレートは液体金属が通 る穴を有し、一方のプレートを他方のプレートに対して摺動することにより液体 金属の流量を調節することができる。これら二つのプレートは各々これらプレー トの共通の適合平面に沿って他方の溝に対して逆向きに配置されたU字形の溝を 有し、一方のUのうちのアームが他方のUのうちのアームに重なるので二つのプ レートの相対位置がどんなものであっても閉じた環状の包囲通路を形成する。 別の公知の構造によれば適合面の外側部分を包囲する閉じた室が設けられ、こ の室には加圧された不活性ガスが供給される。このような構造は例えば米国特許 第4949885号で公知である。 これら全ての公知の構成は空気の導入を不活性ガスの導入に代えるために用い られ、これにより液体金属が空気に触れることに関連 する化学的な問題を排除している。 しかしながらこれら公知の解決策には幾つかの不都合な点がある。 不活性ガスが出湯口内に入り込むことは排除されていない。このことは溝また は室内が過剰圧下にあるので増大さえする。このことは特にタンディッシュと連 続鋳造モールドとの間で金属を移送する場合に欠点である。 出湯口内に取り込まれたガスは最終的にモールドに入り込み、その内部に乱流 のような摂動、被覆パウダーの移動、そして液体金属内へのパウダーの捕獲を生 じる。さらにモールド内に入り込んだガスは液体金属内に溶け、従って凝固した 金属内に欠陥が生じる。 さらに液体金属がモールド内に入る間の液体金属の速度を減速し、モールド内 における乱流を小さくするために、多数の噴射囲い管の出口断面はこれらの入口 断面より大きい。こうして液体金属の流速が徐々に遅くなる。噴射囲い管内にか なりの量のガスがあるとこのタイプの噴射囲い管の正確な作動が妨げられる。即 ち噴射囲い管の壁面から流れが分離し、液体金属がモールド内への噴流として落 下する。 二つの耐火組立体間の適合面の質は出湯口が使用されている間に様々な形で変 化する。特に耐火組立体が相対的に動く場合には適合面の磨耗がかなりの漏れを 招く。可動な耐火組立体を有するプラントでは調節用摺動型ゲート弁や噴射囲い 管を交換するための装置が見られる。 ガスが出湯口内に入り込むことを制限するための一つの可能性は包囲通路内に 噴射される不活性ガスの流量を調節することである。この場合において密封上に おいてかなりの欠点があると不活性ガスだけが出湯口内に流入するほどに十分に は不活性ガスの流量が大き くないということが起こる。この場合、包囲通路内の圧力が負圧となり、周囲の 空気が出湯口内に引き込まれてしまう。一方、密封が良好であったとしても、一 定流量の不活性ガスが包囲通路に噴射され、そして包囲通路内の圧力が増大し、 実際には必要のないほどの不活性ガスが出湯口内に流入してしまう。 別の可能性は不活性ガスが包囲通路内に噴射されている間に不活性ガスの圧力 を調節することである。この場合、密封上においてかなりの欠陥があると、出湯 口内に取り込まれる不活性ガスの流量が大きく、これにより上記欠陥を招く。 実質的にはこれら二つの調節モードを用いることは余剰の不活性ガスが多すぎ るというよりむしろ或る量の空気が引き込まれるのを許容することを意味するが 、漏れ流量が多い時にはこれら二つの調節モードを用いることが必要である。こ のため調節の管理が複雑で、必ず二つのタイプの不利な点の間での妥協となる。 用いられる不活性ガスは概してアルゴンである。包囲通路に永久的に供給しな ければならず、かなりの漏れがあると、アルゴンの使用には高いコストが伴う。 このことは容易には密封できない外部チャンバから包囲通路が構成され、この外 部チャンバが過剰圧を維持するためには大きなガス流量を必要とする場合には特 に当てはまる。この欠点はとりべとタンディッシュとの間に連続的な出湯を適用 する際には特に重要である。 さらに耐火性磨耗部品が仏国特許第85/02625号で公知であり、これに よれば耐火体の孔を詰まらせてしまう注入物質を実際の耐火体に導入できるよう になる。しかしながらこれは連続した耐火組立体間の連結を気密にする問題を解 決するものではない。 本発明の主題は特に上述の欠点がない液体金属移送プラントである。 また本発明の主題は出湯口の使用中における耐火組立体間の適合面の密封状態 を改善する方法である。 本発明は上流コンテナと下流コンテナとの間において液体金属、特に鋼を移送 するための液体金属移送プラントに関する。この液体金属移送プラントは概して 出湯口を具備し、該出湯口を介して液体金属が上流コンテナから下流コンテナへ 流れ、該出湯口は二つのコンテナ間に配置された一組の耐火組立体により境界を 画成される。出湯口の各耐火組立体は隣接した耐火組立体の対応する面に適合す る適合面を形成する少なくとも一つの面を有する。流量レギュレータにより出湯 口を通る液体金属の流量が調節可能となる。耐火組立体間の少なくとも一つの適 合面近くであって出湯口周りに包囲通路が配置される。包囲通路は材料が入るこ とを可能とする入口を有する。 本発明はプラントが密封剤を包囲通路内に導入するための密封剤導入手段を具 備することを特徴とする。またこのプラントは包囲通路内に不活性ガスを噴射す るための不活性ガス噴射手段を有する。 本発明の好適変更例では密封剤導入手段は包囲通路の入口に接続されたパイプ に取り付けられたカートリッジを具備する。有利なことにこれら手段により予め 定められた単位の密封剤を包囲通路内に導入することが可能となる。 好ましくは包囲通路は余剰の密封剤および/または流体、例えば不活性ガスを 逃がすことを可能とする出口を具備する。包囲通路が一端に入口を具備し、他端 に出口を具備するのが有利である。また包囲通路は線状で且つ連続的であるのが 好ましい。出口により余剰の密封剤がプラントの外へ放出可能となる。 本発明の一実施例では包囲通路の出口には余剰の密封剤を逃がすことを可能と しつつ包囲通路の出口における圧力を維持することが できる手段が接続される。これら手段は較正ヘッドロス装置である。較正ヘッド ロス装置は大気に開放している。較正ヘッドロス装置により行われる機能は以下 で説明する。 また本発明は上述したような液体金属を移送する液体金属移送プラントを作動 するための方法に関し、この方法は包囲通路内に密封剤が導入されることを特徴 とする。 密封剤は粉末にされた生成物であり、特にパウダーである。このパウダーが種 々の大きさの粒子からなるのが有利である。パウダーは黒鉛、および金属の質を 悪化させない他の耐火性材料から選択される。またパウダーはエナメルのような 易融生成物であり、液状におけるその粘性は包囲通路内の漏れを少なくとも部分 的に遮断するのに十分なものである。 また密封剤はペイントおよび樹脂から選択される。また密封剤は不透過性層で 包囲通路の壁を覆う。 また密封剤は包囲通路の温度において液体である塩および金属から選択された 不揮発性生成物でもよい。不揮発性生成物はそれが包囲通路18、40に入った 時に溶けるワイヤの形で導入されるのが有利である。アルミニウムワイヤを用い るのが好ましい。 最後に周囲温度では不活性であるが包囲通路の温度では反応し合う少なくとも 二つの物質の反応により密封剤を生成してもよい。 この密封剤は連続的に又は断続的に導入される。包囲通路内に密封剤を移送す るために不活性ガスを用いてもよい。 包囲通路内に不活性ガスが噴射される第一の方法は、包囲通路の入口における 不活性ガスの圧力が予め定められた値に設定される工程と、包囲通路内に噴射さ れる不活性ガスの対応する流量が測定される工程と、該流量の値が予め定められ た値を越えた時に密封剤が包囲通路内に導入される工程とを有する。 不活性ガスが包囲通路内に噴射される第二の方法は、包囲通路内に噴射される 不活性ガスの流量が予め定められた値に設定される工程と、該包囲通路の入口に おける不活性ガスの圧力が計測される工程と、該圧力の値が予め定められた値以 下に低下した時に密封剤が包囲通路内に導入される工程とを有する。 包囲通路が出口を有する時に適用可能であって、不活性ガスが包囲通路に噴射 される第三の方法は、包囲通路内に噴射された不活性ガスの流量が設定値に調節 される工程と、包囲通路内へ入る時における不活性ガスの圧力が測定される工程 と、通気出口における不活性ガスの流量が算定される工程と、通気出口における 不活性ガスの流量が常に正となるように包囲通路内に噴射される不活性ガスの流 量の設定値が調節される工程と、包囲通路内に噴射される不活性ガスの流量と通 気出口における不活性ガスの流量との間の差により出湯口内へ引き込まれる不活 性ガスの流量が算定される工程と、出湯口内へ引き込まれる不活性ガスの流量が 許容限界値を越えた時に密封剤が包囲通路内へ導入される工程とを有する。 包囲通路の出口に接続された較正ヘッドロス装置内における不活性ガスの流量 から結果として得られる圧力差を測定することにより包囲通路の出口における不 活性ガスの流量が算定されるのが有利である。包囲通路内のヘッドロス自体は小 さいので包囲通路の入口で測定される圧力はこの圧力差に実質的に等しい。従っ てこの方法は液体金属移送プラントが包囲通路の出口に較正ヘッドロス装置のよ うな圧力を維持することができる手段を有するならば当てはまる。 本発明の他の特徴は添付の図面を参照しつつ以下の説明を読めば明らかとなる 。 図1は液体金属を移送するための従来の液体金属移送プラントの鉛直断面全体 図である。 図2は密封剤を導入するための密封剤導入手段を有する本発明の液体金属移送 プラントの鉛直断面詳細図である。 図3は密封剤導入手段が実際の耐火組立体内に形成されたキャビティを具備す る本発明の上記液体金属移送プラントの鉛直断面詳細図である。 図4は線状の包囲通路が耐火組立体内に形成された入口および出口を有する溝 からなる本発明の液体金属移送プラントの鉛直断面詳細図である。 図5は包囲通路が室からなる図4と同様の図である。 図6は不活性ガスを噴射するための不活性ガス噴射手段と密封剤を導入するた めの密封剤導入手段とを有する本発明の液体金属移送プラントおよびその補助回 路を示した線図である。 図7は線状の包囲通路が入口および出口を有する溝からなる耐火組立体を示し た本発明の液体金属移送プラントの詳細を示した上面図である。 図8および図9は本発明の液体金属移送プラントの摺動型ゲート弁の二つのプ レートの上面図および正面図であり、ここでは摺動型ゲート弁は全開した位置に ある。 図10および図11は同じ二つのプレートの上面図および平面図であり、ここ での摺動型ゲート弁は全閉した位置にある。 図1は従来の液体金属移送プラントを示している。この液体金属移送プラント は上流コンテナを有する。図示した例では上流コンテナ2は耐火層6で覆われた 鋼製底壁4を有するタンディッシュである。耐火層の底部には出湯穴が設けられ る。この出湯穴は耐火層の厚み内に取り付けられた内部ノズル8により境界が定 められており、この内部ノズル8は鋼製底壁4を貫通する。またこの液体金属移 送プラントは下流コンテナ10を具備する。図示した例では下流コ ンテナ10は連続鋳造モールドからなる。 内部ノズル8はその下方部分においてプレート12で終端する。また内部ノズ ル8の下側では噴射囲い管32がその上方部分においてプレート16で終端し、 このプレート16は内部ノズル8のプレート12に適合する。公知の形式でこれ らプレート12および16はこれらプレートをできるだけ完全に密封するように 公知の手段により互いに押しつけられる。閉じた包囲通路18はプレート12と プレート16との間の適合面22内に形成された環状の溝20からなる。この溝 20には不活性ガスを供給するためのパイプ24が接続される。金属の流量を調 節するための手段、この場合ではストッパロッドが参照番号26で示されている 。内部ノズル8および噴射囲い管32は出湯口28の境界を画成しており、この 出湯口28を介して上流コンテナ2から下流コンテナ10内へと金属が流れる。 図示した実施例では液体金属移送プラントは二つのみの耐火組立体(内部ノズル 8および噴射囲い管32)を有するが、例えば三つのプレートを有する摺動型ゲ ート弁を備えたプラントの場合ではこれ以上の数の耐火組立体を有してもよい。 出湯口28の境界を画成する各耐火組立体8、32は隣接した耐火組立体の対応 する面に適合する適合面22を形成する少なくとも一つの面を有する。 図2は本発明の液体金属移送プラントの一部を示した詳細図である。図は噴射 囲い管32内に挿入された収集ノズル30を示しており、これら噴射囲い管32 と収集ノズル30とは出湯口28を形成する。二つの耐火組立体間の接続部は適 合面22を有する。閉じた包囲通路18は収集ノズル30に適合する噴射囲い管 32の適合面22内に形成された環状の溝20からなる。この環状の溝20には 不活性ガスを供給するための不活性ガス供給パイプ24が接続される。 カートリッジ32は密封剤を含んでおり、この密封剤を不活性ガス供給パイプ 24内に導入するために計量装置34が用いられる。計量装置34はシリンダを 有する回転式供給器であり、この回転式供給器の回転毎に予め定められた量の密 封剤が不活性ガス供給パイプ26に導入される。 計量装置34は手動で制御される。また計量装置の作動を自動化してもよい。 導入は連続的でも断続的でもよい。本実施例では密封剤は不活性ガス流により運 ばれるので不活性ガスはキャリア流体として働く。こうして密封剤は不活性ガス により包囲通路18に入り、耐火組立体30と耐火組立体32との間の隙間に入 り込む。従って密封剤はこれら隙間を塞ぐ。結果としてこれには二つの利点があ り、一つ目の利点は出湯口28内へ入り込んで液体金属の出湯を邪魔してしまう ガスの流量が少なくなることであり、二つ目の利点はガス消費量が少なくなるこ とであり、このことは経済的効果を生む要因である。 図2に示した例では密封剤はキャリアガスにより運ばれるパウダーである。パ ウダーが異なる大きさの粒子から構成されるのが有利である。こうすると粗い粒 子が最も大きな漏れを塞ぎ、最も細かい粒子が小さな漏れ及び粗い粒子間の隙間 を塞ぐという処理を完成する。好ましくは平らな粒子、即ち片状粒子が用いられ る。片状粒子は次のような利点を有する。即ちこれら片状粒子はキャリアガス流 により容易に移送され、これら片状粒子は塞ぐべき隙間の形状に適合するように 変形する。パウダーは黒鉛、または金属の質を悪化させない他の耐火物質からな る。 また本発明は他の形態の密封剤と密封剤の他の導入形態とに関する。導入形態 は不活性ガスをキャリア流体として使用することを含む。また密封剤をキャリア 流体の助けなしで包囲通路18内に導入 してもよい。密封剤は液体でもよい。特に液状または粘性状態で導入されるグリ ースまたはオイルのような生成物でもよい。このような生成物はクラッキングに より漏れを確実に塞ぐ固体生成物および排出される揮発性生成物を発生する。こ の変更例では包囲通路18内に少なくとも一つの出口オリフィスを設け揮発性生 成物が出湯口28内へではなく液体金属移送プラントの外へ逃げるようにする。 また密封剤は金属ワイヤのような固体生成物でもよい。このような密封剤は周囲 温度では固体であるが包囲通路内に行き渡っている温度では溶ける。 図3は本発明の液体金属移送プラントの変更例である。ここでは密封剤を含む カートリッジ36がプレート38のキャビティ内に配置される。カートリッジ3 6は摺動型ゲート弁または管交換器といった装置内においてプレート38が使用 状態とされた時に溶ける易融ケーシングを有する。不活性ガス供給パイプ24は 易融ケーシングが溶けた時に密封剤がそれに伴って包囲通路18内に入り込むよ うにカートリッジ36の上方部分に接続される。このタイプの耐火体は現存のプ ラントを修正する必要もなく現存のプラントで非常に簡単に使用可能である。必 要なのは従来のプレートの代わりに一体型カートリッジ36を有する38のよう な耐火プレートを適合することのみである。プレート38とプレート16との間 に存在する漏れを塞ぐためにこれらプレート38および16間の適合面22の平 面に一単位の密封剤が導入される。 図2および図3に示した両実施例では包囲通路18は不活性ガスの供給を受け る閉じた環状の通路である。密封剤をこの包囲通路18内に導入することにより 密封状態が改善され、従って包囲通路18によりもたらされる液体金属の保護が 改善される。しかしながらこれら二つの実施例では密封剤を包囲通路の全長に沿 って均一に分 布させることまでは保証できない。 図4は本発明の一つの実施例の液体金属移送プラントを示している。ここでの 包囲通路40は環状ではなく線状の溝42からなり、不活性ガス供給パイプ24 に接続される入口44を一端に有すると共に他端には出口46を有する。 包囲通路40のこの開いた構成により不活性ガス流が密封剤を包囲通路全体に 入り込ませることを保証することができる。不活性ガスの流速は包囲通路40の どの場所でも十分であり、密封剤による包囲通路40内の遮断、特に屈曲部、断 面が変化する領域、および上り坂領域といった包囲通路の敏感な部分の遮断が防 止される。 出口46は包囲通路40内に過剰圧の不活性ガスが形成されることを防止する 。包囲通路内に僅かばかりの過剰圧を確実に維持しつつ余剰の密封剤を逃がす手 段が包囲通路40の出口に取り付けられる。この手段は例えばシンプルなヘッド ロス装置である。 図4に示した例では包囲通路は螺旋状である。本実施例は特に円錐状の適合面 に適する。図示した例では溝42、入口44および出口46は一方の耐火組立体 32に形成されているが、本発明の範囲を逸脱せずにこれら三つの要素全てを、 または三つの要素の一部を他方の耐火組立体30に形成することもできる。 図5は図2および図4に示したプラントと同様の本発明の液体金属移送プラン トの部分詳細図である。図5に示した包囲通路は図2および図4に示した包囲通 路40、18とは異なり収集ノズル30と噴射囲い管32との間の適合面の周囲 を包囲するシェル50により形成された室48である。本発明によれば包囲通路 48内に密封剤が導入される。シール52により室48が確実に密封される。こ の室には上述と同様にパイプ24を介して加圧された不活性ガスが供給される。 この形態では出湯口28内に吸い込まれるのは空気で はなく室48内の不活性ガスである。室48は環状で且つ閉じており、入口44 を一つだけ有する。選択可能な形態では室は出口46を有する。この場合、室が 線形で且つ連続的な構成を有し、入口44が一端にあり、出口46が他端にある のが有利である。 以下、本発明の液体金属移送プラント、およびその付属品を用いた種々の方法 を図6を参照して詳細に説明する。この場合、不活性ガスは密封剤を移送するの に用いられる。 不活性ガスの供給は例えばシリンダである源と、減圧弁54と、流量メータ5 6と、流量または流圧を調節するために用いられるレギュレータ58とからなる 。 第一の方法では包囲通路の入口44における不活性ガスの圧力Pinが予め定め られた値に設定され、包囲通路内に噴射された不活性ガスのこれに対応した流量 が測定される。圧力ゲージ60はこの圧力を表示する。また流量メータ56はこ の流量を表示する。流量が予め定められた値を越え、過剰な流量の不活性ガスが 出湯口28内に取り入れられていることが表示された時には或る量の密封剤が導 入される。圧力Pinの値は約0.2バールである。この方法は好ましくは包囲通 路40、18が閉じているプラント、または包囲通路が開いているがその出口4 6にヘッドロス装置61を有する時のプラントに適用される。 第二の方法では包囲通路40、18の入口44における不活性ガスの流量が予 め定められた値に設定され、前記包囲通路内へ噴射された不活性ガスのこれに対 応した圧力が測定される。この圧力が予め定められた値以下に低下し、これによ り余剰の流量の不活性ガスが出湯口28内へ取り入れられていることが表示され た時には或る量の密封剤が導入される。不活性ガスの流量の予め定められた値は 出湯口28内に取り入れられる可能性のある不活性ガスの最大流量 より大きく、このために常に余剰の不活性ガスが存在するように選択される。こ の方法は好ましくは包囲通路40、18が開いており且つ包囲通路がその出口4 6にヘッドロス装置61を有する時のプラントに適用される。開口46により余 剰の不活性ガスおよび余剰の密封剤を液体金属移送プラントの外へ放出すること が実際に可能となる。またこの開口により包囲通路40内の圧力を低い値に維持 することが可能となる。従って包囲通路内の圧力が低減せしめられるので不活性 ガスのみが出湯口28内に引き込まれることを確実としつつ出湯口内に引き込ま れる不活性ガスの量が適合面22の状態に適した最小値まで少なくなる。この方 法は管理が極めて簡単であり、効率が最適であるという利点を提供する。また余 剰の密封剤は余剰の不活性ガスと共に出口46を介して外へ自動的に運ばれるの で密封剤の導入は連続的でよい。密封剤の堆積により不活性ガス供給パイプ24 または包囲通路40が塞がれる危険性はない。本発明の別の利点は回路にデッド ゾーンがないために密封剤を必要とするいかなる場所へも密封剤を確実に移送す るのに十分な速度で不活性ガスが包囲通路40の全長に沿って流れることにある 。 第三の方法は上述した方法の改良であり、これにより出湯口28内へ引き込ま れる不活性ガスの流量が許容可能な限界値を越えた時に密封剤の導入を制御する ことが可能となる。この方法に関して前記出口を介して逃げる余剰の不活性ガス を測定するために第二流量メータが包囲通路の出口46に加えられる。従って包 囲通路40内に噴射された不活性ガスの流量Qinとの差により出湯口28内へ実 際に引き込まれた不活性ガスの流量を知ることができる。流量メータを較正ヘッ ドロス装置61と圧力ゲージ60とにより作るのが有利である。較正ヘッドロス 装置61を通る流量Qoutは包囲通路40内に僅かばかりの過剰圧Pinを生成し 、この過剰圧Pinは圧力ゲ ージ60により読み取られる。圧力ゲージ60により測定された圧力Pinと出口 62を介して逃げる不活性ガスの流量Qoutとの間の関係は公知の実験に基づく 関係式Qout=K×f(Pin)により与えられ、ここでKは較正ヘッドロス装置 の較正係数である。 包囲通路40のヘッドロスは小さいので圧力ゲージ60により測定される包囲 通路40の入口における圧力Pinは包囲通路の出口46において測定される圧力 に略等しい。包囲通路の入口44に圧力ゲージ60を配置することで圧力ゲージ を出口に接続する際の難事を回避することが可能となる。これら難事には出湯口 28周辺の環境および余剰の密封剤による圧力ゲージの汚れに関する難事が含ま れる。 較正ヘッドロス装置を直径が3mm〜4mmで長さが1m〜4mのチューブの 形に製造することで低い過剰圧(0.1バール〜0.3バール)が生成され、こ れは漏れ流量に対して殆ど不利益を与えない。この実施例は包囲通路40の出口 を介して逃げる過剰流量を離れて測定できるという利点がある。この方法の他の 利点はこの形態の流量メータが極めてシンプルで且つ丈夫であり、厄介な環境に 特有な難事にも係わらず耐火体の出口に直接取り付け可能であることにある。従 ってオペレータがアクセス可能な保護された場所に流量メータを設置するための 追加のパイプを取り付ける必要はない。 従ってこの第三の方法は出湯口28内へ引き込まれる不活性ガスの漏れ流量を いつでも求められるようにすると共に、漏れ流量が許容限界値を越えた時に手動 または自動で密封剤を導入できるようにする。 適合面の質が常に劣化せしめられてしまう時には密封剤を連続的に導入するこ とが好ましい。これは特に出湯噴流を調節するための摺動型ゲート弁のプレート 64、66間の適合面が頻繁に動き、常 に新たな漏れが生じる危険性がある場合である。またこれはとりべ摺動型ゲート 弁の収集ノズル30と噴射囲い管32との間の適合面の場合である。摺動型ゲー ト弁の動き及び液体金属流によりもたらされる噴射囲い管32の振動は常に適合 面22の質の劣化を引き起こす。 以下で説明する本発明の応用例は好ましくは出湯中においては殆どの部分では 静的であるが周期的に変わる適合面の場合に用いられる。これは特に米国特許第 4569528号で説明されているような管交換の場合である。このような管交 換器では、管の上方部分は上流コンテナの据付けプレートにしっかりと押しつけ られるプレートを有する。管が磨耗した時には管は概して据付け上方プレートに 対して新しい管を摺動することで新品の管と交換される。適合面22は概して管 の交換作業により大きく劣化せしめられるが、管は管の寿命中にはまれにしか劣 化せしめられず、適合面22は静止状態にある。このような応用では本発明の方 法の好適変更例は適合面22の質の状態が密封剤を必要とする時にのみ密封剤の 導入を開始することからなる。漏れ流量が予め定められた許容値以上に上昇した 時、即ち圧力ゲージ60により読み取られた圧力が予め定められた閾値以下に低 下した時には密封剤の導入が開始される。漏れ流量が予め定められた値まで下が ると直ぐに、即ち圧力ゲージ60での圧力が閾値以上に上昇すると直ぐに密封剤 の導入が停止される。 二重閾値圧力検出器63を加えることにより上記方法を容易に自動化できる。 本発明の上記の各方法に利用可能な改良は任意に制御される弁68からなる追 加の不活性ガス供給ラインと、流量レギュレータ70と、流量メータ72とを提 供することからなる。弁68は密封剤の導入の開始と同時に開弁せしめられ、密 封剤の導入中に追加の不活 性ガス流を運ぶ。この改良は適合面22が正確に密封されている時にはレギュレ ータ58により運ばれる不活性ガスの主流量が通常の出湯作動中において十分な 比較的低い値の例えば10Nl/minに設定でき、そして例えば管を変えた後に適合 面22が劣化している時には余剰の不活性ガスを維持し、密封剤の効果的な移送 を保証し、そして出口46を介して余剰の密封剤を排除するために不活性ガスの 主流量が十分に大きい流量であるという利点を提供する。 図7は本発明の耐火組立体74の上面図である。線状の溝42からなる包囲通 路40の入口44および出口46は耐火体の塊内に開けられた穴を介して耐火組 立体の外周に現れる。この耐火組立体74は例えば内部ノズルの下面、噴射囲い 管の上面、管交換器のプレート、または一般的には出湯口28の一部である。 図8、図9、図10および図11は本発明の装置の実施例を示しており、この 実施例は出湯口28を形成する穴を開けられた上方プレート64と、これもまた 穴を有する下方プレート66とからなり、これらプレートは互いに対して水平方 向へ摺動可能であるので出湯口28の開口状態を変えることにより液体金属の流 量を調節することができる。二つのプレートはそれぞれU字形の溝76を有する 。例えば仏国特許第74/14636号のような従来の技術で公知の溝とは異な り、二つの重ねられたU字はこれらUの長い部分78の一部にわたりこれらUの アームの一方でのみ重なり、この長い部分78は二つのプレート64および66 の相対位置により変化する。アーム80とアーム82とは重なっておらず、これ らアームそれぞれの端部で出口46および入口44に接続される。従ってこの液 体金属移送プラントには一端に入口を、他端に出口を有する連続的な線状の包囲 通路40があり、この包囲通路40は出湯口28を包囲する。このような構成に よれば較正ヘッドロス装置を下方プレー ト66内に取り付けるか、或いは較正ヘッドロス装置を下方プレート66の外側 に接続するかにより本発明の不活性ガス噴射調整方法を採用することができる。 上方プレート64のUのアーム間の距離は下方プレート66のUのアーム間の 距離は異なる。従って少なくともこれらU字の一方は出湯口28を形成する穴に 関して非対称である。 本実施例は特に摺動型ゲート弁を備えたノズルとして公知のシステムに適する 。また本実施例は本発明を多様な液体金属移送プラントに応用できることを示し ている。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年10月21日(1998.10.21) 【補正内容】 明細書 液体金属を移送するためのプラント、このプラントを作動する方法、および耐火 体 本発明は上流コンテナから下流コンテナへ液体金属を移送するための液体金属 移送プラントに関し、該液体金属移送プラントは上流コンテナと、下流コンテナ と、出湯口と、出湯穴を通る液体金属の流量を調節するための流量レギュレータ と、上流コンテナと下流コンテナとの間に配置され、上流コンテナから下流コン テナへ液体金属が流れる時に通る出湯口の境界を画成する一組の耐火組立体とを 具備し、前記出湯口の各耐火組立体は隣接した耐火組立体の対応する面との連結 を形成する少なくとも一つの適合面を有し、前記耐火組立体間の少なくとも一つ の適合面のレベルにおいて出湯口周りに配置された包囲通路を具備する。 耐火組立体は例えば金属製のシェルのような他の構成要素を具備することがで きる一つ以上のタイプの耐火体からなるモノリス構成要素を意味する。流量レギ ュレータはストッパロッド、摺動型ゲート弁、およびシンプル抑制装置といった 技術分野において用いられるタイプの装置を意味する。 上記タイプのプラントにおいて出湯口内に流量レギュレータがあることは液体 金属が流れている時に圧力が低下することを意味する。出湯口が完全には密封さ れていないとこの圧力低下により空気が出湯口内に引き込まれてしまう。概して このことは特に出湯口を形成する種々の耐火組立体間の適合面における場合であ り、ここでの出湯口の密封は達成が困難で且つ維持するのも困難である。従って 空気が引き込まれ、結果として金属の質が低下する。 上記問題を解決するために重要な適合面それぞれのレベルにおいて出湯口周り に過剰圧の不活性ガスを包囲通路により形成することが公知である。ここでの不 活性ガスは出湯される金属の質を悪化させないガスを意味する。通常用いられる ガスにはアルゴンのような希ガスがあるが、その他に窒素または二酸化炭素のよ うなガスでもよい。 公知の実施例によれば二つの隣接した耐火組立体間の適合面の少なくとも一方 に溝が形成される。この溝には加圧された不活性ガスが供給され、そして溝は出 湯口を包囲するように配置された閉じた環状の包囲通路を形成する。このような 実施例は例えば米国特許第4555050号または欧州特許第0048641号 で公知である。 連続した耐火組立体が相対的に移動できるような特別な場合にも包囲通路を用 いることが公知である。仏国特許出願第2227073号には二つのプレートを 有する摺動型ゲート弁が開示されており、ここでの各プレートは液体金属が通る 穴を有し、一方のプレートを他方のプレートに対して摺動することにより液体金 属の流量を調節することができる。これら二つのプレートは各々これらプレート の共通の適合平面に沿って他方の溝に対して逆向きに配置されたU字形の溝を有 し、一方のUのうちのアームが他方のUのうちのアームに重なるので二つのプレ ートの相対位置がどんなものであっても閉じた環状の包囲通路を形成する。 別の公知の構造によれば適合面の外側部分を包囲する閉じた室が設けられ、こ の室には加圧された不活性ガスが供給される。このような構造は例えば米国特許 第4949885号で公知である。 これら全ての公知の構成は空気の導入を不活性ガスの導入に代えるために用い られ、これにより液体金属が空気に触れることに関連 する化学的な問題を排除している。 しかしながらこれら公知の解決策には幾つかの不都合な点がある。 不活性ガスが出湯口内に入り込むことは排除されていない。このことは溝また は室内が過剰圧下にあるので増大さえする。このことは特にタンディッシュと連 続鋳造モールドとの間で金属を移送する場合に欠点である。 別の可能性は不活性ガスが包囲通路内に噴射されている間に不活性ガスの圧力 を調節することである。この場合、密封上においてかなりの欠陥があると、出湯 口内に取り込まれる不活性ガスの流量が大きく、これにより上記欠陥を招く。 実質的にはこれら二つの調節モードを用いることは余剰の不活性ガスが多すぎ るというよりむしろ或る量の空気が引き込まれるのを許容することを意味するが 、漏れ流量が多い時にはこれら二つの調節モードを用いることが必要である。こ のため調節の管理が複雑で、必ず二つのタイプの不利な点の間での妥協となる。 用いられる不活性ガスは概してアルゴンである。包囲通路に永久的に供給しな ければならず、かなりの漏れがあると、アルゴンの使用には高いコストが伴う。 このことは容易には密封できない外部チャンバから包囲通路が構成され、この外 部チャンバが過剰圧を維持するためには大きなガス流量を必要とする場合には特 に当てはまる。この欠点はとりべとタンディッシュとの間に連続的な出湯を適用 する際には特に重要である。 二つのプレート間に潤滑流体を導入するための手段を具備する摺動型ゲートが 仏国特許第2529493号で公知である。さらに耐火性磨耗部品が仏国特許第 2560085号で公知であり、これによれば耐火体の孔を詰まらせてしまう注 入物質を実際の耐火体に導入できるようになる。しかしながらこれらは耐火組立 体間の連結の気密性を幾分かは改善するが出湯口への空気の流入を防止する方法 は上記二つの文献のいずれにも開示されていない。 本発明の主題は特に上述の欠点がない液体金属移送プラントである。 また本発明の主題は出湯口の使用中における耐火組立体間の適合面の密封状態 を改善する方法である。 本発明は上流コンテナと下流コンテナとの間において液体金属、特に鋼を移送 するための液体金属移送プラントに関する。この液体金属移送プラントは概して 出湯口を具備し、該出湯口を介して液体金属が上流コンテナから下流コンテナへ 流れ、該出湯口は二つのコンテナ間に配置された一組の耐火組立体により境界を 画成される。出湯口の各耐火組立体は隣接した耐火組立体の対応する面に適合す る適合面を形成する少なくとも一つの面を有する。流量レギュレータにより出湯 口を通る液体金属の流量が調節可能となる。耐火組立体間の少なくとも一つの適 合面のレベルにおいて出湯口周りに包囲通路が配置される。包囲通路は材料が入 ることを可能とする入口を有する。 本発明はプラントが密封剤を包囲通路内に導入するための密封剤導入手段と、 包囲通路内に不活性ガスを噴射するための不活性ガス噴射手段を具備する。 本発明の好適変更例では密封剤導入手段は包囲通路の入口に接続されたパイプ に取り付けられたカートリッジを具備する。有利なことにこれら手段により予め 定められた単位の密封剤を包囲通路内に導入することが可能となる。 好ましくは包囲通路は余剰の密封剤および/または流体、例えば不活性ガスを 逃がすことを可能とする出口を具備する。包囲通路が一端に入口を具備し、他端 に出口を具備するのが有利である。また包囲通路は線状で且つ連続的であるのが 好ましい。出口により余剰の密封剤がプラントの外へ放出可能となる。 本発明の一実施例では包囲通路の出口には余剰の密封剤を逃がすことを可能と しつつ包囲通路の出口における圧力を維持することができる手段が接続される。 これら手段は較正ヘッドロスである。較正ヘッドロスは大気に開放している。較 正ヘッドロスにより行われ る機能は以下で説明する。 また本発明は上述したような液体金属を移送する液体金属移送プラントを作動 するための方法に関し、この方法は包囲通路内に密封剤および不活性ガスが導入 されることを特徴とする。 密封剤は粉末にされた生成物であり、特にパウダーである。このパウダーが種 々の大きさの粒子からなるのが有利である。パウダーは黒鉛、および金属の質を 悪化させない他の耐火性材料から選択される。またパウダーはエナメルのような 易融生成物であり、液状におけるその粘性は包囲通路内の漏れを少なくとも部分 的に遮断するのに十分なものである。 また密封剤はペイントおよび樹脂から選択される。また密封剤は不透過性層で 包囲通路の壁を覆う。 また密封剤は包囲通路の温度において液体である塩および金属から選択された 不揮発性生成物でもよい。不揮発性生成物はそれが包囲通路18、40に入った 時に溶けるワイヤの形で導入されるのが有利である。アルミニウムワイヤを用い るのが好ましい。 最後に周囲温度では不活性であるが包囲通路の温度では反応し合う少なくとも 二つの物質の反応により密封剤を生成してもよい。 この密封剤は連続的に又は断続的に導入される。包囲通路内に密封剤を移送す るために不活性ガスを用いてもよい。 包囲通路内に不活性ガスが噴射される第一の方法は、包囲通路の入口における 不活性ガスの圧力が予め定められた値に設定される工程と、包囲通路内に噴射さ れる不活性ガスの対応する流量が測定される工程と、該流量の値が予め定められ た値を越えた時に密封剤が包囲通路内に導入される工程とを有する。 する。二つの耐火組立体間の接続部は適合面22を有する。閉じた包囲通路18 は収集ノズル30に適合する噴射囲い管32の適合面22内に形成された環状の 溝20からなる。この環状の溝20には不活性ガスを供給するための不活性ガス 供給パイプ24が接続される。 カートリッジ33は密封剤を含んでおり、この密封剤を不活性ガス供給パイプ 24内に導入するために計量装置34が用いられる。この計量装置34はシリン ダを有する回転式供給装置であり、この回転式供給装置の回転毎に予め定められ た量の密封剤が不活性ガス供給パイプ26に導入される。 計量装置34は手動で制御される。また計量装置の作動を自動化してもよい。 導入は連続的でも断続的でもよい。本実施例では密封剤は不活性ガス流により運 ばれるので不活性ガスはキャリア流体として働く。こうして密封剤は不活性ガス により包囲通路18に入り、耐火組立体30と耐火組立体32との間の隙間に入 り込む。従って密封剤はこれら隙間を塞ぐ。結果としてこれには二つの利点があ り、一つ目の利点は出湯口28内へ入り込んで液体金属の出湯を邪魔してしまう ガスの流量が少なくなることであり、二つ目の利点はガス消費量が少なくなるこ とであり、このことは経済的効果を生む要因である。 図2に示した例では密封剤はキャリアガスにより運ばれるパウダーである。パ ウダーが異なる大きさの粒子から構成されるのが有利である。こうすると粗い粒 子が最も大きな漏れを塞ぎ、最も細かい粒子が小さな漏れ及び粗い粒子間の隙間 を塞ぐという処理を完成する。好ましくは平らな粒子、即ち片状粒子が用いられ る。片状粒子は次のような利点を有する。即ちこれら片状粒子はキャリアガス流 により容易に移送され、これら片状粒子は塞ぐべき隙間の形状に適 合するように変形する。パウダーは黒鉛、または金属の質を悪化させない他の耐 火物質からなる。 請求の範囲 1.上流コンテナ(2)と下流コンテナ(10)との間において特に鋼のような液体 金属を移送するための液体金属移送プラントであって、 上方コンテナ(2)と、 出湯口(28)と、 下流コンテナ(10)と、 前記出湯口(28)を通る液体金属の流量を調節するための流量レギュレータ(26) と、 前記上方コンテナと前記下方コンテナとの間に配置され、且つ前記出湯口(28) の境界を画成する一組の耐火組立体(8,12,30,32,64,66,74)とを具備し、前記出 湯口を介して液体金属が前記上方コンテナ(2)から前記下方コンテナ(10)へ流れ 、前記出湯口(28)の各耐火組立体が隣接する耐火組立体の対応する面との連結を 形成する少なくとも一つの適合面(22)を有し、 前記耐火組立体(8,12,30,32,64,66,74)間において少なくとも一つの適合面(22 )のレベルにおいて前記出湯口(28)周りに配置される包囲通路(18;40)を具備し、 該包囲通路が材料を導入することが可能な入口(44)を有し、 不活性ガスを前記包囲通路(40;18)に噴射するための不活性ガス噴射手段(24) を具備する液体金属移送プラントにおいて、 密封剤を前記包囲通路(40;18)内に導入するための密封剤導入手段(33,34;36) を具備することを特徴とする液体金属移送プラント。 2.前記密封剤導入手段(33,34;36)が前記包囲通路(40;18)の入口(44)に接続 されたパイプ(24)に取り付けられたカートリッジ(33)を具備することを特徴とす る請求項1に記載の液体金属移送プラン ト。 3.前記密封剤導入手段(33,34)が予め定められた単位の密封剤を前記包囲通 路内に導入することができる手段(34)を具備することを特徴とする上記請求項の いずれか一つに記載の液体金属移送プラント。 4.前記包囲通路(40)が材料を逃がすことができる出口(46)を具備することを 特徴とする上記請求項のいずれか一つに記載の液体金属移送プラント。 5.前記包囲通路(40)の入口(44)が該包囲通路の一端にあり、前記出口(46)が 他端にあることを特徴とする請求項4に記載の液体金属移送プラント。 6.前記包囲通路(40)が線状で且つ連続的であることを特徴とする請求項4お よび5のいずれかに記載の液体金属移送プラント。 7.前記包囲通路(40)の出口(46)には余剰の密封剤を逃がすことを可能としつ つ前記包囲通路(40)の出口(46)における圧力を維持することができる手段が接続 されることを特徴とする請求項4〜6のいずれか一つに記載の液体金属移送プラ ント。 8.前記余剰の密封剤を逃がすことを可能としつつ前記包囲通路(40)の出口(4 6)における圧力を維持することができる手段が通気出口(62)で終端する較正ヘッ ドロス装置であることを特徴とする請求項7に記載の液体金属移送プラント。 9.前記包囲通路(40;18)内に密封剤および不活性ガスが導入されることを特 徴とする上記請求項のいずれか一つに記載の液体金属移送プラントを作動する液 体金属移送プラント作動方法。 10.液体金属密封剤が粉末にされた生成物であることを特徴とする請求項9 に記載の液体金属移送プラント作動方法。 11.前記粉末にされた生成物がパウダーであることを特徴とす る請求項10に記載の液体金属移送プラント作動方法。 12.前記パウダーが種々の大きさの粒子を有することを特徴とする請求項1 1に記載の液体金属移送プラント作動方法。 13.前記パウダーが黒鉛および金属の質を悪化させない他の耐火物質から選 択されることを特徴とする請求項11および12のいずれかに記載の液体金属移 送プラント作動方法。 14.前記パウダーがエナメルのような易融生成物であり、液状での該易融生 成物の粘性が前記包囲通路(40;18)内における漏れを少なくとも部分的に閉鎖す るのに十分であることを特徴とする請求項11および12のいずれかに記載の液 体金属移送プラント作動方法。 15.前記密封剤がペイントおよび樹脂から選択され、不透過性層で前記包囲 通路(18;40)の壁を覆うことを特徴とする請求項9および10のいずれかに記載 の液体金属移送プラント作動方法。 16.前記密封剤が塩および金属から選択された不揮発性生成物であり、該生 成物が前記包囲通路(18;40)の温度で液体であることを特徴とする請求項9に記 載の液体金属移送プラント作動方法。 17.前記非揮発性生成物がワイヤの形で導入され、該ワイヤが前記包囲通路 (40;18)に入ったときに該ワイヤが溶けることを特徴とする請求項16に記載の 液体金属移送プラント作動方法。 18.前記密封剤が周囲温度では不活性であるが前記包囲通路(18;40)の温度 では反応し合う少なくとも二つの物質の反応により生成されることを特徴とする 請求項9〜17のいずれか一つに記載の液体金属移送プラント作動方法。 19.前記密封剤が連続的に導入されることを特徴とする請求項9〜18のい ずれか一つに記載の液体金属移送プラント作動方法。 20.前記密封剤が断続的に導入されることを特徴とする請求項 9〜18のいずれか一つに記載の液体金属移送プラント作動方法。 21.前記密封剤を前記包囲通路(40;18)内に移送するために不活性ガスが用 いられることを特徴とする請求項9〜20のいずれか一つに記載の液体金属移送 プラント作動方法。 22.前記包囲通路(40;18)の入口における前記不活性ガスの圧力が予め定め られた値に設定され、 前記包囲通路(40;18)内に噴射される不活性ガスの対応の流量が測定され、 前記流量の値が予め定められた値を越えた時に前記密封剤が前記包囲通路(40; 18)内に導入されることを特徴とする請求項21に記載の液体金属移送プラント 作動方法。 23.前記包囲通路(40;18)内に噴射される前記不活性ガスの流量が予め定め られた値に設定され、 該包囲通路の入口における前記不活性ガスの圧力が測定され、 前記圧力の値が予め定められた値以下に低下した時に前記密封剤が前記包囲通 路(40;18)内に導入されることを特徴とする請求項21に記載の液体金属移送プ ラント作動方法。 24.前記包囲通路(40)内に噴射された不活性ガスの流量が設定値に調節され 、 通気出口(62)における不活性ガスの流量が決定され、 前記包囲通路(40)内に噴射された不活性ガスの流量の設定値が前記通気出口に おける不活性ガスの流量が常に正であるように調節され、 前記出湯口(28)内へ引き込まれる不活性ガスの流量が前記包囲通路(40)内へ噴 射される不活性ガスの流量と前記通気出口における不活性ガスの流量との差によ り決定され、 前記出湯口(28)内へ引き込まれる不活性ガスの前記流量が許容限 界値を越えた時には密封剤が前記包囲通路(40)内に導入されることを特徴とする 請求項7または8に記載の液体金属移送プラント内で用いられる請求項21に記 載の液体金属移送プラント作動方法。 【図2】【図4】【図6】【手続補正書】 【提出日】平成11年5月21日(1999.5.21) 【補正内容】 請求の範囲 1.上流コンテナ(2)から一組の耐火組立体により画成される出湯口(28)を通 して下流コンテナ(10)内へ液体金属を移送するための液体金属移送プラントであ って、 各耐火組立体が隣接する耐火組立体の対応する面との連結を形成する少なくと も一つの適合面(22)を有する液体金属移送プラントにおいて、 a)少なくとも部分的に前記適合面(22)のレベルにおける前記出湯口(28)周り の包囲通路(18;40)と、 b)該包囲通路(40;18)内に密封剤を導入するための密封剤導入手段(24)と、 を具備する液体金属移送プラント。 2.前記包囲通路(18;40)内への密封剤の移送がキャリア液体により促進せし められることを特徴とする請求項1に記載の液体金属移送プラント。 3.上流コンテナ(2)から一組の耐火組立体により画成される出湯口(28)を通 して下流コンテナ(10)内へ液体金属を移送するための液体金属移送プラントであ って、 各耐火組立体が隣接する耐火組立体の対応する面との連結を形成する少なくと も一つの適合面(22)を有する液体金属移送プラントにおいて、 a)少なくとも部分的に前記適合面(22)のレベルにおける前記出湯口(28)周り の包囲通路(18;40)を具備し、該包囲通路(18;40)が入口(44)を有し、 b)該入口(44)を通して前記包囲通路(40;18)内に密封剤を移送するためのキ ャリア流体を具備する液体金属移送プラント。 4.前記キャリア流体が不活性ガスを具備することを特徴とする請求項2また は3に記載の液体金属移送プラント。 5.前記密封剤導入手段(33,34;36)が前記包囲通路(40;18)の入口(44)に接続 されたパイプ(24)に取り付けられたカートリッジ(33)を具備することを特徴とす る請求項1から4のいずれか一つに記載の液体金属移送プラント。 6.前記密封剤導入手段(33,34)が予め定められた単位の密封剤を前記包囲通 路内に導入することができる手段(34)を具備することを特徴とする請求項1から 5のいずれか一つに記載の液体金属移送プラント。 7.前記包囲通路(40)が材料を逃がすことができる出口(46)を具備することを 特徴とする請求項1から6のいずれか一つに記載の液体金属移送プラント。 8.前記包囲通路(18;40)が第一端部と第二端部とを有し、前記入口(44)が該 第一端部にあり、前記出口(46)が前記第二端部にあることを特徴とする請求項7 に記載の液体金属移送プラント。 9.前記包囲通路(40)が連続的であることを特徴とする請求項7または8に記 載の液体金属移送プラント。 10.前記包囲通路(40)の出口(46)には余剰の密封剤を逃がすことを可能とし つつ前記包囲通路(40)の出口(46)における圧力を維持することができる手段が接 続されることを特徴とする請求項7〜9のいずれか一つに記載の液体金属移送プ ラント。 11.前記余剰の密封剤を逃がすことを可能としつつ前記包囲通路(40)の出口 (46)における圧力を維持することができる手段が通気出口(62)で終端する較正ヘ ッドロス装置(61)であることを特徴とする請求項10に記載の液体金属移送プラ ント。 12.前記密封剤が粉末にされた材料であることを特徴とする請求項1から1 1のいずれか一つに記載の液体金属移送プラント。 13.前記粉末にされた材料がパウダーであることを特徴とする請求項1から 12のいずれか一つに記載の液体金属移送プラント。 14.前記パウダーが種々の大きさの粒子を有することを特徴とする請求項1 から13のいずれか一つに記載の液体金属移送プラント。 15.前記パウダーが前記包囲通路(40;18)内における漏れを密封するために 軟化できる易融材料であることを特徴とする請求項1から14のいずれか一つに 記載の液体金属移送プラント。 16.前記密封剤が塩および金属から選択された不揮発性材料であり、該材料 がキャスティング温度で液体であることを特徴とする請求項1から15のいずれ か一つに記載の液体金属移送プラント。 17.前記密封剤が耐火材料を具備することを特徴とする請求項1から14の いずれか一つに記載の液体金属移送プラント。 18.前記耐火材料が黒鉛を具備することを特徴とする請求項17に記載の液 体金属移送プラント。 19.前記包囲通路(18;40)は前記密封剤により形成される不透過性層で実質 的に覆われた内壁を有することを特徴とする請求項1から18のいずれか一つに 記載の液体金属移送プラント。 20.一組の耐火組立体と包囲通路とにより画成された出湯口(28)内の液体金 属流を保護するための液体金属流保護方法であって、前記包囲通路が前記出湯口 周りにある液体金属流保護方法において、前記包囲通路内に密封剤を導入するこ とを特徴とする液体金属流保護方法。 21.前記包囲通路(40;18)に入った後に溶けるワイヤとして前記密封剤が導 入されることを特徴とする請求項20に記載の液体金属流保護方法。 22.前記密封剤が周囲温度では不活性であるがキャスティング温度では反応 し合う少なくとも二つの物質として導入されることを特徴とする請求項20また は21のいずれかに記載の液体金属流保護方法。 23.前記密封剤が連続的に導入されることを特徴とする請求項20〜22の いずれか一つに記載の液体金属流保護方法。 24.前記密封剤が断続的に導入されることを特徴とする請求項20〜22の いずれか一つに記載の液体金属流保護方法。 25.前記包囲通路(40;18)内への密封剤の導入がキャリア流体により促進せ しめられることを特徴とする請求項20〜24のいずれか一つに記載の液体金属 流保護方法。 26.前記キャリア流体が一定圧で導入され、 前記導入されるキャリア流体の流量が測定され、 前記流量が予め定められた値を越えた時に前記密封剤が導入されることを特徴 とする請求項25に記載の液体金属流保護方法。 27.前記キャリア流体が前記包囲通路(40;18)内に一定流量で導入され、 該包囲通路内における前記キャリア流体圧力が測定され、 前記圧力が予め定められた値以下に低下した時に前記密封剤が導入されること を特徴とする請求項25に記載の液体金属流保護方法。 28.前記キャリア流体が前記包囲通路(40)の入口内に一定入口流量で導入さ れ、 前記包囲通路の出口(62)において測定される前記キャリア流体の出口流量が決 定され、 前記入口流量が前記出口流量を正に維持するように調節され、 前記入口流量と前記出口流量との差が決定され、 前記差が許容限界値を越えた時には密封剤が前記包囲通路(40)内に導入される ことを特徴とする請求項25に記載の液体金属流保護方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,CZ,DE,DE,D K,DK,EE,EE,ES,FI,FI,GB,GE ,GH,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,U G,US,UZ,VN,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.上流コンテナ(2)と下流コンテナ(10)との間において特に鋼のような液体 金属を移送するための液体金属移送プラントであって、 上方コンテナ(2)と、 出湯口(28)と、 下流コンテナ(10)と、 前記出湯口(28)を通る液体金属の流量を調節するための流量レギュレータ(26) と、 前記上方コンテナと前記下方コンテナとの間に配置され、且つ前記出湯口(28) の境界を画成する一組の耐火組立体(8,12,30,32,64,66,74)とを具備し、前記出 湯口を介して液体金属が前記上方コンテナ(2)から前記下方コンテナ(10)へ流れ 、前記出湯口(28)の各耐火組立体が隣接する耐火組立体の対応する面との連結を 形成する少なくとも一つの適合面(22)を有し、 前記耐火組立体(8,12,30,32,64,66,74)間において少なくとも一つの適合面(22 )近くであって前記出湯口(28)周りに配置される包囲通路(18;40)を具備し、該包 囲通路が材料を導入することが可能な入口(44)を有する液体金属移送プラントに おいて、 密封剤を前記包囲通路(40;18)内に導入するための密封剤導入手段(32,34;36) を具備することを特徴とする液体金属移送プラント。 2.不活性ガスを前記包囲通路(40;18)に噴射するための不活性ガス噴射手段( 32,34;36)を有することを特徴とする請求項1に記載の液体金属移送プラント。 3.前記密封剤導入手段(32,34;36)が前記包囲通路(40;18)の入口(44)に接続 されたパイプ(24)に取り付けられたカートリッジ(32) を具備することを特徴とする請求項1および2のいずれかに記載の液体金属移送 プラント。 4.前記密封剤導入手段(32,34)が予め定められた単位の密封剤を前記包囲通 路内に導入することができる手段(34)を具備することを特徴とする上記請求項の いずれか一つに記載の液体金属移送プラント。 5.前記包囲通路(40)が材料を逃がすことができる出口(46)を具備することを 特徴とする上記請求項のいずれか一つに記載の液体金属移送プラント。 6.前記包囲通路(40)の入口(44)が該包囲通路の一端にあり、前記出口(46)が 他端にあることを特徴とする請求項5に記載の液体金属移送プラント。 7.前記包囲通路(40)が線状で且つ連続的であることを特徴とする請求項5お よび6のいずれかに記載の液体金属移送プラント。 8.前記包囲通路(40)の出口(46)には余剰の密封剤を逃がすことを可能としつ つ前記包囲通路(40)の出口(46)における圧力を維持することができる手段が接続 されることを特徴とする請求項5〜7のいずれか一つに記載の液体金属移送プラ ント。 9.前記余剰の密封剤を逃がすことを可能としつつ前記包囲通路(40)の出口(4 6)における圧力を維持することができる手段が通気出口(62)で終端する較正ヘッ ドロス装置であることを特徴とする請求項8に記載の液体金属移送プラント。 10.前記包囲通路(40;18)内に密封剤が導入されることを特徴とする上記請 求項のいずれか一つに記載の液体金属移送プラントを作動する液体金属移送プラ ント作動方法。 11.液体金属密封剤が粉末にされた生成物であることを特徴とする請求項1 0に記載の液体金属移送プラント作動方法。 12.前記粉末にされた生成物がパウダーであることを特徴とする請求項11 に記載の液体金属移送プラント作動方法。 13.前記パウダーが種々の大きさの粒子を有することを特徴とする請求項1 2に記載の液体金属移送プラント作動方法。 14.前記パウダーが黒鉛および金属の質を悪化させない他の耐火物質から選 択されることを特徴とする請求項12および13のいずれかに記載の液体金属移 送プラント作動方法。 15.前記パウダーがエナメルのような易融生成物であり、液状での該易融生 成物の粘性が前記包囲通路(40;18)内における漏れを少なくとも部分的に閉鎖す るのに十分であることを特徴とする請求項12および13のいずれかに記載の液 体金属移送プラント作動方法。 16.前記密封剤がペイントおよび樹脂から選択され、不透過性層で前記包囲 通路(18;40)の壁を覆うことを特徴とする請求項10および11のいずれかに記 載の液体金属移送プラント作動方法。 17.前記密封剤が塩および金属から選択された不揮発性生成物であり、該生 成物が前記包囲通路(18;40)の温度で液体であることを特徴とする請求項10に 記載の液体金属移送プラント作動方法。 18.前記非揮発性生成物がワイヤの形で導入され、該ワイヤが前記包囲通路 (40;18)に入ったときに該ワイヤが溶けることを特徴とする請求項17に記載の 液体金属移送プラント作動方法。 19.前記密封剤が周囲温度では不活性であるが前記包囲通路(18;40)の温度 では反応し合う少なくとも二つの物質の反応により生成されることを特徴とする 請求項10〜18のいずれか一つに記載の液体金属移送プラント作動方法。 20.前記密封剤が連続的に導入されることを特徴とする請求項10〜19の いずれか一つに記載の液体金属移送プラント作動方法 。 21.前記密封剤が断続的に導入されることを特徴とする請求項10〜19の いずれか一つに記載の液体金属移送プラント作動方法。 22.前記密封剤を前記包囲通路(40;18)内に移送するために不活性ガスが用 いられることを特徴とする請求項10〜21のいずれか一つに記載の液体金属移 送プラント作動方法。 23.前記包囲通路(40;18)の入口における前記不活性ガスの圧力が予め定め られた値に設定され、 前記包囲通路(40;18)内に噴射される不活性ガスの対応の流量が測定され、 前記流量の値が予め定められた値を越えた時に前記密封剤が前記包囲通路(40; 18)内に導入されることを特徴とする請求項22に記載の液体金属移送プラント 作動方法。 24.前記包囲通路(40;18)内に噴射される前記不活性ガスの流量が予め定め られた値に設定され、 該包囲通路の入口における前記不活性ガスの圧力が測定され、 前記圧力の値が予め定められた値以下に低下した時に前記密封剤が前記包囲通 路(40;18)内に導入されることを特徴とする請求項22に記載の液体金属移送プ ラント作動方法。 25.前記包囲通路(40)内に噴射された不活性ガスの流量が設定値に調節され 、 通気出口(62)における不活性ガスの流量が決定され、 前記包囲通路(40)内に噴射された不活性ガスの流量の設定値が前記通気出口に おける不活性ガスの流量が常に正であるように調節され、 前記出湯口(28)内へ引き込まれる不活性ガスの流量が前記包囲通 路(40)内へ噴射される不活性ガスの流量と前記通気出口における不活性ガスの流 量との差により決定され、 前記出湯口(28)内へ引き込まれる不活性ガスの前記流量が許容限界値を越えた 時には密封剤が前記包囲通路(40)内に導入されることを特徴とする請求項8また は9に記載の液体金属移送プラント内で用いられる請求項22に記載の液体金属 移送プラント作動方法。
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