JP2001355154A - ジャカード式織機のヒ口の異常を検知するための方法と装置 - Google Patents

ジャカード式織機のヒ口の異常を検知するための方法と装置

Info

Publication number
JP2001355154A
JP2001355154A JP2001143064A JP2001143064A JP2001355154A JP 2001355154 A JP2001355154 A JP 2001355154A JP 2001143064 A JP2001143064 A JP 2001143064A JP 2001143064 A JP2001143064 A JP 2001143064A JP 2001355154 A JP2001355154 A JP 2001355154A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heald
value
actuator
warp
loom
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001143064A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4878696B2 (ja
Inventor
Dominique Braun
ドミニク・ブローン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Staubli Faverges SCA
Original Assignee
Staubli Faverges SCA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Staubli Faverges SCA filed Critical Staubli Faverges SCA
Publication of JP2001355154A publication Critical patent/JP2001355154A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4878696B2 publication Critical patent/JP4878696B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03CSHEDDING MECHANISMS; PATTERN CARDS OR CHAINS; PUNCHING OF CARDS; DESIGNING PATTERNS
    • D03C3/00Jacquards
    • D03C3/20Electrically-operated jacquards
    • D03C3/205Independently actuated lifting cords
    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D51/00Driving, starting, or stopping arrangements; Automatic stop motions
    • D03D51/18Automatic stop motions
    • D03D51/20Warp stop motions
    • D03D51/28Warp stop motions electrical
    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D51/00Driving, starting, or stopping arrangements; Automatic stop motions
    • D03D51/18Automatic stop motions
    • D03D51/44Automatic stop motions acting on defective operation of loom mechanisms
    • D03D51/46Automatic stop motions acting on defective operation of loom mechanisms of shedding mechanisms

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Looms (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
  • Numerical Control (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 慣用のたて糸停止装置にたよる必要がなくか
つ破損したたて糸の確実なかつ迅速な検知と識別を可能
とする、ジャカード式織機におけるヒ口の形成の異常を
検知する新規な方法を提案する。 【解決手段】 たて糸(1) の位置を制御するヘルド(3)
を変位させるための電気的アクチュエータ(6) を備えた
ジャカード式織機において、ヘルド(3) の通常のストロ
ークの2つの位置の間で、通常ぴんと張られたたて糸
(1) に連結されたヘルド(3) を変位させるためにアクチ
ュエータ(6) により通糸(4) に及ぼされるいわゆる通常
の作用力を決定し、この通常の作用力から、通常の織成
作用力の値の範囲の限界を表す少なくとも1つのしきい
値を決定し、織機の運転中、このアクチュエータにより
及ぼされるいわゆる操作作用力を決定し、この操作作用
力を表す少なくとも1つの値をしきい値と比較し、そし
て操作作用力を表す値が前記の範囲の外側にあるときに
最初の、いわゆる異常信号を発生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジャカード式織機
におけるヒ口の形成の異常を検知するための方法と装置
に関する。本発明は、そのような装置を備えた織機にも
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、フランス特許公開第 2 772 796
号は、ジャカード式織機の通糸の変位を制御するために
電気的アクチュエータを使用することを開示している。
【0003】さらに、ジャカード式織機に、いわゆる
「たて糸停止」装置を備えることが知られており、この
装置は、織機のたて糸の各々により支持された金属のド
ロップワイヤと、織機の幅にわたって延びている伝導バ
ーとを有する。たて糸の破損の場合に、たて糸が支持す
るドロップワイヤが、その自重の影響の下に伝導バーと
接触し、それによりこれらの伝導バーの間に電気的接触
をつくり、伝導バーを活動させる。そのような接触は電
気的監視システムにより検知することができ、それによ
って織機の運転を直ぐに中断して、例えばテルテールラ
ンプを用いて作業者の注意を引くことができる。しかし
ながら、そのようなたて糸停止装置にはかなりの制限が
ある。第一に、一度織機を止めると、作業者はどのたて
糸が実際上破損されているかを探さなければならず、そ
の作業は、接触をつくっているドロップワイヤを識別す
るためにドロップワイヤを手で変位させることを含む。
この作業は長いしかつ特定の資格のある人員を必要とす
る。さらに、ときには「糸通し」と呼ばれる、金属のド
ロップワイヤを種々のたて糸に位置決めする作業が長く
てかつ費用のかかる作業である。たて糸停止を行うため
に使用される器具の費用は無視できない。なぜなら、そ
の器具はたて糸毎に一本のドロップワイヤを含まなけれ
ばならないからであり、すなわち例えば 10,000 本以上
までドロップワイヤを含まなければならないからであ
り、かつ伝導バーを織機の構造に組み込んで電圧を供給
しなければならないからである。さらに、周知のたて糸
停止装置は、織成作業中最も頻繁に発生する綿くずによ
る汚染に敏感である。それ故、この装置のために周期的
なクリーニング作業をする必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の、より特別な
目的は、慣用のたて糸停止装置にたよる必要がなくかつ
破損したたて糸、損傷した弾性的な戻し要素、または破
損した通糸または対応するヘルドから分離された通糸の
確実なかつ迅速な検知と識別を可能とする、異常を検知
するための新規な方法を提案することにより上記の欠陥
を克服することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】その目的のために、本発
明は、織機のたて糸の位置を制御するヘルドを変位させ
るための電気的アクチュエータを備えた、ジャカード式
織機におけるヒ口の形成の異常を検知する方法に関す
る。この方法は、 −ヘルドの通常のストロークの2つの位置の間で、通常
ぴんと張られたたて糸に接続された少なくとも1つのヘ
ルドを変位させるために少なくとも1つのアクチュエー
タにより少なくとも一本の通糸に及ぼされる、いわゆる
「通常の作用力」または「通常の織成作用力」を決定
し、 −この通常の作用力から、通常の織成作用力の値の範囲
の限界を表す少なくとも1つのしきい値を決定し、 −織機の運転中、このアクチュエータによりこの通糸に
及ぼされるいわゆる「操作作用力」を決定し、 −この操作作用力を表す少なくとも1つの値をしきい値
と比較し、 −操作作用力を表す値が、しきい値により定義された範
囲の外側にあるときに、第一の、いわゆる「異常信号」
を発生させることにある。
【0006】本発明の方法には、補助的な機械的装置に
たよることなく電気的アクチュエータにより及ぼされる
作用力を決定できると共に、記憶、比較および論理的な
処理の操作を、さらにアクチュエータを制御するために
使用される電子コントローラで実施できるという利点が
ある。本発明の方法はたて糸停止ドロップワイヤの糸通
しの作業を不要にし、これにより時間のかなりの節約
と、その結果として織機の作業コストを減らすことがで
きる。さらに、本発明の方法によれば、異常信号を発生
したアクチュエータの位置が直ぐに突き止められるの
で、それがこのたて糸の破損によるものであろうと、弾
性的な戻し手段の機能障害によるものであろうと、また
はアクチュエータとヘルドの間の運動学的リンクの欠陥
によるものであろうと、ヒ口が所望の織成に一致しない
レベルにあるたて糸の位置の迅速なかつ正確な識別が可
能となる。
【0007】本発明の有利な、しかし強制的でない面に
よれば、本発明の方法には1つ以上の次のような特性が
組み込まれている。
【0008】−本発明の方法は、ヘルドの通常のストロ
ークの2つの位置の間でたて糸により影響されないヘル
ドを変位させるために、アクチュエータにより少なくと
も1本の通糸に及ぼされるいわゆる「無負荷作用力」を
決定し、このアクチュエータについて、この無負荷作用
力を表す値を記憶し、異常信号が発生したときに、前記
の操作作用力を表す値を、無負荷作用力を表す記憶され
た値と比較し、そして比較された表示する値が実質的に
同一であるときに第二のいわゆる「たて糸破損信号」を
発生させることにある。それ故、本発明の方法によれ
ば、アクチュエータにより及ぼされる作用力が、アクチ
ュエータがたて糸のない状態で及ぼす作用力に実質的に
等しいことが確立できるときに、ヒ口の形成の異常を検
知することができるだけではなく、その原因、すなわち
たて糸の破損を検知することもできる。
【0009】−さらに、本発明の方法は、ヘルドのスト
ロークの2つの位置の間で、通常ぴんと張られているが
弾性的な戻し手段から分離されているたて糸に連結され
たヘルドを変位させるために、アクチュエータにより少
なくとも1本の通糸に及ぼされるいわゆる「無負荷作用
力」を決定し、このアクチュエータについて、この無負
荷作用力を表す値を記憶し、異常信号が発生したとき
に、操作作用力を表す値を、無負荷作用力を表す記憶さ
れた値と比較し、そして問題の表示する値が実質的に同
一であるときに、第三の、いわゆる「弾性的な戻し手段
破損信号」を発生することにある。本発明のこの面によ
れば、その方法により、たて糸と関連したヘルドの戻し
ばねの破損またはその戻しばねのフックからの外れを識
別することができ、それが実施すべき修理で作業者を案
内する。
【0010】−本発明の方法は、操作作用力を表す値が
実質的にゼロであるときに、第四のいわゆる「連結破損
信号」を発生させることにある。実際に、アクチュエー
タにより発生された作用力がゼロであるとき、このこと
は、アクチュエータがもはや運動学的にヘルドに連結さ
れていないことを意味し、その場合にヘルドはもはや駆
動されない。
【0011】−このアクチュエータにより駆動されるそ
のヘルドまたは各ヘルドを区別するように、異常信号が
発生されたアクチュエータを活動させることにある。本
発明のこの面には、異常が検知されたアクチュエータが
ジャカード機構のコントローラにより位置を突き止めら
れ、これによりそのとき作業者は異常の位置をいっそう
容易に突き止めることができるという利点がある。問題
のアクチュエータにより駆動されるそのまたは各ヘルド
を、他方のヘルドの位置に関して、眼に見えてずらされ
た位置に向かって、例えばヘルドのストロークの上死点
位置に向かって変位させることができると共に、他方の
ヘルドがそれらのストロークの下死点位置に向かって変
位される。また、他方のヘルドが固定されている間、問
題のアクチュエータにより駆動されるそのヘルドまたは
各ヘルドに振動運動を与えることもできる。いずれの場
合でも、作業者は自分の確認を集中しなければならない
一本のたて糸または複数本のたて糸の位置をすぐに突き
止める。
【0012】本発明は、アクチュエータの少なくとも1
つの電気的供給パラメータを測定することにより前記の
作用力を決定することにある。
【0013】本発明は、織機の運転中、織機の各アクチ
ュエータについて前記の作用力を繰り返し決定し、記憶
しそして比較することにある。この組織的な性質は、観
察された監視の能率を保証する。
【0014】本発明は、たて糸によりヘルドに及ぼされ
る作用力の値を決定し、そしてこの作用力の値が基準値
と実質的に異なるときに異常信号を発生させることにあ
る。
【0015】それ故、本発明の方法によれば、特に織機
を止めることにより、ヒ口の異常の迅速な検知、その処
理が可能になり、および特に関連したアクチュエータの
位置を突き止めることにより、この異常の位置の突き止
めが可能になる。その方法の変形実施例により、出会っ
た異常の種類を識別することさえできる。
【0016】本発明は、これまで述べた方法を実施する
ための装置、特に次のような手段を含む装置にも関す
る。すなわち、 −所定の条件の下でヘルドのストロークの2つの位置の
間で少なくとも1つのヘルドを変位させるために少なく
とも1つのアクチュエータにより少なくとも1本の通糸
に及ぼされる少なくとも1つの基準作用力を決定するた
めの手段と、 −この基準作用力の特性値を記憶するようになっている
メモリと、 −織機の運転中、アクチュエータにより通糸に及ぼされ
るいわゆる「操作作用力」を決定するための手段と、 −操作作用力の特性値と、基準作用力の記憶された特性
値から確立されたしきい値とを比較するための手段と、 −比較手段により供給される結果のお蔭で操作作用力の
異常値を識別するようになっている論理ユニットとを備
えた装置にも関する。
【0017】基準作用力は上で識別された通常の作用力
でもよいが、使用された決定手段が同一である「無負
荷」および「負荷されてない」作用力でも同様に十分で
ある。
【0018】本発明の有利な面によれば、本装置は、論
理ユニットが異常値を検出したアクチュエータにより駆
動されたそのヘルドまたは各ヘルドの基準およびまたは
位置を表示するための手段を有する。これらの手段は、
織機のどの部分に作業者が介在しなければならないかを
知るために作業者が顧慮するインジケータを含むことが
できる。
【0019】最後に、本発明は、これまで述べた装置を
備えたジャカード式織機に関する。そのような織機は慣
用のたて糸停止装置を備えた織機よりいっそう経済的で
あると共に、作業者にとっていっそう使用しやすく、か
つ退屈な糸通し作業を必要としない。さらに、本発明の
装置と方法が異常の原因の正確な識別と、織機上のその
物理的な位置の突き止めを可能とするので、そのような
織機は異常が観察されたときに自動化された修理ができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその原理にしたが
う織機の実施の形態およびこの織機で実施される異常を
検知する方法を付図を参照して説明する。
【0021】図面を参照すると、図2〜5に表された作
用力は静的な作用力である。実際問題として、実際の動
的な作用力は慣性力や摩擦力だけではなく、振動による
振動成分が合併されているが、これらの成分やこれらの
力は図面をより明瞭にするために示されてない。
【0022】図1に概略的に示した織機はたて糸1を有
し、この各たて糸は矢印F1 により表された、垂直な振
動運動により活動化されるヘルド3のメール2を横切っ
ており、前記ヘルド3の垂直な振動運動は矢印F2 によ
り表されたたて糸の運動の方向に対し実質的に垂直であ
る。各ヘルド3は電気的なサーボモータ6によって回転
駆動されるプーリー5に通糸4により連結されている。
その下側部分では、各ヘルド3が織機のフレーム9と固
着したばね8に連結されている。
【0023】図1の右側にモータ6が最も遠く示されて
いるように、各モータは、位置設定信号S0 を受ける監
視ユニット10により所定の位置に制御される。
【0024】各モータ6の後部に設置された検出器11
により、ユニット10に電気的リンク13を経て転送さ
れる信号S1 のおかげてモータ6の正確な監視のために
所定の位置でサーボ制御を行うことができる。ユニット
10は信号S0 とS1 を比較して、これらの信号の間の
差異を補償するために必要な電流を計算する。この電流
は、閉鎖ループサーボ制御の原理にしたがって所定の位
置でモータ6を制御するために使用される。
【0025】モータ6はブラシのない形式であり、その
結果モータ6により及ぼされるカプルはモータが各瞬間
に消費する電流に比例する。さて、ユニット10は各モ
ータ6に、その変位に必要な電流を供給し、その結果ユ
ニット10によって、この電流の値、すなわち各モータ
6により及ぼされる作用力の値を知ることができる。ユ
ニット10により知られたこのカプルは、プーリー5が
通糸4に及ぼす作用力Fに比例しており、この作用力F
は問題の通糸4によりプーリー5に及ぼされる反作用力
F′にほぼ等しい。
【0026】各ばね8がその通常の作用領域では本質的
に線形の特性を有することを考慮すると、その線形の特
性はその通常のストロークの限界に対応する2つの末端
位置X1 とX2 の間でメール2の位置Xに応じてばね8
により及ぼされる作用力F8の表示で図2に直線Dによ
り表すことができる。位置X1 とX2 の間で各ばね8の
弾性的な戻し作用力に打ち勝つためにモータ6により及
ぼされる作用力E1 は末端位置X1 とX2 の間で定義さ
れた直線Dの部分により表される。この作用力E1 は2
つの末端の値E1 とE2 の間で実質的に直線状である。
作用力Eの値は、モータ6が無負荷ヘルド3、すなわち
たて糸が係合してないヘルドを変位させるために及ぼさ
なければならない値に一致する。
【0027】さらに、かつ特に図3から明らかになるよ
うに、そのヘルドのメールの中をぴんと張られたたて糸
が、このヘルドをばね8に連結せずに通る、ヘルド3を
考慮するならば、それぞれたて糸の下と上に位置する2
つの末端位置X1 とX2 の間でヘルドを変位させるため
にヘルドに及ぼさなければならない作用力E′0 は、対
向する記号の2つの末端の値E′01とE′02の間で実質
的に“S”の形状を示す。このことは、たて糸1がぴん
と張られていてかつたて糸をその中間位置に対して変位
させるために上方にまたは下方へ引っ張らなければなら
ないことに対応する。
【0028】実際には、通糸4の柔軟な性質を考慮する
と、モータ6はヘルド3を位置X1に向かって押すこと
ができない。その結果、たて糸が通るがフレーム9にば
ね8により連結されていないヘルドにモータにより及ぼ
される作用力E′は図4に表された分布を有する。図4
において、E′1 とE′2 がその末端の値を示し、位置
1 に到達していない。その結果、値E′1 が 中間位
置X0 に一致する。
【0029】たて糸1が、ばね8に連結されたヘルド3
のメール2を通るときに、対応するモータ6が及ぼさな
ければならない作用力E″は、通糸4が常時牽引を受け
るので、作用力EとE′0 の重畳である。この作用力
E″は図5に表された形状を有する。それは2つの末端
値E″1 とE″2 の間を変化し、これらの2つの末端値
は、実際には、慣性、摩擦およびまたは振動作用力を考
慮しないで、一方では値E1 とE′01の和でありかつ他
方ではE2 とE′02の和である。
【0030】本発明の方法は次のように実施される。
【0031】第一段階101の間、各モータ6は、モー
タがその通常のストロークの末端位置の間を駆動するヘ
ルド3を変位させるために作用されるが、このことはた
て糸に加わる張力を除くことによって行われるかまたは
たて糸1がメール2の中に導入される前に処理すること
により行われる。各モータ6が作動されている間、この
モータにより及ぼされる作用力Eの値が決定される。特
に、値E1 とE2 が決定され、これらの値はそれから引
き続く段階102の間記憶され、E1 とE2 の値がユニ
ット10と関連したメモリ20に伝送される。そのと
き、メール2の中へ導入されたたて糸1は、たて糸が織
成中示す張力を表す張力が与えられる。
【0032】メール2がそれらの末端位置X1 とX2
間を変位するとともに、たて糸が通常、段階103で、
織成中の通常の作用力E″および対応する末端の値E″
1 とE″2 を決定するように引き伸ばされる。引き続く
段階104の間で、E″1 とE″2 の値がメモリ20に
記憶される。
【0033】値E″1 とE″2 から、通常の作用力の値
の範囲が例えばこれらの値の周りで、プラスまたはマイ
ナス5%内に決定され、その場合にこの範囲はE″1
5%およびE″1 +5%またはE″2 −5%およびE″
2 +5%の値により限定される。この点において、値
E″1 とE″2 は通常の作動範囲の限界を表すしきい値
である。
【0034】メモリ20に記憶されたこれらの値から、
E′01と値とE′02の値およびもっと一般的に、作用力
E′0 の分布と強さが段階105で引き算により決定で
きる。問題のたて糸の仮定した張力に応じて、このよう
に決定されたE′0 の値を基準値E0refと比較すること
ができ、かつ作業者は、たて糸の強すぎるかまたは弱す
ぎる張力に相当する、著しい差異がある場合には、警告
することができる。その場合には、異常信号Σ0 が発生
して、スクリーン21に表示され、アクチュエータおよ
びまたは問題のヘルドを識別し、それによって監視すべ
きたて糸の位置を突き止めることが容易になる。
【0035】E′0 の値からおよび特にE′01の値と
E′02の値から、E′,E′1 およびE′2 の値を段階
105′の間で計算し、そして段階106′の間でメモ
リ20に記憶することができる。
【0036】すべての前述した操作は織成運転が実際上
始まる前に実施される。織成中および好ましくはピック
の運動毎に、段階107で、ヘルドをその上死点に向か
ってまたはその下死点に向かって変位させる各モータ6
により有効に及ぼされる作用力Kが決定される。末端位
置X1 にまたは末端位置X2 に対応する作用力Kの末端
の値K1 またはK2 が、各モータ6の電気的供給パラメ
ータのお蔭で決定される。ヘルド3に対して与えられた
変位の方向に依存して、そのとき値K1 またはK2 が通
常の作用力のために記憶された値、すなわちメール2が
位置X1 に到達するように対応するヘルド3が変位され
る場合の値E″1 と比較されるか、またはメール2が位
置X2 に向かって変位される場合の値E″2 と比較され
る。織機が正常に運転されているときに、末端値K1
たはK2 は実質的にE″1 またはE″2 に等しくなけれ
ばならない。モータ6毎のこれらの値の比較は段階10
8の間、ユニット10の比較器10aで行われる。
【0037】比較の結果が正である場合には、すなわち
操作作用力K1 またはK2 の値と記憶された値E″1
たはE″2 との間の差異が小さい場合、例えばE″1
たはE″2 の5%より小さい場合には、作用力KがE″
1 ±5%, E″2 ±5%により定義された、通常の作
用力の範囲にあり、かつ織機が正しく運転されていて、
段階107がピックの次の通過のために再開始されると
考えられる。
【0038】反対の場合には、異常信号S2 が発生し
て、織機がユニット10により止められ、このユニット
10は相応するメッセージをスクリーン21に表示す
る。このメッセージは、異常な動作が検知されたモータ
6を識別し、その結果として、作業者は織機のどの部分
に自分の確認を集中しなければならないかを知ることが
できる。実際に、スクリュー21に表示されたメッセー
ジはどのたて糸1が原因であるかを指示する。なぜな
ら、ユニット10は各モータと関連した各たて糸の基準
を記憶しているからである。
【0039】加えて、問題のたて糸の位置を突き止める
のを容易にするために、異常状況が検知されたサーボモ
ータ6が、段階109の間、ユニット10によりヘルド
3を隣接するヘルドに対して上方にまたは下方にずらさ
れた位置にもたらすように制御される。例えば、ヘルド
3を上死点の位置に向かって変位させるとともに、他方
のアクチュエータが全ての他のヘルドを下死点の位置に
もたらすように制御され、それによりたて糸で下方のラ
ップを形成することができ、その下方のラップから問題
が検知されたレベルにあるたて糸が、正常に出現する。
【0040】変形実施例によれば、異常状況が検出され
たたて糸を除いて、全てのたて糸を固定することがで
き、その場合にこのモータ6は、モータが駆動するヘル
ド3の下方振幅の垂直な振動運動を発生させるために制
御され、そのような運動には作業者が容易に注意を集中
する。
【0041】有利には、しかし必ずしも必要ではない
が、異常動作に対応するモータについて指示された値K
を、値E1 およびE2 と比較することを続けることもで
きる。もし段階110の間でなされたこの比較が、Kの
値K1 またはK2 が変位の方向に依存して値E1 または
2 のうちの一方に実質的に等しいことを示す場合に
は、通糸4、ヘルド3、ロッド7およびばね8が、段階
101の間に出会った配置と同様な配置にある、すなわ
ちたて糸がメール2にゼロまたは無視できる作用力を及
ぼし、そのためたて糸が破損されるという結論になるこ
とを指摘することができる。その場合には、対応するい
わゆる「たて糸破損」信号S3 がユニット10により発
生して、対応するメッセージがスクリーン21に表示さ
れる。
【0042】反対の場合には、Kの値K1 またはK2
引き続く段階111で、以前に記憶されたE′1 とE′
2 の値と比較される。もしK1 またはK2 がE′1
E′2に実質的に等しい場合には、ヘルド3はこれと関
連したばね8からどんな作用力も受けないということを
指摘できる。そのとき、このばねは欠陥のあるものとし
て、すなわち対応するヘルド3またはフレーム9から分
離されたものとして優先的に考えることができる。
【0043】その場合に、いわゆる「戻し手段破損」信
号S4 が発生して、ユニット10がスクリーン21に、
対応するメッセージを表示する。
【0044】反対の場合には、追加の確認が段階112
の間行われ、そこでは段階107の間で決定された作用
力の値K1 またはK 2が0と比較される。もしこの値が
0に実質的に等しい場合には、問題のモータ6が、モー
タが通常関連している通糸4に作用力を及ぼさないこと
を指摘でき、それによりモータ6とヘルド3の間のリン
クが例えばプーリー5のレベルで中断されているという
結論になる。そのとき、いわゆる「リンクの破損」信号
5 がユニット10により発生し、このユニットがスク
リーン21上に対応するメッセージを表示する。
【0045】反対の場合には、異常の原因が自動的に検
知されず、ユニット10がスクリーン21上に表示され
たメッセージS6 を発生し、それにより作業者にこの事
態が知らされる。
【0046】通常の作用力を表す値E″1 とE″ 2に対
して操作作用力Kを表す値K1 とK 2 の比較の段階10
8の間で補正係数を適用することができるが、その適用
は、これらの値の間の差異が使用された織成の種類およ
びまたは糸の種類に依存することができる限りにおいて
である。例えば、K1 またはK2 の値およびE″1
E″ 2の値が異なっていると考えられるしきい値は、綿
布を織成する場合に20%におよびシルクの物品を織成
する場合に5%に設定することができる。その点では、
比較された値が著しく相違する場合にのみ信号S2 が発
生する。換言すれば、使用されるしきい値は使用される
織成および糸の種類に依存する。
【0047】同様なアプローチを段階110、111お
よび112についても適用することができるが、そこで
は指示されるべき比較された値の間の著しい差異だけに
ついて補正係数の比較も行われる。
【0048】加えて、特に2つの隣接する糸をキャッチ
することによりまたは振動により発生され得る瞬間的な
振動を平滑化するためにユニット10により決定される
電流消費の値を濾過することは有利であるが、非常に短
い持続期間のそのような変化は操作作用力Kの決定に考
慮されない。
【0049】その方法がモータ6毎に実施されるという
ことにより、織機にヒ口を形成することについて組織的
な確認ができる。織機の運転中、段階107と108を
繰り返すことにより、最後には確認を維持することがで
きる。
【0050】本発明の方法によれば、ドロップワイヤた
て糸停止装置と伝導バーなしでおよび糸通し作業なしで
済ますことができるとともに、異常が検知されたたて糸
の迅速なかつ正確な識別が可能である。
【0051】方法の段階101、102、105から1
06′までおよび109から112までは随意でありか
つ互いに無関係に実施することができる。但し、段階1
10と111がそれぞれ段階101と102または10
5から106′までの実施を必要とする点を除く。
【0052】本発明は、ブラシのない型のロータリモー
タにより構成された電気的アクチュエータでもって得ら
れた。しかしながら、本発明は、電気的アクチュエータ
が発生する作用力を決定できるどんな他の種類の電気的
アクチュエータにも適用でき、特に決定された作用力が
カプルではなく牽引作用力であるリニアモータに、およ
び非同期モータに適用できる。作用力は、各アクチュエ
ータの、実際のまたは設定された電気的パラメータを測
定することにより決定される。
【0053】本発明は、単独のヘルドに接続された単独
の通糸それ自体に接続されたモータ6で示された。共通
の通糸の下端で群れにされた複数の通糸により複数のヘ
ルドを制御するモータでも適用できることは自明であ
る。
【0054】変形実施例では、本発明の方法は、特に通
糸の長さ、ヒ口の寸法または糸とばねの機械的特性に関
して、織機の実際の配置を考慮に入れることができる運
動学的な学習の段階を含んでもよい。これによって、こ
の運動学的な学習のあとの、適当な算数処理の主題を形
成する運動学的な作用力の値を得ることができる。
【0055】なされた比較に応じて、ユニット10によ
り発生された信号S2 からS5 までの精度を考慮する
と、本発明により、多軸ロボットのようなオートマット
を用いてヒ口の自動化された修理を企画することができ
る。
【0056】本発明を、末端の値E1 ,E2 ,E′1,
E′2 ,E″1 およびE″2 のみを記憶しおよびまたは
比較しながら述べて来た。もちろん、メモリ20のサイ
ズおよび利用できる計算動力に応じて、各作用力を表す
いっそう多くの値を使用することができる。特に、作用
力の瞬間的な値は、注目すべき箇所で、織機の一回転で
または複数の回転で集められた値の集合の算数処理から
結果として生ずる平均値または他のどんな値でも使用す
ることができる。そのとき、表示するしきい値は決定さ
れた値に応じて計算される。変形実施例では、種々の使
用配置で織成作用力の実際の通常値を示しかつこれらの
値の「包絡線」を作ることができ、その場合に前記のし
きい値は各箇所でこれらの包絡線の値に一致しており、
これらの包絡線の値に補正係数が加算されるかまたは前
記包絡線の値から補正係数が引き算される。
【0057】本発明を戻しばね8を用いて述べて来た。
しかしながら、本発明は、ヨーロッパ特許公開第 0 860
528号に開示された空気圧装置のような他の種類の戻し
手段と共に適用可能であり、またはフランス特許公開第
2 772 796号の図6と8の実施例の公知の装置における
ようにそのような手段のないときに適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による織機の原理を概略的に示す。
【図2】たて糸がアクチュエータにより駆動されるヘル
ドに係合していないときに図1の織機のアクチュエータ
により及ぼされる作用力の原理を概略的に示す。
【図3】たて糸が関連しているヘルドにたて糸により及
ぼされる通常の作用力の原理を示す。
【図4】たて糸が関連しているヘルドが戻しばねにより
織機のフレームに連結されていないときの、図2と同様
な図である。
【図5】織機が正常に運転されているときの図2と同様
な図である。
【図6】本発明の方法のブロックダイアグラムである。
【符号の説明】
1 たて糸 3 ヘルド 4 通糸 6 電気的アクチュエータ 10 論理ユニット

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 織機のたて糸(1) の位置を制御するヘル
    ド(3) を変位させるための電気的アクチュエータ(6) を
    備えた、ジャカード式織機におけるヒ口の形成の異常を
    検知するための方法において、 -ヘルドの通常のストロークの2つの位置(X1,X2) の間
    で、通常のぴんと張られたたて糸(1) に連結された少な
    くとも1つのヘルド(3) を変位させるために少なくとも
    1本の通糸(4) に少なくとも1つのアクチュエータ(6)
    により及ぼされるいわゆる「通常の織成作用力」(E″)
    を決定し(103) 、 -この通常の作用力から、通常の織成作用力の値の範囲
    の限界を表す少なくとも1つのしきい値(E″1,E ″2)を
    決定し(104) 、 -織機の運転中、前記アクチュエータにより前記通糸に
    及ぼされるいわゆる「操作作用力」(K) を決定し(107)
    、 -前記操作作用力(K) を表す少なくとも1つの値(K1,K2)
    をしきい値(E″1,E ″ 2)と比較し(108) 、 -操作作用力を表す値が前記範囲の外側にあるときに、
    第一のいわゆる「異常信号」(S2)を発生させることを特
    徴とする方法。
  2. 【請求項2】 さらに、 -ヘルドの通常のストロークの2つの位置(x1,x2) の間
    でたて糸(1) により影響されないヘルド(3) を変位させ
    るために少なくとも1つの通糸(4) にアクチュエータ
    (6) により及ぼされるいわゆる「無負荷作用力」(E) を
    決定し(101) 、 -前記アクチュエータについて、前記無負荷作用力を表
    す値(E1,E2) を記憶し(102) 、 -異常信号(S2)が発生したときに、前記操作作用力を表
    す前記値(K1,K2) を、前記無負荷作用力(E) を表す記憶
    された値((E1,E2)と比較し(110) 、 -比較された表示する値(K1,K2,E1,E2) が実質的に同一
    であるときに、第二の、いわゆる「たて糸破損信号」(S
    3)を発生させることを特徴とする請求項1に記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 さらに、 -ヘルドのストロークの2つの位置(X1,X2) の間で、通
    常ぴんと張られていてかつ弾性的な戻し手段(8) に連結
    されてないたて糸(1) に連結されたヘルド(3) を変位さ
    せるために少なくとも1本の通糸(4) に前記アクチュエ
    ータ(6) により及ぼされるいわゆる「無負荷作用力」を
    決定し(105′) 、 -前記アクチュエータについて、前記無負荷作用力を表
    す値(E′1,E ′2)を記憶し(106′) 、 -前記異常信号が発生したときに、前記操作作用力(K)
    を表す前記値(K1,K2) を、前記無負荷作用力(E) を表す
    記憶された値(E′1,E ′2)と比較し(111) 、そして -比較された表示する値(K1,K2,E′1,E ′2)が実質的に
    同一であるときに第三のいわゆる「弾性的な戻し手段破
    損信号」(S4)を発生させることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記操作作用力(K) を表す値(K1,K2) が
    実質的にゼロであるときに第四のいわゆる「連結破損信
    号」(S5)を発生させることを特徴とする請求項1から3
    までのうちのいずれか一つに記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記アクチュエータにより駆動されるそ
    のヘルドまたは各ヘルド(3) を区別させるように異常信
    号(S2)が発生されたアクチュエータ(6) を活動化させる
    (109) ことを特徴とする請求項1から4までのうちのい
    ずれか一つに記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記アクチュエータにより駆動されるそ
    のヘルドまたは各ヘルド(3) を、他方のヘルドの位置に
    関して目に見えてずらされた位置に向かって変位させる
    ことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 他方のヘルドが固定されている間、前記
    アクチュエータ(6)により駆動されるそのヘルドまたは
    各ヘルド(3) に振動運動を与えることを特徴とする請求
    項5に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記アクチュエータ(6) の少なくとも1
    つの電気的供給パラメータを測定することにより前記作
    用力(E,E′,E″,K) を決定することを特徴とする請求項
    1から7までのうちのいずれか一つに記載の方法。
  9. 【請求項9】 織機の運転中前記織機の各アクチュエー
    タ(6) について前記作用力(E,E′,E″,K) を繰り返し決
    定し、記憶しそして比較することを特徴とする請求項1
    から8までのうちのいずれか一つに記載の方法。
  10. 【請求項10】 ヘルド(3) にたて糸(1) により及ぼさ
    れる作用力(E′0,E′01,E′02) の値を決定し、そして
    この作用力の値が基準値(E0ref) と実質的に異なるとき
    に異常信号( Σ0)を発生させることを特徴とする請求項
    1から9までのうちのいずれか一つに記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記織機のたて糸(1) の位置を制御す
    るヘルド(3) の変位用電気的アクチュエータ(6) を備え
    たジャカード式織機におけるヒ口の形成の異常を検知す
    るための装置において、 -ヘルドのストロークの2つの位置(X1,X2) の間で少な
    くとも1つのヘルドを所定の条件下で変位させるために
    少なくとも1本の通糸(4) に少なくとも1つのアクチュ
    エータにより及ぼされる少なくとも1つの基準作用力
    (E,E′,E″) を決定するための手段(10)と、 -前記基準作用力の特性を示す値(E1,E2,E′1,E ′2,E
    1,E ″2)を記憶するようになっているメモリ(20)
    と、 -前記織機の運転中前記通糸に前記アクチュエータによ
    り及ぼされるいわゆる「操作作用力」(K) を決定するた
    めの手段(10)と、 -前記操作作用力の特性を示す値(K1,K2) と、前記基準
    作用力の特性を示す記憶された値(E1,E2,E′1,E ′2,E
    1,E ″2)から確立されたしきい値とを比較するため
    の手段(10a) と、および -前記比較手段(10a) により供給される結果のお蔭で前
    記操作作用力の異常値(K 1,k2) を識別するようになって
    いる論理ユニット(10)とを備えた装置。
  12. 【請求項12】 前記論理ユニット(10)が異常値を検知
    したアクチュエータ(6) により駆動されるそのヘルドま
    たは各ヘルド(3) の基準およびまたは位置を変位させる
    ための手段(21)を備えたことを特徴とする請求項11に
    記載の装置。
  13. 【請求項13】 請求項11または12の一方による検
    出装置(10,20,21)を備えたジャカード式織機。
JP2001143064A 2000-05-15 2001-05-14 ジャカード式織機のヒ口の異常を検知するための方法 Expired - Lifetime JP4878696B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR0006164A FR2808812B1 (fr) 2000-05-15 2000-05-15 Procede et dispositif de detection d'anomalie dans la foule d'un metier jacquard
FR0006164 2000-05-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001355154A true JP2001355154A (ja) 2001-12-26
JP4878696B2 JP4878696B2 (ja) 2012-02-15

Family

ID=8850229

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001143064A Expired - Lifetime JP4878696B2 (ja) 2000-05-15 2001-05-14 ジャカード式織機のヒ口の異常を検知するための方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US6357486B2 (ja)
EP (1) EP1160365B1 (ja)
JP (1) JP4878696B2 (ja)
CN (1) CN1219923C (ja)
AT (1) ATE280254T1 (ja)
DE (1) DE60106518T2 (ja)
ES (1) ES2230253T3 (ja)
FR (1) FR2808812B1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010138503A (ja) * 2008-12-10 2010-06-24 Toyota Industries Corp 織機における経糸切断検出装置
CN103060988A (zh) * 2012-12-14 2013-04-24 常熟市常新纺织器材有限公司 停经架的断经显示控制装置
JP2019523834A (ja) * 2016-05-16 2019-08-29 ジョージア テック リサーチ コーポレイション 織布複合材料の連続的な製造のためのシステムおよび方法

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITMI20040086A1 (it) * 2004-01-22 2004-04-22 Fimtextile Spa Sistema elettronico di controllo del disegno di tessuti in telai di tessitura a ratiera
FR2865741B1 (fr) * 2004-01-29 2006-03-17 Staubli Sa Ets Dispositif de formation de la foule, metier a tisser equipe d'un tel dispositif et procede mis en oeuvre avec un tel dispositif
BE1016669A3 (nl) * 2005-07-05 2007-04-03 Wiele Michel Van De Nv Inrichting voor het aandrijven van een weefraam in een weefmachine, en een weefmachine voorzien van een of meerdere dergelijke inrichtingen.
BE1016943A6 (nl) * 2006-01-13 2007-10-02 Wiele Michel Van De Nv Werkwijze voor het vermijden van mengcontouren in poolweefsels.
FR2902444B1 (fr) * 2006-06-16 2008-08-29 Staubli Faverges Sca Dispositif de formation de la foule de type jacquard, metier a tisser equipe d'un tel dispositif et procede de formation de la foule sur un tel metier
FR2914321B1 (fr) * 2007-03-30 2009-05-08 Staubli Faverges Sca Metier a tisser et procede de tissage de velours epingle simple nappe
IT1391729B1 (it) * 2008-11-26 2012-01-27 Santoni & C Spa Barra guidafilo jacquard per macchine tessili per maglieria in catena
IT1391730B1 (it) * 2008-11-26 2012-01-27 Santoni & C Spa Dispositivo di connessione per attuatori piezoelettrici di barre jacquard di macchine tessili
IT1391728B1 (it) * 2008-11-26 2012-01-27 Santoni & C Spa Attuatore piezoelettrico per barre guidafilo jacquard di macchine tessili
DE102011080629A1 (de) * 2011-08-08 2013-02-14 Lindauer Dornier Gesellschaft Mit Beschränkter Haftung Verfahren und Webmaschine mit einer Vorrichtung zum Überwachen einer Fadenüberspannung
CN103233314B (zh) * 2013-04-28 2014-06-25 浙江理工大学 一种多臂机的控制与检测装置
FR3041662B1 (fr) * 2015-09-29 2018-05-11 Staubli Lyon Systeme de controle d'une mecanique jacquard, mecanique jacquard et metier a tisser equipes d'un tel systeme
CN106702565B (zh) * 2016-12-09 2017-12-19 江苏宋和宋智能科技有限公司 一种纺机用电子综丝提花装置
CN107083601B (zh) * 2017-03-09 2018-05-25 董佶悦 一种电子提花机机械运行状态检测及分析方法
CN106987960B (zh) * 2017-03-09 2018-05-25 董佶悦 一种电子提花机负载分析方法
EP3615719A4 (en) * 2017-04-28 2020-12-30 Unspun, Inc. SYSTEMS AND PROCESSES FOR CREATING TOPOGRAPHIC WOVEN FABRIC
CN108754794B (zh) * 2018-07-03 2023-10-24 吴江万工机电设备有限公司 一种纺织机械用转筒及其应用
JP2020196972A (ja) * 2019-06-03 2020-12-10 株式会社豊田自動織機 織機の開口不良検知装置
FR3097565B1 (fr) * 2019-06-19 2022-08-12 Staubli Sa Ets Machine textile, métier à tisser comportant une telle machine textile et procédés associés
BE1027384B1 (nl) * 2019-06-20 2021-01-28 Vandewiele Nv Gaapvormingsinrichting

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE1000899A4 (nl) * 1987-09-02 1989-05-09 Picanol Nv Werkwijze voor het kontroleren van kettingbreuken bij weefmachines, en inrichting die deze werkwijze toepast.
GB8817765D0 (en) * 1988-07-26 1988-09-01 Palmer R L Loom control
FR2724948B1 (fr) * 1994-09-27 1996-12-27 Staubli Sa Ets Mecanisme jacquard du type a courroies
JP3840754B2 (ja) * 1997-08-04 2006-11-01 株式会社豊田自動織機 織機の開口装置の開口異常検出方法および装置
FR2772791B1 (fr) * 1997-12-24 2000-01-28 Staubli Sa Ets Actionneur rotatif electrique pour la formation de la foule sur un metier a tisser, mecanique d'armure et metier a tisser
FR2772796B1 (fr) 1997-12-24 2000-01-28 Staubli Sa Ets Procede de montage d'un element funiculaire, dispositif de formation de la foule et metier a tisser
JP3321412B2 (ja) * 1998-05-11 2002-09-03 津田駒工業株式会社 イージング方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010138503A (ja) * 2008-12-10 2010-06-24 Toyota Industries Corp 織機における経糸切断検出装置
CN103060988A (zh) * 2012-12-14 2013-04-24 常熟市常新纺织器材有限公司 停经架的断经显示控制装置
JP2019523834A (ja) * 2016-05-16 2019-08-29 ジョージア テック リサーチ コーポレイション 織布複合材料の連続的な製造のためのシステムおよび方法
JP7106457B2 (ja) 2016-05-16 2022-07-26 ジョージア テック リサーチ コーポレイション 織布複合材料の連続的な製造のためのシステムおよび方法
US11473223B2 (en) 2016-05-16 2022-10-18 Georgia Tech Research Corporation Systems and methods for continuous fabrication of woven composite materials

Also Published As

Publication number Publication date
JP4878696B2 (ja) 2012-02-15
DE60106518D1 (de) 2004-11-25
CN1333394A (zh) 2002-01-30
FR2808812A1 (fr) 2001-11-16
ES2230253T3 (es) 2005-05-01
US20010039975A1 (en) 2001-11-15
EP1160365A1 (fr) 2001-12-05
DE60106518T2 (de) 2005-12-01
EP1160365B1 (fr) 2004-10-20
US6357486B2 (en) 2002-03-19
ATE280254T1 (de) 2004-11-15
CN1219923C (zh) 2005-09-21
FR2808812B1 (fr) 2002-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001355154A (ja) ジャカード式織機のヒ口の異常を検知するための方法と装置
JPH062247A (ja) 空気ノズル式織機において特に節無し織物を製造する方法および装置
EP1396562B1 (en) Method of displaying content of defective weaving of a loom and display unit for displaying content of defective weaving of the loom
EP1247886B1 (en) Method and apparatus for driving a loom
US4781224A (en) Loom equipped with weft picking control system
US4911207A (en) Method for monitoring warp breaks on weaving machines, and a device which uses this method
JP5106972B2 (ja) 織機の稼動情報表示方法
KR20060047173A (ko) 직기의 표시 방법 및 직기의 표시 장치
EP1382727B1 (en) Apparatus for preventing accidental operation of loom
EP0333262A1 (en) Airjet weaving machine with an improved weft thread supply
JP3402552B2 (ja) 織機の稼働情報表示方法
JP6593260B2 (ja) 織機の開口装置におけるベアリングの管理方法及び管理装置
Seyam et al. Warp break detection in jacquard weaving using micro-electro-mechanical systems: effect of yarn type
JPH059838A (ja) ジエツトルームにおける製織方法
JP2784152B2 (ja) 織機の機械的稼動状態監視装置
JPH01207442A (ja) 無杼織機の保全管理方法
JP2718056B2 (ja) 織機における織段発生防止方法
JP2787385B2 (ja) 織機の詳細な停止原因判別方法
JP2003278053A (ja) 織機の運転制御方法及び装置
JP2827012B2 (ja) 織機回転数の最適制御方法
Lee et al. Warp breaks detection in Jacquard weaving using MEMS: Effect of weave on break signals
KR20230063922A (ko) 직기 장치 및 직기 장치의 제어방법
US577077A (en) Chusetts
Seyam et al. Prevention of warp breaks in Jacquard weaving
JPH09195146A (ja) 織機の再起動方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080306

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110201

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110428

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110509

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110531

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110603

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110630

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111101

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4878696

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141209

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term