JP2001357455A - 遊技用装置 - Google Patents

遊技用装置

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JP2001357455A
JP2001357455A JP2000176847A JP2000176847A JP2001357455A JP 2001357455 A JP2001357455 A JP 2001357455A JP 2000176847 A JP2000176847 A JP 2000176847A JP 2000176847 A JP2000176847 A JP 2000176847A JP 2001357455 A JP2001357455 A JP 2001357455A
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JP2000176847A
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English (en)
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Toshihiro Tozaki
智弘 戸崎
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Sankyo Co Ltd
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Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技者が所定金額以外の金額においても、選
択操作等の煩雑な操作を実施することなく新規の遊技用
記録媒体の発行を受けることのできる遊技用装置を提供
すること。 【解決手段】 硬貨または紙幣の少なくとも一方の貨幣
を受付け、該受付けた貨幣を識別可能な貨幣識別手段7
4、75と、遊技に使用可能な遊技用有価価値の大きさ
を特定可能な情報が記録された遊技用記録媒体の発行が
可能とされ、前記貨幣識別手段74、75にて識別され
た貨幣価値の大きさに相当する大きさの遊技用有価価値
が付与された遊技用記録媒体の発行を行う遊技用記録媒
体発行手段63と、を具備し、前記遊技用記録媒体発行
手段63は、前記貨幣識別手段74、75にて遊技者よ
り受付けた貨幣が識別された段階において、遊技者によ
る発行操作が行われなくても自動的に前記遊技用記録媒
体の発行を行うとともに、該遊技用記録媒体に付与され
る前記遊技用有価価値が、前記貨幣識別手段74、75
において遊技者より最初に受付けた貨幣価値の大きさに
相当する大きさとされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、硬貨や紙幣等の
貨幣を受付けて、該受付貨幣の金額に相当する遊技に使
用可能な遊技用有価価値が付与された遊技用記録媒体を
発行可能な遊技用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技に使用可能な遊技用有価価値
の大きを特定可能なID等の情報が記録されたプリペイ
ドカード等の遊技用記録媒体の発行を行う遊技用装置に
おいては、予め定められた発行金額、例えば1000
円、或いは2000円や5000円を投入することで所
定金額の遊技用記録媒体が発行されるものがある。
【0003】また、これら遊技用記録媒体が挿入され、
該遊技用記録媒体に記録されている記録情報により特定
される遊技用有価価値に基づき遊技媒体の貸し出しが許
容されるカードユニット3において、前記プリペイドカ
ード等の遊技用記録媒体を使い切って残額が「0」とな
った場合には、複数の遊技機が並設された遊技島端部等
の遊技場内の所定位置に設置された発行装置に一々出向
いて新たなプリペイドカード等の遊技用記録媒体を購入
する必要があり、遊技者にとっては面倒であるととも
に、遊技者は、該遊技機を占有した状態で前記遊技用記
録媒体の発行のために遊技機を離れることから、遊技場
にとっては遊技機の稼働率が低下してしまうという問題
があることから、近年においては、プリペイドカード等
の遊技用記録媒体を発行可能とされたカードユニットが
一部実用化されてきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
プリペイドカード等の遊技用記録媒体を発行可能とされ
た発行装置やカードユニットにおける発行に際しては、
前述のように予め定められた所定金額である1000円
や2000円等において遊技用記録媒体の発行が可能と
なることから、これら所定金額に満たない金額では遊技
者は新たな遊技用記録媒体の発行を受けることができな
いとともに、例えば前記所定金額が複数設定されている
場合には、所望する発行金額を選択する操作が必要とな
り、これらの発行が前記カードユニットにて実施される
場合には、遊技機において遊技中に前記の選択操作を実
施するようになることから、これらの選択操作が煩雑と
なるという問題があった。
【0005】よって、本発明は上記した問題点に着目し
てなされたもので、遊技者が所定金額以外の金額におい
ても、選択操作等の煩雑な操作を実施することなく新規
の遊技用記録媒体の発行を受けることのできる遊技用装
置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記した問題を解決する
ために、本発明の遊技用装置は、硬貨または紙幣の少な
くとも一方の貨幣を受付け、該受付けた貨幣を識別可能
な貨幣識別手段と、遊技に使用可能な遊技用有価価値の
大きさを特定可能な情報が記録された遊技用記録媒体の
発行が可能とされ、前記貨幣識別手段にて識別された貨
幣価値の大きさに相当する大きさの遊技用有価価値が付
与された遊技用記録媒体の発行を行う遊技用記録媒体発
行手段と、を具備し、前記遊技用記録媒体発行手段は、
前記貨幣識別手段にて遊技者より受付けた貨幣が識別さ
れた段階において、遊技者による発行操作が行われなく
ても自動的に前記遊技用記録媒体の発行を行うととも
に、該遊技用記録媒体に付与される前記遊技用有価価値
が、前記貨幣識別手段において遊技者より最初に受付け
た貨幣価値の大きさに相当する大きさとされていること
を特徴としている。この特徴によれば、遊技者は、所望
とする金種の貨幣を用いて新規の遊技用記録媒体の発行
を受けることが可能となり、遊技者の利便性が向上する
ばかりか、発行操作や金額選択等の煩雑な操作も省くこ
とができる。
【0007】本発明の遊技用装置は、遊技機に対応して
設けられる遊技用装置であって、硬貨または紙幣の少な
くとも一方の貨幣を受付け、該受付けた貨幣を識別可能
な貨幣識別手段と、前記遊技機における遊技に使用可能
な遊技用有価価値の大きさを特定可能な情報が記録され
た遊技用記録媒体の発行が可能とされ、前記貨幣識別手
段にて識別された貨幣価値の大きさに相当する大きさの
遊技用有価価値が付与された遊技用記録媒体の発行を行
う遊技用記録媒体発行手段と、前記遊技用記録媒体を受
付け、該受付けた遊技用記録媒体の記録情報により特定
される大きさの遊技用有価価値の遊技への使用に関する
処理を行う遊技用記録媒体処理手段と、を具備し、前記
遊技用記録媒体発行手段は、前記貨幣識別手段にて遊技
者より受付けた貨幣が識別された段階において、遊技者
による発行操作が行われなくても自動的に前記遊技用記
録媒体の発行を行うとともに、該遊技用記録媒体に付与
される前記遊技用有価価値が、前記貨幣識別手段におい
て遊技者より最初に受付けた貨幣価値の大きさに相当す
る大きさとされていることを特徴としている。この特徴
によれば、遊技者は、所望とする金種の貨幣を用いて新
規の遊技用記録媒体の発行を受けることが可能となり、
遊技者の利便性が向上するばかりか、発行操作や金額選
択等の煩雑な操作も省くことができる。
【0008】本発明の遊技用装置は、前記発行時におい
て前記貨幣識別手段が受付可能な貨幣の種別が複数種と
されていることが好ましい。このようにすれば、遊技者
は複数種の貨幣にて発行を受けることが可能となり、遊
技者の両替等の手間を省くことができる。
【0009】本発明の遊技用装置は、前記貨幣識別手段
において最初に受付けた貨幣価値の大きさが所定値以上
ならば、該最初に受付けた貨幣価値の大きさに相当する
大きさの遊技用有価価値の付与を解除する解除手段と、
発行される遊技用記録媒体に付与される遊技用有価価値
の大きさを遊技者が選択可能な選択手段と、を具備する
ことが好ましい。このようにすれば、遊技者は高額貨幣
のみを所有する場合でも、該高額貨幣を用いて所望の金
額に対応する遊技用有価価値が付与された遊技用記録媒
体の発行を受けることができるばかりか、発行額を低く
抑えることができることから、遊技者の購買意欲を促進
できる。
【0010】本発明の遊技用装置は、前記遊技用記録媒
体処理手段は、発行した遊技用記録媒体の取り出しがな
されなくても該遊技用記録媒体の受付けを行うことが好
ましい。このようにすれば、発行された遊技用記録媒体
を一旦取り出すことなしに該遊技用記録媒体の受付けが
実施されるようになるため、利用者の利便性を向上でき
る。
【0011】本発明の遊技用装置は、前記遊技用記録媒
体処理手段は、前記遊技用記録媒体の発行における排出
時から所定時間経過後において該遊技用記録媒体の受付
けを実施することが好ましい。このようにすれば、遊技
者が遊技用記録媒体の受付け操作、例えば遊技用記録媒
体の挿入操作等を実施せずとも、発行後の所定時間が経
過した時点で自動的に遊技用記録媒体が受付けられるよ
うになるため、遊技者の利便性を向上できる。
【0012】本発明の遊技用装置は、前記発行される遊
技用記録媒体は、少なくともその一部が遊技者に目視可
能に排出されることが好ましい。このようにすれば、発
行された遊技用記録媒体が遊技者に目視可能に排出され
ることで、遊技者は遊技用記録媒体の発行並びにその種
別等を目視確認できるようになる。
【0013】本発明の遊技用装置は、前記遊技用記録媒
体の記録情報により特定される大きさの遊技用有価価値
の現金への精算を行う精算手段を具備することが好まし
い。このようにすれば、遊技者は発行された遊技用記録
媒体に残存する遊技用有価価値を現金に精算できるよう
になり、安心して遊技用記録媒体の発行を受けることが
できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を説明する。尚、以下の実施例においては、遊技
機として遊技媒体であるパチンコ玉が遊技機内に指触不
可に封入された封入式パチンコ機を用いた例を示すが、
本発明はこれに限定されるものではなく、その他の遊技
機、例えばスロットマシン等の遊技機においても適用可
能である。
【0015】(実施例)図1は、本実施例に用いた遊技
島を示す外観斜視図であり、遊技島1は、その前後面
(後面は図示せず)に遊技媒体であるパチンコ玉が封入
された本実施例の遊技機である封入式パチンコ機(以下
パチンコ機)2と、該パチンコ機2の側部位置に1対1
にて設置され、遊技用記録媒体であるICカード37
(図8参照)が発行可能とされ、かつ該ICカード37
を使用して前記パチンコ機2における遊技が実施可能と
された本発明の遊技用装置であるカードユニット3と、
が複数並設されている。
【0016】また、本実施例の遊技島1の島端には、前
記ICカード37の発行が可能とされた本発明の遊技用
装置であるカード発行機45が設けられており、前記各
カードユニット3とともに、後述する管理コンピュータ
49(図5参照)にデータ通信可能に接続されていて、
前述のカードユニット3並びにカード発行機45の双方
において新規のICカード37の発行が可能とされてい
る。
【0017】また、本実施例の遊技島1が設置される遊
技場においては、所定箇所に後述する前記カードユニッ
ト3やカード発行機45にて発行されたICカード37
に記録された度数の精算を実施可能な本実施例の清算手
段としてのカード精算機51(図11参照)が設置され
ており、該カード精算機51も、前記管理コンピュータ
49にデータ通信可能に接続されている。
【0018】本実施例にて用いた遊技機としてのパチン
コ機2を図2及び図3に基づいて説明すると、本実施例
において用いたパチンコ機2の内部には、予め所定数量
のパチンコ玉が指触不能に封入されており、その前面に
は該パチンコ機2に突設する態様にて操作部32が設け
られている。
【0019】この操作部32の上面には、図4に示すよ
うに遊技者により前記カードユニット3に設けられた後
述するICカード37より読み出された遊技有価価値で
ある度数を表示する度数表示部103と、その時点にお
いて遊技者が所持する持点合計(合計得点)が表示され
る持点表示部104と、押圧操作されることにより前記
度数表示部103に度数が表示されている場合に所定の
大きさの持点の貸出が行なわれる貸出ボタン101と、
遊技を終了する際等に押圧操作されることにより、前記
カードユニット3に挿入されているICカード37の精
算処理が実施されて返却がなされる返却ボタン102
と、が設けられており、これら各部は操作部32内部に
設けられている操作基板100上に実装されている。
【0020】このパチンコ機2に内部に内封されたパチ
ンコ玉は、打球操作ハンドル15を操作することによ
り、ハンマー28により1発ずつ遊技領域17内に打込
まれる。打込まれたパチンコ玉は発射玉検出器26によ
り1つずつ検出され、検出のある毎に前記持点表示部1
04の持点数が1点ずつ減算更新表示される。
【0021】また、発射勢いが弱すぎて遊技領域17に
まで到達しなかったパチンコ玉はファール玉入口27よ
り回収され、遊技盤の裏面に設けられたファール玉検出
器38(図3参照)で検出される。これらファール玉が
検出されるごとに前記持点表示部104の持点数が1点
ずつ加算更新表示される。これにより、遊技者が打玉が
遊技領域17にまで到達する機会を得ることなく減算更
新された持点を有効に再度使用することができるように
なっている。
【0022】これら遊技領域17内部に打ち込まれた打
玉が始動口19や通常入賞口20、あるいは可変入賞球
装置16に入賞すれば、その入賞に応じて所定数の得点
が持点制御マイコン55(図5参照)により遊技者に付
与される。該遊技者に付与された得点は、持点表示部1
04に遊技者の持点として加算更新表示される。また、
いずれの入賞口にも入賞しなかったパチンコ玉はアウト
口25より回収される。
【0023】前記通常入賞口20や始動口19、あるい
は可変入賞球装置16内に進入した入賞玉は、遊技盤の
裏面に導かれて入賞玉集合樋30に案内されて入賞玉検
出器31にて検出される。一方、前記アウト口25によ
り回収されたアウト玉は、アウト玉誘導樋36で誘導さ
れて前記入賞玉検出器31で検出された入賞玉と合流す
る。そして、アウト玉及び入賞玉は打込玉検出器33で
検出された後、打込玉集合樋34に案内される。また、
前記ファール玉入口27より回収されたファール玉は、
ファール玉検出器38で検出された後、前記打込玉集合
樋34に案内される。
【0024】この打込玉集合樋34に案内された各パチ
ンコ玉は、その傾斜に沿って発射玉供給口39へ案内さ
れる。遊技者が前記持点表示部104に持点が存在する
状態にて前記打球操作ハンドル15を操作すれば、打球
モータ29が駆動し、ハンマー28が間欠揺動される。
該ハンマー28の間欠揺動に伴って発射玉供給口39に
案内されたパチンコ玉が1発ずつ前記遊技領域17へ弾
発発射される。以上のようにして、パチンコ機2内に封
入されているパチンコ玉が繰返し循環して使用され、各
入賞による得点が遊技者に付与されるようになってい
る。
【0025】また、遊技場の係員などが所定の玉抜きス
イッチ(図示省略)を操作すればソレノイド41が励磁
され、打込玉集合樋34の一部を形成している回動板4
0が所定角度回動し、玉抜き樋42と打込玉集合樋34
とを連通させる。これにより、打込玉検出器33で検出
された後、打込玉集合樋34を案内される封入玉は発射
玉供給口39へ誘導されることなく玉抜き樋42へ案内
され、該玉抜き樋42へ案内された封入玉はパチンコ機
2外部へ排出される。
【0026】また、図3において35は遊技用制御基板
であり各種遊技内容の制御を行なう遊技制御マイコン5
6(図5参照)が設けられている。また、43は持点用
制御基板であり、各入賞に伴う得点付与及び持点の制御
を行なうための持点制御マイコン55(図5参照)が設
けられ、該持点用制御基板43はコネクタ部44を介し
て前記カードユニット3に設けられたカードユニット制
御基板(図示略)と接続されている。
【0027】なお、図2において13はアナログ表示部
であり、持点表示部104に表示されている持点(合計
得点)がランプの点灯量によりアナログ表示される。ま
た、14は透明板保持枠であり、遊技領域17の前面を
覆う透明板を保持している。
【0028】前記遊技領域17に打込まれた打玉が始動
口19に入賞すれば、可変表示装置18で図柄の可変表
示が開始される。そして、可変表示装置18の可変表示
結果が予め定められた特定の表示態様(たとえば77
7)となればいわゆる「大当り」が発生する。
【0029】該「大当り」が発生すれば、ソレノイド2
1が励磁されて可変入賞球装置16に設けられた開閉板
24が解放状態となり遊技者にとって有利な第1の状態
となる。この第1の状態はパチンコ玉の可変入賞球装置
16への所定個数(たとえば10個)の入賞、あるいは
所定期間(たとえば30秒間)の経過のうち、いずれか
早い方の条件が成立することにより終了して遊技者にと
って不利な第2の状態、すなわち、開閉板24が閉じた
状態となる。
【0030】可変入賞球装置16が前記第1の状態とな
っている期問中に可変入賞球装置16内に進入したパチ
ンコ玉は、入賞個数検出器23あるいは特定入賞玉検出
器22により検出される。
【0031】パチンコ玉が特定入賞玉検出器22により
検出されれば、その回の可変入賞球装置16の前記第1
の状態が終了するのを待って再度可変入賞球装置16を
前記第2の状態から前記第1の状態に制御する繰返し継
続制御が行なわれる。この繰返し継続制御の上限回数は
たとえば16回と定められている。
【0032】これらパチンコ機2の構成を図3並びに図
5に基づいて説明すると、該パチンコ機2の裏面に設け
られた前記遊技用制御基板35には、パチンコ機2各部
の遊技動作制御を実施する遊技制御マイコン56が実装
されており、該遊技制御マイコン56は、前記持点用制
御基板43に実装された持点制御マイコン55に接続さ
れ、前記遊技制御マイコン56より遊技における各状
況、例えば大当りの発生や入賞等の各情報が出力される
ようになっている。
【0033】また、前記パチンコ機2の前面に突設され
た前記操作部32に設けられている前記各表示部及び各
操作ボタンは、それぞれ前記持点制御マイコン55に接
続され、該各操作ボタンからの信号が持点制御マイコン
55に出力されるとともに、前記各表示部に表示される
度数からの貸出や、遊技に伴う持点の消費及び得点付与
に伴う表示データの持点加減算及び表示更新が該持点制
御マイコン55によってなされている。
【0034】また、該持点制御マイコン55は、前記の
封入されたパチンコ玉の検出を行う各検出器(打込玉検
出器33、入賞玉検出器31、発射玉検出器26、ファ
ール玉検出器38、アナログ表示部13、打球モータ2
9)と接続されており、遊技において各検出器より出力
される信号に基づき、予め該持点制御マイコン55の内
部ROMに記憶されている制御プログラムに基づき入賞
玉による得点の持点への加算及び使用持点の減算等の各
制御を実施している。
【0035】また、該持点制御マイコン55は、カード
ユニット3内部に設けられた前記カードユニット制御基
板(図示略)上に実装されて該カードユニット3の動作
制御を行うマイクロプロセッシングユニット(MPU)
50に接続されており、挿入されているICカード37
より読み出される度数が該MPU50から出力されるよ
うになっている。
【0036】次に、本発明の遊技用装置であるカードユ
ニット3を図2並びに図5に基づいて説明すると、該カ
ードユニット3の前面には、図2に示すように、点灯に
よりカードユニット3の動作を報知する動作ランプ4
と、紙幣が挿入及び返却可能とされた紙幣挿入口5と、
該紙幣挿入口5からの紙幣の返却の際に点滅点灯されて
該紙幣の返却を遊技者に報知する紙幣インジケータ5’
と、貨幣である硬貨が投入可能とされた硬貨投入口6
と、該硬貨投入口6に投入された硬貨を返却する際に押
圧操作される硬貨返却ボタン7と、前記硬貨返却ボタン
7が操作された場合等に硬貨が返却される硬貨返却口8
と、該硬貨返却口8からの硬貨の返却の際に点滅点灯さ
れて該硬貨の返却を遊技者に報知する硬貨インジケータ
8’と、本実施例の遊技用記録媒体としてのICカード
37を挿入可能とされたカード挿入口10と、該カード
挿入口10に挿入されているICカード37の排出を遊
技者に報知するカードインジケータ10’と、前記カー
ド挿入口10より排出されたICカード37の再挿入を
実施する挿入ボタン9と、が設けられている。
【0037】また、前記カード挿入口10の下部位置に
は、図2並びに図7に示すように、該カード挿入口10
に連設する凹部が形成された上面視略コ字状の係止部材
11が設けられており、前記カード挿入口10より排出
されるICカード37の排出側先端下部が前記係止部材
11の凹部に係止され、前記排出されたICカード37
の抜き取りが規制されるようになっている。
【0038】また、前記係止部材11は、前記カード挿
入口10の下方位置に設けられたガイドレール12に上
下方向にスライド可能に取付けられており、排出された
ICカード37を抜き取る場合には前記係止部材11を
下方にスライドさせることで該ICカード37の抜き取
りが可能となるようになっている。
【0039】また、前記ガイドレール12内にはスプリ
ング12’が配設され、該スプリング12’により前記
係止部材11が上方に付勢されるようになっており、前
記排出されたICカード37を抜き取る場合には、該係
止部材11を前記スプリング12’に抗して押し下げる
ことで抜き取りが可能となるようになっている。
【0040】このように本実施例では、前記カード挿入
口10の下部位置に排出されたICカード37の抜き取
りを規制するための係止部材11が設けられており、発
行されたICカード37を抜き取る場合には、前記係止
部材11を押し下げた状態にて抜き取る作業を要するこ
ととなり、遊技者の意識を前記発行されたICカード3
7の即使用に向けさせることが可能となって、結果とし
てこれらICカード37が持ち去られることが回避でき
ることから好ましいが、本発明はこれに限定されるもの
ではない。
【0041】このカードユニット3の構成を図5に基づ
いて説明すると、前記動作ランプ4や、紙幣インジケー
タ5’や、硬貨インジケータ8’や、挿入ボタン9や、
カードインジケータ10’に加えて、紙幣挿入口5に連
設されて該紙幣挿入口5より投入された紙幣の検出及び
該紙幣の真贋と種類の識別を行い、投入された紙幣が正
規の紙幣である場合に該投入された紙幣を図示しない紙
幣搬送路に送り出すとともに、正規の紙幣ではない場合
に投入された紙幣を前記紙幣挿入口5より返却する貨幣
識別手段としての紙幣識別ユニット130と、前記硬貨
投入口6に連設されて投入硬貨の検出及び硬貨の真贋と
種類の識別を行い、投入された硬貨が正規の硬貨である
場合に該投入された硬貨を背面側の硬貨回収口に排出
し、図示しない硬貨搬送路に排出させるとともに、正規
の硬貨ではない場合に投入された硬貨を前記硬貨返却口
8に排出する貨幣識別手段としての硬貨識別ユニット1
31と、前記カード挿入口10に連設され、挿入される
ICカード37に記録されている遊技用有価価値である
度数等の読み出し並びに発行時の購入金額に基づく度数
や遊技により更新された新たな度数の書き込み等を行う
本発明の遊技用記録媒体発行手段並びに遊技用記録媒体
処理手段としてのICカードリーダライタ54と、前記
挿入されたICカード37から読み出し及び書き込まれ
る度数等を記憶するとともに、後述するMPU50が実
行する制御内容等が記述された制御プログラム等を記憶
する記憶部52と、通信ケーブル48を介して管理コン
ピュータ49とのデータ通信を行うための通信部47
と、これら各部の制御を実施するマイクロプロセッシン
グユニット(MPU)50と、を具備しており、これら
各部は図5に示すように接続されて、前記紙幣挿入口5
または硬貨投入口6に投入された紙幣もしくは硬貨の金
額に基づく度数が記録されたICカード37の発行が可
能とされているとともに、該発行されたICカード37
や挿入されたICカード37より読み出された度数を用
いて並設されるパチンコ機2における遊技が実施可能と
されている。
【0042】また、これらカードユニット3において
は、貨幣識別手段である紙幣識別ユニット130並びに
硬貨識別ユニット131にて複数金種の貨幣(100円
硬貨、500円硬貨、千円札紙幣、2千円札紙幣、5千
円札紙幣、1万円札紙幣)を受付け可能とされており、
これら複数金種の貨幣にて新規のICカード37の発行
を受けることが可能であり、遊技者による両替等の手間
を省くことができるようになっている。
【0043】また、これら各カードユニット3は、通信
ケーブル48を介して管理コンピュータ49に接続され
ており、前記ICカード37が発行された場合や、挿入
されているICカード37から読み出された度数に変更
が加えられた場合等に、該ICカード37に記録された
識別情報(ID)や度数データ、変更された度数データ
等が前記管理コンピュータ49に出力されるようになっ
ている。
【0044】本実施例に用いた前記ICカードリーダラ
イタ54の構成を図6に基づいて説明すると、該ICカ
ードリーダライタ54の内部には、前記カード挿入口1
0からのICカード37の挿入を検知する挿入センサ9
7や、前記カード挿入口10から延設され、ICカード
37がスライド可能とされたガイドレール98と、該ガ
イドレール98を挟むように配設されて該ICカード3
7の移動を、駆動モータ86、93にて駆動回転される
ことにより実施する搬送ローラ87、88及び駆動モー
タ99にて駆動回転されることにより実施する搬送ロー
ラ95と、前記搬送ローラ87、88の一方側に張架さ
れた搬送ベルト91と、から成る搬送機構や、該搬送さ
れるICカード37を後述の通信ヘッド90の略直上位
置である通信位置に停止させるストップピンの出没を行
うソレノイド89や、前記通信位置に停止されたICカ
ード37への給電やデータ通信を行う通信ヘッド90
や、前記の各部に接続されてその制御を実施する制御基
板92が設けられており、挿入されているICカード3
7へのデータの読み取り及び書き込みが非接触状態にて
可能とされている。
【0045】また、前記ガイドレール98の前記通信位
置より内方位置には1枚のICカード37が貯留可能と
されており、該内方に貯留されたICカード37は、前
記ソレノイド89によりストップピンが上方に励磁され
た状態にて搬送ローラ95によりカード挿入口10方向
に移送され、新規のICカード37として発行可能とさ
れている。
【0046】また、挿入されているICカード37より
読み出された遊技用有価価値である度数が「0(無価
値)」となった場合において、前記ガイドレール98の
内方に他のICカード37が貯留されていない場合に
は、前記ソレノイド89によりストップピンが上方に励
磁された状態にてICカード37が搬送ベルト91並び
に搬送ローラ87、88、95により付勢されて内方に
向かって搬送され、これらICカード37が前記ガイド
レール98の挿入方向終端位置に回収・貯留されるよう
になっているとともに、前記ICカード37が既に貯留
されている場合には、前記搬送ベルト91並びに搬送ロ
ーラ87、88により付勢されてカード挿入口10より
排出されるようになっている。
【0047】この本実施例において用いたICカード3
7の構成は、図8に示すように所定厚みとされ、その内
部が凹状とされた樹脂製の基体81の該凹部外周所定位
置に、テ−プオ−トボンディング(TAB)実装により
その内部に不揮発性メモリであるEEPROM(図示せ
ず)を内蔵した専用マイコン82が実装されるととも
に、該専用マイコン82から該基体81の外周に沿うよ
うに設けられたパターンコイル83を有するフレキシブ
ルプリント基板84が内挿され、該凹部全面がトップフ
ィルム85にて覆われた構成とされており、これらIC
カード37は、前記ICカードリーダライタ54や前記
カード発行機45のICカードリーダライタ63等の各
ICカードリーダライタや後述するカード精算機51の
ICカードリーダライタ115等に挿入されることで、
該カードリーダライタやカードリーダから出力される電
磁波が前記パターンコイル83に誘導起電力を生じさせ
て前記専用マイコン82が動作可能に付勢されるととも
に、該パターンコイル83を介して図6に示す前記IC
カードリーダライタ54等との各種のデータ通信を電磁
波により非接触にて実施可能とされた非接触ICカード
とされている。
【0048】これらICカード37は、前記カードユニ
ット3や遊技島1の島端に設けられた前記カード発行機
45にて遊技者が購入できるようになっており、該購入
に伴い発行されるICカード37においては、個々のI
Cカード37を識別可能な識別情報(ID)が発行時に
おいて前記管理コンピュータ49により各ICカード3
7毎に付与され、記録されるとともに、該管理コンピュ
ータ49には、これら各ICカード37に記録された度
数情報等が各ID毎に登録され、前記ICカード37に
記録された度数が、遊技に使用可能な持点に変換されて
減算される等、該ICカード37の記録情報が変更され
る毎に前記管理コンピュータ49に登録された各ID毎
の情報も逐次更新されて同様の情報に更新されるように
なっており、これら発行されたICカード37の記録内
容が前記管理コンピュータ49により管理されるように
なっている。
【0049】次に、これらICカード37を新規に発行
可能とされた本発明の遊技用装置であるカード発行機4
5を図9、10に基づいて説明すると、該カード発行機
45は、遊技場内に設置された遊技島1の端部位置に配
置され、その外観形状は図9に示すようになっている。
該カード発行機45は、箱状の筐体59の前面に、前記
ICカード37の発行が可能であることを利用者に報知
するための作動表示部58と、硬貨投入口61と、紙幣
挿入口62と、これら各投入口より投入された貨幣の金
額を表示するための金額表示部70と、5000円札以
上の紙幣が投入された場合に発行するICカード37の
発行金額を選択入力可能な選択手段としての金額選択入
力部(1000円、2000円、3000円、5000
円)64と、発行処理を中止させる中止ボタン68と、
前記ICカード37が発行されるICカード発行口66
と、投入された硬貨の返却口57と、が設けられてい
る。
【0050】このカード発行機45の内部構造は、図1
0のブロック図に示すようになっており、前記作動表示
部58や、金額表示部70、金額選択入力部64、中止
ボタン68とともに、前記硬貨投入口61に連設され、
該硬貨投入口61より投入される硬貨の真贋並びに種類
の識別を実施する貨幣識別手段としての硬貨識別ユニッ
ト74と、前記紙幣挿入口62に連設されて挿入紙幣の
真贋並びに種類の識別を実施する貨幣識別手段としての
紙幣識別ユニット75と、前記金額表示部70の表示動
作の制御を行う表示ドライバ77と、前記ICカード発
行口66並びに発行されるICカード37が複数貯留さ
れた図示しないカード貯留部に連設され、発行されるI
Cカード37に遊技用有価価値である度数を前記識別情
報(ID)とともに記録可能なICカードリーダライタ
63と、投入金額や管理コンピュータ49より出力され
る識別情報(ID)等の一時記憶や後述するマイクロプ
ロセッシングユニット(MPU)80の制御内容等が記
述された制御プログラム等を記憶する記憶部76と、前
記図5に示すように、通信ケーブル48を介して前記管
理コンピュータ49とデータ通信を行うための通信部6
7と、これら各部の制御を行うマイクロプロセッシング
ユニット(MPU)80と、を具備しており、これら各
部は図10に示すように接続されて、前記ICカード3
7の発行処理が実施可能とされている。
【0051】また、これらカード発行機45において
は、貨幣識別手段である硬貨識別ユニット74並びに紙
幣識別ユニット75にて複数金種の貨幣(100円硬
貨、500円硬貨、千円札紙幣、2千円札紙幣、5千円
札紙幣、1万円札紙幣)を受付け可能とされており、こ
れら複数金種の貨幣にて新規のICカード37の発行を
受けることが可能であり、遊技者による両替等の手間を
省くことができるようになっている。
【0052】以下、これらカード発行機45におけるI
Cカード37の発行処理の状況について説明する。
【0053】まず、遊技者により100円以上の所望の
金額の貨幣が投入された場合、例えば2千円札紙幣が投
入された場合には、紙幣識別ユニット75により投入さ
れた紙幣の真贋並びに種類が識別され、該識別に基づき
MPU80は、前記貯留ボックスより新規のICカード
37をICカードリーダライタ63内に送り出し、該送
り出されたICカード37に前記投入金額2000円に
基づく度数である20度を記録してICカード発行口6
6より発行する。
【0054】また、遊技者により5千円札以上の紙幣が
投入された場合、例えば5千円札紙幣が投入された場合
には、紙幣識別ユニット75により投入された紙幣の真
贋並びに種類が識別され、該識別に基づきMPU80
は、投入された紙幣が5千円札以上であるので金額選択
入力部64の入力待ちの状態となり、金額選択入力部6
4の入力により発行金額(1000円、2000円、3
000円、5000円)が入力されると、該入力された
発行金額を特定した後、前記貯留ボックスより新規のI
Cカード37をICカードリーダライタ63内に送り出
し、該送り出されたICカード37に前記特定された発
行金額に基づく度数(例えば発行金額が3000円であ
れば30度)を記録してICカード発行口66より発行
するとともに、投入金額である5千円より前記特定され
た発行金額を減算した超過金額分(例えば発行金額が3
000円であれば2000円分)の紙幣を紙幣挿入口6
2より返却するようになっている。
【0055】このように本実施例では、5000円以上
の高額貨幣が投入された場合において、発行するICカ
ード37の発行金額を選択可能とされており、遊技者が
高額紙幣のみを所有している場合においても、該高額紙
幣を用いて所望の発行金額のICカード37の発行を受
けることができるばかりか、該発行金額を低く抑えるこ
とができ、遊技者の購買意欲を促進することができるこ
とから好ましいが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、投入金額の大きさに関わらず、最初に投入された
貨幣の金額に基づく度数が記録されたICカード37を
発行するようにしても良い。
【0056】また、遊技者により複数の貨幣が投入され
た場合、例えば千円札、500円硬貨、100円硬貨、
の順に合計1600円の貨幣が投入された場合には、紙
幣識別ユニット75及び硬貨識別ユニット74により投
入された紙幣及び硬貨の真贋並びに種類が識別され、こ
れら識別に基づきMPU80は、最初に投入された貨幣
の金額である1000円を特定し、2番目以降に投入さ
れた金額の合計である600円を一度記憶部76に記憶
した後、前記貯留ボックスより新規のICカード37を
ICカードリーダライタ63内に送り出し、該送り出さ
れたICカード37に前記最初に投入された1000円
に基づく度数である10度を記録してICカード発行口
66より発行する。
【0057】更にMPU80は、該発行時にスタートさ
れたタイマ(図示せず)が例えば5秒後にカウントアッ
プした段階において、発行されたICカード37をIC
カードリーダライタ63の内部に自動的に取り込み、取
り込まれたICカード37に記録された10度に前記記
憶部76に記憶されている600円に基づく6度を加算
して16度とし、該加算した16度をICカード37に
上書き記録して排出するようになっている。尚、取り込
まれる以前に発行されたICカード37が抜き取られた
場合においては、2番目以降に投入された紙幣及び硬貨
は返却されるようになっている。
【0058】これらカード発行機45にて発行されたI
Cカード37は、遊技者により選択されたパチンコ機2
に並設されている前記カードユニット3のICカード挿
入口10に挿入されて使用されるようになっている。
【0059】次いで、これら発行されたICカード37
の使用状況を説明すると、まず遊技者は前記にて発行さ
れたICカード37を係止部材11を下部に押し下げた
状態にて前記ICカード挿入口10に挿入する。
【0060】挿入されたICカード37は、ICカード
リーダライタ54の内部に取り込まれ、前記通信ヘッド
90により該ICカード37に記録されている度数が読
み出される。
【0061】これに基づきMPU50は、読み出された
度数を前記パチンコ機2の持点制御マイコン55に出力
し、該出力された度数が前記度数表示部103に表示さ
れる。
【0062】このようにして前記度数表示部103に度
数が表示された段階において、遊技者は前記操作部32
に設けられている貸出ボタン101を押圧操作すること
により、該度数表示部103に表示されている度数の
内、所定の度数(例えば5度=500円)を遊技に使用
可能な持点(例えば125点)に変換して持点表示部1
04に表示させる貸出処理が実施可能となる。この際、
前記度数表示部103に表示されている度数からは前記
所定の度数が前記持点制御マイコン55により減算され
て表示が更新される。
【0063】これら貸出処理により持点表示部104に
得点が存在することになり、前記持点制御マイコン55
が前記打球モータ29を駆動させて前記打球操作ハンド
ル15の操作を有効とする。
【0064】この状態において、遊技者は前記打球操作
ハンドル15を操作して遊技を実施し、前述のように前
記各入賞口に打玉が入賞することで、前記持点表示部1
04に所定の得点が付与され、持点として加算表示され
るとともに、打ち出された玉1つ毎に所定の点数、例え
ば1点が減算表示されていき、該持点が少なくなるか若
しくは無くなった場合には、前記度数表示部103に度
数が表示されている場合において、前記貸出ボタン10
1を再度入力操作して前記同様に所定の大きさの持点の
貸出処理を実施して遊技を続行することができる。
【0065】これら貸出処理の実施により度数表示部1
03に表示された度数が「0」となり、持点表示部10
4の持点も「0」となった場合において、持点制御マイ
コン55はカードユニット3のMPU50に対して回収
/返却信号を出力し、これに基づきMPU50は、前記
ICカードリーダライタ54の内方に他のICカード3
7が貯留されていない場合に、挿入されているICカー
ド37をICカードリーダライタ54の内方に回収・貯
留させるようになっている。
【0066】次いで、遊技者が更に遊技を継続したい場
合においては、前記カード発行機45まで出向いて新規
のICカード37を発行せずとも、カードユニット3に
設けられた紙幣挿入口5若しくは硬貨投入口6に所望の
金額の紙幣若しくは硬貨を投入することで前記回収・貯
留されたICカード37が新規のICカード37として
発行可能とされている。
【0067】以下、カードユニット3におけるICカー
ド37の発行状況について説明する。
【0068】まず、遊技者により100円以上の所望の
金額の貨幣が投入された場合、例えば500円硬貨が投
入された場合には、硬貨識別ユニット131により投入
された硬貨の真贋並びに種類が識別され、該識別に基づ
きMPU50は、前記ICカードリーダライタ54の内
方側に貯留されたICカード37に前記投入金額500
円に基づく度数である5度を記録してカード挿入口10
より発行・排出する。
【0069】この時点にて発行・排出されたICカード
37はその排出側先端部のみがカード挿入口10より突
出して、目視可能に露出する態様にて排出されるように
なっており、遊技者は該ICカード37の発行並びにそ
の種別等を目視確認できるようになる。
【0070】次いで遊技者は、前記発行・排出されたI
Cカード37を抜き取らずに挿入ボタン9を入力するこ
とで、搬送ローラ87の駆動が実施され、該発行・排出
されたICカード37がICカードリーダライタ54の
内部に自動的に取り込まれるようになっている。
【0071】尚、本実施例では、上述のように挿入ボタ
ン9を入力することで、ICカード37の取り込みが自
動的に実施されるようになっているが、本発明はこれに
限定されるものではなく、例えば、前記排出されたIC
カード37の移動を検知するセンサ(ICカード37の
移動に基づき回転される搬送ローラ87の回転を検知す
るセンサであっても良い。)等を設け、遊技者は前記排
出されたICカード37を抜き取らずに、該ICカード
37の排出側先端部をカード挿入口10の内部方向に押
圧するのみで、該押圧によるICカード37の移動が前
記センサにより検出され、該検出に基づき搬送ローラ8
7の駆動が実施され、ICカードリーダライタ54の内
部に自動的に取り込まれるようになっていても良い。
【0072】また、本実施例では、前記挿入ボタン9を
入力せずとも、前記ICカード37の発行・排出時にス
タートされたタイマ(図示せず)が例えば5秒後にカウ
ントアップした段階において、発行・排出したICカー
ド37が抜き取られずに存在する際に、ICカードリー
ダライタ54における搬送ローラ87の駆動がMPU5
0により実施されて、発行・排出されたICカード37
がICカードリーダライタ54の内部に自動的に取り込
まれるようになっている。
【0073】このように本実施例では、発行・排出され
たICカード37を抜き取ることなく、挿入ボタン9の
入力により再挿入を実施でき、前記ICカード37の抜
き差しに伴う煩わしい作業を実施する必要がないことか
ら利用者の利便性を向上できる。
【0074】更に本実施例では、前記排出されたICカ
ード37の押圧操作を実施せずとも、所定時間の経過に
より該ICカード37が自動的に取り込まれるようにな
っており、利用者の利便性をより向上させることができ
る。
【0075】次いで、前記ICカード37の再挿入に基
づきMPU50は、挿入されたICカード37に記録さ
れた5度を読み出し、この読み出した5度を前記パチン
コ機2の持点制御マイコン55に出力し、該出力された
5度が前記度数表示部103に表示されるようになって
いる。
【0076】また、遊技者により複数の貨幣が投入され
た場合、例えば千円札、500円硬貨、100円硬貨、
の順に合計1600円の貨幣が投入された場合には、最
初に投入された千円札に基づく10度が記録されたIC
カード37を発行・排出するようになっているととも
に、該発行・排出したICカード37がICカードリー
ダライタ54の内部に取り込まれた段階において、該取
り込まれたICカード37から読み出した10度に、前
記2番目以降に投入された600円に基づく6度を加算
して16度とし、該加算した16度を前記パチンコ機2
の持点制御マイコン55に出力し、該出力された16度
が前記度数表示部103に表示されるようになってい
る。
【0077】次いで、これら遊技者の貨幣投入によるI
Cカード37の発行・再挿入に基づいて、度数表示部1
03に度数が存在することとなり、前記貸出ボタン10
1を入力操作して前記同様に所定の大きさの持点の貸出
処理を実施して遊技を続行することができるようにな
る。
【0078】尚、本実施例のカードユニット3において
は、投入された貨幣の金額に関わらず、最初に投入され
た貨幣(100円硬貨、500円硬貨、千円札紙幣、2
千円札紙幣、5千円札紙幣、1万円札紙幣)の金額に基
づく度数が記録されたICカード37が発行されるよう
になっているが、本発明はこれに限定されるものではな
く、前記カード発行機45のように、金額選択入力部を
設け、例えば5千円以上の高額紙幣が投入された場合に
おいては、該金額選択入力部にて選択入力された発行金
額に基づく度数(例えば発行金額として3000円が選
択入力されれば30度)が記録されたICカード37を
発行し、超過金額分の貨幣を返却するようにしても良
く、このようにすれば、遊技者が高額紙幣のみを所有し
ている場合においても、該高額紙幣を用いて所望の発行
金額のICカード37の発行を受けることができるばか
りか、該発行金額を低く抑えることができ、遊技者の購
買意欲を促進することができる
【0079】また、本実施例では前記度数表示部103
に度数が残存する状態または持点表示部104に得点が
残存する状態で返却ボタン102が押圧操作されると、
前記度数表示部103に表示されている度数並びに持点
表示部104に表示されている得点が、カードユニット
3のMPU50に出力され、これに基づきMPU50
は、出力された度数並びに得点を挿入されているICカ
ード37に記録し、カード挿入口10より返却させるよ
うになっている。
【0080】更に本実施例では、これら返却されたIC
カード37に遊技に使用されなかった度数が残存する場
合に、該ICカード37を清算手段としての前記カード
精算機51に挿入することで残存する度数を現金に清算
可能とされている。
【0081】このカード精算機51は、図11(a)に
示すような外観を有し、縦長状の筐体109の前面に、
稼働状況を点灯により報知する動作ランプ110と、前
記ICカード37が挿入されるカード挿入口111と、
挿入されたICカード37より読み出された度数に該当
する金額の硬貨並びに紙幣が排出される硬貨排出口11
4並びに紙幣排出口119と、精算ボタン112及び中
止ボタン113とが設けられている。また、該カード精
算機51の内部には図20(b)に示すように前記カー
ド挿入口111に連設されて挿入されるICカード37
におけるIDや度数等の記録情報の読み出し及び書き込
み等を実施するICカードリーダライタ115と、前記
硬貨排出口114に連設されて硬貨の払い出しを行う硬
貨払い出しユニット116と、前記紙幣排出口119に
連設されて紙幣の払い出しを行う紙幣払い出しユニット
120と、前記管理コンピュータ49と通信ケーブル4
6を介してデータ通信を行う通信部118と、これら各
部の動作制御を実施する制御部117とが設けられてい
る。
【0082】遊技者が前記カード挿入口111に使用さ
れずに残存する度数が記録されたICカード37を挿入
すると、前記ICカードリーダライタ115により該挿
入されたICカード37からID並びに度数が読み出さ
れる。これら読み出されたID並びに度数は、前記管理
コンピュータ49に送信され、該管理コンピュータ49
においては、送信された度数と対応するIDの度数デー
タとが比較され、該比較が一致した場合において、清算
許諾を返信し、該返信に基づき前記制御部117が前記
硬貨払い出しユニット116及び紙幣払い出しユニット
120に、前記ICカード37から読み出された度数に
該当する金額(1度につき100円)の硬貨若しくは紙
幣の排出指示を出力することで、該当する金額の硬貨も
しくは紙幣が硬貨排出口114または紙幣排出口119
に返却されるようになっている。
【0083】尚、前記挿入されたICカード37に返却
時の得点データが記録されている場合には前記ICカー
ドリーダライタ115により度数のみが消去され、カー
ド挿入口111より返却されるようになっており、前記
得点データが記録されていない場合にはICカードリー
ダライタ115の内部方向に排出され、カード精算機5
1内部に設けられた回収箱に回収されるようになってい
る。
【0084】このように本実施例ではカード精算機51
を設けることにより、使用されずに残存する度数を現金
として精算することが可能となることから、安心してI
Cカード37の発行を受けることができるとともに、こ
れら現金の返却を受けるために遊技者はICカード37
を該カード精算機51に挿入するようになることから、
該ICカード37の回収率を向上させることもできるよ
うになる。
【0085】以上、本発明の遊技用装置であるカードユ
ニット3並びにカード発行機45においては、遊技者が
所望とする金種の貨幣を用いて新規のICカード37の
発行を受けることが可能となり、遊技者の利便性が向上
するばかりか、発行操作や金額選択等の煩雑な操作も省
くことができる。
【0086】前記各実施例における各要素は、本発明に
対して以下のように対応している。
【0087】本発明の請求項1は、硬貨または紙幣の少
なくとも一方の貨幣を受付け、該受付けた貨幣を識別可
能な貨幣識別手段(硬貨識別ユニット74、紙幣識別ユ
ニット75)と、遊技に使用可能な遊技用有価価値(度
数)の大きさを特定可能な情報が記録された遊技用記録
媒体(ICカード37)の発行が可能とされ、前記貨幣
識別手段(硬貨識別ユニット74、紙幣識別ユニット7
5)にて識別された貨幣価値(金額)の大きさに相当す
る大きさの遊技用有価価値(度数)が付与された遊技用
記録媒体(ICカード37)の発行を行う遊技用記録媒
体発行手段(ICカードリーダライタ63)と、を具備
し、前記遊技用記録媒体発行手段(ICカードリーダラ
イタ63)は、前記貨幣識別手段(硬貨識別ユニット7
4、紙幣識別ユニット75)にて遊技者より受付けた貨
幣が識別された段階において、遊技者による発行操作が
行われなくても自動的に前記遊技用記録媒体(ICカー
ド37)の発行を行うとともに、該遊技用記録媒体(I
Cカード37)に付与される前記遊技用有価価値(度
数)が、前記貨幣識別手段(硬貨識別ユニット74、紙
幣識別ユニット75)において遊技者より最初に受付け
た貨幣価値(金額)の大きさに相当する大きさとされて
いる。
【0088】また、本発明の請求項2は、遊技機(パチ
ンコ機2)に対応して設けられる遊技用装置(カードユ
ニット3)であって、硬貨または紙幣の少なくとも一方
の貨幣を受付け、該受付けた貨幣を識別可能な貨幣識別
手段(紙幣識別ユニット130、硬貨識別ユニット13
1)と、前記遊技機(パチンコ機2)における遊技に使
用可能な遊技用有価価値(度数)の大きさを特定可能な
情報が記録された遊技用記録媒体(ICカード37)の
発行が可能とされ、前記貨幣識別手段(紙幣識別ユニッ
ト130、硬貨識別ユニット131)にて識別された貨
幣価値(金額)の大きさに相当する大きさの遊技用有価
価値(度数)が付与された遊技用記録媒体の発行を行う
遊技用記録媒体発行手段(ICカードリーダライタ5
4)と、前記遊技用記録媒体(ICカード37)を受付
け、該受付けた遊技用記録媒体(ICカード37)の記
録情報により特定される大きさの遊技用有価価値(度
数)の遊技への使用に関する処理(貸出処理)を行う遊
技用記録媒体処理手段(ICカードリーダライタ54)
と、を具備し、前記遊技用記録媒体発行手段(ICカー
ドリーダライタ54)は、前記貨幣識別手段(紙幣識別
ユニット130、硬貨識別ユニット131)にて遊技者
より受付けた貨幣が識別された段階において、遊技者に
よる発行操作が行われなくても自動的に前記遊技用記録
媒体(ICカード37)の発行を行うとともに、該遊技
用記録媒体(ICカード37)に付与される前記遊技用
有価価値(度数)が、前記貨幣識別手段(紙幣識別ユニ
ット130、硬貨識別ユニット131)において遊技者
より最初に受付けた貨幣価値(金額)の大きさに相当す
る大きさとされている。
【0089】また、本発明の請求項3は、前記発行時に
おいて前記貨幣識別手段(硬貨識別ユニット74、紙幣
識別ユニット75、紙幣識別ユニット130、硬貨識別
ユニット131)が受付可能な貨幣(硬貨、紙幣)の種
別が複数種とされている。
【0090】また、本発明の請求項4は、前記貨幣識別
手段(硬貨識別ユニット74、紙幣識別ユニット75)
において最初に受付けた貨幣価値(金額)の大きさが所
定値以上ならば、該最初に受付けた貨幣価値(金額)の
大きさに相当する大きさの遊技用有価価値(度数)の付
与を解除する解除手段(MPU80)と、発行される遊
技用記録媒体(ICカード37)に付与される遊技用有
価価値(度数)の大きさを遊技者が選択可能な選択手段
(金額選択入力部64)と、を具備する。
【0091】また、本発明の請求項5は、前記遊技用記
録媒体処理手段(ICカードリーダライタ54)は、発
行した遊技用記録媒体(ICカード37)の取り出しが
なされなくても該遊技用記録媒体(ICカード37)の
受付けを行う。
【0092】また、本発明の請求項6は、前記遊技用記
録媒体処理手段(ICカードリーダライタ54)は、前
記遊技用記録媒体(ICカード37)の発行における排
出時から所定時間経過後において該遊技用記録媒体(I
Cカード37)の受付けを実施する。
【0093】また、本発明の請求項7は、前記発行され
る遊技用記録媒体(ICカード37)は、少なくともそ
の一部が遊技者に目視可能に排出される。
【0094】また、本発明の請求項8は、前記遊技用記
録媒体(ICカード37)の記録情報により特定される
大きさの遊技用有価価値(度数)の現金への精算を行う
精算手段(カード精算機51)を具備する。
【0095】以上、本発明の実施形態を図面により前記
各実施例にて説明してきたが、本発明はこれら各実施例
に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない
範囲における変更や追加があっても本発明に含まれるこ
とは言うまでもない。
【0096】例えば、前記実施例の遊技用装置であるカ
ードユニット3並びにカード発行機45においては、遊
技者は貨幣である紙幣と硬貨との両方を用いてICカー
ド37の発行を実施できるようになっているが、本発明
はこれに限定されるものではなく、少なくとも硬貨ある
いは紙幣のどちらかを用いてICカード37の発行を実
施できるようになっていれば良い。
【0097】また、前記実施例の遊技用装置であるカー
ドユニット3並びにカード発行機45においては、複数
金種の貨幣を受付けてICカード37が発行可能とされ
ているが、本発明はこれに限定されるものではなく、こ
れらを単一金種の貨幣のみ受付けるようにしても良い。
【0098】また、前記実施例では、1台のパチンコ機
2に対して1台のカードユニット3が設けられている
が、本発明はこれに限定されるものではなく、2台のパ
チンコ機2に対して1台としたものとしても良い。
【0099】また、前記実施例では遊技用装置であるカ
ードユニット3と遊技機としてのパチンコ機2とを別体
としているが、本発明はこれに限定されるものではな
く、これらパチンコ機2とカードユニット3の機能を有
する一体型のものとしても良い。
【0100】また、前記実施例ではICカード37と管
理コンピュータ49の双方に遊技用有価価値としての度
数が登録及び記録されるようになっているが、本発明は
これに限定されるものではなく、前記ICカード37の
みに記録するようにしても良いし、更には、ICカード
37に各ICカード37を特定可能なID等の識別情報
のみを記録しておき、該識別情報(ID)に対応付けて
遊技用有価価値を管理コンピュータ49に登録し、前記
識別情報(ID)を読み出すことにより、前記管理コン
ピュータ49に登録されている遊技用有価価値を特定す
るようにしても良い。
【0101】また、前記実施例では遊技用記録媒体とし
て非接触のICカードを用いているが、本発明はこれら
に限定されるものではなく、これを接触型の磁気カード
やICカード等としても良いし、更には前記のように識
別情報(ID)を用いて遊技用有価価値を特定する場合
等には、記録媒体を特定可能な前記識別情報であるID
等の情報を少なくとも読み取り可能に記録できるもので
あれば良く、例えばバーコード等の所定の情報記録シン
ボル等が読み取り可能にプリントされた媒体等であって
も良い。
【0102】また、前記実施例では、遊技用有価価値の
形態として発行金額100円に対して1単位とする度数
を用いているが、本発明はこれに限定されるものではな
く、これら遊技用有価価値を遊技者が金銭的に把握でき
るように金額と一致させるようにしても良いし、更には
これら遊技用有価価値を所定のポイントや相当するパチ
ンコ玉数やコイン数としても良く、その形態は任意に選
択すれば良い。
【0103】また、前記実施例においては、遊技媒体と
してパチンコ玉を用いているが、これら遊技媒体をコイ
ンや点数、更には後述する画像式のパチンコ機やスロッ
トマシン等における画像にて形成されたパチンコ玉やコ
イン等としても良く、これら遊技媒体は遊技において使
用される媒体であれば、本発明の遊技媒体に含まれるも
のであり、その形態が限定されるものではない。
【0104】また、前記実施例においては、遊技媒体で
あるパチンコ玉が指触不能に封入された封入式パチンコ
機2を用いているが、本発明は封入式パチンコ機2のみ
ならず、パチンコ玉が外部に排出される通常のパチンコ
機や、コインを用いて遊技を行うスロットマシンや、こ
れらコインが外部に排出されることなく遊技可能なクレ
ジット式のスロットマシン、さらにはこれら遊技媒体を
用いずにデータ等により遊技可能な遊技機や、遊技盤や
パチンコ玉が画像にて表示される画像式のパチンコ機
や、リールが画像にて表示される画像式のスロットマシ
ンにも適用可能であることはいうまでもなく、これら遊
技機が限定されるものではない。
【0105】
【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。
【0106】(a)請求項1の発明によれば、遊技者
は、所望とする金種の貨幣を用いて新規の遊技用記録媒
体の発行を受けることが可能となり、遊技者の利便性が
向上するばかりか、発行操作や金額選択等の煩雑な操作
も省くことができる。
【0107】(b)請求項2の発明によれば、遊技者
は、所望とする金種の貨幣を用いて新規の遊技用記録媒
体の発行を受けることが可能となり、遊技者の利便性が
向上するばかりか、発行操作や金額選択等の煩雑な操作
も省くことができる。
【0108】(c)請求項3の発明によれば、遊技者は
複数種の貨幣にて発行を受けることが可能となり、遊技
者の両替等の手間を省くことができる。
【0109】(d)請求項4の発明によれば、遊技者は
高額貨幣のみを所有する場合でも、該高額貨幣を用いて
所望の金額に対応する遊技用有価価値が付与された遊技
用記録媒体の発行を受けることができるばかりか、発行
額を低く抑えることができることから、遊技者の購買意
欲を促進できる。
【0110】(e)請求項5の発明によれば、発行され
た遊技用記録媒体を一旦取り出すことなしに該遊技用記
録媒体の受付けが実施されるようになるため、利用者の
利便性を向上できる。
【0111】(f)請求項6の発明によれば、遊技者が
遊技用記録媒体の受付け操作、例えば遊技用記録媒体の
挿入操作等を実施せずとも、発行後の所定時間が経過し
た時点で自動的に遊技用記録媒体が受付けられるように
なるため、遊技者の利便性を向上できる。
【0112】(g)請求項7の発明によれば、発行され
た遊技用記録媒体が遊技者に目視可能に排出されること
で、遊技者は遊技用記録媒体の発行並びにその種別等を
目視確認できるようになる。
【0113】(h)請求項8の発明によれば、遊技者は
発行された遊技用記録媒体に残存する遊技用有価価値を
現金に精算できるようになり、安心して遊技用記録媒体
の発行を受けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にて用いた遊技島を示す斜視図
である。
【図2】本発明の実施例におけるパチンコ機並びにカー
ドユニットの正面図である。
【図3】本発明の実施例におけるパチンコ機並びにカー
ドユニットの裏面図である。
【図4】本発明の実施例におけるパチンコ機に設けられ
た操作部の上面図である。
【図5】本発明の実施例におけるパチンコ機並びにカー
ドユニットの構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施例におけるカードユニットに設け
られたICカードリーダライタの構成を示す断面図であ
る。
【図7】本発明の実施例におけるカードユニットに設け
られたカード挿入口の構成を示す断面図である。
【図8】本発明の実施例に用いたICカードの構成を示
す一部破断正面図である。
【図9】本発明の実施例におけるカード発行機の外観斜
視図である。
【図10】本発明の実施例におけるカード発行機の構成
を示すブロック図である。
【図11】(a)は、本発明の実施例におけるICカー
ド清算機の外観斜視図であり、(b)は、該カード精算
機の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 遊技島 2 (封入式)パチンコ機(遊技機) 3 カードユニット(遊技用装置) 4 動作ランプ 5 紙幣挿入口 5’ 紙幣インジケータ 6 硬貨投入口 7 硬貨返却ボタン 8 硬貨返却口 8’ 硬貨インジケータ 9 挿入ボタン 10 カード挿入口 10’ カードインジケータ 11 係止部材 12 ガイドレール 12’ スプリング 13 アナログ表示部 14 透明板保持枠 15 打球操作ハンドル 16 可変入賞球装置 17 遊技領域 18 可変表示装置 19 始動口 20 通常入賞口 21 ソレノイド 22 特定入賞玉検出器 23 入賞個数検出器 24 開閉板 25 アウト口 26 発射玉検出器 27 ファール玉入口 28 ハンマー 29 打球モータ 30 入賞玉集合樋 31 入賞玉検出器 32 操作部 33 打込玉検出器 34 打込玉集合樋 35 遊技用制御基板 36 アウト玉誘導樋 37 ICカード(遊技用記録媒体) 38 ファール玉検出器 39 発射玉供給口 40 回動板 41 ソレノイド 42 玉抜き樋 43 持点用制御基板 44 コネクタ部 45 カード発行機(遊技用装置) 46 通信ケーブル 47 通信部 48 通信ケーブル 49 管理コンピュータ 50 マイクロプロセッシングユニット(MPU) 51 カード精算機(清算手段) 52 記憶部 54 ICカードリーダライタ(遊技用記録媒体発行
手段、遊技用記録媒体処理手段) 55 持点制御マイコン 56 遊技制御マイコン 57 返却口 58 作動表示部 59 筐体 61 硬貨投入口 62 紙幣挿入口 63 ICカードリーダライタ(遊技用記録媒体発行
手段) 64 金額選択入力部(選択手段) 66 ICカード発行口 67 通信部 68 中止ボタン 70 金額表示部 74 硬貨識別ユニット(貨幣識別手段) 75 紙幣識別ユニット(貨幣識別手段) 76 記憶部 77 表示ドライバ 80 マイクロプロセッシングユニット(MPU)
(解除手段) 81 基体 82 専用マイコン 83 パターンコイル 84 フレキシブルプリント基板 85 トップフィルム 86 駆動モータ 87 搬送ローラ 88 搬送ローラ 89 電磁ソレノイド 90 通信ヘッド 91 搬送ベルト 92 制御基板 93 駆動モータ 95 搬送ローラ 97 挿入センサ 98 ガイドレール 99 駆動モータ 100 操作基板 101 貸出ボタン 102 返却ボタン 103 度数表示部 104 持点表示部 109 筐体 110 動作ランプ 111 カード挿入口 112 精算ボタン 113 中止ボタン 114 硬貨排出口 115 ICカードリーダライタ 116 硬貨払い出しユニット 117 制御部 118 通信部 119 紙幣排出口 120 紙幣払い出しユニット 130 紙幣識別ユニット(貨幣識別手段) 131 硬貨識別ユニット(貨幣識別手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C088 AA17 AA35 AA36 AA42 BA03 BA04 BA05 BA79 BB20 BB21 BB23 EA10 3E044 AA05 BA01 BA02 BA06 DB20 3E048 AA02 BA01 BA06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬貨または紙幣の少なくとも一方の貨幣
    を受付け、該受付けた貨幣を識別可能な貨幣識別手段
    と、遊技に使用可能な遊技用有価価値の大きさを特定可
    能な情報が記録された遊技用記録媒体の発行が可能とさ
    れ、前記貨幣識別手段にて識別された貨幣価値の大きさ
    に相当する大きさの遊技用有価価値が付与された遊技用
    記録媒体の発行を行う遊技用記録媒体発行手段と、を具
    備し、前記遊技用記録媒体発行手段は、前記貨幣識別手
    段にて遊技者より受付けた貨幣が識別された段階におい
    て、遊技者による発行操作が行われなくても自動的に前
    記遊技用記録媒体の発行を行うとともに、該遊技用記録
    媒体に付与される前記遊技用有価価値が、前記貨幣識別
    手段において遊技者より最初に受付けた貨幣価値の大き
    さに相当する大きさとされていることを特徴とする遊技
    用装置。
  2. 【請求項2】 遊技機に対応して設けられる遊技用装置
    であって、硬貨または紙幣の少なくとも一方の貨幣を受
    付け、該受付けた貨幣を識別可能な貨幣識別手段と、前
    記遊技機における遊技に使用可能な遊技用有価価値の大
    きさを特定可能な情報が記録された遊技用記録媒体の発
    行が可能とされ、前記貨幣識別手段にて識別された貨幣
    価値の大きさに相当する大きさの遊技用有価価値が付与
    された遊技用記録媒体の発行を行う遊技用記録媒体発行
    手段と、前記遊技用記録媒体を受付け、該受付けた遊技
    用記録媒体の記録情報により特定される大きさの遊技用
    有価価値の遊技への使用に関する処理を行う遊技用記録
    媒体処理手段と、を具備し、前記遊技用記録媒体発行手
    段は、前記貨幣識別手段にて遊技者より受付けた貨幣が
    識別された段階において、遊技者による発行操作が行わ
    れなくても自動的に前記遊技用記録媒体の発行を行うと
    ともに、該遊技用記録媒体に付与される前記遊技用有価
    価値が、前記貨幣識別手段において遊技者より最初に受
    付けた貨幣価値の大きさに相当する大きさとされている
    ことを特徴とする遊技用装置。
  3. 【請求項3】 前記発行時において前記貨幣識別手段が
    受付可能な貨幣の種別が複数種とされている請求項1ま
    たは2に記載の遊技用装置。
  4. 【請求項4】 前記貨幣識別手段において最初に受付け
    た貨幣価値の大きさが所定値以上ならば、該最初に受付
    けた貨幣価値の大きさに相当する大きさの遊技用有価価
    値の付与を解除する解除手段と、発行される遊技用記録
    媒体に付与される遊技用有価価値の大きさを遊技者が選
    択可能な選択手段と、を具備する請求項1〜3のいずれ
    かに記載の遊技用装置。
  5. 【請求項5】 前記遊技用記録媒体処理手段は、発行し
    た遊技用記録媒体の取り出しがなされなくても該遊技用
    記録媒体の受付けを行う請求項2〜4のいずれかに記載
    の遊技用装置。
  6. 【請求項6】 前記遊技用記録媒体処理手段は、前記遊
    技用記録媒体の発行における排出時から所定時間経過後
    において該遊技用記録媒体の受付けを実施する請求項2
    〜5のいずれかに記載の遊技用装置。
  7. 【請求項7】 前記発行される遊技用記録媒体は、少な
    くともその一部が遊技者に目視可能に排出される請求項
    1〜6のいずれかに記載の遊技用装置。
  8. 【請求項8】 前記遊技用記録媒体の記録情報により特
    定される大きさの遊技用有価価値の現金への精算を行う
    精算手段を具備する請求項1〜7のいずれかに記載の遊
    技用装置。
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