JP2784152B2 - 織機の機械的稼動状態監視装置 - Google Patents
織機の機械的稼動状態監視装置Info
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- JP2784152B2 JP2784152B2 JP6271093A JP27109394A JP2784152B2 JP 2784152 B2 JP2784152 B2 JP 2784152B2 JP 6271093 A JP6271093 A JP 6271093A JP 27109394 A JP27109394 A JP 27109394A JP 2784152 B2 JP2784152 B2 JP 2784152B2
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- tension
- cloth
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は織機の機械的稼動状態監
視装置に関する。
視装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】織機は、一般に、主軸の回転に同期して
経糸の上糸と下糸とを交互に入れ替えて経糸の開口部を
繰り返して形成しながら経糸の開口部に緯糸を緯入れし
て筬で打ち込むことにより布を織上げている。この織機
は、水流により緯糸を経糸の開口部に緯入れする水噴射
方式と、空気流により緯糸を経糸の開口部に緯入れする
空気噴射方式がある。
経糸の上糸と下糸とを交互に入れ替えて経糸の開口部を
繰り返して形成しながら経糸の開口部に緯糸を緯入れし
て筬で打ち込むことにより布を織上げている。この織機
は、水流により緯糸を経糸の開口部に緯入れする水噴射
方式と、空気流により緯糸を経糸の開口部に緯入れする
空気噴射方式がある。
【０００３】また、織機は主軸等の機械段や緯糸の緯入
れが異常になった場合には、布を正常に織ることができ
なくなり、例えば送り出しや巻き取り糸等が異常になっ
た場合には布に異常な横縞が発生し、緯糸の緯入れ不良
が発生した場合には、機械段が発生し織布の品質が落ち
てしまったりする。そこで、従来は、人間が機械段を目
視で調べ、緯糸の緯入れ不良を緯糸検知装置により検知
している。また、総合的に織機全体の稼動状況を検出す
る手段も存在しない。
れが異常になった場合には、布を正常に織ることができ
なくなり、例えば送り出しや巻き取り糸等が異常になっ
た場合には布に異常な横縞が発生し、緯糸の緯入れ不良
が発生した場合には、機械段が発生し織布の品質が落ち
てしまったりする。そこで、従来は、人間が機械段を目
視で調べ、緯糸の緯入れ不良を緯糸検知装置により検知
している。また、総合的に織機全体の稼動状況を検出す
る手段も存在しない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の織機では、
人間が機械段を目視で調べるので、人手が多くかかる。
また、緯糸の緯入れ不良を緯糸検知装置により検知する
ので、緯糸の緯入れ不良検知に複雑で高価な緯糸検知装
置が必要となる。
人間が機械段を目視で調べるので、人手が多くかかる。
また、緯糸の緯入れ不良を緯糸検知装置により検知する
ので、緯糸の緯入れ不良検知に複雑で高価な緯糸検知装
置が必要となる。
【０００５】本発明は、織機の異常を検知できて人手を
削減することができ、かつ、構成が簡単で安価に実現で
きる織機の機械的稼動状態監視装置を提供することを目
的とする。
削減することができ、かつ、構成が簡単で安価に実現で
きる織機の機械的稼動状態監視装置を提供することを目
的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、請求項１に記載の発明は、所定の張力を有す
る経糸を交互に入れ替えて経糸の開口部を繰り返して形
成しながらこの経糸の開口部に緯糸を緯入れして筬で打
ち込むことにより布を織上げる織機において、織機の織
前部の両端に設けられたテンプル内に備えられ、前記布
の両端部における張力変動による機械的振動を検知する
張力検知手段と、両張力検知手段から出力される出力信
号波形を比較する機械的稼動状態判断手段を設け、両信
号が一致しない場合は織機を停止させることを特徴とす
るものである。
するため、請求項１に記載の発明は、所定の張力を有す
る経糸を交互に入れ替えて経糸の開口部を繰り返して形
成しながらこの経糸の開口部に緯糸を緯入れして筬で打
ち込むことにより布を織上げる織機において、織機の織
前部の両端に設けられたテンプル内に備えられ、前記布
の両端部における張力変動による機械的振動を検知する
張力検知手段と、両張力検知手段から出力される出力信
号波形を比較する機械的稼動状態判断手段を設け、両信
号が一致しない場合は織機を停止させることを特徴とす
るものである。
【０００７】請求項２に記載の発明は、請求項１記載の
織機の機械的稼動状態監視装置において、両張力検知手
段から出力される出力信号波形が一致する場合に、予め
メモリに格納している織機の正常稼動時における張力信
号と比較し、両者が一致しない場合は織機を停止させる
ことを特徴とするものである。
織機の機械的稼動状態監視装置において、両張力検知手
段から出力される出力信号波形が一致する場合に、予め
メモリに格納している織機の正常稼動時における張力信
号と比較し、両者が一致しない場合は織機を停止させる
ことを特徴とするものである。
【０００８】〔作用〕 請求項１に記載の発明は、織機の両端の織前部の両端に
設けられたテンプルに備えられた張力検知手段により機
械的振動を検知して各検知手段より出力される出力波形
信号を比較することにより、簡単な手段により緯入れ不
良等の織機の機械的稼動状態を判断することができる。
設けられたテンプルに備えられた張力検知手段により機
械的振動を検知して各検知手段より出力される出力波形
信号を比較することにより、簡単な手段により緯入れ不
良等の織機の機械的稼動状態を判断することができる。
【０００９】請求項２記載の発明は、両張力検知手段か
ら出力される出力信号波形が一致する場合に、予めメモ
リに格納している織機の正常稼動時における張力信号と
比較し、両者が一致しない場合は織機を停止させるよう
に構成したので、織機の稼動状態をより正確に検知する
ことができる。
ら出力される出力信号波形が一致する場合に、予めメモ
リに格納している織機の正常稼動時における張力信号と
比較し、両者が一致しない場合は織機を停止させるよう
に構成したので、織機の稼動状態をより正確に検知する
ことができる。
【００１０】
【実施例】図１、図２は本発明の第１実施例を示す。図
において、織機の経糸１１の上糸と下糸とを交互に入れ
替えて経糸１１の開口部を繰り返して形成しながら、緯
糸１２をノズル１３から水流もしくは空気流で噴射して
経糸１１の開口部に緯入れし、筬１４で緯糸１２を打ち
込むことにより布１５を織上げる。この動作は織機にお
ける主軸の回転に同期して行われ、経糸１１が経糸送り
出し装置から織機における主軸の回転に同期して送り出
されると共に布１５が布巻き取り装置により織機におけ
る主軸の回転に同期して巻き取られることで経糸１１が
所定の張力を有する。
において、織機の経糸１１の上糸と下糸とを交互に入れ
替えて経糸１１の開口部を繰り返して形成しながら、緯
糸１２をノズル１３から水流もしくは空気流で噴射して
経糸１１の開口部に緯入れし、筬１４で緯糸１２を打ち
込むことにより布１５を織上げる。この動作は織機にお
ける主軸の回転に同期して行われ、経糸１１が経糸送り
出し装置から織機における主軸の回転に同期して送り出
されると共に布１５が布巻き取り装置により織機におけ
る主軸の回転に同期して巻き取られることで経糸１１が
所定の張力を有する。
【００１１】織機には布１５の織前に近い両端側部分に
テンプル（布１５の織前幅を筬１４の経糸１１通し幅に
合わせる機構）が設けられている。図３〜図５は織機の
一端側に設けられたテンプル２３，２４を示す斜視図及
び一部切欠側面図及び正面図であり、図６はその一部を
示す平面図である。テンプル２３の一端部はテンプルブ
ラケット２５の支持腕２６にゴムからなる弾性体２８及
びコマからなる可動部材２９を介してネジ３１により微
動可能に取り付けられ、テンプル２３の他端部はコマ２
９を介してネジ３０により固着される。
テンプル（布１５の織前幅を筬１４の経糸１１通し幅に
合わせる機構）が設けられている。図３〜図５は織機の
一端側に設けられたテンプル２３，２４を示す斜視図及
び一部切欠側面図及び正面図であり、図６はその一部を
示す平面図である。テンプル２３の一端部はテンプルブ
ラケット２５の支持腕２６にゴムからなる弾性体２８及
びコマからなる可動部材２９を介してネジ３１により微
動可能に取り付けられ、テンプル２３の他端部はコマ２
９を介してネジ３０により固着される。
【００１２】テンプル２３，２４の頭部分にはリング３
２，３３が回転自在に取り付けられ、このリング３２，
３３は多数の針３４が突出している。テンプル２３の下
側には断面コ字形のテンプルカバーからなる案内部材３
５が配置される。布１５は、織前の近くでテンプルカバ
ー３５の上端及びテンプルブラケット２５の案内部２５
ａを経て布巻き取り装置により巻き取られるが、テンプ
ル２３によりテンプルカバー３５内で下方へ押圧され、
テンプルカバー３５とテンプルブラケット２５の案内部
２５ａとの間でテンプル２４により下方へ押圧される。
２，３３が回転自在に取り付けられ、このリング３２，
３３は多数の針３４が突出している。テンプル２３の下
側には断面コ字形のテンプルカバーからなる案内部材３
５が配置される。布１５は、織前の近くでテンプルカバ
ー３５の上端及びテンプルブラケット２５の案内部２５
ａを経て布巻き取り装置により巻き取られるが、テンプ
ル２３によりテンプルカバー３５内で下方へ押圧され、
テンプルカバー３５とテンプルブラケット２５の案内部
２５ａとの間でテンプル２４により下方へ押圧される。
【００１３】リング３２，３３は、布１５の端部付近で
布１５に押圧されて針３４が布１５に刺さり、布１５の
巻き取りによる移動で回動して針３４が布１５を外側へ
引っ張ることにより、布１５の織前幅が筬１４の経糸１
１通し幅に合わせられる。コマ２９は中央部下側に凹部
が形成され、この凹部に張力センサ１６，１７が設けら
れる。張力センサ１６，１７には例えば歪ゲージが用い
られる。テンプル２３は一端部がテンプルブラケット２
５の支持腕２６にゴムからなる弾性体２８及びコマ２９
を介してネジ３１により微動可能に取り付けられて他端
部がコマ２９を介してネジ３０により固着されているか
ら、テンプル２３の一端部が布１５の張力に応じて上下
方向に変形すると、これに伴ってコマ２９の一端部が上
下方向に変形して歪ゲージ１６がその圧力を受けて、布
１５の張力変化を検知する。また、布１５の他端側にも
前記同様の圧力検出手段があり、歪ゲージ１７がその圧
力を受けて布１５の張力を検知する。
布１５に押圧されて針３４が布１５に刺さり、布１５の
巻き取りによる移動で回動して針３４が布１５を外側へ
引っ張ることにより、布１５の織前幅が筬１４の経糸１
１通し幅に合わせられる。コマ２９は中央部下側に凹部
が形成され、この凹部に張力センサ１６，１７が設けら
れる。張力センサ１６，１７には例えば歪ゲージが用い
られる。テンプル２３は一端部がテンプルブラケット２
５の支持腕２６にゴムからなる弾性体２８及びコマ２９
を介してネジ３１により微動可能に取り付けられて他端
部がコマ２９を介してネジ３０により固着されているか
ら、テンプル２３の一端部が布１５の張力に応じて上下
方向に変形すると、これに伴ってコマ２９の一端部が上
下方向に変形して歪ゲージ１６がその圧力を受けて、布
１５の張力変化を検知する。また、布１５の他端側にも
前記同様の圧力検出手段があり、歪ゲージ１７がその圧
力を受けて布１５の張力を検知する。
【００１４】この張力センサ１６，１７からの張力検知
信号はプリアンプ１８，１９で増幅されて波形解析回路
からなる機械的稼動状態判断手段２０にてＡ／Ｄ変換部
２１，２２によりデジタル信号に変換された後に波形解
析が行われれ織機の機械的稼動状態が判断される。
信号はプリアンプ１８，１９で増幅されて波形解析回路
からなる機械的稼動状態判断手段２０にてＡ／Ｄ変換部
２１，２２によりデジタル信号に変換された後に波形解
析が行われれ織機の機械的稼動状態が判断される。
【００１５】張力センサ１６，１７にて検知される布１
５の織前に近い両端側部分の張力は、織機の緯打時に生
ずる機械振動、経糸１１の張力、緯糸１２の緯入れ状態
など によって変化する。そこで、波形解析回路２０は、
緯打時に生ずる機械的振動等により変化する張力センサ
１６，１７からの張力検知信号の波形を織機の動作に応
じて（主軸の回転角度に応じて）解析し、織機の機械的
稼動状態（機械段の異常、緯糸の緯入れ不良、機械振動
など）を判断する。織機の緯打時において、緯入が正確
に行われている等稼働状態が正常であれば、織前部の両
端に設けられた張力検知センサ１６，１７には同一振動
が発生し同一信号が検出されるので、波形解析回路２０
は、図９に示すように張力センサ１６，１７からの２つ
の張力検知信号をデジタル信号に変換して記憶手段に記
憶し、これらの記憶した２つの張力検知信号の波形を解
析する。また、図１０に示すように、例えば２つの張力
検知信号の波形を比較して両者が一致しない場合には不
良が発生したものと判定して機械を停止させ、その不良
の内容を表示手段に表示させる。
５の織前に近い両端側部分の張力は、織機の緯打時に生
ずる機械振動、経糸１１の張力、緯糸１２の緯入れ状態
など によって変化する。そこで、波形解析回路２０は、
緯打時に生ずる機械的振動等により変化する張力センサ
１６，１７からの張力検知信号の波形を織機の動作に応
じて（主軸の回転角度に応じて）解析し、織機の機械的
稼動状態（機械段の異常、緯糸の緯入れ不良、機械振動
など）を判断する。織機の緯打時において、緯入が正確
に行われている等稼働状態が正常であれば、織前部の両
端に設けられた張力検知センサ１６，１７には同一振動
が発生し同一信号が検出されるので、波形解析回路２０
は、図９に示すように張力センサ１６，１７からの２つ
の張力検知信号をデジタル信号に変換して記憶手段に記
憶し、これらの記憶した２つの張力検知信号の波形を解
析する。また、図１０に示すように、例えば２つの張力
検知信号の波形を比較して両者が一致しない場合には不
良が発生したものと判定して機械を停止させ、その不良
の内容を表示手段に表示させる。
【００１６】また、波形解析回路２０は、２つの張力検
知信号の波形が一致する場合には予め不揮発性メモリに
格納してあるアングル信号（織機の正常稼動時における
張力信号）を上記記憶手段に記憶した２つの張力検知信
号と比較して、両者が一致しない場合には不良が発生し
たものと判定して機械を停止させ、表示手段に表示させ
る。なお、図１０に示す張力検知信号の破線部分は異常
時の波形である。
知信号の波形が一致する場合には予め不揮発性メモリに
格納してあるアングル信号（織機の正常稼動時における
張力信号）を上記記憶手段に記憶した２つの張力検知信
号と比較して、両者が一致しない場合には不良が発生し
たものと判定して機械を停止させ、表示手段に表示させ
る。なお、図１０に示す張力検知信号の破線部分は異常
時の波形である。
【００１７】この第１実施例では、布１５の織前に近い
両端側部分の張力を張力センサ１６，１７により検知
し、波形解析回路２０により張力センサ１６，１７から
の張力検知信号の波形を織機の動作に応じて（主軸の回
転角度に応じて）解析して織機の機械的稼動状態を判断
するので、織機の異常を簡単に検知できて人手を削減す
ることができ、かつ、構成が簡単で安価に実現できる。
また、張力センサ１６，１７の出力信号波形から織機の
稼動状態における機械振動などを判断して織機の機械的
稼動状態を判断するので、部品の磨耗、駆動部の異常を
事前にチェックでき、機械のメンテナンスも効果的に行
うことができる。なお、テンプル２３には図４、図８に
示すようにテンプル２３の変形を大きくとったり、テン
プル２３の種々の変形を歪ゲージで検知したりするため
にテンプル２３の上面又は側面に溝２７，２７ａを形成
してもよい。
両端側部分の張力を張力センサ１６，１７により検知
し、波形解析回路２０により張力センサ１６，１７から
の張力検知信号の波形を織機の動作に応じて（主軸の回
転角度に応じて）解析して織機の機械的稼動状態を判断
するので、織機の異常を簡単に検知できて人手を削減す
ることができ、かつ、構成が簡単で安価に実現できる。
また、張力センサ１６，１７の出力信号波形から織機の
稼動状態における機械振動などを判断して織機の機械的
稼動状態を判断するので、部品の磨耗、駆動部の異常を
事前にチェックでき、機械のメンテナンスも効果的に行
うことができる。なお、テンプル２３には図４、図８に
示すようにテンプル２３の変形を大きくとったり、テン
プル２３の種々の変形を歪ゲージで検知したりするため
にテンプル２３の上面又は側面に溝２７，２７ａを形成
してもよい。
【００１８】図１１は本発明の第２実施例における一端
側テンプル２３付近を示す一部切欠側面図である。この
第２実施例は、上記第１実施例において、コマ２９の下
側に凹部を形成してそこに歪ゲージ１６を固着するよう
にしたものであり、上記第１実施例と同様に動作して同
様な効果が得られる。
側テンプル２３付近を示す一部切欠側面図である。この
第２実施例は、上記第１実施例において、コマ２９の下
側に凹部を形成してそこに歪ゲージ１６を固着するよう
にしたものであり、上記第１実施例と同様に動作して同
様な効果が得られる。
【００１９】図７は本発明の第３実施例における一端側
テンプル２３付近を示す側面図である。この第３実施例
は、上記第１実施例において、歪ゲージ１６をテンプル
２３の溝２７内に直接に固着するようにしたものであ
り、上記第１実施例と同様に動作して同様な効果が得ら
れる。
テンプル２３付近を示す側面図である。この第３実施例
は、上記第１実施例において、歪ゲージ１６をテンプル
２３の溝２７内に直接に固着するようにしたものであ
り、上記第１実施例と同様に動作して同様な効果が得ら
れる。
【００２０】図１２は本発明の第４実施例における一端
側テンプル２３付近を示す一部切欠側面図である。この
第４実施例は、上記第１実施例において、コマ２９の上
側に凹部を形成してそこに歪ゲージ１６を固着するよう
にしたものであり、上記第１実施例と同様に動作して同
様な効果が得られる。
側テンプル２３付近を示す一部切欠側面図である。この
第４実施例は、上記第１実施例において、コマ２９の上
側に凹部を形成してそこに歪ゲージ１６を固着するよう
にしたものであり、上記第１実施例と同様に動作して同
様な効果が得られる。
【００２１】なお、上記各実施例において、布１５の両
端側における２つのテンプル２３，２４は１つのテンプ
ルとしてもよく、また、張力センサ１６，１７をテンプ
ル２４側に設けるようにしてもよい。また、張力センサ
１６，１７はコマに設けなくてもよく、かつ、１つの張
力センサで布１５の織前側の適当な部分の張力を検知す
るようにしてもよい。また、張力センサ１６，１７が経
糸の張力を検知するようにしてもよい。
端側における２つのテンプル２３，２４は１つのテンプ
ルとしてもよく、また、張力センサ１６，１７をテンプ
ル２４側に設けるようにしてもよい。また、張力センサ
１６，１７はコマに設けなくてもよく、かつ、１つの張
力センサで布１５の織前側の適当な部分の張力を検知す
るようにしてもよい。また、張力センサ１６，１７が経
糸の張力を検知するようにしてもよい。
【００２２】
【発明の効果】以上のように請求項１記載の発明によれ
ば、所定の張力を有する経糸を交互に入れ替えて経糸の
開口部を繰り返して形成しながらこの経糸の開口部に緯
糸を緯入れして筬で打ち込むことにより布を織上げる織
機において、織機の織前部の両端に設けられたテンプル
内に備えられ、織布の両端部における張力変動により機
械的振動を検知する張力検知手段と、両張力検知手段か
ら出力される出力信号波形を比較する機械的稼動状態判
断手段を設け、両信号が一致しない場合は織機を停止さ
せるように構成したので、織機の緯入れ異常等の機械的
稼働状態を容易に検知でき、かつ、構成が簡単で安価に
実現できる。
ば、所定の張力を有する経糸を交互に入れ替えて経糸の
開口部を繰り返して形成しながらこの経糸の開口部に緯
糸を緯入れして筬で打ち込むことにより布を織上げる織
機において、織機の織前部の両端に設けられたテンプル
内に備えられ、織布の両端部における張力変動により機
械的振動を検知する張力検知手段と、両張力検知手段か
ら出力される出力信号波形を比較する機械的稼動状態判
断手段を設け、両信号が一致しない場合は織機を停止さ
せるように構成したので、織機の緯入れ異常等の機械的
稼働状態を容易に検知でき、かつ、構成が簡単で安価に
実現できる。
【００２３】請求項２記載の発明によれば、両張力検知
手段から出力される出力信号波形が一致する場合に、予
めメモリに格納している織機の正常稼動時における張力
信号と比較し、両者が一致しない場合は織機を停止させ
るように構成したので、部品の磨耗、駆動部の異常を事
前にチェックでき、機械のメンテナンスも効果的に行う
ことができる。
手段から出力される出力信号波形が一致する場合に、予
めメモリに格納している織機の正常稼動時における張力
信号と比較し、両者が一致しない場合は織機を停止させ
るように構成したので、部品の磨耗、駆動部の異常を事
前にチェックでき、機械のメンテナンスも効果的に行う
ことができる。
【図１】本発明の第１実施例を示すブロック図である。
【図２】同第１実施例を備えた織機の一例を示す平面図
である。
である。
【図３】同第１実施例の一端側テンプル付近を示す斜視
図である。
図である。
【図４】同一端側テンプル付近を示す一部切欠側面図で
ある。
ある。
【図５】同一端側テンプル付近を示す正面図である。
【図６】同一端側テンプル付近を示す平面図である。
【図７】本発明の第３実施例における一端側テンプル付
近を示す裏面図である。
近を示す裏面図である。
【図８】本発明の他の実施例におけるテンプルを示す側
面図である。
面図である。
【図９】上記実施例における波形解析回路の処理フロー
の一部を示すフローチャートである。
の一部を示すフローチャートである。
【図１０】上記実施例の信号波形を示すタイミングチャ
ートである。
ートである。
【図１１】本発明の第２実施例における一端側テンプル
付近を示す一部切欠側面図である。
付近を示す一部切欠側面図である。
【図１２】本発明の第４実施例における一端側テンプル
付近を示す一部切欠側面図である。
付近を示す一部切欠側面図である。
１１ 経糸 １５ 布 １６，１７ 張力センサ ２０ 波形解析回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) D03D 49/18 D03D 51/00 B65H 63/032 G07C 3/00 H04B 1/59
Claims (2)
- 【請求項１】所定の張力を有する経糸を交互に入れ替え
て経糸の開口部を繰り返して形成しながらこの経糸の開
口部に緯糸を緯入れして筬で打ち込むことにより布を織
上げる織機において、織機の織前部の両端に設けられた
テンプル内に備えられ、前記布の両端部における張力変
動による機械的振動を検知する張力検知手段と、両張力
検知手段から出力される出力信号波形を比較する機械的
稼動状態判断手段を設け、両信号が一致しない場合は織
機を停止させることを特徴とする織機の機械的稼動状態
監視装置。 - 【請求項２】請求項１記載の織機の機械的稼動状態監視
装置において、両張力検知手段から出力される出力信号
波形が一致する場合に、予めメモリに格納している織機
の正常稼動時における張力信号と比較し、両者が一致し
ない場合は織機を停止させることを特徴とする織機の機
械的稼動状態監視装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6271093A JP2784152B2 (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | 織機の機械的稼動状態監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6271093A JP2784152B2 (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | 織機の機械的稼動状態監視装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08134751A JPH08134751A (ja) | 1996-05-28 |
| JP2784152B2 true JP2784152B2 (ja) | 1998-08-06 |
Family
ID=17495265
Family Applications (1)
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| JP6271093A Expired - Fee Related JP2784152B2 (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | 織機の機械的稼動状態監視装置 |
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| JP (1) | JP2784152B2 (ja) |
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| CN113403731A (zh) * | 2021-06-29 | 2021-09-17 | 山东日发纺织机械有限公司 | 一种探纬装置及系统 |
Citations (2)
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| JPS62238846A (ja) * | 1986-04-08 | 1987-10-19 | 株式会社豊田自動織機製作所 | 織機における経糸送り出し異常検出方法 |
| JPH03161554A (ja) * | 1989-11-15 | 1991-07-11 | Nissan Motor Co Ltd | 流体噴射式織機の緯入れ監視装置 |
-
1994
- 1994-11-04 JP JP6271093A patent/JP2784152B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
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