JP5106972B2 - 織機の稼動情報表示方法 - Google Patents

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Description

本発明は、織機の停台情報から得られる稼動情報を製織パターンのステップ番号に関連付けてCRT等の表示装置に表示する方法に関する。
従来の織機の稼動情報表示方法として、稼働中に織機が停台すると、その停台時間、停台内容(停台原因)、および製織パターンのステップ番号を停台情報として記憶し、その停台情報を時系列順に停台履歴として一覧表示するものがある(特許文献1)。なお、製織パターン、ステップ番号、後述の製織サイクルの意味は、発明を実施するための最良の形態で記載してある。
特開2004−100061号公報
この特許文献1による表示方法では、時系列順に停台情報を表示するにすぎないため、停台回数の増加に伴って一覧表示される停台情報の数も増える。停台は、常時特定のステップ番号の製織サイクル(=製織ステップ)で発生するとは限らないので、停台情報が履歴として単に一覧表示されるものでは、その増加に伴い、作業者による製織ステップと停台の発生状況との関連の把握が難しくなる。即ち、特定の製織ステップで停台が頻発し、その発生時期が時系列的に分散した場合を想定すると、従来の方法は、同一のステップ番号が飛び飛びに表示されることになり、どの製織サイクルで何回停台したのかを把握し難い。
特定の製織ステップで停台が頻発していることを作業者が把握できれば、その製織ステップにおける製織動作、例えば綜絖枠の動作タイミング等に関する設定状態に問題があると作業者は判断できる。問題を早急に解消しないと、織機の稼働率の低下や織物の品質低下を招くことになる。
なお、他の従来の織機の稼動情報表示方法として、織機の停台に関するデータ(停台情報)を順次記憶し、表示要求の発生に伴い、その表示要求で指定された期間の開始時点から現時点までの停台情報を集計し、その集計結果を稼動情報として表示するものもある(特許文献2)。
特開平9−195145号公報
しかし、この特許文献2による表示方法では、単に停台回数を集計したり、あるいは停台原因別に停台回数を集計しているにすぎず、製織ステップとの関連で停台回数を把握することができないものとなっている。
本発明は上記実情を考慮して創作されたもので、その解決課題はどの製織ステップで停台が何回発生したかを迅速に把握できるようにすることである。
本発明は、ステップ番号を順番に振った複数の製織サイクルによって構成された製織パターンに従って製織関連要素を動作させて製織を行い、製織中における製織不良の発生に伴う停台毎にステップ番号を含む停台情報が記憶され、表示要求の発生に伴って設定された期間におけるその開始時点から現時点までの停台情報から集計される集計結果を稼動情報として表示装置に表示する織機を前提とする。
そして、本発明は、ステップ番号毎に停台回数を集計し、その停台回数の集計結果をステップ番号毎に表示装置に表示することを特徴とする。
集計結果はそのまま表示しても良いが、さらに加工してから表示しても良い。例えば、請求項2の発明は、集計結果を停台回数の多いステップ番号の順番に並べて表示装置に表示するものである。
停台情報はステップ番号だけで分類しても良いが、他の項目を追加して分類しても良い。例えば、請求項3の発明は、停台原因別に集計を行い、その集計結果をステップ番号毎に表示装置に表示するものである。
停台回数が集計される集計期間は、表示要求によって指定された期間の開始時点がその集計開始時点となるが、それ以外の開始時点からの集計結果が表示できるように、開始時点を任意に設定可能としても良い。例えば、請求項4の発明は、停台回数が集計される集計期間の開始時点を任意の時点で設定可能とし、指定された期間における前記任意の時点から現時点までの集計結果を表示装置に表示可能とする。そして、指定された期間の開始時点から前記任意の時点までの集計結果を、前記任意の時点から現時点までの集計結果と並べて表示装置に表示するものである。
集計結果は、単一の期間で集計されたもののみが表示されるものであっても良いが、選択可能な複数の期間の各々に応じて表示されるものであっても良い。例えば、請求項5の発明は、表示装置が期間の異なる複数の単位報を選択的に表示可能に構成され、表示要求で選択された単位報に応じた期間における集計結果を表示装置に表示するものである。
本発明によれば、どの製織ステップ(ステップ番号)で停台が何回発生しているかを表示装置の表示から容易に把握できるので、その製織ステップ中に行われる製織関連要素の調整作業に直ぐに着手でき、その結果、織機の稼働率の向上や織物の品質の向上を図ることができる。
請求項2の発明によれば、停台回数の多い順にステップ番号が表示されるため、停台回数の多い製織ステップをさらに容易に把握でき、調整作業を効率的に行うことができる。
請求項3の発明によれば、停台原因別に停台回数の多い製織ステップを把握できるので、停台原因に関係のある製織関連要素に着目して調整作業を行うことができる。
請求項4の発明によれば、任意の時点を境にしてその前後の集計結果を比較して把握できるので、調整作業が成功したか否かを容易に判断できる。
請求項5の発明によれば、所望の単位報の集計結果を把握できる。
この実施形態に用いる織機は、図1、図2に示すようにエアージェットである。織機の主軸1には、主軸1の回転角度(いわゆる、クランク角度)を検出して主制御装置3に対してクランク角度信号を出力するエンコーダ2を連結してある。クランク角度信号は、織機のタイミング信号の発生や所定のアクチュエータ駆動に使用する。
主制御装置3は、表示装置4との間でデータの授受を行う。また、主制御装置3は、図示の緯入れ装置や、他の図示しない駆動モータ、ブレーキ装置、開口装置、緯入れ装置、巻取り装置、及び経糸送出装置等の製織関連要素に対し駆動指令信号等を出力し、各製織関連要素に製織動作を実行させる。
図示の緯入れ装置について、給糸体5から引き出された緯糸6は、測長貯留装置7に一定量巻き付けられて貯留される。測長貯留装置7は、測長ドラム8、係止ピン9、及び係止ピン9の駆動用ソレノイド11で構成され、何れも主制御装置3で制御され、緯入れ時には設定されたクランク角度で係止ピン9が退避・進出し、測長ドラム8に予め巻き付けた緯糸6を1ピック分だけ解舒可能な状態とする。
緯糸6は、メインノズル12を経て図示しない経糸開口内に緯入れされ、筬13に対向させた状態で設けられたサブノズル14のエアーによって、補助されながら緯入れされる。メインノズル12と圧力源、並びにサブノズル14と圧力源の間に、電磁弁15が設けられる。
電磁弁15は、予め設定されたクランク角度に応じて主制御装置3から出力される駆動信号が入力され、開閉することによって各ノズル12,14から噴射するエアーのON/OFFを制御する。この結果、測長貯留装置7から解舒された緯糸6は、各ノズル12,14から噴射されるエアーにより経糸開口内に確実に緯入れされる。
筬13の反緯入れ側には、間隔をあけてH1、H2フィーラヘッド16,17が筬13に対向して設けられる。各フィーラヘッド16,17の出力はフィーラ18を介して主制御装置3に入力される。各フィーラヘッド16,17は、緯糸6の有無を検知するセンサであって、緯糸6を検知すると糸信号をフィーラ18に出力する。H1フィーラヘッド16は、緯入れ終了時に緯入れの成否を判別するために用いられる。H2フィーラヘッド17は、緯入れ中の緯糸切れの有無を判別するために用いられる。
H1、H2フィーラヘッド16,17の間にはキャッチコード19が挿通されている。キャッチコード19は、緯糸6の先端を把持するもので、経糸方向の基端側に図示しない張力付加手段とともに、糸切れセンサ21を設けてある。糸切れセンサ21は、糸切れ信号を主制御装置3に出力する。経糸切れ検出器(ドロッパ)22や耳組装置23の図示しない糸切れ検出器は、図示しない経糸や耳糸24の糸切れを検出して糸切れ信号を主制御装置3に出力する。
主制御装置3に接続された表示装置4は、CRTや液晶パネル等の表示部27、各種設定を行うためのキーボード等を含む設定部28、設定部28による設定内容に基づいて演算を行うと共に表示部27の表示内容を制御するCPU29、CPU29による演算結果等を記憶するメモリ31、及び図示しない時刻信号発生器を備えている。なお、表示装置4は、表示部27がタッチパネルを有し、タッチパネルで設定部28を構成するものとしても良い。また、主制御装置3には、織機の運転・停止・逆転・寸動等を指令する操作ボタン26が接続されている。
織機の運転中(製織中)において停台原因が発生すると、その発生箇所に対応するセンサがそれを検知して検知信号を出力する。この検知信号は、主制御装置3を経由して表示装置4のCPU29に入力される。CPU29は入力された検知信号に基づく停台情報をメモリ31に記憶させ、その記憶させた停台情報に基づいて織機の稼動情報を演算してメモリ31に記憶させると共に、表示要求に従って表示部27に表示する。
ここで、停台情報とは、稼動情報を求めるための基になる情報であって、例えば、停台発生時刻、停台原因等を含む。また、本発明の停台情報は、停台原因が発生したときのステップ番号を含む。因みに、停台原因は、一般的に緯止まりと経止まりに分けられる。緯止まりとしては、H1フィーラヘッド16で検知されるショートピックやベントピック等の緯入れミス(H1停止)や、H2フィーラヘッド17で検知される吹き切れやロングピック等の緯入れミス(H2停止)、あるいはメインノズル12の上流側で緯糸が切れる給糸切れ等が挙げられる。また、経止まりとしては、ドロッパ22で検知される地経糸切れや、糸切れセンサ21で検知されるキャッチコード切れ、あるいは耳組装置23の糸切れ検出器によって検出される耳糸切れが挙げられる。
また、稼動情報とは、停台情報に基づいて算出される各種の値であって、例えば、停台回数や停台時間を含む。因みに、図示の例では、停台回数として2種類の表示がなされている(図1)。具体的には、表示部27の表示画面の下段に表示されている停台原因毎に停台回数を集計したものと、表示画面の上段における符号27aで示す表示部分に表示されているように、本発明に基づいてステップ番号毎に停台回数を集計したものである。また、後者の表示部分27aに表示される内容としては、上部に停台原因として緯止まりを「ヨコ」、経止まりを「タテ」と表示し、「ヨコ」と「タテ」で左右に区画された各々表示領域の左側に製織パターンのステップ番号、右側に停台回数を表示し、指定された期間内における現時点までの停台回数の集計結果が表示されている。なお、一般的に稼動情報とは、上記のような停台情報に基づいて算出されるものに限らず、織機の稼働率や回転数、織上げ長等を含むものであり、本発明においても、稼動情報は、これらの他の情報を含むものであっても良い。
停台回数が集計される期間(集計期間)は、原則、過去の特定時点を始期(開始時点)とし、現時点を終期とした期間をいう。表示要求は、通常、現時点での織機の稼動情報を把握するための要求だからである。ただし、集計期間は、過去の特定の期間も含むことができる。即ち、表示要求が、上記のように現時点での織機の稼動情報を把握する場合に限らず、過去の特定の期間における織機の稼動情報を把握するための要求を含むものとすることができる。なお、上記の過去の特定の時点は、織機の稼動情報を把握するために表示が要求される予め設定された期間によって特定される時点である。
この織機の稼動情報を把握するために表示が要求される予め設定された期間とは、具体的には、作業単位(例えば3シフトであれば1日24時間を三分割した8時間ごと)、時間単位(例えば現時点から24時間前ごと)、日単位等で設定される期間である。そして、本発明では、各単位で表示される稼動情報を単位報と総称する。また、各単位報は、前から順番にシフト報、時間報、日報と呼び分けされるものとする。
さらに詳しく言えば、シフト報は、現在のシフトにおける織機の稼動情報である。また、時間報は、現時点から過去A時間(A=設定値)の間における織機の稼動情報であり、日報は、その日における織機の稼動情報である。そして、前述における過去の特定の時点は、これらの単位報の開始時点に相当する。なお、本発明が前提とする織機は、表示装置4がこれらの単位報の複数を表示可能に構成され、いずれかの単位報が選択的に表示されるものであっても良いし、表示装置4がいずれかの単位報のみを表示可能に構成されたものであっても良い。
また、製織パターンとは、織物組織の1リピートを形成するための各製織関連要素の動作態様を設定したものであって、各製織関連要素の各製織サイクル毎における動作態様が複数の製織サイクルに亘って設定されたものとして構成される。また、ここでいう製織サイクルとは、織機の主軸1が一回転する毎に繰り返される製織動作の1単位である。そして、製織パターンには、製織サイクル毎に、その実行順に昇順の番号が付与されており、これがステップ番号に相当する。
上記の製織パターンは、主制御装置3に接続された図示しない設定器によって主制御装置3に設定される。主制御装置3は、製織パターンのステップ番号の順番に従って各製織関連要素を動作させる。詳しくは、織機の運転が開始されると、主制御装置3はエンコーダ2からの出力を受けて主軸1の1回転を1回転毎にカウントする。そして、主制御装置3は、製織パターンにおけるカウント値に応じたステップ番号の製織サイクルに設定された動作態様に従って製織関連要素の作動を制御する。製織パターンで設定された製織サイクル(ステップ)の総数にカウント値が達すると、主制御装置3はカウント値をクリアし、一番目の製織サイクルの設定に従って製織関連要素を制御し、これを繰り返す。
上述した織機において、本発明による稼動情報の表示方法は以下の要領で実施される。
まず、織機運転中に停台原因が発生すると、それが対応のセンサによって検知され、そのセンサからの検知信号が主制御装置3に入力される。すると、主制御装置3は、織機運転信号をOFFとして織機を停止させる。また、センサからの検知信号は、主制御装置3を経由して表示装置4内のCPU29にも入力される。するとCPU29は、停台情報としてのステップ番号、停台原因(センサの種類)、単位報に関する情報(停台発生時刻及び日、シフト情報)等を主制御装置3および時刻発生器から読み込み、それらを関連付けてメモリ31に記憶させる。また、CPU29は、必要に応じ、検知信号の入力に基づいて停台時間の計測を開始する。
その後、作業者が停台原因を修復して織機の運転ボタンを押すか、もしくは図示しない自動補修装置によって停台原因が補修動作されてその完了信号が主制御装置3へ出力されると、主制御装置3は、織機運転信号をONとして織機の運転を再開させる。なお、前述の停台時間の計測は、織機運転信号がONとされると共に終了され、他の停台情報に関連付けてメモリ31に記憶される。
以後、織機の停台毎に上記動作が繰り返され、停台情報が時系列でメモリ31に蓄積され、データベースが構築される。停台情報の量がメモリ31に蓄積できる量を超えた場合、古いものから順に停台情報を消去する。
このような織機の運転過程において、作業者が、織機の稼動状態を把握すべく、所望の単位報(例えば、シフト報)を表示させるための操作を行うと、その単位報(シフト報)の表示を指令する表示指令がCPU29に入力される。この表示指令は、作業者が設定部28を操作することによってCPU29へ出力されるものとする。そして、この場合、この表示指令が本発明でいう表示要求となる。また、表示指令(表示要求)は、上記のように作業者の操作によって発生されるものに限らず、表示部27に特定の単位報が連続的に表示されている場合において、設定期間(例えば設定時間、設定ピック数等)毎に自動的に発生するものも含む。即ち、特定の単位報が連続的に表示される場合において、その表示内容が上記設定期間毎に自動更新されるものとすることができ、その場合、その更新を指令する信号が上記の表示指令(表示要求)となる。
次いで、CPU29は、上記の表示指令の発生に伴い、データベースに蓄積された停台情報の中から、単位報に関する情報に基づき、現在のシフト報における集計期間内のもの、即ち、現在のシフトの開始時点から現時点までの停台情報を抽出する。そして、CPU29は、抽出した停台情報から、まず停台原因がタテかヨコかを判別し、停台原因ごとに停台情報を分類する。次に、CPU29は、分類した同一の停台原因ごとの停台情報をステップ番号ごとに細分類し、細分類したステップ番号ごとの停台情報の数をそれぞれの停台回数として集計する。
次いで、CPU29は、上記で求められた停台回数の集計数と停台原因とを関連付けたレコードデータを、ステップ番号毎に作成し、そのステップ番号毎のレコードデータを集合した別のデータベースを新たに構築する。そして、CPU29は、その新たに構築した別のデータベースをメモリ31に記憶させると共に、停台回数の多い順に上位N番目(N=設定値/図示の例ではN=3)までの上記レコードデータを上記別のデータベースから抽出して集計結果とし、この集計結果を表示部27の表示部分27aにシフト報における稼動情報の一部として表示する。また、CPU29は、稼働率、停台時間等もそれぞれの算出方法により算出して、稼動情報の他の部分として表示する。
なお、表示部27に表示する稼動情報は、図示の例のようなシフト報に限らず、前述の時間報、日報など他の単位報とすることもできる。この場合、停台回数の集計が行われる集計期間の始期(開始時点)は、時間報の場合には現時点からA時間(A=設定値)前の時点となり、日報の場合にはその日の織機の運転が開始された時点(前日から織機が連続運転している場合にはその日の午前0時)となる。そして、CPU29は、他の単位報の稼動情報に必要な停台情報を単位報に関する情報に基づいて判別してデータベースから抽出する。
また、上述の稼動情報を表示するための単位報は、シフト報や時間報、日報に限らず、経糸ビーム毎、製織された織布の単位製織長毎、巻取りビーム毎(巻取りビームへの巻き取りが開始された時点から織布が切卸されるまでの期間毎)、或いは製織パターン毎(同じ製織パターンで製織が行われている期間毎)に関するものであっても良い。この場合は、停台情報に、経糸ビーム、巻取りビーム、或いは製織パターン等に関する情報を含めて、データベースを構築すれば良い。そして、これらの単位報のうちの少なくとも一つが、本発明でいう表示要求の発生に伴って指定された期間となる。
さらに、前述の例では、データベースを構築する際に、停台原因の発生した時系列の順番に停台情報を蓄積するものとしていたが、データベースの構築は、次の二つの例のように行っても良い。
第一例は、停台原因の発生ごとに、CPU29がステップ番号、停台原因、単位報に関する情報を一時的にメモリ31に記憶し、同一のステップ番号と停台原因を含む停台情報が、メモリ31の他の領域に記憶されたデータベースに既に登録されているか否か(新規か)を判別する。そして、新規な場合には、その停台情報をデータベースに新規に登録すると共に、そのカウント値を1とする。また、既に登録されている場合には、既に登録されている停台情報のカウント値を1増やす。そして、表示要求が発生すると、単位報に関する情報に基づいて要求に一致する停台情報をデータベースから抽出し、以後同様にして表示部27に集計結果を表示する。なお、この場合において、データベースは、一つにまとめたテーブルではなく、停台原因(タテとヨコ)ごとにテーブルを分けて構築しても良い。
第二例は、製織パターンの全てのステップ番号が登録された行列形式のテーブルでデータベースを構築するものである。この場合、行又は列の一方にステップ番号を割り当て、他方に停台原因をヨコとタテの二項目割り当て、停台原因の発生毎にテーブルの対応するセルのカウント値を1増やす。そして、表示要求が発生すると、同様の要領で、表示要求に対応するセルのカウント値に基づいて、表示部に集計結果を表示する。なお、集計期間をシフト報用の作業単位のみでなく、他の単位にも対応したものとして、データベースを構築しても良い。
また、表示部27に表示する集計結果は、図示の例のように停台原因別に集計したものに限らず、停台原因に関係なくステップ番号のみに基づいて集計したものであっても良い。逆に、表示部27に表示する集計結果は、停台原因をさらに細分類しても良い。例えば、ヨコ(緯止まり)をH1停止、H2停止、給糸切れ等に細分類しても良く、タテ(経止まり)を地経糸切れ、キャッチコード切れ、耳糸切れ等に細分類しても良い。
また、表示部27に表示する集計結果は、停台回数(合計回数)の多い順に表示するものに限らず、ステップ番号順に停台回数を一覧表として表示するものであっても良い。この場合、製織パターンの製織サイクルの総数が多いときには、同一画面上に表示しきれないこともあるので、一覧表に表示部27に表示する集計結果は、停台回数が設定回数以上のものだけを表示するものとしても良い。
さらに、前述の例では、停台回数が集計される集計期間について、その集計結果が表示される単位報の開始時点を始期とし、その始期から現時点(終期)までの集計期間における集計結果のみを表示するものとしたが、その他に織機運転中の任意の時点をそれまでの集計期間の終期とし、さらにその任意の時点をこれからの集計期間の始期として作業者が別途設定できるものとしても良い。この場合、表示装置4は任意の時点の前後の集計結果を並べて表示部27に表示し、比較できるものとすることが望ましい。この設定及び表示を行うために表示装置4は、専用の設定スイッチ、表示スイッチを設定部28に設け、並びに任意の時点前後の集計結果を記憶するメモリ領域を確保しておく。このような設定及び表示は以下の場合に利用される。
例えば、シフト報として稼動情報を表示させる場合についていうと、ある時点において、表示された集計結果から特定のステップ番号(製織サイクル)で極端に多く停台が発生していることが分かったとする。その場合、その製織サイクルでの製織関連要素の動作に異常があると判断されるため、作業者は、製織を中断して調整(設定変更)を行う必要がある。そこで、その調整によって異常状態が解消されたかどうかを容易に判別可能するために、作業者が次のことを行い、並びに作業者の操作を受けた表示装置4が次のように作動する。
作業者は、調整時点において専用の設定スイッチを押す。専用の設定スイッチの操作信号が入力されたCPU29は、現在のシフトの開始時点からそれまでの(現時点までの)集計結果を専用のメモリ領域に記憶し、現時点までの集計結果をリセットする。調整終了後、織機の運転再開に伴ってCPU29は集計を再開する。作業者が専用の表示スイッチを押すか、設定時間が経過すると、CPU29は、専用のメモリ領域に記憶された過去の集計結果を読み出して、現在と過去、即ち、調整作業前と調整作業後から現在までの集計結果を並べて表示部27に表示する。
この結果、作業者は、現在と過去の集計結果を表示部27で容易に比較でき、異常状態が解消されたか否かを容易に判別できる。なお、現在と過去の集計結果は、並べて表示するものに限らず、表示画面を切り換えることによって表示できるものであっても良い。
なお、本発明は、以上で説明した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱しない限りにおいて種々の変形が可能である。
織機の概略構造を示す説明図である。 織機の制御装置の説明図である。 表示装置の表示内容を示す説明図である。
符号の説明
1主軸、2エンコーダ、3主制御装置、4表示装置、5給糸体、6緯糸、
7測長貯留装置、8測長ドラム、9係止ピン、11駆動用ソレノイド、
12メインノズル、13筬、14サブノズル、15電磁弁、16H1フィーラヘッド、
17H2フィーラヘッド、18フィーラ、19キャッチコード、
21糸切れセンサ、22経糸切れ検出器、23耳組装置、24耳糸、26操作ボタン、
27表示部、27a表示部分、28設定部、29CPU、31メモリ

Claims (5)

  1. ステップ番号を順番に振った複数の製織サイクルによって構成された製織パターンに従って製織関連要素を動作させて製織を行い、製織中における製織不良の発生に伴う停台毎にステップ番号を含む停台情報を記憶し、表示要求の発生に伴って指定された期間におけるその開始時点から現時点までに記憶した停台情報から集計される集計結果を稼動情報として表示装置に表示する織機において、
    ステップ番号毎に停台回数を集計し、その停台回数の集計結果をステップ番号毎に表示装置に表示することを特徴とする織機の稼動情報表示方法。
  2. 集計結果を停台回数の多いステップ番号の順番に並べて表示装置に表示することを特徴とする請求項1記載の織機の稼動情報表示方法。
  3. 停台原因別に集計を行い、その集計結果をステップ番号毎に表示装置に表示することを特徴とする請求項1又は2記載の織機の稼動情報表示方法。
  4. 停台回数が集計される集計期間の開始時点を任意の時点で設定可能とし、指定された期間の開始時点から前記任意の時点までの集計結果を、前記任意の時点から現時点までの集計結果と並べて表示装置に表示することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の織機の稼動情報表示方法。
  5. 表示装置が期間の異なる複数の単位報を選択的に表示可能に構成され、表示要求で選択された単位報に応じた期間における集計結果を表示装置に表示することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の織機の稼動情報表示方法。
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