JP2001358798A - Isdn通信制御装置、通信制御方法および記録媒体 - Google Patents

Isdn通信制御装置、通信制御方法および記録媒体

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JP2001358798A
JP2001358798A JP2000176384A JP2000176384A JP2001358798A JP 2001358798 A JP2001358798 A JP 2001358798A JP 2000176384 A JP2000176384 A JP 2000176384A JP 2000176384 A JP2000176384 A JP 2000176384A JP 2001358798 A JP2001358798 A JP 2001358798A
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Japan
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isdn
communication control
control device
communication
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JP2000176384A
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Tsutomu Ryu
強 劉
Tomoaki Muro
智明 室
Hironori Motoda
浩則 元田
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PFU Ltd
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PFU Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、ISDNバス回線上に接続されたIS
DN通信制御装置またはISDN通信制御装置と他のI
SDN通信制御装置とにより、2個のBチャネルを使用
して通信状態にあるとき、通信中の相手以外のリモート
装置がISDN通信制御装置または他のISDN通信制
御装置と通信をしたくても、話中となりBチャネルのい
ずれか1つが通信を終了するのを待たなければならず、
緊急通信ができないという問題点があった。 【解決手段】 ISDN通信制御装置における通信制御
方法において、ISDNバス回線上に接続されたISD
N通信制御装置またはISDN通信制御装置と他のIS
DN通信制御装置とにより、2個のBチャネルを使用し
て通信状態にあるとき、リモート装置からISDN通信
制御装置宛てまたは他のISDN通信制御装置宛ての着
信があった場合、ISDN通信制御装置で使用している
1個のBチャネルを強制的に切断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ISDN(Inte
grated Services Digital Network)通信制御装置、通
信制御方法および記録媒体に関するものであり、特に、
ISDNバス回線上に接続されたISDN通信制御装置
が2個のBチャネルを使用して通信状態にあるとき、ま
たはISDNバス回線上に接続されたISDN通信制御
装置および他のISDN通信制御装置がそれぞれ1個の
Bチャネルを使用して通信状態にあるとき、かつリモー
ト装置から自装置宛てまたは他のISDN通信制御装置
宛ての着信があったとき、ISDN通信制御装置で使用
している1個のBチャネルを強制的に切断する。
【0002】
【従来の技術】従来、ISDNバス回線上に接続された
ISDN通信制御装置が2個のBチャネルを使用して通
信状態にあるとき、またはISDNバス回線上に接続さ
れたISDN通信制御装置および他のISDN通信制御
装置がそれぞれ1個のBチャネルを使用して通信状態に
あるとき、通信中の相手以外のリモート装置がISDN
バス回線上のISDN通信制御装置または他のISDN
通信制御装置と通信しようとしても、話中となりBチャ
ネルのいずれか1つが通信を終了するのを待たなければ
ならなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来技術で
は、ISDNバス回線上に接続されるISDN通信制御
装置または他のISDN通信制御装置の通信が終了する
のを待たなければならず、緊急通信の場合は、その通信
遅延による問題が発生しかねないという問題点があっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記のような
問題点を考慮してなされたもので、ISDN通信制御装
置、通信制御方法および記録媒体において、ISDNバ
ス回線上に接続されたISDN通信制御装置が2個のB
チャネルを使用して通信状態にあるとき、またはISD
Nバス回線上に接続されたISDN通信制御装置および
他のISDN通信制御装置がそれぞれ1個のBチャネル
を使用して通信状態にあるとき、かつリモート装置から
ISDN通信制御装置宛てまたは他のISDN通信制御
装置宛ての着信があったとき、ISDN通信制御装置で
使用している1個のBチャネルを強制的に切断すること
により、リモート装置とISDNバス回線上のISDN
通信制御装置または他のISDN通信制御装置との緊急
通信を話中待ちなく行うことができる。
【0005】
【発明の実施の形態】(1)ISDN通信制御装置の通
信制御方法において、ISDNバス回線上に接続された
ISDN通信制御装置が2個のBチャネルを使用して通
信状態にあるとき、またはISDNバス回線上に接続さ
れたISDN通信制御装置および他のISDN通信制御
装置がそれぞれ1個のBチャネルを使用して通信状態に
あるとき、かつISDNバス回線上のISDN通信制御
装置または他のISDN通信制御装置と通信しようとす
るリモート装置から着信があるとき、ISDN通信制御
装置で使用している1個のBチャネルを強制的に切断す
ることにより、リモート装置とISDNバス回線上のI
SDN通信制御装置または他のISDN通信制御装置と
の緊急通信を話中待ちなく行うことができる。
【0006】(2)(1)記載の通信制御方法におい
て、他のISDN通信制御装置向け着信の識別情報とし
て着アドレスが格納される着信識別情報テーブルと、通
信相手の優先度情報として発アドレス、通信種別、優先
度が格納される優先度情報テーブルとを設け、他のIS
DN通信制御装置宛ての着信があり、かつその着アドレ
スが着信識別情報テーブルに格納された着アドレスと一
致したとき、1個のBチャネルを使用して通信状態にあ
る場合はその通信を切断する、また2個のBチャネルを
使用して通信状態にある場合は2つの通信相手の発アド
レス、通信種別を優先度情報テーブルに格納された情報
と比較し、優先度の低い通信を切断することにより、I
SDN通信制御装置が通信する装置より、通信の優先度
が高いISDNバス回線上の他のISDN通信制御装置
の設定およびISDN通信制御装置が通信するリモート
装置の通信優先度の設定を行うことができ、通信状態に
ある優先度の低い通信を切断することができる。
【0007】(3)(1)記載の通信制御方法におい
て、通信相手の優先度情報として発アドレス、通信種
別、優先度が格納される優先度情報テーブルを設け、自
装置宛ての着信があり、かつその発アドレス、通信種別
が優先度情報テーブルに格納された発アドレス、通信種
別と一致したとき、その優先度と通信状態にある相手の
発アドレス、通信種別により求めた優先度を比較し、着
信相手の優先度が高い場合、優先度が低い通信を切断す
ることにより、ISDN通信制御装置が通信するリモー
ト装置の優先度を設定でき、優先度の低い通信を切断す
ることができる。
【0008】(4)アナロク通信を行うアナログ通信処
理部と、データ通信を行うデータ通信処理部と、ISD
N網との発呼および着呼処理を行う発着信処理部と、デ
ータ通信処理部およびアナログ通信処理部を用いてIS
DN網に接続されたリモート装置との通信を制御する通
信制御処理部と、通信を行うために必要となる各種設定
情報が記憶される記憶部と、各種設定情報を記憶部に設
定する環境設定処理部とで構成されるISDN通信制御
装置において、ISDNバス回線上に接続されたISD
N通信制御装置が2個のBチャネルを使用して通信状態
にあるとき、またはISDNバス回線上に接続されたI
SDN通信制御装置および他のISDN通信制御装置が
それぞれ1個のBチャネルを使用して通信状態にあると
き、かつISDNバス回線上のISDN通信制御装置ま
たは他のISDN通信制御装置と通信しようとするリモ
ート装置から着信があるときに、ISDN通信制御装置
で使用している1個のBチャネルを強制的に切断する手
段を備えることにより、リモート装置とISDNバス回
線上のISDN通信制御装置または他のISDN通信制
御装置との緊急通信を話中待ちなく行うことができる。
【0009】(5)(4)記載のISDN通信制御装置
において、他のISDN通信制御装置向け着信の識別情
報として着アドレスが格納される着信識別情報テーブル
と、通信相手の優先度情報として発アドレス、通信種
別、優先度が格納される優先度情報テーブルとを記憶部
に設け、他のISDN通信制御装置宛ての着信があり、
かつその着アドレスが着信識別情報テーブルに格納され
た着アドレスと一致したとき、1個のBチャネルを使用
して通信状態にある場合はその通信を切断する、また2
個のBチャネルを使用して通信状態にある場合は2つの
通信相手の発アドレス、通信種別を優先度情報テーブル
に格納された情報と比較し、優先度の低い通信を切断す
るBチャネル強制切断手段を設けることにより、ISD
N通信制御装置が通信する装置より、通信の優先度が高
いISDNバス回線上の他のISDN通信制御装置の設
定およびISDN通信制御装置が通信するリモート装置
の通信優先度の設定を行うことができ、通信状態にある
優先度の低い通信を切断することができる。
【0010】(6)(5)記載のISDN通信制御装置
において、着信識別情報テーブルを着アドレス、着サブ
アドレス、発アドレス、発サブアドレスのいずれか、ま
たは複数で構成することにより、ISDN通信制御装置
が通信する装置より、通信の優先度が高いISDNバス
回線上の他のISDN通信制御装置を柔軟に設定するこ
とができる。
【0011】(7)(5)または(6)記載のISDN
通信制御装置において、優先度情報テーブルを発アドレ
ス、発サブアドレスのいずれか、または両方と、通信種
別、優先度とで構成することにより、ISDN通信制御
装置が通信するリモート装置の通信の優先度を柔軟に設
定することができる。
【0012】(8)(5)〜(7)のいずれか1項に記
載のISDN通信制御装置において、着信識別情報テー
ブルと優先度情報テーブルとを複数設け、かつその中か
ら使用する着信識別情報テーブルと優先度情報テーブル
とを選択する手段を設けることにより、ISDN通信制
御装置が通信する装置より通信の優先度が高いISDN
バス回線上の他のISDN通信制御装置と、ISDN通
信制御装置が通信するリモート装置の優先度とを簡単に
切替えることができる。
【0013】(9)(8)記載のISDN通信制御装置
において、使用する着信識別情報テーブルと優先度情報
テーブルとを選択するスイッチを設けることにより、I
SDN通信制御装置が通信する装置より通信の優先度が
高いISDNバス回線上の他のISDN通信制御装置
と、ISDN通信制御装置が通信するリモート装置の優
先度とをスイッチにより簡単に切替えることができる。
【0014】(10)(8)記載のISDN通信制御装
置において、使用する着信識別情報テーブルと優先度情
報テーブルとをデータ端末から選択する手段を設けるこ
とにより、ISDN通信制御装置が通信する装置より通
信の優先度が高いISDNバス回線上の他のISDN通
信制御装置と、ISDN通信制御装置が通信するリモー
ト装置の優先度とをデータ端末により簡単に切替えるこ
とができる。
【0015】(11)(8)記載のISDN通信制御装
置において、使用する着信識別情報テーブルと優先度情
報テーブルとをカレンダと時刻、カレンダまたは時刻の
いずれかにより選択する手段を設けることにより、IS
DN通信制御装置が通信する装置より通信の優先度が高
いISDNバス回線上の他のISDN通信制御装置と、
ISDN通信制御装置が通信するリモート装置の優先度
とをカレンダおよび時刻により自動的に切替えることが
できる。
【0016】(12)(8)記載のISDN通信制御装
置において、使用する着信識別情報テーブルと優先度情
報テーブルとをローカルまたはリモートの電話機により
選択する手段を設けることにより、ISDN通信制御装
置が通信する装置より通信の優先度が高いISDNバス
回線上の他のISDN通信制御装置と、ISDN通信制
御装置が通信するリモート装置の優先度とをローカルま
たはリモートの電話機により簡単に切替えることができ
る。
【0017】(13)(4)記載のISDN通信制御装
置において、通信相手の優先度情報として発アドレス、
通信種別、優先度が格納される優先度情報テーブルを設
け、自装置宛ての着信があり、かつその発アドレス、通
信種別が優先度情報テーブルに格納された発アドレス、
通信種別と一致したとき、その優先度と通信状態にある
相手の発アドレス、通信種別により求めた優先度を比較
し、着信相手の優先度が高い場合、優先度が低い通信を
切断するBチャネル強制切断手段を設けることにより、
ISDN通信制御装置が通信するリモート装置の優先度
を設定でき、優先度の低い通信を切断することができ
る。
【0018】(14)(13)記載のISDN通信制御
装置において、優先度情報テーブルを発アドレス、発サ
ブアドレスのいずれか、または両方と、通信種別、優先
度とで構成することにより、ISDN通信制御装置が通
信するリモート装置の優先度を柔軟に設定することがで
きる。
【0019】(15)(13)または(14)記載のI
SDN通信制御装置において、優先度情報テーブルを複
数設け、かつその中から使用する優先度情報テーブルを
選択する手段を設けることにより、ISDN通信制御装
置が通信するリモート装置の優先度を簡単に切替えるこ
とができる。
【0020】(16)(15)記載のISDN通信制御
装置において、使用する優先度情報テーブルを選択する
スイッチを設けることにより、ISDN通信制御装置が
通信するリモート装置の優先度をスイッチにより簡単に
切替えることができる。
【0021】(17)(15)記載のISDN通信制御
装置において、使用する優先度情報テーブルをデータ端
末から選択する手段を設けることにより、ISDN通信
制御装置が通信するリモート装置の優先度をデータ端末
により簡単に切替えることができる。
【0022】(18)(15)記載のISDN通信制御
装置において、使用する優先度情報テーブルをカレンダ
と時刻、カレンダまたは時刻のいずれかにより選択する
手段を設けることにより、ISDN通信制御装置が通信
するリモート装置の優先度をカレンダおよび時刻により
自動的に切替えることができる。
【0023】(19)(15)記載のISDN通信制御
装置において、使用する優先度情報テーブルをローカル
またはリモートの電話機により選択する手段を設けるこ
とにより、ISDN通信制御装置が通信するリモート装
置の優先度をローカルまたはリモートの電話機により簡
単に切替えることができる。
【0024】(20)ISDN通信制御装置の通信を実
現するプログラムを記録する記録媒体において、ISD
Nバス回線上に接続されたISDN通信制御装置が2個
のBチャネルを使用して通信状態にあるとき、またはI
SDNバス回線上に接続されたISDN通信制御装置お
よび他のISDN通信制御装置がそれぞれ1個のBチャ
ネルを使用して通信状態にあるとき、かつISDNバス
回線上のISDN通信制御装置または他のISDN通信
制御装置と通信しようとするリモート装置から着信があ
るとき、ISDN通信制御装置で使用している1個のB
チャネルを強制的に切断するプログラムを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体をコンピュータで実行
することにより、リモート装置とISDNバス回線上の
ISDN通信制御装置または他のISDN通信制御装置
との緊急通信を話中待ちなく行うことができる。
【0025】
【実施例】図1に、本発明のISDN通信制御装置の一
実施例の構成ブロック図を示す。図中、1はISDNバ
ス回線上に接続されたISDN通信制御装置、2はIS
DNバス回線上に接続された他のISDN通信制御装置
である装置G、3はISDN通信制御装置1に接続され
たアナログ機器H、4、5、6はISDN通信制御装置
とLANで接続されたデータ端末I、J、Kである。
【0026】また、7はISDN網、8はISDN網7
と接続された電話網、9はISDN網7と接続された携
帯/PHS網である。
【0027】また、10、11、14はISDN網7に
接続されたリモート装置A、B、E、12は電話網8に
接続されたリモート装置C、13は携帯/PHS網に接
続されたリモート装置Dである。
【0028】また、ISDN通信制御装置1は、アナロ
ク通信を行うアナログ通信処理部104と、データ通信
を行うデータ通信処理部105と、ISDN網7との発
呼および着呼処理を行う発着信処理部101と、データ
通信処理部105およびアナログ通信処理部104を用
いてISDN網7に接続されたリモート装置との通信を
制御する通信制御処理部102と、通信を行うために必
要となる各種設定情報が記憶される記憶部106と、各
種設定情報を記憶部106に設定する環境設定処理部1
07とで構成されている。
【0029】また、通信制御処理部102には、ISD
Nバス回線上に接続されたISDN通信制御装置が2個
のBチャネルを使用して通信状態にあるとき、またはI
SDNバス回線上に接続されたISDN通信制御装置お
よび他のISDN通信制御装置がそれぞれ1個のBチャ
ネルを使用して通信状態にあるとき、かつISDNバス
回線上のISDN通信制御装置または他のISDN通信
制御装置と通信しようとするリモート装置から着信があ
るときに、ISDN通信制御装置で使用している1個の
Bチャネルを強制的に切断するBチャネル強制切断手段
103が設けられている。
【0030】また、記憶部106には、Bチャネル強制
切断手段103で使われ、他のISDN通信制御装置向
け着信の識別情報が格納される着信識別情報テーブル1
061と、通信相手の優先度情報が格納される優先度情
報テーブル1062とが格納されている。
【0031】図2に、着信識別情報および優先度情報テ
ーブルの一実施例の構成図を示す。この例では、着信識
別情報テーブル1061は、ISDNバス回線上に接続
される装置名とその発アドレス、発サブアドレス、着ア
ドレス、着サブアドレスとで構成され、優先度情報テー
ブル1062は、リモート装置名とその発アドレス、発
サブアドレス、通信種別(データ通信/アナログ通
信)、優先度で構成されている。また、この例では、優
先度は数字の小さい方を優先度が高いとしている。
【0032】なお、着信識別情報テーブル1061は着
アドレス、着サブアドレス、発アドレス、発サブアドレ
スのいずれか、または複数の組合わせで構成してもよ
い。また、優先度情報テーブル1062は発アドレス、
発サブアドレスのいずれか、またはその両方と、通信種
別、優先度とで構成してもよい。
【0033】次に、図3、図4を参照し、環境設定処理
部107の着信識別情報テーブルと優先度情報テーブル
の設定について説明する。図3は着信識別情報と優先度
情報の一実施例の設定画面(1)、図4は着信識別情報
と優先度情報の一実施例の設定画面(2)を示す。な
お、図3および図4の環境設定はISDN通信制御装置
に直接またはLAN経由で接続されるデータ端末などで
設定される。
【0034】図3は、ISDN通信制御装置が使用する
着信識別情報と優先度情報を設定する画面であり、この
例は常時、有効になるデータまたはカレンダ・時刻によ
り有効となるデータから、カレンダ・時刻により有効と
なるデータを選択している。
【0035】図4は、図3の追加/変更ボタンを押すこ
とで表示される着信識別情報と優先度情報を追加/変更
する画面である。他装置への着信識別情報の入力フィー
ルドに、追加または変更する着信識別情報テーブル名を
指定し、そのテーブルに格納する装置名、発アドレス、
発サブアドレス、着アドレス、着サブアドレスをそれぞ
れの入力フィールドに指定して、追加/変更ボタンを押
すことにより、着信識別情報テーブルが作成または変更
される。
【0036】また通信先の優先度情報の入力フィールド
に、追加または変更する優先度情報テーブル名を指定
し、そのテーブルに格納する装置名、発アドレス、発サ
ブアドレス、通信種別、優先度をそれぞれの入力フィー
ルドに指定して、追加/変更ボタンを押すことにより、
優先度情報テーブルが作成または変更される。
【0037】図5に、着信識別情報と優先度情報を選択
するスイッチの一実施例図を示す。この例は、ISDN
通信制御装置の前面パネルに着信識別情報選択スイッチ
と優先度情報選択スイッチを設けたものであり、スイッ
チ1〜4に対応して着信識別データ1〜4および優先度
データ1〜4が選択される。なお、着信識別データ1〜
4および優先度データ1〜4は、図4の着信識別情報と
優先度情報の追加/変更画面で設定されているものとす
る。
【0038】図6に、着信識別情報と優先度情報の切替
え着サブアドレステーブルの一実施例図を示す。着信識
別情報と優先度情報とをローカルまたはリモートの電話
機により選択するための切替えサブアドレステーブル6
1は着サブアドレスと、それに対応する着信識別情報、
優先度情報とで構成されている。切替えサブアドレステ
ーブル61は通信制御プログラム内に固定データとして
設定してもよいし、記憶部106に設け、環境設定処理
部107によりデータを変更できるようにしてもよい。
【0039】図7に、着信識別情報・優先度情報設定処
理部の一実施例の処理フローチャートを示す。この処理
は通信制御処理部が使用する着信識別情報および優先度
情報を設定する処理であり、図3の環境設定処理部で選
択された着信識別情報および優先度情報、または図5の
スイッチで選択された着信識別情報および優先度情報の
いずれかが使用されるようになっている。また、この処
理は一定時間毎に起動され、その時のスイッチ状態やカ
レンダ、時刻などにより使用される着信識別情報および
優先度情報が切り替わる。
【0040】以下、このフローにしたがって動作を説明
する。
【0041】ステップS701:着信識別情報選択スイ
ッチ1〜4のいずれかがオンかを判定する。いずれかの
スイッチがオンならばステップS702に進み、いずれ
かのスイッチがオンでないならばステップS703に進
む。
【0042】ステップS702:着信識別情報選択スイ
ッチ1〜4のオン状態のスイッチに対応する着信識別情
報データを着信識別情報として設定する。そして、ステ
ップS706に進む。
【0043】ステップS703:環境設定処理部でカレ
ンダ・時刻により有効となるデータが選択されているか
判定する。カレンダ・時刻により有効となるデータが選
択されていればステップS704に進み、カレンダ・時
刻により有効となるデータが選択されいないならばステ
ップS705に進む。
【0044】ステップS704:カレンダ・時刻により
有効となるデータから現在のカレンダおよび時刻に対応
する着信識別情報のデータを着信識別情報として設定す
る。そして、ステップS706に進む。
【0045】ステップS705:常時、有効となるデー
タで設定されている着信識別情報のデータを着信識別情
報として設定する。
【0046】ステップS706:優先度情報選択スイッ
チ1〜4のいずれかがオンかを判定する。いずれかのス
イッチがオンならばステップS707に進み、いずれか
のスイッチがオンでないならばステップS708に進
む。
【0047】ステップS707:優先度情報選択スイッ
チ1〜4のオン状態のスイッチに対応する優先度情報デ
ータを優先度情報として設定する。そして、処理を終了
する。
【0048】ステップS708:環境設定処理部でカレ
ンダ・時刻により有効となるデータが選択されているか
判定する。カレンダ・時刻により有効となるデータが選
択されていればステップS709に進み、カレンダ・時
刻により有効となるデータが選択されいないならばステ
ップS710に進む。
【0049】ステップS709:カレンダ・時刻により
有効となるデータから現在のカレンダおよび時刻に対応
する優先度情報のデータを優先度情報として設定する。
そして、処理を終了する。
【0050】ステップS710:常時、有効となるデー
タで設定されている優先度情報のデータを優先度情報と
して設定する。そして、処理を終了する。
【0051】図8、図9を参照して、通信制御処理部に
おける着信処理について説明する。図8は通信制御処理
部における着信処理の一実施例の処理フローチャート
(1)、図9は通信制御処理部における着信処理の一実
施例の処理フローチャート(2)である。この処理は大
別すると、ISDN通信制御装置宛ての切替え着サブア
ドレスの着信を受けて着信識別情報および優先度情報を
切替える処理(ステップS901〜ステップS904)
と、ISDN通信制御装置宛ての優先度の高い着信を受
けて通信中の優先度の低い通信を切断する処理(ステッ
プS903〜ステップS912)と、他のISDN通信
制御装置宛ての優先度の高い着信を受けて通信中の優先
度の低い通信を切断する処理(ステップS804〜ステ
ップS810)とで構成されている。以下、図8、図9
のフローにしたがって動作を説明する。
【0052】ステップS801:発着信処理部から着信
通知を受け、その着アドレス、着サブアドレスを認識す
る。
【0053】ステップS802:ステップS801で認
識した着アドレス、着サブアドレスが自装置宛てかを判
定する。自装置宛てならばステップS901に進み、自
装置宛てでないならばステップS803に進む。
【0054】ステップS803:着信通知におけるチャ
ネル情報を認識する。
【0055】ステップS804:ステップS803で認
識したチャネル情報がチャネルありかを判定する。チャ
ネルありならばステップS811に進み、チャネルあり
でないならばステップS805に進む。
【0056】ステップS805:ステップS801で認
識した着アドレス、着サブアドレスと、着信識別情報テ
ーブル内の着アドレス、着サブアドレスを比較する。
【0057】ステップS806:ステップS805で比
較した結果、一致したものがあればステップS807に
進み、一致したものがないならばステップS811に進
む。
【0058】ステップS807:着信に対して着信拒否
の応答を行う。
【0059】ステップS808:通信状態にある相手装
置で優先度の低い通信を、優先度情報テーブルを参照し
て特定する。
【0060】ステップS809:特定した相手装置の通
信処理部(アナログ通信/デーダ通信)を優先度情報テ
ーブルの通信種別より求める。
【0061】ステップS810:求めた通信処理部(ア
ナログ通信/デーダ通信)および発着信処理部を介して
特定した相手装置に切断要求を行い、完了を待ち合わせ
る。そして、処理を終了する。
【0062】ステップS811:着信に対して応答を行
わない。そして、処理を終了する。
【0063】ステップS901:ステップS801で認
識した着サブアドレスが切替え着サブアドレステーブル
の着サブアドレスと一致かを判定する。一致しているな
らばステップS902に進み、一致していないならばス
テップS903に進む。
【0064】ステップS902:切替え着サブアドレス
テーブルを参照し、着サブアドレスに対応した着信識別
情報、優先度情報テーブルをISDN通信制御装置が使
用する着信識別情報、優先度情報テーブルとして設定す
る。そして、処理を終了する。
【0065】ステップS903:着信通知におけるチャ
ネル情報を認識する。
【0066】ステップS904:ステップS903で認
識したチャネル情報がチャネルありかを判定する。チャ
ネルありならばステップS905に進み、チャネルあり
でないならばステップS906に進む。
【0067】ステップS905:発着信処理部を介して
着信受付の応答を行う。そして、処理を終了する。
【0068】ステップS906:ステップS801で認
識した発アドレス、発サブアドレスと、優先度情報テー
ブル内の発アドレス、発サブアドレスを比較する。
【0069】ステップS907:ステップS906で比
較した結果、一致したものがあればステップS908に
進み、一致したものがないならばステップS913に進
む。
【0070】ステップS908:着信した装置の優先度
と通信中の装置の優先度を優先度情報テーブルにより比
較する。
【0071】ステップS909:ステップS908の比
較結果、着信した装置の優先度が通信中の装置の優先度
より高いかを判定する。高いならばステップS910に
進み、高くないならばステップS915に進む。
【0072】ステップS910:通信状態にある相手装
置で優先度の低い通信と、その通信処理部(アナログ通
信/デーダ通信)を、優先度情報テーブルを参照して求
める。
【0073】ステップS911:求めた通信処理部(ア
ナログ通信/デーダ通信)および発着信処理部を介して
特定した相手装置に切断要求を行う。
【0074】ステップS912:着信に対して呼出中応
答を送信する。
【0075】ステップS913:切断要求の完了を待ち
合わせる。
【0076】ステップS914:着信に対して着信受付
の応答を行う。そして、処理を終了する。
【0077】ステップS915:着信に対して着信拒否
の応答を行う。そして、処理を終了する。
【0078】図10に、ISDNバス回線上の他のIS
DN通信制御装置宛て着信が生じた場合のISDN通信
制御装置の動作説明図(1)を示す。
【0079】この図はISDNバス回線上に接続された
ISDN通信制御装置が2個のBチャネルを使用して通
信状態にあるとき、ISDNバス回線上の他のISDN
通信制御装置と通信しようとするリモート装置から着信
があるとき、ISDN通信制御装置で使用している1個
のBチャネルを強制的に切断する動作を示している。な
お、この例では図2で示される着信識別情報テーブルと
優先度情報テーブルが使用されているものとしている。
【0080】T1区間では、リモート装置AがISDN
通信制御装置に発呼要求を行うと、ISDNバス回線上
は通信しているものがないので、ISDN通信制御装置
は着呼受付を応答する。するとリモート装置Aに対して
ISDN網から接続完了が通知され、通信状態となる。
またリモート装置BもISDN通信制御装置に発呼要求
を行うと、ISDNバス回線上は1つのBチャネルしか
使用されていないので、ISDN通信制御装置は着呼受
付を応答する。するとリモート装置Bに対してISDN
網から接続完了が通知され、通信状態となる。
【0081】T2区間では、リモート装置DがISDN
バス回線上の装置Gに発呼要求を行うと、既にISDN
バス回線上は2つのBチャネルが通信状態となっている
ため、装置GはISDN網に対して着呼拒否を応答す
る。
【0082】T3区間では、ISDN通信制御装置はT
2区間で発生した装置G宛ての着呼を受け、その着アド
レスと着サブアドレスが着信識別情報テーブルに登録さ
れているので、優先度が高い通信として判定する。そし
て、ISDN網に対して着呼拒否を応答後、優先度情報
テーブルより現在通信中のリモート装置Aとリモート装
置Bとの優先度を判定し、優先度が低いリモート装置B
の通信を切断するため、リモート装置Bに切断要求を行
い、リモート装置Bからの切断完了の待ち合わせが行わ
れる。
【0083】T4区間では、ISDN網内での着呼保留
時間経過後、リモート装置Dに対してISDN網から接
続不可の応答が行われる。その後、リモート装置Dが装
置Gに自動再発呼要求を行う、この時ISDNバス回線
上はリモート装置Bの通信が切断され、1つのBチャネ
ルが通信状態となっているのみであり、装置Gは着呼受
付を応答する。するとリモート装置Dに対してISDN
網から接続完了が通知され、通信状態になる。なお、自
動再発呼機能は、発信失敗時に発信を自動再試行する機
能であり、データ通信機能を有する装置では一般的に実
装されている。
【0084】このような動作により、ISDNバス回線
上に接続されたISDN通信制御装置が2個のBチャネ
ルを使用して通信状態にあるときでも、リモート装置D
からISDNバス回線上の装置Gに対して、緊急通信を
話中待ちなく行うことが可能となる。
【0085】図11に、ISDNバス回線上の他のIS
DN通信制御装置宛て着信が生じた場合のISDN通信
制御装置の動作説明図(2)を示す。
【0086】この図はISDNバス回線上に接続された
ISDN通信制御装置および他のISDN通信制御装置
がそれぞれ1個のBチャネルを使用して通信状態にある
とき、ISDNバス回線上の他のISDN通信制御装置
と通信しようとするリモート装置から着信があるとき、
ISDN通信制御装置で使用している1個のBチャネル
を強制的に切断する動作を示している。なお、この例で
は図2で示される着信識別情報テーブルと優先度情報テ
ーブルが使用されているものとしている。
【0087】T1区間では、リモート装置AがISDN
通信制御装置に発呼要求を行うと、ISDNバス回線上
は通信しているものがないので、ISDN通信制御装置
は着呼受付を応答する。するとリモート装置Aに対して
ISDN網から接続完了が通知され、通信状態となる。
またリモート装置BがISDNバス回線上の装置Gに発
呼要求を行うと、ISDNバス回線上は1つのBチャネ
ルしか使用されていないので、装置Gは着呼受付を応答
する。するとリモート装置Bに対してISDN網から接
続完了が通知され、通信状態となる。
【0088】T2区間では、リモート装置DがISDN
バス回線上の装置Gに発呼要求を行うと、既にISDN
バス回線上は2つのBチャネルが通信状態となっている
ため、装置GはISDN網に対して着呼拒否を応答す
る。
【0089】T3区間では、ISDN通信制御装置はT
2区間で発生した装置G宛ての着呼を受け、その着アド
レスと着サブアドレスが着信識別情報テーブルに登録さ
れているので、優先度が高い通信として判定する。そし
て、ISDN網に対して着信拒否を応答後、現在通信中
の相手はリモート装置Aのみなので、リモート装置Aに
切断要求を行い、リモート装置Aからの切断完了の待ち
合わせが行われる。
【0090】T4区間では、ISDN網内での着呼保留
時間経過後、リモート装置Dに対してISDN網から接
続不可の応答が行われる。その後、リモート装置Dが装
置Gに自動再発呼要求を行う、この時ISDNバス回線
上はリモート装置Aの通信が切断され、1つのBチャネ
ルが通信状態となっているのみであり、装置Gは着呼受
付を応答する。するとリモート装置Dに対してISDN
網から接続完了が通知され、通信状態になる。なお、自
動再発呼機能は、発信失敗時に発信を自動再試行する機
能であり、データ通信機能を有する装置では一般的に実
装されている。
【0091】このような動作により、ISDNバス回線
上に接続されたISDN通信制御装置および他のISD
N通信制御装置がそれぞれ1個のBチャネルを使用して
通信状態にあるときでも、リモート装置DからISDN
バス回線上の装置Gに対して、緊急通信を話中待ちなく
行うことが可能となる。
【0092】図12に、ISDNバス回線上の自装置宛
て着信が生じた場合のISDN通信制御装置の動作説明
図(1)を示す。
【0093】この図はISDNバス回線上に接続された
ISDN通信制御装置が2個のBチャネルを使用して通
信状態にあるとき、ISDN通信制御装置と通信したい
リモート装置から着信があるとき、ISDN通信制御装
置で使用している1個のBチャネルを強制的に切断する
動作を示している。なお、この例では図2で示される優
先度情報テーブルが使用されているものとしている。
【0094】T1区間では、リモート装置AがISDN
通信制御装置に発呼要求を行うと、ISDNバス回線上
は通信しているものがないので、ISDN通信制御装置
は着呼受付を応答する。するとリモート装置Aに対して
ISDN網から接続完了が通知され、通信状態となる。
またリモート装置BもISDN通信制御装置に発呼要求
を行うと、ISDNバス回線上は1つのBチャネルしか
使用されていないので、ISDN通信制御装置は着呼受
付を応答する。するとリモート装置Bに対してISDN
網から接続完了が通知され、通信状態となる。
【0095】T2区間では、リモート装置DがISDN
通信制御装置に発呼要求を行うと、装置Gにも着呼が通
知される。しかし、既にISDNバス回線上は2つのB
チャネルが通信状態となっているため、装置Gは着呼拒
否をISDN網に応答する。
【0096】また、T3区間では、ISDN通信制御装
置は自装置宛ての着呼を受け、その発アドレス、発サブ
アドレス、通信種別が優先度情報テーブルに登録されて
いるので、更に着呼通知があったリモート装置Dと現在
通信中のリモート装置A、リモート装置Bとの優先度を
判定し、優先度が低いリモート装置Bの通信を切断する
ため、リモート装置Bに切断要求を行い、リモート装置
Dに対して呼出中応答を送信する。その後、リモート装
置Bからの切断完了の待ち合わせを行う。
【0097】T4区間では、ISDN通信制御装置がリ
モート装置Dに対して着呼受付の応答する。ISDN網
はT2区間で装置Gから受けた着呼拒否よりISDN通
信制御装置から受けた着呼受付を優先し、リモート装置
Dに対して接続完了を通知する。これによりリモート装
置DとISDN通信制御装置は通信状態となる。
【0098】このような動作により、ISDNバス回線
上に接続されたISDN通信制御装置が2個のBチャネ
ルを使用して通信状態にあるときでも、リモート装置D
からISDN通信制御装置に対して、緊急通信を話中待
ちなく行うことが可能となる。
【0099】図13に、ISDNバス回線上の自装置宛
て着信が生じた場合のISDN通信制御装置の動作説明
図(2)を示す。
【0100】この図はISDNバス回線上に接続された
ISDN通信制御装置および他のISDN通信制御装置
がそれぞれ1個のBチャネルを使用して通信状態にある
とき、ISDNバス回線上のISDN通信制御装置と通
信しようとするリモート装置から着信があるとき、IS
DN通信制御装置で使用している1個のBチャネルを強
制的に切断する動作を示している。なお、この例では図
2で示される優先度情報テーブルが使用されているもの
としている。
【0101】T1区間では、リモート装置AがISDN
通信制御装置に発呼要求を行うと、ISDNバス回線上
は通信しているものがないので、ISDN通信制御装置
は着呼受付を応答する。するとリモート装置Aに対して
ISDN網から接続完了が通知され、通信状態となる。
またリモート装置BがISDNバス回線上の装置Gに発
呼要求を行うと、ISDNバス回線上は1つのBチャネ
ルしか使用されていないので、装置Gは着呼受付を応答
する。するとリモート装置Bに対してISDN網から接
続完了が通知され、通信状態となる。
【0102】T2区間では、リモート装置DがISDN
通信制御装置に発呼要求を行うと、装置Gにも着呼が通
知される。しかし、既にISDNバス回線上は2つのB
チャネルが通信状態となっているため、装置Gは着呼拒
否をISDN網に応答する。
【0103】また、T3区間では、ISDN通信制御装
置は自装置宛ての着呼を受け、その発アドレス、発サブ
アドレス、通信種別が優先度情報テーブルに登録されて
いるので、更に着呼通知があったリモート装置Dと現在
通信中のリモート装置Aの優先度を判定し、優先度が低
いリモート装置Aの通信を切断するため、リモート装置
Aに切断要求を行い、リモート装置Dに対して呼出中応
答を送信する。その後、リモート装置Aからの切断完了
の待ち合わせを行う。
【0104】T4区間では、ISDN通信制御装置がリ
モート装置Dに対して着呼受付の応答する。ISDN網
はT2区間で装置Gから受けた着呼拒否よりISDN通
信制御装置から受けた着呼受付を優先し、リモート装置
Dに対して接続完了を通知する。これによりリモート装
置DとISDN通信制御装置は通信状態となる。
【0105】このような動作により、ISDNバス回線
上に接続されたISDN通信制御装置および他のISD
N通信制御装置がそれぞれ1個のBチャネルを使用して
通信状態にあるときでも、リモート装置DからISDN
バス回線上のISDN通信制御装置に対して、緊急通信
を話中待ちなく行うことが可能となる。
【0106】
【発明の効果】この発明は、上記に説明したような形態
で実施され、以下の効果がある。
【0107】ISDNバス回線上に接続されている装置
に通信を行いたいとき、ISDN通信制御装置で使用し
ているBチャネルを強制的に切断することができ、緊急
の通信が話中待ちなく実行できる。これにより、通信の
開始遅延による問題発生を防止することが可能となる。
【0108】また、ISDN網、電話網、携帯/PHS
網などに接続されるいずれのリモート装置からも通信中
のBチャネルを切断することができ、緊急通信が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のISDN通信制御装置の一実施例の
構成ブロック図である。
【図2】 着信識別情報および優先度情報テーブルの一
実施例の構成図である。
【図3】 着信識別情報と優先度情報の一実施例の設定
画面(1)である。
【図4】 着信識別情報と優先度情報の一実施例の設定
画面(2)である。
【図5】 着信識別情報と優先度情報を選択するスイッ
チの一実施例図である。
【図6】 着信識別情報と優先度情報の切替え着サブア
ドレステーブルの一実施例図である。
【図7】 着信識別情報・優先度情報設定処理部の一実
施例の処理フローチャートである。
【図8】 通信制御処理部における着信処理の一実施例
の処理フローチャート(1)である。
【図9】 通信制御処理部における着信処理の一実施例
の処理フローチャート(2)である。
【図10】 ISDNバス回線上の他のISDN通信制
御装置宛て着信が生じた場合のISDN通信制御装置の
動作説明図(1)である。
【図11】 ISDNバス回線上の他のISDN通信制
御装置宛て着信が生じた場合のISDN通信制御装置の
動作説明図(2)である。
【図12】 ISDNバス回線上の自装置宛て着信が生
じた場合のISDN通信制御装置の動作説明図(1)で
ある。
【図13】 ISDNバス回線上の自装置宛て着信が生
じた場合のISDN通信制御装置の動作説明図(2)で
ある。
【符号の説明】
1 ISDN通信制御装置 2 装置G 3 アナログ機器H 4 データ端末I 5 データ端末J 6 データ端末K 7 ISDN網 8 電話網 9 携帯/PHS網 10 リモート装置A 11 リモート装置B 12 リモート装置C 13 リモート装置D 14 リモート装置E 101 発着信処理部 102 通信制御処理部 103 Bチャネル強制切断手段 104 アナログ通信処理部 105 データ通信処理部 106 記憶部 107 環境設定処理部 1061 着信識別情報テーブル 1062 優先度情報テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K030 GA02 HB17 HB19 HC01 HC04 HC09 HC14 JA07 JT01 JT09 LA03 LB01 LE05 5K034 AA03 DD03 EE13 FF02 FF12 MM21 5K101 LL03 QQ08 QQ13 RR01 RR25

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ISDN通信制御装置の通信制御方法に
    おいて、ISDNバス回線上に接続されたISDN通信
    制御装置が2個のBチャネルを使用して通信状態にある
    とき、またはISDNバス回線上に接続されたISDN
    通信制御装置および他のISDN通信制御装置がそれぞ
    れ1個のBチャネルを使用して通信状態にあるとき、か
    つISDNバス回線上のISDN通信制御装置または他
    のISDN通信制御装置と通信しようとするリモート装
    置から着信があるとき、ISDN通信制御装置で使用し
    ている1個のBチャネルを強制的に切断することを特徴
    とする通信制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のISDN通信制御装置の
    通信制御方法において、他のISDN通信制御装置向け
    着信の識別情報として着アドレスが格納される着信識別
    情報テーブルと、通信相手の優先度情報として発アドレ
    ス、通信種別、優先度が格納される優先度情報テーブル
    とを設け、他のISDN通信制御装置宛ての着信があ
    り、かつその着アドレスが着信識別情報テーブルに格納
    された着アドレスと一致したとき、1個のBチャネルを
    使用して通信状態にある場合はその通信を切断する、ま
    た2個のBチャネルを使用して通信状態にある場合は2
    つの通信相手の発アドレス、通信種別を優先度情報テー
    ブルに格納された情報と比較し、優先度の低い通信を切
    断することを特徴とする通信制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の通信制御方法において、
    通信相手の優先度情報として発アドレス、通信種別、優
    先度が格納される優先度情報テーブルを設け、自装置宛
    ての着信があり、かつその発アドレス、通信種別が優先
    度情報テーブルに格納された発アドレス、通信種別と一
    致したとき、その優先度と通信状態にある相手の発アド
    レス、通信種別により求めた優先度を比較し、着信相手
    の優先度が高い場合、優先度が低い通信を切断すること
    を特徴とする通信制御方法。
  4. 【請求項4】 アナロク通信を行うアナログ通信処理部
    と、データ通信を行うデータ通信処理部と、ISDN網
    との発呼および着呼処理を行う発着信処理部と、データ
    通信処理部およびアナログ通信処理部を用いてISDN
    網に接続されたリモート装置との通信を制御する通信制
    御処理部と、通信を行うために必要となる各種設定情報
    が記憶される記憶部と、各種設定情報を記憶部に設定す
    る環境設定処理部とで構成されるISDN通信制御装置
    において、ISDNバス回線上に接続されたISDN通
    信制御装置が2個のBチャネルを使用して通信状態にあ
    るとき、またはISDNバス回線上に接続されたISD
    N通信制御装置および他のISDN通信制御装置がそれ
    ぞれ1個のBチャネルを使用して通信状態にあるとき、
    かつISDNバス回線上のISDN通信制御装置または
    他のISDN通信制御装置と通信しようとするリモート
    装置から着信があるときに、ISDN通信制御装置で使
    用している1個のBチャネルを強制的に切断する手段を
    備えることを特徴とするISDN通信制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のISDN通信制御装置に
    おいて、他のISDN通信制御装置向け着信の識別情報
    として着アドレスが格納される着信識別情報テーブル
    (1061)と、通信相手の優先度情報として発アドレ
    ス、通信種別、優先度が格納される優先度情報テーブル
    (1062)とを記憶部(106)に設け、他のISD
    N通信制御装置宛ての着信があり、かつその着アドレス
    が着信識別情報テーブルに格納された着アドレスと一致
    したとき、1個のBチャネルを使用して通信状態にある
    場合はその通信を切断する、また2個のBチャネルを使
    用して通信状態にある場合は2つの通信相手の発アドレ
    ス、通信種別を優先度情報テーブルに格納された情報と
    比較し、優先度の低い通信を切断するBチャネル強制切
    断手段(103)を設けることを特徴とするISDN通
    信制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のISDN通信制御装置に
    おいて、着信識別情報テーブル(1061)を着アドレ
    ス、着サブアドレス、発アドレス、発サブアドレスのい
    ずれか、または複数で構成することを特徴とするISD
    N通信制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または6記載のISDN通信制
    御装置において、優先度情報テーブル(1062)を発
    アドレス、発サブアドレスのいずれか、または両方と、
    通信種別、優先度とで構成することを特徴とするISD
    N通信制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項5〜7のいずれか1項に記載のI
    SDN通信制御装置において、着信識別情報テーブル
    (1061)と優先度情報テーブル(1062)とを複
    数設け、かつその中から使用する着信識別情報テーブル
    (1061)と優先度情報テーブル(1062)とを選
    択する手段を設けることを特徴とするISDN通信制御
    装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のISDN通信制御装置に
    おいて、使用する着信識別情報テーブル(1061)と
    優先度情報テーブル(1062)とを選択するスイッチ
    を設けることを特徴とするISDN通信制御装置。
  10. 【請求項10】 請求項8記載のISDN通信制御装置
    において、使用する着信識別情報テーブル(1061)
    と優先度情報テーブル(1062)とをデータ端末から
    選択する手段を設けることを特徴とするISDN通信制
    御装置。
  11. 【請求項11】 請求項8記載のISDN通信制御装置
    において、使用する着信識別情報テーブル(1061)
    と優先度情報テーブル(1062)とをカレンダと時
    刻、カレンダまたは時刻のいずれかにより選択する手段
    を設けることを特徴とするISDN通信制御装置。
  12. 【請求項12】 請求項8記載のISDN通信制御装置
    において、使用する着信識別情報テーブル(1061)
    と優先度情報テーブル(1062)とをローカルまたは
    リモートの電話機により選択する手段を設けることを特
    徴とするISDN通信制御装置。
  13. 【請求項13】 請求項4記載のISDN通信制御装置
    において、通信相手の優先度情報として発アドレス、通
    信種別、優先度が格納される優先度情報テーブル(10
    62)を設け、自装置宛ての着信があり、かつその発ア
    ドレス、通信種別が優先度情報テーブルに格納された発
    アドレス、通信種別と一致したとき、その優先度と通信
    状態にある相手の発アドレス、通信種別により求めた優
    先度を比較し、着信相手の優先度が高い場合、優先度が
    低い通信を切断するBチャネル強制切断手段を設けるこ
    とを特徴とするISDN通信制御装置。
  14. 【請求項14】 請求項13記載のISDN通信制御装
    置において、優先度情報テーブル(1062)を発アド
    レス、発サブアドレスのいずれか、または両方と、通信
    種別、優先度とで構成することを特徴とするISDN通
    信制御装置。
  15. 【請求項15】 請求項13または14記載のISDN
    通信制御装置において、優先度情報テーブル(106
    2)を複数設け、かつその中から使用する優先度情報テ
    ーブルを選択する手段を設けることを特徴とするISD
    N通信制御装置。
  16. 【請求項16】 請求項15記載のISDN通信制御装
    置において、使用する優先度情報テーブル(1062)
    を選択するスイッチを設けることを特徴とするISDN
    通信制御装置。
  17. 【請求項17】 請求項15記載のISDN通信制御装
    置において、使用する優先度情報テーブル(1062)
    をデータ端末から選択する手段を設けることを特徴とす
    るISDN通信制御装置。
  18. 【請求項18】 請求項15記載のISDN通信制御装
    置において、使用する優先度情報テーブル(1062)
    をカレンダと時刻、カレンダまたは時刻のいずれかによ
    り選択する手段を設けることを特徴とするISDN通信
    制御装置。
  19. 【請求項19】 請求項15記載のISDN通信制御装
    置において、使用する優先度情報テーブル(1062)
    をローカルまたはリモートの電話機により選択する手段
    を設けることを特徴とするISDN通信制御装置。
  20. 【請求項20】 ISDN通信制御装置の通信を実現す
    るプログラムを記録する記録媒体において、ISDNバ
    ス回線上に接続されたISDN通信制御装置が2個のB
    チャネルを使用して通信状態にあるとき、またはISD
    Nバス回線上に接続されたISDN通信制御装置および
    他のISDN通信制御装置がそれぞれ1個のBチャネル
    を使用して通信状態にあるとき、かつISDNバス回線
    上のISDN通信制御装置または他のISDN通信制御
    装置と通信しようとするリモート装置から着信があると
    き、ISDN通信制御装置で使用している1個のBチャ
    ネルを強制的に切断するプログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
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