JP2001501216A - ピリミジン誘導体およびその製造法 - Google Patents

ピリミジン誘導体およびその製造法

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Abstract

(57)【要約】 式I

Description

【発明の詳細な説明】 ピリミジン誘導体およびその製造法 本発明は4−アミノ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン誘導体および中間体 およびその製造法、このような誘導体を含む医薬製剤、および医薬としてのこれ らの誘導体の使用に関する。 本発明は、式I 〔式中、mは0から3まで(3を含む)の整数、 vは0または1、 Rは水素または低級アルキル、 R1はハロゲン、シアノ、アミノ、低級アルカノイルアミノ、低級アルキルアミ ノ、N,N−ジ−低級アルキルアミノ、ヒドロキシ、低級アルコキシ、低級アル カノイルオキシ、カルボキシ、低級アルコキシカルボニル、カルバモイル、N− 低級アルキルカルバモイル、N,N−ジ−低級アルキル−カルバモイル、または 低級アルキル(非置換またはハロゲン、シアノ、アミノ、低級アルカノイルアミ ノ、低級アルキルアミノ、N,N−ジ−低級アルキルアミノ、ヒドロキシ、低級 アルコキシ、低級アルカノイルオキシ、カルボキシ、低級アルコキシカルボニル 、カルバモイル、N−低級−アルキルカルバモイルによりまたはN,N−ジ−低 級アルキル−カルバモイルにより置換され、数個のフェニル置換基R1が存在す る場合、これらの置換基は互いに同一または異なることが可能である)、および a)R2は水素およびR3は α)式II (式中、Yは酸素または硫黄および R4は αα)アルキル基(非置換またはアミノ、低級アルカノイルアミノ、ベンゾイルア ミノ、ベンジルオキシカルボニルアミノ、低級アルコキシカルボニルアミノ、フ ェニルアミノにより、またはベンジルアミノにより置換されている)であり、置 換基を含んで、4から20炭素原子を含む、 αβ)フェニルアミノ、ベンジルアミノ、ナフチルアミノ、ピリジルメチルアミ ノ、または4から11炭素原子を有するアルキルアミノ、または αγ)フェニル、または炭素原子を介して結合し、5または6環員を有し、窒素 、酸素および硫黄からなる群から選択される1から4環ヘテロ原子を有する単環 式ヘテロシクリルであり、基R4に存在するフェニル基は非置換またはニトロ、 アミノ、低級アルカノイルアミノ、低級アルキルアミノ、ジ−低級アルキルアミ ノ、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、低級アルコキシ、低 級アルカノイルオキシ、カルボキシ、低級アルコキシカルボニル、カルバモイル 、N−低級アルキル−カルバモイル、メチレンジオキシおよび低級アルキルから なる群から選択される一個またはそれ以上の基で置換されており、数個のフェニ ル置換基が存在する場合、これらの置換基は同一または異なることが可能である )の基 β)5から12炭素原子を有する非置換アルキルまたは以下のもので置換された 低級アルキル βα)5または6環員および窒素、酸素および硫黄からなる群から選択される1 から4環ヘテロ原子を有する非置換または低級−アルキル−置換単環式ヘテロシ クリル、 ββ)以下のものにより置換されたフェニル i)フェニル、 ii)非置換またはクロロ−置換フェノキシまたは iii)5または6環員および窒素、酸素および硫黄からなる群から選択される1か ら4環ヘテロ原子を有する非置換または低級−アルキル−置換単環式ヘテロシク リル、 βγ)ナフチル、 βδ)3から8環員を有するシクロアルキル(非置換または低級アルキルまたは低 級アルコキシカルボニルにより置換されている)、または βε)アミノ、低級アルキルアミノ、ジ−低級アルキルアミノ、低級アルカノイ ルアミノ、ベンジルオキシカルボニルアミノ、低級アルコキシカルボニルアミノ 、ベンゾイルアミノ、フェニルアミノ、ベンジルアミノ、ウレイド、N3−フェ ニル−ウレイド、N3−低級アルキル−ウレイド、N3,N3−ジ−低級アルキル− ウレイド、アミノ−低級アルカノイルアミノ、(低級アルコキシカルボニルアミ ノ−低級アルカノイル)−アミノ、(ベンジルオキシカルボニルアミノ−低級アル カノイル)−アミノ、プロリル−アミノ、(N−低級アルコキシカルボニル−プロ リル)−アミノ、N3−低級アルキルチオウレイド、N3−フェニル−チオウレイ ド、シアノ、グアニジノ、アミジノ、トルエンスルホニルアミノ、低級アルカン スルホニルアミノまたは5または6環員および窒素、酸素および硫黄からなる群 から選択される1から4環ヘテロ原子を有する非置換または低級−アルキル−置 換単環式ヘテロシクリルカルボニルアミノ、 フェニル基を含む、セクションβε)で記載の基は、非置換またはフェニル基を ハロゲン、シアノ、ニトロ、アミノ、低級アルカノイルアミノ、低級アルキルア ミノ、N,N−ジ−低級アルキルアミノ、ヒドロキシ、低級アルコキシ、低級ア ルカノイルオキシ、カルボキシ、低級アルコキシカルボニル、カルバモイル、N −低級アルキル−カルバモイル、N,N−ジ−低級アルキル−カルバモイルによ りまたは低級アルキルにより置換されている、または γ)式III (式中、R5はカルボキシ−低級アルカノイルアミノ、ベンジルオキシカルボニ ルアミノ、ウレイド、N3−フェニルウレイド、N3−(クロロ−フェニル)−ウレ イド、N3−(低級アルコキシ−フェニル)−ウレイド、N3−低級アルキル−ウレ イド、N3,N3−ジ−低級アルキル−ウレイド、N3−低級アルキル−チオ ウレイド、アミノ−低級アルカノイル−アミノ、(低級アルコキシカルボニルア ミノ−低級アルカノイル)−アミノ、(ベンジルオキシカルボニルアミノ−低級ア ルカノイル)アミノ、プロリル−アミノ、(N−低級.アルコキシカルボニル−プ ロリル)−アミノ、ヒドロキシ−低級アルカノイル−アミノ、ジ−低級アルキル アミノ−メチレンアミノ、スクシンイミド、フタルイミド、グアニジノまたはア ミジノ)の基 、 δ) 環炭素原子を介して結合し、5または6環員および窒素、酸素および硫黄か らなる群から選択される1から4環ヘテロ原子を有する非置換または低級−アル キル−置換単環ヘテロシクリル、または ε)低級アルカンスルホニルまたは非置換または低級−アルキル−置換ベンゼン スルホニル、または b)R2およびR3は共に ジ−低級アルキルアミノ−メチレンアミノ、または15炭素原子までを有する置 換または非置換アルキレンまたはアルケニレン基(式中、1から3炭素原子は酸 素、硫黄または窒素に置き換わり得る)〕 の4−アミノ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン誘導体およびその塩、溶媒和 物および互変体に関する。 上記および下記で使用する一般的用語は、本発明の範囲内で好ましくは以下の 意味を有する: 用語“低級”は、最大7個(7個を含む)、特に4個(4個を含む)および、より 特には1個または2個の炭素原子を有する基を意味する。 mが0の場合、フェニル環は置換基R1を担持しない。好ましくは、mが0か ら2(2を含む)の整数である。mが1である場合、フェニル置換基R1は主に4 位、即ち、パラ−位、または特に3−位、即ち、メタ−位である。mが2である 場合、二つのフェニル置換基R1は好ましくは3−および4−位である。 vが0である場合、(R1)mフェニル基は、1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン 誘導体の4−位の直接窒素原子に結合する。 ハロゲンR1はフッ素、臭素、ヨウ素または好ましくは塩素である。 低級アルコキシR1は、例えば、メトキシである。 低級アルカノイルオキシR1は、例えば、アセトキシである。 低級アルコキシカルボニルR1は、例えば、メトキシカルボニルである。 N−低級アルキル−カルバモイルR1は、例えば、N−メチル−カルバモイル である。 アミノ−またはシアノ−置換低級アルキルR1は、例えば、それぞれ−(CH2)x −NH2または−(CH2)x−CN(式中、xはいずれも1から4)である。 5または6環員および窒素、酸素および硫黄からなる群から選択される1から 4環ヘテロ原子を有する非置換または低級−アルキル−置換単環式ヘテロシクリ ルは、好ましくは環炭素原子、例えばピリジル、例えば2−、3−または4−ピ リジル、低級アルキルピリジル、例えば2−メチル−ピリド−6−イル、低級ア ルキル−ピリジニウム−イル、例えばN−メチル−ピリジニウム−4−イル、チ エニル、例えば3−チエニル、チアゾリル、例えば2−または5−チアゾリル、 ピロリル、例えば2−ピロリル、N−低級アルキル−ピロリル、例えばN−低級 アルキル−ピロル−2−イル、イミダゾリル、例えば2−または4−イミダゾリ ル、フリル、例えば2−または3−フリル、テトラゾリル、例えば5−テトラゾ リル、または低級アルキルテトラゾリル、例えば2−低級アルキル−テトラゾル −5−イルである。 5または6環員および窒素、酸素および硫黄からなる群から選択される1から 4環ヘテロ原子を有する、非置換または低級−アルキル−置換単環式ヘテロシク リルカルボニルアミノは、好ましくは上記のヘテロシクリル基の一つを含み、例 えば、フロイルアミノ、例えば特に2−フロイルアミノである。 アミジノは、式−C(=NH)−NH2の基である。 グアニジノは、式−NH−C(=NH)NH2の基である。 ウレイドは、式−NH−C(=O)−NH2の基である。 N3−低級アルキル−ウレイドは、式−NH−C(=O)−NH−低級アルキル の基、好ましくはN3−エチル−ウレイドである。 N3,N3−ジ−低級アルキル−ウレイドは、式−NH−C(=O)−N(低級アル キル)2の基である。 N3−フェニル−ウレイドは、式NH−C(=O)−NH−フェニルの基である 。 N3,N3−ジ−フェニル−ウレイドは、式−NH−C(=O)−N(フェニル)2 の基である。 チオウレイドは、式−NH−C(=S)−NH2の基である。 N3−低級アルキル−チオウレイドは、式−NH−C(=S)−NH−低級アル キルの基、好ましくはN3−メチル−チオウレイドである。 N3,N3−ジ−低級アルキルチオウレイドは、式−NH−C(=S)−N(低級ア ルキル)2の基である。 低級アルコキシカルボニルアミノは、例えば、メトキシカルボニルアミノ、エ トキシカルボニルアミノ、イソプロピルオキシカルボニルアミノまたは2−メチ ル−プロピルオキシカルボニルアミノである。 モルホリン−4−カルボニルはまたモルホリノカルボニルとも呼ぶ。 4−低級アルキル−ピペラジン−1−カルボニルは好ましくは4−メチルピペ ラジン−1−カルボニルである。 低級アルキルスルホニルアミノは好ましくはメチルスルホニルアミノ、エチル スルホニルアミノまたはイソプロピルスルホニルアミノである。 式−N=C−N(CH3)2の基は、ジ−低級アルキルアミノ−メチレンアミノと 呼ぶ。ジ−低級アルキルアミノ基の代わりに、ピペリジノ、4−低級アルキル− ピペラジノまたはモルホリノを含む対応する基は、(ピペリジノ等)メチレンアミ ノ基、例えばピペリジノ−メチレンアミノと呼ばれる。 低級アルカノイルアミノは、例えば、ホルミルアミノまたはアセチルアミノで ある。 R2およびR3と共に示される、1から3炭素原子が酸素、硫黄または窒素で置 換され得る15までの炭素原子を有する置換または非置換アルキレンまたはアル ケニレン基は、分枝または非分枝であり、10炭素原子、および一般に5炭素原 子を超えず、例えば4または5炭素原子を有し、置換基に存在する炭素原子は数 に含まれていない。置換基は炭素原子および、特に、窒素原子に存在する。好ま しい基は、例えば、1,2−エチレン、プロパン−1,3−ジイル、ブタン−1, 4−ジイル、ペンタン−1,5−ジイル、3−(3−アミノ−プロピオニル)−3 −アザ−ペンタン−1,5−ジイル、2−アミノ−ブタン−1,4−ジイル、1− アミノメチル−ブタン−1,4−ジイル、1−ヒドロキシメチル−ブタン−1,4 −ジイル、3−ヒドロキシペンタン−1,5−ジイル、1−ヒドロキシ−ヘキサ ン−1,5−ジイル、3−(2−アミノ−エチル)−ペンタン−1,5−ジイル、3 −アザペンタン−1,5−ジイル(−CH2−CH2−NH−CH2−CH2−)、3 −アザ−2,4−ジメチル−ペンタン−1,5−ジイル(−CH2CH[CH3]−N H−CH[CH3]−CH2−)、3−アミノ−3−アザ−ペンタン−1,5−ジイル (−CH2−CH2−N[NH2]−CH2−CH2−)、1−アザ−ペンタン−1,5− ジイル、1−アザ−1−トルオイルアミノカルボニル−ペンタン−1,5−ジイ ル、1−アザ−1−(メチルアミノ−チオカルボニル)−ペンタン−1,5−ジイ ル、1−アザ−1−(tert−ブチルアミノ−カルボニル)−ペンタン−1,5−ジ イル、1−アザ−1−(シクロヘキシルアミノ−カルボニル)−ペンタン−1,5 −ジイル、3−アザ−1−ヒドロキシ−ヘプタン−3,7−ジイル、3−アザ− 1−シアノ−ヘプタン−3,7−ジイル、1−アミノ−3−アザヘプタン−3,7 −ジイル、3−(2−アミノ−エチル)−3−アザ−ペンタン−1,5−ジイル(− CH2−CH2−N[−CH2−CH2−NH2]−CH2CH2−)、1−カルバモイル −ブタン−1,4−ジイル、2−ホルミルアミノ−ペンタン−1,4−ジイル、2 −アザ−ブタジエン−1,4−ジイル(−CH=CH−N=CH−)、2−アザ− 3−ヒドロキシメチル−ブタジエン−1,4−ジイル(−CH=C[CH2OH]− N=CH−)および2−アザ−1−ヒドロキシ−1−(4メトキシフェニル−アミ ノ)−ヘプタン−2,7−ジイル{−(CH2)4−N[−CH(OH)−NH−C64− OCH3]−}である。特に好ましい基は、例えば、3−オキサ−ペンタン−1,5 −ジイル、N−低級アルコキシカルボニル−3−アザペンタン−1,5ジイル、 N−(C1−C12アルカノイル)−3−アザ−ペンタン−1,5−ジイル、N−ベン ゾイル−3−アザ−ペンタン−1,5−ジイルおよびN−(ピリド−2−イル−カ ルボニル)−3−アザ−ペンタン−1,5−ジイルである。 式Iの化合物が塩基性特性を有するため、これらの化合物の塩は、有機または 無機酸との酸付加塩、特に薬学的に許容される、非毒性塩である。適当な無機酸 は、例えば、炭酸(好ましくは炭酸塩または炭酸水素塩の形);水素化ハライド酸 、 例えば塩酸;硫酸;またはリン酸である。適当な有機酸は、例えば、カルボン酸 、ホスホン酸、スルホン酸またはスルファミン酸、例えば酢酸、プロピオン酸、 オクタン酸、デカン酸、ドデカン酸、グリコール酸、乳酸、2−ヒドロキシ酪酸 、グルコン酸、グルコースモノカルボン酸、フマル酸、コハク酸、アジピン酸、 ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、グルカ ル酸、ガラクタル酸、アミノ酸、例えばグルタミン酸、アスパラギン酸、N−メ チルグリシン、アセチルアミノ酢酸、N−アセチルアスパラギンまたはN−アセ チルシステイン、ピルビン酸、アセト酢酸、ホスホセリン、2−または3−グリ セロリン酸、グルコース−6−リン酸、グルコース−1−リン酸、フルクトース −1,6−ビスリン酸、マレイン酸、ヒドロキシマレイン酸、メチルマレイン酸 、シクロヘキサンカルボン酸、アダマンタンカルボン酸、安息香酸、サリチル酸 、1−または3−ヒドロキシナフチル−2−カルボン酸、3,4,5−トリメトキ シ安息香酸、2−フェノキシ安息香酸、2−アセトキシ安息香酸、4−アミノサ リチル酸、フタル酸、フェニル酢酸、マンデル酸、桂皮酸、ニコチン酸、イソニ コチン酸、グルクロン酸、ガラクツロン酸、メタンまたはエタン−スルホン酸、 2−ヒドロキシエタンスルホン酸、エタン−1,2−ジスルホン酸、ベンゼンス ルホン酸、2−ナフタレンスルホン酸、1,5−ナフタレンジスルホン酸、2− 、3−または4−メチルベンゼンスルホン酸、メチル硫酸、エチル硫酸、ドデシ ル硫酸、N−シクロヘキシルスルファミン酸、N−メチル−、N−エチル−また はN−プロピル−スルファミン酸、または他の有機プロトン酸、例えばアスコル ビン酸である。 単離または精製目的で、薬学的に許容されない塩、例えば、ピクリン酸または 過塩素酸の使用が可能である。薬学的に許容され、非毒性(適当な投与量で)であ る塩のみが治療的に使用され、したがってこれらの塩が好ましい。 ある条件下、例えばある溶媒に溶解した時、互換体形である程度存在するピラ ゾール部分を含む式Iの化合物およびその製造に使用する中間体に関して、通常 1位の窒素原子に存在する水素原子が、代わりの他の適当な窒素原子、例えば2 、5または7位の窒素原子に位置することが可能である。本発明はまたこれらの 互変体にも関する。 式Iの化合物は、薬理学的に有用な特性を有する。特に、それらは薬理学的に 興味深い特異的阻害活性を示す。それらは、特にタンパク質チロシンキナーゼ阻 害剤および/または(更に)タンパク質セリン/スレオニンキナーゼの阻害剤とし て有効である;それらは、例えば、上皮増殖因子(EGF)へのレセプターのチロ シンキナーゼ活性およびc-erbB2キナーゼの強力な阻害を示す。これらの細胞 −特異的酵素活性は、ヒト細胞を含む多くの哺乳類細胞、特に上皮細胞、免疫系 の細胞および中枢および末梢神経系の細胞でのシグナル伝達に重要な役割を担う 。例えば、種々の細胞型において、レセプター関連タンパク質チロシンキナーゼ (EGF−R−PTK)のEGF−誘発活性化は、細胞分割に、従って細胞集団 の増殖に必須である。EGF−レセプター−特異的チロシンキナーゼ阻害剤の投 与は、従って、細胞の増殖を阻害する。同じことが、前記および後記の他のタン パク質キナーゼにも同様に当てはまる。 EGF−レセプター−特異的タンパク質チロシンキナーゼ(EGF−R−PT K)の阻害は、既知の方法を使用して、例えばEGF−レセプターの組換え細胞 内ドメイン(EGF−RICD;例えば、E.McGlynnet al.,Europ.J.Biochem .207,265-275(1992)参照)を使用して、証明できる。阻害剤無しのコントロー ルと比較して、式Iの化合物は酵素活性を50%(IC50)、例えば0.0005 から5mM、特に0.001から0.1mMの濃度で阻害する。 マイクロモル範囲で、また、式Iの化合物は、例えば、EGF−依存的細胞系 、例えば類表皮BALB/cマウスケラチン生成細胞系(Weissrnann,B.A.およ びAaronson,S.A.,Cell 32、599(1983)参照)またはEGF−依存的上皮細胞の 有用なスタンダード源として認識されているA431細胞系(Carpenter,G.およ びZendegni,J.Anal.Biochem.153,279-282(1985))で細胞生育の阻害を示す 。既知の試験法において(Meyeret al.,Int.J.Cancer 43、851(1989)参照)、 式Iの化合物の阻害活性は、簡単に、下記のように測定される:BALB/MK 細胞(10000/マイクロタイタープレートウェル)を96−ウェルマイクロタ イタープレートに移す。試験化合物(DMSOに溶解)を連続した濃度(連続希釈) で、最終のDMSOの濃度が1%(v/v)を超えないように添加する。添加後、プ レートを3日間インキュベートし、その間、試験化合物無し のコントロール培養は、少なくとも3回の細胞分割サイクルを行うことが可能で ある。MK細胞の生育をメチレンブル一染色の手段で測定する:インキュベーシ ョン後、細胞をグルタールアルデヒドで固定し、水で洗浄し、0.05%メチレ ンブルーで染色する。洗浄工程後、染色を3%HClで溶出し、マイクロタイタ −プレートウェル当たりの光学密度を、Titertek multiskanを使用して665nm で測定する。IC50値は、式: IC50=[(OD試験−OD開始)/(ODコントロール−OD開始)]×100 を使用してコンピューターの助けを借りたシステムで測定する。 本実験のIC50値は、阻害剤無しのコントロールを使用して得られたものより 50%低い細胞数をもたらす、当該試験化合物の濃度として示される。式Iの化 合物は阻害活性をマイクロモル範囲で、例えば約0.1から10mM、特に0.4 から4mMのIC50で示す。 式Iの化合物は、腫瘍細胞の生育の阻害をまた、インビボで、例えば、下記の 試験により示されるように示す:本試験は、雌BALB/cヌードマウス(Bomhol tgard,Denmark)に移植されたヒト類表皮癌A431(ATCC No.CRL15 55;American Type Culture Collection,Rockville,Mallyland、USA;Sa nton,J.B.,et al.,Cancer Research 46,4701−4705(1986)およびOzawa,S ,et al.,Int.J.(Cancer 40,706-710(1987)参照)の生育の阻害に基づく。 この癌は、EGF−レセプターの発現の程度と相関した生育を示す。本実験にお いて、インビボで培養した約1cm3の容量の腫瘍を外科的に実験動物から滅菌条 件下で除去する。腫瘍を粉砕し、10容量(w/v)のリン酸緩衝食塩水に懸濁する 。懸濁液を、動物の左わき腹にs.c.注射(リン酸緩衝食塩水中0.2ml/マウスリ ン酸緩衝食塩水)する。あるいは、インビトロ培養由来の1×106細胞を0.2m lのリン酸緩衝食塩水に注入する。式Iの試験化合物での処置を、腫瘍が直径4 −5mmに達した時、移植5または7日後に開始する。当該試験化合物を(異なる 動物群で異なる投与量)、一日1回、連続15日投与する。腫瘍生育を、互いに 垂直な3軸に沿って腫瘍の直径を測定することにより測定する。腫瘍容量を、既 知の式p×L×D2/6(Evans,B.D.,et al.,Brit.J.Cancer 45,466-468( 1982)参照)を使用して計算する。結果は、処置/コン トロールパーセント(T/C×100=T/C%)として示す。3から50mg/kg 活性成分の量で、例えば10より少ないT/C%値で、明確な腫瘍腫瘍生育が見 られ、これは強い腫瘍生育阻害を示す。 EGF−レセプタータンパク質チロシンキナーゼの阻害に加えて、またはその 他に、式Iの化合物はまた栄養性因子により介在されるシグナル伝達に関与する 他のタンパク質チロシンキナーゼ、例えばablキナーゼ、srcキナーゼのファミリ ーのキナーゼ、特にc−srcキナーゼ(IC50、例えば、1から10mM)およびc −erbB2キナーゼ(HER−2)、およびセリン/スレオニンキナーゼ、例えば タンパク質キナーゼCも阻害し、その総て、ヒト細胞を含む哺乳類細胞の生育調 節および形質転換に役割を担う。 c−erbB2−チロシンキナーゼ(HER−2)の阻害は、例えば、EGF−R− PTK(C.House et al.,Europ.J.Biochem.140,363-367(1984)参照)に使用 した方法と同様に測定できる。c−erbB2キナーゼは単離でき、その活性は、そ れ自体既知のプロトコールで、例えばT.Akiyama et al.,Science 232,1644(1 986)に従って測定できる。 上皮増殖因子(EGF)に対するレセプターのチロシンキナーゼ活性または他の 記載のタンパク質チロシンキナーゼを阻害する式Iの化合物は、従って、例えば 、良性または悪性腫瘍の処置に有用である。それらは、有効な腫瘍退行および腫 瘍転移の形成および微小転移の生育の予防に有効である。それらは、特に上皮過 増殖(乾癬)の場合、上皮特性の腫瘍形成、例えば乳癌の処置および白血病に使用 できる。加えて、式Iの化合物は、数個のまたは特に、個々のタンパク質チロシ ンキナーゼおよび/または(更に)タンパク質セリン/スレオニンキナーゼが関与 する限り、肺、腸および皮膚の腫瘍疾患の処置および免疫系の疾患の処置に使用 できる;これらの式Iの化合物は、数個の、または特に1つのタンパク質チロシ ンキナーゼ(類)および/または(更に)タンパク質セリン/スレオニンキナーゼに よるシグナル伝達が関与する限り、中枢または末梢神経の疾患の処置にも使用で きる。 一般に、本発明はまた記載のタンパク質キナーゼの阻害における式Iの化合物 の使用にも関する。 本発明の化合物は、単独でおよび他の薬理学的に活性な化合物と組み合わせて 、例えばポリアミン合成の酵素の阻害剤、タンパク質キナーゼCの阻害剤、他の チロシンキナーゼの阻害剤、サイトカイン、負の生育調節剤、例えばTGF−β またはIFN−β、アロマターゼ阻害剤、抗エストロゲンおよび/または細胞増 殖抑制剤と共に使用できる。 下記の本発明の好ましい主題の場合、一般的定義は、適当であり、好都合であ るとき、最初に記載のより具体的な定義に置き換え得る。 好ましいのは、式中、 mは0から3まで(3を含む)の整数、 vは0または1、 Rは水素または低級アルキル、 R1はハロゲン、または低級アルキル(非置換またはハロゲン、シアノ、アミノ、 低級アルカノイルアミノ、低級アルキルアミノ、N,N−ジ−低級アルキルアミ ノ、ヒドロキシ、低級アルコキシ、低級アルカノイルオキシ、カルボキシ、低級 アルコキシカルボニル、カルバモイル、N−低級アルキル−カルバモイルにより またはN−ジ−低級アルキル−カルバモイルにより置換されている)であり、数 個のフェニル置換基R1が存在する時、置換基は互いに同一または異なることが 可能である、および a)R2は水素およびR3は α)式II (式中、Yは酸素または硫黄および R4は αα)アルキル基(非置換またはアミノ、低級アルカノイルアミノ、ベンゾイルア ミノ、ベンジルオキシカルボニルアミノ、低級アルコキシカルボニルアミノ、フ ェニルアミノによりまたはベンジルアミノにより置換されている)であり、置換 基を含んで、4から20炭素原子を含む、 αβ)フェニルアミノ、ベンジルアミノ、ナフチルアミノ、ピリジルメチルアミ ノ、または4から11炭素原子を有するアルキルアミノ、または αγ)フェニル、またはフリル、チエニルおよびピリジルから選択される、環炭 素原子を介して結合した単環式ヘテロシクリル、基R4に存在するフェニル基は 、非置換またはニトロ、アミノ、低級アルカノイルアミノ、低級アルキルアミノ 、ジ−低級アルキルアミノ、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、ヒドロキ シ、低級アルコキシ、低級アルカノイルオキシ、カルボキシ、低級アルコキシカ ルボニル、カルバモイル、N−低級アルキル−カルバモイル、メチレンジオキシ および低級アルキルからなる群から選択される1個またはそれ以上の基で置換さ れ、フェニル置換基に存在する数個の置換基は、互いに同一または異なることが 可能である)の基 、 β)5から12炭素原子を有する非置換アルキルまたは下記のもので置換された 低級アルキル βα)ピリジル、チエニル、チアゾリル、ピロリル、イミダゾリル、フリルおよ びテトラゾリルからなる群から選択され、環炭素原子を介して結合した非置換ま たは低級−アルキル−置換単環式ヘテロシクリル、 ββ)下記のもので置換されたフェニル i)フェニル、 ii)非置換またはクロロ−置換フェノキシまたは iii)テトラゾリル、ピリジルおよびチアゾリルからなる群から選択され、環炭素 原子を介して結合した非置換または低級−アルキル−置換単環式ヘテロシクリル 、 βγ)ナフチル、 βδ)3から8環員を有するシクロアルキル(非置換または低級アルキルまたは低 級アルコキシカルボニルにより置換)、または βε)アミノ、低級アルキルアミノ、ジ−低級アルキルアミノ、低級アルカノイ ルアミノ、ベンジルオキシカルボニルアミノ、低級アルコキシカルボニルアミノ 、ベンゾイルアミノ、フェニルアミノ、ベンジルアミノ、ウレイド、N3−フェ ニル−ウレイド、N3−低級アルキル−ウレイド、N3,N3−ジ−低級アルキル− ウレイド、アミノ−低級アルカノイルアミノ、(低級アルコキシカルボニルアミ ノ−低級アルカノイル)−アミノ、(ベンジルオキシカルボニルアミノ−低級アル カノイル)−アミノ、プロリル−アミノ、(N−低級アルコキシカルボニル−プロ リル)−アミノ、N3−低級アルキル−チオウレイド、N3−フェニルチオウレイ ド、シアノ、グアニジノ、アミジノ、トルエンスルホニルアミノ、低級アルカン スルホニルアミノまたはフロイルアミノ、 フェニル基を含むセクションβε)で記載の基は、非置換またはフェニル基をハ ロゲン、シアノ、ニトロ、アミノ、低級アルカノイルアミノ、低級アルキルアミ ノ、N,N−ジ−低級アルキルアミノ、ヒドロキシ、低級アルコキシ、低級アル カノイルオキシ、カルボキシ、低級アルコキシカルボニル、カルバモイル、N− 低級アルキル−カルバモイル、N,N−ジ−低級アルキル−カルバモイルにより または低級アルキルにより置換されている、または γ)式III (式中、R5がカルボキシ−低級アルカノイルアミノ、ベンジルオキシカルボニ ルアミノ、ウレイド、N3−フェニルウレイド、N3−(クロロ−フェニル)−ウレ イド、N3−(低級アルコキシ−フェニル)−ウレイド、N3−低級アルキルウレイ ド、N3,N3−ジ−低級アルキル−ウレイド、N3−低級アルキル−チオウレイド 、アミノ−低級アルカノイル−アミノ、(低級アルコキシカルボニルアミノ−低 級アルカノイル)−アミノ、(ベンジルオキシカルボニルアミノ−低級アルカノイ ル)アミノ、プロリル−アミノ、(N−低級アルコキシカルボニル−プロリル)− アミノ、ヒドロキシ−低級アルカノイルアミノ、ジ−低級アルキルアミノ−メチ レンアミノ、スクシンイミド、フタルイミド、グアニジノまたはアミジノ)の基 、 γ)ピリジル、または ε) 低級アルカンスルホニルまたは非置換または低級−アルキル−置換ベンゼン スルホニル、または b)R2およびR3は共に ジ−低級アルキルアミノ−メチレンアミノ、1,2−エチレン、プロパン−1,3 ジイル、ブタン−1,4−ジイル、ペンタン−1,5−ジイル、3−(3−アミノ −プロピオニル)−3−アザ−ペンタン−1,5−ジイル、2−アミノブタン−1 ,4−ジイル、1−アミノメチル−ブタン−1,4−ジイル、1−ヒドロキシメチ ル−ブタン−1,4−ジイル、3−ヒドロキシペンタン−1,5−ジイル、1−ヒ ドロキシ−ヘキサン−1,5−ジイル、3−(2−アミノ−エチル)−ペンタン− 1,5−ジイル、3−アザペンタン−1,5−ジイル(−CH2CH2−NH−CH2 −CH2−)、3−アザ−2,4−ジメチル−ペンタン−1,5−ジイル(−CH2− CH[CH3]−NH−CH[CH3]−CH2−)、3−アミノ−3−アザ−ペンタン −1,5−ジイル(−CH2−CH2−N[NH2]−CH2−CH2−)、1−アザペン タン−1,5−ジイル、1−アザ−1−トルイルアミノカルボニル−ペンタン− 1,5−ジイル、1−アザ−1−(メチルアミノチオカルボニル)−ペンタン−1, 5−ジイル、1−アザ−1−(tert−ブチルアミノ−カルボニル)−ペンタン−1 ,5−ジイル、1−アザ−1−(シクロヘキシルアミノカルボニル)−ペンタン− 1,5−ジイル、3−アザ−1−ヒドロキシ−ヘプタン−3,7−ジイル、3−ア ザ−1−シアノヘプタン−3,7−ジイル、1−アミノ−3−アザ−ヘプタン− 3,7−ジイル、3−(2−アミノ−エチル)−3−アザ−ペンタン−1,5−ジイ ル(−CH2−CH2−N[−CH2−CH2−NH2]−CH2−CH2−)、1−カル バモイル−ブタン−1,4−ジイル、2−ホルミルアミノ−ペンタン−1,4−ジ イル、2−アザ−ブタジエン−1,4−ジイル(−CH=CH−N=CH−)、2 −アザ−3−ヒドロキシメチル−ブタジエン−1,4−ジイル(−CH=C[CH2 OH]−N=CH−)、2−アザ−1−ヒドロキシ−1−(4−メトキシ−フェニ ル−アミノ)−ヘプタン−2,7−ジイル{−(CH2)4−N[CH(OH)−NH−C64−OCH3]−}、3−オキサ−ペンタン−1,5−ジイル、N−低級アルコキ シカルボニル−3−アザ−ペンタン−1,5−ジイル、N−(C1−C12アルカノ イル)−3−アザ−ペンタン−1,5−ジイル、N−ベンゾイル−3−アザ−ペン タン−1,5−ジイルまたはN−(ピリド−2−イル−カルボニル)−3−アザ− ペンタン−1,5−ジイル である式Iの誘導体、および塩、溶媒和物およびその互変体である。 特に好ましいのは、式中、 mは0から2(2を含む)の整数、 vは0または1、 Rは水素または低級アルキル、 R1はハロゲンまたは低級アルキル、数個のフェニル置換基R1が存在する場合、 これらの置換基は互いに同一または異なることが可能である、および a)R2は水素およびR3は α)式II (式中、Yは酸素または硫黄および R4は αα)非置換C4−C7アルキルまたは低級アルキル基(非置換またはアミノ、低級 アルカノイルアミノ、ベンゾイルアミノ、ベンジルオキシカルボニルアミノ、低 級アルコキシカルボニルアミノ、フェニルアミノによりまたはベンジルアミノに より置換)であり、置換基を含んで、4から20炭素原子を含む、 αβ)フェニルアミノ、ベンジルアミノ、ナフチルアミノ、ピリジルメチルアミ ノ、または4から11炭素原子を有するアルキルアミノ、または αγ)フェニル、またはフリル、チエニルおよびピリジルから選択され、環炭素 原子を介して結合した単環式ヘテロシクリル、基R4に存在するフェニル基は、 非置換またはハロゲン、メチレンジオキシおよび低級アルキルからなる群から選 択される一個またはそれ以上の基で置換されており、フェニル置換基に存在する 数個の置換基は、互いに同一または異なることが可能である)の基 β)5から12炭素原子を有する非置換アルキルまたは下記のもので置換されて いる低級アルキル βα)ピリジル、チエニル、チアゾリル、ピロリル、イミダゾリル、フリルおよ びテトラゾリルから選択され、環炭素原子を介して結合した非置換または低級− アルキル−置換単環式ヘテロシクリル、 ββ)下記のもので置換されたフェニル置換 i)フェニル、 ii)非置換またはクロロ−置換フェノキシまたは iii)テトラゾリル、ピリジルおよびチアゾリルから選択され、環炭素原子を介し て結合した非置換または低級−アルキル−置換単環式ヘテロシクリル、 βγ)ナフチル、 βδ)3から8環員を有するシクロアルキル(非置換または低級アルキルまたは低 級アルコキシカルボニルにより置換)、または βε)アミノ、低級アルキルアミノ、ジ−低級アルキルアミノ、低級アルカノイ ルアミノ、ベンジルオキシカルボニルアミノ、低級アルコキシカルボニルアミノ 、ベンゾイルアミノ、フェニルアミノ、ベンジルアミノ、ウレイド、N3−フェ ニル−ウレイド、N3−低級アルキル−ウレイド、N3,N3−ジ−低級アルキルウ レイド、アミノ−低級アルカノイルアミノ、(低級アルコキシカルボニルアミノ −低級アルカノイル)−アミノ、(ベンジルオキシカルボニルアミノ−低級アルカ ノイル)−アミノ、プロリル−アミノ、(N−低級アルコキシカルボニル−プロリ ル)アミノ、N3−低級アルキル−チオウレイド、N3−フェニル−チオウレイド 、シアノ、グアニジノ、アミジノ、トルエンスルホニルアミノ、低級アルカンス ルホニルアミノまたはフロイルアミノ、 フェニル基を含むセクションβε)で記載の基は、非置換またはフェニル基をハ ロゲン、ニトロ、アミノ、低級アルキルアミノ、N,N−ジ−低級アルキルアミ ノまたは低級アルキルで置換されている、または γ)式III (式中、R5がカルボキシ−低級アルカノイルアミノ、ベンジルオキシカルボニ ルアミノ、ウレイド、N3−フェニルウレイド、N3−(クロロ−フェニル)−ウレ イド、N3−(低級アルコキシ−フェニル)−ウレイド、N3−低級アルキル− ウレイド、N3,N3−ジ−低級アルキル−ウレイド、N3−低級アルキル−チオウ レイド、アミノ−低級アルカノイル−アミノ、(低級アルコキシカルボニルアミ ノ−低級アルカノイル)−アミノ、(ベンジルオキシカルボニルアミノ−低級アル カノイル)アミノ、プロリル−アミノ、(N−低級アルコキシカルボニル−プロリ ル)−アミノ、ヒドロキシ−低級アルカノイル−アミノ、ジ−低級アルキルアミ ノ−メチレンアミノ、スクシンイミド、フタルイミド、グアニジノまたはアミジ ノ)の基 、 δ)ピリジル、または ε)低級アルカンスルホニルまたは非置換または低級−アルキル−置換ベンゼン スルホニル、または b)R2およびR3は共に ジ−低級アルキルアミノ−メチレンアミノ、3−オキサ−ペンタン−1,5−ジ イル、N低級アルコキシカルボニル−3−アザペンタン−1,5−ジイル、N−( C1−C12アルカノイル)−3−アザ−ペンタン−1,5−ジイル、N−ベンゾイ ル−3−アザ−ペンタン−1,5−ジイルまたはN−(ピリド−2−イル−カルボ ニル)−3−アザ−ペンタン−1,5−ジイル である式Iの誘導体およびその塩、溶媒和物および互変体である。 最も好ましいのは、実施例に記載の式Iの化合物およびその薬学的に許容され る塩および溶媒和物である。 式Iの化合物およびその塩、溶媒和物および互変体は、それ自体既知の方法で 製造できる。 本発明の製造法は下記の通りである: a)式IV 〔式中、R7は水素またはメチル、R6は1から3炭素原子を有するアルコキシま たはニトロ、rは0から2の整数、および他の置換基および記号は上記で定義の 通り〕 の化合物を適当なルイス酸で処理する、または b)式V〔式中、記号は上記で定義の通り〕 の化合物を、式VI 〔式中、vは1および他の記号は上記で定義の通り〕 のアミンまたはその塩と、ギ酸存在下で反応させる、または c)式V 〔式中、記号は上記で定義の通り〕 の化合物を式VII 〔式中、vは1および他の記号は上記で定義の通り〕 のホルムアミドと反応させる、または d)式VIII〔式中、記号は上記で定義の通り〕 の化合物を、式VI 〔式中、vは0または1および他の記号は上記で定義の通り〕 のアミンまたはその塩と反応させる、または e)式IX 〔式中、vは0および他の記号は上記で定義の通り〕 の化合物をジムロス転移の条件下に付す、および 所望の場合、方法a)からe)で得られる式Iの化合物を塩に変換し、または得られ る式Iの化合物の塩を遊離化合物に変換する。 式Iの化合物の他の可能な製造法は、実施例部分で例示して説明し、当業者に は、実施例を一般化し、専門知識を使用することにより明白である。 これらの方法変法および出発物質の製造法は、下記に詳述する:一般的注意 :必要であれば、出発物質の干渉官能基を、反応前にそれ自体既知の 方法で、反応が完了した時に再び除去される容易に除去できる保護基で保護する 。方法a ):R7が水素である場合、適当なルイス酸は特に塩化アルミニウムである 。反応を不活性有機溶媒、例えば炭水化物、例えば好ましくは芳香族炭水化物、 例えば特にベンゼンまたはトルエン中、室温(約20℃)から+200℃の温度で 、必要であれば保護的ガス、例えばアルゴン下、および/または加圧下、好まし くは使用した溶媒の沸点で、即ち還流下で行う。R7がメチルである場合、反応 混合物は好ましくはポリリン酸と沸騰させる。 式IVの出発物質は下記のように得る:最初に式X の化合物を、式IX 〔式中、R7は水素またはメチル、R6は1から3炭素原子を有するアルコキシま たはニトロおよびrは0から2の整数〕 のヒトラジン誘導体またはその塩と反応させ、式XII 〔式中、置換基は上記で定義の通り〕 を形成させる。例えば、出発物質として二塩酸塩の形の式XIのヒドラジン誘導体 のメタノール性溶液に、最初に、冷却しながら、例えば氷で、メタノール性ナト リウムメタノラート溶液および次いで、室温で、適当な無水アルコール、例えば 無水エタノール中の式Xの化合物の溶液を添加する。反応混合物を次いで数時間 加熱還流させる。 得られる式XIIの化合物を、ギ酸と反応させ、ピリミジン環の形成を伴い、式X III 〔式中、置換基は上記で定義の通り〕 の化合物を形成させる。好ましくは、式XIIの化合物を、数時間85%水性ギ酸 中で加熱還流する。 式XIIIの化合物から、塩化ホスホリル(オキシ塩化リン、POCl3)または三 塩化リン(PCl3)を、ヒドロキシ基を塩素に置換し、式XIV 〔式中、置換基は上記で定義の通り〕 の化合物を得る。好ましくは、式XIIIの化合物を、数時間、塩化ホスホリル中、 保護的ガス、例えばアルゴン下で加熱還流する。 次いで、式XV 〔式中、記号は上記で定義の通り〕 のアニリン誘導体を、好ましくは適当な溶媒、例えば適当なアルコール、例えば エタノール中、保護的ガス、例えば窒素下、上昇した温度、例えば還流下で反応 させ、所望の式IVの出発物質を形成する。 式Xの出発物質は、例えば、式XVI の3,3−ビスメチルメルカプト−2−シアノ−アクリロニトリルを、式XVII 〔式中、記号は上記で定義の通り〕 のアミノと反応させて得る。上記式XVIの3,3−ビス−メチルメルカプト−2− シアノ−アクリロニトリルは、“2,2−ビス−メチルメルカプト−1−シアノ 2861-2870、特に2868頁、真中で呼ばれ、5から20℃の温度で、式CH2(CN)2 のマロン酸ジニトリルと二硫化炭素の間の、メタノール中のナトリウムメタノ ラート存在下での付加反応、続くこのようにして得た中間体の硫酸ジメチルによ るメチル化により製造できる。方法b) :式VIの出発物質は、塩形、例えば酢酸塩の形で使用できる。ギ酸に加え て、更なる酸、例えば氷酢酸の添加が可能である。反応は、上昇した温度、好ま しくは100から250℃、例えば特に200℃で行う。 式Vの出発物質は、式Xの化合物から、適当な溶媒中、例えば適当なアルカノ ール、例えば特にメタノール、例えば還流温度でのヒドラジンとの反応により得 る。方法c) :反応は、上昇した温度、好ましくは100から250℃、例えば特に2 00℃で、溶媒の存在下、または可能な場合、非存在下(即ち式VIIの誘導体が同 時に溶媒としても働くことができる)で行う。方法d) :反応は、上昇した温度、好ましくは50から180℃、例えば特に12 0℃で、溶媒の存在下、または可能な場合、非存在下(即ち式VIのアミン誘導体 が同時に溶媒としても働くことができる)で行う。vが0の場合、式VIのアミン 誘導体は、好ましくは塩の形、例えば塩酸塩の形で使用する。vが1の場合、式 VIのアミン誘導体は、好ましくは遊離アミンの形で使用する。 式VIIIの出発物質は、式Vの化合物から、適当なジメチルホルムアミドアセタ ール、例えばN,N−ジメチルホルムアミドジエチルアセタールとの、適当な溶 媒、例えば、適当な芳香族炭化水素、例えば特にトルエン中、上昇した温度、好 ましくは50から180℃、例えば特に還流下での反応により得る。方法e) :ジモルス転移は、上昇した温度、例えば70から200℃、好ましくは 80から150℃、例えば還流下で、適当な水−含有溶媒混合物、例えば水と適 当なエーテル、例えば環状エーテル、例えばジオキサンとの混合物、例えば1: 1の容量比のジオキサン/水混合物中で行う。 式IXのイミンは、例えば、式Vの化合物から、下記の2段階で得る: 第1段階において、式Vの化合物を、式HC(OC25)3のオルトフマル酸ト リエチルと反応させ、式XVIII 〔式中、記号は上記で定義の通り〕 のエトキシメチレンアミノ化合物を得る。 反応は、上昇した温度、好ましくは50から180℃、例えば特に120℃で 行い、オルトフマル酸トリエチルは同時に溶媒としても働く。反応により形成し たエタノールは、連続的に混合物から蒸留する。 第2段階において、得られる式XVIIIの化合物を式VI(式中、vは0または1お よび他の記号は上記で定義の通り)のアミンと反応させ、所望の式IXのイミンを 形成する。本反応は、適当な溶媒、例えば適当なアルコール、例えばアルカノー ル、例えば特にエタノール中、上昇した温度、好ましくは50から180℃、例 えば特に70から120℃、例えば還流温度で行う。 あるいは、式IXのイミンは、直接式VIIの化合物から、式VIのアミン[方法d)と 同じ]と反応させて、式Iの最終生産物の混合物として得られる。本反応は、適 当な溶媒、例えば適当なアルコール、例えばアルカノール、例えば特にエタノー ル中、上昇した温度、好ましくは50から180℃、例えば特に70から120 ℃、例えば還流温度で行う。 式Iの化合物の酸付加塩は、それ自体既知の方法で、例えば酸または適当なア ニオン交換試薬との処理により得る。 酸付加塩は、遊離化合物に、慣用法で、例えば適当な塩基性試薬との処理によ り変換できる。 異性体の混合物は、個々の異性体に、それ自体既知の方法で、例えば分別結晶 化、クロマトグラフィー等により分割できる。 以下の反応スキームは、ある式Iの化合物の合成の可能な方法を説明する: 一般的反応条件: 本方法で得られる、塩形成特性を有する遊離の式Iの化合物は、その塩にそれ 自体既知の方法で、例えば酸または適当なその誘導体での処理、例えば当該酸の 、適当な溶媒、例えばエーテル、例えば環状エーテル、特にジオキサンまたはよ り特にテトラヒドロフラン中に溶解した式Iの化合物への添加により塩に変換で きる。 本発明の方法で得られる異性体の混合物は、個々の異性体に、それ自体既知の 方法で分割できる:ラセミ体、例えば、所望の純粋塩形成試薬との塩の形成およ びこのようにして得たジアステレオ異性体混合物の、例えば分別結晶化による分 割。 上記の反応方法は、それ自体既知の方法で、溶媒または希釈剤の非存在下、ま たは通常存在下で、好ましくは、これらの溶媒または希釈剤は、使用する試薬お よびそのための溶媒に対して不活性であり、触媒、縮合剤(例えば五酸化リン)ま たは中和剤、例えば塩基、特に窒素塩基、例えばトリエチルアミン塩酸塩の非存 在下または存在下、反応および/または反応物の性質に依存して、低下した、通 常のまたは上昇した温度、例えば約−80℃から約200℃、好ましくは約−2 0℃から約150℃、例えば使用する溶媒の沸点で、大気圧中または密閉容器中 、所望により加圧下で、および/または不活性雰囲気下、例えば窒素雰囲気下で 行うことができる。 下記に特記の反応条件が好ましい。 溶媒および希釈剤は、例えば、水、アルコール、例えば低級アルキル水酸化物 、例えばメタノール、エタノール、プロパノールまたは特にブタノール、ジオー ル、例えばエチレングリコール、トリオール、例えばグリセロール、またはアリ ールアルコール、例えばフェノール、酸アミド、例えばカルボン酸アミド、例え ばジメチルホルムアミド、ジメチルアヤトアミドまたは1,3−ジメチル−3,4 ,5,6−テトラヒドロ−2−(1H)−ピリミジノン(DMPU)、カルボン酸、特 にギ酸または酢酸、無機酸のアミド、例えばヘキサメチルリン酸トリアミド、エ ーテル、例えば環状エーテル、例えばテトラヒドロフランまたはジオキサン、ま たは環状エーテル、例えばジエチルエーテルまたはエチレングリコールジメチル エーテル、ハロゲン化炭化水素、例えばハロ低級アルカン、例えば塩化メチレン またはクロロホルム、ケトン、例えばアセトン、ニトリル、例えばアセトニトリ ル、酸無水物、例えば無水酢酸、エステル、例えば、酢酸エチル、ビスアルカン スルフィン、例えばジメチルスルフオキシド、窒素ヘテロ環、例えばピリジン、 炭化水素、例えば低級アルカン、例えばヘプタン、または芳香族化合物、例えば ベンゼン、トルエンまたはキシレン(類)、またはこれらの溶媒の混合物であり、 上記反応に関してどの溶媒が適当であるか選択することは可能である。 慣用法は、得られる式Iの化合物またはその塩の後処理、例えば過剰な反応物 の溶媒和分解;再結晶;クロマトグラフィー、例えば分取、イオンまたはゲルク ロマトグラフィー;無機および有機溶媒相の間の分配;1回または複数回抽出、 特に、酸性化後、または塩基性または塩濃度の増加後;吸湿性塩での乾燥;蒸解 ;濾過;洗浄;溶解;エバポレーションによる濃縮(必要であれば真空または高 真空下);蒸留;結晶化、例えば油状形または得られる化合物または母液からの 、最終生産物の結晶で種品添加することもまた可能である;または反復しても使 用し得る、記載の後処理工程の2個またはそれ以上の組み合わせ等。 出発物質および中間体は純粋形で、例えば直前に記載の後処理後、部分的に純 粋な形またはあるいは、更に処理することなく、例えば粗生産物の形で使用でき る。 その塩を含む化合物は、水和物の形でも得られ、またはその結晶は、例えば、 結晶化に使用した溶媒を含み得る。本発明はまた式Iの化合物および本発明の一 部として記載した出発物質のこのような水和物または溶媒和物にも関する。 式Iの化合物の遊離形と塩の形の密接な関係から、遊離化合物またはその塩に 関する上記および下記の記載は、適当であり、好都合であるとき、化合物が塩形 成基を含む限り、塩または遊離化合物をそれぞれ含むと理解される。同じことが 水和物および溶媒和物にも当てはまる。 本発明の方法において、最初に特に有用であると記載した新規の式Iの化合物 をもたらす出発物質を使用するのが好ましい。 本発明は、また方法の任意の段階で中間体として得られる化合物を出発物質と して使用して残りの過程を行うか、または出発物質が、反応条件下で製造させる か、または誘導体、例えば、その塩の形で使用される形の方法にも関する。本発明の式Iの化合物の医薬組成物、その製造法およびこれらの化合物を活性成 分として含む組成物 本発明は、また式Iの化合物を活性成分として含む医薬組成物、および特に最 初に記載の疾病の処置に使用できるものにも関する。特に好ましいのは、経腸、 例えば経鼻、バッカル、直腸または特に経口投与用、および非経腸、例えば静脈 内、筋肉内または皮下投与を、温血動物、特にヒトにするための組成物である。 組成物は、活性成分それ自体または好ましくは薬学的に許容される担体と共に含 む。活性成分の投与量は、処置すべき疾病、および種、年齢、体重および個々の 条件、個々の薬物動態状態および投与形態に依存する。 本発明は、またヒトまたは動物の治療的処置法に使用するための医薬組成物、 その製造法(特に腫瘍処置における試薬として)および腫瘍疾病、特に上記のもの の処置法にも関する。 好ましいのは、タンパク質キナーゼの阻害に有効な量の式Iの化合物、または 塩形成基が存在する場合、その塩を、少なくとも一つの薬学的に許容される担体 と共に含む、タンパク質キナーゼの阻害に反応する疾病、特に乾癬または腫瘍に 罹患した温血動物、特にヒトに投与するのに適した医薬組成物である。 医薬組成物は、約1%から約95%活性成分を含む、1回投与形では好ましく は約20%から約90%活性成分および1回投与形以外では好ましくは約5%か ら約20%活性成分を含む。単位容量形は、例えば、糖衣錠、錠剤、アンプル、 バイアル、坐薬またはカプセルである。他の投与形は、例えば、軟膏、クリーム 、ペースト、フォーム、チンキ、リップスティック、飴形、スプレー、分散剤等 である。例は、約0.05gから約1.0gの活性成分を含むカプセルである。 本発明の医薬組成物は、それ自体既知の方法で、例えば慣用の混合、粒状化、 糖付加、溶解または凍結乾燥法製造する。 活性成分の溶液およびまた懸濁液または分散剤、特に等張性水性溶液、分散剤 または懸濁液を好ましくは使用し、例えば、活性成単独または担体、例えば、マ ンニトールを含む凍結乾燥組成物の場合、このような溶液、懸濁液または分散剤 に使用前に製造することが可能である。医薬組成物は滅菌し得および/または賦 形剤、例えば防腐剤、安定化剤、湿潤剤および/または乳化剤、溶解剤、浸透圧 調製用塩および/または緩衝剤を含み得、およびそれ自体既知の、例えば慣用の 溶解または凍結乾燥法で製造する。該溶液または懸濁液は、粘性増加物質、例え ばナトリウムカルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、デキ ストラン、ポリビニルピロリドンまたはゼラチンを含み得る。 油中の懸濁液は、油成分として、注射目的に慣用的な植物、合成または半−合 成油を含む。特に、酸性分として、8から22、特に12から22炭素原子を含 む長鎖脂肪酸、例えばラウリル酸、トリデシル酸、ミリスチン酸、ペンタデシル 酸、パルミチン酸、マルガリン酸、ステアリン酸、アラキジン酸、ベヘン酸、ま た対応する不飽和酸、例えばオレイン酸、エライジン酸、エルカ酸、ブラシジン 酸またはリノレン酸を有する液体脂肪酸エステルを、所望の場合、抗酸化剤、例 えばビタミンE、β−カロテンまたは3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキ シトルエンを添加して含む。これらの脂肪酸エステルのアルコール性分は、最大 6炭素原子であり、およびモノ−またはポリ−ハイドリック、例えばモノ、ジ− またはトリ−ハイドリック、アルコール、例えばメタノール、エタノール、プロ パノール、ブタノールまたはペンタノールまたはそれらの異性体であるが、特に グリコールおよびグリセロールである。以下の脂肪酸エステルの例を、従って特 記する:オレイン酸エチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロ ピル、“Labrafil M2375”(ポリオキシエチレングリセロールトリオレエート、 杏仁油のアルコール分解により製造し、グリセリドおよびポリエチレングリコー リセリド、TCMのアルコール分解により製造し、グリセリドおよびポリエチレ Germany)であるが、特に植物油、例えば綿実油、アーモンド油、オリーブ油、ヒ マシ油、ゴマ油、ダイズ油およびより特にピーナッツ油である。 注射用組成物は、滅菌条件下で慣用的に製造する;同様なことが、組成物の、 例えば、アンプルまたはバイアルへの挿入および容器の密封にも当てはまる。 経口投与用医薬組成物は、例えば、活性成分を1個またはそれ以上の固体担体 と混合し、所望の場合得られる混合物を粒化し、混合物または顆粒を処理して、 所望の場合、および必要な場合、更なる添加剤の添加により、錠剤または糖衣錠 コアを形成する。 適当な担体は特に充填剤、例えば糖、例えばラクトース、サッカロース、マン ニトールまたはソルビトール、セルロース製剤および/またはリン酸カルシウム 、例えばリン酸三カルシウムまたはリン酸水素カルシウム、およびまた結合剤、 例 えば澱粉、例えばトウモロコシ、小麦、米またはジャガイモ澱粉、メチルセルロ ース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ナトリウムカルボキシメチルセル ロースおよび/またはポリビニルビロリドン、および/または、所望の場合、崩 壊剤、例えば上記澱粉、またカルボキシメチル澱粉、架橋ポリビニルピロリドン 、またはアルギン酸またはその塩、例えばアルギン酸ナトリウムである。更なる 賦形剤は、特に流動調節剤および滑沢剤、例えば珪酸、タルク、ステアリン酸ま たはその塩、例えぱステアリン酸マグネシウムまたはカルシウム、および/また はポリエチレングリコール、またはその誘導体である。 糖衣錠コアは、適当な、所望により腸溶性コーティングを提供され、それは、 とりわけアラビアガム、タルク、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコー ルおよび/または二酸化チタンを含み得る濃縮糖溶液、または適当な有機溶媒ま たは溶媒混合物中のコーティング溶液、または、腸溶性コーティングのために、 溶液の適当なセルロース製剤、例えばフタル酸アセチルセルロースまたはフタル 酸ヒドロキシプロピルメチルセルロースの溶液を使用する。着色剤または色素を 、錠剤または糖衣錠コーティングに、例えば同定の目的または異なる量の活性成 分の指示のために添加し得る。 経口投与可能医薬組成物は、またゼラチンから成る乾燥充填カプセルおよびま たゼラチンおよび可塑剤、例えばグリセロールまたはソルビトールから成る軟、 密封カプセルにを含む。乾燥充填カプセルは、活性成分を顆粒の形で、例えば充 填剤、例えばトウモロコシ澱粉、結合剤および/または滑沢剤、例えばタルクま たはステアリン酸マグネシウム、および所望により、安定化剤との混合物で含む 。軟カプセルにおいて、活性成分は好ましくは適当な液体賦形剤、例えば脂肪油 、パラフィン油または液体ポリエチレングリコールまたはエチレンの脂肪酸エス テルまたはプロピレングリコール中に溶解または懸濁し、それに安定化剤および 、例えば、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル型の界面活性剤もまた 添加し得る。 他の経口投与形は、例えば、活性成分を、例えば、懸濁形でおよび約5%から 20%、好ましくは約10%の濃度で含む、または適当な1回量を、例えば、5 または10mlのメジャーで投与した場合に提供する同じ濃度の、慣用法で製造し たシロップである。また適当なのは、例えば、ミルク中のシェーキの製造のため の、例えば粉末または液体濃縮剤である。このような濃縮剤は、1回投与量でま たパッケージし得る。 適当な直腸投与可能医薬組成物は、例えば、活性成分および坐薬基剤の組み合 わせの坐薬である。適当な坐薬基剤は、例えば、天然または合成トリグリセリド 、パラフィン炭化水素、ポリエチレングリコールまたは高級アルカノールである 。 非経腸投与のために、水溶性形、例えば水溶性塩の形の活性成分の水溶液、ま たは粘性増加物質、例えばナトリウムカルボキシメチルセルロース、ソルビトー ルおよび/またはデキストランおよび、所望の場合、安定化剤を含む、水性注射 用懸濁液が特に好ましい。所望により、賦形剤と一緒に、活性成分は、または凍 結乾燥形でもあり得、適当な溶媒の添加により非経腸投与前に溶液にできる。 本発明はまた上記の病理的状態、特に、タンパク質キナーゼの阻害に反応する このような疾病の処置の手順または方法にも関する。式Iの化合物は、予防的に または治療的に、それ自体または医薬組成物の形で、好ましくは該疾病に対する 有効量で、このような処置を必要とする温血動物、例えばヒトに投与でき、化合 物は、特に医薬組成物の形で投与使用する。このような処置において、約70kg の体重の個体は、一日量約0.1gから約5g、好ましくは0.5gから約2gの 式Iの化合物を投与される。 以下の実施例は、本発明を説明する。 特記しない限り、溶媒の互いの比率は、容量部(v/v)である。 略名および略語は以下の意味を有する:HPLC勾配: grad20-100/20 20分にわたるb)中のa)の20%→100%。 grad20-100 13分にわたるb)中のa)20%→100%+5分、100%a)。 grad5-40 7.5分にわたるb)中のa)5%→40%+7分、40%a)。 溶離剤a):アセトニトリル+0.05%TFA;溶離剤b):水+0.05%TFA 。カラム(250×4.6mm)は逆相物質C18−Nucleosil(5μm平均粒子サイズ 、オクタデシルシランで共有結合的に誘導体化したシリカゲル、Macherey&Nagel 、 す。流速:1ml/分。略語: abs. 完全(無水) Boc tert−ブチルオキシカルボニル 食塩水 飽和塩化ナトリウム溶液 DIABAL-H ジイソブチルアルミニウムハイドライド、塩化メチレン中1.00M DIPE ジイソプロピルエーテル DMEU 1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン DMF ジメチルホルムアミド ESI-MS エレクトロスプレーイオン化質量分析法 HV 高真空 min 分 FAB-MS 高速原子衝撃質量分析法 NMM N−メチルモルホリン RT 室温 RV ロータリーエバポレーター sat. 飽和 TFA トリフルオロ酢酸 THF テトラヒドロフラン(ナトリウム/ベンゾフェノンで溶解) 特記しない限り、以下の実施例に記載の結晶(m.p.>約80℃)中間体および 最終生産物は、高真空下で、60℃から最大120℃で6時間から最大24時間 乾燥させた。実施例1: 除湿しながら、171μl(0.84mmol)のピバロン酸無水物を、0 ℃で200mg(0.767mmol)の3−アミノ−4−(3−クロロ−フェニルアミノ )−1H−ピラゾロ[3,4−d]ビリミジンの4mlのピリジン/塩化メチレン(1:1 )中の懸濁液に添加し、RTで3日間攪拌する。得られる濃厚懸濁液を濾過する 。残渣を塩化メチレンで洗浄し、乾燥させ、4−(3−クロロ−フェニルアミノ) −3−(2,2−ジメチル−プロピオニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリ ミジンを得る;HPLC:tRet(grad20-100/20)=15.0;FAB-MS(M+ H)+=345 出発物質は下記のように得る:ステップ1.1 :43.6ml(400mmol)のベンジルアミンを、68.4g(400 mmol)の3,3−ビス(メチルスルファニル)−2−シアノ−アクリロニトリル(May bridge)の400mlの酢酸エチル中の懸濁液に添加する。透明溶液をゆっくり7 0℃(→MeSHの発生!)まで加熱し、室温で1.5時間攪拌し、RTに冷却し 、蒸発により濃縮し、結晶性3−ベンジルアミノ−3−メチルスルファニル−2 −シアノ−アクリロニトリルを得る; ステップ1.2:24ml(0.48mol)のヒドラジン水和物を、92g(0.4mol) の3−ベンジルアミノ−3−メチルスルファニル−2−シアノ−アクリロニトリ ルの400mlのメタノール中の溶液に滴下し、温度は40℃に上昇する。反応混 合物をゆっくり加熱して沸騰させ(→MeSHの発生!)、2時間沸騰させ、RT 希釈、濾過およびジエチルエーテルでの洗浄により、5−アミノ−3−ベンジル アミノ−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル[Spectrochimica Acta、47A,1 635(1991)]を得る;m.p.150−152℃;TLC:Rf=0.41(酢酸エチル) 。ステップ1.3 :窒素雰囲気下、74.3g(348mmol)の5−アミノ−3−ベン ジルアミノ−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルの1.0リットルのトルエ ン中の溶液を、還流下で2時間、70.1ml(95%;409mmol)のN,N−ジメ チルホルムアミドジエチルアセタールと沸騰させる。RTへの冷却、吸引濾過お よびジエチルエーテルでの洗浄により、N'−(3−ベンジルアミノ−4−シアノ −1H−ピラゾール−5−イル)−N,N−ジメチル−ホルムアミジンを得る;m. p.197−200℃;TLC:Rf=0.50(酢酸エチル)。ステップ1.4 :60g(0.47mol)の3−クロロ−アニリンを255ml(0.5 6mol)の2.2Nメタノール性HClに溶解する。濃縮および残渣のジエチルエ ーテル中での攪拌により、濾過および乾燥後、3−クロロ−アニリン塩酸塩を得 る。ステップ1.5 :除湿しながら、79.2g(295mmol)のN'−(3−ベンジルア ミノ−4−シアノ−1H−ピラゾール−5−イル)−N,N−ジメチル−ホルムア ミジンを700mlのメタノールに懸濁する;60.6g(369mmol)の3−クロ ロ−アニリン塩酸塩を添加し、混合物を還流下で22時間沸騰させる。得られる HCO3溶液および1リットルの酢酸エチルに注ぐ。水性相を分取し、酢酸エチ ルで2回抽出する。有機相を、2回水、sat.NaHCO3溶液、水および食塩水 する。種晶添加および300mlのジエチルエーテルでの希釈により、結晶性3− ベンジルアミノ−4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d] ピリミジンを得る;m.p.214−217℃;TLC:Rf=0.29(酢酸エチル :ヘキサン=1:1)。ステップ1.6 :75.8g(216mmol)の3−ベンジルアミノ−4−(3−クロ ロフェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンの1.5リットルのベン ゼン中の懸濁液で出発して、いくつかの溶媒は水を除く目的で蒸留する。次いで 、除湿しながら、懸濁液を、84gの塩化アルミニウム(Fluka、Buchs/Switzer land)の500mlのベンゼン溶液に添加し、80℃で2.5時間加熱する。反応混 合物をRTに冷却し、上清ベンゼン相を2kgの氷水(緑色油状物の後ろの残り)に 注ぎ、分離した固体を吸引濾過し、水で激しく洗浄する(→K1)。ロータリーエ バポレーターを使用して、ベンゼンを濾液から蒸発させ、後に残った水性相を、 1kgの氷と共に緑色油状残渣に添加し、40℃で2時間加水分解する。結晶性生 産物を吸引濾過して水で洗浄する(→K2)。K1およびK2を1リットルのメタノ ールに取りこみ、4N水性HClに取りこみ、部分的に蒸発により濃縮する。水 を添加してメタノールを完全に留去する。結晶を濾取して水で洗浄する。同じ精 製法を、半−飽和Na2CO3溶液/メタノールおよび水/メタノールを使用して 繰り返す。50℃でメタノール中の攪拌、ジエチルエチルでの沈殿、濾過および 乾燥により、3−アミノ−4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ [3,4−d]ピリミジンを得る;m.p.232−234℃;TLC:Rf=0.50(酢 酸エチル)。実施例2: 実施例1と同様にして、197mg(0.84mmol)の安息香酸無水物を 、 0℃で200mg(0.767mmol)の3−アミノ−4−(3−クロロ−フェニルアミ ノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(ステップ1.6参照)の4mlのピリジン /塩化メチレン(1:1)溶液に添加し、6時間、0℃で、最後に16時間、RT で反応させ、3−ベンゾイルアミノ−4−(3−クロロ−フェニルアミハ−1H −ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;HPLC:tRet(grad20-100/20)=14. 7;FAB-MS(M+H)=365。実施例3: 脱気しながら、83μl(0.84mmol)の2−フランカルボン酸クロ ライドを、0℃で200mg(0.767mmol)の3−アミノ−4−(3−クロロ−フ ェニルアミノ)−1H−ビラゾロ[3,4−d]ピリミジン(ステップ1.6参照)の4ml のピリジン/塩化メチレン(1:1)溶液に添加し、0℃で1時間攪拌する。反応 混合物を30mlの氷水に注ぎ、大量(乏しい溶解性!)の塩化メチレン/メタノー ル/エタノールで抽出する。有機相を水および食塩水で洗浄し、乾燥させ(Na2 SO4)蒸発により濃縮する。2mlの熱エタノール中での攪拌および濾過により、 4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−(フル−2−イル−カルボニル−アミ ノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;HPLC:tRet(grad20-100/2 0 )=12.7;FAB-MS:(M+H)+=355。実施例4: 実施例1と同様にして、200mg(0.767mmol)の3−アミノ−4 −(3−クロロ−フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(ステッ プ1.6参照)の4mlのピリジン/塩化メチレン1:1溶液を、0℃で251mg( 1.05mmol)のチオフェン−2−カルボン酸無水物と反応させる。2mlのDMS O中の溶液からの200mlのクエン酸溶液(0.5g/200ml)による沈殿によ り、4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−(チエン−2−イル−カルボニル アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;HPLC:tRet(grad20-1 00/20 )=14.4;FAB-MS:(M+H)+=371。実施例5: 窒素雰囲気下、337μl(3.07mmol)のNMMおよび219μ1( 1.68mmol)のクロロギ酸イソブチルを、−20℃で189mg(1.53mmol) のピコリン酸の3.2mlのTHFの溶液に添加し(→白色懸濁液)、次いで30分 攪拌する。400mg(1.53mmol)の3−アミノ−4−(3−クロロ−フェニルア ミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(ステップ1.6参照)を次いで添加し 、 反応混合物を室温に上昇させ、1時間攪拌して反応を完了させる。反応混合物を 100mlの水に注ぎ、粗生産物を濾取して水で洗浄する。100℃で5mlのDM Soでの攪拌、25mlのエタノールの添加および濾過は4−(3−クロローフェ ニルアミノ)−3−(ピリド−2−イルカルボニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4 −d]ピリミジンをもたらす;m.p.276−279℃;HPLC:tRet(grad20-1 00/20 )=15.2;FAB-MS:(M+H)+=366。実施例6: 窒素雰囲気下、320μl(2.9mmol)のNMMおよび210μl(1 .6mmol)のクロロギ酸イソブチルを、−20℃で250mg(1.5mmol)の2,3− メチレンジオキシ安息香酸[製造に関して;Chem.Ber.104(1971)2347参照]の3 .2mlのTHF溶液に添加し、次いで45分攪拌する。378mg(1.45mmol)の 3−アミノ−4−(3−クロロフェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミ ジン(ステップ1.6参照)を次いで添加し、反応混合物をRTに上昇させ、1時 間攪拌して反応を完了させる。反応混合物を100mlの水に注ぎ、1時間攪 DMSOに溶解し、冷却し、濾過してエタノールで洗浄して4−(3−クロロ− フェニルアミノ)−3−(2,3−メチレンジオキシ−ベンゾイルアミノ)−1H− ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;HPLC:tRet(grad20-100/20)=16.5 ;FAB-MS:(M+H)+=409。実施例7: 実施例5と同様にして、263mg(1.53mmol)のピペロニリン酸(Fl uka;Buchs/Switzerland)の3.4mlのTHF溶液および337μl(3.07mmo l)のNMMを、219μl(1.68mmol)のクロロギ酸イソブチルで活性化し、 次いで400mg(1.53mmol)の3−アミノ−4−(3−クロロ−フェニルアミノ )−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(ステップ1.6参照)と反応させる。熱混 合物の2mlのDMSO溶液および16mlのエタノールからの結晶化により、4− (3−クロロフェニルアミノ)−3−(3,4−メチレンジオキシ−ベンゾイルアミ ノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;m.p.304−305℃;HP LC:tRet(grad20-100/20):=14.8;FAB-MS:(M+H)+=409。実施例8: 実施例5と同様にして、386mg(1.53mmol)のN−ベンジルオキ シカルボニル−(D,L)−バリンの3.2mlのTHF溶液および337μl(3.0 7mmol)のNMMを、219μ1(1.68mmol)のクロロギ酸イソブチルで活性化 し、次いで400mg(1.53mmol)の3−アミノ−4−(3−クロロ−フェニルア ミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(ステップ1.6参照)で活性化する。 反応混合物を蒸発により濃縮する;酢酸エチルを残渣に添加し、酢酸エチル懸濁 液を2N HCl溶液、sat.NaHCO3溶液および食塩水で洗浄し、最後に不 溶性粗生産物を濾取する。熱混合物の1.1mlのDMSO溶液および10mlのエ タノールからの結晶化により、rac.−3−([N−ベンジルオキシカルボニル−バ リル]−アミハ−4−(3−クロロフェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピ リミジンを得る;HPLC:tRet(grad20-100/20)=14g;FAB-MS:(M+H)+ =494。実施例9: 実施例5と同様にして、514mg(2.3mmol)のN−ベンジルオキシ カルボニル−(D/L)−アラニンの4.8mlのTHF溶液および506μl(4. 6mmol)のNMMを349μl(2.6mmol)のクロロギ酸イソブチルで活性化し、 次いで600mg(2.3mmol)の3−アミノ−4−(3−クロロフェニルアミノ)− 1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(ステップ1.6参照)と反応させる。粗生産 物の2mlのDMSOへの100℃での溶解、30mlのエタノールの添加および冷 却により、rac.3−{(N−ベンジルオキシカルボニル−アラニル)−アミノ}−4 −(3−クロロ−フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る; m.p.238−240℃;HPLC:tRet(grad20-100/20)=13.5;FAB-MS:( M+H)+=466。 実施例10:実施例5と同様にして、436mg(2.3mmol)のN−エトキシカル ボニル−(D/L)−バリン[(D/L)−バリンから、J.Org.Chem.60,7256(19 95)に記載のように製造]の4.8mlのTHF溶液および506μ1(4.6mmol)の NMMを349μl(2.6mmol)のクロロギ酸イソブチルで活性化し、次いで6 00mg(2.3mmol)の3−アミノ−4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−1H− ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(ステップ1.6参照)と反応させる。DMSO(2ml )への100℃での溶解、25mlのエタノールの添加および冷却により、rac.− 4−(3−クロロフェニルアミノ)−3−{(N−エトキシカルボニル−バリ ル)−アミノ}−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;HPLC:tRet(gra d20-100/20)=13.2:FAB-MS:(M+H)+=432。実施例11: 実施例5と同様にして、180mg(1.03mmol)のN−メトキシカ ルボニル−(D/L)−バリン[(D/L)−バリンから、Chem.Lett.705(1980)に 記載のように製造]の3.2mlのTHF溶液および260μl(2.4mmol)のNM Mを156μ1(1.13mmol)のクロロギ酸イソブチルで活性化し、次いで26 8.5mg(1.03mmol)の3−アミノ−4−(3−クロロフェニルアミノ)−1H− ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(ステップ1.6参照)と反応させる。DMSO(1ml )中での100℃での攪拌、7mlのエタノールの添加および7mlのDIPEおよ び冷却により、rac.−4−(3−クロロフェニルアミノ)−3−{(N−メトキシカ ルボニル−バリル)−アミノ}−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;H PLC:tRet(grad20-100/20)=12.4;FAB-MS:(M+H)+=418。実施例12: 4mlのTHF/DMEU 1:3中、40mg(0.08mmol)のrac. −3−([N−ベンジルオキシカルボニルバリル]−アミノ)−4−(3−クロロ− フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(実施例8参照)を、10m gのPd/C(10%)および10μlの1,2−ジクロロ−ベンゼン存在下で水素 化する。触媒を濾取し、濾液を部分的に蒸発によりロータリーエバポレーター中 で濃縮し、30mlの水に注ぎ、再び濾過して、濾液を高真空下で、最初はRTで 最後に50℃で蒸発により濃縮し、rac.−4−(3−クロロフェニルアミノ)−3 −(バリル−アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;HPLC:tR et (grad20-100/20)=9.2;FAB-MS:(M+H)+=360。実施例13: (S)−3−[3−(ジメチルアミノ−カルボニルアミノ−メチル)− フェニルアミノ]−4−(1−フェニルエチルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d] ピリミジンを、本明細書に記載の方法に従って得る。実施例14: 実施例5と同様にして、502mg(2.86mmol)のN−イソブチル オキシカルボニルグリシンの5.9mlのTHF溶液および580μl(5.3mmol) のNMMを、375μl(2.86mmol)のクロロギ酸イソブチルで活性化し、次 いで745mg(2.86mmol)の3−アミノ−4−(3−クロロ−フェニルアミノ) −1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(ステップ1.6参照)と反応させる。7.5 mlの沸騰エタノール中の攪拌および熱い間の濾過により、4−(3−クロロフェ ニルアミノ)−3−([N−イソブチルオキシカルボニル−グリシル]−アミノ)− 1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;HPLC:tRet(grad20-100/20)= 12.8;FAB-MS:(M+H)+=418。 出発物質は下記のように製造する:ステップ14.1 :4.3mlのジオキサンおよび872μl(6.66mmol)のクロ ロギ酸イソブチルを、500mg(6.66mmol)のグリシンの14mlの2N Na OH溶液の溶液に添加する。混合物を一晩RTで攪拌し、次いで塩化メチレンで 抽出する。水性相を4N HCl溶液で酸性化し、2回塩化メチレンで抽出する 。乾燥(Na2SO4)および蒸発による抽出物の濃縮により、N−イソブチルオキ シカルボニル−グリシンを得る;FAB-MS:(M+H)+=176; 実施例15:実施例5と同様にして、283mg(1.49mmol)のN−メトキシカ ルボニル−(D/L)−tert−ロイシンの3.3mlのTHF溶液および329μl( 2.99mmol)のNMMを、214μl(1.64mmol)のクロロギ酸イソブチルで 活性化し、次いで388mg(1.49mmol)の3−アミノ−4−(3−クロロ−フェ ニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(ステップ1.6参照)と20時 間反応させる。カラムクロマトグラフィー(SiO2;トルエン/酢酸エチル=1 :1)により、rac.−4−(3クロロ−フェニルアミノ)−3−([2−メトキシカ ルボニルアミノ−3,3−ジメチル−ブチリル]−アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4 −d]ピリミジンを得る;HPLC:tRet(grad20-100/20)=12.1;FAB-MS:( M+H)+=432。 出発物質は下記のように製造する:ステップ15.1: 293μl(3.81mmol)のクロロギ酸メチルを、0.500 g(3.81mmol)の(D/L)−tert−ロイシンの8mlの2N水性水酸化ナトリウ ム溶液および2.5mlのジオキサンの混合物の溶液に添加し、反応溶液を60℃ で14時間加熱する。RTへの冷却後、反応溶液を塩化メチレンで洗浄する。水 性相を4N水性塩酸で酸性化し、塩化ナトリウムで飽和させ、3回酢酸エチルで 抽 出する。有機抽出物を合わせ、乾燥させ(Na2SO4)、蒸発により濃縮し、N− (メトキシカルボニル)−(D/L)−tert−ロイシンを得る;FAB-MS:(M+H)+ =190。実施例16: 実施例5と同様にして、365mg(1.58mmol)のN−イソブチル オキシカルボニル(D/L)−tert−ロイシンの3.3mlのTHF溶液および34 7μl(3.15mmol)のNMMを226μlの(1.73mmol)のクロロギ酸イソブ チルで活性化し、次いで411mg(1.58mmol)の3−アミノ−4−(3−クロロ −フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(ステップ1.6参照)と 20時間反応させる。カラムクロマトグラフィー(SiO2;トルエン/酢酸エチ ル1:1)および酢酸エチル/DIPE中での攪拌により、rac.−4−(3−クロ ロ−フェニルアミノ)−3−([2−イソブチルオキシカルボニルアミノ−3,3− ジメチルブチリル]−アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ビリミジンを得る;HP LC:tRet(grad20-100/20)=15−5;FAB-MS:(M+H)+=474。 出発物質は下記のように製造する:ステップ16.1: 498pl(3.81mmol)のクロロギ酸イソブチルを、0.50 0g(3.81mmol)の(D/L)−tert−ロイシンの8mlの2N水性水酸化ナトリ ウム溶液および2.5mlのジオキサンの混合物の溶液に添加し、反応溶液を14 時間攪拌する。反応溶液を次いで塩化メチレンで洗浄する。水性相を4N水性塩 酸で酸性化し、塩化ナトリウムで飽和させ、酢酸エチルで3回抽出する。有機抽 出物を合わせ、乾燥させ(Na2SO4)蒸発により濃縮して、N−イソブチルオキ シカルボニル−(D/L)−tert−ロイシンを得る:FAB-MS:(M+H)+=232 。実施例17: 実施例1と同様にして、400mg(1.53mmol)の3−アミノ−4 −(3−クロロフェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(ステップ 1.6参照)の8mlのピリジン/塩化メチレン1:1溶液を、0℃で401μl( 1.73mmol)のカプロン酸無水物と反応させ、4−(3−クロロフェニルアミノ) −3−ヘキサノイルアミノ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(18時間RT) を得る:HPLC:tRet(grad20-100)=12−4;MS:(M)+=358、25 9(M−C611O)。実施例18: 実施例1と同様にして、400mg(1.53mmol)の3−アミノ−4 −(3−クロロフェニルアミノ)−1H−ビラゾロ[3,4−d]ピリミジン(ステップ 1.6参照)の8mlのピリジン/塩化メチレン1:1の溶液を、0℃で288μl (1.68mmol)のオクタン酸クロライドと反応させ、4−(3−クロロフェニルア ミノ)−3−オクタノイルアミノ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(18時間 RT)を得る:HPLC:tRet(grad20-100)=14.5;FAB-MS:(M+H)+=3 87。実施例19: 除湿しながら、196mg(1.12mmol)のメタンスルホン酸無水物 を、0℃で200mg(0.767mmol)の3−アミノ−4−(3−クロロフェニルア ミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(ステップ1.6参照)の4mlのピリジ ン/塩化メチレン1:1溶液に添加し、混合物を、2時間氷浴中でおよび一晩R Tで攪拌する。9mlのDIPEおよび2mlのヘキサンを、得られる黄色溶液に添 加し、沈殿した生産物を濾取し、2mlの沸騰エタノールに溶解して1mlの水の添 加により結晶化させ、4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−メタンスルホニ ルアミノ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ビリミジンを得る;HPLC:tRet(grad20- 100/20 )=11.3;FAB-MS(M+H)+=339。実施例20: 除湿しながら、275mg(0.844Immol)のトルエン−4−スルホ ン酸無水物を、0℃で、200mg(0.767mmol)の3−アミノ−4−(3−クロ ロフェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(ステップ1.6参照)の 4mlのピリジン/塩化メチレン1:1の溶液に添加し、氷浴で7時間攪拌する。 更に275mgのトルエン4−スルホン酸無水物を添加し、反応混合物をを一晩室 温で攪拌して反応を完了させる。反応混合物を水に注ぎ、3回の塩化メチレンで 抽出する。有機相を水および食塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、蒸発によ り濃縮する。熱エタノールおよび熱DMSO/エタノール(1:10)からの分画 結晶化により、4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−トルエンスルホニルア ミノ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;HPLC:tRet(grad20-100/ 20 )=14.7;FAB-MS:(M+H)+=415。実施例21: 除湿しながら、200mg(0.767mmol)の3−アミノ−4−(3− クロロフェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(ステップ1.6参 照)を3.2mlのトルエンに懸濁する;150μl(0.87mmol)のN,N−ジメ チルホルムアミドジエチルアセタールの6mlのトルエン溶液を添加し、反応混合 物を加熱沸騰させる。5時間後、濾過、続くトルエンによる完全な洗浄を行う。 4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−(ジメチルアミノメチレンアミノ)−1 H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;m.p.243245℃;HPLC:tRe t (grad20-100/20)=9.7;FAB-MS:(M+H)+=316。実施例22: 脱気しながら、1.86g(7.49mmol)のN'−[3−(モルホリン −4−イル)−4−シアノ−1H−ピラゾール−5−イル]−N,N−ジメチル− ホルムアミジンの45mlのメタノール溶液を、1.84g(11.2mmol)の3−ク ロロ−アニリン塩酸塩と沸騰させ、その間に固体が一時的に溶解する。約30分 後、沈殿を再び分取する。8時間後、反応混合物を冷却し、濾過してメタノール およびDIPEで洗浄する。40mlのエタノール、20mlのクロロホルムおよび 20mlのジオキサンの沸騰混合物中の攪拌により、4−(3−クロロ−フェニル アミノ)−3−(モルホリン−4−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを 得る;m.p.275−276℃;HPLC:tRet(grad20-100/20)=11.6 出発物質は下記のように製造する:ステップ22.1: 8.51g(50mmol)の3,3−ビス(メチルスルファニル)− 2−シアノアクリロニトリル(Maybridge)および4.36ml(50mmol)のモルホリ ンの100mlのイソプロパノール中の懸濁液を、80℃で窒素雰囲気下で3時間 加熱する。冷却し、濾過してイソプロパノールおよびDIPEで洗浄し、3−( モルホリン−4−イル)−3−メチルスルファニル−2−シアノアクリロニトリ ルを得る;m.p.140−141℃;TLC:Rf=0.39(酢酸エチル/トルエ ン=1:1)。ステップ22.2: 2.78ml(56mmol)のヒドラジン水和物を、9.8g(46. 8mmol)の3−(モルホリン−4−イル)−3−メチルスルファニル−2−シアノ −アクリロニトリルの60mlのメタノールのスラリーに添加し、沸騰加熱して固 体を溶解させる。3.5時間後、反応混合物をRTに冷却し、蒸発により濃縮し −4−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルを得る:m.p.199−2 01℃;TLC:Rf=0.19(酢酸エチル/トルエン=3:1)。ステップ22.3: 窒素雰囲気下、4.00g(20.7mmol)の5−アミノ−3−( モルホリン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルの85mlのト ルエン中の懸濁液を、還流下で5時間4.17ml(97%;23.6mmol)のN,N −ジメチルホルムアミドジエチルアセタールと共に沸騰させ、その間に固体が溶 解する。RTへの冷却(→結晶化)、吸引濾過およびトルエンおよびヘキサンでの 洗浄により、N'−[3−(モルホリン−4−イル)−4−シアノ−1H−ピラゾー ル−5−イル]−N,N−ジメチル−ホルムアミジンを得る;m.p.182−18 3℃;TLC:Rf=0.20(酢酸エチル)。ステップ22.4: 60g(0.47mol)の3−クロロ−アニリンを、255ml(0 .56mol)のHCl(2.2N、メタノール中)に溶解する。濃縮およびジエチルエ ーテル中での残渣の撹拌は、濾過および乾燥後(40℃、HV)、3−クロロ−ア ニリン塩酸塩を得る。実施例23: 脱気しながら、496.6mg(2.00mmol)のN'−[3−(モルホリ ノ−4−イル)−4−シアノ−1H−ピラゾール−5−イル]−N,N−ジメチル −ホルムアミジンの30mlのメタノール溶液を、543mg(3.00mmol)の3− クロロ−4−フルオロ−アニリン塩酸塩と共に加熱して沸騰する。9時間後、反 応混合物を冷却し、4−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニルアミノ)−3−( モルホリン−4−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを濾取してメタノ ールおよびDIPEで洗浄する:m.p.262−264℃;HPLC:tRet(grad20-100/20 )=11.8 出発物質は下記のように製造する:ステップ23.1: 1.75g(12mmol)の3−クロロ−4−フルオロ−アニリン 20mlのメタノールに溶解し、3ml(12mmol)のHCl(4.0N)を添加する。 濃縮および乾燥(40℃、HV)により、3−クロロ−4−フルオロ−アニリン塩 酸塩を得る。実施例24: 脱気しながら、16.2g(46.6mmol)のN'−[3−(4−tert− ブトキシカルボニルピペラジン−1−イル)−4−シアノ−1H−ピラゾール− 5−イル]−N,N−ジメチルホルムアミジンの130mlメタノール溶液を、11 .47g(70mmol)の3−クロロ−アニリン塩酸塩と加熱して沸騰させる。9時 間 後、反応混合物を冷却し、濾過してメタノールおよびDIPEで洗浄する。粗生 産物の沸騰エタノール中での撹拌、冷却および濾過により、4−(3−クロロ− フェニルアミノ)−3−(4−tert−ブチルオキシカルボニル−ピペラジン−1− イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;HPLC:tRet(grad20-1 00/20 )=15.7;IR(KBr)とりわけ1706s,1631s,1610s,1 589s,1508m,1482s,1425m,1364m,1304m,1283 m,1245m,1170m,1122m。 出発物質は下記のように製造する:ステップ24.1: 脱気しながら、7.22g(42.4mmol)の3,3−ビス(メチ ルスルファニル)−2−シアノアクリロニトリル(Maybridge)、7.90g(42. 4mmol)のピペラジン−N−カルボン酸tert−ブチルエステル(Aldrich;Milwauk ee/USA)および0.24g(3mmol)のピリジンを、75mlのイソプロパノール 中で4時間沸騰させる。冷却し、蒸発により濃縮して高真空下で乾燥させ、3− (4−tert−ブトキシカルボニル−ピペラジン−1−イル)−3−メチルスルファ ニル−2−シアノ−アクリロニトリルを得る;C14204SO2:計算値 C 54.52%、H 6.54%、N 18.17%、S 10.40%;実測値 C 54.37%、H 6.50%、N 17.85%、S 10.25%。ステップ24.2: 脱気しながら、15.0g(48.7mmol)の3−(4−tert−ブ トキシカルボニルピペラジン−1−イル)−3−メチルスルファニル−2−シア ノ−アクリロニトリルおよび2.93g(58.4mmol)のヒドラジン水和物を85 mlのメタノール中で加熱沸騰させる。5.5時間後、反応混合物を冷却し、蒸発 により濃縮して、5−アミノ−3−(4−tert−ブトキシカルボニルピペラジン −1−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルを得る;C132062( +0.18H2O)の分析計算値:C 52.83%、H 6.94%、N 28.4 3%、H2O 1.10%;実測値 C 52.64%、H 6.87%、N 28 .35%、H2O 1.07%。ステップ24.3: 窒素雰囲気下、12.87g(44mmol)の5−アミノ−3−( 4−tert−ブトキシカルボニル−ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾール− 4−カルボニトリルの150mlのトルエン中の懸濁液を、6時間、18.1ml(9 0%;94mmol)のN,N−ジメチルホルムアミドジエチルアセタールと共に還流 下沸騰させる。冷却し、蒸発により濃縮してDIPE中で攪拌し、N'−[3−( 4−tert−ブトキシカルボニル−ピペラジン−1−イル)−4−シアノ−1H− ピラゾール−5−イル]−N,N−ジメチル−ホルムアミジンを得る;C162572(+0.07H2O)の分析計算値:C 55.12%、H 7.27%、N 28.12%、H2O 0.36%;実測値 C 55.14%、H 7.24%、 N 27.74%、H2O 0.34%。実施例25: 窒素雰囲気下、2.0g(4.65mmol)の4−(3−クロロフェニル アミノ)−3−(4−tert−ブチルオキシカルボニル−ピペラジン−1−イル)− 1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(実施例24参照)の80mlのジオキサンおよ び80mlのHCl/ジオキサン(4N)溶液を、60℃で2時間攪拌する。冷却お よび濾過により、4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−(ピペラジン−1− イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン二塩酸塩を得る;C15167Cl・ 2HCl(+0.14H2O+5%ジオキサン)の分析計算値:C 44.93%、 H 4.78%、N 22.97%、Cl 24.91%、H2O 0.68%;実 測値 C 45.12%、H 4.73%、N 23.16%、Cl 24.67% 、H2O 0.68%;HPLC:tRet(grad20-100/20)=8.0。実施例26: 氷冷しながら、48.5mg(0.37mmol)のプロピオン酸無水物の1 0mlのジオキサン溶液を、100mg(0.248mmol)の4−(3−クロロ−フェニ ルアミノ)−3−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン 二塩酸塩(実施例25参照)および103mg(0.74mmol)の炭酸カリウムの10m lの水溶液に添加する。混合物をゆっくりRTに加熱し、5時間攪拌し、次いで 塩化メチレンで希釈して2回水および食塩水で洗浄する。無機相を2回塩化メ 0mlのエタノール中での攪拌により、4−(3−クロローフェニルアミノ)−3− (4−プロピオニル−ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジ ンを得る;m.p.247−250℃;HPLC:tRet(grad20-100/20)=11.8 ;FAB-MS:(M+H)+=386。実施例27: 実施例26と同様にして、100mg(0.248mmol)の4−(3−ク ロロフェニルアミノ)−3−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d] ピリミジン二塩酸塩および103mg(0.74mmol)の炭酸カリウムの10mlの水 溶液を、38mg(0.37mmol)の無水酢酸の10mlのジオキサン溶液と反応させ 、3−(4−アセチル−ピペラジン−1−イル)−4−(3−クロロフェニルアミ ノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;HPLC:tRet(grad20-100/2 0 )=10−8;FAB-MS:(M+H)+=372。実施例28: 窒素雰囲気下、57.6mg(0.41mmol)の塩化ベンゾイルを、0℃ で150mg(0.373mmol)の4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−(ピペラ ジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン二塩酸塩の6mlの塩化メ チレン/ピリジン(1:1)に添加する。17時間、0℃で攪拌後、更に1当量の 塩化ベンゾイルを添加し、反応混合物を次いで更に6時間攪拌する。混合物を塩 化メチレンで希釈し、2回水および食塩水で洗浄する。無機相を2回塩化メチレ ンで抽出する;有機相を乾燥させ(Na2SO4)、蒸発により濃縮する。少量の酢 酸エチル中での攪拌により、3−(4−ベンゾイル−ピペラジン−1−イル)−4 −(3−クロロ−フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る; m.p.277−281℃;HPLC:tRet(grad20-100/20)=13.5;FAB-MS:( M+H)+=434。実施例29: アンプル中、150mg(1.25mmol)のピバル酸クロライドおよび 10mgの4−ジメチルアミノピリジン溶液を、150mg(0.373mmol)の4−( 3−クロロフェニルアミノ)−3−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3, 4−d]ピリミジンニ塩酸塩の6mlの塩化メチレン/ピリジン(1:1)溶液に添加 する。8日間、70℃での攪拌後、反応混合物を冷却し、濾過して塩化メチレン で洗浄する。濾液を蒸発により濃縮し、残渣をDMSOに溶解して水に注ぐ。濾 過および水での洗浄により、4−(3−クロロ−フェニルアミハ−3−(4−ピバ ロイル−ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る; HPLC:tRet(grad20-100/20)=13.8;FAB-MS:(M+H)+=414。実施例30: 実施例26と同様にして、100mg(0.248mmol)の4−(3−ク ロロフェニルアミノ)−3−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4− d]ピリミジン二塩酸塩および103mg(0.74mmol)の炭酸カリウムの10mlの 水溶液を、81.5mg(0.37mmol)のラウリル酸クロライドの10mlのジオキサ ン溶液と反応させ、抽出する。カラムクロマトグラフィー(SiO2;塩化メチレ ン/酢酸エチル/酢酸=50:50:1)により、4−(3−クロロフェニルアミ ノ)−3−(4−[n−ドデカノイル]−ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[ 3,4−d]ピリミジンを得る;HPLC;tRet(grad20-100/20)=22.6;FAB-MS :(M+H)+=512。実施例31: 窒素雰囲気下、75mg(0.74mmol)のNMMおよび110μl(0 .84mmol)のクロロギ酸イソブチルを、0℃で92mg(0.74mmol)のピコリン 酸の4mlのTHF溶液に添加し、混合物をRTに加熱し、次いで35分攪拌する 。次いで100mg(0.248mmol)の4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−( ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンニ塩酸塩および1 03mg(0.74mmol)の炭酸カリウムの20mlの水/ジオキサン(1:1)の溶液 を添加し、混合物を1時間攪拌して反応を完了させる。反応混合物を200mlの 水に注ぎ、所望の化合物を濾取して水で洗浄する。4−(3−クロロ−フェニル アミノ)−3−(4−[ピリジル−2−カルボニル]−ピペラジン−1−イル)1H −ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;m.p.233−235℃;HPLC:tRet (grad20-100/20)=11.6;FAB-MS:(M+H)+=435。実施例32: 窒素雰囲気下で氷冷しながら、8ml(8mmol)のDIABAL-Hを345mg の4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−[(ピリド−2−イル)−メチレンア ミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンの30mlのDMEU溶液に添加し、 混合物を2時間攪拌し、その間懸濁液が溶解する。15mlの酢酸エチルを添加し 、混合物を30分攪拌し、150mlのメタノールで希釈する。1mlの水および1 0gのNa2SO4を添加して沈殿させ、続いて15分攪拌し、次いで濾過する。 メチルアルコールをロータリーエバポレーター中の濾液から留去する。得られる DMEU溶液を400mlの水に注ぎ、反応を完了させるために攪拌して濾過する 。濾過残渣をDMSOに取りこみ、再び濾過し、濾液を200mlの水に注ぐ。濾 過および水での洗浄により、4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−[(ピリド −2−イル)メチルアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;m.p. 235−239℃;HPLC:tRet(grad20-100/20)=7.9;FAB-MS:(M+H)+ =352。 出発物質は下記のように得る:ステップ32.1: 穏やかに加熱しながら、522mg(2.00mmol)の3−アミノ −4−(3−クロロフェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(ステ ップ1.6参照)および360mgの酢酸を52mlのメタノールに溶解する。次いで 、RTで、321mg(3.0mmol)のピリジン−2−カルボアルデヒドを添加し、 反応混合物を一晩反応を完了させるために攪拌し、その間4−(3−クロロ−フ ェニルアミノ)−3−[(ピリド−2−イル)メチレンアミノ]−1H−ピラゾロ[3, 4−d]ピリミジンが分離する。後者を濾取し、メタノールで洗浄して高真空下で 乾燥させる; 実施例33:ステップ32.1と同様にして、261mg(1.00mmol)の3−アミ ノ−4−(3−クロロフェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(ス テップ1.6参照)および180mgの酢酸を26mlのメタノールに溶解し、161 mg(1.5mmol)のピリジン−4カルボアルデヒドと反応させて4−(3−クロロ− フェニルアミノ)−3−[(ピリド−4−イル)−メチレンアミノ]−1H−ピラゾ ロ[3,4−d]ピリミジンを形成させる。上記中間体の25mlのDMEU中での8ml (8mmol)のDIABAL-Hとの還元は、実施例32と同様であり、同様の後処理により 、4−(3−クロロフェニルアミノ)−3−[(ピリド−4−イル)−メチルアミノ] −1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;HPLC:tRet(grad20-100/20) =7.7;FAB-MS:(M+H)+=352。実施例34: 窒素雰囲気下、261mg(1.00mmol)の3−アミノ−4−(3−ク ロロフェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(ステップ1.6参照) 、161mg(1.5mmol)のピリジン−3−カルボアルデヒドおよび180mgの酢 酸を、39mlのDMEU/メタノール(1:2)中、RTで1時間攪拌する。44 0mg(7mmol)のNaCNBH3を次いで添加し、反応混合物を加熱して沸騰さ せる。20時間後、更に440mgのNaCNBH3を添加し、反応混合物を沸騰 温度で15時間攪拌し、次いで0.6リットルの1%水性K247・4H2O溶 液に注ぎ、一晩反応を完了させるために攪拌する。沈殿生産物を濾取して水で洗 浄する。沸騰酢酸エチルからの再結晶化により、4−(3−クロロ−フェニルア ミノ)−3−[(ピリド−3−イル)−メチルアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピ リミジンを得る;m.p.204−206℃;MS(M)+=351;HPLC:tRet (grad20-100/20)=7.6。実施例35: 窒素雰囲気下、261mg(1.00mmol)の3−アミノ−4−(3−ク ロロフェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(ステップ1.6参照) 、261mg(1.5mmol)の4−(テトラゾル−5−イル)−ベンズアルデヒドおよ び180mgの酢酸を、39mlのDMEU/メタノール(1:2)中、RTで1時間 攪拌する。次いで440mg(7mmol)のNaCNBH3を添加し、反応混合物を加 熱して沸騰させる。15時間後、更に440mgのNaCNBH3を添加し、反応 混合物を再び沸騰温度で15時間攪拌し、次いで0.6リットルの1%水性K24 O7・4H2O溶液に注ぎ、一晩攪拌して反応を完了させる。混合物を、pH3. 9に2N HClで酸性化し、沈殿した生産物を濾取して水で洗浄する。20ml のエタノール中での加熱および濾過により、4−(3−クロロ−フェニルアミノ) −3−[4−(テトラゾル−5−イル)−ベンジルアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4− d]ピリミジンを得る;HPLC:tRet(grad20-100/20)=9.8;MS(M)=4 18。 出発物質は下記のように製造する:ステップ35.1: 20.0g(0.47mol)のリチウムクロライドおよび20.5g (0.315mol)のナトリウムアジドを41.2g(0.315mol)の4−シアノ −ベンズアルデヒドの310mlのメトキシ−エタノール溶液におよび混合物を6 時間(アルゴン雰囲気)沸騰させる。冷めた時、反応混合物を1リットルの氷/H C137%(10:1)に注ぎ、激しく攪拌して反応を完了させる。濾過および水 での洗浄により、4−(テトラゾル−5−イル)−ベンズアルデヒドを得る;m.p .180−182℃。実施例36: 窒素雰囲気下、261mg(1.00mmol)の3−アミノ−4−(3−ク ロロフェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(ステップ1.6参照) 、273mg(1.5mmol)のビフェニル−4−カルボアルデヒドおよび180mgの 酢酸を、39mlのDMEU/メタノール(1:2)中、RTで1時間攪拌する。4 40mg(7mmol)のNaCNBH3を次いで添加し、反応混合物を50℃に加熱す る。15時間後、更に440mgのNaCNBH3を添加し、反応混合物を沸騰温 度で15時間攪拌し、次いで0.6リットルの1%水性K247・4H2O溶液 に注ぎ、一晩反応を完了させるために攪拌する。沈殿した生産物を濾取して水で 洗浄する。20mlのエタノール中での加熱および濾過により、4−(3−クロロ −フェニルアミノ)−3−(4−フェニル−ベンジルアミノ)−1H−ピラゾロ[3, 4−d]ピリミジンを得る;m.p.250−252℃;HPLC:tRet(grad20-100/ 20 )=14.1;FAB-MS:(M+H)+=427。 実施例37:実施例34と同様にして、261mg(1.00mmol)の3−アミノ− 4−(3−クロロフェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(ステッ プ1.6参照)、282mg(1.5mmol)の4−(2−メチル−2H−テトラゾル−5 −イル)−ベンズアルデヒドおよび180mgの酢酸を39mlのDMEU/メタノ ール(1:2)中、RTで1時間攪拌し、次いで2回440mg(7mmol)のNaCN BH3と反応させる。4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−[4−(2−メチ ル−テトラゾル−5−イル)−ベンジルアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミ ジンを得る;m.p.232−235℃;HPLC:tRet(grad20-100/20)=11. 4;FAB-MS:(M+H)+=433。 出発物質は下記のように製造する:ステップ37.1: 氷冷しながら、75.5g(0.434mol)の4−(テトラゾル− 5−イル)ベンズアルデヒド(ステップ35.1)の550mlのDMF/ジオキサン (1:1)溶液を、179.7g(1.30mol)のK2CO3の200mlのDMF/ジオ キサン(1:1)溶液に滴下する;攪拌を30分続け、次いで40ml(0.64mol) のヨウ化メチルを滴下する。反応混合物を3時間、氷浴でおよび最後に15時間 、RTで攪拌し、2.8リットルの氷水に注ぎ、10分攪拌して化合物を濾取し て水で洗浄し、4−(2−メチル−2H−テトラゾル−5−イル)−ベンズアルデ ヒドを得る;m.p.137−139℃。実施例38: 実施例32と同様にして、261mg(1.00mmol)の3−アミノ− 4−(3−クロロフェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(ステッ プ1.6参照)および180mgの酢酸を26mlのメタノールに溶解し、168mg( 1.5mmol)のチオフェン−3−カルボアルデヒドと反応させて4−(3−クロロ −フェニルアミノ)−3−[(チエン−3−イル)メチレンアミノ]−1H−ピラゾ ロ[3,4−d]ピリミジンを得る。この中間体の15mlのDMEU中での8ml(8mmo l)のDIABAL-Hによる還元、同様の後処理およびDIPE中での蒸解により、4− (3−クロロフェニルアミノ)−3−[(チエン−3−イル)−メチルアミノ]−1H −ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;HPLC:tRet(grad20-100/20)=11. 4;FAB-MS:(M+H)+=357。実施例39: 実施例32と同様にして、261mg(1.00mmol)の3−アミノ− 4−(3−クロロフェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(ステッ プ1.6参照)および180mgの酢酸を26mlのメタノールに溶解し、170mg( 1.5mmol)のチアゾール−2カルボアルデヒドと反応させて4−(3−クロロ− フェニルアミノ)−3−[(チアゾール−2−イル)−メチレンアミノ]−1H−ピ ラゾロ[3,4−d]ピリミジンを形成する。上記中間体の15mlのDMEU中の8ml (8mmol)のDIABAL-Hでの還元、同様の後処理およびDIPEでの蒸解により、4 −(3−クロロフェニルアミノ)−3−[(チアゾール−2−イル)−メチルアミノ ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;HPLC:tRet(grad20-100/20) =9.8;FAB-MS:(M+H)+=358。実施例40: 実施例32と同様にして、261mg(1.00mmol)の3−アミノ− 4−(3−クロロフェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(ステッ プ1.6参照)および180mgの酢酸を26mlのメタノールに溶解し、143mg( 1.5mmol)のピロール−2−カルボアルデヒドと反応させて4−(3−クロロ− フェニルアミノ)−3−[(1H−ピロル−2−イル)メチレンアミノ]−1H−ピ ラゾロ[3,4−d]ピリミジンを形成させる。上記中間体の15mlのDMEU中の8 ml(8mmol)のDIABAL-Hによる還元、同様の後処理およびDIPEでの蒸解により 、4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−[(1H−ピロル−2−イル)−メチ ルアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;HPLC:tRet (grad20-100/20)=8.2;FAB-MS:(M+H)+=340。実施例41: 実施例32と同様にして、261mg(1.00mmol)の3−アミノ− 4−(3−クロロフェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(ステッ プ1.6参照)および180mgの酢酸を26mlのメタノールに溶解し、144mg( 1.5mmol)のイミダゾール−2−カルボアルデヒドと反応させて4−(3−クロ ロ−フェニルアミノ)−3−[(1H−イミダゾール−2−イル)−メチレンアミノ ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る。上記中間体の15mlのDMEU 中の8ml(8mmol)のDIABAL-Hでの還元、同様の後処理およびエタノールでの蒸解 により、4−(3−クロロフェニルアミノ)−3−[(1H−イミダゾール−2−イ ル)−メチルアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;HPLC:tR et (grad20-100/20)=5.8;FAB-MS:(M+H)+=341。実施例42: 実施例32と同様にして、261mg(1.00mmol)の3−アミノ− 4−(3−クロロフェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(ステッ プ1.6参照)および180mgの酢酸を26mlのメタノールに溶解し、144mg( 1.5mmol)の3−フラルデヒドと反応させて4−(3−クロロ−フェニルアミノ) −3−[(フル−3−イル)−メチレンアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジ ンを形成させる。上記中間体の15mlのDMEU中の、8ml(8mmol)のDIABAL-H での還元、同様の後処理およびDIPEでの蒸解により、4−(3−クロロ−フ ェニルアミノ)−3−[(フル−3−イル)メチルアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d ]ピリミジンを得る;m.p.207−209℃;HPLC:tRet(grad20-100/20) =8.4;MS:(M)+=340、(M−H)+=339。実施例43: 実施例32と同様にして、261mg(1.00mmol)の3−アミノ− 4−(3−クロロフェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(ステッ プ1.6参照)および180mgの酢酸を26mlのメタノールに溶解し、144mg( 1.5mmol)のイミダゾール−4−カルボアルデヒド(製造に関しては:Ph.D.St einおよびSt.E.Hall、米国特許4977174、1990年12月11日参照 )と反応させて、4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−[1H−(イミダゾー ル−4−イル)−メチレンアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを形成さ せる。上記中間体の15mlのDMEU中の8ml(8mmol)の DIABAL-Hでの還元、同様の後処理および酢酸エチルでの蒸解により、4−(3− クロロフェニルアミノ)−3−[1H−(イミダゾール−4−イル)−メチルアミノ ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;HPLC:tRet(grad20-100)= 5.9;FAB-MS:(M+H)+=341。実施例44: 実施例32と同様にして、261mg(1.00mmol)の3−アミノ− 4−(3−クロロフェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(ステッ プ1.6参照)および180mgの酢酸を26mlのメタノールに溶解し、144mg( 1.5mmol)のフルフラールと反応させて4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3 −[(フル−2−イル)−メチレンアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを 形成させる。上記の中間体の15mlのDMEU中の8ml(8mmol)のDIABAL-Hでの 還元および同様の後処理により、4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−[(フ ル−2−イル)−メチルアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;H PLC:tRet(grad20-100)=8.4;MS(M)=340。実施例45: 実施例32と同様にして、261mg(1.00mmol)の3−アミノ− 4−(3−クロロフェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(ステッ プ1.6参照)および180mgの酢酸を26mlのメタノールに溶解し、164mg( 1.5mmol)の1−メチルピロール−2−カルボアルデヒドと反応させて4−(3 −クロロ−フェニルアミノ)−3−[(1−メチル−ピロル−2−イル)−メチレン アミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを形成させる。上記中間体の15m lのDMEU中の8ml(8mmol)のDIABAL-Hでの還元および同様の後処理により、 4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−[(1−メチル−ピロル−2−イル)− メチルアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを形成する;HPLC:tRe t (grad20-100)=6.7;FAB-MS:(M+H)+=354。実施例46: 実施例32と同様にして、4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3 −(3−フェノキシベンジルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る 。実施例47: 実施例32と同様にして、4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3 −[(3−(4−クロロフェノキシ)−ベンジルアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d] ピリミジンを得る。実施例48: 実施例32と同様にして、4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3 −(ナフト−2−イルメチルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る 。実施例49: 実施例32と同様にして、261mg(1.00mmol)の3−アミノ− 4−(3−クロロフェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンおよび1 80mgの酢酸を26mlのメタノールに溶解し、182mg(1.5mmol)の6−メチ ル−ピリジン−2−カルボアルデヒドと反応させて4−(3−クロロ−フェニル アミノ)−3−[(6−メチル−ピリド−2−イル)−メチレンアミノ]−1H−ピ ラゾロ[3,4−d]ピリミジンを形成させる。上記中間体の15mlのDMEU中の8 ml(8mmol)のDIABAL-Hでの還元、同様の後処理および酢酸エチルでの蒸解により 、4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−[(6−メチル−ピリド−2−イル) −メチルアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;m.p:231−2 33℃:HPLC:tRet(grad20-100)=6.6;MS:(M)+=365実施例50: 実施例34と同様にして、4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3 −[(2−エトキシカルボニルシクロプロプ−1−イル)−メチルアミノ]−IH− ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る。実施例51: 実施例32と同様にして、261mg(1.00mmol)の3−アミノ− 4−(3−クロロフェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(ステッ プ1.6参照)および180mgの酢酸を26mlのメタノールに溶解し、345mg( 1.5mmol)の4−(2−tert−ブチルデトラゾル−5−イル)−ベンズアルデヒド と反応させて4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−[{4−(2−tert−ブチ ル−テトラゾル−5−イル)−フェン−1−イル}−メチレンアミノ]−1H−ピ ラゾロ[3,4−d]ピリミジンを形成させる。上記中間体の15mlのDMEU中の8 ml(8mmol)のDIABAL-Hでの還元および同様の後処理およびDIPE中での攪拌に より、4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−[4−(2−tert−ブチル−テト ラゾル−5−イル)−ベンジルアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得 る;m.p.168−170℃、HPLC:tRet(grad20-100)=10.4;MS:( M)+=474。 出発物質は下記のように製造する:ステップ51.1: オートクレーブ中、5.0g(28.7mmol)の4−(テトラゾル −5−イル)−ベンズアルデヒド(ステッブ35.1)の33mlのトルエンの溶液を と加熱する。冷めた時、反応混合物を50mlの酢酸エチルで希釈し、2回sat.N aHCO3溶液、1回水および食塩水で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、蒸発に より濃縮する。エタノールからの結晶化により、4−(2−tert−ブチル−テト ラゾル−5−イル)ベンズアルデヒドを得る; 実施例52:脱気しながら、261mg(1.00mmol)の3−アミノ−4−(3−ク ロロフェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンおよび180mgの酢 酸を、穏やかに加熱しながら、26mlのメタノールに溶解し、419mg(1.5mm ol)の4−ホルミル−1−メチルピリジニウムベンゼンスルホン酸と反応させる 。20時間、RTで攪拌後、反応混合物を蒸発により濃縮する。残渣を15mlの DMEUに取りこみ、0℃に冷却して8ml(8mmol)のDIABAL-Hを添加する。2時 間後、15mlの酢酸エチルを添加し、反応混合物を1時間攪拌し、150mlのメ タノールで希釈する。1mlの水および10gのNa2SO4を添加し、続いて1時 間、攪拌して次いで濾過する。濾液を蒸発により濃縮する(RV、HV);残渣を 12mlのメタノール/HCl1N(1:1)に取りこみ、濾過する。濾液の蒸発に よる濃縮および分取高速クロマトグラフィー(C18−Nucleosil;水/アセトニト リル+0.05%TFA)による分離により、4−{[4−(3−クロロ−フェニル アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−イルアミノ]メチル}−1− メチルピリジニウムトリフルオロアセテートを得る;HPLC:tRet(grad5-40) =11.6; 実施例53:実施例32と同様にして、261mg(1.00mmol)の3−アミノ− 4−(3−クロロフェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(ステ ップ1.6参照)および180mgの酢酸を26mlのメタノールに溶解し、168mg (1.5mmol)のチオフェン−2−カルボアルデヒドと反応させて4−(3−クロロ −フェニルアミノ)−3−[(チエン−2−イル)−メチレンアミノ]−1H−ピラ ゾロ[3,4−d]ピリミジンを形成させる。上記中間体の15mlのDMEU中の8ml (8mmol)のDIABAL-Hでの還元、同様の後処理および酢酸エチルからの結晶化によ り、4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−[(チエン−2−イル)−メチルア ミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;m.p.228−229℃、H PLC:tRet(grad20-100)=8.9;MS(M)+=356。実施例54: 実施例32と同様にして、261mg(1.00mmol)の3−アミノ− 4−(3−クロロフェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(ステッ プ1.6参照)および180mgの酢酸を26mlのメタノールに溶解し、293mg( 1.5mmol)の4−(ピリド−2−イル)−ベンズアルデヒドと反応させて4−(3 −クロロ−フェニルアミノ)−3−[{4−(ピリド−2−イル)−フェン−1−イ ル}−メチレンアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを形成させる。上記 中間体の36mlのDMEU中の9.6ml(9.6mmol)のDIABAL-Hでの還元および同 様の後処理により、4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−[4−(ピリド−2 −イル)−ベンジルアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;HPL C:tRet(grad20-100/20)=9.0;FAB-MS:(M+H)+=428。 出発物質は下記のように得る:ステップ54.1: 6.93g(29.9mmol)の4−ブロモ−ベンズアルデヒドジ メチルアセタールの40mlのTHF溶液を、40−50℃で0.8g(31.6mmo l)のマグネシウム屑および少量のヨウ素の10mlのTHFの懸濁液に滴下する。 反応混合物を65℃に加熱し、室温で約30分攪拌する。反応混合物をRTに冷 却し、グリニヤール試薬を、4.46g(28.2mmol)の2−ブロモ−ピリジン(Flu ka,Buchs,Switzerland)および0.4g(0.74mmol)の[1,3−ビス(ジフェニル ホスフィノ)プロパン]ニッケル(II)クロライド(DPPP,Fluka,Buchs,Switz erland)の100mlのTHFの溶液に滴下する(僅かに発熱性)。滴下が完了した 時、反応混合物を還流温度で4時間加熱し、次いで冷却して100mlの水を添加 ずる。混合物を約50mlにロータリーエバポレーターで濃縮し、 酢酸エチルで希釈して0.1N塩酸(3回)抽出する。合わせたHCl抽出物をR Tで20分攪拌し、conc.アンモニア溶液で塩基性とし、塩化メチレンで抽出す る。溶媒の除去後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付す(ヘキサン:酢 酸エチル=2:1)。生産物を含むフラクションを濃縮し、4−(ピリド−2−イ ル)−ベンズアルデヒドが自然に晶出する;TLC:Rf=0.22(ヘキサン/酢 酸エチル=2:1)。実施例55: 氷冷しながら、10.3ml(10.3mmol)のDIABAL-Hを、25mlのD MEUに溶解した550mg(1.29mmol)の4−(3−クロロ−フェニルアミノ) −3−{[4−(ピリド−3−イル)−フェニル]メチレンアミノ}−1H−ピラゾロ [3,4−d]ピリミジンに添加し、反応混合物を60分攪拌する。15mlの酢酸エチ ルを添加し、混合物を5分攪拌し、300mlのメタノールおよび1mlの水で希釈 する;20gのNa2SO4を添加し、15分後混合物を濾過して濾液を蒸発によ りロータリーエバポレーター中で濃縮する。残渣を0.5リットルの水および0. 7リットルの酢酸エチルに注ぎ、水性相を分取し、2回以上酢酸エチルで抽出す る。有機相を20回水で(DMEU−フリーとなるまで)および最後に食塩水で洗 浄し、乾燥させ(Na2SO4)、蒸発により濃縮する。メタノール中の攪拌および 透明になるまでの濾過濾過および酢酸エチルおよびジエチルエーテル中での攪拌 により、4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−[4−(ピリド−3−イル)− ベンジルアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;TLC:Rf=0 .47(CHCl3/メタノール/H2O/酢酸=85:13:1.5:0.5);H PLC:tRet(grad20-100)=6.4;FAB-MS:(M+H)+=428。 出発物質は下記のように製造する:ステップ55.1: 7.05g(102mmol)の亜硝酸ナトリウムの16mlの水溶液 を、5℃で30分にわたり11.8g(0.10mol)の4−アミノベンゾニトリルの 40mlの水および36.2mlのconc.HClの懸濁液に滴下する。濁った黄色反応 溶液を次いで35−40℃で、100分にわたり121mlのピリジンに滴下する 。45分の90℃での攪拌後、過剰のピリジンを留去(RV;60℃)し、残渣を 酢酸エチルに取りこみ、水および食塩水で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、蒸発 により濃縮する。カラムクロマトグラフィー(SiO2;ヘキサン/酢酸エチル 4:1→3:2→1:1→酢酸エチル)により、4−(ピリジン−2−イル)−ベ ンゾニトリル、続いて4−(ピリド−3−イル)ベンゾニトリル および最後に4−(ピリジン−4−イル)ベンゾニトリルを得る。ステップ55.2: 1gのラネイニッケル存在下、783mg(4.34mmol)の4−( ピリド−3−イル)ベンゾニトリルおよび2.71g(10.4mmol)の3−アミノ −4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを2 00mlのメタノールおよび1.87gの酢酸(常圧;RT)中で水素化する。得ら れる灰色懸濁液を0.3リットルのTHFで希釈し、50℃に加熱して濾過する 。濾液から、蒸発により濃縮して酢酸エチル、次いでメタノールで攪拌した後、 4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−{[4−(ピリド−3−イル)フェニル] −メチレンアミノ}−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;TLC:Rf= 0.57(CHCl3/メタノール/H2O/酢酸=85:13:1.5:0.5);F AB-MS:(M+H)+=426。実施例56: 実施例5と同様にして、5,4−(3−クロロ−フェニルアミノ)− 3−[4−(ピリド−4−イル)ベンジルアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミ ジンを、3−アミノ−4−(3−クロロフェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4− d]ピリミジンおよび4−(ピリド−4−イル)−ベンゾニトリル(ステップ55.2 )から得る。実施例57: 実施例32と同様にして、521mg(2.00mmol)の3−アミノ− 4−(3−クロロフェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(ステッ プ1.6参照)および343μlの酢酸を50mlのメタノールに溶解し、567mg (3.0mmol)の4−(チアゾール−2−イル)ベンズアルデヒドと反応させて4−( 3−クロロ−フェニルアミノ)−3−[{4−(チアゾール−2−イル)−フェン− 1−イル}−メチレンアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る。上記 の中間体の30mlのDMEU中16ml(16mmol)のDIABAL-Hでの還元および類似 の後処理をする。粗生産物をTHF/メタノールに溶解する;20gのシリ カゲルを添加し、混合物を粉末に乾燥させる。シリカゲルカラムへの適用および CH2Cl2/メタノール/H2O/酢酸(85:13:1.5:0.5)での溶出に より、4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−[4−(チアゾール−2−イル) ベンジルアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;m.p.241−2 43℃;TLC:Rf=0.44(CHCl3/メタノール/H2O/酢酸=85: 13:1.5:0.5);HPLC:tRet(grad20-100)=9.0;FAB-MS(M+H)+ =434。 出発物質は下記のように製造する:ステップ57.1: アルゴン下、9.2g(379mmol)のマグネシウムを84mlの THFに入れ、60℃に暖める。82.6g(357mmol)の4−ブロモ−ベンズ アルデヒドジメチルアセタール(製造に関してはJ.Org.Chem.56,4280(1991) 参照)の677mlのTHFの溶液を次いでその中に30分にわたり滴下し、混合 物を沸騰温度で更に40分攪拌する。グリニヤール溶液を冷却し、滴下用漏斗に 傾捨し、30分にわたり、31.7ml(338mmol)の2−ブロモチアゾールおよ び5.39g(9.95mmol)の1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン−ニ ッケル(II)クロライド(Aldrich;Milwaukee/USA)の1.68リットルのTH F中の赤らんだ懸濁液に滴下する。反応混合物をRTで12時間攪拌する;更に 5.39gの1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)−プロパン−ニッケル(II)クロ ライドを添加し、攪拌を更に7時間続ける。840mlの水を添加し、攪拌を10 分行い、THFをロータリーエーバポレーターで留去し、残渣を1.0リットル のジエチルエーテルおよび340mlの2N HCl中で1.5時間攪拌する。水 性相を分取し、酢酸エチルで2回抽出する。有機相を2回0.5N HCl、水 、sat.NaHCO3溶液、水および食塩水で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、蒸 発により濃縮する。クロマトグラフィー(SiO2;ヘキサン/酢酸エチル=4: 1)およびヘキサンでの蒸解により、4−(チアゾール−2−イル)−ベンズアル デヒドを得る;TLC:Rf=0.21(ヘキサン/酢酸エチル=3:1);m.p. 91−92℃。実施例58: 実施例32と同様にして、521mg(2.00mmol)の3−アミノ− 4−(3−クロロフェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(ステ ップ1.6参照)および343μlの酢酸を50mlのメタノールに溶解し、567 mg(3.0mmol)の4−(チアゾール−5−イル)−ベンズアルデヒドと反応させて 4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−{4−(チアゾール−5−イル)−フェ ニル}メチレンアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを形成させる。上記 中間体の30mlのDMEU中の16ml(16mmol)のDIABAL-Hでの還元、同様の後 処理およびジエチルエーテルでの蒸解により、4−(3−クロロ−フェニルアミ ノ)−3−[4−(チアゾール−5−イル)−ベンジルアミノ]−1H−ピラゾロ[3, 4−d]ピリミジンを形成する;m.p.235℃;TLC:Rf=0.42(CHCl3 /メタノール/H2O/酢酸=85:13:1.5:0.5);HPLC:tRet(gra d20-100)=8.5;FAB-MS:(M+H)+=434。 出発物質は下記のように製造する:ステップ58.1: ボンブ管中、3.7g(20mmol)の4−ブロモ−ベンズアルデ ヒド、6.64ml(93mmol)のチアゾール、2.94gの酢酸カリウムおよび1. 16g(1mmol)のPd(PPH3)4を、50mlのジメチルアセトアニリド中、15 0℃で12時間攪拌する。反応混合物を蒸発により濃縮する;水を残渣に添加し 、混合物を3回塩化メチレンで抽出する。有機相を詰め綿を通して濾過し、蒸発 により濃縮し、クロマトグラフィーに付す(SiO2;ヘキサン/酢酸エチル=1 :2):4−(チアゾール−5−イル)−ベンズアルデヒドを得る;HPLC:tRe t (grad20-100/20):11.4。実施例59: 実施例32と同様にして、521mg(2.00mmol)の3−アミノ− 4−(3−クロロフェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(ステッ プ1.6参照)および343μlの酢酸を50mlのメタノールに溶解し、565mg (3.0mmol)の3−(2−メチル−テトラゾル−5−イル)−ベンズアルデヒドと 反応させて4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−[{3−(2−メチル−テト ラゾル−5−イル)−フェニル}メチレンアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリ ミジンを形成させる。上記中間体の30mlのDMEU中の16ml(16mmol)のDI ABAL-Hでの還元、同様の後処理およびメタノールでの蒸解により、4−(3−ク ロロ−フェニルアミノ)−3−[3−(2−メチル−テトラゾル−5−イル)−ベン ジルアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;TLC:Rf =0.51(CHCl3/メタノール/H2O/酢酸=85:13:1.5:0.5) ;HPLC:tRet(grad20-100)=8.7;FAB-MS:(M+H)+=433。 出発物質は下記のように製造する:ステップ59.1: 5.8g(42.1mmol)のトリエチルアミン塩酸塩および6.0 g(92.3mmol)のナトリウムアジドを4.0g(30.5mmol)の3−シアノ−ベ ンズアルデヒドの100mlの1−メチル−2−ピロリドン溶液に添加し、110 ℃で1.5時間(アルゴン雰囲気)攪拌する。冷えた時、反応混合物を0.6リット ルの氷/37%HCl(20:1)に注ぎ、激しく攪拌して反応を完了させる。3 回の酢酸エチルでの抽出、有機相の3回水および食塩水での洗浄、乾燥(Na2S O4)、蒸発による濃縮およびジエチルエーテル中での攪拌により、3−(テトラ ゾル−5−イル)−ベンズアルデヒドを得る;m.p.185−189℃;TLC: Rf=0.13(CHCl3/メタノール/H2O/酢酸=85:13:1.5:0. 5)。ステップ59.2: 脱気しながら、10.0g(57.4mmol)の3−(テトラゾル− 5−イル)ベンズアルデヒドを23.7g(172mmol)の炭酸カリウムの120m lのDMF/ジオキサン(1:1)溶液に、氷浴中で添加する。5.37ml(86mm ol)のヨウ化メチルをそれに滴下し、反応混合物を2時間氷浴中、および1時間 RTで攪拌する。反応混合物を0.5リットルの水に攪拌しながら入れ、粗生産 物を吸引濾過して水で洗浄する。0.3リットルの酢酸エチルへの溶解、食塩水 での洗浄、乾燥(Na2SO4)、蒸発による濃縮およびジエチルエーテル中での攪 拌により、3−(2−メチルテトラゾル−5−イル)−ベンズアルデヒドを得る; TLC:Rf=0.47(ヘキサン/酢酸エチル=3:1)。実施例60: 実施例32と同様にして、521mg(2.00mmol)の3−アミノ− 4−(3−クロロフェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(ステッ プ1.6参照)および343μlの酢酸を50mlのメタノールに溶解し、691mg (3.0mmol)の3−(2−tert−ブチルテトラゾル−5−イル)−ベンズアルデヒ ドと反応させて4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−[{3−(2−tert−ブ チル−テトラゾル−5−イル)−フェニル}−メチレンアミノ]−1H−ピラゾロ[ 3,4−d]ピリミジンを形成させる。上記中間体の30mlのDMEUとの16 ml(16mmol)のDIABAL-Hでの還元、同様の後処理およびメタノールでの蒸解によ り、4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−[3−(2−tert−ブチル−テトラ ゾル−5−イル)ベンジルアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る; TLC:Rf=0.60(CHCl3/メタノール/H2O/酢酸=85:13:1 .5:0.5);HPLC:tRet(grad20-100)=10.3 出発物質は下記のように製造する:ステップ60.1: オートクレーブ中、3.2g(18.4mmol)の3−(テトラゾル −5−イル)−ベンズアルデヒド(ステップ59.1参照)の22mlのトルエン溶液 ホン酸と加熱する。冷めた時、反応混合物を200mlの酢酸エチルで希釈し、4 回水および1回食塩水で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、蒸発により濃縮する。 カラムクロマトグラフィー(SiO2;ヘキサン/酢酸エチル=3:1)およびジ エチルエーテル/ヘキサン(−15℃)からの結晶化により、3−(2−tert−ブ チル−テトラゾル−5−イル)ベンズアルデヒドを得る;TLC:Rf=0.41( ヘキサン/酢酸エチル=3:1);FAB-MS:(M+H)+=231。実施例61: 実施例32と同様にして、521mg(2.00mmol)の3−アミノ− 4−(3−クロロフェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンおよび3 43μlの酢酸を50mlのメタノールに溶解し、565mg(3.0mmol)の2−(2 −メチル−テトラゾル−5−イル)ベンズアルデヒドと反応させて4−(3−クロ ロ−フェニルアミノ)−3−[{2−(2−メチル−テトラゾル−5−イル)−フェ ニル}−メチレンアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを形成させる。上 記中間体の30mlのDMEUとの16ml(16mmol)のDIABAL-Hでの還元および反 応混合物を同様に加水分解する。DMEU溶液を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出す る。有機相から、7回水および1回食塩水での洗浄、乾燥(Na2SO4)、蒸発に よる濃縮およびジエチルエーテル中での蒸解の後、4−(3−クロロ−フェニル アミノ)−3−[2−(2−メチルテトラゾル−5−イル)−ベンジルアミノ]−1 H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;TLC:Rf=0.47(CHCl3/メ タノール/H2O/酢酸=85:13:1.5:0.5);HPLC:tRet(grad20- 100 )=9.0;FAB-MS:(M+H)+=433。 出発物質は下記のように製造する:ステップ61.1 :20.3g(147mmol)のトリエチルアミン塩酸塩および21. 0g(322mmol)のナトリウムアジドを14.0g(107mmol)の2−シアノ−ベ ンズアルデヒドの350mlの1−メチル−2−ピロリドン中の溶液に添加し、1 10℃で3時間(アルゴン雰囲気)加熱する。黒色反応溶液を0.6リットルの氷 /37%HCl(20:1)に注ぎ、激しく攪拌して反応を完了させる。3回の酢 酸エチルでの抽出、有機相の3回の水および食塩水での洗浄、乾燥(Na2SO4) 、蒸発により濃縮、ジエチルエーテル中での攪拌により、2−(テトラゾル−5 −イル)−ベンズアルデヒドを得る;m.p.130℃;TLC:Rf=0.10(C HCl3/メタノール/H2O/酢酸=85:13:1.5:0.5)。ステップ61.2: 脱気しながら、氷浴中で8.0g(45.9mmol)の2−(テトラ ゾル−5−イル)−ベンズアルデヒドを19g(138mmol)の炭酸カリウムの10 0mlのDMF/ジオキサン(1:1)の溶液に添加する。4.25ml(68mmol)の ヨウ化メチルをそれに滴下し、反応混合物を氷浴中で1時間およびRTで1.5 時間攪拌する。混合物を1リットルの氷水および0.6リットルの酢酸エチルに 攪拌しながら入れ、水性相を分取し、2回酢酸エチルで抽出する。有機相を4回 水および食塩水で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、蒸発により濃縮する。カラム クロマトグラフィー(SiO2;ヘキサン/酢酸エチル=3:1)およびヘキサン へ攪拌しながら入れることにより、2−(2メチル−テトラゾル−5−イル)−ベ ンズアルデヒドを得る;TLC:Rf=0.41(ヘキサン/酢酸エチル=3:1) ;FAB-MS:(M+H)+=189。実施例62: 実施例32と同様にして、521mg(2.00mmol)の3−アミノ− 4−(3−クロロフェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(ステッ プ1.6参照)および343μlの酢酸を50mlのメタノールに溶解し、691mg (3.0mmol)の2−(2−tert−ブチルテトラゾル−5−イル)−ベンズアルデヒ ドと反応させて4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−[{2−(2−tert−ブ チル−テトラゾル−5−イル)−フェニル}−メチレンアミノ]−1H−ピラゾロ[ 3,4−d]ピリミジンを形成させる。上記中間体の30mlのDMEUとの16ml(1 6mmol)のDIABAL-Hでの還元および同様の後処理により、4−(3−クロロ −フェニルアミノ)−3−[2−(2−tert−ブチル−テトラゾル−5−イル)ベン ジルアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;TLC:Rf=0.6 4(CHCl3/メタノール/H2O/酢酸=85:13:1.5:0.5);HPL C:tRet(grad20-100):10.3 出発物質は下記のように製造する:ステップ62.1: オートクレーブ中、6.4g(36.7mmol)の2−(テトラゾル −5−イル)−ベンズアルデヒド(ステップ61.1)の50mlのトルエン溶液を1 と加熱する。冷めた時、反応混合物を300mlの酢酸エチルで希釈し、4回水お よび1回食塩水で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、蒸発により濃縮する。カラム クロマトグラフィー(SiO2;ヘキサン/酢酸エチル=4:1)およびヘキサン と少量のジエチルエーテルからの−20℃での結晶化により、2−(2−tert− ブチル−テトラゾル−5−イル)−ベンズアルデヒドを得る;TLC:Rf=0. 36(ヘキサン/酢酸エチル=10:1)。実施例63: 穏やかに加熱しながら、195mg(0.75mmol)の3−アミノ−4 −(3−クロロフェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(ステップ 1.6参照)および135mgの酢酸を20mlのメタノールに溶解する。次いで、 物を一晩反応を完了させるために攪拌し、その間、固体が分取する。約半分まで の蒸発による濃縮および濾過により、4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3− [(テトラゾル−5−イル)−メチレンアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジ ンを得る。更なる生産物が、母液から蒸発により濃縮して残渣をイソプロパノー ル中で攪拌して得られる。窒素雰囲気下、208mgの上記中間体を27mlのD MEUに溶解し、氷で冷却し、4.2ml(4.2mmol)のDIABAL-Hを添加し、混合物 を7時間攪拌する。13mlの酢酸エチルを添加し、混合物を30分攪拌して13 0mlのメタノールで希釈する。0.9mlの水および9gのNa2SO4を沈殿に添加 し、続いて30分攪拌して、次いで濾過する。濾液を蒸発により濃縮し(RV、 HV)クロマトグラフィーに付し(SiO2;CH2Cl2/メタノール=4:1)、 粗生産物をイソプロパノール/ジエチルエーテル中で攪拌し、4−(3−クロロ −フェニルアミノ)−3−[(テトラゾル−5−イル)−メチルアミノ]−1H−ピ ラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る:HPLC:tRet(grad20-100)=6.7;FAB-M S(M+H)+=343。 出発物質は下記のように製造する:ステップ63.1: 除湿しながら、420gのナトリウムアセテートを167mlの ヒドロキシ−アセトニトリル(水中70%)および1.2リットルのジエチルエー テルに添加する。氷冷却しながら、244mlのアセチルクロライドを滴下し、反 応混合物をRTで5時間攪拌する。混合物を濾過して濾液を、緩和な条件下、蒸 発により濃縮する。残渣の蒸留により、アセトキシ−アセトニトリルを得る;b. p.:80℃(30mbar)。ステップ63.2: 除湿しながら、70g(0.7mol)のアセトキシ−アセトニトリ ルおよび146g(2.25mol)のナトリウムアジドを200mlのTHFに入れる 。第2の装置中、氷で冷却しながら107g(0.8mol)の無水塩化アルミニウム を、少しずつ、1リットルのTHF(発熱性)に入れる。その溶液を次いでアセト キシ−アセトニトリル溶液に滴下する。混合物を次いで25時間加熱して沸騰さ せる。5℃で、40mlの5N HCl、300mlのメタノールおよび更に30 0mlの5N HClを滴下する(pH=1、HN3破壊!)。窒素を装置に2時間 通し、続いて濾過およびメタノールで洗浄する。濾液を蒸発により濃縮し、蒸発 残渣を3回熱酢酸エチルおよび1回アセトンで抽出する。酢酸エチル/アセトン 抽出物の蒸発による部分濃縮(⇒結晶化)、濾過およびジエチルエーテルへ攪拌し ながら入れることにより、5−ヒドロキシメチル−テトラゾルを得る;m.p.1 80−181℃。ステップ63.3: 15g(0.15mol)の5−ヒドロキシメチル−テトラゾールお よび90gの二酸化マンガン(Aldrich;Milwaukee/USA)を1.5リットルのア セトン中、RTで13日間攪拌する。反応混合物を次いでHyfloで濾過し、残渣 を大量のアセトンおよび最後にメタノールで洗浄する。アセトン抽出物の蒸発に よる濃縮により、テトラゾール−5−カルボアルデヒドを得る;1H−NMR(ア セトン−d6):10.26(s,1H),5.02(s,1H)。実施例64: 本明細書に記載の方法に従って、4−(3−クロロフェニルアミノ) −3−[(2−メチル−テトラゾル−5−イル)−メチルアミノ]−1H−ピラゾロ [3,4−d]ピリミジンを得る。実施例65: 本明細書に記載の方法に従って、4−(3−クロロフェニルアミノ) −3−[(2−tert−ブチル−テトラゾル−5−イル)−メチルアミノ]−1H−ピ ラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る。実施例66: 除湿しながら、261mg(1.00mmol)の3−アミノ−4−(3−ク ロロフェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(ステップ1.6参照) を2.5mlのジオキサンおよび1mlのDMEUに溶解する;138μl(1.1mmo l)のイソシアン酸ベンジルを添加し、反応混合物をRTで一晩攪拌する。ジオキ サンを反応混合物からロータリーエバポレーターで留去する。得られる黄色溶液 を75mlの水に注ぎ、沈殿した生産物を濾取する。沸騰酢酸エチル中での攪拌に より、3−(ベンジルアミノ−カルボニルアミノ)−4−(3−クロロ−フェニル アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;HPLC:tRet(grad20-1 00 )=9.5;FAB-MS:(M+H)+=394。実施例67: 除湿しながら、261mg(1.00mmol)の3−アミノ−4−(3−ク ロロフェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(ステップ1.6参照) を2.5mlのジオキサンおよび1mlのDMEUに溶解する:137μl(1.1mmo l)の3−クロロ−フェニルイソシアネートを添加し、反応混合物を一晩RTで、 最後に16時間60℃で攪拌する。HPLCから、全てのピラゾロ−ピリミジン が反応していないので、更に40μlの3−クロロ−フェニルイソシアネートを 添加し、混合物を更に20時間60℃で攪拌する。実施例66と同様の後処理お よび熱エタノール中での攪拌により、4−(3−クロロフェニルアミノ)−3−[( 3−クロロ−フェニル−アミノ)−カルボニルアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d] ピリミジンを得る;HPLC:tRet(grad20-100)=12.4;FAB-MS:(M+H)+ =414。実施例68: 除湿しながら、261mg(1.00mmol)の3−アミノ−4−(3−ク ロロフェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(ステップ1.6参照) を2.5mlのジオキサンおよび1mlのDMEUに溶解する;202mg(1.1mmol) の4−クロロ−2−メチル−フェニルイソチオシアネート(Maybridge)を 添加し、反応混合物を一晩RTで、および最後に16時間60℃で攪拌する。実 施例66と同様の後処理およびDMSO/酢酸エチル中での攪拌により、3−[( 4−クロロ−2−メチル−フェニル−アミノ)−チオカルボニル−アミノ]−4− (3−クロロ−フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;HP LC:tRet(grad20-100)=12.2;FAB-MS(M+H)+=444実施例69: 除湿しながら、261mg(1.00mmol)の3−アミノ−4−(3−ク ロロフェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(ステップ1.6参照) を2.5mlのジオキサンおよび1mlのDMEUに溶解する;161μl(1.1mmo l)の1−ナフチルイソシアネートを添加し、反応混合物を一晩RTで攪拌する。 実施例66と同様の後処理により、4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−[( ナフト−1−イル−アミノ)−カルボニルアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリ ミジンを得る;HPLC:tRet(grad20-100)=12.0;FAB-MS:(M+H)+=4 30。実施例70: 除湿しながら、261mg(1.00mmol)の3−アミノ−4−(3−ク ロロフェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを2.5mlのジオキサ ンおよび1mlのDMEUに溶解する;160μl(1.1mmol)のn−ヘキシルイ ソシアネートを添加し、反応混合物を一晩RTで攪拌する。ジオキサンを次いで ロータリーエバポレーター中で留去し、30mlのDIPEおよび40mlのヘキサ ンを残渣に添加する。吸引濾過およびDIPE/ヘキサンによる洗浄により、4 −(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−[(n−ヘキシル−アミノ)カルボニル−ア ミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;HPLC:tRet(grad20-100 )=10.3;FAB-MS:(M+H)+=388。実施例71: 実施例70と同様にして、4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3 −[(ピリド−3−イルメチルアミノ)−カルボニル−アミノ]−1H−ピラゾロ[3 ,4−d]ピリミジンを得る。実施例72: 実施例34と同様にして、261mg(1.00mmol)の3−アミノ− 4−(3クロロフェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(ステップ 1.6参照),168mg(1.5mmol)のシクロヘキサンカルボアルデヒドおよび1 80mgの酢酸を39mlのDMEU/メタノール(1:2)中で攪拌し、次いで44 0mg(7mmol)のNaCNBH3と反応させる。DIPE中での攪拌により、4−( 3−クロロフェニルアミノ)−3−(シクロヘキシル−メチル−アミノ)−1H− ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;m.p.188−190℃;HPLC:tRet( grad20-100/20)=12.8;FAB-MS:(M+H)+=357。実施例73: 実施例34と同様にして、261mg(1.00mmol)の3−アミノ− 4−(3−クロロフェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(ステッ プ1.6参照)、129mg(1.5mmol)のピバルデヒドおよび180mgの酢酸を3 9mlのDMEU/メタノール(1:2)中で攪拌し、次いで440mg(7mmol)のN aCNBH3と反応させる。HPLCによると、反応が完了していないため、1 29mgのピバルデヒド、180mgの酢酸および440mgのNaCNBH3を数回 、HPLCで全ピラゾロ−ピリミジンが反応していることが示されるまで添加す る。それぞれの添加の間、反応混合物を沸騰温度で各20時間攪拌する。同様の 後処理およびヘキサン中での攪拌により、4−(3−クロロフェニルアミノ)−3 −(2,2−ジメチルプロピル−アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを 得る;m.p.229−231℃;HPLC:tRet(grad20-100/20)=11.6;FAB -MS:(M+H)+=331。実施例74: 実施例34と同様にして、261mg(1.00mmol)の3−アミノ− 4−(3−クロロフェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(ステッ プ1.6参照)、150mg(1.5mmol)のカプロンアルデヒドおよび180mgの酢 酸を39mlのDMEU/メタノール(1:2)中で攪拌し、次いで440mg(7mmo l)のNaCNBH3と反応させる。DIPE中での攪拌により、4−(3−クロロ −フェニルアミノ)−3−(n−ヘキシル−アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリ ミジンを得る;HPLC:tRet(grad20100)=9.9;FAB-MS:(M+H)+=34 5。実施例75: 実施例32と同様にして、260mg(1.00mmol)の3−アミノ− 4−(3−クロロフェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンおよび1 72μlの酢酸を25mlのメタノールに溶解し、261mg(1.5mmol)の3−(テ トラゾル−5−イル)ベンズアルデヒド(ステップ59.1)と反応させて4−(3 −クロロ−フェニルアミノ)−3−{[3−(テトラゾル−5−イル)フェニル] −メチレンアミノ}−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを形成させる。氷冷し ながら、8ml(8mmol)のDIABAL-Hを上記中間体の15mlのDMEU溶液に添加し 、反応混合物を30分攪拌する。15mlの酢酸エチルを添加し、混合物を15分 攪拌し、150mlのメタノールおよび1mlの水で希釈し、蒸発によりロータリー エバポレーター中で濃縮する。残渣を0.5リットルの水および0.5リットルの 酢酸エチルに注ぎ、pH=3に1N HClで酸性化し、水性相を分取し、更に 3回酢酸エチルで抽出する。有機相を数回水および最後に食塩水で洗浄し、乾燥 させ(Na2SO4)、蒸発により濃縮する。エーテル中での攪拌により、4−(3 −クロロフェニルアミノ)−3−[3−(テトラゾル−5−イル)−ベンジルアミノ ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;TLC:Rf=0.13(CHCl3 /メタノール/H2O/酢酸=85:13:1.5:0.5);HPLC:tRet(gr ad20-100)=7.4;FAB-MS:(M+H)+=419。実施例76: 実施例32と同様にして、521mg(2.00mmol)の3−アミノ− 4−(3−クロロフェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンおよび3 43μlの酢酸を50mlのメタノールに溶解し、523mg(3.0mmol)の2−(テ トラゾル−5−イル)ベンズアルデヒド(ステップ61.1)と反応させて4−(3 −クロロ−フェニルアミノ)−3−{[2−(テトラゾル−5−イル)フェニル]−メ チレンアミノ}1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを形成させる。上記中間体を 、30mlのDMEUと16ml(16mmol)のDIABAL-Hで還元し、反応混合物を同様 に加水分解する。DMEU溶液を水に注ぎ、pH=3に1N HClで調節し、 酢酸エチルで抽出する。有機相から、10回水および1回食塩水での洗浄、乾燥 (Na2SO4)、蒸発により濃縮してジエチルエーテル中での蒸解後、4−(3− クロロフェニルアミノ)−3−[2−(テトラゾル−5−イル)−ベンジルアミノ] −1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;TLC:Rf=0.19(CHCl3 /メタノール/H2O/酢酸=85:13:1.5:0.5);HPLC:tRet(gra d20-100)=7.7;FAB-MS:(M+H)+=419。実施例77: 200mg(0.521mmol)の3−(4−アミノメチル−フェニルアミ ノ)−4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン 水和物、0.061ml(0.548mmol)のブチルイソシアネートおよび5mlのT HFの混合物を20℃で15時間で攪拌し、次いで真空で蒸発により濃縮する。 残渣を5mlの沸騰メタノールで分解し、5℃に冷却して濾過して、3−[4−(n −ブチルアミノ−カルボニルアミノ−メチル)−フェニルアミノ]−4−(3−ク ロロ−フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;m.p.21 7−218℃。 出発物質は下記のように得る:ステップ77.1: 86.1g(505.6mmol)の3,3−ビス−メチルメルカプト −2−シアノアクリロニトリル[製造に関しては:Chem.Ber.95,2861(1962)参 照]、112.4g(505.6mmol)の4−(N−Boc−アミノメチル)−アニリン[ 製造に関しては:WO93/00095参照]および750mlのメタノールの混 合物を還流下で5時間攪拌し、次いで結晶化が始まるまで真空で濾過する。濾過 後、3−[4−(N−Boc−アミノメチル)−フェニルアミノ]−2−シアノ−3− メチルメルカプトアクリロニトリルを得る;m.p.154−157℃;ESI-MS:( M−H)-=343。ステップ77.2: 117.8g(342mmol)の3−[4−(N−Boc−アミノメチ ル)フェニルアミノ]−2−シアノ−3−メチルメルカプト−アクリロニトリル、 20.54ml(41.45mmol)のヒドラジン水和物および750mlのメタノールの 混合物を還流下で3時間加熱し、次いで50℃で、真空で蒸発により濃縮し、5 −アミノ−3−[4−(N−Boc−アミノメチル)−フェニルアミノ]−4−シアノ ピラゾールを無定形残渣の形で得る;TLC−Rf=0.28(塩化メチレン/メ タノール[9:1])。ステップ77.3: 117.7g(341.9mmol)の5−アミノ−3−[4−(N−B oc−アミノメチル)フェニル−アミノ]−4−シアノ−ピラゾール、76.3ml(4 45.2mmol)のN,N−ジメチルホルムアミドジエチルアセタールおよび120 0mlのトルエンの混合物を還流下で5時間加熱する。20℃への冷却、濾過およ び結晶のトルエンおよびジエチルエーテルでの洗浄により、3−[4−(N−Boc −アミノメチル)フェニルアミノ]−4−シアノ−5−ジメチルアミノ−メチレン アミノ−ピラゾールを得る;m.p.227−228℃;ESI-MS:(M−H)-=38 2。ステップ77.4: 94g(245.1mmol)の3−[4−(N−Boc−アミノメチル) フェニルアミノ]−4−シアノ−5−ジメチルアミノ−メチレンアミノ−ピラゾ ール、44.2g(269.4mmol)の3−クロロ−アニリン塩酸塩[製造に関して は:Justus Liebigs Ann.Chem.176,45(1875)参照]および1000mlのエタノ ールの混合物を還流下で60時間加熱し、次いで真空で蒸発により濃縮しする。 残渣を酢酸エチルに溶解し、有機相を氷で冷却した0.5N塩酸、水および食塩 水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ真空で蒸発により濃縮する。残渣の酢酸 エチル/ヘキサンおよびメタノール/塩化メチレンからの再結晶後、3−[4−( N−Boc−アミノメチル)−フェニルアミノ]−4−(3−クロロフェニルアミノ) −1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;m.p.196℃;ESI-MS:(MH)- =464。ステップ77.5: 25g(53.65mmol)の3−[4−(N−{tert−ブチルオキシ カルボニル}アミノメチル)フェニルアミノ]−4−(3−クロロ−フェニルアミノ )−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンおよび350mlの3Nメタノール性塩酸 の混合物を50℃で30分攪拌する。反応混合物を次いでRTに冷却して濾過残 渣をメタノールおよびジエチルエーテルで洗浄し、濾過残渣を飽和水性炭酸ナト リウム溶液および酢酸エチルの間で分配する。有機相を水および食塩水で洗浄し 、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で蒸発により濃縮する。残渣のメタ ノール/水からの再結晶後、3−(4−アミノメチル−フェニルアミノ)−4−( 3−クロロフェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを1水和物の 形で得る;m.p.207−209℃;ESI-MS:(M+H)+=366。実施例78: 115mg(0.3mmol)の3−(4−アミノメチル−フェニルアミノ) −4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン水和 物(ステップ77.5参照)、0.041ml(0.318mmol)の3−メトキシ−フェ ニルイソシアネートおよび4mlのTHFの混合物を20℃で15時間攪拌し、次 いで真空で蒸発により濃縮する。残渣の酢酸エチル/ヘキサンの後、4−(3− クロロ−フェニルアミノ)−3−{4−[(3−メトキシ−フェニルアミノ)−カル ボニルアミノメチル]−フェニルアミノ}−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを 1水和物の形で得る;m.p.157−160℃;ESI-MS:(M−H)-=51 3。実施例79: 150mg(0.391mmol)の3−(4−アミノメチル−フェニルアミ ノ)−4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン 水和物(ステップ77.5参照)、34.3mg(0.483mmol)のエチルイソシアネ ートおよび5mlのTHFの混合物を、20℃で15時間攪拌し、次いで4mlのジ エチルエーテルを添加する。濾過および濾過残渣のジエチルエーテルでの洗浄に より、0.61%の水分含量の4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−[4−( エチルアミノ−カルボニルアミノメチル)−フェニルアミノ]−1H−ピラゾロ[3 ,4−d]ピリミジンを得る;m.p.228−230℃(decomp.);ESI-MS:(M−H)- =435。実施例80: 150mg(0.391mmol)の3−(4−アミノメチル−フェニルアミ ノ)−4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン 水和物(ステップ77.5参照)、31.4mg(0.429mmol)のメチルイソチオシ アネートおよび5mlのTHFの混合物を20℃で15時間攪拌する。約1mlの容 量への濃縮、5mlのジエチルエーテルの濃縮物への添加および濾過により、1. 22%の水分含量の4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−[4−(メチルアミ ノ−チオカルボニルアミノメチル)フェニルアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピ リミジンを得る;m.p.216−218℃(decomp.);ESI-MS:(M−H)-=43 7。実施例81: 57.4mg(0.573mmol)のコハク酸無水物の0.5mlのTHF中 の溶液を、攪拌しながら、0℃冷却し、200mg(0.521mmol)の3−(4−ア ミノメチル−フェニルアミノ)−4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−1H−ピ ラゾロ[3,4−d]ピリミジン水和物(ステップ77.5参照)の3mlのTHF懸濁液 に添加する。反応混合物をRTで4時間攪拌し、次いで更なる57.4mg(0.57 3mmol)のコハク酸無水物の0.5mlのTHF溶液を添加する。混合物を更に3時 間40℃で攪拌し、次いでRTに冷却させ、濾過して濾過残渣をジエチルエーテ ルで洗浄する。2.45%の水分含量を有する3−[4−((3−カルボキシ−プロ ピオニル)アミノメチル)−フェニルアミノ]−4−(3−クロロ−フェニルアミノ )−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;m.p.205−207℃; ESI-MS:(M−H)-=464。実施例82: 0.0503ml(0.548mmol)のジメチルカルバモイルクロライド の0.5mlのTHF溶液を、攪拌しながら、0℃に冷却し、150mg(0.391m mol)の3−(4−アミノメチル−フェニルアミノ)−4−(3−クロロ−フェニル アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン水和物(ステップ77.5参照)の2 .5mlのTHFおよび0.079ml(0.567mmol)のトリエチルアミンの懸濁液 に添加する。反応混合物をRTで17時間攪拌し、次いで濾過し、濾過残渣を連 続してTHF、水、THFおよびジエチルエーテルで洗浄する。1.22%の水 分含量の4−(3−クロロフェニルアミノ)−3−[4−(ジメチルアミノ−カルボ ニルアミノメチル)−フェニルアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得 る;m.p.238−240℃;ESI-MS:(M+H)+=437。実施例83: 150mg(0.391mmol)の3−(4−アミノメチル−フェニルアミ ノ)−4−(3クロロ−フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン水 和物(ステップ77.5参照)、95mg(1.17mmol)のシアン酸カリウム、3mlの エタノール、3mlの水および0.0258ml(0.451mmol)の酢酸の混合物を還 流下で1時間加熱する。約20℃に冷却後、濾過および濾過残渣のメタノール/ 水からの再結晶により、4−(3−クロロフェニルアミノ)−3−(4−{ウレイド −メチル}−フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;m.p .>280℃;FAB-MS:(M+H)+=409。実施例84: 300mg(0.782mmol)の3−(4−アミノメチル−フェニルアミ ノ)−4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン 水和物(ステップ77.5参照)、223mg(0.819mmol)のBoc−グリシンヒド ロキシスクシンイミドエステル(Fluka)および5mlのTHFの混合物を20℃で 1.5時間攪拌する。濾過および濾過残渣のTHFおよびジエチルエーテルでの 洗浄により、1.02%の水分含量の3−[4−(N−{N−tert−ブチルオキシカ ルボニル−グリシル}−アミノメチル)−フェニルアミノ]−4−(3−クロロ−フ ェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;m.p.205℃;ES I-MS:(M−H)-=521。実施例85: 200mg(0.521mmol)の3−(4−アミノメチル−フェニルアミ ノ)−4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン 水和物(ステップ77.5参照)、157mg(0.548mmol)のBoc−L−アラニル ヒドロキシスクシンイミドエステル(Fluka)および4mlのTHFの混合物を20 ℃で1.5時間攪拌する。次いで、2mlのジエチルエーテルおよび5mlのヘキサ ンを反応混合物に添加し、攪拌をRTで更に0.5時間続ける。濾過および濾過 残渣のメタノール/ジエチルエーテルからの再結晶後、水分含量5.09%の3 −[4−(N−{N−tert−ブチルオキシカルボニル−L−アラニル}−アミノメチ ル)−フェニルアミノ]−4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3 ,4−d]ピリミジンを得る;m.p.153−155℃;ESI-MS:(M−H)-=535 ;[a]D 20=−13.4±2.1°(c=0.47%、メタノール)。実施例86: 250mg(0.651mmol)の3−(4−アミノメチル−フェニルアミ ノ)−4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン 水和物(ステップ77.5参照)、214mg(0.685mmol)のBoc−L−プロリル ヒドロキシスクシンイミドエステル(Fluka)および5mlのTHFの混合物を20 ℃で15時間攪拌する。次いで3mlのジエチルエーテルおよび2.5mlのヘキサ ンを反応混合物に添加し、攪拌をRTで約0.5時間続ける。濾過および濾過残 渣のアセトニトリルからの再結晶後、水分含量1.73%の3−[4−(N−{N− tert−ブチルオキシカルボニル−L−プロリル}−アミノメチル)−フェニルアミ ノ]−4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン を得る;m.p.160℃;ESI-MS:(M−H)-=561;[a]D 20=30.0±1.9 °(c=0.527%、メタノール)。実施例87: 200mg(0.378mmol)の3−[4−(N−{N−Boc−グリシル}− アミノメチル)フェニルアミノ]−4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−1H−ピ ラゾロ[3,4−d]ピリミジン(実施例84参照)、0.049ml(0.756mmol)のメ タンスルホン酸、5mlのメタノールおよび4mlの水の混合物を還流下で6時間攪 拌し、次いで真空で蒸発により濃縮する。残渣のメタノールからの再結晶後、水 分含量4.78%の4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−[4−(N−グリシ ルアミノメチル)−フェニルアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る ;m.p.140℃(decomp.);ESI-MS:(M+H)+=423。実施例88: 100mg(0.177mmol)の3−[4−(N−{N−Boc−L−アラニ ル}−アミノメチル)フェニルアミノ]−4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−1 H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(実施例85参照)および4mlの3Nメタノール 性塩酸を20℃で15時間攪拌し、次いで約5mlのジエチルエーテルを添加する 。濾過および濾過残渣のジエチルエーテルでの洗浄により、水分含量6.36% を有する4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−[4−(N−{L−アラニル}− アミノメチル)−フェニルアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン・1.9 塩酸塩を得る;m.p.220℃(decomp.);ESI-MS:(M+H)+=437;[a]D 20 =−1.4±2.0°(c=0.508%、メタノール)。実施例89: 110mg(0.192mmol)の3−[4−(N−{N−Boc−L−プロリ ル}アミノメチル)フェニルアミノ]−4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−1H −ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(実施例86参照)および3.5mlの3Nメタノー ル性塩酸の混合物を20℃で3時間攪拌し、次いで約3.5mlのジエチルエーテ ルを添加する。濾過および濾過残渣のジエチルエーテルによる洗浄により、6. 1%の水分含量の4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−[4−(N−{L−プ ロリル}アミノメチル)−フェニルアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン 1.6塩酸塩を得る;m.p.230−235℃(decomp.);ESI-MS:(M+H)+=4 63;[a]D 20=28.0±2.0°(c=0.49%、メタノール)。実施例90: 500mg(1.34mmol)の3−(3−アミノメチル−フェニルアミノ )−4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(水 分含量:1.79%)、402mg(2.73mmol)のN,N−ジメチルホルムアミドジ エチルアセタールおよび5mlのメタノールの混合物を30℃で2時間攪拌し、次 いで真空で蒸発により濃縮する。残渣の酢酸エチルからの結晶化、濾過および濾 過残渣の酢酸エチルによる洗浄により、1.68%の水分含量の4−(3−クロロ −フェニルアミノ)−3−[3−(ジメチルアミノ−メチレンアミノ−メチル)−フ ェニルアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;m.p.175−17 7℃;ESI-MS:(M+H)+=421。 出発物質は下記のように得る:ステップ90.1: 102.1g(600mmol)の3,3−ビス−メチルメルカプト −2−シアノアクリロニトリル、133.3g(600mmol)の3−(N−Boc−ア ミノメチル)−アニリン(WO93/00095)および1100mlのメタノール の混合物を還流下で6.5時間加熱し、次いで真空で蒸発により濃縮する。残渣 の酢酸エチルからの結晶化、濾過および濾過残渣の酢酸エチルによる洗浄により 、3−[3−(N−Boc−アミノメチル)−フェニルアミノ]−2−シアノ−3−メ チルメルカプト−アクリロニトリルを得る;m.p.150−151℃。ステップ90.2: 145.4g(422mmol)の3−[3−(N−Boc−アミノメチ ル)フェニルアミノ]−2−シアノ−3−メチルメルカプト−アクリロニトリル、 21.96ml(443mmol)のヒドラジン水和物および1000mlのメタノールの 混合物を還流下で2時問加熱し、次いで真空で蒸発により濃縮し、5−アミノ− 3−[3−(N−Boc−アミノメチル)フェニルアミノ]−4−シアノピラゾールを 得る;TLC−Rf=0.28(塩化メチレン/メタノール[9:1])。ステップ90.3: 138.57g(422mmol)の5−アミノ−3−[3−(N−Bo c−アミノメチル)フェニルアミノ]−4−シアノ−ピラゾール、78.9ml(46 0.4mmol)のN,N−ジメチルホルムアミドジエチルアセタール、1350mlの トルエンおよび150mlのエタノールの混合物を40℃で2時間攪拌する。15 ℃への冷却、濾過および結晶のジエチルエーテルでの洗浄後、3−[3−(N−Bo c−アミノメチル)フェニルアミノ]−4−シアノ−5−ジメチルアミノ−メチレ ンアミノ−ピラゾールを得る;m.p.182−184℃。ステップ90.4: 25g(65.2mmol)の3−[3−(N−Boc−アミノメチル)− フェニルアミノ]−4−シアノ−5−ジメチルアミノ−メチレンアミノ−ピラゾ ール、10.7g(65.2mmol)の3−クロロアニリン塩酸塩[製造に関しては:J ustus Liebigs Ann.Chem.176,45(1875)参照]および250mlのメタノールの 混合物を還流下で15時間加熱し、次いで真空で蒸発により濃縮する。油状残渣 の精製を酢酸エチルを使用して、0.04−0.06mmの粒子サイズのシリカゲル フラッシュクロマトグラフィーで行う。生産物−含有フラクションを蒸発により 濃縮し、残渣をメタノールから再結晶し、3−[3−(N−Boc−アミノメチル)− フェニルアミノ]−4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d ]ピリミジンを得る;m.p.147−148℃。ステップ90.5: 12g(25.75mmol)の3−[3−(N−Boc−アミノメチル) フェニルアミノ]−4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d ]ピリミジンおよび200mlの3Nメタノール性塩酸をRTで15時間攪拌する 。粘性反応混合物をメタノールで希釈して濾過し、濾過残渣をジエチルエーテル で洗浄し、粗二塩酸塩の所望の化合物(m.p.>260℃)を得る。二塩酸塩を1 07mlの水に溶解し、RTで攪拌しながら、80mlの炭酸水素ナトリウムの飽和 水溶液を該溶液に添加する。混合物を20℃で更に1.5時間攪拌して濾過し、 濾過残渣を水で洗浄する。高真空下で120℃で乾燥させた後、1.79%の水 分含量の3−(3−アミノメチル−フェニルアミノ)−4−(3−クロロ−フェニ ルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;m.p.212−214℃ 。実施例91: 300mg(0.805mmol)の3−(3−アミノメチル−フェニルアミ ノ)−4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン( 水分含量:1.79%;ステップ90.5参照)、230mg(0.845mmol)のBo c−グリシンヒドロキシスクシンイミドエステル(Fluka)および5mlのTHFの混 合物を20℃で1.5時間攪拌する。5mlのジエチルエーテルの反応混合物への 添加、濾過および濾過残渣のジエチルエーテルによる洗浄により、3−[3−(N −{N−tert−ブチノレオキシカルボニル−グリシル}−アミノメチル)−フェニ ルアミノ]−4−(3−クロロフェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミ ジンを得る;m.p.181−183℃。実施例92: 300mg(0.574mmol)の3−[3−(N−{N−Boc−グリシル}ア ミノメチル)フェニルアミノ]−4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−1H−ピラ ゾロ[3,4−d]ピリミジン(実施例91参照)および10mlの4Nメタノール性塩酸 の混合物を20℃で5時間攪拌し、次いで15mlのジエチルエーテルを添加する 。濾過および濾過残渣のジエチルエーテルによる洗浄により、6.33%の水分 含量の4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−[3−(N−グリシル−アミノメ チル)フェニルアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン・1.8塩酸塩を得 る;m.p.242−245℃;ESI-MS:(M+H)+=423。実施例93: 200mg(0.537mmol)の3−(3−アミノメチル−フェニルアミ ノ)−4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン( 水分含量:1.79%;ステップ90.5参照)および10mlのトルエンの混合物 を水除去の目的で真空で蒸発により濃縮し、この操作の繰り返しの後、残渣を1 0mlのトルエンに取りこむ。59mg(0.59mmol)のコハク酸無水物および0.0 82ml(0.59mmol)のトリエチルアミンの添加後、反応混合物を1時間80℃ および18時間還流下で加熱する。更に21mg(0.21mmol)のコハク酸無水物 および0.041ml(0.2949mmol)のトリエチルアミンを反応混合物に添加し 、それを更に6時間還流下で加熱し、次いで室温に冷却して10mlのジエチルエ ーテルを添加する。濾過、濾過残渣のクロマトグラフィー(0.04−0.06mm の粒子サイズのシリカゲル;溶離剤:酢酸エチル)、生産物含有フラクションの 真空での蒸発により濃縮および残渣のメタノールからの再結晶により、7.72 %の水分含量の4−(3−クロロフェニルアミノ)−3−(3−[スクシンイミド− メチル]−フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;m.p. 140−142℃;ESI-MS:(M−H)-=446。実施例94: 250mg(0.671mmol)の3−(3−アミノメチル−フェニルアミ ノ)−4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン( 水分含量:1.79%;ステップ90.5参照)、104mg(1.282mmol)のシア ン酸カリウム、1.4mlのエタノール、1.4mlの水および0.066ml(1.154mmo l)の酢酸の混合物を還流下で15分加熱する。RTへの冷却、濾過、濾過残渣の 水での洗浄およびエタノール/ジエチルエーテル/ヘキサンからの再結晶後、1 .19%の水分含量の4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−(3−[ウレイド −メチル]−フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;m.p .>270℃;ESI-MS:(M+H)+=409。実施例95: 300mg(0.782mmol)の3−(4−アミノメチル−フェニルアミ ノ)−4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン 水和物(ステップ77.5参照)および15mlのトルエンの混合物を水除去の目的 で真空で蒸発により濃縮し、この操作の反復後、残渣を15mlのトルエンに取り こむ。117mg(1.169mmol)のコハク酸無水物および0.033ml(0.237 mmol)のトリエチルアミンの添加後、応混合物を80℃で1時間攪拌し、水分 液器を使用しながら22時間加熱する。反応混合物を次いでRTに冷却し、約1 0mlのジエチルエーテルを添加する;混合物を濾過して濾過残渣をジエチルエー テルで洗浄する。濾過残渣を次いで酢酸エチルおよび25mlの炭酸水素ナトリウ ムの飽和水溶液の間で分配する。有機相の水および食塩水での洗浄、硫酸ナトリ ウムでの洗浄、濾過、および真空での濾液の濃縮後、4−(3−クロロフェニル アミノ)−3−(4−[スクシンイミド−メチル]−フェニルアミノ)−1H−ピラ ゾロ[3,4−d]ピリミジンが結晶性形で沈殿する;m.p.155−157℃;FAB-M S:(M+H)+=448。実施例96: 実施例95と同様にして、300mg(0.782mmol)の3−(4−ア ミノメチル−フェニルアミノ)−4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−1H−ピ ラゾロ[3,4−d]ピリミジン水和物(ステップ77.5参照)および160mg(1.1 75mmol)のフタル酸無水物で出発して、0.033ml(0.237mmol)のトリエ チルアミンの添加により、4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−(4−[フタ ルイミドメチル]−フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る ;m.p.>275℃;FAB-MS:(M+H)+=496。実施例97: 実施例95と同様にして、300mg(0.805mmol)の3−(3−ア ミノメチルフェニルアミノ)−4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−1H−ビラ ゾロ[3,4−d]ピリミジン(水分含量:1.79%;ステップ90.5参照)および1 64mg(1.205mmol)のフタル酸無水物を反応させ、0.034ml(0.244mm ol)のトリエチルアミンを添加する。まだ僅かに汚染された生産物の、フラッシ ュクロマトグラフィー(0.04−0.06mmの粒子サイズのシリカゲル;溶離剤 :酢酸エチル)、生産物−含有フラクションの真空での蒸発による濃縮および残 渣のメタノールからの再結晶により、4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3− (3−[フタルイミド−メチル]−フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリ ミジン(水分含量:0.9%)に変換する;m.p.254−256℃;ESI-MS:(M +H)+=496。実施例98: 300mg(0.805mmol)の3−(3−アミノメチル−フェニルアミ ノ)−4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン( 水分含量:1.79%;ステップ90.5参照)、242mg(0.845mmol)の Boc−L−アラニルヒドロキシスクシンイミドエステル(Fluka)および5mlのTH Fの混合物を20℃で17時間攪拌する。次いで約5mlのジエチルエーテルを反 応混合物に添加し、攪拌をRTで15分続ける。濾過および濾過残渣のジエチル エーテルによる洗浄により、0.83%の水分含量の3−[3−(N−{N−tert− ブチルオキシカルボニル−L−アラニル}アミノメチル)−フェニルアミノ]−4 −(3−クロロ−フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る; m.p.150−153℃;ESI-MS:(M−H)-=535;[a]D 20=−13.0±1. 4°(c=0.783%、メタノール)。実施例99: 300mg,(0.554mmol)の3−[3−(N−{N−Boc−L−アラニ ル}アミノメチル)フェニルアミノ]−4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−1H −ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(水分含量0.83%;実施例98参照)および1 0mlの4Nメタノール性塩酸の混合物を20℃で21時間攪拌し、次いで真空で 蒸発により濃縮する。残渣のエタノール/ジエチルエーテルからの再結晶により 、6.83%の水分含量の4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−[3−(N−{ L−アラニル}−アミノメチル)フェニルアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリ ミジン・1.7塩酸塩を得る;m.p.222−225℃;ESI-MS:(M+H)+=43 7;[a]D 20=+1.6±1.1°(c=0.893%、メタノール)。実施例100: 1.65g(3.86mmol)の1−ベンジル−4−(3−クロロフェニ ルアミノ)−3−(3−ピリジルアミノ)−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン、3.1g( 23.25mmol)の無水塩化アルミニウムおよび25mlのトルエンの混合物を還流 下で0.5時間加熱する。反応混合物を次いで真空で蒸発により濃縮し、残渣を 40mlの水中で攪拌し、濾過し、濾過残渣を水およびトルエンで濾過する。濾過 残渣を、加熱しながら、50mlの酢酸エチルおよび15mlのエタノールの混合物 に懸濁させ、懸濁液を暖かい間に濾過し、濾過残渣を酢酸エチルで洗浄、10ml の1N水酸化ナトリウム溶液中で約10分攪拌する。濾過、水での洗浄および濾 過残渣のイソプロピルアルコールからの2回の再結晶により、3.4%の水分含 量の4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−(3−ピリジルアミノ)−1H−ピ ラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;m.p.233−234℃。 出発物質は下記のように製造する:ステップ100.1: 11g(64.6mmol)の3,3−ビス−メチルメルカプト− 2−シアノアクリロニトリル、6g(63.75mmol)の3−アミノ−ピリジンお よび50mlのトルエンの混合物を60℃で18時間攪拌する。反応混合物の暖か い間の濾過および濾過残渣のトルエンによる洗浄により、2−シアノ−3−メチ ルメルカプト−3−(3−ピリジルアミノ)−アクリロニトリルを得る;m.p.1 80−181℃。ステップ100.2 :13.75g(70.48mmol)のベンジルヒドラジン二塩酸 塩、28.2mlの5.4モル メタノール性ナトリウムメタノラート溶液および1 00mlのエタノールの混合物を15分攪拌し、12.45g(57.57mmol)の2 −シアノ−3−メチルメルカプト−3−(3−ピリジルアミノ)−アクリロニトリ ルを添加する。反応混合物を還流下で12時間加熱し、室温に冷却して濾過し、 濾液を真空で蒸発により濃縮する。精製のために、残渣を塩化メチレンに溶解し 本溶液を200gのシリカゲルで濾過する;濾液を再び蒸発により濃縮し、残渣 をtert−ブチルメチルエーテルおよびtert−ブチルメチルエーテル/メタノール (49:1および19:1および9:1)を溶離剤として使用して、0.035− 0.07mmの粒子サイズのシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーに付す。生 産物−含有フラクションを蒸発により濃縮し、残渣を100mlのイソプロピルア ルコールから再結晶する。イソプロピルアルコールからの再結晶を繰り返した後 、5−アミノ−1−ベンジル−4−シアノ−3−(3−ピリジルアミノ)−ピラゾ ールを得る;m.p.191−192℃。ステップ100.3: 3g(10.33mmol)の5−アミノ−1−ベンジル−4−シ アノ−3−(3−ピリジルアミノ)ピラゾールおよび60mlの98%水性ギ酸を還 流下で3時間加熱し、次いで蒸発によりその本来の量の約1/3に濃縮する。少 量の氷の添加後、反応混合物を約9のpH値に、激しく攪拌しながら、2N水酸 化ナトリウム溶液を滴下することにより調節する。濾過および濾過残渣の水によ る洗浄により、2.8%の水分含量の1−ベンジル−4−ヒドロキシ−3−(3− ピリジルアミノ)−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;m.p.150−160℃ 。ステップ100.4: 2.5g(7.63mmol)の1−ベンジル−4−ヒドロキシ− 3−(3−ピリジルアミノ)−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンおよび15mlのオキシ 塩化リンの混合物を還流下で2.5時間加熱し、次いで真空で蒸発により濃縮す る。残渣を15mlの塩化メチレンに溶解する;2.5ml(23.79mmol)の3−ク ロロ−アニリンを本溶液に添加し、反応混合物を20℃で15時間攪拌する。混 合物を次いで塩化メチレンおよび水の間で分配し、水性相を1N水性炭酸ナトリ ウム溶液の添加により塩基性とする。水性相で形成された沈殿を濾取して水で洗 浄し、1−ベンジル−4−(3−クロロフェニルアミノ)−3−(3−ピリジルア ミノ)−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンの最初のチャージを得る;m.p.165−1 67℃;FAB-MS:(M+H)+=428。 更なる生産物を、有機相を蒸発により濃縮し、残渣を塩化メチレンおよび塩化 メチレン/メタノール(49:1)を使用した0.035−0.07mmの粒子サイズ のシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーで精製し、生産物−含有フラクショ ンを蒸発により濃縮して残渣を酢酸エチル/ヘキサンから再結晶して得る。実施例101: 300mg(0.782mmol)の3−(4−アミノメチル−フェニルア ミノ)−4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジ ン水和物(ステップ77.5参照)、554mg(6.44mmol)のγ−ブチロラクトン 、6mgの4−ジメチルアミノ−ピリジンおよび5mlのメタノールの混合物を16 時間、95℃で攪拌し、更に277mg(3.22mmol)のγ−ブチロラクトンおよ び3mgの4−ジメチルアミノ−ピリジンの添加後、更に4時間、100℃で攪拌 する。反応混合物を次いで真空で蒸発により濃縮する;5mlのメタノールを残渣 に添加し、混合物を20℃で5分攪拌して濾過し、濾過残渣をメタノールで洗浄 する。0.52%水分含量の4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−[4−({4 −ヒドロキシブチリル−アミノ}−メチル)フェニルアミノ]−1H−ピラゾロ[3, 4−d]ピリミジンを得る;m.p.215℃。実施例102: 500mg(1.303mmol)の3−(4−アミノメチル−フェニルア ミノ)−4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジ ン水和物(ステップ77.5参照)、229mg(1.562mmol)の1H−ピラゾール −1−カルバミジン一塩酸塩(Fluka)、202mg(1.563mmol)のN−エチルジ イソプロピルアミンおよび5mlのDMFの混合物をRTで7時間攪拌し、次 いで、高真空下蒸発により濃縮する。残渣のメタノールからの結晶化、濾過およ び濾過残渣のメタノールでの洗浄により、2.86%の水分含量の4−(3−クロ ロフェニルアミノ)−3−(4−{グアニジノ−メチル}−フェニルアミノ)−1H −ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン塩酸塩を得る;m.p.254−256℃。実施例103: 300mg(0.8054mmol)の3−(3−アミノメチル−フェニル アミノ)−4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミ ジン(水分含量:1.79%;ステップ90.5参照)、277mg(3.22mmol)の γ−ブチロラクトン、2mgの4−ジメチルアミノ−ピリジンおよび5mlのメタノ ールの混合物を10時間95℃で攪拌し、更に277mg(3.22mmol)のγ−ブ チロラクトンおよび4mgの4−ジメチルアミノ−ピリジンを添加後、更に16時 間100℃で攪拌する。反応混合物を次いで真空で蒸発により濃縮し、残渣を酢 酸エチルと攪拌して濾過し、濾過残渣をメタノールから再結晶して、0.67% の水分含量4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−[3−({4−ヒドロキシ− ブチリル−アミノ}メチル)−フェニルアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミ ジンを得る;m.p.182−184℃。実施例104: 200mg(0.537mmol)の3−(3−アミノメチル−フェニルア ミノ)−4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジ ン(水分含量:1.79%;ステップ90.5参照)、79mg(0.539mmol)の1 H−ピラゾール−1−カルバミジン一塩酸塩および2mlのDMFの混合物をRT で65時間攪拌し、次いで高真空下、蒸発により濃縮する。残渣のジエチルエー テルからの結晶化、濾過および濾過残渣のジエチルエーテルによる洗浄により、 1.76%の水分含量の4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−(3−{グアニ ジノ−メチル}フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン・1.05塩 酸塩を得る;m.p.270℃(decomp.)。実施例105 :35g(108.9mmol)の3−[2−(Boc−アミノ)−エチルアミ ノ]−4−シアノ−5−ジメチルアミノ−メチレンアミノ−ピラゾール、17.9 g(109.1mmol)の3−クロロアニリン塩酸塩および350mlのメタノールの 混合物を還流下で30時間加熱し、次いでRTで15時間攪拌する。濾過および 濾過残渣のメタノールでの洗浄により、2.39%の水分含量の3−[2−(tert −ブチルオキシカルボニル−アミノ)−エチルアミノ]−4−(3−クロロ−フェ ニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る:m.p.206−208 ℃;ESI-MS:(M−H)-=402。 出発物質は下記のように製造する:ステップ105.1 :59.8g(351.2mmol)の3,3−ビス−メチルメルカプ ト−2−シアノアクリロニトリル、56.3g(351.4mmol)のN−Boc−エチ レンジアミン[製造に関しては:J.Org.Chem.60,4305(1995)参照]および5 00mlの酢酸エチルの混合物を還流下で3時間攪拌し、次いで真空で元の量の約 半分まで濃縮する。反応混合物を0℃に冷却する;300mlのジエチルエーテル を添加し、混合物を更に0.5時間攪拌して濾過する。濾過残渣のジエチルエー テルでの洗浄後、3−[2−(Boc−アミノ)エチルアミノ]−2−シアノ−3−メ チルメルカプト−アクリロニトリルを得る;m.p.123−125℃。ステップ105.2: 80.81g(286.4mol)の3−[2−(Boc−アミノ)−エ チルアミノ]−2−シアノ−3−メチルメルカプト−アクリロニトリル、14.9 ml(300.7mmol)のヒドラジン水和物および500mlのメタノールの混合物を 還流下で4時間加熱し、次いで約50℃で真空で蒸発により濃縮し、5−アミノ −3−[2−(Boc−アミノ)−エチルアミノ]−4−シアノピラゾールを得る;T LC−Rf=0.27(塩化メチレン/メタノール[9:1])。ステップ105.3: 76.3g(286.1mmol)の5−アミノ−3−[2−(Boc− アミノ)エチルアミノ]−4−シアノ−ピラゾール、54ml(315.1mmol)のN, N−ジメチルホルムアミドジエチルアセタール、850mlのトルエンおよび85 mlのエタノールの混合物を100℃で5時間攪拌する。更に24.5ml(143mm ol)のN,N−ジメチルホルムアミドジエチルアセタールを次いで反応混合物に添 加し、攪拌を更に3時間100℃で続ける。約10℃への冷却、濾過および濾過 残渣のトルエンおよびジエチルエーテルでの洗浄後、3−[2−(Boc−アミノ)− エチルアミノ]−4−シアノ−5−(ジメチルアミノ−メチレンアミノ)−ピラゾ ールを得る;m.p.158−160℃;ESI-MS:(M−H)-=320。実施例106: 15g(36.25mmol)の3−[2−(Boc−アミノ)−エチルアミ ノ]−4−(3−クロロフェニルアミノ)−[1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン (水分含量:2.39%;実施例105参照)を250mlの3Nメタノール性塩酸 に溶解し、反応混合物を20℃で18時間攪拌する。続く濾過および濾過残渣の メタノールおよびジエチルエーテルでの洗浄により、3.31%の水分含量の3 −(2−アミノ−エチルアミノ)−4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−1H−ピ ラゾロ[3,4−d]ピリミジン二塩酸塩を得る;m.p.>260℃。実施例107: 300mg(0.983mmol)の3−(2−アミノ−エチルアミノ)− 4−(3−クロロフェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(水分含 量:0.48%)、257mg(1.136mmol)の安息香酸無水物および5mlのTH Fの混合物をRTで1時間攪拌し、次いで5mlのジエチルエーテルを添加する。 濾過および濾過残渣のジエチルエーテルによる洗浄により、0.32%の水分含 量の3−(2−ベンゾイルアミノ−エチルアミノ)−4−(3−クロロ−フェニル アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを得る;m.p.237−239℃。 出発物質は下記のように製造する:ステップ107.1 :激しく攪拌しながら、35mlの飽和水性炭酸ナトリウム溶 液、次いで75mlの酢酸エチルを、9.8g(25.15mmol)の3−(2−アミノ エチルアミノ)−4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d] ピリミジン二塩酸塩(水分含量:3.31%;実施例106参照)の100mlの水 溶液に添加し、所望の生産物が結晶性形で沈殿する。濾過および濾過残渣の酢酸 エチルによる洗浄により、0.48%の水分含量の3−(2−アミノエチルアミノ )−4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを 得る;m.p.200℃。実施例108: 以下の化合物が本明細書に記載の方法と同様にして得られる: a)4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−(4−ピリジル−アミノ)−1H−ピ ラゾロ[3,4−d]ピリミジン塩酸塩(水分含量5.68%);m.p.>260℃;ESI- MS:(M+H)+=338、 b)4−(3−クロロフェニルアミノ)−3−(2−ホルミルアミノ−エチルアミノ) −1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン、 c)3−(2−アセチルアミノ−エチルアミノ)−4−(3−クロロ−フェニルアミ ノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン;m.p.245−247℃、ESI-MS: (M+H)+=346、 d)4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−[2−(N3−フェニル−ウレイド)− エチルアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン、 e)4−(3−クロロフェニルアミノ)−3−{2−[N3−(3−クロロ−フェニル) −ウレイド]−エチルアミノ}−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン;m.p.20 5−208℃、 f)4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−{2−[N3−(4−クロロフェニル) −ウレイド]−エチルアミノ}−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン、 g)4−(3−クロロフェニルアミノ)−3−[2−(N3−エチル−ウレイド)−エチ ルアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(水分含量0.31%);m.p.> 270℃、ESI-MS:(M+H)+=375、 h)4−(3−クロロフェニルアミノ)−3−[2−(N3−メチル−チオウレイド)− エチルアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン、m.p.>260℃;ESI-MS :(M+H)+=377、 i)4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3[2−(N3−フェニル−チオウレイド) −エチルアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(水分含量1.6%);m.p .120−122℃、ESI-MS:(M+H)+=439、 j)3−[2−((N−Boc−グリシル}−アミノ)−エチルアミノ]−4−(3−クロロ −フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(水分含量3.72%); m.p.135℃、ESI-MS:(M+H)+=461、 k)4−(3−クロロフェニルアミノ)−3−[2−(グリシル−アミノ)−エチルア ミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン・1.9HCl(水分含量8.33%) ;m.p.250℃(decomp.)、ESI-MS:(M+H)+=361、 l)4−(3−クロロフェニルアミノ)−3−(2−グアニジノ−エチルアミノ)−1 H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン塩酸塩(水分含量:4.29%)、m.p.150− 153℃;FAB-MS:(M+H)+=346、 m)4−(3−クロロフェニルアミノ)−3−[2−(2−フロイルアミノ)−エチル アミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(水分含量:7.07%)、m.p.2 34−236℃、ESI-MS:(M−H)-=396、 n)3−[3−(Boc−アミノ)プロピルアミノ]−4−(3−クロロ−フェニルアミノ )−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン、 o)3−(3−アミノプロピルアミノ)−4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−1H −ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン二塩酸塩、 p)4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−(3−ホルミルアミノ−プロピルア ミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン、 q)3−(3−アセチルアミノ−プロピルアミノ)−4−(3−クロロ−フェニルア ミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン、 r)3−[3−({N−Boc−グリシル}−アミノ)−プロピルアミノ]−4−(3−クロ ロ−フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン、 s)4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−[3−(グリシル−アミノ)−プロピ ルアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン、 t)4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−[3−(N3−フェニル−ウレイド)− プロピルアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン、 u)4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−[3−(N3−エチル−ウレイド)−プ ロピルアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン、 v)4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−[3−(トルエン−4−スルホニルア ミノ)−プロピルアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン、 w)4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−(3−メタンスルホニルアミノ−プ ロピルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン、 x)4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−(3−グアニジノ−プロピルアミノ) −1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン、 y)3−[4−(Boc−アミノ)−ブチルアミノ]−4−(3−クロロ−フェニルアミノ )−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン、 z)3−(4−アミノ−ブチルアミノ)−4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−1H −ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン二塩酸塩、 za)4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−(4−ホルミルアミノブチルアミノ )−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン、 zb)4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−(4−アセチルアミノ−ブチルアミ ノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン、 zc)4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−[4−(N3−フェニル−ウレイド) −ブチルアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン、 zd)4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−[4−(N3−エチル−ウレイド)− ブチルアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン、 ze)3−[4−({N−Boc−グリシル}−アミノ)−ブチルアミノ]−4−(3−クロ ロ−フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン、 zf)4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−[4−(グリシル−アミノ)−ブチル アミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン、 zg)4−(3−クロロフェニルアミノ)−3−(4−グアニジノ−ブチルアミノ)− 1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン、 zh)4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−(4−メタンスルホニルアミノ−ブ チルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン、 zi)3−(4−ベンゾイルアミノ−ブチルアミノ)−4−(3−クロロ−フェニルア ミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン、 zj)3−(3−ベンゾイルアミノ−プロピルアミノ)−4−(3−クロロフェニルア ミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン、 zk)4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−[2−(4−ニトロ−ベンゾイルア ミノ)−エチルアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン;m.p.243−2 45℃、ESI-MS:(M+H)+=453、 zl)4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−[2−(3−ニトロ−ベンゾイルア ミノ)エチルアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(水分含量0.76%) ;m.p.243−245℃;ESI-MS:(M+H)+=453、 zm)3−[2−(4−アミノ−ベンゾイルアミノ)−エチルアミノ]−4−(3−クロ ロフェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン;m.p.236−238 ℃;ESI-MS:(M+H)+=423、 zn)3−[2−(3−アミノ−ベンゾイルアミノ)−エチルアミノ]−4−(3−クロ ロ−フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(水分含量3.69%) ;m.p.236−238℃;ESI-MS:(M+H)+=423、 zo)(R)−3−[4−(ジメチルアミノ−カルボニルアミノ−メチル)−フェニルア ミノ]−4−(1−フェニル−エチルアミノ)1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン 、 zp)(S)−3−[4−(ジメチルアミノカルボニルアミノ−メチル)−フェニルアミ ノ]−4−(1−フェニル−エチルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン 、および zq)(R)−3−[3−(ジメチルアミノ−カルボニルアミノ−メチル)−フェニルア ミノ]4−(1−フェニル−エチルアミノ)1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン。実施例109: 以下の化合物が本明細書に記載の方法と同様にして得られる: 実施例110:以下の化合物が本明細書に記載の方法と同様にして得られる: a)(S)−3−[3−(ジメチルアミノ−カルボニルアミノ−メチル)−フェニルア ミノ]−4−(1−フェニル−エチルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジ ン(実施例108zq参照)、および b)4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−(2−プロピオニルアミノ−エチル アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン;m.p.240−242℃;ESI-MS :(M+H)+=360。実施例111:4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−(2−ウレイド−エチ ルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]−ピリミジン (CGP79331) 200mg(0.655mmol)の3−(2−アミノエチルアミノ)−4−(3−クロロ −フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(水分含量:0.48%) 、72mg(0.887mmol)のシアン酸カリウム、1.2mlのエタノール、1.2ml の水および46.8ml(0.819mmol)の酢酸の混合物をRTで15時間攪拌する 。2mlの水を得られる懸濁液に添加し、混合物を濾過する。濾過残渣の水および 少量のエタノールでの洗浄および真空乾燥(約100mbar、8時間、100℃)に より、5.54%の水分含量の表題化合物を得る;m.p.212−214℃;ESI- MS:(M+H)+347。実施例112:乾燥充填カプセル それぞれ、活性成分として0.25gの上記実施例で記載の式Iの化合物の一 つを含む5000個のカプセルを下記のように製造する:組成 活性成分 1250g タルク 180g 小麦澱粉 120g ステアリン酸マグネシウム 80g ラクトース 20g 製造法:上記の粉末物質を0.6mmメッシュサイズのふるいを通す。0.33g分 の混合物を、カプセル充填器を使用してゼラチンカプセルに入れる。実施例113:軟カプセル それぞれ、活性成分として0.05gの上記実施例で記載の式Iの化合物の一 つを含む5000個の軟ゼラチンカプセルを下記のように製造する:組成 活性成分 250g PEG400 1リットル Tween80 1リットル 製造法:粉末活性成分をPEG400(約380から約420のMrを有する シエチレンソルビタンモノラウレート、Atlas Chem.Ind.,Inc.,USA,Fluk a,Switzerlandから購入)に懸濁させ、約1から3μmの粒子サイズに湿潤粉砕 機で挽く。0.43g分の混合物を次いで軟ゼラチンカプセルにカプセル充填器 を使用してゼラチンカプセルに入れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 43/00 111 A61P 43/00 111 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,ID,IL,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 トラクスラー,ペーター スイス、ツェーハー―4124シェーネンブー フ、ビュントテンリング3番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式I 〔式中、mは0から3まで(3を含む)の整数、 vは0または1、 Rは水素または低級アルキル、 R1はハロゲン、シアノ、アミノ、低級アルカノイルアミノ、低級アルキルアミ ノ、N,N−ジ−低級アルキルアミノ、ヒドロキシ、低級アルコキシ、低級アル カノイルオキシ、カルボキシ、低級アルコキシカルボニル、カルバモイル、N− 低級アルキルカルバモイル、N,N−ジ−低級アルキル−カルバモイル、または 低級アルキル(非置換またはハロゲン、シアノ、アミノ、低級アルカノイルアミ ノ、低級アルキルアミノ、N,N−ジ−低級アルキルアミノ、ヒドロキシ、低級 アルコキシ、低級アルカノイルオキシ、カルボキシ、低級アルコキシカルボニル 、カルバモイル、N−低級−アルキルカルバモイルによりまたはN,N−ジ−低 級アルキル−カルバモイルにより置換され、数個のフェニル置換基R1が存在す る場合、これらの置換基は互いに同一または異なることが可能である)、および a)R2は水素およびR3は α)式II (式中、Yは酸素または硫黄および R4は αα)アルキル基(非置換またはアミノ、低級アルカノイルアミノ、ベンゾイルア ミノ、ベンジルオキシカルボニルアミノ、低級アルコキシカルボニルアミノ、フ ェニルアミノにより、またはベンジルアミノにより置換されている)であり、置 換基を含んで、4から20炭素原子を含む、 αβ)フェニルアミノ、ベンジルアミノ、ナフチルアミノ、ピリジルメチルアミ ノ、または4から11炭素原子を有するアルキルアミノ、または αγ)フェニル、または炭素原子を介して結合し、5または6環員を有し、窒素 、酸素および硫黄からなる群から選択される1から4環ヘテロ原子を有する単環 式ヘテロシクリルであり、基R4に存在するフェニル基は非置換またはニトロ、 アミノ、低級アルカノイルアミノ、低級アルキルアミノ、ジ−低級アルキルアミ ノ、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、低級アルコキシ、低 級アルカノイルオキシ、カルボキシ、低級アルコキシカルボニル、カルバモイル 、N−低級アルキル−カルバモイル、メチレンジオキシおよび低級アルキルから なる群から選択される一個またはそれ以上の基で置換されており、数個のフェニ ル置換基が存在する場合、これらの置換基は同一または異なることが可能である )の基 β)5から12炭素原子を有する非置換アルキルまたは以下のもので置換された 低級アルキル βα)5または6環員および窒素、酸素および硫黄からなる群から選択される1 から4環ヘテロ原子を有する非置換または低級−アルキル−置換単環式ヘテロシ クリル、 ββ)以下のものにより置換されたフェニル i)フェニル、 ii)非置換またはクロロ−置換フェノキシまたは iii)5または6環員および窒素、酸素および硫黄からなる群から選択される1か ら4環ヘテロ原子を有する非置換または低級−アルキル−置換単環式ヘテロシク リル、 βγ)ナフチル、 βδ)3から8環員を有するシクロアルキル(非置換または低級アルキルまたは低 級アルコキシカルボニルにより置換されている)、または βε)アミノ、低級アルキルアミノ、ジ−低級アルキルアミノ、低級アルカノイ ルアミノ、ベンジルオキシカルボニルアミノ、低級アルコキシカルボニルアミノ 、 ベンゾイルアミノ、フェニルアミノ、ベンジルアミノ、ウレイド、N3−フェニ ル−ウレイド、N3−低級アルキル−ウレイド、N3,N3−ジ−低級アルキル−ウ レイド、アミノ−低級アルカノイルアミノ、(低級アルコキシカルボニルアミノ −低級アルカノイル)−アミノ、(ベンジルオキシカルボニルアミノ−低級アルカ ノイル)−アミノ、プロリル−アミノ、(N−低級アルコキシカルボニル−プロリ ル)−アミノ、N3−低級アルキルチオウレイド、N3−フェニル−チオウレイド 、シアノ、グアニジノ、アミジノ、トルエンスルホニルアミノ、低級アルカンス ルホニルアミノまたは5または6環員および窒素、酸素および硫黄からなる群か ら選択される1から4環ヘテロ原子を有する非置換または低級−アルキル−置換 単環式ヘテロシクリルカルボニルアミノ、 フェニル基を含む、セクションβε)で記載の基は、非置換またはフェニル基を ハロゲン、シアノ、ニトロ、アミノ、低級アルカノイルアミノ、低級アルキルア ミノ、N,N−ジ−低級アルキルアミノ、ヒドロキシ、低級アルコキシ、低級ア ルカノイルオキシ、カルボキシ、低級アルコキシカルボニル、カルバモイル、N −低級アルキル−カルバモイル、N,N−ジ−低級アルキル−カルバモイルによ りまたは低級アルキルにより置換されている、または γ)式III (式中、R5はカルボキシ−低級アルカノイルアミノ、ベンジルオキシカルボニ ルアミノ、ウレイド、N3−フェニルウレイド、N3−(クロロ−フェニル)−ウレ イド、N3−(低級アルコキシ−フェニル)−ウレイド、N3−低級アルキル−ウレ イド、N3,N3−ジ−低級アルキル−ウレイド、N3−低級アルキル−チオウレイ ド、アミノ−低級アルカノイル−アミノ、(低級アルコキシカルボニルアミノ− 低級アルカノイル)−アミノ、(ベンジルオキシカルボニルアミノ−低級アルカノ イル)アミノ、プロリル−アミノ、(N−低級.アルコキシカルボニル−プロリル) −アミノ、ヒドロキシ−低級アルカノイル−アミノ、ジ−低級アルキルアミノ− メチレンアミノ、スクシンイミド、フタルイミド、グアニジノまたはア ミジノ)の基 、 δ)環炭素原子を介して結合し、5または6環員および窒素、酸素および硫黄か らなる群から選択される1から4環ヘテロ原子を有する非置換または低級−アル キル−置換単環ヘテロシクリル、または ε)低級アルカンスルホニルまたは非置換または低級−アルキル−置換ベンゼン スルホニル、または b)R2およびR3は共に ジ−低級アルキルアミノ−メチレンアミノ、または15炭素原子までを有する置 換または非置換アルキレンまたはアルケニレン基(式中、1から3炭素原子は酸 素、硫黄または窒素に置き換わり得る)〕 の4−アミノ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン誘導体およびその塩、溶媒和 物および互変体。 2.式中、 mは0から3まで(3を含む)の整数、 vは0または1、 Rは水素または低級アルキル、 R1はハロゲン、または低級アルキル(非置換またはハロゲン、シアノ、アミノ、 低級アルカノイルアミノ、低級アルキルアミノ、N,N−ジ−低級アルキルアミ ノ、ヒドロキシ、低級アルコキシ、低級アルカノイルオキシ、カルボキシ、低級 アルコキシカルボニル、カルバモイル、N−低級アルキル−カルバモイルにより またはN−ジ−低級アルキル−カルバモイルにより置換されている)であり、数 個のフェニル置換基R1が存在する時、置換基は互いに同一または異なることが 可能である、および a)R2は水素およびR3は α)式II (式中、Yは酸素または硫黄および R4は αα)アルキル基(非置換またはアミノ、低級アルカノイルアミノ、ベンゾイルア ミノ、ベンジルオキシカルボニルアミノ、低級アルコキシカルボニルアミノ、フ ェニルアミノによりまたはベンジルアミノにより置換されている)であり、置換 基を含んで、4から20炭素原子を含む、 αβ)フェニルアミノ、ベンジルアミノ、ナフチルアミノ、ピリジルメチルアミ ノ、または4から11炭素原子を有するアルキルアミノ、または αγ)フェニル、またはフリル、チエニルおよびピリジルから選択される、環炭 素原子を介して結合した単環式ヘテロシクリル、基R4に存在するフェニル基は 、非置換またはニトロ、アミノ、低級アルカノイルアミノ、低級アルキルアミノ 、ジ−低級アルキルアミノ、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、ヒドロキ シ、低級アルコキシ、低級アルカノイルオキジ、カルボキシ、低級アルコキシカ ルボニル、カルバモイル、N−低級アルキル−カルバモイル、メチレンジオキシ および低級アルキルからなる群から選択される1個またはそれ以上の基で置換さ れ、フェニル置換基に存在する数個の置換基は、互いに同一または異なることが 可能である)の基 、 β)5から12炭素原子を有する非置換アルキルまたは下記のもので置換された 低級アルキル βα)ピリジル、チエニル、チアゾリル、ピロリル、イミダゾリル、フリルおよ びテトラゾリルからなる群から選択され、環炭素原子を介して結合した非置換ま たは低級−アルキル−置換単環式ヘテロシクリル、 ββ)下記のもので置換されたフェニル i)フェニル、 ii)非置換またはクロロ−置換フェノキシまたは iii)テトラゾリル、ピリジルおよびチアゾリルからなる群から選択され、環炭素 原子を介して結合した非置換または低級−アルキル−置換単環式ヘテロシクリル 、 βγ)ナフチル、 βδ)3から8環員を有するシクロアルキル(非置換または低級アルキルまたは低 級アルコキシカルボニルにより置換)、または βε)アミノ、低級アルキルアミノ、ジ−低級アルキルアミノ、低級アルカノイ ルアミノ、ベンジルオキシカルボニルアミノ、低級アルコキシカルボニルアミノ 、ベンゾイルアミノ、フェニルアミノ、ベンジルアミノ、ウレイド、N3−フェ ニル−ウレイド、N3−低級アルキル−ウレイド、N3,N3−ジ−低級アルキル− ウレイド、アミノ−低級アルカノイルアミノ、(低級アルコキシカルボニルアミ ノ−低級アルカノイル)−アミノ、(ベンジルオキシカルボニルアミノ−低級アル カノイル)−アミノ、プロリル−アミノ、(N−低級アルコキシカルボニル−プロ リル)−アミノ、N3−低級アルキル−チオウレイド、N3−フェニルチオウレイ ド、シアノ、グアニジノ、アミジノ、トルエンスルホニルアミノ、低級アルカン スルホニルアミノまたはフロイルアミノ、 フェニル基を含むセクションβε)で記載の基は、非置換またはフェニル基をハ ロゲン、シアノ、ニトロ、アミノ、低級アルカノイルアミノ、低級アルキルアミ ノ、N,N−ジ−低級アルキルアミノ、ヒドロキシ、低級アルコキシ、低級アル カノイルオキシ、カルボキシ、低級アルコキシカルボニル、カルバモイル、N− 低級アルキル−カルバモイル、N,N−ジ−低級アルキル−カルバモイルにより または低級アルキルにより置換されている、または γ)式III (式中、R5がカルボキシ−低級アルカノイルアミノ、ベンジルオキシカルボニ ルアミノ、ウレイド、N3−フェニルウレイド、N3−(クロロ−フェニル)−ウ レイド、N3−(低級アルコキシ−フェニル)−ウレイド、N3−低級アルキルウレ イド、N3,N3−ジ−低級アルキル−ウレイド、N3−低級アルキル−オウレイド 、アミノ−低級アルカノイル−アミノ、(低級アルコキシカルボニルアミノ−低 級アルカノイル)−アミノ、(ベンジルオキシカルボニルアミノ−低級アルカノイ ル)アミノ、プロリル−アミノ、(N−低級アルコキシカルボニル−プロリル)− アミノ、ヒドロキシ−低級アルカノイルアミノ、ジ−低級アルキルアミノ −メチレンアミノ、スクシンイミド、フタルイミド、グアニジノまたはアミジノ )の基 、 γ)ピリジル、または ε)低級アルカンスルホニルまたは非置換または低級−アルキル−置換ベンゼン スルホニル、または b)R2およびR3は共に ジ−低級アルキルアミノ−メチレンアミノ、1,2−エチレン、プロパン−1,3 ジイル、ブタン−1,4−ジイル、ペンタン−1,5−ジイル、3−(3−アミノ −プロピオニル)−3−アザ−ペンタン−1,5−ジイル、2−アミノブタン−1 ,4−ジイル、1−アミノメチル−ブタン−1,4−ジイル、1−ヒドロキシメチ ル−ブタン−1,4−ジイル、3−ヒドロキシペンタン−1,5−ジイル、1−ヒ ドロキシ−ヘキサン−1,5−ジイル、3−(2−アミノ−エチル)−ペンタン− 1,5−ジイル、3−アザペンタン−1,5−ジイル(−CH2CH2−NH−CH2 −CH2−)、3−アザ−2,4−ジメチル−ペンタン−1,5−ジイル(−CH2− CH[CH3]−NH−CH[CH3]−CH2)、3−アミノ−3−アザ−ペンタン −1,5−ジイル(−CH2−CH2−N[NH2]−CH2−CH2−)、1−アザペン タン−1,5−ジイル、1−アザ−1−トルイルアミノカルボニル−ペンタン− 1,5−ジイル、1−アザ−1−(メチルアミノチオカルボニル)−ペンタン−1, 5−ジイル、1−アザ−1−(tert−ブチルアミノ−カルボニル)−ペンタン−1 ,5−ジイル、1−アザ−1−(シクロヘキシルアミノカルボニル)−ペンタン− 1,5−ジイル、3−アザ−1−ヒドロキシ−ヘプタン−3,7−ジイル、3−ア ザ−1−シアノヘプタン−3,7−ジイル、1−アミノ−3−アザ−ヘプタン− 3,7−ジイル、3−(2−アミノ−エチル)−3−アザ−ペンタン−1,5−ジイ ル(−CH2−CH2−N[−CH2−CH2−NH2]−CH2−CH2−)、1−カル バモイル−ブタン−1,4−ジイル、2−ホルミルアミノ−ペンタン−1,4−ジ イル、2−アザ−ブタジエン−1,4−ジイル(−CH=CH−N=CH−)、2 −アザ−3−ヒドロキシメチル−ブタジエン−1,4−ジイル(−CH=C[CH2 OH]−N=CH−)、2−アザ−1−ヒドロキシ−1−(4−メトキ シ−フェニル−アミノ)−ヘプタン−2,7−ジイル{−(CH2)4−N[CH(OH) −NH−C64−OCH3]−}、3−オキサ−ペンタン−1,5−ジイル、N−低 級アルコキシカルボニル−3−アザ−ペンタン−1,5−ジイル、N−(C1−C1 2 アルカノイル)−3−アザ−ペンタン−1,5−ジイル、N−ベンゾイル−3− アザ−ペンタン−1,5−ジイルまたはN−(ピリド−2−イル−カルボニル)− 3−アザ−ペンタン−1,5−ジイル である請求項1記載の式Iの誘導体、および塩、溶媒和物およびその互変体。 3.式中、 mは0から2(2を含む)の整数、 vは0または1、 Rは水素または低級アルキル、 R1はハロゲンまたは低級アルキル、数個のフェニル置換基R1が存在する場合、 これらの置換基は互いに同一または異なることが可能である、および a)R2は水素およびR3は α)式II (式中、Yは酸素または硫黄および R4は αα)非置換C4−C7アルキルまたは低級アルキル基(非置換またはアミノ、低級 アルカノイルアミノ、ベンゾイルアミノ、ベンジルオキシカルボニルアミノ、低 級アルコキシカルボニルアミノ、フェニルアミノによりまたはベンジルアミノに より置換)であり、置換基を含んで、4から20炭素原子を含む、 αβ)フェニルアミノ、ベンジルアミノ、ナフチルアミノ、ピリジルメチルアミ ノ、または4から11炭素原子を有するアルキルアミノ、または αγ)フェニル、またはフリル、チエニルおよびピリジルから選択され、環炭素 原子を介して結合した単環式ヘテロシクリル、基R4に存在するフェニル基は、 非置換またはハロゲン、メチレンジオキシおよび低級アルキルからなる群から選 択される一個またはそれ以上の基で置換されており、フェニル置換基に存在する 数個の置換基は、互いに同一または異なることが可能である)の基 β)5から12炭素原子を有する非置換アルキルまたは下記のもので置換されて いる低級アルキル βα)ピリジル、チエニル、チアゾリル、ピロリル、イミダゾリル、フリルおよ びテトラゾリルから選択され、環炭素原子を介して結合した非置換または低級− アルキル−置換単環式ヘテロシクリル、 ββ)下記のもので置換されたフェニル置換 i)フェニル、 ii)非置換またはクロロ−置換フェノキシまたは iii)テトラゾリル、ピリジルおよびチアゾリルから選択され、環炭素原子を介し て結合した非置換または低級−アルキル−置換単環式ヘテロシクリル、 βγ)ナフチル、 βδ)3から8環員を有するシクロアルキル(非置換または低級アルキルまたは低 級アルコキシカルボニルにより置換)、または βε)アミノ、低級アルキルアミノ、ジ−低級アルキルアミノ、低級アルカノイ ルアミノ、ベンジルオキシカルボニルアミノ、低級アルコキシカルボニルアミノ 、ベンゾイルアミノ、フェニルアミノ、ベンジルアミノ、ウレイド、N3−フェ ニル−ウレイド、N3−低級アルキル−ウレイド、N3,N3−ジ−低級アルキルウ レイド、アミノ−低級アルカノイルアミノ、(低級アルコキシカルボニルアミノ −低級アルカノイル)−アミノ、(ベンジルオキシカルボニルアミノ−低級アルカ ノイル)−アミノ、プロリル−アミノ、(N−低級アルコキシカルボニル−プロリ ル)アミノ、N3−低級アルキル−チオウレイド、N3−フェニル−チオウレイド 、シアノ、グアニジノ、アミジノ、トルエンスルホニルアミノ、低級アルカンス ルホニルアミノまたはフロイルアミノ、 フェニル基を含むセクションβε)で記載の基は、非置換またはフェニル基をハ ロゲン、ニトロ、アミノ、低級アルキルアミノ、N,N−ジ−低級アルキルアミ ノまたは低級アルキルで置換されている、または γ)式III (式中、R5がカルボキシ−低級アルカノイルアミノ、ベンジルオキシカルボニ ルアミノ、ウレイド、N3−フェニルウレイド、N3−(クロロ−フェニル)−ウレ イド、N3−(低級アルコキシ−フェニル)−ウレイド、N3−低級アルキル−ウレ イド、N3,N3−ジ−低級アルキル−ウレイド、N3−低級アルキル−チオウレイ ド、アミノ−低級アルカノイル−アミノ、(低級アルコキシカルボニルアミノ− 低級アルカノイル)−アミノ、(ベンジルオキシカルボニルアミノ−低級アルカノ イル)アミノ、プロリル−アミノ、(N−低級アルコキシカルボニル−プロリル) −アミノ、ヒドロキシ−低級アルカノイル−アミノ、ジ−低級アルキルアミノ− メチレンアミノ、スクシンイミド、フタルイミド、グアニジノまたはアミジノ)の基 、 δ)ピリジル、または ε)低級アルカンスルホニルまたは非置換または低級−アルキル−置換ベンゼン スルホニル、または b)R2およびR3は共に ジ−低級アルキルアミノ−メチレンアミノ、3−オキサ−ペンタン−1,5−ジ イル、N低級アルコキシカルボニル−3−アザペンタン−1,5−ジイル、N−( C1−C12アルカノイル)−3−アザ−ペンタン−1,5−ジイル、N−ベンゾイ ル−3−アザ−ペンタン−1,5−ジイルまたはN−(ピリド−2−イル−カルボ ニル)−3−アザ−ペンタン−1,5−ジイル である請求項1記載の式Iの誘導体およびその塩、溶媒和物および互変体。 4.請求項1に記載の、実施例に記載の式Iの化合物またはその薬学的に許容 される塩。 5.請求項1記載の、4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−(4−{ウレイ ド−メチル}−フェニルアミノ)−1H−ビラゾロ[3,4−d]−ピリミジンまたはそ の薬学的に許容される塩。 6.請求項1記載の、4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−(3−ピリミ ジルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]−ピリミジンまたはその薬学的に許容さ れる塩。 7.請求項1記載の、4−(3−クロロ−フェニルアミノ)−3−[(ピリド−4 −イル)−メチルアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−d]−ピリミジンまたはその薬学 的に許容される塩。 8.ヒトまたは動物の治療的処置の方法に使用するための、請求項1から7の いずれかに記載の式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩。 9.請求項1から7のいずれかに記載の式Iの化合物またはその薬学的に許容 される塩を、薬学的に許容される担体と共に含む、医薬組成物。 10.腫瘍に対して有効な投与量の請求項1から7のいずれかに記載の式Iの 化合物またはその薬学的に許容される塩を、薬学的に許容される担体と共に含む 、ヒトを含む温血動物の腫瘍の処置のための医薬組成物。 11.腫瘍の化学療法に使用するための医薬組成物の製造における、請求項1 から7のいずれかに記載の式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩の使用 。 12.腫瘍の化学療法における、請求項1から7のいずれかに記載の式Iの化 合物またはその薬学的に許容される塩の使用。 13.腫瘍に対して有効な投与量の請求項1から7のいずれかに記載の式Iの 化合物またはその薬学的に許容される塩を腫瘍に罹患している温血動物に投与す ることを含む、ヒトを含む温血動物の処置法。 14.a)式IV 〔式中、R7は水素またはメチル、R6は1から3炭素原子を有するアルコキシま たはニトロ、rは0から2の整数、および他の置換基および記号は上記で定義の 通り〕 の化合物を適当なルイス酸で処理する、または b)式V 〔式中、記号は上記で定義の通り〕 の化合物を、式VI 〔式中、vは1および他の記号は上記で定義の通り〕 のアミンまたはその塩と、ギ酸存在下で反応させる、または c)式V 〔式中、記号は上記で定義の通り〕 の化合物を式VII 〔式中、vは1および他の記号は上記で定義の通り〕 のホルムアミドと反応させる、または d)式VIII 〔式中、記号は上記で定義の通り〕 の化合物を、式VI〔式中、vは0または1および他の記号は上記で定義の通り〕 のアミンまたはその塩と反応させる、または e)式IX 〔式中、vは0および他の記号は上記で定義の通り〕 の化合物をジムロス転移の条件下に付す、および 所望の場合、方法a)からe)で得られる式Iの化合物を塩に変換し、または得られ る式Iの化合物の塩を遊離化合物に変換する ことを含む、請求項1記載の式Iの化合物またはその塩、溶媒和物および互換体 の製造法。
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